JP2004120264A - デジタルカメラ - Google Patents

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JP2004120264A
JP2004120264A JP2002280005A JP2002280005A JP2004120264A JP 2004120264 A JP2004120264 A JP 2004120264A JP 2002280005 A JP2002280005 A JP 2002280005A JP 2002280005 A JP2002280005 A JP 2002280005A JP 2004120264 A JP2004120264 A JP 2004120264A
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noise
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Yukihiro Kawada
河田 幸博
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】録音された音声データに含まれるノイズを低減させるものである。
【解決手段】ROM22には、カメラ本体から発生するノイズをサンプリングしたサンプルデータが記憶されている。マイクロホン7から録音された音声はA/D変換機28で音声データにデジタル変換され、RAM21に一時記憶される。RAM21内の音声データとROM22内のサンプルデータが比較器33に送られ比較される。音声データ内にサンプルデータと一致するデータが判別されると、この一致したサンプルデータを反転増幅器36で反転させ、音声データに合成してメモリーカード11に記録させる。
【選択図】    図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに関し、録音された音声データに含まれるノイズを低減させるものである。
【0002】
【従来の技術】
撮影画像をデジタルデータとして記録するデジタルカメラが知られている。このデジタルカメラは、近年急速に普及しており、小型化及び低価格化が進む一方、高機能化も進んでいる。普及型のデジタルカメラにも、AF機能、AE機能、ズーム機能などはもちろんのこと、音声とともに動画を記録する機能が設けられているものもある。
【0003】
音声の記録はカメラ本体に内蔵されたマイクによって行われる。しかし、カメラ本体にはフォーカスモータやズームモータなどが設けられており、録音中にこれらのモーターが回転すると、その回転音をノイズとして拾ってしまうことが問題となっている。
【0004】
従来技術のカメラ内蔵型VTRでは、撮影時に、記録対象となる音声を一定時間モニタした後、このモニタした音声からモータ音などのノイズ成分を判別し、このノイズ成分と逆位相の音声 (逆位相成分)を作り、この逆位相成分を内蔵スピーカーから発生させることでノイズがキャンセルされるようにしている(例えば、特許文献1参照)。このようにモニタした音声に基づいてノイズ成分を判別するため、撮影環境毎に異なるノイズ成分を正確に除去することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−30902号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のカメラ内蔵型VTRでは、モニタした音声からノイズ成分を抽出しているため、信号処理回路が複雑化するという問題がある。これは製造コストの増加の要因となるため、普及型のデジタルカメラには採用することができない。また、ノイズを抽出するために音声を一定時間モニタする必要があるため、モニタ中に撮影したいシーンを撮り逃してしまう恐れもある。デジタルカメラでは、記録メディアの容量制限もあって、カメラ内蔵型VTRと比較して動画の記録時間が短いので特に問題となる。
【0007】
本発明は、ノイズ抽出のためのモニタ時間がなく、かつ、ローコストで本体から発生するノイズを除去することができるデジタルカメラを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、画像撮影によって得られた画像データと、音声録音によって得られた音声データとを記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、カメラ本体から発生するノイズを予めサンプリングし、サンプルデータとして記憶する記憶手段と、サンプルデータと音声データを比較して、音声データ内にノイズが含まれているかどうかを判定する判定手段と、この判定手段によってノイズが含まれていると判定された場合に、音声データからノイズを除去するノイズ除去手段とを設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1および図2に示すように、デジタルカメラ2のカメラ本体3には、レンズ鏡胴4、光学ファインダ5、ストロボ発光部6、マイクロホン7、グリップ部8、モードダイヤル9、レリーズスイッチ10が設けられている。カメラ本体3の側面には、メモリカード11が差し込まれるカードスロット12と動画撮影時に録音された音声を再生するスピーカー13が設けられ、背面にはLCD14(カラー液晶モニタ)と、ズームスイッチ15や十字キーなど各種の機能ボタンで構成される操作部16が設けられている。
【0010】
モードダイヤル9は回動自在に操作でき、オート撮影モード、マニュアル撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のモード選択ができる。通常の静止画の撮影にはオート撮影モード、マニュアル撮影モードが選択される。動画撮影モードでは、動画の撮影とともに音声の録音もマイクロホン7によって行われる。再生モードでは撮影された静止画像及び動画像はLCD14に再生され、録音された音声はスピーカー13から放声される。
【0011】
図3は、本発明を備えたデジタルカメラの構成を示す。このデジタルカメラは撮像部20、表示部(LED)14、RAM21、ROM22、デジタルカメラの各部を制御しているCPU23、メディアコントローラ24、メモリカード11などで構成されている。ユーザーの撮影操作によってレリーズスイッチ10やズームスイッチ15が操作されるとCPU23に信号が送られ、フォーカス用モーターやズーミング用モーター(図示せず)などが制御されて撮影が行われる。
【0012】
ROM22には、カメラの各部を制御する制御プログラムや設定情報が格納されている他、録音した音声データのノイズを除去するためのサンプルデータが記憶されている。このサンプルデータは、撮影操作時にカメラ本体3から発生する各種のノイズを予めサンプリングしたものである。
【0013】
図4に示すように、撮影時にカメラ本体3から発生するノイズとしては、レリーズSW、ズームSWの操作音、フォーカシングやズーミング時のモータの回転音などがある。製造メーカーは予めこれらのノイズをマイクロホン27で採取する。この採取されたノイズは個々にA/D変換器28によりデジタルデータに変換される。このサンプルデータが記録装置29により、カメラ内のROM22に記憶される。例えば、波形Aはズームスイッチ15が押された時のノイズ波形であり、波形Bは、ズーミング用モーターが回転するときに周期的に発生するノイズ波形である。
【0014】
ノイズのサンプリングは、デジタルカメラの機種によって発生するノイズが異なるので機種ごとに行われる。もちろん、同一機種であっても固体別にサンプリングを行ってもよい。
【0015】
RAM21は、CPU23が制御プログラムを実行する際の作業用メモリとして用いられるとともに、撮影された画像データ (静止画及び動画)を一時的に記憶する。RAM21に記憶された画像データは、各種の画像処理が施されるとともに、音声データに対してはノイズ除去処理が施される。処理済みのデータは、圧縮された後、メディアコントローラ24によりメモリーカード11に記録される。デジタルカメラ本体3には、LCDからなる表示部14が設けられている。再生モードでは、メモリーカード11から画像データが読み出され、図示しないビデオエンコーダによってアナログのコンポジット信号に変換されて表示部14に再生表示される。他方、音声データはD/A変換器25によってアナログ信号に変換されてスピーカー13から放声される。
【0016】
マイクロホン27で録音された音声データは、例えば、図5(A)に示すような音声波形を持つ。
【0017】
この音声波形には、ズームスイッチ15の操作によるノイズとズーム用モータの周期ノイズが重畳されている。時間T1からT2の間ではズームスイッチ15が押されたことによるノイズが発生しており、時間T3からT4の間はズーム用モータが作動し周期的にノイズが発生している。
【0018】
CPU23内には補正部23aが設けられている。この補正部23aは、RAM21に記録された音声データのノイズを除去する。図6に示すように、補正部23aは、比較器33、合成部35、増幅器34、反転増幅器36からなる。
【0019】
比較器33は、録音された音声データとサンプルデータとを比較して、音声データにノイズが含まれているかどうかを判定する。増幅器34は、ROM22から読み出されたサンプルデータを増幅して比較器33へ送る。反転増幅器36は、ROM22から読み出されたサンプルデータを反転させて合成部35に送る。合成部35は、比較器33が音声データにノイズが含まれていると判定した場合に、反転されたサンプルデータと、音声データのノイズ部分とを合成する。この合成により、音声データの波形が、図5(A)に示す波形から、図5 (B)に示す波形に変換されて、ノイズが除去される。このノイズ除去処理が施された音声データがメモリーカード11に記録される。
【0020】
以下、上記構成による作用について説明する。動画の撮影が行われると画像とともに音声が記録される。ズーム操作やレリーズ操作が行われると、録音される音声データにノイズが混入する。この音声データは画像とともにRAM21に一時的に記憶される。
【0021】
この音声データとROM22に記憶されているサンプルデータが補正部23a内の比較器33にロードされ、音声データとサンプルデータの比較が行われる。音声データ内にサンプルデータと一致するデータが含まれていることが比較器33で判定されると、合成部35はそのノイズ部分と反転増幅器36によって反転されたサンプルデータとを合成する。これにより、ノイズが除去される。ノイズ除去済みの音声と動画とが動画ファイルとしてメモリーカードに記録される。
【0022】
なお、ROM22には、予め記憶させるサンプルデータの他に、反転させたサンプルデータを記憶させておいてもよい。
【0023】
以上、図示した実施形態に従って説明してきたが、本発明はデジタルカメラに限るものではなく、デジタルビデオカメラ、カメラ一体型VTRやVCRなどに使用してもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、カメラ本体から発生するノイズを予めサンプリングし、カメラ本体内のROMにサンプルデータとして記憶させ、録音した音声データとサンプルデータとを比較、判定し、サンプルデータと一致するデータが音声データに含まれていたときには、一致したサンプルデータを反転させ音声データに合成させることで、ノイズ除去を行いノイズのない音声データをメモリーカードに記録することができる。
【0025】
ノイズを抽出するモニタをしないので、撮影シーンを取りのがすことはない。また、予めノイズをサンプリングしておくから複雑な信号処理回路が不要となりローコスト化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの正面の外観斜視図である。
【図2】デジタルカメラの背面の外観斜視図である。
【図3】デジタルカメラの構成を示すブロック図である。
【図4】ノイズ源のサンプリングを行う説明図である。
【図5】音声及びノイズの波形図である。
【図6】ノイズキャンセルを行う論理ブロック図である。
【符号の説明】
2 デジタルカメラ
7 マイクロホン
9 モードダイヤル
10 レリーズスイッチ
11 メモリーカード
13 スピーカー
15 ズームスイッチ
21 RAM
22 ROM
23 CPU
33 比較器
36 反転増幅器

Claims (1)

  1. 画像撮影機能とともに音声録音機能を備え、画像撮影によって得られた画像データと、音声録音によって得られた音声データとを記録媒体に記録するデジタルカメラにおいて、
    カメラ本体から発生するノイズを予めサンプリングし、サンプルデータとして記憶する記憶手段と、前記サンプルデータと前記音声データを比較して、前記音声データ内に前記ノイズが含まれているかどうかを判定する判定手段と、この判定手段によって前記ノイズが含まれていると判定された場合に、前記音声データから前記ノイズを除去するノイズ除去手段とを設けたことを特徴とするデジタルカメラ。
JP2002280005A 2002-09-25 2002-09-25 デジタルカメラ Pending JP2004120264A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006216188A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Canon Inc 電子機器及びその制御方法
JP2006222578A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Victor Co Of Japan Ltd 画像撮影装置
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JP2012156625A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Nec Saitama Ltd 携帯端末、ノイズ除去処理方法

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