JP2004120173A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】管理パーソナルコンピュータ12から送信され、当該管理パーソナルコンピュータの操作により変更可能な周辺の地図情報としての各棟の位置情報の表示画面を、棟用集合玄関機10a、10b、10cおよび集中集合玄関機11のうち、少なくとも集中集合玄関機のタッチパネル付表示部32に待受画面として表示させる。この後、タッチパネル付表示部に表示された各棟の位置情報のうち選択した訪問先の棟の位置情報をタッチ操作すると、管理パーソナルコンピュータから送信される呼出操作画面に移行され、所定のタッチ操作による呼出操作を行うことにより、訪問先の居住者が入居している集合住宅居室内に設置された1つの住宅情報盤を呼び出すことができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は集合住宅インターホンシステムに係り、特に、複数の棟により構成される集合住宅において、選択した棟内の居住者を呼び出して通話を行うことができる集合住宅インターホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の集合住宅インターホンシステムとして、図5の構成図に示す集合住宅インターホンシステムが提案されている。
【0003】
従来例の集合住宅インターホンシステムにおいて、集合住宅の共用部の集合玄関である集中集合玄関には、集合住宅を構成する複数の棟、ここでは、居住者の生活棟とされるA棟、B棟、C棟のうち、来訪者が訪問先の居住者が入居している棟を選択するための棟選択ボタン、ここでは、A棟、B棟、C棟をそれぞれ選択するための棟選択ボタン110a、110b、110cおよび当該棟選択ボタンの操作を検出するための検出部111を有する棟選択検出器101と、棟選択検出器101の検出部111に接続されており、来訪者による具体的な呼出操作および通話が行われる集中集合玄関機102と、棟選択検出器101の棟選択ボタン110a、110b、110cの操作により選択された棟の位置および現在地を分かり易く記載した周辺地図の表示板103とが設置されている。
【0004】
このような従来例の集合住宅インターホンシステムにおいて、周辺地図の表示板103に記載されている訪問先の棟の位置および現在地、ここでは、A棟の位置および現在地である集中集合玄関を確認した来訪者は、棟選択検出器101の棟選択ボタン110a、110b、110cのうち、訪問先のA棟を選択するための棟選択ボタン110aを操作する。この操作を検出した棟選択検出器101の検出部111は、A棟が選択された旨の選択情報を集中集合玄関機102にて表示させる。また、集中集合玄関機102に表示された選択情報を確認した来訪者は、訪問先の集合住宅居室に予め割り当てられている部屋番号を入力した後、呼出ボタンを操作するような呼出操作を行うことにより、訪問先の集合住宅居室内に設置された住宅情報盤(図示せず)に呼び出しをかけることができる(例えば、非特許文献1参照)。
【0005】
【非特許文献1】アイホン 2001/2002年版 総合カタログ 300〜301頁
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例の集合住宅インターホンシステムにおいて、来訪者が訪問先の棟の位置および現在地を確認するためには、周辺地図の表示板103を集中集合玄関や各棟(A棟、B棟、C棟)に設置する必要があり、周辺環境の名称を修正したり現在地を書き直したりする場合には、全ての周辺地図の表示板103について個別に修正/書き直さなければならず煩雑さを有していた。
【0007】
また、従来例の集合住宅インターホンシステムでは、訪問先の棟の位置および現在地の確認と棟の選択操作とが一画面で確認/操作できないことにより、選択操作に不慣れな来訪者にとっては使い勝手が損なわれていた。
【0008】
本発明は、上述の難点を解消するためになされたもので、訪問先の棟の位置および現在地の確認と棟の選択操作とを一画面で確認/操作させ、棟選択の操作案内を必要とする来訪者の使い勝手の向上を図るとともに、周辺環境の名称の修正や現在地を書き直したりする場合の利便性を向上させた集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明の集合住宅インターホンシステムは、棟内の集合住宅居室内にそれぞれ設置され来訪者との間で通話を行うための通話部を有する複数の住宅情報盤と、各棟の棟用集合玄関に設置され、棟内の居住者を呼び出して通話を行うための複数の棟用集合玄関機と、集中集合玄関に設置され、全棟の居住者を呼び出して通話を行うための集中集合玄関機と、住宅情報盤、棟用集合玄関機および集中集合玄関機と幹線を介して接続され、住宅情報盤、棟用集合玄関機および集中集合玄関機を制御するための集中制御機とを有する。棟用集合玄関機および集中集合玄関機のうち、少なくとも集中集合玄関機にはタッチパネル付表示部を備えている。棟用集合玄関機および集中集合玄関機のうち、少なくとも集中集合玄関機のタッチパネル付表示部に表示される表示画面を送信するための管理パーソナルコンピュータを有する。集中集合玄関機のタッチパネル付表示部の表示画面には、管理パーソナルコンピュータから送信される周辺の地図情報としての各棟の位置情報が表示され、表示画面に表示された各棟の位置情報のうち、1つの棟の位置情報をタッチ操作すると呼出操作画面に移行し、呼出操作画面を所定のタッチ操作により1つの住宅情報盤を呼び出すことで、選択された棟情報を含む呼出信号を集中制御機に伝送するためのCPUを備えている。
【0010】
このような集合住宅インターホンシステムによれば、管理パーソナルコンピュータから送信される周辺の地図情報としての各棟の位置情報および呼出操作画面のうち、周辺の地図情報としての各棟の位置情報の表示画面を、棟用集合玄関機および集中集合玄関機のうち、少なくとも集中集合玄関機のタッチパネル付表示部に待受画面として表示させることにより、来訪者は、呼出操作を行う前に訪問先の棟の位置を確認できる。この後、タッチパネル付表示部に表示された各棟の位置情報のうち選択した訪問先の棟の位置情報をタッチ操作すると呼出操作画面に移行され、所定のタッチ操作による呼出操作を行うことにより、訪問先の居住者が入居している集合住宅居室内に設置された1つの住宅情報盤を呼び出すことができる。
【0011】
また、本発明の集合住宅インターホンシステムにおいて、集中集合玄関機のタッチパネル付表示部に表示される周辺の地図情報としての各棟の位置情報は、管理パーソナルコンピュータの操作により変更可能である。
【0012】
このような集合住宅インターホンシステムによれば、管理パーソナルコンピュータの操作により、集中集合玄関機のタッチパネル付表示部に表示される周辺の地図情報としての各棟の位置情報(の表示画面)を容易に変更できる。
【0013】
また、本発明の集合住宅インターホンシステムにおいて、集中集合玄関機は、集中集合玄関機のタッチパネル付表示部に表示される周辺の地図情報としての各棟の位置情報に、集中集合玄関機の設置場所を表示可能とするIDを設定可能な設定部を有する。
【0014】
このような集合住宅インターホンシステムによれば、集中集合玄関機のタッチパネル付表示部に待受画面として表示される周辺の地図情報としての各棟の位置情報の表示画面に、現在地である当該集中集合玄関機の設置場所を付加して表示させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の集合住宅インターホンシステムを適用した好ましい形態の実施例について、図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムを示す全体構成図である。
【0017】
図1の全体構成図に示す集合住宅インターホンシステムは、集合住宅を構成する複数の棟、ここでは、居住者の生活棟とされるA棟、B棟、C棟の3棟のうち、A棟、B棟、C棟の集合住宅居室内にそれぞれ設置されており、来訪者からの呼び出しが報知され、これを確認した居住者が呼出元の来訪者との間で通話を行うための複数の住宅情報盤、ここでは、A棟の集合住宅居室内にそれぞれ設置される住宅情報盤1a、2a、・・・、B棟の集合住宅居室内にそれぞれ設置される住宅情報盤1b、2b、・・・、C棟の集合住宅居室内にそれぞれ設置される住宅情報盤1c、2c、・・・と、各棟(A棟、B棟、C棟)の集合玄関である棟用集合玄関にそれぞれ設置されており、棟用集合玄関先に居る来訪者が訪問先である自棟内、または他棟内の居住者を呼び出して通話を行うための複数の棟用集合玄関機、ここでは、A棟の棟用集合玄関に設置される棟用集合玄関機10a、B棟の棟用集合玄関に設置される棟用集合玄関機10b、C棟の棟用集合玄関に設置される棟用集合玄関機10cと、集合住宅の共用部の集合玄関である集中集合玄関に設置されており、集中集合玄関先に居る来訪者が訪問先である全棟(A棟、B棟、C棟)の居住者を呼び出して通話を行うための集中集合玄関機11と、通常、集合住宅の共用部に設置されており、棟用集合玄関機10a、10b、10cおよび集中集合玄関機11のうち、少なくとも集中集合玄関機11にて表示させる表示画面を管理するための管理パーソナルコンピュータ12と、通常、集合住宅の共用部に設置されており、幹線L1、L2を介してそれぞれバス接続された住宅情報盤1a、2a、・・・、1b、2b、・・・、1c、2c、・・・、棟用集合玄関機10a、10b、10cおよび集中集合玄関機11(の各機器)を制御するとともに、接続線L3を介して接続された管理パーソナルコンピュータ12を制御するための集中制御機13とを有する。
【0018】
また、図1の全体構成図において、住宅情報盤1a、2a、・・・、1b、2b、・・・、1c、2c、・・・はそれぞれ同様な構成であり、自棟の棟用集合玄関先、または集中集合玄関先を含む他棟の棟用集合玄関先に居る来訪者からの呼び出しが報知される呼出報知部20と、この呼び出しを確認した居住者が呼出元の来訪者との間で通話を行うための通話部21とが備えられている。なお、各住宅情報盤1a、2a、・・・、1b、2b、・・・、1c、2c、・・・に備えられた機能を具現化するための回路構成の図示/説明は省略する。
【0019】
さらに、図1の全体構成図において、棟用集合玄関機10a、10b、10cはそれぞれ同様な構成であり、棟用集合玄関先に居る来訪者が自棟内の居住者、または他棟内の居住者を選局呼び出しするための呼出機能、来訪者が呼出相手先の居住者との間で通話を行うための通話機能が備えられている。なお、各棟用集合玄関機10a、10b、10cに備えられた機能を具現化するための回路構成の図示/説明は省略する。
【0020】
図2は、集中集合玄関機11の具体的な構成を示すブロック図である。
【0021】
図2のブロック図に示す集中集合玄関機11は、当該集中集合玄関機の構成各部/回路を制御するためのCPU30と、幹線L2を介してバス接続された棟用集合玄関機10a、10b、10cおよび集中制御機13とCPU30との間で送受信される諸データの伝送路を形成するための通信部31と、管理パーソナルコンピュータ12から送信される周辺の位置情報としての各棟(A棟、B棟、C棟)の位置情報の表示画面、または来訪者による選局呼出操作が可能な呼出操作画面が表示されるLCD等の表示部32aおよび当該表示部の画面表示を各棟の位置情報の表示画面から呼出操作画面に移行させるため、来訪者によりタッチ操作されるタッチパネル32bが一体的に構成されたタッチパネル付表示部32と、タッチパネル付表示部32のタッチパネル32bのタッチ操作された部位の座標(X軸、Y軸)を検出するための操作検出回路33と、操作検出回路33からの座標情報を検出したCPU30により制御され、タッチパネル付表示部32の表示部32aの表示画面を移行させるための表示回路34と、タッチパネル付表示部32のタッチパネル32bのタッチ操作により選択された座標に該当する棟の位置情報と後述する設定部36によりキー入力されるIDに起因した現在地情報が予め記憶されている記憶部35と、当該システムの施工時等に操作され、タッチパネル付表示部32の表示部32aに表示される周辺の地図情報としての各棟の位置情報に、当該集中集合玄関機の設置場所である集中集合玄関の位置情報を表示可能とするIDを設定可能な設定部36と、来訪者が呼出相手先の居住者との間で通話を行うための通話部37とが備えられている。
【0022】
また、図1の全体構成図において、管理パーソナルコンピュータ12は、集中集合玄関機11のタッチパネル付表示部32の表示部32aに表示される表示画面である周辺の地図情報としての各棟(A棟、B棟、C棟)の位置情報および呼出操作画面が予め記憶されているとともに、上述の位置情報を変更させるための変更機能が備えられている。
【0023】
このように構成された本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。
【0024】
図1の全体構成図に示す管理パーソナルコンピュータ12は、同図および図2のブロック図に示す集中集合玄関機11のタッチパネル付表示部32の表示部32aに表示させる表示画面として、図3(a)の画面構成図に示す周辺の地図情報としての各棟(A棟、B棟、C棟)の位置情報の表示画面P1を含む情報信号S1と、図4(a)の画面構成図に示す全棟の居住者を呼び出すための呼出操作画面P2を含む情報信号S2とを接続線L3に(定期的に)出力しており、これら情報信号S1、S2には、集中集合玄関機11を選局するための選局アドレスが付加されている。また、管理パーソナルコンピュータ12からの情報信号S1、S2は、接続線L3、集中制御機13、幹線L1を介して棟用集合玄関機10a、10b、10cと、接続線L3、集中制御機13、幹線L1、図2のブロック図に示す集中集合玄関機11の通信部31を介してCPU30とにそれぞれ伝送される。ここで、管理パーソナルコンピュータ12からの情報信号S1、S2がそれぞれ入力された棟用集合玄関機10a、10b、10cおよび集中集合玄関機11のCPU30は、当該情報信号に付加されている選局アドレスと自端末に予め割り当てられているアドレスとを照合し、一致した場合にのみ当該情報信号に含まれている表示画面P1、P2を所定の記憶機能に記憶させる。ここでは、集中集合玄関機11のCPU30のみ当該アドレスが一致することにより、情報信号S1、S2に含まれている表示画面P1、P2が記憶機能をなす記憶部35に記憶される。
【0025】
また、図2のブロック図において、集中集合玄関機11のCPU30は、図3(a)の画面構成図に示す周辺の地図情報としての各棟(A棟、B棟、C棟)の位置情報の表示画面P1とともに、設定部36にて予めキー入力されたIDに起因した現在地情報、すなわち、当該集中集合玄関機の設置場所である集中集合玄関の位置情報を記憶部35から読み出し、読み出された表示画面P1に現在地情報を付加して表示回路34に出力する。これを検出した集中集合玄関機11の表示回路34は、周辺の地図情報としての各棟の位置情報P1に現在地である集中集合玄関の位置情報を付加させた図3(b)の画面構成図に示す表示画面P1aを同図および図1の全体構成図に示すタッチパネル付表示部32の表示部32aに待受画面として表示させることにより、来訪者は、呼出操作を行う前に訪問先の棟の位置と現在地とを併せて確認できる。なお、集中集合玄関機11のタッチパネル付表示部32の表示部32aに表示される表示画面P1aには、図3(b)の画面構成図に示すように、訪問先の棟の選択を促す旨のメッセージも表示される。
【0026】
ここで、集中集合玄関先に居る来訪者が、複数の棟(A棟、B棟、C棟)のうち、訪問先の居住者が入居している棟、ここでは、図1の全体構成図に示すA棟で住宅情報盤1aが集中住宅居室内に設置されている居住者を呼び出すにあたり、図1の全体構成図および図2のブロック図に示す集中集合玄関機11のタッチパネル付表示部32の表示部32aに表示されている図3(b)の画面構成図に示す表示画面P1aをもとに訪問先のA棟の位置と現在地とを確認した後、タッチパネル付表示部32のタッチパネル32bをタッチ操作して訪問先のA棟の位置情報を選択すると、タッチ操作された座標(X座標、Y座標)を検出した操作検出回路33からの座標情報がCPU30に出力される。また、集中集合玄関機11のCPU30は、操作検出回路33からの座標情報と記憶部35に予め保存されている棟の位置情報とを照合し、一致が検出されたA棟の選択結果メッセージを記憶部35から読み出した図4(a)の画面構成図に示す呼出操作画面P2に付加して表示回路34に出力する。これを検出した集中集合玄関機11の表示回路34は、タッチパネル付表示部32の表示部32aを制御し、図3(b)の画面構成図に示す周辺の地図情報としての各棟の位置情報P1に現在地である集中集合玄関の位置情報を付加させた表示画面P1aから図4(b)の画面構成図に示すA棟の選択結果メッセージが付加された呼出操作画面P2aに移行させる。
【0027】
図1の全体構成図および図2のブロック図において、集中集合玄関機11のタッチパネル付表示部32の表示部32aに表示されている図4(b)の画面構成図に示す呼出操作画面P2aを確認した集中集合玄関先に居る来訪者が、訪問先の居住者が入居している集合住宅居室内に設置された住宅情報盤1aに予め割り当てられている部屋番号をタッチパネル32bの該当部をタッチ操作して入力すると、タッチ操作された座標(X座標、Y座標)を検出した操作検出回路33からの座標情報がCPU30に出力される。また、集中集合玄関機11のCPU30は、操作検出回路33からの座標情報より住宅情報盤1aに予め割り当てられている部屋番号を検出し、この部屋番号とA棟の選択情報、設定部36にて予めキー入力され記憶部35に記憶されていたID、すなわち、当該集合玄関機からの呼び出しを示すIDとを含む呼出信号S10を通信部31に出力する。この呼出信号S10は、通信部31、幹線L1を介して棟用集合玄関機10a、10b、10cと集中制御機13とにそれぞれ伝送される。ここで、集中集合玄関機11からの呼出信号S10が入力された棟用集合玄関機10a、10b、10cおよび集中制御機13のうち、棟用集合玄関機10a、10b、10cは、当該呼出信号に付加されている選局アドレスと自端末に予め割り当てられているアドレスとを照合し、一致した場合にのみ当該呼出信号を有効であると判断する。また、集合制御機13は、集中集合玄関機11からの呼出信号S10を、幹線L2を介して(全ての)住宅情報盤1a、2a、・・・、1b、2b、・・・、1c、2c、・・・にそれぞれ出力する。
【0028】
また、図1の全体構成図において、集中制御機13からの呼出信号S10が入力された住宅情報盤1a、2a、・・・、1b、2b、・・・、1c、2c、・・・は、当該呼出信号に付加されている部屋番号および棟情報と自端末に予め割り当てられている部屋番号および棟情報とを照合し、一致した場合にのみ呼出報知部20にて呼出音の鳴動や呼び出しの表示を行い、集中集合玄関先に居る来訪者からの呼び出しを居住者に報知する。ここでは、住宅情報盤1aのみ当該部屋番号および棟情報が一致することにより、上述の呼出報知が行われ、これを確認した居住者が呼出応答すると、住宅情報盤1aの通話部21と、幹線L2、集中制御機13、幹線L1、図2のブロック図に示す集中集合玄関機11の通信部31、CPU30を介して通話部37との間の通話路が形成され、形成された通話路を介して音声信号を送受信させることにより来訪者と居住者との間で通話が行われる。
【0029】
また、図1の全体構成図および図2のブロック図において、集中集合玄関機11のタッチパネル付表示部32の表示部32aに表示される周辺の地図情報としての各棟の位置情報の表示画面P1、すなわち、記憶部35に記憶される図3(a)の画面構成図に示す表示画面P1は、管理パーソナルコンピュータ12の操作により適宜、変更できることにより、周辺環境の名称の修正や現在地の書き直しが容易となる。
【0030】
なお、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムによれば、管理パーソナルコンピュータ12から送信される周辺の地図情報としての各棟の位置情報の表示画面P1(P1a)および呼出操作画面P2(P2a)を表示させる機器を、各棟(A棟、B棟、C棟)の棟用集合玄関に設置される棟用集合玄関機10a、10b、10cおよび集中集合玄関に設置される集中集合玄関機11のうち、集中集合玄関機11にて表示させるべく構成部としてCPU30、通信部31、タッチパネル付表示部32、操作検出回路33、表示回路34、記憶部35、設定部36、通話部37を当該集中集合玄関機に備えたが、この集中集合玄関機11と同様に棟用集合玄関機10a、10b、10cをそれぞれ構成することにより、訪問先の棟の位置および現在地の確認と棟の選択操作とが棟用集合玄関機10a、10b、10cのタッチパネル付表示部32の一画面で確認/操作でき、棟選択の操作案内を必要とする来訪者の使い勝手が向上される。また、集中集合玄関機11と同様な構成の棟用集合玄関機10a、10b、10cを適用するにあたり、当該棟用集合玄関機の記憶部35に記憶される表示画面P1は、管理パーソナルコンピュータ12の操作により適宜、変更できることにより、周辺環境の名称の修正や現在地の書き直しが容易となる。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の集合住宅インターホンシステムによれば、集合玄関先(棟用集合玄関先、集中集合玄関先)に居る来訪者が、訪問先の棟の位置および現在地の確認と棟の選択操作とを、集合玄関機(棟用集合玄関機、集中集合玄関機)のタッチパネル付表示部の一画面で確認/操作できることより、棟選択の操作案内を必要とする来訪者の使い勝手が向上する。
【0032】
また、集合玄関機(棟用集合玄関機、集中集合玄関機)のタッチパネル付表示部に表示される周辺の地図情報としての各棟の位置情報の表示画面は、当該表示画面の送信元である管理パーソナルコンピュータの操作により適宜、変更できることにより、周辺環境の名称の修正や現在地の書き直しが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムを示す全体構成図である。
【図2】図2は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて集中集合玄関機の具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】図3(a)は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて管理パーソナルコンピュータから送信される周辺の地図情報としての各棟の位置情報の表示画面を示す画面構成図である。図3(b)は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて管理パーソナルコンピュータから送信される周辺の地図情報としての各棟の位置情報に現在地情報を付加した表示画面を示す画面構成図である。
【図4】図4(a)は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて管理パーソナルコンピュータから送信される呼出操作画面を示す画面構成図である。図4(b)は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて管理パーソナルコンピュータから送信される呼出操作画面に棟の選択結果メッセージを付加した呼出操作画面を示す画面構成図である。
【図5】図5は、従来例の集合住宅インターホンシステムを示す構成図である。
【符号の説明】
1a、2a、・・・、1b、2b、・・・、1c、2c、・・・ ・・・・・複数の住宅情報盤
10a、10b、10c・・・・・複数の棟用集合玄関機
11・・・・・集中集合玄関機
12・・・・・管理パーソナルコンピュータ
13・・・・・集中制御機
21・・・・・通話部
30・・・・・CPU
32・・・・・タッチパネル付表示部
36・・・・・設定部
P1・・・・・周辺の地図情報としての各棟の位置情報の表示画面
P2・・・・・呼出操作画面
S10・・・・・呼出信号
L1、L2・・・・・幹線
Claims (3)
- 各棟の集合住宅居室内にそれぞれ設置され来訪者との間で通話を行うための通話部(21)を有する複数の住宅情報盤(1a、2a、・・・、1b、2b、・・・、1c、2c、・・・)と、前記各棟の棟用集合玄関に設置され、棟内の居住者を呼び出して通話を行うための複数の棟用集合玄関機(10a、10b、10c)と、集中集合玄関に設置され、全棟の居住者を呼び出して通話を行うための集中集合玄関機(11)と、前記住宅情報盤、前記棟用集合玄関機および前記集中集合玄関機と幹線(L1、L2)を介して接続され、前記住宅情報盤、前記棟用集合玄関機および前記集中集合玄関機を制御するための集中制御機(13)とを有し、前記棟用集合玄関機および前記集中集合玄関機のうち、少なくとも前記集中集合玄関機にはタッチパネル付表示部(32)を備え、
前記棟用集合玄関機および前記集中集合玄関機のうち、少なくとも前記集中集合玄関機のタッチパネル付表示部に表示される表示画面(P1、P2)を送信するための管理パーソナルコンピュータ(12)を有し、
前記集中集合玄関機のタッチパネル付表示部の表示画面には、前記管理パーソナルコンピュータから送信される周辺の地図情報としての各棟の位置情報(P1)が表示され、前記表示画面に表示された各棟の位置情報のうち、1つの棟の位置情報をタッチ操作すると呼出操作画面(P2)に移行され、前記呼出操作画面を所定のタッチ操作により1つの住宅情報盤を呼び出すことで、選択された棟情報を含む呼出信号(S10)を前記集中制御機に伝送するためのCPU(30)を備えたことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記集中集合玄関機のタッチパネル付表示部に表示される前記周辺の地図情報としての各棟の位置情報は、前記管理パーソナルコンピュータの操作により変更可能であることを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記集中集合玄関機は、前記集中集合玄関機のタッチパネル付表示部に表示される前記周辺の地図情報としての各棟の位置情報に、前記集中集合玄関機の設置場所を表示可能とするIDを設定可能な設定部(36)を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の集合住宅インターホンシステム。
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