JP2004118788A - 作業進捗管理方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】システム104の作業予定登録実行部123は、クライアント102からの作業予定データ113を作業予定情報データベース109に登録するとともに、スケジュール情報データベース107に登録する。予約・進捗情報登録実行部117は、作業予定の進捗情報112をスケジュール情報データベース107に設定する。作業遅延判断部118は、この進捗情報に基づいて作業予定が遅延しているか否か判定する。遅延の場合には、作業予定登録実行部123は、調整パターン作成部119が作成した調整パターンに基づいてデータベース109上の作業予定情報を更新するとともにデータベース107上の作業予定を更新する。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、企業・団体における開発プロジェクトの作業進捗管理技術に係わり、特に個人スケジュールを管理するスケジュール管理システムと連動して作業進捗管理を行う作業進捗管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプロジェクトの進捗管理を行うシステムは、プロジェクトのスケジュールは個人スケジュールとは別に管理されていることが多い。プロジェクト進捗状況をリアルタイムに把握するものとして、例えば特開2001−14157号公報(特許文献1)に記載されているソフトウェア進捗管理システムがある。このシステムでは各作業者が成果物の格納場所を登録し、その成果物の出来高を自動的に収集することによって、プロジェクト管理者が自動的に進捗を管理する。すなわちソフトウェア開発プロジェクトの進捗をリアルタイムで把握するために各作業の最後に提出される成果物で進捗を判断する手法を取っている。
【特許文献1】
特開2001−14157号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の方法では、プロジェクト管理者が作業予定期間内の日々の作業進捗状況を把握するためには、作業者がその作業進捗状況を毎日プロジェクト管理者に報告する必要がある。また作業者の将来の作業期間内に休日や出張など1日単位の個人スケジュールが入った場合、その予定も逐次プロジェクト管理者に報告しなければ将来予想される作業遅延を早い段階で把握するのは不可能である。つまり従来の作業進捗管理方法では、プロジェクト管理者は作業遅延の現状と将来の個人予定から将来の作業遅延日数を予想することに手間がかかっていた。
【0004】
また一方で作業の進捗に遅れが生じると判断された場合、プロジェクト管理者は、作業者の現在の進捗状況と今後の予定を確認し、最終納期などを考慮しながらどの作業なら作業日数を削減できるか判断し、作業予定を組み直し、新しい作業予定をプロジェクト管理システムで更新し、作業者に対して予定が変更されたことをなんらかの形で通知する、という手続きを進捗が遅れると判断されるたびに作業者の人数分だけ行う必要がある。このような作業予定の再調整を支援するシステムはなかった。
【0005】
本発明の目的は、これらの問題点を改善するものであり、作業の遅延を早い段階で把握可能とするとともに、プロジェクト管理者が日程再調整作業を効率よく行えるよう支援することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、作業者の個人予定を日単位で設定するためのスケジュール情報データベースを備えるスケジュール管理システムと、作業区分ごとに作業者の識別子と作業開始日を含む作業予定情報を設定するための作業予定情報データベースを備えるプロジェクト管理システムとの連動による作業進捗管理方法であって、作業予定情報を作業予定情報データベースに登録するとともに、これを日単位の作業予定に展開してスケジュール情報データベースに登録し、作業者からの作業予定についての進捗状況を示す情報を受け取ってスケジュール情報データベースに設定し、この進捗状況に基づいて作業予定に遅延が発生しているか否かを判定し、遅延が発生している場合には将来の個人予定に基づいて作業区分ごとに調整日数を設定する少なくとも1つの調整パターンを作成し、選択された調整パターンに基づいて作業予定情報データベース上の該当する作業予定情報を更新するとともに更新後の作業予定情報を日単位の作業予定に展開してスケジュール情報データベース上の該当する作業予定を更新する作業進捗管理を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
【0008】
図1は、本発明の実施例を示すシステムの構成図である。本システムは、スケジュール管理システム103とプロジェクト管理システム104で構成される。101は作業者のクライアント、102はプロジェクト管理者のクライアントである。ここでクライアントはクライアント計算機を意味する。またスケジュール管理システム103及びプロジェクト管理システム104は、1台又は複数台のサーバ計算機上に展開される。クライアント101は、スケジュール管理システム103に予約する予約データ111の作成及び送信と、登録されている作業予定に対して完了もしくは未着手などの進捗情報112の回答の作成及び送信を行う。クライアント102は、作業予定データ113の作成及び送信と、スケジュール管理システム103から送られる調整パターンデータ114の選択回答を行う。
【0009】
スケジュール管理システム103は、作業調整パターン通知処理部105、各作業者個人のスケジュールを格納するスケジュール情報データベース107及び見直された作業予定の調整パターンを格納する調整パターンデータベース108から成る。作業調整パターン通知処理部105は、予約受信部115、進捗情報受信部116、予約・進捗情報登録実行部117、作業遅延判断部118、調整パターン作成部119及び調整パターン通知部120から成る。
【0010】
プロジェクト管理システム104は、作業予定登録処理部106、プロジェクト内の作業名、作業者、作業日数、作業開始日、作業順、納期、作業の優先順位を格納する作業予定情報データベース109、および各作業者に対しどのように作業の優先順位を割当てるのかという規則を格納する優先順位割当て規則データベース110から成る。この規則はプロジェクト管理者が各作業者のスキルや経験等を考慮してあらかじめ作業者ごとに優先順位の割当てルールを登録しておくものである。作業予定登録処理部106は、作業予定受信部121、メール通達部122、作業予定登録実行部123、優先順位割当て実行部124から成る。上記のデータベースは、すべて記憶装置上に設けられる。
【0011】
図2は、クライアント101から送信される予約データ111のデータ構成例を示す図である。予約データ111は、作業者の個人予定を予約するためのスケジュールデータである。各レコードは、日付201、予約時間202、用件203などで構成され、作業者の個人識別コードに対応付けてスケジュール情報データベース107に格納される。本実施例では、予約された日は作業に当てない日とみなされる。
【0012】
図3は、クライアント101から送信される進捗情報112のデータ構成例を示す図である。各レコードは、日付301、予約時間302、用件303、メモ304、回答305などで構成される。回答305は、進捗状況を示す情報であり、完了、未着手等の区分を設定する。進捗情報112は、スケジュール情報データベース107から取得された作業予定情報を含む。
【0013】
図4は、スケジュール情報データベース107のデータ構成例を示す図である。スケジュール情報データベース107は、個人別のスケジュール情報に区分されている。個人スケジュール情報の各レコードは、日付401、予約時間402、用件403、メモ404、回答405などで構成され、日単位で個人の予定またはその個人に関する作業予定が格納される。個人予定には予約時間402に開始時刻と終了時刻が格納され、作業予定には格納されない。同一作業区分に属する作業については、その作業開始日から作業終了日まで用件403に同一作業名が格納される。
【0014】
図5は、調整パターンデータベース108のデータ構成例を示す図である。各レコードは、パターンID501、作業名502及び調整日数503から構成される。同一の作業区分グループには一般に複数の調整パターンが設定され得る。この例ではP001で識別される調整パターンとP002で識別される調整パターンは、同一の作業区分グループに関するパターンである。この例では、作業の優先順位は作業3、作業2、作業1の順に高いものとし、3日の遅延日数を吸収するための2つの調整パターンを例示している。この例によると、優先順位の低い作業ほど多くの日数を削減するように調整される。
【0015】
図6は、作業予定情報データベース109のデータ構成例を示す図である。各作業予定情報レコードは、作業ID601、作業名602、作業者603、作業日数604、作業開始日605、作業順606、納期607及び優先順位608で構成される。各レコードの作業名602、作業者603、作業日数604、作業開始日605、作業順606及び納期607は、プロジェクト管理者が入力した作業予定データ113である。この例では、作業1〜3および作業4〜7は、各々作業区分グループを構成する作業区分であり、納期607は、その作業区分グループについての最終納期である。優先順位608は、作業区分グループを構成する各作業区分の優先順位を示しており、優先順位割当て規則に従って割り当てられる。例えば納期607に近い時期の作業区分ほど優先順位を高くするという規則ならば、納期607と作業順606を考慮して、納期607に近い作業ほど高い優先順位を割り当てる。図6の例では優先順位が高い作業区分から順に番号を振っており、1が最も高い優先順位を表す。作業予定情報は、プロジェクト管理者によって選択された調整パターンデータ114に基づいて更新される。
【0016】
図7は、優先順位割当て規則データベース110のデータ構成例を示す図である。各ルールは、ルールID701、作業者702およびルール内容703で構成される。ルールは、プロジェクト管理者によってユーザごとにあらかじめ設定され登録されたものである。例えばドキュメント作成に時間がかかる作業者に対してはドキュメント作成作業を最高優先順位にしておくと、作業予定調整時にドキュメント作成作業の作業日数が優先的に確保された調整パターン108が作成される。作業予定情報データベース109の優先順位608は、該当する作業者についてのルールに基づいて決定される。
【0017】
まずプロジェクトの作業予定を登録する処理の概略について説明する。作業予定受信部121は、クライアント102を介してプロジェクト管理者が作成した作業予定データ113を受信する。次に作業予定登録実行部123は、受信した作業予定データを作業予定情報データベース109に登録するとともに、該当作業者についてスケジュール管理システム103のスケジュール情報データベース107にも登録する。また優先順位割当て実行部124は、優先順位割当て規則データベース110のルールをもとに各作業に優先順位を割り当て、該当する作業予定情報レコードに優先順位を登録する。
【0018】
プロジェクトの作業予定登録が完了すると、作業者は、登録するための予約データ111を作成し、もしくは登録されている作業予定に対して完了もしくは未着手などの進捗情報112の回答を作成してスケジュール管理システム103へ送信する。予約受信部115は、予約データ111を受信し、進捗情報受信部116では進捗情報112を受信する。次に予約・進捗情報登録実行部117は、スケジュール情報データベース107に受信した予約データ111もしくは進捗情報112を登録する。
【0019】
作業遅延判断部118は、スケジュール情報データベース107の作業進捗の回答状況および将来の作業予定期間内に予約された個人予定から作業が遅れそうかどうかを判断する。作業が遅れると判断された場合、調整パターン作成部119は、該当する作業予定情報レコードから優先順位を取得し、作業予定を見直して変更可能な調整パターンを作成し、調整パターンデータベース108に登録する。調整パターン通知部120は、作成された少なくとも1つの調整パターンをクライアント102を介してプロジェクト管理者に通知する。
【0020】
プロジェクト管理者は、スケジュール管理システム103から作成された調整パターンデータ114を得る。プロジェクト管理者は、作業予定の見直しをする際、作業者のスケジュール情報データベース107内の個人予定情報を確認する必要なく、現状で最も適当な調整パターンを選択するだけで良い。すなわち調整パターンには作業者の個人予定が反映されている。作業予定受信部121は、選択された調整パターンを受信し、作業予定登録実行部123は、この調整パターンに基づいて作業予定情報データベース109の該当する作業予定情報を更新する。またスケジュール管理システム103のスケジュール情報データベース107内の当該作業者のスケジュール情報も更新する。優先順位割当て実行部124は、優先順位割当て規則データベース110のルールをもとに当該作業予定情報に再び優先順位を割り当てる。メール通達部122は、修正された作業予定を作業者に配信する。
【0021】
以下、上記処理の詳細処理手順についてフローチャートを用いて説明する。
【0022】
まずクライアント101を介して作業者が予約データ111又は進捗情報112をスケジュール情報データベース107に登録する処理手順について図8のフローチャートを用いて説明する。スケジュール管理システム103は、クライアント101から送られた予約データ111又は進捗情報112を受信する(ステップ801)。受信したデータが予約データ111か進捗情報112かを判断し、それぞれ予約受信部115か進捗情報受信部116に振り分ける(ステップ802)。予約受信部115は予約データ111の整合性チェックを行い(ステップ803)、進捗情報受信部116は進捗情報112の整合性チェックを行う(ステップ804)。整合性チェックとは、日付の規則、企業・団体の勤休規則に照らしてデータが妥当か否かのチェックである。予約進捗情報登録実行部117は、予約データ111又は進捗情報112によってスケジュール情報データベース107に登録又は該当するレコードの更新を行う(ステップ805)。予約データ111の場合には新規データであれば登録、既登録であれば更新となる。進捗情報112の場合には該当するレコードの回答405の更新となる。
【0023】
次に作業者のデータ登録を受けて作業遅延を判断し、作業予定の調整パターンをプロジェクト管理者に通知する処理の流れについて図9のフローチャートを用いて説明する。クライアント102を介してプロジェクト管理者から作業状況確認の要求を受け取ると、スケジュール管理システム103は、スケジュール情報107を検索して指定された作業者のスケジュール情報を取得する(ステップ901)。作業遅延判断部118は、作業の遅れがあるか否かを判断するために次の処理を行う。まず取得したスケジュール内において、未来の作業予定内で休日や出張などの1日以上の個人スケジュールが予約されているために作業終了日までに作業が行えない日を検索する(ステップ902)。次に過去のスケジュール情報の回答405を参照して進捗の遅れている日を検索する(ステップ903)。例えば作業開始日が過ぎていて「未着手」が設定されている作業開始日のレコードがあれば、その日付401から遅延日数を計算できる。また作業開始日は完了しているが、日付が過ぎて「未着手」のレコードがあれば、その日付401から遅延日数を計算できる。
【0024】
次にこれらの2つの検索により検出された日数の合計を遅延日数として取得する(ステップ904)。すなわち遅延日数合計は、将来の個人予定による日数と作業遅れによる日数の合計である。プロジェクト管理者は、遅延日数が遅延何日以上であれば遅れると判断するかのしきい値をあらかじめファイル等に設定しておく。しきい値は、プロジェクトごと、作業区分グループごとあるいは作業者ごとに設定することができる。例えば1〜2日程度の遅延日数なら調整しない場合もあり得る。作業遅延判断部118は、設定されたしきい値と遅延日数との比較により作業に今後遅れが生じるか否かを判断する(ステップ905)。作業に遅れが生じると判断した場合、調整パターン作成部119は、プロジェクト管理システム104より作業予定情報データベース109の作業予定情報を取得する(ステップ906)。作業に遅れは生じないと判断された場合、調整パターン通知部120は、調整パターンを作成せず(ステップ907)、プロジェクト管理者に遅延無しの回答を送信する。
【0025】
調整パターン作成部119は、調整パターンを作成するために次の処理を行う。作業予定情報データベース109から該当する作業予定情報の優先順位608を取得し、将来の作業区分で優先順位の低い作業区分から多くの遅延日数分を削減するような調整パターンをいくつか作成する(ステップ908)。調整パターンは、作業の優先順位に従って遅延日数を各作業区分に分配可能な仕方の数だけ作成される。これにより、例えば図5に示すような調整パターンが作成される。調整パターン作成部119は、作成した調整パターンをスケジュール管理システム103の調整パターンデータベース108に登録する(ステップ909)。
【0026】
調整パターン通知部120は、調整パターンデータベース108の調整パターン情報を取得し(ステップ910)、クライアント102を介してプロジェクト管理者に通知する(ステップ911)。このとき単に調整パターンデータベース108の調整パターンを通知するのではなく、後述するように実際の作業開始日や納期の入った線表上で調整パターンを表現するように表示すると見易い。
【0027】
次にプロジェクト管理システム104において作業予定情報データベース109を登録・更新するプログラムの処理手順について図10のフローチャートを用いて説明する。プロジェクト管理システム104は、クライアント102を介してプロジェクト管理者から作業予定データ113又は調整パターンデータ114を受信する(ステップ1001)。受信したデータが作業予定データ113か調整パターンデータ114かを判断する(ステップ1002)。受信したデータが調整パターン114の場合、作業予定受信部121は、この調整パターン114について整合性のチェックを行う(ステップ1003)。受信したデータが作業予定データ113の場合、作業予定受信部121は、この作業予定データ113について整合性のチェックを行う(ステップ1004)。作業予定登録実行部123は、作業予定データ113又は調整パターンデータ114により作業予定情報データベース109の登録・更新処理を行う(ステップ1005)。
【0028】
作業予定データ113の場合、新規データであれば作業ID601を付加して登録する。更新データであれば既登録レコードを更新する。調整パターンデータ114の場合、指定された作業名502をもつレコードの作業日数604を調整日数503だけ削減し、次の作業順のレコードの作業開始日605をその調整日数503の絶対値だけ遅延させるように該当するレコードを更新する。
【0029】
次に作業予定登録実行部123は、ネットワークを介してスケジュール管理システム103にアクセスし、スケジュール情報データベース107の登録・更新を行う(ステップ1006)。作業予定データ113の場合、新規データであれば、作業開始日605を日付401とするレコードを先頭レコードとして作業日数604分の個人スケジュール・レコードを展開し、各レコードの用件403に作業名602を設定し、メモ404に作業開始日、作業終了日などその日付についての特記事項を記述し、個人スケジュール情報に追加する。調整パターンデータ114の場合、作業日数604と作業開始日605が更新された作業の作業名を用件403とする個人スケジュール・レコードをすべて削除し、更新された作業日数604及び作業開始日605に基づいて個人スケジュール・レコードを再生成し、個人スケジュール情報に追加する。このとき出張、休日など個人予定の入っている日付には作業予定レコードを設定しないよう回避する。なお個人スケジュール・レコードを日付401でソートし、日付の順に並ぶようにする。
【0030】
ここで調整パターン114によって作業予定情報データベース109が更新された場合、メール通達部122は、新しい作業予定を作業者全員のクライアントにメールで配信する(ステップ1007)。また優先順位割当て実行部124は、ステップ1005で登録・更新のあった作業予定情報レコードから作業者603を取得する(ステップ1008)。次に優先順位割当て規則データベース110から該当する作業者702の優先順位割当てルールを取得する(ステップ1009)。次にそのルールのルール内容703に従って該当する作業予定情報レコードに優先順位を割り当てる(ステップ1010)。図7の例の場合、作業者U001の優先順位割当て規則のルール内容703は「納期に近い作業ほど高優先順位とする」であるので、該当する作業予定情報レコードの作業順606、納期607より最終納期に近い作業ほど高い優先順位を割当てる。次に優先順位割当て実行部124は、該当する作業予定情報レコードの優先順位608に割り当てた優先順位を設定する(ステップ1011)。
【0031】
図11は、クライアント102を介してプロジェクト管理者が複数の調整パターンから1つを選択する際の画面表示の一例である。図11の1101は作業者が誰で、作業遅延日数が何日になるかを表す。図11の1102は調整を行う前の従来の作業予定を表す。作業予定は線のスケジュールで表現され、作業開始日と作業名、作業日数なども表示される。システム日付により“当日”を明確に示すことで、過去と未来の作業予定全体が一目で分かるようにする。また納期も明示する。作業予定の線には過去の未着手の回答状況や未来の作業期間内に予約された作業者(U001)の個人予定も示す。調整パターンは「従来作業予定」の下に同様の形式で表示される。これによりプロジェクト管理者(U002)が従来作業予定と容易に比較しながら適切な調整パターンを選択できる。調整パターンは一般に複数表示され、優先順位の低い作業から中心に変更した調整パターンを上から表示する。つまり優先順位によって、プロジェクト管理者(U002)が作業予定を見直す場合に、調整するであろうと予想される調整パターンが上から順に表示される。これにより、プロジェクト管理者(U002)は調整パターンをより選択しやすくなる。
【0032】
図11の例で説明すると、当初の作業予定に対し、作業2で「未着手」により1日遅れが発生し、また作業3で1日、作業4で2日の個人予定が入ったために合計4日の作業遅延が生じている。調整パターン1は、作業1〜5の各々について0,−1,−2,−1,0の調整日数を設けるパターンである。また調整パターン2は、作業1〜5の各々について0,−1,−1,−1,−1の調整日数を設けるパターンである。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、プロジェクト管理者は作業者の進捗をリアルタイムに把握できるという効果がある。また作業遅延が予想され作業予定の修正を効率よく行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のシステム構成を示す図である。
【図2】予約データのデータ構成例を示す図である。
【図3】進捗情報のデータ構成例を示す図である。
【図4】スケジュール情報データベースのデータ構成例を示す図である。
【図5】調整パターンデータベースのデータ構成例を示す図である。
【図6】作業予定情報データベースのデータ構成例を示す図である。
【図7】優先順位割当て規則データベースのデータ構成例を示す図である。
【図8】実施例のスケジュール情報登録・更新の処理フローを示す図である。
【図9】実施例の作業遅延の判断ならびに調整パターンを作成する処理フローを示す図である。
【図10】実施例の作業予定情報登録・更新の処理フローを示す図である。
【図11】プロジェクト管理者に表示される調整パターンの例を示す図である。
【符号の説明】
101、102:クライアント、103:スケジュール管理システム、104:プロジェクト管理システム、107:スケジュール情報データベース、108:調整パターンデータベース、109:作業予定情報データベース、110:優先順位割当て規則データベース、117:予約・進捗情報実行部、118:作業遅延判断部、119:調整パターン作成部、120:調整パターン通知部、123:作業予定登録実行部、124:優先順位割当て実行部
Claims (5)
- 作業者の個人予定を日単位で設定するためのスケジュール情報データベースを備えるスケジュール管理システムと、作業区分ごとに作業者の識別子と作業開始日を含む作業予定情報を設定するための作業予定情報データベースを備えるプロジェクト管理システムとの連動による作業進捗管理方法であって、
前記作業予定情報を前記作業予定情報データベースに登録するとともに前記作業予定情報を日単位の作業予定に展開して前記スケジュール情報データベースに登録し、前記作業者からの前記作業予定についての進捗状況を示す情報を受け取って前記スケジュール情報データベースに設定し、前記進捗状況に基づいて前記作業予定に遅延が発生しているか否かを判定し、遅延が発生している場合には将来の前記個人予定に基づいて前記作業区分ごとに調整日数を設定する少なくとも1つの調整パターンを作成し、選択された前記調整パターンに基づいて前記作業予定情報データベース上の該当する前記作業予定情報を更新するとともに更新後の作業予定情報を日単位の作業予定に展開して前記スケジュール情報データベース上の該当する前記作業予定を更新することを特徴とする作業進捗管理方法。 - 作業者の計算機から受け取った前記作業者についての日単位の個人予定をスケジュール情報データベースに登録し、プロジェクト管理者の計算機から受け取った作業区分ごとに作業者の識別子と作業開始日を含む作業予定情報を作業予定情報データベースに登録するとともに、前記作業予定情報を日単位の作業予定に展開して前記スケジュール情報データベースに登録し、
前記作業者から受け取った前記作業予定についての進捗状況を示す情報を前記スケジュール情報データベースに設定し、前記進捗状況に基づいて前記作業予定に遅延が発生しているか否かを判定し、遅延が発生している場合には将来の前記個人予定の日数と作業遅れによる日数の合計を前記作業区分ごとの調整日数に分配するように設定する少なくとも1つの調整パターンを作成し、前記プロジェクト管理者によって選択された前記調整パターンに基づいて前記作業予定情報データベース上の該当する前記作業予定情報を更新するとともに更新後の作業予定情報を日単位の作業予定に展開して前記スケジュール情報データベース上の該当する前記作業予定を更新することを特徴とする作業進捗管理方法。 - 複数の前記作業区分について作業区分間の優先順位を設定し、前記優先順位に基づいて前記調整パターンの前記調整日数を設定することを特徴とする請求項2記載の作業進捗管理方法。
- 作業者の個人予定を日単位で設定するためのスケジュール情報データベースを備えるスケジュール管理システムと、作業区分ごとに作業者の識別子と作業開始日を含む作業予定情報を設定するための作業予定情報データベースを備えるプロジェクト管理システムとの連動による作業進捗管理のためのシステムであって、前記作業予定情報を前記作業予定情報データベースに登録するとともに前記作業予定情報を日単位の作業予定に展開して前記スケジュール情報データベースに登録する手段と、前記作業者からの前記作業予定についての進捗状況を示す情報を受け取って前記スケジュール情報データベースに設定する手段と、前記進捗状況に基づいて前記作業予定に遅延が発生しているか否かを判定する手段と、遅延が発生している場合には将来の前記個人予定に基づいて前記作業区分ごとに調整日数を設定する少なくとも1つの調整パターンを作成する手段と、選択された前記調整パターンに基づいて前記作業予定情報データベース上の該当する前記作業予定情報を更新するとともに更新後の作業予定情報を日単位の作業予定に展開して前記スケジュール情報データベース上の該当する前記作業予定を更新する手段とを有することを特徴とする作業進捗管理システム。
- 作業者についての日単位の個人予定を設定するスケジュール情報データベースと、作業区分ごとに作業者の識別子と作業開始日を含む作業予定情報を設定する作業予定情報データベースと、前記作業予定情報を前記作業予定情報データベースに登録するとともに前記作業予定情報を日単位の作業予定に展開して前記スケジュール情報データベースに登録する手段と、前記作業者から受け取った前記作業予定についての進捗状況を示す情報を前記スケジュール情報データベースに設定する手段と、前記進捗状況に基づいて前記作業予定に遅延が発生しているか否かを判定する手段と、遅延が発生している場合には将来の前記個人予定の日数と作業遅れによる日数の合計を前記作業区分ごとの調整日数に分配するように設定する少なくとも1つの調整パターンを作成する手段と、前記プロジェクト管理者によって選択された前記調整パターンに基づいて前記作業予定情報データベース上の該当する前記作業予定情報を更新するとともに更新後の作業予定情報を日単位の作業予定に展開して前記スケジュール情報データベース上の該当する前記作業予定を更新する手段とを有することを特徴とする作業進捗管理システム。
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