JP2004117830A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スクロールスイッチ21〜28が操作されたときに道路地図をスクロールして表示するとともに、スクロールスイッチ21〜28の操作の終了後も、道路地図のスクロールを継続させ、かつそのスクロールが徐々に停止するように道路地図を表示する。これにより、道路地図の視点位置にあたかも慣性モーメントが作用したかのような道路地図表示を行なうことが可能となる。この結果、道路地図をスクロールして表示する際に、現実感、臨場感に溢れた道路地図表示を行なうことができる。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のナビゲーション装置には、例えば特許文献1に記載されるように建物の形等を実際の景観に近づけた3次元道路地図や、衛星写真や航空写真を用いた道路地図を表示するものがある。このような道路地図表示により、ユーザーは、現在位置や、目的地までの経路を一層確認しやすくなったり、普段見ることのない上空からの景観を楽しむことができる。
【0003】
【特許文献1】特開2001−27533号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、従来のナビゲーション装置において、道路地図がユーザーの操作によってスクロールされる場合、そのスクロール処理は、ユーザーが指示した方向へ地図の中心位置が移動し、かつユーザーによるスクロール操作が終了した時点で、道路地図のスクロールも即座に停止するものであった。すなわち、従来のナビゲーション装置のスクロール処理は、基本的に、ユーザーのスクロール操作量に比例した距離だけ、地図の中心位置が上下左右方向等へ移動するだけのものにすぎない。このため、従来のナビゲーションにおいては、スクロール操作時の地図表示が臨場感に欠けるという欠点があった。
【0005】
特に、上述したように実際の景観をリアルに再現した3次元表示や、衛星写真、航空写真などの画像データを用いた道路地図表示を行なった場合、従来のような臨場感に欠けるスクロール処理では、表示地図の精巧さやリアルさを十分に活かしきれていなかった。
【0006】
本発明は、かかる従来の問題点を鑑みてなされたもので、道路地図をスクロールして表示する際に、ユーザーに臨場感を喚起することが可能なナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のナビゲーション装置は、道路地図データを記憶する記憶手段と、
道路地図データに基づいて道路地図を表示する表示手段と、
表示手段に表示された道路地図をスクロールさせるスクロールスイッチと、
スクロールスイッチが操作されたときに道路地図をスクロールして表示するとともに、スクロールスイッチの操作の終了後も、道路地図のスクロールを継続させ、かつそのスクロールが徐々に停止するように道路地図を表示する表示制御手段とを備えること特徴とする。
【0008】
請求項1に記載のナビゲーション装置によれば、スクロールスイッチの操作の終了後も、道路地図のスクロールが継続され、かつそのスクロールが徐々に停止されるように、道路地図が表示される。これにより、道路地図の視点位置にあたかも慣性モーメントが作用したかのような道路地図表示を行なうことが可能となる。この結果、道路地図をスクロールして表示する際に、現実感、臨場感に溢れた道路地図表示を行なうことができる。
【0009】
請求項2に記載したように、スクロールスイッチは、複数の方向へ道路地図をスクロールさせることができるものであり、当該スクロールスイッチによる1方向へのスクロール操作の終了後、その1方向へのスクロールが継続している間に、他方向へのスクロール操作が開始された場合に、表示制御手段は、1方向へのスクロールと他方向へのスクロールとを合成し、この合成スクロールに従って道路地図をスクロールして表示することが好ましい。このような合成スクロールに従った道路地図表示を行なうことにより、あたかも上空において1方向から他方向へ旋回しているかのような感覚を生じさせることができ、地図表示の臨場感を一層向上することができる。
【0010】
請求項3に記載したように、表示制御手段は、スクロールスイッチの操作終了時点における道路地図のスクロール速度を算出するスクロール速度算出手段と、スクロール速度算出手段によって算出されたスクロール速度を初期値として、その初期値から減速してゼロとなるように変化するスクロール速度変化値を算出する速度変化値算出手段とを備え、速度変化値算出手段が算出するスクロール速度変化値に従って、スクロールスイッチの操作終了後にも、道路地図をスクロールして表示することが好ましい。
【0011】
このように、スクロールスイッチの操作終了時点における道路地図のスクロール速度を初期値として、この初期値から徐々に減速してゼロとなるスクロール速度変化値に従って道路地図をスクロールして表示することにより、その道路地図表示を滑らかに変化させることができる。
【0012】
請求項4に記載したように、道路地図のスクロール速度は、スクロールスイッチの操作開始後、所定の最大スクロール速度まで、時間の経過とともに徐々に増加するように設定されることが好ましい。これにより、スクロール開始時点においても、慣性の法則に従った、臨場感のある道路地図のスクロール表示を行なうことができる。
【0013】
請求項5に記載したように、スクロールスイッチは、道路地図が3次元表示されている場合、視点からの俯角を連続的に変更する俯角変更スイッチを含むことが好ましい。道路地図を3次元表示した場合、視点位置が変わらなくとも、その視点からの俯角を連続的に変えることで、道路地図の表示範囲が移動し、表示画面上では、道路地図がスクロールするように表示される。
【0014】
また、同様の理由から、請求項6に記載したように、スクロールスイッチは、前記道路地図が3次元表示されている場合、視点からの視野方向を回転させる視野方向回転スイッチを含むことが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態におけるナビゲーション装置に関して、図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本実施形態に係わるナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態のナビゲーション装置は、位置検出部1、地図データ格納部2、スイッチ情報入力部3、メモリ部5、これらに接続された制御部4、制御部4に接続された表示部6、及び音声出力部7を備えている。
【0017】
位置検出部1は、いずれも周知の地磁気センサ、ジャイロセンサ、車速センサ、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS受信機等を有している。これらは、各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数のセンサにより各々補完しながら使用するように構成されている。なお各センサの精度によっては、位置検出部1を上述した内の一部のセンサで構成しても良い。
【0018】
地図データ格納部2は、道路地図データ、及び道路地図上にランドマーク等を描画するための目印データ等の各種の地図データを制御部4に入力するためのものである。この地図データ格納部2は、各種の地図データを記憶する記憶媒体を備え、記憶媒体としては、そのデータ量からCD−ROMやDVD−ROMを用いるのが一般的であるが、メモリカードやハードディスクなどの媒体を用いてもよい。
【0019】
この地図データ格納部2には、道路地図データとして、2種類のデータが記憶されている。1つ目は構造化データによる道路地図データである。この構造化データは、複数の道路が交差、合流、分岐する地点に関するノードデータと、その地点間を結ぶ道路に関するリンクデータとを有する。ここで、ノードデータは、ノード毎に固有の番号を付したノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続する全てのリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、及び交差点種類等の各データから構成される。また、リンクデータは、道路毎に固有の番号を付したリンクID、リンク長、始点及び終点の座標、高速道路や一般道路等の道路種別、道路幅員、リンク旅行時間等の各データから構成されている。そして、この構造化データは、階層構造を有し、表示される道路地図の縮尺率に応じて、表示されるリンク及びノードがその階層構造の中で切り換えられる。なお、構造化データは、地図表示すべきエリアを全て網羅するデータが地図データ格納部に記憶されている。
【0020】
2つ目はイメージパターンデータによる道路地図データである。このイメージパターンデータとしては、建物の形等を実際の景観に近づけた3次元道路地図データや、衛星写真や航空写真を用いた道路地図データが該当する。なお、衛星写真や航空写真を用いた道路地図データの場合は、後述する画面制御管理部15において視点高度や視点からの見下ろした際の地面との角度(俯角)を変更した道路地図を作成することにより、2次元及び3次元で道路地図を表示できる。ただし、このイメージパターンデータは、そのデータ量が多いため、繁華街や都市部等の一部のエリアを網羅する分の道路地図データのみ地図データ格納部2に記憶されている。
【0021】
スイッチ情報入力部3は、例えば表示部6の周囲に設置されたメカニカルなスイッチや、表示部6と一体となったタッチスイッチを有し、各種の入力に使用されるものである。例えば、スイッチ情報入力部3には、表示部6に表示される道路地図を、上述した構造化データに基づく道路地図とイメージパターンデータに基づく道路地図との切り換えを指示する表示切換スイッチ、道路地図が3次元表示されている場合に、その3次元表示における視点高度を変更するための高度変更スイッチ、及び表示された道路地図をスクロールさせるために、そのスクロール方向を指示するスクロールスイッチ等が設けられる。
【0022】
表示部6は、例えば液晶ディスプレイによって構成される。表示部6の画面には、位置検出器1によって検出された車両の現在位置と地図データ格納部2から入力される地図データとに基づいて、現在位置周辺の道路地図が自車両マークとともに表示されたり、目的地を選択するための選択画面や選択した目的地の周辺の道路地図、及びナビゲーション装置の各種の機能のオン・オフを設定する設定画面等が表示される。
【0023】
メモリ部5は、例えばROMやRAMから構成されており、ROMにはナビゲーション装置を動作させるためのプログラムが格納され、RAMにはプログラム実行時に各種のデータを一時的に保存したり、地図データ格納部2から取得した道路地図データが一時的に格納される。
【0024】
音声出力部7は、スピーカによって構成され、経路案内のための音声や、ナビゲーション装置の操作の説明を行なう音声を出力する。
【0025】
制御部4は通常のコンピュータとして構成されており、メモリ部5に保存されたプログラムに従って所定の演算処理を実行する。なお、図1では、制御部4が実行する主要な機能を、機能ブロック図として表示している。すなわち、制御部4は、地図データ取得部10、スクロール部11、経路計算部12、経路案内部13、描画部14、及び画面制御管理部15を備える。
【0026】
地図データ取得部10は、必要な地図データを地図データ格納部2から取得し、各部に与える。例えば、通常は、位置検出部1によって検出された現在位置を含む地図データを地図データ格納部2から取得し、画面制御管理部15に与える。画面制御管理部15は、描画部14に対して、現在位置を示す自車両マークとともに、現在位置周辺の道路地図を表示部6に表示するように指示する。
【0027】
また、スイッチ情報入力部3によって目的地が入力された場合、経路計算部12が、地図データ取得部10から与えられた地図データに基づいて、現在位置から目的地までの最適経路を作成する。すなわち、地図データ取得部10は、現在位置から目的地までの地図データを地図データ格納部2から取得し、経路計算部12は、その地図データに対して公知のダイクストラ法等の手法を適用して、最適経路を作成する。作成された最適経路は、経路案内部13に与えられる。経路案内部13は、表示部6に表示される道路地図において、作成された最適経路に対応する道路を特定の色で識別表示させるべく画面制御管理部15に指示する。さらに、右左折等を行なうべき交差点等の案内ポイントを算出し、その案内ポイントを音声にて報知すべく、音声出力部7に音声信号を出力する。また、その案内ポイントに関する情報を画面制御管理部15に与え、画面制御管理部15は、交差点付近の拡大図や高速道路の略図を表示部6に表示させるべく、描画部14に指示を与える。
【0028】
さらに、スイッチ情報入力部3によって、スクロールスイッチの表示画面への切り換えが指示された場合、表示部6の画面に後述するスクロールスイッチが表示される。そして、このスクロールスイッチが操作されると、その操作状態に基づいて、スクロール部11において、スクロール方向、スクロール速度、そのスクロール速度に基づくスクロール距離、俯角変更量、回転角度等が演算され、その演算結果を画面制御管理部15に与える。画面制御管理部15は、それらの演算結果に基づいて、表示部6の画面に、道路地図をスクロールさせつつ表示する。
【0029】
このスクロール処理に関して、以下に詳細に説明する。なお、以下には、イメージパターンデータによる道路地図データに基づいて表示部6の画面に道路地図が3次元表示されている場合のスクロール処理について説明するが、道路地図が2次元表示されている場合にも、本実施形態によるスクロール処理を適用することが可能である。
【0030】
まず、図2を用いて、スクロールスイッチについて説明する。図2は、スクロールスイッチが表示部6の画面と一体となったタッチスイッチにより構成された場合の、スクロールスイッチの表示例である。
【0031】
図2において、画面中央には、画面の中心位置を示す中心位置マーク20が表示され、この中心位置マーク20の周囲に複数のスクロールスイッチ21〜24が表示されている。このスクロールスイッチ21〜24は、それぞれ矢印で示され、その矢印マークに触れることにより、その矢印の方向へ道路地図の中心位置を平行移動させるものである。本実施形態では、前後左右に道路地図を平行移動させるためのスクロールスイッチを設けているが、さらに斜め方向に道路地図を平行移動させるためのスクロールスイッチを設けても良い。
【0032】
また、スクロールスイッチとして、本実施形態では、回転スクロールスイッチ25,26を設けている。ユーザーが、この回転スクロールスイッチ25,26に触れると、3次元表示における視点位置からの視野方向を左方向もしくは右方向に回転するように、3次元表示された道路地図が回転スクロールされる。
【0033】
さらに、画面の右上方には、スクロールスイッチとして俯角変更スイッチ27、28が設けられている。ユーザーがこの俯角変更スイッチ27,28に触れた場合、視点位置からの視線と地面とのなす角である俯角が変更される。すなわち、俯角UPスイッチ27を操作すると、俯角が大きく、つまり、視点位置から真下を向く方向に視線方向が変化し、結果として、道路地図がスクロールされる。一方、俯角DWスイッチ28を操作すると、俯角が小さく、つまり、視点位置からより遠方まで見渡せる方向に視線方向が変化し、道路地図がスクロールされる。
【0034】
なお、図2には、各種のスクロールスイッチを表示画面と一体となったタッチスイッチとして構成する例について説明したが、メカニカルなスイッチや、リモコンスイッチによってスクロールスイッチを構成しても良いことは言うまでもない。
【0035】
上述した各種のスクロールスイッチ21〜28を用いて、道路地図をスクロールさせる際、本実施形態においては、スクロールスイッチ21〜28の操作が終了した後においても、道路地図を継続してスクロールし、かつそのスクロールが徐々に停止されるように、道路地図を表示する。これにより、道路地図の視点位置にあたかも慣性モーメントが作用したかのような道路地図表示を行なうことができる。この結果、道路地図をスクロールして表示する際に、現実感、臨場感に溢れた道路地図表示を行なうことができる。特に、実際の景観をリアルに再現した3次元での道路地図表示や、衛星写真、航空写真などの画像データを用いた道路地図表示を行なった場合、上記のようなスクロール処理を行なうことにより、表示地図の精巧さやリアルさを十分に活かして、あたかも上空から見下ろしているような道路地図のスクロール表示を行なうことができる。
【0036】
具体的には、図3の特性図に示すように、スクロールスイッチ21〜28の操作終了時点における道路地図のスクロール速度を初期値として、その初期値から減速してゼロとなるように変化するスクロール速度変化値を、スクロール部11にて算出する。スクロール部11は、さらにそのスクロール速度変化値に基づくスクロール距離を算出する。この算出されたスクロール距離だけ、表示領域をスクロールした道路地図画像を画面制御管理部15が作成し、この道路地図画像を描画部14に与える。このような処理を所定周期で繰り返すことにより、表示部6の画面に表示される道路地図を滑らかにスクロールさせつつ、徐々にスクロールを停止させることができる。
【0037】
なお、図3に示すように、スクロールスイッチ21〜28の操作が開始された直後の、スクロール速度は、所定の最大スクロール速度まで、時間の経過とともに徐々に増加するように設定されている。これにより、スクロール開始時点においても、慣性の法則に従った、より臨場感のある道路地図のスクロール表示を行なうことができる。
【0038】
次に、本実施形態におけるスクロール処理の詳細な制御内容を図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、図4のフローチャートに示すスクロール処理は、所定の極短時間の周期で繰り返し実行されるものである。
【0039】
まず、ステップS100では、いずれかのスクロールスイッチ21〜28がユーザーによって操作されているか否か、すなわち、ユーザー操作に対応した道路地図のスクロールを行なって、道路地図の表示状態を更新すべきか否かを判定する。この判定において、ユーザーによるスクロール操作がなされていると判定されると、ステップS110に進んで、道路地図を平行移動させるスクロールスイッチ21〜24が操作されている場合には、その操作時間等に基づいて、スクロール方向、図3に示すスクロール速度、そのスクロール速度に基づくスクロール距離が算出される。回転スクロールスイッチ25、26が操作されている場合には、回転方向、回転速度、及びその回転速度に基づく回転角度が、上述したと同様の手法によって算出される。さらに、俯角変更スイッチ27,28が操作されている場合にも、同様にして、俯角の増減方向、俯角の変化速度、及びその変化速度に基づく俯角変更量が算出される。すなわち、回転スクロールスイッチ25,26あるいは俯角変更スイッチ27,28が操作された場合も、図3に示す特性図に従って、回転速度あるいは俯角の変化速度が変化するように設定されている。
【0040】
一方、ステップS100にてユーザーによるスクロール操作がなされていないと判定された場合には、ステップS120にて、スクロール方向=なし、スクロール距離=0と設定され、回転方向、回転角度及び俯角の増減方向、俯角の変更量も同様に設定される。
【0041】
次にステップS130では、ユーザーによるスクロールスイッチ21〜28の操作終了後にも、あたかも視点位置に慣性モーメントが作用したかのように、道路地図のスクロールを継続する、慣性モーメントによる地図スクロールが実行され、その結果、道路地図の表示状態の更新がなされているか否かを判定する。
【0042】
例えば、道路地図を平行移動するスクロールスイッチ21〜24の内、道路地図の表示エリアを前方に移動させるスクロールスイッチ21がユーザーによって操作された場合、図5(a)の実線矢印で示されるように、その操作時間に応じて表示エリア30は前方に移動していく。なお、図5(a)において、40はメモリ部5のRAMに保存される道路地図データを示す。
【0043】
そして、ユーザーによるスクロールスイッチ21の操作終了後においても、その終了時点のスクロール速度に基づいて、図5(a)の点線矢印に示すように、所定距離だけスクロールが継続され、表示エリア30は、スクロールスイッチ21の操作終了時点の位置からその所定距離だけ前方に移動する(表示エリア30aとして示す)。
【0044】
同様に、例えば回転スクロールスイッチ26が操作された場合も、図6に示すように、視点31からの視線方向が、回転スクロールスイッチ26が操作された時間に応じて右方向に回転される。そして、操作終了後においても、操作終了時の回転速度に基づいて回転角度だけ、スクロールが継続される。
【0045】
さらに、俯角変更スイッチ27、28が操作された場合においても、図7(a)、(b)、(c)に示すように、ユーザーによるスクロール操作後に、慣性モーメントによる地図スクロールが行なわれる。
【0046】
ステップS130にて、図5(a)、図6、図7(a),(b),(c)に示したような慣性モーメントによる地図スクロールが行なわれていると判定されると、処理はステップS140に進む。ステップS140では、慣性モーメントによるスクロール方向(もしくは、回転方向、俯角の増減方向)、図3に示すスクロール速度変化値(もしくは、回転速度変化値、俯角変化速度の変化値)、及びこのスクロール速度変化値に基づくスクロール距離(もしくは、回転角度、俯角変更量)を算出する。さらに、ステップS150にて、次周期にて、ステップS140が実施された場合に使用される、慣性モーメント係数としてのスクロール速度変化値(回転速度変化値、俯角変化速度の変化値)を所定の演算式に従って演算しておく。
【0047】
一方、ステップS130にて、慣性モーメントによる地図スクロールが行なわれていないと判定されると、ステップS160にて、スクロール方向=なし、スクロール距離=0と設定され、回転方向、回転角度及び俯角の増減方向、俯角の変更量も同様に設定される。さらに、ステップS170にて、スクロール速度変化値等をゼロに設定する。
【0048】
次に、ステップS180では、ユーザー操作による地図スクロールと慣性モーメントによる地図スクロールとが同時に行なわれている場合、それぞれのスクロールをベクトル的に合成し、合成スクロールを算出する。この合成スクロールの算出の一例を図5(b)に示す。図5(b)に示す例では、まず、ユーザーが道路地図の表示エリア30を前方に移動させるスクロールスイッチ21を操作し、その操作終了直後から表示エリア30を右方向に移動させるスクロールスイッチ24を操作した場合の、表示エリア30の移動の状態を示している。
【0049】
この図5(b)に示されるように、スクロールスイッチ21の操作終了時には、慣性モーメントによるスクロールによって表示エリア30はさらに前方に移動される。このとき、スクロールスイッチ24が操作されることにより、表示エリア30は、前方への移動と右方向への移動とを同時に行なうことが必要となる。このため、ステップS180にて、前方へのスクロール成分と右方向へのスクロール成分とをベクトル的に合成した合成スクロールを算出し、この合成スクロールに従って表示エリア30が移動するようにしたのである。なお、時間の経過とともに、慣性モーメントによる前方へのスクロール成分が消滅すると、表示エリア30は右方向のみへ移動するようになり、最終的には、慣性モーメントによる地図スクロールが終了した位置30bにて停止する。
【0050】
ステップS190では、ステップS110,S140,S180のいずれかにて算出された、スクロール方向(回転方向、俯角増減方向)及びスクロール距離(回転角度、俯角変更量)に基づいて、表示エリア30を移動して、その移動後の表示エリア30における道路地図を表示部6の画面に表示する。
【0051】
上述したように、本実施形態では、スクロールスイッチ21〜28による1方向へのスクロール操作の終了後、慣性モーメントによる地図スクロールにより、その1方向へのスクロールが継続している間に、他方向へのスクロール操作が開始された場合に、1方向へのスクロールと他方向へのスクロールとを合成し、この合成スクロールに従って道路地図をスクロールして表示する。このような合成スクロールに従った道路地図表示を行なうことにより、あたかも上空において1方向から他方向へ旋回しているかのような感覚を生じさせることができ、地図表示の臨場感を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係わるナビゲーション装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】スクロールスイッチの表示例を示す図面である。
【図3】スクロールスイッチが操作された場合のスクロール速度の変化、及びスクロール操作終了後のスクロール速度の変化値を示す特性図である。
【図4】本実施形態におけるスクロール処理の内容を示すフローチャートである。
【図5】(a)は、慣性モーメントによる地図スクロールを説明するための説明図、(b)はユーザー操作による地図スクロールと慣性モーメントによる地図スクロールとの合成スクロールを説明するための説明図である。
【図6】回転スクロールスイッチが操作された場合の道路地図表示の変化を示す説明図である。
【図7】(a),(b),(c)は、俯角変更スイッチが操作された場合の道路地図表示の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1 位置検出部
2 地図データ格納部
3 スイッチ情報入力部
4 制御部
5 メモリ部
6 表示部
10 地図データ取得部
11 スクロール部
14 描画部
15 画面制御管理部
21〜28 スクロールスイッチ
30 表示部6の表示エリア
Claims (6)
- 道路地図データを記憶する記憶手段と、
前記道路地図データに基づいて道路地図を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された道路地図をスクロールさせるスクロールスイッチと、
前記スクロールスイッチが操作されたときに道路地図をスクロールして表示するとともに、前記スクロールスイッチの操作の終了後も、前記道路地図のスクロールを継続させ、かつそのスクロールが徐々に停止するように道路地図を表示する表示制御手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記スクロールスイッチは、複数の方向へ道路地図をスクロールさせることができるものであり、当該スクロールスイッチによる1方向へのスクロール操作の終了後、その1方向へのスクロールが継続している間に、他方向へのスクロール操作が開始された場合に、前記表示制御手段は、前記1方向へのスクロールと他方向へのスクロールとを合成し、この合成スクロールに従って前記道路地図をスクロールして表示することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
- 前記表示制御手段は、前記スクロールスイッチの操作終了時点における道路地図のスクロール速度を算出するスクロール速度算出手段と、
前記スクロール速度算出手段によって算出されたスクロール速度を初期値として、その初期値から減速してゼロとなるように変化するスクロール速度変化値を算出する速度変化値算出手段とを備え、
前記速度変化値算出手段が算出するスクロール速度変化値に従って、前記スクロールスイッチの操作終了後にも、前記道路地図をスクロールして表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。 - 前記道路地図のスクロール速度は、前記スクロールスイッチの操作開始後、所定の最大スクロール速度まで、時間の経過とともに徐々に増加するように設定されていることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
- 前記スクロールスイッチは、前記道路地図が3次元表示されている場合、視点からの俯角を連続的に変更する俯角変更スイッチを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のナビゲーション装置。
- 前記スクロールスイッチは、前記道路地図が3次元表示されている場合、視点からの視野方向を回転させる視野方向回転スイッチを含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のナビゲーション装置。
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