JP2014119697A - 画像処理装置、および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な電力消費を抑えつつ、表示画像の更新処理の抜けを防ぐ画像処理装置を提供すること。
【解決手段】表示画像生成部104は、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することで、画像のスクロールを行う。スクロール時間判定部105は、画像のスクロールを指示するフリック操作に基づいて、スクロールの開始から終了までの時間であるスクロール時間を判定する。表示処理制御部106は、スクロール時間の間、表示画像生成部104の処理能力を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示画像の更新処理を行う画像処理装置、および画像処理方法に関するものである。
スマートフォンまたはタブレットなどの携帯端末装置は、タッチパネルにてユーザの操作を受け付ける。このような携帯端末装置は、例えば非特許文献1に開示されているように、消費電力の低減と操作性の向上を実現する仕組みとして、タッチイベントを受け付けた際にCPU(Central Processing Unit)の周波数を上げる動作を行う。また、例えば特許文献1に開示されているように、消費電力の低減と処理の高速化を実現する仕組みとして、ユーザの意図する処理を実行するときだけオーバークロックを行う情報処理装置もある。
特開2009−230439号公報
小川 徹、外2名、"スマートフォンを支えるハードウェアプラットフォーム"、[online]、平成24年9月、富士通株式会社、[平成24年11月30日検索]、インターネット〈URL:http://img.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol63-5/paper15.pdf〉
しかしながら、非特許文献1の携帯端末装置および特許文献1の情報処理装置は、以下の課題がある。
非特許文献1の携帯端末装置は、表示画像の更新(例えば、表示画像のスクロール)の指示であるタッチイベントを受け付けた場合、そのタッチイベントの終了後に表示画像の更新を開始する。しかしながら、タッチイベントの終了後はCPUの周波数が下がり、表示画像の更新処理はCPUの周波数が下がった状態で行われる可能性がある。そのため、表示画像の更新処理に抜けが発生し、コマ落ち等が発生する。この結果、非特許文献1の携帯端末装置は、表示画像の更新が滑らかに行われない(例えば、スクロールがカクカクする)ケースがある、という課題がある。
一方、非特許文献1の携帯端末装置において、CPUの周波数が上昇した状態を保持するための期間を設定することにより、表示画像の更新を滑らかにすることができる。しかしながら、表示画像の更新の指示以外のタッチイベントは、CPUの周波数を上げる必要が無いものがある。すなわち、受け付けるタッチイベントに一律に上記期間を設定すると、CPUの周波数を上げる必要が無いタッチイベントを受け付けた場合でも、CPUの周波数を上昇させた状態を一定期間保持することになり、無駄な電力を消費してしまう、という課題がある。
特許文献1の情報処理装置は、タッチイベントに基づく情報処理が常時実行中であるか否かを判断する判断処理は複雑である。そのため、特許文献1の情報処理装置は、判断処理に時間がかかったり、または、判断処理にかかる時間を低減するための構成を追加することでコストがかかったりする、という課題がある。
本発明の目的は、複雑な処理を必要とすることなく、無駄な電力消費を抑えつつ、表示画像の更新処理の抜けを防ぐことである。
本発明の一態様に係る画像処理装置は、画像のスクロールを指示する操作に基づいて、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することにより、前記画像のスクロールを行う画像処理装置であって、前記スクロールの開始から終了までの時間であるスクロール時間を判定する判定部と、前記スクロール時間の間、前記スクロールに係る処理能力を向上させる制御を行う制御部と、を有する。
本発明の一態様に係る画像処理装置は、画像のスクロールを指示する操作に基づいて、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することにより、前記画像のスクロールを行う画像処理装置であって、前記フレームレート単位の画像の移動距離を示す移動距離情報が、前記フレームレート単位の画像を生成する表示画像生成部へ出力されているか否かに基づいて、スクロールが実行中であるか否かを判定する判定部と、前記スクロールが実行中である間、前記スクロールに係る処理能力を向上させる制御を行う制御部と、を有する。
本発明の一態様に係る画像処理方法は、画像のスクロールを指示する操作に基づいて、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することにより、画像のスクロールを行う画像処理方法であって、前記スクロールの開始から終了までの時間であるスクロール時間を判定するステップと、前記スクロール時間の間、前記スクロールに係る処理能力を向上させる制御を行うステップと、を有する。
本発明は、複雑な処理を必要とすることなく、無駄な電力消費を抑えつつ、表示画像の更新処理の抜けを防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置および画像処理装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る画像処理装置が用いるモデル関数の例を示すグラフ 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置および画像処理装置の動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置および画像処理装置の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置および画像処理装置の動作例を示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1について説明する。
<携帯端末装置100の構成>
まず、本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置および画像処理装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態の画像処理装置10を含む携帯端末装置100の構成例を示すブロック図である。
図1において、携帯端末装置100は、画像処理装置10、タッチセンサ101、およびディスプレイ108を有する。タッチセンサ101およびディスプレイ108は、タッチパネルを構成する。携帯端末装置100は、例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータなどの携帯型の情報処理装置である。
タッチセンサ101は、ユーザによって行われる接触操作を受け付ける。接触操作とは、ユーザが指またはスタイラスペンをディスプレイ108に接触させて行う操作であり、「タッチイベント」ともいう。なお、ここでいう接触操作は、その動きに速度を伴うもの(例えば、ジェスチャ操作、フリック操作など)であるとする。タッチセンサ101は、接触操作を受け付けると、接触操作情報を画面操作検出部102へ送る。接触操作情報とは、接触操作が開始された位置(接触開始位置)および接触操作が終了した位置(接触終了位置)を示す情報である。
画像処理装置10は、例えば、CPUおよびGPU(Graphics Processing Unit)の少なくとも1つで構成される。画像処理装置10は、画面操作検出部102、表示画像生成制御部103、表示画像生成部104、スクロール時間判定部105、および表示処理制御部106を有する。
画面操作検出部102は、接触操作情報に基づいて、どのような接触操作が行われたかを検出する。ここで検出される接触操作は、例えばフリック操作であるとする。フリック操作は、ユーザが、画像をスクロールさせたい方向へ指を滑らせて画面を弾く操作である。なお、画面は、ディスプレイ108のことである。
そして、画面操作検出部102は、フリック操作を検出すると、指示された動作がスクロール表示であること、および、スクロール表示の方向(以下、「スクロール方向」という)を検出する。ここで検出されるスクロール方向は、例えば下方向であるとする。なお、スクロール表示とは、画像が所定方向へ移動する動作であり、表示画像の更新の一例である。
また、画面操作検出部102は、フリック操作を行った指が画面から離れるときの速度(以下、「フリック速度」という)を算出する。そして、画面操作検出部102は、画面操作情報を、表示画像生成制御部103およびスクロール時間判定部105へ送る。画面操作情報は、フリック操作により指示された動作が下方向へのスクロール表示であること、および、フリック速度を示す情報である。
表示画像生成制御部103は、画面操作情報に基づいて、移動距離をフレームレート単位で算出する。移動距離とは、フリック操作が行われたときに画面に表示されていた画像がスクロールによって移動する距離である。移動距離の算出単位となるフレームレートは、一定間隔で予め定められている。
ここで、表示画像生成制御部103が移動距離を算出する際に用いるモデル関数について説明する。モデル関数は、OS(オペレーションシステム)またはアプリケーションのソフトウェア制御により定義されている。図2は、モデル関数の一例を示すグラフである。図2のグラフ200において、フリック速度V毎に、時間当たりの移動距離が曲線で示される関係となるように定義されている。ここでいう時間は、フリック操作を行った指が画面から離れた後に経過する時間である。また、移動距離は、その時間に対応して、スクロールにより画像が移動する距離である。摩擦係数は、システムまたはアプリケーションで決定される変数の1つである。グラフ200では、摩擦係数が小さい程移動距離が大きく、フリック速度Vが大きい程移動距離が大きくなる。表示画像生成制御部103は、グラフ200で示されるモデル関数と、画面操作情報が示すフリック速度とに基づいて、移動距離をフレームレート単位で算出する。
そして、表示画像生成制御部103は、フレームレート単位の移動距離を示す移動距離情報を、表示画像生成部104へ送る。
表示画像生成部104は、移動距離情報が示す移動距離に基づいて、次フレームで表示する画像を生成する。そして、表示画像生成部104は、生成した画像をディスプレイ108へ送る。
スクロール時間判定部105は、スクロール表示の処理能力、すなわち表示画像生成部104の処理能力を向上させる期間を判定する。本実施の形態では、スクロール時間判定部105は、スクロール時間がどのくらいの長さであるかを判定(算出)する。スクロール時間とは、スクロール表示の開始から終了までの時間である。スクロール時間判定部105は、図2に示すグラフ200で示されるモデル関数と、画面操作情報が示すフリック速度とに基づいて、スクロール時間を判定する。図2に示す各曲線において、その最右端に対応する時間がスクロール時間である。よって、スクロール時間判定部105は、グラフ200において、画面操作情報が示すフリック速度に該当する曲線を特定し、特定した曲線の最右端に対応する時間をスクロール時間として特定する。そして、スクロール時間判定部105は、特定したスクロール時間を、表示処理制御部106へ通知する。なお、グラフ200において、曲線の最右端に対応する移動距離は、「全体移動距離」という。全体移動距離は、フリック操作が行われたときに画面に表示されていた画像が、スクロール表示の開始から終了までに移動した距離である。
表示処理制御部106は、スクロール時間判定部105からスクロール時間が通知されると、表示画像生成部104の処理能力を向上させる制御(以下、「ブースト制御」という)を開始するとともに、時間の計測を開始する。表示処理制御部106は、ブースト制御として、例えば、CPUおよびGPUの少なくとも一方について、周波数を上昇させる、コア数を増加させる、または、その両方を行うことにより、表示画像生成部104の処理能力を向上させる。また、表示処理制御部106は、周波数およびコア数の少なくとも一方を予め定められた値(例えば、最高値)へ引き上げることで、周波数の上昇およびコア数の増加を実現する。そして、表示処理制御部106は、計測時間がスクロール時間に達した場合、ブースト制御を停止する。このように、ブースト制御は、スクロール時間の間だけ行われる。このブースト制御により、表示画像生成部104は、スクロール表示の処理(画像の生成およびディスプレイ108への出力)を、抜けなく実行でき、コマ落ちを防止できる。
ディスプレイ108は、表示画像生成部104から出力された画像を表示する。ディスプレイ108は、例えば、自発光型のディスプレイを適用できる。自発光型のディスプレイは、例えば、有機ELディスプレイが適用できる。また、ディスプレイ108は、液晶ディスプレイであってもよい。
以上で、本実施の形態の携帯端末装置100および画像処理装置10の構成についての説明を終える。
<携帯端末装置100の動作>
次に、図1に示す携帯端末装置100および画像処理装置10の動作例について説明する。図3は、本実施の形態の携帯端末装置100および画像処理装置10の動作例を示すフローチャートである。
ステップS11において、ユーザは、フリック操作を実行する。このフリック操作は、例えば、下方向へのスクロール表示の実行を指示する操作である。タッチセンサ101は、フリック操作を受け付けると、接触開始位置から接触終了位置までの位置情報を示す接触操作情報を画面操作検出部102へ送る。
ステップS12において、画面操作検出部102は、スクロール方向、フリック速度を検出する。すなわち、画面操作検出部102は、接触操作情報の接触開始位置から接触終了位置までの位置情報に基づいて、フリック操作がスクロール表示の指示であること、および、スクロール方向が下方向であることを検出する。また、画面操作検出部102は、フリック速度Vを検出する。そして、画面操作検出部102は、下方向へのスクロール表示の実行指示およびフリック速度を示す画面操作情報を、表示画像生成制御部103およびスクロール時間判定部105へ送る。
ステップS13において、スクロール時間判定部105は、画面操作情報が示すフリック速度と、予め定められたモデル関数(例えば、図2に示すグラフ200)とに基づいて、スクロール時間を判定する。スクロール時間判定部105は、判定したスクロール時間を示すスクロール時間情報を、表示処理制御部106へ送る。
ステップS14において、表示処理制御部106は、スクロール時間情報を受け取ると、表示画像生成部104に対するブースト制御を開始する。これと同時に、表示処理制御部106は、時間の計測を開始する。
ステップS15において、表示画像生成制御部103は、画面操作情報が示すフリック速度と、予め定められたモデル関数(例えば、図2に示すグラフ200)とに基づいて、移動距離Lをフレームレート単位で算出する。フレームレートが例えば60フレーム/秒に定められている場合、表示画像生成制御部103は、1/60秒単位で移動距離を算出する。そして、例えば、表示画像生成制御部103は、グラフ200において、時間Tとフリック速度Vを入力することで、移動距離Lを算出する。そして、表示画像生成制御部103は、移動距離Lを示す移動距離情報を、表示画像生成部104へ送る。
ステップS16において、表示画像生成部104は、移動距離情報を受け取ると、画面に表示するための画像を、フレームレート単位で生成する。すなわち、表示画像生成部104は、移動距離Lに基づいて、画面に表示するための画像を生成する。そして、表示画像生成部104は、生成した画像を、フレームレート毎にディスプレイ108へ送る。なお、このステップS16の処理(画像の出力および出力)のとき、表示画像生成部104が、表示処理制御部106のブースト制御により、処理能力が向上した状態である。
ステップS17において、ディスプレイ108は、表示画像生成部104から出力された画像を、フレームレート毎に表示する。
ステップS18において、表示処理制御部106は、計測時間がスクロール時間を経過したか否かを判断する。判断の結果、計測時間がスクロール時間を経過していない場合(ステップS18:NO)、フローは、ステップS15へ戻る。一方、判断の結果、計測時間がスクロール時間を経過した場合(ステップS18:YES)、フローは、ステップS19へ進む。
ステップS19において、表示処理制御部106は、表示画像生成部104に対するブースト制御を停止する。そして、表示処理制御部106は、時間の計測を停止するとともに、それまでに計測した時間をリセットする。
以上で、本実施の形態の携帯端末装置100および画像処理装置10の動作についての説明を終える。
このように、本実施の形態において、画像処理装置10は、スクロール表示の実行中だけ、ブースト制御により表示画像生成部104の処理能力を向上させる。これにより、画像処理装置10は、スクロール表示に係る処理の抜けを防ぐことができる。なお、本実施の形態において、スクロール表示が実行中であるか否かの判断は、複雑な処理を必要としない。また、画像処理装置10は、スクロール表示の実行指示以外のタッチイベントを受け付けた場合に、CPUの周波数を上昇させた状態を保持しなくて済むので、無駄な電力消費を抑えることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態は、画像処理装置10において、スクロール時間判定部105の代わりにスクロール実行判定部107を備える点が実施の形態1と異なる。
<携帯端末装置100の構成>
まず、本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置100および画像処理装置10の構成について説明する。図4は、本実施の形態の画像処理装置10を含む携帯端末装置100の構成例を示すブロック図である。
図4に示す構成は、図1に示す構成と比較して、スクロール時間判定部105の代わりにスクロール実行判定部107を有する点が異なる。スクロール実行判定部107以外の構成は、図1を用いて説明済みであるので、ここでの説明は省略する。
スクロール実行判定部107は、表示画像生成制御部103から、フレームレート単位の移動距離を示す移動距離情報を受け取る。この移動距離情報は、表示画像生成制御部103が表示画像生成部104へ送る移動距離情報と同じである。
スクロール実行判定部107は、最初の移動距離情報を受け取ったことでスクロール表示が開始されたと判定し、ブースト制御の実行指示を表示処理制御部106へ送る。その指示を受けた表示処理制御部106は、表示画像生成部104に対するブースト制御を開始する。
その後、スクロール実行判定部107は、移動距離情報を受け取ることでスクロール表示が実行中であると判定し、ブースト制御の実行指示を表示処理制御部106へ送る。その指示を受けた表示処理制御部106は、表示画像生成部104に対するブースト制御を継続する。
そして、スクロール実行判定部107は、一定時間を経過しても次の移動距離情報を受け取らなかった場合、スクロール表示が終了したと判定し、ブースト制御の停止指示を表示処理制御部106へ送る。その指示を受けた表示処理制御部106は、表示画像生成部104に対するブースト制御を停止する。
このように、スクロール実行判定部107は、表示画像生成制御部103から表示画像生成部104へ出力される移動距離情報を監視することで、スクロール表示が実行中であるか否かを判定する。すなわち、スクロール実行判定部107は、移動距離情報が表示画像生成制御部103から表示画像生成部104へ出力されていれば、スクロール表示が実行中であると判定する。その一方、スクロール実行判定部107は、移動距離情報が表示画像生成制御部103から表示画像生成部104へ出力されていなければ、スクロール表示が実行中ではないと判定する。
以上で、本実施の形態の携帯端末装置100および画像処理装置10の構成についての説明を終える。
<携帯端末装置100の動作>
次に、図4に示す携帯端末装置100および画像処理装置10の動作例について説明する。図5は、本実施の形態の携帯端末装置100および画像処理装置10の動作例を示すフローチャートである。
ステップS21、S22は、図3のステップS11、12と同じであるので、ここでの説明は省略する。ただし、ステップS22において、画面操作検出部102は、画面操作情報を、表示画像生成制御部103だけに送る。
ステップS23は、図3のステップS15と同じであるので、ここでの説明は省略する。ただし、ステップS23において、表示画像生成制御部103は、移動距離情報を、表示画像生成部104およびスクロール実行判定部107へ送る。
ステップS24において、スクロール実行判定部107は、移動距離情報を受け取ったか否かに基づいて、スクロール表示が実行中であるか否かを判定する。
ここで、スクロール実行判定部107は、移動距離情報を最初に受け取った場合、スクロール表示が開始されたと判定する(ステップS24:YES)。または、スクロール実行判定部107は、前の移動距離情報を受け取ってから一定時間以内に次の移動距離情報を受け取った場合、スクロール表示が実行中であると判定する(ステップS24:YES)。そして、スクロール実行判定部107は、ブースト制御の実行指示を、表示処理制御部106へ送る。そして、フローは、ステップS25へ進む。
一方、スクロール実行判定部107は、前の移動距離情報を受け取ってから一定時間以内に次の移動距離情報を受け取らなかった場合、スクロール表示が終了したと判定する(ステップS24:NO)。そして、スクロール実行判定部107は、ブースト制御の停止指示を、表示処理制御部106へ送る。この場合、フローは、ステップS28へ進む。
ステップS25において、表示処理制御部106は、ブースト制御の実行指示を受け取ると、表示画像生成部104に対するブースト制御を実行(開始または継続)する。
ステップS26、S27は、図3のステップS16、17と同じであるので、ここでの説明は省略する。
ステップS23〜S27は、スクロール表示が終了するまで繰り返し行われる。
ステップS28において、表示処理制御部106は、ブースト制御の停止指示を受け取ると、表示画像生成部104に対するブースト制御を停止する。
以上で、本実施の形態の携帯端末装置100および画像処理装置10の動作についての説明を終える。
このように、本実施の形態において、画像処理装置10は、スクロール表示の実行中だけ、ブースト制御により表示画像生成部104の処理能力を向上させる。これにより、画像処理装置10は、スクロール表示に係る処理の抜けを防ぐことができる。なお、本実施の形態において、スクロール表示が実行中であるか否かの判断は、複雑な処理を必要としない。また、画像処理装置10は、スクロール表示の実行指示以外のタッチイベントを受け付けた場合に、CPUの周波数を上昇させた状態を保持しなくて済むので、無駄な電力消費を抑えることができる。
<実施の形態の変形例>
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、上記説明は一例であり、種々の変形が可能である。以下、各実施の形態の変形例について説明する。
上記実施の形態1は、スクロール時間判定部105がモデル関数を用いてスクロール時間を判定したが、これに限定されない。すなわち、スクロール実行判定部105は、モデル関数を用いる方法以外の方法でスクロール時間を判定してもよい。
上記実施の形態2は、スクロール実行判定部107が表示画像生成制御部103から移動距離情報を受け取ったことでスクロール表示が開始されたと判定したが、これに限定されない。すなわち、スクロール実行判定部107は、画面操作検出部102から画面操作情報を受け取ったことでスクロール表示が開始されたと判定してもよい。
また、上記実施の形態1、2は、タッチセンサにて接触操作を受け付ける例としたが、これに限定されない。例えば、タッチセンサの代わりに、非接触操作を受け付け可能なセンサを用いてもよい。非接触操作とは、ユーザがディスプレイなどに接触せずに、上記センサの近傍で行う操作である。
また、上記実施の形態1、2は、表示画像の更新の例を、スクロール表示として説明したが、これに限定されない。例えば、画面全体に表示されている画像が一遍に別の画像へ切り替わるといった更新であってもよい。
また、上記実施の形態1と2を組み合わせてもよい。例えば、スクロール時間判定部105は、スクロール実行判定部107の機能も持つようにする。そして、スクロール時間判定部105は、スクロール時間の経過後において、表示画像生成制御部103からの移動距離情報に基づいて、スクロールが実行(継続)中であるか否かの判定を行う。この判定の結果、スクロールが実行(継続)中である場合、スクロール時間判定部105は、その旨を表示処理制御部106へ通知する。一方、判定の結果、スクロールが実行中ではない(スクロールが終了した)場合、その旨を表示処理制御部106へ通知する。このようにすることで、スクロール時間の経過後も引き続き、スクロールが実行中であるか否かを判定することができる。
また、上記実施の形態1、2およびそれらの変形例では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はハードウェアとの連係においてソフトウェアでも実現することも可能である。
以上、本開示の画像処理装置は、画像のスクロールを指示する操作に基づいて、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することにより、前記画像のスクロールを行う画像処理装置であって、前記スクロールの開始から終了までの時間であるスクロール時間を判定する判定部と、前記スクロール時間の間、前記スクロールに係る処理能力を向上させる制御を行う制御部と、を有する。
また、本開示の画像処理装置において、前記判定部は、前記スクロール時間の経過後に前記スクロールが継続中であるか否かを判定し、前記制御部は、前記スクロールが継続中である場合、前記スクロールに係る処理能力を向上させる。
また、本開示の画像処理装置において、前記制御部は、周波数の上昇またはコア数の増加の少なくとも一方を行うことにより、前記処理能力を向上させる。
また、本開示の画像処理装置において、前記制御部は、前記周波数または前記コア数の少なくとも一方を、予め定められた最高値へ引き上げる。
また、本開示の画像処理装置において、前記画像のスクロールを指示する操作は、タッチパネルに対して行われるフリック操作である。
また、本開示の画像処理装置は、画像のスクロールを指示する操作に基づいて、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することにより、前記画像のスクロールを行う画像処理装置であって、前記フレームレート単位の画像の移動距離を示す移動距離情報が、前記フレームレート単位の画像を生成する表示画像生成部へ出力されているか否かに基づいて、スクロールが実行中であるか否かを判定する判定部と、前記スクロールが実行中である間、前記スクロールに係る処理能力を向上させる制御を行う制御部と、を有する。
また、本開示の画像処理方法は、画像のスクロールを指示する操作に基づいて、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することにより、画像のスクロールを行う画像処理方法であって、前記スクロールの開始から終了までの時間であるスクロール時間を判定するステップと、前記スクロール時間の間、前記スクロールに係る処理能力を向上させる制御を行うステップと、を有する。
本発明は、表示画像の更新処理を行う装置、方法、およびプログラムとして有用である。
100 携帯端末装置
101 タッチセンサ
102 画面操作検出部
103 表示画像生成制御部
104 表示画像生成部
105 スクロール時間判定部
106 表示処理制御部
107 スクロール実行判定部

Claims (7)

  1. 画像のスクロールを指示する操作に基づいて、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することにより、前記画像のスクロールを行う画像処理装置であって、
    前記スクロールの開始から終了までの時間であるスクロール時間を判定する判定部と、
    前記スクロール時間の間、前記スクロールに係る処理能力を向上させる制御を行う制御部と、
    を有する画像処理装置。
  2. 前記判定部は、
    前記スクロール時間の経過後に前記スクロールが継続中であるか否かを判定し、
    前記制御部は、
    前記スクロールが継続中である場合、前記スクロールに係る処理能力を向上させる、
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記制御部は、
    周波数の上昇またはコア数の増加の少なくとも一方を行うことにより、前記処理能力を向上させる、
    請求項1または2記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記周波数または前記コア数の少なくとも一方を、予め定められた最高値へ引き上げる、
    請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記画像のスクロールを指示する操作は、
    タッチパネルに対して行われるフリック操作である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 画像のスクロールを指示する操作に基づいて、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することにより、前記画像のスクロールを行う画像処理装置であって、
    前記フレームレート単位の画像の移動距離を示す移動距離情報が、前記フレームレート単位の画像を生成する表示画像生成部へ出力されているか否かに基づいて、スクロールが実行中であるか否かを判定する判定部と、
    前記スクロールが実行中である間、前記スクロールに係る処理能力を向上させる制御を行う制御部と、
    を有する画像処理装置。
  7. 画像のスクロールを指示する操作に基づいて、所定のフレームレート単位で画像を生成して画面に出力することにより、画像のスクロールを行う画像処理方法であって、
    前記スクロールの開始から終了までの時間であるスクロール時間を判定するステップと、
    前記スクロール時間の間、前記スクロールに係る処理能力を向上させる制御を行うステップと、
    を有する画像処理方法。
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