JP2012033118A - 表示装置、表示方法、および、表示プログラム - Google Patents

表示装置、表示方法、および、表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スクロール操作と選択操作のいずれもユーザが簡便に行うことができるようにする。
【解決手段】実施形態にかかる表示装置は、表示部、タッチパネル、検出部、スクロール制御部、および、カーソル制御部を備える。表示部は、電子データの一部を画面に表示する。タッチパネルは、画面上の位置を入力する。検出部は、タッチパネルへの第1のタッチ操作、および、第1のタッチ操作が継続している間に開始される第2のタッチ操作を検出する。スクロール制御部は、第1のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第1の移動パターンに基づいて、電子データをスクロール表示する。カーソル制御部は、第2のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第2の移動パターンに基づいて、画面に表示されている情報の選択に用いられるカーソルの表示位置を移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子データを表示する表示装置と、電子データの表示方法に関する。
近年、携帯電話端末、Personal Digital Assistant(PDA)、モバイルPC(Personal Computer)など、電子データの表示に使用できる装置であって、ユーザが容易に持ち運ぶことができる機器が普及してきている。これらの装置では、いずれもユーザが携帯しやすくするために、小型化が試みられている。そこで、キーなどの入力デバイスの数を減らすことを目的として、タッチパネルが用いられることも多い。
タッチパネルによる入力は、スタイラスなどのポインティングデバイスを用いて行われる場合もあるが、ユーザが指をタッチパネルに接触させることにより行われる場合も多い。後者の場合、表示位置やアイコンなどの選択や、アンカーなどの文字列の選択も、選択される対象が表示されている位置にユーザが接触することにより行われる。従って、画面に表示されているアイコンや文字の大きさが小さいと、ユーザは選択対象のアイコン等だけでなく選択するつもりのないアイコン等が表示されている位置にも接触してしまい、ユーザの入力が煩雑になるという問題があった。
そこで、ユーザが入力操作を行いやすくするために、選択入力に用いることができるポインタを表示するシステムが考案されている。このシステムにかかる装置は、タッチパネルに接触している指先が所定時間以上、移動していないことを検出すると、ポイントモードに遷移して表示部にポインタを表示する。ポイントモードでは、ユーザは表示されているポインタを用いてアンカーなどを選択することができる。また、ポイントモードで運用されている間に、ユーザの指先がタッチパネルから離れて一定時間が経過すると、ポインタの表示は中断され、スクロールモードに遷移する。スクロールモードでは、タッチパネルに接触しているユーザの指が所定時間以内に上下方向へ移動すると、表示中の画像の表示位置は、接触位置の移動に合わせて上下方向へ移動する。
特開2009−245239号公報
タッチパネルに接触している指先が所定時間以上移動していないときにポインタが表示されるシステムでは、ユーザは、表示画面をスクロールさせた後で所定時間以上が経過しないと、ポインタによるアンカーなどの選択をすることができない。すると、ユーザは、画面のスクロールにより選択対象のアンカーなどを画面に表示させても、ポインタが表示されるまでの間、指先を移動させずに待たないと、アンカーを選択することができなくなってしまう。従って、ポインタが表示されるまでの待ち時間が発生してしまうため、使いづらいという問題がある。もし、この所定時間を短く設定してしまうと、ポインタモードに遷移しやすくなるため、ユーザは、画面をスクロールさせづらくなる。
本発明は、スクロール操作と選択操作のいずれもユーザが簡便に行うことができるようにすることを目的とする。
実施形態にかかる表示装置は、表示部、タッチパネル、検出部、スクロール制御部、および、カーソル制御部を備える。表示部は、電子データの一部を画面に表示する。タッチパネルは、前記画面上の位置を入力する。検出部は、前記タッチパネルへの第1のタッチ操作、および、前記第1のタッチ操作が継続している間に開始される第2のタッチ操作を検出する。スクロール制御部は、前記第1のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第1の移動パターンに基づいて、前記電子データをスクロール表示する。カーソル制御部は、前記第2のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第2の移動パターンに基づいて、前記画面に表示されている情報の選択に用いられるカーソルの表示位置を移動する。
スクロール操作と選択操作のいずれもユーザが簡便に行うことができるようにすることにより、タッチパネル装置の操作性を改善することができる。
実施形態に係る表示装置の表示例を示す図である。 実施形態に係る表示装置のハードウェア構成の例を示す図である。 制御部の構成の例を示す図である。 画面に表示される表示領域とウェブページの関係の例を示す図である。 入力された座標とタッチ操作を対応付ける方法の例を説明する図である。 座標記憶部に記憶されているデータベースの例を示す図である。 入力された座標とタッチ操作を対応付ける方法の例を説明する図である。 画面のスクロール表示の例を説明する図である。 スクロール表示で行われる動作の例を説明するフローチャートである。 カーソルの移動処理の例を説明する図である。 カーソルの移動処理で行われる動作の例を説明するフローチャートである。 実施形態に係る表示装置の表示例を示す図である。 座標記憶部に記憶されているデータベースの例を示す図である。 表示装置の動作の例を説明するフローチャートである。 表示装置の動作の例を説明するフローチャートである。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、実施形態に係る表示装置の表示例を示す図である。実施形態に係る表示装置は、表示部13を備え、ウェブページなどの電子データを表示することができる。また、電子データの表示サイズが大きく、表示部13に電子データの全体を表示できない場合、表示装置は、例えば、図1(a)に示すように、ウェブページの一部を表示することができる。
また、表示装置は、表示部13の上に重ねて設けられているタッチパネル10(図2を参照)へのタッチ操作を検出する。ここで、1つのタッチ操作は、ある指がタッチパネル10に触れたときに開始し、その指がタッチパネル10から離れたときに終了するものとする。例えば、指Aがタッチパネル10に触れてから指Aがタッチパネル10から離れるまでは1つのタッチ操作である。指Aが1回目のタッチ操作を終了してタッチパネル10から離れた後で、再度タッチパネル10に触れた場合には、表示装置は、2回目のタッチ操作が開始されたと認識する。表示装置が一度に検出するタッチ操作の数は、1つ以上の任意の数とすることができる。以下の説明では、指Aによるタッチ操作と指Bによるタッチ操作の2つの操作が検出される場合について説明する。また、以下の説明では、タッチパネル10に位置を入力する指のうち、最初にタッチパネル10への入力を行った指を指Aとする。また、指Aがタッチパネル10に接触した後で指Aがタッチパネル10から離れるまでの間に、指Bがタッチパネル10に接触したものとする。なお、以下の説明では、指Aによるタッチ操作を第1のタッチ操作、指Bによるタッチ操作を第2のタッチ操作とする。さらに、指Aがタッチパネル10に接触した後で指Aがタッチパネル10から離れるまでの間の時間を、「指Aによるタッチ操作が継続している間」の時間と記載することがある。すなわち、第2のタッチ操作は、第1のタッチ操作が継続している間に開始されるタッチ操作である。
表示装置は、第1のタッチ操作による入力位置の移動パターン(第1の移動パターン)に基づいて、ウェブページをスクロール表示する。例えば、図1(a)に示すように、ユーザが指Aで右から左に第1のタッチ操作をしたとする。すると、表示装置は、図1(a)で表示部13の画面に表示されている情報の表示位置を左よりに変更し、図1(b)に示すように表示する。ユーザがさらに第1のタッチ操作を継続すると、表示装置は、図1(c)に示すように画面をスクロールする。
第1のタッチ操作を継続している間にユーザが指Bでタッチパネルに触れると、表示装置は、第2のタッチ操作を検出する。表示装置は、第2のタッチ操作が行われたことを検出すると、カーソル71を表示部13に表示する。さらに、表示装置は、指Bの移動パターン(第2の移動パターン)に従って、カーソル71の画面上の表示位置を移動させる。つまり、ユーザは、指Bで入力する位置を変更することによりカーソル71が表示される画面上の位置を変更することができる。さらに、ユーザは、カーソル71を用いて、表示部13に表示されているアンカーや文字列などの情報を選択することができる。従って、実施形態に係る表示装置によると、ユーザは、画面をスクロール表示しながら、カーソル71を用いてウェブページに表示されている文字列やアイコンなどを選択することができる。
<装置構成>
図2は、実施形態に係る表示装置1のハードウェア構成の例を示す図である。以下の説明では、表示装置1がタッチパネルを備える携帯電話端末である場合を例として述べるが、表示装置1は、携帯電話端末に限られない。表示装置1は、例えば、PDA、モバイルPCなどを含む、電子データの表示に使用できる任意の装置とすることができる。また、以下の説明では、ユーザがタッチパネル10に指を接触させることにより、表示部13の画面上の位置を指定する情報を入力する場合を例として述べる。
表示装置1は、タッチパネル10、アンテナ11、無線通信部12、表示部13、マイク14、スピーカ15、音声入出力部16、記憶部20、および、プロセッサ30を備える。記憶部20は、Read Only Memory(ROM)とRandom Access Memory(RAM)23を備え、ROMにプログラム記憶部21とデータ記憶部22を備える。
タッチパネル10は、表示部13の上に重ねて設けられる。また、タッチパネル10は、ユーザからの入力を検出し、ユーザが入力した位置を表す座標を特定する。タッチパネル10は、特定した座標をプロセッサ30に出力する。本実施形態で用いられるタッチパネル10は、同時に任意の複数のタッチ操作を検出することができるものとする。以下の説明では、タッチパネル10が、2つのタッチ操作を検出する場合を例として説明する。
表示部13は、液晶ディスプレイなどであり、画像や文字などのデータを画面に表示する。例えば、表示装置1が無線通信部12を介してインターネットなどにアクセスしている場合、表示部13は、インターネットに公開されたウェブページを画面に表示することができる。また、表示部13は、表示対象のウェブページについて設定された大きさに応じて、ウェブページの一部分を表示することができる。表示部13は、記憶部20に記憶されている画像データや文字データなどを、表示部13が備える画面に表示することもできる。
無線通信部12は、アンテナ11を介して基地局との間でデータを送受信する。音声入出力部16は、マイク14からの音声の入力と、スピーカ15への音声データの出力を制御する。
プログラム記憶部21は、プロセッサ30での処理に用いられるプログラムを格納する。データ記憶部22は、表示装置1で使用されるデータやデータベースを格納する。RAM23も、プロセッサ30の処理に使用されるデータを格納する。例えば、実施形態に係る携帯電話端末では、RAM23は、座標記憶部24(24a、24b)を備える。また、RAM23は、プロセッサ30の作業領域として用いられることもある。
座標記憶部24は、タッチパネル10によって特定された座標を記憶する。座標記憶部24は、座標をその座標からの入力が検出されたタッチ操作ごとに記憶することができる。例えば、指Aによる第1のタッチ操作で入力された座標は座標記憶部24aに記憶され、指Bによる第2のタッチ操作で入力された座標は座標記憶部24bに記憶される。図2の例では、座標記憶部24aと24bの2つが図示されているが、座標記憶部24の数は表示装置1の実装に応じて任意に変更される。座標記憶部24については、後で詳しく説明する。
図3は、プロセッサ30に対応する制御部の構成の例を示す図である。プロセッサ30は、プログラム記憶部21に格納されているプログラムを実行することにより、制御部40として動作する。制御部40は、例えば、無線制御部41、呼制御部42、ブラウザ部43、表示制御部44、タッチパネル制御部50、および、入力制御部60を備える。タッチパネル制御部50は、検出部51を備える。また、入力制御部60は、判定部61、移動パターン特定部62、スクロール制御部63、および、カーソル制御部64を備える。
無線制御部41は、携帯電話端末と基地局の間の無線通信を制御する。呼制御部42は、携帯電話端末で行われる音声通信を制御する。ブラウザ部43は、アンテナ11や無線通信部12を介してインターネットからHyperText Markup Language(HTML)ファイル、画像ファイル、ウェブページのレイアウト情報などを取得する。ブラウザ部43は、取得した情報に基づいて得られたウェブページを、表示制御部44に出力する。
表示制御部44は、ブラウザ部43からウェブページのデータを受け取ると、ウェブページを表示部13の画面に表示する。ウェブページの大きさが画面に表示できる大きさよりも大きいとき、表示制御部44は、画面に表示する領域(表示領域)をウェブページから選択して画面に表示する。画面に表示領域を表示した後は、スクロール制御部63からの要求に応じて、表示領域のウェブページ上での位置を変更する。
タッチパネル制御部50は、タッチパネル10を介して入力されたデータを入力制御部60などに出力する。検出部51は、表示部13の画面上でユーザが行ったタッチパネル10へのタッチ操作を検出する。さらに、検出部51は、検出されたタッチ操作により入力された位置の座標を取得する。検出部51は、取得した座標を、その座標を検出した時刻を特定する情報と共に判定部61に出力する。なお、検出部51は、同じ時刻に検出したタッチ操作の数と同数の座標を判定部61に出力する。
判定部61は、ある時刻に検出部51で検出された座標の数が1つの場合、通知された座標を第1のタッチ操作によって入力されたと判定する。そこで、判定部61は、入力された座標をその座標が検出された時刻と対応付けて座標記憶部24aに保存する。
一方、検出部51において同時に複数の座標が検出されると、判定部61は、入力された座標の各々について、移動パターンに基づく予測結果と比較することにより、その座標を入力したタッチ操作を特定する。例えば、第2のタッチ操作により入力された座標が初めて検出されて、2つの座標が同時に検出部51で検出された場合について説明する。この場合、座標記憶部24には第1のタッチ操作により入力された座標とその座標が入力された時刻が記憶されているが、第2のタッチ操作によるデータは記憶されていない。そこで、判定部61は、座標記憶部24aに記憶されているデータに基づいて第1のタッチ操作の軌跡を求め、第1のタッチ操作によって入力される座標を予測する。判定部61は、検出部51から入力された座標のうち、第1のタッチ操作の軌跡に基づく予測結果に近い座標を、第1のタッチ操作により入力された座標であると判定する。判定部61は、第1のタッチ操作により入力された座標と判定した座標を座標記憶部24aに保存し、予測結果の座標から遠い位置の座標を第2のタッチ操作に関連付けて座標記憶部24bに保存する。
また、座標記憶部24bに第2のタッチ操作により入力された座標が記憶されている場合、判定部61は、第2のタッチ操作により入力される座標を予測することもできる。この場合、判定部61は、第1および第2のタッチ操作のそれぞれについて、入力される座標を予測し、検出部51から通知された座標と予測結果の比較結果に応じて、各々の座標が第1のタッチ操作と第2のタッチ操作のいずれにより入力されたかを判定する。判定部61で行われる判定については後で詳しく説明する。また、判定部61は、第1のタッチ操作によって入力された座標を座標記憶部24a、第2のタッチ操作によって入力された座標を座標記憶部24bに保存する。
さらに、判定部61は、検出部51から取得した座標の数を、検出部51から前回通知された座標の数と比較することにより、カーソル71の表示の開始もしくは終了をカーソル制御部64に通知する。例えば、検出部51から取得した座標の数が2つであり、前回検出部51から通知された座標の数が1つの場合、判定部61は、第2のタッチ操作が開始されたと判定し、カーソル制御部64にカーソル71の表示の開始を要求する。一方、検出部51から取得した座標の数が1つで、前回通知された座標の数が2つの場合、判定部61は、第1もしくは第2のタッチ操作のいずれかが終了したと判定し、カーソル制御部64にカーソル71の表示の中断を要求する。
移動パターン特定部62は、座標記憶部24aに記憶されている座標を用いて第1の移動パターンを計算する。ここで、座標記憶部24aには、第1のタッチ操作によって入力された座標が記録されているので、第1の移動パターンは、第1のタッチ操作によって入力された座標の軌跡を表す。また、移動パターン特定部62は、座標記憶部24bに記録されている座標を用いて第2の移動パターンを計算する。座標記憶部24bには、第2のタッチ操作によって入力された座標が記録されているので、第2の移動パターンは、第2のタッチ操作によって入力された座標の軌跡となる。
移動パターン特定部62は、第1の移動パターンをスクロール制御部63に出力する。スクロール制御部63は、第1の移動パターンに従って、画面にウェブページをスクロール表示するための指示を表示制御部44に出力する。また、移動パターン特定部62は、第2の移動パターンをカーソル制御部64に出力する。
カーソル制御部64は、判定部61からの要求に応じてカーソル71の画面への表示の開始と中断を行うものとする。さらに、カーソル制御部64は、第2の移動パターンに従って、カーソル71の表示位置を移動させるための指示を表示制御部44に出力する。
<実施形態>
図4は、表示部13の画面に表示される表示領域72とウェブページ70の関係の例を示す。図4を参照しながら、ユーザから入力された位置や画面に表示する領域を決定するために用いられる座標について説明する。
例えば、ブラウザ部43から入力されたウェブページ70が図4(a)に示すように、縦方向にW+1ピクセル、横方向にU+1ピクセルのサイズであるとする。一方、表示部13の画面は、ウェブページ70の大きさより小さく、例えば、図4(b)に示すように、縦方向にH+1ピクセル、横方向にG+1ピクセルのサイズであるとする。ここで、HはWよりも小さい正の数、GはUよりも小さい正の数である。また、以下の説明では、ウェブページ70などでの位置を表現するときに、ウェブページ70の左上隅を原点とし、横軸をL軸、縦軸をK軸とする座標で表現する。一方、表示部13に表示されている表示領域72内の画面上での位置の表現は、左上隅を原点としたxy座標で表現するものとする。
表示制御部44は、表示部13の画面の大きさに合わせて、縦方向にH+1ピクセル、横方向にG+1ピクセルのサイズの表示領域72をウェブページ70中から選択する。例えば、図4(c)に示す例では、表示制御部44は、ウェブページ70の(L1,K1)を表示領域72の原点とし、横方向にG+1ピクセル分、縦方向にH+1ピクセル分の領域に含まれる文字データや画像データなどを画面に表示する。
以下、表示領域72が選択された結果、図1(a)に示すようにウェブページ70が表示された場合を例として説明する。図1(a)〜(c)に示すように、指Aと指Bによる入力が行われると、それぞれの指から入力された位置が座標記憶部24a、24bに記憶される。
図5は、入力された座標とタッチ操作を対応付ける方法の例を説明する図である。図5は、一定の測定周期ごとに特定された座標の例を示している。なお、測定周期は、入力制御部60やタッチパネル制御部50の処理能力に応じて任意に設定することができる。例えば、測定周期を70msecに設定することができる。白四角は指Aにより時刻t1〜t7に入力された位置を示す。白丸は指Bにより時刻t6、t7に入力された位置を示す。また、位置を表すラベルのアルファベットはその位置を入力した指に対応し、数字はその位置が入力された時刻を表すものとする。例えば、Ai(i=1,2,3,4,5,6,7)は、時刻tiに指Aによって入力された位置を示す。
判定部61は、入力された座標が1つである場合、その座標は第1のタッチ操作により入力されたものと判定する。例えば、時刻t1では、判定部61はA1の座標を取得するが他の座標を取得していないとする。この場合、判定部61は、A1の座標は指Aにより入力されたと判定して、得られた座標を時刻t1と対応付けて座標記憶部24aに保存する。同様に、時刻t2〜t5までの間も、入力された座標を1つずつ取得すると、判定部61は、得られた座標をその座標が検出された時刻と対応付けて座標記憶部24aに保存する。座標記憶部24は、例えば、テーブル、線形リストなどの任意のデータベース構造により、座標を記録することができる。
図6は、座標記憶部24に記憶されているデータベースの例を示す図である。以下の例では、データベースは、図6(a)、図6(b)の左端の欄に示すようにデータを識別するための番号を含むものとする。図6(a)は、座標記憶部24aに記憶されている第1のタッチ操作により入力された位置の画面での座標のデータベース(データベースA)である。ここでは、検出された位置の座標は、例えば、表示部13の画面の左上隅を原点としたxy座標で表現されるものとする。図6(a)の例では、時刻t1〜t5において、図1(a)と図1(b)に示すように、指Aだけのタッチ操作が観測されている。
次に、図1(c)に示すように、1回の測定で複数のタッチ操作が検出された場合に、入力された座標とタッチ操作の対応付けに際して判定部61が行う動作を説明する。1回の測定で複数のタッチ操作が検出されると、各々のタッチ操作によって入力された位置を特定する座標が検出される。検出部51は、検出した座標を判定部61に通知する。例えば、図5の時刻t6では、指Aによるタッチ操作と同時に、指Bによるタッチ操作も検知されている。これらのタッチ操作が検出されたことにより、判定部61に、位置A6(xa6,ya6)とB6(xb6,yb6)の2箇所の座標が通知されたとする。
判定部61は、通知されたそれぞれの座標について、データベースAに記録されている最新の座標からの距離を計算し、距離が短い方の座標は指Aにより入力されたと判定する。時刻t6に取得されたデータが処理される場合、データベースAに記録されている最新の座標は位置A5を表す(xa5,ya5)である。判定部61は、(xa6,ya6)から(xa5,ya5)までの距離を計算する。さらに、判定部61は、(xb6,yb6)から(xa5,ya5)までの距離を計算する。図5に示すように、(xa6,ya6)から(xa5,ya5)までの距離のほうが(xb6,yb6)から(xa5,ya5)までの距離よりも短いとする。すると、判定部61は、(xa6,ya6)は指Aにより入力されたと判定する。また、判定部61は、(xb6,yb6)は指Aとは異なる指で入力されたと判断し、座標記憶部24bに記録する。図6(b)は、座標記憶部24bに記録されているデータベース(データベースB)の例である。
時刻t7において、判定部61は、位置A7(xa7,ya7)とB7(xb7,yb7)の2箇所の座標を取得する。この場合、判定部61は、データベースAおよびBの最新の座標と入力座標との間の距離を比較する。例えば、データベースAおよびBの最新の座標は、A6(xa6,ya6)とB6(xb6,yb6)である。そこで、判定部61は、入力座標A7(xa7,ya7)からA6までの距離とB6までの距離を比較する。この場合は、A7とA6の間の距離が、A7とB6の間の距離よりも短い。そこで、A7は指Aから入力されたと判定する。B7についても同様の処理により、指Bで入力されたと判定される。判定に従って、A7の座標はデータベースA、B7の座標はデータベースBに保存される。
次に図7を参照しながら、時刻t8で入力された座標とタッチ操作の対応付けについて説明する。時刻t8において、判定部61は、位置A8(xa8,ya8)とB8(xb8,yb8)の2箇所の座標を取得する。時刻t8で検出されたデータが処理されるときには、データベースBには時刻t6とt7の2回の測定で得られた座標が記録されている。また、データベースAには、時刻t1〜t7までで得られた座標が記録されている。そこで、判定部61は、データベースBに記録されているデータに基づいて、Bの指により時刻t8に入力される座標の予測位置Bcalcを求める。また、データベースAのデータを用いて、予測位置Acalcを求める。予測位置の求め方は、任意の近似法を用いて求めることができるが、例として最小二乗法を用いて予測位置を求める方法について説明する。
ここでは、第1および第2のタッチ操作のいずれでも、タッチ操作による軌跡を直線近似するものとする。そこで、タッチ操作により入力される位置のx座標は、パラメータqx、rxを用いて次式で表せるものとする。
Figure 2012033118
ここで、tは時刻を表す変数である。また、タッチ操作により入力される位置のy座標は、パラメータqy、ryを用いて次式で表せるものとする。
Figure 2012033118
パラメータqx、rx、qy、および、ryは以下のように求められる。なお、nは位置の予測に用いられたデータの数を表し、2以上の整数である。nは、個々のパラメータの計算に用いられたデータベースに含まれているデータの数である。iは、データの番号に該当し、n+1以下の正の整数である。
Figure 2012033118
Figure 2012033118
Figure 2012033118
Figure 2012033118
判定部61は、データベースAに記録されている7個のデータを用いて式(3)〜(6)により得られたパラメータを式(1)、(2)に代入して、時刻t8でのx座標とy座標の予測値を計算する。得られた予測値の座標がAcalcの座標である。また、判定部61は、同様に、データベースBに記録されているt6とt7でのデータを用いて、Bcalcを求める。例えば、AcalcとBcalcの位置は図7の黒丸と黒四角に示すとおりであるものとする。
判定部61は、入力された座標の各々について、Acalcからの距離とBcalcからの距離を求める。判定部61は、さらに、求めた2つの距離の長さを比較し、距離が短い方の予測座標の計算に用いられた位置を入力したタッチ操作に、入力された座標を対応付ける。例えば、A8について、Acalcの座標からの距離とBcalcの座標からの距離を比較すると、A8とAcalcの間の距離はA8とBcalcとの間の距離に比べて短い。そこで、A8の座標は、指Aにより入力されたと判定する。一方、B8とAcalcの間の距離よりも、B8とBcalcの間の距離は短い。従って、B8の座標は、指Bにより入力されたと判定する。時刻t9〜t11に検出された座標についても、同様の処理により、データベースAもしくはBに保存される。
検出部51で検出された座標の各々が保存されると、データベースAに保存されたデータによりスクロール表示が行われ、データベースBに保存されたデータによりカーソルの表示位置が変更される。
図8は、画面のスクロール表示の例を説明する図である。表示部13の画面には、図8(a)に示すように、ウェブページ70のうちの表示領域72aが表示されているものとする。ユーザが矢印81に示すように第1のタッチ操作を行うと、図5〜図7を参照して説明したように、第1のタッチ操作により入力された座標はデータベースAに記録される。すると、移動パターン特定部62は、データベースAを参照して第1の移動パターンを求める。移動パターン特定部62は、第1の移動パターンをスクロール制御部63に出力する。
スクロール制御部63は、第1の移動パターンを取得すると、第1の移動パターンにより通知されたタッチ位置の変位に応じて表示領域72のウェブページ70上での位置を変更する。例えば、スクロール制御部63は、表示領域72の原点のウェブページ70上の位置を第1の移動パターンに従って移動させる。例えば、第1の移動パターンではx座標が+10、y座標が+5変化するとする。この場合、スクロール制御部63は、表示領域72aの原点の座標をL軸方向に−10、K軸方向に−5だけ移動させる。図8(b)に示す例では、スクロール制御部63は、第1の移動パターンに応じて、矢印82に示すように表示領域72の原点の位置を(L2,K2)から(L3,K3)に移動する。すなわち、スクロール制御部63は、表示領域の位置を72aから72bに移動させる。スクロール制御部63は、画面に表示されることになる領域を表示制御部44に通知する。その結果、表示部13の画面に表示される内容は、図8(a)から図8(c)に変更される。
図9は、スクロール表示で行われる動作の例を説明するフローチャートである。なお、図9はスクロール表示で行われる動作の例であり、例えば、ステップS2をステップS1の前に行うなどの変形が加えられることがある。スクロール制御部63は、表示領域72の原点の座標を、ウェブページ70の左上隅を原点とした座標で表現したときの座標を用いて取得する(ステップS1)。このとき、スクロール制御部63は、適宜、表示制御部44にアクセスすることができる。データベースAに基づいて、移動パターン特定部62は第1の移動パターンを求める(ステップS2)。スクロール制御部63は、第1の移動パターンに応じて、表示領域72の原点の座標を変更し、変更後の表示領域72を表示制御部44に通知する(ステップS3)。なお、図8を参照しながら説明した例では、第1の移動パターンで観測された座標の差分値の−1倍だけ表示領域72の原点の座標をウェブページ70上で変動させたが、座標の差分値と表示領域72の原点の移動量の割合は任意の値とすることができる。例えば、スクロール制御部63は、座標の差分値の−3倍を表示領域72の原点の移動量とすることもできる。
図10は、カーソルの移動処理の例を説明する図である。第2のタッチ操作により入力された座標は、図6、図7を参照して説明したようにデータベースBに記録される。また、判定部61からのカーソル71の表示を要求する通知を受け取ると、カーソル制御部64は、カーソルを71aの位置に表示したものとする。その後、カーソル制御部64は、第2の移動パターンにより通知されたタッチ位置の変位に応じて、画面上でのカーソル71の表示位置を移動する。例えば、時刻t6からt8の間に83の矢印に示すように第2のタッチ操作が行われたとする。すると、カーソル71は、図6(b)に示す時刻t6からt7の間の第2のタッチ操作に応じて、71aから71bに移動し、時刻t7からt8の間の第2のタッチ操作に応じて71bから71cに移動する。
なお、第2の移動パターンで観測された座標の差分値とカーソルの表示位置の移動量の割合は任意の値とすることができる。例えば、第2の移動パターンではx座標が+10、y座標が+5変化するとする。この場合、例えば、カーソル制御部64は、カーソル71の先端の座標をL軸方向に+2、K軸方向に+1だけ移動させることができる。また、カーソル制御部64は、座標の差分値の2倍をカーソル71の先端の座標の移動量とするように設定されることもある。
図11は、カーソルの移動処理で行われる動作の例を説明するフローチャートである。なお、図11はカーソルの移動処理の例であり、例えば、ステップS12をステップS11の前に行うなどの変形が可能である。カーソル制御部64は、適宜、表示制御部44などにアクセスして、画面上のカーソル71が表示されている座標を取得する(ステップS11)。データベースBに基づいて、移動パターン特定部62は第2の移動パターンを求める(ステップS12)。カーソル制御部64は、第2の移動パターンに応じて、カーソル71を表示する位置を変更する(ステップS13)。
以上に述べた動作が行われる場合の表示例を、図1と図6を参照しながら述べる。例えば、時刻t1〜t5に指Aから入力された座標に応じてスクロール制御部63が表示領域72を移動したことにより、表示部13の画面の表示は図1(a)から図1(b)のように変更される。次に、時刻t6〜t11では、指Aによるタッチ操作に基づいてスクロール処理が行われ、表示部13の画面の表示は図1(b)から図1(c)のように変更される。さらに、時刻t6では、指Bによるタッチ操作が認識される。そこで、指Bによるタッチ操作が認識されると、カーソル制御部64は、表示部13の画面にカーソル71を表示する。さらに、時刻t6〜t11において指Bから行われる入力に応じて、カーソル制御部64は、カーソル71が表示されている位置を変更する。
このように、タッチパネル10に入力された複数の座標を、画面のスクロールに用いられるデータとカーソル71の移動に用いられるデータに振り分けることにより、カーソルの表示位置の変更と画面のスクロールが独立に行われる。従って、本実施形態にかかる表示装置1では、例えば、タッチパネル10に接触している指の動きが一定時間以上にわたって停止していることなどを検出しないでもカーソル71を表示することができる。従って、本実施形態にかかる表示装置1では、背景技術で述べたシステムに比べて、ユーザの操作が容易になっている。さらに、第2の指がタッチパネル10に接触するまでカーソル71が表示されないため、画面をスクロールしている指の位置の下にカーソル71が表示されることも無く、ユーザがカーソル71を視認しやすい。
次に、指Aと指Bの両方によりタッチ操作が行われた後に、一方の指がタッチパネル10から離れた場合の処理について述べる。タッチパネル10は、タッチ操作の数が1つになると、そのタッチ操作により入力された座標を画面のスクロール処理に用いることができる。
図12は、実施形態に係る表示装置の表示例を示す図である。例えば、時刻t6〜t11の間は、図12(a)に示すように、ユーザが、指Aと指Bでタッチ操作をしているとする。このときは、図1などにも示したように、指Aによる第1のタッチ操作に応じてスクロール処理が行われ、指Bによる第2のタッチ操作に応じてカーソルの移動が行われる。判定部61は、検出部51で検出された入力座標の各々について、図7を参照しながら説明した方法により、入力された座標とタッチ操作が対応付け、データベースAおよびBに保存する。
時刻t12に、ユーザがタッチパネル10に接触させている指のうちの1本をタッチパネル10から離したとする。ここでは、ユーザが指Aを離した場合について説明するが、ユーザが指Bをタッチパネル10から離した場合も同様の処理が行われる。
ユーザが指Aをタッチパネル10から離すと、検出部51は、指Aからの入力を検出できない。そこで、検出部51から判定部61に通知される座標の数は、1つになる。判定部61は、検出部51から前回通知された座標の数が2つで、今回通知された座標の数が1つであることを認識すると、カーソル制御部64にカーソル71の表示の中断を要求する。カーソル制御部64は、判定部61からの要求に応じて、カーソル71の表示を中断する。従って、図12(b)に示すように、指Aがタッチパネル10から離れると、カーソル71の表示は中断される。
さらに、判定部61は、検出部51から前回通知された座標の数が2つで、今回通知された座標の数が1つであることを認識すると、座標記憶部24にアクセスし、データベースBの消去とデータベースAに記憶されているデータの消去を行う。すなわち、データベースAに記憶されていた時刻t1〜t11までのデータが消去される。図5および図6を参照して説明したように、判定部61は、1回の測定で検出された座標が1つである場合、その座標は第1のタッチ操作により入力されたものと判定する。そのため、指Bからの入力であっても、1回の測定で検出された座標が1つの場合、判定部61は、その座標は第1のタッチ操作により入力されたと判定し、データベースAに保存する。従って、図13に示すように、時刻t12以降に指Bによって入力された座標は、データベースAに保存される。
移動パターン特定部62は、データベースAに基づいて第1の移動パターンを求め、スクロール制御部63に出力する。ここで、データベースBは消去されたため、移動パターン特定部62は第2の移動パターンを生成することができない。従って、カーソル制御部64への第2の移動パターンの出力は中止される。
時刻t12〜t16の間に、指Bがタッチ操作を続けると、図13に示すとおり、指Bによって入力された座標は、データベースAに保存される。また、スクロール制御部63は、指Bによって入力された位置の軌跡に従って、画面をスクロール表示する。例えば、スクロール制御部63の処理により、図12(b)から図12(c)に示すように、画面の表示が変更される。
従って、本実施形態に係る表示装置1では、ユーザが2本の指でタッチパネル10に入力しているときに、一方の指からの入力を中断することにより、カーソル71の表示を中断することができる。また、カーソル71の表示の有無に関わらず、ユーザは、スクロール処理を行うことができる。従って、本実施形態に係る表示装置を用いることにより、ユーザは、スクロール処理とカーソル71による選択の両方を簡便に行うことができる。
図14A、図14Bは、表示装置1の動作の例を説明するフローチャートである。図14のステップS21は検出部51による動作である。また、ステップS22〜S24、S26、S27、S29〜S31、S33〜S35、S37、S39〜S41は、判定部61による動作である。ステップS25、S38はスクロール制御部63、ステップS28、S32、S36はカーソル制御部64により行われる。
図14Aを参照しながら、検出部51の測定で1つの座標が検出された場合の動作の例を説明する。なお、図14Aに示す動作は一例であり、表示装置1の動作は、例えば、ステップS28〜S30の操作の順序が任意に変更されるなど、変更されることがある。
検出部51は、タッチパネル10へのタッチ操作を検出し、入力された位置の座標を取得する。さらに、検出部51は取得した座標を判定部61に通知する(ステップS21)。すると、判定部61は、座標記憶部24aを参照してデータベースAが記憶されているか確認する(ステップS22)。データベースAが座標記憶部24aに存在しない場合、判定部61は、座標記憶部24aにデータベースAを生成して通知された座標を保存する(ステップS23、S24)。例えば、時刻t1にA1の座標(xa1,ya1)が通知されたとする。時刻t1で検出されたデータが処理されるときにデータベースAが存在していないので、判定部61は、データベースAを生成して通知された座標を保存する。データベースAに保存された座標は、スクロール制御部63による画面のスクロール表示に用いられる(ステップS25)。ステップS25の処理が終わると、ステップS21以降の処理が繰り返される。
一方、ステップS22においてデータベースAが座標記憶部24aに存在すると判定された場合、判定部61は、1回の測定で複数の座標が検出されているかを確認する(ステップS26)。複数の座標が通知されている場合の処理は、図14Bを参照しながら後述する。通知されている座標が1つである場合、判定部61は、前回の測定で2つの座標が検出されたかを確認する(ステップS27)。判定部61は、前回の測定で2つの座標が検出されているかを確認するために、例えば、データベースBが存在するかを確認することができる。前回の測定で2つの座標が検出されている場合は、第1および第2のタッチ操作が同時に行われた後で第1のタッチ操作か第2のタッチ操作のいずれかが終了したことを意味する。従って、判定部61は、カーソル制御部64にカーソル71の表示の中断を要求する。カーソル制御部64は、判定部61からの要求に従って、カーソル71の表示を中断する(ステップS28)。判定部61は、データベースBを消去し、さらにデータベースAに保存されているデータを消去する(ステップS29、S30)。判定部61は、ステップS29の処理の後、データベースAに検出部51から通知された座標を保存する(ステップS24)。その後、ステップS25以降の処理が行われる。例えば、図12、図13を参照しながら説明したように、時刻t12で検出されたデータが処理されるときは、データベースAおよびBが存在するが、検出部51は指Bによる入力しか検出しない。そこで、判定部61は、データベースBを消去し、データベースAのデータも消去する。その後、判定部61は、時刻t12に検出されたデータをデータベースAに保存する。
一方、前回の測定で2つの座標が検出されていないと判断した場合、判定部61は、検出部51から通知された座標をデータベースAに保存する(ステップS27でNo、ステップS24)。従って、例えば、時刻t2〜t5のように指Aだけによる座標の入力が継続されている場合や、時刻t13〜t16のように、指Bだけによる座標の入力が継続されている場合、判定部61は、通知された座標をデータベースAに保存する。
次に、図14Bを参照しながら、1回の測定で2つの座標が検出された場合の処理を説明する。なお、図14Bの動作は一例であり、例えば、ステップS32とS33の順序を入れ替えるなどの変更が加えられる場合がある。
ステップS26において、1回の測定で複数の座標が検出されている場合、判定部61は、座標記憶部24bにアクセスしてデータベースBが存在するかを確認する(ステップS31)。2つの座標が検出部51に検出されたがデータベースBが存在していない場合は、第2のタッチ操作が開始されたので、判定部61は、カーソル制御部64にカーソル71の表示を要求する。カーソル制御部64は、判定部61からの要求に応じてカーソル71の表示を開始する(ステップS32)。ステップS31でデータベースBが存在しないと判断された場合、判定部61は、座標記憶部24bにデータベースBを生成する(ステップS33)。例えば、時刻t6の場合、第1のタッチ操作によって入力された位置の座標に加えて、第2のタッチ操作によって入力された位置の座標が通知される。第2のタッチ操作は時刻t6に開始しているため、データベースBは存在しないので、判定部61はデータベースBを生成する。
次に、判定部61は、通知された2つの座標の各々について、データベースAに記録されている最新の座標からの距離を計算し、得られた値を比べる(ステップS34)。判定部61は、データベースAに記録されている最新の座標と通知された座標の距離が短いほうの座標が第1のタッチ操作によって入力された位置であると判定する。そこで、判定部61は、通知された座標のうちデータベースAに記録されている最新の座標から近い座標をデータベースAに保存する(ステップS34、S37)。データベースAに保存された座標は、スクロール制御部63による画面のスクロール表示に用いられる(ステップS38)。ステップS38の処理が終わると、ステップS21以降の処理が繰り返される。
さらに、判定部61は、通知された2つの座標のうち、ステップS37でデータベースAに記録されない方の座標は、第2のタッチ操作によって入力されたと判定し、データベースBに保存する(ステップS34、S35)。例えば、時刻t6で入力されたA6とB6は、それぞれの座標からA5の座標までの距離がステップS34の処理で比較される。図5を参照しながら説明したように、A6とA5の距離は、B6とA5の距離より短い。そこで、判定部61は、A6の座標をデータベースA、B6の座標をデータベースBに保存する。データベースBに保存されたデータは、カーソル制御部64がカーソル71を表示する位置を調整するために用いられる(ステップS36)。ステップS36の処理が終わると、ステップS21以降の処理が繰り返される。
ステップS31において、データベースBが存在する場合、判定部61は、データベースBに予め決められたデータ数以上のデータが含まれているかを確認する(ステップS39)。予め決められたデータ数以上のデータが含まれている場合、判定部61は、データベースAおよびBを用いて、第1および第2のタッチ操作による入力座標を予測する。(ステップS40)。予め決められたデータ数は、データベースBを用いてBcalcの座標を予測可能な任意の数とすることができる。例えば、図7の例で述べたように、判定部61は、データベースBに2つ以上のデータが保存されている場合に入力座標を予測することができる。判定部61は、通知された座標の各々について、AcalcおよびBcalcと比較する(ステップS41)。判定部61は、通知された座標のうち、Bcalcの位置よりもAcalcの位置に近い座標を、データベースAに保存する(ステップS41、S37)。一方、判定部61は、Acalcの位置よりもBcalcの位置に近い座標を、データベースBに保存する(ステップS41、S35)。例えば、時刻t8〜t11では、データベースAおよびBのデータを用いて予測された座標と通知された座標を比較した結果に基づいて、判定部61は、通知された座標の各々について、いずれのタッチ操作によって入力されたかを判定する。
一方、ステップS39で予め決められたデータ数以上のデータが含まれていないと判断された場合、ステップS34〜S38の処理が行われる。例えば、時刻t7の場合は、データベースBに保存されているデータ数が1つであるため、ステップS34〜S38の処理が行われる。
次に、図13に示すデータベースAが生成された後に、2本の指によるタッチ操作が再開された場合の式(1)〜(6)に基づいた座標の予測の方法について述べる。ステップS40の処理では、データベースAに保存されている座標は第1のタッチ操作によって入力された座標として扱われる。例えば、時刻t12以降、指Bによるタッチ操作が継続している間に指Cによるタッチ操作が開始されたとする。この場合、図13に示したデータベースAは、第1のタッチ操作により入力された座標としてステップS40、S41の処理が行われる。また、式(1)〜(6)を用いた座標の予測では、図13のNo.の欄に記録されている値をそのデータに対応する変数iの値として用いることができる。例えば、時刻t12のデータをi=1のデータ、t13のデータをi=2のデータとして用いることができる。
<その他>
なお、実施形態は上記に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
第2のタッチ操作が検出されていない間もカーソル71が表示されるように、カーソル制御部64の動作を変更することもできる。この場合、カーソル71は、第2のタッチ操作が検出されるまで、画面の中央や画面の右上隅など、画面の一定の位置に表示されているものとする。第2のタッチ操作が検出されると、カーソル制御部64は、第2のタッチ操作にあわせてカーソル71の表示位置を変更する。第1もしくは第2のタッチ操作が終了すると、カーソル制御部64は、カーソル71の移動を停止して、上記一定の位置に戻す。
さらに、判定部61で行われる座標とタッチ操作の対応付けの方法は、図14A、図14Bを参照して説明した以外の方法に変更することもできる。例えば、判定部61は、座標記憶部24に保存されているデータの数によらず、図5を参照して説明したように入力された座標と座標記憶部24に記憶されている最新の座標を比較することによりタッチ操作と座標を対応付けることができる。また、図7を参照しながら説明したように、予測座標を求める場合の計算方法も、実装に応じて変更されることがある。
表示装置1は、PDA、モバイルPCなどを含む、電子データの表示に使用できる任意の装置とすることができる。この場合、モバイルPCやPDAに搭載されているコンピュータは、メモリに記録されているプログラムを実行することにより、制御部40として動作する。
1 表示装置
10 タッチパネル
11 アンテナ
12 無線通信部
13 表示部
14 マイク
15 スピーカ
16 音声入出力部
20 記憶部
21 プログラム記憶部
22 データ記憶部
23 RAM
24a、24b 座標記憶部
30 プロセッサ
40 制御部
41 無線制御部
42 呼制御部
43 ブラウザ部
44 表示制御部
50 タッチパネル制御部
51 検出部
60 入力制御部
61 判定部
62 移動パターン特定部
63 スクロール制御部
64 カーソル制御部
70 ウェブページ
71 カーソル
72 表示領域

Claims (6)

  1. 電子データの一部を画面に表示する表示部と、前記画面上の位置を入力するタッチパネルと、を備える表示装置であって、
    前記タッチパネルへの第1のタッチ操作、および、前記第1のタッチ操作が継続している間に開始される第2のタッチ操作を検出する検出部と、
    前記第1のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第1の移動パターンに基づいて、前記電子データをスクロール表示するスクロール制御部と、
    前記第2のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第2の移動パターンに基づいて、前記画面に表示されている情報の選択に用いられるカーソルの表示位置を移動するカーソル制御部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1および第2のタッチ操作が検出されている場合、前記第1および第2の移動パターンを特定して、前記第1の移動パターンを前記スクロール制御部に出力すると共に、前記第2の移動パターンを前記カーソル制御部に出力し、前記第2のタッチ操作が継続している間に前記第1のタッチ操作が終了した場合は、前記第2の移動パターンを前記スクロール制御部に出力すると共に、前記カーソル制御部への前記第2の移動パターンの出力を中断する移動パターン特定部をさらに備え、
    前記スクロール制御部は、前記移動パターン特定部から入力された前記第1もしくは第2の移動パターンに基づいて、前記電子データをスクロール表示し、
    前記カーソル制御部は、前記第2の移動パターンの入力が中断されると、前記カーソルの表示位置の移動を中断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1のタッチ操作により入力される位置の予測結果を表す第1の予測位置を前記第1の移動パターンを用いて求め、前記第2のタッチ操作により入力される位置の予測結果を表す第2の予測位置を前記第2の移動パターンに基づいて求め、前記第1および第2の予測位置を前記検出部で検出されたタッチ操作により入力された入力位置と比較することにより、前記入力位置が前記第1のタッチ操作と前記第2のタッチ操作のいずれにより入力されたかを判定する判定部
    をさらに備え、
    前記移動パターン特定部は、前記判定部の判定結果を用いて前記第1または第2の移動パターンを特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記カーソル制御部は、前記カーソルを前記画面の一定の位置に表示し、
    前記カーソル制御部は、前記第2の移動パターンが入力されると、前記カーソルの表示位置を前記第2の移動パターンに基づいて移動し、前記第2の移動パターンの入力が中断されると、前記カーソルの表示位置を前記一定の位置に戻す
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. コンピュータが、
    電子データの一部を画面に表示し、
    前記画面上の位置を入力するタッチパネルへの第1のタッチ操作、および、前記第1のタッチ操作が継続している間に開始される第2のタッチ操作を検出し、
    前記第1のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第1の移動パターンに基づいて、前記電子データをスクロール表示し、
    前記第2のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第2の移動パターンに基づいて、前記画面に表示されている情報の選択に用いられるカーソルの表示位置を移動する
    ことを特徴とする表示方法。
  6. コンピュータに、
    電子データの一部を画面に表示するステップと、
    前記画面上の位置を入力するタッチパネルへの第1のタッチ操作、および、前記第1のタッチ操作が継続している間に開始される第2のタッチ操作を検出するステップと、
    前記第1のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第1の移動パターンに基づいて、前記電子データをスクロール表示するステップと、
    前記第2のタッチ操作により入力された位置の移動パターンを表す第2の移動パターンに基づいて、前記画面に表示されている情報の選択に用いられるカーソルの表示位置を移動するステップと
    を実行させることを特徴とする表示プログラム。
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