JP2004117732A - 画像形成装置及びその制御方法、制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置を、熱源である定着装置等の周辺に温度検出手段を設けるように構成した場合には、装置内を冷却する必要のない温度でも、定着装置等周辺の検知温度により制御されるファンはある一定時間を稼動するので必要以上に冷却ファンが駆動されてしまうこととなり、無駄な電力消費を招き、ファンの寿命を縮めるだけでなく、ファンの駆動音による騒音も問題となる。
【解決手段】中間転写体に形成されたトナー像を記録材へ転写することにより画像を形成するための画像形成装置であって、前記中間転写体内において、前記中間転写体内部もしくは表面周辺の温度を検知するための第1の温度検知手段と、前記画像形成装置内の温度上昇を抑制するための冷却手段と、前記第1の温度検知手段による第1の検知温度に基づいて、前記冷却手段の駆動動作を制御する制御手段とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】中間転写体に形成されたトナー像を記録材へ転写することにより画像を形成するための画像形成装置であって、前記中間転写体内において、前記中間転写体内部もしくは表面周辺の温度を検知するための第1の温度検知手段と、前記画像形成装置内の温度上昇を抑制するための冷却手段と、前記第1の温度検知手段による第1の検知温度に基づいて、前記冷却手段の駆動動作を制御する制御手段とを備える。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式、静電記録方式等の作像プロセスを用いて、被記録材(転写材・印刷用紙・感光紙・静電記録紙等)に転写方式、あるいは直接方式で形成担持させた目的の画像情報の未定着トナー像を固着像として熱定着処理する加熱定着装置を有した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成にトナーを用いる電子写真方式の複写機・プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置には、機内の熱や空気を装置外部に排出させるために、ファンが取り付けられている。近年は装置が大型化して構成が複雑化していることに伴い、装置稼動中や電源オフ後の熱処理の問題から、複数のファンを用いて機内の熱の排出を行うようにしている。このように画像形成装置に複数のファンを取り付け、稼動させることにより、騒音や消費電力の増加といった弊害が生じ問題となっている。
【0003】
そのため、装置の熱源である定着装置やその周辺に温度検出手段を設け、その検知温度に応じて冷却用のファンを制御し、電源をオフ後には、その検知温度よりファンを駆動させる時間制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような装置の熱源である定着装置やその周辺に温度検出手段を設ける構成では、装置の熱源及びその近傍の温度を検知しているために、実際に冷却を必要とする装置内部品の温度を把握することは困難である。装置内の熱源である定着装置から発せられた熱は、時間とともに装置全体に広がり、機内温度を上昇させる。しかしながら、装置の電源を入れ、少数枚数印字した後電源をオフしても、定着装置および定着装置近傍の検知温度は、すでに高温となっている。そのため、定着装置の熱容量を考えると、装置の電源オフ後定着装置の温度は急には低下せず、電源を入れてから印字よりも印字待機時間の方が長い状況、もしくは短時間使用した状況、つまり機内を冷却する必要のない温度でも、定着装置および定着装置近傍の検知温度により制御されるファンはある一定時間を稼動するので必要以上に冷却ファンが駆動されてしまうこととなり、無駄な電力消費を招き、ファンの寿命を縮めるだけでなく、ファンの駆動音による騒音も問題となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る発明の目的は、上述した従来の構成が有する問題点を解消し、新規に温度検出手段を設けることなく、実際に温度に対して気を付けなければならない高温に弱い部品やパーツの温度を効率よく検知し、その温度を元に冷却ファンを制御することによって、本体内部を冷却する。
【0006】
より具体的には、中間転写体に形成されたトナー像を記録材へ転写することにより画像を形成するための画像形成装置であって、前記中間転写体内において、前記中間転写体内部もしくは表面周辺の温度を検知するための第1の温度検知手段と、前記画像形成装置内の温度上昇を抑制するための冷却手段と、前記第1の温度検知手段による第1の検知温度に基づいて、前記冷却手段の駆動動作を制御する制御手段とを備える。
【0007】
上記課題を解決するための本発明は更に、前記画像形成装置内又は前記画像形成装置外の温度を検知するための第2の温度検知手段を更に備え、前記制御手段は、さらに前記第2の温度検知手段により検知された第2の検知温度とに基づいて前記冷却手段の動作を制御してもよい。その際、前記制御手段は、前記冷却手段の駆動時間又は回転数を制御することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
【第1の実施形態】
図1、図3は、本発明の第1の実施の形態に対応する図面である。本発明の第1の実施形態において、図1は画像形成装置の断面の概略を示した図であり、図3は装置101内部を冷却するファン(以下冷却ファン)105を制御するための処理のフローチャートを示す。装置101は、装置101内に熱源となる定着装置102とトナー像を担持する中間転写体103、装置101各部を制御する制御基板104、冷却ファン105を有している。その中間転写体103は、シームレスベルト106を駆動する駆動ローラ107の近傍にサーミスタ108を有する。このサーミスタ108は、中間転写体103における印字精度をフィードバック制御するために、中間転写体103の温度や装置101の置かれている環境の温度をモニタするために設置されている。
【0010】
サーミスタ108を含む本発明における温度検知部の構成の一例を図6に示す。Vccの電圧を抵抗R103と温度依存の抵抗値変動素子TH101とで分圧した電圧VthとVccの電圧を抵抗R104と抵抗R105とで分圧した電圧V1とをコンパレート機能を持つIC101aで比較を行い、電圧V1が電圧Vthよりも低い時はIC101はLOWを出力しのデジタルポートに入力する。また、電圧V1が電圧Vthよりも高い時はIC101aはHIGHを出力し、制御基板104のデジタルポートDP1に入力する。
【0011】
なお、冷却ファン105の動作を制御するための温度設定は、設定温度での電圧Vthに合わせて基準電圧V1を設定するように抵抗R104とR105を決定することで行う。
【0012】
このように、本実施形態では温度検知部から制御基板104へ入力される信号がHIGH/LOWのいずれであるかによって、装置内の温度が設定温度よりも高いか低いかを判定することができる。
【0013】
一般的にこのような構成の装置101において、熱源の定着装置102より上部に位置する感光体4Y、4M、4C、4Kや中間転写体103等は、電源をオフしてからしばらくの間温度が上昇し、部品の配置により誤差があるものの10分程度で最大温度に達する。そこで装置101の電源OFFによりオフ状態になった時、制御基板104は、装置101内温度が著しく上昇しないように、温度と時間との組合せで、装置101内の所定箇所、例えば中間転写体103や中間転写体103の残留トナーをかき取るクリーナ109、感光体4Y、4M、4C、4Kおよびトナーカートリッジ5Y、5M、5C、5Kといった熱による悪影響を受けやすい部位の温度が、それぞれ許容温度(例えば40℃)を超えないように冷却ファン105を駆動制御する。
【0014】
まず、ステップS301において装置101のメインスイッチがユーザーにより押下されると言った動作に応じて、制御基板104が電源OFF情報の入力を検知すると、ステップS302において制御基板104ではサーミスタ108で検知された温度の検出信号に基づき、検出温度Tが所定値T1(例えば35℃)以上であるか否かを判定し、検出温度TがT1未満であれば、騒音防止やエネルギー消費削減のために冷却ファン105の駆動を停止させ(ステップS304)、T1以上であれば、冷却ファン105を所定時間M1(例えば10分)だけ駆動させ(ステップS303)、制御基板104のタイマー機能により時間M1が経過した時に停止させる(ステップS304)。冷却ファン105の停止の後、制御基板104はステップS305において本体電源をOFFするように制御する。
【0015】
所定値T1を35℃とするのはあくまで例示であり、感光体4Y等やトナーカートリッジ5Y等の熱による影響を受けやすい部位の温度を判定するために、任意に設定することができる。
【0016】
また、所定時間M1を10分とするのはあくまで例示であり、10分間冷却ファン105を駆動させれば、上記装置101の所定箇所の温度を許容温度以下に抑えることができるからである。従って、冷却ファン105の冷却能力に応じて当該所定時間M1を任意に10分より長くしたり短くしたりすることができる。
【0017】
このように、本来は中間転写体の印字精度をフィードバック制御するために利用されている中間転写体103のサーミスタ108によって検知される検知温度を利用することで、新たにサーミスタ108等の温度検出手段を設けることなく、冷却ファン105を制御することができ、ファンの寿命を向上させ、騒音や消費エネルギーを極力抑えて、装置101内温度を許容温度以下に保つことが可能である。
【0018】
【第2の実施形態】
図2、図4は、本発明の第2の実施の形態に対応する図面である。本実施の形態における機械的構造は第1の実施の形態のものとほぼ同じであるから、第1の実施の形態に示した構造要素と同じものは図2においても図1と同じ符号で表示し、これらの構造要素については説明を省略する。また、第2の実施の形態の動作も第1の実施の形態と同じなので説明を省略する。
【0019】
図2において、本第2の実施の形態で第1の実施の形態と異なるのは、装置101内に、中間転写体に内包したサーミスタ108の他に、装置101の置かれている環境温度を検知する環境センサ201を有することである。環境センサ201についても図6に示す温度検知部と同様に構成できる。図4は、本第2の実施の形態における冷却ファン105を制御する処理のフローチャートを示す。
【0020】
本実施の形態においては、装置101のメインスイッチにより電源OFF情報の入力を検知すると(ステップS401)、制御基板104が、サーミスタ108および環境センサ201で検知された温度の検出信号に基づき、検出温度がそれぞれの所定値、例えばサーミスタ108の検出温度TsがT2(例えば35℃)以上であるか否かの判定(ステップS402)に加え、環境センサ201の検出温度TcがT3(例えば30℃)以上であるか否かを判定し(ステップS403)、冷却ファン105を制御する。
【0021】
冷却ファン105は、サーミスタ108の検出温度TsがT2未満であれば、騒音防止やエネルギー消費削減のために駆動を停止し(ステップS406)、サーミスタ108の検出温度TsがT2以上、かつ環境センサ201の検出温度TcがT3未満であれば、所定時間M2(例えば10分)の間だけ冷却ファン105を駆動し(ステップS405)、制御基板104のタイマー機能によりM2分経過した時に停止する(ステップS406)。
【0022】
またサーミスタ108の検出温度TsがT2以上、かつ環境センサ201の検出温度TcがT3以上であれば、冷却ファン105を所定時間M3(例えば20分)だけ駆動し(ステップS404)、制御基板104のタイマー機能によりM3だけ経過した時に停止する(ステップS406)。
【0023】
上記において所定時間M2及びM3の例をそれぞれ10分及び20分としたのは、環境センサ201の検出温度Tcが30℃以下の場合に10分間冷却ファン105を駆動させる、或いは環境センサ201の検出温度Tcが30℃以上の場合、20分間冷却ファン105を駆動させることにより、上記装置101の所定箇所の温度を許容温度以下に抑えられるからである。よって、サーミスタ108による検出温度及び環境センサによる検出温度の判定基準であるT2及びT3の値に応じて、任意に所定時間M2、M3を変更することができるのは言うまでもない。
【0024】
このように従来は別の用途で使用していた中間転写体103のサーミスタ108に加え、環境センサ201の検出温度を利用して冷却ファン105を適応的に制御して必要な時間だけ駆動することにより、ファンの寿命を向上させ、騒音や消費エネルギーを極力抑えて、装置101内温度を許容温度以下に保つことが可能となる。
【0025】
【第3の実施形態】
本実施の形態における画像形成装置の構造は第2の実施の形態のものとほぼ同じであるのでその説明を省略する。本実施形態に対応する本発明は、第1と第2の実施形態における発明とは異なり、画像形成装置101の印字中および印字待機中においても、冷却ファン105の稼動や回転数を制御することを特徴とする。図5は、本第3の実施の形態における冷却ファン105を制御する処理のフローチャートを示す。
【0026】
本実施形態においては、装置101の印字中および印字待機中、制御基板104が、サーミスタ108および環境センサ201で検知された温度の検出信号に基づき、検出温度がそれぞれの所定値、例えばサーミスタ108の検出温度TsがT4(例えば35℃)以上であるか否かの判定(ステップS501)に加え、環境センサ201の検出温度TcがT5(例えば30℃)以下であるか否かを判定(ステップS502)を行って冷却ファン105を制御する。
【0027】
もし、サーミスタ108の検出温度TsがT4未満であれば、冷却ファン105は、制御基板104により予め設定された回転数Aで駆動され(ステップS503)、サーミスタ108の検出温度TsがT4以上、かつ環境センサ201の検出温度TcがT5未満であれば、冷却ファン105は、予め設定された回転数Bで駆動するように制御される(ステップS504)。またサーミスタ108の検出温度TsがT4以上、かつ環境センサ201の検出温度TcがT5以上であれば、冷却ファン105は予め設定された回転数Cで駆動するように制御される(ステップS505)。
【0028】
上記の冷却ファン105の回転数Aは、0もしくは低回転数(例えば1500rpm)に設定されており、回転数B(例えば2500rpm)、回転数C(例えば3000rpm)の順に高回転数に設定されている。
【0029】
このように本実施形態では、サーミスタ108および環境センサ201により検出される検出温度を利用して、必要以上に冷却ファン105を稼動させないよう回転数を設定することにより、ファンの寿命を向上させ、騒音や消費エネルギーを極力抑えて、装置101内温度を許容温度以下に保つことが可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る発明によれば、定着装置といった熱源から離れた位置に温度検出部を設け、本体装置内の昇温状態を把握することで、熱に弱い部材が所定温度を超えないように制御することができる。
【0031】
また、印字待機時や印字時といった本体電源ON時においては冷却ファンの回転数を制御し、本体電源OFF時には装置内の温度状況に応じて冷却ファンの駆動時間を適応的に制御をするので、無駄な電力消費がなくなり、ファンの寿命の向上とファン駆動音による騒音を抑えることができる。
【0032】
また画像形成装置内の温度を把握するための温度検出部として、中間転写体に具備される既存の温度検出部を利用することにより、温度検出ポイントを余分に増やすことなく低コスト化が図れる。
【0033】
さらに画像形成装置内に具備した他の温度検出部の検出値を併用することで、より正確に放置内部の昇温状態を把握でき、その結果冷却ファンを最適な回転数と時間をもって、制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の第1の実施形態を示した断面図である。
【図2】本発明による画像形成装置の第2及び第3の実施形態を示した断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に対応した処理のフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に対応した処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態に対応した処理のフローチャートである。
【図6】本発明における温度検知手段の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 … 画像形成装置
102 … 定着装置
103 … 中間転写体
104 … 制御基板
105 … 冷却ファン
106 … シームレスベルト
107 … 駆動ローラ
108 … サーミスタ
109 … クリーナ
201 … 環境センサ
4Y、4M、4C、4K … 感光体
5Y、5M、5C、5K … トナーカートリッジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式、静電記録方式等の作像プロセスを用いて、被記録材(転写材・印刷用紙・感光紙・静電記録紙等)に転写方式、あるいは直接方式で形成担持させた目的の画像情報の未定着トナー像を固着像として熱定着処理する加熱定着装置を有した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像形成にトナーを用いる電子写真方式の複写機・プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置には、機内の熱や空気を装置外部に排出させるために、ファンが取り付けられている。近年は装置が大型化して構成が複雑化していることに伴い、装置稼動中や電源オフ後の熱処理の問題から、複数のファンを用いて機内の熱の排出を行うようにしている。このように画像形成装置に複数のファンを取り付け、稼動させることにより、騒音や消費電力の増加といった弊害が生じ問題となっている。
【0003】
そのため、装置の熱源である定着装置やその周辺に温度検出手段を設け、その検知温度に応じて冷却用のファンを制御し、電源をオフ後には、その検知温度よりファンを駆動させる時間制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような装置の熱源である定着装置やその周辺に温度検出手段を設ける構成では、装置の熱源及びその近傍の温度を検知しているために、実際に冷却を必要とする装置内部品の温度を把握することは困難である。装置内の熱源である定着装置から発せられた熱は、時間とともに装置全体に広がり、機内温度を上昇させる。しかしながら、装置の電源を入れ、少数枚数印字した後電源をオフしても、定着装置および定着装置近傍の検知温度は、すでに高温となっている。そのため、定着装置の熱容量を考えると、装置の電源オフ後定着装置の温度は急には低下せず、電源を入れてから印字よりも印字待機時間の方が長い状況、もしくは短時間使用した状況、つまり機内を冷却する必要のない温度でも、定着装置および定着装置近傍の検知温度により制御されるファンはある一定時間を稼動するので必要以上に冷却ファンが駆動されてしまうこととなり、無駄な電力消費を招き、ファンの寿命を縮めるだけでなく、ファンの駆動音による騒音も問題となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る発明の目的は、上述した従来の構成が有する問題点を解消し、新規に温度検出手段を設けることなく、実際に温度に対して気を付けなければならない高温に弱い部品やパーツの温度を効率よく検知し、その温度を元に冷却ファンを制御することによって、本体内部を冷却する。
【0006】
より具体的には、中間転写体に形成されたトナー像を記録材へ転写することにより画像を形成するための画像形成装置であって、前記中間転写体内において、前記中間転写体内部もしくは表面周辺の温度を検知するための第1の温度検知手段と、前記画像形成装置内の温度上昇を抑制するための冷却手段と、前記第1の温度検知手段による第1の検知温度に基づいて、前記冷却手段の駆動動作を制御する制御手段とを備える。
【0007】
上記課題を解決するための本発明は更に、前記画像形成装置内又は前記画像形成装置外の温度を検知するための第2の温度検知手段を更に備え、前記制御手段は、さらに前記第2の温度検知手段により検知された第2の検知温度とに基づいて前記冷却手段の動作を制御してもよい。その際、前記制御手段は、前記冷却手段の駆動時間又は回転数を制御することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
【第1の実施形態】
図1、図3は、本発明の第1の実施の形態に対応する図面である。本発明の第1の実施形態において、図1は画像形成装置の断面の概略を示した図であり、図3は装置101内部を冷却するファン(以下冷却ファン)105を制御するための処理のフローチャートを示す。装置101は、装置101内に熱源となる定着装置102とトナー像を担持する中間転写体103、装置101各部を制御する制御基板104、冷却ファン105を有している。その中間転写体103は、シームレスベルト106を駆動する駆動ローラ107の近傍にサーミスタ108を有する。このサーミスタ108は、中間転写体103における印字精度をフィードバック制御するために、中間転写体103の温度や装置101の置かれている環境の温度をモニタするために設置されている。
【0010】
サーミスタ108を含む本発明における温度検知部の構成の一例を図6に示す。Vccの電圧を抵抗R103と温度依存の抵抗値変動素子TH101とで分圧した電圧VthとVccの電圧を抵抗R104と抵抗R105とで分圧した電圧V1とをコンパレート機能を持つIC101aで比較を行い、電圧V1が電圧Vthよりも低い時はIC101はLOWを出力しのデジタルポートに入力する。また、電圧V1が電圧Vthよりも高い時はIC101aはHIGHを出力し、制御基板104のデジタルポートDP1に入力する。
【0011】
なお、冷却ファン105の動作を制御するための温度設定は、設定温度での電圧Vthに合わせて基準電圧V1を設定するように抵抗R104とR105を決定することで行う。
【0012】
このように、本実施形態では温度検知部から制御基板104へ入力される信号がHIGH/LOWのいずれであるかによって、装置内の温度が設定温度よりも高いか低いかを判定することができる。
【0013】
一般的にこのような構成の装置101において、熱源の定着装置102より上部に位置する感光体4Y、4M、4C、4Kや中間転写体103等は、電源をオフしてからしばらくの間温度が上昇し、部品の配置により誤差があるものの10分程度で最大温度に達する。そこで装置101の電源OFFによりオフ状態になった時、制御基板104は、装置101内温度が著しく上昇しないように、温度と時間との組合せで、装置101内の所定箇所、例えば中間転写体103や中間転写体103の残留トナーをかき取るクリーナ109、感光体4Y、4M、4C、4Kおよびトナーカートリッジ5Y、5M、5C、5Kといった熱による悪影響を受けやすい部位の温度が、それぞれ許容温度(例えば40℃)を超えないように冷却ファン105を駆動制御する。
【0014】
まず、ステップS301において装置101のメインスイッチがユーザーにより押下されると言った動作に応じて、制御基板104が電源OFF情報の入力を検知すると、ステップS302において制御基板104ではサーミスタ108で検知された温度の検出信号に基づき、検出温度Tが所定値T1(例えば35℃)以上であるか否かを判定し、検出温度TがT1未満であれば、騒音防止やエネルギー消費削減のために冷却ファン105の駆動を停止させ(ステップS304)、T1以上であれば、冷却ファン105を所定時間M1(例えば10分)だけ駆動させ(ステップS303)、制御基板104のタイマー機能により時間M1が経過した時に停止させる(ステップS304)。冷却ファン105の停止の後、制御基板104はステップS305において本体電源をOFFするように制御する。
【0015】
所定値T1を35℃とするのはあくまで例示であり、感光体4Y等やトナーカートリッジ5Y等の熱による影響を受けやすい部位の温度を判定するために、任意に設定することができる。
【0016】
また、所定時間M1を10分とするのはあくまで例示であり、10分間冷却ファン105を駆動させれば、上記装置101の所定箇所の温度を許容温度以下に抑えることができるからである。従って、冷却ファン105の冷却能力に応じて当該所定時間M1を任意に10分より長くしたり短くしたりすることができる。
【0017】
このように、本来は中間転写体の印字精度をフィードバック制御するために利用されている中間転写体103のサーミスタ108によって検知される検知温度を利用することで、新たにサーミスタ108等の温度検出手段を設けることなく、冷却ファン105を制御することができ、ファンの寿命を向上させ、騒音や消費エネルギーを極力抑えて、装置101内温度を許容温度以下に保つことが可能である。
【0018】
【第2の実施形態】
図2、図4は、本発明の第2の実施の形態に対応する図面である。本実施の形態における機械的構造は第1の実施の形態のものとほぼ同じであるから、第1の実施の形態に示した構造要素と同じものは図2においても図1と同じ符号で表示し、これらの構造要素については説明を省略する。また、第2の実施の形態の動作も第1の実施の形態と同じなので説明を省略する。
【0019】
図2において、本第2の実施の形態で第1の実施の形態と異なるのは、装置101内に、中間転写体に内包したサーミスタ108の他に、装置101の置かれている環境温度を検知する環境センサ201を有することである。環境センサ201についても図6に示す温度検知部と同様に構成できる。図4は、本第2の実施の形態における冷却ファン105を制御する処理のフローチャートを示す。
【0020】
本実施の形態においては、装置101のメインスイッチにより電源OFF情報の入力を検知すると(ステップS401)、制御基板104が、サーミスタ108および環境センサ201で検知された温度の検出信号に基づき、検出温度がそれぞれの所定値、例えばサーミスタ108の検出温度TsがT2(例えば35℃)以上であるか否かの判定(ステップS402)に加え、環境センサ201の検出温度TcがT3(例えば30℃)以上であるか否かを判定し(ステップS403)、冷却ファン105を制御する。
【0021】
冷却ファン105は、サーミスタ108の検出温度TsがT2未満であれば、騒音防止やエネルギー消費削減のために駆動を停止し(ステップS406)、サーミスタ108の検出温度TsがT2以上、かつ環境センサ201の検出温度TcがT3未満であれば、所定時間M2(例えば10分)の間だけ冷却ファン105を駆動し(ステップS405)、制御基板104のタイマー機能によりM2分経過した時に停止する(ステップS406)。
【0022】
またサーミスタ108の検出温度TsがT2以上、かつ環境センサ201の検出温度TcがT3以上であれば、冷却ファン105を所定時間M3(例えば20分)だけ駆動し(ステップS404)、制御基板104のタイマー機能によりM3だけ経過した時に停止する(ステップS406)。
【0023】
上記において所定時間M2及びM3の例をそれぞれ10分及び20分としたのは、環境センサ201の検出温度Tcが30℃以下の場合に10分間冷却ファン105を駆動させる、或いは環境センサ201の検出温度Tcが30℃以上の場合、20分間冷却ファン105を駆動させることにより、上記装置101の所定箇所の温度を許容温度以下に抑えられるからである。よって、サーミスタ108による検出温度及び環境センサによる検出温度の判定基準であるT2及びT3の値に応じて、任意に所定時間M2、M3を変更することができるのは言うまでもない。
【0024】
このように従来は別の用途で使用していた中間転写体103のサーミスタ108に加え、環境センサ201の検出温度を利用して冷却ファン105を適応的に制御して必要な時間だけ駆動することにより、ファンの寿命を向上させ、騒音や消費エネルギーを極力抑えて、装置101内温度を許容温度以下に保つことが可能となる。
【0025】
【第3の実施形態】
本実施の形態における画像形成装置の構造は第2の実施の形態のものとほぼ同じであるのでその説明を省略する。本実施形態に対応する本発明は、第1と第2の実施形態における発明とは異なり、画像形成装置101の印字中および印字待機中においても、冷却ファン105の稼動や回転数を制御することを特徴とする。図5は、本第3の実施の形態における冷却ファン105を制御する処理のフローチャートを示す。
【0026】
本実施形態においては、装置101の印字中および印字待機中、制御基板104が、サーミスタ108および環境センサ201で検知された温度の検出信号に基づき、検出温度がそれぞれの所定値、例えばサーミスタ108の検出温度TsがT4(例えば35℃)以上であるか否かの判定(ステップS501)に加え、環境センサ201の検出温度TcがT5(例えば30℃)以下であるか否かを判定(ステップS502)を行って冷却ファン105を制御する。
【0027】
もし、サーミスタ108の検出温度TsがT4未満であれば、冷却ファン105は、制御基板104により予め設定された回転数Aで駆動され(ステップS503)、サーミスタ108の検出温度TsがT4以上、かつ環境センサ201の検出温度TcがT5未満であれば、冷却ファン105は、予め設定された回転数Bで駆動するように制御される(ステップS504)。またサーミスタ108の検出温度TsがT4以上、かつ環境センサ201の検出温度TcがT5以上であれば、冷却ファン105は予め設定された回転数Cで駆動するように制御される(ステップS505)。
【0028】
上記の冷却ファン105の回転数Aは、0もしくは低回転数(例えば1500rpm)に設定されており、回転数B(例えば2500rpm)、回転数C(例えば3000rpm)の順に高回転数に設定されている。
【0029】
このように本実施形態では、サーミスタ108および環境センサ201により検出される検出温度を利用して、必要以上に冷却ファン105を稼動させないよう回転数を設定することにより、ファンの寿命を向上させ、騒音や消費エネルギーを極力抑えて、装置101内温度を許容温度以下に保つことが可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願に係る発明によれば、定着装置といった熱源から離れた位置に温度検出部を設け、本体装置内の昇温状態を把握することで、熱に弱い部材が所定温度を超えないように制御することができる。
【0031】
また、印字待機時や印字時といった本体電源ON時においては冷却ファンの回転数を制御し、本体電源OFF時には装置内の温度状況に応じて冷却ファンの駆動時間を適応的に制御をするので、無駄な電力消費がなくなり、ファンの寿命の向上とファン駆動音による騒音を抑えることができる。
【0032】
また画像形成装置内の温度を把握するための温度検出部として、中間転写体に具備される既存の温度検出部を利用することにより、温度検出ポイントを余分に増やすことなく低コスト化が図れる。
【0033】
さらに画像形成装置内に具備した他の温度検出部の検出値を併用することで、より正確に放置内部の昇温状態を把握でき、その結果冷却ファンを最適な回転数と時間をもって、制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の第1の実施形態を示した断面図である。
【図2】本発明による画像形成装置の第2及び第3の実施形態を示した断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に対応した処理のフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に対応した処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態に対応した処理のフローチャートである。
【図6】本発明における温度検知手段の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
101 … 画像形成装置
102 … 定着装置
103 … 中間転写体
104 … 制御基板
105 … 冷却ファン
106 … シームレスベルト
107 … 駆動ローラ
108 … サーミスタ
109 … クリーナ
201 … 環境センサ
4Y、4M、4C、4K … 感光体
5Y、5M、5C、5K … トナーカートリッジ
Claims (28)
- 中間転写体に形成されたトナー像を記録材へ転写することにより画像を形成するための画像形成装置であって、
前記中間転写体内において、前記中間転写体内部もしくは表面周辺の温度を検知するための第1の温度検知手段と、
前記画像形成装置内の温度上昇を抑制するための冷却手段と、
前記第1の温度検知手段による第1の検知温度に基づいて、前記冷却手段の駆動動作を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1の検知温度に基づいて、前記冷却手段の駆動時間を決定することを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置内又は前記画像形成装置外の温度を検知するための第2の温度検知手段を更に備え、
前記制御手段は、さらに前記第2の温度検知手段により検知された第2の検知温度とに基づいて前記冷却手段の動作を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、
前記第1の検知温度と第1の基準温度とを比較する第1の比較手段と、
前記第2の検知温度と第2の基準温度とを比較する第2の比較手段とを備え、
前記第1の比較手段と前記第2の比較手段とにおける比較結果に基づいて前記冷却手段の動作を制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記第1の比較手段において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度未満であった場合に、前記冷却手段の動作を停止することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1の比較手段において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度以上であり、前記第2の比較手段において、前記第2の検知温度が前記第2の基準温度未満であった場合に、前記冷却手段を第1の駆動時間だけ駆動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1の比較手段において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度以上であり、前記第2の比較手段において、前記第2の検知温度が前記第2の基準温度以上であった場合に、前記冷却手段を第2の駆動時間だけ駆動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1の比較手段において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度未満であった場合に、前記冷却手段を第1の回転数において駆動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1の比較手段において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度以上であり、前記第2の比較手段において、前記第2の検知温度が前記第2の基準温度未満であった場合に、前記冷却手段を第2の回転数において駆動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記第1の比較手段において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度以上であり、前記第2の比較手段において、前記第2の検知温度が前記第2の基準温度以上であった場合に、前記冷却手段を第3の回転数において駆動させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体は、少なくとも一つの駆動ローラと、従動ローラ、その間に掛け渡されたシームレスベルトで構成され、前記第1の温度検知手段は、前記駆動ローラ、前記従動ローラ及び前記シームレスベルトのいずれかの近傍温度を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置の電源のOFF情報を検知するOFF情報検知手段を更に備え、前記第1の温度検知手段は、前記電源OFF情報の検知に応じて、前記第1の検知温度を検知することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置の電源のOFF情報を検知するOFF情報検知手段を更に備え、前記第1の温度検知手段及び前記第2の温度検知手段は、前記電源OFF情報の検知に応じて、前記第1及び第2の検知温度を検知することを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 内部温度の上昇を抑制するための冷却手段を備え、中間転写体に形成されたトナー像を記録材へ転写することにより画像を形成するための画像形成装置の制御方法であって、
前記中間転写体内において、前記中間転写体内部もしくは表面周辺の温度を検知するための第1の温度検知工程と、
前記第1の温度検知工程による第1の検知温度に基づいて、前記冷却部の駆動動作を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記制御工程は、前記第1の検知温度に基づいて、前記冷却手段の駆動時間を決定することを特徴とすることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記画像形成装置内又は前記画像形成装置外の温度を検知するための第2の温度検知工程を更に備え、
前記制御工程では、さらに前記第2の温度検知工程により検知された第2の検知温度とに基づいて前記冷却手段の動作が制御されることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記制御工程は、
前記第1の検知温度と第1の基準温度とを比較する第1の比較工程と、
前記第2の検知温度と第2の基準温度とを比較する第2の比較工程とを備え、前記第1の比較工程と前記第2の比較工程とにおける比較結果に基づいて前記冷却手段の動作が制御されることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置の制御方法。 - 前記制御工程では、前記第1の比較工程において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度未満であった場合に、前記冷却手段の動作が停止されることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記制御工程では、前記第1の比較工程において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度以上であり、前記第2の比較工程において、前記第2の検知温度が前記第2の基準温度未満であった場合に、前記冷却手段が第1の駆動時間だけ駆動されることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記制御工程では、前記第1の比較工程において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度以上であり、前記第2の比較工程において、前記第2の検知温度が前記第2の基準温度以上であった場合に、前記冷却手段が第2の駆動時間だけ駆動されることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記制御工程では、前記第1の比較工程において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度未満であった場合に、前記冷却手段が第1の回転数において駆動されることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記制御工程では、前記第1の比較工程において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度以上であり、前記第2の比較工程において、前記第2の検知温度が前記第2の基準温度未満であった場合に、前記冷却手段が第2の回転数において駆動されることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記制御工程では、前記第1の比較工程において、前記第1の検知温度が前記第1の基準温度以上であり、前記第2の比較工程において、前記第2の検知温度が前記第2の基準温度以上であった場合に、前記冷却手段が第3の回転数において駆動されることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記中間転写体は、少なくとも一つの駆動ローラと、従動ローラ、その間に掛け渡されたシームレスベルトで構成され、前記第1の温度検知工程では、前記駆動ローラ、前記従動ローラ及び前記シームレスベルトのいずれかの近傍温度が検出されることを特徴とする請求項14乃至請求項20のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記画像形成装置の電源のOFF情報を検知するOFF情報検知工程を更に備え、前記第1の温度検知工程では、前記電源OFF情報の検知に応じて、前記第1の検知温度が検知されることを特徴とする請求項14乃至請求項20のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
- 前記画像形成装置の電源のOFF情報を検知するOFF情報検知工程を更に備え、前記第1の温度検知工程及び前記第2の温度検知工程では、前記電源OFF情報の検知に応じて、前記第1及び第2の検知温度が検知されることを特徴とする請求項16乃至請求項20のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
- 請求項14乃至請求項26のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるための画像形成装置の制御プログラム。
- 請求項27に記載の画像形成装置の制御プログラムを格納するコンピュータで読取り可能な記憶媒体。
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- 2002-09-25 JP JP2002279834A patent/JP2004117732A/ja not_active Withdrawn
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