JP2004116736A - 遊星歯車装置の潤滑装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリヤの潤滑油受け部に対する潤滑油の供給量の低下を抑制することのできる遊星歯車装置の潤滑装置を提供する。
【解決手段】サンギヤ9と、サンギヤ9と同心状に配置されたリングギヤ10と、サンギヤ9およびリングギヤ10に噛合される複数のピニオンギヤ11を保持するキャリヤ12とを有し、キャリヤ12が非回転部材6に固定されているとともに、非回転部材6には潤滑油供給部21,23が設けられ、キャリヤ12には、潤滑油供給部21,23から潤滑油を供給される潤滑油受け部17,18,20が形成されている遊星歯車装置の潤滑装置において、潤滑油供給部21,23と潤滑油受け部17,18,20との間の潤滑油通過経路に潤滑油溜まり30を形成するとともに、潤滑油溜まり30が楕円形状に構成され、その楕円形状の長軸が、キャリヤ12の半径方向に配置されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊星歯車装置の潤滑装置、特に、キャリヤが固定される構造の遊星歯車装置に用いる潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両用の動力伝達装置などに用いられる遊星歯車装置は、サンギヤおよびリングギヤと、サンギヤおよびリングギヤに噛合するピニオンギヤを保持するキャリヤとを有している。そして、各ギヤおよびキャリヤのいずれかを入力部材および出力部材として選択し、あるいは固定部材として選択することで、各種の変速比の設定、あるいは、入力部材の回転方向に対する出力部材の回転方向の設定をおこなうことができる。この遊星歯車装置においては、各ギヤ同士の噛み合い部分、あるいはピニオンギヤとキャリヤとの間の摺動部分などを潤滑油で潤滑する必要があり、このような遊星歯車装置に用いられる潤滑装置の一例が、下記の特許文献1に記載されている。
【0003】
この特許文献1に記載されている潤滑装置は、自動車用変速機に用いられるものである。具体的には、変速機のケース内にプラネタリギヤ装置が設けられており、プラネタリギヤ装置は、同心状に配置されたサンギヤおよびリングギヤおよびキャリヤと、キャリヤに設けられた第1のプラネタリギヤ軸に保持されて、サンギヤに噛合する第1のプラネタリギヤと、キャリヤに設けられた第2のプラネタリギヤ軸に保持されて、リングギヤおよび第1のプラネタリギヤに噛合する第2のプラネタリギヤとを有している。また、第1のプラネタリギヤは軸受を介して第1のプラネタリギヤ軸に取り付けられており、第2のプラネタリギヤは軸受を介して第2のプラネタリギヤ軸に取り付けられている。そして、第1のプラネタリギヤ軸および第2のプラネタリギヤ軸には軸線方向に潤滑油路が形成されている。
【0004】
一方、ケースには環状の潤滑油路形成部材が固定されており、この潤滑油路形成部材に対して、キャリヤがビスにより固定されている。つまり、キャリヤが常時非回転となっている。また、潤滑油路形成部材のキャリヤ側の面には一連の溝が円周方向に形成されており、この溝と、第1のプラネタリギヤ軸および第2のプラネタリギヤ軸の潤滑油路の入口とが連通されている。そして、作動ポンプから吐出される潤滑油が、溝および潤滑油路を経由して各軸受に供給されて、軸受を潤滑できるものとされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平2001−227625号公報(段落番号0009ないし段落番号0015、図2、図4、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の特許文献1においては、潤滑油路形成部材の溝内を潤滑油が下方に向けて流れるように構成されているとともに、潤滑油路形成部材の溝と、第1の軸および第2の軸の油路とが直角に接続されている。このため、潤滑油の流れ方向が切り換わりにくく、軸受に対する潤滑油の供給量が低下するという問題があった。
【0007】
この発明は、上記の事情を背景としてなされたものであって、キャリヤの潤滑油受け部に供給する潤滑油量の低下を抑制することのできる遊星歯車装置の潤滑装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、サンギヤと、このサンギヤと同心状に配置されたリングギヤと、前記サンギヤおよびリングギヤに噛合される複数のピニオンギヤを保持するキャリヤとを有し、このキャリヤが非回転部材に固定されているとともに、前記非回転部材には潤滑油供給部が設けられ、前記キャリヤには、前記潤滑油供給部から潤滑油を供給される潤滑油受け部が形成されている遊星歯車装置の潤滑装置において、前記潤滑油供給部と潤滑油受け部との間の潤滑油通過経路に潤滑油溜まりを形成するとともに、この潤滑油溜まりが楕円形状に構成され、その楕円形状の長軸が、前記キャリヤの半径方向に配置されていることを特徴とするものである。
【0009】
請求項1の発明によれば、非回転部材の潤滑油供給部を流れる潤滑油が、潤滑油溜まりに一旦溜められて流速が低下し、ついで、キャリヤの潤滑油受け部に流れ込むため、潤滑油供給部から潤滑油受け部に至る経路において、潤滑油の流れ方向の変換がおこなわれ易くなる。また、潤滑油溜まりが半径方向に楕円形状となっているため、潤滑油受け部の配置半径が異なる場合でも、潤滑油溜まりと潤滑油受け部とを連通させやすくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明を図面を参照しながら具体的に説明する。この発明の潤滑装置を、車両用の動力伝達経路に設けられている遊星歯車装置を潤滑することに用いる場合の実施例を図1に示す。図1において、ケーシング1の内部には、第1のシャフト2および第2のシャフト3が配置されている。第1のシャフト2および第2のシャフト3は同心状に配置されているとともに、第1のシャフト2および第2のシャフト3は、軸線A1を中心として一体回転可能に連結されている。この軸線A1は、車両の前後方向に沿って設定される仮想線である。また、ケーシング1と第2のシャフト3との間に軸受4が設けられており、軸受4により第2のシャフト3が回転可能に保持されている。
【0011】
なお、車両には駆動力源としてエンジン(図示せず)が搭載されており、エンジントルクが第1のシャフト2に伝達されるように構成されている。また、第2のシャフト3と車輪(図示せず)とがトルク伝達可能に連結される。
【0012】
一方、第1のシャフト2の外周には中空シャフト5が取り付けられている。中空シャフト5には電動機(図示せず)が連結されている。この第1のシャフト2と中空フャフト5とは相対回転可能である。ケーシング1の内面には、軸線A1と直交する方向に延ばされた壁部6が形成されている。この壁部6と中空シャフト5との間には軸受7が設けられており、軸受7により中空シャフト5が回転可能に保持されている。
【0013】
さらに、ケーシング1の内部には遊星歯車装置8が設けられている。遊星歯車装置8は、サンギヤ9と、サンギヤ9と同心状に配置されたリングギヤ10と、サンギヤ9およびリングギヤ10に噛合する複数のピニオンギヤ11を保持するキャリヤ12とを有している。ここで、サンギヤ9と中空シャフト5とが一体回転するように連結されており、リングギヤ10と第2のシャフト3とが一体回転するように連結されている。キャリヤ12は、環状のホルダ13および環状のプレート14と、ホルダ13とプレート14とを連結する複数のピニオンシャフト15とを有している。
【0014】
各ピニオンシャフト15は、軸線A1を中心とする同一円周上に所定間隔おきに配置されている。また、各ピニオンシャフト15は各ピニオンギヤ11を軸線方向に貫通するように配置されており、各ピニオンシャフト15の軸線方向の両端と、ホルダ13およびプレート14とが連結されている。つまり、ピニオンギヤ11はホルダ13とプレート14との間に配置されており、ピニオンシャフト15とピニオンギヤ11との間には軸受16が設けられている。このようにして、ピニオンギヤ11がピニオンシャフト15に対して自転可能に取り付けられている。また、ピニオンシャフト15の回転中心となる軸線B1は、軸線A1と平行である。
【0015】
さらに、ピニオンシャフト15には、その軸線方向に沿って油路17が形成されており、油路17の開口部18が、ピニオンシャフト15の端面19に臨んで開口されている。さらにまた、ピニオンシャフト15を半径方向に貫通する油路20が形成されており、油路17と油路20とが連通されている。
【0016】
前記ホルダ13は壁部6に対して回転不可能な状態で固定されている。また、壁部6には2系統の油路21が設けられており、各油路21は潤滑油保持タンク(図示せず)に連通されている。この2系統の油路21は、潤滑油保持タンクに設けられた2つの潤滑油排出口に別個に連通されている。2つの潤滑油排出口は、車両の左右方向に配置されている。なお、図1においては、2系統の油路21のうち、便宜上、1系統の油路21だけが示されている。
【0017】
さらに、壁部6には、端面22に臨む油路23が形成されている。この端面22は軸線A1に直交して形成された面、言い換えれば、鉛直方向に配置された面である。この端面22にはキャリヤ12が固定されており、端面22とピニオンシャフト15の端面19とが接触している。図2は、壁部6の側面図であり、油路23は軸線A1を取り囲むように略U字形状に配置されている。この油路23の円周方向の両端(上端)には2つの開口部24が形成されており、2つの開口部24が、共に2系統の油路21にそれぞれ連通されている。油路23は、図2に示すように、軸線と交差する鉛直線(図示せず)を境として左右対称に配置されている。油路23は、開口部24からキャリヤ12の半径方向の外側に向けて湾曲された湾曲部25と、キャリヤ12の半径方向で、湾曲部25の外側の端部に連続され、かつ、さらに外側に向けて延ばされた直線部26と、キャリヤ12の半径方向で、直線部26の外側の端部に連続され、かつ、下方に向けて湾曲された湾曲部27と、湾曲部27の下端部に連続され、かつ、下方に向けて延ばされた直線部28と、直線部28の下端部同士を接続する湾曲部29とを有している。
【0018】
さらに、油路23には潤滑油溜まりが複数接続されている。この実施例では、ピニオンシャフト15の数と同じ5箇所の潤滑油溜まりが設けられている。まず、湾曲部25と開口部24との接続部分から分岐する潤滑油溜まり30が設けられている。2つの潤滑油溜まり30は同じ高さに、かつ、左右対称に設けられている。また、2つの潤滑油溜まり30よりも低い位置に、2つの潤滑油溜まり31が設けられている。2つの潤滑油溜まり31は、直線部28と湾曲部29との接続部分から分岐されている。2つの潤滑油溜まり31も同じ高さに、かつ、左右対称に設けられている。
【0019】
さらに、湾曲部29の略中央、具体的には、最も低い位置から潤滑油溜まり32が分岐されている。この潤滑油溜まり32は潤滑油溜まり31よりも低い位置に配置されている。各潤滑油溜まり30,31,32は、端面22に沿って油路23から分岐するように形成されているとともに、潤滑油溜まり30,31と油路23との境界部分には、堰33が形成されている。また、潤滑油溜まり32と油路23との境界部分に角部34が形成されている。そして、前記鉛直方向の平面における潤滑油溜まり30,31,32の形状が、略楕円形状に構成されている。具体的には、各楕円形状の長軸(図示せず)が半径方向に沿って配置されている。なお、各潤滑油溜まり30,31,32の短軸(図示せず)方向の幅は、油路23の幅よりも広く設定されている。上記のように構成された潤滑油溜まり30,31,32と油路17とが、各ピニオンシャフト15の開口部18を介して連通されている。
【0020】
上記構成において、エンジントルクは第1のシャフト2および第2のシャフト3を経由して車輪に伝達される。また、電動機のトルクが中空シャフト5を経由してサンギヤ9に伝達されると、キャリヤ12は回転せず、ピニオンギヤ11が回転して、サンギヤ9のトルクがリングギヤ10に伝達される。すなわち、キャリヤ12は反力要素として機能し、サンギヤ9の回転速度に対して、リングギヤ10の回転速度が減速されて、動力伝達がおこなわれる。なお、中空シャフト5の回転方向とリングギヤ10の回転方向とは逆となる。
【0021】
一方、潤滑油保持タンクから2系統の油路21に潤滑油が供給されると、その潤滑油が2つの開口部24を経由して油路23に供給される。油路23に供給された潤滑油は、自重により下方へ向けて流れる。潤滑油が油路23内を下降する途中で、その一部が潤滑油溜まり30,31に流れ込むとともに、湾曲部29に至った潤滑油は、潤滑油溜まり32に流れ込む。潤滑油溜まり30,31,32では、その鉛直方向の下側に潤滑油が溜まる。潤滑油溜まり30,31では、堰33の上端を最高液面として潤滑油を溜めることが可能である。また、潤滑油溜まり32では、角部32付近を最高液面として潤滑油を溜めることができる。この潤滑油溜まり30,31,32に溜まった潤滑油は、その圧力水頭により、各ピニオンシャフト15の開口部18、油路17,20を経由して、軸受16付近に供給される。このようにして、潤滑油により、軸受16付近を潤滑および冷却することができる。
【0022】
以上のように、この実施例によれば、隔壁6の油路23を潤滑油が下方に向けて流れる際に、その潤滑油が潤滑油溜まり30,31,32に流れ込んで流速が低下し、ついで、その潤滑油がキャリヤ12の油路17に供給されるため、潤滑油の流れ方向の変換を容易におこなうことができる。したがって、軸受16付近に供給される潤滑油の量が減少することを抑制できる。
【0023】
また、2系統の油路21は潤滑油保持タンクに対して、車両の左右方向の2箇所で連通されている。このため、車両がカーブを走行して、横方向の加速度を受けた時、または路面状況により車両が左右方向に傾いた時などのように、潤滑油が非回転部材(壁部6)の供給経路内で左右方向の一方に偏り易い状況であっても、2系統の油路21から、2つの開口部24を経由して壁部6の油路23に、左右から同量の潤滑油を供給することができる。したがって、潤滑油量の低下を一層抑制できる。
【0024】
ところで、仕様や車種が異なることに起因して、ケーシング1内に配置される遊星歯車装置8として、変速比の異なる遊星歯車装置8が複数種類用意される場合がある。この場合、種類の異なる遊星歯車装置8毎に、軸線A1を中心とする複数のピニオンシャフト15の配置半径が相違する可能性がある。この実施例では、潤滑油溜まり30,31,32が楕円形状に構成され、その長軸が半径方向に配置されているため、ピニオンシャフト15の配置半径が異なる場合でも、同じケーシング1を用いて、油路17と潤滑油溜まり30,31,32とを連通させることができる。したがって、ケーシング1の共用化を図ることができる。
【0025】
ここで、この実施例の構成とこの発明の構成との対応関係を説明すれば、ケーシング1および壁部6がこの発明の非回転部材に相当し、油路21,23が、この発明の潤滑油供給部に相当し、開口部18、油路17,20が、この発明の潤滑油受け部に相当する。なお、図2においては、キャリヤの潤滑油受け部として、開口部、油路などの穴(孔)もしくは通路が挙げられているが、潤滑油受け部は、キャリヤを構成する部品の表面に形成された溝、凹部、窪みなどでもよい。さらに、潤滑油受け部は、キャリヤを構成する部品の材料の内部を潤滑油が浸透する微細孔であってもよい。また、潤滑油受け部は、キャリヤ自体に形成されている場合、またはキャリヤに連結された部材に設けられている場合のいずれでもよい。さらに、軸線A1,B1が車両の左右方向に配置されている動力伝達装置に対しても、この発明を適用できる。さらにまた、潤滑油保持タンクに対して、壁部の2つの油路が車両の前後方向に配置されている構成の車両に対しても、この発明を適用できる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、非回転部材の潤滑油供給部から潤滑油受け部に至る潤滑油の供給経路において、潤滑油溜まりで潤滑油の流速が低下するため、潤滑油受け部に供給する潤滑油の流れ方向の変換を容易におこなうことができる。したがって、潤滑油受け部に対する潤滑油の供給量の低下を抑制できる。
【0027】
また、潤滑油受け部の配置半径が異なる場合でも、潤滑油溜まりと潤滑油受け部とを連通させることができる配置半径の範囲が増加する。したがって、潤滑油受け部の配置半径が異なる場合でも、非回転部材を共用化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の遊星歯車装置の潤滑装置の一例を示す正面断面図である。
【図2】図1に示されたケーシングの壁部の側面図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、 6…壁部、 8…遊星歯車装置、 9…サンギヤ、 10…リングギヤ、 11…ピニオンギヤ、 12…キャリヤ、 17,21…油路、 18…開口部、 30,31,32…潤滑油溜まり。

Claims (1)

  1. サンギヤと、このサンギヤと同心状に配置されたリングギヤと、前記サンギヤおよびリングギヤに噛合される複数のピニオンギヤを保持するキャリヤとを有し、このキャリヤが非回転部材に固定されているとともに、前記非回転部材には潤滑油供給部が設けられ、前記キャリヤには、前記潤滑油供給部から潤滑油を供給される潤滑油受け部が形成されている遊星歯車装置の潤滑装置において、
    前記潤滑油供給部と潤滑油受け部との間の潤滑油通過経路に潤滑油溜まりを形成するとともに、この潤滑油溜まりが楕円形状に構成され、その楕円形状の長軸が、前記キャリヤの半径方向に配置されていることを特徴とする遊星歯車装置の潤滑装置。
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