JP2004114686A - 流体閉じ込めシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、インクの方向転換構造を含み、画像のプリント品質を向上させる流体閉じ込めシステムを提供することにある。
【解決手段】 本発明は流体閉じ込めシステムであり、インク保管場所60に固定されたフード64を備え、フード64は、プリントヘッドから放出されるインクを、狭窄したコンジット88を通ってインク保管場所60内へと向けるインク方向転換構造部80を具備している。
【選択図】    図2

Description

 本発明は、インクの方向転換(REDIRECTION)表面を含む流体閉じ込め(収容、CONTAINMENT)システムに関する。
 インクジェットプリンタ等のプリント機構は、本明細書において一般的に「インク」と呼ぶ液体着色剤の滴を紙のページ等のプリント媒体上に発射するペンを用いている。それぞれのペンは、そこを通ってインク滴が発射される非常に小さなノズルで形成されるプリントヘッドを有してもよい。画像をプリントするには、プリントヘッドがページを横切って左右に進み、動いている間に所望のパターンでインク滴を発射するようにしている。プリントヘッド内の特定のインク噴出機構は、圧電プリントヘッド技術やサーマルプリントヘッド技術等、様々な異なる方法で実施してもよい。
 プリントヘッドの整備またはメンテナンスとも呼ばれる、プリントヘッドのクリーニングおよび保護を行うために、プリンタ内に整備ステーション機構を取付けてもよい。クリーニング中、整備ステーションの上方でプリントヘッドを動かしてもよく、プリントヘッドノズルから、整備ステーションのインクつぼ(廃インク受け、spittoon)すなわちインク収集チャンバに向かって、インクを射出すなわち「パージ」してもよい。射出したインクは、周囲の空気と一緒になって、インクのエアロゾルを作り出すかもしれない。このインクのエアロゾルは、インクつぼ内に収容するのが容易ではない。収容されないインクのエアロゾルは、プリント機構の内部部品を損傷したり、入力トレイ、出力トレイ、またはその中に保持されるプリント媒体等、プリント機構内の各箇所を汚すかもしれない。カラーのプリント機構の場合には、1つのカラーのインクプリントヘッドからのインクのエアロゾルがインクつぼから出てきて、他のカラーのインクのインクプリントヘッドを汚し、それによって、その後にプリントするそれぞれの画像のプリント品質を低下させてしまう可能性がある。
 本発明の流体閉じ込めシステムは、インク保管場所と、そこに固定されたフードとを含んでいる。フードは、プリントヘッドから放出されるインクを、狭窄したコンジット(constrictive conduit)を通ってインク保管場所内へと向けるインク方向転換構造を含んでいる。
 図1は、ここでプリンタ20として示すプリント機構の一実施形態の例示である。これは、産業、オフィス、家庭、その他の環境において、ビジネスレポート、通信文、デスクトップ・パブリッシング等のプリントに用いることができる。例えば、インクジェットプリンタやレーザープリンタ等、さまざまなプリント機構が市販されている。本発明の実施形態を用いてもよいプリント機構としては、少数の例を挙げれば、プロッタ、ポータブル印刷ユニット、複写機、カメラ、ビデオプリンタ、ファクシミリ等がある。便宜上、プリント機構の概念は、インクジェットプリンタ20の環境において説明する。
 プリンタの各構成要素は、モデルによって様々であってもよいことは明らかであるが、インクジェットプリンタ20はシャシ22を備えており、このシャシ22は、通常プラスチックで製造される本体、すなわちケーシングエンクロージャ24とも呼ばれるハウジングによって取り囲まれている。プリント媒体の1枚または複数枚のシートは、プリントゾーン26を通って、プリント手段およびインク射出装置とも呼ばれる第1のプリントヘッド28、および第2のプリントヘッド30の下に供給されるようになっている。この1つまたはそれよりも多いプリントヘッドは、プリントヘッドキャリッジ32上に支持されており、プリントヘッドキャリッジ32は、ハウジング24を貫いて延在し走査軸36を規定する、キャリッジロッド34上に支持されている。プリント媒体の1枚または複数枚のシート38は、紙、厚紙、ボール紙、透明シート、マイラー等、いかなるタイプの好適なシート材料であってもよいが、便宜上、図示の実施形態では、プリント媒体として紙を用いて説明する。
 図示の実施形態において、シート38はプリントゾーン26を出て、摺動長さ調整レバー42を有する出力トレイ40上に配置されている状態で示されている。出力トレイ40の下方には、入力トレイ44が配置されている。入力トレイ44は、例えばレターサイズ、リーガルサイズ、A4、封筒等、異なるサイズのプリント媒体に対応する、摺動長さ調整レバー46等の長さ調整装置と、摺動幅調整レバー48等の幅調整装置とを備えている。
 モータ50(破線で概略的に示す)等の作動装置は、ハウジング24内に配置されており、これを動作して、キャリッジロッド34に沿って走査軸36の方向に、プリントゾーン26から整備領域52内へと、プリントヘッドキャリッジ32を動かしてもよい。説明を容易にするために、プリントヘッドキャリッジ32はプリントゾーン26内に示されており、整備領域52を見ることができるようにしている。図示しないキャッピングステーションは、プリンタの反対側、すなわち、キャリッジロッド34に沿ってモータ50に隣接して、別個に配置されている。マイクロプロセッサ54として概略的に示すプリンタコントローラは、ハウジング24内に配置されており、通常、パーソナルコンピュータ等のコンピュータであるホスト装置(図示せず)から、モータ50およびプリントヘッド28,30を動作する命令を受け取ってもよい。プリンタコントローラの機能の多くは、ホストコンピュータ、コンピュータを取付けた電子機器、または両者の相互作用によって行われている。本明細書において、「プリンタコントローラ54」という用語は、ホストコンピュータ、プリンタ、両者の中間の装置が行うにせよ、またはそのような要素間の相互作用の組合せによって行うにせよ、このような機能を包含するものである。プリンタコントローラ54はまた、ハウジング24の外部に配置したキーパッド(図示せず)を通じて提供されるユーザ入力に応答して動作するようにしてもよい。コンピュータホストに結合したモニタを用いて、プリンタのステータスやホストコンピュータ上で実行されている特定のプログラム等の視覚情報をオペレータに表示してもよい。
 さらに図1を参照すると、整備領域52は、プリントヘッド28,30が整備領域52内へと動くと、プリントヘッド28,30に隣接する位置に移動可能な、本明細書においてクリーニングステーションまたはメンテナンスステーションとも呼ばれる、整備ステーション56を備えている。整備手段とも呼ばれる整備ステーション56は、インク収集チャンバの機能を果たす第1のインクつぼ60等のインク受取手段を移動可能に支持する支持そり(support sled)58を備えている。支持そり58は、図示しないワイパー、ワイパースクレーパー、および/またはアブソーバーを備えている。これらは、各プリントヘッドを横切って左右に動き、プリントヘッド28、30を整備することが可能となっている。そり58の作動は、図示しない駆動ギアとそれにかみ合うギアラックとにおいて行われている。駆動ギアおよびギアラックは、支持そり58の下方に配置されている。「スピッティング」中、支持そり58は、ペンによってプリントヘッド28に隣接して静止状態に支持され、プリントヘッド28がその対応するインクつぼと適切に整列されている。図示の実施形態において、支持そり58はさらに、第2のインクつぼ62を備え、整備ルーチンの間、各プリントヘッドがそれぞれ、対応するインクつぼに整列するようになっている。インクつぼ60,62はそれぞれ、プリントヘッド28,30から放出されるインク滴の飛翔経路を変更する、フード64,66等の表面方向づけ(directing)手段を備えている。
 図2は、図1のプリント機構の一実施形態で、側方から見た断面図を示している。図2において、第1のプリントヘッド28のノズルオリフィス板68は、整備領域52内に配置されており、第1のフード64の上部フード開口部70の上方で整列されている。上部フード開口部70は、面積(領域、area)A1を画定する周辺部71を有している。面積A1は、プリントヘッド28から射出されるインク粒子を効率的に捕捉する大きさおよび形状である。図2に示すように、フード64は、ガイド構造部83およびストップ構造部82によって画定される上部開口部70を備えている。上部ガイド構造部83は、上部ガイド表面80と、対向する下側表面81とを有している。ストップ構造部82は、上部表面87と下側表面89を備えている。プリントヘッド28から射出されるインク粒子は、エアロゾルを形成する傾向がある。このエアロゾルは、望ましくないことに、プリンタ20のさまざまな構成要素上に堆積してしまう可能性がある。したがって、プリントヘッド28の整備中にプリントヘッド28から射出されるインク粒子を捕捉することは、非常に望ましい。整備中、面積A1はプリントヘッド28に略近接して配置され、プリントヘッド28から射出されるインク粒子が、フード64の開口部70を通って射出されるようにしている。プリントヘッド28の整備中、面積A1は、矢印90と略垂直な向きであり、図2においては横から見た状態で示されている。矢印90はまた、面積A1の垂線と一致している。ただし垂線は、面積A1が画定する平面に垂直な直線として画定されている。フード64は、インクつぼ60の保管場所開口部72に固定され、整備中にプリントヘッド28から射出されるインク粒子を、漏斗のようにしてインクつぼ60の槽76内に送るものである。開口部72は、開口部72の面積A2を画定する周辺部74を有している。面積A2は、矢印90と略垂直である。面積A2は、面積A1と比較して非常に大きくてもよく、図2においては横から見た状態で示されている。例として、面積A2は面積A1の4倍以上大きくなっている。
 面積A2の少なくとも50パーセント、特に約75パーセントが、ガイド構造部83の下側表面81によってブロックされている。例として、面積A2の少なくとも80パーセント、特に約95パーセントが、下側表面81とストップ構造部82との組合せによって塞がれている、すなわち、ブロックされていてもよい。後述するように、面積A1と面積A2との大きさが違うことによって、インクつぼ60の槽76に入るいかなるインク粒子またはインクのエアロゾルも、捕捉するすなわち捕らえるのが容易になる。
 ガイド構造部83およびストップ構造部82は、フード64に対して静止しており、フード内で旋回したり、回転することはない。フード64は、下側表面89と偏向表面91を備えている。表面89は、一般的に偏向表面91と約90度の角度で交わり、偏向表面91に隣接しているが、本発明の範囲は、特定の用途の要求に適合するのに必要な他の角度でこれらの表面を接合することを含んでいる。下側表面81および偏向表面91は、一緒になって、周辺部86を有する下部フード開口部84を画定している。周辺部86は、開口部84の面積A3を画定している。面積A3は、図2において、横から見た状態で直線にて表わされている。表面80,89は、開口部70と開口部84との間に延在し、進むにつれて狭くなった、すなわち狭窄したコンジット88を形成している。上部フード開口部70の面積A1は、下部フード開口部84の面積A3と比較して大きく、特に、面積A1は、面積A3の2倍大きくてもよい。面積A2は、面積A3の8倍大きくてもよい。したがって、開口部70から開口部84へと延在し、進むにつれてより狭くなる、漏斗形の狭窄したコンジット88は、フード64が画定することを理解できるであろう。ストップ構造部82の下側表面89は、いかなるインク粒子78もコンジット88に入った後にフード64から流出するのを抑制するのに役立つ、隆起部(ridge)の役割を果たすものである。
 さらに図2を参照すると、プリントヘッド28のメンテナンス中、プリントヘッド28は、ノズルオリフィス板68およびインクつぼ60の槽76の下部表面92に対して垂直な向きの矢印90で表す飛翔経路に沿って、インク粒子78のパージすなわち射出を行っている。インクつぼ60の槽76の上に配置したフード64がなく、インク粒子78がインクつぼ60の槽76に直接入ることになる場合には、インク粒子78はインクつぼ60の下部表面92に当たり、フード64の開口部70から出て戻るよう向けられてしまうかもしれない。このようなインク粒子78は、プリンタの各構成要素を汚し、損傷する可能性があり、それによって将来のプリント品質を下げてしまうかもしれない。したがって、槽76内にインク粒子78を収容することは、特にインク粒子がエアロゾル状態である場合、非常に望ましい。
 図2に示す実施形態において、ストップ構造部82は、例として、矢印90に対して略垂直な向きで示している。しかし、本発明の範囲はまた、ストップ構造部82が、矢印90に対して、特定の用途の要求に適合するのに必要な約1から90度の範囲の角度で配置されることも見込んでいる。
 インクつぼ60から逃げるかもしれないインク粒子の量および/または体積を少なくする、すなわち抑制するために、ガイド構造部83のガイド表面80は、インクの矢印90に沿った飛翔経路から、矢印90とは異なる第2の飛翔経路すなわち飛翔方向に、例えば方向転換の矢印94に沿って、インク粒子78の動きを方向転換するようになっている。インク粒子78は、インクつぼ60の下部表面92と垂直以外の方向に沿ってインクつぼ60に入ることができ、インク粒子78が容易に上向きに偏向してインクつぼ60から出ることがないようになっている。図示の実施形態において、ガイド表面80は矢印90に対して傾斜しており、ガイド表面80が矢印90と鋭角96をなすように形成されている。角度96は、1から89度の範囲内であってもよいが、より通常には、45から89度の範囲であり、インク粒子78は、下向きで上部フード開口部70から遠ざかる向きで、例えば方向転換の矢印94の方向の飛翔経路に沿って向けられるようになっている。矢印90の方向から表面80に当たって偏向され、十分高速で移動しているいかなるインク粒子78も、次にフード64の表面91に当たって偏向され、次に、矢印97に沿って槽76内へと向けられることになる。ガイド構造部83のガイド表面80は、インクの方向の矢印90および表面92に対して傾斜した角度をなして向けられており、インク粒子78がインクつぼ60に入っても、インク粒子はインクつぼから容易に逃げず、槽76内に捕捉されるすなわち捕らえられるようになっている。
 下部フード開口部84は、面積A1の垂線と平行な軸a−aに対して、上部フード開口部70とずれていてもよい。そのようなずれによって、インク粒子78がインクつぼ60の槽76から逃げないようになる。特に、開口部84および開口部70は、インクつぼ60の内部から、矢印90と平行で矢印90の向きと反対の向きに沿って見ると、インクつぼ60の開口部72が相当にブロックされるよう、互いからずれている。下部フード開口部84の面積A3の大きさは、インクつぼ60の開口部72の面積A2に対して比較的小さいので、インク粒子78がたとえ上向きにインクつぼ60から出るよう偏向されても、インク粒子78は、狭くなった開口部84を通って逃げるのではなく、フード64の下側98に接触する可能性が大きい。したがって、槽76に入る粒子は、槽76の内部に収容されると見込まれる。槽76から逃げてコンジット88内へと戻る可能性のあるいかなる粒子も、ストップ構造部82の下側表面89によって、フード64から逃げないようにすることができる。
 図示のインクつぼ60のフード64は、2つの別個の方法で、プリンタ20内がインク粒子で汚れるのを低減している。フード64のガイド表面80は、プリントヘッド28から射出されるインク粒子78を方向転換し、インク粒子78が上向きにインクつぼ60から出るようには容易に偏向されないようにしている。第二に、フード64の方向転換表面80は、フード内の狭くなった開口部84を通ってインクつぼ60の槽76の大きな内部空間内へと、インク粒子78を案内している。ガイド構造部83の下側表面81とストップ構造部82の下側表面89との構成によって、インク粒子78が、槽76から、および/またはフード64を通って逃げることを抑制している。さらに、図示の実施形態では、フード64は、第1の開口部84と、別の開口部70とを提供している。開口部70および開口部84は、軸a−aに対して互いにずれている。開口部84および開口部70がずれの関係にあることによって、さらに、インク粒子78がインクつぼ60から逃げることを抑制している。
 表面81および82の位置および向きによって、インク粒子78がインクつぼ60内へと略一方通行に流れることが促進される一方、インク粒子78がフードすなわちチムニー64を通って逆流することが抑制されることになる。インクつぼ60の狭くなった開口部84が小さいので、槽76に入るインク粒子78は、槽76内に捕らえられることになる。フード64の角度をなす各表面の組合せによって、インクつぼ60の槽76に実質上の「ふた」を設け、プリンタおよび/またはプリンタの各構成要素がインク粒子で汚れるのを著しく低減するようにしている。
 図3は、図1のプリント機構の他の実施形態で、側方から見た断面図を示している。本実施形態において、傾斜したストップ表面82は、矢印90に対して角度100をなしている。ガイド表面80およびストップ表面82は、上部フード開口部70から下部フード開口部84に向かって延びるにつれてより狭窄していく、漏斗形の、すなわち狭窄した、インク粒子78を運ぶコンジット88を形成している。表面80は、インク粒子78を矢印90に沿った飛翔経路から方向転換の矢印94に沿った飛翔経路に方向転換している。次に、表面82は、インク粒子78を狭くなったフード開口部84に向かって矢印97の方向で、槽76内へと偏向することが可能となっている。フード開口部70およびフード開口部84は、軸a−aに平行な方向に沿って互いにずれており、すなわち、互いに整列してはおらず、インク粒子78がインクつぼ60の槽76から逃げることがかなり妨げられ、インクつぼ60の槽76内に略捕らえられるようにしている。
 図4は、図1のプリント機構の他の実施形態で、側方から見た断面図を示している。本実施形態において、ストップ表面82は、インクつぼ60の下部表面92と略平行であり、図2に示すストップ構造部82の対応する長さよりもわずかに長くてもよい。したがって、軸a−aと平行な方向に沿って見ると、フード64の上部フード開口部70は、フードの下部フード開口部84とはほぼずれている。したがって、インクつぼ60の下部表面92と略垂直な方向に、軸a−aに沿って見ると、開口部70の一部と開口部84の一部とが互いに重なり合っている。したがって、本実施形態においては、インク粒子78が軸a−aと平行な直線経路に沿ってインクつぼ60から出て逃げる直接の直線経路はない。
 本明細書において、プリントヘッド28の整備中にプリントヘッド28からパージされるインク粒子78を受け取るようになっているインク保管場所60と、インク保管場所60に固定されたフード64とを有する整備ステーション56を備えるものとして、プリント機構20の実施形態を説明した。フード64は、プリントヘッドから放出されるインクの動く方向を変えて、インク粒子78をインク槽内に捕らえるようにする、静止したインク方向転換表面80を規定している。
 好ましい実施形態を説明する目的のために、具体的な実施形態を本明細書において示して説明したが、当業者には、本発明の範囲から逸脱することなく、同じ目的を達成するよう計算された広く様々な他に採用可能および/または均等な実施を、本明細書において示し説明した具体的な実施形態の代わりにしてもよいことが理解されよう。化学、機械、電気機械、およびコンピュータ技術の当業者であれば、本発明を非常に幅広く様々な実施形態に実施することができることは容易に理解されよう。本願は、本明細書において説明する好ましい実施形態のいかなる改造または変形も包含するよう意図される。したがって、本発明は、特許請求の範囲およびその均等物によってのみ限定されることが明白に意図される。
その上にフードが配置されたインク収集槽を備える整備ステーションを含むプリント機構の一実施形態の斜視図である。 図1のプリント機構のフードおよび槽の一実施形態で、側方から見た断面図である。 図1のプリント機構のフードおよび槽の他の実施形態で、側方から見た断面図である。 図1のプリント機構のフードおよび槽の他の実施形態で、側方から見た断面図である。
符号の説明
 56 流体閉じ込めシステム
 60 インクつぼ(インク保管場所)
 64 フード
 80 ガイド表面
 81 下側表面
 82 ストップ構造部
 83 ガイド構造部
 88 コンジット
 89 下側表面

Claims (28)

  1.  インク保管場所と、
     該インク保管場所に固定されたフードであって、プリントヘッドから放出されるインクを、狭窄したコンジットを通って前記インク保管場所内へと向けるインク方向転換構造を有するフードと
    を備えている、流体閉じ込めシステム。
  2.  前記インク保管場所は、第1の面積を有する保管場所開口部を備え、前記方向転換構造は、前記第1の面積の垂線に対して鋭角に配置されており、前記保管場所開口部を部分的にブロックしている、請求項1に記載の流体閉じ込めシステム。
  3.  前記フードは、前記垂線に対して約85から90度の範囲の角度に配置され、前記フードからインクが逃げることを抑制する、静止したストップ構造をさらに具備している、請求項2に記載の流体閉じ込めシステム。
  4.  前記第1の面積の少なくとも50パーセントは、前記方向転換構造によってブロックされている、請求項2に記載の流体閉じ込めシステム。
  5.  前記第1の面積の少なくとも95パーセントは、前記ガイド構造および前記ストップ構造によってブロックされている、請求項3に記載の流体閉じ込めシステム。
  6.  前記方向転換構造は、前記垂線に対して1から89度の範囲の鋭角に向けられている、請求項2に記載の流体閉じ込めシステム。
  7.  前記方向転換構造および前記ストップ構造は、一緒になって、第2の面積を画定する上部フード開口部と、第3の面積を規定する下部フード開口部とを画定し、前記第2の面積は前記第3の面積よりも大きく、前記上部フード開口部と前記下部フード開口部とは互いにずれている、請求項3に記載の流体閉じ込めシステム。
  8.  前記フードは、インクを前記インク保管場所内に向ける漏斗を具備している、請求項1に記載の流体閉じ込めシステム。
  9.  プリントヘッドから射出されるインク粒子を受け取るよう配置された第1の開口部を有するインクつぼと、
     前記第1の開口部の周辺部に固定された閉鎖要素であって、第1の面積を画定する第2の開口部、第2の面積を画定する第3の開口部、および前記第2の開口部と前記第3の開口部との間に延在し前記第1の面積の垂線に対して鋭角に配置されて前記第2の開口部を部分的にブロックするガイド構造を含む閉鎖要素と
    を備えている、流体閉じ込めシステム。
  10.  前記第1の面積は前記第2の面積よりも大きい、請求項9に記載の流体閉じ込めシステム。
  11.  前記第1の開口部が画定する第3の面積の少なくとも75パーセントは、前記ガイド構造によってブロックされている、請求項9に記載の流体閉じ込めシステム。
  12.  前記垂線に対して略垂直な向きのストップ構造をさらに備え、前記第1の開口部の少なくとも95パーセントは、前記ガイド構造および前記ストップ構造によってブロックされている、請求項9に記載の流体閉じ込めシステム。
  13.  前記ガイド構造は、前記垂線に対して45から89度の範囲の鋭角に配置されている、請求項9に記載の流体閉じ込めシステム。
  14.  プリントヘッドから射出されるインクを受け取るインク槽と、
     前記インク槽に取付けられ、前記インクを漏斗のようにして前記インク槽内に送り、前記インクが前記インク槽から出るのを制限する狭窄したコンジットと
    を備えている、流体閉じ込めシステム。
  15.  前記狭窄したコンジットは、面積を有する入口開口部と、前記面積の垂線に対して傾斜したガイド表面とを備えている、請求項14に記載の流体閉じ込めシステム。
  16.  前記入口開口部は、前記面積の垂線に対して傾斜した前記ガイド表面が画定する周辺部を有すると共に、ストップ構造をさらに具備している、請求項15に記載の流体閉じ込めシステム。
  17.  インクを受け取り保管する第1の手段と、
     該第1の手段に固定され、プリントヘッドから放出されるインクを漏斗のようにして前記第1の手段内に送る第2の手段と
    を備えている、流体閉じ込めシステム。
  18.  前記第1の手段は、第1の面積を画定する保管場所開口部と、前記第1の面積の垂線に対して鋭角に配置された方向転換構造とを有するインク保管場所であり、前記方向転換構造は前記保管場所開口部を部分的にブロックするようになっている、請求項17に記載の流体閉じ込めシステム。
  19.  前記第2の手段はフードを具備し、該フードは、前記垂線に対して85から90度の範囲の角度に配置され、前記フードからインクが逃げることを抑制する、静止したストップ構造を有している、請求項18に記載の流体閉じ込めシステム。
  20.  前記第1の面積の少なくとも50パーセントは、前記方向転換構造によってブロックされている、請求項18に記載の流体閉じ込めシステム。
  21.  前記第1の面積の少なくとも95パーセントは、前記方向転換構造および前記ストップ構造によってブロックされている、請求項19に記載の流体閉じ込めシステム。
  22.  前記方向転換構造は、前記垂線に対して1から89度の範囲の鋭角に向けられている、請求項18に記載の流体閉じ込めシステム。
  23.  前記方向転換構造および前記ストップ構造は、一緒になって、上部フード開口部と下部フード開口部とを画定し、前記上部フード開口部は、前記下部フード開口部が画定する第3の面積よりも大きな第2の面積を画定し、前記上部フード開口部と前記下部フード開口部とは互いにずれている、請求項19に記載の流体閉じ込めシステム。
  24.  前記第2の手段は、インクを漏斗のようにして前記第1の手段内に送る狭窄したコンジットを具備している、請求項17に記載の流体閉じ込めシステム。
  25.  インク粒子を収容する方法であって、
     飛翔経路に沿った方向のインク粒子を、狭窄したコンジット内で受け取る段階と、
     前記インク粒子を、前記飛翔経路とは異なる方向を向いている狭窄したコンジットを通るように向ける段階と、
     前記コンジットから受け取る前記インク粒子を槽内に蓄積する段階と
    を含む方法。
  26.  前記槽から前記インク粒子が出ることを抑制する段階をさらに含む、請求項25に記載の方法。
  27.  前記プリントヘッドから射出されるインク粒子を受け取るように、前記コンジットを前記プリントヘッドの近くに配置する段階をさらに含む、請求項25に記載の方法。
  28.  ハウジングと、
     該ハウジングに取付けられるキャリッジロッドと、
     該キャリッジロッドに動作可能に取付けられるプリントヘッドと、
     該プリントヘッドから射出されるインク粒子を受け取るよう配置されたインクつぼ開口部を有しているインクつぼと、
     前記インクつぼ開口部の周辺部に固定され、面積を有する上部開口部、および前記面積の垂線に対して鋭角に配置され、前記インクつぼ開口部を部分的にブロックし、前記インク粒子を前記インクつぼ内に向け、前記インクつぼから前記インク粒子が出ることを抑制するガイド構造を含んだ閉鎖要素と
    を備えている、プリント機構。
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