JP2004114578A - サーマルプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】サーマルヘッドの発熱体の位置調整を必要とせず、スティッキングを防止し、印字品質および用紙搬送性の優れたサーマルプリンタを提供する。
【解決手段】感熱紙30は駆動ローラ6の回転により搬送される。感熱紙30の移動に従動してプラテン4は回転する。プラテン4のP1部分のゴム部はねじれ変形しない為、発熱体2は常に感熱紙30に密着する。これにより、ヘッド押圧バネ5のバネ力は弱く設定できるので、サーマルヘッドと感熱紙の貼り付き(スティッキング)は防止される。
【選択図】 図1
【解決手段】感熱紙30は駆動ローラ6の回転により搬送される。感熱紙30の移動に従動してプラテン4は回転する。プラテン4のP1部分のゴム部はねじれ変形しない為、発熱体2は常に感熱紙30に密着する。これにより、ヘッド押圧バネ5のバネ力は弱く設定できるので、サーマルヘッドと感熱紙の貼り付き(スティッキング)は防止される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は感熱式ラインサーマルプリンタの印字機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
感熱式ラインサーマルプリンタの基本構造としては、感熱紙をプラテンとサーマルヘッドで挟持し、プラテンを回転させて、プラテンと紙との摩擦力で感熱紙を搬送しながら、サーマルヘッドの所定発熱体に通電を行い、印字する方法が一般的である。
【0003】
プラテンは弾性変形可能なゴムローラが用いられ、停止状態から回転させるとねじれ変形が起こる。図5はこのねじれ変形を誇張して表した説明図である。図に示すように、プラテン22が矢印Eの方向に回転すると、プラテン22のゴム部はサーマルヘッド21との摺動摩擦により、プラテン22の停止状態での接点位置Pよりも回転方向の上流側、即ち矢印F方向に押し潰されて膨らむように変形する。
【0004】
よって、サーマルヘッドの発熱体位置はプラテンとの接点中心に設定するのではなく、回転方向の上流側に少しずらして配置する場合がある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
プラテン22のゴム部のねじれ変形が一定であれば、発熱体位置をずらす補正値は一定にできるが、印刷媒体の種類や、印刷速度等の条件でねじれ変形の大きさは変化する。例えば、印刷媒体として、硬度が大のタグを用いる場合、ゴムの弾性変形は少なく、硬度が小のラベル紙を用いる場合にはゴムの弾性変形は大きくなる。このような弾性変形の相違に対応する為に、ヘッドの位置を調整する方法が提案されている(特許文献3参照)。
【0006】
ゴムの弾性変形は、印字中に、紙とサーマルヘッドが貼り付くスティッキング現象によっても大きく影響される。スティッキング現象とは、感熱紙の発色層から溶融した発色成分が紙側に再固着する時に、接着剤に類似した作用を起こし、紙とサーマルヘッドが貼り付き傾向になる現象である。スティッキングが強くなると、紙とヘッドは強く貼り付こうとするので、それに抗するように、プラテンのゴム部の弾性変形は大きくなる。そして、ゴム部と紙の摩擦力以上のスティッキングになると、ゴム部と紙は滑ってしまい、紙送り不良となる。スティッキングは、低速送りで印字デューティが高い条件で、特に顕著である。また、紙の種類や、ヘッド及びヘッド駆動方法等でも差が生じる。スティッキングは紙送り不良に至らなくても、ベタ印字等での印字濃淡や、ヘッドに貼り付いた紙が剥がれる時に音がして、騒音になる場合もある。
【0007】
スティッキングは、紙とサーマルヘッドが貼り付く現象であるので、サーマルヘッドをプラテン方向に押し付けるヘッド押圧力を小さくすることが最も有効であることは明白であるが、従来のサーマルプリンタでは、ヘッド押圧力で生じる紙とプラテンとの摩擦力で、紙送りを行っているので、単純に、ヘッド押圧力を小さくすることはできない。
【0008】
そこで、従来のスティッキングを防止する方法としては、特許文献4に紹介されているような、ヘッド駆動方法による改善や、特許文献5に紹介されているような印刷媒体の改善に関するもの等が提案されているが、いずれも十分なものではなかった。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−169688号公報
【特許文献2】
特開平9−123489号公報
【特許文献3】
特開平10−86421号公報
【特許文献4】
特開平8−99427号公報
【特許文献5】
特開平10−138648号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のサーマルプリンタの構成では、プラテンがねじれ変形を起こすことから、発熱体の位置はプラテンとサーマルヘッドとの接点位置からずれてしまい、その補正が必要になるが、そのずれは印字条件により一定ではなく、正しい補正ができない場合、印字濃度が薄くなる問題があった。
【0011】
また、従来のサーマルプリンタの構成では、サーマルヘッドと印刷媒体が強い圧力で摺動しているので、特に低速送りで印字デューティが高いような場合、スティッキングが発生しやすく、それにより、印字濃度ムラや、紙送り不良となる問題があった。
【0012】
本発明は、前述した従来の問題を解決するものであり、その目的とするところは、印刷媒体の種類の違いや、温度等の印刷環境の違いに影響されることなく、サーマルヘッドと印刷媒体が貼り付くスティッキングも防止し、常に良好な印字品質、紙送り特性が確保できるサーマルプリンタを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、請求項1記載の発明では、
サーマルヘッドとプラテンとの法線上の接点位置よりもプラテンの回転方向の下流側に配置される駆動ローラと、駆動ローラを印刷媒体に押し付けるローラ押圧手段と、駆動ローラを回転させるローラ回転手段とを有し、プラテンの回転軸には駆動力が付与されることなく、駆動ローラの回転時には、印刷媒体の移動により、プラテンは従動回転することを特徴とする。この請求項1の構成によれば、プラテンの回転軸に駆動力が付与されないので、サーマルヘッドとプラテンの摺動部でのねじれ変形が防止できる。
【0014】
また、請求項2記載の発明では、
駆動ローラはサーマルヘッドを支持する支持部材に回転可能に支持され、駆動ローラはプラテンに押し付ける構成となっており、サーマルヘッドをプラテン側に押圧する力は、駆動ローラをプラテン側に押圧する力より小さく設定されていることを特徴とする。この請求項2記載の構成によれば、駆動ロ−ラをサーマルヘッドに隣接させて配置でき、サーマルヘッドとプラテンの摺動部での摩擦負荷を低減できる。
【0015】
更に、請求項3記載の発明では、
プリンタ筐体に対して開閉可能に支持されたカバー部材にプラテンは支持され、カバー部材を閉じるように規制するバネ手段を有し、バネ手段の分力が、駆動ローラをプラテン側に押圧すると共に、サーマルヘッドをプラテン側に押圧するよう配置されていることを特徴とする。この請求項2記載の構成によれば、プラテン開口型のサーマルプリンタにおいて、単一のバネ付勢手段で、駆動ローラの押圧と、サーマルヘッドの押圧が可能であり、押圧力のバランスを一定に保つことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態によるサーマルプリンタを、図1ないし図4に基づいて説明する。図1は本発明による第一の実施例を示し、サーマルプリンタの要部断面図である。
【0017】
サーマルプリンタの基本構成として、1はサーマルヘッド、2はサーマルヘッドの発熱素子がライン状に配列された発熱体、3はサーマルヘッドの背面に固着され、サーマルヘッドの支持とサーマルヘッドの熱を放熱する為の支持板、4は外周がゴム等の弾性部材からなるプラテン、5はサーマルヘッドをプラテン方向に付勢する押圧バネ、6は駆動ローラ、7は駆動ローラ側に押圧される押えローラ、8は押えローラに付勢されるローラ押圧バネである。また、サーマルヘッド1とプラテン4との接点近傍をP1、駆動ローラ6と押えローラ7との接点近傍をP2で表す。
【0018】
感熱紙30は、プラテン4とサーマルヘッド1に挟持されている。また、サーマルヘッド1から搬送方向の下流方向でも、感熱紙30は、駆動ローラ6と押えローラ7に挟持されている。駆動ローラ6には図示しないモータからの動力が、図示しない伝達手段により伝達され、回転可能になっている。駆動ローラ6が回転することにより、駆動ローラ6と感熱紙30との摩擦力により、感熱紙30は矢印A方向に搬送される。すると、感熱紙30と密着しているプラテン4は従動回転する。
【0019】
ヘッド押圧バネ5により、感熱紙30と発熱体2との密着性は高められており、駆動ローラ6の回転に同期して、発熱体2の所定の素子にパルス状の電力を印加する。それにより得られた発熱により、感熱紙30を発色させて、所定の印字を行う。
【0020】
感熱紙30は、P2で示す位置で紙送り力が付与されるが、P1で示す位置では、サーマルヘッド1と感熱紙30は摺動するので、その摩擦力はブレーキとして作用する。よって、発熱体2が感熱紙30に十分密着できていれば、ヘッド押圧バネ5のバネ力は小さい程、ブレーキは小さくなるので好ましい。本発明では、プラテン4が従動回転する機構にしたので、プラテン押圧バネ5のバネ力を従来のサーマルプリンタより小さくすることができる。この説明を図2および図5を用いて説明する。
【0021】
図2は、本発明に係るサーマルプリンタのプラテンの変形を誇張して示す説明図であり、図5は従来のサーマルプリンタのプラテンの変形を誇張して示す説明図である。図5に示すように、従来の機構では、プラテン22を回転させると、プラテン22のゴム部がねじれ変形する。これにより、プラテン22に感熱紙が巻装される場合、サーマルヘッド21と感熱紙との密着位置は変化する。ねじれ変形は一定ではなく、感熱紙の種類や、温度環境の差によるゴム硬度の変化等により異なる。ゴム変形前には密着位置はプラテン中心であるのに対し、ゴム変形により、密着位置はプラテンの回転方向と反対方向、即ち、矢印F方向に移動する。
【0022】
そこで、常にサーマルヘッド21の発熱体が感熱紙に密着する為には、サーマルヘッド21は強い押圧力でプラテン22に押し付け、プラテン22のゴム部を大きく変形させて、接触範囲を広げる必要がある。例えば、ゴム硬度40度のプラテンのサーマルプリンタを一例にあげると、ヘッド押圧力としては、3〜3.5N/cm程度に設定されることが一般的である。即ち、紙幅60mmのプリンタの場合、ヘッド押圧のバネ力は約19.5N前後になる。
【0023】
一方、図2に示す本願の機構では、プラテン4にはプラテン中心からの回転力が作用することが無いので、プラテンのゴム部はねじれ変形にならず、概ねラジアル方向に圧縮される変形になる。よって、プラテン4に感熱紙が巻装された場合のサーマルヘッド1と感熱紙との密着位置はプラテン中心方向の位置で安定する。
【0024】
これにより、本願の機構では、従来のように、強い押圧力でサーマルヘッドをプラテン側に押し付ける必要が無くなる。発熱体の位置精度を確保していれば、ヘッド押圧力は従来の場合より小さくて良く、前述の例では、約1.5〜2N/cmの設定で、感熱紙とサーマルヘッドとは、印字品質上、十分な密着性が得られる。これは、従来必要とされていたヘッド押圧力の約半分である。また、ヘッド押圧力を低くすることは、サーマルヘッドの摺動摩擦によるブレーキ作用を低減するのみでなく、感熱紙の発色成分が溶融し、再固着する時に感熱紙とサーマルヘッドを貼り付けようとするスティッキング現象の防止にも有効である。更に、サーマルヘッド表面へ作用する荷重が小さいことで、サーマルヘッド表面の摩耗を抑え、サーマルヘッドの長寿命化にもなる。
【0025】
尚、図1の実施例では、駆動ローラ6を感熱紙30の印字面の反対側に配置しているが、駆動ローラ6と押えローラ7の位置関係を逆にして、印字面側に駆動ローラ6配置しても良い。
【0026】
次に、本発明の第二の実施形態について、図3および図4を用いて説明する。図3は第二のサーマルプリンタの要部断面図である。
【0027】
感熱紙30はプラテン14に巻装され、サーマルヘッド11と駆動ローラ16に挟持されている。サーマルヘッド11と駆動ローラ16は固定された印字機構支持部材13により支持されている。駆動ローラ16は、図示しないモータおよび図示しない動力伝達手段により矢印B方向に回転することにより、感熱紙30を搬送する。この時、駆動ローラ16からサーマルヘッド11までの距離は印字できない領域となり、トップマージンと呼ばれているが、図3に示すように、サーマルヘッド11と駆動ローラ16をひとつの支持部材で接近した位置に連結し、プラテン14に押し付ける構成とすることで、このトップマージンを最小にすることができる。
【0028】
図1で示した第一の実施形態と同様に、プラテン14は、駆動ローラ16の回転に従動して回転する。プラテン14の回転軸15はプラテン押圧バネ12のバネ力により、押圧部材12aを介して、矢印C方向に付勢される。矢印Cの方向は駆動ローラ16とサーマルヘッド11の間で、駆動ローラ16側により近い方向に設定されている。
【0029】
プラテン押圧バネ12の分力を受けて、駆動ローラ16は荷重Pfでプラテン14に押し付けられる。一方、プラテン押圧バネ12の分力を受けて、サーマルヘッド11は荷重Phでプラテンに押し付けられる。この時、荷重Phは荷重Pfよりも小さくなる。荷重Pfは感熱紙30を搬送するのに寄与する力であり、感熱紙30を搬送するのに必要な摩擦力を得る為に、大きな荷重に設定されている。荷重Phは感熱紙30の搬送方向に対してブレーキとして作用する力であるので、感熱紙30とサーマルヘッド11との密着性を確保するだけの小さな荷重に設定されている。本構成では、単一のバネ手段の分力を用いているので、確実に、サーマルヘッドの押圧力を駆動ローラの押圧力より小さく設定でき、そのバランスは一定に維持できる。
【0030】
尚、従来のサ−マルプリンタでは、感熱紙の印字面の裏側に摩擦力を与え、紙送りしていたが、この第二のサーマルプリンタでは、感熱紙の印字面側に摩擦力を与えて紙送りすることも特徴である。この構成にすることにより、バックコート紙のような、印字面の裏側の摩擦係数が小さい感熱紙でも、滑ることなく、紙送りすることができる。
【0031】
図4は第二のサーマルプリンタの概略機構図である。サーマルヘッド11と駆動ローラ16が取り付けられた印字機構支持部材13およびプラテン押圧バネ12、押圧部材12aはプリンタ筐体10側に配置されている。カバー部17はプリンタ筐体10に設けられた支点18を中心に回動可能に取り付けられている。カバー部17には、プラテン軸支持部17aがプラテン14の回転軸15より大きな形状で設けられ、プラテン14が自由回転可能に支持されている。このカバー部17を開けると、ロール紙31が通過できる大きな開口ができる。この開口からロール紙31をプリンタ筐体10に設けられたロール紙収容部19に挿入できる。ロール紙31をロール紙収容部19に収容した後、カバー部17を矢印D方向に閉じると、サーマルヘッド11とプラテン14の位置関係は、図3で示す印字可能状態となる。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、プラテンの中心軸を回転させるのではなく、プラテンとは別の搬送手段で用紙搬送を行うので、プラテンのゴム部では、ねじれ変形が起こらず、サーマルヘッドと感熱紙の密着位置は安定し、従来必要であった発熱体の位置補正が不要になり、温度環境や、使用する用紙の種類が変わっても、常に安定した良好な印字品質が得られる。
【0033】
ねじれ変形がないことで、サーマルヘッドをプラテンに押圧する力を小さくすることができ、感熱紙とサーマルヘッドとのスティッキングの防止にもなり、従来、スティッキングにより発生していた用紙搬送不良や、印字濃淡、騒音の解消につながる。
【0034】
更に、サーマルヘッドをプラテンに押圧する力を小さくすることは、用紙搬送時のブレーキ負荷を低減できる。これにより、必要なモータトルクが小さくなり、省エネルギ、部品のコストダウンも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一のサーマルプリンタの要部断面図である。
【図2】本発明のプリンタにおけるプラテンの変形を示す説明図である。
【図3】第二のサーマルプリンタの要部断面図である。
【図4】第二のサーマルプリンタの概略機構断面図である。
【図5】従来のプラテンにおけるプラテンの変形を示す説明図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド
4 プラテン
5 ヘッド押圧バネ
6 駆動ローラ
11 サーマルヘッド
12 プラテン押圧バネ
14 プラテン
16 駆動ローラ
21 サーマルヘッド
22 プラテン
30 感熱紙
【発明の属する技術分野】
本発明は感熱式ラインサーマルプリンタの印字機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
感熱式ラインサーマルプリンタの基本構造としては、感熱紙をプラテンとサーマルヘッドで挟持し、プラテンを回転させて、プラテンと紙との摩擦力で感熱紙を搬送しながら、サーマルヘッドの所定発熱体に通電を行い、印字する方法が一般的である。
【0003】
プラテンは弾性変形可能なゴムローラが用いられ、停止状態から回転させるとねじれ変形が起こる。図5はこのねじれ変形を誇張して表した説明図である。図に示すように、プラテン22が矢印Eの方向に回転すると、プラテン22のゴム部はサーマルヘッド21との摺動摩擦により、プラテン22の停止状態での接点位置Pよりも回転方向の上流側、即ち矢印F方向に押し潰されて膨らむように変形する。
【0004】
よって、サーマルヘッドの発熱体位置はプラテンとの接点中心に設定するのではなく、回転方向の上流側に少しずらして配置する場合がある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0005】
プラテン22のゴム部のねじれ変形が一定であれば、発熱体位置をずらす補正値は一定にできるが、印刷媒体の種類や、印刷速度等の条件でねじれ変形の大きさは変化する。例えば、印刷媒体として、硬度が大のタグを用いる場合、ゴムの弾性変形は少なく、硬度が小のラベル紙を用いる場合にはゴムの弾性変形は大きくなる。このような弾性変形の相違に対応する為に、ヘッドの位置を調整する方法が提案されている(特許文献3参照)。
【0006】
ゴムの弾性変形は、印字中に、紙とサーマルヘッドが貼り付くスティッキング現象によっても大きく影響される。スティッキング現象とは、感熱紙の発色層から溶融した発色成分が紙側に再固着する時に、接着剤に類似した作用を起こし、紙とサーマルヘッドが貼り付き傾向になる現象である。スティッキングが強くなると、紙とヘッドは強く貼り付こうとするので、それに抗するように、プラテンのゴム部の弾性変形は大きくなる。そして、ゴム部と紙の摩擦力以上のスティッキングになると、ゴム部と紙は滑ってしまい、紙送り不良となる。スティッキングは、低速送りで印字デューティが高い条件で、特に顕著である。また、紙の種類や、ヘッド及びヘッド駆動方法等でも差が生じる。スティッキングは紙送り不良に至らなくても、ベタ印字等での印字濃淡や、ヘッドに貼り付いた紙が剥がれる時に音がして、騒音になる場合もある。
【0007】
スティッキングは、紙とサーマルヘッドが貼り付く現象であるので、サーマルヘッドをプラテン方向に押し付けるヘッド押圧力を小さくすることが最も有効であることは明白であるが、従来のサーマルプリンタでは、ヘッド押圧力で生じる紙とプラテンとの摩擦力で、紙送りを行っているので、単純に、ヘッド押圧力を小さくすることはできない。
【0008】
そこで、従来のスティッキングを防止する方法としては、特許文献4に紹介されているような、ヘッド駆動方法による改善や、特許文献5に紹介されているような印刷媒体の改善に関するもの等が提案されているが、いずれも十分なものではなかった。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−169688号公報
【特許文献2】
特開平9−123489号公報
【特許文献3】
特開平10−86421号公報
【特許文献4】
特開平8−99427号公報
【特許文献5】
特開平10−138648号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のサーマルプリンタの構成では、プラテンがねじれ変形を起こすことから、発熱体の位置はプラテンとサーマルヘッドとの接点位置からずれてしまい、その補正が必要になるが、そのずれは印字条件により一定ではなく、正しい補正ができない場合、印字濃度が薄くなる問題があった。
【0011】
また、従来のサーマルプリンタの構成では、サーマルヘッドと印刷媒体が強い圧力で摺動しているので、特に低速送りで印字デューティが高いような場合、スティッキングが発生しやすく、それにより、印字濃度ムラや、紙送り不良となる問題があった。
【0012】
本発明は、前述した従来の問題を解決するものであり、その目的とするところは、印刷媒体の種類の違いや、温度等の印刷環境の違いに影響されることなく、サーマルヘッドと印刷媒体が貼り付くスティッキングも防止し、常に良好な印字品質、紙送り特性が確保できるサーマルプリンタを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する為に、請求項1記載の発明では、
サーマルヘッドとプラテンとの法線上の接点位置よりもプラテンの回転方向の下流側に配置される駆動ローラと、駆動ローラを印刷媒体に押し付けるローラ押圧手段と、駆動ローラを回転させるローラ回転手段とを有し、プラテンの回転軸には駆動力が付与されることなく、駆動ローラの回転時には、印刷媒体の移動により、プラテンは従動回転することを特徴とする。この請求項1の構成によれば、プラテンの回転軸に駆動力が付与されないので、サーマルヘッドとプラテンの摺動部でのねじれ変形が防止できる。
【0014】
また、請求項2記載の発明では、
駆動ローラはサーマルヘッドを支持する支持部材に回転可能に支持され、駆動ローラはプラテンに押し付ける構成となっており、サーマルヘッドをプラテン側に押圧する力は、駆動ローラをプラテン側に押圧する力より小さく設定されていることを特徴とする。この請求項2記載の構成によれば、駆動ロ−ラをサーマルヘッドに隣接させて配置でき、サーマルヘッドとプラテンの摺動部での摩擦負荷を低減できる。
【0015】
更に、請求項3記載の発明では、
プリンタ筐体に対して開閉可能に支持されたカバー部材にプラテンは支持され、カバー部材を閉じるように規制するバネ手段を有し、バネ手段の分力が、駆動ローラをプラテン側に押圧すると共に、サーマルヘッドをプラテン側に押圧するよう配置されていることを特徴とする。この請求項2記載の構成によれば、プラテン開口型のサーマルプリンタにおいて、単一のバネ付勢手段で、駆動ローラの押圧と、サーマルヘッドの押圧が可能であり、押圧力のバランスを一定に保つことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態によるサーマルプリンタを、図1ないし図4に基づいて説明する。図1は本発明による第一の実施例を示し、サーマルプリンタの要部断面図である。
【0017】
サーマルプリンタの基本構成として、1はサーマルヘッド、2はサーマルヘッドの発熱素子がライン状に配列された発熱体、3はサーマルヘッドの背面に固着され、サーマルヘッドの支持とサーマルヘッドの熱を放熱する為の支持板、4は外周がゴム等の弾性部材からなるプラテン、5はサーマルヘッドをプラテン方向に付勢する押圧バネ、6は駆動ローラ、7は駆動ローラ側に押圧される押えローラ、8は押えローラに付勢されるローラ押圧バネである。また、サーマルヘッド1とプラテン4との接点近傍をP1、駆動ローラ6と押えローラ7との接点近傍をP2で表す。
【0018】
感熱紙30は、プラテン4とサーマルヘッド1に挟持されている。また、サーマルヘッド1から搬送方向の下流方向でも、感熱紙30は、駆動ローラ6と押えローラ7に挟持されている。駆動ローラ6には図示しないモータからの動力が、図示しない伝達手段により伝達され、回転可能になっている。駆動ローラ6が回転することにより、駆動ローラ6と感熱紙30との摩擦力により、感熱紙30は矢印A方向に搬送される。すると、感熱紙30と密着しているプラテン4は従動回転する。
【0019】
ヘッド押圧バネ5により、感熱紙30と発熱体2との密着性は高められており、駆動ローラ6の回転に同期して、発熱体2の所定の素子にパルス状の電力を印加する。それにより得られた発熱により、感熱紙30を発色させて、所定の印字を行う。
【0020】
感熱紙30は、P2で示す位置で紙送り力が付与されるが、P1で示す位置では、サーマルヘッド1と感熱紙30は摺動するので、その摩擦力はブレーキとして作用する。よって、発熱体2が感熱紙30に十分密着できていれば、ヘッド押圧バネ5のバネ力は小さい程、ブレーキは小さくなるので好ましい。本発明では、プラテン4が従動回転する機構にしたので、プラテン押圧バネ5のバネ力を従来のサーマルプリンタより小さくすることができる。この説明を図2および図5を用いて説明する。
【0021】
図2は、本発明に係るサーマルプリンタのプラテンの変形を誇張して示す説明図であり、図5は従来のサーマルプリンタのプラテンの変形を誇張して示す説明図である。図5に示すように、従来の機構では、プラテン22を回転させると、プラテン22のゴム部がねじれ変形する。これにより、プラテン22に感熱紙が巻装される場合、サーマルヘッド21と感熱紙との密着位置は変化する。ねじれ変形は一定ではなく、感熱紙の種類や、温度環境の差によるゴム硬度の変化等により異なる。ゴム変形前には密着位置はプラテン中心であるのに対し、ゴム変形により、密着位置はプラテンの回転方向と反対方向、即ち、矢印F方向に移動する。
【0022】
そこで、常にサーマルヘッド21の発熱体が感熱紙に密着する為には、サーマルヘッド21は強い押圧力でプラテン22に押し付け、プラテン22のゴム部を大きく変形させて、接触範囲を広げる必要がある。例えば、ゴム硬度40度のプラテンのサーマルプリンタを一例にあげると、ヘッド押圧力としては、3〜3.5N/cm程度に設定されることが一般的である。即ち、紙幅60mmのプリンタの場合、ヘッド押圧のバネ力は約19.5N前後になる。
【0023】
一方、図2に示す本願の機構では、プラテン4にはプラテン中心からの回転力が作用することが無いので、プラテンのゴム部はねじれ変形にならず、概ねラジアル方向に圧縮される変形になる。よって、プラテン4に感熱紙が巻装された場合のサーマルヘッド1と感熱紙との密着位置はプラテン中心方向の位置で安定する。
【0024】
これにより、本願の機構では、従来のように、強い押圧力でサーマルヘッドをプラテン側に押し付ける必要が無くなる。発熱体の位置精度を確保していれば、ヘッド押圧力は従来の場合より小さくて良く、前述の例では、約1.5〜2N/cmの設定で、感熱紙とサーマルヘッドとは、印字品質上、十分な密着性が得られる。これは、従来必要とされていたヘッド押圧力の約半分である。また、ヘッド押圧力を低くすることは、サーマルヘッドの摺動摩擦によるブレーキ作用を低減するのみでなく、感熱紙の発色成分が溶融し、再固着する時に感熱紙とサーマルヘッドを貼り付けようとするスティッキング現象の防止にも有効である。更に、サーマルヘッド表面へ作用する荷重が小さいことで、サーマルヘッド表面の摩耗を抑え、サーマルヘッドの長寿命化にもなる。
【0025】
尚、図1の実施例では、駆動ローラ6を感熱紙30の印字面の反対側に配置しているが、駆動ローラ6と押えローラ7の位置関係を逆にして、印字面側に駆動ローラ6配置しても良い。
【0026】
次に、本発明の第二の実施形態について、図3および図4を用いて説明する。図3は第二のサーマルプリンタの要部断面図である。
【0027】
感熱紙30はプラテン14に巻装され、サーマルヘッド11と駆動ローラ16に挟持されている。サーマルヘッド11と駆動ローラ16は固定された印字機構支持部材13により支持されている。駆動ローラ16は、図示しないモータおよび図示しない動力伝達手段により矢印B方向に回転することにより、感熱紙30を搬送する。この時、駆動ローラ16からサーマルヘッド11までの距離は印字できない領域となり、トップマージンと呼ばれているが、図3に示すように、サーマルヘッド11と駆動ローラ16をひとつの支持部材で接近した位置に連結し、プラテン14に押し付ける構成とすることで、このトップマージンを最小にすることができる。
【0028】
図1で示した第一の実施形態と同様に、プラテン14は、駆動ローラ16の回転に従動して回転する。プラテン14の回転軸15はプラテン押圧バネ12のバネ力により、押圧部材12aを介して、矢印C方向に付勢される。矢印Cの方向は駆動ローラ16とサーマルヘッド11の間で、駆動ローラ16側により近い方向に設定されている。
【0029】
プラテン押圧バネ12の分力を受けて、駆動ローラ16は荷重Pfでプラテン14に押し付けられる。一方、プラテン押圧バネ12の分力を受けて、サーマルヘッド11は荷重Phでプラテンに押し付けられる。この時、荷重Phは荷重Pfよりも小さくなる。荷重Pfは感熱紙30を搬送するのに寄与する力であり、感熱紙30を搬送するのに必要な摩擦力を得る為に、大きな荷重に設定されている。荷重Phは感熱紙30の搬送方向に対してブレーキとして作用する力であるので、感熱紙30とサーマルヘッド11との密着性を確保するだけの小さな荷重に設定されている。本構成では、単一のバネ手段の分力を用いているので、確実に、サーマルヘッドの押圧力を駆動ローラの押圧力より小さく設定でき、そのバランスは一定に維持できる。
【0030】
尚、従来のサ−マルプリンタでは、感熱紙の印字面の裏側に摩擦力を与え、紙送りしていたが、この第二のサーマルプリンタでは、感熱紙の印字面側に摩擦力を与えて紙送りすることも特徴である。この構成にすることにより、バックコート紙のような、印字面の裏側の摩擦係数が小さい感熱紙でも、滑ることなく、紙送りすることができる。
【0031】
図4は第二のサーマルプリンタの概略機構図である。サーマルヘッド11と駆動ローラ16が取り付けられた印字機構支持部材13およびプラテン押圧バネ12、押圧部材12aはプリンタ筐体10側に配置されている。カバー部17はプリンタ筐体10に設けられた支点18を中心に回動可能に取り付けられている。カバー部17には、プラテン軸支持部17aがプラテン14の回転軸15より大きな形状で設けられ、プラテン14が自由回転可能に支持されている。このカバー部17を開けると、ロール紙31が通過できる大きな開口ができる。この開口からロール紙31をプリンタ筐体10に設けられたロール紙収容部19に挿入できる。ロール紙31をロール紙収容部19に収容した後、カバー部17を矢印D方向に閉じると、サーマルヘッド11とプラテン14の位置関係は、図3で示す印字可能状態となる。
【0032】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、プラテンの中心軸を回転させるのではなく、プラテンとは別の搬送手段で用紙搬送を行うので、プラテンのゴム部では、ねじれ変形が起こらず、サーマルヘッドと感熱紙の密着位置は安定し、従来必要であった発熱体の位置補正が不要になり、温度環境や、使用する用紙の種類が変わっても、常に安定した良好な印字品質が得られる。
【0033】
ねじれ変形がないことで、サーマルヘッドをプラテンに押圧する力を小さくすることができ、感熱紙とサーマルヘッドとのスティッキングの防止にもなり、従来、スティッキングにより発生していた用紙搬送不良や、印字濃淡、騒音の解消につながる。
【0034】
更に、サーマルヘッドをプラテンに押圧する力を小さくすることは、用紙搬送時のブレーキ負荷を低減できる。これにより、必要なモータトルクが小さくなり、省エネルギ、部品のコストダウンも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一のサーマルプリンタの要部断面図である。
【図2】本発明のプリンタにおけるプラテンの変形を示す説明図である。
【図3】第二のサーマルプリンタの要部断面図である。
【図4】第二のサーマルプリンタの概略機構断面図である。
【図5】従来のプラテンにおけるプラテンの変形を示す説明図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド
4 プラテン
5 ヘッド押圧バネ
6 駆動ローラ
11 サーマルヘッド
12 プラテン押圧バネ
14 プラテン
16 駆動ローラ
21 サーマルヘッド
22 プラテン
30 感熱紙
Claims (3)
- 複数の発熱素子をライン状に配した発熱体を有するサーマルヘッドと、該サーマルヘッドにより押し付けられることにより弾性変形可能なプラテンと、前記発熱体の所定の部位を適時発熱させる手段とを有し、印刷媒体を前記サーマルヘッドと前記プラテンに挟持して、前記印刷媒体を搬送しながら印刷を行うサーマルプリンタにおいて、
前記サーマルヘッドと前記プラテンとの法線上の接点位置よりも前記プラテンの回転方向の下流側に配置される駆動ローラと、該駆動ローラを前記印刷媒体に押し付けるローラ押圧手段と、前記駆動ローラを回転させるローラ回転手段とを有し、前記プラテンの回転軸には駆動力が付与されることなく、前記駆動ローラの回転時には、前記印刷媒体の移動により、前記プラテンは従動回転することを特徴とするサーマルプリンタ。 - 前記駆動ローラは前記サーマルヘッドを支持する支持部材に回転可能に支持され、該駆動ローラは前記プラテンに押し付ける構成となっており、前記サーマルヘッドを前記プラテン側に押圧する力は、前記駆動ローラを前記プラテン側に押圧する力より小さく設定されていることを特徴とする請求項1記載のサーマルプリンタ。
- プリンタ筐体に対して開閉可能に支持されたカバー部材に前記プラテンは支持され、前記カバー部材を閉じるように規制するバネ手段を有し、前記バネ手段の分力が、前記駆動ローラを前記プラテン側に押圧すると共に、前記サーマルヘッドを前記プラテン側に押圧するよう配置されていることを特徴とする請求項2記載のサーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002282997A JP2004114578A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002282997A JP2004114578A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | サーマルプリンタ |
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JP2004114578A true JP2004114578A (ja) | 2004-04-15 |
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ID=32276999
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109605933A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-04-12 | 安徽本色印刷有限公司 | 一种uv印刷用纸板烘干装置及其印刷方法 |
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2002
- 2002-09-27 JP JP2002282997A patent/JP2004114578A/ja not_active Withdrawn
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