JP2004112908A - リニアアクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、極検出素子を有する輪状取付板を回動可能とし、組立後でも位相調整可能とすることを目的とする。
【解決手段】本発明によるリニアアクチュエータは、筒状ロータ(28)の極検出用マグネット(30)を検出する極検出素子(6)を有する輪状取付板(7)を回動自在とし、組立後に取付ねじ(12)をゆるめることにより長孔(9)を介して回動させ、位相調整できる構成である。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明によるリニアアクチュエータは、筒状ロータ(28)の極検出用マグネット(30)を検出する極検出素子(6)を有する輪状取付板(7)を回動自在とし、組立後に取付ねじ(12)をゆるめることにより長孔(9)を介して回動させ、位相調整できる構成である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアアクチュエータに関し、特に、モータのモータ極を検出するための極検出素子を、アクチュエータ組立後に外部から位相調整ができるようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたリニアアクチュエータとしては、モータのモータ極を検出するための磁気検出素子からなる極検出素子はケーシング側に固定されていた。
また、このようなリニアアクチュエータを示す文献としては特には存在しておらず、社内で製作されているのみであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のリニアアクチュエータは、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、モータのモータ極を検出するための極検出素子がケーシングに固定されていたため、組立完了後に、モータの相切換えを行う相切換信号のタイミングを調整するための位相調整を行うことが不可能であった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、モータのモータ極を検出するための極検出素子を、アクチュエータ組立後に外部から位相調整ができるようにしたリニアアクチュエータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるリニアアクチュエータは、ステータ巻線を有する筒状ステータを備えた筒状ケーシングと、前記筒状ケーシングに軸受を介して回転自在に設けられ外周にマグネット及び極検出用マグネットを有する筒状ロータと、前記筒状ロータに設けられた筒状ナット体と、前記筒状ナット体内に螺入され軸方向に移動可能な摺動軸と、前記筒状ケーシングの端面に所定角度間隔で形成された複数のねじ孔と、前記端面に設けられ前記各ねじ孔に対応して長孔を有する輪状取付板と、前記輪状取付板に設けられ前記極検出用マグネットの位置を検出するための極検出素子と、前記輪状取付板の外側に設けられた第1外部カバーと、前記第1外部カバーの外側から前記長孔を貫通して前記ねじ孔に螺入された取付ねじとを備え、前記輪状取付板は前記長孔を介して左右方向へ回動できるようにした構成であり、また、前記摺動軸の軸方向位置を検出するための直線位置検出器が設けられている構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるリニアアクチュエータの好適な実施の形態について説明する。
図1において符号1で示されるものは全体形状が筒形をなしその内側にステータ巻線2を有する筒状ステータ3を備えた筒状ケーシングであり、この筒状ケーシング1の両端面4a、4bには所定角度間隔で複数のねじ孔5が形成されている。
【0007】
一方の前記端面4a側には、磁気検出素子からなりモータの極(すなわち、後述の極検出用マグネット30の位置)を検出するための極検出素子6を有する輪状取付板7が接合され、この輪状取付板7の外面側には断面凹状をなす第1外部カバー10が設けられている。
前記輪状取付板7には、図3で示される長孔9が前記ねじ孔5に対応して所定角度間隔で形成されており、前記第1外部カバー10の案内孔11を貫通して挿入された取付ねじ12は前記長孔9を貫通してねじ孔5に螺入されることにより輪状取付板7及び第1外部カバー10が端面4aに固定されている。
【0008】
他方の前記端面4bには、取付部材20及び第2外部カバー21が取付ねじ22によって取付けられている。
前記第1外部カバー10及び取付部材20には、一対の軸受25、26が設けられており、各軸受25、26間には筒状をなしその外周に複数のマグネット27を有する筒状ロータ28が回転自在に設けられている。
【0009】
前記筒状ステータ3のステータ巻線2がU、V、Wの3相で構成されているため、この筒状ステータ3と筒状ロータ28とにより三相DCモータが構成され、前記筒状ロータ28の端部に設けた極検出用マグネット30の位置(すなわち、極位置)を前記極検出素子6で検出することにより、極検出信号すなわちステータ巻線2の各相へ駆動信号を印加する時の相切換信号として用いられる。
【0010】
前記筒状ロータ28の内孔には、内部にねじを有する筒状ナット体31が一体状に固定されており、この筒状ナット体31の内部には直線状に摺動可能なボールねじ等からなる摺動軸32が矢印Aの方向に往復直動可能に設けられている。前記筒状ロータ28と共に筒状ナット体31が定位置で回転することにより、摺動軸32が矢印Aに沿って直線状に送られる構成である。
【0011】
前記摺動軸32が図1及び図2のように摺動することにより、前記摺動軸32の端部に設けられたフック状の接続体40が矢印Aの方向に沿って前述と同様に往復移動する。
前記摺動軸32内には、周知の差動変圧式(例えば、光ファイバ方式でも可)の多重冗長系からなる直線位置検出器50(但し、具体的構成は周知のため省略している)が配設され、この直線位置検出器50によって前記摺動軸32の直線位置を検出できるように構成されている。
【0012】
前述の構成において、リニアアクチュエータの組立が完了し、テスト駆動した後に、極検出素子6と極検出用マグネット30の位相関係を微調整する場合、各取付ねじ12をゆるめた状態で、輪状取付板7を矢印Bに沿って左右何れかの方向に回動させ、図示しない測定器を用いて特性を測定し、最良の状態において各取付ねじ12を締付けることによって極検出素子6の位相調整を完了することができる。
従って、リニアアクチュエータの組立後又は稼働後においても、極検出素子6の位相調整を行うことができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によるリニアアクチュエータは、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、極検出素子を有する輪状取付板を左右方向に回動可能に取付けているため、リニアアクチュエータの組立後においても取付ねじをゆるめるのみで簡単に極検出素子の位相調整を行うことができ、組立後及び稼働後の調整を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリニアアクチュエータを示す断面図である。
【図2】図1における動作状態を示す断面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図1の左側面図である。
【符号の説明】
1 筒状ケーシング
2 ステータ巻線
3 筒状ステータ
4a 端面
5 ねじ孔
6 極検出素子
7 輪状取付板
9 長孔
10 第1外部カバー
12 取付ねじ
30 極検出用マグネット
31 筒状ナット体
32 摺動軸
50 直線位置検出器
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアアクチュエータに関し、特に、モータのモータ極を検出するための極検出素子を、アクチュエータ組立後に外部から位相調整ができるようにするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたリニアアクチュエータとしては、モータのモータ極を検出するための磁気検出素子からなる極検出素子はケーシング側に固定されていた。
また、このようなリニアアクチュエータを示す文献としては特には存在しておらず、社内で製作されているのみであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のリニアアクチュエータは、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、モータのモータ極を検出するための極検出素子がケーシングに固定されていたため、組立完了後に、モータの相切換えを行う相切換信号のタイミングを調整するための位相調整を行うことが不可能であった。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、モータのモータ極を検出するための極検出素子を、アクチュエータ組立後に外部から位相調整ができるようにしたリニアアクチュエータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によるリニアアクチュエータは、ステータ巻線を有する筒状ステータを備えた筒状ケーシングと、前記筒状ケーシングに軸受を介して回転自在に設けられ外周にマグネット及び極検出用マグネットを有する筒状ロータと、前記筒状ロータに設けられた筒状ナット体と、前記筒状ナット体内に螺入され軸方向に移動可能な摺動軸と、前記筒状ケーシングの端面に所定角度間隔で形成された複数のねじ孔と、前記端面に設けられ前記各ねじ孔に対応して長孔を有する輪状取付板と、前記輪状取付板に設けられ前記極検出用マグネットの位置を検出するための極検出素子と、前記輪状取付板の外側に設けられた第1外部カバーと、前記第1外部カバーの外側から前記長孔を貫通して前記ねじ孔に螺入された取付ねじとを備え、前記輪状取付板は前記長孔を介して左右方向へ回動できるようにした構成であり、また、前記摺動軸の軸方向位置を検出するための直線位置検出器が設けられている構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるリニアアクチュエータの好適な実施の形態について説明する。
図1において符号1で示されるものは全体形状が筒形をなしその内側にステータ巻線2を有する筒状ステータ3を備えた筒状ケーシングであり、この筒状ケーシング1の両端面4a、4bには所定角度間隔で複数のねじ孔5が形成されている。
【0007】
一方の前記端面4a側には、磁気検出素子からなりモータの極(すなわち、後述の極検出用マグネット30の位置)を検出するための極検出素子6を有する輪状取付板7が接合され、この輪状取付板7の外面側には断面凹状をなす第1外部カバー10が設けられている。
前記輪状取付板7には、図3で示される長孔9が前記ねじ孔5に対応して所定角度間隔で形成されており、前記第1外部カバー10の案内孔11を貫通して挿入された取付ねじ12は前記長孔9を貫通してねじ孔5に螺入されることにより輪状取付板7及び第1外部カバー10が端面4aに固定されている。
【0008】
他方の前記端面4bには、取付部材20及び第2外部カバー21が取付ねじ22によって取付けられている。
前記第1外部カバー10及び取付部材20には、一対の軸受25、26が設けられており、各軸受25、26間には筒状をなしその外周に複数のマグネット27を有する筒状ロータ28が回転自在に設けられている。
【0009】
前記筒状ステータ3のステータ巻線2がU、V、Wの3相で構成されているため、この筒状ステータ3と筒状ロータ28とにより三相DCモータが構成され、前記筒状ロータ28の端部に設けた極検出用マグネット30の位置(すなわち、極位置)を前記極検出素子6で検出することにより、極検出信号すなわちステータ巻線2の各相へ駆動信号を印加する時の相切換信号として用いられる。
【0010】
前記筒状ロータ28の内孔には、内部にねじを有する筒状ナット体31が一体状に固定されており、この筒状ナット体31の内部には直線状に摺動可能なボールねじ等からなる摺動軸32が矢印Aの方向に往復直動可能に設けられている。前記筒状ロータ28と共に筒状ナット体31が定位置で回転することにより、摺動軸32が矢印Aに沿って直線状に送られる構成である。
【0011】
前記摺動軸32が図1及び図2のように摺動することにより、前記摺動軸32の端部に設けられたフック状の接続体40が矢印Aの方向に沿って前述と同様に往復移動する。
前記摺動軸32内には、周知の差動変圧式(例えば、光ファイバ方式でも可)の多重冗長系からなる直線位置検出器50(但し、具体的構成は周知のため省略している)が配設され、この直線位置検出器50によって前記摺動軸32の直線位置を検出できるように構成されている。
【0012】
前述の構成において、リニアアクチュエータの組立が完了し、テスト駆動した後に、極検出素子6と極検出用マグネット30の位相関係を微調整する場合、各取付ねじ12をゆるめた状態で、輪状取付板7を矢印Bに沿って左右何れかの方向に回動させ、図示しない測定器を用いて特性を測定し、最良の状態において各取付ねじ12を締付けることによって極検出素子6の位相調整を完了することができる。
従って、リニアアクチュエータの組立後又は稼働後においても、極検出素子6の位相調整を行うことができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によるリニアアクチュエータは、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、極検出素子を有する輪状取付板を左右方向に回動可能に取付けているため、リニアアクチュエータの組立後においても取付ねじをゆるめるのみで簡単に極検出素子の位相調整を行うことができ、組立後及び稼働後の調整を可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリニアアクチュエータを示す断面図である。
【図2】図1における動作状態を示す断面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図1の左側面図である。
【符号の説明】
1 筒状ケーシング
2 ステータ巻線
3 筒状ステータ
4a 端面
5 ねじ孔
6 極検出素子
7 輪状取付板
9 長孔
10 第1外部カバー
12 取付ねじ
30 極検出用マグネット
31 筒状ナット体
32 摺動軸
50 直線位置検出器
Claims (2)
- ステータ巻線(2)を有する筒状ステータ(3)を備えた筒状ケーシング(1)と、前記筒状ケーシング(1)に軸受(25,26)を介して回転自在に設けられ外周にマグネット及び極検出用マグネット(30)を有する筒状ロータ(28)と、前記筒状ロータ(28)に設けられた筒状ナット体(31)と、前記筒状ナット体(31)内に螺入され軸方向に移動可能な摺動軸(32)と、前記筒状ケーシング(1)の端面(4a)に所定角度間隔で形成された複数のねじ孔(5)と、前記端面(4a)に設けられ前記各ねじ孔(5)に対応して長孔(9)を有する輪状取付板(7)と、前記輪状取付板(7)に設けられ前記極検出用マグネット(30)の位置を検出するための極検出素子(6)と、前記輪状取付板(7)の外側に設けられた第1外部カバー(10)と、前記第1外部カバー(10)の外側から前記長孔(9)を貫通して前記ねじ孔(5)に螺入された取付ねじ(12)とを備え、前記輪状取付板(7)は前記長孔(9)を介して左右方向へ回動できるように構成したことを特徴とするリニアアクチュエータ。
- 前記摺動軸(32)の軸方向位置を検出するための直線位置検出器(50)が設けられていることを特徴とする請求項1記載のリニアアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002271846A JP2004112908A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | リニアアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002271846A JP2004112908A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | リニアアクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004112908A true JP2004112908A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32269040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002271846A Withdrawn JP2004112908A (ja) | 2002-09-18 | 2002-09-18 | リニアアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004112908A (ja) |
-
2002
- 2002-09-18 JP JP2002271846A patent/JP2004112908A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |