JP2004112853A - ケーブル敷設工事管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】山積み表を簡単に作成でき、山積み表を簡単に変更できるケーブル工事管理システムが望まれる。
【解決手段】ケーブル敷設工事管理システムは、演算部2と、入力部3と、表示部4とを具備する。演算部2は、敷設されるケーブル識別名11と、ケーブル長さ18の情報と、ケーブルが敷設される複数の装置の少なくとも一つを関連付ける情報と、を含むケーブルデータ10を取込み、入力部3から、関連付けられたイベントの実施日を考慮して決められる各装置の工事開始日と工事終了日と、が入力され、演算部2は、装置毎に、当該装置に属するケーブル識別名11と、ケーブル長さ18の情報とを、ケーブルデータ10から抽出し、単位期間毎の敷設ケーブル長さが概ね一定となるように配分し、複数の装置について単位期間毎に合計してケーブル長さ山積み表を作成する。
【選択図】 図1
【解決手段】ケーブル敷設工事管理システムは、演算部2と、入力部3と、表示部4とを具備する。演算部2は、敷設されるケーブル識別名11と、ケーブル長さ18の情報と、ケーブルが敷設される複数の装置の少なくとも一つを関連付ける情報と、を含むケーブルデータ10を取込み、入力部3から、関連付けられたイベントの実施日を考慮して決められる各装置の工事開始日と工事終了日と、が入力され、演算部2は、装置毎に、当該装置に属するケーブル識別名11と、ケーブル長さ18の情報とを、ケーブルデータ10から抽出し、単位期間毎の敷設ケーブル長さが概ね一定となるように配分し、複数の装置について単位期間毎に合計してケーブル長さ山積み表を作成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工事管理システムに関し、特にケーブル敷設工事の計画作成と進捗管理を補助するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
発電所、化学プラント、大型工場などを建設する際に敷設される動力用および制御用に使用されるケーブルは、多くの種類が、多くの機器の間を接続しており、工事計画の作成や進捗管理は、熟練した経験者によって行われる。
【0003】
工事計画作成者は、設計時に作成されるケーブル一覧表から、ケーブル量の集計、敷設量の山積み、敷設人工算出山積み、等を実施して、工事計画を作成する。
1日に工事する量や人工数は、工事期間内に平均的に割り振られていることが好ましいが、機器やシステム毎に異なる工事完了期日(キーデート)に合わせて、工事量や人工数を平均的に割り振ることは難しい。
【0004】
また、現場工事の工程管理者は、日々の工事個所を指示し、さらに、その日実施した工事量を集計し、進捗状況をレポートする必要がある。工事の進捗状況を正確に把握することは、工事完了日を遵守するため、すなわち、工事が遅れている場合に適切な対応を実施する上で必要である。
【0005】
従来は、工事計画を作成するため、経験者が設計図および設計データから必要データを抽出し、表計算ソフトなどで独自の集計を行っている。さらにこの集計をもとに、試行錯誤しながら敷設量の山積み表、敷設人工算出山積み表を作成する。期日の変更などにより、一度作成された計画を変更する場合、再度試行錯誤して敷設量の山積み表、敷設人工算出山積み表を作成する必要がある。
【0006】
CAD図面とケーブルルート材を関連付け、図面上のケーブルルート材に3次元の情報を与え、プラン全体の接続関係の情報を与えることでケーブルの最短ルートを表示する手段と、最短ルートの表示を変更する手段を備えた電気設備工事における工事材料拾い出し集計方法の発明がある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、敷設量の山積み表、敷設人工算出山積み表は、日々の工事個所の指定を含まない。現場の作業指示は、別途作成される必要がある。
さらに、現場の作業指示や、進捗管理はそれぞれ別の方式で作成され、互いに関係していない場合がある。このため、データの入力作業などで重複する場合があり、労力を必要とする場合がある。
【0008】
また、工程管理者は、進捗状況の情報収集とその入力に甚大な労力を必要としている。工事実績の把握は、作業日報等の集計結果を、実績取り纏め表等に入力しているため、実績の集約、予定と実績の比較検討に時間が掛かっている。
【0009】
また、現場のシステムと本社などの管理組織とのシステムが連結しておらず、管理組織が、工事の進捗状況のレポートがタイムリーに閲覧できない場合がある。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−91319号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ケーブル敷設工事管理システムは、山積み表を簡単に作成できるシステムが望まれる。また、山積み表を簡単に変更できるシステムが望まれる。
ケーブル敷設工事管理システムは、工事作業指示書を工事計画に合わせて簡単に作成できるシステムが望まれる。
ケーブル敷設工事管理システムは、工事進捗レポートを簡単に作成できるシステムが望まれる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0013】
複数の装置を具備するプラントの建設工事におけるケーブル敷設工事のスケジュールを管理するためのケーブル敷設工事管理システムにおいて、本発明のケーブル敷設工事管理システムは、演算部(2)と、入力部(3)と、表示部(4)とを具備する。
演算部(2)は、敷設される複数のケーブルの名前もしくは識別番号を示すケーブル識別名(11)と、ケーブル識別名(11)の各々と関連付けられるケーブル長さ(18)の情報と、ケーブル識別名(11)の各々と当該ケーブル識別名(11)に対応するケーブルが敷設される複数の装置の少なくとも一つを関連付ける情報と、を含むケーブルデータ(10)を取込み、入力部(3)から、建設工事の期間に行われる単数または複数のイベントと、イベントが実施される実施日と、イベントの各々の実施日までに工事を完了しなければならない複数の装置に含まれる装置と当該イベントとを関連付ける情報と、関連付けられたイベントの実施日を考慮して決められる各装置の工事開始日と工事終了日と、が入力され、演算部(2)は、装置毎に、当該装置に属するケーブル識別名(11)と、ケーブル長さの情報とを、ケーブルデータ(10)から抽出し、工事開始日と終了日から算出される当該装置の工事期間に含まれる単位期間毎の敷設ケーブル長さが概ね一定となるように、各単位期間に当該装置に属するケーブルを配分し、装置毎に分配されたケーブルの長さを複数の装置について単位期間毎に合計してケーブル長さ山積み表(50)を作成する。
【0014】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムは、入力部(3)から、ケーブル長さ山積み表(50)を変更したい期間に実施される装置の工事開始日と終了日が変更されることにより、演算部(2)が、当該装置のケーブルの配分を変更し、ケーブル長さ山積み表(50)を変更する。
【0015】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムの演算部(2)は、ケーブル長さ山積み表(50)と、一人の作業者が単位期間に敷設する単位敷設長さから、単位期間毎の人工数を算出して、人工数山積み表を作成する。
【0016】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムの演算部(2)は、単位期間毎に分配されたケーブルから、単位期間毎に当該期間に敷設されるケーブルのリストを含む作業指示書(60)を作成する。
【0017】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムは、演算部(2)の制御で印刷する印刷部(5)と、バーコードを読み込み、読み込んだデータを演算部(2)へ送信することができるバーコードリーダ(6)と、を具備する。
演算部(2)は、少なくとも作業指示書(60)のリストに含まれる各々のケーブル識別名(11)の情報を含むバーコードが、ケーブル識別名(11)毎に記載されたバーコードタグを作成するように印刷部(5)を制御し、バーコードリーダ(6)は、工事が完了したケーブルのバーコードタグを読み取り、バーコードタグ(70)から読み取ったケーブル毎の工事完了情報を演算部(2)へ送信し、演算部(2)は、バーコードリーダ(6)から受信した工事完了情報から、工事進捗情報を含む工事実績レポート(80)と作成する。
【0018】
上記工事実績レポート(80)はケーブル長さ山積み表(50)と実際に完了したケーブル長さの比較を含む。
【0019】
上記工事実績レポート(80)は人工数山積み表と実際に動員された人工数の比較を含む。
【0020】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムの演算部(2)は、作業指示書(60)とバーコードリーダ(6)から受信したケーブル毎の工事完了情報から、作業指示書(60)に記載されたケーブル識別番号の内、工事が完了していないケーブル識別番号(11)を抽出する。
【0021】
演算部(2)と入力部(3)を具備するケーブル敷設工事管理システムが使用される、複数の装置を具備するプラントの建設工事におけるケーブル敷設工事のケーブル敷設工事計画作成方法は、以下のステップを含む。
電子的に検索可能な情報として、複数のケーブルの情報を含むケーブルデータ(10)表が作成されるステップ。ケーブルの情報は、ケーブルの名前もしくは識別記号であるケーブル識別名(11)と、ケーブルの長さと、ケーブルが敷設される複数の装置の少なくとも一つと、を含む。
プラント建設の工事期間に発生する単数または複数のイベントが入力されるステップ。
イベントの各々の実施日が入力されるステップ。
複数の装置の内、各イベントの実施日までにケーブル敷設工事が完了しなければならない装置が、当該イベントと関連付けられるステップ。
装置の工事開始日と工事終了日が入力されるステップ。
ケーブルデータ(10)表が参照され、複数のケーブルが、装置群毎に分類され、装置毎のケーブル長さが算出されるステップ。
装置の工事開始日と工事終了日から算出される工事実施期間内の単位期間毎に、当該装置に敷設されるケーブルの長さが概ね一定となるようにケーブルが分配されるステップ。
単位期間毎に分配されたケーブルの長さを複数の装置について合計して、ケーブル長さ山積み表(50)を作成するステップ。
【0022】
さらに、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
作業者一人が単位期間に敷設できる単位ケーブル長さが入力されるステップ。ケーブル長さ山積み表(50)の単位期間毎のケーブル長さと、単位ケーブル長さとから、当該所定の期間に必要な作業者の数を算出するステップ。
算出された各所定の期間の作業者の数から、人工数山積み表を作成するステップ。
【0023】
さらに、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
ケーブル長さ山積み表(50)または人工数山積み表が、適当でないと判断された場合に、装置の工事開始日と工事終了日が変更されるステップ。
【0024】
さらに、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
単位期間毎に分配されたケーブルの情報から、単位期間毎に敷設されケーブルのリストを含む作業指示書(60)を作成するステップ。
【0025】
さらに、ケーブル敷設工事管理システムは、演算部(2)の制御で印刷する印刷部(5)と、バーコードを読み込み、読み込んだデータを演算部(2)へ送信することができるバーコードリーダ(6)と、を具備し、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
演算部(2)が、少なくとも作業指示書(60)のリストに含まれる各々のケーブル識別名(11)の情報を含むバーコードがケーブル識別名(11)毎に記載されたバーコードタグを作成するように印刷部(5)を制御するステップ。
バーコードリーダ(6)が、工事が完了したケーブルのバーコードタグを読み取り、バーコードタグから読み取ったケーブル毎の工事完了情報を演算部(2)へ送信するステップ。
演算部(2)が、バーコードリーダ(6)から受信した工事完了情報から、工事進捗情報を含む工事実績レポート(80)と作成するステップ。
【0026】
さらに、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
演算部(2)が、作業指示書(60)とバーコードリーダ(6)から受信したケーブル毎の工事完了情報から、作業指示書(60)に記載されたケーブル識別番号の内、工事が完了していないケーブル識別番号を抽出するステップ。
【0027】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明によるケーブル敷設工事管理システムの実施の形態を以下に説明する。
本発明のケーブル敷設工事管理システムの例が図1に示される。ケーブル敷設工事管理システムは、現場事務所に設置されるパーソナルコンピュータ1(以下コンピュータ1)と、バーコードリーダ6で構成される。コンピュータ1は、ケーブル一覧表10を記憶する記憶装置から、ケーブル一覧表10を読み出すことができる。また、他の端末7とネットワークで接続され、双方向のデータ送受信が可能である。
【0028】
本実施例では、現場事務所に設置されるコンピュータ1の数が一台の例が示されているが、現場事務所には、サーバと複数のコンピュータがネットワークで接続される構成でもよい。
【0029】
コンピュータ1は、演算部2と、入力部3と、印刷部5を具備する。さらに、携帯式のバーコードリーダと接続するためのインターフェイスを具備する。
演算部2は、CPUを含む、コンピュータ本体部分に代表される。
入力部3は、データや命令を入力する部分で、キーボードやマウスに代表される。
表示部5は、入力画面、各種表およびグラフ等を表示する部分で、モニタに代表される。
印刷部5は、指定された画面や表、グラフ、レポートを印刷する部分でプリンタに代表される。
【0030】
バーコードリーダ6は、携帯可能なバーコード読み取り機で、施工が完了したケーブルに取り付けられたタグのバーコードを読み取ることができる。さらに、バーコードリーダ6は、コンピュータ1の所定のインターフェイスと接続可能で、コンピュータ1に読み取ったバーコードの情報を送信することができる。
【0031】
端末7は、ネットワークで接続された現場事務所以外の本社や管理部門のコンピュータで、現場事務所のコンピュータ1で作成されたレポートなどの情報を閲覧することができる。または、現場事務所のコンピュータ1から端末7へレポートなどの情報を送信することができる。
【0032】
ケーブル一覧表10は、設計部門で作成された電子情報で、ケーブルの情報を含む。ケーブル一覧表10は記憶装置に閲覧可能に記録されており、コンピュータ1から閲覧することができる、または、コンピュータ1が、情報を読み込むことができる。
【0033】
ケーブル一覧表10の例が図5に示される。
ケーブル一覧表10は、ケーブルID11、ケーブルの始点(FROM)12、ケーブルの終点(TO)13、ケーブルの種類14、芯の種類15、サイズ16、ケーブルを敷設するルート17、ケーブルの長さ18の情報を含む。ケーブルの始点(FROM)12およびケーブルの終点(TO)13の機器などにIDが付けられている場合は、機器ID19、20が記入されていることが好ましい。
【0034】
ケーブルID11は、ケーブル毎にユニークにつけられた番号(記号を含む)で、ケーブルID11でケーブルの識別が可能である。
なお、建設されるプラントは、役割毎に複数のシステムや機器群で構成されている。ケーブルID11は、当該ケーブルが敷設されるシステムや機器群毎に決められる共通の記号を含む場合がある。この記号により、当該ケーブルがどのシステムや機器群に関連有るかを判別することができる。
【0035】
ケーブルの始点(FROM)12は、当該ケーブルの上流端部が結線される機器などで、機器ID19で示されることが好ましい。結線される機器に複数の結線ヶ所がある場合、結線ヶ所も記載される。
ケーブルの終点(TO)13は、当該ケーブルの下流端部が結線される機器などで、機器ID20で示されることが好ましい。結線される機器に複数の結線ヶ所がある場合、結線ヶ所も記載される。
種類14は、使用されるケーブルの種類を示す。
芯15は、使用されるケーブルの芯の種類を示す。
サイズ16は、使用されるケーブルのサイズを示す。
種類14、芯15、サイズ16で、ケーブルの仕様が指定される。
ルート17は、当該ケーブルが敷設されるルートで、敷設されるケーブルトレンチ番号または道路番号、ラック番号、交差点番号、エリア番号などで示される。
長さ18は、当該ケーブルの計画長さである。
機器ID19、20は、機器毎にユニークに付けられる番号で、機器ID19、20で機器の識別が可能である。また、ケーブルID11と同様に、設置されるシステムや機器群の共通の記号を含み、機器ID19、20からも、当該機器に接続されるケーブルID11が関連するシステムや機器群を識別することができる。
【0036】
ケーブル一覧表10は、図5の形態の他、図6の形態のケーブル一覧表10’の場合もある。含まれる情報は同じである。
【0037】
次に図2を参照してイベントとキーデートの関係を示す。
イベントとは、プラントの建設工事を行う上でマイルストンとなる主要な作業である。
本例では、発電所の例が示される。イベントとして、受電、ガスタービンスピン(GTスピン)、スチーム通気、引渡しなどがある。計画当初に、納期などから各イベントの日程が決められる。
イベントの実施までに、当該イベントで使用されるシステムや機器群に関係するケーブル敷設工事を完了する必要がある。従って、イベントの実施日(キーデート)が、当該イベントで使用されるシステムや機器群の完成期日(=キーデート)である。
たとえば、受電をする日(KD1)までに、受電設備S1、冷却システムS2、空気供給システムS3などの工事を完了する必要がある。
GTスピン実施日(KD2)までに、GT機器S4、排気システムS5、燃料供給システムS6の工事を完了する必要がある。
このように、イベントのキーデート(実施日)により、当該イベントに関係する各システムや機器群のキーデートが決定される。
【0038】
次に、図3、図4を参照して、本発明のケーブル敷設工事管理システムを使用するフローが説明される。
演算部1が、設計データを記憶している記憶装置にアクセスして、ケーブル一覧表10に含まれるデータを取り込む(Sp1)。
【0039】
工事計画作成者が、イベントコードとイベントの実施日であるキーデートを入力する(Sp2)。
図7にイベントコードと、イベントのキーデートの入力画面30が示される。入力画面30には、イベントコード入力欄31、イベント名入力欄32、キーデート入力欄33が表示される。工事計画作成者は、各欄に入力を行う。
【0040】
次に、工事計画作成者は、システム・機器群(以下、システム)とイベントコードとの関連付けを行う(図3、Sp3)。
図8に、関連付けを入力する入力画面40が示される。入力画面40には、システムコード入力欄41、システム名入力欄42、イベントコード入力欄43、開始日入力欄44、終了日入力欄45が表示される。
システムコード入力欄41に、既定のシステムコードが入力される。システムコードは、機器IDやケーブルIDに含まれるシステムを表す記号か、この記号に関連付けられた記号が使用される。システムコードを入力することにより、ケーブルIDや接続される機器IDから、各ケーブルが属するシステムや機器群を識別することができる。
システム名入力欄42に、システム名が入力される。
イベントコード入力欄43に、当該システムが完成しなければならないイベントのイベントコードが入力される。
イベントのイベントコードが入力されることで、当該システムとイベントとの関連付けが可能となる。
【0041】
続いて、システムの工事開始日と終了日が入力される(図3、Sp4)
関連付けを行った図8に示される画面40で、工事開始日と終了日が入力される。
開始日記入欄44に、関連するイベントのキーデートの何日前から、当該システムの工事を開始するか入力される。
終了日記入欄45に、関連するイベントのキーデートの何日前に、当該システムの工事を終了するか入力される。終了日がキーデートから何日前に完了するか入力するので、終了日がキーデートより後になることはない。
【0042】
演算部2が、入力されたデータからデータ一覧表10のケーブルデータを検索し、並び替えを行う(図3、Sp5)。
このとき演算部2は、同一のシステム毎にケーブルIDを抽出し、抽出されたケーブルの長さを合計する。
【0043】
さらに、演算部2は、ケーブル長さの山積み表を作成する(Sp6)。演算部2は、システム毎のケーブル工事実施期間内の単位期間(日や週間、月間など)に、システム毎に集計された長さの合計を平均して配分する。さらに、システム毎に配分された長さを、同じ日や週などの指定された単位期間毎に、分配されたシステムを合計して、山積み表を作成する。
具体的には、システムAで敷設されるケーブルの長さ合計が、3000mで、施工期間が6月1日〜6月10日の場合、1日〜10日まで毎日300mが配分される。システムBで敷設されるケーブルの長さ合計が5000mで、施工期間が6月6日〜6月15日の場合、6日〜15日まで毎日500mが配分される。これを合計すると、1日〜5日は毎日300m、6日〜10日は毎日800m、11日〜15日は毎日500mが施工される。これをグラフにすることで山積み表が作成される。
【0044】
さらに、演算部2は、各システムの工事期間中の単位期間(日や週間)毎に作業を行うケーブルを決定することができる。ケーブル一覧表は工事順序を考慮して順番に記載されているので、演算部2は、システム毎に分類されたケーブルをケーブル一覧表に記入された順に、単位期間(一日、週間など)に敷設されるケーブル長さの計画に沿って分割し、単位期間毎に配分する。
【0045】
なお、演算部2は、同一のシステム内で、ケーブルの種類や、ルート毎にグループを作成することができる。また、演算部2は、同一のシステム内でケーブルを、接続される機器ID毎にグループ化することもできる。
グループを作成する方法は上記の方法に限定されず、使用者が任意に指定できる。たとえば、一定期間しか開放できない道路を横断するトレンチに敷設されるケーブルを、ルート情報を基に抽出してグループ化することもできる。
さらに、演算部2は、同じグループがなるべく集中して連続的に行われるように、所定の期間に分配することもできる。この場合、グループの分割は、ケーブルの種類、ルート、接続される機器、などで指定されることができることが好ましい。このグループ化は、後述する作業予定表を作成するときに使用されることが好ましい。
【0046】
図9に山積み表50の例が示される。
山積み表50は、縦軸にケーブル長さ52、横軸に週51を表すグラフとして表されている。山積み線53は累計を示しているので、最終日がの値が敷設されるケーブルの全長となる。本例の山積み表50は、横軸に週51を単位期間として示されているが、日やその他の期間でも作成することができる。
全ての単位期間毎における敷設長さが一定であれば、山積み線53は直線となる。工事の開始時や終了時に作業効率効率が落ちることを考慮すれば、山積み線53は、中心付近がほぼ一定の傾きを有するなだらかなS字になることが好ましい。
【0047】
山積み線53で傾きが大きくなっている箇所は急に敷設長さが増えていることを示し、傾きが小さくなっている箇所は、敷設量が減っていることを示す。
工事作業者の効率よい動員を考慮すれば、ケーブルの敷設長さが毎日ほぼ一定に近いことが好ましい。
【0048】
さらに、演算部2は、各期間もしくは各日に施工されるケーブルの長さから、動員すべき人工数を自動的に計算することもできる。動員すべき人工数は、作業者1人が1日に平均的に敷設するケーブルの長さである人工単位長さと、一日に施工するケーブルの長さから算出することができる。演算部2は、各所定の単位期間に動員すべき人工数から、人工数山積み表を作成することができる。
演算部4は、ケーブルの合計長さだけでなく、ケーブルの数や種類も抽出できるので、これらの値に所定の係数を乗じて、人工数算出の時に補正値として使用することもできる。また、作業効率や作業員の能力を係数として使用することもできる。
【0049】
演算部2は、ケーブル長さの山積み表50を表示部4に表示する、または、印刷部5から印刷する(Sp7)。演算部は、人工数の山積み表を表示部4に表示する、または、印刷部5から印刷することもできる。
【0050】
工事計画作成者は、山積み表50を確認し、ケーブル敷設量が平準化されているか判断する。合わせて、動員可能人工数を考慮して、山積み表50が適当か判断する(Sp8)。
【0051】
山積み表50から、さらに平準化が必要と判断された場合は、平準化すべき期間に関係するシステムの開始日、終了日が変更されて入力され(Sp4)、ステップSp4〜Sp8が繰り返される。システムの開始日、終了日の変更の他、可能であればキーデートを変更する場合もある。
【0052】
本例では、平準化の判断は、工事計画作成者が行っているが、演算部2に実施させることもできる。具体的には、システム毎の1日に施工するケーブルの最低長さを入力して、各期間の敷設長さが平均化されるように、キーデートを考慮して各システムの工事開始日と終了日を自動計算させることにより平準化する。
ここでシステム毎の1日の最低長さを入力するのは、作業員1チームが実施する1日の作業量を下回って配分されると作業効率が悪くなるからである。
平準化の判断基準として、山積み線の傾きの最大、最小を入力することができることが好ましい。
また、動員可能な人数が全工事期間一定でない場合は、各期間に動員可能な人工数入力し、この人工数を制限値として山積み表を作成することもできる。作業は通常数人のチームごとに行われるので、動員されるチーム数を入力し、同じチームが同じシステムを連続して作業できるようにケーブル長さが配分されることが好ましい。
【0053】
平準化検討で山積み表50が適当と判断されれば、工事計画が完了する。
【0054】
次に、上記工事計画を使用して、現場での工事指示/進捗状況の管理が行われる例が示される。図4に、工事指示/進捗状況の管理のフローが示される。
【0055】
工事指示者は、工事を行う日にちまたは期間の指定を入力して、さらに、工事作業指示書作成の命令を入力部3から入力する。演算部2は、工事計画を作成した時に使用したデータを使用して作業指示書60を作成する(Sp9)。
【0056】
図10に作業指示書60の例が示される。作業指示書60には、当該作業を行う日付(または期間)61、敷設されるケーブルのケーブルID62、始点(FROM)63、終点(TO)64、種類65、芯66、サイズ67、ルート68、長さ69を含む。各ケーブルのデータは、ケーブル一覧表10から抽出されている。
当該期間にどの作業を行うか決定する方法として、ケーブル一覧表は、工事順序を考慮して順番に記載されているので、システム毎に分類されたケーブルをケーブル一覧表に記入された順に、敷設されるケーブル長さの計画に沿って、1日分(期間分)に分割する方法がある。工事指示者は、作業指示書60を確認して、作業効率を考慮して敷設するケーブルを変更することもできることが好ましい。
【0057】
または、システム毎に分類されたケーブルを、工事指示者の指定によりさらにグループに分割して、同じグループがなるべく集中して同じ期間に行われるように、工事指示書が作成されることが好ましい。この場合、グループの分割は、ケーブルの種類、ルート、接続される機器、などで指定されることができることが好ましい。
【0058】
さらに、演算部2は、作業指示書60に記載されたケーブルID毎に、バーコードタグ70を作成し、印刷部5で印刷するように制御する(Sp10)。
図11にバーコードタグ70の例が示される。バーコードタグ70には、ケーブルID71、始点(FROM)72、終点(TO)73、仕様74、バーコードリーダ6で読み取り可能なバーコード75を含む項目が記載されている。
バーコード75には、少なくともケーブルID71の情報が含まれている。
【0059】
ケーブル敷設工事を実施する作業員は、作業指示者から作業指示書とバーコードタグ75を受け取り、施工するケーブルに当該ケーブルのバーコードタグ70を取り付ける。
【0060】
工事作業者または監督者が、各ケーブルの施工が完了したときに各バーコードタグ70を、バーコードリーダ6で読み取る(Sp11)。バーコードを読み取るときに、当該ケーブルを実際に敷設した長さ、使用したドラム番号を入力することが好ましい。ドラム番号を入力することで、ドラムの管理をすることができる。
【0061】
次に、バーコードリーダ6が、コンピュータ1に接続され、読み取ったバーコードの情報が、施工が完了したケーブルの情報として演算部1に読み込まれる(Sp12)。
さらに、その日作業した人工数が、入力部3に表示される所定の入力画面から入力される。
【0062】
実績は、バーコードリーダ6で読み取る方法の他、作業日報などに基づき、直接、入力部3から入力することもできることが好ましい。
【0063】
演算部2は、収集したケーブルの完了実績情報と人工数情報を集計し、工事進捗カーブを作成する(Sp13)。工事進捗カーブを含み、実績と計画を結合させ、実績と計画を比較できる工事進捗レポート80が作成される。
【0064】
図12に工事進捗レポート80の例が示される。
工事進捗レポート80は、人工数81(計画人工数81a、実績人工数81b)、ケーブル長さ82(計画ケーブル長さ82a、実績ケーブル長さ82b)が、各週の期間87毎に集計され、グラフに表示されている。グラフは、ケーブル長さの縦軸89に合わせて、計画ケーブル長さ線83と実績ケーブル長さ線84が示されている。計画ケーブル長さ線83と実績ケーブル長さ線84が同一グラフに記入されていることにより比較が容易である。
また、人工数の縦軸88に合わせて、各期間の計画人工数81aと実績人工数81bが、棒グラフで示されている。計画人工数を示す表示85と実績人工数を示す表示86が、同一グラフに記入されていることにより比較が容易である。
工事責任者や監督もしくは管理部署の管理者は、工事進捗レポート80を参照して工事の進捗状況を把握することができる。
【0065】
さらに、演算部2は、収集した工事実績と作業指示書を比較して、未施工のケーブルを抽出することができる(Sp14)。
【0066】
未施工のケーブルがなかった場合は、当該作業指示書の工事は完了したと判断し、未施工のケーブルが抽出された場合は、未施工のケーブルは、次の期間もしくは指定された期間の作業指示書に含まれるように作業指示書が作成される(Sp9)ことが好ましい。
【0067】
さらに、演算部2は、日々作業指示書60を作成する場合に、未施工のケーブルを考慮して工事計画を見直し、当該期間の見直された工事計画沿った敷設長さで作業指示書を作成することができる。
【0068】
上記実施例は、ケーブルの敷設工事について説明されたが、ケーブルの結線工事についても同様に、工事計画の作成、作業指示書の作成、工事進捗レポートの作成をすることができる。結線の情報は、結線の情報を含む結線一覧表から抽出される。もしくは、結線は各ケーブルの端部を基準に管理されるので、ケーブル一覧表10のケーブルIDに、ケーブルの始点、終点を示す枝番号を付け、枝番号の付いたケーブルIDを使用することで、結線の情報を処理することもできる。
【0069】
【発明の効果】
本発明のケーブル敷設工事管理システムは、山積み表を簡単に作成できる。また、ケーブル敷設工事管理システムは、山積み表を簡単に変更できる。
本発明のケーブル敷設工事管理システムは、工事作業指示書を簡単に作成できる。
本発明のケーブル敷設工事管理システムは、工事進捗レポートを簡単に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ケーブル敷設工事管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、イベントをキーデートの関係を説明するための図である。
【図3】図3は、ケーブル敷設工事管理システムを使用する場合のフロー図である。
【図4】図4は、ケーブル敷設工事管理システムを使用する場合のフロー図である(図3の続き)。
【図5】図5は、ケーブル一覧表の例を示す図である。
【図6】図6は、ケーブル一覧表の別の例を示す図である。
【図7】図7は、イベントコードとキーデートを入力する画面の例を示す図である。
【図8】図8は、システムとイベントの関連付けを入力する画面の例を示す図である。
【図9】図9は、山積み表の例を示す図である。
【図10】図10は、作業指示書の例を示す図である。
【図11】図11は、バーコードタグの例を示す図である。
【図12】図12は、工事進捗レポートの例を示す図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ
2 演算部
3 入力部
4 表示部
5 印刷部
6 バーコードリーダ
7 端末
10 ケーブル一覧表
11 ケーブルID
12 始点(FROM)
13 終点(TO)
14 種類
15 芯
16 サイズ
17 ルート
18 長さ
19、20 機器ID
30 (イベントコード、イベントのキーデートの)入力画面
31 イベントコード入力欄
32 イベント名入力欄
33 キーデート入力欄
40 (関連付け)入力画面
41 システムコード入力欄
42 システム名・機器群名入力欄
43 イベントコード入力欄
44 開始日入力欄
45 終了日入力欄
50 (ケーブル長さ)山積み表
51 期間
52 長さ
53 山積み線
60 作業指示書
61 日付(または期間)
62 ケーブルID
63 始点(FROM)
64 終点(TO)
65 種類
66 芯
67 サイズ
68 ルート
69 長さ
70 バーコードタグ
71 ケーブルID
72 始点(FROM)
73 終点(TO)
74 仕様
75 バーコード
80 工事進捗レポート
81 人工数
81a 計画人工数
81b 実績人工数
82 ケーブル敷設長さ
82a 計画ケーブル敷設長さ
82b 実績ケーブル敷設長さ
83 計画ケーブル長さ線
84 実績ケーブル長さ線
85 計画人工数を示す表示
86 実績人工数を示す表示
87 期間
88 人工数の縦軸
89 ケーブル長さの縦軸
【発明の属する技術分野】
本発明は、工事管理システムに関し、特にケーブル敷設工事の計画作成と進捗管理を補助するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
発電所、化学プラント、大型工場などを建設する際に敷設される動力用および制御用に使用されるケーブルは、多くの種類が、多くの機器の間を接続しており、工事計画の作成や進捗管理は、熟練した経験者によって行われる。
【0003】
工事計画作成者は、設計時に作成されるケーブル一覧表から、ケーブル量の集計、敷設量の山積み、敷設人工算出山積み、等を実施して、工事計画を作成する。
1日に工事する量や人工数は、工事期間内に平均的に割り振られていることが好ましいが、機器やシステム毎に異なる工事完了期日(キーデート)に合わせて、工事量や人工数を平均的に割り振ることは難しい。
【0004】
また、現場工事の工程管理者は、日々の工事個所を指示し、さらに、その日実施した工事量を集計し、進捗状況をレポートする必要がある。工事の進捗状況を正確に把握することは、工事完了日を遵守するため、すなわち、工事が遅れている場合に適切な対応を実施する上で必要である。
【0005】
従来は、工事計画を作成するため、経験者が設計図および設計データから必要データを抽出し、表計算ソフトなどで独自の集計を行っている。さらにこの集計をもとに、試行錯誤しながら敷設量の山積み表、敷設人工算出山積み表を作成する。期日の変更などにより、一度作成された計画を変更する場合、再度試行錯誤して敷設量の山積み表、敷設人工算出山積み表を作成する必要がある。
【0006】
CAD図面とケーブルルート材を関連付け、図面上のケーブルルート材に3次元の情報を与え、プラン全体の接続関係の情報を与えることでケーブルの最短ルートを表示する手段と、最短ルートの表示を変更する手段を備えた電気設備工事における工事材料拾い出し集計方法の発明がある(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
また、敷設量の山積み表、敷設人工算出山積み表は、日々の工事個所の指定を含まない。現場の作業指示は、別途作成される必要がある。
さらに、現場の作業指示や、進捗管理はそれぞれ別の方式で作成され、互いに関係していない場合がある。このため、データの入力作業などで重複する場合があり、労力を必要とする場合がある。
【0008】
また、工程管理者は、進捗状況の情報収集とその入力に甚大な労力を必要としている。工事実績の把握は、作業日報等の集計結果を、実績取り纏め表等に入力しているため、実績の集約、予定と実績の比較検討に時間が掛かっている。
【0009】
また、現場のシステムと本社などの管理組織とのシステムが連結しておらず、管理組織が、工事の進捗状況のレポートがタイムリーに閲覧できない場合がある。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−91319号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ケーブル敷設工事管理システムは、山積み表を簡単に作成できるシステムが望まれる。また、山積み表を簡単に変更できるシステムが望まれる。
ケーブル敷設工事管理システムは、工事作業指示書を工事計画に合わせて簡単に作成できるシステムが望まれる。
ケーブル敷設工事管理システムは、工事進捗レポートを簡単に作成できるシステムが望まれる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0013】
複数の装置を具備するプラントの建設工事におけるケーブル敷設工事のスケジュールを管理するためのケーブル敷設工事管理システムにおいて、本発明のケーブル敷設工事管理システムは、演算部(2)と、入力部(3)と、表示部(4)とを具備する。
演算部(2)は、敷設される複数のケーブルの名前もしくは識別番号を示すケーブル識別名(11)と、ケーブル識別名(11)の各々と関連付けられるケーブル長さ(18)の情報と、ケーブル識別名(11)の各々と当該ケーブル識別名(11)に対応するケーブルが敷設される複数の装置の少なくとも一つを関連付ける情報と、を含むケーブルデータ(10)を取込み、入力部(3)から、建設工事の期間に行われる単数または複数のイベントと、イベントが実施される実施日と、イベントの各々の実施日までに工事を完了しなければならない複数の装置に含まれる装置と当該イベントとを関連付ける情報と、関連付けられたイベントの実施日を考慮して決められる各装置の工事開始日と工事終了日と、が入力され、演算部(2)は、装置毎に、当該装置に属するケーブル識別名(11)と、ケーブル長さの情報とを、ケーブルデータ(10)から抽出し、工事開始日と終了日から算出される当該装置の工事期間に含まれる単位期間毎の敷設ケーブル長さが概ね一定となるように、各単位期間に当該装置に属するケーブルを配分し、装置毎に分配されたケーブルの長さを複数の装置について単位期間毎に合計してケーブル長さ山積み表(50)を作成する。
【0014】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムは、入力部(3)から、ケーブル長さ山積み表(50)を変更したい期間に実施される装置の工事開始日と終了日が変更されることにより、演算部(2)が、当該装置のケーブルの配分を変更し、ケーブル長さ山積み表(50)を変更する。
【0015】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムの演算部(2)は、ケーブル長さ山積み表(50)と、一人の作業者が単位期間に敷設する単位敷設長さから、単位期間毎の人工数を算出して、人工数山積み表を作成する。
【0016】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムの演算部(2)は、単位期間毎に分配されたケーブルから、単位期間毎に当該期間に敷設されるケーブルのリストを含む作業指示書(60)を作成する。
【0017】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムは、演算部(2)の制御で印刷する印刷部(5)と、バーコードを読み込み、読み込んだデータを演算部(2)へ送信することができるバーコードリーダ(6)と、を具備する。
演算部(2)は、少なくとも作業指示書(60)のリストに含まれる各々のケーブル識別名(11)の情報を含むバーコードが、ケーブル識別名(11)毎に記載されたバーコードタグを作成するように印刷部(5)を制御し、バーコードリーダ(6)は、工事が完了したケーブルのバーコードタグを読み取り、バーコードタグ(70)から読み取ったケーブル毎の工事完了情報を演算部(2)へ送信し、演算部(2)は、バーコードリーダ(6)から受信した工事完了情報から、工事進捗情報を含む工事実績レポート(80)と作成する。
【0018】
上記工事実績レポート(80)はケーブル長さ山積み表(50)と実際に完了したケーブル長さの比較を含む。
【0019】
上記工事実績レポート(80)は人工数山積み表と実際に動員された人工数の比較を含む。
【0020】
さらに、本発明のケーブル敷設工事管理システムの演算部(2)は、作業指示書(60)とバーコードリーダ(6)から受信したケーブル毎の工事完了情報から、作業指示書(60)に記載されたケーブル識別番号の内、工事が完了していないケーブル識別番号(11)を抽出する。
【0021】
演算部(2)と入力部(3)を具備するケーブル敷設工事管理システムが使用される、複数の装置を具備するプラントの建設工事におけるケーブル敷設工事のケーブル敷設工事計画作成方法は、以下のステップを含む。
電子的に検索可能な情報として、複数のケーブルの情報を含むケーブルデータ(10)表が作成されるステップ。ケーブルの情報は、ケーブルの名前もしくは識別記号であるケーブル識別名(11)と、ケーブルの長さと、ケーブルが敷設される複数の装置の少なくとも一つと、を含む。
プラント建設の工事期間に発生する単数または複数のイベントが入力されるステップ。
イベントの各々の実施日が入力されるステップ。
複数の装置の内、各イベントの実施日までにケーブル敷設工事が完了しなければならない装置が、当該イベントと関連付けられるステップ。
装置の工事開始日と工事終了日が入力されるステップ。
ケーブルデータ(10)表が参照され、複数のケーブルが、装置群毎に分類され、装置毎のケーブル長さが算出されるステップ。
装置の工事開始日と工事終了日から算出される工事実施期間内の単位期間毎に、当該装置に敷設されるケーブルの長さが概ね一定となるようにケーブルが分配されるステップ。
単位期間毎に分配されたケーブルの長さを複数の装置について合計して、ケーブル長さ山積み表(50)を作成するステップ。
【0022】
さらに、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
作業者一人が単位期間に敷設できる単位ケーブル長さが入力されるステップ。ケーブル長さ山積み表(50)の単位期間毎のケーブル長さと、単位ケーブル長さとから、当該所定の期間に必要な作業者の数を算出するステップ。
算出された各所定の期間の作業者の数から、人工数山積み表を作成するステップ。
【0023】
さらに、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
ケーブル長さ山積み表(50)または人工数山積み表が、適当でないと判断された場合に、装置の工事開始日と工事終了日が変更されるステップ。
【0024】
さらに、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
単位期間毎に分配されたケーブルの情報から、単位期間毎に敷設されケーブルのリストを含む作業指示書(60)を作成するステップ。
【0025】
さらに、ケーブル敷設工事管理システムは、演算部(2)の制御で印刷する印刷部(5)と、バーコードを読み込み、読み込んだデータを演算部(2)へ送信することができるバーコードリーダ(6)と、を具備し、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
演算部(2)が、少なくとも作業指示書(60)のリストに含まれる各々のケーブル識別名(11)の情報を含むバーコードがケーブル識別名(11)毎に記載されたバーコードタグを作成するように印刷部(5)を制御するステップ。
バーコードリーダ(6)が、工事が完了したケーブルのバーコードタグを読み取り、バーコードタグから読み取ったケーブル毎の工事完了情報を演算部(2)へ送信するステップ。
演算部(2)が、バーコードリーダ(6)から受信した工事完了情報から、工事進捗情報を含む工事実績レポート(80)と作成するステップ。
【0026】
さらに、ケーブル敷設工事計画作成方法は以下のステップを含む。
演算部(2)が、作業指示書(60)とバーコードリーダ(6)から受信したケーブル毎の工事完了情報から、作業指示書(60)に記載されたケーブル識別番号の内、工事が完了していないケーブル識別番号を抽出するステップ。
【0027】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明によるケーブル敷設工事管理システムの実施の形態を以下に説明する。
本発明のケーブル敷設工事管理システムの例が図1に示される。ケーブル敷設工事管理システムは、現場事務所に設置されるパーソナルコンピュータ1(以下コンピュータ1)と、バーコードリーダ6で構成される。コンピュータ1は、ケーブル一覧表10を記憶する記憶装置から、ケーブル一覧表10を読み出すことができる。また、他の端末7とネットワークで接続され、双方向のデータ送受信が可能である。
【0028】
本実施例では、現場事務所に設置されるコンピュータ1の数が一台の例が示されているが、現場事務所には、サーバと複数のコンピュータがネットワークで接続される構成でもよい。
【0029】
コンピュータ1は、演算部2と、入力部3と、印刷部5を具備する。さらに、携帯式のバーコードリーダと接続するためのインターフェイスを具備する。
演算部2は、CPUを含む、コンピュータ本体部分に代表される。
入力部3は、データや命令を入力する部分で、キーボードやマウスに代表される。
表示部5は、入力画面、各種表およびグラフ等を表示する部分で、モニタに代表される。
印刷部5は、指定された画面や表、グラフ、レポートを印刷する部分でプリンタに代表される。
【0030】
バーコードリーダ6は、携帯可能なバーコード読み取り機で、施工が完了したケーブルに取り付けられたタグのバーコードを読み取ることができる。さらに、バーコードリーダ6は、コンピュータ1の所定のインターフェイスと接続可能で、コンピュータ1に読み取ったバーコードの情報を送信することができる。
【0031】
端末7は、ネットワークで接続された現場事務所以外の本社や管理部門のコンピュータで、現場事務所のコンピュータ1で作成されたレポートなどの情報を閲覧することができる。または、現場事務所のコンピュータ1から端末7へレポートなどの情報を送信することができる。
【0032】
ケーブル一覧表10は、設計部門で作成された電子情報で、ケーブルの情報を含む。ケーブル一覧表10は記憶装置に閲覧可能に記録されており、コンピュータ1から閲覧することができる、または、コンピュータ1が、情報を読み込むことができる。
【0033】
ケーブル一覧表10の例が図5に示される。
ケーブル一覧表10は、ケーブルID11、ケーブルの始点(FROM)12、ケーブルの終点(TO)13、ケーブルの種類14、芯の種類15、サイズ16、ケーブルを敷設するルート17、ケーブルの長さ18の情報を含む。ケーブルの始点(FROM)12およびケーブルの終点(TO)13の機器などにIDが付けられている場合は、機器ID19、20が記入されていることが好ましい。
【0034】
ケーブルID11は、ケーブル毎にユニークにつけられた番号(記号を含む)で、ケーブルID11でケーブルの識別が可能である。
なお、建設されるプラントは、役割毎に複数のシステムや機器群で構成されている。ケーブルID11は、当該ケーブルが敷設されるシステムや機器群毎に決められる共通の記号を含む場合がある。この記号により、当該ケーブルがどのシステムや機器群に関連有るかを判別することができる。
【0035】
ケーブルの始点(FROM)12は、当該ケーブルの上流端部が結線される機器などで、機器ID19で示されることが好ましい。結線される機器に複数の結線ヶ所がある場合、結線ヶ所も記載される。
ケーブルの終点(TO)13は、当該ケーブルの下流端部が結線される機器などで、機器ID20で示されることが好ましい。結線される機器に複数の結線ヶ所がある場合、結線ヶ所も記載される。
種類14は、使用されるケーブルの種類を示す。
芯15は、使用されるケーブルの芯の種類を示す。
サイズ16は、使用されるケーブルのサイズを示す。
種類14、芯15、サイズ16で、ケーブルの仕様が指定される。
ルート17は、当該ケーブルが敷設されるルートで、敷設されるケーブルトレンチ番号または道路番号、ラック番号、交差点番号、エリア番号などで示される。
長さ18は、当該ケーブルの計画長さである。
機器ID19、20は、機器毎にユニークに付けられる番号で、機器ID19、20で機器の識別が可能である。また、ケーブルID11と同様に、設置されるシステムや機器群の共通の記号を含み、機器ID19、20からも、当該機器に接続されるケーブルID11が関連するシステムや機器群を識別することができる。
【0036】
ケーブル一覧表10は、図5の形態の他、図6の形態のケーブル一覧表10’の場合もある。含まれる情報は同じである。
【0037】
次に図2を参照してイベントとキーデートの関係を示す。
イベントとは、プラントの建設工事を行う上でマイルストンとなる主要な作業である。
本例では、発電所の例が示される。イベントとして、受電、ガスタービンスピン(GTスピン)、スチーム通気、引渡しなどがある。計画当初に、納期などから各イベントの日程が決められる。
イベントの実施までに、当該イベントで使用されるシステムや機器群に関係するケーブル敷設工事を完了する必要がある。従って、イベントの実施日(キーデート)が、当該イベントで使用されるシステムや機器群の完成期日(=キーデート)である。
たとえば、受電をする日(KD1)までに、受電設備S1、冷却システムS2、空気供給システムS3などの工事を完了する必要がある。
GTスピン実施日(KD2)までに、GT機器S4、排気システムS5、燃料供給システムS6の工事を完了する必要がある。
このように、イベントのキーデート(実施日)により、当該イベントに関係する各システムや機器群のキーデートが決定される。
【0038】
次に、図3、図4を参照して、本発明のケーブル敷設工事管理システムを使用するフローが説明される。
演算部1が、設計データを記憶している記憶装置にアクセスして、ケーブル一覧表10に含まれるデータを取り込む(Sp1)。
【0039】
工事計画作成者が、イベントコードとイベントの実施日であるキーデートを入力する(Sp2)。
図7にイベントコードと、イベントのキーデートの入力画面30が示される。入力画面30には、イベントコード入力欄31、イベント名入力欄32、キーデート入力欄33が表示される。工事計画作成者は、各欄に入力を行う。
【0040】
次に、工事計画作成者は、システム・機器群(以下、システム)とイベントコードとの関連付けを行う(図3、Sp3)。
図8に、関連付けを入力する入力画面40が示される。入力画面40には、システムコード入力欄41、システム名入力欄42、イベントコード入力欄43、開始日入力欄44、終了日入力欄45が表示される。
システムコード入力欄41に、既定のシステムコードが入力される。システムコードは、機器IDやケーブルIDに含まれるシステムを表す記号か、この記号に関連付けられた記号が使用される。システムコードを入力することにより、ケーブルIDや接続される機器IDから、各ケーブルが属するシステムや機器群を識別することができる。
システム名入力欄42に、システム名が入力される。
イベントコード入力欄43に、当該システムが完成しなければならないイベントのイベントコードが入力される。
イベントのイベントコードが入力されることで、当該システムとイベントとの関連付けが可能となる。
【0041】
続いて、システムの工事開始日と終了日が入力される(図3、Sp4)
関連付けを行った図8に示される画面40で、工事開始日と終了日が入力される。
開始日記入欄44に、関連するイベントのキーデートの何日前から、当該システムの工事を開始するか入力される。
終了日記入欄45に、関連するイベントのキーデートの何日前に、当該システムの工事を終了するか入力される。終了日がキーデートから何日前に完了するか入力するので、終了日がキーデートより後になることはない。
【0042】
演算部2が、入力されたデータからデータ一覧表10のケーブルデータを検索し、並び替えを行う(図3、Sp5)。
このとき演算部2は、同一のシステム毎にケーブルIDを抽出し、抽出されたケーブルの長さを合計する。
【0043】
さらに、演算部2は、ケーブル長さの山積み表を作成する(Sp6)。演算部2は、システム毎のケーブル工事実施期間内の単位期間(日や週間、月間など)に、システム毎に集計された長さの合計を平均して配分する。さらに、システム毎に配分された長さを、同じ日や週などの指定された単位期間毎に、分配されたシステムを合計して、山積み表を作成する。
具体的には、システムAで敷設されるケーブルの長さ合計が、3000mで、施工期間が6月1日〜6月10日の場合、1日〜10日まで毎日300mが配分される。システムBで敷設されるケーブルの長さ合計が5000mで、施工期間が6月6日〜6月15日の場合、6日〜15日まで毎日500mが配分される。これを合計すると、1日〜5日は毎日300m、6日〜10日は毎日800m、11日〜15日は毎日500mが施工される。これをグラフにすることで山積み表が作成される。
【0044】
さらに、演算部2は、各システムの工事期間中の単位期間(日や週間)毎に作業を行うケーブルを決定することができる。ケーブル一覧表は工事順序を考慮して順番に記載されているので、演算部2は、システム毎に分類されたケーブルをケーブル一覧表に記入された順に、単位期間(一日、週間など)に敷設されるケーブル長さの計画に沿って分割し、単位期間毎に配分する。
【0045】
なお、演算部2は、同一のシステム内で、ケーブルの種類や、ルート毎にグループを作成することができる。また、演算部2は、同一のシステム内でケーブルを、接続される機器ID毎にグループ化することもできる。
グループを作成する方法は上記の方法に限定されず、使用者が任意に指定できる。たとえば、一定期間しか開放できない道路を横断するトレンチに敷設されるケーブルを、ルート情報を基に抽出してグループ化することもできる。
さらに、演算部2は、同じグループがなるべく集中して連続的に行われるように、所定の期間に分配することもできる。この場合、グループの分割は、ケーブルの種類、ルート、接続される機器、などで指定されることができることが好ましい。このグループ化は、後述する作業予定表を作成するときに使用されることが好ましい。
【0046】
図9に山積み表50の例が示される。
山積み表50は、縦軸にケーブル長さ52、横軸に週51を表すグラフとして表されている。山積み線53は累計を示しているので、最終日がの値が敷設されるケーブルの全長となる。本例の山積み表50は、横軸に週51を単位期間として示されているが、日やその他の期間でも作成することができる。
全ての単位期間毎における敷設長さが一定であれば、山積み線53は直線となる。工事の開始時や終了時に作業効率効率が落ちることを考慮すれば、山積み線53は、中心付近がほぼ一定の傾きを有するなだらかなS字になることが好ましい。
【0047】
山積み線53で傾きが大きくなっている箇所は急に敷設長さが増えていることを示し、傾きが小さくなっている箇所は、敷設量が減っていることを示す。
工事作業者の効率よい動員を考慮すれば、ケーブルの敷設長さが毎日ほぼ一定に近いことが好ましい。
【0048】
さらに、演算部2は、各期間もしくは各日に施工されるケーブルの長さから、動員すべき人工数を自動的に計算することもできる。動員すべき人工数は、作業者1人が1日に平均的に敷設するケーブルの長さである人工単位長さと、一日に施工するケーブルの長さから算出することができる。演算部2は、各所定の単位期間に動員すべき人工数から、人工数山積み表を作成することができる。
演算部4は、ケーブルの合計長さだけでなく、ケーブルの数や種類も抽出できるので、これらの値に所定の係数を乗じて、人工数算出の時に補正値として使用することもできる。また、作業効率や作業員の能力を係数として使用することもできる。
【0049】
演算部2は、ケーブル長さの山積み表50を表示部4に表示する、または、印刷部5から印刷する(Sp7)。演算部は、人工数の山積み表を表示部4に表示する、または、印刷部5から印刷することもできる。
【0050】
工事計画作成者は、山積み表50を確認し、ケーブル敷設量が平準化されているか判断する。合わせて、動員可能人工数を考慮して、山積み表50が適当か判断する(Sp8)。
【0051】
山積み表50から、さらに平準化が必要と判断された場合は、平準化すべき期間に関係するシステムの開始日、終了日が変更されて入力され(Sp4)、ステップSp4〜Sp8が繰り返される。システムの開始日、終了日の変更の他、可能であればキーデートを変更する場合もある。
【0052】
本例では、平準化の判断は、工事計画作成者が行っているが、演算部2に実施させることもできる。具体的には、システム毎の1日に施工するケーブルの最低長さを入力して、各期間の敷設長さが平均化されるように、キーデートを考慮して各システムの工事開始日と終了日を自動計算させることにより平準化する。
ここでシステム毎の1日の最低長さを入力するのは、作業員1チームが実施する1日の作業量を下回って配分されると作業効率が悪くなるからである。
平準化の判断基準として、山積み線の傾きの最大、最小を入力することができることが好ましい。
また、動員可能な人数が全工事期間一定でない場合は、各期間に動員可能な人工数入力し、この人工数を制限値として山積み表を作成することもできる。作業は通常数人のチームごとに行われるので、動員されるチーム数を入力し、同じチームが同じシステムを連続して作業できるようにケーブル長さが配分されることが好ましい。
【0053】
平準化検討で山積み表50が適当と判断されれば、工事計画が完了する。
【0054】
次に、上記工事計画を使用して、現場での工事指示/進捗状況の管理が行われる例が示される。図4に、工事指示/進捗状況の管理のフローが示される。
【0055】
工事指示者は、工事を行う日にちまたは期間の指定を入力して、さらに、工事作業指示書作成の命令を入力部3から入力する。演算部2は、工事計画を作成した時に使用したデータを使用して作業指示書60を作成する(Sp9)。
【0056】
図10に作業指示書60の例が示される。作業指示書60には、当該作業を行う日付(または期間)61、敷設されるケーブルのケーブルID62、始点(FROM)63、終点(TO)64、種類65、芯66、サイズ67、ルート68、長さ69を含む。各ケーブルのデータは、ケーブル一覧表10から抽出されている。
当該期間にどの作業を行うか決定する方法として、ケーブル一覧表は、工事順序を考慮して順番に記載されているので、システム毎に分類されたケーブルをケーブル一覧表に記入された順に、敷設されるケーブル長さの計画に沿って、1日分(期間分)に分割する方法がある。工事指示者は、作業指示書60を確認して、作業効率を考慮して敷設するケーブルを変更することもできることが好ましい。
【0057】
または、システム毎に分類されたケーブルを、工事指示者の指定によりさらにグループに分割して、同じグループがなるべく集中して同じ期間に行われるように、工事指示書が作成されることが好ましい。この場合、グループの分割は、ケーブルの種類、ルート、接続される機器、などで指定されることができることが好ましい。
【0058】
さらに、演算部2は、作業指示書60に記載されたケーブルID毎に、バーコードタグ70を作成し、印刷部5で印刷するように制御する(Sp10)。
図11にバーコードタグ70の例が示される。バーコードタグ70には、ケーブルID71、始点(FROM)72、終点(TO)73、仕様74、バーコードリーダ6で読み取り可能なバーコード75を含む項目が記載されている。
バーコード75には、少なくともケーブルID71の情報が含まれている。
【0059】
ケーブル敷設工事を実施する作業員は、作業指示者から作業指示書とバーコードタグ75を受け取り、施工するケーブルに当該ケーブルのバーコードタグ70を取り付ける。
【0060】
工事作業者または監督者が、各ケーブルの施工が完了したときに各バーコードタグ70を、バーコードリーダ6で読み取る(Sp11)。バーコードを読み取るときに、当該ケーブルを実際に敷設した長さ、使用したドラム番号を入力することが好ましい。ドラム番号を入力することで、ドラムの管理をすることができる。
【0061】
次に、バーコードリーダ6が、コンピュータ1に接続され、読み取ったバーコードの情報が、施工が完了したケーブルの情報として演算部1に読み込まれる(Sp12)。
さらに、その日作業した人工数が、入力部3に表示される所定の入力画面から入力される。
【0062】
実績は、バーコードリーダ6で読み取る方法の他、作業日報などに基づき、直接、入力部3から入力することもできることが好ましい。
【0063】
演算部2は、収集したケーブルの完了実績情報と人工数情報を集計し、工事進捗カーブを作成する(Sp13)。工事進捗カーブを含み、実績と計画を結合させ、実績と計画を比較できる工事進捗レポート80が作成される。
【0064】
図12に工事進捗レポート80の例が示される。
工事進捗レポート80は、人工数81(計画人工数81a、実績人工数81b)、ケーブル長さ82(計画ケーブル長さ82a、実績ケーブル長さ82b)が、各週の期間87毎に集計され、グラフに表示されている。グラフは、ケーブル長さの縦軸89に合わせて、計画ケーブル長さ線83と実績ケーブル長さ線84が示されている。計画ケーブル長さ線83と実績ケーブル長さ線84が同一グラフに記入されていることにより比較が容易である。
また、人工数の縦軸88に合わせて、各期間の計画人工数81aと実績人工数81bが、棒グラフで示されている。計画人工数を示す表示85と実績人工数を示す表示86が、同一グラフに記入されていることにより比較が容易である。
工事責任者や監督もしくは管理部署の管理者は、工事進捗レポート80を参照して工事の進捗状況を把握することができる。
【0065】
さらに、演算部2は、収集した工事実績と作業指示書を比較して、未施工のケーブルを抽出することができる(Sp14)。
【0066】
未施工のケーブルがなかった場合は、当該作業指示書の工事は完了したと判断し、未施工のケーブルが抽出された場合は、未施工のケーブルは、次の期間もしくは指定された期間の作業指示書に含まれるように作業指示書が作成される(Sp9)ことが好ましい。
【0067】
さらに、演算部2は、日々作業指示書60を作成する場合に、未施工のケーブルを考慮して工事計画を見直し、当該期間の見直された工事計画沿った敷設長さで作業指示書を作成することができる。
【0068】
上記実施例は、ケーブルの敷設工事について説明されたが、ケーブルの結線工事についても同様に、工事計画の作成、作業指示書の作成、工事進捗レポートの作成をすることができる。結線の情報は、結線の情報を含む結線一覧表から抽出される。もしくは、結線は各ケーブルの端部を基準に管理されるので、ケーブル一覧表10のケーブルIDに、ケーブルの始点、終点を示す枝番号を付け、枝番号の付いたケーブルIDを使用することで、結線の情報を処理することもできる。
【0069】
【発明の効果】
本発明のケーブル敷設工事管理システムは、山積み表を簡単に作成できる。また、ケーブル敷設工事管理システムは、山積み表を簡単に変更できる。
本発明のケーブル敷設工事管理システムは、工事作業指示書を簡単に作成できる。
本発明のケーブル敷設工事管理システムは、工事進捗レポートを簡単に作成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ケーブル敷設工事管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、イベントをキーデートの関係を説明するための図である。
【図3】図3は、ケーブル敷設工事管理システムを使用する場合のフロー図である。
【図4】図4は、ケーブル敷設工事管理システムを使用する場合のフロー図である(図3の続き)。
【図5】図5は、ケーブル一覧表の例を示す図である。
【図6】図6は、ケーブル一覧表の別の例を示す図である。
【図7】図7は、イベントコードとキーデートを入力する画面の例を示す図である。
【図8】図8は、システムとイベントの関連付けを入力する画面の例を示す図である。
【図9】図9は、山積み表の例を示す図である。
【図10】図10は、作業指示書の例を示す図である。
【図11】図11は、バーコードタグの例を示す図である。
【図12】図12は、工事進捗レポートの例を示す図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ
2 演算部
3 入力部
4 表示部
5 印刷部
6 バーコードリーダ
7 端末
10 ケーブル一覧表
11 ケーブルID
12 始点(FROM)
13 終点(TO)
14 種類
15 芯
16 サイズ
17 ルート
18 長さ
19、20 機器ID
30 (イベントコード、イベントのキーデートの)入力画面
31 イベントコード入力欄
32 イベント名入力欄
33 キーデート入力欄
40 (関連付け)入力画面
41 システムコード入力欄
42 システム名・機器群名入力欄
43 イベントコード入力欄
44 開始日入力欄
45 終了日入力欄
50 (ケーブル長さ)山積み表
51 期間
52 長さ
53 山積み線
60 作業指示書
61 日付(または期間)
62 ケーブルID
63 始点(FROM)
64 終点(TO)
65 種類
66 芯
67 サイズ
68 ルート
69 長さ
70 バーコードタグ
71 ケーブルID
72 始点(FROM)
73 終点(TO)
74 仕様
75 バーコード
80 工事進捗レポート
81 人工数
81a 計画人工数
81b 実績人工数
82 ケーブル敷設長さ
82a 計画ケーブル敷設長さ
82b 実績ケーブル敷設長さ
83 計画ケーブル長さ線
84 実績ケーブル長さ線
85 計画人工数を示す表示
86 実績人工数を示す表示
87 期間
88 人工数の縦軸
89 ケーブル長さの縦軸
Claims (14)
- 複数の装置を具備するプラントの建設工事におけるケーブル敷設工事のスケジュールを管理するためのケーブル敷設工事管理システムにおいて、
演算部と、入力部と、表示部とを具備し、
前記演算部は、敷設される複数のケーブルの名前もしくは識別番号を示すケーブル識別名と、前記ケーブル識別名の各々と関連付けられるケーブル長さの情報と、前記ケーブル識別名の各々と当該ケーブル識別名に対応するケーブルが敷設される前記複数の装置の少なくとも一つを関連付ける情報と、を含むケーブルデータを取込み、
前記入力部から、前記建設工事の期間に行われる単数または複数のイベントと、前記イベントが実施される実施日と、前記イベントの各々の実施日までに工事を完了しなければならない前記複数の装置に含まれる装置と当該イベントとを関連付ける情報と、関連付けられたイベントの実施日を考慮して決められる各装置の工事開始日と工事終了日と、が入力され、
前記演算部は、装置毎に、当該装置に属するケーブル識別名と、前記ケーブル長さの情報とを、前記ケーブルデータから抽出し、前記工事開始日と終了日から算出される当該装置の工事期間に含まれる単位期間毎の敷設ケーブル長さが概ね一定となるように、各単位期間に当該装置に属するケーブルを配分し、装置毎に分配されたケーブルの長さを前記複数の装置について前記単位期間毎に合計してケーブル長さ山積み表を作成する、
ケーブル敷設工事管理システム。 - 前記入力部から、前記ケーブル長さ山積み表を変更したい期間に実施される装置の工事開始日と終了日が変更されることにより、
前記演算部が、当該装置のケーブルの配分を変更し、前記ケーブル長さ山積み表を変更する、
請求項1に記載されたケーブル敷設工事管理システム。 - 前記演算部は、前記ケーブル長さ山積み表と、一人の作業者が前記単位期間に敷設する単位敷設長さから、前記単位期間毎の人工数を算出して、人工数山積み表を作成する
請求項1に記載されたケーブル敷設工事管理システム。 - 前記演算部は、前記単位期間毎に分配されたケーブルから、前記単位期間毎に当該期間に敷設されるケーブルのリストを含む作業指示書を作成する、
請求項1〜3のいずれかに記載されたケーブル敷設工事管理システム。 - さらに、前記演算部の制御で印刷する印刷部と、
バーコードを読み込み、読み込んだデータを前記演算部へ送信することができるバーコードリーダーと、を具備し、
前記演算部は、少なくとも前記作業指示書のリストに含まれる各々のケーブル識別名の情報を含むバーコードが、ケーブル識別名毎に記載されたバーコードタグを作成するように前記印刷部を制御し、
前記バーコードリーダーは、工事が完了したケーブルのバーコードタグを読み取り、前記バーコードタグから読み取ったケーブル毎の工事完了情報を前記演算部へ送信し、
前記演算部は、前記バーコードリーダーから受信した前記工事完了情報から、工事進捗情報を含む工事実績レポートと作成する、
請求項4に記載されたケーブル敷設工事管理システム。 - 前記工事実績レポートは前記ケーブル長さ山積み表と実際に完了したケーブル長さの比較を含む、
請求項5に記載されたケーブル敷設工事管理システム。 - 前記工事実績レポートは前記人工数山積み表と実際に動員された人工数の比較を含む、
請求項5に記載されたケーブル敷設工事管理システム。 - さらに、前記演算部は、前記作業指示書と前記バーコードリーダから受信したケーブル毎の工事完了情報から、前記作業指示書に記載されたケーブル識別番号の内、工事が完了していないケーブル識別番号を抽出する、
請求項5〜7のいずれかに記載されたケーブル敷設工事管理システム。 - 演算部と入力部を具備するケーブル敷設工事管理システムが使用される、複数の装置を具備するプラントの建設工事におけるケーブル敷設工事のケーブル敷設工事計画作成方法において、
電子的に検索可能な情報として、複数のケーブルの情報を含むケーブルデータ表が作成されるステップと、前記ケーブルの情報は、ケーブルの名前もしくは識別記号であるケーブル識別名と、ケーブルの長さと、ケーブルが敷設される前記複数の装置の少なくとも一つと、を含み、
前記プラント建設の工事期間に発生する単数または複数のイベントが入力されるステップと、
前記イベントの各々の実施日が入力されるステップと、
前記複数の装置の内、各イベントの実施日までにケーブル敷設工事が完了しなければならない装置が、当該イベントと関連付けられるステップと、
前記装置の工事開始日と工事終了日が入力されるステップと、
前記ケーブルデータ表が参照され、前記複数のケーブルが、前記装置群毎に分類され、前記装置毎のケーブル長さが算出されるステップと、
前記装置の工事開始日と工事終了日から算出される工事実施期間内の単位期間毎に、当該装置に敷設されるケーブルの長さが概ね一定となるようにケーブルが分配されるステップと、
前記単位期間毎に分配されたケーブルの長さを前記複数の装置について合計して、ケーブル長さ山積み表を作成するステップと、
を含む、
ケーブル敷設工事計画作成方法。 - さらに、作業者一人が前記単位期間に敷設できる単位ケーブル長さが入力されるステップと、
前記ケーブル長さ山積み表の単位期間毎のケーブル長さと、単位ケーブル長さとから、所定の期間に必要な作業者の数を算出するステップと、
算出された各所定の期間の前記作業者の数から、人工数山積み表を作成するステップと、
を含む、
請求項9に記載されたケーブル敷設工事計画作成方法。 - 前記ケーブル長さ山積み表または前記人工数山積み表が、適当でないと判断された場合に、
前記装置の前記工事開始日と前記工事終了日が変更されるステップと、
を含む、
請求項9または10のいずれかに記載されたケーブル敷設工事計画作成方法。 - 前記単位期間毎に分配されたケーブルの情報から、前記単位期間毎に敷設されケーブルのリストを含む作業指示書を作成するステップを含む、
請求項9〜11のいずれかに記載されたケーブル敷設工事計画作成方法。 - さらに、前記ケーブル敷設工事管理システムは、演算部の制御で印刷する印刷部と、バーコードを読み込み、読み込んだデータを前記演算部へ送信することができるバーコードリーダーと、を具備し、
前記演算部が、少なくとも前記作業指示書のリストに含まれる各々のケーブル識別名の情報を含むバーコードがケーブル識別名毎に記載されたバーコードタグを作成するように印刷部を制御するステップと、
前記バーコードリーダーが、工事が完了したケーブルのバーコードタグを読み取り、前記バーコードタグから読み取ったケーブル毎の工事完了情報を前記演算部へ送信するステップと、
前記演算部が、前記バーコードリーダーから受信した前記工事完了情報から、工事進捗情報を含む工事実績レポートと作成するステップと、を含む、
請求項12に記載されたケーブル敷設工事計画作成方法。 - さらに、前記演算部が、前記作業指示書と前記バーコードリーダから受信したケーブル毎の工事完了情報から、前記作業指示書に記載されたケーブル識別番号の内、工事が完了していないケーブル識別番号を抽出するステップを含む、
請求項13に記載されたケーブル敷設工事計画作成方法。
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- 2002-09-13 JP JP2002267864A patent/JP2004112853A/ja not_active Withdrawn
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