JP2004112359A - 画像読取装置、画像形成装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】画像読取時に欠落画素が生じたことをユーザに通知して警告を与えるようにする画像読取装置、画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】原稿を読み取る前に欠落画素検出用の画像を読み取り、欠陥画素処理部40に渡す。2値化手段41は検出用画像から欠落画素を検出し、記憶手段42に保持させる。保持された欠落画素は欠陥画素補正手段45により補正される。次に、欠落画素が補正された画像データと補正したか否かを示す情報とを、制御手段44、欠陥画素補正手段45からI/Fコントローラ46を介してCPU47が読み取り、MODEM48を介して送信(信号49)する。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル複写機、ファクシミリ、イメージスキャナ等の原稿を光学的に読み取る画像読取装置、画像形成装置、プログラム及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、画像読取装置の光路上に付着したゴミや、白スジや黒スジの発生原因となる基準白板の汚れ、コンタクトガラス面上の汚れ等により生じた読み取り画像の画素情報の欠落を補正する技術として、欠落画素に隣接する正常と思われる画素データを用いて欠落した画素の情報を補う方法(例えば、特許文献1)、ゴミ成分として検出された画素を補正する方法(例えば、特許文献2)、副走査方向に分割された複数ブロックから読み取った画素値の平均値を求める方法(例えば、特許文献3)等がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−247352号公報
【特許文献2】
特開平10−294870号公報
【特許文献3】
特開2000−270159号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術は、補正手段の補正精度をどのように改善しても、あくまでも周辺画素から推定される値に置き換えることしかできず、欠落してしまった画素の情報を、原稿を正しく読取った場合の画素情報と正確に同じにすることはできない。このため、ファクシミリで送信された画像データは、受信者には正確な画像情報かそうでないか、即ち、受信した画像が補正された画像なのかどうかが判断できず、送信者、受信者ともに、情報の不一致を共有することすらできないという問題があった。
【0005】
本発明は上記の問題を解決するためのもので、受信者に送信されてきた画像データに何らかの欠陥があり、その画像に対して何らかの補正が施されていることを受信者が知ることができるようにする画像読取装置、画像形成装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明による画像読取装置は、原稿を光学的に読み取り、画像データを出力する光電変換手段と、前記画像データにおける濃度情報が欠落した画素を検出する欠陥画素検出手段とを有する画像読取装置において、前記欠陥画素検出手段が欠落画素を検出したことをユーザに通知する通知手段を設けたものである。
【0007】
また、本発明による画像形成装置は、欠落画素を補正した補正後画像データと補正前画像データとを受信して保持する受信保持手段と、前記保持した二つの画像データの一つを選択する選択手段と、前記選択した補正後又は補正前画像データを用いて画像形成する画像形成手段とを設けたものである。
【0008】
また、本発明による画像形成装置は、欠落画素を補正した補正後画像データと補正前画像データのいずれかを選択する選択手段と、前記選択を促す情報を受信しこれに応じて前記選択手段で選択した情報を送信する通信手段と、前記選択した情報に応じて送られてきた補正後画像データ又は補正前画像データを用いて画像形成する画像形成手段とを設けたものである。
【0009】
また、本発明によるプログラムは、原稿を光学的に読み取り、画像データを出力する光電変換処理と、前記画像データにおける濃度情報が欠落した画素を検出する欠陥画素検出処理と、前記欠落画素が検出されたことをユーザに通知する通知処理とをコンピュータに実行させるためのものである。
【0010】
また、本発明によるプログラムは、欠落画素を補正した補正後画像データと補正前画像データとを受信して保持する受信保持処理と、前記保持した二つの画像データの一つを選択する選択処理と、前記選択した補正後又は補正前画像データを用いて画像形成する画像形成処理とをコンピュータに実行させるためのものである。
【0011】
また、本発明によるプログラムは、欠落画素を補正した補正後画像データと補正前画像データのいずれかを選択する選択処理と、前記選択を促す情報を受信しこれに応じて前記選択処理で選択した情報を送信する送信処理と、前記選択した情報に応じて送られてきた補正後画像データ又は補正前画像データを用いて画像形成する画像形成処理とをコンピュータに実行させるためのものである。
【0012】
また本発明による記録媒体は、前記のいずれかのプログラムを記録したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本発明の実施の形態による画像読取装置の構成図である。
主な構成としては、読取装置本体1と原稿搬送装置2と原稿読取台3が設けられており、これによってイメージスキャナを構成している。
【0014】
読取装置本体1の内部には、キセノンランプや蛍光灯で構成される光源4aとミラー4bとを備えた第1の走行体4と、ミラー5a、5bを備えた第2の走行体5と、レンズ6と、一次元の光電変換素子(本例ではCCDを使用する)7と、第1、第2の走行体4、5を駆動するステッピングモータ8とからなる露光走査光学系9が設けられている。なお、この露光走査光学系9の下段の構成についての説明はここでは省略する。
【0015】
原稿搬送装置2には、SDFユニット10と、原稿台11とが設けられている。SDFユニット10内にはステッピングモータ12が備えられている。
原稿読み取り台3には、上部に原稿押さえ板14が回動自在に取り付けられており、原稿13はこの原稿押さえ板14の下のコンタクトガラス上にセットされる。原稿読み取り台3の端部には、シェーディング補正用の白基準板15が配置されている。
【0016】
図2は画像読取装置の全体制御ブロック図である。また、図3はブックモード時の原稿読み取り部の構成図、図4はSDFモード時の原稿読み取り部の構成図である。
図2に示す画像読取装置は、光源4a、CCD 7、ステッピングモータ8、12、CPU 16、光源ドライバ17、CCD駆動部18、画像処理部19、モータドライバ20、28、スキャンバッファ25、I/Fコントローラ26、バッファコントローラ27を備える。
【0017】
原稿読み取りモードとしては、図3に示すような原稿読み取り台3を用いて画像データの読み取りを行うブックモードと、図4に示すような原稿搬送装置2を用いて画像データの読み取りを行うSDFモードとがある。
【0018】
まず、図3に示すようなブックモードにおける画像データ読み取りの基本動作について述べる。原稿13を原稿押さえ板14下の原稿読み取り台3上にセットした後、CPU16は光源ドライバ17を動作させて光源4aをオンにする。次に、CCD駆動部18により駆動されるCCD7で白基準板15を読み取り、画像処理部19内のA/Dコンバータ(図示せず)でアナログデジタル変換を行い、画換データのシェーディング補正用の基準データとして画像処理部19内のRAM(図示せず)に記憶する。
【0019】
CPU16は、モータドライバ(駆動装置)20をドライブして、ステッピングモータ8を動作させ、これにより、第1の走行体4は原稿13のある方向へ移動する。第1の走行体4が原稿面を一定速度で走査することにより、その原稿13の画像データがCCD 7により光電変換される。
【0020】
図5は図2に示す画像処理部19の基本的な構成を示すブロック図である。
この画像処理部19は、アナログビデオ処理部21、シェーディング補正理部22、画像データ処理部23、2値化処理部24を備える。ここで光電変換されたアナログビデオ信号aは、アナログビデオ処理部21でディジタル変換の処理まで行われた後、シェーディング補正処理部22、画像データ処理部23により、それぞれシェーディング補正、各種の画像データ処理を行った後、2値画像を所望とする場合は、2値化処理部24により2値化データbを作成する。多値データを所望する場合は8bitデータbとして後段に送る。その後、その2値化データあるいは多値データbをスキャンバッファ25に順次記憶していく。
【0021】
図2において、I/Fコントローラ26は、スキャンバッファ25内のデータを外部ホストコンピュータ(図示せず)等の装置に出力する制御を行う。バッファコントローラ27は、スキャンバッファ25への画像データの入出力管理を行う。
【0022】
次に、図4に示すようなSDFモードにおける画像データ読み取りの基本動作について述べる。この場合にも、まず、白基準板15が読み込まれた後、ステッピングモータ12をCPU16がモータドライバ(駆動装置)28でドライブすることにより、原稿台11にセットされた原稿13を、分離ローラ29、搬送ローラ30で搬送していき、第1の走行体4の所定の読み取り位置まで搬送する。このとき、原稿13は一定速度で搬送されていき、第1の走行体4は、停止したままで原稿面の画像データをCCD7で読み取る。
以下、ブックモードと同様の処理を行い、2値化あるいは多値の画像データは、スキャンバッファ25に記憶され、I/Fコントローラ26を介してホストコンピュータ(図示せず)等に送られる。
【0023】
図6は図5の画像処理部19をさらに詳細に示すブロック図である。
図5に示すアナログビデオ処理部21は、プリアンプ回路31と、可変増幅回路32を備えている。また、シェーディング補正処理部22は、A/Dコンバータ33、黒補正演算回路34、シェーディング補正演算回路35、ラインバッファ36を備えている。
【0024】
光源4aで原稿読み取り台3上にある原稿13を照射した反射光を、シェーディング調整板37を通して、レンズ6によって集光し、CCD 7に結像する。なお、図6では説明の簡単化のために、反射光を折り返すためのミラーは省略している。シェーディング調整板37は、CCD 7の中央部と端部での反射光量の差を無くすための光量調整の役割を果たす。これは、シェーディング演算処理において、あまりにCCD中央部と端部で反射光量の差が有りすぎると、多分に歪を含んだ演算結果しか得られないために、予め反射光量の差を無くした後にシェーディング演算処理を行うためのものである。
【0025】
次に、第1から4の実施の形態について図7から図10を参照して説明する。図7から図10は画像読取装置の欠陥画素処理部及び通信部の構成を示すブロック図であり、互いに対応する部分には同一符号が付されている。
まず、請求項1、2、7、8の発明に関する第1の実施の形態の構成を図7を用いて説明する。
原稿を読み取る前に、読み取り部はコンタクトガラス上のゴミを検出するために検出用の画像を読み取る。検出処理は検出開始信号がイネーブル信号になったら開始する。検出するためのデータは図7の欠陥画素処理部40に渡され、まず欠陥画素の有無を検出する。
【0026】
欠陥画素処理部40において、読み取った1ラインの画像データは、2値化処理手段41によって2値化され、次段の欠陥画素保持手段43において検出結果として記憶手段42に保持する。欠陥画素保持手段43によって保持されたデータは、記憶手段42のアドレスと画素の位置が対応しており、そこに書き込まれたデータが0の場合は正常な画素、1が書き込まれた画素が欠落画素を示す。
【0027】
ここでは、欠落画素はコンタクトガラス上にある遮蔽物によって、CCDへの反射光の入力を遮る物であるとする。あらかじめ検出のしきい値レベルを評価、決定しておく。反射光が遮られ、かつ遮蔽物からの反射が小さい場合、例えば黒いゴミによって生じた欠落画素の濃度は常に高くなるので、2値化処理によって検出することができる。検出された欠落画素は記憶手段42に保持されたデータに基づいて欠陥画素補正手段45により補正される。欠陥画素補正手段45は制御手段44により制御される。
【0028】
次に、請求項1、7の場合は、欠陥画素補正手段45により欠落画素を補正した画像と、補正したか否かを示す情報とを、制御手段44、欠陥画素補正手段45からI/Fコントローラを介してCPU47が読み取り、MODEM48を介して送信(信号49)する。
請求項2、8の場合は、上記補正した画像と、補正する前の画像と、これらの二つの画像を送ったことを示す情報とを、CPU47がI/Fコントローラ46を介して読み取り、MODEM48を介して送信(信号49)する。
【0029】
本実施の形態によれば、
請求項1、7の場合は、受信者に送信されてきた画像データに何らかの欠落があり、その画像に対して何らかの補正が施されていることを受信者に通知することができる。これにより、受信者は受信した画像データの状態を知ることができる。
【0030】
また、請求項1、7の場合では、受信者は配信された画像データに何らかの欠落があることを知ることができるが、送信されてきたデータは正しい画素情報がどの程度得られたかどうかを判断することができないと言う欠点が残る。
そこで請求項2、8によれば、受信者は異なる二つの画像データを得ることにより、送信されて来た画像データに何らかの欠落があり、最悪の場合両者を見比べることにより、送信者の送りたい画像データ(情報)を知ることができる。
【0031】
次に、請求項3、9の発明に関する第2の実施の形態を図8を用いて説明する。
原稿を読み取る前に、読み取り部はコンタクトガラス上のゴミを検出するために検出用の画像を読み取る。検出処理は検出開始信号がイネーブル信号になったら開始する。検出するためのデータは図8の欠陥画素処理部40に渡され、まず欠陥画素の有無を検出する。
【0032】
欠陥画素処理部40において、読み取った1ラインの画像データは、2値化処理手段1によって2値化され、次段の欠陥画素保持手段43において検出結果として記憶手段42に保持する。欠陥画素保持手段43によって保持されたデータは、記憶手段42のアドレスと画素の位置が対応しており、そこに書き込まれたデータが0の場合は正常な画素、1が書き込まれた画素が欠落画素を示す。ここでは、欠落画素はコンタクトガラス上にある遮蔽物によって、CCDへの反射光の入力を遮る物であるとする。あらかじめ、検出のしきい値レベルを評価、決定しておく。反射光が遮られ、かつ遮蔽物からの反射が小さい場合、例えば黒いゴミによって生じた欠落画素の濃度は常に高くなるので、2値化処理によって検出することができる。
【0033】
検出された欠落画素は記憶手段42に保持されたデータに基づいて欠落画素補正手段45で補正される。欠陥画素補正手段45は制御手段44により制御される。
【0034】
次に、欠落画素を補正した画像と、補正する前の画像と、二つの画像を送ったことを示す情報とをCPU47がI/Fコントローラ46を介して読み取り、MODEM48を介して、本発明の実施の形態による受信側の画像形成装置としてのファクシミリ装置100に送信(信号49)する。ファクシミリ装置100においては、受信保持手段により、受信した二つの画像は一度保持され、受信者は欠落画素を補正した画像、又は補正前の画像のいずれかを選択手段により選び、画像形成手段によりプリントすることができる。
【0035】
前記請求項2、8においては、画素の欠落が生じた場合には、受信者の意志にかかわらず似たような二つの画像データが送信されてくる。このため、経費削減などが厳しいオフィスなどでは二つの画像データをプリントするための紙のコストがかかると言う欠点がある。
【0036】
本実施の形態によれば、受信者は異なる二つの画像データが送信されてきたことを知ることができるので、送信されてきた画像データの欠陥を認識し、どちらかの画像データをプリントすることにより、プリントコストを半分に抑えることができる。
【0037】
次に、請求項4、10の発明に関する第3の実施の形態を図9を用いて説明する。
原稿を読み取る前に、読み取り部はコンタクトガラス上のゴミを検出するために検出用の画像を読み取る。検出処理は検出開始信号がイネーブル信号になったら開始する。検出するためのデータは図9の欠陥画素処理部40に渡され、まず欠陥画素の有無を検出する。
【0038】
欠陥画素処理部40において、読み取った1ラインの画像データは、2値化処理手段1によって2値化され、次段の欠陥画素保持手段43において検出結果として記憶手段42に保持する。欠陥画素保持手段43によって保持されたデータは、記憶手段42のアドレスと画素の位置が対応しており、そこに書き込まれたデータが0の場合は正常な画素、1が書き込まれた画素が欠落画素を示す。ここでは、欠落画素はコンタクトガラス上にある遮蔽物によって、CCDへの反射光の入力を遮る物であるとする。あらかじめ、検出のしきい値レベルを評価、決定しておく。反射光が遮られ、かつ遮蔽物からの反射が小さい場合、例えば黒いゴミによって生じた欠落画素の濃度は常に高くなるので、2値化処理によって検出することができる。
【0039】
検出された欠陥画素は記憶手段42に保持されたデータに基づいて欠落画素補正手段45で補正される。欠陥画素補正手段45は制御手段44により制御される。次に、欠落画素の有無を欠陥保持画素手段45によりCPU47がI/Fコントローラ46を介して読み取り、MODEM48を介して送信(信号49)する。
【0040】
受信側ファクシミリの受信者は、補正がかかったと言う情報を受け取ると、補正後の画像を受信するのか、補正前の画像を受け取るのかを選択し、その選択情報を送信者へ送信(信号50)する。それを受けたMODEM48はCPU47へ情報を伝達し、I/Fコントローラ46を介して制御手段44へ命令を出し、上記選択情報に応じて欠陥画素補正手段45により補正し、CPU47の命令によりMODEM48介して画像を送信(信号49)する。
【0041】
前記請求項3、9の場合は、画素の欠落が生じた場合に受信者の意志にかかわらず似たような二つの画像データが送信されてくる。このため、経費削減などが厳しいオフィスなどでは二つの画像データの通信コストがかかると言う欠点がある。
【0042】
本実施の形態によれば、送信側のファクシミリは、画像を送る前に、欠落画素があることを受信者側に送信する。受信者は、二つの異なるデータが送信されてくることを知ると共に、どちらかを選択し、選択した情報を送信側に伝えることにより、希望する画像データを受け取ることができる。また、どちらかの画像データをプリントすることにより、画像データに何らかの欠落があることを知り、且つ通信コストを半分に抑えることができる。
【0043】
次に、請求項5、11の発明に関する第4の実施の形態を図10を用いて説明する。
原稿を読み取る前に、読み取り部はコンタクトガラス上のゴミを検出するために検出用の画像を読み取る。検出処理は検出開始信号がイネーブル信号になったら開始する。検出するためのデータは図10の欠陥画素処理部40に渡され、まず欠陥画素の有無を検出する。
【0044】
欠陥画素処理部40において、読み取った1ラインの画像データは、2値化処理手段1によって2値化され、次段の欠陥画素保持手段43において検出結果として記憶手段42に保持する。欠陥画素保持手段43によって保持されたデータは、記憶手段42のアドレスと画素の位置が対応しており、そこに書き込まれたデータが0の場合は正常な画素、1が書き込まれた画素が欠落画素を示す。ここでは、欠陥画素はコンタクトガラス上にある遮蔽物によって、CCDへの反射光の入力を遮る物であるとする。あらかじめ、検出のしきい値レベルを評価、決定しておく。反射光が遮られ、かつ遮蔽物からの反射が小さい場合、例えば黒いゴミによって生じた欠落画素の濃度は常に高くなるので、2値化処理によって検出することができる。
【0045】
検出された欠落画素は記憶手段42に保持されたデータに基づいて欠落画素補正手段45で補正される。欠陥画素補正手段45は制御手段44により制御される。次に、欠落画素を補正した画像と、補正する前の画像をCPU47がI/Fコントローラ46を介して読み取り、ディスプレイ51へ表示する。送信者は欠落画素を補正した画像と、補正する前の画像とを比較し、どちらかの画像を選択してMODEM8を介して送信(信号49)する。
【0046】
前記請求項3、4、9、10の場合は、受信者が異なる二つの画像データのどちらかを選ぶので、送信者が送りたかった画像と異なる可能性がある欠点がある。
【0047】
本実施の形態によれば、送信者は欠落画素が補正されたことを知り得ると共に、ディスプレイ51により補正した画像と、補正前の画像とを見比べて内容を確認し、一方の画像を選択して送信するので、送信者の意図通りの画像を送ることができる。
【0048】
尚、図7から図10について説明した動作に基づく処理を、画像読取装置及び画像形成装置のコンピュータが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。また、このプログラムを記録した記録媒体は本発明による記録媒体を構成する。この記録媒体としては、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ、磁気記録媒体等を用いることができる。
【0049】
【発明の効果】
請求項1、7の発明によれば、受信者に送信されてきた画像データに何らかの欠陥があり、その画像が補正されていることを受信者に通知することができるので、受信者は受信した常に画像データの状態を知ることができる。
【0050】
また、請求項2、8の発明によれば、受信者は補正前と補正後の二つの画像データを得ることができるので、両者を見比べることにより、送信者が送りたい画像データ(情報)を知ることができる。
【0051】
また、請求項3、9の発明によれば、受信者は補正前と補正後の二つの画像データが送信されてきたことを知ることができるので、どちらかの画像データをプリントすることにより、プリントコストを半分に抑えることができる。
【0052】
また、請求項4、10の発明によれば、送信側のファクシミリは、画像を送る前に、欠落画素があることを受信者に送信し、補正前と補正後の二つの異なる画像データのどちらかを選択して送信側に伝えることにより、希望する画像データを受け取ることができる。また、受け取った画像データをプリントすることにより、通信コストを半分に抑えることができる。
【0053】
また、請求項5、11の発明によれば、送信者は欠落画素が補正されたことを知り得ると共に、補正前の画像と補正後の画像とを見比べて内容を確認し、一方の画像を選択して送信するので、送信者の意図通りの画像を送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による画像読取装置を示す構成図である。
【図2】画像読取装置の全体制御ブロック図である。
【図3】ブックモード時の原稿読取部の構成図である。
【図4】SDFモード時の原稿読取部の構成図である。
【図5】画像処理部の基本的な構成を示すブロック図である。
【図6】画像処理部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態による欠陥画素処理部と通信部を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態による欠陥画素処理部と通信部を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態による欠陥画素処理部と通信部を示すブロック図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態による欠陥画素処理部と通信部を示すブロック図である。
【符号の説明】
7 CCD
9 露光光学系
13 原稿
15 白基準板
16 CPU
19 画像処理部
40 欠陥画素処理部
41 2値化手段
42 記憶手段
43 欠陥画素保持手段
44 制御手段
45 欠陥画素補正手段
46 I/Fコントローラ
47 CPU
48 MODEM
49、50 信号
51 ディスプレイ
100 ファクシミリ

Claims (13)

  1. 原稿を光学的に読み取り、画像データを出力する光電変換手段と、前記画像データにおける濃度情報が欠落した画素を検出する欠陥画素検出手段とを有する画像読取装置において、
    前記欠陥画素検出手段が欠落画素を検出したことをユーザに通知する通知手段を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記欠落画素を補正して補正後画像データを得る補正手段と、前記補正後画像データと補正前画像データとをユーザに送信する通信手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記欠落画素を補正して前記補正後画像データを得る補正手段と、前記補正後画像データと前記補正前画像データのいずれかをユーザに選択させる情報を送信すると共に、この情報に応じてユーザが選択した前記補正後画像データ又は前記補正前画像データを送信する通信手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記欠落画素を補正して前記補正後画像データを得る補正手段と、前記補正後画像データと前記補正前画像データとを表示する表示手段と、ユーザの選択に基づいて前記補正後画像データ又は前記補正前画像データを送信する通信手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  5. 欠落画素を補正した補正後画像データと補正前画像データとを受信して保持する受信保持手段と、
    前記保持した二つの画像データの一つを選択する選択手段と、
    前記選択した補正後画像データ又は補正前画像データを用いて画像形成する画像形成手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記欠落画素を補正した前記補正後画像データと前記補正前画像データのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択を促す情報を受信しこれに応じて前記選択手段で選択した情報を送信する通信手段と、
    前記選択した情報に応じて送られてきた前記補正後画像データ又は前記補正前画像データを用いて画像形成する画像形成手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 原稿を光学的に読み取り、画像データを出力する光電変換処理と、
    前記画像データにおける濃度情報が欠落した画素を検出する欠陥画素検出処理と、
    前記欠落画素が検出されたことをユーザに通知する通知処理とをコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 前記欠落画素を補正して補正後画像データを得る補正処理と、前記補正後画像データと補正前画像データとをユーザに送信する通信処理とをコンピュータに実行させる請求項7記載のプログラム。
  9. 前記欠落画素を補正して前記補正後画像データを得る前記補正処理と、前記補正後画像データと前記補正前画像データのいずれかをユーザに選択させる情報を送信する送信処理と、この情報に対するユーザの応答を受信する受信処理と、前記応答によりユーザが選択した前記補正後画像データ又は前記補正前画像データを送信する通信処理とをコンピュータに実行させる請求項7記載のプログラム。
  10. 前記欠落画素を補正して前記補正後画像データを得る前記補正処理と、前記補正後画像データと前記補正前画像データとを表示する表示処理と、ユーザの選択に基づいて前記補正後画像データ又は前記補正前画像データを送信する前記送信処理とをコンピュータに実行させる請求項7記載のプログラム。
  11. 前記欠落画素を補正した前記補正後画像データと前記補正前画像データとを受信して保持する受信保持処理と、
    前記保持した二つの画像データの一つを選択する選択処理と、
    前記選択した補正後画像データ又は補正前画像データを用いて画像形成する画像形成処理とをコンピュータに実行させるプログラム。
  12. 前記欠落画素を補正した前記補正後画像データと前記補正前画像データのいずれかを選択する前記選択処理と、
    前記選択を促す情報を受信しこれに応じて前記選択処理で選択した情報を送信する前記送信処理と、
    前記選択した情報に応じて送られてきた前記補正後画像データ又は前記補正前画像データを用いて画像形成する画像形成処理とをコンピュータに実行させるプログラム。
  13. 請求項7から12のいずれか1項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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