JP2004111711A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004111711A
JP2004111711A JP2002273182A JP2002273182A JP2004111711A JP 2004111711 A JP2004111711 A JP 2004111711A JP 2002273182 A JP2002273182 A JP 2002273182A JP 2002273182 A JP2002273182 A JP 2002273182A JP 2004111711 A JP2004111711 A JP 2004111711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
cell plate
interlayer insulating
plate electrode
insulating film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002273182A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Takeuchi
竹内 雅彦
Takashi Michisuga
道菅 隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2002273182A priority Critical patent/JP2004111711A/ja
Priority to US10/370,657 priority patent/US6765256B2/en
Priority to TW092112219A priority patent/TW200405551A/zh
Priority to KR1020030032022A priority patent/KR20040025535A/ko
Publication of JP2004111711A publication Critical patent/JP2004111711A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/01Manufacture or treatment
    • H10B12/09Manufacture or treatment with simultaneous manufacture of the peripheral circuit region and memory cells
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/06Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising selenium or tellurium in uncombined form other than as impurities in semiconductor bodies of other materials
    • H01L21/10Preliminary treatment of the selenium or tellurium, its application to the foundation plate, or the subsequent treatment of the combination
    • H01L21/108Provision of discrete insulating layers, i.e. non-genetic barrier layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/31DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor
    • H10B12/315DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor with the capacitor higher than a bit line
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B12/00Dynamic random access memory [DRAM] devices
    • H10B12/30DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells
    • H10B12/48Data lines or contacts therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】上部電極におけるコンタクト不良を防止し、かつエリアペナルティが発生することがない半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、シリコン基板1の主表面1a上に設けられた下部ストレージノード電極10aから10dと、下部ストレージノード電極10aから10d上に設けられた誘電体膜15と、誘電体膜15上に設けられた上部セルプレート電極11と、上部セルプレート電極11を覆う層間絶縁膜3とを備える。上部セルプレート電極11はルテニウムを含む。層間絶縁膜3は、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aを有する。コンタクトホール21aは、シリコン基板1の主表面1aからコンタクトホール21aの底面21mまでの距離が、シリコン基板1の主表面1aから上部セルプレート電極11の底面11mまでの距離以上となるように設けられている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一般的には、半導体装置に関するものであり、より特定的には、キャパシタを備える半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置、特にDRAM(dynamic random−access memory)の構造の微細化に伴い、メモリセルの投影面積に対して実際のキャパシタの有効面積を大きくできる円筒型キャパシタ構造が多用されている。この円筒型キャパシタ構造は、円筒状に形成された下部電極と、下部電極の表面を覆う誘電体膜およびセルプレートとを備える積層構造を有する。図54は、従来技術としての円筒型キャパシタ構造を有する半導体装置を示す断面図である。
【0003】
図54を参照して、半導体基板101の主表面101a上には、ゲート絶縁膜103aから103cを介してゲート電極104aから104cが形成されている。ゲート電極104aから104cの両側に位置する半導体基板101の主表面101aには、所定深さでソース/ドレイン領域としての不純物領域102aから102dが形成されている。半導体基板101の主表面101aには、不純物領域102dと距離を隔てて不純物領域102eが所定深さで形成されている。ゲート電極104aから104cの側壁にはサイドウォール絶縁膜105aから105cが形成されている。ゲート電極104aから104cの頂面上には被覆絶縁膜106aから106cが形成されている。
【0004】
半導体基板101の主表面101a、被覆絶縁膜106aから106c、およびサイドウォール絶縁膜105aから105cを覆うように、シリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁膜107が形成されている。第1の層間絶縁膜107には、不純物領域102bおよび102cに達するコンタクトホール108aおよび108bが形成されている。コンタクトホール108aおよび108bには、導電体膜109aおよび109bが充填されている。
【0005】
第1の層間絶縁膜107上にはシリコン酸化膜からなる第2の層間絶縁膜110が形成されている。第2の層間絶縁膜110には、導電体膜109bの頂面に達するコンタクトホール111aが形成されている。第1および第2の層間絶縁膜107および110には、半導体基板101の主表面101aに形成された不純物領域102eに達するコンタクトホール111bが形成されている。コンタクトホール111aおよび111bには、導電体膜115aおよび115bが充填されている。第2の層間絶縁膜110の頂面上には、導電体膜115aおよび115bと接触して第1の配線膜112aおよび112bが形成されている。
【0006】
第2の層間絶縁膜110と、第1の配線膜112aおよび112bとを覆うように、シリコン酸化膜からなる第3の層間絶縁膜113が形成されている。第2および第3の層間絶縁膜110および113には、第1の層間絶縁膜107に形成された導電体膜109aに達するコンタクトホール114が形成されている。コンタクトホール114には、導電体膜116が充填されている。
【0007】
第3の層間絶縁膜113上には、シリコン酸化膜からなる第4の層間絶縁膜118が形成されている。第4の層間絶縁膜118には、第3の層間絶縁膜113に形成された導電体膜116に達する孔119が形成されている。孔119の側面および底面を覆うように円筒状の下部ストレージノード電極120が形成されており、下部ストレージノード電極120は導電体膜116と接触している。下部ストレージノード電極120の表面、および第4の層間絶縁膜118の頂面の一部を覆うように、誘電体膜121が形成されている。誘電体膜121を覆い、かつ孔119の内部を完全に充填するように上部セルプレート電極122が形成されている。下部ストレージノード電極120、誘電体膜121および上部セルプレート電極122によって半導体装置の円筒型キャパシタが構成されている。
【0008】
上部セルプレート電極122および第4の層間絶縁膜118を覆うように、シリコン酸化膜からなる第5の層間絶縁膜123が形成されている。第5の層間絶縁膜123には、上部セルプレート電極122および誘電体膜121を突き抜けて第4の層間絶縁膜118の内部に達するコンタクトホール152aが形成されている。コンタクトホール152aの底面は、第4の層間絶縁膜118によって規定されている。第3、第4および第5の層間絶縁膜113、118および123には、第2の層間絶縁膜110の頂面上に形成された第1の配線膜112bに達するコンタクトホール152bが形成されている。コンタクトホール152aおよび152bには、導電体膜153aおよび153bが充填されている。導電体膜153aは、コンタクトホール152aによって形成される上部セルプレート電極122の側壁と接続されている。第5の層間絶縁膜123の頂面上には、導電体膜153aおよび153bと接触して第2の配線膜154aおよび154bが形成されている。
【0009】
このような円筒型キャパシタを有する半導体装置において、メモリセルのサイズを小さくしながらキャパシタ容量を確保するためには、キャパシタの高さを高くする必要がある。このため、第4の層間絶縁膜118の高さが高くなる傾向にあり、特にこのことに起因して、第5の層間絶縁膜123の頂面から第1の配線膜112bまでの距離が大きくなる。
【0010】
また、上部セルプレート電極122を所定の電位にすることを目的として、第5の層間絶縁膜123上に設けられた第2の配線膜154aと上部セルプレート電極122とを導電体膜153aによって接続する。このため、導電体膜153aを充填するコンタクトホール152aを形成する必要がある。他方、不純物領域102eに信号を供給したり電位を固定することを目的として、第5の層間絶縁膜123上に設けられた第2の配線膜154bと第2の層間絶縁膜110上に設けられた第1の配線膜112bとを導電体膜153bによって接続する。このため、導電体膜153bを充填するコンタクトホール152bを形成する必要がある。
【0011】
このコンタクトホール152aおよび152bは、製造工程を削減するために、第5の層間絶縁膜123を設けた後の同一のエッチング工程で形成される。そして、このエッチング工程はコンタクトホール152bが第1の配線膜112bに達するまで行われる。このため、コンタクトホール152aがまず上部セルプレート電極122の頂面上に達し、その後コンタクトホール152bが第1の配線膜112bに達するまで上部セルプレート電極122は継続してエッチングを受ける。この結果、図54に示すように、コンタクトホール152aが上部セルプレート電極122を突き抜け第4の層間絶縁膜118の内部にまで達した形状となる。
【0012】
このようにコンタクトホール152aが上部セルプレート電極122から突き抜け、その突き抜け量が大きくなった場合には、導電体膜153aがたとえば第1の配線膜112aなどに短絡するという問題が発生する。
【0013】
また、コンタクトホール152aに充填した導電体膜153aと上部セルプレート電極122との接触部分は、コンタクトホール152aによって形成された上部セルプレート電極122の側壁のみとなり、接触面積が小さくなる。また、導電体膜153aをスパッタリングで形成する場合、上部セルプレート電極122の側壁上では成膜の被覆性が劣る。さらに、コンクトホール152aの開口後のウェット処理で上部セルプレート電極122の側壁が後退した場合、導電体膜153aの成膜時における被覆性が悪くなる。これらの理由から、上部セルプレート電極122と導電体膜153aとのコンタクト不良が発生するおそれがある。
【0014】
このような問題を解決することを目的として、たとえば特開2000−216357号公報に、セルプレートとの接触不良が生じることのない半導体装置が開示されている(特許文献1参照。)。図55は、特開2000−216357号公報に開示されている半導体装置を示す断面図である。
【0015】
図55を参照して、素子分離酸化膜202および拡散層領域203を有するシリコン基板201上に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極204が形成されている。ゲート電極204の頂面上には窒化膜205が形成され、ゲート電極204の側壁には側壁酸化膜206が形成されている。ゲート電極204およびシリコン基板201の主表面を覆うように第1の層間絶縁膜216が形成されている。第1の層間絶縁膜216には、拡散層領域203に達する局所配線207が形成されている。第1の層間絶縁膜216上には第2の層間絶縁膜217が形成されている。第2の層間絶縁膜217には、シリンダ構造を有する蓄積電極208が形成されている。蓄積電極208は、局所配線207を介して拡散層領域203と電気的に接続されている。
【0016】
蓄積電極208上には容量絶縁膜を介してポリシリコンからなる容量電極210が形成されている。第2の層間絶縁膜217上には、容量電極210を覆う第3の層間絶縁膜218が形成されている。第3の層間絶縁膜218上にはメタル配線212が形成されている。ゲート電極204、拡散層領域203および容量電極210のそれぞれがメタルコンタクト211を介してメタル配線212と電気的に接続されている。メタルコンタクト211と容量電極210とが接続する下方には、蓄積電極208と同層で形成されたコンタクトストッパ209が形成されている。コンタクトストッパ209の存在により、メタルコンタクト211の下方に位置する容量電極210の膜厚が厚く形成されている。
【0017】
ゲート電極204に達するコンタクト孔と、容量電極210に達するコンタクト孔を同時に開口する場合、コンタクトストッパ209の内部には容量電極210が堆積されているため、容量電極210に達するコンタクト孔が容量電極210を貫通してしまうことがない。これにより、メタル配線212と容量電極210との電気的な接続を十分に得ることができる。
【0018】
【特許文献1】
特開2000−216357号公報
【0019】
【特許文献2】
特開平10−242418号公報
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上述の図55に示す半導体装置では、容量電極210に達するコンタクト孔が容量電極210を貫通するのを防止するため、メタルコンタクト211の下方に位置する容量電極210の膜厚を厚く形成している。しかし、このような構造の半導体装置を実現するためには、容量電極210の膜厚を厚く形成する所定広さの領域をシリコン基板201上に確保しなければならずエリアペナルティが発生する。エリアペナルティとは、ある特定の目的を達成するために構造体を設けて、半導体基板上の空間を費やすことによる不利益を言う。このため、メモリセル領域の面積が増大するという問題が発生し、半導体装置の微細化を実現することができない。
【0021】
また、容量電極210に達するコンタクト孔がコンタクトストッパ209の近傍まで形成された場合には、メタルコンタクト211と接触する容量電極210の側壁の面積が、容量電極210の膜厚を厚く形成した分著しく増大する。コンタクト孔に形成される容量電極210の側壁は、エッチング時の種々の要因によって所望の表面形状には形成されない。このため、メタルコンタクト211と容量電極210とのコンタクト抵抗がばらつくという問題が発生する。
【0022】
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、上部電極におけるコンタクト不良を防止し、かつエリアペナルティが発生することがない半導体装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
この発明に従った半導体装置は、半導体基板の主表面上に設けられた下部電極と、下部電極上に設けられた誘電体膜と、誘電体膜上に設けられた上部電極と、上部電極を覆う層間絶縁膜とを備える。上部電極は、ルテニウム、窒化チタンおよび白金からなる群より選ばれた少なくとも一種を含む。層間絶縁膜は、上部電極に達する第1の孔を有する。第1の孔は、半導体基板の主表面から第1の孔の底面までの距離が、半導体基板の主表面から第1の孔が達する部分における上部電極の底面までの距離以上となるように設けられている。
【0024】
このように構成された半導体装置によれば、上部電極が含むルテニウム、窒化チタンおよび白金からなる群より選ばれた少なくとも一種は、耐酸化性に優れている。このため、半導体装置の製造工程において上部電極が酸化雰囲気にさらされる場合があっても上部電極が酸化されるのを抑制できる。このため、酸化された上部電極によってコンタクト不良が発生することを防止できる。また、ルテニウムに関しては、ルテニウムの酸化物も導電性である。このため、仮に上部電極が酸化されたとしても上部電極においてコンタクト不良が発生することはない。
【0025】
また、第1の孔に規定される上部電極の側壁が一定以上に深くなることはない。このため、上部電極は第1の孔に充填される導電膜と安定したコンタクト抵抗を得ることができる。さらに、特別な構造を備えることなく上部電極を所定材料で形成することによって上部電極のコンタクト不良を防止している。したがって、エリアペナルティを受けることがないため半導体装置の微細化を実現することができる。
【0026】
加えて、第1の孔が上部電極を突き抜けてさらに延びて形成されることがない。このため、第1の孔が上部電極とは別に設けられた配線膜などに達し、第1の孔に充填される導電膜とその配線膜とが短絡するおそれがない。また、半導体基板の主表面から第1の孔の底面までの距離と、半導体基板の主表面から上部電極の底面までの距離とが等しい場合を除いて、第1の孔の底面は上部電極によって規定される。このため、第1の孔に充填する導電膜と上部電極との接触面積が増大し、接触面積が小さいことに起因するコンタクト不良を防止することができる。
【0027】
また好ましくは、半導体装置は、層間絶縁膜の頂面からの距離が、層間絶縁膜の頂面から上部電極までの距離よりも大きくなるように層間絶縁膜内に設けられた導電膜をさらに備える。層間絶縁膜は、導電膜に達する第2の孔を有する。上部電極は、層間絶縁膜の一部分を除去して第1および第2の孔を形成する所定のエッチャントに対して相対的に小さいエッチング速度を有し、層間絶縁膜は、所定のエッチャントに対して相対的に大きいエッチング速度を有する。
【0028】
このように構成された半導体装置によれば、層間絶縁膜にエッチングを行ない、第1の孔と第1の孔よりも深い第2の孔を同時に形成する場合、第1の孔が上部電極の頂面に達した後も上部電極はエッチングを受け続ける。しかし、上部電極は、層間絶縁膜の一部を除去するエッチャントに対して相対的に小さいエッチング速度を有するため、層間絶縁膜に行なうエッチングにエッチングされにくい。このため、上部電極がエッチングを継続して受けたとしても、上部電極の所定位置でエッチングが止まり第1の孔が上部電極を突けさらに延びて形成されることがない。これにより、上部電極と第1の孔に充填される導電膜との間で所望のコンタクト構造を得ることができる。
【0029】
また好ましくは、第1の孔の側面および底面の少なくとも一方は、上部電極により規定されている。このように構成された半導体装置によれば、第1の孔に充填される導電膜と上部電極との接触面積を増大させることができる。これにより、第1の孔に充填される導電膜と上部電極との接触面積が小さいことに起因するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0030】
また好ましくは、第1の孔の側面および底面の少なくとも一方を規定する上部電極の部分は、凹凸形状を有する。このように構成された半導体装置によれば、凹凸形状に形成された上部電極の部分は、平坦に形成されている場合と比較して大きい表面積を有する。このため、上部電極と第1の孔に充填される導電膜との接触面積を増大させることができる。これにより、上部電極と第1の孔に充填される導電膜とのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部電極において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0031】
また好ましくは、上部電極は第1の凹部を有する。第1の凹部は、第1の孔と接続され、かつ半導体基板の主表面に平行な面上での開口面積が、第1の孔の底面の開口面積よりも大きくなるように形成されている。このように形成された半導体装置によれば、第1の孔および第1の凹部に充填される導電膜は、上部電極によって規定される第1の凹部の側壁と接触する。このとき、上部電極によって規定される第1の凹部の側壁が有する表面積の方が、上部電極によって規定される第1の孔の側壁が有する表面積よりも大きい。このため、上部電極と第1の凹部に充填される導電膜との接触面積を増大させることができる。これにより、上部電極でのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部電極において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0032】
また好ましくは、第1の凹部は、半導体基板の主表面に平行な面上での第1の凹部の開口面積が、上部電極の頂面から底面に向かうに従って大きくなるように形成されている。このように構成された半導体装置によれば、上部電極によって規定される第1の凹部の側壁はテーパー形状に形成されている。このため、その側壁の表面積はさらに大きくなり、上部電極と第1の凹部に充填される導電膜との接触面積をさらに増大させることができる。これにより、上部電極と第1の凹部に充填される導電膜とのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部電極において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0033】
また好ましくは、第1の凹部の表面は凹凸形状に形成されている。このように構成された半導体装置によれば、凹凸形状に形成された第1の凹部の表面は、平坦に形成されている場合と比較して大きい表面積を有する。このため、上部電極と第1の凹部に充填される導電膜との接触面積をさらに増大させることができる。これにより、上部電極と第1の凹部に充填される導電膜とのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部電極において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0034】
また好ましくは、上部電極は第2の凹部を有する。第2の凹部は、第1の孔と接続され、かつ上部電極の頂面上での開口面積が、第1の孔の底面の開口面積よりも大きくなるように形成されている。第2の凹部は湾曲する上部電極の表面により規定されている。このように構成された半導体装置によれば、第2の凹部を規定する湾曲する上部電極の表面が有する表面積は、上部電極に規定される第1の孔の側壁が有する表面積よりも大きい。このため、上部電極と第2の凹部に充填される導電膜との接触面積はさらに増大する。これにより、上部電極と第2の凹部に充填される導電膜とのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部電極で発生するコンタクト不良を防止することができる。
【0035】
また好ましくは、第2の凹部を規定する表面は、凹凸形状を有する。このように構成された半導体装置によれば、凹凸形状の第2の凹部を規定する表面は、平坦に形成されている場合と比較して大きい表面積を有する。このため、上部電極と第2の凹部に充填される導電膜との接触面積をさらに増大させることができる。これにより、上部電極と第2の凹部に充填される導電膜とのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部電極において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0037】
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における半導体装置を示す断面図である。図1を参照して、半導体装置は、Concave粗面MIS(Metal−Insulator−silicon)キャパシタを有する。シリコン基板1の主表面1aには、所定の間隔を隔てて分離絶縁膜2が形成されている。図示されていないが、分離絶縁膜2によって隔たれたシリコン基板1の主表面1aには、所定深さでソース/ドレイン領域としての不純物領域が形成されている。
【0038】
シリコン基板1の主表面1aを覆うように、シリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁膜3aが形成されている。第1の層間絶縁膜3aには、図示しない不純物領域が形成されたシリコン基板1の主表面1aに達するコンタクトホール25aから25dが形成されている。コンタクトホール25aから25dには、ドープトポリシリコンなどが充填されてランディングプラグ4aから4dが形成されている。
【0039】
第1の層間絶縁膜3a上にはシリコン酸化膜からなる第2の層間絶縁膜3bが形成されている。第2の層間絶縁膜3bの頂面上には、シリコン基板1に形成された分離絶縁膜2の上方に位置して、タングステン(W)からなるビットライン配線6が形成されている。
【0040】
第2の層間絶縁膜3b上には、ビットライン配線6を覆うようにシリコン酸化膜からなる第3の層間絶縁膜3cが形成されている。第2および第3の層間絶縁膜3bおよび3cには、ランディングプラグ4aから4dの各頂面に達するコンタクトホール22aから22dが形成されている。コンタクトホール22aから22dには、ドープトポリシリコンなどが充填されてストレージノードコンタクト8aから8dが形成されている。
【0041】
第3の層間絶縁膜3c上には、シリコン酸化膜からなる第4の層間絶縁膜3dが形成されている。第4の層間絶縁膜3dには、ストレージノードコンタクト8aから8dの各頂面に達する孔23aから23dが形成されている。孔23aから23dには、孔23aから23dの底面および側壁を覆うように、ドープトポリシリコンからなる下部ストレージノード電極10aから10dが形成されている。下部ストレージノード電極10aから10dは、孔23aから23dの内部にさらに凹部を形成しており、その凹部の表面は凹凸形状に形成されている。このように表面が凹凸形状に形成された下部ストレージノード電極10aから10dは、たとえばアモルファスシリコンを堆積後、不均一に結晶化することによって形成することができる。
【0042】
下部ストレージノード電極10aから10dに形成された凹部および第4の層間絶縁膜3dの頂面の一部を覆うように、タンタルオキサイド(Ta)またはチタン酸バリウムストロンチウム(BST)からなる誘電体膜15が形成されている。誘電体膜15を覆い、かつ孔23aから23dの内部を完全に埋めるようにして、ルテニウム(Ru)からなる上部セルプレート電極11が形成されている。
【0043】
下部ストレージノード電極10aから10d、誘電体膜15および上部セルプレート電極11によって、半導体装置のキャパシタが構成されている。本実施の形態では、下部ストレージノード電極10aから10dの表面が凹凸形状に形成されているためキャパシタ面積が大きくなる。これにより、キャパシタの蓄積容量を増大させることができる。
【0044】
第4の層間絶縁膜3d上には、上部セルプレート電極11を覆うように、シリコン酸化膜からなる第5の層間絶縁膜3eが形成されている。第5の層間絶縁膜3eには、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aが形成されている。コンタクトホール21aの底面21mは、上部セルプレート電極11の頂面11nによって規定されている。第3、第4および第5の層間絶縁膜3c、3dおよび3eには、ビットライン配線6の頂面にまで達するコンタクトホール21bが形成されている。コンタクトホール21aおよび21bには、図示しないバリアメタル膜を介してタングステンからなるメタルプラグ13aおよび13bが形成されている。
【0045】
第5の層間絶縁膜3e上には、メタルプラグ13aおよび13bの頂面に接触してアルミニウム(Al)からなるアルミ配線14aおよび14bが形成されている。なお、第1から第5の層間絶縁膜3aから3eによって層間絶縁膜3が構成されている。
【0046】
図2は、図1中の半導体装置を示す平面図である。図2を参照して、I−I線上に沿った断面が図1中の半導体装置を示している。図示しないシリコン基板1上には、所定の間隔を隔てて複数のゲート電極32が形成されている。ゲート電極32とほぼ直行するように複数のビットライン配線6が位置する。隣接するゲート電極32の間には、シリコン基板1の主表面1aから延びて形成されたランディングプラグ4が位置する。ランディングプラグ4e上にはストレージノードコンタクト31が位置し、ストレ−ジノードコンタクト31はビットライン配線6と接続されている。
【0047】
図3は、図2中のIII−III線上に沿った断面図である。図3を参照して、シリコン基板1の主表面1a上には、ゲート絶縁膜33aから33cを介してゲート電極32aから32cが形成されている。ゲート電極32aから32cの両側に位置するシリコン基板1の主表面1aには、所定深さでソース/ドレイン領域としての不純物領域38aから38cが形成されている。ゲート電極32aから32cの側壁には、サイドウォール絶縁膜35aから35cが形成されている。ゲート電極32aから32cの頂面上には被覆絶縁膜36aから36cが形成されている。第1の層間絶縁膜3aには、不純物領域38aおよび38bに達するコンタクトホール25dおよび25eが形成されている。コンタクトホール25dおよび25eには、ドープトポリシリコンなどが充填されてランディングプラグ4dおよび4eが形成されている。
【0048】
この発明の実施の形態1に従った半導体装置は、半導体基板としてのシリコン基板1の主表面1a上に設けられた下部電極としての下部ストレージノード電極10aから10dと、下部ストレージノード電極10aから10d上に設けられた誘電体膜15と、誘電体膜15上に設けられた上部電極としての上部セルプレート電極11と、上部セルプレート電極11を覆う層間絶縁膜3とを備える。上部セルプレート電極11は、ルテニウム、窒化チタンおよび白金からなる群より選ばれた少なくとも一種としてのルテニウムを含む。層間絶縁膜3は、上部セルプレート電極11に達する第1の孔としてのコンタクトホール21aを有する。コンタクトホール21aは、シリコン基板1の主表面1aからコンタクトホール21aの底面21mまでの距離が、シリコン基板1の主表面1aからコンタクトホール21aが達する部分における上部セルプレート電極11の底面11mまでの距離以上となるように設けられている。
【0049】
半導体装置は、層間絶縁膜3の頂面、つまり第5の層間絶縁膜3eの頂面からの距離が、第5の層間絶縁膜3eの頂面から上部セルプレート電極11までの距離よりも大きくなるように層間絶縁膜3内に設けられた導電膜としてのビットライン配線6をさらに備える。層間絶縁膜3は、ビットライン配線6に達する第2の孔としてのコンタクトホール21bを有する。上部セルプレート電極11は、層間絶縁膜3の一部分を除去してコンタクトホール21aおよび21bを形成する所定のエッチャントに対して相対的に小さいエッチング速度を有し、層間絶縁膜3は、所定のエッチャントに対して相対的に大きいエッチング速度を有する。
【0050】
図4から図9は、図1中に示す半導体装置の製造方法の工程を示す断面図である。図1および図4から図9を用いて、上部セルプレート電極11を形成してから以降の半導体装置の製造工程について説明する。
【0051】
図4を参照して、上部セルプレート電極11を形成した後、上部セルプレート電極11に対するアニール処理を所定の時間をかけて行なう。これにより、上部セルプレート電極11を形成するルテニウムが結晶化され、ルテニウムの結晶粒径が大きく成長する。第4の層間絶縁膜3d上で、上部セルプレート電極11を覆うようにしてシリコン酸化膜を膜厚500nm程度で堆積し、第5の層間絶縁膜3eを形成する。
【0052】
図5を参照して、第5の層間絶縁膜3e上に、開口42aおよび42bを有するレジスト膜41を形成する。
【0053】
図6を参照して、レジスト膜41をマスクとして層間絶縁膜3にエッチングを行なう。エッチングガスとして、C、ArおよびOの混合ガスを使用する。エッチングにより層間絶縁膜3は部分的に除去されて、まずコンタクトホール21aが上部セルプレート電極11の頂面11nにまで達する。その後、層間絶縁膜3に行なうエッチングはコンタクトホール21bがビットライン配線6に達するまで継続される。その間、上部セルプレート電極11は頂面11n付近においてエッチングを受け続ける。しかし、上部セルプレート電極11を形成するルテニウムは、シリコン酸化膜である層間絶縁膜3に行なうエッチングに対して一定以上の選択比を有するため、コンタクトホール21aによる開口は上部セルプレート電極11の頂面11n上で止まる。これにより、コンタクトホール21aの底面21mは上部セルプレート電極11の頂面11nによって規定される。その後、レジスト膜41を除去する。
【0054】
図7を参照して、コンタクトホール21aおよび21bに、TiN(窒化チタン)およびTi(チタン)の積層膜をそれぞれの膜厚を10nm程度として堆積し、図示しないバリアメタル膜を形成する。さらに、タングステンからなる金属膜13を膜厚500nm程度で堆積する。
【0055】
図8を参照して、化学的機械研磨法(CMP;Chemical Mechanical Polishing)を用いて、第5の層間絶縁膜3eの頂面が露出するまで金属膜13を研磨する。これにより、コンタクトホール21aおよび21bの内部にメタルプラグ13aおよび13bを形成する。
【0056】
図9を参照して、第5の層間絶縁膜3e上に、アルミニウム膜14を膜厚300nm程度で堆積する。
【0057】
図1を参照して、アルミニウム膜14上に所定形状の開口パターンを有する図示しないレジスト膜を形成する。これをマスクとしてアルミニウム膜14にエッチングを行ない、所定形状を有するアルミ配線14aおよび14bを形成する。その後、図示しないレジスト膜を除去する。
【0058】
このように構成された半導体装置によれば、上部セルプレート電極11をルテニウムによって形成することによって、コンタクトホール21aの開口深さを上部セルプレート電極11の頂面11n上にとどめている。このため、コンタクトホール21aの開口深さを制御するのに特別な構造を必要としない。これにより、シリコン基板1上でエリアペナルティを受けることがないので半導体装置の微細化を実現することができる。また、上部セルプレート電極11を形成するルテニウムは耐酸化性に優れている。加えて、ルテニウムの酸化物も導電性である。このため、上部セルプレート電極11が酸化されることに起因する上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとのコンタクト不良を防止することができる。また、メタルプラグ13aは、メタルプラグ13aの底面全体が上部セルプレート電極11の頂面11nと接触して設けられている。このため、接触面積が小さいことに起因するコンタクト不良を防止できる。
【0059】
また、メタルプラグ13aは、上部セルプレート電極11を突き抜けて下方に延びることなく所定深さに形成されている。このため、メタルプラグ13aが上部セルプレート電極11の下方に位置する導電膜と接触し短絡が生じることを防止できる。
【0060】
(実施の形態2)
図10は、この発明の実施の形態2における半導体装置を示す断面図である。実施の形態2における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較して、メタルプラグ13aおよび上部セルプレート電極11のコンタクト構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0061】
図10を参照して、第5の層間絶縁膜3eに、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aが形成されている。コンタクトホール21aは上部セルプレート電極11の内部にまで達しており、コンタクトホール21aの側面21sおよび底面21mが上部セルプレート電極11によって規定されている。コンタクトホール21aには、図示しないバリアメタル膜を介してタングステンからなるメタルプラグ13aが形成されている。
【0062】
この発明の実施の形態2に従った半導体装置では、コンタクトホール21aの側面21sおよび底面21mの少なくとも一方は、上部セルプレート電極11により規定されている。
【0063】
実施の形態2における半導体装置の製造工程は、実施の形態1で説明した図1に示す半導体装置の製造工程と基本的には変わらない。実施の形態2における半導体装置の製造工程で、実施の形態1のおける半導体装置の製造工程と異なる部分を以下で説明する。重複する製造工程の説明は省略する。
【0064】
図6を参照して、レジスト膜41をマスクとして層間絶縁膜3にエッチングを行なう。エッチングガスとして、C、ArおよびOの混合ガスを使用する。この際、Oの流量を実施の形態1で使用するエッチングガスに含まれるOの流量よりも大きくしておく。図10を参照して、上述の工程により、コンタクトホール21aは上部セルプレート電極11の内部にまで達して形成される。
【0065】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を奏することができる。加えて、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとは、コンタクトホール21aの底面21mのみならず側面21sにおいても接触している。これにより、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとの接触面積が増大するため、上部セルプレート電極11において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0066】
(実施の形態3)
図11は、この発明の実施の形態3における半導体装置を示す断面図である。実施の形態3における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較して、メタルプラグ13aおよび上部セルプレート電極11のコンタクト構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0067】
図11を参照して、第5の層間絶縁膜3eに、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aが形成されている。コンタクトホール21aは上部セルプレート電極11の内部にまで達しており、コンタクトホール21aの側面21sおよび底面21mが上部セルプレート電極11によって規定されている。コンタクトホール21aの底面21m、および側面21sの表面が凹凸形状に形成されている。コンタクトホール21aには、図示しないバリアメタル膜を介してタングステンからなるメタルプラグ13aが形成されている。
【0068】
この発明の実施の形態3に従った半導体装置では、コンタクトホール21aの側面21sおよび底面21mの少なくとも一方を規定する上部セルプレート電極11の部分は、凹凸形状を有する。
【0069】
実施の形態3における半導体装置の製造工程は、実施の形態2で説明した図10に示す半導体装置の製造工程と基本的には変わらない。実施の形態3における半導体装置の製造工程で実施の形態2における半導体装置の製造工程と異なる部分を以下で説明する。重複する製造工程の説明は省略する。
【0070】
図4を参照して、上部セルプレート電極11を形成した後、上部セルプレート電極11に対するアニール処理を、実施の形態1に記載の所定の時間よりも少ない時間をかけて行なう。これにより、上部セルプレート電極11を形成するルテニウムが結晶化され、ルテニウムは実施の形態1に記載の結晶粒径よりも小さい結晶粒径に成長する。図11を参照して、上述の工程により、コンタクトホール21aの底面21mおよび側面21sは凹凸形状に形成される。
【0071】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態2に記載の効果と同様の効果を奏することができる。加えて、凹凸形状に形成されたコンタクトホール21aの底面21mおよび側面21sは、平坦に形成されている場合と比較して大きい表面積を有する。このため、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとの接触面積をさらに増大させることができる。これにより、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部セルプレート電極11において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0072】
(実施の形態4)
図12は、この発明の実施の形態4における半導体装置を示す断面図である。実施の形態4における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較して、メタルプラグ13aおよび上部セルプレート電極11のコンタクト構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0073】
図12を参照して、第5の層間絶縁膜3eに、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aが形成されている。上部セルプレート電極11には、コンタクトホール21aと連通するコンタクトホール51が形成されている。コンタクトホール51は、コンタクトホール51の底面51mの面積がコンタクトホール21aの底面の面積よりも大きくなるように形成されている。コンタクトホール51は、上部セルプレート電極11の頂面11n側から底面11m側にまでに渡って底面51mの面積で開口されている。コンタクトホール21aおよび51には、図示しないバリアメタル膜を介してタングステンからなるメタルプラグ13aが形成されている。
【0074】
この発明の実施の形態4に従った半導体装置では、上部セルプレート電極11は第1の凹部としてのコンタクトホール51を有する。コンタクトホール51は、コンタクトホール21aと接続され、かつシリコン基板1の主表面1aに平行な面上での開口面積が、コンタクトホール21aの底面の開口面積よりも大きくなるように形成されている。
【0075】
実施の形態4における半導体装置の製造工程は、実施の形態1で説明した図1に示す半導体装置の製造工程と基本的には変わらない。実施の形態4における半導体装置の製造工程で実施の形態1における半導体装置の製造工程と異なる部分を以下で説明する。重複する製造工程の説明は省略する。
【0076】
図6を参照して、レジスト膜41をマスクとして層間絶縁膜3にエッチングを行なう。エッチングガスとして、C、ArおよびOの混合ガスを使用する。上部セルプレート電極11を形成するルテニウムは、シリコン酸化膜である層間絶縁膜3に行なうエッチングに対して一定以上の選択比を有するため、コンタクトホール21aによる開口は上部セルプレート電極11の頂面11nで止まる。しかし、上部セルプレート電極11は頂面11n上で継続してエッチングされるため、コンタクトホール21aによって露出した上部セルプレート電極11の頂面11nから上部セルプレート電極11の内部に渡って相当のダメージを受ける。このような状態において、OおよびNの混合ガスを使用してレジスト膜41をプラズマアッシングする。図12を参照して、レジスト膜41に行なうプラズマアッシングは、レジスト膜41のみならずダメージを受けている上部セルプレート電極11の部分を除去する。これにより、上部セルプレート電極11の頂面11n側から底面11m側にまで達するコンタクトホール51が形成される。
【0077】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を奏することができる。加えて、上部セルプレート電極11に形成されたコンタクトホール51によって上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとの接触面積を増大させることができる。これにより、上部セルプレート電極11でのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部セルプレート電極11において発生するコンタクト不良を防止することができる。
【0078】
(実施の形態5)
図13は、この発明の実施の形態5における半導体装置を示す断面図である。実施の形態5における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較して、メタルプラグ13aおよび上部セルプレート電極11のコンタクト構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0079】
図13を参照して、第5の層間絶縁膜3eに、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aが形成されている。上部セルプレート電極11には、コンタクトホール21aと連通するコンタクトホール51が形成されている。コンタクトホール51は、コンタクトホール51の底面51mの面積がコンタクトホール21aの底面の面積よりも大きくなるように形成されている。コンタクトホール51は、上部セルプレート電極11の頂面11n側から底面11m側にまでに渡って底面51mの面積で開口されている。コンタクトホール51の側面の表面が凹凸形状に形成されている。コンタクトホール21aおよび51には、図示しないバリアメタル膜を介してタングステンからなるメタルプラグ13aが形成されている。
【0080】
この発明の実施の形態5に従った半導体装置では、コンタクトホール51の表面は凹凸形状に形成されている。
【0081】
実施の形態5における半導体装置の製造工程は、実施の形態4で説明した図12に示す半導体装置の製造工程と基本的には変わらない。実施の形態5における半導体装置の製造工程で実施の形態4における半導体装置の製造工程と異なる部分を以下で説明する。重複する製造工程の説明は省略する。
【0082】
図4を参照して、上部セルプレート電極11を形成した後、上部セルプレート電極11に対するアニール処理を、実施の形態1に記載の所定の時間よりも少ない時間をかけて行なう。これにより、上部セルプレート電極11を形成するルテニウムが結晶化され、ルテニウムは実施の形態1に記載の結晶粒径よりも小さい結晶粒径に成長する。図13を参照して、上述の工程により、上部セルプレート電極11に規定されるコンタクトホール51の側面は凹凸形状に形成される。
【0083】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態4に記載の効果と同様の効果を奏することができる。加えて、凹凸形状に形成されたコンタクトホール51の側面は、平坦に形成されている場合と比較して大きい表面積を有する。このため、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとの接触面積をさらに増大させることができる。これにより、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部セルプレート電極11において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0084】
(実施の形態6)
図14は、この発明の実施の形態6における半導体装置を示す断面図である。実施の形態6における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較して、メタルプラグ13aおよび上部セルプレート電極11のコンタクト構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0085】
図14を参照して、第5の層間絶縁膜3eに、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aが形成されている。上部セルプレート電極11には、コンタクトホール21aと連通するコンタクトホール56が、上部セルプレート電極11の頂面11n側から底面11m側にまで渡って形成されている。シリコン基板1の主表面1aと平行な面上におけるコンタクトホール56の開口面積は、常にコンタクトホール21aの底面の面積よりも大きい。そして、その開口面積がコンタクトホール21aから離れるに従って大きくなるように、コンタクトホール56が形成されている。コンタクトホール21aおよび56には、図示しないバリアメタル膜を介してタングステンからなるメタルプラグ13aが形成されている。
【0086】
この発明の実施の形態6に従った半導体装置では、第1の凹部としてのコンタクトホール56は、シリコン基板1の主表面1aに平行な面上でのコンタクトホール56の開口面積が、上部セルプレート電極11の頂面11nから底面11mに向かうに従って大きくなるように形成されている。
【0087】
実施の形態6における半導体装置の製造工程は、実施の形態1で説明した図1に示す半導体装置の製造工程と基本的には変わらない。実施の形態6における半導体装置の製造工程で、実施の形態1における半導体装置の製造工程と異なる部分を以下で説明する。重複する製造工程の説明は省略する。
【0088】
図6を参照して、レジスト膜41をマスクとして層間絶縁膜3にエッチングを行なう。エッチングガスとして、C、ArおよびOの混合ガスを使用する。上部セルプレート電極11を形成するルテニウムは、シリコン酸化膜である層間絶縁膜3に行なうエッチングに対して一定以上の選択比を有するため、コンタクトホール21aによる開口は上部セルプレート電極11の頂面11nで止まる。しかし、上部セルプレート電極11は頂面11n上で継続してエッチングされるため、コンタクトホール21aによって露出した上部セルプレート電極11の頂面11nから上部セルプレート電極11の内部に渡って相当のダメージを受ける。続いて、エッチャントとしてのOおよびNの混合ガスを使用してレジスト膜41を平行平板型装置でプラズマアッシングする。この際、シリコン基板1側のバイアスを弱めることによって、指向性の弱いエッチャントはコンタクトホール21aによる開口から外側に広がるように入射する。図14を参照して、レジスト膜41に行なうプラズマアッシングは、レジスト膜41のみならずダメージを受けている上部セルプレート電極11の部分を除去する。上述の工程により、上部セルプレート電極11の頂面11n側から底面11m側にまでテーパー状に広がったコンタクトホール56が形成される。
【0089】
このように形成された半導体装置によれば、実施の形態4に記載の効果と同様の効果を奏することができる。加えて、コンタクトホール56はテーパー形状に形成されているため、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとの接触面積を増大させることができる。これにより、上部セルプレート電極11でのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部セルプレート電極11において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0090】
(実施の形態7)
図15は、この発明の実施の形態7における半導体装置を示す断面図である。実施の形態7における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較して、メタルプラグ13aおよび上部セルプレート電極11のコンタクト構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0091】
図15を参照して、第5の層間絶縁膜3eに、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aが形成されている。上部セルプレート電極11には、コンタクトホール21aと連通するコンタクトホール56が、上部セルプレート電極11の頂面11n側から底面11m側にまで渡って形成されている。シリコン基板1の主表面1aと平行な面上におけるコンタクトホール56の開口面積は、常にコンタクトホール21aの底面の面積よりも大きい。そして、その開口面積がコンタクトホール21aから離れるに従って大きくなるように、コンタクトホール56が形成されている。コンタクトホール56の側面の表面は、凹凸形状に形成されている。コンタクトホール21aおよび56には、図示しないバリアメタル膜を介してタングステンからなるメタルプラグ13aが形成されている。
【0092】
実施の形態7における半導体装置の製造工程は、実施の形態6で説明した図14に示す半導体装置の製造工程と基本的には変わらない。実施の形態7における半導体装置の製造工程で、実施の形態6における半導体装置の製造工程と異なる部分を以下で説明する。重複する製造工程の説明は省略する。
【0093】
図4を参照して、上部セルプレート電極11を形成した後、上部セルプレート電極11に対するアニール処理を、実施の形態1に記載の所定の時間よりも少ない時間をかけて行なう。これにより、上部セルプレート電極11を形成するルテニウムが結晶化され、ルテニウムは実施の形態1に記載の結晶粒径よりも小さい結晶粒径に成長する。図15を参照して、上述の工程により、上部セルプレート電極11に規定されるコンタクトホール56の側面は凹凸形状に形成される。
【0094】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態6に記載の効果と同様の効果を奏することができる。加えて、凹凸形状に形成されたコンタクトホール56の側面は、平坦に形成されている場合と比較して大きい表面積を有する。このため、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとの接触面積を増大させることができる。これにより、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部セルプレート電極11において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0095】
(実施の形態8)
図16は、この発明の実施の形態8における半導体装置を示す断面図である。実施の形態8における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較して、メタルプラグ13aおよび上部セルプレート電極11のコンタクト構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0096】
図16を参照して、第5の層間絶縁膜3eに、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aが形成されている。上部セルプレート電極11には、コンタクトホール21aと連通するコンタクトホール61が形成されている。コンタクトホール61は、上部セルプレート電極11の頂面11n側における開口面積がコンタクトホール21aの底面の面積より大きくなるように形成されている。上部セルプレート電極11によって規定されるコンタクトホール61の表面61mは、湾曲面によって形成されている。コンタクトホール21aおよび61には、図示しないバリアメタル膜を介してタングステンからなるメタルプラグ13aが形成されている。
【0097】
この発明の実施の形態8に従った半導体装置では、上部セルプレート電極11は第2の凹部としてのコンタクトホール61を有する。コンタクトホール61は、コンタクトホール21aと接続され、かつ上部セルプレート電極11の頂面11a上での開口面積が、コンタクトホール21aの底面の開口面積よりも大きくなるように形成されている。コンタクトホール61は湾曲する上部セルプレート電極11の表面により規定されている。
【0098】
実施の形態8における半導体装置の製造工程は、実施の形態1で説明した図1に示す半導体装置の製造工程と基本的には変わらない。実施の形態8における半導体装置の製造工程で、実施の形態1における半導体装置の製造工程と異なる部分を以下で説明する。重複する製造工程の説明は省略する。
【0099】
図6を参照して、レジスト膜41をマスクとして層間絶縁膜3にエッチングを行なう。エッチングガスとして、C、ArおよびOの混合ガスを使用する。上部セルプレート電極11を形成するルテニウムは、シリコン酸化膜である層間絶縁膜3に行なうエッチングに対して一定以上の選択比を有するため、コンタクトホール21aによる開口は上部セルプレート電極11の頂面11nで止まる。しかし、上部セルプレート電極11は頂面11n上で継続してエッチングされるため、コンタクトホール21aによって露出した上部セルプレート電極11の頂面11nを中心として上部セルプレート電極11の内部に渡って相当のダメージを受ける。続いて、Oの混合ガスを使用してレジスト膜41をプラズマアッシングする。図12を参照して、レジスト膜41に行なうプラズマアッシングは、レジスト膜41のみならずダメージを受けている上部セルプレート電極11の部分を除去する。上述の工程により、上部セルプレート電極11の頂面11n側から上部セルプレート電極11の内部に延びる湾曲面によって規定されたコンタクトホール61が形成される。
【0100】
このように形成された半導体装置によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を奏することができる。加えて、上部セルプレート電極11に形成されたコンタクトホール61によって上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとの接触面積を増大させることができる。これにより、上部セルプレート電極11でのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部セルプレート電極11において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0101】
(実施の形態9)
図17は、この発明の実施の形態9における半導体装置を示す断面図である。実施の形態9における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較して、メタルプラグ13aおよび上部セルプレート電極11のコンタクト構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0102】
図17を参照して、第5の層間絶縁膜3eに、上部セルプレート電極11に達するコンタクトホール21aが形成されている。上部セルプレート電極11には、コンタクトホール21aと連通するコンタクトホール61が形成されている。コンタクトホール61は、上部セルプレート電極11の頂面11n側において開口面積がコンタクトホール21aの底面の面積より大きくなるように形成されている。上部セルプレート電極11によって規定されるコンタクトホール61の表面61mは、湾曲面によって形成されている。また、コンタクトホール61の表面61mは凹凸形状に形成されている。コンタクトホール21aおよび61には、図示しないバリアメタル膜を介してタングステンからなるメタルプラグ13aが形成されている。
【0103】
この発明の実施の形態9に従った半導体装置では、コンタクトホール61を規定する表面は、凹凸形状を有する。
【0104】
実施の形態9における半導体装置の製造工程は、実施の形態8で説明した図16に示す半導体装置の製造工程と基本的には変わらない。実施の形態9における半導体装置の製造工程で、実施の形態8における半導体装置の製造工程と異なる部分を以下で説明する。重複する製造工程の説明は省略する。
【0105】
図4を参照して、上部セルプレート電極11を形成した後、上部セルプレート電極11に対するアニール処理を、実施の形態1に記載の所定の時間よりも少ない時間をかけて行なう。これにより、上部セルプレート電極11を形成するルテニウムが結晶化され、ルテニウムの結晶が実施の形態1に記載の結晶粒径よりも小さい結晶粒径に成長する。図17を参照して、上述の工程により、上部セルプレート電極11に規定されるコンタクトホール61の表面61mは凹凸形状に形成される。
【0106】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態8に記載の効果と同様の効果を奏することができる。加えて、凹凸形状に形成されたコンタクトホール61の表面61mは、平坦に形成されている場合と比較して大きい表面積を有する。このため、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとの接触面積を増大させることができる。これにより、上部セルプレート電極11とメタルプラグ13aとのコンタクト抵抗は低くなり安定するため、上部セルプレート電極11において発生するコンタクト不良をさらに防止することができる。
【0107】
(実施の形態10)
図18は、この発明の実施の形態10における半導体装置を示す断面図である。実施の形態10における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0108】
図18を参照して、半導体装置は、Concave MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。第4の層間絶縁膜3dには、ストレージノードコンタクト8aから8dの各頂面に達する孔23aから23dが形成されている。孔23aから23dには、孔23aから23dの底面および側壁を覆うように、ルテニウム(Ru)からなる下部ストレージノード電極10aから10dが形成されている。下部ストレージノード電極10aから10dは、孔23aから23dの内部にさらに凹部を形成しており、その凹部の表面は平坦に形成されている。
【0109】
下部ストレージノード電極10aから10dに形成された凹部および第4の層間絶縁膜3dの頂面の一部を覆うように、タンタルオキサイド(Ta)またはチタン酸バリウムストロンチウム(BST)からなる誘電体膜15が形成されている。誘電体膜15を覆い、かつ孔23aから23dの内部を完全に埋めるようにして、ルテニウム(Ru)からなる上部セルプレート電極11が形成されている。下部ストレージノード電極10aから10d、誘電体膜15、および上部セルプレート電極11によって、半導体装置のConcave MIMキャパシタが構成されている。
【0110】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0111】
(実施の形態11)
図19は、この発明の実施の形態11における半導体装置を示す断面図である。実施の形態11における半導体装置は、実施の形態2における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図19を参照して、半導体装置は、実施の形態10において説明したConcave MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0112】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態2に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0113】
(実施の形態12)
図20は、この発明の実施の形態12における半導体装置を示す断面図である。実施の形態12における半導体装置は、実施の形態3における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図20を参照して、半導体装置は、実施の形態10において説明したConcave MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0114】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態3に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0115】
(実施の形態13)
図21は、この発明の実施の形態13における半導体装置を示す断面図である。実施の形態13における半導体装置は、実施の形態4における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図21を参照して、半導体装置は、実施の形態10において説明したConcave MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0116】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態4に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0117】
(実施の形態14)
図22は、この発明の実施の形態14における半導体装置を示す断面図である。実施の形態14における半導体装置は、実施の形態5における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図22を参照して、半導体装置は、実施の形態10において説明したConcave MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0118】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態5に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0119】
(実施の形態15)
図23は、この発明の実施の形態15における半導体装置を示す断面図である。実施の形態15における半導体装置は、実施の形態6における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図23を参照して、半導体装置は、実施の形態10において説明したConcave MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0120】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態6に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0121】
(実施の形態16)
図24は、この発明の実施の形態16における半導体装置を示す断面図である。実施の形態16における半導体装置は、実施の形態7における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図24を参照して、半導体装置は、実施の形態10において説明したConcave MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0122】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態7に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0123】
(実施の形態17)
図25は、この発明の実施の形態17における半導体装置を示す断面図である。実施の形態17における半導体装置は、実施の形態8における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図25を参照して、半導体装置は、実施の形態10において説明したConcave MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0124】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態8に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0125】
(実施の形態18)
図26は、この発明の実施の形態18における半導体装置を示す断面図である。実施の形態18における半導体装置は、実施の形態9における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図26を参照して、半導体装置は、実施の形態10において説明したConcave MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0126】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態9に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0127】
(実施の形態19)
図27は、この発明の実施の形態19における半導体装置を示す断面図である。実施の形態19における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0128】
図27を参照して、半導体装置は、Cylinder MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。第4の層間絶縁膜3dが位置する層には、ストレージノードコンタクト8aから8dの各頂面上に接触して、ルテニウム(Ru)からなる下部ストレージノード電極10aから10dが形成されている。下部ストレージノード電極10aから10dの各々の間には、第3の層間絶縁膜3cの頂面に達する凹部71aから71cが形成されている。加えて、下部ストレージノード電極10aから10dは円筒形状を有し、頂面側から開口された凹部がそれぞれに形成されている。
【0129】
その凹部と、凹部71aから71cと、第4の層間絶縁膜3dの頂面の一部とを覆うように、タンタルオキサイド(Ta)またはチタン酸バリウムストロンチウム(BST)からなる誘電体膜15が形成されている。誘電体膜15を完全に覆うようにして、ルテニウム(Ru)からなる上部セルプレート電極11が形成されている。下部ストレージノード電極10aから10d、誘電体膜15、および上部セルプレート電極11によって、半導体装置のCylinder MIMキャパシタが構成されている。Cylinder MIMキャパシタでは、下部ストレージノード電極10aから10dの外周側に位置する側壁上にも誘電体膜15が形成されているため、キャパシタの蓄積容量を増大させることができる。
【0130】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0131】
(実施の形態20)
図28は、この発明の実施の形態20における半導体装置を示す断面図である。実施の形態20における半導体装置は、実施の形態2における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図28を参照して、半導体装置は、実施の形態19において説明したCylinder MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0132】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態2に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0133】
(実施の形態21)
図29は、この発明の実施の形態21における半導体装置を示す断面図である。実施の形態21における半導体装置は、実施の形態3における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図29を参照して、半導体装置は、実施の形態19において説明したCylinder MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0134】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態3に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0135】
(実施の形態22)
図30は、この発明の実施の形態22における半導体装置を示す断面図である。実施の形態22における半導体装置は、実施の形態4における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図30を参照して、半導体装置は、実施の形態19において説明したCylinder MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0136】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態4に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0137】
(実施の形態23)
図31は、この発明の実施の形態23における半導体装置を示す断面図である。実施の形態23における半導体装置は、実施の形態5における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図31を参照して、半導体装置は、実施の形態19において説明したCylinder MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0138】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態5に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0139】
(実施の形態24)
図32は、この発明の実施の形態24における半導体装置を示す断面図である。実施の形態24における半導体装置は、実施の形態6における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図32を参照して、半導体装置は、実施の形態19において説明したCylinder MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0140】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態6に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0141】
(実施の形態25)
図33は、この発明の実施の形態25における半導体装置を示す断面図である。実施の形態25における半導体装置は、実施の形態7における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図33を参照して、半導体装置は、実施の形態19において説明したCylinder MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0142】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態7に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0143】
(実施の形態26)
図34は、この発明の実施の形態26における半導体装置を示す断面図である。実施の形態26における半導体装置は、実施の形態8における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図34を参照して、半導体装置は、実施の形態19において説明したCylinder MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0144】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態8に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0145】
(実施の形態27)
図35は、この発明の実施の形態27における半導体装置を示す断面図である。実施の形態27における半導体装置は、実施の形態9における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図35を参照して、半導体装置は、実施の形態19において説明したCylinder MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0146】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態9に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0147】
(実施の形態28)
図36は、この発明の実施の形態28における半導体装置を示す断面図である。実施の形態28における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0148】
図27を参照して、半導体装置は、Cylinder 粗面MIS(Metal−Insulator−Silicon)キャパシタを有する。第4の層間絶縁膜3dが位置する層には、ストレージノードコンタクト8aから8dの各頂面に接触して、ドープトポリシリコンからなる下部ストレージノード電極10aから10dが形成されている。下部ストレージノード電極10aから10dの各々の間には、第3の層間絶縁膜3cの頂面に達する凹部71aから71cが形成されている。加えて、下部ストレージノード電極10aから10dは円筒形状を有し、頂面側から開口された凹部がそれぞれに形成されている。その凹部の表面は凹凸形状に形成されている。
【0149】
その凹部と、凹部71aから71cと、第4の層間絶縁膜3dの頂面の一部とを覆うように、タンタルオキサイド(Ta)またはチタン酸バリウムストロンチウム(BST)からなる誘電体膜15が形成されている。誘電体膜15を完全に覆うようにして、ルテニウム(Ru)からなる上部セルプレート電極11が形成されている。下部ストレージノード電極10aから10d、誘電体膜15、および上部セルプレート電極11によって、半導体装置のCylinder 粗面MISキャパシタが構成されている。Cylinder 粗面MISキャパシタでは、下部ストレージノード電極10aから10dの外周側に位置する側壁上にも誘電体膜15が形成されており、加えて下部ストレージノード電極10aから10dの円筒形状の内径側表面が凹凸形状に形成されているため、キャパシタの蓄積容量を増大させることができる。
【0150】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0151】
(実施の形態29)
図37は、この発明の実施の形態29における半導体装置を示す断面図である。実施の形態29における半導体装置は、実施の形態2における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図37を参照して、半導体装置は、実施の形態28において説明したCylinder 粗面MIS(Metal−Insulator−Silicon)キャパシタを有する。
【0152】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態2に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0153】
(実施の形態30)
図38は、この発明の実施の形態30における半導体装置を示す断面図である。実施の形態30における半導体装置は、実施の形態3における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図38を参照して、半導体装置は、実施の形態28において説明したCylinder 粗面MIS(Metal−Insulator−Silicon)キャパシタを有する。
【0154】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態3に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0155】
(実施の形態31)
図39は、この発明の実施の形態31における半導体装置を示す断面図である。実施の形態31における半導体装置は、実施の形態4における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図39を参照して、半導体装置は、実施の形態28において説明したCylinder 粗面MIS(Metal−Insulator−Silicon)キャパシタを有する。
【0156】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態4に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0157】
(実施の形態32)
図40は、この発明の実施の形態32における半導体装置を示す断面図である。実施の形態32における半導体装置は、実施の形態5における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図40を参照して、半導体装置は、実施の形態28において説明したCylinder 粗面MIS(Metal−Insulator−Silicon)キャパシタを有する。
【0158】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態5に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0159】
(実施の形態33)
図41は、この発明の実施の形態33における半導体装置を示す断面図である。実施の形態33における半導体装置は、実施の形態6における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図41を参照して、半導体装置は、実施の形態28において説明したCylinder 粗面MIS(Metal−Insulator−Silicon)キャパシタを有する。
【0160】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態6に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0161】
(実施の形態34)
図42は、この発明の実施の形態34における半導体装置を示す断面図である。実施の形態34における半導体装置は、実施の形態7における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図42を参照して、半導体装置は、実施の形態28において説明したCylinder 粗面MIS(Metal−Insulator−Silicon)キャパシタを有する。
【0162】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態7に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0163】
(実施の形態35)
図43は、この発明の実施の形態35における半導体装置を示す断面図である。実施の形態35における半導体装置は、実施の形態8における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図43を参照して、半導体装置は、実施の形態28において説明したCylinder 粗面MIS(Metal−Insulator−Silicon)キャパシタを有する。
【0164】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態8に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0165】
(実施の形態36)
図44は、この発明の実施の形態36における半導体装置を示す断面図である。実施の形態36における半導体装置は、実施の形態9における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図44を参照して、半導体装置は、実施の形態28において説明したCylinder 粗面MIS(Metal−Insulator−Silicon)キャパシタを有する。
【0166】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態9に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0167】
(実施の形態37)
図45は、この発明の実施の形態37における半導体装置を示す断面図である。実施の形態37における半導体装置は、実施の形態1における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。以下において、重複する構造の説明は省略する。
【0168】
図45を参照して、半導体装置は、Pillar MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。第4の層間絶縁膜3dが位置する層には、ストレージノードコンタクト8aから8dの各頂面に接触して、ルテニウム(Ru)からなり円柱形状を有する下部ストレージノード電極10aから10dが形成されている。下部ストレージノード電極10aから10dの各々の間には、第3の層間絶縁膜3cの頂面に達する凹部81aから81dが形成されている。
【0169】
凹部81aから81dと、第4の層間絶縁膜3dの頂面の一部とを覆うように、タンタルオキサイド(Ta)またはチタン酸バリウムストロンチウム(BST)からなる誘電体膜15が形成されている。誘電体膜15を覆い、かつ凹部81aから81dの内部を完全に埋めるようにして、ルテニウム(Ru)からなる上部セルプレート電極11が形成されている。下部ストレージノード電極10aから10d、誘電体膜15および上部セルプレート電極11によって、半導体装置のPillar MIMキャパシタが構成されている。
【0170】
ConcaveキャパシタおよびCylinderキャパシタでは、下部ストレージノード電極の円筒内部に形成された凹部の底面において、誘電体膜とのカバレッジが悪化しリーク不良が発生するというおそれがある。しかし、Pillar MIMキャパシタでは、下部ストレージノード電極の内部に凹部が形成されていないため、このような不都合が生じるおそれがない。
【0171】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0172】
(実施の形態38)
図46は、この発明の実施の形態38における半導体装置を示す断面図である。実施の形態38における半導体装置は、実施の形態2における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図46を参照して、半導体装置は、実施の形態37において説明したPillar MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0173】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態2に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0174】
(実施の形態39)
図47は、この発明の実施の形態39における半導体装置を示す断面図である。実施の形態39における半導体装置は、実施の形態3における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図47を参照して、半導体装置は、実施の形態37において説明したPillar MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0175】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態3に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0176】
(実施の形態40)
図48は、この発明の実施の形態40における半導体装置を示す断面図である。実施の形態40における半導体装置は、実施の形態4における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図48を参照して、半導体装置は、実施の形態37において説明したPillar MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0177】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態4に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0178】
(実施の形態41)
図49は、この発明の実施の形態41における半導体装置を示す断面図である。実施の形態41における半導体装置は、実施の形態5における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図49を参照して、半導体装置は、実施の形態37において説明したPillar MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0179】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態5に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0180】
(実施の形態42)
図50は、この発明の実施の形態42における半導体装置を示す断面図である。実施の形態42における半導体装置は、実施の形態6における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図50を参照して、半導体装置は、実施の形態37において説明したPillar MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0181】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態6に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0182】
(実施の形態43)
図51は、この発明の実施の形態43における半導体装置を示す断面図である。実施の形態43における半導体装置は、実施の形態7における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図51を参照して、半導体装置は、実施の形態37において説明したPillar MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0183】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態7に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0184】
(実施の形態44)
図52は、この発明の実施の形態44における半導体装置を示す断面図である。実施の形態44における半導体装置は、実施の形態8における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図52を参照して、半導体装置は、実施の形態37において説明したPillar MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0185】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態8に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0186】
(実施の形態45)
図53は、この発明の実施の形態45における半導体装置を示す断面図である。実施の形態45における半導体装置は、実施の形態9における半導体装置と比較してキャパシタ構造のみが異なる。図53を参照して、半導体装置は、実施の形態37において説明したPillar MIM(Metal−Insulator−Metal)キャパシタを有する。
【0187】
このように構成された半導体装置によれば、実施の形態9に記載の効果と同様の効果を奏することができる。
【0188】
なお、以上の実施の形態では、主に円筒型キャパシタを有する半導体装置について説明したが、円筒型キャパシタ以外のキャパシタを有する半導体装置にも本発明を適用することができる。
【0189】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0190】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に従えば、上部電極におけるコンタクト不良を防止し、かつエリアペナルティが発生することがない半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における半導体装置を示す断面図である。
【図2】図1中の半導体装置を示す平面図である。
【図3】図2中のIII−III線上に沿った断面図である。
【図4】図1中に示す半導体装置の製造方法の第1工程を示す断面図である。
【図5】図1中に示す半導体装置の製造方法の第2工程を示す断面図である。
【図6】図1中に示す半導体装置の製造方法の第3工程を示す断面図である。
【図7】図1中に示す半導体装置の製造方法の第4工程を示す断面図である。
【図8】図1中に示す半導体装置の製造方法の第5工程を示す断面図である。
【図9】図1中に示す半導体装置の製造方法の第6工程を示す断面図である。
【図10】この発明の実施の形態2における半導体装置を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態3における半導体装置を示す断面図である。
【図12】この発明の実施の形態4における半導体装置を示す断面図である。
【図13】この発明の実施の形態5における半導体装置を示す断面図である。
【図14】この発明の実施の形態6における半導体装置を示す断面図である。
【図15】この発明の実施の形態7における半導体装置を示す断面図である。
【図16】この発明の実施の形態8における半導体装置を示す断面図である。
【図17】この発明の実施の形態9における半導体装置を示す断面図である。
【図18】この発明の実施の形態10における半導体装置を示す断面図である。
【図19】この発明の実施の形態11における半導体装置を示す断面図である。
【図20】この発明の実施の形態12における半導体装置を示す断面図である。
【図21】この発明の実施の形態13における半導体装置を示す断面図である。
【図22】この発明の実施の形態14における半導体装置を示す断面図である。
【図23】この発明の実施の形態15における半導体装置を示す断面図である。
【図24】この発明の実施の形態16における半導体装置を示す断面図である。
【図25】この発明の実施の形態17における半導体装置を示す断面図である。
【図26】この発明の実施の形態18における半導体装置を示す断面図である。
【図27】この発明の実施の形態19における半導体装置を示す断面図である。
【図28】この発明の実施の形態20における半導体装置を示す断面図である。
【図29】この発明の実施の形態21における半導体装置を示す断面図である。
【図30】この発明の実施の形態22における半導体装置を示す断面図である。
【図31】この発明の実施の形態23における半導体装置を示す断面図である。
【図32】この発明の実施の形態24における半導体装置を示す断面図である。
【図33】この発明の実施の形態25における半導体装置を示す断面図である。
【図34】この発明の実施の形態26における半導体装置を示す断面図である。
【図35】この発明の実施の形態27における半導体装置を示す断面図である。
【図36】この発明の実施の形態28における半導体装置を示す断面図である。
【図37】この発明の実施の形態29における半導体装置を示す断面図である。
【図38】この発明の実施の形態30における半導体装置を示す断面図である。
【図39】この発明の実施の形態31における半導体装置を示す断面図である。
【図40】この発明の実施の形態32における半導体装置を示す断面図である。
【図41】この発明の実施の形態33における半導体装置を示す断面図である。
【図42】この発明の実施の形態34における半導体装置を示す断面図である。
【図43】この発明の実施の形態35における半導体装置を示す断面図である。
【図44】この発明の実施の形態36における半導体装置を示す断面図である。
【図45】この発明の実施の形態37における半導体装置を示す断面図である。
【図46】この発明の実施の形態38における半導体装置を示す断面図である。
【図47】この発明の実施の形態39における半導体装置を示す断面図である。
【図48】この発明の実施の形態40における半導体装置を示す断面図である。
【図49】この発明の実施の形態41における半導体装置を示す断面図である。
【図50】この発明の実施の形態42における半導体装置を示す断面図である。
【図51】この発明の実施の形態43における半導体装置を示す断面図である。
【図52】この発明の実施の形態44における半導体装置を示す断面図である。
【図53】この発明の実施の形態45における半導体装置を示す断面図である。
【図54】従来技術としての円筒型キャパシタ構造を有する半導体装置を示す断面図である。
【図55】特開2000−216357号公報に開示されている半導体装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板、1a 主表面、3,3a,3b,3c,3d,3e 層間絶縁膜、6 ビットライン配線、10a,10b,10c,10d 下部ストレージノード電極、11 上部セルプレート電極、11n 頂面、15 誘電体膜、21a,21b,51,56,61 コンタクトホール、21m 底面、21s 側面。

Claims (9)

  1. 半導体基板の主表面上に設けられた下部電極と、
    前記下部電極上に設けられた誘電体膜と、
    前記誘電体膜上に設けられ、ルテニウム、窒化チタンおよび白金からなる群より選ばれた少なくとも一種を含む上部電極と、
    前記上部電極を覆う層間絶縁膜とを備え、
    前記層間絶縁膜は、前記上部電極に達する第1の孔を有し、
    前記第1の孔は、前記半導体基板の主表面から前記第1の孔の底面までの距離が、前記半導体基板の主表面から前記第1の孔が達する部分における前記上部電極の底面までの距離以上となるように設けられている、半導体装置。
  2. 前記層間絶縁膜の頂面からの距離が、前記層間絶縁膜の頂面から前記上部電極までの距離よりも大きくなるように前記層間絶縁膜内に設けられた導電膜をさらに備え、前記層間絶縁膜は、前記導電膜に達する第2の孔を有し、前記上部電極は、前記層間絶縁膜の一部分を除去して前記第1および第2の孔を形成する所定のエッチャントに対して相対的に小さいエッチング速度を有し、前記層間絶縁膜は、前記所定のエッチャントに対して相対的に大きいエッチング速度を有する、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の孔の側面および底面の少なくとも一方は、前記上部電極により規定されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記第1の孔の側面および底面の少なくとも一方を規定する前記上部電極の部分は、凹凸形状を有する、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記上部電極は第1の凹部を有し、前記第1の凹部は、前記第1の孔と接続され、かつ前記半導体基板の主表面に平行な面上での開口面積が、前記第1の孔の底面の開口面積よりも大きくなるように形成されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 前記第1の凹部は、前記半導体基板の主表面に平行な面上での前記第1の凹部の開口面積が、前記上部電極の頂面から底面に向かうに従って大きくなるように形成されている、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記第1の凹部の表面は、凹凸形状に形成されている、請求項5または6に記載の半導体装置。
  8. 前記上部電極は第2の凹部を有し、前記第2の凹部は、前記第1の孔と接続され、かつ前記上部電極の頂面上での開口面積が、前記第1の孔の底面の開口面積よりも大きくなるように形成されており、前記第2の凹部は湾曲する前記上部電極の表面により規定されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  9. 前記第2の凹部を規定する表面は、凹凸形状を有する、請求項8に記載の半導体装置。
JP2002273182A 2002-09-19 2002-09-19 半導体装置 Withdrawn JP2004111711A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002273182A JP2004111711A (ja) 2002-09-19 2002-09-19 半導体装置
US10/370,657 US6765256B2 (en) 2002-09-19 2003-02-24 Semiconductor device
TW092112219A TW200405551A (en) 2002-09-19 2003-05-05 Semiconductor device
KR1020030032022A KR20040025535A (ko) 2002-09-19 2003-05-20 반도체 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002273182A JP2004111711A (ja) 2002-09-19 2002-09-19 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004111711A true JP2004111711A (ja) 2004-04-08

Family

ID=31986915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002273182A Withdrawn JP2004111711A (ja) 2002-09-19 2002-09-19 半導体装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6765256B2 (ja)
JP (1) JP2004111711A (ja)
KR (1) KR20040025535A (ja)
TW (1) TW200405551A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7732273B2 (en) 2005-04-08 2010-06-08 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device
JP2016009781A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7271489B2 (en) * 2003-10-15 2007-09-18 Megica Corporation Post passivation interconnection schemes on top of the IC chips
US8664076B2 (en) * 2011-09-21 2014-03-04 Texas Instruments Incorporated Method of forming a robust, modular MIS (metal-insulator-semiconductor) capacitor with improved capacitance density
CN112166501B (zh) * 2020-09-02 2024-01-09 长江存储科技有限责任公司 半导体器件中的片上电容器结构

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10242418A (ja) 1997-02-25 1998-09-11 Sony Corp Dramおよびその製造方法
JP3194377B2 (ja) 1999-01-22 2001-07-30 日本電気株式会社 半導体装置及びその製造方法
JP3296324B2 (ja) * 1999-04-07 2002-06-24 日本電気株式会社 半導体メモリ装置の製造方法
KR100403611B1 (ko) * 2000-06-07 2003-11-01 삼성전자주식회사 금속-절연체-금속 구조의 커패시터 및 그 제조방법
US6368910B1 (en) 2000-11-24 2002-04-09 Winbond Electronics Corp. Method of fabricating ruthenium-based contact plug for memory devices
US6524908B2 (en) * 2001-06-01 2003-02-25 International Business Machines Corporation Method for forming refractory metal-silicon-nitrogen capacitors and structures formed

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7732273B2 (en) 2005-04-08 2010-06-08 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device
JP2016009781A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW200405551A (en) 2004-04-01
US6765256B2 (en) 2004-07-20
US20040056282A1 (en) 2004-03-25
KR20040025535A (ko) 2004-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100554321B1 (ko) 반도체 장치
KR100295566B1 (ko) 반도체장치와그제조방법,및반도체기억장치와그제조방법
JP2007049016A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20010006242A1 (en) Semiconductor device with pillar-shaped capacitor storage node
US6949786B2 (en) Semiconductor device including capacitor
US20140030865A1 (en) Method of manufacturing semiconductor device having cylindrical lower capacitor electrode
US6696720B2 (en) Semiconductor device having stacked capacitor and protection element
US6784052B2 (en) Method of forming a capacitor with two diffusion barrier layers formed in the same step
US20040150021A1 (en) Semiconductor device suitable for forming conductive film such as platinum with good coverage, and its manufacture
KR101016005B1 (ko) 반도체 소자 및 그의 제조방법
US20080268606A1 (en) Semiconductor device manufacturing method and semiconductor device
JP2917912B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
TWI683418B (zh) 動態隨機存取記憶體及其製造、寫入與讀取方法
JP2004111711A (ja) 半導体装置
KR100442106B1 (ko) 도전성 콘택 구조 및 그 제조방법
KR100282431B1 (ko) 반도체 소자의 커패시터 및 그 형성방법
JP3895099B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20040132246A1 (en) Method of forming semiconductor device with capacitor
US20090124079A1 (en) Method for fabricating a conductive plug
US6853026B2 (en) Semiconductor device
JP3942814B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003023107A (ja) 半導体集積回路
JP2001085640A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR20060000921A (ko) 반도체 장치의 캐패시터 및 그 제조방법
JP2003243535A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110