JP2004111381A - プラズマ処理装置及び方法 - Google Patents

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齋藤 光央
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奥村 智洋
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Abstract

 
  【課題】 ラジカルの拡散を制御することで、基板の被処理領域のにじみを抑制し、加工精度に優れたプラズマ処理を行うことが可能なプラズマ処理装置及び方法を提供する。
【解決手段】 被処理物の近傍に対向配置可能なマイクロプラズマ源と、上記マイクロプラズマ源に電力を供給する電源と、上記被処理物に作用させる活性粒子を供給する噴出口とを備えたプラズマ処理装置であって、上記マイクロプラズマ源の被処理物側の端部にテーパー部を有し、上記テーパー部の端面に上記噴出口を形成する。
【選択図】 図1A

Description

 本発明は、マイクロマシンなどの製造において微細パターンを形成するプラズマ処理装置及び方法に関するものである。
 従来のプラズマ処理装置を図11を参照しながら説明する。
 同図おいて、第1電極101と第2電極102をそれぞれ対向して配置し、これらの電極101,102の間に、深さ0.05mmの溝を有する厚み1mmのアルミナ板などの誘電体103,104を対向配置することで、プラズマを生成するための幅0.1mmの放電空間105を形成する。更に、第1電極101に高周波電源106を整合回路107を介して接続し、第1電極101に高周波電力を印加する一方、第2電極102を接地することで、第1電極101と第2電極102との間にプラズマ放電を発生することができる。
 また、同図において、第1電極101と第2電極102の間の放電空間105の一端にガス排気口108を設け、ガス配管109を用いてガス供給装置110と接続し、ガスを第1電極101と第2電極102の間に導入する。このように、プラズマ放電を行うと共に、ガス供給口108と反対側の端面にプラズマ処理を行うための噴出口111を設けることで、噴出口111に近接させた被処理物112に対してエッチング,成膜,表面改質などの各種プラズマ処理を行うことが可能となるというものである。
 しかしながら、図11のような従来の技術では、被処理物112の被処理領域ににじみが発生するという問題点があった。以下、にじみの発生現象を詳細する。
 図11において、プラズマ処理が施される被処理物112表面の領域は、噴出口111に近接した領域であり、噴出口111の開口形状の転写が期待される。しかし、プラズマ処理中に発生するラジカルは、プラズマから拡散し、噴出口111から離れた領域にまで達する傾向にあることから、噴出口111の開口形状を転写せずにじみを発生しやすくなるというものである。
 本発明は、上記の従来の問題点に鑑み、ラジカルの拡散を制御することで、基板の被処理領域のにじみを抑制し、加工精度に優れたプラズマ処理を行うことが可能なプラズマ処理装置及び方法を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
 本発明の第1態様によれば、被処理物の近傍に対向配置可能なマイクロプラズマ源と、上記マイクロプラズマ源に電力を供給する電源と、上記被処理物に作用させる活性粒子を供給する噴出口とを備えたプラズマ処理装置であって、
 上記マイクロプラズマ源の被処理物側の端部にテーパー部を有し、上記テーパー部の端面に上記噴出口を形成することを特徴とするプラズマ処理装置を提供する。
 本発明の第2態様によれば、上記マイクロプラズマ源は、上記電源に接続された第1電極と、プラズマ処理用ガスを供給するプラズマ処理用ガス供給装置とを備え、上記噴出口が上記第1電極によって形成されている第1の態様に記載のプラズマ処理装置を提供する。
 本発明の第3態様によれば、上記マイクロプラズマ源は、誘電体と、上記誘電体と密着して配置されかつ上記電源に接続された第1電極と、プラズマ処理用ガスを供給するプラズマ処理用ガス供給装置とを備え、上記噴出口が上記誘電体によって形成された上記テーパー部の端面に形成されている第1の態様に記載のプラズマ処理装置を提供する。
 本発明の第4態様によれば、第2電極は上記第1電極と対向して配置されているとともに、上記第1電極及び上記第2電極に対して上記噴出口を上記被処理物に近接させる第2又は3の態様に記載のプラズマ処理装置を提供する。
 本発明の第5態様によれば、噴出口の外側面と被処理物表面のなす角度が10度乃至80度の角度である第1〜4のいずれか1つの態様に記載のプラズマ処理装置を提供する。
 本発明の第6態様によれば、上記被処理物と上記噴出口の距離を相対的に調整することのできる被処理物距離調整装置をさらに備える第1〜5のいずれか1つの態様に記載のプラズマ処理装置を提供する。
 本発明の第7態様によれば、上記噴出口と上記第1電極又は上記噴出口と上記第2電極の距離を相対的に調整することのできる電極距離調整装置をさらに備える第4の態様に記載のプラズマ処理装置を提供する。
 本発明の第8態様によれば、被処理物の近傍に対向配置されたマイクロプラズマ源に電力を供給し、上記マイクロプラズマ源の被処理物側の端部のテーパー部の端面の噴出口から、上記被処理物に作用させる活性粒子を供給してプラズマ処理を行うことを特徴とするプラズマ処理方法を提供する。
 本発明の第9態様によれば、上記被処理物と上記噴出口の距離を相対的に調整しながらプラズマ処理を行う第8の態様に記載のプラズマ処理方法を提供する。
 本発明の第10態様によれば、上記噴出口と上記電極の距離を相対的に調整しながらプラズマ処理を行う第8の態様に記載のプラズマ処理方法を提供する。
 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、被処理物の近傍に配置させたマイクロプラズマ源と、電源と、被処理物に作用させる活性粒子を供給する噴出口とを備え、噴出口の外側面がテーパー形状であることを特徴とするプラズマ処理装置であって、上記マイクロプラズマ源の被処理物側の端部にテーパー部を有し、上記テーパー部の端面に噴出口を備えることでラジカルの拡散を制御できるため、被処理領域のにじみを抑制できる加工精度に優れたプラズマ処理装置を提供することができる。
 また、本発明によれば、被処理物の近傍に配置させたマイクロプラズマ源に、プラズマ処理用ガスを供給し、電力を電極に印加することによりマイクロプラズマを発生させ、上記マイクロプラズマ源の被処理物側の端部のテーパー部の端面の噴出口から、マイクロプラズマ源から供給される活性粒子を被処理物に作用させて、被処理物を処理することでラジカルの拡散を制御できるため、被処理領域のにじみを抑制できる加工精度に優れたプラズマ処理方法を提供することができる。
 以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
 (第1実施形態)
 以下、本発明に係る第1実施形態を図1A〜図4Dを参照しながら説明する。
 図1A〜図1Cは、第1実施形態に係るプラズマ処理装置であり、図1Aはプラズマ処理装置の一部断面正面図、図1Bは当該装置の一部断面側面図、図1Cは図1Aの一部の拡大図を示している。
 図1Aにおいて、絶縁体、金属、又は半導体より構成される密閉可能な真空室301内に板状の第1電極302及び板状の第2電極303が対向して配置されており、例えば厚さ1mmのセラミック又はアルミナ板などの誘電体板304,305が第1電極302及び第2電極303にそれぞれ密着して配置されている。誘電体板304,305には、それぞれ、例えば幅20mm,段差0.05mmの溝306,307が形成してある。また、真空室301には、真空ポンプなどの排気装置308が調圧装置309を介して接続されており、真空室301内の圧力を調節可能にしている。
 更に、第1電極302には、高周波電源310が整合回路311を介して接続されており、第1電極302に高周波電力を印加する一方、第2電極303を接地することで、溝306,307によって形成される厚み0.1mmの放電空間312にプラズマを発生させる。
 このとき、溝306,307より構成される直方体形状の放電空間312の一端(図1Aでは下端)に、ガス供給口313を設けてあり、ガス配管314を用いてガス供給装置315と接続し、放電空間312に放電用ガスを導入することでプラズマを発生させると共に、ガス供給口313とは反対側の誘電体板304,305の端部(図1Aでは上端部)にプラズマ処理を行うためのテーパー形状のテーパー部(テーパー部)300を設け、かつ、テーパー部300の端面に、放電空間312の他端を構成する噴出口(ガス排気口)316を設けることで、噴出口316に近接させた被処理物317に対してエッチング,成膜,又は表面改質などの各種プラズマ処理を行うことが可能となる。
 テーパー部300は、図1Cに示されるように、誘電体板304,305の端部に配置されて、被処理物317の対向する平面(又は被処理物317を載置若しくは支持する基準となる平面)に大略平行な端面300a,300aと、端面300a,300aと側面とをつなぐテーパー面300b,300bとより構成されている。テーパー部300のテーパー面300bのなすテーパー角度は、10°以上80°以下が望ましい。テーパー角度が10°未満だと、電界の集中が強くなり過ぎ、アーク放電に移行しやすくなるため、好ましくない。また、テーパー角度が80°より大きいと、電界の集中が弱く、加工線幅が大きくなるため、好ましくない。より好ましくは、テーパー角度は30°以上70°以下が望ましい。この範囲においては、電界の集中が適度に生じ、細い加工線幅と安定した放電状態を得ることができる。
 表1は、具体例として、図1Aに示したものと同様の装置構成にて、高周波電力50W、真空室301内に導入するガスとして、ヘリウムガス及び酸素ガスの混合ガスを溝306,307に供給し、溝厚み(狙い寸法)0.1mmにてプラズマを発生させ、噴出口316より1mm上方に配置した有機膜をエッチングした場合の加工寸法の狙い寸法からの偏差を示す。
     表1
         偏差(mm)   
 (A)     −0.02
 (B)     +0.22
 表1における加工寸法は、図2に示すように、エッチングされた有機膜の凹み型の断面形状において、加工前表面の高さの割合を100、加工後の凹み部の底の高さの割合を0とした場合での高さの割合80での凹み部の幅を示す。また、表1の(A)は、図3Aに示すプラズマ処理装置の構成のように、噴出口のテーパー部300の外側に45度のテーパー加工を施した場合を示すものである。表1の(B)は、図3Bに示すプラズマ処理装置の構成のように、噴出口外側にテーパー部を設けずテーパー加工を施さなかった場合を示すものである。なお、図3Bにおいて、304’,305’はそれぞれテーパー部300の無い誘電体板304,305に相当する誘電体板である。
 表1から明らかなように、加工精度は、表1の(A)ではほぼ狙いどおりの寸法が得られているのに対し、表1の(B)では狙い寸法よりもかなり広がっている。表1の(A)及び(B)についてのそれぞれの処理中のプラズマ分布及びラジカル分布イメージを図4B(図4B中の位置は図4AのX−X’ 沿いの位置を示す。)及び図4D(図4D中の位置は図4CのX−X’沿いの位置を示す。)に示す。
 図4B,図4Dにおいて、図4Bのグラフではプラズマ及びラジカルが溝幅とほぼ同じ幅に分布するのに対し、図4Dのグラフではプラズマが溝幅とほぼ同じ幅で分布しているものの、ラジカルは溝幅から広がった分布になって処理となっていることを示す。これは、図4Dのグラフに対応する図4Cの装置構成は、誘電体板304’,305’の端面が被処理物317の表面と平行であり、被処理物317との間に狭い空間が形成されたためラジカルが高濃度に局在化するが、図4Bのグラフに対応する図4Aの装置構成では、誘電体板304,305の端部にテーパー部300,300が設けられているためにラジカルが拡散する空間が存在し、ラジカルの局在化が抑制された結果と考えられる。
 以上のことから、第1電極302及び第2電極303に対して、噴出口316を被処理物317に近接させることで、被処理領域のにじみが抑制することが可能となる。このとき、噴出口316の外側面と被処理物317の表面とのなす角度、言い換えればテーパー部300のテーパー面300bのテーパー角度は、上記したように、ラジカルが高濃度に局在化するように抑制すればよく、被処理物表面に対して10度で効果があるが、80度まで角度をつけることにより、より一層効果を得ることができる。しかしながら、80度越える誘電体板のテーパー加工は困難であるため適当でない。
 また、噴出口316は、加工上の制約のため、被処理物317と平行になっている部分(端面300a)を有していても良いが、この場合は、極力平行の部分を少なくする必要があり、狙い寸法(溝厚み)の10%〜50%とすることで高精度のエッチングを行うことが可能となる。
 プラズマ放電を開始させるためには、圧力及び第1及び第2電極間に存在するギャップに対応した所定の電圧が必要となり、これはパッシェンの法則として知られている。パッシェンの法則によれば、放電空間の圧力Pと、放電空間の厚みDに対してその積PDが規定され、積PDに対応した最小着火電圧Vs以上の電圧を対向する第1及び第2電極間に印加することでプラズマを発生することができる。
 互いに対向する第1及び第2電極間に過度に高い電圧を印加すると、アーク放電に移行し、電極を損傷する等の危険な状態となる。第1実施形態では、一例として、安全のため、対向する第1及び第2電極間に印加する電圧を1kVと規定し、空気に対して積PDとしてはおよそ0.1(Pa・m)から120(Pa・m)の範囲において着火電圧Vsが1kV以下を満たしていた。このため、積PDとしては0.1(Pa・m)から120(Pa・m)であるような条件下で処理を行った。しかしながら、第1実施形態においては、他の目的のために様々な検討が行えるよう、装置構成として真空室や排気装置などを備えたものを用いているが、これらは必ずしも必要でなく、真空室外にて処理を行っても本発明の効果が得られることはいうまでもない。
 以上の第1実施形態において、アルミナ板は誘電体として使用したが、プラズマ発生のためのマッチングの容易性から、誘電体の誘電率が4以上のものが望ましい。また、誘電体はプラズマにさらされるため、プラズマ耐性の高い、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化シリコン、酸化ジルコン、窒化アルミニウム、窒化シリコンのうちいずれかを用いることが望ましい。
 更に、第1実施形態においては、真空室301内に導入する放電用ガスとして、ヘリウムガスと酸素ガスについてのみ述べたが、ヘリウムガスの代わりに他の希ガスを用いてもプラズマを発生させることができる。特に、希ガスとしてヘリウムを用いると大気圧近傍の圧力領域でプラズマを発生させるのに適しており、また、アルゴンガスを用いると加工精度が向上するという傾向があり、加工精度によっていずれかを選択、もしくは混合してもよい。
 更に、膜のエッチング処理を行うためには、これらの希ガスに活性なラジカルを生成する他のガスを添加するのがよく、第1実施形態においては酸素の場合についてのみ述べたが、ハロゲンラジカルを生成するハロゲン元素含有ガスを用いると比較的高い処理速度が得られる。また、ハロゲン元素含有ガスの中では、フッ素、フッ化水素、四フッ化炭素、3フッ化メタン、8フッ化ブテン、6フッ化硫黄、塩素、塩化水素、3塩化硼素、4塩化珪素などが比較的入手しやすく、さらにハロゲンのほかにも硫化物を形成する硫化水素などを用いることもできる。
 また、第1実施形態においては、マイクロプラズマ源への電力の供給を高周波(RF)電源とした場合について述べたが、直流(DC)電源を用いても良く、更に、RF電源の場合、印加する周波数としては400kHz以上を選択すると容易に放電を開始することができ、また、500MHz以下を選択することで、放電領域の抑制を効率的に行うことができる。更に、RF及びDC電源をパルス印加することで、プラズマ中の化学種やその比率を変化させることができ、より高い加工精度でのプラズマ処理が可能である。パルス印加の周期としては、1μs以下にて反応生成物の排気効率が上昇するためプラズマ中の化学種を変化させることができるが、1ms以下ではパルスの制御が困難であるため望ましくない。
 すなわち、パルス印加の周期としては、1ms〜1μsが望ましい。さらに、パルス周期内でのON時間の割合であるデューティー比が80%以下にて反応生成物の排気効率が上昇するためプラズマ中の化学種を変化させることができるが、1%以下ではプラズマの維持が困難であるため望ましくなく、1%〜80%にて処理を行うことが望ましい。
 また、第1実施形態においては、幅20mm、段差0.05mmの溝306,307を持つアルミナ板304,305を対向させ、長さ20mm、幅0.1mmの線状の開口部を持つ噴出口316を形成したため、被処理領域は線状となっていた。このように線状の開口部をもつ噴出口316を形成することで、被処理物317と噴出口316の相対位置を変えることなく線状の領域をプラズマ処理することができる。ここで、噴出口316の開口部線幅が1mm以上又は1μm以下であった場合、大気圧近傍では着火電圧が高くなるため、安定なプラズマ処理を行うことができない。従って、噴出口316の線幅ならびに線状の被処理領域の線幅は1μm〜1mmであることが望ましい。
 (第2実施形態)
 本発明の第2実施形態を図5A〜図5Bを参照して説明する。
 図5A〜図5Bは、図1Aと同様のプラズマ処理装置であるが、被処理物317を載置し被処理物317を上下方向に微調整できるステージを備えた被処理物距離調整装置318を用い、被処理物317と噴出口316との相対距離を可変としている点が相違する。
 図5Aは、第2実施形態に係るプラズマ処理装置の一部断面正面図、図5Bは一部断面側面図を示す。加工精度悪化の原因となるラジカルの広がりは、被処理物317と噴出口316との相対距離が大きい場合に発生する傾向にあるが、被処理物317と噴出口316間の距離が小さい場合には、噴出口316周辺にラジカルが高濃度に留まるため、第2実施形態では、被処理物317を支持する一対のアーム318aをスライド機構により図5A,図5B中で上下方向に自在に移動調整可能なXYテーブルのような被処理物距離制御装置318を用い、被処理物317−噴出口316間を最適な距離に調整できる仕組みとしている。
 表2は、図5A〜図5Bに示すプラズマ処理装置を同様な構成にて、被処理物317と噴出口316の距離を被処理物距離調整装置318を用いて変更し、高周波電力50W、プラズマ処理用ガスとしてヘリウムガス及び酸素ガスの混合ガスを溝306及び溝307に流通させ、溝幅(狙い寸法)0.1mmにてプラズマを発生させ、噴出口316より上方に配置した有機膜をエッチングした場合の、加工寸法の狙い寸法からの偏差を示す。
     表2
         偏差(mm)  
 (A)     −0.02
 (B)     +0.18
 表2の(A)は、被処理物距離調整装置318を用いて被処理物317と噴出口316の相対距離を1mmとした場合、表2の(B)は0.5mmとした場合である。
 表2から明らかなように加工精度は、表2の(A)では、ほぼ狙い通りの寸法が得られているのに対し、表2の(B)では、狙い寸法よりもかなり広がっていることがわかる。この結果は、実際に流れるガスの量とテーパー面300bのテーパー角度によって、最適な相対距離が決まることを示しており、実際に流れるガスの量とテーパー面300bのテーパー角度との情報に基づき、制御装置400で第2実施形態に係る被処理物距離調整装置318を動作制御することで、被処理物317と噴出口316との距離を最適に制御することが可能となる。なお、制御装置400は、高周波電源310と排気装置308とガス供給装置315の動作をも制御するようにしている。
 なお、第2実施形態は、被処理物距離調整装置318を用いて被処理物317の位置のみを移動させた場合について詳述したが、被処理物317と噴出口316のいずれを可動しても効果としては同様であることは言うまでもない。
 (第3実施形態)
 本発明の第3実施形態を図6A〜図6B及び図7A〜図7Cを参照しながら詳述する。
 図6A〜図6Bは、図1Aと同様のプラズマ処理装置であるが、第1電極302及び第2電極303と一対の連結部材309a,309aで連結され、かつ、第1電極302及び第2電極303のみを上下方向に微調整することが可能なXYテーブルようなステージを備えた電極距離調整装置319を設けている。そして、被処理物317の加工寸法の狙い寸法からの偏差と、処理速度との関係を予め求めておき、この関係情報に基づき、制御装置401で、電極距離調整装置319を動作制御して、第1電極302及び第2電極303と噴出口316との相対距離を最適に制御することができるようにしている。なお、制御装置401は、高周波電源310と排気装置308とガス供給装置315の動作をも制御するようにしている。
 図6Aは、第3実施形態に係るプラズマ処理装置の一部断面正面図、図6Bは、一部断面側面図である。放電空間周辺において、ラジカル濃度は、第1電極302及び第2電極303に近いほど高くなると考えられるため、第1電極302と被処理物317との間の相対距離、又は第2電極303と被処理物317との間の相対距離によってラジカル濃度が支配される。
 被処理物317−第1電極302間の距離及び被処理物317−第2電極303間の距離が小さくなるにつれてラジカル濃度は増大するが、被処理物317−第1電極302間の距離及び被処理物317−第2電極303間の距離が近づくことによってラジカルの高濃度局在化も発生する場合がある。この問題に対し、第3実施形態では、被処理物317の加工寸法の狙い寸法からの偏差と、処理速度との関係を予め求めておき、この関係情報に基づき制御装置401で、電極距離制御装置319を用いて調整することにより、第1電極302−被処理物317間の距離又は第2電極303−被処理物317間の距離をそれぞれ最適なものとすることができる。
 表3の(A)〜(C)は、図7A〜図7Cに示すような装置構成にて、被処理物317−噴出口316間の距離(図7A〜図7C中のaの長さ)を1mmの一定に保ち、噴出口316−第1電極302の端面間の距離及び噴出口316−第2電極303の端面間の距離を変えて有機膜エッチングを行った場合の、加工寸法の狙い寸法からの偏差及びその際の処理速度を示している。
              表3
         偏差(mm)    レート(μm/min) 
 (A)     −0.02       1.04
 (B)     +0.01       0.05
 (C)     +0.16       2.01
 ここで、高周波電力50W、プラズマ処理用ガスとしてはヘリウムガス及び酸素ガスの混合ガスを溝306及び溝307に流通させている。図7Aでは、噴出口316−第1電極302の端面間の距離及び噴出口316−第2電極303の端面間の距離(図7A〜図7C中のbの長さ)をそれぞれ1mmとした場合、図7Bはそれぞれ2mm、図7Cはそれぞれ0.5mmとした場合である。
 表3の(A)では、加工寸法の狙い寸法からの偏差が小さくほぼ狙い通りのエッチングができており、処理速度{すなわち、レート(μm/min)}も1μm/minと速い値である。表3の(B)は表3の(A)に対して、偏差はそれほど変わらないが、処理速度が0.05μm/minと非常に遅くなっている。これは、被処理物へのラジカルの到達量が少ないためであると考えられる。表3の(C)では、表3の(A)に比べ、電極位置が被処理物に近いため、処理速度が2μmと大変速いが、偏差が大変大きくなっており、十分な加工精度が得られていない。第3実施形態ではこのように、加工寸法の狙い寸法からの偏差と処理速度との関係を予め求めておき、この関係情報に基づき、制御装置401により、電極距離制御装置319を用いて配置の最適化を行うことで、高い加工精度と高い処理速度を両立させることが容易となる。
 (第4実施形態)
 次に本発明の第4実施形態について、図8A〜図8Bを参照して説明する。
 図8A〜図8Bは、図1Aと同様の装置であるが、噴出口316周辺のアルミナ板の誘電体板304及びアルミナ板の誘電体板305の端面のテーパー加工の外側表面に沿ってラジカル濃度を低減しうる放電制御用ガス(処理領域制御ガス)を放電制御用ガス排気口320a,320aから排気して流通させるための、放電制御用ガス供給装置320を備えている。
 ここで、図8Aは装置の一部断面正面図、図8Bは一部断面側面図である。噴出口316周辺のアルミナ板の誘電体板304及びアルミナ板の誘電体板305の端面をテーパー加工してテーパー部300を設けることは、噴出口316周辺のラジカルの高濃度局在化を抑制する効果があるが、さらにこのテーパー部300の噴出口316の周囲に向けて、制御装置402の動作制御の元に放電制御用ガスを放電制御用ガス排気口320a,320aから流通させて、プラズマ処理領域を制御することで、ラジカルの拡散を促進させることができる。なお、制御装置402は、放電制御用ガス供給装置320と高周波電源310と排気装置308とガス供給装置315の動作を制御するようにしている。
 表4は、図8A〜図8Bと同様の装置構成にて有機膜エッチングを行った場合の、加工寸法の狙い寸法からの偏差を示している。
     表4
         偏差(mm)  
 (A)      0.00
 (B)     +0.06
 ここで、高周波電力100W、プラズマ処理用ガス(放電用ガス)としては、ヘリウムガス及び酸素ガスの混合ガスを溝306及び溝307に流通させている。表4の(A)は放電制御用ガス供給装置320より、放電制御用ガスの一例として窒素ガスを供給した場合、表4の(B)は放電制御用ガスを供給しなかった場合である。表4の(A)では加工寸法の狙い寸法からの偏差が小さく、狙い通りの加工が行えているが、表4の(B)では偏差がやや大きい。この原因は、表4の(B)では、ラジカル発生量が多く、テーパー部300へのラジカルの拡散によっても濃度が十分なほど希薄にはならず、噴出口316周辺へのエッチングが起きたためであると考えられ、表4の(A)では、放電制御用ガスを流通させたため、テーパー部300にラジカルが局在化することなく、拡散できていると考えられる。
 以上述べた第4実施形態においては、放電制御用ガスとして、窒素ガスを用いたが、プラズマ発生の容易なヘリウムなどのガスでなければ、処理領域抑制の効果が得られ、アルゴンや酸素などが有効である。
 また、以上に述べた第4実施形態において、電極302,303間の放電空間を誘電体304,305を用いて形成したマイクロプラズマ源の場合についてのみ述べたが、誘電体は電極保護などの理由で用いており、たとえば、図9Aに示す誘電体を用いた構造でなくとも、図9Bのような、電極302,303を隔てて対向させ放電空間を形成した場合についても、電極302,303の噴出口に相当する部位の外側端部断面がテーパー形状となっていれば、誘電体を用いた場合と同様の効果が得られることができることは言うまでもない。
 (第5実施形態)
 次に、本発明の第5実施形態について、図10A〜図10Cを参照して説明する。
 図10Aは図8Aと同様の装置であるが、図8Aの構造にさらに2枚の誘電体板321,322を備えている。誘電体板321及び誘電体板322は、それぞれの表面に溝を備えて、誘電体板321と誘電体板304との間に放電制御用ガス流路323を備えるとともに、誘電体板322と誘電体板305との間に放電制御用ガス流路324を備えている。
 この放電制御用ガス流路323及び324の部分に、放電制御用ガス供給装置320より処理制御用ガスを流通させることで、噴出口316周辺に容易に放電制御用ガスを供給できるため、高い加工精度プラズマ処理を行うことができる。
 図10B及び図10Cは、誘電体板321の溝323の部分をそれぞれハッチングで示しており、図10Bのように、大略L字状の放電制御用ガス流路323を誘電体板321に加工しておくことで、噴出口316のプラズマ処理用ガスの噴出方向に垂直な方向に放電制御用ガスを流通させることができる。さらに、図10Cのように、下端部の幅よりも中央部から上部の幅が大きい放電制御用ガス流路323を誘電体板321に加工すれば、被処理物317に対して垂直に放電制御用ガスを流通させることができる。図10Bの方向にて処理を行えば、プラズマ処理用ガスと放電制御用ガスの干渉が少なく、高い加工精度が得られる。
 しかしながら、プラズマ処理用ガス中の希ガスとしてヘリウムのみを用いた場合は、被処理領域のにじみが大きいため、図10Cのように放電制御用ガスを被処理物表面に対して垂直に流通させることで高い加工精度を得ることができる。
 なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明の第1実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す一部断面正面図である。 本発明の第1実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す一部断面側面図である。 本発明の第1実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成の一部を示す拡大図である。 本発明の第1実施形態で用いた狙い寸法からの加工寸法の偏差の定義を示す有機膜の断面図である。 本発明の第1実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す正面図である。 図3Aの本発明の第1実施形態のプラズマ処理装置との比較で用いたテーパー加工無しのプラズマ処理装置の構成を示す正面図である。 本発明の第1実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態で用いたプラズマ処理装置によるプラズマ時のラジカル分布を示すグラフである。 本発明の第4実施形態で用いたプラズマ処理装置との比較で用いたテーパー加工無しのプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。 図4Cのテーパー加工無しのプラズマ処理装置によるプラズマ処理時のラジカル分布を示すグラフである。 本発明の第2実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す一部断面正面図である。 本発明の第2実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す一部断面側面図である。 本発明の第3実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す一部断面正面図である。 本発明の第3実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す一部断面側面図である。 本発明の第3実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す一部断面正面図である。 本発明の第4実施形態で用いたプラズマ処理装置の構成を示す一部断面側面図である。 本発明の第4実施形態の説明で用いたプラズマ処理装置を説明するための説明図である。 本発明の第4実施形態の説明で用いたプラズマ処理装置の構成を示す正面図である。 本発明の第5実施形態の説明で用いたプラズマ処理装置の構成を示す正面図である。 本発明の第5実施形態の説明で用いたプラズマ処理装置の誘電体板の放電制御用ガス流路を示す側面図である。 本発明の第5実施形態の説明で用いたプラズマ処理装置の誘電体板の放電制御用ガス流路を示す側面図である。 従来例の説明で用いたプラズマ処理装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
 301 真空室
 302 第1電極
 303 第2電極
 304,305 誘電体板
 306,307 溝
 308 排気装置
 309 調圧装置
 310 高周波電源
 311 整合回路
 312 放電空間
 313 ガス供給口
 314 ガス配管
 315 プラズマ処理用ガス供給装置
 316 噴出口
 317 被処理物
 318 被処理物距離調整装置
 319 電極距離調整装置
 320 放電制御用ガス供給装置
 321 放電制御用ガス流路
 322 放電制御用ガス流路
 323 放電制御用ガス流路用誘電体板
 324 放電制御用ガス流路用誘電体板
 101 第1電極
 102 第2電極
 103,104 誘電体
 105 放電空間
 106 高周波電源
 107 整合回路
 108 ガス供給口
 109 ガス配管
 110 ガス供給装置
 111 噴出口
 112 被処理物

Claims (10)

  1.  被処理物の近傍に対向配置可能なマイクロプラズマ源と、上記マイクロプラズマ源に電力を供給する電源と、上記被処理物に作用させる活性粒子を供給する噴出口とを備えたプラズマ処理装置であって、
     上記マイクロプラズマ源の被処理物側の端部にテーパー部を有し、上記テーパー部の端面に上記噴出口を形成することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2.  上記マイクロプラズマ源は、上記電源に接続された第1電極と、プラズマ処理用ガスを供給するプラズマ処理用ガス供給装置とを備え、上記噴出口が上記第1電極によって形成されている請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3.  上記マイクロプラズマ源は、誘電体と、上記誘電体と密着して配置されかつ上記電源に接続された第1電極と、プラズマ処理用ガスを供給するプラズマ処理用ガス供給装置とを備え、上記噴出口が上記誘電体によって形成された上記テーパー部の端面に形成されている請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4.  第2電極は上記第1電極と対向して配置されているとともに、上記第1電極及び上記第2電極に対して上記噴出口を上記被処理物に近接させる請求項2又は3に記載のプラズマ処理装置。
  5.  噴出口の外側面と被処理物表面のなす角度が10度乃至80度の角度である請求項1〜4のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  6.  上記被処理物と上記噴出口の距離を相対的に調整することのできる被処理物距離調整装置をさらに備える請求項1〜5のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  7. 上記噴出口と上記第1電極又は上記噴出口と上記第2電極の距離を相対的に調整することのできる電極距離調整装置をさらに備える請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  8.  被処理物の近傍に対向配置されたマイクロプラズマ源に電力を供給し、上記マイクロプラズマ源の被処理物側の端部のテーパー部の端面の噴出口から、上記被処理物に作用させる活性粒子を供給してプラズマ処理を行うことを特徴とするプラズマ処理方法。
  9.  上記被処理物と上記噴出口の距離を相対的に調整しながらプラズマ処理を行う請求項8に記載のプラズマ処理方法。
  10.  上記噴出口と上記電極の距離を相対的に調整しながらプラズマ処理を行う請求項8に記載のプラズマ処理方法。
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