JP2004111049A - 貼り合わせディスクのターンテーブル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ターンテーブル10のテーパ部15が規格内でずれて接着された貼り合わせディスク11においてもセンタホール6のエッジにあたらない角度で形成されており、また貼り合わせディスク11の貼り合わせ面14より下のセンタホール6にて位置決めを行う。
【選択図】 図1
Description
条件1:上記センターホールと上記ターンテーブル装置の中心ずれd1を上記テーパ部の上記ディスク面側長さより小さくなるように上記テーパ部頂角2θの下限値を下式を満足するように設定する。
tanθ>d1/(m1−m2)
条件2:上記ディスクの貼り合せ段差と上記テーパ部とが干渉しないように上記テーパ部頂角2θの下限値を下式を満足するように設定する。
tanθ≧{(n1−n2)/n3}
条件3:上記テーパ部に沿って滑る力の成分が滑りを防ぐ摩擦成分より大きくなるように上記テーパ部頂角2θの上限値を下式を満足するように設定する。
tanθ<1/μ
但し、θ:上記テーパ部頂角の1/2、
m1:上記ディスク載置面と上記テーパ上面までの距離、
m2:上記ディスク載置面と上記はめ合せ部の上端までの距離、
n1:上記貼り合せディスクの貼り合せ段差、
n2:上記ディスクと上記はめ合せ部とのクリアランス、
n3:(テーパ段差)=(ディスク単板厚)−m2、
μ:上記貼り合せディスクと上記テーパ部との摩擦係数。
本発明の実施の形態であるターンテーブル装置においては、貼り合せディスクのセンターホールに出来る貼り合せ部の段差に当たらない角度でターンテーブルのテーパ部が形成されており、またディスクの貼り合せ面より下のセンターホールにて位置決めを行なうため、ディスクのセンターホールにできた段差、またはばりにターンテーブルがひっかかることが無い。
実施の形態1.
図1は実施の形態1におけるターンテーブル装置10に貼り合せディスク11を装着した時の断面図である。図において、4はモータシャフト、5ははめ合せ部、10は本発明のターンテーブル装置、11は貼り合せディスク、14は貼り合せ面、15はテーパ部、16はディスク載置面、50はセンターホール6の貼り合せ段差を示している。図2は本実施の形態1におけるターンテーブル装置10にディスクのセンターホール6にバリ12を持つ貼り合せディスク11を装着した時の断面図である。図3は、本実施の形態1におけるターンテーブル装置にディスクの貼り合せに使用した接着剤13がセンターホール6に漏れ出した貼り合せディスク11を装着した時の断面図である。
本ターンテーブル装置は前述した従来のターンテーブルと同様にスピンドルモータ(図示せず)のモータシャフト4に圧入または接着固着され、貼り合せディスク11を上記スピンドルモータの駆動力によって回転させる。図において、1から6までは上記従来装置と同一のものであり、その説明を省略する。
貼り合せディスク11をこじることなく嵌合させるためには、センターホール6を少なくともテーパ部15に位置させることが条件となり、これは次式1で表せる。
d2>d1 ……(1)
但し、d2はテーパ部15の上記ディスク面側長さである。
ここで、ディスク載置面16とテーパ上面60までの距離m1,載置面16と貼り合せ部5の上端までの距離m2とすると、d2は次式2のように表すことができる。
d2=tanθ・(m1−m2) ……(2)
上記式1および式2から、次式3が得られる。
tanθ≧d1/(m1−m2) ……(3)
すなわち、ディスクをターンテーブル装置に嵌合させる時の位置決め条件としては、貼り合せディスク11のセンターホール6とターンテーブル装置10の中心ずれd1をテーパ部15の上記ディスク面側長さd2より小さくなるように、テーパ部頂角2θの下限値を上記式3を満足するよう設定すればよいこととなる。
ここで、載置面16とテーパ上面60までの距離m1は、通常ターンテーブル10の薄型化形状から2.5mm程度に設計される。また、載置面16とはめ合せ部5の上端までの距離m2は、貼り合せディスク11の下側ディスクセンターホールで位置決めするとして、通常少なくとも下側ディスク厚以下でかつディスク厚の1/2以上に設計される。そこで、DVDディスクの場合を想定すると、ディスク厚は0.6mmであるので、m2はその1/2の0.3mmとする。さらに、貼り合せディスク11とターンテーブル10との中心ずれd1は、貼り合せディスク11が通常ディスク外周によって位置決めされる為に、ディスクの外径公差とセンターホール6との同心度とから0.5mm程度生じる。
そこで、m1=0.5(mm)、m2=0.3(mm)、d1=0.5(mm)を上記式3へ代入すると頂角2θは26゜以上となる。
tanθ≧{(n1−n2)/n3} ……(4)
但し、n1:貼り合せディスクの貼り合せ段差、
n2:貼り合せディスクのセンターホールとはめ合せ部とのクリアランス、
n3:(テーパ段差)=(ディスク単板厚)−m2、とする。
ここで、通常、貼り合せ段差50は0.1mm以内であり、はめ合せ部5の高さm2は上述したように少なくともディスク厚の半分以上を確保すれば十分である。DVDディスクを想定すると、m2は前記の値0.3mmとなり、ディスク単板厚0.6mmとなる。また、貼り合せディスク11のセンターホール6とはめ合せ部5とのクリアランスは、通常数十ミクロンのため、ここでは30ミクロンに設定する。
そこで、m2=0.3(mm)、n1=0.1(mm)、n2=30(μm)、(ディスク単板厚)=0.3(mm)を上記式4へ代入すると頂角2θは26゜以上となる。
P1>P3 ……(5)
ここで、P1=P・cosθ、P2=P・sinθ、P3=μ・P2=μ・P・sinθ、であるので、これらを上記式5に代入して、下式6が得られる。
tanθ<1/μ ……(6)
但し、μは貼り合せディスク11とテーパ部15との摩擦係数。
なお、光ディスクの材料として一般には熱可塑性のプラスチックス、ターンテーブル材料は同じく熱可塑性プラスチックスや金属が使用される。この場合、貼り合せディスク11とテーパ部15間の摩擦係数μは、0.2〜0.5程度となり、特にプラスチックス同士の場合が一番大きくなることが知られている。
従って、摩擦係数μ=0.5とすると、上記式6から頂角2θは127゜以下となる。
図8は本実施の形態2のターンテーブル装置10に貼り合せディスク11を装着したときの断面図を示しており、18はばね性をもった芯出しばね、19はディスクあたり面である。
図11は本実施の形態3を示す貼り合せディスク11の断面図で、貼り合せ面14のセンターホール側エッジ部が面取りされている(エッジが取り除かれている)。図12は従来のターンテーブル2に本実施の形態3の貼り合せディスク11を使用した時の断面図であり、21は面取り部、52はターンテーブル2の頭部のエッジである。図13は従来のボールチャッキング方式のターンテーブル2に本実施の形態3の貼り合せディスク11を使用した時の断面図であり、20は金属製のボールである。
図14は本実施の形態4を示す貼り合せディスク11の断面図であり、センターホール6に近接した貼り合せ面14に接着剤溜まり22を設けている。図15は本実施形態を示す貼り合せ前の貼り合せディスク11の正面図であり、斜線で示すように接着剤13が接着剤溜り22より外周に塗られている。図16は本実施形態を示す貼り合せディスク11の断面図であり、接着溜り22より内周部の接着厚さを外周に比べて大きくしている。
Claims (1)
- スピンドルモータに圧入または接着固着され、貼り合せディスクを上記スピンドルモータの駆動力により回転駆動させるためのターンテーブル装置において、
上記貼り合せディスクの位置決めを上記貼り合せディスクの貼り合せ面より低いスピンドルモータ側のセンターホール内周面において行う芯出し手段を設けたことを特徴とするターンテーブル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003372308A JP2004111049A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | 貼り合わせディスクのターンテーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003372308A JP2004111049A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | 貼り合わせディスクのターンテーブル装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8132017A Division JPH09320159A (ja) | 1996-05-27 | 1996-05-27 | 貼り合せディスクのターンテーブル装置および貼り合せディスク |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005203806A Division JP2005332578A (ja) | 2005-07-13 | 2005-07-13 | 貼り合せディスクのターンテーブル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004111049A true JP2004111049A (ja) | 2004-04-08 |
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Family Applications (1)
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JP2003372308A Pending JP2004111049A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | 貼り合わせディスクのターンテーブル装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004111049A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006331525A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Sharp Corp | ディスク装置 |
-
2003
- 2003-10-31 JP JP2003372308A patent/JP2004111049A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006331525A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Sharp Corp | ディスク装置 |
JP4538374B2 (ja) * | 2005-05-26 | 2010-09-08 | シャープ株式会社 | ディスク装置 |
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