JP2004110694A - 顧客管理システムと当該システムにおけるデータ処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的小規模で、かつ簡易な構成で、各店舗で、最新の顧客情報を更新・参照する。
【解決手段】インターネット130に接続された顧客管理サーバ110と、顧客管理サーバ110と通信回線131を介して接続され、各店舗に設置された店舗用端末120と、顧客管理サーバ110に接続された顧客データベース113とを有し、顧客管理サーバ110は、店舗用端末120からの顧客情報の問合せに応答して、顧客データベース113を参照し所定ステージ以上の顧客である場合に、その顧客の好み情報や最近の来店情報を付して店舗用端末120に送信する。その顧客情報は、店舗内の携帯端末121にもダウンロードされる。
【選択図】 図1
【解決手段】インターネット130に接続された顧客管理サーバ110と、顧客管理サーバ110と通信回線131を介して接続され、各店舗に設置された店舗用端末120と、顧客管理サーバ110に接続された顧客データベース113とを有し、顧客管理サーバ110は、店舗用端末120からの顧客情報の問合せに応答して、顧客データベース113を参照し所定ステージ以上の顧客である場合に、その顧客の好み情報や最近の来店情報を付して店舗用端末120に送信する。その顧客情報は、店舗内の携帯端末121にもダウンロードされる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、会員として登録されている顧客に対してサービスを提供する顧客管理システム及びそのデータ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多数の店舗展開を図っている企業では、顧客データをいかに収集し、顧客へのサービス向上を図ることが重要である。例えば大手スーパーや大手フランチャイズ店等のように、各店舗間で専用回線等を設け、その専用回線を介して、日々発生する情報を互いに交換できるような大型店では、各顧客にIDを付与し、各顧客の販売状況に応じてポイントを与えて割引を行なったり、各顧客毎の売上を一括管理することは容易である。これにより、リアルタイムで各顧客データが更新でき、全国に亙って顧客情報を共有したり、各顧客のポイントの更新、確認を容易に行うことができる。
【0003】
一方、百貨店にインストアー展開しているメーカや設備投資にそれ程予算を取れない中小規模の店舗では、前述したような大掛かりなコンピュータシステムを設置することができない。このため、例えば特開平7−249075号公報に開示されているように、スタンドアローンなシステムを導入することにより、各顧客へのポイントの付与や売上データ等の把握を行っている。
【0004】
また特開2001−319037号公報に開示されているように、管理サーバを設けて顧客情報を一括管理し、会員証やクーポン券を随時発行するシステムで顧客管理を行うことも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにスタンドアローンな構成では、一つの店舗の顧客管理しかできない。また、上述のように管理サーバを設けて会員証やクーポン券を発行するシステムでは、顧客情報が変更される度に会員券を発行しなければならず企業にとっても顧客にとっても、会員証等の管理が面倒なものとなってしまう。
【0006】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、比較的小規模で、かつ簡易な構成で、各店舗で、最新の顧客情報を参照できるようにした顧客管理システムと当該システムにおけるデータ処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の顧客管理システムは以下のような構成を備える。即ち、
顧客データベースを有する顧客管理サーバと、
前記顧客管理サーバと通信回線を介して接続可能な、各店舗に設置された店舗用端末とを有し、
前記顧客管理サーバは、前記店舗用端末からの顧客情報の問合せに応答して、前記顧客データベースを参照し所定の顧客情報である場合に、前記顧客に特有の付加情報を付して前記店舗用端末に送信することを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するために本発明の顧客管理システムにおけるデータ処理方法は以下のような工程を備える。即ち、
顧客データベースを有する顧客管理サーバと、
前記顧客管理サーバと通信回線を介して接続可能な、各店舗に設置された店舗用端末とを備える顧客管理システムにおけるデータ処理方法であって、
前記店舗用端末から前記顧客管理サーバに対しての顧客情報の問合せに応答して、前記顧客データベースを参照し所定の顧客情報であるかどうかを判定する工程と、
前記所定の顧客情報である場合に、前記顧客に特有の付加情報を付して前記店舗用端末に送信する工程と、を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を説明する概念図である。
【0011】
図において、130はインターネットを示し、このインターネット130にはクライアントの端末101〜103、携帯電話機104乃至106等が接続可能である。110は本実施の形態に係る顧客管理サーバで、このサーバ110には、会員登録用端末111、各顧客の管理データを登録している顧客データベース113、各店舗に関する情報を蓄積・管理している店舗データベース114が接続されている。112は会員登録用端末111に接続されているプリンタで、会員証(カード)の発行の際に使用される。
【0012】
120は各店舗に設けられている店舗用端末、121は各店舗で使用されている店舗用の携帯端末である。これらは公衆回線131を介して顧客管理サーバ110と接続されている。120aは、店舗用端末120で管理されている顧客データベースを示している。
【0013】
以上の構成を備えるシステムにおける動作について説明する。
【0014】
[会員登録]
顧客管理サーバ110は、インターネット130等の通信手段を利用して、顧客から会員登録要求を受付けると、その顧客情報を顧客データベース113に登録する。それとともに、その顧客情報を二次元化し、その二次元データを付した会員証を発行する。この会員証(カード)の発行は、会員登録用端末111とプリンタ112により行われる。
【0015】
尚、この会員登録要求を葉書やFAXで受け付けた場合は、その葉書或いはファクシミリ受信文書をOCR処理により読み取った後、その顧客情報を顧客データベース113に登録する。またその顧客情報を二次元化し、その二次元データを付した会員証を発行する。
【0016】
また希望するユーザへは、その会員証をメールにて配信することができる。このようにメールで配信する場合は、会員証の発行及び印刷コストが不要になるので、その分、その顧客に対してポイントを付与する構成にしてもよい。
【0017】
尚、ここで顧客情報としては、顧客ID、顧客の住所、電話番号、生年月日等の固定的な「情報1」と、顧客毎に変化を伴う、過去に来店した店舗名や来店回数、購入金額、嗜好といった流動的な「情報2」がある。
【0018】
この会員登録に関しては詳しく後述する。
【0019】
[顧客へのサービス及び売上げ管理]
各顧客毎の購入記録及び売上げ管理データ等は、携帯端末121或いは店舗用端末120から入力され、一日当りの売上げ及び顧客データが店舗用端末120で集計、管理される。
【0020】
顧客管理サーバ110は、インターネット或いは電子メールを通じて顧客からのユーザ登録や注文を受け付けることができる。店舗用端末120は、電話回線等の公衆回線131を介してこの顧客管理サーバ110と接続可能である。この店舗用端末120としては、PCやハンディーターミナル、PDAが用いられる。
【0021】
各店舗は、店舗用端末120により、一日の売上データを顧客管理サーバ110へ送信する。これにより顧客管理サーバ110は、各店舗別データベース113を更新する。この際、顧客管理サーバ110は、「情報2」の来店回数、購入金額を基に、各顧客のポイントを求めて各顧客毎に加算し、所定のポイント数に応じて顧客をステージ(ランク)を分ける。
【0022】
ここでステージAの顧客は常連客とみなし、上質のサービスを提供できる。本実施の形態では、店舗用端末120から顧客管理サーバ110に売上データを送信する際に、ステージC以上の客は毎回、顧客情報を送信して更新する。これにより、顧客側は常連客として質の高いサービスを受けることができ、各店舗では一々全ての顧客情報を受信しなくても済むというメリットが生じる。また、ステージBの客には、ステージCの客よりも多くの情報、ステージBの客にはステージCの客よりも少ない情報といったように、ステージごとに異なったサービスを設定することも可能である。
【0023】
図2は本実施の形態に係る会員の登録処理を説明するフローチャートで、この処理は顧客管理サーバ110で実行される。
【0024】
まずステップS21で、インターネット、電子メール或いはサーバ110の入力部(キーボード等)から、会員登録用の顧客データが入力されたかをみる。顧客データが入力された時はステップS22に進み、その顧客データは電子データかどうか、即ち、インターネット或いは電子メール等を介して入力されたものかどうかを判定する。電子データでない時はステップS23に進み、この場合は例えば葉書やファクシミリによるものであるためステップS23に進み、その葉書或いはファクシミリ文書をOCR処理して入力する。
【0025】
ステップS22で電子データの場合、或いはステップS23の実行後ステップS23に進み、その入力された顧客データを二次元コード化する。
【0026】
図3は、この顧客管理サーバ110におけるユーザ登録画面の表示例を示す図である。
【0027】
ここで入力される事項としては、顧客氏名、住所(郵便番号)、電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレスに加えて、会員証をメールで受信するかどうかを指定するためのチェックボックス301が設けられている。このボックス301がチェックされていると、前述の図2のフローチャートでステップS25からステップS28に進み、電子メールによる会員証の交付を指定することができる。302は登録指示ボタン、303は登録のキャンセルを指示するボタンである。
【0028】
図4は、このようにして発行された会員証の一例を示す図である。
【0029】
図において、401は、二次元化されて印刷された顧客情報を示す。顧客は、各店舗での購入の際、この会員証を提示することにより、登録された会員であることを証明でき、各店舗では、この二次元コード化された情報を読み取ることにより、その顧客に関する「情報1」を取得することができる。
【0030】
図5は、その顧客の携帯電話に、その二次元化されたコードを送信して表示画面に表示した例を示す図である。
【0031】
このように、各顧客はインターネット130を介して顧客管理サーバ110に顧客データを要求することで、自分の携帯電話にその二次元化されたコードを受信し、それを表示部に表示することができる。この表示された二次元コードを来店した店舗で提示することにより、その店舗ではその二次元データを読み取ってその内容を取得することができる。これにより、会員証を持参していない場合でも、各顧客は自分が会員であることを証明することができる。また、その顧客のステージ(ランク)に応じたサービスを受けることができる。
【0032】
また同様に、各顧客はPCにによりメールを受信して図4に示すような会員証を印刷し、それを店舗に持参することで、会員証として利用することも可能である。
【0033】
次に、日常の業務に伴う売上げデータ及び顧客情報の更新処理について説明する。
【0034】
図6は、本実施の形態に係る店舗用端末120と顧客管理サーバ110との間での通信処理を説明するフローチャートで、ステップS31〜S33は店舗用端末120における処理を示し、ステップS41乃至S44は、顧客管理サーバ110における処理を説明するフローチャートである。
【0035】
店舗用端末120は、予め決められた時刻に(本実施の形態では一日の営業の終了後とする)、公衆回線131を介して顧客管理サーバ110へ日報データを送信する。この日報データの中身は、例えば、図7に示すような、各店舗における一日の売上データである。
【0036】
顧客管理サーバ110は、ステップS41で、この売上データを受信するとステップS42に進み、顧客データベース113、店舗データベース114を更新する。そしてステップS43に進み、店舗用端末120に送信しておくべき顧客データがあるかどうかを判定する。
【0037】
ここでは、例えば、ある程度以上の常連客であるか等に基づいて判断する。ここでは例えば、200ポイント以上(ステージC以上:図10)のポイントを持っている顧客があるかを調べ、もしあればステップS44に進み、その顧客の「情報2」のみを店舗用端末120へ送信する。
【0038】
図13は、本実施の形態に係る顧客管理サーバ110における、店舗用端末120に送信しておくべき顧客データがあるかどうかを判定する処理を示すフローチャートである。
【0039】
まずステップS61で、店舗用端末120から送信された顧客IDに基づいて顧客データベース113を参照し、その顧客データを取得する。次にステップS62に進み、その顧客のステージが所定ステージ以上かどうか、即ち、常連客かどうかをみる。常連客でない場合は、処理を終了する。
【0040】
一方、ステップS62で、その顧客のステージが所定ステージ以上であればステップS63に進み、顧客データベース113に登録されている、その顧客の顧客情報の「情報2」を店舗用端末120に送信する。
【0041】
こうしてステップS63の処理の後ステップS64に進み、店舗用端末120は、その受信した顧客情報を店舗用の顧客データベース120aに登録する。そしてステップS65に進み、その顧客情報を携帯端末121にダウンロードして処理を終了する。
【0042】
これを受信した店舗用端末120は、ステップS32で、その顧客データを受信し、次にステップS33に進み、店舗用端末が管理している顧客データベース120aを更新する。
【0043】
これにより、各店舗用端末120は、顧客データベースとして管理する必要のあるデータ量を少なくでき、また公衆回線131を介して顧客管理サーバ110との間で送受信するデータ量を少なくできる。
【0044】
図8は、顧客データバス113の各顧客情報(「情報1」)の一例を示す図である。
【0045】
また図9は、顧客データベース113の各顧客情報(「情報2」)の一例を説明する図である。
【0046】
図9には、顧客IDが「12345」の顧客の2002年1月1日からの来店店舗、来店回数、購入商品名、購入金額、合計ポイント等の一例が示されている。
【0047】
図10は、各顧客のステージとそのポイント数との対応例を示す図である。ここではポイント数が大きいほど(ステージABCの順)が常連客(上客)であることを表わしており、各顧客は、その顧客のステージに応じたサービスを受けることができる。
【0048】
この顧客ごとのステージは、顧客管理サーバ110の顧客データベース113の中の顧客情報(「情報2」)を参照し、ポイントの合計を判断する。
【0049】
このような各顧客のステージに基づいて、事前に注文を受け付けるように取り決めがあった場合は、本フローチャートと同様の流れで、その顧客からの注文を受け付けることができる。こうして受け付けた注文は、図9に示す顧客データベース113の顧客情報(情報2)に記憶される。これにより、来店時に会員カードを参照するだけで、注文内容を把握することができる。
【0050】
図11は、本実施の形態に係る店舗用携帯端末121の一例を示す図、図12はこの携帯端末121の表示部122に表示された表示内容の一例を示す図である。尚、この例では、コーヒ豆の販売等を行っているコーヒショップの例で示している。
【0051】
この携帯端末121の表示部122には、来店した顧客のIDが入力されると、その顧客名、住所、年齢、及びその顧客の好みブレンド、その顧客が最も最近購入した商品及びその店舗名、更にはその顧客のポイント数、ステージ、データがある場合は、事前注文等が表示されている。これらの情報は、店舗用端末120が管理している顧客データベースからダウンロードされる。
【0052】
図14は、本実施の形態の顧客管理システムにおける顧客情報の処理を説明するフローチャートである。ここでは、ある店舗に顧客が来店した場合の処理例で説明する。
【0053】
まずステップS51では、店舗用端末120で、その来店した顧客が提示した会員証或いは携帯電話(図5の様に二次元化された顧客情報が表示されている)を読み取って、その顧客のIDを入力する。次にステップS52に進み、その店舗の店舗用端末120の顧客データベース120aに、その顧客情報が登録されているかどうかを判定する。登録されている時はステップS53に進み、その顧客の顧客情報を顧客データベース120aから読み出して取得する。そしてステップS54に進み、その顧客情報を、その店舗の携帯端末121に伝送して、その顧客情報を例えば図12に示すように表示する。
【0054】
一方ステップS52で、顧客データベース120aに、その顧客情報が登録されていないときは常連客ではないということになり、処理を終了する。
【0055】
このようにして、簡易な構成で、そのチェーン店全体で顧客情報の管理及び更新を行うことができる。
【0056】
なお、本実施例では、顧客データベース120aに顧客情報が記憶されている構成であるが、携帯端末121が顧客データベースをもつような構成にしてもよく、この場合は、顧客端末120が実施する動作を携帯端末121上で実施されることになる。
【0057】
なお、会員証の発行を決まった周期ごとに行うようにしておき、発行時には、流動的な「顧客情報2」を二次元コード化された情報の中に盛り込むことにより、店舗端末に記憶されている、顧客データベースの内容を消去することが可能になり、店舗用端末の記憶容量の圧迫を防ぐことが可能となる。
【0058】
[その他の実施の形態]
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0059】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0060】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0061】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0063】
以上説明したように本実施の形態によれば、店舗用端末は、その店舗用端末で管理していない付加的な顧客情報を受信し、該当の顧客が来店したときには、上質のサービスを提供することができる。
【0064】
また事前に商品を注文をしていた顧客が来店した際には、会員証の二次元データを読み取ることで、その注文された商品を特定することができる。
【0065】
また、ステージがB又はAの常連である顧客に対しては、割引サービス等の別の特典を与えることにも利用できる。
【0066】
また、各顧客のポイント数、会員期間等に応じて、カードの自動更新、発行、催事案内のサービスを提供することができる。
【0067】
更には、各顧客の購買分析を行い、各顧客データを該当店舗に配信して、各店舗での顧客データを更新することが可能となる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、比較的小規模で、かつ簡易な構成で、各店舗で、最新の顧客情報を参照できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る顧客管理システムの構成例を説明する概念図である。
【図2】本実施の携帯に係る会員登録処理を説明するフローチャートである。
【図3】会員登録時のユーザ登録画面表示例を示す図である。
【図4】会員証の一例を示す図である。
【図5】顧客の携帯電話の表示画面に二次元化コードを表示した例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る顧客管理システムにおける顧客管理サーバと店舗用サーバとの間でのデータの送受信を説明するフローチャートである。
【図7】各店舗における一日当りの売上げデータの一例を説明する図である。
【図8】顧客情報の内の「情報1」の一例を示す図である。
【図9】顧客情報の内の「情報2」の一例を示す図である。
【図10】顧客情報に含まれるポイント数とステージとの関係を説明する図である。
【図11】本実施の携帯に係る携帯端末の概観例を示す図である。
【図12】本実施の携帯に係る携帯端末における表示例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る顧客管理システムにおける処理を説明するフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態に係る顧客管理システムの顧客管理サーバにおける処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
110 顧客管理サーバ
111 会員登録用端末
113 顧客データベース
114 店舗管理データベース
120 店舗用端末
120a 顧客データベース(店舗)
121 店舗用携帯端末
【発明の属する技術分野】
本発明は、会員として登録されている顧客に対してサービスを提供する顧客管理システム及びそのデータ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多数の店舗展開を図っている企業では、顧客データをいかに収集し、顧客へのサービス向上を図ることが重要である。例えば大手スーパーや大手フランチャイズ店等のように、各店舗間で専用回線等を設け、その専用回線を介して、日々発生する情報を互いに交換できるような大型店では、各顧客にIDを付与し、各顧客の販売状況に応じてポイントを与えて割引を行なったり、各顧客毎の売上を一括管理することは容易である。これにより、リアルタイムで各顧客データが更新でき、全国に亙って顧客情報を共有したり、各顧客のポイントの更新、確認を容易に行うことができる。
【0003】
一方、百貨店にインストアー展開しているメーカや設備投資にそれ程予算を取れない中小規模の店舗では、前述したような大掛かりなコンピュータシステムを設置することができない。このため、例えば特開平7−249075号公報に開示されているように、スタンドアローンなシステムを導入することにより、各顧客へのポイントの付与や売上データ等の把握を行っている。
【0004】
また特開2001−319037号公報に開示されているように、管理サーバを設けて顧客情報を一括管理し、会員証やクーポン券を随時発行するシステムで顧客管理を行うことも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようにスタンドアローンな構成では、一つの店舗の顧客管理しかできない。また、上述のように管理サーバを設けて会員証やクーポン券を発行するシステムでは、顧客情報が変更される度に会員券を発行しなければならず企業にとっても顧客にとっても、会員証等の管理が面倒なものとなってしまう。
【0006】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、比較的小規模で、かつ簡易な構成で、各店舗で、最新の顧客情報を参照できるようにした顧客管理システムと当該システムにおけるデータ処理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の顧客管理システムは以下のような構成を備える。即ち、
顧客データベースを有する顧客管理サーバと、
前記顧客管理サーバと通信回線を介して接続可能な、各店舗に設置された店舗用端末とを有し、
前記顧客管理サーバは、前記店舗用端末からの顧客情報の問合せに応答して、前記顧客データベースを参照し所定の顧客情報である場合に、前記顧客に特有の付加情報を付して前記店舗用端末に送信することを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するために本発明の顧客管理システムにおけるデータ処理方法は以下のような工程を備える。即ち、
顧客データベースを有する顧客管理サーバと、
前記顧客管理サーバと通信回線を介して接続可能な、各店舗に設置された店舗用端末とを備える顧客管理システムにおけるデータ処理方法であって、
前記店舗用端末から前記顧客管理サーバに対しての顧客情報の問合せに応答して、前記顧客データベースを参照し所定の顧客情報であるかどうかを判定する工程と、
前記所定の顧客情報である場合に、前記顧客に特有の付加情報を付して前記店舗用端末に送信する工程と、を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成例を説明する概念図である。
【0011】
図において、130はインターネットを示し、このインターネット130にはクライアントの端末101〜103、携帯電話機104乃至106等が接続可能である。110は本実施の形態に係る顧客管理サーバで、このサーバ110には、会員登録用端末111、各顧客の管理データを登録している顧客データベース113、各店舗に関する情報を蓄積・管理している店舗データベース114が接続されている。112は会員登録用端末111に接続されているプリンタで、会員証(カード)の発行の際に使用される。
【0012】
120は各店舗に設けられている店舗用端末、121は各店舗で使用されている店舗用の携帯端末である。これらは公衆回線131を介して顧客管理サーバ110と接続されている。120aは、店舗用端末120で管理されている顧客データベースを示している。
【0013】
以上の構成を備えるシステムにおける動作について説明する。
【0014】
[会員登録]
顧客管理サーバ110は、インターネット130等の通信手段を利用して、顧客から会員登録要求を受付けると、その顧客情報を顧客データベース113に登録する。それとともに、その顧客情報を二次元化し、その二次元データを付した会員証を発行する。この会員証(カード)の発行は、会員登録用端末111とプリンタ112により行われる。
【0015】
尚、この会員登録要求を葉書やFAXで受け付けた場合は、その葉書或いはファクシミリ受信文書をOCR処理により読み取った後、その顧客情報を顧客データベース113に登録する。またその顧客情報を二次元化し、その二次元データを付した会員証を発行する。
【0016】
また希望するユーザへは、その会員証をメールにて配信することができる。このようにメールで配信する場合は、会員証の発行及び印刷コストが不要になるので、その分、その顧客に対してポイントを付与する構成にしてもよい。
【0017】
尚、ここで顧客情報としては、顧客ID、顧客の住所、電話番号、生年月日等の固定的な「情報1」と、顧客毎に変化を伴う、過去に来店した店舗名や来店回数、購入金額、嗜好といった流動的な「情報2」がある。
【0018】
この会員登録に関しては詳しく後述する。
【0019】
[顧客へのサービス及び売上げ管理]
各顧客毎の購入記録及び売上げ管理データ等は、携帯端末121或いは店舗用端末120から入力され、一日当りの売上げ及び顧客データが店舗用端末120で集計、管理される。
【0020】
顧客管理サーバ110は、インターネット或いは電子メールを通じて顧客からのユーザ登録や注文を受け付けることができる。店舗用端末120は、電話回線等の公衆回線131を介してこの顧客管理サーバ110と接続可能である。この店舗用端末120としては、PCやハンディーターミナル、PDAが用いられる。
【0021】
各店舗は、店舗用端末120により、一日の売上データを顧客管理サーバ110へ送信する。これにより顧客管理サーバ110は、各店舗別データベース113を更新する。この際、顧客管理サーバ110は、「情報2」の来店回数、購入金額を基に、各顧客のポイントを求めて各顧客毎に加算し、所定のポイント数に応じて顧客をステージ(ランク)を分ける。
【0022】
ここでステージAの顧客は常連客とみなし、上質のサービスを提供できる。本実施の形態では、店舗用端末120から顧客管理サーバ110に売上データを送信する際に、ステージC以上の客は毎回、顧客情報を送信して更新する。これにより、顧客側は常連客として質の高いサービスを受けることができ、各店舗では一々全ての顧客情報を受信しなくても済むというメリットが生じる。また、ステージBの客には、ステージCの客よりも多くの情報、ステージBの客にはステージCの客よりも少ない情報といったように、ステージごとに異なったサービスを設定することも可能である。
【0023】
図2は本実施の形態に係る会員の登録処理を説明するフローチャートで、この処理は顧客管理サーバ110で実行される。
【0024】
まずステップS21で、インターネット、電子メール或いはサーバ110の入力部(キーボード等)から、会員登録用の顧客データが入力されたかをみる。顧客データが入力された時はステップS22に進み、その顧客データは電子データかどうか、即ち、インターネット或いは電子メール等を介して入力されたものかどうかを判定する。電子データでない時はステップS23に進み、この場合は例えば葉書やファクシミリによるものであるためステップS23に進み、その葉書或いはファクシミリ文書をOCR処理して入力する。
【0025】
ステップS22で電子データの場合、或いはステップS23の実行後ステップS23に進み、その入力された顧客データを二次元コード化する。
【0026】
図3は、この顧客管理サーバ110におけるユーザ登録画面の表示例を示す図である。
【0027】
ここで入力される事項としては、顧客氏名、住所(郵便番号)、電話番号、携帯電話番号、電子メールアドレスに加えて、会員証をメールで受信するかどうかを指定するためのチェックボックス301が設けられている。このボックス301がチェックされていると、前述の図2のフローチャートでステップS25からステップS28に進み、電子メールによる会員証の交付を指定することができる。302は登録指示ボタン、303は登録のキャンセルを指示するボタンである。
【0028】
図4は、このようにして発行された会員証の一例を示す図である。
【0029】
図において、401は、二次元化されて印刷された顧客情報を示す。顧客は、各店舗での購入の際、この会員証を提示することにより、登録された会員であることを証明でき、各店舗では、この二次元コード化された情報を読み取ることにより、その顧客に関する「情報1」を取得することができる。
【0030】
図5は、その顧客の携帯電話に、その二次元化されたコードを送信して表示画面に表示した例を示す図である。
【0031】
このように、各顧客はインターネット130を介して顧客管理サーバ110に顧客データを要求することで、自分の携帯電話にその二次元化されたコードを受信し、それを表示部に表示することができる。この表示された二次元コードを来店した店舗で提示することにより、その店舗ではその二次元データを読み取ってその内容を取得することができる。これにより、会員証を持参していない場合でも、各顧客は自分が会員であることを証明することができる。また、その顧客のステージ(ランク)に応じたサービスを受けることができる。
【0032】
また同様に、各顧客はPCにによりメールを受信して図4に示すような会員証を印刷し、それを店舗に持参することで、会員証として利用することも可能である。
【0033】
次に、日常の業務に伴う売上げデータ及び顧客情報の更新処理について説明する。
【0034】
図6は、本実施の形態に係る店舗用端末120と顧客管理サーバ110との間での通信処理を説明するフローチャートで、ステップS31〜S33は店舗用端末120における処理を示し、ステップS41乃至S44は、顧客管理サーバ110における処理を説明するフローチャートである。
【0035】
店舗用端末120は、予め決められた時刻に(本実施の形態では一日の営業の終了後とする)、公衆回線131を介して顧客管理サーバ110へ日報データを送信する。この日報データの中身は、例えば、図7に示すような、各店舗における一日の売上データである。
【0036】
顧客管理サーバ110は、ステップS41で、この売上データを受信するとステップS42に進み、顧客データベース113、店舗データベース114を更新する。そしてステップS43に進み、店舗用端末120に送信しておくべき顧客データがあるかどうかを判定する。
【0037】
ここでは、例えば、ある程度以上の常連客であるか等に基づいて判断する。ここでは例えば、200ポイント以上(ステージC以上:図10)のポイントを持っている顧客があるかを調べ、もしあればステップS44に進み、その顧客の「情報2」のみを店舗用端末120へ送信する。
【0038】
図13は、本実施の形態に係る顧客管理サーバ110における、店舗用端末120に送信しておくべき顧客データがあるかどうかを判定する処理を示すフローチャートである。
【0039】
まずステップS61で、店舗用端末120から送信された顧客IDに基づいて顧客データベース113を参照し、その顧客データを取得する。次にステップS62に進み、その顧客のステージが所定ステージ以上かどうか、即ち、常連客かどうかをみる。常連客でない場合は、処理を終了する。
【0040】
一方、ステップS62で、その顧客のステージが所定ステージ以上であればステップS63に進み、顧客データベース113に登録されている、その顧客の顧客情報の「情報2」を店舗用端末120に送信する。
【0041】
こうしてステップS63の処理の後ステップS64に進み、店舗用端末120は、その受信した顧客情報を店舗用の顧客データベース120aに登録する。そしてステップS65に進み、その顧客情報を携帯端末121にダウンロードして処理を終了する。
【0042】
これを受信した店舗用端末120は、ステップS32で、その顧客データを受信し、次にステップS33に進み、店舗用端末が管理している顧客データベース120aを更新する。
【0043】
これにより、各店舗用端末120は、顧客データベースとして管理する必要のあるデータ量を少なくでき、また公衆回線131を介して顧客管理サーバ110との間で送受信するデータ量を少なくできる。
【0044】
図8は、顧客データバス113の各顧客情報(「情報1」)の一例を示す図である。
【0045】
また図9は、顧客データベース113の各顧客情報(「情報2」)の一例を説明する図である。
【0046】
図9には、顧客IDが「12345」の顧客の2002年1月1日からの来店店舗、来店回数、購入商品名、購入金額、合計ポイント等の一例が示されている。
【0047】
図10は、各顧客のステージとそのポイント数との対応例を示す図である。ここではポイント数が大きいほど(ステージABCの順)が常連客(上客)であることを表わしており、各顧客は、その顧客のステージに応じたサービスを受けることができる。
【0048】
この顧客ごとのステージは、顧客管理サーバ110の顧客データベース113の中の顧客情報(「情報2」)を参照し、ポイントの合計を判断する。
【0049】
このような各顧客のステージに基づいて、事前に注文を受け付けるように取り決めがあった場合は、本フローチャートと同様の流れで、その顧客からの注文を受け付けることができる。こうして受け付けた注文は、図9に示す顧客データベース113の顧客情報(情報2)に記憶される。これにより、来店時に会員カードを参照するだけで、注文内容を把握することができる。
【0050】
図11は、本実施の形態に係る店舗用携帯端末121の一例を示す図、図12はこの携帯端末121の表示部122に表示された表示内容の一例を示す図である。尚、この例では、コーヒ豆の販売等を行っているコーヒショップの例で示している。
【0051】
この携帯端末121の表示部122には、来店した顧客のIDが入力されると、その顧客名、住所、年齢、及びその顧客の好みブレンド、その顧客が最も最近購入した商品及びその店舗名、更にはその顧客のポイント数、ステージ、データがある場合は、事前注文等が表示されている。これらの情報は、店舗用端末120が管理している顧客データベースからダウンロードされる。
【0052】
図14は、本実施の形態の顧客管理システムにおける顧客情報の処理を説明するフローチャートである。ここでは、ある店舗に顧客が来店した場合の処理例で説明する。
【0053】
まずステップS51では、店舗用端末120で、その来店した顧客が提示した会員証或いは携帯電話(図5の様に二次元化された顧客情報が表示されている)を読み取って、その顧客のIDを入力する。次にステップS52に進み、その店舗の店舗用端末120の顧客データベース120aに、その顧客情報が登録されているかどうかを判定する。登録されている時はステップS53に進み、その顧客の顧客情報を顧客データベース120aから読み出して取得する。そしてステップS54に進み、その顧客情報を、その店舗の携帯端末121に伝送して、その顧客情報を例えば図12に示すように表示する。
【0054】
一方ステップS52で、顧客データベース120aに、その顧客情報が登録されていないときは常連客ではないということになり、処理を終了する。
【0055】
このようにして、簡易な構成で、そのチェーン店全体で顧客情報の管理及び更新を行うことができる。
【0056】
なお、本実施例では、顧客データベース120aに顧客情報が記憶されている構成であるが、携帯端末121が顧客データベースをもつような構成にしてもよく、この場合は、顧客端末120が実施する動作を携帯端末121上で実施されることになる。
【0057】
なお、会員証の発行を決まった周期ごとに行うようにしておき、発行時には、流動的な「顧客情報2」を二次元コード化された情報の中に盛り込むことにより、店舗端末に記憶されている、顧客データベースの内容を消去することが可能になり、店舗用端末の記憶容量の圧迫を防ぐことが可能となる。
【0058】
[その他の実施の形態]
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
【0059】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0060】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0061】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0062】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0063】
以上説明したように本実施の形態によれば、店舗用端末は、その店舗用端末で管理していない付加的な顧客情報を受信し、該当の顧客が来店したときには、上質のサービスを提供することができる。
【0064】
また事前に商品を注文をしていた顧客が来店した際には、会員証の二次元データを読み取ることで、その注文された商品を特定することができる。
【0065】
また、ステージがB又はAの常連である顧客に対しては、割引サービス等の別の特典を与えることにも利用できる。
【0066】
また、各顧客のポイント数、会員期間等に応じて、カードの自動更新、発行、催事案内のサービスを提供することができる。
【0067】
更には、各顧客の購買分析を行い、各顧客データを該当店舗に配信して、各店舗での顧客データを更新することが可能となる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、比較的小規模で、かつ簡易な構成で、各店舗で、最新の顧客情報を参照できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る顧客管理システムの構成例を説明する概念図である。
【図2】本実施の携帯に係る会員登録処理を説明するフローチャートである。
【図3】会員登録時のユーザ登録画面表示例を示す図である。
【図4】会員証の一例を示す図である。
【図5】顧客の携帯電話の表示画面に二次元化コードを表示した例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る顧客管理システムにおける顧客管理サーバと店舗用サーバとの間でのデータの送受信を説明するフローチャートである。
【図7】各店舗における一日当りの売上げデータの一例を説明する図である。
【図8】顧客情報の内の「情報1」の一例を示す図である。
【図9】顧客情報の内の「情報2」の一例を示す図である。
【図10】顧客情報に含まれるポイント数とステージとの関係を説明する図である。
【図11】本実施の携帯に係る携帯端末の概観例を示す図である。
【図12】本実施の携帯に係る携帯端末における表示例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態に係る顧客管理システムにおける処理を説明するフローチャートである。
【図14】本発明の実施の形態に係る顧客管理システムの顧客管理サーバにおける処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
110 顧客管理サーバ
111 会員登録用端末
113 顧客データベース
114 店舗管理データベース
120 店舗用端末
120a 顧客データベース(店舗)
121 店舗用携帯端末
Claims (13)
- 顧客データベースを有する顧客管理サーバと、
前記顧客管理サーバと通信回線を介して接続可能な、各店舗に設置された店舗用端末とを有し、
前記顧客管理サーバは、前記店舗用端末からの顧客情報の問合せに応答して、前記顧客データベースを参照し所定の顧客情報である場合に、前記顧客に特有の付加情報を付して前記店舗用端末に送信することを特徴とする顧客管理システム。 - 前記顧客データベースは、各顧客に対してポイントを付与して記憶しており、前記所定の顧客情報かどうか前記ポイントに基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載の顧客管理システム。
- 前記付加情報は、各顧客の購入履歴、顧客の購入商品名、前回の注文品、前回の来店日時の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の顧客管理システム。
- 顧客に関する情報を会員情報として登録する登録手段と、
前記登録手段に会員として登録した顧客に対して会員証を発行する際、前記会員証を電子データで送信するように指定した顧客には前記ポイントを加算するように制御する手段と、
を更に有することを特徴とする請求項2に記載の顧客管理システム。 - 前記顧客管理サーバは、各顧客の購買情報に基づいて該当する顧客のポイントを加算することを特徴とする請求項2に記載の顧客管理システム。
- 前記顧客管理サーバは、各顧客の顧客情報を二次元コード化し、インターネットを介して各顧客の携帯電話に送信し、
各店舗用端末は、前記携帯電話に表示された二次元コードに基づいて顧客を認証するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の顧客管理システム。 - 顧客データベースを有する顧客管理サーバであって、前記顧客管理サーバと通信回線を介して接続され、各店舗に設置された店舗用端末からの顧客情報の問合せに応答して、前記顧客データベースを参照し所定の顧客情報であるかどうかを判定する判定手段と、
前記所定の顧客情報である場合に、前記顧客に特有の付加情報を付して前記店舗用端末に送信する送信手段と、
を有することを特徴とする顧客管理サーバ。 - 前記顧客データベースは、各顧客に対してポイントを付与して記憶しており、前記所定の顧客情報かどうか前記ポイントに基づいて決定されることを特徴とする請求項7に記載の顧客管理サーバ。
- 前記付加情報は、各顧客の購入履歴、顧客の購入商品名、前回の注文品、前回の来店日時の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の顧客管理サーバ。
- 顧客に関する情報を会員情報として登録する登録手段と、
前記登録手段で会員として登録した顧客に対して会員証を発行する際、前記会員証を電子データで送信するように指定した顧客には前記ポイントを加算するように制御する制御手段と、
を更に有することを特徴とする請求項9に記載の顧客管理サーバ。 - 各顧客の購買情報に基づいて該当する顧客のポイントを加算することを特徴とする請求項8に記載の顧客管理サーバ。
- 請求項7乃至11のいずれか1項に記載の顧客管理サーバにより二次元コード化された各顧客の顧客情報をインターネットを介して受信し各顧客の携帯電話に表示された二次元コードに基づいて顧客を認証するようにしたことを特徴とする店舗用端末。
- 顧客データベースを有する顧客管理サーバと、
前記顧客管理サーバと通信回線を介して接続可能な、各店舗に設置された店舗用端末とを備える顧客管理システムにおけるデータ処理方法であって、
前記店舗用端末から前記顧客管理サーバに対しての顧客情報の問合せに応答して、前記顧客データベースを参照し所定の顧客情報であるかどうかを判定する工程と、
前記所定の顧客情報である場合に、前記顧客に特有の付加情報を付して前記店舗用端末に送信する工程と、
を有することを特徴とする顧客管理システムにおけるデータ処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002275408A JP2004110694A (ja) | 2002-09-20 | 2002-09-20 | 顧客管理システムと当該システムにおけるデータ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008004070A (ja) * | 2006-05-23 | 2008-01-10 | Fujifilm Corp | ネットワーク注文システムおよびネットワークサーバ |
JP2017016361A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 富士通株式会社 | 推定データ生成方法、推定データ生成プログラムおよび推定データ生成システム |
JP2017059100A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 大日本印刷株式会社 | ポイント管理装置、制御方法及びプログラム |
-
2002
- 2002-09-20 JP JP2002275408A patent/JP2004110694A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017016361A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 富士通株式会社 | 推定データ生成方法、推定データ生成プログラムおよび推定データ生成システム |
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