JP2008004070A - ネットワーク注文システムおよびネットワークサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の店舗(リテーラ)から入ってきた注文を処理業者で一括管理して処理する系において、全注文に関する情報を一括管理するとともに、店舗からの要求があった場合には、その店舗が受け付けた注文の情報およびその顧客に関する情報を当該店舗に提供できるネットワーク注文システム、およびネットワークサーバを提供する。
【解決手段】ネットワークサーバが、受注チャネルから受信した注文情報および顧客情報を、その注文を仲介したリテーラシステムの識別情報と共にデータベースに蓄積し、リテーラシステムからの要求に応じて、注文情報、その要求をしたリテーラシステムの識別情報に対応する顧客情報、ならびに、注文情報および顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報のうち少なくとも1つを、データベースから抽出して、そのリテーラシステムに提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インターネット等の通信ネットワークを利用して写真プリント等の注文を行うためのネットワーク注文システム、および、そのネットワーク注文システムを構成するネットワークサーバに関する。
インターネット等の通信ネットワークが普及したのに伴い、現在では、インターネット上での商品の販売や、販売促進のための情報の配信等が広く行われている。
インターネットを用いた営業形態としては、インターネット上の店舗(その窓口)となるwebサイト(ホームページ)を一店舗または一企業が独自に開設し、その顧客情報の管理等も独自で行って、各種のサービスを提供する形態のほかに、サイト運営や顧客情報の管理等をサイト運営業者に委託して、複数の店舗が1つのwebサイトを共有する形態も知られている。
例えば、特許文献1には、複数の店舗(店舗会員)が、サイト運営業者が開設するwebサイトを共同で使用し、そのwebサイトのデータベースに各店舗の情報を登録するとともに、各店舗に対する顧客(顧客会員)の情報、例えばメールアドレス等を登録しておき、webサイトのメールサーバを利用することで、各店舗会員が携帯電話等から入力した宣伝・広告情報を自店舗の顧客会員に対してメール送信できるようにしたサイト運営システムが開示されている。
このようにサイト運営業者にサイト運営や顧客情報の管理を委託することで、各店舗は、自らサーバ等の機器を持つ必要がなく、またサイト運営に掛かる業務の負担もなしに、各店舗の顧客の情報を登録管理することができ、自己の顧客への宣伝・広告情報を配信することができる。
一方、デジタルカメラで撮影して得られた画像データ等からの写真プリントについても、インターネットでのサービス提供が行われている。複数の写真プリント業者が、顧客がデジタルカメラで撮影した画像およびプリントの注文情報をインターネット等の通信ネットワークを用いて取得して、注文情報に応じて画像を再生した写真プリントを作製し、宅配や指定された店頭への送付等によって顧客に注文を受けたプリント提供する、いわゆるネットプリントサービスを展開している。
特開2004−133874号公報
ところで、欧州では、小売店規模で(写真)プリントを作成する、いわゆるミニラボ店と呼ばれるプリント業者(以下、ラボとする)は少数であり、多くのプリントは、高い生産能力を有する大規模なラボ(いわゆる大ラボ)によって作成されている。
また、欧州では、多くの場合、リテーラと呼ばれる、顧客とラボとを仲介する仲介業者が存在している。
リテーラは、化粧品店や薬局などの小売店等に委託してプリント注文の受付窓口を設置し、顧客は、この受付窓口からリテーラにプリントを注文する。ラボは、通常は複数のリテーラと提携しており、リテーラから顧客のプリント注文を受け取り、プリントを作成する。また、ラボが作成したプリントの顧客への提供も、多くの場合、リテーラを介して行われる。
すなわち、このプリント注文/作成/受取のシステムでは、ラボは顧客に意識されることが無い黒子的な存在であり、顧客は、リテーラのみと対峙して、プリントを注文し、仕上がったプリントを受け取る。
このような業務形態を主流とする欧州においても、デジタルカメラや通信ネットワークの普及に伴い、通信ネットワークを用いたプリント受注サービス(上述のネットプリントサービス)の提供の検討が進められている。そして、提携するラボとリテーラとでソフトウエアなどシステムの開発が行われ、欧州各国でネットプリントサービスが立ち上がり始めている。
複数のリテーラにされた注文を大ラボ等で処理する上記システムでは、ラボは、注文に応じたプリントの作成のため、および作成したプリントの提供のために、全てのリテーラからの注文情報およびその注文を行った顧客に関する情報を集約する必要がある。
また、従来から、リテーラには、自店舗を利用した顧客を独自に管理しているリテーラもあれば、特に管理をしていないリテーラもあり、ネットプリントサービスに移行した場合にも、リテーラごとに異なる顧客管理の要望が存在すると想定される。
しかし、顧客情報や注文情報の管理について、ラボの要求およびリテーラごとに異なる要求の全てを満たすことのできるシステムは未だ考えられていない。
例えば、特許文献1を挙げて上述したように、複数の店舗の顧客情報を1つのwebサイトで管理する方法は知られている。しかし、特許文献1のような従来の技術では、営業上独立した複数の店舗が1つのwebサイトを共同で使用しているに過ぎず、各店舗の顧客情報は、そのwebサイトのデータベースに確保された各店舗の領域ごとに別個に保持されているに過ぎないため、上記従来技術を、複数のリテーラにされた注文を集約して処理する形態に適用することはできない。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、複数の店舗(リテーラ)から入ってきた注文を処理業者で一括管理して処理する系において、全注文に関する情報を一括管理できるとともに、顧客管理を委託されている店舗については、その顧客情報も一括管理でき、さらに、店舗からの要求があった場合には、その店舗が受け付けた注文の情報およびその顧客に関する情報を当該店舗に提供でき、それにより、店舗(リテーラ)および処理業者ともに顧客へのサービスの向上を図ることのできるシステムを実現できるネットワーク注文システム、およびそのネットワーク注文システムを構成するネットワークサーバを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、顧客からの注文を受け付けてその注文情報および顧客情報を送信する複数の受注チャネル、ならびに、前記注文を仲介する複数のリテーラシステムに、通信ネットワークで接続され、前記注文情報および前記顧客情報を受信して管理するネットワークサーバであって、
受信した前記注文情報および前記顧客情報を、その注文を仲介した前記リテーラシステムの識別情報と共にデータベースに蓄積し、
前記リテーラシステムからの要求に応じて、前記注文情報、前記要求をした前記リテーラシステムの識別情報に対応する前記顧客情報、ならびに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報のうち少なくとも1つを、前記データベースから抽出して、前記リテーラシステムに提供することを特徴とするネットワークサーバを提供する。
ここで、前記ネットワークサーバは、前記受注チャネルから送信された前記注文情報および前記顧客情報を共に前記ネットワークサーバへ送信させるリテーラシステムからの要求に対しては、前記注文情報、前記要求をした前記リテーラシステムの識別情報に対応する前記顧客情報、ならびに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報のうち少なくとも1つを、前記データベースから抽出して、前記リテーラシステムに提供し、
前記受注チャネルから送信された前記注文情報および前記顧客情報のうち、前記注文情報を前記ネットワークサーバへ送信させ、前記顧客情報を保有するリテーラシステムからの要求に対しては、前記注文情報および前記注文情報に基づいて得られる情報の少なくとも一方を、前記データベースから抽出して、前記リテーラシステムに提供するのが好ましい。
また、前記ネットワークサーバは、前記リテーラシステムからの要求があったときに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報を生成して、生成した前記情報を前記リテーラシステムに提供するのが好ましい。
あるいは、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報を生成しておき、前記リテーラシステムからの要求があったときに、生成しておいた前記情報を前記リテーラシステムに提供するのが好ましい。
また、前記注文は、画像データからの写真プリント、アルバム、画像データによる画像を付した物品、および、画像データを記録した記録媒体の1以上を含む商品の注文であり、
前記ネットワークサーバには、前記注文情報に応じた前記商品を作成する1以上のラボシステムが接続されているのが好ましい。
あるいは、前記ネットワークサーバは、アップロードされた顧客の画像データを保存する記憶部を有し、前記注文は、顧客の画像データの前記記憶部への保存に関する注文であるのが好ましい。
なお、前記ネットワークサーバは、前記リテーラシステムからの要求があったときに、そのリテーラシステムの識別情報に対応する前記注文情報または前記顧客情報の少なくとも一方を、前記データベースから抽出して、そのリテーラシステムに提供してもよい。
また、前記ネットワークサーバは、前記リテーラシステムからの要求があったときに、前記注文情報および前記顧客情報に基づいてその顧客の注文履歴を生成し、前記注文情報または前記顧客情報として、前記注文履歴を前記リテーラシステムに提供してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明は、顧客からの注文を受け付けてその注文情報および顧客情報を送信する受注チャネルと、
前記注文情報および前記顧客情報による前記注文を仲介するリテーラシステムと、
少なくとも前記注文情報を受信して管理するネットワークサーバと、
前記受注チャネル、前記リテーラシステムおよび前記ネットワークサーバを接続する通信ネットワークとを備え、
前記ネットワークサーバは、受信した前記注文情報および前記顧客情報を、その注文を仲介した前記リテーラシステムの識別情報と共にデータベースに蓄積し、前記リテーラシステムからの要求に応じて、前記注文情報、前記要求をした前記リテーラシステムの識別情報に対応する前記顧客情報、ならびに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報のうち少なくとも1つを、前記データベースから抽出して、前記リテーラシステムに提供することを特徴とするネットワーク注文システムを提供する。
ここで、前記リテーラシステムには、前記受注チャネルから送信された前記注文情報および前記顧客情報を共に前記ネットワークサーバへ送信させる第1リテーラシステムと、前記受注チャネルから送信された前記注文情報および前記顧客情報のうち、前記注文情報を前記ネットワークサーバへ送信させ、前記顧客情報を保有する第2リテーラシステムとがあり、
前記ネットワークサーバは、前記第1リテーラシステムからの要求に対しては、前記注文情報、前記要求をした前記第1リテーラシステムの識別情報に対応する前記顧客情報、ならびに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報のうち少なくとも1つを、前記データベースから抽出して、前記第1リテーラシステムに提供し、前記第2リテーラシステムからの要求に対しては、前記注文情報および前記注文情報に基づいて得られる情報の少なくとも一方を、前記データベースから抽出して、前記第2リテーラシステムに提供するのが好ましい。
また、前記第2リテーラシステムは、要求に応じて前記ネットワークサーバから提供された前記注文情報と、保有している前記顧客情報との整合を取るのが好ましい。
また、前記ネットワークサーバは、前記リテーラシステムからの要求があったときに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報を生成して、生成した前記情報を前記リテーラシステムに提供するのが好ましい。
あるいは、前記ネットワークサーバは、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報を生成しておき、前記リテーラシステムからの要求があったときに、生成しておいた前記情報を前記リテーラシステムに提供するのが好ましい。
また、前記受注チャネルは、顧客による画像データからの写真プリント、アルバム、画像データによる画像を付した物品、および、画像データを記録した記録媒体の1以上を含む商品の注文を受け付けるものであり、
さらに、前記ネットワークサーバに接続された、前記注文情報に応じた前記商品を作成する1以上のラボシステムを備えるのが好ましい。
また、前記ネットワークサーバは、アップロードされた顧客の画像データを保存する記憶部を有し、
前記受注チャネルが受け付ける前記注文は、顧客の画像データの前記記憶部への保存に関する注文であるのが好ましい。
また、前記リテーラシステムは、前記受注チャネルによる注文の受付窓口となるweb画面を通信ネットワーク上に公開するのが好ましい。
なお、前記ネットワークサーバは、前記第1リテーラシステムから要求があったときは、そのリテーラシステムの識別情報に対応する前記注文情報および前記顧客情報を、前記第2リテーラシステムから要求があったときは、そのリテーラシステムの識別情報に対応する前記注文情報を、前記データベースから抽出して、前記要求をした前記第1または第2リテーラシステムに提供するようにしてもよい。
本発明によれば、ネットワークサーバが、顧客からの注文によって送信された注文情報および顧客情報を、その注文を仲介したリテーラ(取次店)の識別情報と共に蓄積して管理し、リテーラのシステムから要求があったときに、そのリテーラシステムの識別情報に対応する顧客情報および注文情報を提供可能な構成としたことにより、ネットワークサーバにおいては、全注文情報を一括管理でき、また、リテーラシステムにおいては、顧客情報管理の手間を掛けることなく、必要なときにだけその情報を得ることができる。また、ネットワークサーバは、リテーラシステムに対してそのリテーラシステムの顧客の情報のみを抽出して提供するので、あるリテーラシステムの顧客情報が他のリテーラシステムに流出することがなく、セキュリティの行き届いた顧客管理情報の閲覧が可能になる。
また、本発明の一態様では、ネットワークサーバが顧客ごとの注文履歴も管理し、リテーラがその注文履歴を参照できるので、リテーラは、注文情報および顧客情報を管理していなくても、顧客の嗜好分析などを容易に行うことができ、サービスの向上に役立てることができる。
さらに、リテーラシステムのweb画面からネットワークサーバへ接続した顧客は、前記ネットワークサーバが備える注文画面を使ってプリント注文等の注文操作を行うので、注文処理に関する情報、例えばプリント注文情報は、リテーラシステムには蓄積されずに前記ネットワークサーバに蓄積されていく。したがって、リテーラシステムは、独自で顧客情報を管理している場合にも、注文処理に関する情報はリテーラシステム自体では管理し得ない。しかし、本発明によれば、リテーラシステムは、注文処理に関する情報をネットワークサーバから得ることができるので、リテーラシステム自体が管理する顧客情報と合わせることで、より正確な利用者の嗜好分析が可能となる。
また、本発明をネットワークプリント注文システムに適用した場合には、従来の、顧客と注文受付サーバとが直接接続されたシステムに比べ、小規模な写真取次店(リテーラ)でもネットワークプリントサービスに参画することができ、リテーラシステム(それを管理するリテーラ)は、顧客管理を容易に行うことができる。
以下、本発明のネットワーク注文システムおよびネットワークサーバについて、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細に説明する。
図1に、本発明のネットワーク注文システムの一実施形態である、画像ネットワークシステムの概略構成を概念的に示す。
図示例の画像ネットワークシステム10(以下、ネットシステム10とする。)は、インターネット等の通信ネットワークを利用して顧客からの(写真)プリント等の注文を受け付け、注文に応じた商品を作成して提供する、いわゆるネットプリントサービス(オンラインプリントサービス)を展開するシステムである。また、ネットシステム10は、顧客から転送された画像(画像データ)を保管/管理して閲覧を可能にする、いわゆる電子アルバムのサービスも提供する。
このようなネットシステム10は、基本的に、ネットシステム10を統括/管理する本発明のネットワークサーバであるネットセンター12と、顧客(システムの利用者)がプリントの注文などを行う受注チャネル14(14a,14b)と、プリント業者(以下、ラボとする。)が有するラボシステム16と、顧客とラボとの仲介役的な役割を果たすリテーラとして機能するリテーラシステム18(18a,18b)とを有して構成される。
また、図示例のネットシステム10においては、ネットセンター12、受注チャネル14、およびリテーラシステム18は、インターネット等の公開された通信ネットワークによって互いに接続されており、ラボシステム16は、ネットセンター12と専用の通信回線で接続されている。なお、ラボシステム16は、専用回線でなく上記インターネット等の通信ネットワークで接続されてもよい。
また、ネットシステム10において、リテーラシステム18は、ネットセンター12に保管されている顧客の情報(会員情報)等を検索することが可能であり、また、ネットセンター12は、リテーラシステム18からの要求に応じてそのリテーラシステム18に関する顧客の情報(会員情報)をダウンロードさせることが可能であるので、リテーラシステム18とネットセンター12とは、よりセキュリティを強固にするために、一般の利用者が使用可能なURLとは異なるURLによって接続してもよい。
なお、図1においては、図面を簡略にしてネットシステム10の構成を明瞭に示すために、2つの受注チャネル14(14a、14b)および2つのリテーラシステム18(18a、18b)と、1つのラボシステム16を示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。通常は、多数の受注チャネル14およびリテーラシステム18が通信ネットワークに接続され、それらからの注文量および注文対象商品の種類に見合う台数のラボシステム16が設けられる。
次に、図2を参照して、ネットシステム10の各部の構成および機能、ならびにネットシステム10における注文処理について説明する。
受注チャネル14(14a、14b)は、顧客によるプリント注文を受け付けるもので、基本的に、顧客が有する前記通信ネットワークに接続可能なパーソナルコンピュータ(以下、PCとする。)や、プリント注文の受付店に設置され前記通信ネットワークに接続されるプリント注文端末等を利用して構成される。
受注チャネル14は、マイクロソフト社のインターネットエクスプローラ(Internet Explorer)TMやネットスケープコミュニケーション社のネットスケープコミュニケーター(Netscape Communicator)TM等に代表される公知のwebブラウザを利用して、ネットセンター12(ネットセンター12が管理する、前記通信ネットワーク上に公開しているwebサイト)にアクセス(接続)して、プリントの注文処理を行う。
受注チャネル14は、最初からネットセンター12に接続するのではなく、まず、リテーラシステム18が通信ネットワーク(web上)で公開しているweb画面(ネットセンター12にアクセスする入口となるweb画面)にアクセスし、このweb画面から、ネットセンター12(後述するフロントエンド)にアクセスする。
受注チャネル14としては、このほかにも、汎用のアプリケーション(ソフトウエア)またはwebサイトを利用するものや、ネットシステム10専用の注文用アプリケーションである注文ソフトを利用するものが設けられていてもよい。上記webサイトとしては、マイクロソフト社のWindows(登録商標) XPTMなどが有する「OPW(Online Printing Wizard)」、富士写真フイルム社の「FinePix viewer」、マイクロソフト社の「PictureIt(PictureIt Express)」、富士写真フイルムのドイツ法人が管理/運営する画像関連サイトである「Foto Factory」、マイクロソフトが管理/運営するwebサイトである「MSN(欧州)」等が例示される。
また、1つの受注チャネル14が対応するのは、webブラウザ、OPW等のソフトウエア等、および専用注文ソフトの内の1つでもよいし、これらの2以上に対応してもよい。
受注チャネル14を利用する顧客は、複数設けられたリテーラシステム18のうちのいずれか1つに所属し、所属するリテーラシステム18の種類によって、センター会員とリテーラ会員とに分類される。会員の情報を管理せず、その管理をネットセンター12に委託するリテーラシステム18aに所属する会員は、センター会員(受注チャネル14aに対応)であり、会員の情報を管理するリテーラシステム18bに所属する会員は、リテーラ会員(受注チャネル14bに対応)である。
以下の説明では、説明を明瞭にするために、センター会員の受注チャネル14aを「センター会員14a」と呼び、リテーラ会員の受注チャネル14bを「リテーラ会員14b」と呼ぶ。
リテーラシステム18は、顧客とラボとの仲介役的な役目を果たすシステムであり、例えば、PC、ワークステーション(以下、WSとする。)、サーバ機器等によって構成される。
前述のように、欧州の写真プリント業界においては、リテーラと呼ばれる、顧客とラボとを仲介する仲介業者が存在する。リテーラは、ラボと契約して、化粧品店や薬店等に依頼してプリント注文の受付窓口を設け、顧客からのプリント注文を受け付けて、受け付けたプリント注文をラボに受け渡し、また、必要に応じて、ラボから仕上がったプリントを受け取り、指示された受付窓口などの店舗に送り、また、顧客の自宅に送る。
すなわち、この流通システムにおいては、顧客は、ラボを全く意識することなく、リテーラにプリントを注文する感覚となる。
リテーラシステム18は、ネットシステム10において、このリテーラの役割を果たすものであり、例えば、前述の仲介業者であるリテーラが有するシステム(装置)である。
本発明において、リテーラシステムは、欧州で呼ばれているところのリテーラ、すなわちラボと契約している仲介業者が運営/管理するものには限定されない。本発明においては、リテーラとは、見かけ上、顧客に対して直接的にサービスを提供する、サービス主体と呼べるものであり、リテーラシステムとは、そのサービス主体の役割を果たすもの、すなわちサービス主体の業務を遂行するものである。リテーラ(サービス主体)は、具体的には、顧客から写真プリント等の注文を受け付けること、出来上がった製品をその顧客に渡すこと、および、製品に対する支払いを受けることを行うものであれば、どのような業務形態を取るものであってもよい。リテーラ(サービス主体)の具体例としては、写真プリント等の受注・受渡の業務を専業とする店や他の業務と兼業する店(個店)、コンビニエンスストアが挙げられる。これらは、写真プリント等の製品の作製を行うラボと契約し、製品の受注・受渡の業務を自店の業務として行う。また、自店で写真プリント等の製品を作製するラボやいわゆるミニラボ店が、製品の受注・受渡の業務をも行って、リテーラ(サービス主体)として機能することもできる。
前述のように、リテーラシステム18は、インターネット等の通信ネットワークによって、ネットセンター12および受注チャネル14と接続されている(図1参照)。また、リテーラシステム18は、通信ネットワーク(web上)に、受注チャネル14がネットセンター12にアクセスするためのweb画面を公開している。
ネットセンター12にアクセスするためのweb画面は、一例として、リテーラのホームページ等に、ネットセンター12(ネットセンター12が管理するwebサイト)にリンクするコンテンツ(例えば、「プリントを注文する」のようなボタン)等を表示することで、形成すればよい。また、個店やコンビニエンスストアやラボのホームページ中のweb画面(その店専用の注文web画面)として提供されてもよい。
あるいは、ホームページ等を利用せずに、ネットセンター12にアクセスするためだけの専用のweb画面を設けてもよい。
ネットシステム10において、webブラウザを利用する受注チャネル14では、直接、ネットセンター12(後述するフロントエンド)にアクセスすることはできない。webブラウザを利用する受注チャネル14を用いる場合には、顧客は、リテーラシステム18が通信ネットワーク上で公開しているホームページなどのweb画面から、ネットセンター12にアクセスする。
また、OPW等を利用する受注チャネル14を用いる場合には、顧客は、基本的に、リテーラの選択を行った後に、ネットセンター12にアクセスする。さらに、注文ソフトを利用する受注チャネル14を用いる場合には、リテーラが一義的に決定されており、あるいは、同様に、リテーラの選択を行った後に、ネットセンター12にアクセスする。
したがって、本発明のネットシステム10においても、顧客は、ネットセンター12およびラボ(ラボシステム16)を意識することなく、リテーラに注文する感覚で、プリント等の注文を行うことができる。
上述したように、リテーラシステム18には、会員の情報を管理せず、その管理をネットセンター12に委託するリテーラシステム18aと、会員の情報を管理するリテーラシステム18bとがある。各リテーラシステム18は、いずれのタイプとするか(会員情報管理を自店でするか、しないか。)が予め選択されて、その内容でネットセンター12に登録されている。タイプの決定は各リテーラシステム18の管理者(リテーラ)の選択による。
会員情報管理をしないリテーラシステム18aは、そこに登録された会員、すなわちセンター会員14aがプリント注文のためにネットセンター12にアクセスする際に、認証は行わず、会員情報の取得もしない。したがって、センター会員14aからの注文の情報および会員情報は、そのままネットセンター12へ送信される。
一方、会員情報を管理するリテーラシステム18bは、後述するネットセンター12の会員登録/認証と同様の機能および会員情報データベース19を有する。リテーラシステム18bは、自己に所属する会員(リテーラ会員)の登録を自己システムにおいて行い、その会員情報を会員情報データベース19に登録する。また、自己の会員がネットセンター12にアクセスする際には、自己システムにおいて、会員の認証を行う。
すなわち、リテーラ会員14bがプリント注文のためにネットセンター12へアクセスする際には、リテーラシステム18bが、その認証を行った後、その会員情報を取得して会員情報データベース19へ蓄積するとともに、自己システムにおいて識別可能な独自の注文コードを、リテーラ会員14bがネットセンター12に対して送信する注文の情報に付与する。
なお、本発明のネットシステム10においては、リテーラシステム18と後述するラボシステム16とが、1つのシステムとして構成されるものであってもよい。
ネットセンター12は、ネットシステム10を統括するものであり、一例として、PC、WS、ネットワーク機器、サーバ機器、ストレージ機器等を組み合わせて構成される。
また、ネットセンター12は、顧客から送られた画像、会員情報、プリントなどの注文情報、ネットシステム10を管理運営するための情報など、画像や各種の情報等を保存/管理するためのデータベース/ファイルサーバ(DB/FS)12aを有する。
図2に概念的に示されるように、ネットセンター12は、フロントエンドおよびバックエンドを有する。
フロントエンドは、顧客の注文等を受けるためのサイトであり、受注チャネル14によるアクセスが可能である。すなわち、フロントエンドは、顧客がプリントの注文や画像のアップロード等を行うための、ユーザインターフェイスのような機能を提供する。
他方、バックエンドは、ネットシステム10およびネットセンター12の管理を行うためのサイトである。したがって、バックエンドには、ネットセンター12を管理する管理システム24、リテーラシステム18やラボシステム16等、ネットシステム10を管理/運営するシステムのみがアクセス可能で、受注チャネル14によるアクセスはできない。
ネットセンター12において、フロントエンドは、店検索サイトブロック、会員登録/認証ブロック、アルバム機能ブロック、シェアボックス機能ブロック、注文webブロック、および、キャンペーン提供ブロックを有する。これらは、webブラウザを用いる受注チャネル14によって利用可能な機能を提供する。
顧客は、受注チャネル14によって、リテーラシステム18が通信ネットワーク上に公開しているホームページ等のweb画面からネットセンター12のフロントエンドにアクセスして、上記各ブロックにより提供される以下の機能を利用することができる。
店検索サイト(ブロック)は、プリント等の商品を受け取る店が決まっていない顧客が、利用可能な店を検索するための検索webサイトを提供する。例えば、受注チャネル14で店検索サイトにアクセスして、国を指定することにより、その国で利用可能な店の一覧と、各店の情報等が表示される。
会員登録/認証(ブロック)は、センター会員の会員登録、登録している会員情報の変更、会員の認証(サインイン)等の機能を提供する。図示例のネットセンター12においては、会員毎に設定した会員のID(識別情報、例えば識別番号)とパスワードとを用いて、認証を行う。会員情報は、後述するバックエンドの会員管理(ブロック)が管理している。
なお、リテーラシステム18bも、これに準じた会員登録/認証の機能を有し、また、リテーラ会員(リテーラ会員の受注チャネル)14bに関しては、リテーラシステム18bで、会員登録や情報の管理、認証等を行うのは、前述のとおりである。したがって、リテーラ会員14bからのアクセスは、リテーラシステム18bで認証を行った後にネットセンター12に対して為され、このフロントエンドでの会員の認証は行われない。
アルバム機能(ブロック)は、受注チャネル14によって画像をアップロードする機能、会員毎に画像をアルバム(電子アルバム)として保管する機能、会員がwebブラウザ14aでアルバムの画像を表示する機能(会員による自身のアルバムの閲覧機能)、表示したアルバムの画像の回転・スライドショー等の機能を提供する。すなわち、アルバム機能は、通信ネットワークによる電子アルバムの機能を提供する。
図示例のネットシステム10において、ネットセンター12のアルバム機能が提供するアルバムには、システムアルバムとマイアルバムとが有る。システムアルバムとは、会員がアップロードした画像を保管するものである。システムアルバムは、ネットセンター12が初期、例えば会員登録時等に1会員に1つ、自動的に作成するアルバムで、会員によってアップロードされた画像は、全て、システムアルバムに保管される。他方、マイアルバムとは、会員が任意に作成し、会員が選択した画像を保管するアルバムである。会員は、アップロードした画像から任意に画像を選択して、作成したマイアルバムにまとめて保管することができる。
受注チャネル14による会員登録の要求(申し込み)は、システムアルバムのサービスを注文することに相当する。また、受注チャネル14によるマイアルバムの作成は、マイアルバムのサービスを注文することに相当する。ネットセンター12は、受注チャネル14からのアルバムサービスの注文に対し、アルバム機能によって、システムアルバムまたはマイアルバムのサービスとして、受注チャネル14からアップロードされた画像データを保存および管理し、保存した画像データに基づき上述のように様々な形態で画像を表示および編集することを含む電子アルバムのサービスを提供する。
なお、受注チャネル14によってアップロードされた画像は、画像を特定する画像コード、会員ID、リテーラID、ファイルフォーマット種別、格納ファイルサイズ、格納ファイル名、アップロード日、最新注文日等の情報等を含む画像情報で管理される。画像情報に関しては、後述する。
図示例のネットシステム10において、会員は、アルバム機能によって、各種のアルバム操作、および、アルバム画像編集を行うことができる。
アルバム操作としては、一例として、マイアルバムの新規作成、マイアルバムの名称の設定・変更、アルバムの一覧表示、マイアルバムの削除等を行うことができる。なお、システムアルバムは、会員による削除は出来ない。
他方、アルバム画像編集としては、一例として、アルバム内の全画像のスライドショー表示、画像のサムネイル一覧表示、画像の拡大表示、画像の回転表示、画像の追加、画像の表示順変更、画像名称の変更、画像の別のアルバムへのコピーおよび移動(複数選択および一括選択可能)、画像の削除(複数削除および一括削除可能)、アルバムに保管した画像を用いたプリント等の商品注文等を行うことができる。
シェアボックス機能(ブロック)は、会員が自身のアルバムの画像を第三者に公開する機能を提供する。会員は、このシェアボックス機能を用いて、アルバムから任意の数の画像を選択して、画像を第三者に公開するためのシェアボックス(複数でも可)を作成することができ、また、シェアボックス内の画像を閲覧するためのURLを、知人等に提供することにより、第三者に公開することができる。このシェアボックス機能も、上述のアルバムサービスの一部である。
会員は、シェアボックスの機能を利用して、各種のシェアボックスの操作を行うことができる。
具体的には、一例として、1つのアルバム内の画像を選択(複数選択および一括選択可能)してのシェアボックスの作成、シェアボックスの公開(例えばメール送信などによる、シェアボックスを閲覧するためのURLの提供)、シェアボックスの公開用パスワード設定、シェアボックスの名称の設定、シェアボックスの公開停止、シェアボックスの一覧表示、シェアボックス内の画像のサムネイル画像の一覧表示、シェアボックス内の画像のスライドショー表示、シェアボックス内の画像の拡大表示、シェアボックス公開時の送信メールアドレスの保存・削除・編集等を行うことができる。
また、第三者は、シェアボックス機能を利用して、公開されたシェアボックスに対して、各種の操作を行うことができる。
具体的には、一例として、シェアボックスの画像の表示(シェアボックスの閲覧)、シェアボックスを閲覧するためのパスワード認証、シェアボックス内の画像の画像のスライドショー表示、シェアボックス内の画像の拡大表示、シェアボックス内から選択した画像を用いたプリント等の商品注文等を行うことができる。
アルバムおよびシェアボックスに保管した画像の表示は、予め定められた所定期間のみ表示(閲覧)可能であり、アルバムおよびシェアボックでの画像の保管も、予め定められた所定期間である。後述するが、この期間は、リテーラシステム18等で設定できる。
なお、ネットセンター12のフロントエンドは、アルバムおよびシェアボックスの他に、会員登録されていない会員(非会員)からのプリント等の注文受付を可能にするために、非会員が注文用にアップロードした画像を、所定期間、保管する機能を提供するフォトストレージも有するのが好ましい。なお、フォトストレージに保管した画像は、注文操作中は表示可能であるが、注文が終了した後は、表示することはできない。
注文web(ブロック)は、プリント、アルバム、画像を記録したマグカップやTシャツ等のグッズ(物品)、画像を記録したCD等の商品の受注機能を提供する。
受注チャネル14では、この注文webにアクセスして、商品(プリント、アルバム、グッズ、CDなど)の選択、商品を注文する画像の選択、プリントを注文する場合にはプリントサイズや枚数等を入力/指示する。アルバムを注文する場合には、アルバムの大きさ、表紙のデザイン、台紙のデザインおよび枚数、画像のサイズおよびレイアウト等を入力/指示する。また、商品の受け取り先(受取店)や配送先、支払い方法等の入力/指示も、必要に応じて、この注文webによって行う。
図示例のネットシステム10において、注文webを用いる会員による注文、すなわち商品を注文する画像の選択には、アルバム方式とメニュー方式とが有る。
アルバム方式とは、前述のアルバムに保管された画像から、注文する画像を選択する方式である。他方、メニュー方式とは、受注チャネル14によってアップロードした画像から、注文する画像を選択する方式である。なお、注文の有無に関わらず、会員がアップロードした画像は、システムアルバムに保管される。すなわち、注文webも、画像のアップロード機能および画像の保管機能を提供する。あるいは、注文webは、プリント等の商品の注文対象となり得る画像を、注文webを介して、アルバム機能により、アップロードを受け付け、システムアルバムに保管するようにしてもよい。
さらに、ネットシステム10では、受注チャネル14で、シェアボックスに保管されている画像の中から、画像を選択して、商品を注文することもできる。但し、前述のように、シェアボックスの画像の表示には、前述のようにURLが提供されていることが前提になるため、画像の注文もURLの提供が前提となる。
キャンペーン提供(ブロック)は、前述のリテーラあるいはラボが行う各種のキャンペーンを、顧客に提供する機能である。「キャンペーン」とは、注文料金の値引き、各種のグッズのプレゼントなどの、注文に対する特定サービスの総称である。
キャンペーン提供は、例えば、リテーラシステム18が通信ネットワーク上で公開しているホームページでの告知や、注文ソフトを利用する受注チャネル14がアクセスしてきた際にキャンペーンの情報を表示することで、キャンペーンの情報を顧客に告知する。
キャンペーン提供は、後述するバックエンドのキャンペーン管理によって、リテーラ(リテーラシステム18)やラボ(ラボシステム16)毎に申請/設定できる。
また、受注チャネル14としてOPWを利用する受注チャネル14を設ける場合には、ネットセンター12のフロントエンドに、その受注チャネル14からの注文を受けるために必要な各種機能を提供するブロックを設け、受注チャネル14として注文ソフトを利用する受注チャネル14を設ける場合には、ネットセンター12のフロントエンドに、注文ソフト14cでの注文を受けるために必要な各種機能を提供するブロックを設ける。
一方、ネットセンター12において、バックエンドは、前述のように、ネットシステム10およびネットセンター12の管理を行うためのサイトであり、会員管理ブロック、アルバム管理ブロック、基本情報管理ブロック、商材管理ブロック、サイト管理ブロック、注文管理ブロック、ワークフローブロック、キャンペーン管理ブロック、ラボ受注サーバ、および決済ブロックを有する。
会員管理(ブロック)は、センター会員の会員情報の管理(新規会員の登録の管理、各種情報の変更/追加/更新等を含む)、会員情報の検索、会員情報のダウンロード等の会員情報の管理機能を提供する。
センター会員の会員情報としては、会員ID、パスワード、E-mailアドレス、商品の受取店のID(選択店ID)、氏名、住所、電話番号、配送先等の情報が例示される。また、センター会員の会員情報には、これに加え、会員登録を仲介したリテーラ(リテーラシステム18)など、会員が属するリテーラを示すリテーラIDも付される。
なお、前述のように、リテーラ会員に関しては、会員情報はリテーラシステム18で管理しているが、ネットセンター12の会員管理でも、会員ID(ネットセンター12が付した会員ID)、会員登録をしているリテーラのリテーラID、および、会員毎にリテーラで付している会員IDまたは注文コード(リテーラユニークID)を対応付けして管理している。
センター会員の会員情報や、リテーラ会員の会員ID等は、会員管理によって、データベース/ファイルサーバ(DB/FS)12aに保存される。
また、会員情報の検索とは、リテーラシステム18が、或る任意の条件に合致したセンター会員を検索する機能を提供するものである。さらに、会員情報のダウンロードとは、リテーラシステム18が、自身に関連するセンター会員の情報をダウンロードする機能を提供するものである。
アルバム管理(ブロック)は、前述のアルバム、シェアボックス、フォトストレージなどの保管容量、画像の保管期間や表示期間等の管理機能を提供する。
アルバム管理は、リテーラシステム18やラボシステム16からの要求に応じて、リテーラシステム18毎やラボシステム16毎に、会員一人当たりのアルバムの容量、画像の保管期間、画像の表示期間を設定する。すなわち、アルバムの容量、画像表示期間や保管期間は、リテーラシステム18やラボシステム16(すなわち、リテーラやラボ)が設定することができる。なお、表示期間と保管期間は、同じでも異なってもよい。
また、アルバム管理は、表示期間を過ぎた画像に関しては表示を停止し、保管期間を過ぎた画像は削除し、容量をオーバーしたアルバムなどに関しては、警告等でその旨を会員に知らせる。さらに、表示期間の満了などを電子メール等で会員に通達してもよい。
アルバム管理による上記の管理情報、すなわち、保管容量、画像の保管期間、表示期間等の管理情報は、アルバムサービスに対する注文情報に相当し、このアルバム管理情報は、各アルバム等の所有者である会員の会員IDと関連付けて、データベース/ファイルサーバ(DB/FS)12aに記憶される。
また、アルバム管理は、画像を保管しないマイアルバム、フォトストレージ、シェアボックスを、定期的に削除する。さらに、アルバム管理は、公序良俗に反する画像を保管しているシェアボックスについては、公開を強制的に停止する。
基本情報管理(ブロック)は、ラボシステム16、リテーラシステム18、および、受取店の各基本情報の管理機能を提供する。
基本情報管理では、各ラボシステム16(ラボシステム16を有するラボ)と提携しているリテーラシステム18(リテーラシステム18を有するリテーラ)、および、各リテーラシステム18と提携している受取店を、対応付けして登録/管理すると共に、各ラボシステム16、リテーラシステム18、および受取店について、それぞれの基本情報を管理し、また、要求や必要に応じて、基本情報を変更/更新する。
ラボシステム16の情報としては、ラボのID(ラボID)、名称、電話番号、所在国、サービスを提供する国、および、ラボシステム16がネットセンター12にアクセスする際に必要なパスワード(ラボ認証コード)等が例示される。
リテーラシステム18の情報としては、リテーラのID、名称、略称、所在国、サービスを展開する国、サポートする言語、提携するラボのラボID(所属ラボID)等が例示される。
受取店の情報としては、店のID、名称、電話番号、所在国、郵便番号、提携するリテーラのID(所属リテーラID)、所属するリテーラが所属するラボのID(所属ラボID)、ラボが受取店に付与するユニークな管理コード(ラボ管理用店コード)、リテーラが受取店に付与するユニークな管理コード(リテーラ管理用店コード)等が例示される。尚、リテーラが受取店を兼ねてもよい。
商材管理(ブロック)は、ラボシステム16を有するラボ、リテーラシステム18を有するリテーラ、および、受取店が取り扱う商品の管理機能を提供する。
図示例のネットシステム10においては、一例として、顧客(会員)から受け取った画像を再生した(写真)プリントやアルバム、同画像を保存したCD、および、同画像を再生したグッズ、例えば、マグカップやTシャツなどが、顧客に提供される。商材管理は、各リテーラシステム18やラボシステム16が取り扱う商品(商材)の設定、商品の価格の設定、前記注文web等における商品の表示等の機能を提供する。また、商材管理は、受注チャネル14を用いた顧客による商品の注文(注文の入力指示)に応じて、注文に関する情報である注文設定情報、例えば、画像、商材の種類、プリントサイズ、数などを生成する機能も提供する。
取り扱う商品、および、商品の価格は、商品管理の機能によって、リテーラシステム18毎やラボシステム16毎に、申請/設定できる。すなわち、取扱商品や、商品の価格は、リテーラやラボが設定することができる。
サイト管理(ブロック)は、顧客へのお知らせの情報、統計情報、アプリケーションのダウンロード情報など、ネットシステム10を運用するための各種の管理機能を提供する。具体的には、ネットシステム10においては、リテーラシステム18、ラボシステム16、およびネットセンター12のそれぞれに対応して、ネットシステム10を運用管理するために、各システムを管理する管理者向けの各種の管理機能が設定されており、サイト管理が、これらの管理機能を提供する。
ネットセンター12を管理するセンター管理者(運用者)による運用管理は、例えば、通信ネットワークによってネットセンター12に接続される、ネットセンター運用管理用の管理システム(管理web)24によって行われる。また、センター管理者は、ラボ業務運用者との対応窓口となる。
注文管理(ブロック)は、注文情報の生成、検索や表示など、注文に関する管理機能を提供する。
前述のように、顧客による注文が行われると、商材管理によって、注文設定情報が生成される。注文管理では、顧客による注文が確定し、顧客による商品の受取方法や決済方法の選択等が行われて、注文が完了(注文確定)すると、注文設定情報等を用いて料金計算等の必要な演算を行って所定の情報を生成して、注文情報を生成する。なお、決済方法がクレジット決済やデビット決済(キャッシュカードによる決済)の場合には、後述する決済(ブロック)によるオーソリ(与信)の結果も、注文情報に付加する。
生成された注文情報は、ラボ受注サーバに送られ、保管される。
また、注文管理は、生成した注文情報を、データベース/ファイルサーバ(DB/FS)12aに保管し、管理する。DB/FS12aに蓄積され、データベース化された注文情報は、ラボシステム16あるいはさらにリテーラシステム18で、検索や表示を行うことができる。
また、注文管理(ブロック)は、リテーラシステム18からの要求があったときに、そのリテーラシステム18の顧客の注文情報のみを、保管している注文情報から検索でき、また、検索により抽出された注文情報をリテーラシステム18にダウンロードさせる。
リテーラシステム18の顧客がセンター会員であって、ネットセンター12の会員管理(ブロック)が会員情報を管理している場合には、抽出された注文情報に対応する会員情報も併せてリテーラシステム18に提供することができる。
ネットシステム10において、注文情報は、「注文」、「注文明細」、および、「注文明細画像」の3つの対応付けされた情報からなる。
「注文」には、この注文(注文情報)を特定する注文コード、注文日時、受注チャネル14(顧客が操作するプリント注文専用のプリント注文端末を含む)のIDを示す端末ID、リテーラID、会員ID、ラボID、料金に関する情報(基本料金や配送料金等)、受取方法に関する情報、受取店ID、配送先や商品の受け渡しに関する情報、決済方法に関する情報等が含まれる。
「注文明細」には、注文明細を特定する注文明細コード、商品種別、商材ID、商品名称、合計注文価格、価格体系種別(ラボやリテーラ毎に設定された価格設定の情報)等の情報が含まれる。
さらに、「注文明細画像」には、画像コード、注文数量等の情報が含まれる。
図示例においては、この「注文明細画像」の画像コードによって、注文された画像の画像情報と、注文情報とが対応付けされる。
画像情報には、前述のように、画像を特定する画像コード、会員ID、リテーラID、ファイルフォーマット種別、格納ファイルサイズ、格納ファイル名、アップロード日、最新注文日等の情報が含まれる。
ワークフロー(ブロック)は、ネットシステム10の運営管理を行う上での価格・商品等の設定変更に対するワークフローの機能を提供する。
ワークフローは、リテーラシステム18やラボシステム16から、リテーラやラボの情報、例えば基本情報や詳細情報の変更、料金の変更、受取店の情報に関する変更、実施するキャンペーンの登録や更新、前記web画面の変更が申請されると、この申請が適正で有るか否かを判定して、承認もしくは却下を決定し、承認の場合には、申請された変更を確定して、この変更内容を、ネットシステム10に適用する。
キャンペーン管理(ブロック)は、各種のキャンペーンの登録/検索、中止、クーポン発行等の管理機能を提供する。
図示例のネットシステム10においては、キャンペーンは、一例として、料金割引と付録プレゼント等が例示され、さらに、料金割引には、直接的な料金の値引きと、値引きを提供するためのユニークなIDであるクーポンの発行とが有る。また、キャンペーンは、対象とする受注チャネル14を選択して行うことができる。リテーラシステム18あるいはラボシステム16は、キャンペーン管理の機能を利用して、キャンペーンを任意に設定、登録し、前記フロントエンドのキャンペーン提供に反映させることができる。
また、リテーラシステム18あるいはラボシステム16は、キャンペーン管理を利用して、キャンペーンの検索/表示、実施前のキャンペーンの変更や実施中のキャンペーンの中止またはキャンペーンの更新、キャンペーン情報の削除、クーポンの発行等を行うことができる。
ラボ受注サーバは、後述するラボ受注モジュールを介して、ラボシステム16に対して、注文情報や画像送信等の、ラボシステム16での注文の受注機能を提供する。
前述のように、注文情報は、このラボ受注サーバに送られ、また、注文情報に対応する画像データも、ラボ受注サーバに送られる(以下、1件の注文情報と対応する画像データとをまとめて、注文ジョブとする)。ラボ受注サーバは、ラボシステム16からの要求に応じて、注文の一覧情報をラボシステム16に転送し、また、ラボシステム16から要求された注文1件分の注文ジョブを、ラボシステム16に転送する。
決済(ブロック)は、決済方法がクレジット決済やデビット決済の場合に、決済サイト20から、決済のオーソリ(与信)を取得する機能を提供するものである。
なお、決済サイト20とは、通信ネットワークでネットセンター12と接続された、公知のオンライン決済を行うためのwebサイトである。ネットセンター12では、この決済サイトに対しては、オーソリ取得のみを行う。
ラボシステム16は、PCやWS、サーバ機器等で構成される、ラボ(プリント業者)に設置されるシステムであり、また、デジタルの写真プリンタや各種グッズへの印画装置等が接続される。あるいは、これらが一体的に構成される。
ラボシステム16には、ネットセンター12からの商品注文取り込み用のアプリケーションである受注ソフトがインストールされる。この受注ソフトには、ラボシステム16がネットセンター12(ラボ受注サーバ)から注文ジョブを取得するためのインターフェイスを提供する、受注モジュールが含まれる。
ラボシステム16は、この受注モジュールを用いて、注文情報の一覧を取得し、自身に対応する注文ジョブの転送を要求し、取得する。ラボ(ラボシステム16)では、注文ジョブに応じた商品を作成して、注文情報に応じた配送先や受取店に、商品を配送する。また、ラボシステム16は、注文情報に付加されたオーソリの情報等に応じて、クレジット決済の確定/キャンセル、デビット決済のキャンセルを決定し、その結果を、決済サイト20に送る。
ネットシステム10は、基本的に以上のように構成される。
次に、会員(センター会員およびリテーラ会員)によって注文が行われた場合の、ネットシステム10における注文処理フローについて説明する。
センター会員がプリント等の注文を行う場合には、図3に示すように、まず、センター会員(その受注チャネル)14aが、ネットワークプリント注文サービスを利用するために、所望のリテーラのホームページ、すなわち、会員登録してあるリテーラシステム18aが通信ネットワーク上に公開しているweb画面にアクセスする(図3におけるステップS11、受注チャネルからリテーラシステムへの「ホームページ要求」)。
これに対し、リテーラシステム18aは、アクセスした会員の認証を行うことなく、ホームページを公開する(ステップS12、リテーラシステムから受注チャネルへの「ホームページ(の提示)」)。
センター会員14aは、リテーラシステム18aのホームページの中に配置された注文ボタンをクリックすることで、ネットセンター12のwebサイトに接続される(ステップS13、受注チャネルからネットセンターへの「注文画面要求」)。
注文画面要求を受けたネットセンター12は、図5に示すように、ステップS31からステップS32へ進み、注文画面要求している、すなわち接続されている受注チャネル14がリテーラシステム18による認証がされたものか否かを判断し(ステップS32)、リテーラによる認証を受けていないと判断すると(ステップS32におけるNoの判断)、フロントエンドの会員登録/認証の機能によって会員認証処理を行う(ステップS33、図3におけるステップS14)。すなわち、ネットセンター12は、センター会員14aにIDおよびパスワードの入力を要求し、入力されたIDおよびパスワードに基づいて、バックエンドの会員管理ブロックが管理している会員情報との照合を行う。
会員認証により認証された場合にのみ、利用者(センター会員14a)はネットセンター12に受け入れられ、フロントエンドの注文web機能によって注文画面が提供される(図5におけるステップS34、図3におけるステップS15、ネットセンターから受注チャネルへの「注文画面(の提示)」)。
ネットセンター12によって会員認証されたセンター会員14aは、表示された注文画面において提供される各種サービスを選択して利用することができる。すなわち、センター会員14aは、ネットセンター12の注文webを通してシステムアルバムへの画像のアップロードを行ってその中から画像を選択し(メニュー方式)、または、以前にアップロードした画像のアルバムを呼び出してそのアルバムから任意の画像を選択して(アルバム方式)その画像を再生した商品を注文する、ネットワークプリントサービスを受けることができる(図3におけるステップS16、受注チャネルからネットセンターに対する「注文操作」)。
このように、会員管理を行わないリテーラシステム18aの場合には、ネットワークプリントサービスの利用者であるセンター会員14aの会員情報および注文情報は、全てネットセンター12において管理され、そのデータは、データベース/ファイルサーバ(DB/FS)12aに蓄積され、バックエンドの会員管理機能で管理される。
一方、リテーラ会員がプリント等の注文を行う場合には、図4に示すように、まず、リテーラ会員(その受注チャネル)14bが、会員登録してあるリテーラシステム18bにアクセスする(ステップS21、受注チャネルからリテーラシステムへの「ホームページ要求」)。
リテーラシステム18bは、その会員登録/認証の機能によって、アクセスした会員について認証を行う(ステップS22)。すなわち、リテーラシステム18bは、リテーラ会員14bにIDおよびパスワードの入力を要求し、入力されたIDおよびパスワードに基づいて、会員情報データベース19に登録されている会員情報との照合を行う。そして、会員認証により認証された場合にのみ、利用者(リテーラ会員14b)にホームページを公開する(ステップS23、リテーラシステムから受注チャネルへの「ホームページ(の提示)」)。
リテーラ会員14bは、リテーラシステム18bのホームページの中に配置された注文ボタンをクリックすることで、ネットセンター12のwebサイトに接続される(ステップS24、受注チャネルからネットセンターへの「注文画面要求」)。
ネットセンター12は、上記と同様にして、接続された受注チャネル14のリテーラ認証の有無を判断し、リテーラによる認証を受けていると判断すると(図5におけるステップS32でYesの判断、図4におけるステップS25)、注文画面を提供する(図5におけるステップS34、図4におけるステップS26、ネットセンターから受注チャネルへの「注文画面(の提示)」)。
以下、センター会員14aの場合と同様にして、リテーラ会員14bは、ネットワークプリントサービスを受けることができる(ステップS27、受注チャネルからネットセンターに対する「注文操作」)。
会員管理を行うリテーラシステム18bの場合には、会員認証を行う際に、リテーラ会員14bの会員情報を取得して、自己の会員情報データベース19に蓄積する。また、リテーラシステム18bは、リテーラ会員14bからネットセンター12に対して行われる注文操作に関し、独自の注文コードを付与する。
したがって、ネットセンター12は、リテーラ会員14bの会員情報を有さず、リテーラシステム18bが付した注文コードと注文画面で入力された注文の情報とを関連付けて取得し、その注文の情報をネットセンター12のバックエンドにおける注文管理ブロックで管理する。上述したように、注文管理ブロックでは、取得された注文の情報から注文情報が生成され、生成された注文情報がデータベース/ファイルサーバ(DB/FS)12aに蓄積される。
ネットセンター12では、受注チャネル14による注文に応じて、商材管理によって注文設定情報を生成し、注文が確定すると、注文管理が注文情報を生成し、注文ジョブ(注文情報と、対応する画像データ)をラボ受注サーバに送る。
ラボシステム16は、受注モジュールを用いてラボ受注サーバ内の注文情報の一覧を閲覧し、自身に関連する注文ジョブの転送を要求し、転送された注文ジョブの注文情報に応じたプリント等の商品を作成して、配送する。
したがって、ネットシステム10によれば、顧客は、従来の欧州におけるプリントの商取引と同様に、ラボやネットセンター12を意識することなく、あたかもリテーラに対してプリント等の注文を行い、リテーラから商品を受け取る感覚となる。
また、インターネット等の通信ネットワークを利用するので、営業時間を気にせず、かつ、何処からでも商品の注文が可能で、さらに、電子アルバムサービスの提供や、第三者への公開アルバムサービスの提供も可能である。
さらに、リテーラやラボで共有化できるものは共有化して、顧客に対するインターフェイス機能や、ネットシステム10の管理機能をネットセンター12に集約しているので、集配業務、顧客管理、および決済処理の簡素化等を図ることができると共に、システム運用の簡素化や運用費の低減も測れる。しかも、多くの場合、トラブルやネットシステム10のバージョンアップも、ネットセンター12で集中的に対応できるので、運用の安定化やトラブル対応の迅速化も図ることができる。
次に、ネットセンター12の会員管理ブロックによるリテーラシステム18への会員情報の提供について説明する。
上述したように、会員管理ブロックは、センター会員の会員情報を管理しており、会員情報管理を行わない、すなわちセンター会員を有するリテーラシステム18aからの要求に応じて、そのリテーラの会員についての会員情報のみ提供が可能である。
リテーラシステム18aが、ネットセンター12に対して自店の利用者の情報(会員情報)の問い合わせ、例えば検索またはダウンロード要求を行う場合には、リテーラシステム18aは、ネットセンター12のバックエンドの会員管理(ブロック)に接続要求(アクセス)する。ネットセンター12は、リテーラシステム18aとの通信において、リテーラシステム18aからの接続要求に対して、リテーラ登録情報に基づいて認証を行い、認証をパスすると、リテーラシステム18aとの通信を開始する。
リテーラシステム18aは、ネットセンター12との通信が確立されると、自店に関連する会員情報を要求する。
ネットセンター12は、リテーラシステム18aの会員情報要求に対して、会員管理(ブロック)が管理する会員情報データベースを送信するが、このとき、他のリテーラの会員情報が含まれずに、要求元であるリテーラの顧客の情報のみが抽出されるよう、会員情報データベース中のリテーラに関するフィールドでマスクをかける。
リテーラシステム18aは、自店を経由するセンター会員の会員情報を、ファイル形式でダウンロードすることができる。
例えば、図10(A)に示すような、ネットセンター12のセンター会員情報ダウンロード要求の画面において、リテーラシステム18aから検索対象期間が入力されると、ネットセンター12の会員管理ブロックは、DB/FS12aに保存された会員情報データベースにおいて、認証したそのリテーラシステム18aのリテーラIDと指定された期間を条件にデータを検索し、指定された期間に登録された会員の情報を抽出する。図10(B)に示すように、ダウンロード要求画面において、ダウンロード実行指示受付の前に、検索結果や検索ヒット件数を表示してもよい。また、個人情報の保護をより一層確実にするため、図10(B)に示すように、ダウンロード実行の前に、リテーラシステム18aに対しパスワードの入力を要求するようにしてもよい。
これにより、リテーラシステム18aを用いるリテーラは、自店利用者の情報のみが得られ、言い換えると、自店利用者の情報が他店に流出しないため、セキュリティを保ちつつ必要な情報を取得することができる。すなわちネットセンター12は、各リテーラの会員情報について安全な管理を保障できる。
次に、ネットセンター12の注文管理ブロックによるリテーラシステム18への注文情報の提供について説明する。
図6に、注文情報の表示例を示す。図6は、ネットセンター12が受注した全ての注文を受注順に列挙した例であり、その項目として、ネットセンター12において付した注文コード、会員管理を自己で行うリテーラシステム18bが付したリテーラ管理注文コード、会員種別、会員ID、リテーラID、ラボIDおよび注文明細が表示されている。
ネットセンター12が受注する注文には、センター会員からのものと、リテーラ会員からのものが混在している。また、会員種別によって、注文時に送られてくる情報が異なっている。図6に示す例では、センター会員からの注文の情報には、会員が入力した会員ID等の会員情報が含まれているのに対し、リテーラ会員からの注文の情報には、会員が入力した会員ID等の会員情報は含まれていない。また、同図の例では、各リテーラ会員からの注文をそのリテーラが識別可能とするために、リテーラ会員からの注文の情報には、リテーラで付された注文コード(リテーラ管理注文コード)が含まれている。センター会員からの注文の情報にもリテーラ管理注文コードが付されていてもよい。
まず、リテーラシステム18が、会員情報管理を行わず、センター会員を有するリテーラシステム18aの場合について説明する。
リテーラシステム18aがネットセンター12に対して自店を経由した注文情報の問い合わせを行う場合ために、ネットセンター12のバックエンドの注文管理(ブロック)に接続要求(アクセス)すると、ネットセンター12は、リテーラシステム18aに対して、リテーラ登録情報に基づいて認証を行い、認証をパスすると、リテーラシステム18aとの通信を開始する。
リテーラシステム18aは、ネットセンター12との通信が確立されると、自店の会員からの注文情報を要求する。この要求に対し、ネットセンター12の注文管理ブロックは、リテーラシステム18aのリテーラIDを有する注文を、保管している注文情報データベースから検索してリストを作成する。このリストは、上述の会員情報の提供の場合と同様に、他のリテーラの注文情報が含まれずに、要求元であるリテーラからの注文情報のみが抽出されるよう、注文情報データベース中のリテーラに関するフィールドでマスクをかけることによって作成される。図7は、図6の表から、リテーラIDがRC02のものを抽出した表である。
注文管理ブロックは、さらに、同一のリテーラについて作成した受注リストにおいて、同一の会員の注文明細を編集して、図8のような、会員ごとの注文履歴のリストを作成するのも好ましい。
また、図7および図8の表では、会員情報として会員IDのみが示されているが、ネットセンター12は、この会員IDに基づいて、上述の会員管理機能を用いて会員情報データベースを検索することにより、各注文を行った顧客の情報(会員情報)も関連付けた一覧表を作成することができる。
これにより、リテーラシステム18aは、自店から行われた注文の情報および顧客情報として図7または図8に対応する情報を、ネットセンター12からダウンロードすることができる。
また、リテーラシステム18aは、自店から行われた注文の情報から、必要な情報を検索することもできる。例えば、リテーラシステム18aは、図11(A)に示すようなネットセンター12の注文情報検索画面において、検索キーとして、注文番号や注文日、会員ID、会員氏名、料金請求先電話番号等のうち任意の項目を入力して、検索実行を要求することができる。さらに、検索キーとして、注文ステータス(注文受付、ラボ転送、プリント完了、キャンセル等)を指定できるようにしてもよい。ネットセンター12の注文管理ブロックは、そのリテーラシステム18aに所属する会員の注文情報の中から、指定された検索キーを用いて検索を実行し、検索結果を、注文情報検索画面に表示する。図11(B)は、検索結果の表示例である。リテーラシステム18aは、このような検索によって所望の情報を絞り込んだ後、ネットセンター12からダウンロードすることも可能である。
したがって、リテーラシステム18aのリテーラは、顧客情報管理に手間を掛けずに、必要なときに自店の顧客の情報やその顧客の注文の情報を得ることができる。そして、それに基づいて利用者の嗜好などを把握することができるので、その情報を活かして、サービスの向上を図ることや、自店利用者への的確な宣伝広告を行うことができ、また、新規顧客の開拓においても利用することができる。
次に、リテーラシステム18が、会員情報管理を行い、リテーラ会員を有するリテーラシステム18bの場合について説明する。
リテーラシステム18bの場合も、上記と同様に、ネットセンター12による認証の後、通信が開始されると、リテーラシステム18bが自店からの注文の情報を要求する。例えば、リテーラIDがRD12のリテーラシステム18bによる要求に対しては、ネットセンター12の注文管理ブロックは、注文情報データベースに対してリテーラID=RD12でマスクを掛けることによって、そのリテーラからの注文情報のみを抽出する。これにより、図9のようなリストが得られる。
リテーラシステム18bは、図9に対応する情報をネットセンター12からダウンロードすることができる。
ここで、リテーラ会員(リテーラシステム18b)からの注文情報には、会員情報は付されていないので、注文情報は、注文単位でのリストのみが得られ、抽出された各注文情報は、注文コードまたはリテーラ管理注文コードによって識別可能である。
また、リテーラシステム18bは、自店の顧客の会員情報を管理しているので、ネットセンター12からダウンロードした注文情報を、自店で管理する会員情報と照合し、整合を取ることにより、各顧客の注文履歴を作成することができる。そのため、リテーラシステム18bのリテーラは、利用者の嗜好などをより正確に把握することができるので、その情報を活かして、サービスの向上を図ることや、自店利用者への的確な宣伝広告を行うことができ、また、新規顧客の開拓においても利用することができる。
ネットセンター12は、リテーラシステム18に対して、そのリテーラシステム18に属するセンター会員の会員情報そのもの、センター会員およびリテーラ会員の注文情報そのものだけでなく、これらの情報を加工または編集して得られる情報、すなわち、これらの情報に基づいて得られる情報を提供することもできる。
センター会員を有するリテーラシステム18aおよびリテーラ会員を有するリテーラシステム18bに対して、そのリテーラシステム18aまたは18bに関する注文情報を加工して得られる情報としては、そのリテーラシステム18aまたは18bにおける、注文総数の集計データや、画像保管容量分布データや、画像保管容量トップ10リスト、キャンペーン利用件数の集計データが例示される。
また、センター会員を有するリテーラシステム18aに対して、そのリテーラシステム18aに関する会員情報を加工して得られる情報としては、そのリテーラ18aにおける、会員数(顧客数)の集計データや、画像保管容量トップ10内の会員リスト等の統計データが例示される。
センター会員を有するリテーラシステム18aに対して、そのリテーラシステム18aに関する注文情報および会員情報を加工して得られる情報としては、図8のような会員ごとの注文履歴のリストや、会員毎の注文情報の集計データや、そのリテーラシステム18aにおける注文品目別の会員の年齢分布や地域分布、会員の世代別または地域別の注文品目や注文量等の統計データが例示される。
さらに、ネットセンター12は、リテーラシステム18に対して、ネットセンター12で管理する注文情報および会員情報の一方または両方に基づいて得られる統計情報を提供することもできる。
注文情報に基づいて得られる情報としては、ネットセンター12における全顧客の注文情報の集計データや、注文総数の集計データや、キャンペーン利用件数の集計データが例示される。
会員情報に基づいて得られる情報としては、ネットセンター12が会員管理ブロックで管理するセンター会員、およびリテーラ会員の数が分かるときはそれも含めた、全会員数(顧客数)の集計データ、アルバム管理ブロックで管理する全会員の画像保管容量分布データや画像保管容量トップ10内の会員の世代または地域の統計データが例示される。
注文情報および会員情報に基づいて得られる情報としては、注文品目別の全センター会員の年齢分布や地域分布、全センター会員の世代別または地域別の注文品目や注文量等の統計データが例示される。
上記の統計情報は、ネットセンター12の情報検索画面において検索して表示させることができ、また、ダウンロードを要求することができる。例えば、リテーラシステム18は、ネットセンター12の情報検索画面において、プルダウンメニューや一覧表示メニューの中から取得したい情報を選択し、その統計情報の対象期間を入力して、検索実行を要求する。ネットセンター12の注文管理ブロックは、DB/FS12aに保存し管理している注文情報および会員情報を加工して、指定された統計情報を生成し、生成した情報を情報検索画面に表示する。または、生成した情報のダウンロード要求を受け付ける。
上述のような各種のデータは、リテーラシステム18からの要求があったときにその都度加工や編集をしても良いし、要求が想定される情報について予め加工や編集をしておいてもよい。
例えば、会員(ユーザ)からの問い合わせや受注時のエラー調査などで使う情報は、細かな条件で検索してより具体的な情報を抽出することが好ましいため、リテーラシステム18からの要求または問い合わせがあったときにデータ処理するのが適している。また、予めデータ処理が必要なほど重い(処理の負荷が高い)処理ではない場合は、処理したデータをさらに保持するよりは、リテーラシステム18からの要求または問い合わせがあったときにデータ処理するのが適している。
上記に例示した中では、要求があったリテーラシステム18に関連する会員情報そのものや、注文情報そのものは、リテーラシステム18からの要求があったときにデータ抽出すればよい。これらのデータ抽出の検索キーとしては、注文日や顧客氏名、顧客電話番号、受注チャネルID等を用いることができる。
なお、予め、リテーラシステム18のリテーラIDに基づいて各リテーラシステム18の会員情報または注文情報を抽出してDB/FS12aに保存しておき、リテーラシステム18からの要求があったときに、対応するリテーラIDの会員情報または注文情報をDB/FS12aから読み出して提供するようにしてもよい。
一方、ネットセンター12が大量のデータを必要な形式に抽出し加工する必要があるものは、問い合わせがあることを想定して予めデータ処理しておくことが好ましい。データ量が多いものをリテーラシステム18からの要求があってから処理すると、システム負荷が高くなり、他の処理へ影響するおそれがあるが、システムに余裕がある時間帯などを利用して予めデータを抽出、加工して処理しておくことにより、システムのパフォーマンスの低下を防止することができる。また、日々蓄積されるデータは、定時、定日など所定のタイミングで日々の新規分のデータを加工しておくのが好ましい。
上記に例示した中では、顧客数集計データや、画像保管容量分布データや、画像保管容量トップ10の会員データや、顧客毎の注文情報や、キャンペーン利用件数集計データ等の統計情報は、リテーラシステム18からの要求を想定して、予め、または定期的に、データ処理しておくことが好ましい。これらは、注文情報および会員情報の一方または両方を、期間、会員毎、注文毎といった条件で抽出、加工することにより、得ることができる。
加工して得られた情報は、DB/FS12aに保存しておき、リテーラシステム18からの要求があったときに、要求に応じた情報をDB/FS12aから読み出してそのリテーラシステム18に提供すればよい。
また、注文管理ブロックで生成された注文情報は、ラボシステム16が利用することもできる。この場合には、ラボシステム16は、ネットセンター12による認証を経て、自店が契約している1または複数のリテーラシステム18からされた注文情報の集計を取得することが可能である。さらにラボシステム16は、注文管理ブロックで生成された統計情報を利用することもできる。ラボシステム16は、そのような情報を生産計画等に活用することができ、また、サービスの向上や生産効率の向上を図ることにおいても利用することができる。
上述のようにして、リテーラシステム18やラボシステム16は、注文情報や会員情報、またはそれらに基づく統計情報等を取得した後、その情報を分析して得た結果を、ネットセンター12へ送るようにしてもよい。例えば、リテーラシステム18やラボシステム16は、ネットセンター12から取得した注文情報を元に売れ筋商品を分析し、その分析結果をネットセンター12に送る。ネットセンター12では、リテーラシステム18やラボシステム16から送られた分析結果を、商品の価格設定に反映することができる。また、例えば、リテーラシステム18やラボシステム16は、顧客毎のアルバム保有量を分析し、その分析結果をネットセンター12に送る。ネットセンター12では、その分析結果を保管上限の変更の参考値に用いることができる。
以上、本発明に係るネットワーク注文システムおよびネットワークサーバについて詳細に説明したが、本発明は、上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明に係るネットワーク注文システムの一実施形態の構成を概念的に示す模式図である。 図1のネットシステムの機能を説明するための概念的な模式図である。 センター会員を持つリテーラシステムからの注文処理フロー図である。 リテーラ会員を持つリテーラシステムからの注文処理フロー図である。 会員認証の有無の判断処理フロー図である。 注文情報の表示例である。 図6の表から、センター会員(リテーラID=RC02)に関する情報を抽出した表である。 会員ごとの注文履歴のリストの例である。 図6の表から、リテーラ会員(リテーラID=RD12)に関する情報を抽出した表である。 (A)および(B)は、センター会員情報ダウンロード要求の画面レイアウトの一例である。 (A)は、注文情報検索画面レイアウトの一例であり、(B)は、検索結果表示の一例である。
符号の説明
10 ネットシステム(画像ネットワークシステム)
12 ネットセンター
12a データベース/ファイルサーバ(DB/FS)
14 受注チャネル
14a センター会員の受注チャネル
14b リテーラ会員の受注チャネル
16 ラボシステム
18、18a、18b リテーラシステム
19 会員情報データベース
20 決済サイト
24 管理システム

Claims (14)

  1. 顧客からの注文を受け付けてその注文情報および顧客情報を送信する複数の受注チャネル、ならびに、前記注文を仲介する複数のリテーラシステムに、通信ネットワークで接続され、前記注文情報および前記顧客情報を受信して管理するネットワークサーバであって、
    受信した前記注文情報および前記顧客情報を、その注文を仲介した前記リテーラシステムの識別情報と共にデータベースに蓄積し、
    前記リテーラシステムからの要求に応じて、前記注文情報、前記要求をした前記リテーラシステムの識別情報に対応する前記顧客情報、ならびに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報のうち少なくとも1つを、前記データベースから抽出して、前記リテーラシステムに提供することを特徴とするネットワークサーバ。
  2. 前記受注チャネルから送信された前記注文情報および前記顧客情報を共に前記ネットワークサーバへ送信させるリテーラシステムからの要求に対しては、前記注文情報、前記要求をした前記リテーラシステムの識別情報に対応する前記顧客情報、ならびに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報のうち少なくとも1つを、前記データベースから抽出して、前記リテーラシステムに提供し、
    前記受注チャネルから送信された前記注文情報および前記顧客情報のうち、前記注文情報を前記ネットワークサーバへ送信させ、前記顧客情報を保有するリテーラシステムからの要求に対しては、前記注文情報および前記注文情報に基づいて得られる情報の少なくとも一方を、前記データベースから抽出して、前記リテーラシステムに提供することを特徴とする請求項1に記載のネットワークサーバ。
  3. 前記リテーラシステムからの要求があったときに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報を生成して、生成した前記情報を前記リテーラシステムに提供することを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークサーバ。
  4. 前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報を生成しておき、前記リテーラシステムからの要求があったときに、生成しておいた前記情報を前記リテーラシステムに提供することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のネットワークサーバ。
  5. 前記注文は、画像データからの写真プリント、アルバム、画像データによる画像を付した物品、および、画像データを記録した記録媒体の1以上を含む商品の注文であり、
    前記ネットワークサーバには、前記注文情報に応じた前記商品を作成する1以上のラボシステムが接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のネットワークサーバ。
  6. アップロードされた顧客の画像データを保存する記憶部を有し、
    前記注文は、顧客の画像データの前記記憶部への保存に関する注文であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のネットワークサーバ。
  7. 顧客からの注文を受け付けてその注文情報および顧客情報を送信する受注チャネルと、
    前記注文情報および前記顧客情報による前記注文を仲介するリテーラシステムと、
    少なくとも前記注文情報を受信して管理するネットワークサーバと、
    前記受注チャネル、前記リテーラシステムおよび前記ネットワークサーバを接続する通信ネットワークとを備え、
    前記ネットワークサーバは、受信した前記注文情報および前記顧客情報を、その注文を仲介した前記リテーラシステムの識別情報と共にデータベースに蓄積し、前記リテーラシステムからの要求に応じて、前記注文情報、前記要求をした前記リテーラシステムの識別情報に対応する前記顧客情報、ならびに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報のうち少なくとも1つを、前記データベースから抽出して、前記リテーラシステムに提供することを特徴とするネットワーク注文システム。
  8. 前記リテーラシステムには、前記受注チャネルから送信された前記注文情報および前記顧客情報を共に前記ネットワークサーバへ送信させる第1リテーラシステムと、前記受注チャネルから送信された前記注文情報および前記顧客情報のうち、前記注文情報を前記ネットワークサーバへ送信させ、前記顧客情報を保有する第2リテーラシステムとがあり、
    前記ネットワークサーバは、前記第1リテーラシステムからの要求に対しては、前記注文情報、前記要求をした前記第1リテーラシステムの識別情報に対応する前記顧客情報、ならびに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報のうち少なくとも1つを、前記データベースから抽出して、前記第1リテーラシステムに提供し、前記第2リテーラシステムからの要求に対しては、前記注文情報および前記注文情報に基づいて得られる情報の少なくとも一方を、前記データベースから抽出して、前記第2リテーラシステムに提供することを特徴とする請求項7に記載のネットワーク注文システム。
  9. 前記第2リテーラシステムは、要求に応じて前記ネットワークサーバから提供された前記注文情報と、保有している前記顧客情報との整合を取ることを特徴とする請求項8に記載のネットワーク注文システム。
  10. 前記ネットワークサーバは、前記リテーラシステムからの要求があったときに、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報を生成して、生成した前記情報を前記リテーラシステムに提供することを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のネットワークサーバ。
  11. 前記ネットワークサーバは、前記注文情報および前記顧客情報の一方または両方に基づいて得られる情報を生成しておき、前記リテーラシステムからの要求があったときに、生成しておいた前記情報を前記リテーラシステムに提供することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のネットワークサーバ。
  12. 前記受注チャネルは、顧客による画像データからの写真プリント、アルバム、画像データによる画像を付した物品、および、画像データを記録した記録媒体の1以上を含む商品の注文を受け付けるものであり、
    さらに、前記ネットワークサーバに接続された、前記注文情報に応じた前記商品を作成する1以上のラボシステムを備えることを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載のネットワーク注文システム。
  13. 前記ネットワークサーバは、アップロードされた顧客の画像データを保存する記憶部を有し、
    前記受注チャネルが受け付ける前記注文は、顧客の画像データの前記記憶部への保存に関する注文であることを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載のネットワークサーバ。
  14. 前記リテーラシステムは、前記受注チャネルによる注文の受付窓口となるweb画面を通信ネットワーク上に公開することを特徴とする請求項7〜13のいずれかに記載のネットワーク注文システム。
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