JP2008004077A - 画像ネットワークシステムおよび言語設定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種の言語が利用される多言語地域において、センターサーバ、利用者端末およびラボシステムに携わる人が理解可能な言語に設定することができる画像ネットワークシステムを提供する。
【解決手段】本発明の画像ネットワークシステムは、通信ネットワークを介して利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する。URLパラメータ、センターサーバが有するセッション、利用者端末のクッキー、センターサーバのデータベースに保持される会員情報、公開画面を表示させるためのデータに設定された言語コードのうちの1以上について、言語の情報の有無を調べ、言語の情報があった場合はその言語の情報による言語を、言語の情報が無かった場合は予め設定されたデフォルト表示言語を、公開画面の表示言語とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、センターサーバ、利用者端末およびラボシステムを備え、利用者端末からインターネット等の通信ネットワークを利用する写真プリント注文を行なうための画像ネットワークシステムおよび言語設定方法に関し、特に、複数種の言語が利用される多言語地域において、センターサーバ、利用者端末およびラボシステムに携わる人が理解可能な言語に設定することができる画像ネットワークシステムおよび言語設定方法に関する。
近年では、デジタルカメラが急速に普及している。また、インターネット等の通信ネットワークも広く普及している。
デジタルカメラで撮影された画像は、デジタルの画像データとして扱われるので、通信ネットワークを利用して送信可能であり、これを利用して、様々なサービスが提案/展開されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、利用者が入力する様々な入力フォーマットのデジタル画像ファイルを多様な形で出力することを目的とし、利用者(ユーザ)の注文コマンドを受信し、利用者のデジタル画像の貯蔵及び処理をし、プリント操作の品質制御を行なうグローバルラボソフトウェア(以下、GLSという)を有するデジタルイメージングシステムが開示されている。このGLSは、新規な入力/出力装置の追加を許容し、様々な国々の言語サポートを提供できるような順応性がある。
また、GLSは、ネットワークに接続可能であり、画像センターに利用者のデジタル画像を貯蔵することができ、多様な種類のサービスを提供する様々な入力/出力装置にデジタル画像ファイルを出力することができる。
また、特許文献1におけるGLSは、いくつかのプログラミングモジュールを有している。このプログラミングモジュールは、シームレスで協働する利用者サービスモジュール、ビジネスサービスモジュール、画像マネージャモジュール、装置サービスモジュール、データサービスモジュールを含むものである。装置サービスモジュールは、販売ポイントサービスモジュールを有してもよい。また、GLSはデータベースを含んでもよい。さらに、プログラミングモジュールは単一のハードウェアサーバ上で機能するものである。また、制御モジュールはビジネスサービスモジュールである。
さらに、特許文献1においては、注文ファイル及び画像ファイルは、利用者サービスモジュールのGUIサブモジュールによって受信及び認証され、その後、ビジネスサービスモジュールに転送される。このビジネスサービスモジュールはGLSのデータフロー操作の多くを制御するものである。また、ビジネスサービスモジュールは、注文ファイルを処理し、注文ファイル及び画像ファイルをデータサービスモジュールに転送する。データサービスモジュールは更に注文ファイル及び画像ファイルを装置サービスモジュールに転送する。注文がローカルに貯蔵されるものであるときは、データサービスモジュールは両方のファイルをデータベースにも転送し、データベースは必要に応じてデータを貯蔵及び取出しする。このデータベースの例としては、Oracle(商標)8.0 personal editionがあり、データベースにおいては、データの貯蔵、取出しの信頼性が高いこと及び多言語をサポートするUnicode Character Setのサポートを備えている。
特開2001−319216号公報
前述のようなデジタルカメラおよび通信ネットワークの普及に伴い、多言語地域においても、各地域で同様のネットプリントサービスが立ち上がり始めている。
例えば、英語、フランス語、ドイツ語またはオランダ語などが使用される多言語地域において、ラボが、複数の言語地域に点在しており、プリント利用者も、各言語を標準言語とする人である。このため、必ずしも、リテーラ(サービス提供者)が意図した推奨言語で、プリント利用者が利用する端末の画面を描画することはできないという問題点がある。
また、ラボ(プリント生産拠点)に届く注文情報は、利用者が注文時に選択した言語となるため、注文毎の作業指示を注文情報に付与する場合、プリント生産担当者が理解できる言語とは限らないという問題点もある。
また、特許文献1に開示されているデジタルイメージングシステムにおいては、多言語をサポートするデータベースを備えることが開示されているものの、具体的な方策が開示されておらず、必ずしも上述の多言語地域において、利用者に対して適切な言語で表示できるとはいえない。このように、利用者に対して適切な言語で表示できるものがないのが現状である。
本発明の目的は、従来技術の問題点を解決することにあり、センターサーバ、利用者端末およびラボシステムを備え、利用者端末からインターネット等の通信ネットワークを利用してプリント注文等を受け付けるネットプリントサービス等に利用される画像ネットワークシステムであって、複数種の言語が利用される多言語地域において、センターサーバ、利用者端末およびラボシステムに携わる人が理解可能な言語に設定することができる画像ネットワークシステムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数種の言語が利用される多言語地域において、センターサーバ、利用者端末およびラボシステムに携わる人が理解可能な言語に設定することができる言語設定方法を提供することにある。
目的達成するために、本発明の第1の態様は、
通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、
前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者端末によりアクセスする利用者について登録された、前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として固定的に保持するデータベースと、前記表示言語の情報を記憶する第1の記憶部とを備え、
前記利用者端末は、前記表示言語の情報を記憶する第2の記憶部を備え、
前記受注システムは、前記第1の記憶部、前記第2の記憶部、前記公開画面を表示させるためのデータに設定されたパラメータ、前記データベースに保持される会員情報、および前記公開画面を表示させるためのデータに設定された言語コードのうちの1以上について、言語の情報の有無を調べ、言語の情報があった場合は、その言語の情報を取得して、取得した前記言語の情報による言語を前記公開画面に表示する表示言語とし、言語の情報が無かった場合は、前記公開画面に用いるデフォルトの表示言語として設定されたデフォルト表示言語を前記公開画面に表示する表示言語とすることを特徴とする画像ネットワークシステムを提供する。
なお、本発明におけるパラメータとは、例えば、URLパラメータのことをいう。
ここで、さらに、前記センターサーバおよび前記利用者端末と通信ネットワークで接続され、前記利用者端末が前記公開画面を閲覧するための閲覧画面を前記通信ネットワーク上に公開しているリテーラシステムを有し、前記デフォルト表示言語の情報は、前記リテーラシステムによって設定されたデフォルトの表示言語であるのが好ましい。
また、前記受注システムは、前記公開画面で表示させる表示言語として決定された表示言語の情報を、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に書き込むのが好ましい。
また、前記受注システムは、前記利用者端末によりアクセスする利用者に対する前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として登録する会員登録部を有し、前記会員登録部において前記表示言語が登録または変更された場合には、登録または変更された前記表示言語の情報を、その利用者の会員情報として前記データベースに登録するとともに、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に書き込むのが好ましい。
また、さらに、前記センターサーバは、前記利用者による注文に応じた注文情報に基づく作業指示を、複数の言語で登録する作業指示登録部と、前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記作業指示登録部から前記使用言語による作業指示を呼び出し、前記注文情報に前記作業指示を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有するのが好ましい。
また、さらに、前記センターサーバは、前記利用者の注文の言語による第1の注文情報に対応する注文情報が、複数の言語で登録される注文情報登録部と、前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記注文情報登録部から前記使用言語の注文情報を呼び出して第2の注文情報とし、前記第1の注文情報に前記第2の注文情報を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有するのが好ましい。
また、本発明の第2の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、
前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者端末によりアクセスする利用者について登録された、前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として固定的に保持するデータベースと、前記表示言語の情報を記憶する第1の記憶部とを備え、
前記利用者端末は、前記表示言語の情報を記憶する第2の記憶部を備え、
前記受注システムは、前記利用者端末によりアクセスする利用者に対する前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として登録する会員登録部を有し、
前記会員登録部において前記表示言語が登録または変更された場合には、登録または変更された前記表示言語の情報を、その利用者の会員情報として前記データベースに登録するとともに、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に書き込むことを特徴とする画像ネットワークシステムを提供する。
また、本発明の第3の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、
前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者による注文に応じた注文情報に基づく作業指示を、複数の言語で登録する作業指示登録部と、前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記作業指示登録部から前記使用言語による作業指示を呼び出し、前記注文情報に前記作業指示を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有することを特徴とする画像ネットワークシステムを提供する。
また、本発明の第4の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、
前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者の注文の言語による第1の注文情報に対応する注文情報が、複数の言語で登録される注文情報登録部と、前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記注文情報登録部から前記使用言語の注文情報を呼び出して第2の注文情報とし、前記第1の注文情報に前記第2の注文情報を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有することを特徴とする画像ネットワークシステムを提供する。
また、本発明の第5の態様は、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムにおける言語設定方法であって、
前記センターサーバに備えられた、前記利用者端末によりアクセスする利用者に対する前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として固定的に保持するデータベース、前記センターサーバに備えられた、前記表示言語の情報を記憶する第1の記憶部、前記利用者端末に備えられた、前記表示言語の情報を記憶する第2の記憶部、前記公開画面を表示させるためのデータに設定されたパラメータ、および前記公開画面を表示させるためのデータに設定された言語コードのうちの1について、または2以上について予め定めた順序で、言語の情報の有無を調べる検索工程と、
前記検索工程において前記言語の情報を見つかった場合には、その言語の情報を取得し、前記検索工程において言語の情報が見つからなかった場合には、前記公開画面に用いるデフォルトの表示言語として設定されたデフォルト表示言語の情報を前記センターサーバにおいて取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記言語の情報による言語、または、前記デフォルト表示言語を前記公開画面に表示する表示言語として決定する決定工程とを有することを特徴とする言語設定方法を提供する。
また、本発明の第6の態様は、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムにおける言語設定方法であって、
前記利用者端末によりアクセスする利用者に対する前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として、前記センターサーバに備えられたデータベースに登録する登録工程と、
前記登録工程により前記表示言語が登録または変更された場合に、登録または変更された前記表示言語の情報を、前記センターサーバに備えられた第1の記憶部、および、前記利用者端末に備えられた第2の記憶部に書き込む書込工程とを有することを特徴とする言語設定方法を提供する。
また、本発明の第7の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムにおける言語設定方法であって、
前記利用者による注文に応じた注文情報に基づく作業指示を、複数の言語で登録する作業指示登録工程と、
前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較する比較工程と、
前記比較工程における比較の結果、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合、前記使用言語による作業指示を、前記作業指示登録工程で登録された前記複数の言語による作業指示の中から呼び出し、呼び出した前記作業指示を前記注文情報に付加して、前記ラボシステムに出力する注文情報出力工程とを有することを特徴とする言語設定方法を提供する。
また、本発明の第8の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、
前記利用者による注文に応じた注文情報を前記利用者による注文の言語で生成して第1の注文情報とする第1注文情報生成工程と、
前記注文に応じた注文情報を、複数の言語で生成して登録する注文情報登録工程と、
前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較する比較工程と、
前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記注文情報登録工程において複数の言語で登録された注文情報の中から、前記使用言語の注文情報を呼び出して第2の注文情報とし、前記第1の注文情報に前記第2の注文情報を付加して、前記ラボシステムに出力する注文情報出力工程とを有することを特徴とする言語設定方法を提供する。
また、本発明の他の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者端末を介した利用者の会員情報として、少なくとも、前記公開画面における表示言語が登録される会員登録部と、前記会員登録部に登録された表示言語の情報を記憶するデータベースと、前記表示言語の情報を一時的に記憶する第1の記憶部とを備え、前記利用者端末は、前記表示言語の情報を一時的に記憶する第2の記憶部を備え、前記受注システムは、前記利用者端末を介して前記利用者により、前記表示言語が登録および変更された場合、前記第1の記憶部と前記第2の記憶部における表示言語の情報を書き込むことを特徴とする画像ネットワークシステムを提供する。
また、本発明の他の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、前記センターサーバは、第1の表示言語が設定されており、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者端末を介した利用者の会員情報として、少なくとも、前記公開画面における表示言語が登録される会員登録部と、前記会員登録部に登録された表示言語の情報を記憶するデータベースと、前記表示言語の情報を一時的に記憶する第1の記憶部とを備え、前記利用者端末は、前記表示言語の情報を一時的に記憶する第2の記憶部を備え、前記受注システムは、前記第1の記憶部、前記第2の記憶部、前記公開画面を表示させるためのデータに設定されたパラメータ、および前記公開画面を表示させるためのデータに設定された言語コードについて、言語の情報の有無を調べ、前記言語の情報を取得し、さらに、取得された前記言語の情報の前記センターサーバにおける言語資源の有無を調べ、前記取得された言語の情報について前記言語資源がある場合、前記取得された言語を前記公開画面で表示させる表示言語とし、前記取得された言語の情報について前記言語資源がない場合、前記センターサーバで設定された第1の表示言語を前記公開画面で表示させる表示言語とすることを特徴とする。
本発明の上記態様においては、さらに、前記センターサーバおよび前記利用者端末と通信ネットワークで接続され、前記利用者端末が前記公開画面を閲覧するための閲覧画面を前記通信ネットワーク上に公開しているリテーラシステムを有し、前記リテーラシステムは、第2の表示言語が設定されており、通信ネットワーク上に公開した公開画面によって、前記利用者端末からアクセスされ、前記利用者端末を介した利用者の他の会員情報として、少なくとも、前記公開画面における表示言語が登録される他の会員登録部と、前記他の会員登録部に登録された表示言語の情報を記憶する他のデータベースとを備え、前記受注システムは、前記第1の記憶部、前記第2の記憶部、前記公開画面を表示させるためのデータに設定されたパラメータ、および前記公開画面を表示させるためのデータに設定された言語コードについて、前記言語の情報の有無を調べ、前記言語の情報を取得し、さらに、取得された前記言語の情報の前記センターサーバまたは前記リテーラシステムにおける言語資源の有無を調べ、前記取得された言語の情報について前記言語資源がない場合、前記センターサーバで設定された第1の表示言語または前記リテーラシステムで設定された第2の表示言語を前記公開画面で表示させる表示言語とするものであることが好ましい。
さらに、本発明の上記態様においては、前記受注システムは、前記公開画面で表示させる表示言語として決定された表示言語の情報を、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に書き込むことが好ましい。
さらにまた、本発明の上記態様においては、さらに、前記センターサーバは、前記利用者による注文に応じた注文情報に基づく作業指示を、複数の言語で登録する作業指示登録部と、前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合、前記作業指示登録部から前記使用言語による作業指示を呼び出し、前記注文情報に前記作業指示を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有することが好ましい。
また、本発明の上記態様においては、さらに、前記センターサーバは、前記利用者の注文の第1の注文情報に対応する第2の注文情報が、複数の言語で登録された注文情報登録部と、前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合、前記注文情報登録部から前記使用言語による第2の注文情報を呼び出し、前記第1の注文情報に、前記第2の注文情報を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有することが好ましい。
また、本発明の他の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者による注文に応じた注文情報に基づく作業指示を、複数の言語で登録する作業指示登録部と、前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合、前記作業指示登録部から前記使用言語による作業指示を呼び出し、前記注文情報に前記作業指示を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有することを特徴とする画像ネットワークシステムを提供するものである。
また、本発明の他の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者の注文の第1の注文情報に対応する第2の注文情報が、複数の言語で登録された注文情報登録部と、前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合、前記注文情報登録部から前記使用言語による第2の注文情報を呼び出し、前記第1の注文情報に、前記第2の注文情報を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有することを特徴とする画像ネットワークシステムを提供するものである。
また、本発明の他の態様は、一時的に記憶する第1の記憶部およびデータベースを備えるセンターサーバと、利用者による画像データおよび注文を受け付けて、センターサーバに送る、センターサーバに通信ネットワークで接続され、一時的に記憶する第2の記憶部を備える利用者端末と、利用者の注文に応じた製品を作製する、通信ネットワークでセンターサーバに接続されるラボシステムと、前記通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムとを有する画像ネットワークシステムにおける言語設定方法であって、前記利用者端末を介して会員情報として、少なくとも前記公開画面における表示言語を登録する工程と、前記登録された表示言語の情報を前記センターサーバの前記データベースおよび前記第1の記憶部に記憶させる工程と、前記会員情報のうち、前記表示言語の情報が変更された場合、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に表示言語の情報を書き込む工程とを有することを特徴とする言語設定方法を提供するものである。
また、本発明の他の態様は、設定された第1の表示言語が記憶されたデータベースと、一時的に記憶する第1の記憶部とを備えるセンターサーバと、利用者による画像データおよび注文を受け付けて、センターサーバに送る、センターサーバに通信ネットワークで接続され、一時的に記憶する第2の記憶部を備える利用者端末と、利用者の注文に応じた製品を作製する、通信ネットワークでセンターサーバに接続されるラボシステムと、前記通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムとを有する画像ネットワークシステムにおける言語設定方法であって、前記第1の記憶部、前記第2の記憶部、前記公開画面を表示させるためのデータに設定されたパラメータ、および前記公開画面を表示させるためのデータに設定された言語コードについて、言語の情報の有無を調べる工程と、前記言語の情報を取得し、さらに、取得された前記言語の情報の前記センターサーバにおける言語リソースの有無を調べる工程と、前記取得された言語の情報について前記言語資源がある場合、前記取得された言語を前記公開画面で表示させる表示言語とする工程と、前記取得された言語の情報について前記言語資源がない場合、前記センターサーバで設定された第1の表示言語を前記公開画面で表示させる表示言語とする工程とを有することを特徴とする言語設定方法を提供するものである。
また、本発明の他の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、前記利用者による注文に応じた注文情報に基づく作業指示を、複数の言語で登録する工程と、前記注文の言語と前記使用言語とを比較する工程と、前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とが異なる場合、前記使用言語による作業指示を、前記複数の言語で登録されたものの中から呼び出し、前記注文情報に前記作業指示を付加して、前記ラボシステムに出力する工程とを有することを特徴とする言語設定方法を提供するものである。
また、本発明の他の態様は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、前記利用者による注文の第1の注文情報に対応する第2の注文情報を、複数の言語で登録する工程と、前記注文の言語と前記使用言語とを比較する工程と、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合、前記使用言語による第2の注文情報を、前記複数の言語で登録されたものの中から呼び出し、前記第1の注文情報に前記第2の注文情報を付加して、前記ラボシステムに出力する工程とを有することを特徴とする言語設定方法を提供するものである。
本発明の第1および第2の態様の画像ネットワークシステムによれば、複数種の言語が利用される多言語地域において、利用者端末を介してアクセスする利用者毎に、公開画面に表示させる表示言語を理解可能な言語に設定することができる。
また、本発明の第1の態様の画像ネットワークシステムによれば、複数種の言語が利用される多言語地域において、利用者端末を介してアクセスする利用者の表示言語情報の取得に失敗した場合であっても、利用者端末またはセンターサーバもしくはリテーラに携わる人が理解可能な言語に設定することができる。
さらに、本発明の第3の態様および第4の態様の画像ネットワークシステムによれば、複数種の言語が利用される多言語地域において、ラボシステムに携わる人が理解可能な言語に設定することができる。
また、本発明の第5および第6の態様の言語設定方法によれば、複数種の言語が利用される多言語地域において、利用者端末を介してアクセスする利用者毎に、公開画面に表示させる表示言語を理解可能な言語に設定することができる。
さらに、本発明の第5の態様の言語設定方法によれば、複数種の言語が利用される多言語地域において、利用者端末を介してアクセスする利用者の表示言語情報の取得に失敗した場合であっても、利用者端末またはセンターサーバもしくはリテーラに携わる人が理解可能な言語に設定することができる。
さらにまた、本発明の第7の態様および第8の態様の言語設定方法によれば、複数種の言語が利用される多言語地域において、ラボシステムに携わる人が理解可能な言語に設定することができる。
以下、本発明の画像ネットワークシステムおよび言語設定方法について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細に説明する。
図1は、本発明の画像ネットワークシステムの第1の実施例のシステム構成を示す模式図である。
図1に示すように、画像ネットワークシステム10(以下、ネットシステム10ともいう)は、インターネット等の通信ネットワークを利用して、利用者からの(写真)プリント等の注文を受け付け、注文に応じたプリントを作製してプリントを提供する、いわゆるネットプリントサービス(オンラインプリントサービス)を展開すると共に、利用者から転送された画像(画像データ)を保管/管理して、閲覧を可能にする、いわゆる電子アルバムのサービスも展開する。
本実施例のネットシステム10は、基本的に、このネットシステム10を統括/管理するネットセンター(センターサーバ)12と、利用者がプリントの注文など行なう利用者端末14と、プリント業者(以下、ラボという)が有するラボシステム16と、利用者とラボとの仲介役的な役割を果たすリテーラシステム18とを有して構成される。
また、本実施例のネットシステム10においては、ネットセンター12、利用者端末14、ラボシステム16、およびリテーラシステム18は、インターネット等の通信ネットワークによって互いに接続されている。なお、本発明の画像ネットワークシステムにおいては、ネットセンター12、利用者端末14、およびリテーラシステム18は、インターネット等の公開された通信ネットワークによって互いに接続されるが、ラボシステム16のみは、利用者端末14およびリテーラシステム18には接続されず、ネットセンター12と専用の通信回線で接続されてもよい。
なお、本実施例においては、図面を簡略にしてネットシステム10の構成を明瞭に示すために、利用者端末14、ラボシステム16、およびリテーラ18は、1つのみを図示しているが、本発明は、これに限定はされない。
従って、ネットシステム10には、複数のラボシステム16が存在してもよく、また、通常は複数のリテーラシステム18が存在する。
ネットセンター12は、通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末14からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステム16で作製させるものである。
利用者端末14は、利用者によるプリント注文、およびネットセンター12への画像の転送(画像のアップロード)を受け付けるものである。
なお、本実施例のネットシステム10において、利用者には、このネットシステム10に登録している会員、および同登録していない非会員とが存在する。また、会員には、ネットセンター12で利用者の会員情報等を管理するセンター会員と、リテーラシステム18において利用者の会員情報等を管理するリテーラ会員とが存在する。
利用者端末14は、基本的に、利用者が有する通信ネットワークに接続可能なパーソナルコンピュータ(以下、PCという)またはプリント注文の受付店に設置され通信ネットワークに接続されるプリント注文端末等を利用して構成される。
また、本発明のネットシステム10において、利用者端末14には、Webブラウザを利用する第1の利用者端末14a、汎用のアプリケーション(オンラインプリントソフトウエア)またはWebサイトを利用する第2の利用者端末14b、およびネットシステム10専用の注文用アプリケーションである注文ソフトを利用する第3の利用者端末14cの3種がある。
第1の利用者端末14aとは、公知のWebブラウザを利用して、ネットセンター12(ネットセンター12が管理する、通信ネットワーク上に公開しているWebサイト)にアクセス(接続)して、プリントの注文等を行なうものである。
この第1の利用者端末14aは、最初からネットセンター12に接続するのではなく、まず、リテーラシステム18が通信ネットワーク(Web上)で公開している公開画面(Web画面)にアクセスし、この公開画面(入口画面)から、ネットセンター12(後述するフロントエンド12b)にアクセスする。
第2の利用者端末14bとは、PCのオペレーティングシステムに搭載された通信ネットワークを用いるプリント注文機能、デジタルカメラに付属のアプリケーションが有する通信ネットワークを用いるプリント注文機能、通信ネットワーク上に公開されたWebサイトに設定されたプリント注文機能などを利用して、ネットセンター12にアクセスして、プリントの注文等を行なうものである。
本実施例のネットシステム10においては、この形式の第2の利用者端末14bとして、オンラインプリントソフトウエアのみが設定されている。ネットシステム10において、オンラインプリントソフトウエアには、複数のリテーラシステム18(リテーラ)が参加しており、このオンラインプリントソフトウエアを用いる第2の利用者端末14bでは、所定の選択画面でプリントを注文するリテーラ(リテーラシステム18が提供するオンラインプリント注文サービスサイト)の選択を行なった後に、ネットセンター12にアクセスする。
さらに、第3の利用者端末14cとは、ネットシステム10で商品を注文するための専用アプリケーションである注文ソフトをインストールしたPC等であり、この注文ソフトを用いて、ネットセンター12にアクセスして、プリントの注文等を行なうものである。
この第3の利用者端末14cでは、プリントを注文するリテーラが一義的に決定されていて、リテーラの選択を行なうことなくネットセンター12にアクセスするようにしてもよく、あるいは、選択画面でプリントを注文するリテーラの選択を行なった後に、ネットセンター12にアクセスしてもよい。
なお、1つの利用者端末で、第1の利用者端末14a、第2の利用者端末14bおよび第3の利用者端末14cの少なくとも1つに対応すればよく、これらの2以上に対応してもよいのは、もちろんである。
リテーラシステム18は、利用者とラボとを仲介役的な役目を果たすシステムであり、例えば、PC、ワークステーション(WS)、サーバ機器等によって構成される。このリテーラシステム18は、会員情報データベース(以下、会員情報DBという)18aを有しており、この会員情報DB18aにより、リテーラ会員の会員情報等が管理されている。
前述のように、欧州の写真プリント業界においては、リテーラと呼ばれる、利用者とラボとを仲介する仲介業者が存在する。リテーラは、ラボと契約して、化粧品店または薬店等に依頼してプリント注文の受付窓口を設け、利用者からのプリント注文を受け付けて、受け付けたプリント注文をラボに受け渡し、また、必要に応じて、ラボから仕上がったプリントを受け取り、指示された受付窓口などの店舗に送り、また、利用者の自宅に送る。
すなわち、この流通システムにおいては、利用者は、ラボを全く意識することなく、リテーラにプリントを注文する感覚となる。
リテーラシステム18は、このリテーラの役割を果たすものであり、例えば、前述の仲介業者であるリテーラが有し、運営/管理するものである。
本発明において、リテーラシステムは、欧州の写真プリント業界におけるリテーラ、すなわちラボと契約している仲介業者が運営/管理するものには限定されない。本発明においては、リテーラとは、見かけ上、顧客に対して直接的にサービスを提供する、サービス主体と呼べるものであり、リテーラシステムとは、そのサービス主体の役割を果たすもの、すなわちサービス主体の業務を遂行するものである。リテーラ(サービス主体)は、具体的には、顧客から写真プリント等の注文を受け付けること、出来上がった製品をその顧客に渡すこと、および、製品に対する支払いを受けることを行なうものであれば、どのような業務形態を取るものであってもよい。リテーラ(サービス主体)の具体例としては、写真プリント等の受注・受渡の業務を専業とする店や他の業務と兼業する店(個店)、コンビニエンスストアが挙げられる。これらは、写真プリント等の製品の作製を行なうラボと契約し、製品の受注・受渡の業務を自店の業務として行なう。また、自店で写真プリント等の製品を作製するラボやいわゆるミニラボ店が、製品の受注・受渡の業務をも行なって、リテーラ(サービス主体)として機能することもできる。
前述のように、リテーラシステム18は、インターネット等の通信ネットワークによって、ネットセンター12、利用者端末14、およびラボシステム16と接続されている。また、リテーラシステム18は、通信ネットワーク(Web上)に第1の利用者端末14aがネットセンター12にアクセスするための公開画面(Web画面)を公開している。この公開画面は、リテーラシステム18の形態に応じて、小売店等のホームページ上に設けられた、またはそこからリンクする、上述の仲介業者のWeb画面として、あるいは個店やコンビニエンスストアやラボのホームページ中のWeb画面(その店専用の注文Web画面)として提供される。
さらに、前述のように、リテーラ会員の会員情報は、このリテーラシステム18の会員情報DB18aにより管理されている。
また、リテーラシステム18は、後述するネットセンター12の会員登録/認証と同様の機能を有し、リテーラ会員の登録はリテーラシステム18で行い、また、リテーラ会員がネットセンター12にアクセスする際には、リテーラシステム18において、会員の認証を行なう。この場合、リテーラ会員は、公開画面に表示させる表示言語なども登録する。なお、公開画面には、上述の、リテーラシステム18が公開するネットセンター12にアクセスするための画面と、後述する、ネットセンター12が公開するプリント注文画面とがある。
ネットセンター12にアクセスするための公開画面は、一例として、リテーラのホームページ等に、ネットセンター12(ネットセンター12が管理するWebサイト)にリンクするコンテンツ(例えば、「プリントを注文する」、「アルバムを見る」のようなボタン)等を表示することで、形成すればよい。
あるいは、ホームページ等を利用せずに、ネットセンター12にアクセスするためだけの専用の公開画面を設けてもよい。
ネットシステム10において、第1の利用者端末14aでは、直接、ネットセンター12(後述するフロントエンド12b)にアクセスすることは、出来ない。第1の利用者端末14aを用いる場合には、利用者は、リテーラシステム18が通信ネットワーク上で公開している受注システム30の公開画面を閲覧するためのホームページなどの閲覧画面から、ネットセンター12にアクセスする。
また、第2の利用者端末14bを用いる場合には、利用者は、基本的に、リテーラの選択を行なった後に、ネットセンター12にアクセスする。さらに、第3の利用者端末14cを用いる場合には、リテーラが一義的に決定されており、あるいは、同様に、リテーラの選択を行なった後に、ネットセンター12にアクセスする。
従って、本発明のネットシステム10においても、利用者は、ネットセンター12およびラボ(ラボシステム16)を意識することなく、リテーラに注文する感覚で、プリント等の注文を行なうことができる。
なお、本発明のネットシステム10においては、リテーラシステム18と後述するラボシステム16とは、1つのシステムで構成されるものであってもよい。
ネットセンター12は、ネットシステム10を統括するものであり、一例として、PC、WS、ネットワーク機器、サーバ機器、ストレージ機器等を組み合わせて構成される。
また、ネットセンター12は、利用者から送られた画像、会員情報、プリントなどの注文情報、ネットシステム10を管理運営するための情報など、画像または各種の情報等を保存/管理するためのデータベース/ファイルサーバ(DB/FS)12aを有する。
図1に概念的に示されるように、ネットセンター12は、フロントエンド12bおよびバックエンド12cを有する。
フロントエンド12bは、利用者の注文等を受けるためのサイトであり、利用者端末14によるアクセスが可能である。すなわち、フロントエンド12bは、利用者がプリントの注文または画像のアップロード等を行なうための、ユーザインターフェイスのような機能を提供する。
他方、バックエンド12cは、ネットシステム10およびネットセンター12の管理を行なうためのサイトである。従って、バックエンド12cには、ネットセンター12を管理する管理システム24、リテーラシステム18およびラボシステム16等、ネットシステム10を管理/運営するシステムのみがアクセス可能で、利用者端末14によるアクセスはできない。
ネットセンター12において、フロントエンド12bは、受注システム30、オンラインプリント注文32、アプリケーションダウンロード34、および注文ソフト受注サーバ36を有する。
また、受注システム30は、店検索サイトブロック30a、会員登録/認証ブロック30b、アルバム機能ブロック30c、シェアボックス機能ブロック30d、注文Webブロック30eおよびキャンペーンブロック30fの各機能ブロックを備えるものである。以下では、各機能ブロックについて、ブロックの語を省略し、単に、店検索サイト30a、会員登録/認証30b、のように呼ぶ。
店検索サイト30a、会員登録/認証30b、アルバム機能30c、シェアボックス機能30d、注文Web30e、およびキャンペーン提供30fを備える受注システム30は、第1の利用者端末14aからアクセスされるものである。
利用者は、第1の利用者端末14aを用い、リテーラシステム18が通信ネットワーク上に公開しているホームページ等の公開画面からネットセンター12のフロントエンド12b(受注システム30)にアクセスして、以下の機能を利用することができる。
受注システム30において、店検索サイト30aは、プリント等の商品を受け取る店が決まっていない利用者が、利用可能な店を検索するための検索Webサイトを提供する。例えば、第1の利用者端末14aで店検索サイト30aにアクセスして、国または地域を指定することにより、利用可能な店の一覧と、各店の情報等を表示する。
また、受注システム30は、後述するように、クッキー(第2の記憶部)50およびセッション(第1の記憶部)52に、表示言語の情報を書き込むものである。
会員登録/認証30bは、センター会員の会員登録、登録している会員情報の変更、会員の認証(サインイン)等の機能を提供する。
本実施例のネットセンター12においては、会員毎に設定した会員のID(識別情報、例えば識別番号)とパスワードとを用いて、認証を行なう。なお、会員情報は、後述するバックエンド12cの会員管理において管理されている。
なお、リテーラシステム18も、これに準じた会員登録/認証の機能を有し、また、リテーラ会員に関しては、リテーラシステム18で、会員登録、会員の認証、および会員の情報の管理等を行なうのは、前述のとおりである。従って、リテーラ会員による第1の利用者端末14aでのアクセスでは、リテーラシステム18で認証を行った後にネットセンター12にアクセスし、このフロントエンド12bでの会員の認証は行なわない。
アルバム機能30cは、会員毎に画像をアルバム(電子アルバム)として保管する機能、会員が第1の利用者端末14aでアルバムの画像を表示する機能(会員による自身のアルバムの閲覧機能)、表示したアルバムの画像の回転・スライドショー等の機能を提供する。すなわち、アルバム機能30cは、通信ネットワークによる電子アルバムの機能を提供する。
本実施例において、アルバムには、システムアルバムとマイアルバムとが有る。システムアルバムとは、会員がアップロードした画像を保管するものである。システムアルバムは、ネットセンター12が初期(会員登録時等)に1会員に1つ、自動的に作成するアルバムで、会員によってアップロードされた画像は、全て、システムアルバムに保管される。他方、マイアルバムとは、会員が任意に作成するアルバムで、アップロードした画像を任意にまとめて保管するものである。
なお、利用者端末14によってアップロードされた画像は、画像を特定する画像コード、会員ID、リテーラID、ファイルフォーマット種別、格納ファイルサイズ、格納ファイル名、アップロード日、最新注文日等の情報等を含む画像情報で管理される。
本実施例のネットシステム10において、会員は、アルバム機能によって、各種のアルバム操作、およびアルバム画像編集を行なうことができる。
アルバム操作としては、一例として、マイアルバムの新規作成、マイアルバムの名称の設定・変更、アルバムの一覧表示、マイアルバムの削除等を行なうことができる。なお、システムアルバムは、会員による削除は出来ない。
他方、アルバム画像編集としては、一例として、アルバム内の全画像のスライドショー表示、画像のサムネイル一覧表示、画像の拡大表示、画像の回転表示、画像の追加、画像の表示順変更、画像名称の変更、画像の別のアルバムへのコピーおよび移動(複数選択および一括選択可能)、画像の削除(複数削除および一括削除可能)、アルバムに保管した画像を用いたプリント等の商品注文等を行なうことができる。
シェアボックス機能30dは、会員が自身のアルバムの画像を第三者に公開する機能を提供する。会員は、このシェアボックス機能を用いて、アルバムから任意の数の画像を選択して、画像を第三者に公開するためのシェアボックス(複数でも可)を作成することができ、また、シェアボックス内の画像を閲覧するためのURL(アドレス)を、知人等に提供することにより、第三者に公開することができる。
会員は、シェアボックスの機能を利用して、各種のシェアボックスの操作を行なうことができる。
具体的には、一例として、1つのアルバム内の画像を選択(複数選択および一括選択可能)してのシェアボックスの作成、シェアボックスの公開(例えばメール送信などによる、シェアボックスを閲覧するためのURLの提供)、シェアボックスの公開用パスワード設定、シェアボックスの名称の設定、シェアボックスの公開停止、シェアボックスの一覧表示、シェアボックス内の画像のサムネイル画像の一覧表示、シェアボックス内の画像のスライドショー表示、シェアボックス内の画像の拡大表示、シェアボックス公開時の送信メールアドレスの保存・削除・編集等を行なうことができる。
また、第三者は、シェアボックス機能を利用して、公開されたシェアボックスに対して、各種の操作を行なうことができる。
具体的には、一例として、シェアボックスの画像の表示(シェアボックスの閲覧)、シェアボックスを閲覧するためのパスワード認証、シェアボックス内の画像の画像のスライドショー表示、シェアボックス内の画像の拡大表示、シェアボックス内から選択した画像を用いたプリント等の商品注文等を行なうことができる。
アルバムおよびシェアボックスに保管した画像の表示は、予め定められた所定期間のみ表示(閲覧)可能であり、アルバムおよびシェアボックスでの画像の保管も、予め定められた所定期間である。後述するが、この期間は、リテーラシステム18等で設定できる。
なお、ネットセンター12のフロントエンド12bは、アルバムおよびシェアボックスの他に、非会員がプリント等を注文するためにアップロードした画像を、所定期間、保管する機能を提供する、フォトストレージも有する。なお、フォトストレージに保管した画像は、注文操作中は表示可能であるが、注文が終了した後は、表示することはできない。
注文Web30eとは、プリント、画像を記録したマグカップまたはTシャツ等のグッズ、画像を記録したCD等の商品の受注機能を提供する。
前述の第1の利用者端末14aでは、この注文Web30eにアクセスして、商品(プリント、グッズ、CDなど)の選択、商品を注文する画像の選択、プリントを注文する場合にはプリントサイズまたは枚数等を入力/指示する。また、商品の受け取り先(受取店)または配送先、支払い方法等の入力/指示も、必要に応じて、この注文Web30eによって行なう。
本実施例のネットシステム10において、注文Web30eを用いる会員による注文(商品を注文する画像の選択)には、アルバム方式とメニュー方式とが有る。
アルバム方式とは、前述のアルバムに保管された画像から、注文する画像を選択する方式である。他方、メニュー方式とは、第1の利用者端末14aによってアップロードした画像から、注文する画像を選択する方式である。なお、注文の有無に関わらず、会員がアップロードした画像は、システムアルバムに保管される。
注文Webを用いる非会員による注文は、メニュー方式と同様の方式のみであり、アップロードした画像は、前述のようにフォトストレージに保管される。
さらに、ネットシステム10では、第1の利用者端末14aで、シェアボックスに保管されている画像の中から、画像を選択して、商品を注文することもできる。但し、前述のように、シェアボックスの画像の表示には、前述のようにURLが提供されていることが前提になるため、画像の注文もURLの提供が前提となる。
本実施例のネットシステム10において、この注文Web30eが提供するプリント注文画面などの公開画面は、各リテーラシステム18毎に設けられており、また、後述するバックエンド12cのモディファイ38およびカスタマイズ39によって、リテーラシステム18(リテーラ)毎に変更可能である。
キャンペーン提供30fとは、前述のリテーラ(あるいはラボ)が行なう各種のキャンペーンを、利用者に提供する機能である。キャンペーンとは、注文料金の値引き、各種のグッズのプレゼントなどの、注文に対する特定サービスの総称である。
キャンペーンは、例えば、リテーラシステム18が通信ネットワーク上で公開しているホームページでの告知、または第3の利用者端末14cがアクセスしてきた際にキャンペーンの情報を表示することで告知する。また、キャンペーンの対象とする利用者端末14の種類を選択(第1の利用者端末14a、第2の利用者端末14b、および第3の利用者端末14cの1以上)することも可能である。
また、キャンペーン提供30fは、後述するバックエンド12cのキャンペーン管理40hによって、リテーラ(テーラシステム18)およびラボ(ラボシステム16)毎に申請/設定できる。
オンラインプリント注文ブロック32は、第2の利用者端末14bによる注文を受ける機能を提供する。
第2の利用者端末14bは、このオンラインプリント注文32にアクセスする。オンラインプリント注文32は、第2の利用者端末14bがアクセスしてきたら、利用可能なリテーラ(リテーラシステム18が提供するオンラインプリント注文サービスサイト)の一覧、各リテーラの価格等を表示する。また、第2の利用者端末14bは、このオンラインプリント注文32によって、リテーラの選択、プリントを注文する画像の選択およびアップロード、プリントを注文する画像の選択、プリントサイズ、枚数、商品の受け取り先(受取店)、配送先、支払い方法等の入力/指示を行なう。
なお、本実施例において、第2の利用者端末14bによる注文は、非会員による注文の扱いとなる。従って、第2の利用者端末14bによってアップロードされた画像は、前述のフォトストレージに保管される。なお、本発明は、これに限定はされず、第2の利用者端末14bが会員による注文に対応してもよいのは、もちろんである。
アプリケーションダウンロードブロック34とは、オンラインプリントソフトウエアのインストーラおよび注文ソフトウエアのインストーラをダウンロードするWebサイト機能を提供する。本実施例においては、オンラインプリントソフトウエアのインストーラおよび注文ソフトウエアのインストーラについて、複数の言語のものが用意されており、多言語地域に対応させている。これにより、利用者の使用言語を問わずに、オンラインプリント注文および注文ソフトウエアを利用することができる。
前述の第2の利用者端末14b、および第3の利用者端末14cは、共に、利用者のPC等で、このアプリケーションダウンロード34にアクセスしてオンラインプリントソフトウエアおよび注文ソフトウエアのインストーラをダウンロードし、このインストーラでオンラインプリントソフトウエアおよび注文ソフトウエアをインストールすることにより、本発明のネットシステム10の利用者端末14(第2の利用者端末14bおよび第3の利用者端末14c)として機能する。
注文ソフト受注サーバブロック36は、第3の利用者端末14cでの注文を受ける機能を提供する。前述の注文ソフトウエアには、ネットセンター12と通信を行なうことで第3の利用者端末14cによる注文機能を利用者に提供するインターフェイスである、注文モジュールが組み込まれている。注文ソフト受注サーバ36は、この注文モジュールを介して、第3の利用者端末14cによる注文機能に関する一連の機能を提供する。
第3の利用者端末14cでは、注文ソフト受注サーバ36を利用して、リテーラの選択、プリントを注文する画像の選択、プリントサイズ、枚数、商品の受け取り先または配送先、支払い方法等の入力/指示を行なう。なお、注文ソフト受注サーバ36を用いる商品の注文において、画像の選択は、一例として、メニュー方式と同様に行なう。
また、本実施例のネットシステム10において、第3の利用者端末14cによる商品の注文は、会員専用である。従って、第3の利用者端末14cによってネットセンター12にアクセスする際には、会員IDおよびパスワードによる認証が行なわれ、また、アップロードされた画像は、この会員のシステムアルバムに保管される。なお、本発明は、これに限定はされず、例えば、第3の利用者端末14cでの注文は、非会員も可能にしてもよい。
一方、図1に示すように、ネットセンター12において、バックエンド12cは、前述のように、ネットシステム10およびネットセンター12の管理を行なうためのサイトであり、モディファイブロック38、カスタマイズブロック39、デザイン確認用サーバブロック26、会員管理ブロック40a、画像管理ブロック40b、基本情報管理ブロック40c、商材管理ブロック40d、サイト管理ブロック40e、注文管理ブロック40f、ワークフローブロック40g、キャンペーン管理ブロック40h、課金管理ブロック40i、ラボ受注サーバブロック42、および決済ブロック44を有する。以下では、各機能ブロックについて、ブロックの語を省略し、単に、モディファイ38、カスタマイズ39、のように呼ぶ。
モディファイ38およびカスタマイズ39は、共に、商品の注文画面等、前述の注文Web30eが提供する公開画面の変更機能を提供する。前述のように、注文Web30eが提供する公開画面は、リテーラシステム18毎に設定されており、さらに、モディファイ38およびカスタマイズ39によって、それぞれのリテーラシステム18毎に変更可能であるので、これにより、リテーラ毎に独自性を出すことができる。
また、デザイン確認用サーバ26は、モディファイ38およびカスタマイズ39によって変更した公開画面を、リテーラシステム18等によって確認するためのものである。言い換えれば、デザイン確認用サーバ26は、モディファイ38またはカスタマイズ39で変更した公開画面を、注文Webの本番環境に反映させる前に確認するための確認環境を、リテーラシステム18に提供するものである。
なお、本発明のネットシステム10は、これに限定はされず、注文Webのみならず、フロントエンド12bが提供する他の公開画面、すなわち、利用者のためのユーザインターフェイスを提供する各公開画面も、各リテーラシステム18毎に設定/変更可能にしてもよい。
モディファイ38は、レイアウト変更のように、大幅な画面の変更を行なう機能を有する。モディファイ38による公開画面の変更(デザイン)は、リテーラなどの依頼に応じて、通信ネットワーク(あるいは専用回線でも可)でネットセンター12に接続される画面開発システム22によって行なわれる。
モディファイで38は、画面開発システム22は、公開画面を作成したら、確認環境であるデザイン確認用サーバ26に、作成した公開画面をアップロードする。リテーラシステム18は、デザイン確認用サーバ26に変更した公開画面がアップロードされると、デザイン確認用サーバ26にアクセスして画面を確認し、適正であると判断した場合には、注文Webの本番環境への反映および反映の開始日をネットセンター12(後述するワークフロー)に申請する。これに応じて、反映開始日に、変更された公開画面が本番環境に反映される。
他方、カスタマイズ39は、先のモディファイ38のような大幅な画面変更ではなく、注文Webの公開画面のフォント、または色の変更等、簡易な注文Webの公開画面の変更を行なう機能を有する。本実施例においては、一例として、ウエブ画面のデザインテンプレート、ロゴ画像、画面の背景色、フォントの文字色、リンク色、画面タイトルフォント文字種、画面内に定義された各領域の文字色、画面内に定義された各領域の背景色の、それぞれの項目について、複数の選択肢が設定されており、この中から任意のものを選択して、注文Webの公開画面の変更を行なうことができる。
なお、これらの各項目の選択肢や、その色またはデザイン等は、適宜、前述の画面開発システム22が作成して、カスタマイズ39に設定する。すなわち、カスタマイズ39における公開画面変更の選択肢は、適宜、画面開発システム22によって変更され、これにより、注文Webの公開画面に季節感または地域色等を出すことができる。
カスタマイズを行なう場合には、リテーラシステム18(バックエンド12cにアクセスが可能なシステム)でカスタマイズ39にアクセスして、デザインテンプレート、ロゴ画像、文字色等の選択/変更を行なって、公開画面の変更設定を行なう。
この設定変更を反映した公開画面は、デザイン確認用サーバ26に送られ、リテーラシステム18で表示可能となる。リテーラシステム18は、この画面を適正であると判断した場合には、先と同様に、注文Webの本番環境への反映および反映の開始日をネットセンター12に申請し、申請に応じて変更後の公開画面が本番環境に反映される。
なお、本実施例のネットシステム10において、注文Webの公開画面の変更は、リテーラシステム18からのアクセスまたは要求ではなく、ラボシステム16からのアクセスまたは要求に応じて行なってもよい。
会員管理40aは、センター会員の会員情報の管理(新規会員の登録の管理、各種情報の変更/追加/更新等を含む)、会員情報の検索、会員情報のダウンロード等の会員情報の管理機能を提供する。
センター会員の情報としては、会員ID、パスワード、公開画面で文字を表示させるための表示言語、E-mailアドレス、商品の受取店のID(選択店ID)、氏名、住所、電話番号、配送先等の情報が例示される。また、センター会員の会員情報には、これに加え、会員登録を仲介したリテーラ(リテーラシステム18)など、会員が属するリテーラを示すリテーラIDも付される。
なお、リテーラ会員に関しては、前述のように、会員情報はリテーラシステムで管理しているが、ネットセンター12の会員管理40aでも、会員ID(ネットセンターが付した会員ID)、会員登録をしているリテーラのリテーラID、および会員毎にリテーラで付している会員ID(リテーラユニークID)を対応付して管理している。
また、会員情報の検索とは、リテーラシステム18が、或る任意の条件に合致したセンター会員を検索する機能を提供するものである。さらに、会員情報のダウンロードとは、リテーラシステム18が、自身に関連するセンター会員の情報をダウンロードする機能を提供するものである。
画像管理40bは、前述のアルバム、シェアボックス、フォトストレージなどの保管容量、画像の保管期間または表示期間等の管理機能を提供する。
画像管理40bは、リテーラシステム18またはラボシステム16からの要求に応じて、リテーラシステム18毎またはラボシステム16毎に、会員一人当たりのアルバムの容量、画像の保管期間、画像の表示期間を設定する。すなわち、アルバムの容量、画像表示期間および保管期間は、リテーラシステム18またはラボシステム16(すなわち、リテーラまたはラボ)が設定することができる。なお、表示期間と保管期間は、同じでも異なってもよい。
また、画像管理40bは、表示期間を過ぎた画像に関しては表示を停止し、保管期間を過ぎた画像は削除し、容量をオーバーしたアルバムなどに関しては、警告等でその旨を会員に知らせる。さらに、表示期間の満了などを電子メール等で会員に通達してもよい。
なお、ネットシステム10においては、商品を注文された画像と未注文画像とで、表示期間および/または保管期間を変えてもよく(例えば、注文によって期間延長する)、会員と非会員とで期間を変えてもよい。
また、画像管理40bは、画像を保管しないマイアルバム、フォトストレージ、シェアボックスを、定期的に削除する。さらに、画像管理は、公序良俗に反する画像を保管しているシェアボックスについては、公開を強制的に停止する。
基本情報管理40cは、ラボシステム16、リテーラシステム18、および受取店の各基本情報の管理機能を提供する。
基本情報管理40cでは、各ラボシステム16(ラボシステム16を有するラボ)と提携しているリテーラシステム18(リテーラシステム18を有するリテーラ)、および各リテーラシステム18と提携している受取店を、対応付けして登録/管理すると共に、各ラボシステム16、リテーラシステム18、および受取店について、それぞれの基本情報を管理し、また、要求または必要に応じて、基本情報を変更/更新する。
ラボシステム16の情報としては、ラボのID(ラボID)、名称、電話番号、所在国、サービスを提供する国、およびラボシステム16がネットセンター12にアクセスする際に必要なパスワード(ラボ認証コード)等が例示される。
リテーラシステム18の情報としては、リテーラのID、名称、略称、所在国、サービスを展開する国、サポートする言語、提携するラボのラボID(所属ラボID)等が例示される。
受取店28の情報としては、店のID、名称、電話番号、所在国、郵便番号、提携するリテーラのID(所属リテーラID)、所属するリテーラが所属するラボのID(所属ラボID)、ラボが受取店に付与するユニークな管理コード(ラボ管理用店コード)、リテーラが受取店に付与するユニークな管理コード(リテーラ管理用店コード)等が例示される。
商材管理40dは、ラボシステム16を有するラボ、リテーラシステム18を有するリテーラ、および受取店が取り扱う商品の管理機能を提供する。
本実施例のネットシステム10においては、一例として、会員または非会員から受け取った画像を再生した(写真)プリント、同画像を保存したCD、および同画像を再生したグッズ(例えば、マグカップまたはTシャツなど)を、利用者に提供する。
商材管理40dは、各リテーラシステム18またはラボシステム16が取り扱う商品(商材)の設定、商品の価格の設定、注文Web等における商品の表示等の機能を提供する。また、商材管理40dは、利用者端末14を用いた利用者による商品の注文(注文の入力指示)に応じて、注文に関する情報である注文設定情報(画像、商材の種類、プリントサイズ、数など)を生成する機能も提供する。
取り扱う商品、および商品の価格は、商材管理40dの機能によって、リテーラシステム18毎またはラボシステム16毎に、申請/設定できる。すなわち、取り扱い商品、または商品の価格は、リテーラまたはラボが設定することができる。
各商品(商材)には、受取店、リテーラ、およびラボ毎に価格情報が設定されており、それぞれ、下記の情報で管理される。
受取店商材価格(以下、店商材価格という)は、受取店で決定する商品の価格で、リテーラシステム18が価格を管理する。ネットシステム10においては、店価格はリテーラシステム18が承認した場合のみに有効となる。店商材価格は、商材ID、利用者端末コード、店ID、区分1価格〜区分n価格等が対応付して管理される。
リテーラ商材価格は、リテーラシステム18で設定した商品の価格であり、リテーラシステム18が価格を管理する。リテーラ商材価格は、商材ID、利用者端末コード、リテーラID、区分1価格〜区分n価格等が対応付して管理される。
ラボ商材価格は、ラボシステム16で設定した商品の価格であり、ラボシステム16が価格を管理する。ラボ商材価格は、商材ID、利用者端末コード、区分1価格〜区分n価格等が対応付して管理される。
なお、上記の「区分」とは、注文数に応じて分けられた区分であり、「n」が大きくなるほど、多数の注文となり、通常、価格は安くなる。また、利用者端末コードとは、注文をした利用者端末14が、第1の利用者端末14a、第2の利用者端末14b、第3の利用者端末14cの何れを利用するものかを示すコードである。
サイト管理40eは、利用者へのお知らせの情報、統計情報、アプリケーションのダウンロード情報など、ネットシステム10を運用するための各種の管理機能を提供する。
具体的には、ネットシステム10においては、リテーラシステム18、ラボシステム16、およびネットセンター12のそれぞれに対応して、ネットシステム10を運用管理するために、各システムを管理する管理者向けの各種の管理機能が設定されており、サイト管理40eが、これらの管理機能を提供する。
リテーラ管理者向けの管理機能としては、リテーラのプロファイル情報(メールアドレスまたはパスワードなど)の登録/変更/削除を行なうリテーラ運用者管理; 対応する商品、価格の情報、商品の受取方法、決済方法の情報、キャンペーン情報、メールテンプレートの作成などのリテーラ詳細情報の設定/更新; 名称、国、言語、対応する利用者端末14などのリテーラ基本情報の更新; リテーラから利用者に向けた告知、連絡である「お知らせ情報」の登録/変更/更新; 受取店での商品価格の変更; 会員数等の統計情報の収集; 公開画面のデザイン設定/変更; 会員情報の変更; 等が例示される。
ラボ管理者向けの管理機能としては、ラボのプロファイル情報の登録/変更/削除を行なうリテーラ運用者管理; ラボ注文画像容量、保管期間の情報、対応する商品、価格の情報、商品の受取方法、決済方法の情報、対応する利用者端末14の情報などのラボ詳細情報の設定/更新; リテーラ業務運用者の登録、リテーラ基本情報の登録などのリテーラ登録; 名称、ラボ管理用店コード、リテーラ管理用店コードなどの店基本情報の登録/更新などの店の登録/更新; リテーラ情報の変更申請を承認もしくは却下するリテーラ情報変更申請の承認/却下; 会員数などの統計情報の収集; リテーラ毎の注文画像容量、保管期間の変更、公開画面のデザインレイアウト変更などのリテーラ拡張情報の登録/変更; 等が例示される。
ネットシステム10において、センター管理者(運用者)は、ラボ業務運用者との対応窓口となる。
このようなセンター管理者向けの管理機能としては、注文ソフトウエア、注文モジュールのバージョン制御、共通メールテンプレートの作成などのセンター設定情報の登録/変更/削除; ネットセンター14のプロファイル情報の登録/変更/削除を行なうセンター運用者管理; 名称、国、所有するプリンタの解像度、対応する画像などのラボ基本情報の登録、ラボ業務運用者登録などのラボ基本情報登録; ラボまたはリテーラに向けた告知または連絡である「センター運用お知らせ」の登録/変更/削除; ラボが承認したリテーラ情報の変更申請のキャンセル、ラボ情報の変更申請を承認もしくは却下、またはキャンセルする、ラボ情報の変更申請の承認/却下/本番環境への適用キャンセル; 会員数などの統計情報の収集; 異常にアクセス数の多い画像の公序良俗をチェックして、必要に応じて削除する公序良俗チェック; 等が例示される。
なお、このセンター管理者による運用管理は、例えば、前述の通信ネットワークによってネットセンター12に接続される、ネットセンター運用管理用の管理システム(管理Web)24によって行なわれる。
注文管理40fは、注文情報の生成、検索または表示など、注文に関する管理機能を提供する。
前述のように、利用者による注文が行なわれると、商材管理40dによって、注文設定情報が生成される。注文管理40fでは、利用者による注文が確定し、利用者による商品の受取方法および決済方法の選択等が行なわれて、注文が完了(注文確定)すると、注文設定情報等を用いて料金計算等の必要な演算を行なって所定の情報を生成して、注文情報を生成する。なお、決済方法がクレジット決済、またはデビット決済(キャッシュカードによる決済)の場合には、後述する決済によるオーソリ(与信)の結果も、注文情報に付加する。
生成した注文情報は、ラボ受注サーバ42に送られ、保管される。また、ラボ受注サーバ42に保管された注文情報は、ラボシステム16あるいはさらにリテーラシステム18で、検索または表示を行なうことができる。
さらに、注文管理40fでは、生成した注文情報を、所定の期間、保管/管理して、保管期間を過ぎた注文情報は、削除する。
ネットシステム10において、注文情報は、「注文」、「注文明細」および「注文明細画像」の3つの対応付けされた情報からなる。
「注文」には、この注文(注文情報)を特定する注文コード、注文日時、利用者端末のID、利用者が操作する端末ID、リテーラID、会員ID、ラボID、料金に関する情報(基本料金および配送料金等)、受取方法に関する情報、受取店ID、配送先または商品の受け渡しに関する情報、決済方法に関する情報等が含まれる。
「注文明細」には、注文明細を特定する注文明細コード、商品種別、商材ID、商品名称、合計注文価格、価格体系種別(ラボまたはリテーラ毎に設定された価格設定の情報)等の情報が含まれる。
さらに、「注文明細画像」には、画像コード、注文数量等の情報が含まれる。
本実施例においては、この「注文明細画像」の画像コードによって、画像を注文された画像の画像情報と、注文情報とが対応付けされる。
画像情報には、前述のように、画像を特定する画像コード、会員ID、リテーラID、ファイルフォーマット種別、格納ファイルサイズ、格納ファイル名、アップロード日、最新注文日等の情報が含まれる。
ワークフロー40gは、ネットシステム10の運営管理を行なう上での価格・商品等の設定変更に対するワークフローの機能を提供する。
ワークフロー40gは、テーラシステム18またはラボシステム16から、リテーラまたはラボの情報(基本情報、詳細情報)の変更、料金の変更、受取店の情報に検する変更、実施するキャンペーンの登録または更新、公開画面の変更が申請されると、この申請が適正で有るか否かを判定して、承認もしくは却下を決定し、承認の場合には、申請された変更を確定して、この変更内容を、ネットシステム10に適用する。
ここで、変更内容のネットシステム10の適用には、「即日反映」と「適用日指定」とがある。
例えば、リテーラとラボとの間の契約に影響する料金設定などを除く、ラボまたはリテーラの情報に関しては、基本的に、確定したら即時にネットシステム10に反映される(即日反映)。
他方、商品の価格変更などの料金変更は、ラボまたはネットセンターの管理者が承認した後、指定した適用日にネットシステム10に反映される。また、前述の注文Webの公開画面の変更またはキャンペーンに関する変更も、基本的に、リテーラシステム18(あるいは、ラボシステム16)から指定された日に、ネットシステム10に反映される(適用日反映)。
キャンペーン管理40hは、各種のキャンペーンの登録/検索、中止、クーポン発行等の管理機能を提供する。
本実施例のネットシステム10においては、キャンペーンは、一例として、料金割引と付録プレゼント等が例示され、さらに、料金割引には、直接的な料金の値引きと、値引きを提供するためのユニークなIDであるクーポンの発行とが有る。また、キャンペーンは、対象とする利用者端末を選択して行なうことができる。リテーラシステム18(あるいはラボシステム16)は、キャンペーン管理40hの機能を利用して、キャンペーンを任意に設定して、登録し、フロントエンド12bのキャンペーンに反映させることができる。
また、リテーラシステム18(あるいはラボシステム16)は、キャンペーン管理を利用して、キャンペーンの検索/表示、実施前のキャンペーンの変更または実施中のキャンペーンの中止(キャンペーンの更新)、キャンペーン情報の削除、クーポンの発行等を行なうことができる。
課金管理40iは、所定期間内にネットセンター12(システムアルバムまたはシェアボックス)にアップロードされた画像または、注文された商品等を統計して、リテーラシステム18またはラボシステム16毎に集計し、ネットシステム10を運用するために各リテーラシステム18(リテーラ)またはラボシステム16(ラボ)に要求する課金の演算する機能を提供する。
ラボ受注サーバ42は、後述する受注モジュール16aを介して、ラボシステム16に対して、注文情報および画像データの送信等、ラボシステム16における注文の受注機能を提供する。
前述のように、注文情報は、このラボ受注サーバ42に送られ、また、注文情報に対応する画像データも、ラボ受注サーバ42に送られる(以下、1件の注文情報と対応する画像データとをまとめて、注文ジョブともいう)。ラボ受注サーバ42は、ラボシステム16からの要求に応じて、注文の一覧情報をラボシステム16に転送し、また、ラボシステム16から要求された注文1件分の注文ジョブを、ラボシステム16に転送する。
決済44は、決済方法がクレジット決済またはデビット決済の場合に、決済サイト20から、決済のオーソリ(与信)を取得する機能を提供するものである。
なお、決済サイト20とは、通信ネットワークでネットセンター12と接続された、公知のオンライン決済を行なうためのWebサイトである。ネットセンター12では、この決済サイトに対しては、オーソリ取得のみを行なう。
ラボシステム16は、PCまたはWS、サーバ機器等で構成される、ラボ(プリント業者)に設置されるシステムであり、デジタルの写真プリンタまたは各種グッズへの印画装置等に接続される(あるは、これらと一体的に構成される)。
ラボシステム16には、ネットセンター12からの商品注文取り込み用のアプリケーションである受注ソフトがインストールされる。この受注ソフトには、ラボシステム16がネットセンター12(ラボ受注サーバ42)から注文ジョブを取得するためのインターフェイスを提供する、受注モジュール16aが含まれる。
ラボシステム16は、この受注モジュール16aを用いて、注文情報の一覧を取得し、自身に対応する注文ジョブの転送を要求し、取得する。ラボ(ラボシステム16)では、注文ジョブに応じた商品を作成して、注文情報に応じた配送先または受取店に、商品を配送する。また、ラボシステム16は、注文情報に付加されたオーソリの情報等に応じて、クレジット決済の確定/キャンセル、デビット決済のキャンセルを決定し、その結果を、決済サイト20に送る。
前述のように、会員は、第1の利用者端末14aによってリテーラシステム18が通信ネットワーク上に公開している公開画面にアクセスし、この公開画面からネットセンター12(フロントエンド12b)にアクセスして、システムアルバムへの画像のアップロードを行なうことができる。また、会員は、同様に、ネットセンターにアクセスして、アルバムが保管している画像から任意の画像を選択し(アルバム方式)、あるいは、画像をアップロードして、その中から画像を選択し(メニュー方式)、商品を注文できる。会員がメニュー方式でアップロードした画像は、システムアルバムに保管される。
さらに、非会員も、第1の利用者端末14aで同様にネットセンターにアクセスして、メニュー方式に準じる方法で商品を注文できる。非会員がアップロードした画像は、前述のように、フォトストレージに保管される。
また、利用者は、第2の利用者端末14bを用いて、リテーラ(リテーラシステム18)を選択し、オンラインプリント注文32によって、メニュー方式と同様にして、画像をアップロードして商品の注文を行なうことができる。前述のように、ネットシステム10においては、第2の利用者端末14bによる注文は、非会員扱いとなるので、アップロードした画像は、フォトストレージに保管される。
さらに、利用者は、第3の利用者端末14cを用いて、必要に応じてリテーラ(リテーラシステム18)を選択し、メニュー方式と同様にして、注文ソフト受注サーバ36によって、画像をアップロードして商品の注文を行なうことができる。前述のように、ネットシステム10においては、第3の利用者端末14cによる注文は、会員限定となるので、アップロードした画像は、システムアルバムに保管される。
ネットセンター12では、利用者端末14による注文に応じて、商材管理40dによって注文設定情報を生成し、注文が確定すると、注文管理40fが注文情報を生成し、注文ジョブ(注文情報と、対応する画像データ)をラボ受注サーバ42に送る。
ラボシステム16は、受注モジュール16aを用いてラボ受注サーバ42内の注文情報の一覧を閲覧し、自身に関連する注文ジョブの転送を要求し、転送された注文ジョブの注文情報に応じたプリント等の商品を作成して、配送する。
従って、ネットシステム10によれば、利用者は、従来の欧州におけるプリントの商取引と同様に、ラボまたはネットセンター12を意識することなく、あたかもリテーラに対してプリント等の注文を行い、リテーラから商品を受け取る感覚となる。
また、インターネット等の通信ネットワークを利用するので、営業時間を気にせず、かつ、何処からでも商品の注文が可能で、さらに、電子アルバムサービスの提供または、第三者への公開アルバムサービスの提供も可能である。
さらに、リテーラまたはラボで共有化できるものは共有化して、利用者に対するインターフェイス機能または、ネットシステム10の管理機能をネットセンター12に集約しているので、集配業務、利用者(顧客)管理、および決済処理の簡素化等を図ることができると共に、システム運用の簡素化または運用費の低減も測れる。しかも、多くの場合、トラブルまたはネットシステム10のバージョンアップも、ネットセンター12で集中的に対応できるので、運用の安定化またはトラブル対応の迅速化も図ることができる。
ところで、ネットセンター12のバックエンド12cの課金管理iは、所定期間内における画像のアップロード量等から、ネットシステム10を運用するために各リテーラシステム18(リテーラ)またはラボシステム16(ラボ)に課す課金を演算する機能を提供する。
課金管理iは、上述のような利用者による画像のアップロード、および商品の注文から配送に至るまでの各種の情報の流れにおいて、システムアルバムおよびフォトストレージにアップロードされる画像、およびラボ受注サーバ42に送られる注文情報を監視しており、例えば1カ月などの所定期間内にシステムアルバムおよびフォトストレージにアップロードされた画像、およびラボ受注サーバ42に送られた注文情報を集計する。
ここで、前述のように、画像情報には、アップロード日、リテーラID、会員ID、格納ファイルサイズ等の情報が付されている。また、会員情報にも、リテーラIDが付されている。さらにリテーラ情報には、ラボIDが付されている。
従って、課金管理iでは、会員毎、リテーラシステム18毎、ラボシステム16毎に、所定期間内にアップロードされた画像数または、アップロードされた画像のデータ量などを集計することができる。
また、画像情報には、上記各情報に加え、最新注文日の情報が付されている。さらに、注文情報の「注文」には、会員ID、ラボID、リテーラID、および注文店IDの各情報が、同「注文明細」には、商材IDおよび注文合計価格の各情報が、同「注文明細画像」には、画像コードおよび注文数量の各情報が、それぞれ付されている。
従って、課金管理iは、受取店毎、会員毎、リテーラ毎、およびラボ毎に、所定期間内に商品を注文された画像のデータ量を集計できる。また、課金管理iは、受取店毎、会員毎、リテーラ毎、およびラボ毎に、所定期間内における、注文件数、商品注文量(価格または個数)なども集計できる。
ネットセンター12では、このようにして課金管理40iが演算した、ネットシステム10の運営のためにラボまたはリテーラに課す課金を、例えば、通信ネットワークを利用してラボシステム16またはリテーラシステム18に請求する。
また、本発明によれば、ネットセンター12で画像の流通量または注文を一元的に管理できるので、これに応じて、ネットシステム10の運営のために各ラボまたはリテーラに課す課金を算出することにより、平等かつ適正な課金を行なうことができる。
次に、本実施例のネットシステム10における言語設定方法について説明する。
図2は、本実施例の画像ネットワークシステムにおける言語設定方法を説明するための模式的なブロック図である。
図2に示すように、第1の利用者端末14aは、例えば、パーソナルコンピュータにより構成されるものであり、このパーソナルコンピュータには、Webサイトの提供者が、Webブラウザを通じて訪問者のコンピュータに一時的にデータを書き込んで保存させるクッキー(Cookie)50が設けられている。
また、ネットセンター12のフロントエンド12bには、セッション52が設けられている。
このセッション52は、ネットセンター12(フロントエンド12b)と、第1の利用者端末14aとが通信している間だけ情報が保たれる記憶領域である。
上述したように、ネットシステム10の利用者には、このネットシステム10に登録している会員および同登録していない非会員とが存在し、会員には、ネットセンター12で利用者の会員情報等を管理するセンター会員と、リテーラシステム18において利用者の会員情報等を管理するリテーラ会員とが存在する。
本実施例のネットシステム10においては、利用者がセンター会員である場合、表示言語の設定は、会員登録/認証30bにおいてなされる。例えば、センター会員は、第1の利用者端末14aからネットセンター12のフロントエンド12bにアクセスし、会員登録、または既に登録されている会員情報の変更をする。このとき、表示言語も設定され、この設定された表示言語の情報もデータベース/ファイルサーバ12aに記憶される。
次に、会員登録/認証30bからデータベース/ファイルサーバ12aに、登録した会員情報または変更された会員情報が書き込まれる。
このとき、受注システム30により、フロントエンド12bのセッション52に、登録した会員情報または変更された会員情報に含まれた、表示言語の情報が書き込まれ(図2の矢印1)、さらには、第1の利用者端末14aのクッキー(第2の記憶部)50にも、登録した会員情報または変更された会員情報に含まれた、表示言語の情報が書き込まれる(図2の矢印2)。
この表示言語の情報とは、例えば、英語、フランス語、ドイツ語などの言語の種類のことである。なお、表示言語の書き込みとは、表示言語の情報の書き込みを意味するものである。
このように、センター会員は、第1の利用者端末14aからの会員情報の登録時に、リテーラが公開する公開画面、および、ネットセンター12のフロントエンド12bによって表示されるサイトの画面に使用される言語として基本とする言語(会員のデフォルト言語。以下、基本言語という。)を、表示言語の情報として設定することができる。表示言語の情報は、そのセンター会員の会員情報の一項目として、ネットセンター12のデータベース/ファイルサーバ12aに登録される。
一方、利用者がリテーラ会員である場合には、表示言語の設定は、リテーラシステム18においてなされる。リテーラ会員は、第1の利用者端末14aからリテーラシステム18の公開する公開画面にアクセスし、この公開画面上で会員登録、または既に登録されている会員情報の変更をする。このとき、リテーラ会員は、画面表示に使用される基本言語も設定または変更することができる。表示言語の情報は、そのリテーラ会員の会員情報の一項目として、リテーラシステム18の会員情報DB18aに登録される。
表示言語の情報が登録または変更されると、リテーラシステム18は、会員情報のうち表示言語の情報を含む一部を、第1の利用者端末14aのネットセンター12へのアクセス情報に付与して、ネットセンター12のフロントエンド12bへ送信する。これを受けて、フロントエンド12bの受注システム30は、その第1の利用者端末14aの表示言語の情報を、セッション52に書き込み、また、第1の利用者端末14aのクッキー50にも書き込む。
第1の利用者端末14aが、引き続きネットセンター12にアクセスしている間は、既にセッション52に表示言語の情報が存在するので、受注システム30は、画面を描画するタイミングごとに、セッション52に書き込まれた表示言語の情報を取得して、その情報に基づく表示言語での画面をその第1の利用者端末14aに提供する。
第1の利用者端末14aが、一旦接続を終了し、次回にネットセンター12にアクセスした場合は、まだセッション52に表示言語の情報が存在しない可能性がある。セッション52に表示言語の情報が存在しない場合には、受注システム30は、第1の利用者端末14aのクッキー50に書き込まれた表示言語の情報を取得して、その情報に基づく表示言語での画面をその第1の利用者端末14aに提供する。
第1の利用者端末14aが一旦受注システム30に接続されると、接続時に取得された会員情報に含まれた表示言語の情報がフロントエンド12bのセッション52に書き込まれるので、その接続の継続中は、受注システム30は、セッション52に書き込まれた表示言語の情報を取得して、その情報に基づく表示言語での画面をその第1の利用者端末14aに提供する。
また、第1の利用者端末14aは、ネットセンター12への接続中に、登録した基本言語とは異なる言語を表示言語として選択することもできる。例えば、第1の利用者端末14aは、公開画面上に表示された言語の選択肢から任意の言語を選択することができる。第1の利用者端末14aによって選択された表示言語の情報は、受注システム30へ送信される。この場合には、受注システム30は、送信されてきた表示言語の情報をセッション52およびクッキー50に書き込む。
このように、その接続における表示言語の選択であって、会員情報としての基本言語(デフォルト言語)の変更でない表示言語の選択は、会員登録/認証30bにおける表示言語の設定とは異なり、データベース/ファイルサーバ12aに登録された会員情報に含まれる表示言語の情報は書き換えられない。同様に、リテーラシステム18においても、会員情報DB18aは書き換えられない。しかし、セッション52およびクッキー50には、選択された表示言語の情報が書き込まれるので、受注システム30は、画面の描画の際に、セッション52またはクッキー50に書き込まれた表示言語の情報を取得して、その情報に基づく表示言語での画面をその第1の利用者端末14aに提供することができる。また、次回の接続時にもセッション52またはクッキー50に前回選択した表示言語の情報が残っていれば、前回選択した表示言語で画面が表示される。
上記のように、本実施例において、第1の利用者端末14aのクッキー50に、利用者が設定または選択した表示言語が設定されているため、次回、第1の利用者端末14aからネットセンター12にアクセスした場合、クッキー50に設定された言語の情報を利用して、この情報に基づく表示言語で画面表示をすることができる。これにより、データベース/ファイルサーバ12aにアクセスすることなく、利用者端末14aを利用する利用者に応じた表示言語を表示させることができる。
また、本実施例のネットシステム10においては、表示言語を決定する際に、データベース/ファイルサーバ12aにアクセスすることがないため、速やかに適正な表示言語を表示させることができる。
なお、クッキー50およびセッション52への登録した会員情報または変更された会員情報における表示言語の書き込みの順序やタイミングは、特に限定されるものではない。
このように、本実施例においては、複数種の言語が利用される多言語地域において、第1の利用者端末14aを介してアクセスする利用者毎に、公開画面に表示させる表示言語を理解可能な言語、すなわち、利用者が望む言語に設定することができる。
なお、上記では、第1の利用者端末14aにおける表示言語の設定方法を例にして説明したが、本発明はこれには限定されず、オンラインプリントソフトウエアを利用する第2の利用者端末14bや、ネットシステム10専用の注文ソフトを利用する第3の利用者端末14cについても、同様にして、表示言語の設定をすることができる。
また、上記では、好ましい形態として、ネットシステム10がリテーラシステム18を有する構成について説明したが、本発明は、リテーラシステム18を有さないシステムにも適用可能である。
図3は、本発明の画像ネットワークシステムの他の例の概略構成を示すブロック図である。図3に示すネットシステム10aは、リテーラシステム18を有さない以外は、図1および図2のネットシステム10と同様の構成を有している。ネットシステム10aにおいては、利用者端末14が直接ネットセンター12のフロントエンド12bにアクセスする点が、上記の例と異なるが、その他の点は、上記のネットシステム10におけるセンター会員の例と同様にして、利用者端末14に対する表示言語を設定することができる。
また、上記では、セッション52がネットセンター12のフロントエンド12bに設けられている形態について説明したが、セッション52の配置は特に限定はされず、例えば、図8に示すネットシステム10dおよび図9に示すネットシステム10eのように、データベース/ファイルサーバ12aの一部の領域に設けてもよい。
次に、本発明の第2の実施例のネットシステムについて説明する。
本実施例のネットシステムの構成は、図1および図2に示した第1の実施例のネットシステム10と同様であるので、図1および図2を参照して説明する。図4および図5は、本発明の第2の実施例に係る画像ネットワークシステムにおける表示言語の設定方法を工程順に示すフローチャートである。
本実施例のネットシステムは、第1実施例のネットシステム10(図1および図2参照)に比して、第1の利用者端末14aにおける表示言語の設定方法が異なり、それ以外は、第1の実施例のネットシステム10(図1および図2参照)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
本実施例においては、利用者、ネットセンター12、またはリテーラシステム18が設定した言語で、利用者の公開画面を表示させるものである。
ネットセンター12において、公開画面を表示するための表示言語(第1の表示言語)が設定されており、この表示言語の情報は、データベース/ファイルサーバ12aに記憶されている。また、データベース/ファイルサーバ12aには、これ以外にも複数の言語の言語リソース(言語資源)が記憶されている。
本実施例のネットシステム10においても、第1の実施例と同様に、利用形態に応じて、ネットセンター12で会員情報を管理し、フロントエンド12bで直接サインインするセンター会員と、リテーラシステム18で会員情報を管理し、リテーラシステム18でサインインした上で、会員情報を保持して、ネットセンター12のフロンエンド12bにアクセスするリテーラ会員とがある。
これらのセンター会員およびリテーラ会員は、前述のように、通常、表示言語を設定している。しかしながら、本実施例においては、センター会員およびリテーラ会員が表示言語を設定していない場合、およびセンター会員およびリテーラ会員がそれぞれ設定した表示言語の情報の取得に受注システム30(会員登録/認証30b)が失敗した場合であっても、ネットセンター12で設定した表示言語(第1の表示言語)、およびリテーラシステム18で設定した表示言語(第2の表示言語)のいずれかを、利用者が閲覧する公開画面の表示言語として用いるものである。
ネットセンター12で設定した第1の表示言語およびリテーラシステム18で設定した第2の表示言語は、それぞれ、ネットセンターのデフォルト言語およびリテーラのデフォルト言語として、予め設定され、ネットセンター12のデータベース/ファイルサーバ12aに記憶される。リテーラのデフォルト言語は、バックエンド12cの基本情報管理40c(図1参照)で管理される。
例えば、センター会員が第1の利用者端末14aを介して、ネットセンター12のフロントエンド12bの受注システム30に直接アクセスする場合、公開画面を表示させるために、リクエストデータを受注システム30に送信する。
この場合、受注システム30は、図4に示すように、先ず、利用者からのリクエストデータ(ヘッダ)に、言語を指定するURLパラメータに言語情報が存在するか否かを確認する(ステップS10)。
ステップS10において、URLパラメータに言語情報が存在する場合、URLパラメータから言語情報を取得する(ステップS12)。
次に、図5に示すように、URLパラメータから取得した言語情報の言語リソースがデータベース/ファイルサーバ12aに存在するか確認する(ステップS36)。ここで、言語リソースが存在する場合には、表示言語が決定される(ステップS30)。
次に、受注システム30により、決定した言語情報がクッキー(Cookie)50およびセッション52に書き込まれる(ステップS32)。これにより、利用者が閲覧する公開画面の表示言語が決定される。
一方、図4に示すように、ステップS10において、URLパラメータに言語情報が存在しない場合、セッション52に言語情報が存在するか否かを確認する(ステップS14)。
ステップS14において、セッション52に言語情報が存在する場合、セッション52から言語情報を取得する(ステップS16)。
次に、図5に示すように、セッション52から取得した言語情報の言語リソースがデータベース/ファイルサーバ12aに存在するか確認する(ステップS36)。ここで、言語リソースが存在する場合には、表示言語が決定される(ステップS30)。
次に、受注システム30により、決定した言語情報がクッキー(Cookie)50およびセッション52に書き込まれる(ステップS32)。これにより、利用者が閲覧する公開画面の表示言語が決定される。
一方、図4に示すように、ステップS14において、セッション52に言語情報が存在しない場合、クッキー(Cookie)50に言語情報が存在するか否かを確認する(ステップS18)。
ステップS18において、クッキー(Cookie)50に言語情報が存在する場合、クッキー(Cookie)50から言語情報を取得する(ステップS20)。
次に、図5に示すように、クッキー(Cookie)50から取得した言語情報の言語リソースがデータベース/ファイルサーバ12aに存在するか確認する(ステップS36)。ここで、言語リソースが存在する場合には、表示言語が決定される(ステップS30)。
次に、受注システム30により、決定した言語情報がクッキー(Cookie)50およびセッション52に書き込まれる(ステップS32)。これにより、利用者が閲覧する公開画面の表示言語が決定される。
一方、図4に示すように、ステップS18において、クッキー(Cookie)50に言語情報が存在しない場合、データベース/ファイルサーバ12aに登録されている会員情報に言語情報が存在するか否かを確認する(ステップS22)。
ステップS22において、会員情報に言語情報が存在する場合、会員情報から言語情報を取得する(ステップS24)。
次に、図5に示すように、会員情報から取得した言語情報の言語リソースがデータベース/ファイルサーバ12aに存在するか確認する(ステップS36)。ここで、言語リソースが存在する場合には、表示言語が決定される(ステップS30)。
次に、受注システム30により、決定した言語情報がクッキー(Cookie)50およびセッション52に書き込まれる(ステップS32)。これにより、利用者が閲覧する公開画面の表示言語が決定される。
一方、図4に示すように、ステップS22において、会員情報に言語情報が存在しない場合、公開画面を表示させるためのデータに設定された言語コードであるAccept−Languageヘッダ(以下、単にヘッダという)が、リクエストデータに存在するか否かを確認する(ステップS26)。
ステップS26において、会員情報にヘッダが存在する場合、ヘッダから言語情報を取得する(ステップS34)。
次に、図5に示すように、ヘッダから取得した言語情報の言語リソースがデータベース/ファイルサーバ12aに存在するか確認する(ステップS36)。ここで、言語リソースが存在する場合には、表示言語が決定される(ステップS30)。
次に、受注システム30により、決定した言語情報がクッキー(Cookie)50およびセッション52に書き込まれる(ステップS32)。これにより、利用者が閲覧する公開画面の表示言語が決定される。
一方、図5に示すように、ステップS26において、ヘッダが存在しない場合、ネットセンター12で公開画面の表示言語として設定されているネットセンターのデフォルト言語またはリテーラシステム18で設定されているリテーラのデフォルト言語を表示言語として、選択する(ステップS28)。ネットセンターのデフォルト言語は、受注システム30がデータベース/ファイルサーバ12aから読み出すことにより選択することができる。リテーラのデフォルト言語は、受注システム30が、利用者からのアクセス情報を参照して所属するリテーラのIDを得て、そのリテーラIDに対応するデフォルト言語をデータベース/ファイルサーバ12aから読み出すことにより、選択することができる。
次に、ステップS28で選択した言語を表示言語に決定する(ステップS30)。
次に、受注システム30により、決定した言語情報がクッキー(Cookie)50およびセッション52に書き込まれる(ステップS32)。これにより、利用者が閲覧する公開画面の表示言語が決定される。
また、ステップS36において、言語リソースが存在しない場合、ヘッダに次の言語情報があるか否かを確認する(ステップS38)。
ステップS38において、次の言語情報がない場合には、ステップS28〜ステップS32を経て、表示言語が決定される。
一方、ステップS38において、次の言語情報がある場合には、ヘッダから取得した言語情報の言語リソースが存在するかを再度確認する(ステップS36)。ここで、言語リソースが存在する場合には、表示言語が決定される(ステップS30)。ステップS32を経て、表示言語が決定される(ステップS30、S32)。
また、ステップS38において、次の言語情報がない場合には、ヘッダに次の言語情報があるか否かの確認(ステップS38)を、繰返し実行し、表示言語が決定される(ステップS30、S32)。
次に、リテーラ会員の場合には、図4に示すように、先ず、リクエストデータにURLパラメータに言語情報が存在するか否かを確認(ステップS10)すること、セッション52に言語情報が存在するか否かを確認(ステップS14)すること、クッキー50に言語情報が存在するか否かを確認(ステップS18)することを順次調べ、表示言語を決定する。
上述のステップS10、S14、S18により、表示言語が決定されない場合には、リテーラ会員は、会員情報DB18aで会員情報が管理されており、データベース/ファイルサーバ12aに会員情報がないため、ステップS22の判断もNOとなり、さらにステップS26でも表示言語が決定されない場合には、ステップS28で、リテーラシステム18で表示言語として設定されているリテーラのデフォルト言語、またはネットセンター12で公開画面の表示言語として設定されているネットセンターのデフォルト言語が表示言語として、選択される(ステップS28)。以降、ステップS28で選択した言語を表示言語に決定する(ステップS30)。
次に、受注システム30により、決定した言語情報がクッキー(Cookie)50およびセッション52に書き込まれる(ステップS32)。これにより、利用者が閲覧する公開画面の表示言語が決定される。
このように、本実施例においては、利用者(センター会員およびリテーラ会員)が表示言語を設定していない場合であっても、または、利用者(センター会員およびリテーラ会員)が設定した表示言語の言語情報の取得に失敗した場合であっても、ネットセンター12またはリテーラシステム18が表示言語として設定した言語を、表示言語とすることができる。このため、少なくともネットセンター12またはリテーラシステム18において設定された表示言語を、利用者の表示言語とすることができる。
さらに、本実施例においては、表示言語の設定の際には、ネットセンター12またはリテーラシステム18で設定されたデフォルトの表示言語を用いるとき以外は、データベース/ファイルサーバ12aにアクセスすることがないため、速やかに表示言語を設定することができる。
また、本実施例においては、第1の利用者端末14aにおける表示言語の設定方法を例にして説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記の方法は、オンラインプリントソフトウエアを利用する第2の利用者端末14bにおける表示言語の設定に利用することもできるし、ネットシステム10専用の注文ソフトを利用する第3の利用者端末14cについても利用することができる。
上記の例では、ステップS28において、ネットセンター12で設定した第1の表示言語およびリテーラシステム18で設定した第2の表示言語の何れか一方を選択することとしたが、このステップS28は、先に第2の表示言語の有無を確認し、第2の表示言語が無かったときは、次に第1の表示言語の有無を確認するか、またはその逆の順とする、2つのステップで構成してもよい。
また、ステップS28で選択するデフォルト言語として、上記第1の表示言語および第2の表示言語のうちの一方のみが設定されていてもよい。この場合は、リテーラシステム18で設定した表示言語を用いるのが好ましい。利用者に対し、その利用者が属するリテーラに応じた表示言語を設定できるからである。
リテーラのデフォルト言語(第2の表示言語)を表示言語の設定フローに組み込むことは、いわば、全利用者に対する表示言語の設定に関して、リテーラが共通する利用者をフィルタリングする層(レイヤー)を設けるようなイメージである。すなわち、リテーラという層においてデフォルト言語を設定することができ、そのリテーラに属する会員に対して、最低限、デフォルト言語での画面表示を保障することができる。
また、本発明の表示言語の設定において、リテーラ以外の1以上の層を、リテーラの層に代えて、もしくはこれに加えて、設けることもできる。例えば、国、地域、組織、団体、店といった、複数の会員が所属する単位(グループ)について、言語設定の層を設けることができ、その層ごとに、デフォルトの表示言語を設定することができる。
この場合には、各層のデフォルト言語をネットセンター12のデータベース/ファイルサーバ12aに記憶しておく。言語設定のフローとしては、図4および図5の言語設定のフローに、各層のデフォルト言語を選択するステップを挿入したものを用いる。ステップの挿入位置は、その層の重要度または優先度に応じて決めればよい。
注文システム30は、表示言語の設定の際に、アクセスを要求している利用者の会員情報やその他の属性情報から所属する単位の情報を得て、その情報に基づいてデータベース/ファイルサーバ12aから対応する言語の情報を読み出す。
このようにして、言語設定の層によって言語を設定し、設定した言語を利用者への公開画面の表示に用いることができる。
また、上記の例では、URLパラメータ、セッション、クッキー、会員情報、Accept-Languageヘッダ、リテーラのデフォルト言語またはネットセンターのデフォルト言語の順に、表示言語の情報の有無を確認する形態とした。この順序は、利用者が選択した情報ほど優先順位が高くなっている点、および、情報の新しいもの、かつ検索の簡単なものほど優先順位が高くなっている点で、好ましい形態である。しかし、本発明はこの形態には限定されず、上記項目を他の順序で検索するように設定しておいてもよい。
また、本発明の言語設定方法は、図4および図5に挙げたステップS10〜S26の全てを含むものには限定されず、URLパラメータ、セッション、クッキー、会員情報およびAccept-Languageヘッダのうちの1以上について表示言語の情報を検索すればよい。また、上記の1以上の情報に加え、上記以外の情報について検索してもよい。何れの場合にも、最終的には、ステップS28でリテーラのデフォルト言語またはネットセンターのデフォルト言語を取得する。
本発明によれば、複数の情報を組み合わせて、予め定めた順番で各情報に表示言語の情報があるかどうかを調べていくことで、より好ましい表示言語の情報を取得することができ、かつ、少なくともリテーラのデフォルト言語またはネットセンターのデフォルト言語を取得できることにより、最終的には必ず言語情報を取得することができる。
なお、上記の例では、リテーラのデフォルト言語およびネットセンターのデフォルト言語の両方をネットセンター12のデータベース/ファイルサーバ12aに記憶することとしたが、リテーラのデフォルト言語は、リテーラシステム18の図示しないデータベース(会員情報DB18a以外のデータベース)に記憶し、言語選択の際に、受注システム30がリテーラシステム18の当該データベースを参照するようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。
図6は、本発明の画像ネットワークシステムの第3の実施例の要部を示す模式図である。
なお、本実施例においては、図1および図2に示す第1の実施例のネットシステム10と同様の構成には、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施例のネットシステム10bは、第1実施例のネットシステム10(図1および図2参照)に比して、第1の利用者端末14aにおける表示言語の設定方法、ラボシステム16における使用言語の設定方法、および注文情報とともにプリント作業指示をラボシステム16における使用言語で送信する点が異なる点以外は、第1実施例のネットシステム10(図1および図2参照)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
例えば、第1の利用者端末14aの利用者がフランス語圏の人であり、ラボシステム16は、ドイツ語圏の人がプリント作業者である場合には、フランス語の注文情報が、ラボシステム16に送信されても、プリント作業者は必ずしも理解できるとは限らない。このため、本実施例のネットシステム10bにおいては、プリント作業指示を複数の言語で設定し、注文情報に、ラボシステム16における使用言語でプリント作業指示を付加して提供する。
本実施例において、作業指示とは、注文情報に基づいて作製されるプリントの商品名、数量、サイズ、および仕上げ方法などのことである。
この作業指示とは、例えば、DP袋は、「○○キャンペーンのものを使うこと」、および「△月△日までは新しいプリンタは使用しないこと」などである。
本実施例においては、バックエンド12cの一部の機能を用いて、プリント作業指示を複数の言語で登録する。
ここで、商材管理40dは、前述のように、各リテーラシステム18またはラボシステム16が取り扱う商品(商材)の設定、商品の価格の設定、注文Web等における商品の表示等の機能、注文に関する情報である注文設定情報(画像、商材の種類、プリントサイズ、数など)を生成する機能も提供するものである。本実施例の商材管理40dは、さらに、複数の言語でプリント作業指示をデータベース/ファイルサーバ12aに登録させるものである。
本実施例においては、管理システム24により、バックエンド12cの商材管理40dの機能を用いて、プリント作業指示を複数の言語でデータベース/ファイルサーバ12a(作業指示登録部)に登録する。
また、基本情報管理40cは、前述のように各ラボシステム16の基本情報(ラボのID(ラボID)、名称、電話番号、所在国、サービスを提供する国など)を管理するものである。本実施例の基本情報管理40cは、さらに各ラボシステム16の使用言語を管理するものである。
本実施例においては、管理システム24により、バックエンド12cの基本情報管理40cを用いて、ラボシステム16毎に、ラボシステム16で使用されている使用言語を設定し、データベース/ファイルサーバ12aに登録する。
また、注文管理(注文管理部)40fは、注文情報を生成するものであり、本実施例の注文管理40fにおいては、利用者の注文に応じた注文情報に、ラボシステム16の使用言語でのプリント作業指示を付加して、ラボ受注サーバ42に出力する。さらに、ラボ受注サーバ42から受注モジュール16a(図1参照)によって、ラボシステム16に注文情報および画像データが出力される。
また、本実施例のネットシステム10bにおいては、注文管理40fにより、利用者の表示言語と、ラボシステム16の使用言語とが比較される。
注文情報作成時において、利用者の表示言語と、ラボシステム16の使用言語とが異なる場合には、データベース/ファイルサーバ12aからラボシステム16の使用言語のプリント作業指示を呼び出し、注文情報に付加して、ラボシステム16に送信する。
なお、利用者の表示言語と、ラボシステム16の使用言語とが一致する場合には、ラボシステム16の使用言語でプリント作業指示を付加する必要はない。
本実施例においては、利用者により注文がされた場合、バックエンド12cの注文管理40fにおいて、注文情報が作成される。このとき、利用者の表示言語と、ラボシステム16の使用言語とが比較され、利用者の表示言語とラボシステム16の使用言語とが異なる場合には、バックエンド12cの注文管理40fが、ラボシステム16の使用言語のプリント作業指示をデータベース/ファイルサーバ12aから呼び出し、さらに、注文情報にプリント作業指示を付加して、ラボ受注サーバ42に出力する。
次に、ラボシステム16において、注文情報に付加されたプリント作業指示により、利用者のプリントが作製される。
なお、本実施例のネットシステム10bにおいては、利用者の表示言語の設定方法は、特に限定されるものではない。例えば、第1の実施例または第2の実施例のように、表示言語を設定してもよく、第1の実施例または第2の実施例と組み合わせたシステムとすることもできる。
このため、本実施例においては、図2に示す第1の実施例または第2の実施例の画像ネットワークシステム10に適用することもできる。この場合、上述の第1の実施例または第2の実施例の表示言語の設定方法により、表示言語が設定される。
そして、注文に応じて、利用者が設定した表示言語に基づいて注文情報が作成され、さらには、ラボシステム16における使用言語との一致、不一致が判断されて、注文情報にプリント作業指示を付加するか否かが判別される。必要に応じて、ラボシステム16の使用言語のプリント作業指示を注文情報に付加する。
このようにして、本実施例においては、複数種の言語が利用される多言語地域におけるラボシステム16において、常にプリント生産者が理解可能な言語で、プリント作業指示を提供することができる。
また、第1または第2の実施例の利用者のための表示言語の設定方法と、本実施例のプリント作業者のための表示言語の設定方法とを組み合わせることにより、システム全体として適切な表示言語を設定することができる。
次に、本発明の第4の実施例について説明する。
図7は、本発明の第4の実施例のネットシステムの要部を示す模式図である。
なお、本実施例においては、図1および図2に示す第1の実施例のネットシステム10と同様の構成には、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
本実施例のネットシステム10cは、第1実施例のネットシステム10(図1および図2参照)に比して、第1の利用者端末14aにおける表示言語の設定方法、およびラボシステム16における使用言語の設定方法が異なり、利用者の表示言語で作成された注文情報(第1の注文情報)とラボシステム16の使用言語で作成された注文言語(第2の注文情報)とを作成する点、および利用者の表示言語で作成された注文情報とラボシステム16の使用言語で作成された注文言語とを選択することができる点以外は、第1実施例のネットシステム10(図1および図2参照)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
例えば、第1の利用者端末14aの利用者がフランス語圏の人であり、ラボシステム16は、ドイツ語圏の人がプリント作業者である場合には、フランス語の注文情報が、ラボシステム16に送信されても、プリント作業者は必ずしも理解できるとは限らない。このため、本実施例のネットシステム10cにおいては、注文情報を複数の言語で設定しておき、利用者の表示言語の注文情報(第1の注文情報)とともに、ラボシステム16における使用言語で注文情報(第2の注文情報)を提供する。
本実施例においては、バックエンド12cの一部の機能を用いて、注文情報を複数の言語で登録する。
ここで、商材管理40dは、前述のように、各リテーラシステム18またはラボシステム16が取り扱う商品(商材)の設定、商品の価格の設定、注文Web等における商品の表示等の機能、注文に関する情報である注文設定情報(画像、商材の種類、プリントサイズ、数など)を生成する機能も提供するものである。本実施例の商材管理40dは、さらに、複数の言語で注文設定情報をデータベース/ファイルサーバ12aに登録させるものである。
また、本実施例においては、管理システム24により、バックエンド12cの商材管理40dを用いて、注文設定情報を複数の言語で登録するものである。
また、基本情報管理40cは、前述のように各ラボシステム16の基本情報(ラボのID(ラボID)、名称、電話番号、所在国、サービスを提供する国など)を管理するものである。本実施例の基本情報管理40cは、さらに各ラボシステム16の使用言語(表示言語)を管理するものである。
本実施例においては、管理システム24により、バックエンド12cの基本情報管理40cを用いて、ラボシステム16毎に、ラボシステム16で使用されている使用言語を設定する。
また、注文管理(注文管理部)40fは、注文設定情報を用いて、注文情報を生成するものであり、この注文管理40fにおいて、利用者の注文について、利用者の表示言語での注文情報と、ラボシステム16の使用言語での注文情報が作成され、この2つの注文情報を、まとめてラボ受注サーバ42に出力する。さらに、ラボ受注サーバ42から受注モジュール16a(図1参照)によって、ラボシステム16に、2つの言語の注文情報および画像データが出力される。
なお、注文管理40fは、利用者の注文情報において、言語が変わることにより、その表示が変わるものについて、予め、利用者の表示言語とは異なる言語で注文情報を作成し、データベース/ファイルサーバ12aに登録するものである。
また、本実施例のネットシステム10cにおいては、注文管理40fにより、利用者の表示言語と、ラボシステム16の使用言語とが比較される。
注文情報作成時において、利用者の表示言語と、ラボシステム16の使用言語とが異なる場合には、さらに、ラボシステム16の使用言語の注文情報が、データベース/ファイルサーバ12aから呼び出され、利用者の注文情報に付加される。そして、ラボシステム16に送信する。このように、2つの異なる言語で注文情報をラボシステム16に送信する。
なお、利用者の表示言語と、ラボシステム16の使用言語とが一致する場合には、ラボシステム16の使用言語で、注文情報を付加する必要はない。
本実施例においては、利用者により注文がされた場合、バックエンド12cの注文管理40fにおいて、利用者の表示言語で注文情報が作成される。このとき、注文管理40fにおいて、利用者の表示言語と、ラボシステム16の使用言語とが比較され、利用者の表示言語とラボシステム16の使用言語とが異なる場合には、バックエンド12cの注文管理40fが、ラボシステム16の使用言語で登録された注文設定情報をデータベース/ファイルサーバ12aから呼び出し、さらに、ラボシステム16の使用言語で注文情を作成する。そして、ラボシステム16の注文情報との2つの言語の注文情報を受注サーバ42に出力し、さらに、ラボシステム16に出力される。
次に、ラボシステム16において、プリント生産者が、2つの異なる言語の注文情報のうち、いずれかを選択して、利用者のプリントが作製される。この場合、選択された言語が、DP袋に記録される商品名称、プリントの裏印字などの言語となる。
本実施例のネットシステム10cにおいて、ラボシステム16では、送信される2つの言語のうち、プリント作業者は、いずれかを選択することができる。そして、この選択された言語でDP袋に記録される。このようなことから、例えば、利用者がフランス語圏の人であり、ラボシステム16は、ドイツ語圏の人がプリント作業者である場合には、フランス語の注文情報と、ドイツ語の注文情報とがラボシステム16に送信され、プリント作業者により、フランス語の注文情報またはドイツ語の注文情報が選択されて、プリントが作製される。このため、利用者の表示言語(フランス語)とは異なる言語(ドイツ語)で記録されることもあり得る。
このようにして、本実施例においては、複数種の言語が利用される多言語地域におけるラボシステム16においてプリント生産者が理解可能な言語の注文情報を提供することができる。これにより、ラボシステム16において、プリント生産者が2つの異なる言語の注文情報のうち、いずれかを選択して、プリントを作製することができる。
なお、本実施例のネットシステム10cにおいても、利用者の表示言語の設定方法は、特に限定されるものではない。第1の実施例または第2の実施例のように、表示言語を設定してもよく、第1の実施例または第2の実施例と組み合わせたシステムとすることもできる。
このため、本実施例においては、図2に示す第1の実施例または第2の実施例の画像ネットワークシステム10に適用することもできる。この場合、上述の第1の実施例または第2の実施例の表示言語設定方法により、表示言語が設定される。
このとき、注文に応じて、利用者が設定した表示言語に基づいて注文情報が作成され、さらには、利用者が設定した表示言語と、ラボシステム16における使用言語との一致、不一致が判断されて、ラボシステム16における使用言語の注文情報をデータベース/ファイルサーバ12aから呼び出すか否かが判別される。必要に応じて、ラボシステム16の使用言語の注文情報が、利用者の注文情報に付加される。
このようにして、常に、利用者の言語による注文情報と、ラボシステム16の使用言語による注文情報、すなわち、プリント生産者が理解可能な言語による注文情報がラボシステム16に送信される。そして、プリント作業者は、いずれかの言語を選択して、プリントを作製することができる。
次に、作製されたプリントは、DP袋に詰められた後、ラボシステム16から利用者に直接配送されるか、またはラボシステム16から受取店28に配送される。
さらに、第3の実施例および第4の実施例においても、第1の実施例と組み合わせたシステムとすることもでき、第2の実施例の言語設定方法により、表示言語を設定することもできる。
第1または第2の実施例のシステムおよび表示言語の設定方法と、第3または第4の実施例のシステムおよび表示言語の設定方法とを組み合わせることにより、システム全体として適切な表示言語を設定することができる。
以上、本発明の画像ネットワークシステムについて詳細に説明したが、本発明は、上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変更を行なってもよいのは、もちろんである。
本発明の画像ネットワークシステムの第1の実施例のシステム構成を示す模式的なブロック図である。 第1の実施例の画像ネットワークシステムにおける言語設定方法を説明するための模式図である。 本発明の画像ネットワークシステムの第2の実施例の要部を示す模式図である。 本発明の第2の実施例に係る画像ネットワークシステムにおける表示言語の設定方法を工程順に示すフローチャートである。 図4の次工程を工程順に示すフローチャートである。 本発明の画像ネットワークシステムの第3の実施例の要部を示す模式図である。 本発明の画像ネットワークシステムの第4の実施例の要部を示す模式図である。 本発明の画像ネットワークシステムの他の実施例の概略構成を示すブロック図である。 本発明の画像ネットワークシステムの他の実施例の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
10、10a、10b、10c、10d、10e 画像ネットワークシステム(ネットシステム)
12 ネットセンター
12a データベース/ファイルサーバ(DB/FS)
12b フロントエンド
12c バックエンド
14 利用者端末
14a 第1の利用者端末
14b 第2の利用者端末
14c 第3の利用者端末
16 ラボシステム
16a 受注モジュール
18 リテーラシステム
18a 会員情報データベース(会員情報DB)
20 決済サイト
22 画面開発システム
24 管理システム
26 デザイン確認用サーバ
28 受取店
30 受注システム
30b 会員登録/認証
32 オンラインプリント注文
34 アプリケーションダウンロード
40c 基本情報管理
40d 商材管理
40f 注文管理
42 ラボ受注サーバ
50 クッキー(Cookie)
52 セッション

Claims (13)

  1. 通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、
    前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者端末によりアクセスする利用者について登録された、前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として固定的に保持するデータベースと、前記表示言語の情報を記憶する第1の記憶部とを備え、
    前記利用者端末は、前記表示言語の情報を記憶する第2の記憶部を備え、
    前記受注システムは、
    前記第1の記憶部、前記第2の記憶部、前記公開画面を表示させるためのデータに設定されたパラメータ、前記データベースに保持される会員情報、および前記公開画面を表示させるためのデータに設定された言語コードのうちの1以上について、言語の情報の有無を調べ、言語の情報があった場合は、その言語の情報を取得して、取得した前記言語の情報による言語を前記公開画面に表示する表示言語とし、言語の情報が無かった場合は、前記公開画面に用いるデフォルトの表示言語として設定されたデフォルト表示言語を前記公開画面に表示する表示言語とすることを特徴とする画像ネットワークシステム。
  2. さらに、前記センターサーバおよび前記利用者端末と通信ネットワークで接続され、前記利用者端末が前記公開画面を閲覧するための閲覧画面を前記通信ネットワーク上に公開しているリテーラシステムを有し、
    前記デフォルト表示言語の情報は、前記リテーラシステムによって設定されたデフォルトの表示言語である請求項1に記載の画像ネットワークシステム。
  3. 前記受注システムは、前記公開画面で表示させる表示言語として決定された表示言語の情報を、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に書き込む請求項1または2に記載の画像ネットワークシステム。
  4. 前記受注システムは、
    前記利用者端末によりアクセスする利用者に対する前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として登録する会員登録部を有し、
    前記会員登録部において前記表示言語が登録または変更された場合には、登録または変更された前記表示言語の情報を、その利用者の会員情報として前記データベースに登録するとともに、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に書き込む請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像ネットワークシステム。
  5. さらに、前記センターサーバは、
    前記利用者による注文に応じた注文情報に基づく作業指示を、複数の言語で登録する作業指示登録部と、
    前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記作業指示登録部から前記使用言語による作業指示を呼び出し、前記注文情報に前記作業指示を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像ネットワークシステム。
  6. さらに、前記センターサーバは、
    前記利用者の注文の言語による第1の注文情報に対応する注文情報が、複数の言語で登録される注文情報登録部と、
    前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記注文情報登録部から前記使用言語の注文情報を呼び出して第2の注文情報とし、前記第1の注文情報に前記第2の注文情報を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像ネットワークシステム。
  7. 通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、
    前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、前記利用者端末によりアクセスする利用者について登録された、前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として固定的に保持するデータベースと、前記表示言語の情報を記憶する第1の記憶部とを備え、
    前記利用者端末は、前記表示言語の情報を記憶する第2の記憶部を備え、
    前記受注システムは、
    前記利用者端末によりアクセスする利用者に対する前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として登録する会員登録部を有し、
    前記会員登録部において前記表示言語が登録または変更された場合には、登録または変更された前記表示言語の情報を、その利用者の会員情報として前記データベースに登録するとともに、前記第1の記憶部および前記第2の記憶部に書き込むことを特徴とする画像ネットワークシステム。
  8. 通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、
    前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、
    前記利用者による注文に応じた注文情報に基づく作業指示を、複数の言語で登録する作業指示登録部と、
    前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記作業指示登録部から前記使用言語による作業指示を呼び出し、前記注文情報に前記作業指示を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有することを特徴とする画像ネットワークシステム。
  9. 通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムであって、
    前記センターサーバは、通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して利用者端末からアクセスされる受注システムと、
    前記利用者の注文の言語による第1の注文情報に対応する注文情報が、複数の言語で登録される注文情報登録部と、
    前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較し、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記注文情報登録部から前記使用言語の注文情報を呼び出して第2の注文情報とし、前記第1の注文情報に前記第2の注文情報を付加して、前記ラボシステムに出力する注文管理部とを有することを特徴とする画像ネットワークシステム。
  10. 通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムにおける言語設定方法であって、
    前記センターサーバに備えられた、前記利用者端末によりアクセスする利用者に対する前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として固定的に保持するデータベース、前記センターサーバに備えられた、前記表示言語の情報を記憶する第1の記憶部、前記利用者端末に備えられた、前記表示言語の情報を記憶する第2の記憶部、前記公開画面を表示させるためのデータに設定されたパラメータ、および前記公開画面を表示させるためのデータに設定された言語コードのうちの1について、または2以上について予め定めた順序で、言語の情報の有無を調べる検索工程と、
    前記検索工程において前記言語の情報を見つかった場合には、その言語の情報を取得し、前記検索工程において言語の情報が見つからなかった場合には、前記公開画面に用いるデフォルトの表示言語として設定されたデフォルト表示言語の情報を前記センターサーバにおいて取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記言語の情報による言語、または、前記デフォルト表示言語を前記公開画面に表示する表示言語として決定する決定工程とを有することを特徴とする言語設定方法。
  11. 通信ネットワーク上に公開した公開画面を介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムにおける言語設定方法であって、
    前記利用者端末によりアクセスする利用者に対する前記公開画面に表示する表示言語の情報を、その利用者の会員情報として、前記センターサーバに備えられたデータベースに登録する登録工程と、
    前記登録工程により前記表示言語が登録または変更された場合に、登録または変更された前記表示言語の情報を、前記センターサーバに備えられた第1の記憶部、および、前記利用者端末に備えられた第2の記憶部に書き込む書込工程とを有することを特徴とする言語設定方法。
  12. 通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムにおける言語設定方法であって、
    前記利用者による注文に応じた注文情報に基づく作業指示を、複数の言語で登録する作業指示登録工程と、
    前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較の結果、前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合、前記使用言語による作業指示を、前記作業指示登録工程で登録された前記複数の言語による作業指示の中から呼び出し、呼び出した前記作業指示を前記注文情報に付加して、前記ラボシステムに出力する注文情報出力工程とを有することを特徴とする言語設定方法。
  13. 通信ネットワークを介して、利用者による利用者端末からの画像データおよび注文を受け付け、利用者の注文に応じた製品をラボシステムで作製させるセンターサーバを有する画像ネットワークシステムにおける言語設定方法であって、
    前記利用者による注文に応じた注文情報を前記利用者による注文の言語で生成して第1の注文情報とする第1注文情報生成工程と、
    前記注文に応じた注文情報を、複数の言語で生成して登録する注文情報登録工程と、
    前記利用者による注文の言語と前記ラボシステムにおいて使用される使用言語とを比較する比較工程と、
    前記注文の言語と前記使用言語とが異なる場合には、前記注文情報登録工程において複数の言語で登録された注文情報の中から、前記使用言語の注文情報を呼び出して第2の注文情報とし、前記第1の注文情報に前記第2の注文情報を付加して、前記ラボシステムに出力する注文情報出力工程とを有することを特徴とする言語設定方法。
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