JP2017059100A - ポイント管理装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

ポイント管理装置、制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017059100A
JP2017059100A JP2015184878A JP2015184878A JP2017059100A JP 2017059100 A JP2017059100 A JP 2017059100A JP 2015184878 A JP2015184878 A JP 2015184878A JP 2015184878 A JP2015184878 A JP 2015184878A JP 2017059100 A JP2017059100 A JP 2017059100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
card number
card
points
accumulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015184878A
Other languages
English (en)
Inventor
健二 櫻井
Kenji Sakurai
健二 櫻井
美恵 新崎
Mie Niizaki
美恵 新崎
英之 立石
Hideyuki Tateishi
英之 立石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2015184878A priority Critical patent/JP2017059100A/ja
Publication of JP2017059100A publication Critical patent/JP2017059100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】現実の店舗での会員証の登録を先に済ませたユーザに電子商取引のための会員登録を好適に促すことが可能なポイント管理装置を提供する。【解決手段】サーバ装置1は、カード番号を含むポイント蓄積要求RSを通信部14がPOSレジスタ端末4から受信した場合に、ポイントルール情報134を参照することで、ポイントの蓄積条件を特定する。このとき、サーバ装置1は、ポイントルール情報134の「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードを参照し、ステータスが本登録であるカード番号に対するポイントの蓄積を許可する一方、ステータスが仮登録であるカード番号に対するポイントの蓄積を許可しない。【選択図】図6

Description

本発明は、購入特典として付与するポイントの管理に関する。
従来から、購入特典として会計に利用可能なポイントをユーザに付与するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、会員証の登録が完了する前に行われていた電子商取引で付与されていたポイントを、会員証の登録が完了した後の会員証で利用することが可能なポイントシステムが開示されている。また、特許文献1では、会員証の登録及び電子商取引サービスのユーザ登録が完了した場合であっても、会員証と電子商取引サービスのユーザIDとを関連付ける手続きが行われるまでは、ポイントを利用できなくしている。
特開2014−146372号公報
現実の店舗での会員カードの発行を先に済ませたユーザに電子商取引サービスのユーザ登録を促す場合、会員カードのカード番号と電子商取引サービスのユーザIDとを関連付ける手続きが行われるまでポイントが全く利用できない設定にすると、ユーザが不便に感じ、ポイントを蓄積する意欲を削いでしまう可能性がある。そこで、本発明は、現実の店舗での会員カードの発行を先に済ませたユーザに電子商取引のための会員登録を好適に促すことが可能なポイント管理装置を提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、店舗において発行される会員カードのカード番号と、当該カード番号に対して付与されたポイント数とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記会員カードの所有者が電子商取引を行うための会員登録により発行された会員識別情報を、前記カード番号と関連付けて前記記憶手段に記憶させる関連付け手段と、前記カード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、当該カード番号に対して所定のポイントを付与するポイント蓄積手段と、を備え、前記ポイント蓄積手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、前記会員識別情報と関連付けられたカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合よりも、指定された前記ポイントの蓄積を制限する。
上記ポイント管理装置は、記憶手段と、関連付け手段と、ポイント蓄積手段とを有する。記憶手段は、店舗において発行される会員カードのカード番号と、当該カード番号に対して付与されたポイント数とを関連付けて記憶する。ここで「ポイント」とは、商品購入等に基づき発生する特典であって、他の商品購入の際に支払いの一部又は全部として利用できるものを指す。関連付け手段は、会員カードの所有者が電子商取引を行うための会員登録により発行された会員識別情報を、カード番号と関連付けて記憶手段に記憶させる。ポイント蓄積手段は、カード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、当該カード番号に対して所定のポイントを付与する。このとき、ポイント蓄積手段は、会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、会員識別情報と関連付けられたカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合よりも、指定されたポイントの蓄積を制限する。「ポイントの蓄積を制限する」とは、ポイントの蓄積ができない、又は他の場合と比較してポイントの蓄積条件が不利になるようにすることを指す。この態様によれば、ポイント管理装置は、電子商取引を行うための会員登録を済ませてない会員カードの所有者に対するポイントの蓄積を制限し、電子商取引を行うための会員登録を好適に促すことができる。
上記ポイント管理装置の一態様では、前記ポイント蓄積手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号に対するポイントの蓄積を禁止する。この態様により、ポイント管理装置は、会員カードの所有者に対し、電子商取引を行うための会員登録を促すことができる。
上記ポイント管理装置の他の一態様では、ポイント管理装置は、前記カード番号を指定したポイントの利用要求があった場合に、ポイントの利用可否を判断するポイント利用手段をさらに備え、前記ポイント利用手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの利用要求があった場合、前記会員識別情報と関連付けられたカード番号を指定したポイントの利用要求があった場合よりも、指定された前記ポイントの利用を制限する。この態様により、ポイント管理装置は、電子商取引の会員登録が済んでいない会員カードの所有者に対し、ポイントの利用を制限して電子商取引を行うための会員登録を促すことができる。
上記ポイント管理装置の他の一態様では、前記ポイント蓄積手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定した前記蓄積要求があった場合、当該カード番号に関連付けられたポイントの蓄積を許容し、前記ポイント利用手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの利用要求があった場合、前記ポイントの利用を禁止する。この態様により、会員登録が済んでいない会員カードの所有者に対して、蓄積したポイントを利用するために、電子商取引を行うための会員登録の手続を行わせることができる。
上記ポイント管理装置の他の一態様では、ポイント管理装置は、前記関連付け手段が前記会員識別情報を前記カード番号と関連付けて前記記憶手段に記憶させた場合に、当該カード番号の会員カードの所有者に特典を付与する特典付与手段をさらに有する。この態様により、電子商取引を行うための会員登録の動機付けを好適に行うことができる。
上記ポイント管理装置の他の一態様では、前記特典付与手段は、前記会員カードが発行されてから当該会員カードのカード番号が前記会員識別情報と関連付けられるまでの期間が短いほど、付与する前記特典を大きくする。これにより、ポイント管理装置は、会員カードの所有者に対し、電子商取引を行うための会員登録を速やかに実行させることができる。
上記ポイント管理装置の他の一態様では、前記特典付与手段は、前記会員カードが発行されてから当該会員カードのカード番号が前記会員識別情報と関連付けられるまでの期間における前記所有者による商品の購入実績が多いほど、付与する前記特典を大きくする。これにより、会員カードの所有者は、電子商取引を行うための会員登録を行っていない時期でのポイントの蓄積制限により逸失した分を、会員登録により好適に補うことができるため、ポイント管理装置は、電子商取引を行うための会員登録を好適に促すことができる。
上記ポイント管理装置の他の一態様では、前記特典付与手段は、前記会員カードが発行されてから当該会員カードのカード番号が前記会員識別情報と関連付けられるまでの期間における前記会員カードを利用可能な店舗への前記所有者の来店回数が多いほど、付与する前記特典を大きくする。この態様によっても、ポイント管理装置は、来店回数が多かった会員カードの所有者に対し、電子商取引を行うための会員登録を好適に促すことができる。
本発明の別の観点では、店舗において発行される会員カードのカード番号と、当該カード番号に対して付与されたポイント数とを関連付けて記憶する記憶手段を有するポイント管理装置が実行する制御方法であって、前記会員カードの所有者が電子商取引を行うための会員登録により発行された会員識別情報を、前記カード番号と関連付けて前記記憶手段に記憶させる関連付け工程と、前記カード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、当該カード番号に対して所定のポイントを付与するポイント蓄積工程と、を有し、前記ポイント蓄積工程は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、前記会員識別情報と関連付けられたカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合よりも、指定された前記ポイントの蓄積を制限する。ポイント管理装置は、この制御方法を実行することで、電子商取引を行うための会員登録を済ませてない会員カードの所有者に対するポイントの蓄積を制限し、電子商取引を行うための会員登録を好適に促すことができる。
本発明のさらに別の観点では、店舗において発行される会員カードのカード番号と、当該カード番号に対して付与されたポイント数とを関連付けて記憶する記憶手段を有するポイント管理装置のコンピュータが実行するプログラムであって、前記会員カードの所有者が電子商取引を行うための会員登録により発行された会員識別情報を、前記カード番号と関連付けて前記記憶手段に記憶させる関連付け手段と、前記カード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、当該カード番号に対して所定のポイントを付与するポイント蓄積手段として前記コンピュータを機能させ、前記ポイント蓄積手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、前記会員識別情報と関連付けられたカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合よりも、指定された前記ポイントの蓄積を制限するポイント蓄積手段として前記コンピュータを機能させる。ポイント管理装置のコンピュータは、このプログラムを実行することで、電子商取引を行うための会員登録を済ませてない会員カードの所有者に対するポイントの蓄積を制限し、電子商取引を行うための会員登録を好適に促すことができる。
本発明に係るポイント管理装置によれば、電子商取引を行うための会員登録を済ませてない会員カードの所有者に対するポイントの蓄積を一定条件下で制限し、電子商取引を行うための会員登録を好適に促すことができる。
実施形態に係るポイント管理システムの構成を示す。 サーバ装置のブロック図を示す。 利用者端末のブロック図を示す。 会員情報及び会員カード情報のデータ構造を示す。 ポイント履歴情報及びポイントルール情報のデータ構造を示す。 ポイント蓄積処理の手順を示すフローチャートである。 ポイント利用処理の手順を示すフローチャートである。 変形例に係るポイントルール情報のデータ構造を示す。 変形例に係るポイントルール情報のデータ構造を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するのに好適な実施形態について説明する。
[ポイント管理システムの構成]
図1は、本実施形態に係るポイント管理システム100の構成を示す。ポイント管理システム100は、電子商取引による商品購入及び店舗での商品購入に基づき発生するポイントを一元管理するシステムであって、サーバ装置1の管理者が運営する電子商取引サービスへのユーザ登録(「ウェブ会員登録」とも呼ぶ。)を好適に促進する。ポイント管理システム100は、主に、各ユーザのポイントを管理するサーバ装置1と、ユーザが使用する利用者端末3と、店舗に存在するPOSレジスタ端末4と、を有する。サーバ装置1と利用者端末3、サーバ装置1とPOSレジスタ端末4とは、それぞれ、インターネットなどの通信網2を介してデータ通信を行う。
サーバ装置1は、書籍などの商品の販売者が管理するウェブサーバであり、利用者端末3と通信を行うことで、ウェブ会員登録に関する処理を行ったり、利用者端末3からの要求に基づき、販売対象となる商品の情報を表示するための表示情報を利用者端末3に送信したりする。また、サーバ装置1は、ウェブ会員登録を行ったユーザや会員カード5を所持するユーザのポイントを管理し、これらのユーザが商品を購入する際にポイントを付与したり、ポイントの利用を受け付けて支払い金額に反映させたりする。サーバ装置1は、ウェブ会員登録を行ったユーザに対し、電子商取引等に使用する会員ID(会員識別情報)を付与する。サーバ装置1は、本発明における「ポイント管理装置」の一例である。
利用者端末3は、例えばスマートフォンなどの通信端末であり、図1の例では、タッチパネルが積層されたディスプレイ41を有する。利用者端末3は、サーバ装置1から受信する表示情報に基づき会員登録用画面を表示し、ウェブ会員登録に必要なユーザ入力を受け付け、受け付けた入力情報をサーバ装置1へ送信する。また、利用者端末3は、電子商取引に必要な情報の授受をサーバ装置1と行う。なお、利用者端末3は、図1に示す形態に限定されず、デスクトップパソコンやノートパソコン等の通信可能な種々の端末であってもよい。
POSレジスタ端末4は、店舗内の会計場所に置かれ、バーコードリーダ等の読取り装置を有する。POSレジスタ端末4は、会計時などにおいて、読取り装置により、会員カード5からカード番号を読み取ったり、購入商品に付されたバーコード等から商品ID等を読み取ったりする。さらに、POSレジスタ端末4は、サーバ装置1に対し、購入金額に応じたポイントの蓄積を要求する信号(「ポイント蓄積要求RS」とも呼ぶ。)、又は/及び、蓄積したポイントの利用を要求する信号(「ポイント利用要求RU」とも呼ぶ。)を送信する。以後では、商品の購入時に使用するポイント数を、「利用ポイント数」とも呼ぶ。
会員カード5は、現実の店舗で所定の手続を行ったユーザに対して付与されるポイントカードであり、現実の店舗において、後述する会員カード情報132に登録されている会員カード番号が記録された会員カードをユーザに発行(付与)する。会員カード5は、POSレジスタ端末4によりカード番号等が読取り可能に構成される。会員カード5は、カード番号を示すバーコードが印刷されたカードであってもよく、カード番号を記憶したICカードであってもよい。また、利用者端末3を会員カードとして利用してもよく、カード番号を記憶した利用者端末3の表示画面にカード番号をバーコードとして表示させてもよい。
以後では、ウェブ会員登録を行っていない、又は、ウェブ会員登録により発行される会員IDと会員カード5のカード番号との関連付け手続きを行っていない会員カード5の所有者を「仮登録会員」と呼ぶ。また、ウェブ会員登録を行い、かつ、ウェブ会員登録により発行される会員IDと会員カード5のカード番号との関連付け手続きを行った会員カード5の所有者を「本登録会員」と呼ぶ。上述の関連付け手続きは、ウェブ会員登録と同時に実行されるものであってもよい。この場合、例えば、ユーザは、ウェブ会員登録の会員登録用画面における所定の入力欄に会員カード5のカード番号を入力することで、ウェブ会員登録と同時に上述の関連付け手続きを行う。後述するように、サーバ装置1は、本登録会員が所有する会員カード5のカード番号と、当該本登録会員がウェブ会員登録により付与された会員IDとを関連付けて(即ち紐付けて)記憶している。
[サーバ装置の構成]
図2は、サーバ装置1のブロック図である。サーバ装置1は、記憶部13と、データ通信を行う通信部14と、制御部15とを備える。これらの各要素は、バスライン10を介して相互に接続されている。
記憶部13は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部13は、制御部15が実行するプログラム、及び、制御部15がプログラムを実行することで所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。本実施形態では、記憶部13は、会員情報131と、会員カード情報132と、ポイント履歴情報133と、ポイントルール情報134とを有する。これらのデータ構造については[データ構造]のセクションで説明する。また、記憶部13は、販売対象となる商品の情報など、商品画面の表示情報を生成するのに必要な情報を記憶する。
制御部15は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、サーバ装置1内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
例えば、制御部15は、店舗での商品購入時に、カード番号を含むポイント蓄積要求RSを通信部14がPOSレジスタ端末4から受信した場合に、ポイントルール情報134等を参照することで、ポイントの蓄積に関する条件(単に「蓄積条件」とも呼ぶ。)を特定する。そして、制御部15は、特定した蓄積条件に基づき、付与すべきポイント数を算出し、会員カード情報132及びポイント履歴情報133の更新を行う。なお、制御部15は、特定した蓄積条件に基づきポイントの蓄積が不可であると判断した場合には、会員カード情報132及びポイント履歴情報133の更新を行わない。また、制御部15は、カード番号を含むポイント利用要求RUを通信部14がPOSレジスタ端末4から受信した場合に、ポイントルール情報134等を参照することで、ポイントの利用に関する条件(単に「利用条件」とも呼ぶ。)を特定する。その後、制御部15は、特定したポイントの利用条件をPOSレジスタ端末4へ通知することで、利用ポイント数を指定させ、指定された利用ポイント数に基づき、会員カード情報132及びポイント履歴情報133の更新を行う。なお、制御部15は、特定した利用条件に基づき、ポイントの利用が不可であると判断した場合には、ポイントが利用できない旨を、通信部14によりPOSレジスタ端末4へ通知する。
また、制御部15は、会員登録用のURLに利用者端末3からアクセスがあった場合、所定の表示情報を通信部14により送信することで、利用者端末3にウェブ会員登録の会員登録用画面を表示させる。また、制御部15は、会員登録用画面における入力情報を利用者端末3から受信した場合、利用者端末3のユーザに対応する会員IDを生成し、会員情報131及び会員カード情報132の更新を行う。ここで、制御部15は、上述の入力情報に会員カード5のカード番号が含まれていた場合、当該カード番号と、生成した会員IDとを、会員カード情報132において関連付けて記憶する。
このように、制御部15は、本発明における「関連付け手段」、「ポイント蓄積手段」、「ポイント利用手段」及びコンピュータが実行するプログラムとして機能する。
[利用者端末の構成]
図3は、利用者端末3のブロック図である。利用者端末3は、ディスプレイ41などの表示部31と、タッチパネルなどの入力部32と、記憶部33と、データ通信を行う通信部34と、制御部35とを備える。これらの各要素は、バスライン30を介して相互に接続されている。
記憶部33は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。また、記憶部33は、制御部35が実行するプログラムを記憶する。
制御部35は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、利用者端末3内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、利用者端末3がサーバ装置1のウェブ会員登録用のURLにアクセスした場合、制御部35は、ウェブ会員登録の会員登録用画面の表示情報をサーバ装置1から通信部34により受信し、ディスプレイ41に表示させる。そして、制御部35は、ウェブ会員登録に必要な情報の入力等を受け付け、入力情報をサーバ装置1へ送信する。
[データ構造]
次に、サーバ装置1が記憶する会員情報131、会員カード情報132、ポイント履歴情報133、及びポイントルール情報134のデータ構造の具体例について、図4及び図5を参照して説明する。
(1)会員情報
図4(A)は、会員情報131のデータ構造の一例である。図4(A)の例では、会員情報131として、サーバ装置1の購入サイトへの会員登録を行ったユーザごとに、「会員ID」と、「ログインID」と、「パスワード」とが関連付けられている。
サーバ装置1は、ウェブ会員登録の会員登録用画面を表示した利用者端末3から受信する入力情報に基づき、会員情報131の各レコードを生成する。図4(A)の例では、サーバ装置1は、アルファベット「U」と三桁の通し番号とを組み合わせた番号を、会員IDとして登録すると共に、会員登録を行ったユーザのメールアドレスを、ログインIDとして登録し、ユーザが入力した任意の6桁の記号を、パスワードとして登録している。
(2)会員カード情報
図4(B)は、会員カード情報132のデータ構造の一例である。会員カード情報132には、ウェブ会員登録を行ったユーザに対して仮想的に割り当てられるカード(「仮想カード」とも呼ぶ。)の情報又は会員カード5の情報が記録される。図4(B)の会員カード情報132は、「カード番号」、「種別」、「ステータス」、「店舗」、「紐付け先会員ID」、「引継先カード番号」、及び「ポイント残高」の各項目を有する。
「カード番号」の欄には、会員カード5のカード番号(「実カード番号」とも呼ぶ。)又は仮想カードのカード番号(「仮想カード番号」とも呼ぶ。)が登録される。図4(B)の例では、実カード番号の先頭文字はアルファベット「C」に設定され、仮想カード番号の先頭文字はアルファベット「V」に設定されている。「種別」の欄には、実カード番号に対応するレコードの場合には「実」が記録され、仮想カード番号に対応するレコードの場合には「仮想」が記録される。
「ステータス」の欄には、対象となる会員カード5の状態を表す情報が記録される。具体的には、対応するカード番号が実カード番号である場合であって、当該カード番号が会員情報131に示す会員情報の会員IDと紐付けられていない場合には、「仮登録」である旨が記録される。一方、対応する実カード番号が会員情報131に示す会員情報の会員IDと紐付けられている場合には、「本登録」である旨が記録される。また、対応するカード番号が仮想カード番号である場合には、当該仮想カード番号と実カード番号とのポイントの統合が完了した場合には「引継済」の情報が登録される。なお、仮想カードのステータスが「引継済」の場合は、すでにユーザが会員カード5を所持している状態であるため、仮想カードの仮想カード番号と所持している実カードの実カード番号とを対応付け、対応付けた実カードの実カード番号に仮想カードに付与されたポイントを引き継ぐことになる。
なお、会員カード5を所持したユーザが当該会員カード5を紛失し、当該ユーザに対して新たな会員カード5が発行された場合、紛失された会員カード5のカード番号に対応する「ステータス」の欄は「引継済」となる。この場合、新たに発行された会員カード5のカード番号のレコードが生成され、当該レコードの「紐付け先会員ID」の欄に、会員カード5を再発行したユーザの会員IDが登録される。このように、対応するカード番号が実カード番号であっても、「ステータス」の欄が「引継済」となる場合がある。
「店舗」の欄には、対応するカード番号が実カード番号である場合には、店舗を識別するための情報(図4(B)の例では「A」又は「B」)が登録され、対応するカード番号が仮想カード番号である場合には、特定の店舗と関係しない電子商取引であることを示す「Web」が登録される。また、「紐付け先会員ID」の欄には、「ステータス」が「本登録」に対応するレコードの場合、対応する本登録会員の会員IDが記録される。また、「ステータス」が「引継済」レコードの場合、対応する会員カード(実カード)5の会員IDが記録される。なお、「ステータス」が「仮登録」の場合、対応する実カード番号が会員IDと関連付けられていないため、「紐付け先会員ID」の欄には会員IDが記録されていない。
「引継先カード番号」の欄には、仮想カード番号に対して付与されたポイントの引継ぎ先である実カード番号が記録される。具体的には、「ステータス」が「引継済」である仮想カード番号に対し、「紐付け先会員ID」が一致する実カード番号が登録される。図4(B)の例では、仮想カード番号「V0001」の「引継先カード番号」の欄には、同一会員IDに紐付けられた実カード番号「C0001」が記録されている。なお、「ステータス」が「引継済」以外の場合には、該当する実カード番号がないことを示す「NULL」が登録されている。
「ポイント残高」の欄には、対応する実カード番号又は仮想カード番号に対するポイントの残高が記録される。なお、「ステータス」が「引継済」に切り替わった仮想カード番号のポイント残高は、「ステータス」の切り替え時に、紐付けられた実カード番号のポイント残高に合算されて「0」となる。なお、仮想カードの「ステータス」が「引継済」に切り替わる前の初期値は「本登録」となる。よって、図4(B)の例では、ステータス「引継済」の仮想カード番号「V0001」のポイント残高は、実カード番号「C0001」のポイント残高に合算された結果、「0」となっている。
なお、会員カード5の所持者が、自らが所持する会員カード5のカード番号の関連付け手続きを行うことなくウェブ会員登録を行った場合、ウェブ会員登録により付与された仮想カード番号と、会員カード5の実カード番号とに対応するポイント残高は、合算されることなく商品購入に応じて更新される。そして、サーバ装置1は、ウェブ会員登録が完了後の任意のタイミングで、利用者端末3等から関連付け手続きに必要な情報を受信した場合に、ウェブ会員登録により付与された仮想カード番号と、会員カード5の実カード番号とに対応付けられたポイント残高の合算を行う。
(3)ポイント履歴情報
図5(A)は、ポイント履歴情報133のデータ構造の一例である。ポイント履歴情報133には、各会員のポイントの獲得、利用、失効に関する履歴が記録されている。図5(A)に示すポイント履歴情報133は、「カード番号」、「区分」、「ポイント数」、「店舗」及び「有効期限」の各項目を有する。
ここで、「区分」の欄には、ポイントの獲得、利用、失効のいずれが生じたかを示す情報が記録され、「ポイント数」の欄には、獲得、利用、又は失効の対象となるポイント数が記録される。また、「店舗」の欄には、ポイントの獲得又は利用の原因となる取引が行われた店舗の識別情報が記録される。さらに、「有効期限」の欄には、ポイントが獲得された際の当該ポイントの有効期限が記録される。
なお、サーバ装置1は、ポイント履歴情報133を参照し、獲得された各ポイントが有効期限内に利用されたか否かを判定し、有効期限内に利用されていないポイントが存在した場合に、区分「失効」に対応するレコードを生成し、ポイント履歴情報133に追加する。この場合、サーバ装置1は、失効したポイントに対応する会員カード情報132のレコードをカード番号に基づき検索し、失効したポイント数分だけ当該レコードに対応する「ポイント残高」を減算する。同様に、サーバ装置1は、区分「獲得」又は「利用」のレコードを生成してポイント履歴情報133に追加した場合、会員カード情報132の対応するレコードの「ポイント残高」を、獲得又は利用されたポイント数分だけ加算又は減算する。
(4)ポイントルール情報
図5(B)は、ポイントルール情報134のデータ構造の一例である。ポイントルール情報134には、ポイントの発生及び利用に関するルール(条件)を示す各レコードが登録されている。図5(B)のポイントルール情報134は、「適用対象」、「適用条件」、「判定タイミング」、及び「有効/無効」の各項目を有する。
「適用対象」の欄には、ルールの適用対象が規定される。図5(B)の例では、「適用対象」として、購入金額に対して発生するポイントの利率を示す「ポイント還元率」、ポイントが利用可能となるポイント残高の最小値を示す「利用可能最小値」、ポイント残高の上限値(即ち貯めることができるポイント数の上限値)を示す「ポイント残高上限」、店舗での商品購入時でのポイントの蓄積の可否を示す「店舗でのポイント蓄積可否」、及び店舗での商品購入時でのポイントの利用の可否を示す「店舗でのポイント利用可否」がそれぞれ規定されたレコードが登録されている。後述するように、サーバ装置1は、「店舗でのポイント蓄積可否」及び「店舗でのポイント利用可否」に対応するレコードを、他のレコードよりも先に参照し、ポイントの蓄積又は利用の可否を判定する。
「適用条件」の欄には、ステータスが本登録か仮登録かに応じて各適用対象の条件が記録されている。具体的には、「ステータス=本登録」の欄には、会員カード情報132の「ステータス」が「本登録」であるカード番号(即ち会員IDと紐付けられた実カード番号)に対応するポイントの蓄積条件又は利用条件が記録されている。また、「ステータス=仮登録」の欄には、会員カード情報132の「ステータス」が「仮登録」であるカード番号(即ち会員IDと紐付けられていない実カード番号)に対応するポイントの蓄積条件又は利用条件が記録されている。
「判定タイミング」の欄には、各レコードに対応するルールを適用するタイミングが規定されている。具体的には、ポイントの蓄積条件を規定するレコードについては、「ポイント蓄積時」と規定され、ポイントの利用条件を規定するレコードについては、「ポイント利用時」と規定される。また、「有効/無効」の欄には、各レコードに対応する適用条件の有効性が規定されている。このように、「有効/無効」の欄を設けることで、各適用対象に対する適用条件の適用の有無を柔軟に変更することができる。
ここで、図5(B)の例では、適用対象である「店舗でのポイント蓄積可否」及び「店舗でのポイント利用可否」に対する適用条件が「有効」に設定されている。この場合、サーバ装置1は、まず、「店舗でのポイント蓄積可否」又は「店舗でのポイント利用可否」に対する適用条件を参照し、ポイントの蓄積又は利用の可否を判定する。例えば、サーバ装置1は、会員IDと紐付けられた実カード番号に対するポイントの蓄積要求があった場合、「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードの「ステータス=本登録」の欄を参照し、ポイント蓄積が可能であると判断する。一方、サーバ装置1は、会員IDと紐付けられていない実カード番号に対するポイントの蓄積要求があった場合、「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードの「ステータス=仮登録」の欄を参照し、ポイント蓄積が不可であると判断する。同様に、サーバ装置1は、会員IDと紐付けられた実カード番号に対するポイントの利用要求があった場合、「店舗でのポイント利用可否」のレコードの「ステータス=本登録」の欄を参照し、ポイントの利用が可能であると判断する。一方、サーバ装置1は、会員IDと紐付けられていない実カード番号に対するポイントの利用要求があった場合、「店舗でのポイント利用可否」のレコードの「ステータス=仮登録」の欄を参照し、ポイント利用が不可であると判断する。
このように、適用対象である「店舗でのポイント蓄積可否」及び「店舗でのポイント利用可否」に対する適用条件が「有効」に設定されている場合、サーバ装置1は、仮登録会員のポイントの蓄積及び利用を許可しない。これにより、サーバ装置1は、仮登録会員の本登録会員への移行手続きを好適に促す。
また、サーバ装置1は、「店舗でのポイント蓄積可否」若しくは「店舗でのポイント利用可否」のレコードが「無効」に設定されていた場合、又は、会員IDと紐付けられた実カード番号に対するポイントの蓄積又は利用要求である場合、他の適用対象のレコードを参照し、他の蓄積条件又は利用条件を特定する。この場合、上述の他の適用対象のレコードでは、図5(B)に示すように、「ステータス=本登録」に規定された蓄積条件又は利用条件よりも、「ステータス=仮登録」に規定された蓄積条件又は利用条件の方が厳しくなる(即ち不利になる)ように設定されている。
例えば、ポイント還元率の場合には、「ステータス=本登録」である場合のポイント還元率(2%)よりも、「ステータス=仮登録」である場合のポイント還元率(1%)が低い利率に設定されている。同様に、利用可能最小値の場合には、「ステータス=本登録」である場合の利用可能最小値(1ポイント)よりも、「ステータス=仮登録」である場合の利用可能最小値(100ポイント)が高くなるように設定されている。また、ポイント残高上限の場合には、「ステータス=本登録」である場合のポイント残高上限(99999999ポイント)よりも、「ステータス=仮登録」である場合のポイント残高上限(1000ポイント)が低くなるように設定されている。
このように、サーバ装置1は、仮登録会員のポイントの蓄積及び利用を許容する場合であっても、本登録会員に比べて、仮登録会員のポイントの蓄積及び利用を制限する。これにより、会員カード5を所有する仮登録会員に対し、ウェブ会員登録による本登録会員への移行を好適に促す。
なお、図5(B)の例では、「店舗でのポイント蓄積可否」又は「店舗でのポイント利用可否」以外の適用対象のレコードが「無効」に設定されている。よって、この場合、例えば、サーバ装置1は、本登録会員のポイント蓄積時には、ポイント残高上限を設けることなくデフォルトのポイント還元率(例えば1%)によりポイントを付加し、本登録会員のポイントの利用時には、利用可能最小値等に基づく制限を設けない。
[処理フロー]
(1)ポイント蓄積処理
図6は、ある店舗で会員カード5を所有するユーザが商品を購入した際に実行するポイント蓄積処理の手順を示すフローチャートである。
まず、POSレジスタ端末4は、店員の操作に基づき、会員カード5から実カード番号の読取りを行うと共に商品の会計処理を行う(ステップS101)。この場合、POSレジスタ端末4は、商品に付されたバーコード等の読取りを行うことで購入対象の商品ID及び販売価格等を認識し、購入金額の総額を算出する。次に、POSレジスタ端末4は、実カード番号及び購入金額等の情報を含むポイント蓄積要求RSをサーバ装置1に対して送信する(ステップS102)。ポイント蓄積要求RSには、後でポイント履歴情報133を更新する際に使用する店舗の情報などがさらに含まれていてもよい。
そして、サーバ装置1は、POSレジスタ端末4から送信されるポイント蓄積要求RSを受信し、当該ポイント蓄積要求RSに含まれる実カード番号に対応するステータスを、会員カード情報132を参照することで取得する(ステップS103)。
そして、サーバ装置1は、取得したステータスが「本登録」であるか否か判定する(ステップS104)。そして、サーバ装置1は、取得したステータスが「本登録」である場合(ステップS104;Yes)、ポイント蓄積時にステータス「本登録」に適用する有効な蓄積条件をポイントルール情報134から抽出する(ステップS105)。具体的には、サーバ装置1は、「判定タイミング」の欄が「ポイント蓄積時」、「有効/無効」の欄が「有効」となっているポイントルール情報134のレコードから、「適用条件」の欄の「ステータス=本登録」に記載の各適用対象の適用条件を抽出する。なお、ステータスが「本登録」のときには、図5(B)に示すポイントルール情報134の「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードが有効である場合、又は無効である場合のいずれの場合も、ポイント蓄積が可能である。
一方、取得したステータスが「本登録」でない場合(ステップS104;No)、サーバ装置1は、取得したステータスが「仮登録」であるか否か判定する(ステップS106)。そして、サーバ装置1は、取得したステータスが「仮登録」である場合(ステップS106;Yes)、ポイントルール情報134の「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードの「有効/無効」の欄が「有効」かつ「ステータス=仮登録」の欄が「不可」となっているか否か判定する(ステップS107)。そして、サーバ装置1は、「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードの「有効/無効」の欄が「有効」かつ「ステータス=仮登録」の欄が「不可」となっている場合(ステップS107;Yes)、ポイントの蓄積処理を行うことなく、フローチャートの処理を終了する。この場合、例えば、サーバ装置1は、POSレジスタ端末4に対し、ポイントの蓄積ができない旨を通知する。このように、サーバ装置1は、仮登録会員のポイント蓄積を許可しないことで、本登録会員への移行手続きを仮登録会員に好適に促すことができる。
一方、サーバ装置1は、「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードの「有効/無効」の欄が「無効」または「ステータス=仮登録」の欄が「可」となっている場合(ステップS107;No)、ポイント蓄積時にステータス「仮登録」に適用する有効な他の蓄積条件をポイントルール情報134から抽出する(ステップS108)。具体的には、サーバ装置1は、「判定タイミング」が「ポイント蓄積時」、「有効/無効」が「有効」となっている「適用対象」が「店舗でのポイント蓄積可否」以外のポイントルール情報134のレコードから、「適用条件」の欄の「ステータス=仮登録」に記載の各適用対象の適用条件を抽出する。
次に、サーバ装置1は、ステップS105又はステップS108で抽出した各適用対象の蓄積条件に基づき、会員カード情報132を参照して付与するポイント数を決定する(ステップS109)。例えば、ポイント還元率に関する蓄積条件を適用する場合には、サーバ装置1は、POSレジスタ端末4から受信したポイント蓄積要求RSに含まれる購入金額から、蓄積条件として定められたポイント還元率を乗じることで、付与するポイント数を決定する。他の例では、サーバ装置1は、ポイント残高上限に関する蓄積条件を適用する場合には、現在の会員カード情報132に記録されたポイント残高との合算値が蓄積条件のポイント残高上限に反しないように、付与するポイント数を決定する。
そして、サーバ装置1は、ステップS109で決定したポイント数を加算する処理を行う(ステップS110)。具体的には、サーバ装置1は、対象となっている会員カード情報132のレコードに記録されたポイント残高を、ステップS109で決定したポイント数を加算した値に更新する。また、サーバ装置1は、加算したポイントの履歴を残すため、ポイント履歴情報133に区分「獲得」のレコードを追加する。この場合、サーバ装置1は、例えば、追加するレコードの「店舗」の情報として、POSレジスタ端末4から受信したポイント蓄積要求RSに含まれる店舗情報を用いると共に、「有効期限」の情報として、現在の日付から所定期間経過後の日付を設定する。その後、サーバ装置1は、ポイントの蓄積処理が完了した旨の完了通知を、POSレジスタ端末4に対して送信する(ステップS111)。
(2)ポイント利用処理
図7は、ある店舗で会員カード5を所有するユーザが商品を購入する際にポイントを利用するためのポイント利用処理の手順を示すフローチャートである。
まず、POSレジスタ端末4は、店員の操作に基づき、会員カード5から実カード番号の読取りを行う(ステップS201)。また、この場合、POSレジスタ端末4は、商品に付されたバーコード等の読取りを行うことで購入対象の商品及び販売価格等を認識し、購入金額の総額を算出する。次に、POSレジスタ端末4は、実カード番号の情報を含むポイント利用要求RUをサーバ装置1に対して送信する(ステップS202)。
そして、サーバ装置1は、POSレジスタ端末4から送信されるポイント利用要求RUを受信し、当該ポイント利用要求RUに含まれる実カード番号に対応するステータスを、会員カード情報132を参照することで取得する(ステップS203)。
そして、サーバ装置1は、取得したステータスが「本登録」であるか否か判定する(ステップS204)。そして、サーバ装置1は、取得したステータスが「本登録」である場合(ステップS204;Yes)、ポイント利用時にステータス「本登録」に適用する有効な利用条件をポイントルール情報134から抽出する(ステップS205)。具体的には、サーバ装置1は、「判定タイミング」が「ポイント利用時」、「有効/無効」が「有効」となっているポイントルール情報134のレコードから、「適用条件」の欄の「ステータス=本登録」に記載の各適用対象の適用条件を抽出する。なお、ステータスが「本登録」のときには、図5(B)に示すポイントルール情報134の「店舗でのポイント利用可否」のレコードが有効である場合、又は無効である場合のいずれの場合も、ポイントの利用が許容される。
一方、取得したステータスが「本登録」でない場合(ステップS204;No)、サーバ装置1は、取得したステータスが「仮登録」であるか否か判定する(ステップS206)。そして、サーバ装置1は、取得したステータスが「仮登録」である場合(ステップS206;Yes)、ポイントルール情報134の「店舗でのポイント利用可否」のレコードの「有効/無効」の欄が「有効」かつ「ステータス=仮登録」の欄が「不可」となっているか否か判定する(ステップS207)。そして、サーバ装置1は、「店舗でのポイント利用可否」のレコードの「有効/無効」の欄が「有効」かつ「ステータス=仮登録」の欄が「不可」となっている場合(ステップS207;Yes)、ポイントの利用処理を行うことなく、フローチャートの処理を終了する。この場合、例えば、サーバ装置1は、POSレジスタ端末4に対し、ポイントの利用ができない旨を通知する。このように、サーバ装置1は、仮登録会員のポイント利用を許可しないことで、本登録会員への移行手続きを仮登録会員に好適に促すことができる。
一方、サーバ装置1は、「店舗でのポイント利用可否」のレコードの「有効/無効」の欄が「無効」または「ステータス=仮登録」の欄が「可」となっている場合(ステップS207;No)、ポイント利用時にステータス「仮登録」に適用する有効な他の利用条件をポイントルール情報134から抽出する(ステップS208)。具体的には、サーバ装置1は、「判定タイミング」が「ポイント利用時」、「有効/無効」が「有効」となっている「適用対象」が「店舗でのポイント利用可否」以外のポイントルール情報134のレコードから、「適用条件」の欄の「ステータス=仮登録」に記載の各適用対象の適用条件を抽出する。
次に、サーバ装置1は、ステップS205又はステップS208で抽出した各適応対象値の利用条件と、会員カード情報132に記録されたポイント残高とを参照し、ポイントの利用可否を判定する(ステップS209)。例えば、サーバ装置1は、利用可能最小値に関するポイントルールが有効である場合には、設定された利用可能最小値と、対応するポイントカード情報132のレコードに記録されたポイント残高とを比較することで、ポイントの利用可否を判定する。
そして、サーバ装置1は、ステップS209でポイントが利用可能であると判定した場合(ステップS209;Yes)、利用ポイント数の問合せ信号をPOSレジスタ端末4に対して送信する(ステップS210)。この場合、上述の問合せ信号には、利用ポイント数として指定可能な最大値であるポイント残高の情報などが含まれる。一方、サーバ装置1は、ステップS209でポイントが利用不可であると判定した場合(ステップS209;No)、フローチャートの処理を終了する。
POSレジスタ端末4は、サーバ装置1から利用ポイント数の問合せ信号を受信した場合、利用ポイント数を指定するユーザ入力を受け付ける(ステップS211)。そして、POSレジスタ端末4は、ユーザ入力により指定された利用ポイント数を、サーバ装置1へ通知する(ステップS212)。また、ステップS212の前後において、POSレジスタ端末4は、購入金額を指定された利用ポイント数に応じて減額した金額を、支払うべき金額として提示する。
その後、サーバ装置1は、通知された利用ポイント数分のポイントを減算する処理を行う(ステップS213)。具体的には、サーバ装置1は、対応する会員カード情報132のレコードに記録されたポイント残高を、通知されたポイント数分だけ減算した値に更新する。また、サーバ装置1は、利用したポイントの履歴を残すため、ポイント履歴情報133に区分「利用」のレコードを追加する。その後、サーバ装置1は、ポイントの利用処理が完了した旨の完了通知をPOSレジスタ端末4に対して送信する(ステップS214)。
[ポイント管理システムの作用効果]
実施形態のポイント管理システム100によれば、サーバ装置1は、ポイントルール情報134の「店舗でのポイント蓄積可否」及び「店舗でのポイント利用可否」の各レコードが「有効」かつ「ステータス=仮登録」の欄が「不可」となっている場合に、仮登録会員のポイントの蓄積及び利用ができないように規制する。これにより、サーバ装置1は、仮登録会員によるウェブ会員登録を好適に促すことができる。
[変形例]
次に、実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
(変形例1)
サーバ装置1は、仮登録会員がウェブ会員登録を行って本登録会員になった場合、ウェブ会員登録を行ったことに対する特典を付与してもよい。以下、上述の特典の具体例(第1〜第4具体例)について説明する。以下の具体例は、任意に組み合わせて適用してもよい。
第1具体例では、サーバ装置1は、会員カード5を発行してからウェブ会員登録により本登録会員に移行するまでの期間が短いほど、多くのポイントを付与する。この場合、サーバ装置1は、会員カード情報132の各実カード番号に対応するレコードに、会員カード5の発行を行った発行日の情報をさらに追加しておく。そして、サーバ装置1は、ステータスが仮登録から本登録に切り替わった際に、上述の発行日の情報に基づき、発行日からの経過日数を算出する。この場合、例えば、サーバ装置1は、会員カード5の発行日からの経過日数と付与するポイントとを規定するテーブル等を参照し、算出した経過日数が短いほど多くのポイントを付与する。
第2具体例では、サーバ装置1は、本登録会員になるまでの累積購入冊数が多いほど、本登録会員に切り替わったときの特典として付与するポイント数を多くする。この場合、サーバ装置1は、例えば、会員カード情報132として累積購入冊数の情報をさらに記憶し、商品購入が行われる度に、ポイント残高と共に累積購入冊数の情報を更新する。この場合、例えば、ポイント蓄積要求RSには、購入冊数の情報が含まれており、サーバ装置1は、ポイント蓄積要求RSを受信することで、会員カード情報132の累積購入冊数の情報を更新する。そして、サーバ装置1は、ステータスが仮登録から本登録に切り替わった会員カード情報132のレコードを検出した場合に、累積購入冊数と付与するポイントとを規定するテーブル等を参照し、検出したレコードの累積購入冊数が多いほど多くのポイントを付与する。好適には、ステータスが本登録に切り替わる前に、ウェブ会員登録により付与された仮想カード番号と、会員カード5の実カード番号との両方に累積購入冊数の記録がある場合には、サーバ装置1は、これらの累積購入冊数を合算した冊数に基づき、付与するポイントを決定するとよい。同様に、サーバ装置1は、累積購入冊数に代えて、本登録会員になるまでの累積購入金額が多いほど、本登録会員に切り替わったときの特典として付与するポイント数を多くしてもよい。累積購入冊数及び累積購入金額は、本発明における「購入実績」の一例である。
第2具体例によれば、ポイントルール情報134の「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードが有効かつ「ステータス=仮登録」の欄が「不可」になっていることにより、仮登録会員に対して商品購入時にポイントが付与されない場合であっても、当該仮登録会員が本登録会員に移行する手続を行うことで、仮登録会員のときの購入実績に応じたポイントが当該会員に付与される。よって、この場合、仮登録会員での購入実績が多くあるほど、仮登録会員から本登録会員へ移行することによるインセンティブが多くなる。よって、第2具体例により、購入実績が多い仮登録会員によるウェブ会員登録を好適に促すことができる。好適には、サーバ装置1は、仮登録会員である期間中に取得したポイント数と、当該期間中に仮に本登録会員であれば取得していたポイント数との差分のポイント数(即ち、本登録会員でないことにより逸失したポイント数)を、本登録会員への移行時に当該会員に付与してもよい。
第3具体例では、サーバ装置1は、仮登録会員になってから本登録会員になるまでの来店頻度が多いほど、本登録会員に切り替わったときの特典として付与するポイント数を多くする。例えば、この場合、サーバ装置1は、仮登録会員としての購入回数(即ち会計を行った数)を来店回数とみなし、本登録会員に切り替わる際に、仮登録会員としての購入回数から、所定のテーブル等を参照し、付与するポイント数を決定する。上述のテーブル等は、購入回数と付与するポイント数との関係を規定するテーブルであり、購入回数が多いほど付与するポイント数が多くなるように設定されている。また、この場合、サーバ装置1は、例えば会員カード情報132に購入回数の情報をさらに記録し、商品の会計時に、購入者が所有する会員カード5のカード番号の情報をPOSレジスタ端末4から受信した場合に、該当するカード番号に対する会員カード情報132の購入回数を1だけ増加させる。
なお、購入回数を来店回数とみなすのに代えて、サーバ装置1は、各店舗で来店手続(チェックイン)が可能である場合には、仮登録会員での来店手続の回数が多いほど、本登録会員に切り替わったときの特典として付与するポイント数を多くする。この場合、例えば、各店舗の入口付近には、会員カード5を読み取るカードリーダが設けられ、来店者は、入店時に会員カード5をカードリーダにかざしてカード番号を読み取らせる。この場合、カードリーダは、POSレジスタ端末4等を経由してサーバ装置1に対してカード番号を含む来店情報をサーバ装置1に送信する。この場合、サーバ装置1は、例えば会員カード情報132として来店回数の情報をさらに記録し、来店情報をPOSレジスタ端末4から受信した場合に、該当するカード番号に対する会員カード情報132の来店回数の項目を更新する。
第3具体例によっても、ポイントルール情報134の「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードが有効かつ「ステータス=仮登録」の欄が「不可」になっていることにより、仮登録会員に対して商品購入時にポイントが付与されない場合であっても、当該仮登録会員が本登録会員に移行する手続を行うことで、仮登録会員のときの来店回数に応じたポイントが当該会員に付与される。よって、この場合、仮登録会員での来店回数が多いほど、仮登録会員から本登録会員へ移行することによるインセンティブが多くなる。よって、第3具体例により、来店履歴が多い仮登録会員によるウェブ会員登録を好適に促すことができる。
第4具体例では、サーバ装置1は、仮登録会員がウェブ会員登録を行って本登録会員になった場合、ウェブ会員登録を行ったことに対する特典として、所定の商品を当該会員に贈呈してもよい。この場合、例えば、サーバ装置1は、所定金額以下の1冊分の本を無料とするクーポンを発行する。なお、第4具体例を第2具体例と組み合わせてもよい。この場合、例えば、サーバ装置1は、累積購入冊数や累積購入金額などの購入実績が多いほど、高価な商品の無料クーポンを発行してもよい。
なお、本変形例では、サーバ装置1の制御部15は、本発明における「特典付与手段」の一例である。
(変形例2)
ポイント管理システム100が取り扱う商品は、書籍に限らなくともよい。例えば、ポイント管理システム100は、書籍に加え、又はこれに代えて、音楽や映画の再生用メディア、その他種々の商品を取引対象としてもよい。
(変形例3)
サーバ装置1は、複数のサーバから構成されていてもよい。例えば、サーバ装置1は、会員情報131を有しユーザ認証を行う認証用サーバ、電子商取引のための商品画面などを表示するための表示情報を送信するウェブサーバ、及び、図6及び図7の処理を行うポイント管理サーバから構成されていてもよい。この場合、ポイント管理サーバは、さらに複数のサーバから構成されていてもよい。この場合、複数のポイント管理サーバは、例えば、会員カード情報132、ポイント履歴情報133及びポイントルール情報134を分散して記憶し、割り当てられた処理に必要な情報の授受をサーバ間で行う。この場合の複数のポイント管理サーバは、本発明における「ポイント管理装置」の一例である。
(変形例4)
ポイントルール情報134に登録される蓄積条件及び利用条件は、図5(B)に示す例に限定されない。例えば、ポイント利用時の1ポイント当たりの価値を規定する利用条件、又は、1回あたりに利用可能なポイント数の上限値又は/及び下限値などを規定する利用条件がポイントルール情報134に登録されていてもよい。
(変形例5)
サーバ装置1は、仮登録会員に対するポイントの蓄積及び利用の両方を禁止する代わりに、仮登録会員に対するポイントの利用のみを禁止し、ポイントの蓄積を許可してもよい。
図8は、変形例に係るポイントルール情報134のデータ構造を示す。図8の例では、「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードが「無効」に設定され、蓄積条件を規定した他のレコードは「有効」に設定されている。
この場合、サーバ装置1は、会員IDと紐付けられていない実カード番号(即ち仮登録会員のカード番号)に対するポイントの蓄積要求があった場合、「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードが「無効」であることから、判定タイミングが「ポイント蓄積時」であるポイントルール情報134の他のレコードを参照し、蓄積条件を特定する。図8の例では、サーバ装置1は、ポイント還元率及びポイント残高上限に関するレコードが有効であることから、これらのレコードを参照し、ポイント還元率が「1%」であって、ポイント残高上限が「1000pt」であることを特定する。そして、サーバ装置1は、特定したポイント還元率及びポイント残高上限に基づき、ポイントの蓄積処理を行う。この場合、仮登録会員は、ポイントを蓄積することができる一方、本登録会員の場合と比べて、ポイント還元率及びポイント残高上限に関する条件に関して不利となっている。
なお、サーバ装置1は、仮登録会員のカード番号に対するポイントの利用要求があった場合には、「店舗でのポイント利用可否」のレコードが「有効」であることから、ポイントの利用が不可であると判断し、ポイントの利用に関する処理を行わない。
このように、仮登録会員に対し、ポイントの利用のみを禁止し、ポイントの蓄積を許容する場合であっても、仮登録会員よりも本登録会員を好適に優遇し、本登録会員になるための手続を好適に促すことができる。
(変形例6)
仮登録会員に対するポイントの蓄積及び利用を禁止するためのポイントルール情報134のデータ構造は、図5(B)に示す構造に限定されない。
図9は、変形例に係るポイントルール情報134のデータ構造を示す。図9のポイントルール情報134では、「店舗でのポイント蓄積可否」のレコードを設ける代わりに、「ポイント還元率」の仮登録会員に対する適用条件である「ステータス=仮登録」の値が「0%」に設定されている。この場合、サーバ装置1は、仮登録会員を対象としたポイント蓄積時にポイントルール情報134を参照した場合、ポイント還元率を「0%」として蓄積するポイントを算出するため、付与するポイントが「0」となる。よって、この場合であっても、好適に仮登録会員に対するポイントの蓄積を実質的に禁止することができる。
さらに、図9のポイントルール情報134では、「店舗でのポイント利用可否」のレコードを設ける代わりに、「利用可能最小値」のレコードの「ステータス=仮登録」の適用条件として、設定値がないことを示す「NULL」が設定されている。また、サーバ装置1は、利用可能最小値が「NULL」のときには、ポイントの利用を禁止するように設定される。よって、この場合、サーバ装置1は、仮登録会員を対象としたポイント利用時には、図9に示すポイントルール情報134を参照し、利用可能最小値が「NULL」でことを特定し、ポイントの利用を禁止する。よって、この場合、仮登録会員に対するポイントの利用を実質的に禁止することができる。なお、「利用可能最小値」のレコードの「ステータス=仮登録」の値を「NULL」に設定する代わりに、「ポイント残高上限」のレコードの「ステータス=本登録」の値と同様に、蓄積することが実質的に不可能な高いポイント数(例えば99999999pt)に設定してもよい。
1…サーバ装置
2…通信網
3…利用者端末
4…POSレジスタ端末
100…ポイント管理システム
131…会員情報
132…会員カード情報
133…ポイント履歴情報
134…ポイントルール情報

Claims (10)

  1. 店舗において発行される会員カードのカード番号と、当該カード番号に対して付与されたポイント数とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記会員カードの所有者が電子商取引を行うための会員登録により発行された会員識別情報を、前記カード番号と関連付けて前記記憶手段に記憶させる関連付け手段と、
    前記カード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、当該カード番号に対して所定のポイントを付与するポイント蓄積手段と、を備え、
    前記ポイント蓄積手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、前記会員識別情報と関連付けられたカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合よりも、指定された前記ポイントの蓄積を制限することを特徴とするポイント管理装置。
  2. 前記ポイント蓄積手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号に対するポイントの蓄積を禁止することを特徴とする請求項1に記載のポイント管理装置。
  3. 前記カード番号を指定したポイントの利用要求があった場合に、ポイントの利用可否を判断するポイント利用手段をさらに備え、
    前記ポイント利用手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの利用要求があった場合、前記会員識別情報と関連付けられたカード番号を指定したポイントの利用要求があった場合よりも、指定された前記ポイントの利用を制限することを特徴とする請求項1または2に記載のポイント管理装置。
  4. 前記ポイント蓄積手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定した前記蓄積要求があった場合、当該カード番号に関連付けられたポイントの蓄積を許容し、
    前記ポイント利用手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの利用要求があった場合、前記ポイントの利用を禁止することを特徴とする請求項3に記載のポイント管理装置
  5. 前記関連付け手段が前記会員識別情報を前記カード番号と関連付けて前記記憶手段に記憶させた場合に、当該カード番号の会員カードの所有者に特典を付与する特典付与手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のポイント管理装置。
  6. 前記特典付与手段は、前記会員カードが発行されてから当該会員カードのカード番号が前記会員識別情報と関連付けられるまでの期間が短いほど、付与する前記特典を大きくすることを特徴とする請求項5に記載のポイント管理装置。
  7. 前記特典付与手段は、前記会員カードが発行されてから当該会員カードのカード番号が前記会員識別情報と関連付けられるまでの期間における前記所有者による商品の購入実績が多いほど、付与する前記特典を大きくすることを特徴とする請求項5または6に記載のポイント管理装置。
  8. 前記特典付与手段は、前記会員カードが発行されてから当該会員カードのカード番号が前記会員識別情報と関連付けられるまでの期間における前記会員カードを利用可能な店舗への前記所有者の来店回数が多いほど、付与する前記特典を大きくすることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載のポイント管理装置。
  9. 店舗において発行される会員カードのカード番号と、当該カード番号に対して付与されたポイント数とを関連付けて記憶する記憶手段を有するポイント管理装置が実行する制御方法であって、
    前記会員カードの所有者が電子商取引を行うための会員登録により発行された会員識別情報を、前記カード番号と関連付けて前記記憶手段に記憶させる関連付け工程と、
    前記カード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、当該カード番号に対して所定のポイントを付与するポイント蓄積工程と、を有し、
    前記ポイント蓄積工程は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、前記会員識別情報と関連付けられたカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合よりも、指定された前記ポイントの蓄積を制限することを特徴とする制御方法。
  10. 店舗において発行される会員カードのカード番号と、当該カード番号に対して付与されたポイント数とを関連付けて記憶する記憶手段を有するポイント管理装置のコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記会員カードの所有者が電子商取引を行うための会員登録により発行された会員識別情報を、前記カード番号と関連付けて前記記憶手段に記憶させる関連付け手段と、
    前記カード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、当該カード番号に対して所定のポイントを付与するポイント蓄積手段
    として前記コンピュータを機能させ、
    前記ポイント蓄積手段は、前記会員識別情報と関連付けられていないカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合に、前記会員識別情報と関連付けられたカード番号を指定したポイントの蓄積要求があった場合よりも、指定された前記ポイントの蓄積を制限することを特徴とするプログラム。
JP2015184878A 2015-09-18 2015-09-18 ポイント管理装置、制御方法及びプログラム Pending JP2017059100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015184878A JP2017059100A (ja) 2015-09-18 2015-09-18 ポイント管理装置、制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015184878A JP2017059100A (ja) 2015-09-18 2015-09-18 ポイント管理装置、制御方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017059100A true JP2017059100A (ja) 2017-03-23

Family

ID=58390611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015184878A Pending JP2017059100A (ja) 2015-09-18 2015-09-18 ポイント管理装置、制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017059100A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019185672A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 株式会社Nttドコモ ポイント管理サーバ及び登録プログラム
JP7454935B2 (ja) 2019-12-04 2024-03-25 株式会社デンソーテン 情報処理装置および情報処理方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001290995A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Toshiba Tec Corp ポイント管理装置
JP2003132430A (ja) * 2001-10-19 2003-05-09 Toshiba Tec Corp 顧客管理装置及び商品販売登録データ処理装置
JP2004110694A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Canon Sales Co Inc 顧客管理システムと当該システムにおけるデータ処理方法
JP2007156740A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Softbank Human Capital Corp ポイント管理システム及びポイント管理方法
JP2009295084A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Jaspas Inc ポイントシステム
JP2012203849A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Gourmet Navigator Inc サーバ装置
WO2013172136A1 (ja) * 2012-05-16 2013-11-21 楽天株式会社 ポイントシステム、ポイントシステムの制御方法、ポイント管理装置、プログラム、及び情報記憶媒体
JP2015153271A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 株式会社Nbsキオスク&サービス Posシステム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001290995A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Toshiba Tec Corp ポイント管理装置
JP2003132430A (ja) * 2001-10-19 2003-05-09 Toshiba Tec Corp 顧客管理装置及び商品販売登録データ処理装置
JP2004110694A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Canon Sales Co Inc 顧客管理システムと当該システムにおけるデータ処理方法
JP2007156740A (ja) * 2005-12-02 2007-06-21 Softbank Human Capital Corp ポイント管理システム及びポイント管理方法
JP2009295084A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Jaspas Inc ポイントシステム
JP2012203849A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Gourmet Navigator Inc サーバ装置
WO2013172136A1 (ja) * 2012-05-16 2013-11-21 楽天株式会社 ポイントシステム、ポイントシステムの制御方法、ポイント管理装置、プログラム、及び情報記憶媒体
JP2014146372A (ja) * 2012-05-16 2014-08-14 Rakuten Inc ポイントシステム、ポイントシステムの制御方法、ポイント管理装置、プログラム、及び情報記憶媒体
JP2015153271A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 株式会社Nbsキオスク&サービス Posシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019185672A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 株式会社Nttドコモ ポイント管理サーバ及び登録プログラム
JP7091586B2 (ja) 2018-04-17 2022-06-28 株式会社Nttドコモ ポイント管理サーバ及び登録プログラム
JP7454935B2 (ja) 2019-12-04 2024-03-25 株式会社デンソーテン 情報処理装置および情報処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120066047A1 (en) Identifier-based coupon redemption
US20150039457A1 (en) System for syndicating subscriptions with retailers
US20100262515A1 (en) Interinstitutional loan of electronic content
US20180322523A1 (en) Rules-based voucher management system and method for processing self-service substantiation voucher
JP3209767U (ja) サービス提供システム
JP2015052943A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2015075865A (ja) 共同購入支援システムのサーバ装置及びその動作方法及びそのプログラム
JP2018022323A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2017059100A (ja) ポイント管理装置、制御方法及びプログラム
JP6868603B2 (ja) 顧客管理システム
JP7243257B2 (ja) ポイント管理サーバ、ポイント管理方法およびプログラム
JP2019061353A (ja) 決済システム及び利用者管理装置
JP6645081B2 (ja) ポイント管理装置、制御方法及びプログラム
JP2014164658A (ja) クレジットカード援助支援システム及びその方法
JP6872269B2 (ja) インターネットショッピングモール管理方法
US20190066146A1 (en) Premium giving system, recording medium having stored premium giving program, and premium giving method
KR20190044939A (ko) 멤버십 공유 시스템 및 방법
JP2021163180A (ja) ポイント管理装置、ポイント管理方法、ポイント管理プログラム、及びポイントカード
JP6219486B2 (ja) クレジットカードでの買い物を他者が援助するためのクレジットカード会社システム
JP2021018601A (ja) 提供装置、提供方法及び提供プログラム
JP2015035037A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
KR102634635B1 (ko) Nft를 활용한 사용자 서비스 제공 장치, 서버 및 방법
JP2011107790A (ja) ポイント集約装置、ポイント集約システム及びポイント集約方法
KR20030022568A (ko) 임시 아이디 및 패스워드를 생성하고 이를 사용하여 웹사이트에 접속하기 위한 방법 및 시스템
JP7141504B1 (ja) 提供装置、提供方法及び提供プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200121