JP2021163180A - ポイント管理装置、ポイント管理方法、ポイント管理プログラム、及びポイントカード - Google Patents

ポイント管理装置、ポイント管理方法、ポイント管理プログラム、及びポイントカード Download PDF

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Abstract

【課題】法人と個人との関連に基づくポイントサービスを構築可能なポイント管理装置を提供する。【解決手段】POS端末とポイント管理装置がネットワークを介して通信可能に接続されたポイント管理システムにおいて、顧客によって購入された商品又はサービスに応じて付与されるポイントを管理するポイント管理装置2は、複数人が関連する団体に付与されたポイントが記憶される団体用アカウントに関する情報と、個人に付与されたポイントが記憶される個人用アカウントに関する情報とを格納する記憶手段22aと、団体用アカウントと個人用アカウントとを評価する評価部232と、を備える。評価部は、個人用アカウントに関する情報と、当該個人用アカウントを有する個人に関連する団体用アカウントに関する情報とに基づいて個人用アカウントを評価する。【選択図】図2

Description

本発明は、顧客のアカウントに付与されたポイントを管理するポイント管理装置、ポイント管理方法、ポイント管理プログラム、及びポイントカードに関する。
従来、企業や店舗等が顧客にポイントカードを発行し、顧客が購入した商品やサービスに応じたポイントをポイントカードに付与し、付与したポイント数に応じた特典や割引を提供するポイントサービスが行われている。このようなポイントサービスでは、例えば、商品購入時に当該商品を提供する店舗が発行したポイントカードを提示することによって、購入した商品の代金の一部がポイントとして顧客に還元される。
ここで、上記のようなポイントサービスを受ける顧客として、個人ではなく企業等の法人を想定した法人向けのポイントサービスを提供する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許第5160803号公報
ところで、上記のようなポイントサービスでは、購入金額に応じたポイントを獲得できるだけでなく、ポイントサービスの利用状況に対する評価に応じて、ポイント還元率が向上したり、享受できる特典の質が向上したりする仕組みがある。
一方で、個人を対象とする従来のポイントサービスに加えて、特許文献1に開示されたような法人を対象とするポイントサービスが提案されているものの、これらのサービスは別個に提供されており、法人と個人との関連性については一切考慮されていない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、法人と個人との関連に基づくポイントサービスを構築可能なポイント管理装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、顧客によって購入された商品又はサービスに応じて付与されるポイントを管理するポイント管理装置は、複数人が関連する団体に付与された前記ポイントが記憶される団体用アカウントに関する情報と、個人に付与された前記ポイントが記憶される個人用アカウントに関する情報とを格納する記憶手段と、前記個人用アカウントを評価する評価手段と、を備える。そして、前記評価手段は、前記個人用アカウントに関する情報と、当該個人用アカウントを有する前記個人に関連する前記団体用アカウントに関する情報と、に基づいて前記個人用アカウントを評価することを特徴とする。
この態様によれば、個人が持つ個人用アカウントを、当該個人と関連する団体の団体用アカウントに基づいて評価するので、法人と個人との関連に基づくポイントサービスを構築可能なポイント管理装置を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態におけるポイント管理装置が適用されるポイント管理システムの構成を示す概略構成図である。 図2は、第1実施形態における管理サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第2実施形態の管理サーバが実行するアカウント関連付け処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、第3実施形態におけるポイントカードの一例を示す概略構成図である。
<第1実施形態>
以下、添付図面等を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態であるポイント管理装置が適用されるポイント管理システム10の概略構成図である。ポイント管理システム10は、POS(Point of sale)端末1と、本実施形態のポイント管理装置として機能するポイント管理サーバ2とを含んで構成される。
POS端末1は、店舗等に設置され、店舗等で商品又はサービスの購入時に顧客が提示する団体用ポイントカード3又は個人用ポイントカード4に備わる識別情報(以下、「アカウントID」とも称する)を読み取り可能に構成された識別情報読み取り手段として機能する。また、POS端末1は、VPN(Virtual Private Network)等を利用した周知のネットワーク5を介して管理サーバ2と通信可能に接続されており、読み取ったアカウントIDを管理サーバ2に送信して当該アカウントIDを照会し、送信したアカウントIDに対応する顧客のアカウントに関する情報を管理サーバ2から取得可能に構成される。この「顧客のアカウント」とは、顧客に付与されたポイント等を管理するために登録されるポイントアカウントである。顧客のアカウントに関する情報の詳細については後述する。
ポイント管理サーバ2(以下単に管理サーバ2とも称する)は、例えばサーバ機器、あるいは、クラウドコンピューティング環境上に構築された仮想サーバによって構成され、顧客に対して付与されたポイント等を含む顧客情報を管理するサーバとして機能する。管理サーバ2の詳細については図2を参照して後述する。
団体用ポイントカード3は、複数人が関連する団体に対して発行されるポイントカードである。団体用ポイントカード3は、当該団体を識別可能なアカウントIDがPOS端末1によって読み取り可能に構成されている。例えば、団体用ポイントカード3は、当該団体のアカウントIDをPOS端末1が読み取ることができるように、アカウントIDを読み取り可能な一次元コード、二次元コード、磁気テープ、又はICチップ等のいずれかの識別情報照会手段を備える。また、ここでの「団体」は、例えば、複数人の社員が所属する法人、複数人の株主を有する法人、複数人から構成される家族、等である。すなわち、「団体」は、何かしらの関連性を持つ複数人で構成される団体であって、且つ、上記の店舗等の顧客として金銭を支払う主体として認められる団体であればよく、特に限定されない。以下の説明における本実施形態の「団体」は、一例として、複数人の社員が所属する法人Aとする。
個人用ポイントカード4は、個人に対して発行されるポイントカードである。本実施形態においては、上記団体に関連する個人、すなわち、法人Aに所属する社員の一人である社員aに対して発行されたポイントカードとする。個人用ポイントカード4は、個人(社員a)を識別可能なアカウントIDがPOS端末1によって読み取り可能に構成されている。例えば、個人用ポイントカード4は、上述の団体用ポイントカード3と同様に、社員aのアカウントIDを読み取り可能な一次元コード、二次元コード、磁気テープ、又はICチップ等のいずれかの識別情報照会手段を備える。
なお、団体用ポイントカード3及び個人用ポイントカード4は、紙やプラスチック等で作成された実体のあるカードである必要は必ずしもない。団体用ポイントカード3及び個人用ポイントカード4は、それぞれのアカウント(団体用ポイントアカウント及び個人用ポイントアカウント)の識別情報がPOS端末1に読み取り可能であればよい。従って、団体用ポイントカード3及び個人用ポイントカード4は、例えば、スマートフォン等の画面に二次元コード等が画像で表示されるような仮想ポイントカードも含む。
ここで、本実施形態のポイント管理サーバ2が解決する課題について説明する。
先ず前提として、従来、法人Aの備品等を購入する際には、社員aが所望の備品を販売する店舗等に出向き、当該備品を購入する時には団体用ポイントカード3を提示するのが通常である。すなわち、法人Aに所属する社員aは、法人Aが商品又はサービスを購入するために団体用ポイントカード3を持ち歩く必要がある一方で、商品等の購入に応じて発生するポイントは団体に付与されるため、商品購入に伴うポイント付与の観点からみると、労力に対する恩恵は一切ないといえる。また、現実には、法人Aの備品等を購入する際に備品を購入可能な店舗が発行するポイントカードを社員aが有している場合には、当該ポイントカード(個人用ポイントカード4)を提示して法人Aの備品を購入することで、本来法人Aに付与されるべきポイントを社員aが得るということが行われてしまう可能性がある。これは、法人Aにとっては本来得られるはずのポイントが得られないという不利益があるし、仮に法人Aが認めているとしても、他の社員にとっては、社員aのみが得をするのは不公平だというようなネガティブな感情が生じてしまう可能性がある。また、社員にこのようなネガティブな感情を生じさせないためにも、例えば、法人Aが得たポイントを社員全員に公平に分配するといった試みを検討したとしても、法人Aから個人に贈与するポイントは課税対象となってしまうため、税金管理に要するコストや社員に対して実質的にどれほどの利益を供与できるのか等を考慮すると、そのような試みは行わないという判断に至る可能性が高い。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、一実施形態であるポイント管理サーバ2は、法人Aを支払の主体として商品又はサービスを購入する際に法人Aにポイントが付与される場合であっても、法人Aに所属する社員全体に何らかの恩恵(所定の利益)が提供されるように構成されたシステムである。
より具体的には、ポイント管理サーバ2は、複数人が関連する団体(法人A)の団体用ポイントアカウントの評価に基づいて、法人Aに関連する個人(社員a)の個人用ポイントアカウントが評価される仕組みを備える。管理サーバ2によれば、例えば、法人Aが大量あるいは頻繁に商品等を購入することによって法人Aの団体用ポイントアカウントの評価が高まると、それに応じて個人用ポイントアカウントの評価も高まり、その結果、個人用ポイントアカウントに設定されるポイント還元率が向上するといったことが実現される。以下、このような仕組みを実現する具体的な構成、及び方法の詳細について図面等を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態のポイント管理システム10が備える管理サーバ2の機能構成を示す概略構成図である。
管理サーバ2は、顧客にポイントを付与するために必要な情報をネットワーク5を介して提供するとともに、顧客に付与したポイントを当該顧客に紐づけて管理することができるコンピュータ(コントローラ)を含んで構成される。管理サーバ2は、通信部21と、記憶部22と、制御部23とを備える。
通信部21は、外部機器との無線又は有線通信を行うためのインタフェースである。通信部21は、ネットワーク5を介してPOS端末1と接続し、POS端末1と管理サーバ2との情報通信が可能となるように構成される。
記憶部22は、後述する制御部23が有する各機能を実現するプログラムが格納される記憶媒体(メモリ)、或いは、クラウドコンピューティング環境上に割り当てられたメモリ領域として構成された記憶手段である。また、記憶部22は、少なくとも、法人Aに対して付与されたポイントが記憶される団体用ポイントアカウント(以下単に「団体用アカウント」と称する)に関する情報と、法人Aに関連する個人である社員aに対して付与されたポイントが記憶される個人用ポイントアカウント(以下単に「個人用アカウント」と称する)に関する情報と、が格納されるデータベース22aを含む。データベース22aに格納される団体用アカウントに関する情報及び個人用アカウントに関する情報の詳細については後述する。
制御部23は、処理装置としてのCPU或いはプロセッサと、通信部21及び記憶部22と接続される入出力インタフェースと、これらを相互に接続するバスとを含んで構成される。制御部23は、通信部21を介して取得した各種情報をデータベース22aに格納するとともに、データベース22aに格納された各種情報を通信部21を介してPOS端末1に送信する機能を有する。また、本実施形態の制御部23は、下記の機能を実現する機能部として、算出部231と、評価部232と、を有する。
算出部231は、データベース22aに格納された団体用アカウントに関する情報(以下単に「団体用アカウント情報」とも称する)、及び個人用アカウントに関する情報(以下単に「個人用アカウント情報」とも称する)のそれぞれに基づいて、団体及び個人の各利用状況をより詳細に把握するための各種情報を算出する。ここでの利用とは、顧客が商品等を購入する際にポイントサービスの提供を受けるために登録した自分のアカウントを利用することであって、より詳細には、顧客が商品等を購入する時に、当該顧客のアカウント情報に基づいてポイントを獲得又は使用することを示す。そして、顧客がポイントサービスを利用する際には、当該顧客のアカウントに少なくともポイントサービスを利用した日時と、購入金額とが利用状況として記憶される。
ここで、団体用アカウントに団体用ポイントカード3を利用した日時と購入金額とが団体用ポイントカード3の利用毎に記憶されるとする。この場合、算出部231は、団体用ポイントカード3を利用した日時と購入金額とに基づいて、団体用ポイントカード3の利用頻度、利用回数、最新の利用日、合計購入金額、最大購入金額、最低購入金額、及び、平均購入金額等のいずれか一つ以上の項目を算出する。算出された1または複数の項目は、団体用アカウント情報としてデータベース22aに記憶される。
評価部232は、ポイントサービスの利用状況に基づいて、団体用アカウント及び個人用アカウントを評価する評価手段として機能する。
先ず、団体用アカウントの評価について説明する。評価部232は、団体用アカウント情報に基づいて、当該団体用アカウントを評価する。具体的には、団体用アカウントに記憶された利用状況に基づいて当該団体用アカウントを評価する。例えば、評価部232は、団体用アカウントの利用頻度及び合計購入金額に基づいて、団体用アカウントを評価する。この時、評価部232は、利用頻度が多く、合計購入金額が高いほど、団体用アカウントを高く評価する。評価結果は、団体用アカウントに設定されるポイント還元率及び/又はステータス等に反映される。当然ながら、アカウントに対する評価が高ければ高いほど、ポイント還元率及び/又はステータスは向上する。
なお、「ポイント還元率」とは、顧客が商品又はサービスを購入する際の購入金額に応じてポイントを付与するポイントサービスにおいて、購入金額に対して付与されるポイントの割合(還元率)である。ポイント還元率は、顧客のアカウントの評価に応じて個別に設定されてよい。そして、POS端末1は、商品等を購入する際にポイントカードが提示された場合には、ポイントカードの識別番号から特定されるアカウントの情報を参照し、参照したアカウントに設定されたポイント還元率に従ってポイントを付与する。例えば、ある顧客のアカウントに5%のポイント還元率が設定されていれば、購入金額1万円に対して500円相当のポイントが顧客に付与される。
また、「ステータス」は、団体用アカウントと個人用アカウントとのそれぞれに設定される等級(グレード)を示す設定値である。ステータスは、例えばスタンダード、ゴールド、プラチナ等の等級ごとに差別化された言葉で表現される。ステータスが高まるほど、よりお得なサービスを享受することができる。例えば、スタンダードからゴールド、ゴールドからプラチナにステータスが上がるほど、より良いホテル又はレストランでの優待プラン及び/又は割引サービス等を享受できるといったサービスが展開される。具体的なサービス内容は、従来のポイントカード及びクレジットカード等においても採用されている公知のサービスと同様であってよく、適宜設定されてよい。また、等級を区別するスタンダード、ゴールドという言葉は例示であって、適宜設定されてよい。
また、評価部232が行う評価における評価項目、評価基準、評価結果が反映される対象、及び評価結果が反映される反映度合いは適宜設定されてよい。
まず、「評価項目」とは、評価の対象となる項目であって、算出部231が利用状況の詳細として算出した上記項目(利用頻度、合計購入金額等)のうちで評価の対象となる項目を示す。評価項目の数は、一つでもよいし。複数でもよい。例えば、利用頻度のみを評価対象項目としてもよいし、利用頻度と合計購入金額の2項目を評価対象項目としてもよい。
「評価基準」とは、選択した評価項目を評価する際に設定される基準である。評価基準として、例えば閾値が設定されてよい。また、閾値の値、閾値の数についても適宜設定されてよい。具体的には、評価項目毎に閾値を一つ設け、例えば利用頻度が月に5回以上か否か、及び、現在に至るまでの合計購入金額が100万円以上か否かを利用頻度と合計購入金額に対する評価基準としてそれぞれ設定してもよい。或いは、評価基準として複数の閾値を設ける場合に、例えば、合計購入金額が0〜10万円、10万1円〜30万円、30万1円〜60万円・・・といった具合に、評価項目を段階的に評価できるような評価基準が設定されてもよい。
「評価結果が反映される対象」とは、アカウントを評価した結果が反映される対象項目であって、例えば、ポイント還元率及び/又はステータス等である。具体的には、ポイント還元率であれば、評価結果に応じてパーセントの値を上げる又は下げることで反映される。ステータスであれば、評価結果に応じてグレードを上げる又は下げることで反映される。
「反映度合い」とは、評価結果を各項目に反映させる程度である。例えばポイント還元率であれば、評価結果に応じてポイント還元率を何パーセント上げるのか又は下げるのかが設定される。評価結果をポイント還元率へ反映させる程度についてより具体的に例示すると、例えば団体用アカウントの使用頻度が閾値未満から閾値以上に到達した場合に、ポイント還元率を3%から5%に増加させてもよいし、2%から6%に増加させてもよい。すなわち、所定の評価結果に応じて、評価結果が反映される対象がどのように変化するかについて適宜設定されてよい。また、評価結果が反映される幅として、上限値と下限値とが設定されてもよい。
なお、評価項目が複数に亘る場合に、設定される評価基準がすべて同じである必要はなく、項目毎に個別に設定されてよい。また、評価結果が反映される項目が複数に渡る場合に、評価結果が各項目に同様の度合いで反映される必要はなく、項目毎に個別に設定されてよい。
次に、個人用アカウントの評価について説明する。評価部232は、個人用アカウント情報と団体用アカウント情報とに基づいて個人用アカウントを評価する。個人用アカウント情報に基づく個人用アカウントの評価については、上述した団体用アカウント情報に基づく団体用アカウントの評価と同様に、個人用アカウントの利用状況に基づいて当該個人用アカウントを評価する。これに加えて、本実施形態の評価部232は、個人用アカウントに関連する団体用アカウント、すなわち、社員aが所属する法人Aの団体用アカウント情報に基づいて、社員aの個人用アカウントを評価する。
なお、制御部23は、データベース22aを参照することにより、個人用アカウント情報に基づいて当該個人用アカウントに関連付けられた団体用アカウントを特定することができる。個人用アカウントと団体用アカウントをデータベース22a上で参照可能に関連付けるために実行されるアカウント関連付け処理については、第2実施形態において後述する。
評価部232が個人用アカウントを評価する際に参照される団体用アカウント情報は、算出部231が算出した利用状況を示す上述の各項目(利用頻度、合計購入金額等)、団体用アカウントのステータス、ポイント還元率、及び、団体用アカウントに関連付けられた個人用アカウントの数(例えば、法人であれば当該法人の社員数、あるいは株主数等)等のいずれか一つ以上の項目であってよい。評価部232が個人用アカウントを団体用アカウント情報に基づいて評価することによって、例えば、関連する団体用アカウントの利用頻度が高い場合には、当該利用頻度に対する評価結果が個人用アカウントのポイント還元率に反映され、個人用アカウントのポイント還元率がより高く設定される。また、例えば、関連する団体用アカウントのステータスが高い場合には、当該ステータスに対する評価結果が個人用アカウントのポイント還元率、及びステータスに反映され、個人用アカウントのステータスが向上するとともに、ポイント還元率がより高く設定されてもよい。また、上記項目に代えて又は加えて、団体用アカウントと関連しているという事実だけをもって個人用アカウントをより高く評価してもよい。例えば、個人用アカウントに関連する団体用アカウントが存在する場合には、これを評価して、個人用アカウントのポイント還元率を向上させてもよい。
なお、一つの個人用アカウントに対して、複数の団体用アカウントが関連付けられていてもよい。この場合の個人用アカウントの評価に影響する団体用アカウントの数は、一つでもよいし、複数でもよい。一つの団体用アカウントに基づいて評価される場合には、関連する複数の団体用アカウントの中で最も評価の高い団体用アカウントに基づいて評価されてもよい。
または、関連する複数の団体用アカウントの中で、一つの個人用アカウントに関連が最も強い団体用アカウントに基づいて評価されてもよい。関連が最も強い団体用アカウントは、例えば個人が任意に設定してもよいし、登録された順序又は利用状況等に基づいて適宜設定されてもよい。例えば、個人用アカウントに関連が最も強い団体用アカウントを当該個人が利用した団体用アカウントの利用状況に基づいて設定される場合は、当該個人の利用頻度が最も高い団体用アカウントが、関連が最も強い団体用アカウントとして設定されてよい。なお、関連が最も強い団体用アカウントを個人が利用した団体用アカウントの利用状況に基づいて設定する場合には、個人の利用状況を把握するために、管理サーバ2は、個人が団体用アカウントを利用するときに当該個人の個人用アカウントIDを取得することが望ましい。また、複数の団体用アカウントに基づいて評価される場合には、複数の団体用アカウントの評価の平均値に基づいて評価されてもよい。この場合には、全ての団体用アカウントの評価を単に平均化するだけでなく、団体用アカウントを有する各団体と個人との関連の強さに応じて、各団体用アカウントの評価を重み付けしてもよい。或いは、複数の団体用アカウントの評価の合計値に基づいて個人用アカウントを評価してもよい。
このように、本実施形態のポイント管理サーバ2は、個人用アカウントを、当該個人用アカウントの利用状況だけでなく、これに加えて関連する団体用アカウント情報に基づいて評価する。すなわち、ポイント管理サーバ2は、個人用アカウントに関する情報と、当該個人用アカウントを有する個人に関連する団体用アカウントに関する情報と、に基づいて個人用アカウントを評価する。これにより、個人用アカウントを有する個人(社員a)は、関連(所属)する団体である法人Aが利用状況に応じて獲得した団体用アカウントに対する評価の恩恵を享受することができる。また、法人Aは、団体用アカウントの評価に応じて、所属する社員の個人用アカウントの評価を高めることができるので、課税対象となることなく福利厚生の一環としての利益をポイントサービスを通じて社員に還元することができる。
ここで、個人用アカウント及び団体用アカウントに対する評価状況の一例について表1を参照して説明する。
Figure 2021163180
表1は、個人用アカウント及び法人用アカウントに対する評価状況を示すデータ構造の一例を説明する図である。表1では、ID1〜ID5に係る個人用アカウント及びID6〜ID8に係る法人用アカウントのそれぞれのポイント、利用状況(利用頻度)、還元率、及びステータスが示されるとともに、個人用アカウントに関連する法人アカウントのID、及び、団体用アカウントに関連する個人用アカウントの数が示されている。
表1が示すように、例えば、ID1及びID2に係る個人用アカウントは、利用頻度が高いID2の方がID1に比べて還元率及びステータスが高いことが分かる。また、ID4及びID5に係る個人用アカウントは、関連する法人の団体用アカウントのステータスの高さに応じて個人用アカウントの還元率及びステータスが異なっていることが分かる。すなわち、ID4に関連する法人アカウント(ID7)のステータスがスタンダードであるのに対して、ID5に関連する法人アカウント(ID8)のステータスがプラチナであるため、関連する法人アカウントの評価が高いID5の還元率及びステータスが、ID4よりも高く設定されていることが分かる。
また、ID6〜ID8に係る法人アカウントの還元率及びステータスは、関連する個人用アカウントの数に応じて評価されているのが分かる。すなわち、関連する個人用アカウントの数が最も多いID8の還元率及びステータスが最も高く設定されており、個人用アカウントの数が最も少ないID7の還元率及びステータスが最も低く設定されていることが分かる。
このように、本実施形態の評価部232は、例えば表1に示すようなデータ構造を有するテーブルにより個人用アカウントと団体用アカウントの関連を把握して、個人に関連する団体用アカウントに対する評価に基づいて当該個人の個人用アカウントを評価する。
なお、これまで説明したように、団体用ポイントカード3及び個人用ポイントカード4を発行する主体、すなわち上述のポイントサービスを提供する主体が必ずしも実店舗を有する企業等である必要はない。上述のポイントサービスを提供する主体は、物品又はサービスをインターネット上で販売するいわゆるECサイト(Electronic commerce site)の運営者であってもよい。上述のポイントサービスを提供するECサイトは、顧客がECサイトのアカウント(団体用アカウント又は個人用アカウント)を有している場合に、当該顧客に対して団体用ポイントカード3及び/又は個人用ポイントカード4を発行、或いは、これらに相当する仮想ポイントカードを生成する必要は必ずしもない。この場合、制御部23は、POS端末1の代わりに、PC又はスマートフォン等のユーザ端末に表示される任意の画面において、顧客が例えばログインIDとパスワードとを入力することによって、顧客のアカウントを特定することができるように構成されてよい。
このように、管理サーバ2は、個人用アカウントを団体用アカウントに基づいて評価することにより、法人と個人との関連に基づく新規なポイントサービスを構築することができる。また、管理サーバ2は、一機能部として不図示の判定部(判定手段)を有し、当該判定部により個人用アカウントと団体用アカウントの利用状況に基づいて個人による商品又はサービスの購入が個人用アカウントの利用であるのか、又は団体用アカウントの利用であるのかを判定し、判定された個人用アカウント又は団体用アカウントのいずれか一方にポイントを付与するように構成されてもよい。また、管理サーバ2は、例えば個人が個人用アカウントを利用して買い物をする際に団体用アカウントの利用状況を参照して、個人用アカウントの不正利用を検出するように構成されてもよい。例えば、管理サーバ2は、利用状況として購入した商品又はサービスの履歴が含まれる場合に、例えば個人用アカウントを利用して購入する商品が、関連する団体用アカウントを利用して購入された商品の傾向と似通っている場合には、法人の備品等を、個人用アカウントを利用して不正に購入していると判断してアラートを出してもよい。なお、必ずしも団体用アカウントの利用状況を参照する必要はない。管理サーバ2は、個人用アカウントの利用状況の履歴から大きく外れた金額或いは商品が清算されようとしている場合には、他人が勝手に個人用アカウントを利用している可能性があると判断してアラートを出すように構成されてもよい。
以下では、第1実施形態のポイント管理システム10の作用効果について説明する。
本実施形態のポイント管理装置(管理サーバ2)は、顧客によって購入された商品又はサービスに応じて付与されるポイントを管理するポイント管理装置であって、複数人が関連する団体に付与されたポイントが記憶される団体用アカウントに関する情報と、個人に付与されたポイントが記憶される個人用アカウントに関する情報とを格納する記憶手段(データベース22a)と、個人用アカウントを評価する評価手段(評価部232)と、を備える。そして、評価手段(評価部232)は、個人用アカウントに関する情報と団体用アカウントに関する情報とに基づいて個人用アカウントを評価する。
また、本実施形態において顧客によって購入された商品又はサービスに応じて付与されるポイントを管理するポイント管理方法は、複数人が関連する団体に付与されたポイントが記憶される団体用アカウントに関する情報と、個人に付与されたポイントが記憶される個人用アカウントに関する情報とを格納する記憶ステップを備える。さらにポイント管理方法は、コントローラとしての管理サーバ2が、個人用アカウントを評価する評価ステップを備え、評価ステップでは、管理サーバ2は、個人用アカウントに関する情報と団体用アカウントに関する情報とに基づいて個人用アカウントを評価する。
これらの構成によれば、個人が持つ個人用アカウントを、当該個人と関連する団体の団体用アカウントに基づいて評価するので、ポイントサービスの利用によって団体が得た評価を所属する個人に還元することが可能なポイントサービスを構築し、法人と個人との関連に基づくポイントサービスを構築可能なポイント管理装置を提供することができる。
また、本実施形態によれば、評価手段(評価部232)は、さらに、団体用アカウントに関する情報に基づいて団体用アカウントを評価する。これにより、団体用アカウントも評価することができる。
また、本実施形態によれば、団体用アカウントと個人用アカウントには、商品又はサービスを購入する際の購入金額に対して付与されるポイントの割合を規定するポイント還元率、及び、団体用アカウント及び個人用アカウントのグレードを示すステータスの少なくともいずれか一方がそれぞれ設定され、評価手段は、団体用アカウントと個人用アカウントに対する評価結果をそれぞれに設定されたポイント還元率及びステータスの少なくともいずれか一方に反映させる。これにより、ポイントサービスの利用によって団体が得た評価を、具体的な利益として所属する個人に還元することができる。
また、本実施形態によれば、団体は、法人または家族である。これにより、例えば、法人と当該法人に所属する社員、又は、家族と当該家族を構成する子供といった関係を有する間において、団体用アカウントへの評価を個人用アカウントに換言するポイントサービスを利用することができる。
また、本実施形態によれば、団体用アカウントに関する情報は、団体用アカウントの利用状況を含み、個人用アカウントに関する情報は、個人用アカウントの利用状況を含み、利用状況は、対応する団体用アカウント又は個人用アカウントを利用した日時、及び、団体用アカウント又は個人用アカウントを利用して商品又はサービスを購入した際の購入金額の少なくともいずれか一方を含む。これにより、団体用アカウントと個人用アカウントとを、それぞれの団体用アカウントの利用状況に基づいて評価することができる。
また、本実施形態によれば、個人が商品又はサービスを購入する際に、団体用アカウント及び個人用アカウントのそれぞれの利用状況に基づいて団体用アカウント及び個人用アカウントのいずれを利用するかを判定する判定手段(判定部)をさらに備え、ポイントは、判定手段により判定された団体用アカウント及び個人用アカウントのいずれか一方に付与される。これにより、例えば、購入した商品又はサービスに対して発生するポイントが個人用アカウントと団体用アカウントとのいずれのアカウントに付与されるべきかを判定することができるので、例えば個人による購入により発生したポイントが本来団体用アカウントに付与されるべき場合に、当該ポイントが不当に個人用アカウントに付与されることを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、団体用アカウントに関する情報は、団体用アカウントのグレードを示すステータスをさらに含む。これにより、団体用アカウントに設定されたステータスに基づいて関連する個人の個人用アカウントを評価することができる。
また、本実施形態によれば、利用状況に基づいて、利用頻度、利用回数、最新の利用日、合計購入金額、最大購入金額、最低購入金額、及び、平均購入金額のいずれか一つ以上の項目を算出する算出手段(算出部231)をさらに備え、算出されたいずれか一つ以上の項目は、対応する団体用アカウントに関する情報又は個人用アカウントに関する情報として記憶手段(データベース22a)に記憶される。これにより、利用頻度等のより詳細な利用状況に基づいて、団体用アカウント及び個人用カウントをそれぞれ評価することが可能となる。
また、本実施形態によれば、評価手段は、利用状況に基づいて得られる利用頻度が高いほど、団体用アカウント又は前記個人用アカウントを高く評価する。これにより、アカウントをより多く利用することによって当該アカウントの評価を高めることができるので、顧客がアカウントを登録した店舗等で買い物をするインセンティブを向上させることができる。
また、本実施形態によれば、団体用アカウントに関する情報は、団体用アカウントに関連付けられた個人用アカウントの数を含む。これにより、団体用アカウントに関連付けられる個人用アカウントの数が多いほど、団体用アカウントの評価が高まり、結果として団体用アカウントに関連する個人用アカウントの評価を高めることができる。その結果、団体に対しては、関連する個人に個人用アカウントを登録してもらうインセンティブを向上させることができ、個人に対しては、積極的に登録するインセンティブを向上させることができるので、ポイントサービスを提供する主体は、顧客である個人に積極的にアカウントを登録してもらえることによって、提供するポイントサービスを利用する顧客を増やすことができる。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態のポイント管理装置について説明する。本実施形態のポイント管理装置として機能する管理サーバ2は、団体用アカウントと個人用アカウントとをデータベース22a上で関連付けるためのアカウント関連付け処理を実行する。
図3は、アカウント関連付け処理のフローを説明するフローチャートである。管理サーバ2の制御部23は、記憶部22に格納された制御プログラムを読み出して、以下に説明するステップS11からS14までの処理を実行する。換言すれば、本実施形態の制御部23は、以下に説明するアカウント関連付け処理を実行する一機能部としての関連付け部(関連付け手段)を備える。
なお、以下に説明するフローは、個人が自分の個人用アカウントを登録する場面で実行されるフローであって、当該個人用アカウントが登録される以前に、当該個人に関連する団体の団体用アカウントが既に登録されているものとする。また、第1実施形態と同様に、個人を社員a、当該個人と関連する団体を法人Aと仮定して説明する。
ステップS11では、制御部23は、社員aのアカウント登録情報を取得する。より具体的に、社員aが、ポイントサービスを提供する主体として例えば家電量販店のアカウント(個人用アカウント)を登録する場面を想定して説明する。社員aは、アカウントを登録する際、例えば当該家電量販店の店頭で所定の登録情報を家電量販店側に提供する。所定の登録情報には、名前、住所、及びメールアドレス等の、従来のポイントサービスにおいてアカウント登録の際に通常求められる一般的な個人情報が含まれてよい。また、所定の登録情報には、団体との関連を証明する情報が含まれてもよい。個人から提供されたこれらの情報はネットワーク5を介して管理サーバ2に送信される。なお、これらの情報がネットワーク5を介して送信されるにあたっての当該情報の入力方法は特に限定されない。例えば、社員aが、POS端末1或いはタブレット端末等のネットワーク5に接続可能な公知の端末を介して直接入力してもよいし、例えば社員aが所定の用紙に記載した登録情報を家電量販店の店員がPOS端末1等を用いて入力してもよい。なお、ポイントサービスを提供する主体がECサイトの場合には、制御部23は、社員aがPC又はスマートフォン等のユーザ端末に表示される任意の画面において団体との関連を証明する情報を含むアカウント登録情報を入力することにより、当該情報を取得できるように構成されてよい。
制御部23は、ネットワーク5を介してアカウント登録情報を取得すると、続くステップS12の処理を実行する。
ステップS12では、制御部23は、ステップS11で団体(法人A)との関連を証明する情報が社員aから取得されたか否かを判定する。具体的に例えば、制御部23は、ステップS11で取得したアカウント登録情報に、団体との関連を証明する情報が含まれるか否かを判定する。団体との関連を照明する情報は、個人が団体と関連していることを合理的に証明できる情報であればよく、適宜設定されてよい。例えば、団体との関連を証明する情報として、関連する団体である法人Aの団体用アカウントの識別情報(アカウントID)、法人Aの社員証番号(社員番号)等が設定されてよい。なお、団体との関連を証明する情報の入力方法は、上述の所定の登録情報の入力方法と同様に特に限定されない。また、例えば、団体用アカウントの識別情報や社員証番号等の情報が二次元コード等の画像で表示可能な場合には、当該画像を提示又は送信することで団体との関連を証明する情報を入力できるように構成されてもよい。また、団体用アカウントに対応する団体用ポイントカード3、又は社員証等が、NFC(Near Field Communication)によって識別番号又は社員番号等を送信可能な場合には、NFCの機能を用いて団体との関連を証明する情報を入力できるように構成されてもよい。
制御部23は、団体との関連を証明する情報が適正に取得されたと判定した場合には、ステップS13の処理を実行する。他方、団体との関連を証明する情報が取得されていないと判定された場合には、ステップS14の処理が実行される。
ステップS13では、制御部23は、個人用アカウントの登録を希望する社員aが、既に団体用アカウントを登録している法人Aと関連があることが認められるので、社員aの個人用アカウントを社員aが関連する団体の団体用アカウントと関連付けて登録する。具体的には、制御部23は、社員aの個人用アカウントを登録する際に、関連する団体の団体用アカウントと共通する所定の属性値(タグ、ラベル等)を付す等してデータベース22aに格納する。これにより、データベース22aにおいて社員aの個人用アカウントは法人Aの団体用アカウントと参照可能に関連付けられる。個人用アカウントが団体用アカウントに適正に関連付けられると、アカウント関連付け処理が終了する。
ステップS14では、制御部23は、関連する団体の団体用アカウントが存在しない社員aの個人用アカウントを従来と同様に単独で登録する。個人用アカウントが団体用アカウントに関連付けられずに登録されると、アカウント関連付け処理が終了する。
以上が第2実施形態のポイント管理サーバ2が実行するアカウント関連付け処理の詳細である。ただし、上述の説明では、個人用アカウントが登録される以前に当該個人用アカウントに関連する団体用アカウントが既に登録されていることを前提としたが、必ずしもこれに限られない。例えば、アカウント関連付け処理は、個人用アカウントと団体用アカウントとを同時に登録する際に実行されてもよい。また、個人用アカウントが登録された後に、当該個人用アカウントを登録した個人と関連する団体の団体用アカウントが登録される際に、アカウント関連付け処理が実行されてもよい。この場合には、例えば、団体用アカウントが登録される時、又は、団体用アカウントが登録された後に、当該団体用アカウントを登録した団体と関連する個人から団体との関連を照明する情報が取得された場合に(ステップS12参照)、既に登録された個人用アカウントと当該団体用アカウントとを関連付ければよい。
このようにして、個人が登録する個人用アカウントと、個人と関連する団体が登録する団体用アカウントとがデータベース22a上で参照可能に関連付けられることによって、個人用アカウントを関連する団体用アカウント情報に基づいて適切に評価することができる。
以下では、第2実施形態のポイント管理システム10の作用効果について説明する。
本実施形態のポイント管理装置(管理サーバ2)によれば、個人の個人用アカウントと団体の団体用アカウントとを関連付ける関連付け手段(制御部23)をさらに備え、関連付け手段(制御部23)は、個人と団体との関連を示す所定の情報を取得した場合に、個人用アカウントと団体用アカウントを関連付ける。これにより、個人から提供された情報に基づいて個人用アカウントと団体用アカウントを関連付けることができるので、現実に関連を有する団体用アカウントを適切に参照して、関連する個人用アカウントを評価することができる。
また、本実施形態のポイント管理装置(管理サーバ2)によれば、団体との関連を示す所定の情報は、団体用アカウントに対応するアカウントIDである。これにより、個人に関連する団体の団体用アカウントを確実に特定することができる。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態にかかるポイントカード30について説明する。以下に説明するポイントカード30は、第1実施形態の説明で述べた団体用ポイントカード3と個人用ポイントカード4とが一体となったカードである。より具体的には、ポイントカード30は、個人が登録した個人用アカウントの識別情報(個人用アカウントID)と、当該個人と関連する団体の団体用アカウントの識別情報(団体用アカウントID)との双方ともを読み取り可能(照会可能)に構成される。
図4は、ポイントカード30の構成を説明する図である。ポイントカード30は、二つのアカウント表示部31、32を備える。アカウント表示部31、32は、個人用アカウントIDと、団体用アカウントIDをそれぞれ表示する。アカウント表示部31、32に表示される識別情報は、POS端末1によって読み取り可能な一次元コード、二次元コード、磁気テープ、又はICチップ等のいずれかの識別情報照会手段により構成されてよい。
例えば、アカウント表示部31は、個人用アカウントIDを表示する磁気テープで構成され、アカウント表示部32は、団体用アカウントIDを表示する二次元コードで構成されてよい。なお、アカウント表示部31、32を構成する二次元コード等の識別情報照会手段は、同じ種類が選択されてもよいし、異なる2種類が選択されてもよい。
このように、ポイントカード30に個人用アカウント及び団体用アカウントにそれぞれ対応する識別情報照会手段が複数備わることにより、一枚のカードによって、個人用アカウントと団体用アカウントを使い分けることが可能になる。なお、ポイントカード30を所有する個人に関連する団体が二つ以上ある場合には、その数に応じた複数の識別情報照会手段が備わっていてもよい。
また、ポイントカード30は、図示するようにアカウント表示部31、32を一面(片面)に備える必要は必ずしもなく、両面にそれぞれ備わるように構成されてもよい。また、変形例として、ポイントカード30は、団体用アカウントIDと個人用アカウントIDとに係る二つの識別情報がPOS端末1によって照会可能に構成される限り、必ずしも二つ以上のアカウント表示部が設けられる必要はない。例えば、一次元コードで構成された一つのアカウント表示部31を備え、アカウント表示部31の一部を隠すことにより、個人用アカウントIDと団体用アカウントIDとを切替え可能に構成されてもよい。具体的には、アカウント表示部31は、例えば一次元コードで構成され、アカウント表示部31の全てをPOS端末1に読み取らせた場合には個人用アカウントに対応する識別情報として機能し、アカウント表示部31の所定の一部分を親指等で隠した状態でPOS端末1に読み取らせた場合には団体用アカウントに対応する識別情報として機能するように構成されてもよい。
なお、管理サーバ2が備える制御部23は、一機能部として不図示の利用可否判断部(利用可否判断手段)を備え、団体用アカウントに対応する団体用アカウントIDが取得された場合にのみ、対応する団体用アカウントに付与されたポイントの利用を許可し、個人用アカウントに対応する個人用アカウントIDが取得された場合にのみ対応する個人用アカウントに付与されたポイントの利用を許可するように構成される。これにより、複数の識別情報照会手段に応じて、ポイントの利用権限を個別に設定することができる。
以下では、第3実施形態のポイント管理システム10の作用効果について説明する。
本実施形態のポイント管理装置(管理サーバ2)は、団体用アカウント及び個人用アカウントにそれぞれ付与されたポイントの利用可否を判断する利用可否判断手段(制御部23)をさらに備える。そして、利用可否判断手段(制御部23)は、団体用アカウントに対応するアカウントIDが取得された場合にのみ当該団体用アカウントに付与されたポイントの利用を許可し、個人用アカウントに対応するアカウントIDが取得された場合にのみ当該個人用アカウントに付与されたポイントの利用を許可する。これにより、識別情報照会手段に応じたアカウントIDにのみポイントの利用権限を付与することができるので、アカウントIDに蓄積されたポイントの利用権限をアカウントID毎に個別に設定することができる。
また、本実施形態のポイントカード30によれば、少なくとも2つ以上のアカウントIDを照会可能な識別情報照会手段(アカウント表示部31及び/又は32)を有し、識別情報照会手段(アカウント表示部31及び/又は32)は、団体用アカウントのアカウントIDと個人用アカウントのアカウントIDとを読み取り可能に構成される。これにより、例えば、法人Aに所属する社員aが法人Aの備品を購入する際等に、自身のポイントカードである個人用ポイントカード4に加えて更に法人Aの団体用ポイントカード3を持ち歩く煩わしさを解消することができる。
また、本実施形態のポイントカード30によれば、識別情報照会手段(アカウント表示部31、32)は、一次元コード、二次元コード、磁気テープ、又はICチップで構成される。これにより、アカウントIDに対応するアカウントをすばやく照会することができる。
また、本実施形態のポイントカード30によれば、団体用アカウントに対応するアカウントIDと、個人用アカウントに対応するアカウントIDとを照会可能な少なくとも2種類の識別情報照会手段(アカウント表示部31、32)を有する。これにより、団体用アカウントに対応するアカウントIDと、個人用アカウントに対応するアカウントIDとが異なる手段によって照会されるので、本来団体用アカウントを照会したい場面で個人用アカウントを照会してしまうような、利用したいアカウントを間違えてしまう虞を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上述の実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上述の実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。また、上記実施形態は、矛盾が生じない範囲で適宜組み合わせ可能である。
なお、本発明は、顧客のアカウントを登録して、商品又はサービスの購入金額に応じて所定の利益が還元されるサービスに適用することができる。例えば、本発明は、クレジットカードに適用することも可能である。この場合は、団体用アカウントの評価に応じて、個人用アカウントのマイルの還元率が変化するように構成されてもよい。
2、 管理サーバ(ポイント管理装置)
22、22a 記憶部、データベース(記憶手段)
31、32 識別情報照会手段
23 制御部(算出手段、評価手段、関連付け手段、利用可否判断手段)
231 算出部(算出手段)
232 評価部(評価手段)

Claims (17)

  1. 顧客によって購入された商品又はサービスに応じて付与されるポイントを管理するポイント管理装置であって、
    複数人が関連する団体に付与された前記ポイントが記憶される団体用アカウントに関する情報と、個人に付与された前記ポイントが記憶される個人用アカウントに関する情報とを格納する記憶手段と、
    前記個人用アカウントを評価する評価手段と、を備え、
    前記評価手段は、前記個人用アカウントに関する情報と、当該個人用アカウントを有する前記個人に関連する前記団体用アカウントに関する情報と、に基づいて前記個人用アカウントを評価する、
    ポイント管理装置。
  2. 請求項1に記載のポイント管理装置であって、
    前記評価手段は、さらに、前記団体用アカウントに関する情報に基づいて前記団体用アカウントを評価する、
    ポイント管理装置。
  3. 請求項2に記載のポイント管理装置であって、
    前記団体用アカウントと前記個人用アカウントには、
    前記商品又はサービスを購入する際の購入金額に対して付与される前記ポイントの割合を規定するポイント還元率、及び、前記団体用アカウント及び前記個人用アカウントのグレードを示すステータスの少なくともいずれか一方がそれぞれ設定され、
    前記評価手段は、前記団体用アカウントと前記個人用アカウントに対する評価結果をそれぞれに設定された前記ポイント還元率及び前記ステータスの少なくともいずれか一方に反映させる、
    ポイント管理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のポイント管理装置であって、
    前記団体は、法人または家族である、
    ポイント管理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のポイント管理装置であって、
    前記団体用アカウントに関する情報は、前記団体用アカウントの利用状況を含み、
    前記個人用アカウントに関する情報は、前記個人用アカウントの利用状況を含み、
    前記利用状況は、対応する前記団体用アカウント又は前記個人用アカウントを利用した日時、及び、前記団体用アカウント又は前記個人用アカウントを利用して商品又はサービスを購入した際の購入金額の少なくともいずれか一方を含む、
    ポイント管理装置。
  6. 請求項5に記載のポイント管理装置であって、
    前記個人が前記商品又はサービスを購入する際に、前記団体用アカウント及び前記個人用アカウントのそれぞれの前記利用状況に基づいて、前記団体用アカウント及び前記個人用アカウントのいずれを利用するかを判定する判定手段をさらに備え、
    前記ポイントは、前記判定手段により判定された前記団体用アカウント及び前記個人用アカウントのいずれか一方に付与される、
    ポイント管理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のポイント管理装置であって、
    前記団体用アカウントに関する情報は、前記団体用アカウントのグレードを示すステータスをさらに含む、
    ポイント管理装置。
  8. 請求項5に記載のポイント管理装置であって、
    前記評価手段は、前記利用状況に基づいて得られる利用頻度が高いほど、前記団体用アカウント又は前記個人用アカウントを高く評価する、
    ポイント管理装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のポイント管理装置であって、
    前記個人の前記個人用アカウントと前記団体の前記団体用アカウントとを関連付ける関連付け手段をさらに備え、
    前記関連付け手段は、前記個人と前記団体との関連を示す所定の情報を取得した場合に、前記個人用アカウントと前記団体用アカウントを関連付ける、
    ポイント管理装置。
  10. 請求項9に記載のポイント管理装置であって、
    前記団体との関連を示す所定の情報は、前記団体用アカウントに対応するアカウントIDである、
    ポイント管理装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のポイント管理装置であって、
    前記団体用アカウントに関する情報は、前記団体用アカウントに関連付けられた前記個人用アカウントの数を含む、
    ポイント管理装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載のポイント管理装置であって、
    前記団体用アカウント及び前記個人用アカウントにそれぞれ付与された前記ポイントの利用可否を判断する利用可否判断手段をさらに備え、
    前記利用可否判断手段は、
    前記団体用アカウントに対応するアカウントIDが取得された場合にのみ当該団体用アカウントに付与された前記ポイントの利用を許可し、
    前記個人用アカウントに対応するアカウントIDが取得された場合にのみ当該個人用アカウントに付与された前記ポイントの利用を許可する、
    ポイント管理装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載のポイント管理装置に適用されるポイントカードであって、
    少なくとも2つ以上のアカウントIDを照会可能な識別情報照会手段を有し、
    前記識別情報照会手段は、前記団体用アカウントのアカウントIDと前記個人用アカウントのアカウントIDとを読み取り可能に構成される、
    ポイントカード。
  14. 請求項13に記載のポイントカードであって、
    前記識別情報照会手段は、一次元コード、二次元コード、磁気テープ、又はICチップで構成される、
    ポイントカード。
  15. 請求項13又は14に記載のポイントカードであって、
    前記団体用アカウントに対応する前記アカウントIDと、前記個人用アカウントに対応する前記アカウントIDとを照会可能な少なくとも2種類の前記識別情報照会手段を有する、
    ポイントカード。
  16. 顧客によって購入された商品又はサービスに応じて付与されるポイントを管理するコンピュータに、
    複数人が関連する団体に付与された前記ポイントが記憶される団体用アカウントに関する情報と、個人に付与された前記ポイントが記憶される個人用アカウントに関する情報とを格納する記憶ステップと、
    前記個人用アカウントを評価する評価ステップと、を実行させ、
    前記評価ステップでは、前記個人用アカウントに関する情報と、当該個人用アカウントを有する前記個人に関連する前記団体用アカウントに関する情報と、に基づいて前記個人用アカウントを評価する、
    プログラム。
  17. 顧客によって購入された商品又はサービスに応じて付与されるポイントを管理するポイント管理方法であって、
    複数人が関連する団体に付与された前記ポイントが記憶される団体用アカウントに関する情報と、個人に付与された前記ポイントが記憶される個人用アカウントに関する情報とを格納する記憶ステップと、
    コントローラにより前記個人用アカウントを評価する評価ステップと、を備え、
    前記評価ステップは、前記コントローラによって、前記個人用アカウントに関する情報と、当該個人用アカウントを有する前記個人に関連する前記団体用アカウントに関する情報と、に基づいて前記個人用アカウントを評価する、
    ポイント管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023136080A1 (ja) * 2022-01-11 2023-07-20 SocialGood株式会社 情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理装置

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