JP2003122911A - 顧客認証システム - Google Patents

顧客認証システム

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JP2003122911A
JP2003122911A JP2001320234A JP2001320234A JP2003122911A JP 2003122911 A JP2003122911 A JP 2003122911A JP 2001320234 A JP2001320234 A JP 2001320234A JP 2001320234 A JP2001320234 A JP 2001320234A JP 2003122911 A JP2003122911 A JP 2003122911A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 登録店舗に来店した顧客を簡易に認証すると
ともに、認証情報が記録された記録媒体の取扱いを容易
にすることが可能な顧客認証システムを提供する。 【解決手段】 顧客認証システムは、登録店舗の店舗端
末4と、登録顧客の認証を管理する管理用サーバとが、
広域ネットワークを介して接続されている。特に、店舗
端末4は、登録顧客が所有する携帯電話の裏面に貼着さ
れた記録媒体から、登録顧客本人を特定するための認証
情報を読取る読取手段66と、読取手段66によって読
取られた認証情報を、広域ネットワークを介して管理用
サーバに送信する認証情報出力手段71と、認証情報を
基に判断された認証結果が、管理用サーバから入力され
ると認証結果を認識する認証結果認識手段72と、認識
された認証結果を表示装置64に表示させる表示制御手
段65とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顧客認証システム
に関するものであり、特に、特定多数の登録店舗に来店
した顧客を、広域ネットワークを介して簡易に認証する
ことが可能な顧客認証システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、予め登録された店舗の情報を、イ
ンターネット上のショッピングサイトや電子メールを介
して一般消費者に開示し、その代償としてこれらの登録
店舗から店舗の紹介料を徴収するシステムが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような方
法によって店舗の情報を開示しても、登録店舗では、来
店した顧客がショッピングサイトの利用者または電子メ
ールの受取者であることを認証することができなかっ
た。このため、情報の開示によってどの程度の集客力が
認められるか定かではなかった。しかも、情報の紹介料
の徴収形態は、殆どが月額固定であるため、登録店舗に
システムの良さを十分に実感してもらえず、システムへ
の加入に躊躇する店舗が多かった。
【0004】なお、一般的に顧客を認証する手段とし
て、会員カードを利用するシステムが知られている。し
かし、これによれば、カード本体に本人を認証するため
の情報や、その他ポイント情報(例えば購買金額に応じ
た点数の累積)或いは購買情報等を蓄積させる必要か
ら、カード自体を小型化することが困難であった。ま
た、会員カードに記録された情報をカードリーダーに読
込ませることから、会員カードをカードリーダーの読取
部に挿通することが必要となるため、会員カードを単体
で維持しなければならなかった。このため、会員カード
の取扱いが面倒になるとともに、紛失する恐れもあっ
た。特に、異なる店舗では、当然会員カードも異なるた
め、顧客は店舗数に応じた枚数の会員カードを携帯しな
ければならず、取扱いの困難さが助長されていた。
【0005】ところで、店舗の情報を電子メールによっ
て配信する場合には、顧客が所有する携帯電話やパソコ
ン等(以下、顧客端末という)のメールアドレスを予め
取得し、データベースに記憶させておく必要がある。し
かし、個人のメールアドレスは頻繁に変更されることが
多いため、データベースに記憶されたメールアドレスを
基に店舗の情報を顧客端末に配信しようとしても、配信
できない場合が多々あった。このため、営業努力等によ
って顧客の個人情報、特に顧客端末のメールアドレスを
取得しても、メールアドレスの変更によって個人情報が
利用できなくなる恐れがあった。換言すれば、新規に会
員登録される顧客によって、会員の数が増え続けた場合
でも、何割かの会員に対しては情報を配信できなくなる
ことから、実質的な会員の数を確実に増やすことが困難
とされていた。
【0006】そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、登
録店舗に来店した顧客を簡易に認証するとともに、認証
情報が記録された記録媒体の取扱いを容易にし、さらに
メールアドレスの変更に対処することが可能な顧客認証
システムの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
顧客認証システムは、登録店舗の店舗端末と、登録顧客
の認証を管理する管理用サーバとが、広域ネットワーク
を介して接続された顧客認証システムであって、前記店
舗端末は、前記登録顧客が所有する携帯端末の表面また
は裏面に設けられた記録媒体から、前記登録顧客本人を
特定するための認証情報を読取る読取手段と、該読取手
段によって読取られた前記認証情報を、前記広域ネット
ワークを介して前記管理用サーバに送信する送信手段
と、前記認証情報を基に判断された認証結果が、前記管
理用サーバから前記広域ネットワークを介して入力され
ると、前記認証結果を認識する認識手段と、該認識手段
によって認識された前記認証結果を表示装置に表示させ
る表示制御手段とを具備するものである。
【0008】ここで、「登録顧客」とは、登録店舗を利
用する顧客であって、特にその店舗に対して所定の手続
きによって登録された顧客である。「店舗端末」とは、
インターネット等の広域ネットワークに接続され、且つ
登録店舗に配設された端末装置である。また、「携帯端
末」としては、例えば携帯電話、携帯パソコン、及びパ
ッド等を挙げることができる。
【0009】したがって、請求項1の発明によれば、例
えば、店舗情報を取得して来店した顧客が商品を購入す
る際、店舗端末の読取手段によって、登録顧客の記録媒
体から登録顧客本人を特定するための認証情報を読取
る。ここで、記録媒体は、登録顧客が所有する携帯端末
の表面または裏面に設けられているため、携帯端末とと
もに取り扱われる。つまり、携帯端末の一部が本人を特
定するための手段として機能する。
【0010】そして、読取られた認証情報は、広域ネッ
トワークを介して管理用サーバに送信される。認証情報
を基に判断された認証結果が、管理用サーバから広域ネ
ットワークを介して入力されると、店舗端末はそれを認
識し表示装置に表示させる。これにより、登録店舗の店
員等は、表示装置に表示された認証結果を基に登録され
た顧客であることを確認することが可能となる。
【0011】請求項2の発明にかかる顧客認証システム
は、請求項1に記載の顧客認証システムにおいて、前記
管理用サーバは、少なくとも前記登録顧客の個別情報を
データベースに記憶する記憶手段と、前記店舗端末から
前記認証情報が入力されると、該認証情報を、前記デー
タベースに記憶された前記個別情報と照合し、前記登録
店舗の前記登録顧客であることを認証する認証手段と、
該認証手段によって認証された前記認証結果を、前記店
舗端末に送信する認証結果送信手段とを具備するもので
ある。
【0012】ここで、「登録顧客の個別情報」には、登
録顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の個
人情報の他、登録顧客に予め付与された識別情報が含ま
れる。なお、データベースには、登録顧客の個別情報と
ともに、登録店舗の店舗情報を記憶させるようにしても
よい。「登録店舗の店舗情報」には、登録店舗の店名、
住所、電話番号、メールアドレス、取扱い商品、及びサ
ービス等の属性を表す情報と、バーゲンや特典等、広告
に関する情報とを含ませることができる。
【0013】したがって、請求項2の発明の顧客認証シ
ステムによれば、請求項1の発明の作用に加え、管理用
サーバの認証手段は、店舗端末から広域ネットワークを
介して認証情報が入力されると、この認証情報を、デー
タベースに記憶されている個別情報(特に識別情報)と
照合し、両者が一致した場合に、その顧客を登録店舗の
登録顧客であることを認証する。
【0014】そして、認証結果を店舗端末に送信するこ
とによって、店舗端末における認証結果の表示を可能と
する。このように、登録顧客の個別情報は、管理用サー
バにデータベースとして記憶されているため、携帯端末
に設けられた記録媒体には、識別コード等の最小限の認
証情報のみ記憶すればよい。
【0015】請求項3の発明にかかる顧客認証システム
は、請求項1または請求項2に記載の顧客認証システム
において、前記記録媒体の表面に、前記認証情報を有す
るバーコードが印刷されているものである。
【0016】したがって、請求項3の発明の顧客認証シ
ステムによれば、請求項1または請求項2の発明の作用
に加え、登録顧客の携帯端末の表面または裏面に記録さ
れたバーコードを店舗端末の読取手段(バーコードリー
ダ)によって読取ることにより、認証が可能となる。
【0017】請求項4の発明にかかる顧客認証システム
は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の顧客
認証システムにおいて、前記記録媒体の表面に広告表示
が印刷されているものである。
【0018】したがって、請求項4の発明の顧客認証シ
ステムによれば、請求項1乃至請求項3のいずれか一つ
の発明の作用に加え、登録顧客の携帯端末の表面または
裏面に、登録店舗やその他の広告が表示される。つま
り、記録媒体に宣伝機能が付加される。
【0019】請求項5の発明にかかる顧客認証システム
は、請求項4に記載の顧客認証システムにおいて、前記
広告表示が印刷された前記記録媒体の表面に、前記認証
情報が電子透かしにより埋込まれているものである。
【0020】したがって、請求項5の発明の顧客認証シ
ステムによれば、請求項4の発明の作用に加え、認証情
報は電子透かしにより埋込まれているため、一見しただ
けでは目に見えない。つまり、広告表示に埋込んでも、
広告表示を損なうことがない。このため、記録媒体(例
えばシール)の全面に広告を表示することが可能にな
る。なお、電子透かしにより埋込まれた認証情報は、C
CD(電荷結合素子)カメラによって撮像することによ
り読取ることが可能である。
【0021】請求項6の発明にかかる顧客認証システム
は、請求項3乃至請求項5のいずれか一つに記載の顧客
認証システムにおいて、前記記録媒体の表面が、透明保
護シールによって被覆されているものである。
【0022】したがって、請求項6の発明の顧客認証シ
ステムによれば、請求項3乃至請求項5のいずれか一つ
の発明の作用に加え、透明保護シールによって印刷面が
保護される。
【0023】請求項7の発明にかかる顧客認証システム
は、請求項1または請求項2に記載の顧客認証システム
において、前記記録媒体は、前記認証情報が記憶された
ICチップを有するものである。
【0024】したがって、請求項7の発明の顧客認証シ
ステムによれば、請求項1または請求項2の発明の作用
に加え、登録顧客の携帯端末の表面または裏面に取付け
られたICチップから認証情報を店舗端末の読取手段に
よって読取ることにより、認証が可能となる。
【0025】請求項8の発明にかかる顧客認証システム
は、請求項2に記載の顧客認証システムにおいて、前記
登録顧客の前記個別情報には、前記登録顧客が所有する
顧客端末のメールアドレスが含まれ、前記管理用サーバ
は、前記登録顧客が前記顧客端末の前記メールアドレス
を変更した際の、変更前後におけるメールアドレスを互
いに関連付けて第二データベースに登録するアドレス登
録手段と、所定の端末装置から前記広域ネットワークを
介して前記顧客端末の変更前の旧メールアドレスが入力
され、変更後の新メールアドレスの問合わせがあると、
前記旧メールアドレスに対応する前記新メールアドレス
を、前記第二データベースから読出すアドレス読出手段
と、該アドレス読出手段によって読出された前記新メー
ルアドレスを、問合わせのあった前記端末装置に送信す
るアドレス送信手段と、前記アドレス登録手段によって
前記新メールアドレスを登録する際、前記データベース
における前記登録顧客の前記メールアドレスを前記新メ
ールアドレスに更新するアドレス更新手段とをさらに備
えるものである。
【0026】したがって、請求項8の発明の顧客認証シ
ステムによれば、請求項2の発明の作用に加え、携帯端
末等の顧客端末におけるメールアドレスが個別情報とし
て記憶されるため、そのメールアドレスを基に顧客端末
に店舗情報(例えば広告情報)を配信することが可能に
なる。
【0027】一方、このシステムには、第三者に対して
メールアドレスを案内する機能が備えられている。詳し
くは、登録顧客が、メールアドレスを変更した際に、そ
の変更前後のメールアドレスを第二データベースに登録
させておけば、変更前のメールアドレス(旧メールアド
レスという)を知っている第三者が、旧メールアドレス
を基に最新のメールアドレス(新メールアドレスとい
う)を取得可能とするものである。つまり、管理用サー
バは、広域ネットワークを介して旧メールアドレスが入
力されると、その旧メールアドレスに対応する新メール
アドレスを読出し、問い合わせのあった端末装置に新メ
ールアドレスを送信する。
【0028】そして、第二データベースに新メールアド
レスが登録されると、データベースに個別情報として記
憶されたメールアドレスが新メールアドレスに更新され
る。
【0029】請求項9の発明にかかる顧客認証システム
は、請求項8に記載の顧客認証システムにおいて、前記
データベースが、前記第二データベースを兼ねているも
のである。
【0030】したがって、請求項9の発明の顧客認証シ
ステムによれば、請求項8の発明の作用に加え、個別情
報が記憶されたデータベースの一部が、メールアドレス
を案内するための第二データベースとして利用される。
このため、登録顧客の入力操作によってデータベース内
のメールアドレスが直接変更されることになる。
【0031】請求項10の発明にかかる顧客認証システ
ムは、請求項8または請求項9に記載の顧客認証システ
ムにおいて、前記第二データベースは、夫々の前記登録
顧客に対して、複数の前記旧メールアドレスを登録可能
とするものである。
【0032】したがって、請求項10の発明の顧客認証
システムによれば、請求項8または請求項9の発明の作
用に加え、複数の旧メールアドレスが登録可能なため、
過去に使用していた複数のメールアドレスを登録するこ
とにより、いずれの旧メールアドレスに対しても検索す
ることが可能になる。
【0033】請求項11の発明にかかる顧客認証システ
ムは、請求項2または請求項8乃至請求項10のいずれ
か一つに記載の顧客認証システムにおいて、前記認証情
報は、前記登録店舗毎に異なるように、予め割当てられ
た範囲の中から設定される識別コードからなり、前記管
理用サーバの前記データベースは、前記識別コードとと
もに、各登録店舗において設定された同一の前記登録顧
客における前記識別コードの関連付けを記憶し、前記管
理用サーバの前記認証手段は、複数の前記店舗端末の少
なくともいずれか一つから前記識別コードが入力される
と、該識別コードを、前記データベースに記憶された前
記関連付けを基に照合し、いずれか一つの前記個別情報
と合致した場合に、前記登録店舗の前記登録顧客である
ことを認証するものである。
【0034】したがって、請求項11の発明の顧客認証
システムによれば、請求項2または請求項8乃至請求項
10のいずれか一つの発明の作用に加え、認証情報とし
て各登録店舗において設定された識別コードは、登録顧
客毎に異なることは言うまでもないが、異なる登録店舗
において同一の識別コードが設定されることはない。こ
のため、複数の登録店舗を利用する登録顧客には、識別
コードが記録された記録媒体が各登録店舗に対応して提
供されるため、その数が多い場合には、携帯端末の表面
または裏面に貼りきれない場合が生じる。そこで、本発
明では、同一の登録顧客に対して、各登録店舗が設定し
た識別コードを互いに関連させ、その関連付けをデータ
ベースに記憶する。そして、店舗端末から識別コードが
入力されると、識別コードの関連付けを基に照合し、い
ずれか一つの個別情報と合致した場合に、登録店舗の登
録顧客であることを認証する。つまり、いずれかの登録
店舗に対応して提供された記録媒体が携帯端末に貼着さ
れていれば、既に登録されているどの登録店舗において
も、その一枚の記録媒体によって認証することが可能と
なる。
【0035】請求項12の発明にかかる顧客認証システ
ムは、請求項2または請求項8乃至請求項11のいずれ
か一つに記載の顧客認証システムにおいて、前記管理用
サーバの前記データベースには、他のシステムで使用さ
れていた顧客管理コードが、前記個別情報に対応して記
憶され、前記管理用サーバは、前記登録顧客の前記携帯
端末から前記認証情報が入力されると、前記データベー
スから前記認証情報に対応する前記顧客管理コードを読
出す管理コード読出手段と、該管理コード読出手段によ
って読出された前記顧客管理コードを、前記登録顧客の
前記携帯端末に送信し該携帯端末の表示部に表示させる
管理コード送信手段とをさらに備えるものである。
【0036】したがって、請求項12の発明の顧客認証
システムによれば、請求項2または請求項8乃至請求項
11のいずれか一つの発明の作用に加え、本システムを
導入しようとする店舗が、それ以前に他のシステムを使
用していた場合には、本システムと他のシステムとを関
連付けることにより、両システムを容易に運営していく
ことが可能になる。詳しくは、管理用サーバは、前記登
録顧客の前記携帯端末から認証情報が入力されると、こ
の認証情報に対応する顧客管理コードを読出すととも
に、その携帯端末に送信し、顧客管理コードを携帯端末
の表示部に表示させる。これにより、一台の携帯端末に
おいて、本システムの認証情報が記録されるとともに、
他のシステムの顧客管理コードを必要に応じて表示させ
ることが可能となる。
【0037】請求項13の発明にかかる顧客認証システ
ムは、請求項2または請求項8乃至請求項12のいずれ
か一つに記載の顧客認証システムにおいて、前記登録顧
客の個別情報には、前記登録顧客が所有する顧客端末の
メールアドレスが含まれ、前記管理用サーバの前記デー
タベースは、前記メールアドレスを、それを入力した前
記店舗端末に対応して記憶するとともに、その入力され
た前記メールアドレスが前記データベースに初めて記憶
されるメールアドレスの場合、入力した前記登録店舗を
第一登録店舗として設定し、前記管理用サーバーは、い
ずれかの前記登録店舗が前記メールアドレスを利用する
にあたって、他の登録店舗が入力した前記メールアドレ
スを利用する場合、該メールアドレスを利用する前記登
録店舗に対して、メールアドレス使用料を課金する課金
手段と、前記メールアドレス使用料の支払先を、そのメ
ールアドレスにおける前記第一登録店舗に設定する支払
先設定手段とをさらに備えるものである。
【0038】したがって、請求項13の発明の顧客認証
システムによれば、請求項2または請求項8乃至請求項
12のいずれか一つの発明の作用に加え、データベース
には、各登録店舗において取得された登録顧客のメール
アドレスが記憶され、このメールアドレスを基に、夫々
の店舗情報が配信される。このようにメールアドレスは
極めて価値の高い情報であり、その情報を取得するため
に各登録店舗において営業努力がなされている。しか
し、データベースに記憶されたメールアドレスを全ての
登録店舗において自由に使用可能とすると、後から登録
した店舗ほど優位になるため、既に多くのメールアドレ
スを取得していても、個別情報として登録することに躊
躇してしまう恐れがある。そこで、本発明では、入力さ
れたメールアドレスがデータベースに始めて記憶される
メールアドレスの場合には、入力した登録店舗を第一登
録店舗として設定する。そして、いずれかの登録店舗が
電子メールを配信するに際して、他の登録店舗が入力し
たメールアドレスを利用する場合、そのメールアドレス
を利用する登録店舗に対して、メールアドレス使用料を
課金する。そして、この使用料の全てまたはその一部が
第一登録店舗に支払われる。このため、新規なメールア
ドレスを入力した登録店舗は、それによって利益を得る
ことが可能になる。
【0039】請求項14の発明にかかる顧客認証システ
ムは、請求項13に記載の顧客認証システムにおいて、
前記管理用サーバは、前記登録店舗の指示によって複数
の登録店舗の中から任意の登録店舗を指名する指名手段
と、該指名手段によって指名された前記登録店舗に対し
て、登録した前記メールアドレスの利用を禁止する利用
禁止手段とをさらに備えるものである。
【0040】したがって、請求項14の発明の顧客認証
システムによれば、請求項13の発明の作用に加え、メ
ールアドレスを入力した登録店舗が、指名手段によって
所定の登録店舗(例えば競合他社)を指名すると、指名
された登録店舗は、そのメールアドレスを読み出して利
用できなくなる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
顧客認証システム1について、図1乃至図12に基づき
説明する。図1は顧客認証システム1の構成を示す説明
図であり、図2は顧客認証システム1において使用され
る携帯電話の構成を示す背面図であり、図3及び図4は
顧客認証システム1における管理用サーバの機能的構成
を示すブロック図である。また、図5及び図6は管理用
サーバの記憶手段に構築されるデータベースの構成を示
す説明図であり、図7乃至図12は顧客認証システム1
における処理の流れを示すフローチャートである。
【0042】本実施形態の顧客認証システム1は、特定
多数の登録店舗に来店した顧客を、広域ネットワークを
介して簡易に認証するものであり、特に登録店舗からの
依頼に応じて顧客に広告情報を配信するとともに、その
顧客を登録店舗において認証することにより、顧客の売
上高に応じた情報配信料あるいは月額固定の配信料(利
用料金)を登録店舗から徴収するものである。
【0043】図1に示すように、顧客認証システム1
は、管理用サーバ2と、このサーバ2に広域ネットワー
ク3を介して接続された複数の店舗端末4及び顧客端末
5とを具備している。店舗端末4は各登録店舗6におい
て利用される端末であり、一方顧客端末5は各登録顧客
7が所有する端末である。なお、広域ネットワーク3と
しては、例えばインターネット及びISP(Internet
Service Provider)から構築することが可能である。
また、この広域ネットワーク3には、第三者8が所有す
るアドレス取得端末9(例えば携帯電話)が接続可能で
ある。
【0044】ここで、顧客端末5として、携帯電話等の
携帯端末を利用することが可能である。特に本発明で
は、この携帯電話(本発明の携帯端末に相当する)が登
録顧客7であることを認証する手段として用いられる。
詳しくは、図2に示すように、携帯電話11の裏面12
には、認証情報が記録された記録媒体13が貼着されて
いる。記録媒体13は、例えばシール状の紙片から構成
され、その表面に登録店舗6の広告を示す広告表示14
と、登録顧客7の認証情報(識別コード)を有するバー
コード15とが印刷されている。また、記録媒体13の
表面全体が、透明保護シール16によって被覆されてい
る。なお、図2では記録媒体13を携帯電話11の裏面
12に貼る場合を示したが、携帯電話11の表面に記録
媒体13を貼るスペースがある場合には、表面に貼るよ
うにしてもよい。
【0045】ところで、顧客端末5として汎用のコンピ
ュータを用いることが可能であるが、このように携帯電
話11を顧客端末5として登録する場合には、登録する
顧客端末5と、記録媒体13を貼着する携帯電話11と
が同一のものとなるため、携帯電話11の裏面12に記
録媒体13を貼ることに対して違和感を与えない。
【0046】また、広告表示14によって携帯電話11
に宣伝機能が付加されることから、登録店舗6側におけ
る記録媒体13の価値を高めることができる。そして、
各登録店舗6は、携帯電話11の裏面12という限られ
たスペースに、自社の広告が貼着されるように、競合っ
て会員(登録顧客7)を獲得することになる。
【0047】一方、管理用サーバ2は、店舗端末4、顧
客端末5、またはアドレス取得端末9からの指示を、広
域ネットワーク3を介して受信し、これらの指示に応じ
た処理を行うものである。ハード構成としては、汎用の
サーバと同様、主記憶装置、演算装置、及び制御装置か
ら構成される中央処理装置と、キーボードやポインティ
ングデバイス等、情報を直接入力するための入力装置
と、管理用サーバ2の中で処理された情報を取出すディ
スプレイ等の出力装置と、広域ネットワーク3を介して
データの送受信を行うモデム等の通信手段と、ハードデ
ィスク等から構成された記憶手段21(図3参照)とを
備えている。なお、通信手段は、図3に示すように、各
端末4,5からデータを受信する受信手段22、及び各
端末4,5へデータを送信する送信手段23を有する通
信制御手段24によって制御されるようになっている。
【0048】記憶手段21は、本発明の記憶装置に相当
し、店舗情報25及び個別情報26が記憶されたデータ
ベース27を構築している。詳細に説明すると、図5に
示すように、店舗情報25には、各登録店舗6における
店舗名、住所、電話番号、メールアドレス(店舗端末4
のEメールアドレス)、取扱い商品、及びサービス内容
等の属性情報29と、バーゲンや特典等の広告情報30
と、情報の配信等に対する金額を示す課金情報31とが
含まれている。また、個別情報26には、顧客指名、住
所、電話番号、メールアドレス(顧客端末5のEメール
アドレス)、及び顧客管理コード(他のシステムにおけ
る識別コード)等の個人情報32と、識別情報33と、
リンク情報34と、店舗利用情報35とが含まれてい
る。ここで、識別情報33は、登録顧客7を認証するた
めに付与された識別コードであり、登録顧客7毎に異な
るように設定されている。リンク情報34とは、同一の
登録顧客7に対して、各登録店舗6が設定した識別コー
ドを互いに関連させる情報である。
【0049】詳細には、図6に示すように、各登録店舗
6に対して識別コードの発行可能な範囲が予め割当てら
れており、登録店舗6は、この範囲の中から登録顧客7
毎に異なるように識別コードを設定し発行する。そし
て、識別コードをデータベース27に登録するに際し、
同一の登録顧客7が他の登録店舗6において既に登録さ
れている場合には、今回登録する識別コードと他の登録
店舗6における識別コードとが互いに関連付けられ、そ
の関連付けがリンク情報34としてデータベース27に
記憶される。
【0050】店舗利用情報35とは、登録店舗6におい
て登録顧客7が商品を購入する際に、その購入金額に応
じて与えられるポイント数である。
【0051】ところで、管理用サーバ2には、顧客認証
プログラムがインストールされており、このプログラム
を実行させることにより、以下に示す機能的構成を示す
ものになる。
【0052】すなわち、図3に示すように、管理用サー
バ2は、「各種情報の登録」に関する機能として、顧客
端末5または登録店舗6から入力された登録情報を認識
し、記憶手段21のデータベース27に格納する登録情
報認識手段36と、メールアドレスとともにそのメール
アドレスの利用を禁止すべき登録店舗6の名称が入力
(指名)されたことを認識する指名情報認識手段37
と、指名された登録店舗6に対して該メールアドレスの
利用を禁止する利用禁止手段38とを備えている。ここ
で、指名情報認識手段37が本発明の指名手段に相当す
る。
【0053】また、管理用サーバ2は、「認証」に関す
る機能として、店舗端末4から認証情報が入力されたこ
とを認識する認証情報認識手段39と、認証情報が認識
されると、この認証情報を、データベース27に記憶さ
れた個別情報26の識別情報33と照合し、登録店舗6
における登録顧客7であることを認証する認証手段40
と、照合した認証結果を店舗端末4に送信する認証結果
出力手段41と、認証手段40によって登録店舗6の登
録顧客7であると認証された場合、予め定める条件に基
づき、登録店舗6に対して利用料金を課金する第一課金
手段42とを備えている。ここで、認証結果出力手段4
1が本発明の認証結果送信手段に相当する。
【0054】管理用サーバ2は、「広告情報の開示」に
関する機能として、店舗端末4から登録店舗6の広告指
示、すなわち広告情報を配信する指示が入力されたこと
を認識する広告指示認識手段43と、配信の指示が認識
された際に、データベース27から広告情報30を読出
し、夫々の登録顧客7が所有する顧客端末5に対して電
子メールによって配信する情報提供手段44とを備えて
いる。なお、電子メールを配信するにあたって、基本的
には他の登録店舗6が登録したメールアドレスを利用す
ることが可能であるが、利用禁止手段38によって利用
が禁止される場合もある。他の登録店舗6が登録したメ
ールアドレスを利用する場合には、第二課金手段45に
よってメールアドレス使用料が課金されるとともに、そ
の料金の一部を支払うべき登録店舗6(支払先)が支払
先設定手段46によって設定される。ここで、第二課金
手段45が本発明の課金手段に相当する。
【0055】管理用サーバ2は、「登録顧客7への特典
の提供」に関する機能として、データベース27から店
舗利用情報35を読出し、商品購入の際に付与されたポ
イント数の積算値を管理するポイント管理手段47と、
ポイント数の積算値に応じて、登録顧客7に特典を提供
する特典提供手段48とを備えている。
【0056】さらに、図4に示すように、管理用サーバ
2は、「顧客端末5におけるメールアドレスの変更」に
関する機能として、メールアドレスが変更された場合、
登録顧客7自身の操作を基に、データベース27に記憶
されたメールアドレスを更新するアドレス変更手段50
と、第三者8のアドレス取得端末9から、登録顧客7に
おける旧メールアドレスが入力され、且つ新メールアド
レスの問合せが入力されたことを認識するアドレス問合
せ認識手段51と、メールアドレスの問合せが認識され
ると、データベース27から旧メールアドレスに対応す
る新メールアドレスを読出し、その新メールアドレスを
第三者8のアドレス取得端末9に送信するアドレス出力
手段52とを備えている。なお、データベース27で
は、複数の旧メールアドレスが登録できるように構築さ
れており、複数の旧メールアドレスを登録した場合に
は、アドレス取得端末9から入力されたメールアドレス
に対して、全ての旧メールアドレスが照合される。ここ
で、アドレス変更手段50が本発明のアドレス登録手段
及びアドレス更新手段に相当し、アドレス出力手段52
が本発明のアドレス読出手段及びアドレス送信手段に相
当する。
【0057】また、顧客認証システム1では、登録店舗
6において本システム1を導入しようとする以前に他の
システムを使用していた登録店舗6に対して、本システ
ム1と他のシステムとを関連付けることにより、両シス
テムを容易に運営していくことを可能にしている。つま
り、管理用サーバ2は、登録顧客7の携帯電話11から
認証情報が入力され、且つ顧客管理コード(他のシステ
ムにおける識別コード)を問合わせる指示が入力された
ことを認識する管理コード問合せ認識手段53と、問合
わせの指示が認識されると、データベース27に個人情
報32として記憶された顧客管理コードを抽出するとと
もに、その顧客管理コードを携帯電話11に送信し、携
帯電話11の表示部に顧客管理コードを数字またはバー
コードで表示させる管理コード出力手段54を備えてい
る。ここで、管理コード出力手段54が本発明の管理コ
ード読出手段及び管理コード出力手段に相当する。
【0058】さらに、管理用サーバ2は、サービス機能
として、携帯電話11から車両情報の問合せが入力され
たことを認識する車両情報問合せ認識手段55と、車両
情報の問合せが認識されると、それを基にデータベース
27に記憶された車両情報56から必要な情報を抽出
し、携帯電話11に送信する車両情報出力手段57とを
備えている。例えば、問合せの際に、保有車両のメーカ
ー、車種、排気量、色、燃費、及び現在の走行距離等、
保有車両に関する情報が入力されると、車両情報出力手
段57は、この車両の市場価格や燃費ランキング、また
は車種別の燃費ランキング等を算出し、携帯電話11に
電子メールによって送信するようにしている。
【0059】一方、店舗端末4は、ブラウザソフトがイ
ンストールされた汎用のコンピュータを利用しており、
主記憶装置、演算装置、及び制御装置から構成される中
央処理装置と、広域ネットワーク3を介してデータを送
受信する通信装置とを備えている。なお、通信装置は、
図7に示すように、受信手段60及び送信手段61を有
する通信制御手段62によって制御される。また、店舗
端末4は、キーボードやポインティングデバイス等の入
力装置63と、表示装置64を制御する表示制御手段6
5と、携帯電話11の裏面12に貼着された記録媒体1
3からバーコード15を読取るバーコードリーダ等の読
取手段66とを備えている。
【0060】店舗端末4は機能的構成として、入力装置
63を用いて各種登録情報を作成するための登録情報作
成手段67を備えている。さらに詳しくは、登録情報作
成手段67には、登録店舗6における店舗情報25を作
成する店舗情報作成部68と、登録店舗6において登録
する登録顧客7に関する個別情報26を作成する顧客情
報作成部69とが含まれている。なお、個別情報26
は、登録顧客7の顧客端末5を利用して作成し登録する
ことも可能である。
【0061】また、店舗端末4は、読取手段66によっ
て読取られた認証情報を管理用サーバ2に送信する認証
情報出力手段71と、管理用サーバ2から出力された認
証結果を認識し表示制御手段65に送る認証結果認識手
段72と備えている。さらに、店舗端末4は、データベ
ース27に記憶された広告情報30を登録顧客7の顧客
端末5に配信する旨の指示を出力する広告指示出力手段
73を備えている。ここで、認証情報出力手段71が本
発明の送信手段に相当し、認証結果認識手段72が本発
明の認識手段に相当する。
【0062】次に、本実施形態の顧客認証システム1の
運用方法について説明する。まず、利用者(顧客)の登
録処理について、図8のフローチャートに基づいて説明
する。利用者は、顧客認証システム1を利用するため
に、自己の顧客端末5、または登録しようとする店舗6
の店舗端末4(以下、顧客端末5等とする)を広域ネッ
トワーク3に接続し、管理用サーバ2への接続指示を入
力する(ステップKT1)。管理用サーバ2では、顧客
端末5等からの接続があるか否かを判断し、その接続が
あったと判断すると(ステップS1においてYES)、
個別情報26及び登録店舗6の名称の入力を要求する
(ステップS2)。この個別情報26及び登録店舗6の
名称は、顧客端末5等に表示された選択画面に従って入
力される(ステップKT2)。このとき、顧客端末5等
から個別情報26等の入力がなく、その受信が確認され
ない場合には(ステップS3においてNO)、管理用サ
ーバ2は、当該利用者に会員登録の意思がないと判断
し、登録処理を終了する。
【0063】一方、顧客端末5等において個別情報26
及び登録店舗6の名称が入力され、管理用サーバ2にお
いてその受信が確認された場合には(ステップS3にお
いてYES)、管理用サーバ2は、当該利用者を登録店
舗6の登録顧客7として認定し、その個別情報26をデ
ータベース27に記憶する(ステップS4)。そして、
利用者が顧客認証システム1を利用する際の認証に用い
る識別コード(認証情報に相当)を決定し(ステップS
5)、顧客端末5等に対してこの識別コードを出力(発
行)する(ステップS6)。これにより、利用者は識別
コードを取得することが可能になる(ステップKT
3)。その後、この識別コードがバーコードとして記録
された記録媒体13が、郵送や宅配等の手段により登録
顧客7のもとに届けられる。あるいは店頭にて手渡しさ
れる。そして、登録顧客7は自分の顧客端末5である携
帯電話11の裏面12に記録媒体13を貼ることによ
り、店舗端末4において認証を受けることが可能にな
る。
【0064】なお、識別コードを決定する際には、登録
店舗6毎に予め割当てられた範囲の中から選択されると
ともに、既に他の登録店舗6において登録されている利
用者の場合には、既に取得している識別コードと関連さ
せ、その関連付けをリンク情報34としてデータベース
27に記憶する。
【0065】このように、管理用サーバ2のデータベー
ス27に登録顧客7の個別情報26が記憶されるため、
携帯電話11の裏面12に貼着される記録媒体13に
は、最小限の認証情報のみ記録すれば良く、記録媒体1
3を小型化できるとともに安価に構成できる。したがっ
て、記録媒体13を提供する登録店舗6または管理用サ
ーバ2の運営者側の金銭的な負担が軽減される。
【0066】また、各登録店舗6で発行される識別コー
ドを互いに関連付けることにより、いずれかの登録店舗
6に対応した記録媒体13が携帯電話11の裏面12に
貼着されていれば、既に登録されているどの登録店舗6
においても、その記録媒体13によって認証することが
可能となる。このため、利用する登録店舗6の数が増え
た場合でも、携帯電話11の裏面12が煩雑になること
を防止できる。
【0067】次に、顧客認証システム1における認証処
理及び課金処理について、図9に示すフローチャートに
基づき説明する。管理用サーバ2のデータベース27に
は、店舗情報25として、店舗名や住所等の属性情報2
9とともに、バーゲン情報や特典情報等の広告情報30
が記憶されている。また、前述したように、データベー
ス27には、登録顧客7の個別情報26として、顧客端
末5のメールアドレスや識別情報33が記憶されてい
る。そして、管理用サーバ2は、登録店舗6から依頼さ
れた特定の広告情報30を登録顧客7に提供するため、
登録顧客7が所有する顧客端末5にその広告情報30を
電子メールにて配信する。
【0068】ここで、登録店舗6がハンバーガーショッ
プである場合の事例を示す。管理用サーバ2は、このハ
ンバーガーショップとの取り決めにより、「来店したお
客様に当店のハンバーガーを一個無料でプレゼントしま
す」等の広告情報30を、顧客端末5に電子メールにて
配信していたものとする。
【0069】ハンバーガーショップの店舗端末4には、
顧客認証システム1の利用に際して登録顧客7の認証情
報及び購入情報(購入金額等)を入力することが可能に
なっており、常時入力待ちの状態、すなわち識別コード
を要求する状態になっている(ステップS7)。そし
て、登録顧客7がこの電子メールを見てハンバーガーシ
ョップに来店し、飲食・購入等の代金清算をする際に、
携帯電話11の裏面12に貼着された記録媒体13を提
示する。店員がこの記録媒体13に読取手段66を当て
ると、記録媒体13に記憶された識別コードが読取られ
管理用サーバ2に送信される(ステップTT1)。
【0070】管理用サーバ2は、店舗端末4から識別コ
ードを受信すると(ステップS8においてYES)、そ
の認証情報を用いて来店顧客が登録店舗6の登録顧客7
であることの認証を行う(ステップS9)。このとき、
識別コードがデータベース27に記憶された識別情報3
3に合致しない場合には(ステップS10においてN
O)、来店顧客が登録顧客7ではなく本システム1を利
用できない旨を、店舗端末4に通知する(ステップS1
6)。
【0071】一方、認証が正常に行われた場合、すなわ
ち識別コードが識別情報33に合致した場合には(ステ
ップS10においてYES)、店舗端末4の画面に登録
顧客7の情報を表示させる(ステップS11)。この例
では、顧客情報として顧客の識別コード、氏名、利用店
名、及びサービス内容とその期間等が表示される。
【0072】また、これと同時に管理用サーバ2は、今
回の購入情報(例えば金額)の入力を要求する(ステッ
プS12)。このとき、所定時間経過しても購入情報の
入力が行われず、これを受信できない場合には(ステッ
プS12においてNO)、店舗端末4に対してエラー通
知を行い(ステップS16)、処理を終了する。
【0073】一方、店舗端末4から購入情報が入力され
(ステップTT2)、管理用サーバ2がそれを受信した場
合には(ステップS12においてYES)、管理用サー
バ2は、購入金額に応じた利用料金を計算するととも
に、顧客に今回付与するポイント数及び累積ポイント数
を計算し、店舗利用情報35としてデータベース27に
書込む(ステップS13)。そして、登録店舗6にこの
利用料金の課金を行い(ステップS14)、その課金情
報及びポイント情報を店舗端末4に送信する(ステップ
S15)。これにより、店舗端末4は、課金情報及びポ
イント情報を取得することが可能になる(ステップTT
3)。
【0074】ここで、ポイント数は、登録顧客7がこの
顧客認証システム1を利用したことを識別するためのも
のである。従って、このシステム1の運営者は、このポ
イント数がある場合にのみ、ポイント数に応じた利用料
金を徴収することになる。なお、登録顧客7は、顧客端
末5から管理用サーバ2にアクセスして自己の識別コー
ドを入力することにより、ポイント情報を取得し、ポイ
ント数に応じたプレゼントをシステム1の運営者に請求
することができる。
【0075】以上のように処理されることにより、ハン
バーガーショップの来店顧客が、管理用サーバ2から配
信された広告情報30を受取って来店した者であること
を明確に認定することができる。このため、ハンバーガ
ーショップ側も本システム1による宣伝広告の効果を正
当に評価することができ、その利用料金を成功報酬とし
て支払うことができる。
【0076】また、ハンバーガーショップ側は、登録顧
客7に対して約束の特典(ハンバーガー)を提供するこ
とになるが、このハンバーガーを目当てに来店した顧客
の大半は、所謂「ついで買い」をすると考えられ、トー
タル的に十分な利益を上げることができると考えられ
る。さらに、ポイントシステムを採用することで、店舗
側による購入金額の正当性を、実質的に登録顧客7にチ
ェックさせる構成となるため、店舗側の不正行為を未然
に防止することができる。
【0077】また、携帯電話11の一部が本人を特定す
るための手段として機能するため、記録媒体13の取扱
いが容易になるとともに、紛失の恐れを低減できる。
【0078】次に、顧客認証システム1におけるアドレ
ス案内サービスついて、図10に示すフローチャートに
基づき説明する。本実施形態の顧客認証システム1は、
登録顧客7の顧客端末5におけるメールアドレスが変更
されたとき、その過去のメールアドレス(旧メールアド
レスという)を入力することにより、最新のメールアド
レス(新メールアドレスという)を取得可能とする機能
を備えている。
【0079】具体的に説明すると、登録顧客7の新メー
ルアドレスを取得したい第三者8は、まず、アドレス取
得端末9(本発明の端末装置で相当)を広域ネットワーク
3に接続し、管理用サーバ2への接続指示を入力する
(ステップAT1)。管理用サーバ2では、アドレス取
得端末9(例えば第三者8が所有する携帯電話)からの
接続があるか否かを判断し、接続があったと判断すると
(ステップS17においてYES)、旧メールアドレス
の入力を要求する(ステップS18)。
【0080】そこで、第三者8はアドレス取得端末9に
表示される検索画面に従って、繋がらないメールアドレ
ス(すなわち旧メールアドレス)を入力し、「検索スイ
ッチ」をクリックする(ステップAT2)。ここで、管
理用サーバ2は、所定時間経過しても旧メールアドレス
が受信されない場合(ステップS19においてNO)、
検索する意思がないものとみなし、案内サービスを終了
する。
【0081】一方、旧メールアドレスを受信した場合に
は(ステップS19においてYES)、データベース2
7に個別情報26として記憶された旧メールアドレスの
中から、該当するメールアドレスを抽出することによ
り、顧客端末5を特定する(ステップS20)。そし
て、この検索結果(登録顧客7の氏名を含む)をアドレ
ス取得端末9に送信する(ステップS21)。なお、旧メ
ールアドレスに該当する登録顧客7が複数登録されてい
る場合には、複数の氏名を一覧表として送信する。
【0082】これにより、アドレス取得端末9の表示画
面に検索結果が表示され、第三者8は相手の氏名を確認
することが可能になる(ステップAT3)。そして、第
三者8は、アドレス取得端末9に確認情報を入力する
(ステップAT4)。確認情報には、表示画面に表示さ
れた氏名が、電子メールを送ろうとしている相手である
ことを確認した旨と、自己の氏名及びアドレス取得端末
9のメールアドレス等からなる個人情報とが含まれる。
【0083】そして、管理用サーバ2は、所定時間経過
しても、確認情報を受信できない場合、または検索結果
に該当する氏名が含まれていない旨が指示された場合に
は(ステップS22においてNO)、案内サービスを終
了する。一方、確認情報を受信した場合には(ステップ
S22においてYES)、メールの送信相手である登録
顧客7の顧客端末5に対して、第三者8の氏名等を送信
し、この第三者8に顧客端末5のメールアドレスを通知
しても良いかの確認を要求する(ステップS23)。例
えば「Aさんからメールアドレスの問合せが来ていま
す。お知らせしてもよいですか?」を顧客端末5の表示
画面に表示させる。これにより、登録顧客7は、顧客端
末5によって問合せを認識するとともに、回答(「は
い」または「いいえ」)を選択指示することが可能にな
る。
【0084】顧客端末5によって回答が選択されると
(ステップKT4)、管理用サーバ2は、回答を基に通
知の許可を判断し、許可された場合には(ステップS2
4においてYES)、アドレス取得端末9に対して顧客
端末5の新アドレスを案内し(ステップS25)、許可
されなかった場合には(ステップS24においてN
O)、新メールアドレスを取得できなかった旨を通知す
る(ステップS26)。
【0085】このように、第三者8は、登録顧客7の新
メールアドレスを取得可能になり(ステップAT5)、
このシステム1の利便性を実感できることから、本シス
テム1への登録が促される。また、メールアドレスの変
更を第三者8に知らせるためにメールアドレスを登録す
る機能と、登録顧客7の個人情報32としてメールアド
レスを登録する機能とが連動するため、登録顧客7の入
力操作によって、データベース27のメールアドレスを
更新できる。これにより、メールアドレスの変更による
実質的な登録顧客数の低下を抑制できる。特に、個別情
報26が記憶されたデータベース27の一部が、メール
アドレスを案内するためのデータベース(本発明の第二
データベースに相当)として利用されることから、登録
顧客7の入力操作によって個別情報26内のメールアド
レスが直接変更されることになる。
【0086】次に、店舗端末4における登録顧客7のメ
ールアドレスの登録、及び登録されたメールアドレスの
利用ついて、図11及び図12に示すフローチャートに
基づき説明する。データベース27には、登録店舗6毎
に登録された登録顧客7のメールアドレスが記憶され、
このメールアドレスを基に、各登録店舗6の広告情報3
0が配信される。このようにメールアドレスは極めて価
値の高い情報であり、その情報を取得するために各登録
店舗において営業努力がなされている。そこで、本実施
形態の顧客認証システム1では、新規なメールアドレス
を登録した登録店舗6に対して特典を付与することによ
り、メールアドレスの登録を促進している。
【0087】具体的には、まず、登録店舗6の店員等
が、店舗端末4を利用して登録顧客7のメールアドレス
を入力する(ステップKT4)。管理用サーバ2では、
メールアドレスを受信すると(ステップS28において
YES)、そのメールアドレスを登録顧客7の個人情報
32としてデータベース27に記憶する(ステップS2
9)。そして、記憶するメールアドレスが新規である場
合、すなわちデータベース27に登録されていないメー
ルアドレスの場合には(ステップS30においてYE
S)、このメールアドレスを入力した登録店舗6を、こ
のメールアドレスにおける第一登録店舗として設定する
(ステップS31)。なお、新規でない場合には(ステ
ップS30においてNO)、ステップS31の処理を実
行しない。
【0088】店舗端末4では、メールアドレスを入力し
た後、そのメールアドレスを所定の登録店舗(例えば競
合他社)に利用させないように設定することが可能であ
る。つまり、利用を禁止する登録店舗の名称を指名情報
として入力する(ステップKT5)。管理用サーバ2で
はその情報を受信すると(ステップS32においてYE
S)、指名された登録店舗がそのメールアドレスを利用
できないように設定する(ステップS33)。なお、メ
ールアドレスが入力されてから所定時間が経過しても指
名情報が受信されない場合には(ステップS32におい
てNO)、ステップS33の処理を実行することなく、
メールアドレスの登録処理を終了する。
【0089】一方、登録店舗6が広告情報30を配信す
るにあたって、他の登録店舗6が登録したメールアドレ
スを利用する場合には、店舗端末4にメールアドレスの
利用を希望する旨の指示を入力する(ステップKT
6)。そして、管理用サーバ2は、店舗端末4からその
旨の指示を受信すると(ステップS34においてYE
S)、データベース27に記憶されている顧客端末5の
メールアドレスを指示のあった登録店舗6に対応させる
(ステップS35)。この際、店舗端末4から登録顧客
7の属性(居住地域または年齢層等)に関する情報が入
力された場合には、その属性に合致する登録顧客7のみ
を抽出し、その登録顧客7のメールアドレスを登録店舗
6に対応させる。これにより、登録店舗6は、他の登録
店舗6が登録したメールアドレスを利用して自己の広告
情報30を配信することが可能になる。なお、ステップ
S33において設定されたメールアドレスについては、
利用が禁止される。
【0090】そして、メールアドレスを利用した場合に
は、システム1の利用料金に加え、メールアドレス使用
料を課金する(ステップS36)とともに、そのメール
アドレスにおいて第一登録店舗として設定された登録店
舗6、すなわち最初にそのメールアドレスを登録した登
録店舗6を支払先として決定する(ステップS37)。
つまり、メールアドレス使用料として課金された金額の
全て或いは一部を、第一登録店舗の特典として支払うこ
とが可能になる。なお、他の登録店舗6が登録したメー
ルアドレスは利用できるものの、直接認識することがで
きないように設定されているため、利用者は広告情報3
0を配信する毎に課金されることになる。
【0091】このように、データベース27に新規なメ
ールアドレスを入力した店舗端末4は、それによって利
益を得ることが可能になる。つまり、メールアドレス市
場を形成できる。このため多くのメールアドレスを収集
することが可能になり、数多く登録顧客7に広告情報3
0を配信することが可能になる。また、登録店舗6が指
名した相手に対してメールアドレスの利用を禁止するた
め、登録店舗は安心してメールアドレスを入力すること
が可能となる。
【0092】次に、本システム1と他のシステムとの関
連について説明する。本システム1を導入しようとする
店舗が、それ以前に他のシステムを使用していた場合に
は、本システム1と他のシステムとを関連付けることに
より、両システムを容易に運営していくことが可能にな
る。詳細には、管理用サーバ2のデータベース27に
は、他のシステムにおける顧客管理コードが個人情報3
2として記憶されている。管理用サーバ2は、顧客端末
5としての携帯電話11から登録顧客7の識別コードが
入力されると、この識別コードに対応する顧客管理コー
ドを読出すとともに、その携帯電話11に送信し、顧客
管理コードを携帯電話11の表示画面にバーコードで表
示させる。これにより、一台の携帯電話11において、
本システム1の識別コードを記録するとともに、他のシ
ステムの顧客管理コードを必要に応じて表示させること
が可能となる。つまり、他のシステムにおける顧客管理
コードを携帯電話11の表示画面に表示されたバーコー
ドから読取ることが可能になる。つまり、二つのシステ
ムを関連付けて容易に運営していくことが可能になる。
【0093】また、本システム1は、他のポイントシス
テムと連動させることも可能である。例えば携帯電話の
販売店において運営されているポイントシステムと連動
させるようにすれば、本システム1に加入している登録
店舗6における商品、例えばハンバーガー等のファース
トフードを、携帯電話の販売店におけるポイント商品と
して提供することが可能になる。これにより、ポイント
商品の種類が豊富になることから、ポイントシステムに
加入する希望者が増えるとともに、ポイント数を集める
楽しみを高めることができる。また、各企業体間の交渉
は管理用サーバ2の運営者が行うことから、煩わしい交
渉が不要となり、ポイントシステムの運営が簡略化され
る。また、このようなポイントシステムに加入する特典
として、各登録店舗6の広告情報30(例えば、ハンバ
ーガーをプレゼントする、というような「おいしいプレ
ゼントメール」)を配信するように設定すれば、さらに
ポイントシステムの魅力が増え、加入者の増加が期待で
きる。
【0094】さらに、本システム1は、本願出願人が先
に提案した名刺管理システムに連動させることが可能で
ある。名刺管理システムとは、事業活動の中でビジネス
マンが実際に交換する名刺にwebコードを印刷し、名
刺を受取った人が広域ネットワーク3上のそのwebコ
ードにアクセスすると、その名刺データが、その人の端
末装置に取込まれるものである。
【0095】具体的な流れを、図13の概念図に基づい
て説明する。利用者A75は、このシステムを利用する
ために、管理用サーバ2にアクセスし、自分の名刺デー
タと、自己紹介や商品説明等の自分がアピールしたい内
容等を配信情報として登録する。管理用サーバ2の運営
者は、データベース27における利用者A75の管理領
域を設定し、これをアクセスするための専用のwebコ
ード(識別コードに相当)を発行する。このwebコー
ドには、アクセスコードとkeyコードが含まれてい
る。
【0096】このアクセスコードは、名刺データに含ま
れる一般情報を取得するためのコードであり、keyコ
ードは、名刺データに含まれる詳細情報を取得するため
のコードである。
【0097】利用者A75は、この二つのコードを取得
し、これを自己の名刺に印刷する。或いは、管理用サー
バ2の運営者から発行された記録媒体13を自分の名刺
に貼る。そして、利用者A75は、これらのコードが印
刷または貼着された名刺を利用者B76に渡す。
【0098】利用者B76は、利用者A75に対して興
味を持った場合には、管理用サーバ2に自分のメールア
ドレスを登録することにより、管理用サーバ2に自由に
アクセスして利用者A75の名刺データと、自己紹介や
商品説明等の情報を取得することができる。
【0099】この際、管理用サーバ2は、そのデータベ
ース27に利用者B76についての管理領域を設定する
とともに、利用者B76専用のパスワードを発行し、利
用者A75の名刺データ等を利用者B76の端末装置に
送信する。そして、管理用サーバ2は、利用者B76の
情報、及び利用者B76が利用者A75の情報を取得し
た旨の情報を利用者A75の管理領域に記録する。
【0100】また、利用者A75は、自分の名刺データ
に追加または変更をしたい場合、或いはその他の新規の
情報を追加配信したい場合には、その内容を管理用サー
バ2に登録することができる。すると、管理用サーバ2
は、利用者A75の情報を取得したことのある利用者B
76の管理領域内の情報の更新処理を行い、利用者B7
6がアクセスした際に更新情報を表示してダウンロード
を促す。この更新管理機能を利用すれば、ビジネスマン
のパーソナルな情報発信網が、通常の営業活動を通じて
自然に構築できることになる。
【0101】このように、本システム1を名刺管理シス
テムと連動させることにより、事業会社の従業員(ビジ
ネスマン)の管理コードと、登録顧客7の管理コードと
を同一の番号体系の基で運営することが可能になる。こ
の結果、ビジネスマンが本システム1における各種特典
を享受できるようになるとともに、メールアドレス等の
個人情報の取得が容易になる。
【0102】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可
能である。
【0103】すなわち、上記実施形態の顧客認証システ
ム1では、記録媒体13に認証情報としてバーコードを
印刷するものを示したが、認証情報を電子透かしにより
埋込むようにしてもよい。具体的には、図14に示すよ
うに、携帯電話80の裏面81に記録媒体82が貼着さ
れることは、前記実施形態と同様であるが、記録媒体8
2の表面に印刷された広告表示83に、認証情報が電子
透かしにより埋込まれている。つまり、広告表示83の
画像データに認証情報を人の目に見えないように多重化
して埋込むものである。
【0104】電子透かしにより埋込まれた認証情報は、
読取手段84によって読取ることができる。読取手段8
4は、記録媒体82に印刷された画像をCCDカメラに
よって読取りデジタルの画像データに変換する画像読取
部85と、デジタルの画像データから認証情報を抽出す
る情報抽出部86と、抽出した認証情報を利用可能な形
に処理する情報処理部87とを備えている。
【0105】このように電子透かし技術を用いることに
より、認証情報を目に見えない形で載せることができる
ため、広告表示83を損なうことがなくなる。つまり、
記録媒体82の全面に広告を表示することが可能とな
り、携帯電話80の裏面81における限られたスペース
を有効に活用することが可能になる。
【0106】また、上記実施形態の顧客認証システム1
では、記録媒体13としてシール状のものを示したが、
広告表示等が印刷された紙を、それより大きな面積のフ
ィルムで覆い、フィルムの周縁を携帯電話11の裏面1
2に溶着させることにより、紙を固定するようにしても
よい。また、携帯電話11の裏面12に、広告表示や認
証情報を直接印刷するようにしてもよい。この場合、携
帯電話11の裏面12が記録媒体となる。ただし、上記
実施形態のように、シールから構成することにより、剥
がすことが可能となるため、記録媒体13の交換等を容
易に行える。
【0107】また、上記実施形態の顧客認証システム1
では、記録媒体13として四角形のものを示したが、記
録媒体13の形状は特に限定されるものではなく、例え
ば、丸型や星型の形状を呈したものでもよい。特に、デ
ザインの優れた形状にすることにより、携帯電話11の
美感を高めることができるため、登録顧客7に受入れや
すくなる。
【0108】さらに、上記実施形態の顧客認証システム
1では、記録媒体13にバーコード15を印刷すること
により認証情報を記録するものを示したが、記録媒体と
してICチップを備え、このICチップに認証情報を書
込むようにしてもよい。具体的には、図15に示すよう
に、ICチップ88は、共振用コイル及びそれに並列接
続されたコンデンサを含むLC共振器89と、充電用の
コンデンサを有し共振用コイルにて発生した起電力を蓄
えるとともに、その起電力をICチップ88の作動用電
力として出力する充放電部90とを備えている。また、
認証情報として識別コードを記憶することが可能な記憶
部92と、読取手段94からの指示に応じて、記憶部9
2に記憶された識別コードを送信する制御部91とを備
えている。
【0109】読取手段94は、機能的構成として、通信
制御部95、電力供給制御部96、及びデータ読出部9
7を備えている。電力供給制御部96は、通信制御部9
5を介して通信用コイル(図示しない)に流れる電流を
変化させることにより、LC共振器89の共振用コイル
に鎖交する磁束を変化させ、共振用コイルに起電力を発
生させるものである。また、データ読出部97は、IC
チップ88の充放電部90に電力が充電された状態にお
いて、ICチップ88の制御部91に送信指示を送出
し、記憶部92に記憶されている識別コードを、LC共
振器89の共振コイルを介して読取手段94の受信用コ
イルに送信させるものである。なお、読取手段94にデ
ータ書込部98を備えるようにすれば、各登録店舗6に
おいてICチップ88の記憶部92に識別コード等の情
報を書込むことも可能になる。つまり、一つのICチッ
プ88に複数の登録店舗6における認証情報が書込むこ
とが可能になるため、上記したリンク情報34を省くこ
とが可能になる。
【0110】上記実施形態の顧客認証システム1では、
登録の際に発行される記録媒体13を携帯電話11の裏
面12に貼るようにしたが、複数の枚数の記録媒体13
を発行し、残りの記録媒体13を所定の台紙に貼らせる
ようにしてもよい。この台紙としては、カードサイズの
大きさで、予めに区画形成された所定個数(例えば16
領域)の貼着領域を有するものが望ましい。つまり、複
数の登録店舗6において発行された記録媒体13を、一
枚のカードとして扱うことが可能となることから、それ
を財布等に収容しておけば、携帯電話11を携帯しない
場合でも認証を受けることが可能になる。なお、台紙を
二つ折りまたは三つ折りに形成すれば、貼着可能な記録
媒体13の枚数を増やすことができる。そして、台紙を
用いることにより、登録顧客7は、多種類の記録媒体1
3を集めることに楽しみを味わえるようになる。
【0111】上記実施形態の顧客認証システム1では、
携帯端末として携帯電話11を示したが、携帯パソコン
やパッド等の携帯可能な端末装置であれば、携帯電話1
1の代わりに利用することが可能である。また、上記実
施形態では、顧客の売上高に応じた利用料金を登録店舗
6から徴収するものを示したが、徴収形態は特に限定さ
れるものではなく、例えば月額固定で徴収するものであ
ってもよい。
【0112】さらに、上記実施形態の顧客認証システム
1では、店舗端末4において顧客のメールアドレスを入
力する際に、他社への利用を禁止するための指名情報を
入力可能とするもの、すなわち個々のメールアドレスに
対して指名情報を個別に設定するものを示したが、例え
ば複数のメールアドレスを入力した以降に、一括して指
名情報を設定するようにしてもよい。このようにすれ
ば、登録店舗における入力の手間が軽くなる。
【0113】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の顧客認
証システムは、記録媒体に記録された認証情報を管理用
サーバに送信することにより、登録店舗に来店した顧客
を簡易に認証できる。また、携帯端末の一部が本人を特
定するための手段として機能するため、記録媒体の取扱
いが容易になるとともに、紛失の恐れを低減できる。
【0114】請求項2の発明の顧客認証システムは、請
求項1の発明の効果に加えて、管理用サーバのデータベ
ースに登録顧客の個別情報が記憶され、その情報を基に
認証が行われるため、携帯端末に貼着される記録媒体に
は、最小限の認証情報のみ記録すれば良く、記録媒体の
大きさを小型化できるとともに安価に構成できる。した
がって、記録媒体を提供する側の金銭的な負担を軽減で
きる。
【0115】請求項3の発明の顧客認証システムは、請
求項1または請求項2の発明の効果に加えて、バーコー
ドによって認証することが可能となるため、記録媒体の
構成が極めて簡略化され安価に製造できる。また、記録
媒体が携帯端末の表面または裏面から殆ど突出しないた
め、携帯端末の利用の際に支障となることがない。
【0116】請求項4の発明の顧客認証システムは、請
求項1乃至請求項3のいずれか一つの発明の効果に加え
て、記録媒体に宣伝機能が付加されることから、登録店
舗側における記録媒体の価値を高めることができる。そ
して、各登録店舗は、携帯端末の表面または裏面という
限られたスペースに、自社の広告が貼着されるように、
競合って会員を獲得することとなる。このため、多くの
個別情報を収集でき、データベースの拡大を図ることが
できる。
【0117】請求項5の発明の顧客認証システムは、請
求項4の発明の効果に加えて、記録媒体の表面全体に広
告を印刷することが可能になるため、記録媒体の価値を
さらに高めることができる。
【0118】請求項6の発明の顧客認証システムは、請
求項3乃至請求項5のいずれか一つの発明の効果に加え
て、透明保護シールによって印刷面が保護されるため、
印刷の剥がれが防止され、長期に亘って使用できる。特
に、認証情報としてバーコードが印刷されている場合に
は、バーコードの一部が欠けたり不鮮明となることがな
いため、認証情報を確実に読取ることができる。
【0119】請求項7の発明の顧客認証システムは、請
求項1または請求項2の発明の効果に加えて、ICチッ
プを利用することにより、記録可能な情報量を大幅に増
やすことができる。また、ICチップに読書き可能な記
憶手段を備えるようにすれば、一つのICチップに複数
の登録店舗における認証情報を書込むことが可能とな
る。
【0120】請求項8の発明の顧客認証システムは、請
求項2の発明の効果に加えて、メールアドレスの変更を
第三者に知らせるためにメールアドレスを登録する機能
と、登録顧客の個別情報としてメールアドレスを記憶す
る機能とが連動するため、登録顧客の入力操作によっ
て、データベースのメールアドレスを更新できる。これ
により、メールアドレスの変更による実質的な登録顧客
数の低下を抑制できる。
【0121】請求項9の発明の顧客認証システムは、請
求項8の発明の効果に加えて、目的の異なる二つの機能
のデータベースを兼用することにより、メールアドレス
の転送等の処理が不要になり、プログラムが簡略化でき
る。
【0122】請求項10の発明の顧客認証システムは、
請求項8または請求項9の発明の効果に加えて、登録顧
客がメールアドレスを複数回変更することがあっても、
それらを全て登録することにより、過去に使用していた
複数のメールアドレスのうち、いずれか一つのメールア
ドレスを知る第三者に対して、最新のメールアドレスを
知らせることができる。
【0123】請求項11の発明の顧客認証システムは、
請求項2または請求項8乃至請求項10のいずれか一つ
の発明の効果に加えて、いずれかの登録店舗から提供さ
れた記録媒体が携帯端末に貼着されていれば、どの登録
店舗においても、その記録媒体によって認証することが
可能となる。このため、利用する登録店舗の数が増えた
場合でも、携帯端末の表面または裏面が煩雑になること
を防止できる。
【0124】請求項12の発明の顧客認証システムは、
請求項2または請求項8乃至請求項11のいずれか一つ
の発明の効果に加えて、一台の携帯端末に、本システム
の認証情報を記録するとともに、他のシステムの顧客管
理コードを必要に応じて表示させることができる。つま
り、二つのシステムを関連付けて容易に運営していくこ
とが可能になる。
【0125】請求項13の発明の顧客認証システムは、
請求項2または請求項8乃至請求項12のいずれか一つ
の発明の効果に加えて、データベースに新規なメールア
ドレスを入力した登録店舗は、それによって利益を得る
ことが可能になる。つまり、メールアドレス市場を形成
できる。このため多くのメールアドレスを収集すること
が可能になり、数多くの顧客に店舗情報を配信すること
が可能になる。
【0126】請求項14の発明の顧客認証システムは、
請求項13の発明の効果に加えて、登録店舗が指名した
相手に対してメールアドレスの利用を禁止するため、登
録店舗は安心してメールアドレスを入力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である顧客認証システムの
構成を示す説明図である。
【図2】顧客認証システムにおいて使用される携帯電話
の構成を示す背面図である。
【図3】顧客認証システムにおけるサーバの機能的構成
を示すブロック図である。
【図4】顧客認証システムにおけるサーバの機能的構成
を示すブロック図である。
【図5】サーバの記憶手段に構築されたデータベースを
説明するための説明図である。
【図6】サーバの記憶手段に構築されたデータベースを
説明するための説明図である。
【図7】顧客認証システムにおける店舗端末の機能的構
成を示すブロック図である。
【図8】顧客認証システムにおける処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図9】顧客認証システムにおける処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図10】顧客認証システムにおける処理の流れを示す
フローチャートである。
【図11】顧客認証システムにおける処理の流れを示す
フローチャートである。
【図12】顧客認証システムにおける処理の流れを示す
フローチャートである。
【図13】顧客認証システムにおける名刺交換支援機能
の処理の流れを示すブロック図である。
【図14】他の携帯電話及び読取手段の構成を示す説明
図である。
【図15】さらに他の携帯電話及び読取手段の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 顧客認証システム 2 管理用サーバ 3 広域ネットワーク 4 店舗端末 5 顧客端末 6 登録店舗 7 登録顧客 8 第三者 9 アドレス取得端末9(所定の端末装置) 11,80 携帯電話(携帯端末) 12,81 裏面 13,82 記録媒体 14 広告表示 15 バーコード(認証情報) 16 透明保護シール 21 記憶手段 25 店舗情報 26 個別情報 27 データベース(第二データベース) 32 個人情報 33 識別情報 34 リンク情報34(関連付け) 37 指名情報認識手段(指名手段) 38 利用禁止手段 40 認証手段 41 認証結果出力手段(認証結果送信手段) 45 第二課金手段(課金手段) 46 支払先設定手段 50 アドレス変更手段(アドレス登録手段,アドレス
更新手段) 52 アドレス出力手段(アドレス読出手段,アドレス
送信手段) 54 管理コード出力手段(管理コード読出手段,管理
コード送信手段) 64 表示装置 65 表示制御手段 66,84,94 読取手段 71 認証情報出力手段(送信手段) 72 認証結果認識手段(認識手段) 83 広告表示(認証情報) 88 ICチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/00 601 G06F 13/00 601C 15/00 330 15/00 330G G06K 7/00 G06K 7/00 U 17/00 17/00 A G09F 19/00 G09F 19/00 Z H04L 9/32 H04L 9/00 675D

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 登録店舗の店舗端末と、登録顧客の認証
    を管理する管理用サーバとが、広域ネットワークを介し
    て接続された顧客認証システムであって、 前記店舗端末は、 前記登録顧客が所有する携帯端末の表面または裏面に設
    けられた記録媒体から、前記登録顧客本人を特定するた
    めの認証情報を読取る読取手段と、 該読取手段によって読取られた前記認証情報を、前記広
    域ネットワークを介して前記管理用サーバに送信する送
    信手段と、 前記認証情報を基に判断された認証結果が、前記管理用
    サーバから前記広域ネットワークを介して入力される
    と、前記認証結果を認識する認識手段と、 該認識手段によって認識された前記認証結果を表示装置
    に表示させる表示制御手段とを具備することを特徴とす
    る顧客認証システム。
  2. 【請求項2】 前記管理用サーバは、 少なくとも前記登録顧客の個別情報をデータベースに記
    憶する記憶手段と、 前記店舗端末から前記認証情報が入力されると、該認証
    情報を、前記データベースに記憶された前記個別情報と
    照合し、前記登録店舗の前記登録顧客であることを認証
    する認証手段と、 該認証手段によって認証された前記認証結果を、前記店
    舗端末に送信する認証結果送信手段とを具備することを
    特徴とする請求項1に記載の顧客認証システム。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体の表面に、前記認証情報を
    有するバーコードが印刷されていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の顧客認証システム。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体の表面に広告表示が印刷さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れか一つに記載の顧客認証システム。
  5. 【請求項5】 前記広告表示が印刷された前記記録媒体
    の表面に、前記認証情報が電子透かしにより埋込まれて
    いることを特徴とする請求項4に記載の顧客認証システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体の表面が、透明保護シール
    によって被覆されていることを特徴とする請求項3乃至
    請求項5のいずれか一つに記載の顧客認証システム。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体は、前記認証情報が記憶さ
    れたICチップを有することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の顧客認証システム。
  8. 【請求項8】 前記登録顧客の前記個別情報には、前記
    登録顧客が所有する顧客端末のメールアドレスが含ま
    れ、 前記管理用サーバは、 前記登録顧客が前記顧客端末の前記メールアドレスを変
    更した際の、変更前後におけるメールアドレスを互いに
    関連付けて第二データベースに登録するアドレス登録手
    段と、 所定の端末装置から前記広域ネットワークを介して前記
    顧客端末の変更前の旧メールアドレスが入力され、変更
    後の新メールアドレスの問合わせがあると、前記旧メー
    ルアドレスに対応する前記新メールアドレスを、前記第
    二データベースから読出すアドレス読出手段と、 該アドレス読出手段によって読出された前記新メールア
    ドレスを、問合わせのあった前記端末装置に送信するア
    ドレス送信手段と、 前記アドレス登録手段によって前記新メールアドレスを
    登録する際、前記データベースにおける前記登録顧客の
    前記メールアドレスを前記新メールアドレスに更新する
    アドレス更新手段とをさらに備えることを特徴とする請
    求項2に記載の顧客認証システム。
  9. 【請求項9】 前記データベースが、前記第二データベ
    ースを兼ねていることを特徴とする請求項8に記載の顧
    客認証システム。
  10. 【請求項10】 前記第二データベースは、夫々の前記
    登録顧客に対して、複数の前記旧メールアドレスを登録
    可能とすることを特徴とする請求項8または請求項9に
    記載の顧客認証システム。
  11. 【請求項11】 前記認証情報は、前記登録店舗毎に異
    なるように、予め割当てられた範囲の中から設定される
    識別コードからなり、 前記管理用サーバの前記データベースは、前記識別コー
    ドとともに、各登録店舗において設定された同一の前記
    登録顧客における前記識別コードの関連付けを記憶し、 前記管理用サーバの前記認証手段は、複数の前記店舗端
    末の少なくともいずれか一つから前記識別コードが入力
    されると、該識別コードを、前記データベースに記憶さ
    れた前記関連付けを基に照合し、いずれか一つの前記個
    別情報と合致した場合に、前記登録店舗の前記登録顧客
    であることを認証することを特徴とする請求項2、また
    は請求項8乃至請求項10のいずれか一つに記載の顧客
    認証システム。
  12. 【請求項12】 前記管理用サーバの前記データベース
    には、他のシステムで使用されていた顧客管理コード
    が、前記個別情報に対応して記憶され、 前記管理用サーバは、前記登録顧客の前記携帯端末から
    前記認証情報が入力されると、前記データベースから前
    記認証情報に対応する前記顧客管理コードを読出す管理
    コード読出手段と、 該管理コード読出手段によって読出された前記顧客管理
    コードを、前記登録顧客の前記携帯端末に送信し該携帯
    端末の表示部に表示させる管理コード送信手段とをさら
    に備えることを特徴とする請求項2、または請求項8乃
    至請求項11のいずれか一つに記載の顧客認証システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記登録顧客の個別情報には、前記登
    録顧客が所有する顧客端末のメールアドレスが含まれ、 前記管理用サーバの前記データベースは、前記メールア
    ドレスを、それを入力した前記店舗端末に対応して記憶
    するとともに、その入力された前記メールアドレスが前
    記データベースに初めて記憶されるメールアドレスの場
    合、入力した前記登録店舗を第一登録店舗として設定
    し、 前記管理用サーバーは、 いずれかの前記登録店舗が前記メールアドレスを利用す
    るにあたって、他の登録店舗が入力した前記メールアド
    レスを利用する場合、該メールアドレスを利用する前記
    登録店舗に対して、メールアドレス使用料を課金する課
    金手段と、 前記メールアドレス使用料の支払先を、そのメールアド
    レスにおける前記第一登録店舗に設定する支払先設定手
    段とをさらに備えることを特徴とする請求項2、または
    請求項8乃至請求項12のいずれか一つに記載の顧客認
    証システム。
  14. 【請求項14】 前記管理用サーバは、 前記登録店舗の指示によって複数の登録店舗の中から任
    意の登録店舗を指名する指名手段と、 該指名手段によって指名された前記登録店舗に対して、
    登録した前記メールアドレスの利用を禁止する利用禁止
    手段とをさらに備えることを特徴とする請求項13に記
    載の顧客認証システム。
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