JP2004110456A - 情報処理装置及び表示制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、装置全体の状況に応じてLCD付きタッチパッド装置の消費電力を抑えることが可能な情報処理装置及び表示制御方法を提供する。
【解決手段】制御プログラム300は、外部イベント情報を取得し、第1イベントあるいは第2イベントの項目が発生したかを判断する(ST11)。カレントテーブル303と異なる状態の第1あるいは第2イベントが発生すると、発生した第1あるいは第2イベントを現在のイベントとしてカレントテーブル303に格納する(ST15)。そして、cPad設定テーブル301を参照して、現在の第1及び第2イベント情報に対応するcPad設定内容を取得し、カレントテーブル303を更新して、cPad20の輝度もしくは動作の変更するよう制御する(ST18)。
【選択図】 図7
【解決手段】制御プログラム300は、外部イベント情報を取得し、第1イベントあるいは第2イベントの項目が発生したかを判断する(ST11)。カレントテーブル303と異なる状態の第1あるいは第2イベントが発生すると、発生した第1あるいは第2イベントを現在のイベントとしてカレントテーブル303に格納する(ST15)。そして、cPad設定テーブル301を参照して、現在の第1及び第2イベント情報に対応するcPad設定内容を取得し、カレントテーブル303を更新して、cPad20の輝度もしくは動作の変更するよう制御する(ST18)。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の表示部を有する情報処理装置に関し、特にこの複数の表示部の省電力機能に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報処理装置やソフトウェアの高度化に伴い、ユーザに提供する情報量も飛躍的に増加しており、表示装置の大型化や高精細化、更には複数の表示装置を有する情報処理装置が登場してきている。
【0003】
例えば従来の技術として、特開2002−132409号公報には、メインの表示デバイスと、このメインの表示デバイスとは別のLCDに積層された透明のタッチパネルからなるタッチパッド入力部とを有するパーソナルコンピュータの構成が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−132409号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置では、メインの表示デバイスには状況に応じてメインのLCDの状態を変更して消費電力を抑える機構を有しているが、メインの表示デバイスとは別のタッチパッド入力部のLCD画面については何ら考慮されていなかった。更に、このタッチパッド入力部にはバックライトが装備されることもあり、通常のタッチパッド装置と比較すると、消費電力が高くなる傾向にあり、消費電力を抑える必要性があった。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、装置全体の状況に応じてLCD付きタッチパッド装置の消費電力を抑えることが可能な情報処理装置及び表示制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、各種アプリケーションプログラムを処理する情報処理装置において、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する主表示装置と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置と、当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、各種アプリケーションプログラムを処理する情報処理装置において、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する主表示装置と、当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記主表示装置の状態を変更する第1の変更手段と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置と、前記第1の変更手段による変更動作に同期して、電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する第2の変更手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の表示制御方法は、各種アプリケーションプログラムを処理し、この各種処理の情報を表示する主表示装置と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置とを有する情報処理装置の表示制御方法において、当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の表示制御方法は、各種アプリケーションプログラムを処理し、この各種処理の情報を表示する主表示装置と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置とを有する情報処理装置の表示制御方法において、当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記主表示装置の状態を変更する第1の変更ステップと、この第1の変更ステップによる変更動作に同期して、電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する第2の変更ステップと、を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報処理装置としてのノート型パーソナルコンピュータA(以下ノート型パソコンと称す)の斜視図である。
【0013】
ノート型パソコンAの本体1は樹脂製の上ケース2および樹脂製の下ケース3を有している。本体1の上面にはキーボード9が搭載されている。本体1の上面前部(キーボード9の前側)はユーザがキーボード9へのデータ入力の際に掌を置くためのアームレスト7が形成される。
【0014】
本体1の後部には一対のヒンジ部5a、5bを介して主表示装置4が開位置と閉位置との間を回動自在に接続されている。主表示装置4にはデータを表示するための主表示手段としての高解像度の液晶ディスプレイ(以下メインLCDと略す)6が組み込まれている。
【0015】
また、アームレスト7のほぼ中央部には、表示一体型のポインティングデバイスとして用いられる副操作部としてのcPad20が配置されており、副表示装置としての低解像度のディスプレイ(以下サブLCD)112bが設けられている。このcPad20は、主表示装置4を閉じた場合、キーボード9と共に主表示装置4によって覆われ、主表示装置4を開かないと使用することができないよう配置されている。
【0016】
また、ノート型パソコンAの本体1の奥手側には、本パソコンAの電源をオン/オフするためのパワーボタン11と、主表示装置4の開閉を検知する開閉検知部12とが設けられている。
【0017】
図2は、図1に示したノート型パソコンAのシステム構成を示すブロック図である。
【0018】
このノート型パソコンAは、図示するように、CPU201、ホストブリッジ202、主メモリ203、グラフィックスコントローラ204、PCI−ISAブリッジ206、I/Oコントローラ207、ハードディスクドライブ(HDD)208、CD−ROMドライブ209、USBコントローラ210、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)211、電源コントローラ213、及びBIOS−ROM215等が設けられている。
【0019】
CPU201は、ノート型パソコンAの動作を制御するために設けられたもので、HDD208から主メモリ203にロードされたオペレーションシステムおよびアプリケーションプログラム/ユーティリティプログラム、更に後述する図6に示す表示切替制御に関するプログラムを実行する。
【0020】
ホストブリッジ202は、CPU201のローカルバスとPCIバス100との間を双方向で接続するブリッジデバイスである。グラフィックスコントローラ204は本パソコンAのメインLCD6を制御する。
【0021】
I/Oコントローラ207はHDD208、CD−ROM209等を制御する。PCI−ISAブリッジ206はPCIバス100とISAバス200を双方向で接続するブリッジデバイスであり、ここには例えばシステムタイマ、DMAコントローラ、割り込みコントローラなどの各種システムデバイスも内蔵されている。
【0022】
USBコントローラ210には、上述したcPad20が接続されている。このcPad20は、タッチパッド112aと、副表示装置としてのサブLCD112bと、バックライト112cとが一体化され、レフト(左)ボタン113a、ライト(右)ボタン113b、及びミドル(中)ボタン113cを含んで構成される。
【0023】
EC/KBC211は、電力管理のためのエンベデッドコントローラ(EC)とキーボード9を制御するためのキーボードコントローラ(KBC)とが集積された1チップマイクロコンピュータである。
【0024】
このEC/KBC211は、電源コントローラ213が接続されており、ノート型パソコンAの各構成へ電源を供給するよう制御すると共に、バッテリ駆動であるかAC電源駆動であるかを検知する電源検知機能も有している。
【0025】
このEC/KBC211は、電源コントローラ213と協同して、ユーザによるパワーボタン11の操作に応じて本パソコンAをパワーオン/パワーオフする機能を有している。また、開閉検知部12からの検出信号に基づいて、電源コントローラ213と協同して、メインLCD6やcPad20への電力供給を制御する省電力機能を有している。
【0026】
BIOS−ROM215には、BIOSが格納されている。このBIOSは本システム内のハードウェアコンポーネントを制御するためのプログラムである。このBIOSには、システムタイマから時間情報を読み取る機能なども含まれている。
【0027】
図3は、主要部における表示制御の動作を説明するプログラム構成図である。ここでは、後述する図4に示すcPad20のサブLCD112bの各種状況に応じた表示設定内容をはじめとするcPad20の機能を設定するcPad設定テーブル301、cPad設定テーブル301の設定内容に従ってサブLCD112bの制御を行う制御手段及び変更手段を構成する制御プログラム300、GUIによりcPad設定テーブル301を作成・変更するcPad設定プログラム311、およびcPad20を構成要素としている。
【0028】
本実施例では、制御プログラム300は、cPad20の表示切替状況を示すカレントテーブル303を有し、キーボード9、開閉検知部12、更には電源コントローラ213等の外部イベント検知装置からの信号やメインLCD設定テーブル302の状態に応じて、cPad設定テーブル301を参照し、cPad20の表示切替制御を実行する。
【0029】
また、制御プログラム300は、メインLCD設定テーブル302を参照し、後述するように、cPad20の表示をメインLCDの表示切替と同調させて、同じ表示状態に切替制御する。
【0030】
また、本実施例では、cPad設定プログラム311は、図5に示すcPadのLCD切替設定画面を用いて、ユーザによって選択された設定内容に、cPad設定テーブル301の表示切替内容を変更する。
【0031】
図4は、cPad設定テーブル301におけるサブLCD112bの表示設定内容を示す図である。本実施例では、外部イベント検知装置からのイベント検知信号やメインLCD6の状態に応じて、予め複数の段階的な表示設定内容が記憶されている。
【0032】
図4に示すcPad設定テーブル301は、インデックス情報を格納領域31に、第1イベント情報を格納領域32に、第2イベント情報を格納領域33に、cPad設定内容情報を格納領域34に格納する。第1イベント情報は、電源コントローラ213からの電源供給状況に応じて、インデックス1からインデックス3の3段階の状況に設定される。
【0033】
インデックス1の第1イベント情報である「バッテリ残量75%」はバッテリ駆動でかつバッテリ残量75%以上の場合を示し、インデックス2の第1イベント情報である「バッテリ残量50%」はバッテリ駆動でかつバッテリ残量50%以上75%未満の場合を示し、インデックス3の第1イベント情報である「AC駆動」はAC電源による駆動の場合を示している。
【0034】
そして、各インデックスの第1イベント情報は、外部イベント検知装置からの信号やメインLCD設定テーブル302の状態に応じて、更に、4段階の第2イベント情報によって場合分けされて設定される。
【0035】
本実施例では、第2イベント情報として、各インデックスの第1イベントの状態を、「通常使用または復帰時」「無使用状態開始」「スクリーンセーバ起動」「メインLCDのクローズ(閉状態)」の4段階の状態に場合分けしている。
【0036】
第2イベント情報の「通常使用または復帰時」は、外部イベント検知装置やメインLCD設定テーブル302に基づいてノート型パソコンAが通常に使用されている、あるいは使用されるため各種機能を復帰させた状態である場合を示している。
【0037】
第2イベント情報の「無使用状態開始」は、外部イベント検知装置やメインLCD設定テーブル302に基づいて使用されなくなった状態を示している。第2イベント情報の「スクリーンセーバ起動」はメインLCD設定テーブル302に基づいてメインLCD6においてスクリーンセーバが起動・表示されている状態を示している。第2イベント情報の「メインLCDのクローズ(閉状態)」は開閉検知部12に基づいて主表示装置4が閉じられている状態を示している。
【0038】
そして、図4に示すcPad設定テーブル301では、インデックス1は、第1イベント情報が「バッテリ残量75%」の場合で、かつ第2イベント情報が「通常使用または復帰時」の時には、cPad設定内容は「輝度4」に、第2イベント情報が「無使用状態開始」の時にはcPad設定内容は「2分」(即ち蒸し様状態開始から2分間が経過したらサブLCD112bを消した状態とする)に、第2イベント情報が「スクリーンセーバ起動」の時にはcPad設定内容は「輝度2」に、第2イベント情報が「メインLCDのクローズ」の時にはcPad設定内容は「(状態変更)なし」に設定されている。
【0039】
インデックス2は第1イベント情報が「バッテリ残量50%」の場合で、かつ第2イベント情報が「通常使用または復帰時」の時にはcPadの設定内容は「輝度1」に、第2イベント情報が「無使用状態開始」の時にはcPadの設定内容は「1分」(即ち蒸し様状態開始から1分間が経過したらサブLCD112bは表示しない状態とする)に、第2イベント情報が「スクリーンセーバ起動」の時にはcPadの設定内容は「表示しない」に、第2イベント情報が「メインLCDのクローズ」の時にはcPadの設定内容は「表示しない」に設定されている。
【0040】
インデックス3は第1イベント情報が「AC駆動」の場合で、かつ第2イベント情報が「通常使用または復帰時」の時にはcPadの設定内容は「輝度4」に、第2イベント情報が「無使用状態開始」の時にはcPadの設定内容は「1分」(即ち蒸し様状態開始から1分間が経過したらサブLCD112bを消した状態とする)に、第2イベント情報が「スクリーンセーバ起動」の時にはcPadの設定内容は「輝度4」に、第2イベント情報が「メインLCDのクローズ」の時にはcPadの設定内容は「(状態変更)なし」に設定されている。
【0041】
そして、これらの第1及び第2イベント時にcPad20のサブLCD112bの表示切替制御の設定内容は、図5に示す設定画面を用いて、設定することできる。
【0042】
図5に示す設定画面において、選択項目「切替えイベント」41にて第1イベントの3つの状態「バッテリ残量75%」「バッテリ残量50%」「AC駆動」を選択することができる。次に選択項目「通常使用状態」42において第2イベントの「通常使用または復帰時」の設定内容が、段階的な輝度表示(例えば、輝度1、輝度2、輝度3、輝度4、・・・)から選択できる。
【0043】
次に選択項目「LCDオフ時間」43において第2イベントの「無使用状態開始」の設定内容が、段階的な時間表示(0分、1分、2分、5分、10分、30分、・・・)から選択できる。次に選択項目「スクリーンセーバ起動中」44において第2イベントの「メインLCDのクローズ」の設定内容が「表示しない」「(状態変更)なし」等から選択できる。
【0044】
また「PCのLCDの切替に同期する」という項目45を選択クリックすることによって、第1イベント及び第2イベントの状態に係わらず、後述するように、cPad20の表示をメインLCDの表示切替と同調させて、同じ表示状態に切替制御する設定内容となる。
【0045】
次に、図6は、カレントテーブル303を示す図である。図6に示すカレントテーブル303では、実行中のイベントとして、現在の第1イベント情報、現在の第2イベント情報、及び現在のcPad設定内容を格納領域51、52、53にそれぞれ格納している。
【0046】
図7は、ノート型パソコンAにおける表示制御方法を説明するフローチャート図である。
図7に示すように、制御プログラム300は、外部イベント検知装置からのイベント検知信号やメインLCD6の状態情報等の外部イベント情報を取得し、この取得した外部イベント情報から、予め設定されている第1イベントあるいは第2イベントの項目が発生したかを判断する(ST11)。
【0047】
例えば、第1イベントに挙げられるように、特に電源コントローラ213からの電源供給状況に基づいて、バッテリ駆動からAC電源駆動に切替えられたり、AC電源駆動からバッテリ駆動に切替えられたり、バッテリ残量が75%以下となった場合等、第1イベントの項目が発生したと判断する。
【0048】
また、第2イベントに挙げられるように、スクリーンセーバが起動したり、主表示装置4(メインLCD6含む)の開閉動作が行われたり、無使用状態であったのが通常使用される状態に変わった場合等、第2イベントの項目が発生したと判断する。ST11により、第1及び第2イベントは発生しなかったと判断されると(ST12のNo、ST21のNo)、本処理を終了する。
【0049】
ST11により、第1イベントが発生したと判断されると(ST12のYes)、制御プログラム300はカレントテーブル303の第1イベント情報と比較して同じ状態であるかを判断する(ST13)。ST13の判断の結果、同じ状態であると判断された場合には、カレントテーブル303を変更することなく、本処理を終了する(ST14のYes)。
【0050】
ST13により第1イベント情報と異なる状態であると判断されると(ST14のNo)、制御プログラ300は、発生した第1イベントを現在の第1イベントとしてカレントテーブル303の格納領域51に格納する(ST15)。
【0051】
また、ST11により、第2イベントが発生したと判断されると(ST12のNo、ST21のYes)、制御プログラム300はカレントテーブル303の第2イベント情報と比較して同じ状態であるかを判断する(ST22)。ST22の判断の結果、同じ状態であると判断された場合には、カレントテーブル303を変更することなく、本処理を終了する(ST23のYes)。
【0052】
ST22により第2イベント情報と異なる状態であると判断されると(ST23のNo)、制御プログラ300は、発生した第2イベントを現在の第2イベントとしてカレントテーブル303の格納領域52に格納する(ST24)。
【0053】
次に、制御プログラム300は、cPad設定テーブル301を参照して、現在の第1イベント情報に対応するインデックスにいて、現在の第2イベント情報に対応したcPad設定内容を取得し(ST16)、カレントテーブル303の格納領域53に格納する(ST17)。
【0054】
ST17で格納されたcPad設定内容に基いて、制御プログラム300は、cPad20の輝度もしくは動作の変更するよう制御して(ST18)、処理を終了する。
【0055】
例えば、カレントテーブル303が図6に示す状態である時に、外部イベント検知装置からの信号やメインLCD設定テーブル302の状態から、バッテリ残量が75%をきり(第1イベント情報に相当)、メインLCD6が閉じられた(第2イベント情報に相当)という外部イベント情報を取得すると、制御プログラム300は、図7に示す処理を行った結果、カレントテーブル303を図8に示す状態に変更し、cPad20を「輝度2」で表示している表示制御状態から、「表示しない」ように表示制御することとなる。
【0056】
本実施例では、cPadにおける省電力の表示制御内容をノート型パソコンAに生じる各種イベント状態に対応させて予め設定しておくことにより、装置全体の状況に応じてcPad(LCD付きタッチパッド装置)の消費電力を抑えることができる。
【0057】
次に、図9及び図10を用いて、メインLCD6とサブLCD112bを連動させた表示切替制御について説明する。図9はメインLCD6との同期を選択した場合のcPad20の切替設定画面を示す図であり、図10はノート型パソコンAにおけるメインLCD6とサブLCD112bを連動させた表示切替制御を説明するフローチャート図である。
【0058】
図9に示す設定画面において、「PCのLCDの切替に同期する」という項目45を選択クリックすることによって、選択項目「切替えイベント」41、「通常使用状態」42、「LCDオフ時間」43、及び「スクリーンセーバ起動中」44は選択できない状態となる。即ち第1イベント及び第2イベントの状態に係わらず、cPad20の表示をメインLCDの表示切替と同調させて、同じ表示状態に切替制御する設定内容となる。
【0059】
図10に示すように、制御プログラム300は、メインLCD設定テーブル302の変更情報を取得すると(ST31)、cPad20の表示状態(輝度もしくは動作)をメインLCD6と同じ表示状態に変更するよう表示制御する(ST32)。
【0060】
本実施例では、cPadにおける表示制御を予めノート型パソコンAのメインLCDにおける省電力の表示制御と連動するように設定する事により、cPad及びその制御プログラムとしてはノート型パソコンAに生じる各種イベント状態を参考とすることなく、メインLCDの表示状態のみ取得する事により容易にcPadの省電力表示の制御を行うことができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置全体の状況に応じてLCD付きタッチパッド装置の消費電力を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における情報処理装置であるノート型パーソナルコンピュータAの外観構成を示す斜視図。
【図2】ノート型パソコンAのシステム構成を示すブロック図。
【図3】表示切替制御の動作を説明するプログラム構成図。
【図4】cPad20のサブLCD112bのcPad設定テーブル301を説明する図。
【図5】cPad20の切替設定画面を示す図。
【図6】cPad20のカレントテーブル303を説明する図。
【図7】cPad20のサブLCD112bの表示切替制御を説明するフローチャート図。
【図8】第1及び第2のイベントが発生した後のcPad20のカレントテーブル303を説明する図。
【図9】メインLCD6との同期を選択した場合のcPad20の切替設定画面を示す図。
【図10】メインLCD6とサブLCD112bを連動させた表示切替制御を説明するフローチャート図。
【符号の説明】
A 情報処理装置、ノート型パソコン
1 情報処理装置およびノート型パソコンの本体
2、3 情報処理装置およびノート型パソコンのケース
4 主表示装置
5a、5b ヒンジ部
6 メインLCD
7 アームレスト
9 キーボード
12 開閉検出部
20 副操作部(cPad)
112b サブLCD
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の表示部を有する情報処理装置に関し、特にこの複数の表示部の省電力機能に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報処理装置やソフトウェアの高度化に伴い、ユーザに提供する情報量も飛躍的に増加しており、表示装置の大型化や高精細化、更には複数の表示装置を有する情報処理装置が登場してきている。
【0003】
例えば従来の技術として、特開2002−132409号公報には、メインの表示デバイスと、このメインの表示デバイスとは別のLCDに積層された透明のタッチパネルからなるタッチパッド入力部とを有するパーソナルコンピュータの構成が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−132409号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の装置では、メインの表示デバイスには状況に応じてメインのLCDの状態を変更して消費電力を抑える機構を有しているが、メインの表示デバイスとは別のタッチパッド入力部のLCD画面については何ら考慮されていなかった。更に、このタッチパッド入力部にはバックライトが装備されることもあり、通常のタッチパッド装置と比較すると、消費電力が高くなる傾向にあり、消費電力を抑える必要性があった。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、装置全体の状況に応じてLCD付きタッチパッド装置の消費電力を抑えることが可能な情報処理装置及び表示制御方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、各種アプリケーションプログラムを処理する情報処理装置において、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する主表示装置と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置と、当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、各種アプリケーションプログラムを処理する情報処理装置において、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する主表示装置と、当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記主表示装置の状態を変更する第1の変更手段と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置と、前記第1の変更手段による変更動作に同期して、電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する第2の変更手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の表示制御方法は、各種アプリケーションプログラムを処理し、この各種処理の情報を表示する主表示装置と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置とを有する情報処理装置の表示制御方法において、当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の表示制御方法は、各種アプリケーションプログラムを処理し、この各種処理の情報を表示する主表示装置と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置とを有する情報処理装置の表示制御方法において、当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記主表示装置の状態を変更する第1の変更ステップと、この第1の変更ステップによる変更動作に同期して、電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する第2の変更ステップと、を有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施の形態に係る情報処理装置としてのノート型パーソナルコンピュータA(以下ノート型パソコンと称す)の斜視図である。
【0013】
ノート型パソコンAの本体1は樹脂製の上ケース2および樹脂製の下ケース3を有している。本体1の上面にはキーボード9が搭載されている。本体1の上面前部(キーボード9の前側)はユーザがキーボード9へのデータ入力の際に掌を置くためのアームレスト7が形成される。
【0014】
本体1の後部には一対のヒンジ部5a、5bを介して主表示装置4が開位置と閉位置との間を回動自在に接続されている。主表示装置4にはデータを表示するための主表示手段としての高解像度の液晶ディスプレイ(以下メインLCDと略す)6が組み込まれている。
【0015】
また、アームレスト7のほぼ中央部には、表示一体型のポインティングデバイスとして用いられる副操作部としてのcPad20が配置されており、副表示装置としての低解像度のディスプレイ(以下サブLCD)112bが設けられている。このcPad20は、主表示装置4を閉じた場合、キーボード9と共に主表示装置4によって覆われ、主表示装置4を開かないと使用することができないよう配置されている。
【0016】
また、ノート型パソコンAの本体1の奥手側には、本パソコンAの電源をオン/オフするためのパワーボタン11と、主表示装置4の開閉を検知する開閉検知部12とが設けられている。
【0017】
図2は、図1に示したノート型パソコンAのシステム構成を示すブロック図である。
【0018】
このノート型パソコンAは、図示するように、CPU201、ホストブリッジ202、主メモリ203、グラフィックスコントローラ204、PCI−ISAブリッジ206、I/Oコントローラ207、ハードディスクドライブ(HDD)208、CD−ROMドライブ209、USBコントローラ210、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)211、電源コントローラ213、及びBIOS−ROM215等が設けられている。
【0019】
CPU201は、ノート型パソコンAの動作を制御するために設けられたもので、HDD208から主メモリ203にロードされたオペレーションシステムおよびアプリケーションプログラム/ユーティリティプログラム、更に後述する図6に示す表示切替制御に関するプログラムを実行する。
【0020】
ホストブリッジ202は、CPU201のローカルバスとPCIバス100との間を双方向で接続するブリッジデバイスである。グラフィックスコントローラ204は本パソコンAのメインLCD6を制御する。
【0021】
I/Oコントローラ207はHDD208、CD−ROM209等を制御する。PCI−ISAブリッジ206はPCIバス100とISAバス200を双方向で接続するブリッジデバイスであり、ここには例えばシステムタイマ、DMAコントローラ、割り込みコントローラなどの各種システムデバイスも内蔵されている。
【0022】
USBコントローラ210には、上述したcPad20が接続されている。このcPad20は、タッチパッド112aと、副表示装置としてのサブLCD112bと、バックライト112cとが一体化され、レフト(左)ボタン113a、ライト(右)ボタン113b、及びミドル(中)ボタン113cを含んで構成される。
【0023】
EC/KBC211は、電力管理のためのエンベデッドコントローラ(EC)とキーボード9を制御するためのキーボードコントローラ(KBC)とが集積された1チップマイクロコンピュータである。
【0024】
このEC/KBC211は、電源コントローラ213が接続されており、ノート型パソコンAの各構成へ電源を供給するよう制御すると共に、バッテリ駆動であるかAC電源駆動であるかを検知する電源検知機能も有している。
【0025】
このEC/KBC211は、電源コントローラ213と協同して、ユーザによるパワーボタン11の操作に応じて本パソコンAをパワーオン/パワーオフする機能を有している。また、開閉検知部12からの検出信号に基づいて、電源コントローラ213と協同して、メインLCD6やcPad20への電力供給を制御する省電力機能を有している。
【0026】
BIOS−ROM215には、BIOSが格納されている。このBIOSは本システム内のハードウェアコンポーネントを制御するためのプログラムである。このBIOSには、システムタイマから時間情報を読み取る機能なども含まれている。
【0027】
図3は、主要部における表示制御の動作を説明するプログラム構成図である。ここでは、後述する図4に示すcPad20のサブLCD112bの各種状況に応じた表示設定内容をはじめとするcPad20の機能を設定するcPad設定テーブル301、cPad設定テーブル301の設定内容に従ってサブLCD112bの制御を行う制御手段及び変更手段を構成する制御プログラム300、GUIによりcPad設定テーブル301を作成・変更するcPad設定プログラム311、およびcPad20を構成要素としている。
【0028】
本実施例では、制御プログラム300は、cPad20の表示切替状況を示すカレントテーブル303を有し、キーボード9、開閉検知部12、更には電源コントローラ213等の外部イベント検知装置からの信号やメインLCD設定テーブル302の状態に応じて、cPad設定テーブル301を参照し、cPad20の表示切替制御を実行する。
【0029】
また、制御プログラム300は、メインLCD設定テーブル302を参照し、後述するように、cPad20の表示をメインLCDの表示切替と同調させて、同じ表示状態に切替制御する。
【0030】
また、本実施例では、cPad設定プログラム311は、図5に示すcPadのLCD切替設定画面を用いて、ユーザによって選択された設定内容に、cPad設定テーブル301の表示切替内容を変更する。
【0031】
図4は、cPad設定テーブル301におけるサブLCD112bの表示設定内容を示す図である。本実施例では、外部イベント検知装置からのイベント検知信号やメインLCD6の状態に応じて、予め複数の段階的な表示設定内容が記憶されている。
【0032】
図4に示すcPad設定テーブル301は、インデックス情報を格納領域31に、第1イベント情報を格納領域32に、第2イベント情報を格納領域33に、cPad設定内容情報を格納領域34に格納する。第1イベント情報は、電源コントローラ213からの電源供給状況に応じて、インデックス1からインデックス3の3段階の状況に設定される。
【0033】
インデックス1の第1イベント情報である「バッテリ残量75%」はバッテリ駆動でかつバッテリ残量75%以上の場合を示し、インデックス2の第1イベント情報である「バッテリ残量50%」はバッテリ駆動でかつバッテリ残量50%以上75%未満の場合を示し、インデックス3の第1イベント情報である「AC駆動」はAC電源による駆動の場合を示している。
【0034】
そして、各インデックスの第1イベント情報は、外部イベント検知装置からの信号やメインLCD設定テーブル302の状態に応じて、更に、4段階の第2イベント情報によって場合分けされて設定される。
【0035】
本実施例では、第2イベント情報として、各インデックスの第1イベントの状態を、「通常使用または復帰時」「無使用状態開始」「スクリーンセーバ起動」「メインLCDのクローズ(閉状態)」の4段階の状態に場合分けしている。
【0036】
第2イベント情報の「通常使用または復帰時」は、外部イベント検知装置やメインLCD設定テーブル302に基づいてノート型パソコンAが通常に使用されている、あるいは使用されるため各種機能を復帰させた状態である場合を示している。
【0037】
第2イベント情報の「無使用状態開始」は、外部イベント検知装置やメインLCD設定テーブル302に基づいて使用されなくなった状態を示している。第2イベント情報の「スクリーンセーバ起動」はメインLCD設定テーブル302に基づいてメインLCD6においてスクリーンセーバが起動・表示されている状態を示している。第2イベント情報の「メインLCDのクローズ(閉状態)」は開閉検知部12に基づいて主表示装置4が閉じられている状態を示している。
【0038】
そして、図4に示すcPad設定テーブル301では、インデックス1は、第1イベント情報が「バッテリ残量75%」の場合で、かつ第2イベント情報が「通常使用または復帰時」の時には、cPad設定内容は「輝度4」に、第2イベント情報が「無使用状態開始」の時にはcPad設定内容は「2分」(即ち蒸し様状態開始から2分間が経過したらサブLCD112bを消した状態とする)に、第2イベント情報が「スクリーンセーバ起動」の時にはcPad設定内容は「輝度2」に、第2イベント情報が「メインLCDのクローズ」の時にはcPad設定内容は「(状態変更)なし」に設定されている。
【0039】
インデックス2は第1イベント情報が「バッテリ残量50%」の場合で、かつ第2イベント情報が「通常使用または復帰時」の時にはcPadの設定内容は「輝度1」に、第2イベント情報が「無使用状態開始」の時にはcPadの設定内容は「1分」(即ち蒸し様状態開始から1分間が経過したらサブLCD112bは表示しない状態とする)に、第2イベント情報が「スクリーンセーバ起動」の時にはcPadの設定内容は「表示しない」に、第2イベント情報が「メインLCDのクローズ」の時にはcPadの設定内容は「表示しない」に設定されている。
【0040】
インデックス3は第1イベント情報が「AC駆動」の場合で、かつ第2イベント情報が「通常使用または復帰時」の時にはcPadの設定内容は「輝度4」に、第2イベント情報が「無使用状態開始」の時にはcPadの設定内容は「1分」(即ち蒸し様状態開始から1分間が経過したらサブLCD112bを消した状態とする)に、第2イベント情報が「スクリーンセーバ起動」の時にはcPadの設定内容は「輝度4」に、第2イベント情報が「メインLCDのクローズ」の時にはcPadの設定内容は「(状態変更)なし」に設定されている。
【0041】
そして、これらの第1及び第2イベント時にcPad20のサブLCD112bの表示切替制御の設定内容は、図5に示す設定画面を用いて、設定することできる。
【0042】
図5に示す設定画面において、選択項目「切替えイベント」41にて第1イベントの3つの状態「バッテリ残量75%」「バッテリ残量50%」「AC駆動」を選択することができる。次に選択項目「通常使用状態」42において第2イベントの「通常使用または復帰時」の設定内容が、段階的な輝度表示(例えば、輝度1、輝度2、輝度3、輝度4、・・・)から選択できる。
【0043】
次に選択項目「LCDオフ時間」43において第2イベントの「無使用状態開始」の設定内容が、段階的な時間表示(0分、1分、2分、5分、10分、30分、・・・)から選択できる。次に選択項目「スクリーンセーバ起動中」44において第2イベントの「メインLCDのクローズ」の設定内容が「表示しない」「(状態変更)なし」等から選択できる。
【0044】
また「PCのLCDの切替に同期する」という項目45を選択クリックすることによって、第1イベント及び第2イベントの状態に係わらず、後述するように、cPad20の表示をメインLCDの表示切替と同調させて、同じ表示状態に切替制御する設定内容となる。
【0045】
次に、図6は、カレントテーブル303を示す図である。図6に示すカレントテーブル303では、実行中のイベントとして、現在の第1イベント情報、現在の第2イベント情報、及び現在のcPad設定内容を格納領域51、52、53にそれぞれ格納している。
【0046】
図7は、ノート型パソコンAにおける表示制御方法を説明するフローチャート図である。
図7に示すように、制御プログラム300は、外部イベント検知装置からのイベント検知信号やメインLCD6の状態情報等の外部イベント情報を取得し、この取得した外部イベント情報から、予め設定されている第1イベントあるいは第2イベントの項目が発生したかを判断する(ST11)。
【0047】
例えば、第1イベントに挙げられるように、特に電源コントローラ213からの電源供給状況に基づいて、バッテリ駆動からAC電源駆動に切替えられたり、AC電源駆動からバッテリ駆動に切替えられたり、バッテリ残量が75%以下となった場合等、第1イベントの項目が発生したと判断する。
【0048】
また、第2イベントに挙げられるように、スクリーンセーバが起動したり、主表示装置4(メインLCD6含む)の開閉動作が行われたり、無使用状態であったのが通常使用される状態に変わった場合等、第2イベントの項目が発生したと判断する。ST11により、第1及び第2イベントは発生しなかったと判断されると(ST12のNo、ST21のNo)、本処理を終了する。
【0049】
ST11により、第1イベントが発生したと判断されると(ST12のYes)、制御プログラム300はカレントテーブル303の第1イベント情報と比較して同じ状態であるかを判断する(ST13)。ST13の判断の結果、同じ状態であると判断された場合には、カレントテーブル303を変更することなく、本処理を終了する(ST14のYes)。
【0050】
ST13により第1イベント情報と異なる状態であると判断されると(ST14のNo)、制御プログラ300は、発生した第1イベントを現在の第1イベントとしてカレントテーブル303の格納領域51に格納する(ST15)。
【0051】
また、ST11により、第2イベントが発生したと判断されると(ST12のNo、ST21のYes)、制御プログラム300はカレントテーブル303の第2イベント情報と比較して同じ状態であるかを判断する(ST22)。ST22の判断の結果、同じ状態であると判断された場合には、カレントテーブル303を変更することなく、本処理を終了する(ST23のYes)。
【0052】
ST22により第2イベント情報と異なる状態であると判断されると(ST23のNo)、制御プログラ300は、発生した第2イベントを現在の第2イベントとしてカレントテーブル303の格納領域52に格納する(ST24)。
【0053】
次に、制御プログラム300は、cPad設定テーブル301を参照して、現在の第1イベント情報に対応するインデックスにいて、現在の第2イベント情報に対応したcPad設定内容を取得し(ST16)、カレントテーブル303の格納領域53に格納する(ST17)。
【0054】
ST17で格納されたcPad設定内容に基いて、制御プログラム300は、cPad20の輝度もしくは動作の変更するよう制御して(ST18)、処理を終了する。
【0055】
例えば、カレントテーブル303が図6に示す状態である時に、外部イベント検知装置からの信号やメインLCD設定テーブル302の状態から、バッテリ残量が75%をきり(第1イベント情報に相当)、メインLCD6が閉じられた(第2イベント情報に相当)という外部イベント情報を取得すると、制御プログラム300は、図7に示す処理を行った結果、カレントテーブル303を図8に示す状態に変更し、cPad20を「輝度2」で表示している表示制御状態から、「表示しない」ように表示制御することとなる。
【0056】
本実施例では、cPadにおける省電力の表示制御内容をノート型パソコンAに生じる各種イベント状態に対応させて予め設定しておくことにより、装置全体の状況に応じてcPad(LCD付きタッチパッド装置)の消費電力を抑えることができる。
【0057】
次に、図9及び図10を用いて、メインLCD6とサブLCD112bを連動させた表示切替制御について説明する。図9はメインLCD6との同期を選択した場合のcPad20の切替設定画面を示す図であり、図10はノート型パソコンAにおけるメインLCD6とサブLCD112bを連動させた表示切替制御を説明するフローチャート図である。
【0058】
図9に示す設定画面において、「PCのLCDの切替に同期する」という項目45を選択クリックすることによって、選択項目「切替えイベント」41、「通常使用状態」42、「LCDオフ時間」43、及び「スクリーンセーバ起動中」44は選択できない状態となる。即ち第1イベント及び第2イベントの状態に係わらず、cPad20の表示をメインLCDの表示切替と同調させて、同じ表示状態に切替制御する設定内容となる。
【0059】
図10に示すように、制御プログラム300は、メインLCD設定テーブル302の変更情報を取得すると(ST31)、cPad20の表示状態(輝度もしくは動作)をメインLCD6と同じ表示状態に変更するよう表示制御する(ST32)。
【0060】
本実施例では、cPadにおける表示制御を予めノート型パソコンAのメインLCDにおける省電力の表示制御と連動するように設定する事により、cPad及びその制御プログラムとしてはノート型パソコンAに生じる各種イベント状態を参考とすることなく、メインLCDの表示状態のみ取得する事により容易にcPadの省電力表示の制御を行うことができる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置全体の状況に応じてLCD付きタッチパッド装置の消費電力を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における情報処理装置であるノート型パーソナルコンピュータAの外観構成を示す斜視図。
【図2】ノート型パソコンAのシステム構成を示すブロック図。
【図3】表示切替制御の動作を説明するプログラム構成図。
【図4】cPad20のサブLCD112bのcPad設定テーブル301を説明する図。
【図5】cPad20の切替設定画面を示す図。
【図6】cPad20のカレントテーブル303を説明する図。
【図7】cPad20のサブLCD112bの表示切替制御を説明するフローチャート図。
【図8】第1及び第2のイベントが発生した後のcPad20のカレントテーブル303を説明する図。
【図9】メインLCD6との同期を選択した場合のcPad20の切替設定画面を示す図。
【図10】メインLCD6とサブLCD112bを連動させた表示切替制御を説明するフローチャート図。
【符号の説明】
A 情報処理装置、ノート型パソコン
1 情報処理装置およびノート型パソコンの本体
2、3 情報処理装置およびノート型パソコンのケース
4 主表示装置
5a、5b ヒンジ部
6 メインLCD
7 アームレスト
9 キーボード
12 開閉検出部
20 副操作部(cPad)
112b サブLCD
Claims (15)
- 各種アプリケーションプログラムを処理する情報処理装置において、
当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する主表示装置と、
各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置と、
当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する変更手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記変更手段は、当該情報処理装置の状態に応じて前記副表示装置の輝度を変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記変更手段は、
当該情報処理装置の状態に対応させて前記副表示装置の輝度を段階的に設定する手段と、
この設定手段によって設定された内容に応じて、当該情報処理装置の状態にあわせて前記副表示装置の輝度を段階的に変更するよう制御する制御手段と、
を有することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 - 前記主表示装置の開閉状態を検知する開閉検知部を有しており、
前記変更手段は、この開閉検知部からの開閉検知信号に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 当該情報処理装置がバッテリ駆動の際にバッテリの残量を検知する電源検知手段を有しており、
前記変更手段は、この電源検知手段により検知されたバッテリ残量に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 当該情報処理装置がバッテリ駆動であるか、AC電源駆動であるかを検知する電源検知手段と、
駆動電源以外の当該情報処理装置の状態を検知する状態検知手段と、
を有しており、
前記変更手段は、前記電源検知手段及び前記状態検知手段の検知結果に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記変更手段は、当該情報処理装置の状態に応じて前記副表示装置の表示を継続するか表示しないか変更することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 各種アプリケーションプログラムを処理する情報処理装置において、
当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する主表示装置と、
当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記主表示装置の状態を変更する第1の変更手段と、
各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置と、
前記第1の変更手段による変更動作に同期して、電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する第2の変更手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する第3の変更手段と、
前記第2の変更手段による変更処理と、前記第3の変更手段による変更処理のいずれかを設定する手段と、
を有することを特徴とする請求項8記載の情報処理装置。 - 各種アプリケーションプログラムを処理し、この各種処理の情報を表示する主表示装置と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置とを有する情報処理装置の表示制御方法において、
当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更することを特徴とする表示制御方法。 - 前記主表示装置の開閉状態を検知するステップと、
この開閉検知信号に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更するステップと、
を有することを特徴とする請求項10記載の表示制御方法。 - 当該情報処理装置がバッテリ駆動の際にバッテリの残量を検知するステップと、
この検知ステップにより検知されたバッテリ残量に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更するステップと、
を有することを特徴とする請求項10記載の表示制御方法。 - 当該情報処理装置がバッテリ駆動であるか、AC電源駆動であるかを検知するステップと、
駆動電源以外の当該情報処理装置の状態を検知するステップと、
前記電源検知ステップと前記状態検知ステップの検知結果に応じて電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更するステップと、
を有することを特徴とする請求項10記載の表示制御方法。 - 当該情報処理装置の状態に対応させて前記副表示装置の輝度を段階的に設定するステップと、
この設定ステップによって設定された内容に応じて、当該情報処理装置の状態にあわせて前記副表示装置の輝度を段階的に変更するステップと、
を有することを特徴とする請求項10記載の表示制御方法。 - 各種アプリケーションプログラムを処理し、この各種処理の情報を表示する主表示装置と、各種情報を入力するための入力装置を一体に設け、当該情報処理装置における各種処理の情報を表示する副表示装置とを有する情報処理装置の表示制御方法において、
当該情報処理装置の状態に応じて電力消費を低く抑えるよう前記主表示装置の状態を変更する第1の変更ステップと、
この第1の変更ステップによる変更動作に同期して、電力消費を低く抑えるよう前記副表示装置の状態を変更する第2の変更ステップと、
を有することを特徴とする表示制御方法。
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