JP2004109935A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機密文書をコピーする場合において、予約コピー機能を使った場合でも、機密保護を容易に行なうことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】操作手段30、画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置と接続され、画像形成装置全体を制御するメインコントローラ20が、さらに、機密文書の予約コピーの設定時は、パスワードを入力させ、その予約の印刷順が来た時はパスワードが一致するまで印刷を実行しないようにし、パスワードの入力が一定時間無かった場合に、予約をキャンセルする制御手段としても機能することにより、ユーザが装置の前にいない場合に印刷が実行され、印刷文書が第三者の前にさらされるのを防ぐとともに、その他の予約の印刷を妨げる事も防ぐこともできる画像形成装置。
【選択図】 図4
【解決手段】操作手段30、画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置と接続され、画像形成装置全体を制御するメインコントローラ20が、さらに、機密文書の予約コピーの設定時は、パスワードを入力させ、その予約の印刷順が来た時はパスワードが一致するまで印刷を実行しないようにし、パスワードの入力が一定時間無かった場合に、予約をキャンセルする制御手段としても機能することにより、ユーザが装置の前にいない場合に印刷が実行され、印刷文書が第三者の前にさらされるのを防ぐとともに、その他の予約の印刷を妨げる事も防ぐこともできる画像形成装置。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機密文書の内容を第三者に知られることなく予約コピーを行なうことができる、予約コピー機能を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、画像形成装置において、機密情報を有する文書を印刷出力する際に、トレイに設けた開閉自在な扉により自分以外の第三者に機密文書を見せないようにする発明が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、予約コピー機能を有する画像形成装置も、一般に使用され、知られている発明であり(例えば、特許文献2参照。)、セキュリティも考慮したものも知られている(例えば、特許文献3参照。)。
これらは、印刷動作中に次の原稿の読み取り開始が可能であり、読み取った原稿に対する印刷動作は前の印刷動作の終了後に行なう(予約コピー)ことができるものである。また、複数の予約コピーの登録に加え、予約の実行順の入れ替えや、予約の取り消し、および予約のコピー条件の変更が可能である。
さらに、特許文献3では、印刷結果が不用意に他人の目に触れることを防ぐためパスワードを用いることとしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−216759号公報
【特許文献2】
特開平8−84216号公報
【特許文献3】
特開平10−336375号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
機密文書をコピーする場合、画像形成装置が印刷中である場合、予約コピーをする事は可能であるが、予約する場合、印刷結果を第三者に見られないようにするためには、前の印刷が終わって印刷が開始されるまでその場で待つか、一旦装置から離れて開始が予想される時間を見計らって見に来ることになる。その場で待つ場合は、予約コピーが多く登録されている場合は、長い間待たねばならず、装置から離れた場合、開始時間に間に合わないと印刷結果が見られてしまうことになるし、印刷順の変更や予約内容の変更や予約の削除を第三者に行なわれてしまう事も有り得る。
【0005】
上記不具合に対し、特許文献3に記載の発明は、機密文書の予約コピーの設定時に、パスワードを入力させ、その予約の印刷順が来た時はパスワードが一致するまで印刷を実行しないようにすることで、ユーザが装置の前にいない場合に印刷が実行されて印刷文書が第三者の前にさらされるのを防ぐことができる。しかしながら、機密文書のコピーを実行したユーザがパスワードを入力しないと印刷待機状態のままとなってしまう不具合は依然として残っている。
【0006】
本発明は、上記不具合を解決し、機密文書をコピーする場合において、予約コピー機能を使った場合でも、機密保護を容易に行なうことができ、その他の文書の予約コピーも円滑に行うことができる画像形成装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1記載の画像形成装置は、原稿の画像情報を読み取る画像読取手段と、読み取られた画像データを印刷する画像印刷手段と、読み取られた画像データを記憶する画像記憶手段と、画像形成の動作設定を表示する表示手段と動作設定を入力する操作手段と、操作手段に基づいて画像読取手段により画像の読み取り動作を行ない、画像印刷手段により画像を印刷している際に、操作手段により、別の印刷する動作設定の入力を受け付け(予約)可能とし、操作手段より設定された予約印刷の動作設定に従い画像読取手段より原稿の読み取り動作を行ない、読み取った画像データを画像記憶手段に記憶し、動作中の印刷が終了した後に記憶手段に記憶された画像データの印刷を行なうように上記の各手段を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、前記制御手段が、前記操作手段にて機密情報の出力指示があった場合に、パスワードの入力を行なわせ、機密文書の印刷予約に対する実行順が来た場合は、パスワードの入力待ちとし、予約時に入力されたパスワードと同じものが入力されるまで、印刷動作の開始を保留し、予め決められた時間内に正しいパスワードの入力が行なわれなかった場合は、機密文書の予約をキャンセルし、印刷実行順が後ろの予約である文書の印刷を実行させること、を特徴とするものである。
【0008】
機密文書の予約コピーの設定時は、パスワードを入力させ、その予約の印刷順が来た時はパスワードが一致するまで印刷を実行しないようにし、パスワードの入力が一定時間無かった場合に、予約をキャンセルすることにより、ユーザが装置の前にいない場合に印刷が実行され、印刷文書が第三者の前にさらされるのを防ぐとともに、その他の予約の印刷を妨げる事を防ぐこともできる。
【0009】
本願の請求項2に記載の画像形成装置は、前記機密文書の印刷予約に対して、パスワードが入力されなかった場合、表示手段は、予約がキャンセルされた印刷ジョブを表示することができ、制御手段は、そのキャンセルされた印刷ジョブを前記画像印刷手段により再印刷させることができることを特徴とするものである。
【0010】
前記した請求項1において、予約をキャンセルしたジョブを表示し、それを再印刷することを可能とすることにより、パスワードを入力せずに印刷がキャンセルされた予約ジョブに対して、原稿なしで再印刷を実行することができる。
【0011】
本願の請求項3記載の画像形成装置は、予約がキャンセルされた印刷ジョブの再印刷の際、制御手段が、予約時に設定したパスワードと同じものが入力されたときのみ、再印刷を受け付けることを特徴とするものである。
【0012】
請求項2における再印刷を、パスワードの入力が一致したときのみ実行することにより、第三者に容易に印刷される事を防ぐことができる。
【0013】
本願の請求項4記載の画像形成装置は、機密文書の印刷がキャンセルされた場合、制御手段が、前記表示手段から、キャンセルされた機密文書の印刷予約の表示を削除することを特徴とするものである。
【0014】
請求項2におけるキャンセルされた予約ジョブの表示を削除することにより、機密文書を再印刷せずに機密文書の一覧が第三者に見られないようにする事ができる。
【0015】
本願の請求項5記載の画像形成装置は、制御手段が、印刷予約の表示を削除する際、パスワードの入力を行なわせ、予約時に設定したパスワードと同じものが入力されたときのみ、削除を受け付けることを特徴とするものである。
【0016】
請求項4における削除を、パスワードの入力が一致したときのみ実行することにより、第三者に容易に削除される事を防ぐことができる。
【0017】
本願の請求項6記載の画像形成装置は、制御手段が、印刷予約の表示の削除を、予め決められた時間の経過により自動的に行なうことを特徴とするものである。
【0018】
請求項4におけるキャンセルされた予約ジョブの表示削除は、一定時間の経過により自動で行なうことにより、機密文書の印刷キャンセルの履歴が残らないようにすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成および動作について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置を利用したシステムの全体構成を示した図である。
【0020】
このシステムは、スキャナおよびプリンタ機能を備えた画像形成装置とPC等とがLANおよびパラレルI/Fで接続されて構成され、画像形成装置は、PC等のホストからのプリントデータを出力できるものである。
【0021】
次に、本発明の画像形成装置の構成および動作について図2および図3を用いて説明する。図2は、本発明の画像形成装置を示した図であり、図3は、画像形成装置の操作部の一例を示した図である。
【0022】
自動原稿送り装置(以後、ADFと称する。)1の原稿台2に画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のスタートキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5はそれぞれモータによって駆動される。
【0023】
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
【0024】
後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ローラによって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ102方向と、ステープル処理部方向へに導く事ができる。切り替え板101を上に切り替える事により、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙する事ができる。また、切り替え板101を下方向に切り替える事で、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に搬送する事ができる。ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
【0025】
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0026】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットする事で、一旦両面給紙ユニット111にストックする。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
【0027】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニットはメインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される。
【0028】
図3は、本発明の画像形成装置の操作部の一例を示した図である。
操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、スタートキー34、リセットキー36、割込キー37があり、液晶タッチパネル31には、機能キー、部数、および画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
【0029】
割込キー37の押下により割り込み押下モードに移行する。割り込みモードは、コピー動作実行中および操作中において一時的にコピー作業を割り込んでコピーをするときのモードである。このモードを設定することによりその前のコピーモード、およびコピー途中であればその途中経過情報を不揮発RAMに記憶し、割り込みモードに移行し、モードを初期化する。コピー動作実行後、割り込みモードを解除すると、不揮発RAMに記憶したモードおよび情報を戻して割り込みモード設定前の状態を復帰させ、再スタートにて、割り込み前のモードを継続する事ができる。
【0030】
初期設定キー38を押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。機械が収納している用紙サイズの設定やコピー機能のモードクリアキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等も選択するとか、国際エネルギースター計画に従った低電力への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行する時間を設定する事が可能である。
【0031】
予熱キー35を押すと、機械は待機状態から、電力低減状態に移行し、定着温度を低下させたり、操作部の表示を消灯したりする。予熱状態は、国際エネルギースター計画で言う、低電力状態を意味している。また、予熱状態、オフ状態/スリープ状態を解除し、待機状態に移行させるには、この予熱キーを再度押下する。
新規予約キー40は、予約コピーを行なうときに使用する。
ジョブ一覧キー41の押下により、動作中のコピージョブの一覧を表示する。新規予約およびジョブ一覧の詳細は、後述する。また、コピー機能、プリンタ機能、蓄積コピー機能を切り替えるキー39がある。
【0032】
コピー機能は、スキャナで読み取った画像を転写紙に指定された動作で複写する機能である。
プリンタ機能は、外部からLANおよびパラレルI/F等で接続され、外部からのプリント画像データとその指示を受けて、プリント出力する機能である。
蓄積コピー機能とは、スキャナで読み取った画像や、外部からの画像データを蓄積して、機械の操作でプリントできる機能である。
【0033】
ここで、印刷時のパスワード設定されているファイルに対する印刷および削除指定選択時にパスワードの入力を促すことができ、パスワード入力するファイルの選択画面表示に戻りそのファイルが反転し選択される。パスワードの入力が一致しないときはファイル選択をせず、リスト画面に戻る。パスワードについては、外部からの画像蓄積時もパスワード情報が付加されていれば、印刷時は同様な処理をおこなう。このときは、外部ホスト側のドライバ等で、パスワード入力できるようにする必要がある。
【0034】
次に、図2を用いて、本発明における画像読み取り手段、および画像を記録面上に潜像形成するまでの動作を説明する。潜像とは感光体面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51および第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー56は図示しない第1キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ53およびCCDイメージセンサ54を図1において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向に位置が設定される。
【0035】
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。
レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体面上に集光結像する。
偏光されたレーザ光は感光体が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号のライン単位の記録を行なう。感光体の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0036】
上述のように、書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行なうための制御信号の生成を行なう。
【0037】
次に、本実施例における画像処理部(画像読み取り部と画像書き込み部 )の構成について、図5を用いて説明する。
露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ54にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。セレクタ64では、変倍部71または、画像メモリコントローラ65への画像信号の送り先の切り替えが行われる。変倍部71を経由した画像信号は変倍率に合わせて拡大縮小され、セレクタ76に送られて、画像信号の送り先を、印字合成73または、画像メモリコントローラ65への切り替えが行われ、印字合成後は、書き込みユニット57に送られる。
画像メモリコントローラ65とセレクタ64、76間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。
【0038】
変倍処理について、変倍せずメモリへ画像を格納可能であり、メモリから読み出して変倍処理をして書き込みユニットへ送ることも可能である。また、メモリからの画像を変倍して再度メモリへ戻すことも可能である。図5には特に明示していないが、画像処理部(IPU)には、読み取り部50から入力される画像データ以外にも外部から供給される画像データ(例えば、パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるよう、複数のデータの入出力を選択することができる機能を有している。
画像処理部は、画像メモリコントローラ65等への設定や、読み取り部50、書き込み部57の制御を行なうCPU68、およびそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。更にCPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しを行なうことができる。
【0039】
ここで、図7を用いて、セレクタ64における1ページ分の画像信号について説明する。
/FGATEは、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られてくる。画像処理部(IPU)49は、画像入力、出力それぞれに対して別個の/FGATE、/LSYNC、/LGATE、VCLKの発生機構を有しており、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能になる。
【0040】
図4はメインコントローラを中心に、制御装置を図示したものである。メインコントローラ20は画像形成装置全体を制御する制御手段である。メインコントローラ20には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行なう操作手段30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行なう制御等を行なう画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置が接続されている。
【0041】
各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作指令のやりとりを行っている。また、紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24も接続されている。プリンタコントローラは、外部からの画像およびプリント指示するコマンドを解析し、画像データとして、印刷できる状態にビットマップ展開し、印刷モードをコマンドから解析し動作を決定している。その画像およびコマンドをLANおよびパラレルI/Fを通じて受信し動作するために、LANコントロール部とパラレルI/F部が機能している。
【0042】
図5におけるメモリコントローラおよび画像メモリについて、図6を参照しながら詳細に説明する。
メモリコントローラ65は、入力データセレクタ101、画像合成102、1次圧縮/伸長103、出力データセレクタ104、2次圧縮/伸長105のブロックを有している。各ブロックへの制御データの設定はCPU68より行われる。図5におけるアドレス、データは画像データを示しており、CPU68に接続されるデータ、アドレスは図示していない。
【0043】
画像メモリ66は、1次および2次記憶装置(106、107)からなる。1次記憶装置106は、入力画像データの転送速度に略同期してメモリへのデータ書き込み、または画像出力時のメモリからのデータ読み出しが高速に行なえるように、例えば、DRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。また、1次記憶装置106は、処理を行なう画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成(メモリコントローラとのインターフェース部)をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラとのインターフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
【0044】
2次記憶装置107は、入力された画像の合成、ソーティングを行なうためにデータを保存しておく大容量のメモリである。1次、2次記憶装置とも、高速アクセス可能な素子を使用すれば、1次、2次の区別なくデータの処理が行なえ、制御も比較的簡単になるが、DRAM等の素子は高価なため、2次記憶装置にはアクセス速度はそれほど速くないが、安価で、大容量の記録媒体を使用し、入出力データの処理を1次記憶装置を介して行なう構成になっている。
【0045】
上述のような画像メモリの構成を採用することにより、大量の画像データの入出力、保存、加工等の処理が可能な画像形成装置を安価、かつ比較的簡単な構成で実現することが可能になる。
【0046】
次に、メモリコントローラ65の画像入力および画像出力の動作について概略を説明する。
【0047】
<1>画像入力(画像メモリへの保存) 入力データセレクタ81は複数のデータの内から、画像メモリ(1次記憶装置86)への書き込みを行なう画像データの選択を行なう。入力データセレクタ81によって選択された画像データは、画像合成82に供給され、既に画像メモリに保存されているデータとの合成を行なう。画像合成82によって処理された画像データは、1次圧縮/伸長83によりデータを圧縮し、圧縮後のデータを1次記憶装置86に書き込む。1次記憶装置86に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長85で更に圧縮を行った後に2次記憶装置87に保存される。
【0048】
<2>画像出力(画像メモリからの読み出し) 画像出力時は、1次記憶装置86に記憶されている画像データの読み出しを行なう。出力対象となる画像が1次記憶装置86に格納されている場合には、1次圧縮/伸長83で1次記憶装置86の画像データの伸長を行ない、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力データとの画像合成を行った後のデータを出力データセレクタ84で選択し、出力する。
画像合成82は、1次記憶装置86のデータと、入力データとの合成(画像データの位相調整機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像出力、1次記憶装置86へのライトバック、両方の出力先への同時出力も可能)等の処理を行なう。
出力対象となる画像が1次記憶装置86に格納されていない場合には、2次記憶装置87に格納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸長85で伸長を行ない、伸長後のデータを1次記憶装置86に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行なう。
【0049】
ホスト側からコマンドを受信した際の処理は、まずプリンタファイル登録開始コマンドを受け取ると、プリンタ画像情報を蓄積するための初期化処理を行ない、プリンタファイル登録状態へ移行する。プリンタファイル登録状態においてユーザ名登録コマンド/ファイル名登録コマンド/時刻登録コマンドを受け取ると、受け取った情報をファイルの属性情報として記憶する。画像情報の入力が完了して、最後にプリンタファイル登録終了コマンドを受け取るとファイルの登録処理を行ない、プリンタファイル登録状態を解除する。
【0050】
また、スキャナで原稿を読み取る際の、スキャナ登録モード移行処理は、操作部の原稿読み取りキーが押されると、スキャナ画像情報を蓄積するための初期化処理を行ない、スキャナファイル登録状態へ移行する。全ての原稿の読み取りが完了して、操作部の読み取り終了キーが押されるとファイルの登録処理を行ない、スキャナファイル登録状態を解除する。
【0051】
また、原稿画像をスキャナで読み取る場合の処理は、スタートキーが押された時にスキャナファイル登録状態であり、かつ原稿が存在するのであれば、まず画像メモリを蓄積するメモリが満杯でないかどうかチェックする。もしメモリが満杯の場合は、メモリフルアラート表示を行なう。
ここで[はい]キーが押下された場合は、メモリフルになるまでに読み込んだ原稿画像はそのまま保持しておくので、ファイルの登録処理を行ない、スキャナファイル登録状態を解除する。もし[いいえ]キーが押された場合は、それまでに読み込んだ原稿画像情報を破棄し、スキャナファイル登録状態を解除する。メモリが満杯でなければ原稿をスキャンし、得られた画像情報をメモリに蓄積する。DF使用モードで次原稿が存在する場合は、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す。
【0052】
さらに、メモリに蓄積した画像をプリントする処理は、プリント動作指示があった場合、対応するメモリから画像を呼び出して印刷動作を行ない、プリント動作終了するか否か判断し、蓄積したプリントがある場合は、続けてプリントを続行し、ない場合は、動作を終了する。
【0053】
次にコピー機能の予約機能について説明する。
コピー動作中には、現在動作中のコピーの設定状態を表す画面が表示されるが、このとき、次に行ないたいコピーの予約(以下、予約コピーという)の登録を行なうことができる。図3の新規予約キー39の押下、プリントキー34の押下で予約が登録され、原稿の読み取り動作が開始する。また図中に示された解除キーの押下により予約コピーを解除し、現在動作中のコピーの設定状態を表示する画面に戻すことができる。画面中央上部のメッセージエリアにジョブ番号を表示するが、ジョブ番号はジョブを識別する為の番号で予約するごとに1加算されていく。
尚、予約コピーモードとは、コピー動作実行中に操作部を開放し、次ジョブの操作入力を可能とする。コピー動作中のジョブの原稿読み込み動作が終了していれば、スキャナ(ADFを含む)を開放し、次ジョブの原稿先読み込み動作を可能とする動作モードである。
ジョブ一覧画面は、現在印刷中のコピーおよび予約コピーの状態を一覧表示することができ、操作部30のジョブ一覧キー40の押下により表示される。
ジョブ一覧画面における表示やキーついて説明する。まず、各ジョブについて、”動作状況”、”ジョブ番号”、”原稿枚数”、”セット枚数”、”所要時間”を表示する。所用時間は、原稿枚数、セット枚数、転写紙サイズを元にコピー動作完了までの時間を計算し、表示する。表示中の各ジョブはキーになっており、押下することで選択状態となり、反転表示となる。反転された状態で再押下すると、反転は解除され、非選択状態に戻る。
各ジョブに対して選択後、次のキーが有効となる。予約順を変更する前へキーの押下により予約順がひとつ繰り上がる。但し、印刷中のジョブより前に行く事はしない。また、後ろへキーの押下により予約順がひとつ繰りさがる。
また、内容変更キーの押下により、選択ジョブのモード選択画面に移行し、コピーモードを変更する事ができる。内容変更キーの押下により、コピー内容の変更を行うことができ、ジョブ一覧へ戻るキーの押下で、ジョブ一覧表示の画面に戻る事が出来る。
また、削除キーの押下で、選択した予約ジョブの削除を行なう。削除キーの押下で選択しているジョブの削除を行なうことができる。また、戻るキーの押下で、一覧表示移行前のジョブの画面に戻る。ジョブの終了や削除等により移行前のジョブが存在しない場合は、印刷中のジョブの画面に戻る。
【0054】
以下、本発明の機密保持の動作について説明する。
図8は予約コピー操作画面であり、画面右下には機密文書キー410がある。機密文書キーは機密文書のコピーを行なう場合に押下する。機密文書キーの押下することにより、図9のようなパスワード入力画面が表示される。図9でパスワードを入力し確認キーを押下することでパスワードが登録される。尚、取り消しキーを押すと機密文書の設定が解除され図8の画面に戻る。図9でパスワードを設定し、プリントキー34の押下によりコピー動作が開始されるが、この時、予約ジョブの内容を印刷順にチェックし、機密文書モードでない予約ジョブの前に印刷順を設定する。例えば、予約の状況が図10(a)のジョブ一覧画面で示されるような場合で、予約1から予約3までどれも機密文書指定がされていないとすると、図9でのパスワード入力による予約コピー(ジョブ番号5)は、予約順として先頭に設定される。図10(b)はそれを示したジョブ一覧の画面である。
【0055】
図11に予約の印刷順の決定処理についてのフローを示す。
まず、印刷中のジョブをチェックし(A1)、印刷中のジョブがなければ(A1:No)、印刷処理を実行する(A12)。印刷中のジョブがあれば(A1:Yes)、予約ジョブが有るかをチェックする(A2)。予約ジョブが無ければ(A2:No)、印刷順を先頭に設定する(A11)。予約ジョブがある場合(A2:Yes)、プリント指示したジョブが機密文書設定されているかをチェックする(A3)。機密指定されていなければ(A3:No)、印刷順を最後に設定する(A10)。機密指定されている場合は(A3:Yes)、予約ジョブを印刷順の先頭からチェックする(A4)。予約ジョブが機密指定されているかをチェックし(A5)、機密指定されていない場合は(A5:No)、印刷順をチェックした予約ジョブの位置に設定する(A9)。機密指定されている場合は(A5:Yes)、次の印刷順の予約ジョブをチェックする(A6)。
上記を予約ジョブが無くなるまでチェックを行なう(A7)。予約ジョブがなければ、印刷順を最後に設定する(A7:Yes,A8)。
【0056】
図12に機密文書の印刷実行のフローを示す。印刷中のジョブに対する印刷が終了したら、次の予約ジョブが有るかをチェックする(B2)。予約ジョブがある場合は、機密指定されているかをチェックする(B3)。機密指定されていない場合は、印刷処理を実行する(B6)。機密指定されている場合は、図13のようなパスワード入力画面を表示し、パスワード入力待ちとなる(B4)。入力されたパスワードが指定されたパスワードと一致したら(B5:Yes)、印刷動作を開始する(B6)。
パスワード入力待ちの状態で、予め決められた時間内にパスワードの入力が無かった場合(B7:Yes)、印刷の実行をキャンセルし、印刷画像をメモリに蓄積する(B8)。そして次の予約ジョブの印刷を実行する(B9)。
【0057】
請求項2〜6記載の発明に対応した動作について説明する。機密文書の予約印刷がパスワード入力されない事によりキャンセルされた場合は、図14(a)のようにジョブ一覧画面に機密文書一覧キー420が表示される。機密文書一覧キーはキャンセルされた機密印刷ジョブが無い場合は表示されない。
機密文書一覧キー420を押下する事により、図14(b)のような機密文書一覧画面が表示される。
図14(b)の機密文書一覧画面では、キャンセルされたジョブの内容および印刷キー430、削除キー431がある。ジョブを選択し、印刷キー430を押下する事で、再度印刷が実行される。印刷の実行されたジョブは機密文書一覧から削除され、印刷が完了とともに蓄積画像もメモリから削除される。削除キー431の押下により、選択されたジョブが機密文書一覧から削除するとともに、蓄積されている画像もメモリから削除される。また、機密文書印刷の予約キャンセル後、予め決められた時間をもって、機密文書一覧から削除を行なう。図15に上記のフロー図を示す。
【0058】
印刷および削除の実行においては、処理の対象となるジョブのキーを押下した場合、図16のようなパスワード入力画面を表示する。
そして、入力されたパスワードが設定されているものと一致した場合、そのジョブのキーが反転表示され選択状態となり、印刷ないし削除の動作が可能となる。パスワードが不一致の場合または取り消しキーを押下した場合、ジョブは選択状態にならず、ジョブに対する操作はできない。図17に上記のフロー図を示す。
【0059】
尚、上述の実施例においては、機密文書の指定を機密文書キーの押下することにより実現するようにしているが、図18のようなスタンプ印字モードの設定により、機密文書かどうかを判断する事も容易に可能である。
【0060】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明は、機密文書の予約コピーの設定時は、パスワードを入力させ、その予約の印刷順が来た時はパスワードが一致するまで印刷を実行しないようにし、パスワードの入力が一定時間無かった場合に、予約をキャンセルする手段を設けているので、ユーザが装置の前にいない場合に印刷が実行され、印刷文書が第三者の前にさらされるのを防ぐとともに、その他の予約の印刷を妨げる事を防ぐことができる。
【0061】
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1において、予約をキャンセルしたジョブを表示する手段と、それを再印刷する手段を設けているので、パスワードを入力せずに印刷がキャンセルされた予約ジョブに対して、原稿なしで再印刷を実行することができる。
【0062】
また、請求項3記載の発明は、上記請求項2における再印刷の際、パスワードの入力が一致したときのみ実行できる手段を設けているため、第三者に容易に印刷される事を防ぐことができる。
【0063】
また、請求項4記載の発明は、上記請求項1におけるキャンセルされた予約ジョブの表示を削除することができるため、機密文書を再印刷せずに機密文書の一覧が第三者に見られることないようにする事ができる。
【0064】
また、請求項5記載の発明は、上記請求項4における削除が、パスワードの入力が一致したときのみ実行できる手段を設けているため、第三者に容易に削除される事を防ぐことができる。
【0065】
さらに、請求項6記載の発明は、上記請求項4におけるキャンセルされた予約ジョブの表示削除は、一定時間経過すると自動で行なわれるため、機密文書の印刷キャンセルの履歴が残らないようにして、第三者に秘密にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を利用したシステムの全体構成を示した図である。
【図2】本発明の画像形成装置を示した図である。
【図3】本発明の画像形成装置における操作部の一例を示した図である。
【図4】本発明の画像形成装置における制御装置であるメインコントローラと各部の関係を示した図である。
【図5】本発明の画像形成装置におけるデータの流れと処理の概要を示した図である。
【図6】本発明の画像形成装置におけるメインコントローラと画像メモリ間のデータの流れを示した図である。
【図7】1ページ分の画像データのタイミングチャートを示した図である。
【図8】本発明の画像形成装置における予約コピー操作画面である。
【図9】本発明の画像形成装置における予約コピー時のパスワード入力画面である。
【図10】本発明の画像形成装置におけるジョブ一覧画面である。
【図11】本発明の画像形成装置における印刷順を確定するフローチャートである。
【図12】本発明の画像形成装置における印刷処理のフローチャートである。
【図13】本発明の画像形成装置における印刷処理時のパスワード入力画面である。
【図14】本発明の画像形成装置におけるジョブ一覧および機密文書一覧画面である。
【図15】本発明の画像形成装置における機密文書処理時のフローチャートである。
【図16】本発明の画像形成装置における機密文書の削除時のパスワード入力画面である。
【図17】本発明の画像形成装置における印刷処理時のフローチャートである。
【図18】本発明の画像形成装置におけるスタンプ印字選択画面である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF)
7 原稿セット検知器
20 メインコントローラ
30 操作手段
31 液晶ディスプレイ
45 プリンタコントローラ
46 LANコントローラ
47 パラレルI/Fコントローラ
49 画像処理ユニット(IPU)
【発明の属する技術分野】
本発明は、機密文書の内容を第三者に知られることなく予約コピーを行なうことができる、予約コピー機能を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、画像形成装置において、機密情報を有する文書を印刷出力する際に、トレイに設けた開閉自在な扉により自分以外の第三者に機密文書を見せないようにする発明が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、予約コピー機能を有する画像形成装置も、一般に使用され、知られている発明であり(例えば、特許文献2参照。)、セキュリティも考慮したものも知られている(例えば、特許文献3参照。)。
これらは、印刷動作中に次の原稿の読み取り開始が可能であり、読み取った原稿に対する印刷動作は前の印刷動作の終了後に行なう(予約コピー)ことができるものである。また、複数の予約コピーの登録に加え、予約の実行順の入れ替えや、予約の取り消し、および予約のコピー条件の変更が可能である。
さらに、特許文献3では、印刷結果が不用意に他人の目に触れることを防ぐためパスワードを用いることとしている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−216759号公報
【特許文献2】
特開平8−84216号公報
【特許文献3】
特開平10−336375号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
機密文書をコピーする場合、画像形成装置が印刷中である場合、予約コピーをする事は可能であるが、予約する場合、印刷結果を第三者に見られないようにするためには、前の印刷が終わって印刷が開始されるまでその場で待つか、一旦装置から離れて開始が予想される時間を見計らって見に来ることになる。その場で待つ場合は、予約コピーが多く登録されている場合は、長い間待たねばならず、装置から離れた場合、開始時間に間に合わないと印刷結果が見られてしまうことになるし、印刷順の変更や予約内容の変更や予約の削除を第三者に行なわれてしまう事も有り得る。
【0005】
上記不具合に対し、特許文献3に記載の発明は、機密文書の予約コピーの設定時に、パスワードを入力させ、その予約の印刷順が来た時はパスワードが一致するまで印刷を実行しないようにすることで、ユーザが装置の前にいない場合に印刷が実行されて印刷文書が第三者の前にさらされるのを防ぐことができる。しかしながら、機密文書のコピーを実行したユーザがパスワードを入力しないと印刷待機状態のままとなってしまう不具合は依然として残っている。
【0006】
本発明は、上記不具合を解決し、機密文書をコピーする場合において、予約コピー機能を使った場合でも、機密保護を容易に行なうことができ、その他の文書の予約コピーも円滑に行うことができる画像形成装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1記載の画像形成装置は、原稿の画像情報を読み取る画像読取手段と、読み取られた画像データを印刷する画像印刷手段と、読み取られた画像データを記憶する画像記憶手段と、画像形成の動作設定を表示する表示手段と動作設定を入力する操作手段と、操作手段に基づいて画像読取手段により画像の読み取り動作を行ない、画像印刷手段により画像を印刷している際に、操作手段により、別の印刷する動作設定の入力を受け付け(予約)可能とし、操作手段より設定された予約印刷の動作設定に従い画像読取手段より原稿の読み取り動作を行ない、読み取った画像データを画像記憶手段に記憶し、動作中の印刷が終了した後に記憶手段に記憶された画像データの印刷を行なうように上記の各手段を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、前記制御手段が、前記操作手段にて機密情報の出力指示があった場合に、パスワードの入力を行なわせ、機密文書の印刷予約に対する実行順が来た場合は、パスワードの入力待ちとし、予約時に入力されたパスワードと同じものが入力されるまで、印刷動作の開始を保留し、予め決められた時間内に正しいパスワードの入力が行なわれなかった場合は、機密文書の予約をキャンセルし、印刷実行順が後ろの予約である文書の印刷を実行させること、を特徴とするものである。
【0008】
機密文書の予約コピーの設定時は、パスワードを入力させ、その予約の印刷順が来た時はパスワードが一致するまで印刷を実行しないようにし、パスワードの入力が一定時間無かった場合に、予約をキャンセルすることにより、ユーザが装置の前にいない場合に印刷が実行され、印刷文書が第三者の前にさらされるのを防ぐとともに、その他の予約の印刷を妨げる事を防ぐこともできる。
【0009】
本願の請求項2に記載の画像形成装置は、前記機密文書の印刷予約に対して、パスワードが入力されなかった場合、表示手段は、予約がキャンセルされた印刷ジョブを表示することができ、制御手段は、そのキャンセルされた印刷ジョブを前記画像印刷手段により再印刷させることができることを特徴とするものである。
【0010】
前記した請求項1において、予約をキャンセルしたジョブを表示し、それを再印刷することを可能とすることにより、パスワードを入力せずに印刷がキャンセルされた予約ジョブに対して、原稿なしで再印刷を実行することができる。
【0011】
本願の請求項3記載の画像形成装置は、予約がキャンセルされた印刷ジョブの再印刷の際、制御手段が、予約時に設定したパスワードと同じものが入力されたときのみ、再印刷を受け付けることを特徴とするものである。
【0012】
請求項2における再印刷を、パスワードの入力が一致したときのみ実行することにより、第三者に容易に印刷される事を防ぐことができる。
【0013】
本願の請求項4記載の画像形成装置は、機密文書の印刷がキャンセルされた場合、制御手段が、前記表示手段から、キャンセルされた機密文書の印刷予約の表示を削除することを特徴とするものである。
【0014】
請求項2におけるキャンセルされた予約ジョブの表示を削除することにより、機密文書を再印刷せずに機密文書の一覧が第三者に見られないようにする事ができる。
【0015】
本願の請求項5記載の画像形成装置は、制御手段が、印刷予約の表示を削除する際、パスワードの入力を行なわせ、予約時に設定したパスワードと同じものが入力されたときのみ、削除を受け付けることを特徴とするものである。
【0016】
請求項4における削除を、パスワードの入力が一致したときのみ実行することにより、第三者に容易に削除される事を防ぐことができる。
【0017】
本願の請求項6記載の画像形成装置は、制御手段が、印刷予約の表示の削除を、予め決められた時間の経過により自動的に行なうことを特徴とするものである。
【0018】
請求項4におけるキャンセルされた予約ジョブの表示削除は、一定時間の経過により自動で行なうことにより、機密文書の印刷キャンセルの履歴が残らないようにすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成および動作について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置を利用したシステムの全体構成を示した図である。
【0020】
このシステムは、スキャナおよびプリンタ機能を備えた画像形成装置とPC等とがLANおよびパラレルI/Fで接続されて構成され、画像形成装置は、PC等のホストからのプリントデータを出力できるものである。
【0021】
次に、本発明の画像形成装置の構成および動作について図2および図3を用いて説明する。図2は、本発明の画像形成装置を示した図であり、図3は、画像形成装置の操作部の一例を示した図である。
【0022】
自動原稿送り装置(以後、ADFと称する。)1の原稿台2に画像面を上にして置かれた原稿束は、操作部30上のスタートキー34が押下されると、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。読み取りユニット50によってコンタクトガラス6上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5はそれぞれモータによって駆動される。
【0023】
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザによって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
【0024】
後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ローラによって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ102方向と、ステープル処理部方向へに導く事ができる。切り替え板101を上に切り替える事により、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙する事ができる。また、切り替え板101を下方向に切り替える事で、搬送ローラ105、107を経由して、ステープル台108に搬送する事ができる。ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
【0025】
一方、通常の排紙トレイ104は前後に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0026】
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪112を上側にセットする事で、一旦両面給紙ユニット111にストックする。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用される。
【0027】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニットはメインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される。
【0028】
図3は、本発明の画像形成装置の操作部の一例を示した図である。
操作部30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、スタートキー34、リセットキー36、割込キー37があり、液晶タッチパネル31には、機能キー、部数、および画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
【0029】
割込キー37の押下により割り込み押下モードに移行する。割り込みモードは、コピー動作実行中および操作中において一時的にコピー作業を割り込んでコピーをするときのモードである。このモードを設定することによりその前のコピーモード、およびコピー途中であればその途中経過情報を不揮発RAMに記憶し、割り込みモードに移行し、モードを初期化する。コピー動作実行後、割り込みモードを解除すると、不揮発RAMに記憶したモードおよび情報を戻して割り込みモード設定前の状態を復帰させ、再スタートにて、割り込み前のモードを継続する事ができる。
【0030】
初期設定キー38を押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。機械が収納している用紙サイズの設定やコピー機能のモードクリアキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等も選択するとか、国際エネルギースター計画に従った低電力への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行する時間を設定する事が可能である。
【0031】
予熱キー35を押すと、機械は待機状態から、電力低減状態に移行し、定着温度を低下させたり、操作部の表示を消灯したりする。予熱状態は、国際エネルギースター計画で言う、低電力状態を意味している。また、予熱状態、オフ状態/スリープ状態を解除し、待機状態に移行させるには、この予熱キーを再度押下する。
新規予約キー40は、予約コピーを行なうときに使用する。
ジョブ一覧キー41の押下により、動作中のコピージョブの一覧を表示する。新規予約およびジョブ一覧の詳細は、後述する。また、コピー機能、プリンタ機能、蓄積コピー機能を切り替えるキー39がある。
【0032】
コピー機能は、スキャナで読み取った画像を転写紙に指定された動作で複写する機能である。
プリンタ機能は、外部からLANおよびパラレルI/F等で接続され、外部からのプリント画像データとその指示を受けて、プリント出力する機能である。
蓄積コピー機能とは、スキャナで読み取った画像や、外部からの画像データを蓄積して、機械の操作でプリントできる機能である。
【0033】
ここで、印刷時のパスワード設定されているファイルに対する印刷および削除指定選択時にパスワードの入力を促すことができ、パスワード入力するファイルの選択画面表示に戻りそのファイルが反転し選択される。パスワードの入力が一致しないときはファイル選択をせず、リスト画面に戻る。パスワードについては、外部からの画像蓄積時もパスワード情報が付加されていれば、印刷時は同様な処理をおこなう。このときは、外部ホスト側のドライバ等で、パスワード入力できるようにする必要がある。
【0034】
次に、図2を用いて、本発明における画像読み取り手段、および画像を記録面上に潜像形成するまでの動作を説明する。潜像とは感光体面上に画像を光情報に変換して照射することにより生じる電位分布である。
読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等々で構成されている。露光ランプ51および第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55および第3ミラー56は図示しない第1キャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。レンズ53およびCCDイメージセンサ54を図1において左右方向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわち、指定された倍率に対応してレンズ53およびCCDイメージセンサ54の左右方向に位置が設定される。
【0035】
書き込みユニット57はレーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60で構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わっている。
レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー60で折り返され、感光体面上に集光結像する。
偏光されたレーザ光は感光体が回転する方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信号のライン単位の記録を行なう。感光体の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0036】
上述のように、書き込みユニット57から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力を行なうための制御信号の生成を行なう。
【0037】
次に、本実施例における画像処理部(画像読み取り部と画像書き込み部 )の構成について、図5を用いて説明する。
露光ランプ51から照射された光は原稿面を照射し、原稿面からの反射光を、CCDイメージセンサ54にて結像レンズ(図示せず)により結像、受光して光電変換し、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正62がなされた後、画像処理部63にてMTF補正、γ補正等がなされる。セレクタ64では、変倍部71または、画像メモリコントローラ65への画像信号の送り先の切り替えが行われる。変倍部71を経由した画像信号は変倍率に合わせて拡大縮小され、セレクタ76に送られて、画像信号の送り先を、印字合成73または、画像メモリコントローラ65への切り替えが行われ、印字合成後は、書き込みユニット57に送られる。
画像メモリコントローラ65とセレクタ64、76間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。
【0038】
変倍処理について、変倍せずメモリへ画像を格納可能であり、メモリから読み出して変倍処理をして書き込みユニットへ送ることも可能である。また、メモリからの画像を変倍して再度メモリへ戻すことも可能である。図5には特に明示していないが、画像処理部(IPU)には、読み取り部50から入力される画像データ以外にも外部から供給される画像データ(例えば、パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力されるデータ)も処理できるよう、複数のデータの入出力を選択することができる機能を有している。
画像処理部は、画像メモリコントローラ65等への設定や、読み取り部50、書き込み部57の制御を行なうCPU68、およびそのプログラムやデータを格納するROM69、RAM70を備えている。更にCPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66のデータの書き込み、読み出しを行なうことができる。
【0039】
ここで、図7を用いて、セレクタ64における1ページ分の画像信号について説明する。
/FGATEは、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像信号が有効となる。主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素のデータが送られてくる。画像処理部(IPU)49は、画像入力、出力それぞれに対して別個の/FGATE、/LSYNC、/LGATE、VCLKの発生機構を有しており、様々な画像入出力の組み合わせが実現可能になる。
【0040】
図4はメインコントローラを中心に、制御装置を図示したものである。メインコントローラ20は画像形成装置全体を制御する制御手段である。メインコントローラ20には、オペレータに対する表示、オペレータからの機能設定入力制御を行なう操作手段30、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリからの作像を行なう制御等を行なう画像処理ユニット(IPU)49、原稿自動送り装置(ADF)1、等の分散制御装置が接続されている。
【0041】
各分散制御装置とメインコントローラ20は必要に応じて機械の状態、動作指令のやりとりを行っている。また、紙搬送等に必要なメインモータ25、各種クラッチ21〜24も接続されている。プリンタコントローラは、外部からの画像およびプリント指示するコマンドを解析し、画像データとして、印刷できる状態にビットマップ展開し、印刷モードをコマンドから解析し動作を決定している。その画像およびコマンドをLANおよびパラレルI/Fを通じて受信し動作するために、LANコントロール部とパラレルI/F部が機能している。
【0042】
図5におけるメモリコントローラおよび画像メモリについて、図6を参照しながら詳細に説明する。
メモリコントローラ65は、入力データセレクタ101、画像合成102、1次圧縮/伸長103、出力データセレクタ104、2次圧縮/伸長105のブロックを有している。各ブロックへの制御データの設定はCPU68より行われる。図5におけるアドレス、データは画像データを示しており、CPU68に接続されるデータ、アドレスは図示していない。
【0043】
画像メモリ66は、1次および2次記憶装置(106、107)からなる。1次記憶装置106は、入力画像データの転送速度に略同期してメモリへのデータ書き込み、または画像出力時のメモリからのデータ読み出しが高速に行なえるように、例えば、DRAM等の高速アクセスが可能なメモリを使用する。また、1次記憶装置106は、処理を行なう画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成(メモリコントローラとのインターフェース部)をとっている。各分割したエリアに画像データの入力、出力をそれぞれ並列に実行可能にするためにメモリコントローラとのインターフェースにリード用とライト用の二組のアドレス・データ線で接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ライト)する間にエリア2より画像を出力(リード)するという動作が可能になる。
【0044】
2次記憶装置107は、入力された画像の合成、ソーティングを行なうためにデータを保存しておく大容量のメモリである。1次、2次記憶装置とも、高速アクセス可能な素子を使用すれば、1次、2次の区別なくデータの処理が行なえ、制御も比較的簡単になるが、DRAM等の素子は高価なため、2次記憶装置にはアクセス速度はそれほど速くないが、安価で、大容量の記録媒体を使用し、入出力データの処理を1次記憶装置を介して行なう構成になっている。
【0045】
上述のような画像メモリの構成を採用することにより、大量の画像データの入出力、保存、加工等の処理が可能な画像形成装置を安価、かつ比較的簡単な構成で実現することが可能になる。
【0046】
次に、メモリコントローラ65の画像入力および画像出力の動作について概略を説明する。
【0047】
<1>画像入力(画像メモリへの保存) 入力データセレクタ81は複数のデータの内から、画像メモリ(1次記憶装置86)への書き込みを行なう画像データの選択を行なう。入力データセレクタ81によって選択された画像データは、画像合成82に供給され、既に画像メモリに保存されているデータとの合成を行なう。画像合成82によって処理された画像データは、1次圧縮/伸長83によりデータを圧縮し、圧縮後のデータを1次記憶装置86に書き込む。1次記憶装置86に書き込まれたデータは、必要に応じて2次圧縮/伸長85で更に圧縮を行った後に2次記憶装置87に保存される。
【0048】
<2>画像出力(画像メモリからの読み出し) 画像出力時は、1次記憶装置86に記憶されている画像データの読み出しを行なう。出力対象となる画像が1次記憶装置86に格納されている場合には、1次圧縮/伸長83で1次記憶装置86の画像データの伸長を行ない、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力データとの画像合成を行った後のデータを出力データセレクタ84で選択し、出力する。
画像合成82は、1次記憶装置86のデータと、入力データとの合成(画像データの位相調整機能を有する)、合成後のデータの出力先の選択(画像出力、1次記憶装置86へのライトバック、両方の出力先への同時出力も可能)等の処理を行なう。
出力対象となる画像が1次記憶装置86に格納されていない場合には、2次記憶装置87に格納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸長85で伸長を行ない、伸長後のデータを1次記憶装置86に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行なう。
【0049】
ホスト側からコマンドを受信した際の処理は、まずプリンタファイル登録開始コマンドを受け取ると、プリンタ画像情報を蓄積するための初期化処理を行ない、プリンタファイル登録状態へ移行する。プリンタファイル登録状態においてユーザ名登録コマンド/ファイル名登録コマンド/時刻登録コマンドを受け取ると、受け取った情報をファイルの属性情報として記憶する。画像情報の入力が完了して、最後にプリンタファイル登録終了コマンドを受け取るとファイルの登録処理を行ない、プリンタファイル登録状態を解除する。
【0050】
また、スキャナで原稿を読み取る際の、スキャナ登録モード移行処理は、操作部の原稿読み取りキーが押されると、スキャナ画像情報を蓄積するための初期化処理を行ない、スキャナファイル登録状態へ移行する。全ての原稿の読み取りが完了して、操作部の読み取り終了キーが押されるとファイルの登録処理を行ない、スキャナファイル登録状態を解除する。
【0051】
また、原稿画像をスキャナで読み取る場合の処理は、スタートキーが押された時にスキャナファイル登録状態であり、かつ原稿が存在するのであれば、まず画像メモリを蓄積するメモリが満杯でないかどうかチェックする。もしメモリが満杯の場合は、メモリフルアラート表示を行なう。
ここで[はい]キーが押下された場合は、メモリフルになるまでに読み込んだ原稿画像はそのまま保持しておくので、ファイルの登録処理を行ない、スキャナファイル登録状態を解除する。もし[いいえ]キーが押された場合は、それまでに読み込んだ原稿画像情報を破棄し、スキャナファイル登録状態を解除する。メモリが満杯でなければ原稿をスキャンし、得られた画像情報をメモリに蓄積する。DF使用モードで次原稿が存在する場合は、次の原稿に対しても同じ処理を繰り返す。
【0052】
さらに、メモリに蓄積した画像をプリントする処理は、プリント動作指示があった場合、対応するメモリから画像を呼び出して印刷動作を行ない、プリント動作終了するか否か判断し、蓄積したプリントがある場合は、続けてプリントを続行し、ない場合は、動作を終了する。
【0053】
次にコピー機能の予約機能について説明する。
コピー動作中には、現在動作中のコピーの設定状態を表す画面が表示されるが、このとき、次に行ないたいコピーの予約(以下、予約コピーという)の登録を行なうことができる。図3の新規予約キー39の押下、プリントキー34の押下で予約が登録され、原稿の読み取り動作が開始する。また図中に示された解除キーの押下により予約コピーを解除し、現在動作中のコピーの設定状態を表示する画面に戻すことができる。画面中央上部のメッセージエリアにジョブ番号を表示するが、ジョブ番号はジョブを識別する為の番号で予約するごとに1加算されていく。
尚、予約コピーモードとは、コピー動作実行中に操作部を開放し、次ジョブの操作入力を可能とする。コピー動作中のジョブの原稿読み込み動作が終了していれば、スキャナ(ADFを含む)を開放し、次ジョブの原稿先読み込み動作を可能とする動作モードである。
ジョブ一覧画面は、現在印刷中のコピーおよび予約コピーの状態を一覧表示することができ、操作部30のジョブ一覧キー40の押下により表示される。
ジョブ一覧画面における表示やキーついて説明する。まず、各ジョブについて、”動作状況”、”ジョブ番号”、”原稿枚数”、”セット枚数”、”所要時間”を表示する。所用時間は、原稿枚数、セット枚数、転写紙サイズを元にコピー動作完了までの時間を計算し、表示する。表示中の各ジョブはキーになっており、押下することで選択状態となり、反転表示となる。反転された状態で再押下すると、反転は解除され、非選択状態に戻る。
各ジョブに対して選択後、次のキーが有効となる。予約順を変更する前へキーの押下により予約順がひとつ繰り上がる。但し、印刷中のジョブより前に行く事はしない。また、後ろへキーの押下により予約順がひとつ繰りさがる。
また、内容変更キーの押下により、選択ジョブのモード選択画面に移行し、コピーモードを変更する事ができる。内容変更キーの押下により、コピー内容の変更を行うことができ、ジョブ一覧へ戻るキーの押下で、ジョブ一覧表示の画面に戻る事が出来る。
また、削除キーの押下で、選択した予約ジョブの削除を行なう。削除キーの押下で選択しているジョブの削除を行なうことができる。また、戻るキーの押下で、一覧表示移行前のジョブの画面に戻る。ジョブの終了や削除等により移行前のジョブが存在しない場合は、印刷中のジョブの画面に戻る。
【0054】
以下、本発明の機密保持の動作について説明する。
図8は予約コピー操作画面であり、画面右下には機密文書キー410がある。機密文書キーは機密文書のコピーを行なう場合に押下する。機密文書キーの押下することにより、図9のようなパスワード入力画面が表示される。図9でパスワードを入力し確認キーを押下することでパスワードが登録される。尚、取り消しキーを押すと機密文書の設定が解除され図8の画面に戻る。図9でパスワードを設定し、プリントキー34の押下によりコピー動作が開始されるが、この時、予約ジョブの内容を印刷順にチェックし、機密文書モードでない予約ジョブの前に印刷順を設定する。例えば、予約の状況が図10(a)のジョブ一覧画面で示されるような場合で、予約1から予約3までどれも機密文書指定がされていないとすると、図9でのパスワード入力による予約コピー(ジョブ番号5)は、予約順として先頭に設定される。図10(b)はそれを示したジョブ一覧の画面である。
【0055】
図11に予約の印刷順の決定処理についてのフローを示す。
まず、印刷中のジョブをチェックし(A1)、印刷中のジョブがなければ(A1:No)、印刷処理を実行する(A12)。印刷中のジョブがあれば(A1:Yes)、予約ジョブが有るかをチェックする(A2)。予約ジョブが無ければ(A2:No)、印刷順を先頭に設定する(A11)。予約ジョブがある場合(A2:Yes)、プリント指示したジョブが機密文書設定されているかをチェックする(A3)。機密指定されていなければ(A3:No)、印刷順を最後に設定する(A10)。機密指定されている場合は(A3:Yes)、予約ジョブを印刷順の先頭からチェックする(A4)。予約ジョブが機密指定されているかをチェックし(A5)、機密指定されていない場合は(A5:No)、印刷順をチェックした予約ジョブの位置に設定する(A9)。機密指定されている場合は(A5:Yes)、次の印刷順の予約ジョブをチェックする(A6)。
上記を予約ジョブが無くなるまでチェックを行なう(A7)。予約ジョブがなければ、印刷順を最後に設定する(A7:Yes,A8)。
【0056】
図12に機密文書の印刷実行のフローを示す。印刷中のジョブに対する印刷が終了したら、次の予約ジョブが有るかをチェックする(B2)。予約ジョブがある場合は、機密指定されているかをチェックする(B3)。機密指定されていない場合は、印刷処理を実行する(B6)。機密指定されている場合は、図13のようなパスワード入力画面を表示し、パスワード入力待ちとなる(B4)。入力されたパスワードが指定されたパスワードと一致したら(B5:Yes)、印刷動作を開始する(B6)。
パスワード入力待ちの状態で、予め決められた時間内にパスワードの入力が無かった場合(B7:Yes)、印刷の実行をキャンセルし、印刷画像をメモリに蓄積する(B8)。そして次の予約ジョブの印刷を実行する(B9)。
【0057】
請求項2〜6記載の発明に対応した動作について説明する。機密文書の予約印刷がパスワード入力されない事によりキャンセルされた場合は、図14(a)のようにジョブ一覧画面に機密文書一覧キー420が表示される。機密文書一覧キーはキャンセルされた機密印刷ジョブが無い場合は表示されない。
機密文書一覧キー420を押下する事により、図14(b)のような機密文書一覧画面が表示される。
図14(b)の機密文書一覧画面では、キャンセルされたジョブの内容および印刷キー430、削除キー431がある。ジョブを選択し、印刷キー430を押下する事で、再度印刷が実行される。印刷の実行されたジョブは機密文書一覧から削除され、印刷が完了とともに蓄積画像もメモリから削除される。削除キー431の押下により、選択されたジョブが機密文書一覧から削除するとともに、蓄積されている画像もメモリから削除される。また、機密文書印刷の予約キャンセル後、予め決められた時間をもって、機密文書一覧から削除を行なう。図15に上記のフロー図を示す。
【0058】
印刷および削除の実行においては、処理の対象となるジョブのキーを押下した場合、図16のようなパスワード入力画面を表示する。
そして、入力されたパスワードが設定されているものと一致した場合、そのジョブのキーが反転表示され選択状態となり、印刷ないし削除の動作が可能となる。パスワードが不一致の場合または取り消しキーを押下した場合、ジョブは選択状態にならず、ジョブに対する操作はできない。図17に上記のフロー図を示す。
【0059】
尚、上述の実施例においては、機密文書の指定を機密文書キーの押下することにより実現するようにしているが、図18のようなスタンプ印字モードの設定により、機密文書かどうかを判断する事も容易に可能である。
【0060】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の発明は、機密文書の予約コピーの設定時は、パスワードを入力させ、その予約の印刷順が来た時はパスワードが一致するまで印刷を実行しないようにし、パスワードの入力が一定時間無かった場合に、予約をキャンセルする手段を設けているので、ユーザが装置の前にいない場合に印刷が実行され、印刷文書が第三者の前にさらされるのを防ぐとともに、その他の予約の印刷を妨げる事を防ぐことができる。
【0061】
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1において、予約をキャンセルしたジョブを表示する手段と、それを再印刷する手段を設けているので、パスワードを入力せずに印刷がキャンセルされた予約ジョブに対して、原稿なしで再印刷を実行することができる。
【0062】
また、請求項3記載の発明は、上記請求項2における再印刷の際、パスワードの入力が一致したときのみ実行できる手段を設けているため、第三者に容易に印刷される事を防ぐことができる。
【0063】
また、請求項4記載の発明は、上記請求項1におけるキャンセルされた予約ジョブの表示を削除することができるため、機密文書を再印刷せずに機密文書の一覧が第三者に見られることないようにする事ができる。
【0064】
また、請求項5記載の発明は、上記請求項4における削除が、パスワードの入力が一致したときのみ実行できる手段を設けているため、第三者に容易に削除される事を防ぐことができる。
【0065】
さらに、請求項6記載の発明は、上記請求項4におけるキャンセルされた予約ジョブの表示削除は、一定時間経過すると自動で行なわれるため、機密文書の印刷キャンセルの履歴が残らないようにして、第三者に秘密にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を利用したシステムの全体構成を示した図である。
【図2】本発明の画像形成装置を示した図である。
【図3】本発明の画像形成装置における操作部の一例を示した図である。
【図4】本発明の画像形成装置における制御装置であるメインコントローラと各部の関係を示した図である。
【図5】本発明の画像形成装置におけるデータの流れと処理の概要を示した図である。
【図6】本発明の画像形成装置におけるメインコントローラと画像メモリ間のデータの流れを示した図である。
【図7】1ページ分の画像データのタイミングチャートを示した図である。
【図8】本発明の画像形成装置における予約コピー操作画面である。
【図9】本発明の画像形成装置における予約コピー時のパスワード入力画面である。
【図10】本発明の画像形成装置におけるジョブ一覧画面である。
【図11】本発明の画像形成装置における印刷順を確定するフローチャートである。
【図12】本発明の画像形成装置における印刷処理のフローチャートである。
【図13】本発明の画像形成装置における印刷処理時のパスワード入力画面である。
【図14】本発明の画像形成装置におけるジョブ一覧および機密文書一覧画面である。
【図15】本発明の画像形成装置における機密文書処理時のフローチャートである。
【図16】本発明の画像形成装置における機密文書の削除時のパスワード入力画面である。
【図17】本発明の画像形成装置における印刷処理時のフローチャートである。
【図18】本発明の画像形成装置におけるスタンプ印字選択画面である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF)
7 原稿セット検知器
20 メインコントローラ
30 操作手段
31 液晶ディスプレイ
45 プリンタコントローラ
46 LANコントローラ
47 パラレルI/Fコントローラ
49 画像処理ユニット(IPU)
Claims (6)
- 原稿の画像情報を読み取る画像読取手段と、読み取られた画像データを印刷する画像印刷手段と、読み取られた画像データを記憶する画像記憶手段と、画像形成の動作設定を表示する表示手段と前記動作設定を入力する操作手段と、前記操作手段に基づいて前記画像読取手段により画像の読み取り動作を行ない、前記画像印刷手段により画像を印刷している際に、前記操作手段により、別の印刷する動作設定の入力を受け付け(予約)可能とし、前記操作手段より設定された前記予約印刷の動作設定に従い前記画像読取手段より原稿の読み取り動作を行ない、読み取った画像データを前記画像記憶手段に記憶し、前記動作中の印刷が終了した後に前記記憶手段に記憶された画像データの印刷を行なうように上記の各手段を制御する制御手段とを有する画像形成装置において、
前記制御手段が、前記操作手段にて機密情報の出力指示があった場合に、パスワードの入力を行なわせ、
機密文書の印刷予約に対する実行順が来た場合は、パスワードの入力待ちとし、予約時に入力されたパスワードと同じものが入力されるまで、印刷動作の開始を保留し、
予め決められた時間内に正しいパスワードの入力が行なわれなかった場合は、機密文書の予約をキャンセルし、印刷実行順が後ろの予約である文書の印刷を実行させること、
を特徴とする画像形成装置。 - 前記機密文書の印刷予約に対して、パスワードが入力されなかった場合、前記表示手段は、予約がキャンセルされた印刷ジョブを表示することができ、前記制御手段は、そのキャンセルされた印刷ジョブを前記画像印刷手段により再印刷させることができることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記予約がキャンセルされた印刷ジョブの再印刷の際、前記制御手段が、予約時に設定したパスワードと同じものが入力されたときのみ、再印刷を受け付けることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 機密文書の印刷がキャンセルされた場合、前記制御手段が、前記表示手段から、キャンセルされた機密文書の印刷予約の表示を削除することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記制御手段が、前記印刷予約の表示を削除する際、パスワードの入力を行なわせ、予約時に設定したパスワードと同じものが入力されたときのみ、削除を受け付けることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記制御手段が、前記印刷予約の表示の削除を、予め決められた時間の経過により自動的に行なうことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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JP2013115706A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像処理装置及び画像処理方法 |
-
2002
- 2002-09-20 JP JP2002276074A patent/JP2004109935A/ja active Pending
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