JP2004108604A - ドア制御装置、自動ドア、ドア制御方法及び自動ドアを用いた冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドア部の自動開閉技術において、待ち時間がなく安定したタイミングで、誤動作なくドア部を自動開閉できるようにする。
【解決手段】ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段と、上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを上記人体検出手段とは独立した動作により認識する音声認識手段と、上記ドア部の自動開閉を制御する制御信号を上記音声認識手段の出力及び上記人体検出手段の出力に基づき形成する制御信号形成手段とを備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより上記ドア部の自動開閉を制御可能な構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段と、上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを上記人体検出手段とは独立した動作により認識する音声認識手段と、上記ドア部の自動開閉を制御する制御信号を上記音声認識手段の出力及び上記人体検出手段の出力に基づき形成する制御信号形成手段とを備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより上記ドア部の自動開閉を制御可能な構成とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア部の自動開閉を制御するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動的にドア部を開閉する技術例としては、例えば、特開2000−111238号公報(特許文献1)に記載されたものがある。該公報には、ドア部を自動的に開閉する冷蔵庫として、人が近傍にいるかどうかを検出する近接センサと、ドア部が完全に閉状態になったことを検出するドアセンサを備え、該ドアセンサがドア開信号を出力し、上記近接センサが人体感知信号を出力しない場合、一定時間後に自動的にドア部が閉動作を行う構成と、ドア閉ボタンを押したとき自動的にドア部が全閉状態となる構成と、ドア開ボタンを押したとき自動的にドア部が全開状態になる構成とが記載されている。
また、人体検知技術に関しては、例えば、特開2000−193752号公報(特許文献2)に記載されたものがある。該公報には、検知対象とする特定空間内で発生する音や他の物理量等、複数種類の物理量の変化を個別に検知することで、該特定空間内に人が侵入したか否かを検知する技術が記載されている。
また、人体検知技術と音声認識技術との組合せに関しては、例えば、特開平7−210191号公報(特許文献3)に記載されたものがある。該公報には、音声認識装置によって作動させるキッチン用音声認識システムとして、キッチンに配置した人体検出装置の出力により音声認識装置を作動させ、該音声認識装置の出力で制御装置を作動させ、さらに、該制御装置の出力でキッチンルームの換気扇、風呂釜の点火、玄関ドアの開閉、照明の点灯等を自動的に作動させる構成が記載されている。本公報記載の技術では、人体検出装置の人体検出エリア内で、該人体検出装置の出力に基づき音声認識を行う。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−111238号公報
【特許文献2】
特開2000−193752号公報
【特許文献3】
特開平7−210191号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、上記特開2000−111238号公報に記載された冷蔵庫では、ドアを開く場合や、ドアをすぐに閉める場合には、ドア開ボタンやドア閉ボタンを押さなければならない。一般に、冷蔵庫の通常の使用形態においてドアの開閉を頻繁に行うのは主に料理作業中である。該料理作業中においては、料理者は、料理用の調味料や油などが手に付着していることが多いため、かかる状態でドアを開閉しようとすると、ドア開ボタンやドア閉ボタンを調味料や油などで汚してしまうことになる。
ドア開ボタンやドア閉ボタンを押さずにドア部を自動的に開閉できる技術としては、音声認識装置や人体検出装置を、それぞれ単独で用いる構成もあるが、使い勝手上不都合が多いことが予想される。例えば、音声認識装置だけを単独で設けた構成では、利用者が音声を発して後、音声認識装置が音声認識しドア部を開閉するまでの時間と、利用者が対象の冷蔵庫の前まで進むにかかる時間とのかねあいを考慮して少なくとも冷蔵庫の前に達する前に音声を発する必要があり、音声を発するタイミングをとるのも難しい。音声認識に時間がかかったり、該時間がばらつくような場合はこの不都合の度合いが高まる。また、人体検出装置を単独で設けた構成では、利用者が冷蔵庫の前に立ったときにドアが開き、立ち去るとドアが閉まるようにはできるが、例えば冷蔵庫の前を人が横切ったようなときにもドアが開閉動作をしてしまうという誤動作も発生する。
従って、例えば、音声認識等によって識別された利用者または識別される利用者が、冷蔵庫前の人体検出エリア内に立っていること、すなわち、音声認識等の利用者識別技術と人体検出技術とを併用することが、冷蔵庫が、誤動作なく、目前の利用者に対して安定的にドア部を自動開閉するための要件である。
【0005】
上記特開平7−210191号公報記載の技術は、音声認識と人体検出とを組合せた技術であるが、あくまでも、人体検出装置の人体検出エリア内で、しかも該人体検出装置の出力に基づいて音声認識を行うものであり、人体検出エリア外では音声認識は行われない。一般に、冷蔵庫など家庭電化製品では、装置コストなどの点から廉価なプロセッサを用いることが多い。低コストなプロセッサは通常、処理能力も低く、これで音声認識処理を行おうとした場合には、該音声処理に時間がかかる。このため、例えば、冷蔵庫のドア部の開閉に該公報記載の技術を用い、プロセッサに低コストで処理能力の低いものを用いた場合には、冷蔵庫の前に利用者が立って、該利用者が、人体検出装置により検知され、音声を発して後、該人体検出装置の出力に基づき音声認識されるまでには時間がかかり、該利用者は冷蔵庫の前でドア部が開くのを長時間待つことになるという不都合も起こり得る。
また、音声認識装置において音声認識の性能を高めるためには、音声入力部と利用者の口との距離を短くして、雑音の少ない音声を取り込む必要がある。音声認識装置を冷蔵庫に搭載する場合には、音声入力部が冷蔵庫の固定位置に設置されることになるため、利用者に対し身長上の制限が生じてしまい、この結果、利用者を限定してしまうことになる。玄関ドアなど冷蔵庫以外の場合についても同様である。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、ドア部の自動開閉技術において、(1)利用者が安定したタイミングでドア部を自動開閉できること、(2)音声認識率も高くでき、誤動作がないこと、(3)利用者が身長制限などの制限を受けずに使用できること、(4)利用者の待ち時間をなくせること、等である。
本発明の目的は、上記課題点を解決できる技術の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、ドア部の自動開閉技術として、ドア部の自動開閉を制御する制御信号を、音声認識手段の出力及び人体検出手段の出力に基づいて制御手段が形成する。該音声認識手段は、人体検知エリア外でも音声認識が可能な構成を有する。原則的に、該音声認識手段と該人体検出手段とは互いに独立的に作動し、かつ、上記制御手段は、上記音声認識手段による音声認識以後に上記人体検出手段の人体検出結果を読みに行くようになっている。また、音声認識手段は、音声認識のために指示音声データを比較するための基準となる登録音声データを、予め登録できる構成を備える。具体的には、(1)ドア部の自動開閉を制御するドア制御装置として、上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段(該当実施例:符号220)と、上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを、上記人体検出手段とは独立した動作により認識する音声認識手段(該当実施例:符号210)と、上記ドア部の自動開閉を制御する制御信号を、上記音声認識手段の出力及び上記人体検出手段の出力に基づき形成する制御信号形成手段(該当実施例:符号212)とを備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより、上記ドア部の自動開閉を制御可能な構成とする。(2)ドア部が自動開閉される自動ドアとして、上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを、上記人体検出手段とは独立した動作により登録音声データと比較して認識する音声認識手段(該当実施例:符号210)と、上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段(該当実施例:符号220)と、上記ドア部の開閉駆動を行うドア開閉駆動手段(該当実施例:符号230)と、上記音声認識手段の出力の読み込み以後に上記人体検出手段の読み込みを行い、該音声認識手段の出力と上記人体検出手段の出力に基づき、上記ドア開閉駆動手段を制御するための制御信号を形成し、該制御信号を該ドア開閉駆動手段の駆動回路部に出力する制御手段(該当実施例:符号212)とを備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより、自動的に上記ドア部が開閉される構成とする。(3)上記(2)において、上記制御手段を、上記音声認識手段が音声認識を行った後、所定時間内に上記人体検出手段が上記所定領域内で人を検出したときに、上記制御信号を形成して出力する構成とする。(4)上記(2)において、上記音声認識手段を、上記指示音声データを携帯型機器(該当実施例:符号200)から無線通信により受信して認識する構成とする。(5)上記(2)において、上記音声認識手段を、上記登録音声データとして、音声データを予め登録可能な構成とする。(6)上記(2)において、上記音声認識手段を、登録ボタンを有し、該登録ボタンの押し下げ回数により、異なる種別の登録音声データを予め登録可能な構成とする。(7)ドア部が自動的に開閉可能な冷蔵庫として、冷蔵庫本体部(該当実施例:符号106)と、該本体部に対し支点軸回りに回動可能に取付けられ庫室を開閉するドア部(該当実施例:符号104、105)と、該ドア部の開閉駆動を行うドア開閉駆動手段(該当実施例:符号230)と、上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段(該当実施例:符号220)と、上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを、上記人体検出手段とは独立した動作により登録音声データと比較して認識する音声認識手段(該当実施例:符号210)と、上記音声認識手段の出力及び上記人体検出手段の出力に基づき、上記ドア開閉駆動手段を制御するための制御信号を形成し、該制御信号を該ドア開閉駆動手段の駆動回路部に出力する制御手段(該当実施例:符号212)とを備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより、自動的に上記ドア部が開閉するようにした構成とする。(8)ドア部の自動開閉を制御するドア制御方法として、基準音声データまたは該基準音声データに対応した基準データを登録音声データとして予め登録するステップと、上記ドア部を開状態にすることを指示するための指示音声データを、上記登録音声データと比較し、該指示音声データを認識するステップと、上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出するステップと、ドア部の自動開閉を制御する制御信号を、上記音声データの認識結果の出力と上記人体検出結果の出力とに基づき形成するステップと、該形成した制御信号を、ドア部の開閉駆動を行うドア開閉駆動手段の駆動回路部に入力するステップとを経て、ドア部の自動開閉を制御する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の実施例の説明図である。図1は、本発明による冷蔵庫の概念図、図2は、図1の内部構成のブロック図、図3は、図2の構成における動作の説明図、図4は、音声認識手段における登録音声データの登録方法の説明図である。
図1において、210は、冷蔵庫の利用者の音声認識を行う音声認識手段としての音声認識装置、220は、焦電型赤外線センサ(焦電センサ)や超音波センサ等を有し人体検知領域内に人がいるときにこれを検出する人体検出手段としての人体検出装置、230は、ドア部を開閉駆動するドア開閉駆動手段としての自動ドアモータ、240はブザー、106は、上記音声認識装置210、人体検出装置220、自動ドアモータ230、ブザー240を装備した冷蔵庫本体、200は、利用者が音声を入力し無線通信用に出力する携帯型機器としてのヘッドセットである。音声認識装置210は、例えばBluetoothなどの小電力無線通信により、ヘッドセット200との間で音声データを送受信する。利用者は、冷蔵庫の開けたい室のドアを選び、ヘッドセット200に音声で指示する。ヘッドセット200により、利用者が入力した音声が電気信号として無線で音声認識装置210に送信される。例えば、利用者が、音声を入力後、一定時間内に人体検出エリア107内に入ることで、人体検出装置220が利用者を検知し、自動ドアモータ230が回転動作し、冷凍室ドア104あるいは冷蔵室ドア105が自動で全開状態となる。なお、冷凍室ドア104が開くか、冷蔵室ドア105が開くかは、初めの利用者の音声指示により決まるようになっている。利用者が、保冷物の取出しまたは収納を行った後、人体検出エリア107から離れると、人体検出装置220がそれを検知し、自動ドアモータ230が回転動作することにより、開いていた冷凍室ドア104または冷蔵室ドア105が全閉状態となる。音声認識装置210は、図1の表示では、冷蔵庫の上部に設置してあるが、これ以外の場所に設置してもよい。
【0008】
図2は、図1に示した一実施形態のブロック図である。
ヘッドセット200には、マイクロフォン201、アンプ202a、202b、アナログ/デジタル変換器203、通信部204、ヘッドフォン205、デジタル/アナログ変換器206が装備されている。また、音声認識装置210は、通信部211、タイマ213、音声登録ボタン214、登録音声記憶装置215が装備されている。人体検出装置220は、焦電センサ221、アンプ222、比較器223が装備されている。CPUは、制御手段を形成し、音声認識装置210の出力と人体検出装置220の出力が入力され、該両出力に基づき、ドア開閉駆動手段としての自動ドアモータ230を制御するための制御信号を形成し、該制御信号を該自動ドアモータ230内の駆動回路部に出力する。該駆動回路の制御された出力により自動ドアモータ230の回転が制御され、ドア部の開閉動作が制御される。ヘッドセット200は、音声認識装置210と無線通信によって接続され、ヘッドセット200側の通信部204と、音声認識装置210側の通信部211との間で無線通信を行う。人体検出装置220も、制御手段としてのCPU212に接続され、該CPU212によって制御される。また、自動ドアモータ230及びブザー240も、該CPU212に接続され、かつ、該CPU212によって制御される。
【0009】
図3は、図2の構成における動作の説明図である。
図3において、利用者が冷蔵庫のドア部を自動的に開けようとする場合、まず、その利用者が装着しているヘッドセット200のマイクロフォン201に、所定の指示音声を入力する(ステップS301)。入力された指示音声は、マイクロフォン201で電気信号に変換され、アンプ202aで増幅された後、アナログ/デジタル変換器203でデジタル信号に変換される。該デジタル信号の指示音声データは、通信部204から音声認識装置210に対し無線通信により送信される。音声認識装置210は、ヘッドセット200から送信された指示音声データの信号を通信部211で受信すると、CPU212に送る。該CPU212では、受信した音声データを、登録音声記憶装置213に予め登録されていた登録音声データと比較し、受信した指示音声データが登録音声データと実質的に同じか否かを判断する(ステップS302)。指示音声データが、登録音声データと同じものではなく、登録されていないデータと判断した場合は処理を終了する。受信した指示音声データが登録音声データと同じと判断した場合は、タイマ213を起動させる(ステップS303)。その後、人体検出装置220が人体検出エリア107内に利用者が入ったか検出する(ステップS304)。人体検出装置220の焦電センサ221が、人体検出エリア107内の利用者の存在を検出した場合は、これを電気信号に変換し、アンプ222で該電気信号を増幅させた後、比較器223に入力し、定められた閾値と比較する。比較の結果、該電気信号が、定められた閾値以上のものであれば、CPU212に利用者の存在を電気信号として報告する。人体検出装置220の焦電センサ221が、利用者を検出しなかった場合は、タイマ213がタイムアウトしていないかどうかを判定する(ステップS305)。タイムアウトしていない場合はステップ304に戻り、再度、人体検出装置220により利用者を検出する。タイムアウトしている場合は処理を終了する。ステップS304において、利用者を検出した場合は、タイマを切り(ステップS306)、ステップS301で入力された指示音声に従って、所望の室のドア部を自動ドアモータ230により全開状態にする(ステップS307)。その後、タイマ213を再起動させる(ステップS308)。人体検出装置220によって、利用者が、保冷物の取り出しまたは収納を終え、冷蔵庫から離れたか否かを検出する(ステップS309)。利用者が冷蔵庫から離れた、すなわち、人体検出エリア107内に利用者を検出されなかった場合は、タイマ213を切り(ステップS313)、自動ドアモータ220により所望の室のドアを全閉状態にする(ステップS314)。ステップS309にて、利用者が冷蔵庫から離れていないことを検出した場合、すなわち、まだ保冷物の取り出しまたは収納が完了していない場合は、タイマ213がタイムアウトしていないかどうかを判定する(ステップS310)。タイムアウトしていない場合は、ステップS309に戻ることで、利用者の作業が完了するのを待つ。ステップS310にて、タイマ213がタイムアウトした場合は、「ドアを閉めます。一度冷蔵庫から離れて下さい。」といったドアを閉める旨の音声アナウンスデータを音声認識装置210の通信部211から、ヘッドセット200に対して送信するとともに、ブザー240を鳴らして注意を喚起する(ステップS311)。ヘッドセット200は、音声アナウンスデータを通信部204で受信し、受信した音声アナウンスデータをデジタル/アナログ変換器206にてアナログ電気信号に変換した後、アンプ202bにてアナログ電気信号を調整し、ヘッドフォン205で音声に変換し出力する。ステップS311の後、再度、人体検出装置220によって利用者が人体検出エリア107内にいるか否かを検出する(ステップS312)。利用者が検出された場合、ステップS311に戻って、注意を喚起し続ける。ステップS312にて利用者が検出されなかった場合は、タイマ213を切り(ステップS313)、自動ドアモータ220により所望のドアを全閉させる(ステップS314)。
【0010】
図4は、図2の音声認識装置210における登録音声データの登録方法の説明図である。
冷蔵庫を利用する際、利用者は、利用に先立って予め自分の音声データを登録音声データとして登録する。図4において、利用者は、まず、音声認識装置210に装備されている音声登録ボタン214を押す(ステップS401)。この際、例えば、冷蔵庫の冷凍室ドア104を開閉する音声データを登録する場合は、音声登録ボタン214を1回押し、そのまま押しっぱなしにする。冷蔵室ドア105を開閉する音声データを登録する場合は、音声登録ボタン214を2回押し、2回目をそのまま押しっぱなしにする。音声認識装置210は、ステップS401において音声登録ボタン214が押された回数を判定し(ステップS402)、該押された回数によって、異なる種別の登録音声データすなわち複数の各対象ドア部に対応する音声データを、登録音声データとして予め登録する。押された回数が1回の場合は、例えば、登録対象を冷凍室室自動ドア104に設定、すなわち、冷凍室室自動ドア104に対応する音声データを登録音声データとして予め登録し(ステップS403)、押された回数が2回の場合は、例えば、登録対象を冷蔵室ドア105に設定、すなわち、冷蔵室ドア105に対応する音声データを登録音声データとして予め登録する(ステップS404)。3回以上押された場合は、「もう一度ボタンを押し直して下さい。」など、音声登録ボタンを押す操作をやり直してもらう旨の音声アナウンスデータを、音声認識装置210の通信部211からヘッドセット200に送信するとともに、ブザー240を鳴らすようにする(ステップS405)。ヘッドセット200内では、該音声アナウンスデータを通信部204で受信し、受信した音声アナウンスデータを、デジタル/アナログ変換器203でアナログ電気信号に変換した後、アンプ202bで該アナログ電気信号を調整し、ヘッドフォン205で音声に変換して出力し、処理を終了する。上記ステップS403及び上記ステップS404において、登録対象のドア部を設定した後、実際に登録したい音声をヘッドセット200のマイクロフォン201に入力する(ステップS406)。入力された音声はマイクロフォン201で電気信号に変換され、アンプ202aで増幅された後、アナログ/デジタル変換器203でデジタル信号に変換される。登録音声データとしての該デジタル信号は、通信部204から音声認識装置210に無線で送信される。ヘッドセット200から送信された信号を、音声認識装置210の通信部211で受信すると、CPU212に入力する。CPU212は、受信した音声データを登録音声記憶装置213に記憶する(ステップS407)。なお、この間、利用者は音声を言い終わるまで音声登録ボタン214を押し続ける。その後、音声登録ボタン214が離されたか否かを判定する(ステップS408)。音声登録ボタン214が離されていない場合は、まだ音声データが流れてくるので、ステップS406に戻り、登録音声記憶装置215に音声を記憶し続ける。ステップS408にて音声登録ボタン214が離された場合は、登録音声記憶装置への音声データの記憶を終了し、音声登録処理を完了する。この処理によって音声データ(指示)を登録する際、日常会話では使用頻度が低い単語を登録すると、日常会話をしている時に間違って自動ドアが開いてしまう誤動作を防止することができる。また、不正動作なども防止することができる。
【0011】
本実施例によれば、料理中でも手を使わずに冷蔵庫のドアを開閉することができ、冷蔵庫を汚さないようにできる。また、利用者の音声認識だけでなく、人体検出も併用した構成のため、利用者が冷蔵庫近くの人体検出エリア内に入った場合にのみドアが自動的に開くようにできる。このため、冷蔵庫から離れた場所からでも音声指示を行うことができ、利用者が冷蔵庫の前に立ってからドア部が開くまでの利用者の待ち時間をなくしたり短縮したりすることができるとともに、利用者が安定したタイミングでドア部を自動開閉できる。また、利用者が遠い位置にいるときにドア部が開いてしまうこともなくせるため、冷気の無駄な放出を防ぐこともできる。また、日常会話では使用頻度の低い音声データを登録音声データとして予め登録することにより、日常会話の音声による誤動作や、他人による不正動作などを防止することもできる。音声入力部にヘッドセットなどの携帯型音声入力装置を用いているため、雑音の少ない音声を取り込むことができ、音声認識率を高めることができる。また、利用者が身長制限などの制限を受けずに冷蔵庫を使用することができる。さらに、本実施例では、指示音声データを登録音声データと比較し実質的異同を判断して音声認識を行う構成としているため、例えばヘッドセットなどを用いなくても指示音声の音声認識が可能であり、この結果、ドア部の開閉の誤動作を防止することができる。
【0012】
なお、上記実施例では、ヘッドセットと音声認識装置間の通信を、小電力の無線通信で行う構成としたが、本発明はこれに限定されることなく、赤外線や他の無線通信手段を用いてもよいし、場合によっては有線通信手段を用いてもよい。さらには、ヘッドセットを用いない方式であってもよく、例えば、マイクロフォン等の受音手段を冷蔵庫側に設け、雑音の少ない音声を利用者から取り込むべく、該受音手段の位置を、利用者の身長等の条件に合わせて上下に移動できるようにした構成であってもよい。また、音声認識装置の音声入力部を冷蔵庫本体側に設けてもよい。また、上記実施例においては、保冷室として冷凍室と冷蔵室を各1個ずつ設け、自動ドアを該冷凍室と該冷蔵室とにそれぞれ設ける構成としたが、本発明はこれにも限定されず、保冷室及びそれ用のドア部の数を2個以外の数としてもよい。2個以外としたときは、図4のステップS402における音声登録ボタン214を押した回数の判定結果処理と、自動ドアモータ230の数と、ドア部の数などを該設けた保冷室の数に対応させればよい。また、上記実施例の冷蔵庫では、音声登録ボタン214を音声認識装置210に装備しているが、冷蔵庫本体106の前面部などに装備するようにしてもよい。
また、上記実施例では、冷蔵庫の自動ドアにつき説明したが、本発明の自動ドアはこれに限定されず、例えば、部屋やエレベータ等の自動ドアであってもよい。エレベータ等の場合は、利用者が呼びボタンを押すことができない状況にあるときも、ボタン操作によらずにエレベータを呼ぶことができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、ドア部の自動開閉技術において、利用者が安定したタイミングで冷蔵庫などのドア部を自動開閉することができる。音声認識率も高くでき、開閉の誤動作をなくすことができる。利用者が制限を受けずに使用できる。利用者の待ち時間も短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概念図である。
【図2】図1の内部構成のブロック図である。
【図3】図2の構成における動作の説明図である。
【図4】音声認識手段における登録音声データの登録方法の説明図である。
【符号の説明】
104…冷凍室ドア、 105…冷蔵室ドア、 106…冷蔵庫本体、 107…人体検出エリア、 200…ヘッドセット、 210…音声認識装置、 212…CPU、 214…音声登録ボタン、215…音声登録記憶装置、 220…人体検出装置、 230…自動ドアモータ、 240…ブザー。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドア部の自動開閉を制御するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動的にドア部を開閉する技術例としては、例えば、特開2000−111238号公報(特許文献1)に記載されたものがある。該公報には、ドア部を自動的に開閉する冷蔵庫として、人が近傍にいるかどうかを検出する近接センサと、ドア部が完全に閉状態になったことを検出するドアセンサを備え、該ドアセンサがドア開信号を出力し、上記近接センサが人体感知信号を出力しない場合、一定時間後に自動的にドア部が閉動作を行う構成と、ドア閉ボタンを押したとき自動的にドア部が全閉状態となる構成と、ドア開ボタンを押したとき自動的にドア部が全開状態になる構成とが記載されている。
また、人体検知技術に関しては、例えば、特開2000−193752号公報(特許文献2)に記載されたものがある。該公報には、検知対象とする特定空間内で発生する音や他の物理量等、複数種類の物理量の変化を個別に検知することで、該特定空間内に人が侵入したか否かを検知する技術が記載されている。
また、人体検知技術と音声認識技術との組合せに関しては、例えば、特開平7−210191号公報(特許文献3)に記載されたものがある。該公報には、音声認識装置によって作動させるキッチン用音声認識システムとして、キッチンに配置した人体検出装置の出力により音声認識装置を作動させ、該音声認識装置の出力で制御装置を作動させ、さらに、該制御装置の出力でキッチンルームの換気扇、風呂釜の点火、玄関ドアの開閉、照明の点灯等を自動的に作動させる構成が記載されている。本公報記載の技術では、人体検出装置の人体検出エリア内で、該人体検出装置の出力に基づき音声認識を行う。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−111238号公報
【特許文献2】
特開2000−193752号公報
【特許文献3】
特開平7−210191号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、上記特開2000−111238号公報に記載された冷蔵庫では、ドアを開く場合や、ドアをすぐに閉める場合には、ドア開ボタンやドア閉ボタンを押さなければならない。一般に、冷蔵庫の通常の使用形態においてドアの開閉を頻繁に行うのは主に料理作業中である。該料理作業中においては、料理者は、料理用の調味料や油などが手に付着していることが多いため、かかる状態でドアを開閉しようとすると、ドア開ボタンやドア閉ボタンを調味料や油などで汚してしまうことになる。
ドア開ボタンやドア閉ボタンを押さずにドア部を自動的に開閉できる技術としては、音声認識装置や人体検出装置を、それぞれ単独で用いる構成もあるが、使い勝手上不都合が多いことが予想される。例えば、音声認識装置だけを単独で設けた構成では、利用者が音声を発して後、音声認識装置が音声認識しドア部を開閉するまでの時間と、利用者が対象の冷蔵庫の前まで進むにかかる時間とのかねあいを考慮して少なくとも冷蔵庫の前に達する前に音声を発する必要があり、音声を発するタイミングをとるのも難しい。音声認識に時間がかかったり、該時間がばらつくような場合はこの不都合の度合いが高まる。また、人体検出装置を単独で設けた構成では、利用者が冷蔵庫の前に立ったときにドアが開き、立ち去るとドアが閉まるようにはできるが、例えば冷蔵庫の前を人が横切ったようなときにもドアが開閉動作をしてしまうという誤動作も発生する。
従って、例えば、音声認識等によって識別された利用者または識別される利用者が、冷蔵庫前の人体検出エリア内に立っていること、すなわち、音声認識等の利用者識別技術と人体検出技術とを併用することが、冷蔵庫が、誤動作なく、目前の利用者に対して安定的にドア部を自動開閉するための要件である。
【0005】
上記特開平7−210191号公報記載の技術は、音声認識と人体検出とを組合せた技術であるが、あくまでも、人体検出装置の人体検出エリア内で、しかも該人体検出装置の出力に基づいて音声認識を行うものであり、人体検出エリア外では音声認識は行われない。一般に、冷蔵庫など家庭電化製品では、装置コストなどの点から廉価なプロセッサを用いることが多い。低コストなプロセッサは通常、処理能力も低く、これで音声認識処理を行おうとした場合には、該音声処理に時間がかかる。このため、例えば、冷蔵庫のドア部の開閉に該公報記載の技術を用い、プロセッサに低コストで処理能力の低いものを用いた場合には、冷蔵庫の前に利用者が立って、該利用者が、人体検出装置により検知され、音声を発して後、該人体検出装置の出力に基づき音声認識されるまでには時間がかかり、該利用者は冷蔵庫の前でドア部が開くのを長時間待つことになるという不都合も起こり得る。
また、音声認識装置において音声認識の性能を高めるためには、音声入力部と利用者の口との距離を短くして、雑音の少ない音声を取り込む必要がある。音声認識装置を冷蔵庫に搭載する場合には、音声入力部が冷蔵庫の固定位置に設置されることになるため、利用者に対し身長上の制限が生じてしまい、この結果、利用者を限定してしまうことになる。玄関ドアなど冷蔵庫以外の場合についても同様である。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、ドア部の自動開閉技術において、(1)利用者が安定したタイミングでドア部を自動開閉できること、(2)音声認識率も高くでき、誤動作がないこと、(3)利用者が身長制限などの制限を受けずに使用できること、(4)利用者の待ち時間をなくせること、等である。
本発明の目的は、上記課題点を解決できる技術の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、基本的に、ドア部の自動開閉技術として、ドア部の自動開閉を制御する制御信号を、音声認識手段の出力及び人体検出手段の出力に基づいて制御手段が形成する。該音声認識手段は、人体検知エリア外でも音声認識が可能な構成を有する。原則的に、該音声認識手段と該人体検出手段とは互いに独立的に作動し、かつ、上記制御手段は、上記音声認識手段による音声認識以後に上記人体検出手段の人体検出結果を読みに行くようになっている。また、音声認識手段は、音声認識のために指示音声データを比較するための基準となる登録音声データを、予め登録できる構成を備える。具体的には、(1)ドア部の自動開閉を制御するドア制御装置として、上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段(該当実施例:符号220)と、上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを、上記人体検出手段とは独立した動作により認識する音声認識手段(該当実施例:符号210)と、上記ドア部の自動開閉を制御する制御信号を、上記音声認識手段の出力及び上記人体検出手段の出力に基づき形成する制御信号形成手段(該当実施例:符号212)とを備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより、上記ドア部の自動開閉を制御可能な構成とする。(2)ドア部が自動開閉される自動ドアとして、上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを、上記人体検出手段とは独立した動作により登録音声データと比較して認識する音声認識手段(該当実施例:符号210)と、上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段(該当実施例:符号220)と、上記ドア部の開閉駆動を行うドア開閉駆動手段(該当実施例:符号230)と、上記音声認識手段の出力の読み込み以後に上記人体検出手段の読み込みを行い、該音声認識手段の出力と上記人体検出手段の出力に基づき、上記ドア開閉駆動手段を制御するための制御信号を形成し、該制御信号を該ドア開閉駆動手段の駆動回路部に出力する制御手段(該当実施例:符号212)とを備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより、自動的に上記ドア部が開閉される構成とする。(3)上記(2)において、上記制御手段を、上記音声認識手段が音声認識を行った後、所定時間内に上記人体検出手段が上記所定領域内で人を検出したときに、上記制御信号を形成して出力する構成とする。(4)上記(2)において、上記音声認識手段を、上記指示音声データを携帯型機器(該当実施例:符号200)から無線通信により受信して認識する構成とする。(5)上記(2)において、上記音声認識手段を、上記登録音声データとして、音声データを予め登録可能な構成とする。(6)上記(2)において、上記音声認識手段を、登録ボタンを有し、該登録ボタンの押し下げ回数により、異なる種別の登録音声データを予め登録可能な構成とする。(7)ドア部が自動的に開閉可能な冷蔵庫として、冷蔵庫本体部(該当実施例:符号106)と、該本体部に対し支点軸回りに回動可能に取付けられ庫室を開閉するドア部(該当実施例:符号104、105)と、該ドア部の開閉駆動を行うドア開閉駆動手段(該当実施例:符号230)と、上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段(該当実施例:符号220)と、上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを、上記人体検出手段とは独立した動作により登録音声データと比較して認識する音声認識手段(該当実施例:符号210)と、上記音声認識手段の出力及び上記人体検出手段の出力に基づき、上記ドア開閉駆動手段を制御するための制御信号を形成し、該制御信号を該ドア開閉駆動手段の駆動回路部に出力する制御手段(該当実施例:符号212)とを備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより、自動的に上記ドア部が開閉するようにした構成とする。(8)ドア部の自動開閉を制御するドア制御方法として、基準音声データまたは該基準音声データに対応した基準データを登録音声データとして予め登録するステップと、上記ドア部を開状態にすることを指示するための指示音声データを、上記登録音声データと比較し、該指示音声データを認識するステップと、上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出するステップと、ドア部の自動開閉を制御する制御信号を、上記音声データの認識結果の出力と上記人体検出結果の出力とに基づき形成するステップと、該形成した制御信号を、ドア部の開閉駆動を行うドア開閉駆動手段の駆動回路部に入力するステップとを経て、ドア部の自動開閉を制御する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1〜図4は、本発明の実施例の説明図である。図1は、本発明による冷蔵庫の概念図、図2は、図1の内部構成のブロック図、図3は、図2の構成における動作の説明図、図4は、音声認識手段における登録音声データの登録方法の説明図である。
図1において、210は、冷蔵庫の利用者の音声認識を行う音声認識手段としての音声認識装置、220は、焦電型赤外線センサ(焦電センサ)や超音波センサ等を有し人体検知領域内に人がいるときにこれを検出する人体検出手段としての人体検出装置、230は、ドア部を開閉駆動するドア開閉駆動手段としての自動ドアモータ、240はブザー、106は、上記音声認識装置210、人体検出装置220、自動ドアモータ230、ブザー240を装備した冷蔵庫本体、200は、利用者が音声を入力し無線通信用に出力する携帯型機器としてのヘッドセットである。音声認識装置210は、例えばBluetoothなどの小電力無線通信により、ヘッドセット200との間で音声データを送受信する。利用者は、冷蔵庫の開けたい室のドアを選び、ヘッドセット200に音声で指示する。ヘッドセット200により、利用者が入力した音声が電気信号として無線で音声認識装置210に送信される。例えば、利用者が、音声を入力後、一定時間内に人体検出エリア107内に入ることで、人体検出装置220が利用者を検知し、自動ドアモータ230が回転動作し、冷凍室ドア104あるいは冷蔵室ドア105が自動で全開状態となる。なお、冷凍室ドア104が開くか、冷蔵室ドア105が開くかは、初めの利用者の音声指示により決まるようになっている。利用者が、保冷物の取出しまたは収納を行った後、人体検出エリア107から離れると、人体検出装置220がそれを検知し、自動ドアモータ230が回転動作することにより、開いていた冷凍室ドア104または冷蔵室ドア105が全閉状態となる。音声認識装置210は、図1の表示では、冷蔵庫の上部に設置してあるが、これ以外の場所に設置してもよい。
【0008】
図2は、図1に示した一実施形態のブロック図である。
ヘッドセット200には、マイクロフォン201、アンプ202a、202b、アナログ/デジタル変換器203、通信部204、ヘッドフォン205、デジタル/アナログ変換器206が装備されている。また、音声認識装置210は、通信部211、タイマ213、音声登録ボタン214、登録音声記憶装置215が装備されている。人体検出装置220は、焦電センサ221、アンプ222、比較器223が装備されている。CPUは、制御手段を形成し、音声認識装置210の出力と人体検出装置220の出力が入力され、該両出力に基づき、ドア開閉駆動手段としての自動ドアモータ230を制御するための制御信号を形成し、該制御信号を該自動ドアモータ230内の駆動回路部に出力する。該駆動回路の制御された出力により自動ドアモータ230の回転が制御され、ドア部の開閉動作が制御される。ヘッドセット200は、音声認識装置210と無線通信によって接続され、ヘッドセット200側の通信部204と、音声認識装置210側の通信部211との間で無線通信を行う。人体検出装置220も、制御手段としてのCPU212に接続され、該CPU212によって制御される。また、自動ドアモータ230及びブザー240も、該CPU212に接続され、かつ、該CPU212によって制御される。
【0009】
図3は、図2の構成における動作の説明図である。
図3において、利用者が冷蔵庫のドア部を自動的に開けようとする場合、まず、その利用者が装着しているヘッドセット200のマイクロフォン201に、所定の指示音声を入力する(ステップS301)。入力された指示音声は、マイクロフォン201で電気信号に変換され、アンプ202aで増幅された後、アナログ/デジタル変換器203でデジタル信号に変換される。該デジタル信号の指示音声データは、通信部204から音声認識装置210に対し無線通信により送信される。音声認識装置210は、ヘッドセット200から送信された指示音声データの信号を通信部211で受信すると、CPU212に送る。該CPU212では、受信した音声データを、登録音声記憶装置213に予め登録されていた登録音声データと比較し、受信した指示音声データが登録音声データと実質的に同じか否かを判断する(ステップS302)。指示音声データが、登録音声データと同じものではなく、登録されていないデータと判断した場合は処理を終了する。受信した指示音声データが登録音声データと同じと判断した場合は、タイマ213を起動させる(ステップS303)。その後、人体検出装置220が人体検出エリア107内に利用者が入ったか検出する(ステップS304)。人体検出装置220の焦電センサ221が、人体検出エリア107内の利用者の存在を検出した場合は、これを電気信号に変換し、アンプ222で該電気信号を増幅させた後、比較器223に入力し、定められた閾値と比較する。比較の結果、該電気信号が、定められた閾値以上のものであれば、CPU212に利用者の存在を電気信号として報告する。人体検出装置220の焦電センサ221が、利用者を検出しなかった場合は、タイマ213がタイムアウトしていないかどうかを判定する(ステップS305)。タイムアウトしていない場合はステップ304に戻り、再度、人体検出装置220により利用者を検出する。タイムアウトしている場合は処理を終了する。ステップS304において、利用者を検出した場合は、タイマを切り(ステップS306)、ステップS301で入力された指示音声に従って、所望の室のドア部を自動ドアモータ230により全開状態にする(ステップS307)。その後、タイマ213を再起動させる(ステップS308)。人体検出装置220によって、利用者が、保冷物の取り出しまたは収納を終え、冷蔵庫から離れたか否かを検出する(ステップS309)。利用者が冷蔵庫から離れた、すなわち、人体検出エリア107内に利用者を検出されなかった場合は、タイマ213を切り(ステップS313)、自動ドアモータ220により所望の室のドアを全閉状態にする(ステップS314)。ステップS309にて、利用者が冷蔵庫から離れていないことを検出した場合、すなわち、まだ保冷物の取り出しまたは収納が完了していない場合は、タイマ213がタイムアウトしていないかどうかを判定する(ステップS310)。タイムアウトしていない場合は、ステップS309に戻ることで、利用者の作業が完了するのを待つ。ステップS310にて、タイマ213がタイムアウトした場合は、「ドアを閉めます。一度冷蔵庫から離れて下さい。」といったドアを閉める旨の音声アナウンスデータを音声認識装置210の通信部211から、ヘッドセット200に対して送信するとともに、ブザー240を鳴らして注意を喚起する(ステップS311)。ヘッドセット200は、音声アナウンスデータを通信部204で受信し、受信した音声アナウンスデータをデジタル/アナログ変換器206にてアナログ電気信号に変換した後、アンプ202bにてアナログ電気信号を調整し、ヘッドフォン205で音声に変換し出力する。ステップS311の後、再度、人体検出装置220によって利用者が人体検出エリア107内にいるか否かを検出する(ステップS312)。利用者が検出された場合、ステップS311に戻って、注意を喚起し続ける。ステップS312にて利用者が検出されなかった場合は、タイマ213を切り(ステップS313)、自動ドアモータ220により所望のドアを全閉させる(ステップS314)。
【0010】
図4は、図2の音声認識装置210における登録音声データの登録方法の説明図である。
冷蔵庫を利用する際、利用者は、利用に先立って予め自分の音声データを登録音声データとして登録する。図4において、利用者は、まず、音声認識装置210に装備されている音声登録ボタン214を押す(ステップS401)。この際、例えば、冷蔵庫の冷凍室ドア104を開閉する音声データを登録する場合は、音声登録ボタン214を1回押し、そのまま押しっぱなしにする。冷蔵室ドア105を開閉する音声データを登録する場合は、音声登録ボタン214を2回押し、2回目をそのまま押しっぱなしにする。音声認識装置210は、ステップS401において音声登録ボタン214が押された回数を判定し(ステップS402)、該押された回数によって、異なる種別の登録音声データすなわち複数の各対象ドア部に対応する音声データを、登録音声データとして予め登録する。押された回数が1回の場合は、例えば、登録対象を冷凍室室自動ドア104に設定、すなわち、冷凍室室自動ドア104に対応する音声データを登録音声データとして予め登録し(ステップS403)、押された回数が2回の場合は、例えば、登録対象を冷蔵室ドア105に設定、すなわち、冷蔵室ドア105に対応する音声データを登録音声データとして予め登録する(ステップS404)。3回以上押された場合は、「もう一度ボタンを押し直して下さい。」など、音声登録ボタンを押す操作をやり直してもらう旨の音声アナウンスデータを、音声認識装置210の通信部211からヘッドセット200に送信するとともに、ブザー240を鳴らすようにする(ステップS405)。ヘッドセット200内では、該音声アナウンスデータを通信部204で受信し、受信した音声アナウンスデータを、デジタル/アナログ変換器203でアナログ電気信号に変換した後、アンプ202bで該アナログ電気信号を調整し、ヘッドフォン205で音声に変換して出力し、処理を終了する。上記ステップS403及び上記ステップS404において、登録対象のドア部を設定した後、実際に登録したい音声をヘッドセット200のマイクロフォン201に入力する(ステップS406)。入力された音声はマイクロフォン201で電気信号に変換され、アンプ202aで増幅された後、アナログ/デジタル変換器203でデジタル信号に変換される。登録音声データとしての該デジタル信号は、通信部204から音声認識装置210に無線で送信される。ヘッドセット200から送信された信号を、音声認識装置210の通信部211で受信すると、CPU212に入力する。CPU212は、受信した音声データを登録音声記憶装置213に記憶する(ステップS407)。なお、この間、利用者は音声を言い終わるまで音声登録ボタン214を押し続ける。その後、音声登録ボタン214が離されたか否かを判定する(ステップS408)。音声登録ボタン214が離されていない場合は、まだ音声データが流れてくるので、ステップS406に戻り、登録音声記憶装置215に音声を記憶し続ける。ステップS408にて音声登録ボタン214が離された場合は、登録音声記憶装置への音声データの記憶を終了し、音声登録処理を完了する。この処理によって音声データ(指示)を登録する際、日常会話では使用頻度が低い単語を登録すると、日常会話をしている時に間違って自動ドアが開いてしまう誤動作を防止することができる。また、不正動作なども防止することができる。
【0011】
本実施例によれば、料理中でも手を使わずに冷蔵庫のドアを開閉することができ、冷蔵庫を汚さないようにできる。また、利用者の音声認識だけでなく、人体検出も併用した構成のため、利用者が冷蔵庫近くの人体検出エリア内に入った場合にのみドアが自動的に開くようにできる。このため、冷蔵庫から離れた場所からでも音声指示を行うことができ、利用者が冷蔵庫の前に立ってからドア部が開くまでの利用者の待ち時間をなくしたり短縮したりすることができるとともに、利用者が安定したタイミングでドア部を自動開閉できる。また、利用者が遠い位置にいるときにドア部が開いてしまうこともなくせるため、冷気の無駄な放出を防ぐこともできる。また、日常会話では使用頻度の低い音声データを登録音声データとして予め登録することにより、日常会話の音声による誤動作や、他人による不正動作などを防止することもできる。音声入力部にヘッドセットなどの携帯型音声入力装置を用いているため、雑音の少ない音声を取り込むことができ、音声認識率を高めることができる。また、利用者が身長制限などの制限を受けずに冷蔵庫を使用することができる。さらに、本実施例では、指示音声データを登録音声データと比較し実質的異同を判断して音声認識を行う構成としているため、例えばヘッドセットなどを用いなくても指示音声の音声認識が可能であり、この結果、ドア部の開閉の誤動作を防止することができる。
【0012】
なお、上記実施例では、ヘッドセットと音声認識装置間の通信を、小電力の無線通信で行う構成としたが、本発明はこれに限定されることなく、赤外線や他の無線通信手段を用いてもよいし、場合によっては有線通信手段を用いてもよい。さらには、ヘッドセットを用いない方式であってもよく、例えば、マイクロフォン等の受音手段を冷蔵庫側に設け、雑音の少ない音声を利用者から取り込むべく、該受音手段の位置を、利用者の身長等の条件に合わせて上下に移動できるようにした構成であってもよい。また、音声認識装置の音声入力部を冷蔵庫本体側に設けてもよい。また、上記実施例においては、保冷室として冷凍室と冷蔵室を各1個ずつ設け、自動ドアを該冷凍室と該冷蔵室とにそれぞれ設ける構成としたが、本発明はこれにも限定されず、保冷室及びそれ用のドア部の数を2個以外の数としてもよい。2個以外としたときは、図4のステップS402における音声登録ボタン214を押した回数の判定結果処理と、自動ドアモータ230の数と、ドア部の数などを該設けた保冷室の数に対応させればよい。また、上記実施例の冷蔵庫では、音声登録ボタン214を音声認識装置210に装備しているが、冷蔵庫本体106の前面部などに装備するようにしてもよい。
また、上記実施例では、冷蔵庫の自動ドアにつき説明したが、本発明の自動ドアはこれに限定されず、例えば、部屋やエレベータ等の自動ドアであってもよい。エレベータ等の場合は、利用者が呼びボタンを押すことができない状況にあるときも、ボタン操作によらずにエレベータを呼ぶことができる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、ドア部の自動開閉技術において、利用者が安定したタイミングで冷蔵庫などのドア部を自動開閉することができる。音声認識率も高くでき、開閉の誤動作をなくすことができる。利用者が制限を受けずに使用できる。利用者の待ち時間も短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概念図である。
【図2】図1の内部構成のブロック図である。
【図3】図2の構成における動作の説明図である。
【図4】音声認識手段における登録音声データの登録方法の説明図である。
【符号の説明】
104…冷凍室ドア、 105…冷蔵室ドア、 106…冷蔵庫本体、 107…人体検出エリア、 200…ヘッドセット、 210…音声認識装置、 212…CPU、 214…音声登録ボタン、215…音声登録記憶装置、 220…人体検出装置、 230…自動ドアモータ、 240…ブザー。
Claims (8)
- ドア部の自動開閉を制御するドア制御装置であって、
上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段と、上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを、上記人体検出手段とは独立した動作により認識する音声認識手段と、
ドア部の自動開閉を制御する制御信号を、上記音声認識手段の出力及び上記人体検出手段の出力に基づき形成する制御信号形成手段と、
を備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより、ドア部の自動開閉を制御可能な構成としたことを特徴とするドア制御装置。 - ドア部が自動開閉される自動ドアであって、
上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを、上記人体検出手段とは独立した動作により登録音声データと比較して認識する音声認識手段と、上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段と、
上記ドア部の開閉駆動を行うドア開閉駆動手段と、
上記音声認識手段の出力の読み込み以後に上記人体検出手段の読み込みを行い、該音声認識手段の出力と上記人体検出手段の出力に基づき、上記ドア開閉駆動手段を制御するための制御信号を形成し、該制御信号を該ドア開閉駆動手段の駆動回路部に出力する制御手段と、
を備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより、自動的に上記ドア部が開閉される構成としたことを特徴とする自動ドア。 - 上記制御手段は、上記音声認識手段が音声認識を行った後、所定時間内に上記人体検出手段が上記所定領域内で人を検出したときに、上記制御信号を形成し出力する構成である請求項2に記載の自動ドア。
- 上記音声認識手段は、上記指示音声データを携帯型機器から無線通信により受信して認識する構成である請求項2に記載の自動ドア。
- 上記音声認識手段は、音声データを上記登録音声データとして予め登録可能な構成である請求項2に記載の自動ドア。
- 上記音声認識手段は、登録ボタンを有し、該登録ボタンの押し下げ回数により、異なる種別の登録音声データを予め登録可能な構成である請求項2に記載の自動ドア。
- ドア部を自動的に開閉可能な冷蔵庫であって、
冷蔵庫本体部と、
該本体部に対し支点軸回りに回動可能に取付けられ庫室を開閉するドア部と、
該ドア部の開閉駆動を行うドア開閉駆動手段と、
上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出する人体検出手段と、
上記ドア部を開状態にすることを指示する指示音声データを、上記人体検出手段とは独立した動作により登録音声データと比較して認識する音声認識手段と、上記音声認識手段の出力及び上記人体検出手段の出力に基づき、上記ドア開閉駆動手段を制御するための制御信号を形成し、該制御信号を該ドア開閉駆動手段の駆動回路部に出力する制御手段と、
を備え、指示音声データがあることと所定領域内に人がいることとの組合せにより、自動的に上記ドア部が開閉するようにした構成を特徴とする冷蔵庫。 - ドア部の自動開閉を制御するドア制御方法であって、
基準音声データまたは該基準音声データに対応した基準データを登録音声データとして予め登録するステップと、
上記ドア部を開状態にすることを指示するための指示音声データを、上記登録音声データと比較し、該指示音声データを認識するステップと、
上記ドア部に近接する所定領域内に人がいることを検出するステップと、
ドア部の自動開閉を制御する制御信号を、上記音声データの認識結果の出力と上記人体検出結果の出力とに基づき形成するステップと、
該形成した制御信号を、ドア部の開閉駆動を行うドア開閉駆動手段の駆動回路部に入力するステップと、
を経て、ドア部の自動開閉を制御することを特徴とするドア制御方法。
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