JP2004108410A - 逆止弁 - Google Patents

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JP2004108410A
JP2004108410A JP2002268876A JP2002268876A JP2004108410A JP 2004108410 A JP2004108410 A JP 2004108410A JP 2002268876 A JP2002268876 A JP 2002268876A JP 2002268876 A JP2002268876 A JP 2002268876A JP 2004108410 A JP2004108410 A JP 2004108410A
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inlet
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valve chamber
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Hideaki Yumoto
湯本  秀昭
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TLV Co Ltd
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TLV Co Ltd
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Abstract

【課題】蒸気配管に取り付けて使用するものにおいて、流量が多い逆止弁を提供する。
【解決手段】弁ケーシング1で入口2と、入口2よりも大径の弁室3と、出口4を形成する。入口2と弁室3の間に環状弁座5を設ける。弁室3内に環状弁座5を開閉する弁体6を配置する。弁体6の入口2側面に弁棒7を突設する。弁棒7の外周が摺接するガイド部材12を、入口2の内壁から弁室3内に突出するリブ9,10の内端に設ける。弁室3側に突出するリブ9,10とガイド部材12を収容する窪み部20を弁体6に設ける。低温時に弁体6を開弁方向に付勢する温度応動部材としての形状記憶合金21を設ける。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は蒸気配管に取り付けて、流体の一方向の流れは許すが、その逆方向の流れは止める逆止弁に関し、特に、弁体を環状弁座の軸方向に案内するガイド部材を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平10−30743号公報
弁体を環状弁座の軸方向に案内するガイド部材を設けた逆止弁の一例が特開平10−30743号公報に示されている。これは、弁ケーシングで入口と、入口よりも大径の弁室と、出口を形成し、入口と弁室の間に環状弁座を設け、弁室内に環状弁座を開閉する弁体を配置し、弁体の入口側面に弁棒を突設し、入口の内壁から突出するリブを入口内に設け、リブの内端に弁棒の外周が摺接するガイド部材を設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の逆止弁は、内端にガイド部材を設けたリブを入口内に設けたものであるので、リブとガイド部材の周囲の流体通過面積が小さく、流量が少ないと言う問題点があった。また、上記従来技術の逆止弁を蒸気配管に取り付けて使用すると、蒸気輸送初めには入口側の流体圧力が低いために弁体の開度が小さく、流量が少ないと言う問題点があった。
【0004】
本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、蒸気配管に取り付けて使用するものにおいて、流量が多い逆止弁を提供することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケーシングで入口と、入口よりも大径の弁室と、出口を形成し、入口と弁室の間に環状弁座を設け、弁室内に環状弁座を開閉する弁体を配置し、弁体の入口側面に弁棒を突設し、弁棒の外周が摺接するガイド部材を設けたものにおいて、入口の内壁から弁室内に突出するリブの内端にガイド部材を設け、弁室側に突出するリブとガイド部材を収容する窪み部を弁体に設け、低温時に弁体を開弁方向に付勢する温度応動部材を設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、入口の内壁から弁室内に突出するリブの内端にガイド部材を設けたものであるので、リブの内端側が入口よりも大径の弁室内に位置する。そのため、リブとガイド部材の周囲の流体通過面積が大きく、流量が多くなる。また、低温時に弁体を開弁方向に付勢する温度応動部材を設けたものであるので、低温である蒸気輸送初めに温度応動部材が弁体を大きく開弁させる。そのため、流量が多くなる。
【0007】
【実施例】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1乃至図4参照)。
本実施例の弁ケーシング1は、図示しない入口側配管フランジと出口側配管フランジの間に配置されボルトとナットからなる締結手段によって挟持されるものである。弁ケーシング1に入口2と、入口2よりも大径の弁室3と、出口4を形成し、入口2と弁室3の間に環状弁座5を設ける。入口2と弁室3と出口4と環状弁座5を同軸上に形成する。
【0008】
環状弁座5の出口4側に環状弁座5を開閉する弁体6を配置する。弁体6は、その入口2側面から突出させて設けた弁棒7と出口4側面から突出させて設けた出口側弁棒8を一体に有する。入口2の内壁から弁室3内に突出する2本のリブ9,10を弁ケーシング1に一体に形成する。リブ9,10の内端に、弁棒7の外周が摺動するガイド孔11を有するガイド部材12を一体に形成する。ガイド部材12のガイド孔11は入口2と同軸上に形成する。リブ9,10の内端側とガイド部材12は弁室3内に位置する。
【0009】
弁室3の内壁に2本のリブ13,14を弁ケーシング1に一体に形成する。リブ13,14に形成した溝15,16に、出口側弁棒8の外周が摺動するガイド孔17を有する出口側ガイド部材18の両端を嵌め込み、出口側ガイド部材18を弁ケーシング1に取り付ける。出口側ガイド部材18は両端側が入口2側に曲がり、更にその両端側がリブ13,14側に曲がった形状である。出口側ガイド部材18のガイド孔17は入口2と同軸上に形成する。
【0010】
弁体6と出口側ガイド部材18の間に弁体6を環状弁座5に、すなわち閉弁方向に付勢するコイルばね19を配置する。弁体6は、その中央を出口4側に湾曲させて、弁室3側に突出するリブ9,10とガイド部材12を閉弁時に収容する窪み部20を形成する。ガイド部材12に環状の溝を形成し、この環状溝と弁体6の間に温度応動部材としてのコイル状の形状記憶合金21を配置する。形状記憶合金21は流体の温度に応じて変形し、低温時には図2に示すように伸張して弁体6を大きく開弁させ、高温時には図1に示すように収縮して弁体6の開閉弁に関与しなくなる。
【0011】
入口2の流体圧力が出口4よりも高くなると、弁体6はコイルばね19の付勢力に抗して出口4側に変位し、入口4の流体がリブ9,10とガイド部材12の周囲から弁体6の周囲を通って出口4に流れる。リブ9,10の内端側とガイド部材12が入口2よりも大径の弁室3内に位置するので、リブ9,10とガイド部材12の周囲の流体通過面積が大きく、流量が多くなる。出口4の流体圧力が入口2よりも高くなると、弁体6は流体圧力とコイルばね19の作用を受けて、入口2側に変位して環状弁座5に機密的に接し、逆流を防止する。
【0012】
【発明の効果】
上記のように本発明は、リブの内端側を入口よりも大径の弁室内に突出させたことにより、また、低温時に弁体を開弁方向に付勢する温度応動部材を設けたことにより、流量を多くすることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の逆止弁の実施例の閉弁状態を示す断面図である。
【図2】本発明の逆止弁の実施例の開弁状態を示す断面図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
1  弁ケーシング
2  入口
3  弁室
4  出口
5  環状弁座
6  弁体
7  弁棒
8  出口側弁棒
9,10  リブ
12  ガイド部材
18  出口側ガイド部材
19  コイルばね
20  窪み部
21  形状記憶合金

Claims (1)

  1. 弁ケーシングで入口と、入口よりも大径の弁室と、出口を形成し、入口と弁室の間に環状弁座を設け、弁室内に環状弁座を開閉する弁体を配置し、弁体の入口側面に弁棒を突設し、弁棒の外周が摺接するガイド部材を設けたものにおいて、入口の内壁から弁室内に突出するリブの内端にガイド部材を設け、弁室側に突出するリブとガイド部材を収容する窪み部を弁体に設け、低温時に弁体を開弁方向に付勢する温度応動部材を設けたことを特徴とする逆止弁。
JP2002268876A 2002-09-13 2002-09-13 逆止弁 Pending JP2004108410A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138584A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Tlv Co Ltd 蒸気加熱装置
CN102878329A (zh) * 2012-10-13 2013-01-16 南通国电电站阀门有限公司 超临界对接焊柱体立式逆止阀
CN104633188A (zh) * 2014-12-30 2015-05-20 中国科学院等离子体物理研究所 低温单向阀

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