JP2004107466A - 室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構 - Google Patents

室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2004107466A
JP2004107466A JP2002271037A JP2002271037A JP2004107466A JP 2004107466 A JP2004107466 A JP 2004107466A JP 2002271037 A JP2002271037 A JP 2002271037A JP 2002271037 A JP2002271037 A JP 2002271037A JP 2004107466 A JP2004107466 A JP 2004107466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
riser
coke oven
dry main
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002271037A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3965097B2 (ja
Inventor
Junichi Otsuka
大塚 純一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2002271037A priority Critical patent/JP3965097B2/ja
Publication of JP2004107466A publication Critical patent/JP2004107466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3965097B2 publication Critical patent/JP3965097B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coke Industry (AREA)

Abstract

【課題】炭化室からドライメインに至るまでの上昇管の内圧を適切に制御するとともに、炭化室の密閉性を向上させ、さらにエネルギー効率も向上させる。
【解決手段】上昇管の曲管部5とドライメイン接続管6との間に圧力制御弁8を設ける。ドライメイン7内に水封弁(水封ボックス9)を設ける。ドライメイン接続管6を水封弁(水封ボックス9)に接続する。圧力制御弁8により上昇管内の圧力制御を行うとともに、水封弁(水封ボックス9)の水位を調節することにより、石炭装入から乾留が終了するまでの工程では上昇管の曲管部5とドライメイン7とを連通状態とし、乾留終了後に上昇管の曲管部5とドライメイン7とを遮断状態とする。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炭化室から発生したコークス炉ガスを上昇管を介してドライメインに排出する室式コークス炉における発生ガス吸引制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
コークス炉の操業において発生したコークス炉ガスは、上昇管の立管部および曲管部を経てドライメインに集められ、ドライメインにおいて冷却された後、吸引本管に導かれて処理される。そして、石炭装入から乾留が終了するまでの工程では上昇管の曲管部とドライメインとを連通状態とし、乾留終了後に上昇管の曲管部とドライメインとを遮断状態とする必要がある。また、効率的な操業を行うためには、上昇管内の吸引圧力を適切に制御する必要がある。
このため、従来、上昇管内の吸引圧力を適切に制御するための技術が種々提案されている。
例えば、窯毎にドライメイン圧力を負圧に設定し、上昇管内の制御ダンパの調整により炭化室内圧力を調整する方法と、上昇管内の高圧水もしくは蒸気等を高速でフラッシングする方法とを組み合わせた圧力制御技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術では、炉体に設置した圧力センサの検出出力に基づいて炭化室内圧力を適切な負圧に維持するためのプロセスコントローラを介して、調整ダンパ・フラッシング流量調整を実施するシステムを採用し、自動操作を行うようになっている。これにより、炭化室内の圧力制御性を良好に保つとともに、負圧を許容範囲内に抑えることができ、外部空気の吸入、炭化室と燃焼室間のガスリークを最小限に抑えることができるとしている。
【0003】
また、上昇管の曲管部に設けた加圧流体供給ノズルに、複数の切換可能な加圧流体供給配管を接続し、該複数の配管系統のうち少なくとも1系統を加圧流体供給ノズル入口の加圧流体圧力が調整可能な配管系統とし、ドライメイン内部のガス圧力の測定値に基づいて加圧流体の圧力を調整する技術が提案されている(特許文献2参照)。この技術では、コークス炉からの間欠的なガス漏れを防止することができるとしている。
【0004】
また、各炭化室の上昇管の曲管部に、隣接する炭化室の上昇管の曲管部と連通する遮断弁付き連結管を設け、石炭装入直後における窯の上昇管の曲管部と、隣接する炭化室内圧力が負圧になりかかっている窯の上昇管の曲管部連通管により連通する。そして、連結管の遮断弁を開放して所定時間連通させ、装入直後の窯から隣接する炭化室内圧力が負圧になりかかっている窯へ発生するガスの一部を流入させ、コークス炉炭化室の炉内圧を制御する技術が提案されている(特許文献3)。この技術では、炭化室からのガス漏れおよび煙突からの黒煙発生、さらに炭化室壁煉瓦の劣化を防止することができるとしている。
【0005】
さらに、図3を参照して、上昇管の曲管部基部に設けた水封弁により、水封および圧力制御を実施する従来の室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構について説明する。
この室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構は、図3に示すように、炉頂デッキ1の炭化室上部空間2に上昇管の立管部3が接続され、立管部3の上端に上蓋4が取り付けられ、この上蓋4付近から下方に向かって上昇管の曲管部5が延設され、曲管部5の下端がドライメイン7に接続されている。ドライメイン7中には、水封弁軸31により回動可能に支持された水封弁32が設けられている。そして、曲管部5の下端が、水封弁32により水封可能となっている。
【0006】
また、上昇管の曲管部5には、曲管部5内をフラッシングするための曲管散水ノズル21と、上昇管内に負圧を生じさせるための高/低圧散水ノズル26とが設けられている。また、曲管散水ノズル21へ低圧安水を供給するための低圧安水供給管23には曲管散水調整弁24が設けられており、高/低圧散水ノズル26へ高圧安水を供給するための高圧安水供給管27には高圧安水調整弁28が設けられている。さらに、低圧安水供給管23と高圧安水供給管27とは接続されており、低圧安水供給管23と高圧安水供給管との連結部には三方弁29が設けられており、低圧安水供給管23と高圧安水供給管27との間には低圧安水調整弁30が設けられている。
【0007】
この室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構では、石炭装入から乾留が終了するまでの工程において、水封弁32を下方に向かって回動させて上昇管の曲管部5とドライメイン7とを連通状態とし、高/低圧散水ノズル26から曲管部5内に高圧安水を吹き出すことにより上昇管内に負圧を生じさせて、コークス炉発生ガスを吸引しドライメイン7内に排出する。
また、乾留終了後には、水封弁32を上方に向かって回動させて水封弁32内に安水を貯留することにより上昇管の曲管部5とドライメイン7とを遮断状態とする。
なお、従来の水封弁32の水封深さH1は、約100mmであった。
【0008】
【特許文献1】特開平06−41537号公報
【特許文献2】特開平11−349955号公報
【特許文献3】特開平06−100866号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示す従来の室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構では、曲管部の先端が、曲管部と比較して大きな断面積を有するドライメインに開放されているため、水封弁の開度による圧力制御では、適切な圧力制御を行うことができなかった。また、従来の吸引機構に採用されている水封弁では、寸法に制約があるため、水封高さが高々100mmに制限されてしまい、遮断可能な圧力範囲が狭くなっていた。
また、特許文献1に記載された技術では、制御ガス圧が炉蓋底部のガス道に設定されており、炉蓋を脱着する際に、ガス圧プローブを脱着したり、圧力無線発信器を装着する必要があり、装置構成が複雑化するという問題があった。同時に曲管部の制御ダンパの開度により圧力制御を行うのでは、上述したように、適切な圧力制御を行うことができなかった。さらに、曲管部の高圧安水量や蒸気量により引圧調整を行うのでは、エネルギー的に不利となってしまう。
【0010】
また、特許文献2に記載されて技術では、曲管部の散水圧力および散水量により引圧制御を行うため、複数の圧力レベルの配管を用意する必要がある。また、炭化室のガス圧変化に応じて、散水圧を選定しなければならない。このため、装置構成が複雑になるばかりでなく、特許文献1に記載された技術と同様に、エネルギー的に不利となってしまう。
また、特許文献3に記載された技術では、隣接する窯の上昇管に生じる吸引圧力を利用して、装入時から装入初期工程におけるコークス炉発生ガスを吸引しているため、きめ細かな圧力制御を行うことができず、安定した圧力制御を行うことができないという問題があった。
【0011】
本発明は、上述した従来の技術が有する問題点に鑑み提案されたもので、炭化室からドライメインに至るまでの上昇管の内圧を適切に制御するとともに、炭化室の密閉性を向上させ、さらにエネルギー効率がよい室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
<特徴点>
本発明に係る室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構は、上述した目的を達するため、以下の特徴点を備えている。
すなわち、本発明に係る室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構は、炭化室から発生したコークス炉ガスを上昇管を介してドライメインに排出する室式コークス炉における発生ガス吸引制御機構であって、
前記上昇管の曲管部とドライメイン接続管との間に圧力制御弁を設けるとともに、前記ドライメイン内に水封弁を設け、
前記ドライメイン接続管を前記水封弁に接続したことを特徴とするものである。
また、前記室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構において、前記上昇管の立管部に、コークス炉発生ガスの圧力を検出するための圧力検出器を設け、
該圧力検出器の検出出力に基づいて前記圧力調整弁を制御し、前記上昇管内の圧力制御を行うことが可能である。
また、前記コークス炉発生ガスの吸引制御機構において、前記圧力制御弁により前記上昇管内の圧力制御を行うとともに、
前記水封弁の水位を調節することにより、石炭装入から乾留が終了するまでの工程では前記上昇管の曲管部と前記ドライメインとを連通状態とし、乾留終了後に前記上昇管の曲管部と前記ドライメインとを遮断状態とすることが可能である。
【0013】
<作用>
本発明に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構では、圧力制御弁により上昇管内の圧力制御を行い、水封弁の水位を調節することにより、上昇管の曲管部との連通および遮断を制御する。このため、きめ細かな圧力制御を行うことができるとともに、水封弁の水封作用により炭化室の密閉性を向上させることができる。また、装置構成が簡略化するとともに、省エネルギー化を図ることができる。
また、本発明に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構では、上昇管の立管部に設けた圧力検出器により上昇管基部の圧力を検出し、その検出出力に基づいて圧力調整弁を制御し、上昇管内の圧力制御を行う。このため、さらにきめ細かな圧力制御を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す具体的な実施例に基づいて、本発明に係る室式コークス炉発生ガスの吸引機構の実施の形態を説明する。
<実施例1>
図1は、本発明の実施例1に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構を示す構成図である。
実施例1に係る室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構は、図1に示すように、炉頂デッキ1の炭化室上部空間2に上昇管の立管部3が接続され、立管部3の上端に上蓋4が取り付けられ、この上蓋4付近から下方に向かって上昇管の曲管部5が延設され、曲管部5の下端がドライメイン接続管6によりドライメイン7に接続されている。また、曲管部5とドライメイン接続管6との間には、圧力制御弁8が設けられている。
ドライメイン7中には、水封ボックス9が設けられており、ドライメイン接続管6の下端が水封ボックス9内に挿入されている。
【0015】
水封ボックス9に挿入されたドライメイン接続管6内には、上方から順に、第1水封レベル計10および第1レベル発信器11と、第2水封レベル計12および第2レベル発信器13とが設けられており、さらに水封ボックス9内には、ドライメイン接続管6の下端よりも下方に位置するようにして、第3水封レベル計14および第3レベル発信器15が設けられている。また、水封ボックス9の下部には、水封調整弁16を介して安水排出管17が連通接続されている。
第1レベル発信器11、第2レベル発信器13、および第3レベル発信器15は、水封調整弁16と接続されており、各レベル発信器11,13,15からの検出信号に基づいて水封調整弁16を制御することにより、水封ボックス9内の水位制御が行われる。
【0016】
立管部3の基部近傍には、圧力発信器固定短管18が設けられており、この圧力発信器固定短管18に、コークス炉発生ガスの圧力を検出するための圧力計19および圧力発信器20が取り付けられている。圧力発信器20は圧力制御弁8に接続されており、圧力検出器20からの検出信号に基づいて圧力制御弁8を制御することにより、上昇管内の圧力制御が行われる。
ドライメイン7の高さは約1000mm〜1500mmに設定されており、第1水封レベル計10はドライメイン接続管6の下端部から上方約500mm(図1中、H1で示す)の位置に設けられており、第1水封レベル計10と第3水封レベル計14との間隔は約700mm(図1中、H2で示す)に設定されている。
【0017】
曲管部5の上部には、曲管部5内をフラッシングするための曲管散水ノズル21が設けられており、ドライメイン7の上部には、ドライメイン7内をフラッシングするためのドライメイン散水ノズル22が設けられている。また、曲管散水ノズル21へ低圧安水を供給するための低圧安水供給管23には曲管散水調整弁24が設けられており、ドライメイン散水ノズル22へ低圧安水を供給するための低圧安水供給管23にはドライメイン散水調整弁25が設けられている。
なお、図示しないが、ドライメイン7の後段には排風装置が接続されている。
【0018】
この室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構では、石炭装入から乾留が終了するまでの工程において、水封ボックス9内の第3水封レベル計14の位置まで安水を排出して、上昇管の曲管部5とドライメイン7とを連通状態とする。ドライメイン7には排風装置から引圧がかかり、上昇管からコークス炉発生ガスを吸引してドライメイン7内に排出する。
【0019】
また、乾留終了後には、水封ボックス9内の第1水封レベル計10の位置まで安水を貯留して、上昇管の曲管部5とドライメイン7とを遮断状態とする。実施例1に係る室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構では、従来約100mm程度であった水封深さが、約500mm程度に拡大されており、上昇管と炭化室とを確実に水封することができる。
【0020】
<実施例2>
次に、本発明の実施例1に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構を説明する。図2は、本発明の実施例1に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構を示す構成図である。
実施例2に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構は、上述した実施例1に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構とほぼ同様の構成となっているが、曲管部5に高/低圧散水ノズル26が設けられている点が異なっている。したがって、図1に示す実施例1と同様の機能を有する部分には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
上述したように、実施例2に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構は、図2に示すように、上昇管の曲管部5に、曲管部5内をフラッシングするための曲管散水ノズル21と、上昇管内に負圧を生じさせるための高/低圧散水ノズル26とが設けられている。
【0021】
また、曲管散水ノズル21へ低圧安水を供給するための低圧安水供給管23には曲管散水調整弁24が設けられており、高/低圧散水ノズル26へ高圧安水を供給するための高圧安水供給管27には高圧安水調整弁28が設けられている。さらに、低圧安水供給管23と高圧安水供給管27とは接続されており、低圧安水供給管23と高圧安水供給管27との連結部には三方弁29が設けられており、低圧安水供給管23と高圧安水供給管27との間には低圧安水調整弁30が設けられている。
その他の構成は、上述した実施例1に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構と同様となっている。
【0022】
実施例2に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構では、石炭装入から乾留が終了するまでの工程において、水封ボックス9内の第3水封レベル計14の位置まで安水を排出して、上昇管の曲管部5とドライメイン7とを連通状態とする。また、石炭装入直後の所定期間に、高/低圧散水ノズル26から曲管部5内に高圧安水を吹き出して、吸引を行う。その後、高圧安水の吹き出しを終了し、排風装置から引圧により、上昇管からコークス炉発生ガスを吸引してドライメイン7内に排出する。
【0023】
また、乾留終了後には、水封ボックス9内の第1水封レベル計10の位置まで安水を貯留して、上昇管の曲管部5とドライメイン7とを遮断状態とする。実施例2に係る室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構では、上述した実施例1に係る室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構と同様に、従来約100mm程度であった水封深さが、約500mm程度に拡大されており、上昇管と炭化室とを確実に水封することができる。
【0024】
また、実施例2に係る室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構では、従来の高圧安水あるいは蒸気による装入時吸引機構を備えた装置に対して、装置構成を大幅に変更することなく本発明を適用することができる上に、実施例1の後段の排風機効果と、高圧安水エジェクタによる吸引効果の両方を享受することができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構では、圧力制御弁により上昇管内の圧力制御を行い、水封弁の水位を調節することにより、上昇管の曲管部との連通および遮断を制御することができる。
したがって、複雑な装置構成とすることなく、炭化室内のガス発生量の変動や、石炭装入時から乾留末期に至るまでの圧力変動に応じて、きめ細かな圧力制御を行うことができる。これにより、炉蓋や上昇管からのガスリークを最小限に抑制することが可能となる。
【0026】
また、水封弁の水封作用が向上し、炭化室の密閉性を向上させることができ、特に、予熱炭装入のような炭化室内圧が上昇する技術を実施する際に効果的である。
また、本発明に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構では、上昇管の立管部に設けた圧力検出器により上昇管基部の圧力を検出し、その検出出力に基づいて圧力調整弁を制御して上昇管内の圧力制御を行うことができる。
したがって、さらにきめ細かな圧力制御を行うことが可能となるとともに、ドライメイン後段に配設した排風装置の吸引力も利用することが可能となり、省エネルギー化を図ることが可能となるとともに、装置構成を簡略化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構を示す構成図。
【図2】本発明の実施例2に係るコークス炉発生ガスの吸引制御機構を示す構成図。
【図3】従来のコークス炉発生ガスの吸引制御機構を示す構成図。
【符号の説明】
1 炉頂デッキ
2 炭化室上部空間
3 立管部
4 上蓋
5 曲管部
6 ドライメイン接続管
7 ドライメイン
8 圧力制御弁
9 水封ボックス
10 第1水封レベル計
11 第1レベル発信器
12 第2水封レベル計
13 第2レベル発信器
14 第3水封レベル計
15 第3レベル発信器
16 水封調整弁
17 安水排出管
18 圧力発信器固定短管
19 圧力計
20 圧力発信器
21 曲管散水ノズル
22 ドライメイン散水ノズル
23 低圧安水供給管
24 曲管散水調整弁
25 ドライメイン散水調整弁
26 高/低圧散水ノズル
27 高圧安水供給管
28 高圧安水調整弁
29 三方弁
30 低圧安水調整弁
31 水封弁軸
32 水封弁

Claims (3)

  1. 炭化室から発生したコークス炉ガスを上昇管を介してドライメインに排出する室式コークス炉における発生ガス吸引制御機構であって、
    前記上昇管の曲管部とドライメイン接続管との間に圧力制御弁を設けるとともに、前記ドライメイン内に水封弁を設け、
    前記ドライメイン接続管を前記水封弁に接続したことを特徴とするコークス炉発生ガスの吸引制御機構。
  2. 前記上昇管の立管部に、コークス炉発生ガスの圧力を検出するための圧力検出器を設け、
    該圧力検出器の検出出力に基づいて前記圧力調整弁を制御し、前記上昇管内の圧力制御を行うことを特徴とする請求項1記載のコークス炉発生ガスの吸引制御機構。
  3. 前記圧力制御弁により前記上昇管内の圧力制御を行うとともに、
    前記水封弁の水位を調節することにより、石炭装入から乾留が終了するまでの工程では前記上昇管の曲管部と前記ドライメインとを連通状態とし、乾留終了後に前記上昇管の曲管部と前記ドライメインとを遮断状態とすることを特徴とする請求項1または2記載の室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構。
JP2002271037A 2002-09-18 2002-09-18 室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構 Expired - Fee Related JP3965097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002271037A JP3965097B2 (ja) 2002-09-18 2002-09-18 室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002271037A JP3965097B2 (ja) 2002-09-18 2002-09-18 室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004107466A true JP2004107466A (ja) 2004-04-08
JP3965097B2 JP3965097B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=32268472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002271037A Expired - Fee Related JP3965097B2 (ja) 2002-09-18 2002-09-18 室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3965097B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011099559A (ja) * 2009-10-09 2011-05-19 Nippon Steel Corp 高温炉内用ガス仕切弁
JP2011214652A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Nippon Steel Corp 高温炉内用ガス仕切弁
JP2011226634A (ja) * 2010-03-31 2011-11-10 Nippon Steel Corp 高温炉内用ガス仕切弁
WO2012031667A1 (de) * 2010-08-23 2012-03-15 Thyssenkrupp Uhde Gmbh Vorrichtung und verfahren zur regelung des kammerdruckes von koksofenkammern einer koksofenbatterie mit hilfe von einstellbaren blenden an den steigrohrkrümmermündungen in die rohgasvorlage
KR101477397B1 (ko) * 2013-06-27 2014-12-29 현대제철 주식회사 코크스 오븐 가스 회수장치
CN105524630A (zh) * 2016-01-19 2016-04-27 安徽节源环保科技有限公司 一种炼焦荒煤气上升管显热回收装置
CN110724544A (zh) * 2019-11-28 2020-01-24 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种凸台式水封阀盘结构单孔炭化室压力调节系统及方法
JP2021113281A (ja) * 2020-01-20 2021-08-05 日鉄エンジニアリング株式会社 切替装置及びその運転方法、並びにコークス炉ガスの精製設備

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101896342B1 (ko) * 2016-12-19 2018-09-07 주식회사 포스코 원료 장입장치

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011099559A (ja) * 2009-10-09 2011-05-19 Nippon Steel Corp 高温炉内用ガス仕切弁
JP2011214652A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Nippon Steel Corp 高温炉内用ガス仕切弁
JP2011226634A (ja) * 2010-03-31 2011-11-10 Nippon Steel Corp 高温炉内用ガス仕切弁
WO2012031667A1 (de) * 2010-08-23 2012-03-15 Thyssenkrupp Uhde Gmbh Vorrichtung und verfahren zur regelung des kammerdruckes von koksofenkammern einer koksofenbatterie mit hilfe von einstellbaren blenden an den steigrohrkrümmermündungen in die rohgasvorlage
JP2013536288A (ja) * 2010-08-23 2013-09-19 ティッセンクルップ ウーデ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 生ガス受け器への上昇管のエルボー開口部で調整可能なダイヤフラムを使用してコークス炉設備のコークス化室の室圧を調節するための装置及び方法
AU2011300896B2 (en) * 2010-08-23 2015-05-21 Thyssenkrupp Uhde Gmbh Device and method for regulating the chamber pressure of coking chambers of a coke-oven battery using adjustable diaphragms at the ascending pipe elbow openings into the raw gas receivers
KR101477397B1 (ko) * 2013-06-27 2014-12-29 현대제철 주식회사 코크스 오븐 가스 회수장치
CN105524630A (zh) * 2016-01-19 2016-04-27 安徽节源环保科技有限公司 一种炼焦荒煤气上升管显热回收装置
CN110724544A (zh) * 2019-11-28 2020-01-24 中冶焦耐(大连)工程技术有限公司 一种凸台式水封阀盘结构单孔炭化室压力调节系统及方法
JP2021113281A (ja) * 2020-01-20 2021-08-05 日鉄エンジニアリング株式会社 切替装置及びその運転方法、並びにコークス炉ガスの精製設備
JP7304828B2 (ja) 2020-01-20 2023-07-07 日鉄エンジニアリング株式会社 切替装置及びその運転方法、並びにコークス炉ガスの精製設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP3965097B2 (ja) 2007-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004107466A (ja) 室式コークス炉発生ガスの吸引制御機構
US20060032467A1 (en) Steam-heating apparatus
JP2007045929A (ja) コークス炉の立ち上げ方法
JPH0641537A (ja) コークス炉炭化室の圧力制御操業方法
JP3058085B2 (ja) コークス炉炉内圧の制御方法
CN210397787U (zh) 一种煤气输送用防泄漏阀门
CN105485923B (zh) 节能环保式燃气壁挂炉燃烧系统
JPH11349955A (ja) コークス炉の炭化室内圧力制御方法および圧力制御装置
CN207452035U (zh) 一种碎煤气化提高灰锁运行周期的装置
CN106322371A (zh) 一种生物质锅炉干式排渣系统的防堵方法及装置
JP2009235366A (ja) 室炉式コークス炉及びその運転方法
CN105586092A (zh) 一种自动修正偏火层的交错床气化装置及方法
JP3995842B2 (ja) 真空脱ガス設備のランスシール装置
CN110760340A (zh) 一种用于煤气化炉的强制连续排渣装置
JP3601578B2 (ja) コークス炉の煙突からの黒煙発生抑制方法
CN106546384B (zh) 一种横管初冷器查漏方法
KR101611766B1 (ko) 코크스 건식 소화장치
CN217351255U (zh) 焦炉炭化室压力单调设备
CN219174445U (zh) 一种带波纹管在焦炉上应用的独立单孔炭化室调压装置
JP3826498B2 (ja) 加圧流動層ボイラのベッド材貯蔵タンクウォーミング時における層温度制御方法及び装置
CN216014411U (zh) 一种火电厂声波吹灰器测漏报警装置
JPH08296802A (ja) 加圧流動層ボイラの蒸気温度制御方法及び装置
EP2625248B1 (fr) Installation de cokefaction et procede de pilotage de cette installation
CN2325403Y (zh) 炉内充氮驱氧及微压测氧装置
CN207600232U (zh) 一种用于co发生炉火焰探测的辅助装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070525

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100601

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees