JP2004107011A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004107011A
JP2004107011A JP2002271631A JP2002271631A JP2004107011A JP 2004107011 A JP2004107011 A JP 2004107011A JP 2002271631 A JP2002271631 A JP 2002271631A JP 2002271631 A JP2002271631 A JP 2002271631A JP 2004107011 A JP2004107011 A JP 2004107011A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint member
joint
tooth tip
tooth
sheet feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002271631A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihito Gotou
後藤 佳仁
Shigeki Okabe
岡部 茂樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2002271631A priority Critical patent/JP2004107011A/ja
Publication of JP2004107011A publication Critical patent/JP2004107011A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】給紙トレイの停止位置のバラツキが大きくても充分に対応することができる給紙装置を得る。
【解決手段】給紙装置10は、給紙トレイ18と複写機本体に配設される駆動装置26とによって構成されている。出力軸42の先端部には、インボリュート歯48が形成された出力側ジョイント44が固定されている。一方、レバー36を回転させるロッド34の端部には、インボリュート歯48と噛み合う別のインボリュート歯が形成された入力側ジョイント46が固定されている。従って、双方のジョイント44、46が軸方向移動可能な範囲で嵌合状態(連結状態)を確保できるので、給紙トレイ18の停止位置のバラツキが大きくても充分に対応することができる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給紙トレイを画像形成装置に装着させることにより、画像形成装置側に配設された駆動ユニットの駆動シャフトと給紙トレイ側に配設された従動シャフトとをジョイント結合する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、給紙トレイの底部に用紙積載板を揺動可能に配置すると共に、当該用紙積載板の下側に従動シャフトが軸線回りに回転することにより押上部材が回動され、これにより用紙積載板が押し上げられる構成の給紙装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に開示された給紙装置について更に言及すると、画像形成装置のトレイユニット内の所定位置(給紙トレイが装着される位置)には、モータの駆動力によって駆動シャフトが軸線回りに回転する駆動ユニットが配設されている。駆動シャフトの先端部には、放射状にスリットが形成された略円柱形状のジョイント部材が固定されている。
【0004】
一方、給紙トレイ側には前述したように用紙載置板、従動シャフト、及び押上部材が配設されている。従動シャフトの端部は給紙トレイ外へ突出した状態で配置されており、更に従動シャフトの先端部には軸直角方向へ貫通しかつ両端部がジョイント部材の十字状のスリット内へ係合可能とされた係合ピンが取り付けられている。
【0005】
上記構成によれば、給紙トレイを画像形成装置のトレイユニット内の所定位置に装填すると、従動シャフトの先端部の係合ピンが駆動シャフトのジョイント部材に係合された状態となる。この状態で駆動ユニットが作動すると、駆動シャフトの回転力が従動シャフトに伝達され、押上部材がシャフトを中心として回動し、用紙載置板が押し上げられる。一方、給紙トレイを取り出すと、係合ピンが駆動シャフトのジョイント部材から離脱されるので、押上部材は用紙載置板の自重によって元の位置まで回動される。
【0006】
【特許文献1】
特開平07−267385号公報(図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した給紙装置による場合、以下の点において問題がある。すなわち、一般に、給紙トレイ内の用紙の位置は画像形成装置の光学機器部分との関係において位置決めがなされている必要があるが、駆動ユニットは画像形成装置内に配設されるため、その組付位置は本来的に変更できない。このため、自ずと給紙トレイの停止位置で調整することになる。しかし、この停止位置のバラツキが大きいと、そのバラツキを吸収しきれない事態が生じ得る。
【0008】
例えば、図10(A)〜(C)は従来の構造を概略的に示したものであるが、出力側ジョイント150と係合ピン151とが係合する構成において、出力側ジョイント150の底部中心に挿通された出力軸(駆動シャフト)152の先端部と、給紙トレイ側のロッド(従動シャフト)154の先端部とが相互に干渉した時点で底付き状態(図10(C)参照)となるため、バラツキを許容できるスライド可能量A(図10(A)参照)を充分に確保することができない。従って、このスライド可能量Aを超えるバラツキに対しては、対処のしようがない。
【0009】
本発明は上記事実を考慮し、給紙トレイの停止位置のバラツキが大きくても充分に対応することができる給紙装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明に係る給紙装置は、画像形成装置内における給紙トレイ装着位置に配設されると共に、作動することにより端部がユニット外方へ突出された駆動シャフトを軸線回りに回転させる駆動ユニットと、トレイ本体の底部側に配置されると共に基端部側が支軸回りに揺動可能に支持された用紙積載板と、この用紙積載板の下側に配置されると共に一方の端部がトレイ本体の側部を貫通してトレイ本体の外方へ突出された従動シャフトと、この従動シャフトの他方の端部側に設けられると共に従動シャフトが軸線回りに一定方向へ回転することにより用紙積載板の先端部側を上昇させる押上部材と、を備えた給紙トレイと、を含んで構成された給紙装置であって、前記駆動シャフトの突出端部に周方向移動は不可能でかつ軸方向移動は可能に支持され、カップリング形状に形成された第1のジョイント部材と、前記従動シャフトの一方の端部に支持されると共に前記第1のジョイント部材に対して嵌合可能なカップリング形状に形成され、嵌合状態では当該第1のジョイント部材と一体に回転する第2のジョイント部材と、を有することを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の本発明に係る給紙装置は、請求項1記載の発明において、前記第1のジョイント部材と前記第2のジョイント部材との嵌合面には、相互に噛み合うインボリュート歯がそれぞれ形成されている、ことを特徴としている。
【0012】
請求項3記載の本発明に係る給紙装置は、請求項1記載の発明において、前記第1のジョイント部材と前記第2のジョイント部材との嵌合面には、相互に噛み合う台形歯がそれぞれ形成されている、ことを特徴としている。
【0013】
請求項4記載の本発明に係る給紙装置は、請求項2又は請求項3記載の発明において、前記第1のジョイント部材の歯先端部及び前記第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方は、テーパ状に形成されている、ことを特徴としている。
【0014】
請求項5記載の本発明に係る給紙装置は、請求項2又は請求項3記載の発明において、前記第1のジョイント部材の歯先端部及び前記第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方は、歯の向きに傾斜する傾斜面状に形成されている、ことを特徴としている。
【0015】
請求項6記載の本発明に係る給紙装置は、請求項2又は請求項3記載の発明において、前記第1のジョイント部材の歯先端部及び前記第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方は、歯の向きに傾斜する傾斜面と円弧面とを繋げた形状に形成されている、ことを特徴としている。
【0016】
請求項7記載の本発明に係る給紙装置は、請求項2又は請求項3記載の発明において、前記第1のジョイント部材の歯先端部及び前記第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方は、歯の向きに傾斜する傾斜面状に形成されていると共に、当該傾斜面状に形成された歯先端部の隣接部位も傾斜角度が異なる別の傾斜面に形成されている、ことを特徴としている。
【0017】
請求項8記載の本発明に係る給紙装置は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の発明において、前記従動シャフトと前記第2のジョイント部材とは、当該第2ジョイント部材が当該従動シャフトに対して所定の回転角の範囲内で相対可能に保持されている、ことを特徴としている。
【0018】
請求項9記載の本発明に係る給紙装置は、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の発明において、前記第2のジョイント部材は、前記従動シャフトに対して軸方向移動可能に支持されており、また、前記第1のジョイント部材には当該第1のジョイント部材を前記駆動ユニットから離間させる方向へ付勢する第1の付勢手段が設けられていると共に、前記第2のジョイント部材には当該第2のジョイント部材を前記トレイ本体の側部から離間させる方向へ付勢する第2の付勢手段が設けられており、さらに、前記第2の付勢手段の付勢力は前記第1の付勢手段の付勢力よりも小さく設定されている、ことを特徴としている。
【0019】
請求項1記載の本発明によれば、画像形成装置内における給紙トレイ装着位置には駆動ユニットが配設されており、給紙トレイが当該給紙トレイ装着位置に装着されると、給紙トレイの従動シャフトの一方の端部に支持されたカップリング形状の第2のジョイント部材が、駆動ユニットの駆動シャフトの突出端部に周方向移動は不可能で軸方向移動は可能に支持されたカップリング形状の第1のジョイント部材に嵌合される。第1のジョイント部材に第2のジョイント部材が嵌合された状態では、第2のジョイント部材と一体に回転する。これにより、駆動ユニット側の駆動力は駆動シャフトから第1のジョイント部材及び第2のジョイント部材を介して従動シャフトに伝達され、従動シャフトを軸線回りに回転させることができる。
【0020】
給紙トレイ内には用紙積載板が揺動可能に支持されており、当該用紙載置板上には多数の用紙が積載された状態にある。この状態で、従動シャフトが軸線回りに一定方向へ回転すると、従動シャフトの他方の端部側に設けられた押上部材が回転され、用紙積載板の先端部側が上昇される。その結果、用紙積載板上に積載された用紙を所定の給紙位置に位置させることができる。
【0021】
用紙が無くなった場合には、給紙トレイを画像形成装置から取り出すと、従動シャフト側の第2のジョイント部材と駆動シャフト側の第1のジョイント部材との嵌合(連結)状態が解除されるので、押上部材は用紙載置板の自重によって自然に自動的に下降される。
【0022】
ここで、本発明では、駆動シャフトの突出端部に周方向移動は不可能で軸方向移動は可能に支持される第1のジョイント部材だけでなく、従動シャフトの一方の端部(即ち、トレイ本体の側部を貫通してトレイ本体の外方へ突出された部分)に支持される第2のジョイント部材もカップリング形状としたので、両者を嵌合させたときに、駆動力の伝達が可能な連結状態が良好に維持される長さを長くする(即ち、第1のジョイント部材及び第2のジョイント部材間での軸方向移動許容量を増加させる)ことができる。その結果、画像形成装置との関係で給紙トレイの停止位置(装着位置)に比較的大きなバラツキがあったとしても、充分に対応することができる。
【0023】
請求項2記載の本発明によれば、第1のジョイント部材と第2のジョイント部材との嵌合状態がインボリュート歯の噛み合いによって確保されるため、第1のジョイント部材及び第2のジョイント部材の製造コスト及び製品の検査工数を低減することができる。
【0024】
請求項3記載の本発明によれば、第1のジョイント部材と第2のジョイント部材との嵌合状態が台形歯の噛み合いによって確保されるため、大きなトルクを伝達することができる。
【0025】
請求項4記載の本発明によれば、第1のジョイント部材の歯先端部及び第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方がテーパ状に形成されているため、給紙トレイの装着時に、第2のジョイント部材の第1のジョイント部材に対する噛み合いが周方向にずれて相互に干渉したとしても、第1のジョイント部材又は第2のジョイント部材が容易に回転して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイの迅速な装着が可能となり、又第1のジョイント部材の歯先端部と第2のジョイント部材の歯先端部とが繰り返し当接することにより、当該歯先端部が歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0026】
請求項5記載の本発明によれば、第1のジョイント部材の歯先端部及び第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方が歯の向きに傾斜する傾斜面状に形成されているため、給紙トレイの装着時に、第1のジョイント部材と第2のジョイント部材との噛み合い状態が径方向へずれて相互に干渉したとしても、第1のジョイント部材又は第2のジョイント部材がそのずれを解消する径方向へ容易に移動して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイの迅速な装着が可能となり、又第1のジョイント部材の歯先端部と第2のジョイント部材の歯先端部とが繰り返し当接することにより、当該歯先端部が歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0027】
請求項6記載の本発明によれば、第1のジョイント部材の歯先端部及び第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方が歯の向きに傾斜する傾斜面と円弧面とを繋げた形状に形成されているため、給紙トレイの装着時に、第1のジョイント部材と第2のジョイント部材との軸芯がずれて相互に干渉したとしても、第1のジョイント部材又は第2のジョイント部材が軸芯のずれを解消する方向(軸芯が一致する方向)へ容易に移動して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイの迅速な装着が可能となり、又第1のジョイント部材の歯先端部と第2のジョイント部材の歯先端部とが繰り返し当接することにより、当該歯先端部が歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0028】
請求項7記載の本発明によれば、第1のジョイント部材の歯先端部及び第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方が歯の向きに傾斜する傾斜面状に形成されていると共に、当該傾斜面状に形成された歯先端部の隣接部位も傾斜角度が異なる別の傾斜面状に形成されているため、給紙トレイの装着時に、第1のジョイント部材と第2のジョイント部材との軸芯がずれて相互に干渉したとしても、第1のジョイント部材又は第2のジョイント部材が軸芯のずれを解消する方向(軸芯が一致する方向)へ容易に移動して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイの迅速な装着が可能となり、又第1のジョイント部材の歯先端部と第2のジョイント部材の歯先端部とが繰り返し当接することにより、当該歯先端部が歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0029】
請求項8記載の本発明によれば、従動シャフトに対して第2のジョイント部材が所定の回転角の範囲内で相対回転可能に保持されているため、給紙トレイの装着時に、第1のジョイント部材と第2のジョイント部材との噛み合いが周方向にずれて相互に干渉したとしても、従動シャフトに対して第2のジョイント部材が前記周方向のずれを解消する方向へ容易に回転して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイの迅速な装着が可能となり、又第1のジョイント部材の歯先端部と第2のジョイント部材の歯先端部とが繰り返し当接することにより、当該歯先端部が歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0030】
請求項9記載の本発明によれば、給紙トレイ側の第2のジョイント部材も従動シャフトに対して軸方向移動可能に支持されている。そして、第1のジョイント部材には第1の付勢手段が設けられており、第2のジョイント部材には第2の付勢手段が設けられているため、第2のジョイント部材の軸方向移動量が給紙トレイのバラツキ吸収量として加算される(寄与する)。従って、その分だけ、より大きな給紙トレイの装着位置のバラツキに対応することができる。
【0031】
さらに、本発明では、第2の付勢手段の付勢力が第1の付勢力手段の付勢力よりも小さく設定されているため、第2のジョイント部材の方が先に軸方向移動を開始し、続いて第1のジョイント部材が軸方向移動を開始するという手順になる。従って、駆動ユニット側に設定される第1のジョイント部材の動きを安定化させることができる。その結果、第2のジョイント部材を第1のジョイント部材にスムーズに嵌合させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る給紙装置の第1実施形態について説明する。
【0033】
図4には、本実施形態に係る給紙装置10が適用された「画像形成装置」としての複写機12の側面図が示されている。この図に示されるように、複写機12は複写機14を備えており、その上端部にはカバー16が開閉可能に配設されている。カバー16の下面には、図示しないプラテンガラスが配置されている。原稿を複写する際には、カバー16を開放させて、プラテンガラスの上面に原稿をセットした後、カバー16を閉止し、図示しないスタートボタンを押すことにより、所定の複写処理がなされるようになっている。
【0034】
上述した複写機本体14には、サイズの異なる用紙が収容された複数の給紙トレイ18が装着されている。複写機本体14の正面側(図4において左側)には、給紙トレイ18を受け入れるためのトレイ装着部20が開口されている。トレイ装着部20の底部奥側(装着方向側の所定位置)には、複写機12の光学機器との関係で給紙トレイ18の停止位置を規定するストッパ22(図1にも図示)が配設されている。
【0035】
図1には、本実施形態に係る給紙装置10が拡大して示されている。この図に示されるように、本実施形態に係る給紙装置10は、複写処理用の多数枚の用紙24を収容した給紙トレイ18と、複写機本体14内に配設された「駆動ユニット」としての駆動装置26と、によって構成されている。
【0036】
給紙トレイ18は、上面側が開放された比較的浅底のトレイ本体28を備えている。トレイ本体28の底部半面には、矩形平板状の用紙積載板30が配設されている。用紙積載板30の基端部には円筒形状のボス30Aが形成されており、このボス30A内を支軸32が貫通している。支軸32の両端部は、トレイ本体28の両側部28A、28Bに支持されている。従って、用紙積載板30は、支軸32回りに回転自在とされている。
【0037】
また、トレイ本体28の底部上面の端縁側(用紙積載板30の自由端側である先端部付近)には、真直棒状の「従動シャフト」としてのロッド34が配置されている。このロッド34はトレイ本体28の両側部28A、28Bに軸支されており、その一方の端部はトレイ本体28の奥側の側部28Aを貫通し、所定距離だけ突出されている。
【0038】
上記ロッド34の軸方向中間部の上面側には、板ばねによって構成されかつ舌片状に形成された「押上部材」としてのレバー36が取り付けられている。レバー36の基端部は螺子38によってロッド34の上面側に固定されており、又レバー36の先端部は用紙積載板30の下面側へ延出されている。従って、レバー36はロッド34に片持ち支持された状態にあり、ロッド34が図1において時計方向へ回転することにより用紙積載板30の先端部側を押し上げ、ひいてはこれに載置されている最上層の用紙24の給紙方向側の端部を図示しない給紙ローラによる所定の給紙位置に至らせるようになっている。なお、レバー36は上記の如く板ばねによって構成されており、用紙24が用紙積載板30上に載置された状態では、それ自体が用紙24の給紙方向側の端部を所定の給紙位置へ押し上げる方向への付勢力(弾性復元力)を有している。
【0039】
一方、複写機本体14における給紙トレイ18の装着方向側の端部には、駆動装置26が配設されている。この駆動装置26はギヤードモータとして構成されており、ケーシング40内には図示しないモータの他、減速ギヤ等が収容されている。駆動装置26における「駆動シャフト」としての出力軸42はケーシング40から突出されており、給紙トレイ18のロッド34と同軸上に配置されている。
【0040】
ここで、図1〜図3に示されるように、上述した出力軸42の先端部には、「第1のジョイント部材」としての出力側ジョイント44が周方向移動は不可能で軸方向移動は可能に支持されている。なお、一例として、出力軸42の外周面に軸方向に沿って溝を形成しておき、出力側ジョイント44の軸芯部に前記溝に挿入されるピン(突起)を形成しておくことにより、「周方向移動は不可能で軸方向移動は可能に支持」させることができる。一方、ロッド34の貫通端部には、「第2のジョイント部材」としての入力側ジョイント46が固着されている。
【0041】
出力側ジョイント44及び入力側ジョイント46はいずれもカップリング形状に形成されており、給紙トレイ18が装着されることにより、入力側ジョイント46が出力側ジョイント44に嵌合されるようになっている。なお、嵌合関係は、入力側ジョイント46の方が外側となり、出力側ジョイント44の方が内側となるように設定されているが、逆の関係に構成してもよい。
【0042】
出力側ジョイント44は有底円筒形状を成しており、底部44A及び周壁部44B(図3参照)を備えている。周壁部44Bの外周面にはインボリュート歯48が形成されており、更にインボリュート歯48の先端部はトレイの装着容易性を確保するためにテーパ面48Aとされている。また、出力軸42には、「第1の付勢手段」としての圧縮コイルスプリング50が巻装されている。圧縮コイルスプリング50の一端部はケーシング40に当接係止されており、他端部は入力側ジョイント46の底部46Aに当接係止されている。従って、圧縮コイルスプリング50は、出力側ジョイント44を常時ケーシング40から離間させる方向へ押圧付勢している。
【0043】
一方、入力側ジョイント46は出力側ジョイント44よりも一周り大きい有底円筒形状を成しており、底部46A及び周壁部46Bを備えている。周壁部46Bの内周面には、出力側ジョイント44のインボリュート歯48と噛み合うインボリュート歯52(図2参照)が形成されている。さらに、インボリュート歯52の先端部は、トレイの装着容易性を確保するためにテーパ面52Aとされている。
【0044】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0045】
複写機本体14のトレイ装着部20内に給紙トレイ18を装着させると、トレイ本体28の奥側の側部28Aがストッパ22(図1、図4参照)に当接することにより、給紙トレイ18は停止し、装着状態となる。給紙トレイ18が装着されると、給紙トレイ18のロッド34の突出端部に固定された入力側ジョイント46が、複写機本体14内に配設された駆動装置26の出力軸42の先端部に支持された出力側ジョイント44に嵌合される。両者が嵌合された状態では、出力側ジョイント44のインボリュート歯48が入力側ジョイント46のインボリュート歯52と噛み合い、入力側ジョイント46は出力側ジョイント44に対して相対回転不可の状態となる。つまり、入力側ジョイント46は、出力側ジョイント44と一体に回転する状態となる。これにより、駆動装置26側の駆動力(出力軸42の回転力)は出力軸42から出力側ジョイント44及び入力側ジョイント46を介してロッド34に伝達され、ロッド34を軸線回りに回転させることができる。
【0046】
給紙トレイ18内には用紙積載板30が揺動可能に支持されており、当該用紙積載板30上には多数の用紙24が積載された状態にある。この状態で、ロッド34が軸線回りに一定方向(図1において時計方向)へ回転すると、ロッド34の軸方向中間部に固定されたレバー36が回転され、用紙積載板30が支軸32回りに回転しその先端部側が上昇される。その結果、用紙積載板30上に積載された用紙24を所定の給紙位置に位置させることができる。
【0047】
一方、給紙トレイ18内に用紙24が無くなった場合には、給紙トレイ18を複写機本体14から取り出すと、入力側ジョイント46と出力側ジョイント44との連結状態(嵌合状態)が解除されるので、レバー36は用紙積載板30の自重によって自然に自動的に下降される。
【0048】
ここで、本実施形態では、駆動装置26の出力軸42の先端部に支持される出力側ジョイント44だけでなく、ロッド34の突出端部に固定される入力側ジョイント46もカップリング形状としたので、両者を嵌合させたときに、周方向移動は不可能で軸方向移動は可能な連結状態が良好に維持される長さを長くする(即ち、スライド可能量(概念的には、軸方向移動許容量又はバラツキ吸収可能量を増加させる)ことができる。
【0049】
このことを図3及び図10を用いて対比説明する。図3が本実施形態に係るジョイント構造を示すものであり、図10が〔発明が解決しようとする課題〕の欄で説明した従来例に係るジョイント構造を示すものである。いずれも、(A)が係合部材(本実施形態の場合は入力側ジョイント46、従来例の場合は係合ピン151)が被係合部材(本実施形態の場合は出力側ジョイント44、従来例の場合は出力側ジョイント150)に接触した状態、言い換えれば、「嵌合開始状態」を示すものであり、(C)が最も奥で係合部材が被係合部材に係合(嵌合)した状態、言い換えれば、「限界嵌合状態」を示すものである。なお、(B)は、(A)と(C)との中間の過程、言い換えれば、「途中状態」を示すものである。各ジョイント構造を採った場合のスライド可能量は(A)と(C)の対比から求められ、従来例に係るジョイント構造の場合はスライド可能量がA(図10(A)参照)であるのに対し、本実施形態に係るジョイント構造の場合はスライド可能量がB(図3(A)参照)と倍以上大きくなることが判る。なお、本実施形態のスライド可能量Bは、出力側ジョイント44及び入力側ジョイント46の軸方向寸法(嵌合長)を変更することにより、更に大きくすることができる。
【0050】
以上より、本実施形態に係る給紙装置10によれば、複写機12との関係で給紙トレイ18の停止位置(装着位置)に比較的大きなバラツキがあったとしても、充分に対応(確実に吸収)することができる。
【0051】
また、本実施形態に係る給紙装置10では、出力側ジョイント44と入力側ジョイント46の双方にインボリュート歯48、52を形成し、両者の嵌合状態がインボリュート歯48、52の噛み合いによって確保される構成を採ったので、出力側ジョイント44及び入力側ジョイント46の製造コスト及び製品の検査工数を低減することができる。
【0052】
さらに、本実施形態に係る給紙装置10では、出力側ジョイント44のインボリュート歯48の歯先端部48A(図1等参照)及び入力側ジョイント46のインボリュート歯52の歯先端部52A(図2等参照)のいずれもテーパ面として構成したので、給紙トレイ18の装着時に、入力側ジョイント46のインボリュート歯52の出力側ジョイント44のインボリュート歯48に対する噛み合いが周方向にずれて相互に干渉(ぶつかり合った)したとしても、出力側ジョイント44又は入力側ジョイント46が容易に回転して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイ18の迅速な装着が可能となり、又出力側ジョイント44のインボリュート歯48の歯先端部48Aと入力側ジョイント46のインボリュート歯52の歯先端部52Aとが繰り返し当接することにより、当該歯先端部48A、52Aが歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0053】
〔第2実施形態〕
次に、図5を用いて、本発明に係る給紙装置の第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0054】
この図に示されるように、本実施形態に係るジョイント構造では、出力側ジョイント44のインボリュート歯48の歯先端部60及び入力側ジョイント46のインボリュート歯52の歯先端部62がいずれも歯の向きに傾斜する傾斜面状に形成されている点に特徴がある。なお、前述した第1実施形態の歯先端部48A、52Aと本実施形態の歯先端部60、62との相違は、図1と図5を対比すると判り易い。
【0055】
上記構成によれば、出力側ジョイント44の歯先端部60及び入力側ジョイント46の歯先端部62がいずれも歯の向きに傾斜する傾斜面状に形成されているため、給紙トレイ18の装着時に、出力側ジョイント44と入力側ジョイント46との噛み合い状態が径方向へずれて相互に干渉したとしても、歯先端部60、62の傾斜面に案内されることにより、出力側ジョイント44又は入力側ジョイント46が径方向のずれを解消する方向へ容易に移動して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイ18の迅速な装着が可能となり、又出力側ジョイント44の歯先端部60と入力側ジョイント46の歯先端部62とが繰り返し当接することにより、当該歯先端部60、62が歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0056】
〔第3実施形態〕
次に、図6を用いて、本発明に係る給紙装置の第3実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0057】
この図に示されるように、本実施形態に係るジョイント構造では、出力側ジョイント44のインボリュート歯48の歯先端部70及び入力側ジョイント46のインボリュート歯52の歯先端部72がいずれも歯の向きに傾斜する傾斜面と円弧面とを繋げた形状に形成されている点に特徴がある。なお、符号にAを付した部位が傾斜面であり、Bを付した部位が円弧面である。
【0058】
上記構成によれば、出力側ジョイント44の歯先端部70及び入力側ジョイント46の歯先端部72のいずれもが歯の向きに傾斜する傾斜面と円弧面とを繋げた形状に形成されているため、給紙トレイ18の装着時に、出力側ジョイント44と入力側ジョイント46との軸芯がずれて相互に干渉したとしても、出力側ジョイント44又は入力側ジョイント46が軸芯のずれを解消する方向(軸芯が一致する方向)へ容易に移動して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイ18の迅速な装着が可能となり、又出力側ジョイント44の歯先端部70と入力側ジョイント46の歯先端部72とが繰り返し当接することにより、当該歯先端部70、72が歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0059】
〔第4実施形態〕
次に、図7を用いて、本発明に係る給紙装置の第4実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0060】
この図に示されるように、本実施形態に係るジョイント構造では、出力側ジョイント44のインボリュート歯48の歯先端部80及びその内側隣接部位82並びに入力側ジョイント46のインボリュート歯52の歯先端部84及びその外側隣接部位86が、いずれも傾斜角度が異なる二段折れの傾斜面状に形成されている点に特徴がある。なお、傾斜角度は、歯先端部80、84の方が、隣接部位82、86よりも小さく設定されている。
【0061】
上記構成によれば、出力側ジョイント44の歯先端部80及びその内側隣接部位82並びに入力側ジョイント46の歯先端部84及びその外側隣接部位86が、いずれも傾斜角度が異なる二段折れの傾斜面状に形成されているため、給紙トレイ18の装着時に、出力側ジョイント44と入力側ジョイント46との軸芯がずれて相互に干渉したとしても、出力側ジョイント44又は入力側ジョイント46が軸芯のずれを解消する方向(軸芯が一致する方向)へ容易に移動して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイ18の迅速な装着が可能となり、又出力側ジョイント44の歯先端部80と入力側ジョイント46の歯先端部84とが繰り返し当接することにより、当該歯先端部80、84が歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0062】
〔第5実施形態〕
次に、図8を用いて、本発明に係る給紙装置の第5実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態等と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0063】
この図に示されるように、本実施形態に係るジョイント構造では、ロッド34の突出端部には、軸直角方向へ突出する二本以上のピン90が等間隔に立設されている。これに対応して、入力側ジョイント46の基端部には小径部92が一体に形成されており、当該小径部92には周方向を長軸方向とする長孔94が形成されている。ピン90は、この長孔94内に挿入されている。従って、入力側ジョイント46はロッド34回りに長孔94の形成範囲に相当する回転角の範囲内で相対回転可能とされており、この点に本実施形態の特徴がある。
【0064】
なお、本実施形態では、出力側ジョイント44の歯先端部96及び入力側ジョイント46の歯先端部98は、いずれも傾斜面等にはされていない。
【0065】
上記構成によれば、ロッド34の貫通端部に対して入力側ジョイント46が所定の回転角の範囲内で相対回転可能に保持(係止)されているため、給紙トレイ18の装着時に、出力側ジョイント44と入力側ジョイント46との噛み合いが周方向にずれて相互に干渉したとしても、ロッド34の貫通端部に対して入力側ジョイント46が噛み合い方向(周方向のずれを解消する方向)へ容易に回転して両者の相互干渉が解消される。従って、給紙トレイ18の迅速な装着が可能となり、又出力側ジョイント44の歯先端部96と入力側ジョイント46の歯先端部98とが繰り返し当接することにより、当該歯先端部96、98が歯こぼれ等の損傷を受けるのを防止することができる。
【0066】
〔第6実施形態〕
次に、図9を用いて、本発明に係る給紙装置の第6実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0067】
この図に示されるように、本実施形態に係るジョイント構造では、入力側ジョイント46は、ロッド34の突出端部に対して軸方向移動可能に支持されている。また、ロッド34の突出端部には、入力側ジョイント46の底面と平行に円板状のスプリング係止部100が固定(又は係止)されている。さらに、入力側ジョイント46の底面とスプリング係止部100との間には、「第2の付勢手段」としての圧縮コイルスプリング102が巻装されている。従って、圧縮コイルスプリング102は入力側ジョイント46をロッド34の先端側へ常時押圧付勢している。なお、ロッド34の先端側には、Eリング等の図示しない抜止め部材が取り付けられている。
【0068】
すなわち、本実施形態に係るジョイント構造では、出力側ジョイント44の構成と同一の構成が入力側ジョイント46にも適用されており、そのため、入力側ジョイント46は圧縮コイルスプリング102の付勢力に抗してロッド34の貫通端部を軸方向移動可能とされている。
【0069】
さらに、上述した入力側ジョイント46側に巻装される圧縮コイルスプリング102のばね定数(付勢力)は、出力側ジョイント44側に巻装される圧縮コイルスプリング50のばね定数(付勢力)よりも小さく設定されている。具体的には、先に入力側ジョイント46の方の圧縮コイルスプリング102が縮んだ後、出力側ジョイント44の方の圧縮コイルスプリング50が縮み始めるように、両者のばね定数が設定されている。
【0070】
上記構成によれば、給紙トレイ18側の入力側ジョイント46もロッド34の貫通端部に対して軸方向移動可能に支持されている。そして、出力側ジョイント44には圧縮コイルスプリング50が巻装されており、入力側ジョイント46には別の圧縮コイルスプリング102が巻装されているため、出力側ジョイント44の軸方向移動量と入力側ジョイント46の軸方向移動量とが加算された長さ(即ち、給紙トレイ18の装着位置のバラツキの吸収量)を大きくとることができる。
【0071】
さらに、本実施形態では、先に入力側ジョイント46の方の圧縮コイルスプリング102が縮んだ後、出力側ジョイント44の方の圧縮コイルスプリング50が縮み始めるように、両者のばね定数を設定したので、入力側ジョイント46の方が先に軸方向移動を開始し、続いて出力側ジョイント44が軸方向移動を開始するという手順になる。従って、駆動装置26側に設定される出力側ジョイント44の動きを安定化させることができる。その結果、入力側ジョイント46を出力側ジョイント44に円滑に嵌合させることができる。
【0072】
〔実施形態の補足説明〕
なお、本実施形態では、本発明に係る給紙装置を複写機12対して適用したが、これに限らず、本発明に係る給紙装置をレーザープリンタやファクシミリ装置等の他の画像形成装置に対して適用してもよい。
【0073】
また、本実施形態では、出力側ジョイント44、入力側ジョイント46にインボリュート歯48、52を形成したが、これに限らず、断面形状が台形状の台形歯を用いてもよいし、セレーション、スプライン等を用いてもよい。
【0074】
さらに、本実施形態では、出力側ジョイント44のインボリュート歯48の歯先端部48A及び入力側ジョイント46のインボリュート歯52の歯先端部52Aのいずれもテーパ状等に形成しているが、これに限らず、少なくとも一方がテーパ状等に形成されていればよい。この場合においても、ある程度の効果は得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る給紙装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示される入力側ジョイントのインボリュート歯を示す斜視図である。
【図3】図1に示されるジョイント構造の効果を説明するための説明図である。
【図4】図1に示される給紙装置が適用された複写機の全体構造の概略を一部切り欠いた状態で示す側面図である。
【図5】第2実施形態に係るジョイント構造を示す図3に対応する要部拡大断面図である。
【図6】第3実施形態に係るジョイント構造を示す図3に対応する要部拡大断面図である。
【図7】第4実施形態に係るジョイント構造を示す図3に対応する要部拡大断面図である。
【図8】第5実施形態に係るジョイント構造を示す図3に対応する要部拡大断面図である。
【図9】第6実施形態に係るジョイント構造を示す図3に対応する要部拡大断面図である。
【図10】従来例に係るジョイント構造の問題点を説明するための図3に対応する説明図である。
【符号の説明】
10…給紙装置、12…複写機(画像形成装置)、18…給紙トレイ、24…用紙、26…駆動装置(駆動ユニット)、28…トレイ本体、30…用紙積載板、34…ロッド(従動シャフト)、36…レバー(押上手段)、42…出力軸(駆動シャフト)、44…出力側ジョイント(第1のジョイント部材)、46…入力側ジョイント(第2のジョイント部材)、48…インボリュート歯、48A…歯先端部、50…圧縮コイルスプリング(第1の付勢手段)、52…インボリュート歯、52A…歯先端部、60…歯先端部、62…歯先端部、70…歯先端部、72…歯先端部、80…歯先端部、82…隣接部位、84…歯先端部、86…隣接部位、90…ピン、94…長孔、102…圧縮コイルスプリング(第2の付勢手段)

Claims (9)

  1. 画像形成装置内における給紙トレイ装着位置に配設されると共に、作動することにより端部がユニット外方へ突出された駆動シャフトを軸線回りに回転させる駆動ユニットと、
    トレイ本体の底部側に配置されると共に基端部側が支軸回りに揺動可能に支持された用紙積載板と、この用紙積載板の下側に配置されると共に一方の端部がトレイ本体の側部を貫通してトレイ本体の外方へ突出された従動シャフトと、この従動シャフトの他方の端部側に設けられると共に従動シャフトが軸線回りに一定方向へ回転することにより用紙積載板の先端部側を上昇させる押上部材と、を備えた給紙トレイと、
    を含んで構成された給紙装置であって、
    前記駆動シャフトの突出端部に周方向移動は不可能でかつ軸方向移動は可能に支持され、カップリング形状に形成された第1のジョイント部材と、
    前記従動シャフトの一方の端部に支持されると共に前記第1のジョイント部材に対して嵌合可能なカップリング形状に形成され、嵌合状態では当該第1のジョイント部材と一体に回転する第2のジョイント部材と、
    を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記第1のジョイント部材と前記第2のジョイント部材との嵌合面には、相互に噛み合うインボリュート歯がそれぞれ形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記第1のジョイント部材と前記第2のジョイント部材との嵌合面には、相互に噛み合う台形歯がそれぞれ形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  4. 前記第1のジョイント部材の歯先端部及び前記第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方は、テーパ状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の給紙装置。
  5. 前記第1のジョイント部材の歯先端部及び前記第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方は、歯の向きに傾斜する傾斜面状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の給紙装置。
  6. 前記第1のジョイント部材の歯先端部及び前記第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方は、歯の向きに傾斜する傾斜面と円弧面とを繋げた形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の給紙装置。
  7. 前記第1のジョイント部材の歯先端部及び前記第2のジョイント部材の歯先端部の少なくとも一方は、歯の向きに傾斜する傾斜面状に形成されていると共に、当該傾斜面状に形成された歯先端部の隣接部位も傾斜角度が異なる別の傾斜面状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の給紙装置。
  8. 前記従動シャフトと前記第2のジョイント部材とは、当該第2のジョイント部材が当該従動シャフトに対して所定の回転角の範囲内で相対可能に保持されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の給紙装置。
  9. 前記第2のジョイント部材は、前記従動シャフトに対して軸方向移動可能に支持されており、
    また、前記第1のジョイント部材には当該第1のジョイント部材を前記駆動ユニットから離間させる方向へ付勢する第1の付勢手段が設けられていると共に、前記第2のジョイント部材には当該第2のジョイント部材を前記トレイ本体の側部から離間させる方向へ付勢する第2の付勢手段が設けられており、
    さらに、前記第2の付勢手段の付勢力は前記第1の付勢手段の付勢力よりも小さく設定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の給紙装置。
JP2002271631A 2002-09-18 2002-09-18 給紙装置 Pending JP2004107011A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002271631A JP2004107011A (ja) 2002-09-18 2002-09-18 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002271631A JP2004107011A (ja) 2002-09-18 2002-09-18 給紙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004107011A true JP2004107011A (ja) 2004-04-08

Family

ID=32268886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002271631A Pending JP2004107011A (ja) 2002-09-18 2002-09-18 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004107011A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010018442A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Toshiba Corp 給紙ユニットにおけるピックアップローラ昇降機構、ピックアップローラ昇降機構の駆動方法、及びこのピックアップローラ昇降機構を備える画像形成装置
JP2011501446A (ja) * 2007-10-26 2011-01-06 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 結像光学系、この種の結像光学系を含むマイクロリソグラフィのための投影露光装置、及びこの種の投影露光装置を用いて微細構造構成要素を生成する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011501446A (ja) * 2007-10-26 2011-01-06 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 結像光学系、この種の結像光学系を含むマイクロリソグラフィのための投影露光装置、及びこの種の投影露光装置を用いて微細構造構成要素を生成する方法
US8558991B2 (en) 2007-10-26 2013-10-15 Carl Zeiss Smt Gmbh Imaging optical system and related installation and method
JP2010018442A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Toshiba Corp 給紙ユニットにおけるピックアップローラ昇降機構、ピックアップローラ昇降機構の駆動方法、及びこのピックアップローラ昇降機構を備える画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5153214B2 (ja) 画像形成装置の駆動ジョイント機構
JP5004718B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
US8888091B2 (en) Sheet feeding apparatus and image forming apparatus
JP5849070B2 (ja) ワンウェイクラッチ、およびこれを備えた駆動装置
JPH10252767A (ja) 駆動力伝達装置
US7891658B2 (en) Paper feeder having a paper stopper and office machine using the same
US8137204B2 (en) Torque limiter
JP6315129B2 (ja) 画像形成装置及び処理装置
US8348258B2 (en) Driving force transmitting device and driving force transmitting mechanism
JP2006137597A (ja) 用紙サイズ検知装置と画像形成装置
JP2004107011A (ja) 給紙装置
JP2016141504A (ja) 給紙装置、およびこれを備えた画像読取装置、画像形成装置
WO2016143452A1 (ja) 搬送ローラーユニットおよびそれを備えたシート給送装置並びに画像形成装置
JP2008002589A (ja) 用紙加工装置の動力伝達機構
WO2015146255A1 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP6520810B2 (ja) 画像形成装置
US8849176B2 (en) Automatic document feeder and media record equipment using the same
EP3677395A1 (en) Printing unit and thermal printer
JP2004224568A (ja) 媒体取り扱い装置および方法
JPH09278205A (ja) 給紙装置
JPH07144773A (ja) シートフィーダ機構
JP3557057B2 (ja) 駆動装置
KR100514732B1 (ko) 인쇄기기의 노크-업 플레이트 리프팅장치
JP2008179440A (ja) 給紙機構,画像形成装置
JP2004051255A (ja) 給紙装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040917

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060221

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060418

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060815