JP2004106875A - 包装用補助装置及びこの装置に使用する包装用袋 - Google Patents

包装用補助装置及びこの装置に使用する包装用袋 Download PDF

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Abstract

【課題】漏斗状誘導具を固定したまま、被包装物を容易に袋体に挿入できるよう、袋体口を極めて簡単に開口できるようにした包装用補助装置を提供すること。
【解決手段】弾性アーム27の把手27cに手指を入れ反時計回りに回動して、袋保持体23に垂下されている一枚目の袋体31の表面側生地体32に粘着部材29aを押庄して表面側生地体32の上縁部に付着させ、次いで、弾性アーム27を時計方向へ回動すると、表面側生地体32の両側端が切込みが設けられて裏面側生地体33から離隔しているので、表面側生地体32の上縁部32aは、屈曲して誘導具26の下端面に接しながら潜り抜け、自身の復元力により元の状態にもどり、袋体口が開口すると共に、誘導具26が開口内に位置し、該誘導具が袋体口に挿入された状態になる
【選択図】 図4

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、なす、きゅうり、ほうれん草などの蔬菜類や果物類、花卉、鉢植え草花などを包装袋で包装する作業に用いる包装用補助装置に関する。
【0001】
【従来の技術】
スーパーマーケットなどで販売されている蔬菜類や果物などは、透明なプラスチックスフィルムで形成された包装袋内に収容され、包装袋の上縁部を接着テープなどで結束した状態で商品棚などに陳列されている。これらの商品の包装作業は、疏莱類や果物などを生産者から集荷し、スーパーマーケットなどに納入するまでの過程で行われている。
【0002】
従来、これらの包装作業は、全て手作業で行われていたため、この作業に多大な労力と時間が費やされていた。そして、この手作業を軽減するために幾つかの改良された包装装置が開発されている。
【0003】
本出願人は、このような状況を改善するために包装用補助装置を開発し、特願2002−136068号として特許出願を行っている。
【0004】
この包装用補助装置は、図7に示すように、包装作業場の床面や作業台などの上に載置可能な基台2に支柱3が立設され、柔軟なフィルム材で形成され上縁部に開口部を有する複数の袋体4を離脱可能に保持する袋保持部5が支柱3の上端に固定された取付板12の正面に設けられ、また支柱3の上端に立設された支軸固定板8には、誘導具アーム6が支軸7を介して回動可能に取付けられ、更に支柱3の下端付近には、円弧形状の開口部材9が支軸9aを介して回動可能に取付けられている。
【0005】
誘導具アーム6の正面側端部には、漏斗状誘導具13が取付けられている。また開口部材9の正面側端部には円弧形状の弾性部材10が取付けられ、この弾性部材10の凹面部分には、袋体4の一部を着脱可能に吸着する粘着部材11が貼着されている。更に積層された複数の袋体4が袋保持板15の正面側に垂下状態に保持されている。
【0006】
この包装用補助装置1を使用して袋体4に被包装物を詰めるには、先ず、開口部材9を反時計回りに回動させ、袋保持部5に垂下状態で保持されている袋体4の表側上縁部4aに粘着部材11を押庄・接触させる。この接触により、弾性部材10が直線形状に変形して粘着部材11が表側上縁部4aに接着する。このとき、誘導具アーム6も開口部材9と同じ方向に回動するので、漏斗状誘導具13は、袋保持部5の上方へ上昇移動する。
【0007】
その後で、開口部材9を時計回りに回動させると、弾性部材10に対する押圧力が解除され、袋体4の表側上縁部4aが粘着部材11に接着された状態で弾性部材10が円弧形状に復元するとともに、裏側上縁部4bから離隔するので、袋体4の表側上縁部4aが徐々に開かれていく。このとき、誘導具アーム6も時計回りに回動するので、漏斗状誘導具13が徐々に下降していき、漏斗状誘導具13の下部が、袋体4の開口部から袋内へ挿入された状態となる。
【0008】
この状態において、被包装物を漏斗状誘導具13の上面開口部へ投入すれば、被包装物は漏斗状誘導具13の内周面に沿って落下していき袋体4内へ挿入される。袋体4内への被包装物の挿入が完了したら、袋体4の底部を落下防止具16から離脱させるとともに、袋体4全体を下方へ引っ張れば、表側上縁部4aが粘着部材11から離脱するとともに、係止部材14が挿通された係止孔4cの上部から亀裂が生じ、袋保持部5から袋体4を離脱させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この包装用補助装置では、袋体口を開き、その開口の度に漏斗状誘導具13を袋体4の開口部へ挿入する機構になっている。このため、漏斗状誘導具13を袋体4の開口部へ挿入する作業は手間が掛かり、しかも、漏斗状誘導具13には漏斗状誘導具13を回動する機構が必要であった。また、漏斗状誘導具13が誘導アーム6の先端に一体に固定されているため大きさの異なる袋体に適合できず、更に袋保持部に垂下できる袋体の枚数にも限度があった。
本発明は、このような従来技術が抱えている課題を解消することに着目してなされたものである。
【0010】
すなわち、本発明の目的は、漏斗状誘導具を固定したまま、被包装物を容易に袋体に挿入できるよう、袋体口を極めて簡単に開口できるようにした包装用補助装置を提供することにある。
【0011】
また、本発明の更なる目的は、漏斗状誘導具を固定したまま、袋体口を開口するだけで該誘導具が袋体口内に挿入された状態となるようにした包装用補助装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、同一サイズ及び種類、或いは異なるサイズ及び種類の包装用袋を併用して使用できるようにした包装用補助装置を提供することにある。
【0012】
また、本発明の更なる別の目的は、上記包装用補助装置に使用する包装用袋を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記目的は、以下の手段によって達成できる。すなわち、本発明の第1の態様によれば、支柱等に固定され被包装物を袋体内へ誘導する誘導具と、前記誘導具に近接設置され上縁部に開口部を有する袋体を垂下状態で離脱可能に保持する袋保持体と、前記袋体の表面側生地体を付着して袋体口を開口する粘着部材を有する開口手段とを備え、前記開口手段を操作することにより前記粘着部材に袋体の表面側生地体を付着させて袋体の裏面側生地体から離隔させ、前記誘導具の下端部の近傍で袋体口を開口させるようになした包装用補助装置が提供される。係る態様によれば、誘導具を固定したままでも、袋体口を極めて簡単に開口でき、しかも被包装物を容易に袋体内へ入れることができるようになる。
【0014】
また、係る態様においては、前記袋保持体の位置を、該袋体保持具に垂下させた袋体口が前記誘導具の下端部より上側に位置するようになし、前記開口手段を操作することにより前記粘着部材に袋体の表面側生地体を付着させ、前記表面側生地体を前記誘導具の下端部を潜らせて袋体の裏面側生地体から離隔させ、前記袋体口を開口させるようになすことが好ましい。係る態様によれば、誘導具を固定したままでも袋体口を開口するだけで誘導具の下端が袋体の開口内に挿入された状態となしえるので、被包装物を袋体内に入れる際にミスすることが少なくなる。
【0015】
更には、前記誘導具の支持体が、同一乃至異なる大きさの誘導具を着脱自在に取替えできるものとなすことが好ましい。係る態様によれば、被包装物や袋体の大きさに応じて最適な大きさの誘導具を選択できるようになる。
【0016】
また、前記粘着部材は、前記袋体と平行な支軸を中心に回動可能な状態で前記開口手段に取付けられていることが好ましい。係る態様によれば、該粘着部材に付着した袋体の表面側生地体を剥がすときに、粘着部材が回転して少しずつ少ない力で剥がすことができるので、袋体に損傷を与えることが少なくなる。
【0017】
本発明の別の態様によれば、前記支柱等に該支柱の軸等に対して直角な方向に回転可能な回転体を設け、前記回転体に複数の同一又は大きさの異なる袋保持体を取付け、前記回転体を回転させることにより前記各袋保持体を前記誘導具に対峙できるようになした包装用補助装置が提供される。係る態様によれば、多量の同じ大きさの袋体を保持させたり、異なる大きさの袋体を保持させたりすることができるようになる。
【0018】
また、本発明の更なる別の態様によれば、前記包装用補助装置に使用される袋体であって、この袋体は、表面側生地体とこの表面側生地体より若干長い裏面側生地体とを長手方向で重ね合わせ、重ね合わせた前記表面側及び裏面側生地体の両側部及び底部をそれぞれシールし、この底部と反対側の表面側生地体の一端部を開放して開口部を形成した細長袋体からなり、該細長袋体の開口部横の少なくとも表面側生地体の両側に切込み部を設け、この切込みの下方端が前記誘導具の下端部と同じ位置乃至はそれよりは下に位置する長さである包装用袋が提供される。係る態様によれば、誘導具を固定したままでも袋体口を開口するだけで誘導具の下端が袋体の開口内に挿入された状態となしえる袋体が得られる。
【0019】
本発明においては、袋保持体に予め複数枚の包装用袋を垂下し、開口手段を回動して、袋保持体に垂下されている一枚目の袋体の表面側生地体に粘着部材を押庄して表面側生地体の上縁部に付着させる。このとき粘着部材は、表面側生地体の開口部に近い上縁部に付着されることになる。
【0020】
次いで、粘着部材を表面側生地体の上縁部を吸着させて弾性アームを時計方向へ回動する。すると、表面側生地体が粘着部材に付着した状態で引張られることになるが、表面側生地体の両側端に切込みが設けられて裏面側生地体から離隔できるようになされているので、表面側生地体の上縁部は、屈曲して誘導具の下端面に接しながら潜り抜けることができる。表面側生地体の上縁部が誘導具の下端面を潜り抜け、粘着部材が取り去られると、上縁部は自身の復元力により元の状態にもどり、袋体口が開口すると共に、誘導具が開口内に位置し、該誘導具が袋体口に挿入されたことになる。
【0021】
また、本発明においては、袋体の上縁部が誘導具の下端面と接し或いは若干離れた位置になるように袋体を垂下してもよく、この場合は切込みが設けられていない袋体を使用でき、しかも開口手段により、誘導具の下端面で袋体口を簡単に開口することができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、本発明は、図面に記載された形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲に包含されることは言うまでもない。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態の包装用補助装置を示す外観斜視図、図2は、図1の包装用補助装置に使用する袋体を示す正面図、図3は図1の包装用補助装置を正面から見た正面図である。
【0024】
本発明の包装用補助装置20は、包装作業場の床面や作業台などの上に載置可能な基台21に支柱22が立設され、この支柱22の上端部には取付部材23が固定され、更にこの取付部材23に複数枚の袋体を垂下する支持バー23a、23a’が固定されている。また、取付部材23には、アーム25の一端が固定され、該アーム25の他端に誘導具26が一体に固定されている。
【0025】
図1に示した誘導具26は、アーム25の先端に一体に固定されているが、取外し自在に固定してもよい。この取外し自在な固定は、公知の任意な手段を用いるが、例えばアーム25の先端部を環状枠体(図示省略)で形成しておき、この環状枠体に筒状誘導具を嵌合させるようにすればよい。このように誘導具を着脱自在に装着できるようにすることにより、同一乃至異なる大きさの誘導具を用意しておき、袋体の大きさ或いは被包装物の種類に応じて、誘導具を適当なものに取替えることができる。
【0026】
また、支柱22には袋体口を開口する開口手段が設けられる。この開口手段は、一端27aが支柱22の根元部22aに固定された弾性を有する円弧形状のアーム27と、このアーム先端部27bに固定された粘着手段とからなる。この粘着手段は、アーム先端に固定された支持部材28と、この支持部材28に回動可能に軸支された回転体29と、この回転体の外周に付設された粘着部材29aと、及び粘着部材29aが露出した面とは反対方向において支持部材28に取付けられた把手27cとからなる。粘着部材には、アクリルゴムなどの合成ゴム類或いはPVA(ポリビニルアルコール)が好適である。
【0027】
本発明の包装用補助装置20に使用される包装用袋30は、図2に示すように、なす、きゅうり、ほうれん草などの蔬菜類や果物類、花卉、鉢植え草花などを詰めることができるように、所定の横幅と、この横幅に比べて縦幅が若干長い細長封筒状の袋体31からなり、例えばポリエチレンフフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム等の合成樹脂フィルムを素材として、細長く形成された表面側生地体32と、この表面側生地体32の裏面側に配置され、同表面側生地体と同一幅で、若干長く形成された裏面側生地体33とで形成されている。
【0028】
表面側生地体32、裏面側生地体33は、同一素材でも、或いは異なる素材でもよく、また、透明、半透明乃至不透明材料でもよく、更に該素材は、上記の合成樹脂フィルムに限定されることなく、紙類を使用してもよい。
【0029】
この袋体31は、前記表面側生地体32と前記裏面側生地体33とが重ね合わされた状態で両生地体32、33の両側部及び底部が熱シールや接着剤等により密閉され、前記表面側生地体32は底部と反対の一端部32aが開放され、この部分に開口部34が設けられ細長封筒状に形成される。
【0030】
また、前記裏面側生地体33は、上端が所定長さのところで折返され前記裏面側生地体33の端部側上面に接合され、この折返し面37に支持バー23a、23a’を挿入して袋体31を垂下するための複数の開孔35a、35a’が形成されている。該各開孔35a、35a’には折返し端に向けてミシン目36a、36a’が設けられ、袋体31を袋保持体23の支持バー23a、23a’(図1参照)に垂下したとき、該袋体31を引っ張るとこのミシン目から破断して、該袋体31の引離しが容易になるようにする。
【0031】
開口部34には、端部の両端、すなわち前記表面側生地体32と前記裏面側生地体33とを重ね合せた両側に、所定大きさの切込み32b、32b’が形成される。この切込みは、前記表面側生地体32及び前記裏面側生地体33のうち、少なくとも前記表面側生地体32に形成される。勿論、両生地体に設けてもよい。この切込み形状は、任意の形状、例えば、円弧状、半円形状、三日月形状、角型形状でもよく、単に両側端面を接着しない状態としたものでもよい。これらの形状は、袋体を構成する材料、厚み等により任意に選択される。
【0032】
すなわち、袋保持体23に袋体31が吊下された状態で誘導具26の下端が切込み端32c、32c’に近い位置に設けられていると、袋体の表面側生地体32が粘着部材29aに付着されて前方に引張られたとき、表面側生地体32の端片は、屈曲しながら誘導具26の下端を通り、袋体の開孔が開き、その結果、誘導具26が袋体の開口内に挿入されることになる。したがって、表面側生地体32の端片が、屈曲しながら誘導具26の下端を通り抜けることができる。なお、切込み32b、32b’は袋体を構成する材料、厚み等により、屈曲が容易で袋体が破損しないように設ける。
【0033】
次に、図4、5を参照して、本発明の包装用補助装置の使い方について説明する。図4は、図1の包装用補助装置を側面からみた袋体口を開口させる状況を説明する側面図、図5は、図1の包装用補助装置を正面からみた袋体口を開口させる状況を説明する正面図である。
【0034】
図1に示すように、袋保持体23の支持バー23a、23a’に予め複数枚の包装用袋30を垂下する。この包装用袋を袋保持体23に垂下する際、袋体の切込み端32c、32c’が誘導具26の下端面とほぼ同一乃至下側に位置するように垂下して置く。
【0035】
この袋体31の垂下状態において、図4(A)に示すように弾性アーム27の把手27cに手指を入れ反時計回りに回動して、袋保持体23に垂下されている一枚目の袋体31の表面側生地体32に粘着部材29aを押庄して表面側生地体32の上縁部に付着させる。このとき粘着部材29aは、図5(A)に示すように、表面側生地体32の開口部34に近い上縁部に付着されることになる。
【0036】
次いで、図4(B)に示すように粘着部材29aを表面側生地体32の上縁部を付着させて弾性アーム27を時計方向へ回動する。すると、表面側生地体32が粘着部材に付着されて引張られることになるが、表面側生地体32の両側端が切込みが設けられて裏面側生地体33から離隔しているので、図4(B)、図5(B)に示すように表面側生地体32の上縁部32aは、屈曲して誘導具26の下端面に接しながら潜り抜ける。表面側生地体32の上縁部32aが誘導具26の下端面を潜り抜けると、図4(C)、図5(C)に示すように、上縁部32aは自身の復元力により元の状態にもどり、袋体口が開口すると共に、誘導具26が開口内に位置し、該誘導具が袋体口に挿入された状態になる。
【0037】
図4、5に示した袋保持体23には、袋体の切込み端32c、32c’が誘導具26の下端面とほぼ同一の位置になるように垂下したが、誘導具26の下端面が袋体31の上縁部32aよりも下にあれば同様の作用・効果を奏することができる。
【0038】
また、本発明においては、袋体31の上縁部32aが誘導具の下端面と接し或いは若干離れた位置になるように袋体を垂下してもよい。この垂下状態では、誘導具26は袋体の開口部34を開口しても袋体の開口内には挿入された状態となることはないが、誘導具26の下端開口部は袋体の開口部34のすぐ上部に位置しているので、容易に被包装物を袋体内へ挿入することができ、しかも係る場合には切込みがない袋体を使用することもできる。
【0039】
袋体口が開口した状態で、被包装物を誘導具26の上面開口部へ投入すれば、被包装物(図示省略)は誘導具26の内周面に沿って落下していき袋体31内へ挿入される。袋体31内への被包装物の挿入が完了した後、袋体31の全体を下方へ引張ると、回転体29が回転し、この回転に伴って接着部材29aから表面側上縁部がスムーズに剥がれるとともに、支持バー23a、23a’が挿通された係止孔35a、35a’の上部から亀裂が生じ、袋保持体23から袋体31を離脱させることができる。
【0040】
図6は、本発明の他の実施形態の包装用補助装置を示す上面図である。
【0041】
この包装用補助装置201は、支柱の上端部に2枚の板体からなる回転自在に取り付けられた取付部材の先端にそれぞれ袋保持体が固定されている点で図1に示されている包装用補助装置20とは構成が異なっている。したがって、説明を簡略化するために、前記包装用補助装置20と共通する部分の詳細な説明は省略することとし、異なる構成について詳細に説明する。なお、図面の符号は、前記包装用補助装置20を説明した符号を一桁上げた数字を使用し、その結果、説明を省略した構成部品の構造及び機能等は、前記包装用補助装置20の説明から容易に理解できるはずである。
【0042】
この包装用補助装置201は、基台211に立設された支柱221の上端部に2枚の板体からなる取付部材241、242が回動自在に固定され、各取付部材の先端にそれぞれ袋保持体231〜234が固定されている。支柱221への取付部材の固定は、既に公知の取付手段、例えば支柱先端に2枚の板体からなる取付部材を回転可能に嵌合したもの、或いはベアリングを介して回転可能に結合したもの等、任意の手段を使用することができる。また、各取付部材の先端に固定される袋保持体231〜234には、種類或いは大きさの異なる袋体301〜304を垂下できるように任意の同一乃至大きさの異なる袋保持体が付設される。
【0043】
取付部材241、242を回動させ、所定の袋保持体231〜234を誘導具271と対峙させる。この対峙により、開口手段291、291aを操作し、前記包装用補助装置で説明した方法により所定の袋体に被包装物を詰める。この実施形態では、取付部材は、2枚の板体であったが、この板体に代えて三角、四角、6角形状等の多角形状の板体、或いは円形状のものを用い、複数の袋保持体を取付けてもよい。
【0044】
この包装用補助装置によると、垂下できる袋体の枚数を多くでき、また被包装物の種類或いは大きさ等が異なる場合でも、袋体保持体に垂下されている袋体を増やしたり、他の袋体に交換が容易になる。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、誘導具を固定したままでも袋体口を極めて簡単に開口できるだけでなく、誘導具を固定したままでも袋体口を開口するだけで誘導具の下端が袋体の開口内に挿入された状態となしえるので、容易に被包装物を袋体内へ入れられるようにすることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の包装用補助装置を示す外観斜視図である。
【図2】図1の包装用補助装置に使用される袋体を示す正面図である。
【図3】図1の包装用補助装置を正面からみた正面図である。
【図4】図1の包装用補助装置を側面からみた袋体口を開口する状況を説明する側面図である。
【図5】図1の包装用補助装置を正面からみた袋体口を開口する状況を説明する正面図である。
【図6】本発明の他の実施形態の包装用補助装置を示す上面図である
【図7】従来技術を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
20、201 包装用補助装置
21  基台
22  支柱
23  取付部材
26  誘導具
27  アーム
28  支持部材
29  回転体
29a 粘着部材
30  包装用袋
31  袋体
32  表側生地体
32b 切欠き部
32c 切欠き部下端
33  裏側生地体
34  開口部

Claims (6)

  1. 支柱等に固定され被包装物を袋体内へ誘導する誘導具と、前記誘導具に近接設置され上縁部に開口部を有する袋体を垂下状態で離脱可能に保持する袋保持体と、前記袋体の表面側生地体を付着して袋体口を開口する粘着部材を有する開口手段とを備え、前記開口手段を操作することにより前記粘着部材に袋体の表面側生地体を付着させて袋体の裏面側生地体から離隔させ、前記誘導具の下端部の近傍で袋体口を開口させるようになしたことを特徴とする包装用補助装置。
  2. 前記袋保持体の位置を、該袋体保持具に垂下させた袋体口が前記誘導具の下端部より上側に位置するようになし、前記開口手段を操作することにより前記粘着部材に袋体の表面側生地体を付着させ、前記表面側生地体を前記誘導具の下端部を潜らせて袋体の裏面側生地体から離隔させ、前記袋体口を開口させるようになしたことを特徴とする請求項1記載の包装用補助装置。
  3. 前記誘導具の支持体が、同一乃至異なる大きさの誘導具を着脱自在に取替えできるものであることを特徴とする請求項1記載の包装用補助装置。
  4. 前記粘着部材は、前記袋体と平行な支軸を中心に回動可能な状態で前記開口手段に取付けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の包装用補助装置。
  5. 前記支柱等に該支柱の軸等に対して直角な方向に回転可能な回転体を設け、前記回転体に複数の同一又は大きさの異なる袋保持体を取付け、前記回転体を回転させることにより前記各袋保持体を前記誘導具に対峙できるようになしたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の包装用補助装置。
  6. 前記請求項1〜5の何れかの包装用補助装置に使用される袋体であって、この袋体は、表面側生地体とこの表面側生地体より若干長い裏面側生地体とを長手方向で重ね合わせ、重ね合わせた前記表面側及び裏面側生地体の両側部及び底部をそれぞれシールし、この底部と反対側の表面側生地体の一端部を開放して開口部を形成した細長袋体からなり、該細長袋体の開口部横の少なくとも表面側生地体の両側に切込み部を設け、この切込みの下方端が前記誘導具の下端部と同じ位置乃至はそれよりは下に位置する長さであることを特徴とする包装用袋。
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