JP2007106476A - 包装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホッパー自体で袋口を開口できるようにして特別な袋口開口機構を不要として構成を簡単にした包装機を提供すること。
【解決手段】包装機本体2と、この包装機本体2に連結されて被包装物が投入されるホッパー23と、このホッパー23を移動させる操作機構17と、前記ホッパー23が挿入される包装袋33を保持する袋保持具30を備えた包装機1において、前記ホッパー23は、所定の太さ及び長さを有する筒状体24からなり、該筒状体24は一端開口部24bに斜め鋭角に尖ったガイド爪24が形成されて、前記操作機構17により前記尖ったガイド爪24を前記袋保持具30に保持された包装袋33の裏地34に当接且つ滑動させて表地35との隙間の袋口36に差し込み前記ホッパー23を包装袋33へ挿入する。
【選択図】図1

Description

本発明は包装機に係り、特に野菜、果物などをプラスチックフィルム製の包装袋等の薄くて柔軟な包装袋内に簡単に投入できる包装機に関するものである。
スーパーマーケットなどで販売されている野菜類、例えばなす、きゅうり、アスパラ、長ねぎ、ゴボウ、長芋などは、透明なプラスチックフィルム製の包装袋に袋詰めされて商品棚に陳列されている。これらの袋詰め作業は、その大半が人手によって行われているために、多大な労力と時間がかかる作業となっており、この作業のうち、特にプラスチックフィルム製の包装袋等の薄くて柔軟な袋口の開口が難しいものとなっている。そこで、この袋口の開口を工夫した種々タイプの包装機が開発されて特許文献でも多く紹介されている。
この袋口の開口方法には、いくつかの方法がある。その一つは、袋口に空気を吹付ける方法である。(例えば、下記特許文献1、2参照)。下記特許文献1に記載された包装機は、袋を保持する保持部と、この保持部の上方に配置されて袋に空気を吹付ける送風部と、野菜等の物品を袋の中に案内するガイド部とを備え、ガイド部を保持部の手前を上下動可能に設け、ガイド部を下動させたときに、下端が袋の中に没入するとともに係止部に係止させ、またこの係止部の係止を解除したときに、上方に付勢する付勢手段により上動するようにした機構を有している。そして、この送風部には送風装置が接続されており、送風部からの袋口へ空気を吹付けることにより、袋を膨らませてガイド部を挿入し、このガイド部から野菜類が投入できるようになっている。
また、他の方法は、上記のような送風装置を用いることなく、粘着ロールを使用して袋口を開口する方法である。(例えば、下記特許文献3、4参照)。この方法は、作動アームの先端に粘着ロールを設け、この粘着ロールを袋口付近に接触・粘着させて作動アームを反対方向へ移動させることにより、袋口を開口してホッパーを袋内に挿入するようにしたものである。
更に他の方法は、上記のような粘着ロールを使用することなく、筒状ホッパーの先端を縮径させて袋口へ挿入する方法である。(例えば、下記特許文献5、6参照)。
特開平9−267808号公報(図1、段落〔0025〕〜〔0029〕) 特開平6−1316号公報(図5、段落〔0026〕、〔0028〕) 特開平10−194225号公報(図4、段落〔0014〕) 特開平8−119228号公報(図1、段落〔0007〕) 特開2000−177711号公報(図1、図4、段落〔0017〕〜〔0019〕) 実公平2−34166号公報(図1、実用新案請求の範囲)
上記特許文献1、2に記載された包装機は、いずれも袋口を開口するために送風装置を必要とし機構が複雑となっており、また、送風機を駆動する電源がないところでは使用できない。また、上記特許文献3、4に記載された粘着ロール等を用いた包装機は、ホッパー移動機構の他に粘着ロール等を作動させる袋口の開口機構が必要となり全体の機構が複雑になっている。更に、上記特許文献5、6のホッパー自体を工夫したものは、ホッパーを縮径する機構及び開口手段が必要になり機構が複雑になっている。
本発明は、このような従来技術の課題を解消するためになされたもので、本発明の目的は、ホッパー自体で袋口を開口でき、特別な袋口の開口機構を不要として構成を簡単にした包装機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願の請求項1に記載の包装機の発明は、包装機本体と、該包装機本体に連結されて被包装物が投入されるホッパーと、該ホッパーを移動させる操作機構と、前記ホッパーが挿入される包装袋を保持する袋保持具を備えた包装機において、
前記ホッパーは所定の太さ及び長さを有する筒状体からなり、かつその一端開口部に斜め鋭角に尖ったガイド爪が形成されており、前記操作機構により前記尖ったガイド爪を前記袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込むことで前記ホッパーを前記包装袋へ挿入することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の包装機において、前記ホッパーは円形筒状体からなり、前記ガイド爪は前記ホッパーの一端開口部を斜めに切除することで形成される楕円状開口部の先端部から形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の包装機において、前記ホッパーのガイド爪は、該ホッパー部材とは別部材で形成されてこのホッパーに着脱自在な固定手段により取付けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の包装機において、前記ガイド爪の傾斜角度は、10°〜50°の範囲にあることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の包装機において、前記操作機構は、電動機により作動される機構で構成されていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の包装機において、前記包装機本体は前記操作機構の操作により上下動可能な昇降機構を備え、該昇降機構に前記ホッパーが吊下されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の包装機において、前記ホッパーは、連結部材を介して前記昇降機構に着脱自在な固定手段により結合されていることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の包装機において、前記ホッパーと前記連結部材とは、首振り自在な結合手段で結合されていることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の包装機において、前記操作機構は、前記ホッパーの包装袋への挿入にしたがって袋口を拡大する方向へ移動させる移動機構を有していることを特徴とする。
請求項10に記載の包装機の発明は、包装機本体と、該包装機本体に連結されて被包装物が投入されるホッパーと、該ホッパーを上下動させる昇降機構と、前記ホッパーが挿入される包装袋を保持する袋保持具と、を備えた包装機において、
前記ホッパーは、所定の径を有する環状リングと、該環状リングの外周囲の一部を回動自在に挟持する一対の第1、第2アームとを有し、前記第1アームは前記昇降機構に固定し、前記第2アームは途中に降下規制部材及び下端にガイド爪を設けて、前記第1アームに対向させて吊下し、
前記昇降機構により前記ホッパーを引き上げたときに、前記第2アームを前記第1アームに接近させて前記環状リングを垂下状態にし、次いで、前記昇降機構により前記ホッパーを下降させたときに、前記ガイド爪を前記袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込み前記ホッパーを包装袋へ挿入すると共に、前記降下規制部材により前記第2アームの降下を停止させて、前記環状リングを前記包装袋内で水平状態に保持させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の包装機において、前記第2アーム下端のガイド爪は、該第2アーム部材とは別部材で形成されて、この第2アームに着脱自在な固定手段により取付けられていることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の包装機において、前記ガイド爪の傾斜角度は、10°〜50°の範囲にあることを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項10に記載の包装機において、前記昇降機構は、電動機により作動される機構で構成されていることを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項10〜13のいずれかに記載の包装機において、前記ホッパーは、前記昇降機構に着脱自在な結合手段により装着されていることを特徴とする。
請求項15に記載の包装機の発明は、包装機本体と、該包装機本体に連結されて被包装物が投入されるホッパーと、該ホッパーを上下動させる昇降機構と、前記ホッパーが挿入される包装袋を保持する袋保持具を備えた包装機において、
前記ホッパーは、先端部に包装袋の袋口へ差込まれるガイド爪を設け、前記包装機本体は、基台から垂直に立設した支柱と、この支柱の頂部に回動自在に固定した回転体とを有し、前記支柱には前記昇降機構が取付けられ、前記回転体にはその外周に所定間隔離して複数個の前記袋保持具を装着し、前記昇降機構により前記ホッパーを下降させたときにこのホッパーのガイド爪を前記袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込み前記ホッパーを包装袋へ挿入することを特徴とする包装機。
また、請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の包装機において、前記ホッパーは、円形筒状体からなり、前記ガイド爪は、該円形筒状体の一端開口部を斜めに切除した楕円状開口部の先端に形成されていることを特徴とする。
また、請求項17に記載の発明は、請求項15に記載の包装機において、前記ガイド爪は、前記ホッパーとは別部材で形成されて該ホッパーに着脱自在な固定手段により取付けられていることを特徴とする。
また、請求項18に記載の発明は、請求項15〜17のいずれかに記載の包装機において、前記ガイド爪の傾斜角度は、10°〜50°の範囲にあることを特徴とする。
また、請求項19に記載の発明は、請求項15に記載の包装機において、前記ホッパーは、連結部材を介して前記昇降機構に着脱自在な固定手段により結合されていることを特徴とする。
また、請求項20に記載の発明は、請求項19に記載の包装機において、前記ホッパーと前記連結部材とは、首振り自在な結合手段で結合されていることを特徴とする。
また、請求項21に記載の発明は、請求項15に記載の包装機において、前記回転体には、前記ホッパーの包装袋への挿入にしたがって袋口を拡大する方向へ移動させるカム機構が設けられていることを特徴とする。
また、請求項22に記載の発明は、請求項15に記載の包装機において、前記ホッパーは、所定の径を有する環状リングと、該環状リングの外周囲の一部を回動自在に挟持する一対の第1、第2アームとを有し、前記第1アームは前記昇降機構に固定し、前記第2アームは途中に降下規制部材及び下端にガイド爪を設けて、前記第1アームに対向させて吊下し、
前記昇降機構により前記ホッパーを引き上げたとき、前記第2アームを前記第1アームに接近させて前記環状リングを垂下状態にし、次いで、前記昇降機構により前記ホッパーを下降させたとき、前記ガイド爪を前記袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込み前記ホッパーを包装袋へ挿入すると共に、前記降下規制部材により前記第2アームの降下を停止させて、前記環状リングを包装袋内で水平状態に保持させるようにしたことを特徴とする。
また、請求項23に記載の発明は、請求項22に記載の包装機において、前記第2アーム下端のガイド爪は、該第2アームとは別部材で形成されて該第2アームに着脱自在な固定手段により取付けられていることを特徴とする。
また、請求項24に記載の発明は、請求項22又は23に記載の包装機において、前記ガイド爪の傾斜角度は、10°〜50°の範囲にあることを特徴とする。
また、請求項25に記載の発明は、請求項22〜24のいずれかに記載の包装機において、前記ホッパーは、前記昇降機構に着脱自在な結合手段により装着されていることを特徴とする。
また、請求項26に記載の発明は、請求項15に記載の包装機において、前記昇降機構は、電動機により作動される機構で構成されていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1の発明によれば、ホッパーの一端開口部に鋭角に尖ったガイド爪を形成し、このガイド爪を操作機構により包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込みホッパーを包装袋へ挿入させるので、従来技術のように特別な袋口の開口機構を設ける必要がなくなりホッパー自体で袋口へ差し込み挿入できるので包装機の構成が極めて簡単になる。
請求項2の発明によれば、ホッパーのガイド爪は、円形筒状体の一端開口部を斜めに切除することにより形成できるので、ガイド爪の作成が極めて簡単になる。
請求項3の発明によれば、ホッパーのガイド爪は、ホッパー部材とは別部材で形成されてこのホッパーに着脱自在な固定手段で取付けることにより、種々タイプのガイド爪を用意して、包装袋の種類に適合するガイド爪の選定・交換ができる。また、ガイド爪の補修、交換等が容易になる。
請求項4の発明によれば、ガイド爪の傾斜角度を10°〜50°の範囲にすることにより、袋口への差し込みが極めて簡単・確実に行える。
請求項5の発明によれば、操作機構を電動機とし、電動機で昇降機構を作動することにより、自動化が可能となり作業効率を高めることができる。
請求項6の発明によれば、ホッパーを昇降機構に吊下することにより、ホッパー降下時に、ホッパーのガイド爪をホッパーの自重を利用して包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込むことができる。
請求項7の発明によれば、ホッパーを昇降機構に着脱自在の固定手段により取付けることにより、種々タイプのホッパーを用意して包装袋の種類に応じて選択・交換することができる。また、ホッパーの補修、交換等が容易になる。
請求項8の発明によれば、ホッパーと連結部材とは、首振り自在な結合手段で結合することにより、ホッパーが首振り自在に垂下されるので、包装袋の袋口へのホッパーの挿入が確実且つ容易になる。
請求項9の発明によれば、移動機構を設けることにより、ホッパーが傾斜した状態で袋口へ差し込まれても、この移動機構により姿勢が変更されるのでホッパーへの被包装物の投入が容易になる。
請求項10の発明によれば、昇降機に連結したホッパーを一度上昇させ、その後に降下させることにより、ホッパー先端のガイド爪が袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動されて表地との隙間の袋口に差し込むので、従来技術のように特別な袋口の開口機構を設ける必要がなくホッパー自体で袋口へ挿入させることができるので包装機の構成が極めて簡単になる。
また、ホッパーは、所定径を有する環状リングと、この環状リングの外周囲の一部を回動自在に挟持する一対の第1、第2アームとで構成されるので、部品の種類が極めて少なくなり、しかも各部品の形状が単純で、安価な部材で簡単な加工で製作が可能になる。その結果、従来技術のように金型が不要となり、しかも材料、加工費用を抑えることができるので、サイズ、種類等の異なるホッパーを安値にユーザへ提供できる。
請求項11の発明によれば、第2アーム下端のガイド爪は、第2アーム部材とは別の部材で形成されて、この第2部材に着脱自在な固定手段を取付けることにより、種々タイプのガイド爪を用意することができるので、包装袋の種類に適合するガイド爪の選定ができ、袋口への差し込みがより確実になる。また、ガイド爪の補修、交換等が容易になる。
請求項12の発明によれば、ガイド爪の傾斜角度を10°〜50°の範囲にすることにより、袋口への差し込みが極めて簡単・確実に行える。
請求項13の発明によれば、昇降機構を電動機により作動する機構で構成することにより、昇降移動の自動化が可能となり作業効率を高めることができる。
請求項14の発明によれば、ホッパーは昇降機構に着脱自在な結合手段により装着されているので、ホッパーの取外しができる。その結果、被包装物の大きさ、種類等に応じて、適合するホッパーへ簡単に交換できる。また、ホッパーが故障したときも、昇降機構から取外して補修ができるようになる。
請求項15の発明によれば、回転体に複数個の袋保持具を取付けることにより、これらの保持具に大きさが同じ或いは異なる包装袋を懸架できるので、被包装物の種類、量、大きさ等によって最適な包装袋を選定でき作業効率を上げることができる。また、ホッパーの一端開口部に鋭角に尖ったガイド爪を形成し、このガイド爪を操作機構により包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込みホッパーを包装袋へ挿入させるので、従来技術のように特別な袋口の開口機構を設ける必要がなくなりホッパー自体で袋口へ差し込み挿入できるので包装機の構成が極めて簡単になる。
請求項16の発明によれば、ホッパーのガイド爪は、円形筒状体の一端開口部を斜めに切除することにより形成できるので、ガイド爪の作成が極めて簡単になる。
請求項17の発明によれば、ホッパーのガイド爪は、ホッパー部材とは別部材で形成されてこのホッパーに着脱自在な固定手段で取付けることにより、種々タイプのガイド爪を用意して、包装袋の種類に適合するガイド爪の選定・交換ができる。また、ガイド爪の補修、交換等が容易になる。
請求項18の発明によれば、ガイド爪の傾斜角度を10°〜50°の範囲にすることにより、袋口への差し込みが極めて簡単・確実に行える。
請求項19の発明によれば、ホッパーを昇降機構に着脱自在の固定手段により取付けることにより、種々タイプのホッパーを用意して包装袋の種類に応じて選択・交換することができる。また、ホッパーの補修、交換等が容易になる。
請求項20の発明によれば、ホッパーと連結部材とは、首振り自在な結合手段で結合することにより、ホッパーが首振り自在に垂下されるので、包装袋の袋口へのホッパーの挿入が確実且つ容易になる。
請求項21の発明によれば、カム機構を設けることにより、ホッパーが傾斜した状態で袋口へ差し込まれても、この移動機構により姿勢が変更されるのでホッパーへの被包装物の投入が容易になる。
請求項22の発明によれば、昇降機に連結したホッパーを一度上昇させ、その後に降下させることにより、ホッパー先端のガイド爪が袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動されて表地との隙間の袋口に差し込むので、従来技術のように特別な袋口の開口機構を設ける必要がなくホッパー自体で袋口へ挿入させることができるので包装機の構成が極めて簡単になる。
また、ホッパーは、所定径を有する環状リングと、この環状リングの外周囲の一部を回動自在に挟持する一対の第1、第2アームとで構成されるので、部品の種類が極めて少なくなり、しかも各部品の形状が単純で、安価な部材で簡単な加工で製作が可能になる。その結果、従来技術のように金型が不要となり、しかも材料、加工費用を抑えることができるので、サイズ、種類等の異なるホッパーを安値にユーザへ提供できる。
請求項23の発明によれば、第2アーム下端のガイド爪は、第2アームとは別の部材で形成されてこの第2アームに着脱自在な固定手段を取付けることにより、種々タイプのガイド爪を用意することができるので、包装袋の種類に適合するガイド爪の選定ができ、袋口への差し込みがより確実になる。また、ガイド爪の補修、交換等が容易になる。
請求項24の発明によれば、ガイド爪の傾斜角度を10°〜50°の範囲にすることにより、袋口への差し込みが極めて簡単・確実に行える。
請求項25の発明によれば、ホッパーを昇降機構に着脱自在の固定手段により取付けることにより、種々タイプのホッパーを用意して包装袋の種類に応じて選択・交換することができる。また、ホッパーの補修、交換等が容易になる。
請求項26の発明によれば、昇降機構を電動機により作動する機構で構成することにより、昇降移動の自動化が可能となり作業効率を高めることができる。
以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための包装機を例示するものであって、本発明をこの包装機に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものも等しく適応し得るものである。
図1は、本発明の実施例1に係る包装機の斜視図、図2は図1の側面図、図3はホッパーの斜視図、図4は連結部材へホッパーを取付けた状態を示す斜視図である。
包装機1は、図1に示すように、簡単に持ち運びができる大きさの包装機本体2と、この包装機本体2に連結されて被包装物が投入されるホッパー23と、このホッパー23を昇降させる操作機構17と、複数枚の包装袋を保持する袋保持具30(図2参照)とを備えている。
包装機本体2は、作業台等に載置される基台3と、この基台3からほぼ垂直へ立設された一対の支柱5a、5bとを有している。基台3は、作業台等に載置しても倒れないように所定大きさの長方形の額縁状枠体で形成されている。この額縁状枠体は、対向する長辺の枠片3a、3bと、短辺の枠片3c、3dとからなり、各枠片3a〜3dはそれぞれの端部で結合されている。一方の短辺の枠片3d、詳しくは操作する側の反対方向に位置する枠片3dには昇降機構のワイヤ22を固定する留め具4が取付けられている。また、対向する長辺枠片3a、3bは、そのほぼ中央部から所定長さの2本の支柱5a、5bが固定具3、3によりほぼ垂直に立設され、また各支柱5a、5b間は複数の連結部材6a、6bで結合されている。
上方の連結部材6aには、その正面側(操作する側)の頂部付近に袋保持具30を取付ける鉤状の係止具7及びこの係止具7の下方に昇降機構に連動してホッパー23を所定の姿勢に制御するカム部材8が設けられている。また、この連結部材6aの裏面側には、支柱5a、5b間のほぼ中央部に垂直作動アーム14を上下方向へ移動案内するガイド部材11が連結部材6aの頂部から基台3へ向かって延設されている。このガイド部材11は、細長板体の両側端をコ字状に折り曲げた板状体からなり、支柱5a、5bにほぼ平行に設けられている。また、一対の支柱5a、5bの頂部の略中央部、すなわち操作機構17を引き上げた状態で水平作動アーム15の下面が当接する位置には緩衝材6cが設けられている。
操作機構17は、ホッパー23を垂直方向へ昇降移動させる昇降部13と、この昇降部13を作動させる操作部18とで構成されている。昇降部13は、ガイド部材11のコ字状溝内をスライド移動する垂直作動アーム14と、この垂直作動アーム14の頂部に取付けられて連結部材6aの正面側に延出した水平作動アーム15とを有し、この水平作動アーム15には、後述する連結部材26が装着される薄板T字状の固定部材15aがねじ等からなる固定手段15bにより移動自在に固定されて、この固定部材15aは各支柱5a、5bより前方への延出長さを調整できるようになっている。また、操作部18は、U字状の枠体からなり、この枠体は支柱5a、5bの側壁に軸19により枢支された一対の対向する側部枠片18a、18b及びこの側部枠片18a、18bの他行する端部同士を連結するように設けられた連結枠片18cからなり、一方の側部枠片18aが前方へ延出されてその前方先端部に操作ハンドル20が形成されている。また、連結枠片18cの略中央部内方には、取付け片18dが立設されており、その先端部には滑車21が配設されている。この滑車21には、その外周面にV字状溝21aが形成されている。そして、垂直作動アーム14の下端部14aと基台3の留め具4との間にワイヤ22を取付け、このワイヤ22が滑車21のV字状溝21aに掛けられている。
このように構成した操作機構17は、操作ハンドル20を下方へ押下げると、操作部18に取付けられた滑車21が上方へ持ち上げられ、この持ち上げに追随して垂直作動アーム14がワイヤ22に引っ張られて上方へ移動して水平作動アーム15の固定部材15aに取付けられたホッパー23が上方へ持ち上げられる。また、操作ハンドル20を上方へ持ち上げることにより、ホッパー23は下方へ押下げられる。
水平作動アーム15に取り付けられた固定部材15aには連結部材26を介してホッパー23が装着される。連結部材26はその上端部の側面が略コ字状に屈曲した固定手段26aを形成しており、この固定手段26aを固定部材15aに上方から差込むことにより取付けがなされる。
ホッパー23は、図3(a)に示すように、所定大きさの被包装物を投入できる太さと長さを有する円形の筒状体24からなり、この筒状体24は、一端が被包装物が投入される開口24aを形成し、他端がその先端が鋭角に尖ったほぼ楕円形の開口24bを形成している。この楕円形の開口24bは、筒状体24の他端を筒状体の途中からこの他端へ向けて斜めに切除した形状となっている。このように筒状体24の端部を斜めに切除することにより、開口が楕円形になり、その重心が移動すると共に先端部が鋭角に尖ったガイド爪24が形成される。このガイド爪24を鋭角に尖らせることにより、後述するように袋口への差し込みが容易になる。この角度θは、包装袋の袋口の隙間へ入り込み易い角度で10°〜50°の範囲が好ましく、特に15°前後が好ましい。この筒状体24は、ステンレス鋼で作成するのが好ましい。
また、図3(a)に示すホッパー23は、その一方の先端部を斜めに切除して鋭角に尖らせることでガイド爪24を形成したが、図3(b)に示すように、ホッパー23Aとして筒状体24とは別部材の爪片24を設けることでガイド爪を形成してもよい。この別部材の爪片24は、所定の幅及び長さを有する金属性の細長帯状片からなり、この爪片24は先端部に向かって徐々に湾曲しているとより袋口への挿入がスムーズになり好ましい。また、この爪片24は、筒状体24の先端部に着脱自在な固定手段(図示省略)で結合される。このような固定手段は、既に公知のものが使用される。このように筒状体24の先端部に爪片24を着脱自在な固定手段を用いて取付けることにより、種々タイプの爪片を用意することができる。その結果、包装袋の種類に適合するガイド爪を選定することができる。また、ガイド爪の補修、交換等が容易になる。なお、図3(b)に示すホッパー23Aにおいては、図3(a)に示すホッパー23の先端部に爪片24を取り付けた場合について説明したが、この爪片24の大きさ等を変更すれば他端の開口24bを必ずしも斜めに切断する必要はなく、袋口への挿入が容易に行えれば、爪片24を円形の開口の一端部に固定するようにしてもよい。
このホッパー23は、ホッパー23の自重でホッパーの先端部が支柱方向へ揺動接近可能なように、いわゆる首振り状態になるように、固定手段、例えば蝶番を介して連結部材26に結合されている。すなわち、ホッパー23の連結部材26への取付け位置は、図4に示すように、上方の開口部24a周辺の外周面が蝶番28の有する所定の長さの垂下片28aに固定され、これにより、ホッパー23は図中X方向及びX方向に揺動可能となる。蝶番28の上端は、連結部材26に一体に、あるいは固着手段により固定され、垂下片28aはホッパー23の筒状体24の被包装物の投入口となる開口24aの外周部の一部に固定されている。
このように固定されたホッパー23は、吊下状態において自重により蝶番28部分で屈曲し傾斜した状態で維持される。図4においては、このホッパー23と垂下片28aとをホッパー23の一端、詳しくは開口24a付近の外周部で楕円形の開口24bに最も近い箇所25aに取付けているが、開口24a付近の外周部で楕円形の開口24bに最も遠い箇所25bに取付けても袋口への挿入方法は同じになる。ただし、例えば図3(b)に示すようなホッパー23Aを用いる場合には、先端部に取り付けられる爪片24の湾曲方向が、ホッパー23Aに対して包装袋が位置する方向に湾曲させるようにする。また、垂下片28aのホッパー23が取り付けられた面の反対側にはカム部材8の上を転動する回転ロール29が設けられている。
次に、ホッパー23を包装袋への挿入にしたがって移動させる移動機構について説明する。この移動機構は、連結部材6aに取り付けられた第1、第2カム8a、8bからなるカム部材8と、垂下片28aに設けられた回転ロール29とからなる。第1カム8aは側面視でほぼ台形状をなし、図2に示すように、包装機1に取り付けられる包装袋33の上部に位置している。また、第2カム8bは側面視でほぼ三角形状をなし、第1カム8aの下部に設けられ、包装機1の前面に位置する面上に包装袋33が当接して吊下される。そして、ホッパー23が引き上げられて下降するときに、垂下片28aに設けられた回転ロール29が第1カム8aの斜面に沿って転動しながらホッパー23を包装機1の前面方向へ押圧してホッパー23の上部開口24aが斜め方向から水平方向へ向くように姿勢がコントロールされる。そして回転ロール29が第1カム8aの平坦面にまで転動するとホッパーの開口24aが水平方向となり、被包装物の投入が容易になる。
また、このとき第2カム8bに当接して吊下した包装袋33は、第2カム8bの形状に沿って下方が包装機1の前面方向へ徐々に迫出した状態となっており、包装袋33の裏地にガイド爪24が当接・滑動しやすくなっている。
図5は袋保持具とこれに装着された包装袋を示した斜視図である。
包装袋33は、図5に示すように、所定長さの裏地34とこの裏地より若干短長の表地35を有する細長のフィルム状シート材を長手方向の一端を開口させ他端及び側部を溶着等した細長の封筒状をしている。開口が形成された部分は、裏地が長手方向において表地より若干長く延びており、開口、すなわち袋口36は、表地の端縁と裏地とを溶着させないことによって形成されている。また、裏地34の延びた部分Yは、ホッパー23のガイド爪24が図中矢印で示すように当接・滑動することができる長さになっている。また、この延びた部分Yに取付け孔35a、35bが形成されている。また、この裏地34の上端部には、一対の取付け穴35a、35bに到達するミシン目が設けられている。そして袋保持具30は、図5に示すように、包装袋の取付け穴35a、35bに挿入される一対のフック31a、31bと、包装機本体の係止具7に懸架する引掛け部31とで構成されている。このフック31a、31bの長さは、引掛け部31を係止具7に引掛けた状態で、第2カム8bの上部に袋保持具30によって保持された包装袋33の上端部が位置する程度の長さを備えている。そして、第2カム8bは、袋保持具30を包装機1に取り付けた状態で包装袋33の裏地34の延びた部分Yが第1カム8aの平坦面よりも前方に位置するような形状とすると好ましい。
次に、この包装機を使用した被包装物の袋詰め作業を図6、図7を参照して説明する。図6及び図7は包装機の使用状態を説明した動作図である。
先ず、被包装物の種類及び大きさに応じて包装袋33を選択して袋保持具30にセットし、この袋保持具30を包装機1の係止具7に懸架し、この包装袋33に合わせて選択されたホッパー23を水平作動アーム15の固定部材15aに連結部材26を介して固定する(図6(a)参照)。次いで、操作ハンドル20を下方へ押下げる。すると、U字状枠体に取付けられた滑車21が上方へ持ち上がり、この持ち上げに追随してワイヤ22が引っ張られることで垂直作動アーム14が上方へ移動して水平作動アーム15の固定部材15aに取付けられたホッパー23が上昇し、ホッパーのガイド爪24が袋口36の上方の来る位置まで持ち上げられる(図6(b)参照)。この状態では、水平作動アーム15に吊下されたホッパー23はその形状が前後非対称であるので、その重心に合わせて蝶番28部分で屈曲し、ホッパー23のガイド爪24は連結部材6aに近接した位置に移動する。
そして、操作ハンドル20を引き上げると、ホッパー23のガイド爪24が第1カム8aの斜面に沿って移動し、第1カム8aの平坦面に沿って降下する(図6(c)参照)。さらに操作ハンドル20を引き上げると、第2カム8bに当接されて裏地34の延びた部分Yが第1カム8aの平坦面よりも前面に位置する包装袋33にホッパー23のガイド爪24が当接し、図5に示す矢印方向に滑りながら袋口36へ到達し、裏地34と表地33端縁との隙間、すなわち袋口36に差し込まれる(図7(a)参照)。操作ハンドル20を更に引き上げると、ガイド爪24は包装袋33内に入り込み、それとともに垂下片28aに取り付けられた回転ロール29が第1カム8aの傾斜面及び平坦面上を滑動して傾斜したホッパー23を包装機1前面に押出し、これによりホッパー23は包装袋33を開口させながらほぼ垂直方向へ立設される(図7(b)参照)。ホッパー23が立設されると、ホッパーを構成する筒状体の開口24aがほぼ水平方向を向き、この開口24aから被包装物が投入されることで被包装物の包装が行われる。このとき被包装物が投入された包装袋33を引っ張れば、包装袋33はミシン目から切断され袋保持具30から切り離される。
この包装機1によると、ホッパーのガイド爪24が裏地34の延びた部分Yに当接しながら袋口36に向かって滑動することより、袋口すなわち裏地と表地との間隙に簡単に挿入されるので、従来技術のように、袋口開口機構、例えば送風装置、粘着ロール等が不要になる。
この包装機1は、操作機構17として滑車21及びワイヤ22等を使用し手動操作により操作するようにしたが、電動モータ等を使用して昇降機構を形成してもよい。この場合、電動モータ及びこのモータからの動力の伝達機構は支柱5a、5b等に固定される。
図8は、本発明の実施例2に係る包装機の斜視図である。
この包装機1Aは、実施例1の包装機と一部共通の構成を有し、複数個の袋保持具30を装着できる点及び操作機構が自動化されている点が異なる。そこで、以下には実施例1と共通する部分には、同一符号を付してその説明を援用することとし、異なる構成についてのみ詳述する。
包装機1Aは、図8に示すように、包装機本体2'と、この包装機本体2'の支柱5'に横方向に回動自在に取り付けられた回転保持板50と、複数枚の包装袋を保持し回転保持板50表面に向けられた複数の係止具7'に固定される袋保持具30と、被包装物が投入されるホッパー23と、このホッパー23を昇降させる電動昇降機構17'とを備えている。
包装機本体2'は、作業台等に載置される板状の基台3'と、この基台3'のほぼ中心部から垂直に立設された1本の支柱5'とを有している。支柱5'は角柱状をなし、包装機1Aの背面に位置する一側面に垂直作動アーム15の上下動を案内するガイド部材11が取り付けられ、他側面にこのガイド部材11に収容された垂直作動アーム14を上下動させる電動昇降機構17'が取付けられている。垂直作動アーム15の上部には、水平作動アーム15が連結されその先端に取り付けられた固定部材15aと連結部材26とを固定することによりホッパー23が吊下されている。
この電動昇降機構17'は、既存のサーボモータ等からなるモータ55と、モータ55から所定距離離れた上部に取り付けられた遊歯車56と、このモータ55の回転を伝達するベルト57とからなり、モータ55と遊歯車56とは支柱5'に固定され、ベルト57はモータ55のギアと遊歯車56とに噛合されて一部が垂直作動アーム14に固定されている。
また、支柱5'の頂部には、四角形の筒状回転体からなる回転保持板50が水平方向に回動自在に固定されている。この回転保持板50は、四方の側壁面に係止具7'、第1、第2カム8a'、8b'を備える保持板51〜51を備え、その内面は互いに対向する保持板51〜51同士を支持部材(図示省略)で橋渡し、この支持部材の中心部に支柱5'及び垂直作動アーム14を挿通できる大きさの開口を有する第1環状体(図示省略)と、支柱5'に固定され第1環状体を回動自在に嵌合する第2環状体(図示省略)とにより支柱5'を中心に回転自在に結合されている。第1、第2環状体の嵌合部はベアリングが介在されることで回動可能となっている。また、第1、第2環状体には、回転保持板50の回転を所定角度、例えば図8のように保持板51〜51が四方に存在するときには、90°ことにその回転を停止させる回転止めが設けられている。
各保持板51〜51に係止具7'及び第1、第2カム8a'、8b'を設けることにより、同一あるいは異なる大きさの包装袋をそれぞれの保持板51〜51ごとに装着できるので、被包装物の量或いは種類により種々選択でき作業効率を上げることができる。
包装機本体2'への垂直作動アーム14の取付けは、垂直作動アーム14を第1環状体の開口から挿入してガイド部材11に収容するとともにベルト57に連結する。この連結により、垂直作動アーム14はモータ55の作動によって昇降されるようになる。この垂直作動アーム14の昇降により、垂直作動アーム14の上部に連結した水平作動アーム15に結合されているホッパー23が包装袋の袋口へ挿入することになる。この包装機の動作は、実施例1のものと同じなので説明を省略する。
図9は、本発明の実施例3に係る包装機の斜視図、図10は図9の側面図、図11はホッパーの斜視図である。本実施例の包装機1Bは、実施例1の包装機1と一部共通の構成を有し、ホッパーの構成のみが異なる。そこで、共通する部分には同一符号を付して説明を援用して重複説明を避け、異なる構成についてのみ詳述する。
包装機1Bは、図9に示すように、包装機本体2と、この包装機本体に連結されて被包装物が投入されるホッパー40と、このホッパー40を昇降させる操作機構17と、複数枚の包装袋33を保持する袋保持具30を備えている。
ホッパー40は、図11に示すように、所定大きさを有する複数個の環状リング43a〜43nと、これらの環状リング43a〜43nが装着される一対の第1、第2アーム41、42とで構成される。各環状リング43a〜43nは、包装袋33の袋口36の直径より若干短い直径を有する円形リングからなり、所定太さの金属棒を円形形状に湾曲させて作製される。第1、第2アーム41、42は、幅狭で所定の肉厚を有する棒状体からなり、一端部から他端部に向けて、等間隔に複数個、取付けられる環状リングの数と同じ数の貫通孔41〜41、42〜42が形成される。各貫通孔41〜41、42〜42は環状リング43a〜43nの切断面の直径より若干大きい直径に形成され、これらの貫通孔41〜41、42〜42に環状リングが挟持されたとき、環状リングが貫通孔41〜41、42〜42内で自由に回動できるようになっている。
第1、第2アーム41、42は、各アームに取付けられた環状リング43a〜43nを平行にした状態で、下端部41a、42aがほぼ同じ高さになるように形成されており、それぞれの下端部41a、42aが内側に接近するように湾曲され、このうち第2アーム42の下端部はガイド爪となっている。このガイド爪41aは、実施例1のガイド爪24と同じ構成となっている。また、第1アーム41の上端は第2アーム42より長く延設され、この延設部分41bの上端には、水平作動アーム15の固定部材15aと結合される結合部41が設けられている。更に第2アーム42の上端には、第2アーム42の降下を阻止する降下規制部材としての棒状体44が第2アーム42に直交する横方向に取付けられている。
各支柱5a、5bには、その上端に棒状体44と所定位置で当接し、第2アーム42の下降をストップする一対のストッパー腕45a、45bが取付けられている。これらのストッパー腕45a、45bは、各支柱5a、5bから水平方向へ突出した係止棒と、棒状体44の上方からの下降に伴い、スムーズに包装機1B前方に移動させる滑動部材とを有している。一対のストッパー腕45a、45bを設けることにより、ホッパー40が下降して棒状体44がストッパー腕45a、45bに当たって前方に滑動し、環状リング43a〜43nを水平状態にすることができる。また、本実施例においては、棒状体44とストッパー腕45a、45bとの当接によりホッパー40を移動するので、第1カム8aは設けられておらず、第2カム8bのみ設けられている。
次に、この包装機1Bを使用した被包装物の袋詰め作業を、図12、図13を参照して説明する。
先ず、操作ハンドル20が上方にある状態(図12(a)参照)から、操作ハンドル20を下方へ押下げると、操作部18に取付けられた滑車21が上方へ持ち上がり、この持ち上げに追随して垂直作動アーム14が上方へ持ち上がり水平作動アーム15の一端に取付けられたホッパー40が上昇する。このホッパー40の上昇により、第1アーム41が引き上げられ、この第1アーム41の引き上げに追随して第2アーム42も引き上げられて棒状体44をストッパー腕45a、45bから離反され第1アーム41に接近すると共に、複数個の環状リング43a〜43nが水平状態から垂下されて第1、第2アーム41、42の下端部が包装袋33の袋口36より上方まで移動する(図12(b)参照)。
次いで、操作ハンドル20を引き上げると、第2アーム42のガイド爪42aが包装袋33へ接触しながら下降、すなわちこのガイド爪42aが包装袋の裏地34の表面に接触し、図5のY部分を滑りながら袋口36へ到達して、裏地34と表地35端縁との隙間、すなわち袋口36に差し込まれる(図13(a)参照)。この状態から、操作ハンドル20を更に引き上げると、第1、第2アーム41、42が包装袋33内に挿入されるとともに第2アーム42に設けられた棒状体44がストッパー腕45a、45bに当たって前方へ滑動し、環状リング43a〜43nが水平状態になる(図13(b)参照)。この状態でホッパー40の上部開口へ被包装物を投入すると被包装物の包装が行われる。なお、被包装物が投入された包装袋33を更に引っ張ると、包装袋33はミシン目から切断される。
本実施例の包装機は、包装袋にホッパーが挿入された段階で、ホッパー自体が開口し、さらにはホッパーが複数の環状リングから構成されているため、従来のように比較的重量の軽い被包装物を投入する際にも、ホッパーと被包装物との接触面積が小さいので引っ掛かりを生じることなく包装を行うことができる。また、このホッパーは所定大きさの環状リングと、この環状リングの外周囲にそれぞれ軸支された一対の第1、第2アームとで構成されるので、構造が簡単で安価に製作できる。このため、サイズの異なる多数のホッパーを簡単に製作できるので、被包装物の大きさに応じた広範囲の被包装物に適用できる多種類のホッパーをパーツとして安価に提供できる。
また、実施例3に示すホッパー40を実施例2に示す包装機1Aのホッパー23に代えて使用することも可能である。なお、その場合にはストッパー腕45a、45bを各保持板51〜51に設ける。
図1は本発明の実施例1に係る包装機の斜視図、 図2は図1の側面図、 図3はホッパーの斜視図、 図4は連結部材にホッパーを取付けた状態を示す斜視図、 図5は袋保持具とこれに装着された包装袋を示した斜視図、 図6は包装機の使用を説明する動作説明図、 図7は図6に続く包装機の使用を説明する動作説明図、 図8は本発明の実施例2に係る包装機の斜視図、 図9は本発明の実施例3に係る包装機の斜視図、 図10は図9の側面図、 図10はホッパーの斜視図、 図12は包装機の使用を説明する動作説明図、 図13は図12に続く包装機の使用を説明する動作説明図、
符号の説明
1、1A、1B 包装機
2、2' 包装機本体
3、3' 基台
5a、5b、5' 支柱
7、7' 係止具
8 カム部材
8a、8a' 第1カム
8b、8b' 第2カム
11 ガイド部材
14 垂直作動アーム
15 水平作動アーム
15a 固定部材
17 操作機構
17' 電動昇降機構
18 操作部
21 滑車
22 ワイヤ
23、23A ホッパー
24 筒状体
24 ガイド爪
24 爪片
26 連結部材
28 蝶番
28a 垂下片
29 回転ロール
30 袋保持具
33 包装袋
34 裏地
35 表地
36 袋口
40 ホッパー
41 第1アーム
42 第2アーム
43a〜43n 環状リング
44 棒状体
45a、45b ストッパー腕
50 回転保持板

Claims (26)

  1. 包装機本体と、該包装機本体に連結されて被包装物が投入されるホッパーと、該ホッパーを移動させる操作機構と、前記ホッパーが挿入される包装袋を保持する袋保持具を備えた包装機において、
    前記ホッパーは所定の太さ及び長さを有する筒状体からなり、かつその一端開口部に斜め鋭角に尖ったガイド爪が形成されており、前記操作機構により前記尖ったガイド爪を前記袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込むことで前記ホッパーを前記包装袋へ挿入することを特徴とする包装機。
  2. 前記ホッパーは円形筒状体からなり、前記ガイド爪は前記ホッパーの一端開口部を斜めに切除することで形成される楕円状開口部の先端部から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装機。
  3. 前記ホッパーのガイド爪は、該ホッパー部材とは別部材で形成されてこのホッパーに着脱自在な固定手段により取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の包装機。
  4. 前記ガイド爪の傾斜角度は、10°〜50°の範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装機。
  5. 前記操作機構は、電動機により作動される機構で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装機。
  6. 前記包装機本体は前記操作機構の操作により上下動可能な昇降機構を備え、該昇降機構に前記ホッパーが吊下されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装機。
  7. 前記ホッパーは、連結部材を介して前記昇降機構に着脱自在な固定手段により結合されていることを特徴とする請求項6に記載の包装機。
  8. 前記ホッパーと前記連結部材とは、首振り自在な結合手段で結合されていることを特徴とする請求項7に記載の包装機。
  9. 前記操作機構は、前記ホッパーの包装袋への挿入にしたがって袋口を拡大する方向へ移動させる移動機構を有していることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の包装機。
  10. 包装機本体と、該包装機本体に連結されて被包装物が投入されるホッパーと、該ホッパーを上下動させる昇降機構と、前記ホッパーが挿入される包装袋を保持する袋保持具と、を備えた包装機において、
    前記ホッパーは、所定の径を有する環状リングと、該環状リングの外周囲の一部を回動自在に挟持する一対の第1、第2アームとを有し、前記第1アームは前記昇降機構に固定し、前記第2アームは途中に降下規制部材及び下端にガイド爪を設けて、前記第1アームに対向させて吊下し、
    前記昇降機構により前記ホッパーを引き上げたときに、前記第2アームを前記第1アームに接近させて前記環状リングを垂下状態にし、次いで、前記昇降機構により前記ホッパーを下降させたときに、前記ガイド爪を前記袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込み前記ホッパーを包装袋へ挿入すると共に、前記降下規制部材により前記第2アームの降下を停止させて、前記環状リングを前記包装袋内で水平状態に保持させるようにしたことを特徴とする包装機。
  11. 前記第2アーム下端のガイド爪は、該第2アーム部材とは別部材で形成されて、この第2アームに着脱自在な固定手段により取付けられていることを特徴とする請求項10に記載の包装機。
  12. 前記ガイド爪の傾斜角度は、10°〜50°の範囲にあることを特徴とする請求項10又は11に記載の包装機。
  13. 前記昇降機構は、電動機により作動される機構で構成されていることを特徴とする請求項10に記載の包装機。
  14. 前記ホッパーは、前記昇降機構に着脱自在な結合手段により装着されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の包装機。
  15. 包装機本体と、該包装機本体に連結されて被包装物が投入されるホッパーと、該ホッパーを上下動させる昇降機構と、前記ホッパーが挿入される包装袋を保持する袋保持具を備えた包装機において、
    前記ホッパーは、先端部に包装袋の袋口へ差込まれるガイド爪を設け、前記包装機本体は、基台から垂直に立設した支柱と、この支柱の頂部に回動自在に固定した回転体とを有し、前記支柱には前記昇降機構が取付けられ、前記回転体にはその外周に所定間隔離して複数個の前記袋保持具を装着し、前記昇降機構により前記ホッパーを下降させたときにこのホッパーのガイド爪を前記袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込み前記ホッパーを包装袋へ挿入することを特徴とする包装機。
  16. 前記ホッパーは、円形筒状体からなり、前記ガイド爪は、該円形筒状体の一端開口部を斜めに切除した楕円状開口部の先端に形成されていることを特徴とする請求項15に記載の包装機。
  17. 前記ガイド爪は、前記ホッパーとは別部材で形成されて該ホッパーに着脱自在な固定手段により取付けられていることを特徴とする請求項15に記載の包装機。
  18. 前記ガイド爪の傾斜角度は、10°〜50°の範囲にあることを特徴とする請求項15〜17のいずれかに記載の包装機。
  19. 前記ホッパーは、連結部材を介して前記昇降機構に着脱自在な固定手段により結合されていることを特徴とする請求項15に記載の包装機。
  20. 前記ホッパーと前記連結部材とは、首振り自在な結合手段で結合されていることを特徴とする請求項19に記載の包装機。
  21. 前記回転体には、前記ホッパーの包装袋への挿入にしたがって袋口を拡大する方向へ移動させるカム機構が設けられていることを特徴とする請求項15に記載の包装機。
  22. 前記ホッパーは、所定の径を有する環状リングと、該環状リングの外周囲の一部を回動自在に挟持する一対の第1、第2アームとを有し、前記第1アームは前記昇降機構に固定し、前記第2アームは途中に降下規制部材及び下端にガイド爪を設けて、前記第1アームに対向させて吊下し、
    前記昇降機構により前記ホッパーを引き上げたとき、前記第2アームを前記第1アームに接近させて前記環状リングを垂下状態にし、次いで、前記昇降機構により前記ホッパーを下降させたとき、前記ガイド爪を前記袋保持具に保持された包装袋の裏地に当接且つ滑動させて表地との隙間の袋口に差し込み前記ホッパーを包装袋へ挿入すると共に、前記降下規制部材により前記第2アームの降下を停止させて、前記環状リングを包装袋内で水平状態に保持させるようにしたことを特徴とする請求項15に記載の包装機。
  23. 前記第2アーム下端のガイド爪は、該第2アームとは別部材で形成されて該第2アームに着脱自在な固定手段により取付けられていることを特徴とする請求項22に記載の包装機。
  24. 前記ガイド爪の傾斜角度は、10°〜50°の範囲にあることを特徴とする請求項22又は23に記載の包装機。
  25. 前記ホッパーは、前記昇降機構に着脱自在な結合手段により装着されていることを特徴とする請求項22〜24のいずれかに記載の包装機。
  26. 前記昇降機構は、電動機により作動される機構で構成されていることを特徴とする請求項15に記載の包装機。
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