JP2016088615A - 青果物用包装装置、これを用いた青果物包装方法及び青果物用包装装置に用いられる青果物用包装袋 - Google Patents

青果物用包装装置、これを用いた青果物包装方法及び青果物用包装装置に用いられる青果物用包装袋 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡素な構成でありながら、青果物の包装作業性を向上させる青果物用包装装置、これを用いた青果物包装方法及び青果物用包装装置に用いられる青果物用包装袋を提供すること。
【解決手段】 上部21から投入される長尺青果物V1を下部22に取り付けられた包装袋10へ誘導する誘導部材2と、誘導部材2の下部22へ向けて気体を供給する供給部3とを備える。包装袋10は、袋開口部10aから突出する突出部11aと、内面10bの少なくとも一部に微細な凹凸が形成された凹凸面13とを有する。突出部11aを誘導部材2の外面20に取り付けて袋開口部10aを誘導部材2の下端に位置させると共に包装袋10を傾斜させて凹凸面13を誘導部材2の直下に位置させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、青果物用包装装置、これを用いた青果物包装方法及び青果物用包装装置に用いられる青果物用包装袋に関する。さらに詳しくは、上部から投入される長尺青果物を下部に取り付けられた包装袋へ誘導する誘導部材と、前記誘導部材の下部へ向けて気体を供給する供給部とを備えた青果物用包装装置、これを用いた青果物包装方法及び青果物用包装装置に用いられる青果物用包装袋に関する。
従来から、例えば特許文献1,2に示す如く、包装される青果物との滑り性を向上させた包装袋用フィルムが知られている。特許文献1では、その表面に滑材を印刷することで滑り性を向上させている。特許文献2では、所定成分より構成することで表面に凹凸を形成し、滑り性を向上させている。これにより、作業効率は向上するものの、更なる作業性の向上が望まれている。
実開平7−22961号公報 特開2003−292699号公報
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、簡素な構成でありながら、青果物の包装作業性を向上させる青果物用包装装置、これを用いた青果物包装方法及び青果物用包装装置に用いられる青果物用包装袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る青果物用包装装置の特徴は、上部から投入される長尺青果物を下部に取り付けられた包装袋へ誘導する誘導部材と、前記誘導部材の下部へ向けて気体を供給する供給部とを備え、前記包装袋は、袋開口部から突出する突出部と、内面の少なくとも一部に微細な凹凸が形成された凹凸面とを有し、前記突出部を前記誘導部材の外面に取り付けて前記袋開口部を前記誘導部材の下端に位置させると共に前記包装袋を傾斜させて前記凹凸面を前記誘導部材の直下に位置させたことにある。
上記構成によれば、誘導部材の下部に供給部より気体が供給されるので、包装袋の突出部を前記誘導部材の外面に取り付けて袋開口部を誘導部材の下端に位置させることで、作業者の手を煩わすことなく、供給される気体によって袋開口部を開口させておくことができる。そして、包装袋の凹凸面を誘導部材の直下に位置させたので、誘導部材を通過した長尺青果物は、袋開口部で引っ掛かることなく、袋内側の凹凸面に接触する。ここで、凹凸面の微細な凹凸は、青果物との接触面積を減少させて滑り性を向上させるので、長尺青果物が包装袋に密着して投入が遮られることがなく、自重によってスムースに下方へ移動する。このように、作業者が誘導部材の上部から長尺青果物を投入すれば、投入された青果物はほぼ自動的に包装袋へ投入されることとなり、作業効率が向上する。
前記包装袋を前記誘導部材の下端近傍で前記誘導部材へ向けて押圧する押圧部材をさらに備え、前記誘導部材は下部に向けて窄まる円筒状を呈するとよい。これにより、包装袋は長尺成果物の落下方向に対し交差させて傾斜配置されるので、長尺成果物を凹凸面に沿わせて下方へ移動させることが可能となり、さらにスムースに青果物を袋内部へ投入でき、さらに作業効率が向上する。
前記押圧部材は、前記誘導部材の外周面に沿う円弧状部と前記円弧状部の下方で前記包装袋を支持する支持部を有するとよい。これにより、取り付けられた包装袋を湾曲させた状態で支持できるので、さらにスムースに投入可能となる。
前記供給部は、前記誘導部材の下方へ垂下する垂下部を有し、前記垂下部の先端は前記支持部に対向するとよい。これにより、垂下部の先端と支持部との間で包装袋を挟持することができ、包装袋の姿勢を安定化させることができる。
前記突出部と前記凹凸面とは一体に形成されたフィルムであり、前記突出部と前記凹凸面の間にミシン目が形成され、前記ミシン目の下部に前記袋開口部を位置させるとよい。これにより、包装袋へ投入された長尺青果物の自重によってミシン目で切断されるので、作業者は素早く投入作業へ移行でき、作業効率がよい。
前記凹凸面の表面粗さは、0.50μm以上100μm以下であるとよい。この表面荒さにより、長尺青果物と包装袋との接触面積を減少させることができ、包装袋の長尺青果物に対する滑り性を向上させることができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る青果物包装方法の特徴は、上記いずれかに記載の青果物用包装装置を用いた青果物包装方法において、前記長尺青果物を前記誘導部材の上部から落下させ、前記気体により開口した前記袋開口部で前記長尺青果物を前記凹凸面に接触させて前記包装袋へ導入することにある。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る青果物用包装袋の特徴は、上記いずれかに記載の青果物用包装装置を用いられる青果物用包装袋において、少なくとも一方の面を前記凹凸面として構成した第一フィルムと、前記凹凸面に対向する第二フィルムを備え、前記第二フィルムは前記第一フィルムより短く、前記突出部は前記第一フィルムに設けられていることにある。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る青果物用包装袋の他の特徴は、上記いずれかに記載の青果物用包装装置を用いられる青果物用包装袋において、少なくとも一方の面を前記凹凸面として構成した第一フィルムと、前記凹凸面に対向する第二フィルムを備え、前記第一フィルムは前記第二フィルムより短く、前記突出部は前記第二フィルムに設けられていることにある。
上記本発明に係る青果物用包装装置、これを用いた青果物包装方法及び青果物用包装装置に用いられる青果物用包装袋の特徴によれば、簡素な構成でありながら、青果物の包装作業性を向上させることが可能となった。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
本発明の第一の実施形態に係る青果物包装装置の設置状態を示す側面図である。 図1の青果物包装装置の分解斜視図である。 図1の青果物包装装置の斜視図であり、(a)は包装袋を誘導部材に掛止させた状態、(b)は包装袋を押圧部材で押圧した状態を示す。 図3の側面図である。 図1の青果物包装装置に装着する包装袋を示す図であり、(a)は包装袋の部分拡大平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は包装袋が開口した状態の(b)相当図である。 青果物の包装工程を説明する図である。 本発明の他の実施形態に係る青果物包装装置の斜視図である。 図7の青果物包装装置の分解斜視図である。 図7の青果物包装装置への包装袋の装着作業を説明する図である。 本発明の第一実施形態の改変例を示す側面図である。 本発明の第一実施形態の他の改変例を示す部分断面図である。
次に、図1〜6を参照しながら、本発明の第一実施形態をさらに詳しく説明する。
本発明に係る青果物包装装置1は、図1,6に示すように、上部21から投入される長尺青果物V1を下部22に取り付けられた包装袋10へ誘導する誘導部材2と、誘導部材2の下部22へ向けて気体としての空気Aを供給する供給部3とを備える。供給部3は装置本体部4と内部で連通し、装置本体部4に内蔵された送風手段5によって吸気口6から取り込んだ空気Aが供給される。また、供給部3の下方には、包装袋10を誘導部材2の下端近傍で誘導部材2へ向けて押圧する押圧部材40が設けられている。
本実施形態において、投入される長尺青果物V1としては、例えば、ニラ、青ネギや白ネギ等の長尺の青果物が挙げられる。係る場合、図1に示すように、青果物包装装置1は、例えば三脚100A等によって所定高さに設置される。
誘導部材2は、図2,3に示すように、上部21から下部22へ向かうに従い漸次窄まる円筒形状を呈する。上部21には、上開口部21a及び外周面20の一部が切り欠けられた略方形の切欠部23が形成され、その幅方向の両側には板状の取付部24が一対設けられている。この取付部24は例えばねじやボルト等の固定手段24aによって供給部3の側面32aに取り付けられ、切欠部23を介して供給部3から放出された空気Aが包装袋10へ供給される。また、誘導部材2の外周面20には、包装袋10を取り付ける一対の取付ピン25が立設されている。
供給部3は、図2,6に示すように、下方へ向けて空気Aを外部へ放出する放出口31と、この放出口31と装置本体部4とを連通させる連通部32よりなる。連通部32の側面32aには、固定手段24aを貫通させる貫通孔33が形成されている。また、供給部3には、鉛直方向Zに沿って垂下する板状の垂下部34が設けられている。この垂下部34の先端部34aは後述する押圧部材40の支持部43に相対し、支持部43と共に後述する包装袋10の第一フィルム11を挟持する。これにより、供給部3から供給される空気Aによって包装袋10の袋開口部10aを確実に開口させると共に包装袋10の鉛直方向Zに対する傾斜姿勢を保持することができる。
押圧部材40は、図1〜4に示すように、大略、誘導部材2の外周面20に沿う円弧状部41と、円弧状部41の直下で包装袋10を支持する支持部42を有する。円弧状部41及び支持部42は、装置本体部4にその一端が弾性部材等を介して回転固定された棒状部43に設けられている。円弧状部41は板状を呈し、その端部41aは略直角に折り曲げられている。この円弧状部41により、包装袋10の突出部11aは誘導部材2の外周面20に沿って押し付けられるので、誘導部材2に掛止させた包装袋10の束を湾曲させた状態で保持することができ、袋開口部10aの開口を容易にする。また、支持部42も板状を呈し、その端部42aは略直角に折り曲げられている。この端部42aが包装袋10を外方から支持する。この押圧部材40によって、包装袋10を鉛直方向Zに対して傾斜させて誘導部材2に掛止させ保持することができる。
包装袋10は、図5に示すように、袋開口部10aから突出する突出部11aと、内面10bに微細な凹凸が形成された凹凸面13とを有する。本実施形態では、短冊状の第一フィルム11及び第二フィルム12をその周縁部で溶着して袋状に形成している。また、第一フィルム11を第二フィルム12よりも長く形成することで、第一フィルム11に袋開口部10aより突出する突出部11aを一体に形成する。突出部11aには、誘導部材2の取付ピン25に貫通させる貫通孔14と、袋開口部10a近傍にミシン目15が形成されている。
本実施形態では、第一フィルム11の一側の全面に凹凸面13を形成している。これにより、突出部11aと凹凸面13とを一体に形成でき、加工も容易である。この凹凸面13は、エンボス加工、サンドブラスト加工やマット加工等によって形成される。凹凸面13の表面粗さは、0.50μm以上100μm以下である。この表面荒さにより、包装袋10の内面10bにおける長尺青果物V1との接触面積を減少させることで滑り性を向上させることができ、長尺青果物V1が包装袋10の内面10bに密着することを防止でき、作業効率が向上する。なお、第一、第二フィルム11,12の材質は特に限定されるものではないが、本実施形態では、例えば二軸延伸ポリプロピレンフィルムを用いる。
ここで、図1,3,4,6を参照しながら長尺青果物V1の包装工程について説明する。
まず、図3(a),4(a)に示すように、押圧部材40を誘導部材2から離隔させた状態で、複数枚の包装袋10(束)を突出部11aの貫通孔14を介して誘導部材2の取付ピン25にそれぞれ掛止させて取り付ける。この時、包装袋10は第一フィルム11によって鉛直方向Zに吊り下げられ、袋開口部10aは誘導部材2の下開口部22aの直下に位置する。ここで、包装袋10を誘導部材2の外周面20に沿うように湾曲させて、同図(b)に示すように、押圧部材40を誘導部材2側へ回転駆動させると、円弧状部41が誘導部材2の下部22で包装袋10の突出部11aを外周面20に押圧して保持する。しかも、誘導部材2の下開口部22a直下で支持部42と垂下部34が包装袋10の第一フィルム11を挟持する。このように、包装袋10の凹凸面13を下開口部22a直下で長尺青果物V1の落下方向(誘導部材2の中心軸)に対し交差して傾斜させた状態で保持する。
次に、青果物包装装置1の電源を入れ、空気Aを送風手段5により供給部3へ供給し、放出口31から誘導部材2の下部22へ向けて放出する。ここで、包装袋10の第一フィルム11は、その突出部11aが誘導部材2の外周面20に押圧され、且つ支持部42及び垂下部34で挟持されている。よって、供給された空気Aによって第二フィルム12が第一フィルム11から容易に離隔し、袋開口部10aが開口する。これにより、包装袋10の内面10bに形成した凹凸面13を誘導部材2の下開口部22a直下に位置させることができる。
そして、図6に示すように、作業者が長尺青果物V1を誘導部材2の上部21から投入(落下)すると、長尺青果物V1は誘導部材2によって鉛直方向Zに誘導される。誘導部材2の下開口部22a直下では、空気Aにより袋開口部15が開口しているので、長尺青果物V1は第二フィルム12に接触することなく凹凸面13に接触する。凹凸面13はその表面粗さにより滑り性を向上させているので、長尺青果物V1はその自重により内面10bに沿って滑り落ちる。よって、長尺青果物V1は包装袋10に密着して投入が留まることがなく、スムースに充填することができる。そして、長尺青果物V1の重さにより、包装袋10はミシン目15で切断されると共に空気Aによって、次の包装袋10が開口される。このように、作業者は誘導部材2の上部21から長尺青果物V1を投入すれば、投入された長尺青果物V1はほぼ自動的に包装袋10へ投入され、包装が完了する。
次に、本発明の他の実施形態の可能性について言及する。なお、上述の実施形態と同様の部材には同一の符号を附してある。
上記第一実施形態では、長尺青果物V1を鉛直方向Zに沿って包装袋10に投入した。しかし、第二実施形態では、ほうれん草や菊菜等の青果物V2を水平方向Xに投入する。図7に示すように、本実施形態では、供給部3を水平方向Xに配向するように青果物包装装置1’を作業台100Bに固定する。
図7〜9に示すように、青果物包装装置1’は、第一実施形態の誘導部材2に代えて、包装袋10’を取付、保持する袋保持部材50が供給部3に取り付けられる。また、供給部3には、放出口31から放出される空気Aを広範囲に分散させる分散部材60が取り付けられる。
袋保持部材50は、大略、包装袋10’を載置する載置部51と、包装袋10’の上部を載置部51で挟持する挟持部52と、載置部51及び挟持部52を連結させる連結部53とを有する。載置部51は板状を呈し、両側部が反り上がるように湾曲させて形成されている。中央には包装袋10’の貫通孔14を貫通する突起部51aが設けられている。これにより、供給部3からの空気Aにより包装袋10’が膨らみ易くなり、青果物V2の充填作業も容易となる。また、載置部51の上中央部には、供給部3に嵌入させる切欠部51bが形成されている。
挟持部52は略方形の板状部材よりなり、上中央部には供給部3に嵌入させる切欠部52aが形成されている。この切欠部52aの両側には、板状の取付部52bが一対設けられている。この取付部52bは、例えばねじやボルト等の固定手段52cによって供給部3の側面32aに取り付けられる。連結部53は断面略コの字状を呈し、載置部51及び挟持部52の各直線側部51z,52zに挿入される。
図8に示すように、分散部材60は、板状の本体部61の裏面側に屈曲形成された三角形状の折曲部62と、その折曲部61に垂設された一対の斜面63,63を有する。この分散部材60は、折曲部62を供給部3から突出する突出部34’に挿入することで装着される。これにより、放出口31から放出された空気Aは、一対の斜面63,63によってその流れを分散されるので、幅広の袋開口部10aに対して広範囲に空気Aに供給され、確実に包装袋10’を開口させることができ、作業効率が向上する。
図7,9に示すように、第二実施形態に係る包装袋10’は、略台形状を呈する。包装袋10’の構造は、上記第一実施形態と同様である。但し、第一実施形態と異なり、包装袋10’の内面10bを構成する第一、第二フィルム11,12の一面に凹凸面13を形成するとよい。図7に示す如く、ほうれん草等の青果物V2は包装袋10’の内面10b全面に接触しやすく、内面10b全面に凹凸面13を形成することで作業性は向上する。なお、同図の例では、包装袋10’は略台形状であるが、この形状に限られない。例えば、長方形や正方形等の四角形状でもよく、他の形状で構わない。
ここで、図7〜9を参照しながら青果物V2の包装工程について説明する。
まず、図9に示すように、載置部51の突起部51aに包装袋10’の貫通孔14をそれぞれ貫通させて複数枚の包装袋10’をセットする。次に、その包装袋10’を載置した載置部51の切欠部51bを供給部3に嵌入させる。その際、載置部51は、供給部3に予め取付固定された挟持部52の下側へ嵌入させる。そして、載置部51及び挟持部52の各直線側部51z,52zに連結部53をそれぞれ挿入する。これにより、包装袋10’の突出部11aを載置部51及び挟持部52で挟持し、供給部3の放出口31近傍に袋開口部10aを位置させることができる。
次に、青果物包装装置1の電源を入れ、空気Aを送風手段5により供給部3へ供給し、放出口31から包装袋10’へ向けて放出する。ここで、放出口31から放出された空気Aは、一対の斜面63,63により左右の開口60aより放出される。また、挟持部52は湾曲しているので、折曲部62との間に隙間64が形成され、その隙間64を介しても空気Aが放出される。よって、供給された空気Aによって第二フィルム12が第一フィルム11から容易に離隔し、袋開口部10aが開口する。そして、図7に示すように、作業者が青果物V2を開口した包装袋10’に投入する。包装袋10’の内面10bには凹凸面13が形成されているので、その表面粗さにより滑り性を向上させているので、スムースに充填することができる。そして、作業者が包装袋10’の奥まで青果物V2を充填することで、包装袋10’はミシン目15で切断されると共に空気Aによって、次の包装袋10’が開口される。
最後に、本発明の他の実施形態の可能性について言及する。
上記第一実施形態において、図1に示すように、青果物包装装置1を三脚100Aに固定して所定高さに設置した。しかし、青果物包装装置1はこれに限られず、例えば固定板7を用いて、固定板7を例えばテーブル等の作業台に万力等の固定手段で固定することで青果物包装装置1を設置してもよい。
また、上記第二実施形態は、図7に示すように、青果物包装装置1を作業台100Bに固定して所定高さに設置し水平方向Xに青果物V2を投入するようにした。しかし、青果物包装装置1はこれに限られず、例えば上記第一実施形態の如く三脚100Aを用いて設置してもよい。また、上記第二実施形態では、水平方向Xに青果物V2を投入するように青果物包装装置1を設置したが、鉛直方向Zに投入可能に設置することも可能である。
上記第一実施形態において、包装袋10を構成する第一フィルム11の一側の全面にのみ凹凸面13を形成した。しかし、凹凸面13は第一フィルム11の一側全面でなく一部分であってもよい。但し、第一フィルム11の一側全面に凹凸面13を形成することが加工も容易であり、滑り性もよい。また、第一フィルム11の凹凸面13に対向する第二フィルム12の一面にも同じ凹凸面13を形成してもよい。包装袋10の内面10b全面が凹凸面13となり、さらに滑り性も向上する。なお、包装袋10の美観が損なわない限り第一フィルム11及び第二フィルム12の両面に形成してもよい。また、第二実施形態も同様である。
上記第一実施形態において、包装袋10の突出部11aを供給部3近傍の装置本体部4側の誘導部材2の外周面20(装置背面側)に取り付けた。しかし、例えば図10,11に示す如く、包装袋10の突出部11aを装置本体部4から離隔した側(装置正面側)の外周面20に取り付けても構わない。例えば、図10に示す改変例では、取付ピン25及び押圧部材40も装置本体部4から離隔した側(装置正面側)に設けている。そして、空気Aを放出口31から装置本体部4側の誘導部材2の下部へ向けて空気Aを放出することで、包装袋10の第一フィルム11の一側に設けた凹凸面13を誘導部材2の直下に位置させることができる。
また、図11に示す改変例では、誘導部材2の外面を鉛直方向Zに対し若干傾斜させている。また、上記第一実施形態と異なり、凹凸面13を包装袋10の第一フィルム11ではなく、第二フィルム12の内側に形成している。これにより、吊り下げられた包装袋10の第二フィルム12は、自重で第一フィルム11から離隔しようとする。そして、放出口31から装置本体部4側の誘導部材2の下部22へ向けて空気Aを放出することで、袋開口部10aが開口され、包装袋10の第二フィルム12の一側に設けた凹凸面13を誘導部材2の直下に位置させることができる。なお、上記図10の改変例と同様に、押圧部材40を誘導部材2の装置本体部4から離隔した側(装置正面側)に設けてもよい。
1,1’:青果物包装装置、2:誘導部材、3:供給部、4:装置本体部、5:送風手段、6:吸気口、7:固定板、10,10’:包装袋、10a:袋開口部、10b:内面、11:第一フィルム、11a:突出部、12:第二フィルム、13:凹凸面、14:貫通孔、15:ミシン目、20:外周面、21:上部、21a:上開口部、22:下部、22a:下開口部、23:切欠部、24:取付部、24a:固定手段(ねじ、ボルト)、25:取付ピン、31:放出口、32:連通部、32a:側面、33:貫通孔、34:垂下部、34a:先端部、34’:突出部、40:押圧部材、41:円弧状部、41a:端部、42:支持部、42a:端部、43:棒状部、50:袋保持部材、51:載置部、51a:突起部、51b:切欠部、51z:直線側部、52:挟持部、52a:切欠部、52b:取付部、52c:固定手段、52z:直線側部、53:連結部、60:分散部材、60a:開口、61:本体部、62:折曲部、63:斜面、64:隙間、100A:三脚、100B:作業台、A:空気(気体)、V1:長尺青果物、V2:青果物、X:水平方向、Z:鉛直方向

Claims (9)

  1. 上部から投入される長尺青果物を下部に取り付けられた包装袋へ誘導する誘導部材と、
    前記誘導部材の下部へ向けて気体を供給する供給部とを備え、
    前記包装袋は、袋開口部から突出する突出部と、内面の少なくとも一部に微細な凹凸が形成された凹凸面とを有し、
    前記突出部を前記誘導部材の外面に取り付けて前記袋開口部を前記誘導部材の下端に位置させると共に前記凹凸面を前記誘導部材の直下に位置させた青果物用包装装置。
  2. 前記包装袋を前記誘導部材の下端近傍で前記誘導部材へ向けて押圧する押圧部材をさらに備え、前記誘導部材は下部に向けて窄まる円筒状を呈する請求項1記載の青果物用包装装置。
  3. 前記押圧部材は、前記誘導部材の外周面に沿う円弧状部と前記円弧状部の下方で前記包装袋を支持する支持部を有する請求項2記載の青果物用包装装置。
  4. 前記供給部は、前記誘導部材の下方へ垂下する垂下部を有し、前記垂下部の先端は前記支持部に対向する請求項3記載の青果物用包装装置。
  5. 前記突出部と前記凹凸面とは一体に形成されたフィルムであり、前記突出部と前記凹凸面の間にミシン目が形成され、前記ミシン目の下部に前記袋開口部を位置させる請求項1〜4のいずれかに記載の青果物用包装装置。
  6. 前記凹凸面の表面粗さは、0.50μm以上100μm以下である請求項1〜5のいずれかに記載の青果物用包装装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の青果物用包装装置を用いた青果物包装方法であって、
    前記長尺青果物を前記誘導部材の上部から落下させ、前記気体により開口した前記袋開口部で前記長尺青果物を前記凹凸面に接触させて前記包装袋へ導入する青果物包装方法。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の青果物用包装装置を用いられる青果物用包装袋であって、
    少なくとも一方の面を前記凹凸面として構成した第一フィルムと、前記凹凸面に対向する第二フィルムを備え、前記第二フィルムは前記第一フィルムより短く、前記突出部は前記第一フィルムに設けられている青果物用包装袋。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の青果物用包装装置を用いられる青果物用包装袋であって、
    少なくとも一方の面を前記凹凸面として構成した第二フィルムと、前記凹凸面に対向する第一フィルムを備え、前記第二フィルムは前記第一フィルムより短く、前記突出部は前記第一フィルムに設けられている青果物用包装袋。
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