JP2019069789A - 袋保持具 - Google Patents
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Abstract
Description
また、商品などを合成樹脂フィルム製の袋で包装する際に用いられる包装用補助装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、特許文献2に記載の包装用補助装置では、大きな設置スペースが必要である。
開口部周縁の一部が袋体底部に対して反対側へ延伸された延伸部を有する袋体を保持する袋保持具は、
袋保持具が設置される被設置面と接触する底部と、
袋体を保持する保持部と、
前記保持部が設けられ、前記底部から立設されている第1の起立部と、
を有することを特徴とする。
また、この袋保持具は、底部から立設され、且つ第1の起立部に対して離間して設けられた第2の起立部を有する。第1の起立部は、第2の起立部に向けて傾斜した形状に形成されている。
そして、袋保持具20の保持部21は、第1の起立部20bにおける、第2の起立部20cと対向する面に対して反対側の面に設けられている。
保持部21である係止部の間隔は、袋体1の孔部14の間隔と同じとなるように規定されている。板状の底部20aは袋体1の幅と同程度の幅に形成されている。本実施形態では、袋保持具20の係止部としてのピンは、袋体1に設けられた孔部14と略同じ又は大きい直径の先端径大部を有する。尚、保持部21としての係止部は、ピンの形状に限られるものではなく、例えば、フック形状、クリップ形状などの所定の形状に形成されていてもよい。本実施形態では、保持部21は、斜め下方向に屈曲した形状に形成されている。また、保持部21は、クリップやバインダ等の袋体を挟持可能な挟持部材であってもよい。
背面部12は前面部11よりも長さLfだけ延長された延伸部13を備える。その延伸部13は袋保持具の保持部21に挿通される孔部14を備える。孔部14は、1個または複数個形成されていてもよい。本実施形態では、延伸部13に、幅方向に所定の間隔で2つの孔部14が設けられている。
袋体1は、樹脂製、例えばポリエステルなどのビニール製であってもよいし、紙製などの所定の材料で形成されていてもよい。
すなわち、袋保持具20の係止部としてのピンに袋体1の孔部14を挿通した状態で、ユーザが商品などの物品を袋体1に収納した後、袋体1を底部方向などに引っ張ることで、袋体1を袋保持具20から容易に切り離すことができる。
また、袋体1は、外力に最も弱い部分が誘導部となっている。袋体1を引き抜く際に、袋体1の分離(開放)を切り離し用誘導部15から確実に行うことができる。もし、この誘導部が無い場合、想定外の袋の破壊を起こす可能性があり、袋の不要な破片を発生させ、さらには袋開口内に混入する可能性もある。
例えば、POSレジ付近の作業台の被設置面上に袋保持具20が設置される。
先ず、図4、図5に示したように、袋体1の束10を袋保持具20の第1の起立部20bを跨ぐように配置し、袋体1の孔部14に、袋保持具20の保持部21である係止部を挿通する。保持部21の係止部は屈曲形状に形成され、先端部に径の大きい先端径大部を有するので、袋体1が保持部としての係止部から外れにくい。
すなわち、簡単な構造で、且つ、小さな設置スペースで、容易に、短時間に、袋体1(袋)を開口して、商品などの物品を袋に収納することができる、袋体1を保持する袋保持具20を提供することができる。また、両手で袋を開く際の動作の片手の役割を袋保持具20が担っている。つまり、作業者は片手で袋体1をつまむだけで袋の開口を作り、物品などの包装を容易に行うことができる。なお、上述した実施形態では、袋保持具20は板状の底部20aを有し、簡単な構造となっている。
すなわち、保持される袋体1の開口部16が第1の起立部20bの上端部と保持部21との間に位置し、袋体1が第1の起立部20bを跨ぐように配置されて、保持部21により袋体1が保持されることで、袋体1の開口部16の開口を容易に大きくすることができ、簡単に、短時間に、商品である物品を袋体1に収容することができる。
すなわち、袋体全体の多くの部分を、袋保持具20の第1の起立部20bに掛けることができる。また、袋体1の開口や開口を大きくするために、袋体1を掴む位置が第1の起立部20bの表面に位置するため、利用者は容易に袋体1を掴むことができる。
比較例として、仮に、袋体1の開口部が、第1の起立部20bの上端部近傍に位置する構造を有する袋保持具(比較例)の場合、袋体1の開口を大きくするために掴む位置が第1の起立部20bの裏面側に位置してしまうため、袋体1を掴み難い。
すなわち、第1の起立部20bが水平面に対して傾斜していることにより、詳細には、ピン状の保持部21が設けられた面に対して反対側の面側に傾斜しているので、袋体1に対して指を添えやすくなり、袋体1を指で把持し、袋体1の開口部を容易に大きくすることができる。
すなわち、袋保持具20は第2の起立部20cを備えているので、袋保持具20の設置スペースを超えて袋体1が広がることを抑止することができ、小さい設置面積(設置スペース)の袋保持具を提供することができる。
詳細には、上述した実施形態では、袋保持具20の第2の起立部20cと第1の起立部20bの間に袋体1の一部分が配置され、袋体1が第2の起立部20cを超えて袋保持具20の外側に配置されていないので、袋体が設置される面積を小さくすることができる。
なお、袋体を袋保持具20の第1の起立部20bと第2の起立部20cそれぞれの上端部を跨ぐように設置してもよい。また、袋体を、袋保持具20の第1の起立部20bと第2の起立部20cの間で凹状に折り曲げてもよいし、折り曲げなくともよい。また、袋体の底部1b側の一部分を、袋保持具20の第2の起立部20cの上端部から、袋保持具20の外側に垂れ下がるように設置してもよい。すなわち、袋体が設置される面積を小さくすることができる。
すなわち、袋体1の全長(LY1)よりも、第1の起立部20bと第2の起立部20cとの間の、底部20aを介した距離LY20aが短いので、第1の起立部20bと第2の起立部20cとの間に袋体1の一部分を収容することでき、接地スペースが小さい袋保持具20を提供することができる。
また、袋保持具20の保持部21としてスライド式の係止部を採用してもよく、第1の起立部20bの所定の位置から左右方向又は上下方向にスライドさせて、袋体の孔部14に対応した位置に容易に調整することができる。
また、保持部21としてマグネット式の係止部を採用し、その係止部が磁着可能な金属材料で構成された第1の起立部の任意の位置に着脱自在に設けられていてもよく、この場合、予め複数の穴を第1の起立部に設ける必要がなく、簡単な構造で係止部の位置を容易に調整することができる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
すなわち、図8に示した例では、第1の起立部20bの所定の位置に切欠き部や孔部が設けられているので、作業時に、作業者が袋体1をつかみやすくなり、作業性が向上する、袋保持具を提供することができる。
すなわち、図9に示した例では、第1の起立部20bに凹部20bv又は凸部が設けられているので、作業時に、作業者が袋体1をつかみやすくなり、作業性が向上する、袋保持具を提供することができる。
1b…底部(袋体底部)
10…束
11…前面部
12…背面部
13…延伸部
14…孔部
15…切り離し用誘導部
16…開口部
19…結束手段
20…袋保持具(保持具)
20a…底部
20b…第1の起立部
20c…第2の起立部
21…保持部(ピンなどの係止部)
Claims (6)
- 開口部周縁の一部が袋体底部に対して反対側へ延伸された延伸部を有する袋体を保持する袋保持具であって、
袋保持具が設置される被設置面と接触する底部と、
袋体を保持する保持部と、
前記保持部が設けられ、前記底部から立設されている第1の起立部と、
を有することを特徴とする袋保持具。 - 前記保持部は、前記保持される袋体の開口部が前記第1の起立部の上端部と前記保持部との間に位置するように、該袋体を保持することを特徴とする請求項1に記載の袋保持具。
- 前記保持部は、前記第1の起立部の起立方向長さの略半分よりも下に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の袋保持具。
- 前記底部から立設され、且つ前記第1の起立部に対して離間して設けられた第2の起立部を有し、
前記第2の起立部は、前記袋体を折り曲げる位置で起立した形状に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の袋保持具。 - 前記第1の起立部と前記第2の起立部との間の、前記底部を介した距離は、袋保持具により保持される袋の長手方向の長さよりも短いことを特徴とする請求項4に記載の袋保持具。
- 前記保持部は、前記第1の起立部における、前記第2の起立部と対向する面に対して反対側の面に設けられていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の袋保持具。
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JP2017195988A JP7012344B2 (ja) | 2017-10-06 | 2017-10-06 | 袋保持具 |
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JP7012344B2 JP7012344B2 (ja) | 2022-01-28 |
Family
ID=66441835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7430458B2 (ja) | 2020-07-27 | 2024-02-13 | 株式会社オカムラ | 保持具 |
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JPH01308733A (ja) * | 1988-06-06 | 1989-12-13 | Takagi Ind Co Ltd | 袋の開口支援機構 |
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2017
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