JP2004106126A - 加工工具ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】加工範囲を拡大し得る加工工具ホルダを提供する。
【解決手段】ホルダ装置10では、回転部は、加工工具T側に位置するシャンクスリーブ12と、主軸S側に位置するシャンク11とを備え、シャンクスリーブ12の主軸S側の端部にはシャンク保持部71に挿通される小径部12bが形成されており、シャンク11はシャンク保持部71よりも主軸S側においてシャンクスリーブ12の小径部12bに分離可能に連結されている。これにより、回転部は、シャンクスリーブ12とシャンク11とにそれぞれ分離可能であるから、両者を分割することにより、シャンク保持部71が小径部12bを保持できるようにし、シャンク保持部71が当該小径部12bを保持することにより、シャンク保持部71の外径を小さくできる。したがって、立壁部等に近接した加工領域において、シャンク保持部71を小径化した範囲分、加工範囲を拡大することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械に着脱自在に装着される加工工具ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、工作機械に着脱自在に装着される加工工具ホルダとして、例えば、図4に示すようなホルダ装置100がある(非特許文献1)。この種のホルダ装置では、加工工具や被加工物に対し、工作機械側の給液装置から供給される冷却水や潤滑油等の切削液を確実に供給できるように、加工工具の先端から切削液を給液する切削液供給機構が設けられている。
【0003】
即ち、図4に示すホルダ装置100は、一端のコレット151に加工工具Tが取付けられ、他端のシャンク111が工作機械の主軸Sに着脱自在に装着されることで主軸Sにより回転させられる回転部であって、これらの内部および給液パイプ121、コレット支持部141に切削液が流通可能な流路111a、121a、141a、151aを有する回転部と、この回転部がその回転軸Kと同軸に回転可能に挿通される筒状のシャンク保持部171、およびシャンク保持部171からその径方向外側に突出しシャンク111の主軸Sに対する着脱に伴い給液装置Bに連結分離される給液装置連結部161を有し、シャンク111が主軸Sに連結されているとき、回転部の流路111a、121a、141a、151aと給液装置Bの切削液供給路B’とを常時連通する非回転部160と、から構成されている。
【0004】
また、この非回転部160の給液装置連結部161は、シャンク111の外周に設けられたオリエンテーションリング114のキー溝114aに回転軸Kと並行する軸方向から係合可能な係合部166を含めた回転規制機構を備えている。これにより、シャンク111が工作機械の主軸Sに装着された状態では、当接した給液装置Bにより切削液導入部163が押し下げられることで、オリエンテーションリング114のキー溝114aとの係合部166の係合を解除し、非回転部160に対するシャンク111等の回転部の回転を許容する。一方、シャンク111が工作機械の主軸Sから離脱した状態では、給液装置Bの離隔によって切削液導入部163がコイルスプリング165の押圧力により元の状態に復帰するため、オリエンテーションリング114のキー溝114aに係合部166が係合し、非回転部160に対するシャンク111等の回転部の回転を規制する。
【0005】
【非特許文献1】
カトウ工機株式会社、同社のインターネットホームページ、カタログページ、SA−III −OHC・OHS型、[平成14年9月19日検索]、インターネット<URL;http://www.katoukouki.co.jp/taps/sa3ohcohs.html>
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなホルダ装置100によると、回転部のシャンク111を回転可能に保持するシャンク保持部171は、シャンク111の外周にベアリング117、118を介在させて保持している。このため、回転部のシャンク111をそのコレット151側からシャンク保持部171に挿通させて取り付けなければならないので、シャンク保持部171の外径D91をシャンク111のコレット151側の外径D92よりも大径化させざるを得ない。そのため、被加工物に立壁状の部位(以下「立壁部」という。)が存在する場合には、立壁部に近接した加工領域において、シャンク保持部171が立壁部に干渉する事態が生じ得る。したがって、図4に示す領域Xの範囲においては、加工工具Tによる加工を行うことができないという問題がある。
【0007】
また、シャンク保持部171の径方向外側には、給液装置連結部161を有するとともに、回転軸Kに並行する軸方向Lに可動する回転規制機構が給液装置連結部161に設けられている。そのため、この給液装置連結部161の加工工具T側の範囲(図4に示す一点鎖線内)においても、給液装置連結部161の一部が立壁部に干渉し得るため、図4に示す領域Yの範囲においては、加工工具Tによる加工を行うことができないという問題がある。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、加工範囲を拡大し得る加工工具ホルダを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の作用・効果】
上記目的を達成するため、請求項1の加工工具ホルダでは、一端に加工工具が取付けられ、他端が工作機械に着脱自在に装着され、内部に流体が流通可能な流路を有し、前記工作機械により回転させられる回転部と、前記回転部がその回転軸と同軸に回転可能に挿通される筒状の保持部、および該保持部からその径方向外側に突出し、前記回転部の前記工作機械に対する着脱に伴い流体供給装置に連結分離される連結部を有し、前記回転部が前記工作機械に連結されているとき、前記回転部の流路と前記流体供給装置の流体供給路とを常時連通する非回転部と、を備える加工工具ホルダであって、前記回転部は、前記加工工具側に位置する本体部と、前記工作機械側に位置する装着部とを備えており、前記本体部の前記工作機械側の端部には前記保持部に挿通される小径部が形成されており、前記装着部は前記保持部よりも前記工作機械側において前記小径部に分離可能に連結されていることを技術的特徴とする。
【0010】
請求項1の発明では、回転部は、加工工具側に位置する本体部と、工作機械側に位置する装着部とを備え、本体部の工作機械側の端部には保持部に挿通される小径部が形成されており、装着部は保持部よりも工作機械側において小径部に分離可能に連結されている。これにより、回転部は、本体部と装着部とにそれぞれ分離可能であることから、本体部と装着部を分割することによって、保持部が小径部を保持できるようにし、保持部が小径部を保持することによって、保持部の外径を小さくすることができる。したがって、立壁部等に近接した加工領域において、保持部を小径化した範囲分、加工範囲を拡大することができる。
【0011】
また、請求項2の加工工具ホルダでは、請求項1において、前記装着部には前記小径部に嵌合する嵌合部が形成されており、該嵌合部の少なくとも前記加工工具側の端部の内周面と前記小径部の外周面との間には隙間が形成されており、前記保持部の少なくとも前記工作機械側の端部が前記隙間内に挿入されていることを技術的特徴とする。
【0012】
請求項2の発明では、嵌合部の少なくとも加工工具側の端部の内周面と小径部の外周面との間に形成された隙間内に、保持部の少なくとも工作機械側の端部が挿入されている。これにより、保持部を装着部側に極力寄せることができるので、非回転部全体を装着部側に寄せられ、径方向外側に突出した連結部が干渉する範囲を装着部側に移すことができる。したがって、連結部の加工工具側に形成される空間を拡大することができるため、立壁部等に近接した加工領域においても、加工範囲を拡大することができる。
【0013】
さらに、請求項3の加工工具ホルダでは、請求項1または2において、前記非回転部は、前記回転部が前記工作機械に装着された状態では前記非回転部に対する前記回転部の回転を許容し、前記回転部が前記工作機械から離脱した状態では前記非回転部に対する前記回転部の回転を規制する回転規制機構を備えており、前記回転規制機構は、前記非回転部に前記回転部の回転軸に直交する方向に沿って突出後退可能に設けられ、突出時には前記回転部の凹部に係合し、後退時にはこの係合を解除する係合部材と、前記回転部の前記工作機械に対する着脱に伴い前記係合部を突出後退させる作動機構とを備えることを技術的特徴とする。
【0014】
請求項3の発明では、回転規制機構は、非回転部に回転部の回転軸に直交する方向に沿って突出後退可能に設けられ、突出時には回転部に係合し、後退時にはこの係合を解除する係合部材と、回転部の工作機械に対する着脱に伴い係合部を突出後退させる作動機構とを備えることから、回転部に対する係合部材の係合および解除は、回転部の径方向から行われる。これにより、係合部材の係脱は軸方向よりも径方向の方が、回転規制機構の軸方向の幅を小さくできるため、非回転部をコンパクトにすることができる。したがって、連結部の加工工具側に形成される空間を拡大することができるため、立壁部等に近接した加工領域においても、加工範囲を拡大することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の加工工具ホルダの実施形態について図を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るホルダ装置10は、シャンク11、シャンクスリーブ12、給液パイプ21、コレット支持部41およびコレット51を主要に構成される回転部と、給液装置連結部61およびシャンク保持部71を主要に構成される非回転部60と、から主に構成されており、工作機械の主軸Sに着脱自在に装着され得るとともに、加工工具Tや被加工物に対し工作機械側の給液装置Bから供給される冷却水や潤滑油等の切削液あるいは加圧空気等の気体を確実に供給できる機能を有するものである。なお、このホルダ装置10に取り付けられる加工工具Tは、例えば、被加工物にねじ立てを行うタップ、穴あけを行うドリル、穴の拡径を行うリーマ等の切削工具等である。
【0016】
シャンク11は、ホルダ装置10を工作機械の主軸Sに取付可能に構成される回転部のうちの装着部の役割を果たすもので、主軸Sへの取付方向に向かって縮径する円錐台形状に形成されている。このシャンク11の内部には、シャンクスリーブ12を嵌入可能な嵌入孔11aが回転軸Kを中心に形成されている。またこのシャンク11の外周の大径部周囲には、シャンク11が主軸Sに取り付けられたときに、主軸Sの駆動部材と所定位置において係合し得る駆動部11bが形成されている。これにより、主軸Sによる回転駆動力がシャンク11に伝達される。さらにこの駆動部11bよりも加工工具T側のシャンク11の端部外周には、オリエンテーションリング14が固定ねじ15により取り付けられている。
【0017】
シャンクスリーブ12は、シャンク11とともに回転部を構成するもので、回転部のうちの本体部を構成している。このシャンクスリーブ12は、円柱形状に形成される小径部12bと、小径部12bよりも大径の筒形状に構成される開口端部12cとからなり、当該開口と連通する軸穴12aが回転軸Kを中心に形成されている。小径部12bは、前述したシャンク11の嵌入孔11aに嵌入可能な外径に設定されるとともに、その外周の所定位置には連結溝12dが形成されている。そのため、小径部12bが嵌入孔11aに嵌入された後、シャンク11の径方向から挿入される連結ピン13によってシャンクスリーブ12の軸方向および周方向の移動を規制している。
【0018】
また、シャンクスリーブ12の開口端部12cの開口径は、コレット支持部41を挿入可能な径に設定されている。さらに図2に示すように、この開口端部12cと軸穴12aとの間には、双方に連通するオイルダンパ室12fが形成され、このオイルダンパ室12fに連通する給液穴12eが径方向に貫通して形成されている。
【0019】
なお、このオイルダンパ室12fには、給液装置連結部61から供給される切削液を、給液パイプ21に受け渡すオイルダンパ22が収容されている。またこのオイルダンパ22は、軸方向に給液パイプ21が貫通可能な貫通孔が両端部に形成されているとともに、切削液を給液装置連結部61から内部のオイル溜まり22bに取込可能な給液穴22aが周壁に形成されている。なおこのオイルダンパ22は、オイルダンパ押え23により回転軸K方向移動を規制されている。
【0020】
給液パイプ21は、給液装置連結部61から供給される切削液を、オイルダンパ22を介してコレット支持部41およびコレット51に中継する機能を有するものである。そのため、給液パイプ21には、切削液をオイルダンパ22から内部の給液流路21aに取込み可能な連通孔21bが形成されている。これにより、給液パイプ21は、オイルダンパ22を軸方向に貫通するように位置することにより、オイル溜まり22bと連通孔21bとが連通する範囲内においては、給液パイプ21が軸方向に可動しても、オイル溜まり22bに溜められた切削液を給液流路21aに導入することができる。なお、給液パイプ21の開口側には、他の外周径よりも大径に設定された拡径端部21cが形成されている。
【0021】
コレット支持部41は、シャンクスリーブ12に対し回転軸K方向に移動可能にコレット51を支持するとともに、前述した給液パイプ21の拡径端部21c側を支える機能を有するもので、シャンクスリーブ12の開口端部12cの内径よりも僅かに小径の外径に設定された円筒形状に形成されている。このコレット支持部41の加工工具T側の開口部は、コレット51を嵌入可能な内径に設定されている。
【0022】
一方、コレット支持部41のシャンク11側には、コレット支持部41内の空間を2つに仕切る隔壁41cが形成されており、前述した給液パイプ21はこの隔壁41cに形成されるガイド穴41bに挿通されてコレット支持部41に支持されている。
【0023】
また、図2に示すように、この隔壁41cよりもシャンク11側には、コイルスプリング29の付勢力により加工工具T方向に付勢される押出部材26が収容されている。この押出部材26には、給液パイプ21を挿通可能な挿通孔26aが形成されており、またその工作機械側の開口周縁には、スリーブ24に係止可能なフランジ部が形成されている。そのため、シャンクスリーブ12内に収容されるスリーブ24が連結ピン25によりシャンクスリーブ12に固定されることで、押出部材26の回転軸K方向の移動が規制される。
【0024】
さらに、スリーブ24とコレット支持部41との間には、コイルスプリング28が介在している。そのため、主軸Sによる回転軸K方向の移動量とコレット51による回転軸K方向の移動量との間に生じ得る偏差をこのコイルスプリング28により吸収している。
【0025】
また、給液パイプ21の外周には、スラストベアリング27が位置している。このスラストベアリング27の一端側は給液パイプ21に固定され、他端側は、押出部材26とスラストベアリング27との間に介在するコイルスプリング30に固定されている。これにより、給液パイプ21が押出部材26側、つまり加工工具T側に移動する動きをコイルスプリング30により緩衝するとともに、スラストベアリング27により当該コイルスプリング30のよじれを防止している。なお、スラストベアリング27が、押出部材26に形成される段部に当接することにより、給液パイプ21の加工工具T方向への移動を規制している。
【0026】
なお、シャンクスリーブ12の加工工具T側の端部外周は、カバー31により全周が覆われ、カバー31とコレット支持部41との間には係合ボール32およびローラピン33が収容されている。これにより、コレット支持部41が、回転軸K方向および周方向に円滑に移動するのを可能にしている。カバー31は、加工工具T方向の移動を止め輪34により規制されている。
【0027】
コレット51は、内部に給液流路51aを有する円筒軸形状に形成されたパイプ状部材で、コレット支持部41の給液流路41aと連通することにより、当該給液流路41aを流通し一端側から流れ込んだ切削液を、他端側の加工工具Tに供給するものである。
【0028】
コレット51の一端側は、前述したコレット支持部41の給液流路41aに嵌入可能な外径に設定されるとともに、コレット支持部41とコレット51との間を液密にシールするOリング44が両者間に介在している。またコレット51の一端側外周の所定位置には、連結溝51bが形成され、コレット支持部41の径方向から挿入される連結ピン43がこの連結溝51bに係合することによって、コレット51の軸方向および周方向の移動を規制している。
【0029】
コレット51の他端側は、加工工具Tを容易に着脱可能な工具保持機構を備えている。即ち、コレット51の他端側端部には、給液流路51aと連通する短円筒形状のスリーブ54と工具保持部材52とが内装されており、この両者間にコイルスプリング55が介在することにより、工具保持部材52を加工工具T方向に付勢している。そして、この工具保持部材52の所定位置には、保持ボール53が挿入されるボール穴が形成されており、当該ボール穴のテーパ面に沿って保持ボール53が加工工具T側へ突出するように構成されている。これにより、この保持ボール53の突出力によって加工工具Tを保持することができる。
【0030】
ここで、給液装置連結部61の構成を図1および図3に基づいて説明する。
図3に示すように、給液装置連結部61は、後述するシャンク保持部71から径方向外側に突出して非回転部60を構成するもので、給液装置連結機構と回転規制機構とから構成されている。なお、給液装置連結機構は、給液装置連結部61に形成されるガイド部材室61aおよび導入部摺動孔61bから給液装置B方向に突出するように構成され、また回転規制機構は、給液装置連結部61に形成されるノックピン室61cから回転軸Kに直交する方向に突出するように構成されている。
【0031】
給液装置連結機構は、主に、ガイド部材62、切削液導入部63、コイルスプリング65等から構成されており、シャンク11の工作機械の主軸Sに対する着脱に伴い、給液装置Bに連結分離されるもので、シャンク11が主軸Sに連結されているとき、給液装置連結部61の給液流路61dを介してシャンク11等の給液流路と給液装置Bの切削液供給路B’とを常時連通し得る機能を有するものである。
【0032】
ガイド部材62は、切削液導入部63の摺動移動を案内し得る有底円筒形状に形成されており、給液流路62aを形成する内部空間と給液流路61dとを連通し得る連通路62bが径方向外側に向かって形成されている。またこのガイド部材62は、給液装置連結部61から給液装置Bの位置する方向に向かって延びるように給液装置連結部61に取り付けられ連結ピン64により固定されている。これにより、ガイド部材62の底部部分が給液装置連結部61のガイド部材室61aに収容され、開口側端部部分が導入部摺動孔61bを介して給液装置連結部61から給液装置Bに向かって突出している。
【0033】
切削液導入部63は、有底円筒形状を有するもので、ガイド部材62の開口側端部部分に対し、外側同軸状に覆い被せられることにより、ガイド部材62の案内により摺動移動可能に構成されている。また切削液導入部63の底部には内部空間である摺動孔63bに連通する導入孔63aが形成されており、また反対側の開口側端部外周には、拡径状のテーパ部63cと大径部63dが形成されている。このテーパ部63cおよび大径部63dは、給液装置連結部61に形成される導入部摺動孔61bの内径よりも大径に形成されている。
【0034】
これにより、ガイド部材62の給液流路62a内には、給液流路62aの軸長よりも長尺の自由長に設定されたコイルスプリング65が収容されているが、切削液導入部63のテーパ部63cが導入部摺動孔61bの開口部に係止されることにより、切削液導入部63の突出が所定量で規制される。つまり、当該コイルスプリング65による付勢力によって切削液導入部63が給液装置B方向に飛び出さないように構成されている。
【0035】
一方、回転規制機構は、主に、ガイド部材62、切削液導入部63、コイルスプリング65、ノックピン66、押出ボール67、コイルスプリング68等から構成されており、シャンク11が工作機械の主軸Sに装着された状態では非回転部60に対するシャンク11等の回転を許容し、シャンク11が工作機械の主軸Sから離脱した状態では非回転部60に対するシャンク11等の回転を規制する機能を有するものである。なお、ガイド部材62、切削液導入部63およびコイルスプリング65は、前述した給液装置連結機構と共用しており、ここでは切削液導入部63の摺動移動により変位するテーパ部63cと大径部63dが回転規制機構の作動に利用される。
【0036】
ノックピン66は、回転軸Kに対して直交する方向に形成される給液装置連結部61のノックピン室61cに収容されており、一端側に押出ボール67を受ける球受け部66aが形成され、この球受け部66aよりも小径の係合部66cが他端側の端部に形成されている。また球受け部66aと係合部66cとの間には、コイルスプリング68を受けるバネ受け部66bが形成されている。そして、ノックピン66の軸長は、図3(A) に示すように、ノックピン66が、切削液導入部63の大径部63dおよび押出ボール67によりシャンク11方向に押し出されたときに、ノックピン66の係合部66cがノックピン室61cからシャンク11側に突出し得るような長さに設定されている。なお、シャンク11の外周に取り付けられているオリエンテーションリング14は、その一部に形成されているキー溝14aが突出したノックピン66の係合部66cに係合し得るように、所定位置に位置を合わせて設定されている。
【0037】
押出ボール67は、切削液導入部63とノックピン66の球受け部66aとの間に位置するように、ノックピン室61cに収容されている。またコイルスプリング68は、ノックピン66のバネ受け部66bとノックピン室61cの内壁との間に介在するようにノックピン室61cに収容されている。
【0038】
このように給液装置連結機構および回転規制機構を構成することにより、両機構は、以下のように作動する。
図3(A) に示すように、工作機械の主軸Sからシャンク11が離脱した状態においては、ガイド部材62の給液流路62aに収容されるコイルスプリング65の付勢力により切削液導入部63が突出方向に付勢されるため、切削液導入部63は、そのテーパ部63cが導入部摺動孔61bの開口部周縁に係止するまで突出する。これにより、切削液導入部63とノックピン66との間に位置する押出ボール67は、切削液導入部63のテーパ部63cに沿って大径部63dに登り上がるため、シャンク11方向に移動し、コイルスプリング68による付勢力に抗してノックピン66をシャンク11方向に押し出す。そのため、ノックピン66の係合部66cは、ノックピン室61cから突出し、オリエンテーションリング14のキー溝14aに係合する。したがって、シャンク11の外周において、回転軸Kに直交する方向からノックピン66が係合する結果、回転部であるシャンク11は係止され、その回転が規制される。
【0039】
これに対し、図3(B) に示すように、工作機械の主軸Sにシャンク11が装着された状態においては、工作機械の給液装置Bが切削液導入部63に当接するため、コイルスプリング65による付勢力に抗して切削液導入部63はガイド部材62の底部方向に押し下げられる。これにより、切削液導入部63とノックピン66との間に位置する押出ボール67は、コイルスプリング68の付勢力を受けたノックピン66により切削液導入部63側に押し戻されるため、登っていた大径部63dからテーパ部63cに沿って下り、切削液導入部63方向に移動する。そのため、突出していたノックピン66の係合部66cは、ノックピン室61c内に後退し、それまで係合していたオリエンテーションリング14のキー溝14aとの係合を解除する。したがって、回転部であるシャンク11は、その回転の規制から解かれ、自在に回転可能になる。
【0040】
また、給液装置Bの切削液供給路B’と切削液導入部63の導入孔63aとが連通することにより、給液装置Bから切削液が供給されると、供給された切削液は、導入孔63a、摺動孔63b、給液流路62aを介して給液流路61dに流入し、さらにシャンクスリーブ12の給液穴12eに流入する(図3(B) に示す破線)。これにより、前述したようにオイルダンパ22、給液パイプ21、コレット支持部41、コレット51の各給液流路を介して加工工具Tに切削液を供給可能となる。
【0041】
このように本実施形態に係る回転規制機構は、非回転部60にシャンク11等の回転部の回転軸Kに直交する方向に沿って突出後退可能にノックピン66が設けられ、このノックピン66は、突出時にはオリエンテーションリング14のキー溝14aに係合し、後退時にはこの係合を解除する。また、ガイド部材62、切削液導入部63、テーパ部63c、大径部63d、コイルスプリング65、ノックピン66、押出ボール67、コイルスプリング68等からなる作動機構により、シャンク11の工作機械に対する着脱に伴いこのノックピン66を突出後退させることから、シャンク11等の回転部に対するノックピン66の係合および解除は、回転部の径方向から行われる。これにより、図4に示す従来例によるホルダ装置100に比べて、ノックピン66の係脱は軸方向よりも径方向の方が、回転規制機構の軸方向の幅Lを小さくできるため、非回転部60をコンパクトにすることができる。したがって、給液装置連結部61の加工工具側に形成される空間Mを拡大することができるため、立壁部等に近接した加工領域においても、加工範囲を拡大することができる(図3参照)。
【0042】
次に、シャンク保持部71について、図1および図2を参照して説明する。
図2に示すように、円筒形状に構成されるシャンク保持部71は、前述した給液装置連結部61とともに非回転部60を構成するもので、主に、内在部71aと外在部71bとから構成されている。
【0043】
内在部71aは、ベアリング17、18を介して、シャンクスリーブ12の小径部12bを回動自在に軸受している。また外在部71bは、ベアリング19を介して、シャンクスリーブ12の小径部12bよりも加工工具T側部分を回動自在に軸受している。
【0044】
即ち、シャンク保持部71は、シャンク11の大径部径D11よりも小径D12に設定されているため、シャンク11の内部に位置する内在部71aと、シャンク11の外部で加工工具T側に位置する外在部71bとから構成されている。このようにシャンク保持部71の一部を内在部71aとして、シャンク11の内側に位置させることができるのは、前述したように、回転部を構成する部材のシャンク11とシャンクスリーブ12とを2分割して構成し、シャンクスリーブ12の一部にシャンク11の内径よりも小径の外径に設定される小径部12bを構成したことによる。
【0045】
これにより、シャンクスリーブ12の小径部12bの外周面12b’とシャンク11の内周面11cとの間に、隙間SPを形成することができるため、この形成された隙間SP内に、保持部の少なくとも工作機械側の端部であるシャンク保持部71の内在部71aを挿入するように構成することで、シャンク保持部71をシャンク11側に極力寄せることができる。そのため、非回転部60全体をシャンク11側に寄せることができ、径方向外側に突出した給液装置連結部61が干渉する範囲をシャンク11側に移すことができる。したがって、給液装置連結部61の加工工具T側に形成される空間を拡大することができるため、立壁部等に近接した加工領域においても、加工範囲を拡大することができる。
【0046】
なお、図2に示すように、ベアリング18とベアリング19との間には、回転軸K方向にオイルシール20により挟まれるように、当該オイルシール20とシャンク保持部71の内周面とシャンクスリーブ12の外周面とにより区画形成される環状ギャラリ73が形成されている。この環状ギャラリ73は、回転するシャンクスリーブ12の全周を囲むように形成されることにより、非回転部60から回転部への切削液の受渡しを容易にする役割を果たすもので、これによりシャンクスリーブ12は回転中であっても、その給液穴12eから切削液を取り入れることが可能となる。
【0047】
以上説明したように、本実施形態に係るホルダ装置10によると、回転部は、加工工具T側に位置するシャンクスリーブ12と、工作機械の主軸S側に位置するシャンク11とを備え、シャンクスリーブ12の主軸S側の端部にはシャンク保持部71に挿通される小径部12bが形成されており、シャンク11はシャンク保持部71よりも主軸S側においてシャンクスリーブ12の小径部12bに分離可能に連結されている。これにより、回転部は、シャンクスリーブ12とシャンク11とにそれぞれ分離可能であることから、シャンクスリーブ12とシャンク11を分割することによって、シャンク保持部71がシャンクスリーブ12の小径部12bを保持できるようにし、シャンク保持部71が当該小径部12bを保持することによって、シャンク保持部71の外径D12を小さくすることができる。したがって、立壁部等に近接した加工領域において、シャンク保持部71を小径化した範囲分、加工範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るホルダ装置の縦断面図である。
【図2】本ホルダ装置のシャンクスリーブおよびシャンク保持部を拡大図である。
【図3】本ホルダ装置の給液装置連結部による回転規制機構の拡大図で、図3(A) は工作機械の主軸から本ホルダ装置が離脱した状態を示すもの、図3(B) は工作機械の主軸に本ホルダ装置が装着された状態を示すものである。
【図4】従来のホルダ装置の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10        ホルダ装置   (加工工具ホルダ)
11        シャンク    (回転部、回転部の他端、装着部)
11a       嵌入孔     (嵌入部)
11c       内周面
12        シャンクスリーブ(回転部、本体部)
12a       軸穴      (流路)
12b       小径部
12b’      外周面
14        オリエンテーションリング
14a       キー溝     (凹部)
21        給液パイプ   (回転部)
21a       給液流路    (流路)
21b       連通孔     (流路)
41        コレット支持部 (回転部)
41a       給液流路    (流路)
51        コレット    (回転部、回転部の一端)
51a       給液流路    (流路)
60        非回転部
61        給液装置連結部 (非回転部、連結部)
61d       給液流路
62        ガイド部材   (回転規制機構、作動機構)
62a       給液流路
63        切削液導入部  (回転規制機構、作動機構)
63b       摺動孔     (回転規制機構、作動機構)
63c       テーパ部    (回転規制機構、作動機構)
63d       大径部     (回転規制機構、作動機構)
65        コイルスプリング(回転規制機構、作動機構)
66        ノックピン   (回転規制機構、係合部材)
67        押出ボール   (回転規制機構、作動機構)
68        コイルスプリング(回転規制機構、作動機構)
71        シャンク保持部 (非回転部、保持部)
71a       内在部     (工作機械側の端部)
71b       外在部
B         給液装置    (流体供給装置)
B’        切削液供給路  (液体供給路)
K         回転軸
S         主軸      (工作機械)
SP         隙間
T         加工工具

Claims (3)

  1. 一端に加工工具が取付けられ、他端が工作機械に着脱自在に装着され、内部に流体が流通可能な流路を有し、前記工作機械により回転させられる回転部と、
    前記回転部がその回転軸と同軸に回転可能に挿通される筒状の保持部、および該保持部からその径方向外側に突出し、前記回転部の前記工作機械に対する着脱に伴い流体供給装置に連結分離される連結部を有し、前記回転部が前記工作機械に連結されているとき、前記回転部の流路と前記流体供給装置の流体供給路とを常時連通する非回転部と、
    を備える加工工具ホルダであって、
    前記回転部は、前記加工工具側に位置する本体部と、前記工作機械側に位置する装着部とを備えており、前記本体部の前記工作機械側の端部には前記保持部に挿通される小径部が形成されており、前記装着部は前記保持部よりも前記工作機械側において前記小径部に分離可能に連結されていることを特徴とする加工工具ホルダ。
  2. 前記装着部には前記小径部に嵌合する嵌合部が形成されており、該嵌合部の少なくとも前記加工工具側の端部の内周面と前記小径部の外周面との間には隙間が形成されており、前記保持部の少なくとも前記工作機械側の端部が前記隙間内に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の加工工具ホルダ。
  3. 前記非回転部は、前記回転部が前記工作機械に装着された状態では前記非回転部に対する前記回転部の回転を許容し、前記回転部が前記工作機械から離脱した状態では前記非回転部に対する前記回転部の回転を規制する回転規制機構を備えており、
    前記回転規制機構は、前記非回転部に前記回転部の回転軸に直交する方向に沿って突出後退可能に設けられ、突出時には前記回転部の凹部に係合し、後退時にはこの係合を解除する係合部材と、前記回転部の前記工作機械に対する着脱に伴い前記係合部を突出後退させる作動機構とを備えることを特徴とする請求項1または2記載の加工工具ホルダ。
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