JP2004104647A - 描画処理装置及び印刷処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電子文書を用紙に印刷する場合に、ユーザが所望する様々な置き換え処理に柔軟に対応できるようにする。
【解決手段】本発明の描画処理装置は、電子的に表現された文字列とその描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表を記憶する記憶部24と、印刷が指示された電子文書中に含まれる文字列を抽出し、該抽出した文字列が置き換え表に存在するかどうかを検索する検索部23と、文字列が置き換え表に存在すると判断した場合に、その文字列に対応する描画用情報を置き換え表から抽出し、該抽出した描画用情報にしたがって、文字列を表す文字の描画命令を他の描画命令に置き換える描画命令置換部26と、置き換えられた他の描画命令を描画処理して印刷データを生成する描画処理部27とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の描画処理装置は、電子的に表現された文字列とその描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表を記憶する記憶部24と、印刷が指示された電子文書中に含まれる文字列を抽出し、該抽出した文字列が置き換え表に存在するかどうかを検索する検索部23と、文字列が置き換え表に存在すると判断した場合に、その文字列に対応する描画用情報を置き換え表から抽出し、該抽出した描画用情報にしたがって、文字列を表す文字の描画命令を他の描画命令に置き換える描画命令置換部26と、置き換えられた他の描画命令を描画処理して印刷データを生成する描画処理部27とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、描画処理装置とこれを用いた印刷処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ワードプロセッサや情報処理装置からのデータをプリンタ等で印刷出力する場合に、例えば、文書中への署名・捺印などの目的で、特定の文字列を手書き文字等の所望の画像に置き換えたいという要望がある。これに対して、一般に外字フォントを使えるワードプロセッサや情報処理装置は存在するが、外字フォントでは基本的に1文字ずつの文字を扱っている。したがって、外字フォントを使用した場合でも、例えば、行書体や筆記体などの文字列としての手書きの様子を表現することはできない。
【0003】
また、従来においては、ページレイアウト印刷を行う際に、文書データ中の文字を予め定められた文字で置き換えて出力する技術が提案されている(特許文献1参照)。この先行技術においては、具体的な実施にあたって、文字印刷命令における文字コードを、予め定められた文字モード、例えばJISコード2125の“・”やJISコード2220の“□”等で置き換えることにより、ページレイアウト印刷にかかる処理時間の短縮を実現している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−167475号公報(段落0006、0129、0130、第8図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来(特許文献1)の技術では、文書データ中の文字がどのようなものであっても、それぞれの文字を一律に定められた文字に置き換える方式を採用している。そのため、例えば上述したように特定の文字列を手書き文字等の画像に置き換えたい場合などでは、ユーザが所望する置き換え処理に対応することができなかった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ユーザが所望する様々な置き換え処理に柔軟に対応することができる描画処理装置とこれを用いた印刷処理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る描画処理装置は、電子的に表現された文字列と当該文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表を記憶する記憶手段と、印刷が指示された電子文書中に含まれる文字列を抽出し、この抽出した文字列が置き換え表に存在するかどうかを検索する検索手段と、この検索手段で文字列が置き換え表に存在すると判断した場合に、当該文字列に対応する描画用情報を置き換え表から抽出するとともに、この抽出した描画用情報にしたがって、文字列を表す文字の描画命令を他の描画命令に置き換える描画命令置換手段と、この描画命令置換手段で置き換えられた他の描画命令を描画処理して印刷データを生成する描画処理手段とを備えるものである。また、本発明に係る印刷処理システムは、上記構成の描画処理装置を用いて構成されるものである。
【0008】
上記構成の描画処理装置及び印刷処理システムにおいては、電子的に表現された文字列と当該文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表が予め記憶手段に記憶される。そして、電子文書の印刷が指示された場合は、この電子文書中に含まれる文字列が検索手段によって抽出され、かつ抽出された文字列が置き換え表に存在するかどうかが検索される。この検索の結果、上記文字列が置き換え表に存在した場合は、この文字列に対応する描画用情報が描画命令置換手段によって抽出され、かつ抽出された描画用情報にしたがって、上記文字列を表す文字の描画命令が他の描画命令に置き換えられる。こうして置き換えられた他の描画命令は描画処理手段で描画処理されて印刷データとして生成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0010】
図1は本発明の第1実施形態に係る印刷処理システムの構成を示す概略図である。この印刷処理システムは、大きくは、情報処理装置1と、描画処理装置2と、印刷装置3とから構成されている。
【0011】
情報処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどによって構成されるものである。この情報処理装置1は、例えば、ワードプロセッサ等のように電子文書を作成(編集を含む)する機能(文書作成機能)や、電子文書を保存する機能(文書保存機能)を備える。電子文書の作成機能は、例えば電子文書作成用のアプリケーションソフトウェアを情報処理装置1に組み込む(インストールする)ことによって実現される。また、情報処理装置1は、例えば上記電子文書作成用のアプリケーションソフトウェアを起動して作成した電子文書や、自装置に保存してある電子文書の印刷を指示する機能(指示手段)を備える。
【0012】
描画処理装置2は、情報処理装置1で印刷が指示された電子文書の印刷に係る描画命令を受け取って描画処理を行い、この描画処理によって生成した印刷データを印刷装置3に出力するものである。この描画処理装置2は、情報処理装置1や印刷装置3の一部として構成してもよいし、情報処理装置1や印刷装置3とは独立した構成としてもよい。いずれにしても、情報処理装置1と描画処理装置2の間、及び描画処理装置2と印刷装置3の間では、それぞれバス、ケーブル、ネットワーク等の通信手段を介してデータの受け渡しが行われる。
【0013】
印刷装置3は、例えば、電子写真式、インクジェット式などの各種のプリンタによって構成されるものである。この印刷装置3では、描画処理装置2から出力された印刷データを受け取って、この印刷データに基づく画像を用紙等の印刷媒体に印刷出力する機能(印刷手段)を備える。
【0014】
ここで、描画処理装置2の構成についてさらに詳しく説明する。描画処理装置2は、主として、入力部21、描画命令認識部22、検索部23、記憶部24、登録受付部25、抽出部26、描画命令置換部26、描画処理部27、出力部28、中央処理部29とを備えた構成となっている。
【0015】
入力部21は、情報処理装置1で印刷が指示された電子文書の描画命令を受け取って描画処理装置2内に入力するものである。
【0016】
描画命令認識部22は、入力部21から入力された描画命令の内容を認識することにより、その描画命令の中に特定のオブジェクトの描画命令が含まれているかどうかを判断するものである。ここで、描画命令として指定されるオブジェクトの種類には、「文字」、「イメージ」、「グラフィックス」の3種類がある。
つまり、描画命令の種類には、「文字の描画命令」と「イメージの描画命令」と「グラフィックスの描画命令」の3種類がある。このうち「文字の描画命令」は、1文字以上の文字列を表す描画命令となる。
【0017】
検索部23は、入力部21から入力された描画命令が描画命令認識部22で文字の描画命令であると認識された場合に、この描画命令が表す文字列を抽出するとともに、この抽出した文字列を検索キーとして、この文字列が後述する置き換え表に存在するかどうかを検索するものである。この検察部23で抽出される文字列は、いずれも情報処理装置1で印刷が指示された電子文書中に含まれる文字列となる。
【0018】
記憶部24は、描画処理装置2での処理中に、必要に応じて描画命令や印刷データなどを一時的に記憶するとともに、電子的に表現された文字列とこの文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表を記憶するものである。置き換え表は、電子文書中に含まれる特定の文字列を表す描画命令を、その文字列とは異なる文字の描画命令、又はイメージの描画命令、或いはグラフィックスの描画命令に置き換える際に参照されるものである。この置き換え表には、上記文字列と上記描画用情報との対応関係を示すデータ対の組を、例えばテーブル形式で複数組にわたって登録可能となっている。置き換え表の具体的な登録例については後段で記述する。
【0019】
登録受付部25は、置き換え表の登録を受け付けるものである。この登録受付部25では、受け付けた登録内容にしたがって置き換え表を作成するとともに、作成した置き換え表を記憶部24に記憶(登録)する。また、登録受付部25では、置き換え表の登録内容の変更も受け付ける。登録内容の変更を受け付けた場合は、その変更内容にしたがって記憶部24内の置き換え表を更新する。登録内容の変更処理(更新処理)には、置き換え表を構成するデータ(文字列、描画用情報等)の追加、削除、変更などが含まれる。
【0020】
描画命令置換部26は、検索キーとした文字列が置き換え表に存在すると検索部23で判断した場合に、その文字列に対応する描画用情報を置き換え表から抽出するとともに、この抽出した描画用情報にしたがって、文字列を表す文字の描画命令を他の描画命令に置き換えるものである。
【0021】
描画処理部27は、入力部21から入力された描画命令や、入力後に描画命令置換部26で置き換えられた上記他の描画命令を描画処理して印刷データを生成するものである。この描画処理部27では、描画処理の対象となる描画命令を解釈して、この描画命令に基づくラスタライズ処理を行うことにより、印刷装置3で処理可能なデータ形式(例えばビットマップ形式)の印刷データを生成する。
【0022】
出力部28は、描画処理部27での描画処理によって生成された印刷データを出力するものである。この出力部28では、描画処理装置27で生成された印刷データを、例えばページ単位で印刷装置3に出力する。
【0023】
中央処理部29は、描画処理装置2内の各々の機能部の処理を統括的に制御するものである。この中央処理部29は、後述する処理フローにしたがって各々の機能部にデータを転送したり、必要に応じてデータの読み出しを行ったりする。
【0024】
図2は本発明の第1実施形態で適用される置き換え表の具体的な登録例を示す図である。置き換え表は、文字列と描画用情報との対応関係を示すテーブル形式で作成されている。文字列は、文字コード等のように電子的に表現されたものである。描画用情報は、手書き文字やロゴマーク等のビットマップ形式で表現された描画データ(イメージデータ)である。この置き換え表においては、「Tom」の文字列を手書きの文字に、「飛行機」の文字列を手書きの文字に、「会社名」を表す文字列をその会社のロゴマークにそれぞれ置き換えるように登録(作成)されている。
【0025】
なお、置き換え表における描画データのデータ形式はビットマップ形式に限らず、例えば、グラフィック形式等の他の形式で表現されたものでもよい。また、ビットマップ形式の描画データを別途ファイルに格納して記憶部24に記憶しておき、この描画データを格納するファイル名を描画データの代わりに登録してもよい。
【0026】
このような置き換え表を登録するにあたっては、ユーザから置き換え表の登録要求があったときに、中央処理部29が登録受付部25を呼び出して所定の登録処理を実行させる。登録受付部25による登録処理では、例えば、描画処理装置2に付属のデータ入力機器(例えば、キーボード等)を用いて、置き換え表の作成に必要になるデータ、即ち電子的に表現された文字列のデータと描画用情報となる描画データの入力を、例えばメッセージ表示等によってユーザに促す。これに対して、ユーザは、置き換えの対象となる文字列をキーボード等を用いて入力するとともに、この文字列の描画位置に描画したい描画データをスキャナや手書き入力機器等を用いて入力する。こうした置き換え表作成用のデータは、データ入力機器を備える情報処理装置1から描画処理装置2に入力し、この入力データを登録受付部25で受け付けるものとしてもよい。
【0027】
データの入力によって登録受付部25で作成された置き換え表は記憶部24に記憶(登録)される。このとき、置換え表を例えば電子ファイルで構成することにより、記憶部24に対してユーザごとに異なる置き換え表を記憶し、後述する描画処理装置2の処理でユーザごとに置き換え表を切り替えて使用する構成(使用する置き換え表をユーザごとに切り替える機能を有する構成)とすれば、ユーザごとに異なる置き換え表を使って描画命令の置き換え処理を実施できるため、利便性に優れたものとなる。
【0028】
また、記憶部24に記憶される置き換え表の様式として、電子的に表現された文字列と、この文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係だけでなく、上記文字列を表す文字の書式との対応関係をも加味した様式としてもよい。文字の書式とは、文字に設定する書式であって、より具体的には、フォントの種類やサイズ、斜体、太字、色、下線付き文字、上付文字、下付文字などをいう。このように置き換え表の中で対応関係を示す一つの要素に文字の書式を加えることにより、例えば同じ文字を表す文字列であっても、フォントのサイズが12ポイントで指定された文字列だけ、或いはフォントの種類が明朝体で指定された文字列だけなど、置き換えの対象となる文字列をより細かく規定することができる。
【0029】
続いて、本発明の第1実施形態に係る描画処理方法について図3のフローチャートを用いて説明する。先ず、情報処理装置1で電子文書の印刷が指示されると、この電子文書の印刷に係る描画命令が情報処理装置1から送られるため、この描画命令を入力部21で受け取る(S101)。情報処理装置1からは、描画命令が一つの命令単位で送られる場合や、ページ単位で送られる場合などがある。
【0030】
次に、入力部21で受け取った描画命令を描画命令認識部22で認識する(ステップS102)。描画命令としては、上述のようにオブジェクトの種類によって「文字の描画命令」、「イメージの描画命令」、「グラフィックスの描画命令」の3種類がある。そこで、描画命令認識部22では、入力部21で受け取った描画命令が、いずれの描画命令に該当するかを認識する。
【0031】
続いて、描画命令認識部22で認識した描画命令が「文字の描画命令」であるかどうかを判断する(ステップS103)。そして、「文字の描画命令」である場合(ステップS103でYesの場合)はステップS104に進み、「文字の描画命令」でない場合(ステップS103でNoの場合)はステップS108に移行する。
【0032】
ステップS104において、先に描画命令認識部22が「文字の描画命令」であると認識した描画命令で表される文字列(電子文書中に含まれる文字列)を抽出するとともに、この抽出した文字列の電子的表現(文字コード等)を検索キーとして、この文字列に該当(一致)するものが置き換え表の中に存在するかどうかを検索する。ステップS104の処理は検索部23で行う。
【0033】
次いで、先の検索結果として、検索キーに該当する文字列が置き換え表の中に存在したかどうかを検索部23で判定する(ステップS105)。そして、存在した場合(ステップS105でYesの場合)はステップS106に進み、存在しない場合(ステップS105でNoの場合)はステップS108に移行する。
【0034】
ステップS106においては、置き換え表の登録内容(作成内容)にしたがって、上記文字列に対応する描画用情報、本例では描画データを置き換え表から抽出する。なお、置き換え表の様式として、描画データの代わりに、この描画データを格納するファイル名が登録されていた場合は、そのファイル名で指定されるファイルからデータを読み出して描画データを抽出する。次いで、先に抽出した描画データにしたがって、元の描画命令である「文字の描画命令」を、他の描画命令に置き換える(ステップS107)。このステップS106、S107の処理は描画命令置換部26で行う。
【0035】
具体的には、例えば、図2に示す置き換え表において、検索キーとなった電子的表現の文字列が「飛行機」であった場合は、この文字列に対応して登録された手書きの描画データ(ビットマップデータ等)を置き換え表から抽出する。そして、元々の描画命令である「飛行機」を表す「文字の描画命令」を、手書きの描画データである「イメージの描画命令」に置き換える。このとき、置き換え表から抽出した描画データがグラフィックスデータである場合は「グラフィックスの描画命令」に置き換える。
【0036】
続いて、ステップS108においては、描画処理部27で描画命令を解釈してこの描画命令に適合した描画処理を行うことにより印刷データを生成する。印刷データは、例えば各ドットがシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色で表現されたビットマップデータなどで表される。また、印刷データを生成する過程では、記憶部24に一時的にデータを記憶するなどして描画処理が行われる。
【0037】
ここで、ステップS103で文字の描画命令ではない(つまり、イメージの描画命令又はグラフィックスの描画命令である)と判断されたものや、ステップS105で文字列が置き換え表に存在しないと判断されたものは、元の描画命令のまま描画処理部27に送られて描画処理される。これに対して、ステップS103で文字の描画命令であると判断されかつステップS105で文字列が置き換え表に存在すると判断されたものは、描画命令置換部26で描画命令が置き換えられ、この置き換え後の描画命令が描画処理部27に送られて描画処理される。
【0038】
その後、情報処理装置1から受け取った全て(例えば、1ページ分又は複数ページ分)の描画命令についての処理を終了したかどうかを判定する(ステップS109)。そして、全ての描画命令の処理を終了していない場合は上記ステップS101に戻り、全ての描画命令の処理を終了した場合はその時点で印刷データを出力部28から印刷装置3に出力する(ステップS110)。以上で描画処理装置2による一連の処理が終了となる。
【0039】
図4は本発明の第2実施形態に係る印刷処理システムの構成を示す概略図である。この第2実施形態においては、上記第1実施形態と比較して、描画処理装置2の構成が異なっている。すなわち、描画処理装置2は、上述した入力部21、描画命令認識部22、検索部23、記憶部24、登録受付部25、描画命令置換部26、描画処理部27、出力部28、中央処理部29に加えて、日付取得部30と、時刻取得部31と、ユーザ名取得部32とを備えた構成となっている。
【0040】
日付取得部30は、情報処理装置1や描画処理装置2が備えるカレンダー機能から、例えば、電子文書の作成日又は電子文書の印刷指示日など、日付を表す文字の描画データを取得するものである。時刻取得部31は、情報処理装置1や描画処理装置2が備える時計機能から、例えば、電子文書の作成時刻又は電子文書の印刷指示時刻など、時刻を表す文字の描画データを取得するものである。ユーザ名取得部32は、情報処理装置1や描画処理装置2が備えるユーザ認識機能から、例えば、電子文書の作成者や電子文書の印刷指示者など、ユーザ名を表す文字の描画データを取得するものである。
【0041】
ちなみに、日付、時刻、ユーザ名等の各情報を表す文字の描画データは、各々の情報を管理する機能部(カレンダー機能部、時計機能部、ユーザ認識機能部など)に対して必要な情報の問い合わせを行い、この問い合わせに対する回答を参照することにより、問い合わせ元の情報取得部(日付取得部30、時刻取得部31又はユーザ名取得部32)で生成すればよい。特に、ユーザ名については、ネットワークにつながれたコンピュータにログインして使用する場合、ログインに使われたユーザ名を情報処理装置1が保持することになるため、そのユーザ名をユーザ名取得部32から情報処理装置1に問い合わせ、これに対する情報処理装置1からの回答にしたがってユーザ名を取得すればよい。また、ローカルのコンピュータを使用する場合は、ユーザ名を入力されるインタフェースを表示してユーザ自身にユーザ名の入力を促してその入力情報をユーザ名取得部32で取得すればよい。
【0042】
図5は本発明の第2実施形態で適用される置き換え表の具体的な登録例を示す図である。置き換え表は、文字列と描画用情報との対応関係を示すテーブル形式で作成されている。文字列は、文字コード等のように電子的に表現されたものである。描画用情報は、描画データを取得可能な取得部(30,31,32)へのリンク情報である。リンク情報は、各々の文字列に対応する置き換え用の描画データを取得する取得部(30,31,32)を呼び出すための情報である。この置き換え表においては、「♯date」の文字列を「日付」を表す文字列に、「♯time」の文字列を「時刻」を表す文字列に、「♯user」の文字列を「ユーザ名」を表す文字列にそれぞれ置き換えるように登録(作成)されている。
【0043】
次に、本発明の第2実施形態に係る描画処理方法について図6のフローチャートを用いて説明する。先ず、情報処理装置1から送られる描画命令を入力部21で受け取った後(S201)、この受け取った描画命令を描画命令認識部23で認識する(ステップS202)。
【0044】
続いて、描画命令認識部23で認識した描画命令が「文字の描画命令」であるかどうかを判断し(ステップS203)、「文字の描画命令」である場合(ステップS203でYesの場合)はステップS204に進み、「文字の描画命令」でない場合(ステップS203でNoの場合)はステップS209に移行する。
【0045】
ステップS204においては、先に描画命令認識部22が「文字の描画命令」であると認識した描画命令で表される文字列(電子文書中に含まれる文字列)を抽出するとともに、この抽出した文字列の電子的表現(文字コード等)を検索キーとして、この文字列に該当(一致)するものが置き換え表の中に存在するかどうかを検索する。このステップS204の処理は検索部23で行う。
【0046】
次いで、先の検索結果として、検索キーに該当する文字列が置き換え表の中に存在したかどうかを判定し(ステップS205)、存在した場合(ステップS205でYesの場合)はステップS206に進み、存在しない場合(ステップS205でNoの場合)はステップS209に移行する。ここまでの処理は上記第1実施形態の場合と同様である。
【0047】
次に、ステップS206においては、置き換え表の登録内容(作成内容)にしたがって、上記文字列に対応する描画用情報、本例ではリンク情報を置き換え表から抽出し、このリンク情報で指定された取得部を呼び出す。例えば、図5に示す置き換え表において、検索キーとなった文字列が「♯date」であった場合は、この文字列に対応するリンク情報から日付取得部30を呼び出す。また、検索キーとなった文字列が「♯time」であった場合は、この文字列に対応するリンク情報から時刻取得部31を呼び出し、検索キーとなった文字列が「♯user」であった場合は、この文字列に対応するリンク情報からユーザ名取得部32を呼び出す。
【0048】
次いで、ステップS206で呼び出された取得部により、それぞれの文字列で指定される必要な情報(日付、時刻、ユーザ名)を、例えば自装置内或いは情報処理装置1から取得する(ステップS207)。次に、取得部で取得した情報を描画命令置換部26に送り、そこで元の描画命令である「文字の描画命令」を、他の描画命令に置き換える(ステップS208)。
【0049】
具体的には、例えば、図5に示す置き換え表において、検索キーとなった電子的表現の文字列が「♯date」であった場合は、この文字列に対応して日付取得部30により日付の情報を取得する。そして、元々の描画命令である「♯date」を表す「文字の描画命令」を、「日付」を表す「文字の描画命令」に置き換える。なお、ステップS206で呼び出した取得部で所望の情報が得られなかった場合(例えば、日付の情報を取得できなかった場合)は、元々の文字列(「♯date」)の描画位置が空白となるよう、該当する描画位置でスペースを出力するものとする。
【0050】
以降は、上記第1実施形態の場合と同様に、描画処理部27で描画命令を解釈して印刷データを生成した後(ステップS209)、情報処理装置1から受け取った全ての描画命令についての処理を終了したかどうかを判定し(ステップS210)、全ての描画命令の処理を終了した時点で印刷データを出力部28から印刷装置3に出力する(ステップS211)。
【0051】
この第2実施形態においては、例えば図7(A)に示すような電子文書を、情報処理装置1にインストールされたアプリケーションソフトウェアで作成し、この電子文書に対応する描画命令を描画処理装置2で処理して印刷装置3で印刷することにより、図7(B)に示すような印刷出力結果が得られる。すなわち、電子文書中に含まれる「♯date」の文字列が「2002.2.22」という日付を表す文字列に、また「♯user」の文字列が「山田慶」というユーザ名にそれぞれ置き換えて印刷出力される。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ユーザが作成した電子文書を用紙等の印刷媒体に印刷する場合に、電子的に表現された文字列を置き換え表にしたがって任意の文字、イメージ又はグラフィックスの描画に置き換えることができる。これにより、ユーザが所望する様々な置き換え処理に柔軟に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態で適用される置き換え表の登録例を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る描画処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係る印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態で適用される置き換え表の登録例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る描画処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】電子文書の一例とその印刷出力結果を示す図である。
【符号の説明】
1…情報処理装置、2…描画処理装置、3…印刷装置、21…入力部、22…描画命令認識部、23…検索部、24…記憶部、25…登録受付部、26…描画命令置換部、27…描画処理部、29…中央処理部、30…日付取得部30、31…時刻取得部、32…ユーザ名取得部
【発明の属する技術分野】
本発明は、描画処理装置とこれを用いた印刷処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ワードプロセッサや情報処理装置からのデータをプリンタ等で印刷出力する場合に、例えば、文書中への署名・捺印などの目的で、特定の文字列を手書き文字等の所望の画像に置き換えたいという要望がある。これに対して、一般に外字フォントを使えるワードプロセッサや情報処理装置は存在するが、外字フォントでは基本的に1文字ずつの文字を扱っている。したがって、外字フォントを使用した場合でも、例えば、行書体や筆記体などの文字列としての手書きの様子を表現することはできない。
【0003】
また、従来においては、ページレイアウト印刷を行う際に、文書データ中の文字を予め定められた文字で置き換えて出力する技術が提案されている(特許文献1参照)。この先行技術においては、具体的な実施にあたって、文字印刷命令における文字コードを、予め定められた文字モード、例えばJISコード2125の“・”やJISコード2220の“□”等で置き換えることにより、ページレイアウト印刷にかかる処理時間の短縮を実現している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−167475号公報(段落0006、0129、0130、第8図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来(特許文献1)の技術では、文書データ中の文字がどのようなものであっても、それぞれの文字を一律に定められた文字に置き換える方式を採用している。そのため、例えば上述したように特定の文字列を手書き文字等の画像に置き換えたい場合などでは、ユーザが所望する置き換え処理に対応することができなかった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ユーザが所望する様々な置き換え処理に柔軟に対応することができる描画処理装置とこれを用いた印刷処理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る描画処理装置は、電子的に表現された文字列と当該文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表を記憶する記憶手段と、印刷が指示された電子文書中に含まれる文字列を抽出し、この抽出した文字列が置き換え表に存在するかどうかを検索する検索手段と、この検索手段で文字列が置き換え表に存在すると判断した場合に、当該文字列に対応する描画用情報を置き換え表から抽出するとともに、この抽出した描画用情報にしたがって、文字列を表す文字の描画命令を他の描画命令に置き換える描画命令置換手段と、この描画命令置換手段で置き換えられた他の描画命令を描画処理して印刷データを生成する描画処理手段とを備えるものである。また、本発明に係る印刷処理システムは、上記構成の描画処理装置を用いて構成されるものである。
【0008】
上記構成の描画処理装置及び印刷処理システムにおいては、電子的に表現された文字列と当該文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表が予め記憶手段に記憶される。そして、電子文書の印刷が指示された場合は、この電子文書中に含まれる文字列が検索手段によって抽出され、かつ抽出された文字列が置き換え表に存在するかどうかが検索される。この検索の結果、上記文字列が置き換え表に存在した場合は、この文字列に対応する描画用情報が描画命令置換手段によって抽出され、かつ抽出された描画用情報にしたがって、上記文字列を表す文字の描画命令が他の描画命令に置き換えられる。こうして置き換えられた他の描画命令は描画処理手段で描画処理されて印刷データとして生成される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0010】
図1は本発明の第1実施形態に係る印刷処理システムの構成を示す概略図である。この印刷処理システムは、大きくは、情報処理装置1と、描画処理装置2と、印刷装置3とから構成されている。
【0011】
情報処理装置1は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどによって構成されるものである。この情報処理装置1は、例えば、ワードプロセッサ等のように電子文書を作成(編集を含む)する機能(文書作成機能)や、電子文書を保存する機能(文書保存機能)を備える。電子文書の作成機能は、例えば電子文書作成用のアプリケーションソフトウェアを情報処理装置1に組み込む(インストールする)ことによって実現される。また、情報処理装置1は、例えば上記電子文書作成用のアプリケーションソフトウェアを起動して作成した電子文書や、自装置に保存してある電子文書の印刷を指示する機能(指示手段)を備える。
【0012】
描画処理装置2は、情報処理装置1で印刷が指示された電子文書の印刷に係る描画命令を受け取って描画処理を行い、この描画処理によって生成した印刷データを印刷装置3に出力するものである。この描画処理装置2は、情報処理装置1や印刷装置3の一部として構成してもよいし、情報処理装置1や印刷装置3とは独立した構成としてもよい。いずれにしても、情報処理装置1と描画処理装置2の間、及び描画処理装置2と印刷装置3の間では、それぞれバス、ケーブル、ネットワーク等の通信手段を介してデータの受け渡しが行われる。
【0013】
印刷装置3は、例えば、電子写真式、インクジェット式などの各種のプリンタによって構成されるものである。この印刷装置3では、描画処理装置2から出力された印刷データを受け取って、この印刷データに基づく画像を用紙等の印刷媒体に印刷出力する機能(印刷手段)を備える。
【0014】
ここで、描画処理装置2の構成についてさらに詳しく説明する。描画処理装置2は、主として、入力部21、描画命令認識部22、検索部23、記憶部24、登録受付部25、抽出部26、描画命令置換部26、描画処理部27、出力部28、中央処理部29とを備えた構成となっている。
【0015】
入力部21は、情報処理装置1で印刷が指示された電子文書の描画命令を受け取って描画処理装置2内に入力するものである。
【0016】
描画命令認識部22は、入力部21から入力された描画命令の内容を認識することにより、その描画命令の中に特定のオブジェクトの描画命令が含まれているかどうかを判断するものである。ここで、描画命令として指定されるオブジェクトの種類には、「文字」、「イメージ」、「グラフィックス」の3種類がある。
つまり、描画命令の種類には、「文字の描画命令」と「イメージの描画命令」と「グラフィックスの描画命令」の3種類がある。このうち「文字の描画命令」は、1文字以上の文字列を表す描画命令となる。
【0017】
検索部23は、入力部21から入力された描画命令が描画命令認識部22で文字の描画命令であると認識された場合に、この描画命令が表す文字列を抽出するとともに、この抽出した文字列を検索キーとして、この文字列が後述する置き換え表に存在するかどうかを検索するものである。この検察部23で抽出される文字列は、いずれも情報処理装置1で印刷が指示された電子文書中に含まれる文字列となる。
【0018】
記憶部24は、描画処理装置2での処理中に、必要に応じて描画命令や印刷データなどを一時的に記憶するとともに、電子的に表現された文字列とこの文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表を記憶するものである。置き換え表は、電子文書中に含まれる特定の文字列を表す描画命令を、その文字列とは異なる文字の描画命令、又はイメージの描画命令、或いはグラフィックスの描画命令に置き換える際に参照されるものである。この置き換え表には、上記文字列と上記描画用情報との対応関係を示すデータ対の組を、例えばテーブル形式で複数組にわたって登録可能となっている。置き換え表の具体的な登録例については後段で記述する。
【0019】
登録受付部25は、置き換え表の登録を受け付けるものである。この登録受付部25では、受け付けた登録内容にしたがって置き換え表を作成するとともに、作成した置き換え表を記憶部24に記憶(登録)する。また、登録受付部25では、置き換え表の登録内容の変更も受け付ける。登録内容の変更を受け付けた場合は、その変更内容にしたがって記憶部24内の置き換え表を更新する。登録内容の変更処理(更新処理)には、置き換え表を構成するデータ(文字列、描画用情報等)の追加、削除、変更などが含まれる。
【0020】
描画命令置換部26は、検索キーとした文字列が置き換え表に存在すると検索部23で判断した場合に、その文字列に対応する描画用情報を置き換え表から抽出するとともに、この抽出した描画用情報にしたがって、文字列を表す文字の描画命令を他の描画命令に置き換えるものである。
【0021】
描画処理部27は、入力部21から入力された描画命令や、入力後に描画命令置換部26で置き換えられた上記他の描画命令を描画処理して印刷データを生成するものである。この描画処理部27では、描画処理の対象となる描画命令を解釈して、この描画命令に基づくラスタライズ処理を行うことにより、印刷装置3で処理可能なデータ形式(例えばビットマップ形式)の印刷データを生成する。
【0022】
出力部28は、描画処理部27での描画処理によって生成された印刷データを出力するものである。この出力部28では、描画処理装置27で生成された印刷データを、例えばページ単位で印刷装置3に出力する。
【0023】
中央処理部29は、描画処理装置2内の各々の機能部の処理を統括的に制御するものである。この中央処理部29は、後述する処理フローにしたがって各々の機能部にデータを転送したり、必要に応じてデータの読み出しを行ったりする。
【0024】
図2は本発明の第1実施形態で適用される置き換え表の具体的な登録例を示す図である。置き換え表は、文字列と描画用情報との対応関係を示すテーブル形式で作成されている。文字列は、文字コード等のように電子的に表現されたものである。描画用情報は、手書き文字やロゴマーク等のビットマップ形式で表現された描画データ(イメージデータ)である。この置き換え表においては、「Tom」の文字列を手書きの文字に、「飛行機」の文字列を手書きの文字に、「会社名」を表す文字列をその会社のロゴマークにそれぞれ置き換えるように登録(作成)されている。
【0025】
なお、置き換え表における描画データのデータ形式はビットマップ形式に限らず、例えば、グラフィック形式等の他の形式で表現されたものでもよい。また、ビットマップ形式の描画データを別途ファイルに格納して記憶部24に記憶しておき、この描画データを格納するファイル名を描画データの代わりに登録してもよい。
【0026】
このような置き換え表を登録するにあたっては、ユーザから置き換え表の登録要求があったときに、中央処理部29が登録受付部25を呼び出して所定の登録処理を実行させる。登録受付部25による登録処理では、例えば、描画処理装置2に付属のデータ入力機器(例えば、キーボード等)を用いて、置き換え表の作成に必要になるデータ、即ち電子的に表現された文字列のデータと描画用情報となる描画データの入力を、例えばメッセージ表示等によってユーザに促す。これに対して、ユーザは、置き換えの対象となる文字列をキーボード等を用いて入力するとともに、この文字列の描画位置に描画したい描画データをスキャナや手書き入力機器等を用いて入力する。こうした置き換え表作成用のデータは、データ入力機器を備える情報処理装置1から描画処理装置2に入力し、この入力データを登録受付部25で受け付けるものとしてもよい。
【0027】
データの入力によって登録受付部25で作成された置き換え表は記憶部24に記憶(登録)される。このとき、置換え表を例えば電子ファイルで構成することにより、記憶部24に対してユーザごとに異なる置き換え表を記憶し、後述する描画処理装置2の処理でユーザごとに置き換え表を切り替えて使用する構成(使用する置き換え表をユーザごとに切り替える機能を有する構成)とすれば、ユーザごとに異なる置き換え表を使って描画命令の置き換え処理を実施できるため、利便性に優れたものとなる。
【0028】
また、記憶部24に記憶される置き換え表の様式として、電子的に表現された文字列と、この文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係だけでなく、上記文字列を表す文字の書式との対応関係をも加味した様式としてもよい。文字の書式とは、文字に設定する書式であって、より具体的には、フォントの種類やサイズ、斜体、太字、色、下線付き文字、上付文字、下付文字などをいう。このように置き換え表の中で対応関係を示す一つの要素に文字の書式を加えることにより、例えば同じ文字を表す文字列であっても、フォントのサイズが12ポイントで指定された文字列だけ、或いはフォントの種類が明朝体で指定された文字列だけなど、置き換えの対象となる文字列をより細かく規定することができる。
【0029】
続いて、本発明の第1実施形態に係る描画処理方法について図3のフローチャートを用いて説明する。先ず、情報処理装置1で電子文書の印刷が指示されると、この電子文書の印刷に係る描画命令が情報処理装置1から送られるため、この描画命令を入力部21で受け取る(S101)。情報処理装置1からは、描画命令が一つの命令単位で送られる場合や、ページ単位で送られる場合などがある。
【0030】
次に、入力部21で受け取った描画命令を描画命令認識部22で認識する(ステップS102)。描画命令としては、上述のようにオブジェクトの種類によって「文字の描画命令」、「イメージの描画命令」、「グラフィックスの描画命令」の3種類がある。そこで、描画命令認識部22では、入力部21で受け取った描画命令が、いずれの描画命令に該当するかを認識する。
【0031】
続いて、描画命令認識部22で認識した描画命令が「文字の描画命令」であるかどうかを判断する(ステップS103)。そして、「文字の描画命令」である場合(ステップS103でYesの場合)はステップS104に進み、「文字の描画命令」でない場合(ステップS103でNoの場合)はステップS108に移行する。
【0032】
ステップS104において、先に描画命令認識部22が「文字の描画命令」であると認識した描画命令で表される文字列(電子文書中に含まれる文字列)を抽出するとともに、この抽出した文字列の電子的表現(文字コード等)を検索キーとして、この文字列に該当(一致)するものが置き換え表の中に存在するかどうかを検索する。ステップS104の処理は検索部23で行う。
【0033】
次いで、先の検索結果として、検索キーに該当する文字列が置き換え表の中に存在したかどうかを検索部23で判定する(ステップS105)。そして、存在した場合(ステップS105でYesの場合)はステップS106に進み、存在しない場合(ステップS105でNoの場合)はステップS108に移行する。
【0034】
ステップS106においては、置き換え表の登録内容(作成内容)にしたがって、上記文字列に対応する描画用情報、本例では描画データを置き換え表から抽出する。なお、置き換え表の様式として、描画データの代わりに、この描画データを格納するファイル名が登録されていた場合は、そのファイル名で指定されるファイルからデータを読み出して描画データを抽出する。次いで、先に抽出した描画データにしたがって、元の描画命令である「文字の描画命令」を、他の描画命令に置き換える(ステップS107)。このステップS106、S107の処理は描画命令置換部26で行う。
【0035】
具体的には、例えば、図2に示す置き換え表において、検索キーとなった電子的表現の文字列が「飛行機」であった場合は、この文字列に対応して登録された手書きの描画データ(ビットマップデータ等)を置き換え表から抽出する。そして、元々の描画命令である「飛行機」を表す「文字の描画命令」を、手書きの描画データである「イメージの描画命令」に置き換える。このとき、置き換え表から抽出した描画データがグラフィックスデータである場合は「グラフィックスの描画命令」に置き換える。
【0036】
続いて、ステップS108においては、描画処理部27で描画命令を解釈してこの描画命令に適合した描画処理を行うことにより印刷データを生成する。印刷データは、例えば各ドットがシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色で表現されたビットマップデータなどで表される。また、印刷データを生成する過程では、記憶部24に一時的にデータを記憶するなどして描画処理が行われる。
【0037】
ここで、ステップS103で文字の描画命令ではない(つまり、イメージの描画命令又はグラフィックスの描画命令である)と判断されたものや、ステップS105で文字列が置き換え表に存在しないと判断されたものは、元の描画命令のまま描画処理部27に送られて描画処理される。これに対して、ステップS103で文字の描画命令であると判断されかつステップS105で文字列が置き換え表に存在すると判断されたものは、描画命令置換部26で描画命令が置き換えられ、この置き換え後の描画命令が描画処理部27に送られて描画処理される。
【0038】
その後、情報処理装置1から受け取った全て(例えば、1ページ分又は複数ページ分)の描画命令についての処理を終了したかどうかを判定する(ステップS109)。そして、全ての描画命令の処理を終了していない場合は上記ステップS101に戻り、全ての描画命令の処理を終了した場合はその時点で印刷データを出力部28から印刷装置3に出力する(ステップS110)。以上で描画処理装置2による一連の処理が終了となる。
【0039】
図4は本発明の第2実施形態に係る印刷処理システムの構成を示す概略図である。この第2実施形態においては、上記第1実施形態と比較して、描画処理装置2の構成が異なっている。すなわち、描画処理装置2は、上述した入力部21、描画命令認識部22、検索部23、記憶部24、登録受付部25、描画命令置換部26、描画処理部27、出力部28、中央処理部29に加えて、日付取得部30と、時刻取得部31と、ユーザ名取得部32とを備えた構成となっている。
【0040】
日付取得部30は、情報処理装置1や描画処理装置2が備えるカレンダー機能から、例えば、電子文書の作成日又は電子文書の印刷指示日など、日付を表す文字の描画データを取得するものである。時刻取得部31は、情報処理装置1や描画処理装置2が備える時計機能から、例えば、電子文書の作成時刻又は電子文書の印刷指示時刻など、時刻を表す文字の描画データを取得するものである。ユーザ名取得部32は、情報処理装置1や描画処理装置2が備えるユーザ認識機能から、例えば、電子文書の作成者や電子文書の印刷指示者など、ユーザ名を表す文字の描画データを取得するものである。
【0041】
ちなみに、日付、時刻、ユーザ名等の各情報を表す文字の描画データは、各々の情報を管理する機能部(カレンダー機能部、時計機能部、ユーザ認識機能部など)に対して必要な情報の問い合わせを行い、この問い合わせに対する回答を参照することにより、問い合わせ元の情報取得部(日付取得部30、時刻取得部31又はユーザ名取得部32)で生成すればよい。特に、ユーザ名については、ネットワークにつながれたコンピュータにログインして使用する場合、ログインに使われたユーザ名を情報処理装置1が保持することになるため、そのユーザ名をユーザ名取得部32から情報処理装置1に問い合わせ、これに対する情報処理装置1からの回答にしたがってユーザ名を取得すればよい。また、ローカルのコンピュータを使用する場合は、ユーザ名を入力されるインタフェースを表示してユーザ自身にユーザ名の入力を促してその入力情報をユーザ名取得部32で取得すればよい。
【0042】
図5は本発明の第2実施形態で適用される置き換え表の具体的な登録例を示す図である。置き換え表は、文字列と描画用情報との対応関係を示すテーブル形式で作成されている。文字列は、文字コード等のように電子的に表現されたものである。描画用情報は、描画データを取得可能な取得部(30,31,32)へのリンク情報である。リンク情報は、各々の文字列に対応する置き換え用の描画データを取得する取得部(30,31,32)を呼び出すための情報である。この置き換え表においては、「♯date」の文字列を「日付」を表す文字列に、「♯time」の文字列を「時刻」を表す文字列に、「♯user」の文字列を「ユーザ名」を表す文字列にそれぞれ置き換えるように登録(作成)されている。
【0043】
次に、本発明の第2実施形態に係る描画処理方法について図6のフローチャートを用いて説明する。先ず、情報処理装置1から送られる描画命令を入力部21で受け取った後(S201)、この受け取った描画命令を描画命令認識部23で認識する(ステップS202)。
【0044】
続いて、描画命令認識部23で認識した描画命令が「文字の描画命令」であるかどうかを判断し(ステップS203)、「文字の描画命令」である場合(ステップS203でYesの場合)はステップS204に進み、「文字の描画命令」でない場合(ステップS203でNoの場合)はステップS209に移行する。
【0045】
ステップS204においては、先に描画命令認識部22が「文字の描画命令」であると認識した描画命令で表される文字列(電子文書中に含まれる文字列)を抽出するとともに、この抽出した文字列の電子的表現(文字コード等)を検索キーとして、この文字列に該当(一致)するものが置き換え表の中に存在するかどうかを検索する。このステップS204の処理は検索部23で行う。
【0046】
次いで、先の検索結果として、検索キーに該当する文字列が置き換え表の中に存在したかどうかを判定し(ステップS205)、存在した場合(ステップS205でYesの場合)はステップS206に進み、存在しない場合(ステップS205でNoの場合)はステップS209に移行する。ここまでの処理は上記第1実施形態の場合と同様である。
【0047】
次に、ステップS206においては、置き換え表の登録内容(作成内容)にしたがって、上記文字列に対応する描画用情報、本例ではリンク情報を置き換え表から抽出し、このリンク情報で指定された取得部を呼び出す。例えば、図5に示す置き換え表において、検索キーとなった文字列が「♯date」であった場合は、この文字列に対応するリンク情報から日付取得部30を呼び出す。また、検索キーとなった文字列が「♯time」であった場合は、この文字列に対応するリンク情報から時刻取得部31を呼び出し、検索キーとなった文字列が「♯user」であった場合は、この文字列に対応するリンク情報からユーザ名取得部32を呼び出す。
【0048】
次いで、ステップS206で呼び出された取得部により、それぞれの文字列で指定される必要な情報(日付、時刻、ユーザ名)を、例えば自装置内或いは情報処理装置1から取得する(ステップS207)。次に、取得部で取得した情報を描画命令置換部26に送り、そこで元の描画命令である「文字の描画命令」を、他の描画命令に置き換える(ステップS208)。
【0049】
具体的には、例えば、図5に示す置き換え表において、検索キーとなった電子的表現の文字列が「♯date」であった場合は、この文字列に対応して日付取得部30により日付の情報を取得する。そして、元々の描画命令である「♯date」を表す「文字の描画命令」を、「日付」を表す「文字の描画命令」に置き換える。なお、ステップS206で呼び出した取得部で所望の情報が得られなかった場合(例えば、日付の情報を取得できなかった場合)は、元々の文字列(「♯date」)の描画位置が空白となるよう、該当する描画位置でスペースを出力するものとする。
【0050】
以降は、上記第1実施形態の場合と同様に、描画処理部27で描画命令を解釈して印刷データを生成した後(ステップS209)、情報処理装置1から受け取った全ての描画命令についての処理を終了したかどうかを判定し(ステップS210)、全ての描画命令の処理を終了した時点で印刷データを出力部28から印刷装置3に出力する(ステップS211)。
【0051】
この第2実施形態においては、例えば図7(A)に示すような電子文書を、情報処理装置1にインストールされたアプリケーションソフトウェアで作成し、この電子文書に対応する描画命令を描画処理装置2で処理して印刷装置3で印刷することにより、図7(B)に示すような印刷出力結果が得られる。すなわち、電子文書中に含まれる「♯date」の文字列が「2002.2.22」という日付を表す文字列に、また「♯user」の文字列が「山田慶」というユーザ名にそれぞれ置き換えて印刷出力される。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ユーザが作成した電子文書を用紙等の印刷媒体に印刷する場合に、電子的に表現された文字列を置き換え表にしたがって任意の文字、イメージ又はグラフィックスの描画に置き換えることができる。これにより、ユーザが所望する様々な置き換え処理に柔軟に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態で適用される置き換え表の登録例を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る描画処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態に係る印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態で適用される置き換え表の登録例を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る描画処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】電子文書の一例とその印刷出力結果を示す図である。
【符号の説明】
1…情報処理装置、2…描画処理装置、3…印刷装置、21…入力部、22…描画命令認識部、23…検索部、24…記憶部、25…登録受付部、26…描画命令置換部、27…描画処理部、29…中央処理部、30…日付取得部30、31…時刻取得部、32…ユーザ名取得部
Claims (11)
- 電子的に表現された文字列と当該文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表を記憶する記憶手段と、
印刷が指示された電子文書中に含まれる文字列を抽出し、この抽出した文字列が前記置き換え表に存在するかどうかを検索する検索手段と、
前記検索手段で前記文字列が前記置き換え表に存在すると判断した場合に、当該文字列に対応する前記描画用情報を前記置き換え表から抽出するとともに、この抽出した前記描画用情報にしたがって、前記文字列を表す文字の描画命令を他の描画命令に置き換える描画命令置換手段と、
前記描画命令置換手段で置き換えられた前記他の描画命令を描画処理して印刷データを生成する描画処理手段と
を備えることを特徴とする描画処理装置。 - 前記置き換え表の登録を受け付ける登録受付手段を備える
ことを特徴とする請求項1記載の描画処理装置。 - 前記記憶手段は、ユーザごとに異なる置き換え表を記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の描画処理装置。 - 前記記憶手段は、前記電子的に表現された文字列と、当該文字列を表す文字の書式と、当該文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表を記憶する
ことを特徴とする請求項1記載の描画処理装置。 - 前記描画用情報は、描画データ、又は前記描画データを格納するファイル名、或いは前記描画データを取得可能な取得手段へのリンク情報である
ことを特徴とする請求項1記載の描画処理装置。 - 前記描画命令置換手段は、前記文字列を表す描画命令を、当該文字列とは異なる文字の描画命令、又はイメージの描画命令、或いはグラフィックスの描画命令に置き換える
ことを特徴とする請求項1記載の描画処理装置。 - 前記描画命令置換手段で置き換えられた後の文字の描画命令は、日付、時刻、ユーザ名のいずれかを表す描画命令を含む
ことを特徴とする請求項6記載の描画処理装置。 - 前記日付は、前記電子文書の作成日又は前記電子文書の印刷指示日である
ことを特徴とする請求項7記載の描画処理装置。 - 前記時刻は、前記電子文書の作成時刻又は前記電子文書の印刷指示時刻である
ことを特徴とする請求項7記載の描画処理装置。 - 前記ユーザ名は、前記電子文書の作成者又は前記電子文書の印刷指示者である
ことを特徴とする請求項7記載の描画処理装置。 - 情報処理装置、描画処理装置及び印刷装置からなる印刷処理システムであって、
前記情報処理装置は、電子文書の印刷を指示する指示手段を有し、
前記描画処理装置は、電子的に表現された文字列と当該文字列の描画位置に描画するための描画用情報との対応関係を示す置き換え表を記憶する記憶手段と、前記情報処理装置から印刷が指示された電子文書中に含まれる文字列を抽出し、この抽出した文字列が前記置き換え表に存在するかどうかを検索する検索手段と、この検索手段で文字列が置き換え表に存在すると判断した場合に、当該文字列に対応する描画用情報を置き換え表から抽出するとともに、この抽出した描画用情報にしたがって、文字列を表す文字の描画命令を他の描画命令に置き換える描画命令置換手段と、この描画命令置換手段で置き換えられた前記他の描画命令を描画処理して印刷データを生成する描画処理手段とを有し、
前記印刷装置は、前記描画処理装置から出力された印刷データを印刷媒体に印刷出力する印刷手段を有する
ことを特徴とする印刷処理システム。
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