JP2004104543A - 光ネットワークシステム及びその伝送制御方法並びにそれに用いるノード装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】WDM方式の光ファイバリング網上の波長において、必要な区間のみにデータを流し、より効率的に波長帯域を利用することが可能な光ネットワークシステムを提供する。
【解決手段】1つの波長λ1において、データ転送用の複数のパスA〜Dを設定することにより、当該波長λ1を共有して使用するようにする。この場合、パスはリング網中で通信を行うノード区間内でのみ設定され、通信を行わない区間では設定されない。例えば、パスAはノード1と2との間、パスBはノード1と3との間、パスCはノード2と4との間、というように設定される。よって、他の区間にも他のパスが設定可能であり、波長λ1の帯域が有効に利用できる。
【選択図】 図2
【解決手段】1つの波長λ1において、データ転送用の複数のパスA〜Dを設定することにより、当該波長λ1を共有して使用するようにする。この場合、パスはリング網中で通信を行うノード区間内でのみ設定され、通信を行わない区間では設定されない。例えば、パスAはノード1と2との間、パスBはノード1と3との間、パスCはノード2と4との間、というように設定される。よって、他の区間にも他のパスが設定可能であり、波長λ1の帯域が有効に利用できる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ネットワークシステム及びその伝送制御方法並びにそれに用いるノード装置に関し、特に波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)された光信号を伝送する光ファイバリング網とこの光ファイバリング網に接続されて光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含む光ネットワークシステムにおける伝送制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1本の光ファイバに、複数の波長を多重して光ファイバを共有するWDM方式を用いて光ファイバリング網を構成する場合、当該リング上には、光ADM(Optical Add Drop Multiplexer:以下OADM)と呼ばれる装置が接続される。このOADM(ノード装置とも称される)はローカルネットワークからのデータを波長としてリングに挿入し、また、リング中の波長群から自分宛てのデータをドロップしてローカルネットワークへ転送するものである。
【0003】
波長は2台のOADM間に設定される。一方、IP(Internet Protocol )プロトコルを使用するインターネットのトラヒックは、一般的にバーストトラヒックであることが多いと言われている。このようなトラヒックを波長の上に流した場合、トラヒック量が一定でないために無駄が多くなる。
【0004】
このようなバーストトラヒックを効率的に波長に流すために、ひとつの波長を複数のノード装置で共有する方式の例がある(例えば、特許文献1参照)。この例によれば、宛先ノードをグループ分けして、各グループ毎に固有の波長を割当て、送信帯域を共有する構成とするというものである。
【0005】
例えば、図11に示すように、複数のノード503〜505が光ファイバリング網を構成する光ファイバ500に接続されており、この光ファイバ500では、波長λ1〜λnの複数の波長多重がなされているものとする。データ送信元のノード503が、例えば、波長λ1の中に複数の宛て先行きのデータを、挿入部502により挿入して送信する。光ファイバリング網上の各ノードは、光ファイバ500上の波長群の中から、それぞれ予め決められた波長をドロップする。
【0006】
ここで、ノードに入力された波長群は、ドロップされた波長も含めて光ファイバリング網上の次のノードに送られる。ノードは、ドロップした波長(光信号)を電気変換する。波長中には他ノード行きのデータも波長共有により含まれているため、電気変換後に電気アドレスフィルタにより自ノード宛てのデータのみを選択して受信する。
【0007】
このような動作が、光ファイバリング網上の各ノードで実施されて、最終的に、送信波長を送信したノード503へ光信号が光ファイバリング500を1周して戻ってくるが、該当する送信波長を送信したノードは、この波長を終端部501により終端する。よって、同一のデータがリングを2周することはない。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−168842号公報(4頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献1に開示の方式では、単一の波長は複数の宛て先ノードで共有されるが、送信ノードから送信された波長データ自身は、光ファイバリング網上で変化することなく1周して、送信元ノードに収容されて終端される。よって、送信ノードから送信された波長上の特定データの宛て先が、リング上で送信ノードに隣接するノードであり(例えば、図11のノード503から送信される、ノード504のみが必要なデータ)後段のノードには不要なデータであっても、該当データはリング上を1周してしまうという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、光ファイバリング網上の波長において、必要な区間のみにデータを流し、より効率的に波長帯域を利用することが可能な光ネットワークシステム及びその伝送制御方法並びにそれに用いるノード装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による光ネットワークシステムは、波長多重された光信号を伝送する光ファイバリング網と、この光ファイバリング網に接続されて前記光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含む光ネットワークシステムであって、前記光ファイバリング網内の1の波長を信号伝送用の複数パスに共用して割当てるようにしたことを特徴とする。
【0012】
そして、前記波長を信号伝送用に使用できる波長区間が予め所定のノード装置間に設定されており、前記パスはこの波長区間内の任意のノード装置間において設定されていることを特徴とする。また、前記パスを通るデータに対して、このパスを特定するためのパスラベル情報が付与されており、前記波長区間内のノード装置は、このパスラベル情報に従って前記光信号の終端及び中継制御をなす制御手段を有することを特徴とする。
【0013】
また、前記波長区間内のノード装置は、前記光ファイバリング網からの前記波長の光信号を分波してこの分波出力を電気信号に変換する分波手段と、前記光ファイバリング網へ送信すべき電気信号を前記波長信号に変換して合波する合波手段とを、更に有しており、前記制御手段は、前記分波手段からの電気信号の前記パスラベル情報に従って前記信号の終端及び中継制御を行い、中継制御の場合には、前記電気信号を前記合波手段へ供給するようにしたことを特徴とする。そして、前記制御手段は、前記パスラベル情報と宛先との対応を示す対応表を有し、前記パスラベル情報によりこの対応表を検索して検索結果に応じて前記終端及び中継制御をなすようにしたことを特徴とする。
【0014】
また、前記波長を第一の波長としたとき、前記ノード装置は、前記波長とは異なる第二の波長に対応する第二の波長区間内にも存在しており、この第二の波長に対応する第二の分波手段及び第二の合波手段を、更に有しており、前記対応表は、前記パスラベル情報と波長との対応をも示すよう構成されており、前記制御手段は、前記中継制御の場合には、前記パスラベル情報により前記対応表を検索して得られる波長が前記第二の波長のときに、この第二の波長に対応する前記第二の合波手段へ、前記電気信号を供給するようにしたことを特徴とする。
【0015】
また、前記ノード装置は、配下からの電気信号に対して、その宛先に応じて前記パスラベル情報を付与するラベル付与手段を、更に有することを特徴とする。また、前記ノード装置は、前記ラベル付与手段により付与されたラベル情報に従って前記第一及び第二の波長に対応する合波手段へ選択的に前記配下からの電気信号を供給する手段を、更に有することを特徴とする。
【0016】
本発明による伝送制御方法は、波長多重された光信号を伝送する光ファイバリング網と、この光ファイバリング網に接続されて前記光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含む光ネットワークシステムにおける伝送制御方法であって、前記光ファイバリング網内の1の波長を信号伝送用の複数パスに共用して割当て制御するパス制御ステップを含むことを特徴とする。
【0017】
そして、前記波長を信号伝送用に使用できる波長区間が予め所定のノード装置間に設定されており、前記パスはこの波長区間内の任意のノード装置間において設定されていることを特徴とし、また前記パスを通るデータに対して、このパスを特定するためのパスラベル情報が付与されており、前記パス制御ステップは、前記波長区間内のノード装置において、このパスラベル情報に従って前記光信号の終端及び中継制御をなす終端中継制御ステップを有することを特徴とする。
【0018】
また、前記パス制御ステップは、前記波長区間内のノード装置において、前記光ファイバリング網からの前記波長の光信号を分波器により分波してこの分波出力を電気信号に変換する分波ステップと、前記光ファイバリング網へ送信すべき電気信号を合波器により前記波長信号に変換して合波する合波ステップとを有しており、前記終端中継制御ステップは、前記分波ステップからの電気信号の前記パスラベル情報に従って前記信号の終端及び中継制御を行い、中継制御の場合には、前記電気信号を前記合波ステップへ供給するようにしたことを特徴とする。また、前記終端中継制御ステップは、前記パスラベル情報と宛先との対応を示す対応表を前記パスラベル情報により検索して、検索結果に応じて前記終端及び中継制御をなすようにしたことを特徴とする。
【0019】
そして、前記波長を第一の波長としたとき、前記ノード装置が前記波長とは異なる第二の波長に対応する第二の波長区間内にも存在しており、前記パス制御ステップは、前記ノード装置において、前記第二の波長に対応する第二の分波ステップ及び第二の合波ステップを、更に有しており、前記対応表は、前記パスラベル情報と波長との対応をも示すよう構成されており、前記終端中継制御ステップは、前記中継制御の場合には、前記パスラベル情報により前記対応表を検索して得られる波長が前記第二の波長のときに、この第二の波長に対応する前記第二の合波ステップへ、前記電気信号を供給するようにしたことを特徴とする。
【0020】
また、前記パス制御ステップは、前記ノード装置において、その配下からの電気信号に対して、その宛先に応じて前記パスラベル情報を付与するラベル付与ステップを、更に有することを特徴とする。また、前記パス制御ステップは、前記ノード装置において、前記ラベル付与ステップにより付与されたラベル情報に従って前記第一及び第二の波長に対応する合波ステップへ選択的に前記配下からの電気信号を供給するステップを、更に有することを特徴とする。
【0021】
本発明によるノード装置は、波長多重された光信号を伝送する光ファイバリング網と、この光ファイバリング網に接続されて前記光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含み、前記光ファイバリング網内の1の波長が信号伝送用の複数パスに共用して割当てられ、かつ前記波長を信号伝送用に使用できる波長区間が予め所定のノード装置間に設定されており、前記パスはこの波長区間内の任意のノード装置間において設定されてなる光ネットワークシステムにおいて、前記波長区間内に存在するノード装置であって、前記パスを通るデータに対して予め付与されてこのパスを特定するためのパスラベル情報に従って、前記光信号の終端及び中継制御をなす制御手段を有することを特徴とする。
【0022】
そして、前記光ファイバリング網からの前記波長の光信号を分波してこの分波出力を電気信号に変換する分波手段と、前記光ファイバリング網へ送信すべき電気信号を前記波長信号に変換して合波する合波手段とを、更に有しており、前記制御手段は、前記分波手段からの電気信号の前記パスラベル情報に従って前記信号の終端及び中継制御を行い、中継制御の場合には、前記電気信号を前記合波手段へ供給するようにしたことを特徴とする。また、前記制御手段は、前記パスラベル情報と宛先との対応を示す対応表を有し、前記パスラベル情報によりこの対応表を検索して検索結果に応じて前記終端及び中継制御をなすようにしたことを特徴とする。
【0023】
そして、前記波長を第一の波長としたとき、前記波長とは異なる第二の波長に対応する第二の波長区間内にも存在しており、この第二の波長に対応する第二の分波手段及び第二の合波手段を、更に含み、前記対応表は、前記パスラベル情報と波長との対応をも示すよう構成されており、前記制御手段は、前記中継制御の場合には、前記パスラベル情報により前記対応表を検索して得られる波長が前記第二の波長のときに、この第二の波長に対応する前記第二の合波手段へ、前記電気信号を供給するようにしたことを特徴とする。また、配下からの電気信号に対して、その宛先に応じて前記パスラベル情報を付与するラベル付与手段を、更に含むことを特徴とする。また、前記ラベル付与手段により付与されたラベル情報に従って前記第一及び第二の波長に対応する合波手段へ選択的に前記配下からの電気信号を供給する手段を、更に含むことを特徴とする。
【0024】
本発明の作用を述べる。WDM方式の光リングファイバ網上の波長において、必要な区間のみにデータを流し、より効率的に波長帯域を利用するものである。すなわち、1つの波長において、複数の信号伝送用パスを設定してこの波長を共有して使用する。この場合、パスはリング網中において通信を行うノード区間内でのみ設定され、通信を行わない区間では、設定されない。従ってリング網全体に亘って1つの波長が複数の区間のパスとして用いられ、極めて効率的に波長帯域が利用できることになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を用いて本発明の実施例について、詳述する。図1は本発明の実施例が適用される光ネットワークシステムの概略システム構成図である。図1を参照すると、複数のノード装置(以下単にノードと称す)1〜5が、光ファイバ61〜6Nをリング状に収容して光ファイバリング網を構成している。なお、1本の光ファイバは片方向の通信を実現するものである。そして、これ等ノード1〜5を集中管理制御するNMS(ネットワーク管理装置)100が設けられている。
【0026】
図2は本発明の実施例における光ファイバ、波長、パス及びノードの関係を説明するための図である。図2を参照すると、光ファイバ61中には、例えば波長λ1,λ2の少くとも2つの波長光が収容されており、波長λ1の光は光ファイバ61中のノード1からノード4までの区間、波長λ2の光はノード2からノード4までの区間を、それぞれ流れるものとする。
【0027】
更に、波長λ1には、パスA〜Dが割当てられており、パスAはノード1とノード2との区間のデータ通信に、パスBはノード1とノード3との区間のデータ通信に、パスCはノード2とノード4との区間のデータ通信に、パスDはノード3とノード4との区間のデータ通信に、それぞれ使用されるものとする。
【0028】
図2において、各ノードは複数の光ファイバを収容するが、ここでは1本の光ファイバ61のみを示しているが、他の光ファイバについても、同様な構成をとることができることは明らかである。また、光ファイバ61中を流れる光の波長も、3つ以上であっても良く、また波長中のパスの数も限定されるものではない。
【0029】
図3は本発明の実施例におけるパスを流れるデータフォーマット例を示す図であり、当該データは可変長または固定長のパケットであり、パケット先頭には、パスを識別するためのパスラベルがヘッダ41として付加されており、各ノードはこのパスラベルによりパスを識別することが可能である。なお、図3の42はペイロード部である。ここで、このパスラベル自体は、インターネットで用いられるIPヘッダなどの汎用的なものでも、光リング網内部のみで定義されるローカルなものであっても良い。
【0030】
図4は本発明の実施例に用いられるノードの機能ブロック図である。本例においては、図2に示したノード2の機能ブロックを示しており、このノード2は光ファイバ61に流れる波長λ1及びλ2の2つの光信号について、アドドロップ及び中継を行うことができるようになっているものとする。ここで、再び図2を参照すると、ノード2は、光ファイバ61上を流れる光信号の波長λ1及びλ2を信号伝送用に使用できる波長区間内に存在しており、波長λ1に対しては、パスA〜Dが予め割当てられている。
【0031】
従って、このノード2は、光ファイバ61からの光信号が入力されて波長λ1及びλ2を分波する分波器11を有している。分波された波長λ1及びλ2の光信号は、λ1波長処理部10−1及びλ2波長処理部10−2へそれぞれ入力される。これ等波長処理部は同一構成であるので、図では簡単化のために、λ1波長処理部10−1についてのみ、その構成を示している。
【0032】
分波器11により分波された波長λ1の光信号は電気変換部13において電気信号に変換され、波長λ2に対応する電気信号と共に、パスラベル検索部16へ入力される。
【0033】
パスラベル検索部16は入力された電気信号であるパケットデータ(図3参照)のパスラベルの情報から、自ノード宛てのパケットか他のノード宛てのパケットかを識別し、自ノード宛てのパケットの場合は、ローカルネットワーク処理部17へ当該パケットを送出し、他ノード宛てのパケットの場合には、データ送信部18へ送出する。
【0034】
図5はこのパスラベル検索部16の機能ブロック図である。図5を参照すると、パスラベル検索部16は、入力パケットバッファ部161と、パケットバッファ部161に格納されているパケットのヘッダ41(図3参照)を抽出して、パスラベルを用いて検索テーブル163を検索するラベル検索部162と、図6に示す様に、パスラベルの値と、宛先と、波長との対応関係を示す検索テーブル(対応表)163と、この検索結果に応じてパケットバッファ部161に格納されているパケットを、ローカルネットワーク処理部17かデータ送信部18へ出力するパケット転送部164とを有している。なお、検索テーブル163は、システム初期時やシステム変更時に、図1に示したNMS100から設定されるものとする。
【0035】
ローカルネットワーク処理部17は、このノード2の配下のローカルネットワークを管理制御するものであり、パスラベル検索部16から送出された自ノード宛てパケットをローカルネットワークへ導出し、またローカルネットワークから他ノード宛てパケットをデータ送信部18へ送出する。
【0036】
データ送信部18はローカルネットワーク処理部17からのパケットと、パスラベル検索部16からのパケットとを入力として、その宛て先きに応じてλ1波長処理部10−1かλ2波長処理部10−2かのいずれかへ送信する。このデータ送信部18の機能ブロックを図7に示している。データ送信部18は、パスラベル検索部16より受信したパケットのパスラベルを用いて検索テーブル182を検索するラベル検索部181と、図6と同じ内容を有する検索テーブル(対応表)182と、ローカルネットワーク処理部17より受信したパケットの宛先情報(ローカルネットワーク側にて送信元から指定されている宛先ノード)を基に、検索テーブル182を用いてパスラベルを検索する宛先検索部183と、検索テーブル182と、宛先検索部183による検索結果であるパスラベルを有するヘッダを、受信パケットに付加するヘッダ付加部184と、ラベル検索部181及びヘッダ付加部184からのパケットを、λ1波長処理部10−1かλ2波長処理部10−2へ送出するパケット送出部185とを有している。
【0037】
λ1波長処理部10−1へ入力されたパケットは光変換部14にて光信号に変換され、波長変換部15で波長λ1の光信号となり、合波器12で分波器11の出力71と共に合波され、光ファイバ61へ波長多重化される。λ2波長処理部10−2についても同じである。
【0038】
図8を参照すると、パスラベル検索部16の動作を示すフローチャートであり、λ1やλ2の波長処理部10−1、10−2からのパケットからヘッダ41(図3参照)が抽出されて(ステップS1)、ラベル検索部162にてパスラベルの検索が行われる(ステップS2)。このとき、検索テーブル163がパスラベルの値に基づき検索され、パスラベル値が“a”ならば、自ノード宛てパケットと判断され(ステップS3)、パケット転送部164にてローカルネットワーク処理部17へ送出される。同時に、ヘッダ部41が削除されて、自ノード宛てパケットの終端がなされることになる(ステップS4)。ステップS3において、他ノード宛てパケットであると判断されると(パスラベル値が“b”や“c”の場合)、パケット中継処理となるために、データ送信部18へこの中継パケットが供給される(ステップS5)。
【0039】
図9はデータ送信部18の動作を示すフローチャートである。図9を参照すると、パケットがパスラベル検索部16より入力された場合(ステップS21)、すなわちパケット中継処理の場合、波長λ1上のパスか波長λ2上のパスのいずれに、中継パケットを送出するか判断する必要がある。そこで、ラベル検索部181において、検索テーブル182をパケットのヘッダ41のパスラベル値により検索し、“b”であれば、波長λ1上のパスであり、“c”であれば、波長λ2上のパスであることが判断される(ステップS22)。従って、この判断結果に従って、パケット送出部185からλ1またはλ2波長処理部へ選択的に中継パケットが出力されることになる(ステップS23)。
【0040】
一方、ローカルネットワーク処理部17より他ノード宛てのパケットが到来すると(ステップS24)、これまた、送出すべきパスが波長λ1上のパスかλ2上のパスかを判断することが必要となるので、宛先検索部183にて検索テーブル182を、宛先ノード(ローカルネットワークより宛先ノード情報が付加されている)により検索が行われ(ステップS25)、宛先がノード3であれば、波長λ1上のパス(図2のB)に対応するパスラベル値“b”が検索され、パケットに、このパスラベル値“b”が挿入されたヘッダ41がヘッダ付加部184にて付加され(ステップS26)、λ1波長処理部10−1へ送出される(ステップS23)。一方、宛先がノード4であれば、波長λ2上のパス(図2では特に図示せず)に対応するパスラベル値“c”が検索され、ヘッダが付加されてλ2波長処理部10−2へ送出されることになる。
【0041】
なお、上記実施例においては、図3に示したパスラベルを挿入するヘッダ41の削除、付加は、パスラベル検索部16、データ転送部18にてそれぞれ行うようにしているが、ローカルネットワーク処理部17にて行っても良い。すなわち、ローカルネットワーク処理部17は、パスラベル検索部16から受信したパケットの先頭のヘッダ41を削除して、配下のローカルネットワーク側へ送信する。また、ローカルネットワーク側からパケットを受信して、ローカルネットワークで使用される宛先識別子を基に、予め設けられているテーブルを検索して、光リング網内で使用するパスラベル値を取得し、このパスラベル値をパケットの先頭にヘッダ41として付与し、データ送信部18へ出力する。
【0042】
図10は本発明の効果を説明するための図であり、本発明を適用することにより、光ファイバ61中の波長λ1はノード1とノード2との間の区間、ノード3とノード4との間の区間で使用することができ、また波長λ2はノード2とノード3との間の区間で使用することができることになり、更には、波長λ1の区間が、同一の光ファイバリング中の別のノード間でも設定することができ、同一波長の有効利用が図れるのである。
【0043】
上述したノードの動作は、予めプログラムとしてROM等の記録媒体に記録しておき、これをコンピュータにより読取って実行するようにすることができることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明による効果は、光ファイバ上に多重化された波長を効率的に利用できることである。その理由は、光ファイバリング網上の一つの波長を信号伝送用の複数のパスに共有して割当てるようにしたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光ネットワークシステムの概略図である。
【図2】本発明の実施例における光ファイバ上での波長とパスとの関係を示す図である。
【図3】図2のパスを流れるデータフォーマットである。
【図4】本発明の実施例におけるノードのブロック図である。
【図5】図4のパスラベル検索部16の一例を示すブロック図である。
【図6】図5の検索テーブル163の例を示す図である。
【図7】図4のデータ送信部18の一例を示すブロック図である。
【図8】図4のパスラベル検索部16の動作を示すフロー図である。
【図9】図4のデータ送信部18の動作を示すフロー図である。
【図10】本発明の効果である波長の有効利用の例を示す図である。
【図11】従来例の光ネットワークシステムの問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1〜5 ノード
10−1,10−2 波長処理部
11 分波器
12 合波器
13 電気変換部
14 光変換部
15 波長変換部
16 パスラベル検索部
17 ローカルネットワーク処理部
18 データ送信部
41 ヘッダ
61〜6N 光ファイバ
100 NMS
161 パケットバッファ部
162,181 ラベル検索部
163,182 検索テーブル
164 パケット転送部
183 宛先検索部
184 ヘッダ付加部
185 パケット送出部
【発明の属する技術分野】
本発明は光ネットワークシステム及びその伝送制御方法並びにそれに用いるノード装置に関し、特に波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)された光信号を伝送する光ファイバリング網とこの光ファイバリング網に接続されて光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含む光ネットワークシステムにおける伝送制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1本の光ファイバに、複数の波長を多重して光ファイバを共有するWDM方式を用いて光ファイバリング網を構成する場合、当該リング上には、光ADM(Optical Add Drop Multiplexer:以下OADM)と呼ばれる装置が接続される。このOADM(ノード装置とも称される)はローカルネットワークからのデータを波長としてリングに挿入し、また、リング中の波長群から自分宛てのデータをドロップしてローカルネットワークへ転送するものである。
【0003】
波長は2台のOADM間に設定される。一方、IP(Internet Protocol )プロトコルを使用するインターネットのトラヒックは、一般的にバーストトラヒックであることが多いと言われている。このようなトラヒックを波長の上に流した場合、トラヒック量が一定でないために無駄が多くなる。
【0004】
このようなバーストトラヒックを効率的に波長に流すために、ひとつの波長を複数のノード装置で共有する方式の例がある(例えば、特許文献1参照)。この例によれば、宛先ノードをグループ分けして、各グループ毎に固有の波長を割当て、送信帯域を共有する構成とするというものである。
【0005】
例えば、図11に示すように、複数のノード503〜505が光ファイバリング網を構成する光ファイバ500に接続されており、この光ファイバ500では、波長λ1〜λnの複数の波長多重がなされているものとする。データ送信元のノード503が、例えば、波長λ1の中に複数の宛て先行きのデータを、挿入部502により挿入して送信する。光ファイバリング網上の各ノードは、光ファイバ500上の波長群の中から、それぞれ予め決められた波長をドロップする。
【0006】
ここで、ノードに入力された波長群は、ドロップされた波長も含めて光ファイバリング網上の次のノードに送られる。ノードは、ドロップした波長(光信号)を電気変換する。波長中には他ノード行きのデータも波長共有により含まれているため、電気変換後に電気アドレスフィルタにより自ノード宛てのデータのみを選択して受信する。
【0007】
このような動作が、光ファイバリング網上の各ノードで実施されて、最終的に、送信波長を送信したノード503へ光信号が光ファイバリング500を1周して戻ってくるが、該当する送信波長を送信したノードは、この波長を終端部501により終端する。よって、同一のデータがリングを2周することはない。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−168842号公報(4頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この特許文献1に開示の方式では、単一の波長は複数の宛て先ノードで共有されるが、送信ノードから送信された波長データ自身は、光ファイバリング網上で変化することなく1周して、送信元ノードに収容されて終端される。よって、送信ノードから送信された波長上の特定データの宛て先が、リング上で送信ノードに隣接するノードであり(例えば、図11のノード503から送信される、ノード504のみが必要なデータ)後段のノードには不要なデータであっても、該当データはリング上を1周してしまうという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、光ファイバリング網上の波長において、必要な区間のみにデータを流し、より効率的に波長帯域を利用することが可能な光ネットワークシステム及びその伝送制御方法並びにそれに用いるノード装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による光ネットワークシステムは、波長多重された光信号を伝送する光ファイバリング網と、この光ファイバリング網に接続されて前記光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含む光ネットワークシステムであって、前記光ファイバリング網内の1の波長を信号伝送用の複数パスに共用して割当てるようにしたことを特徴とする。
【0012】
そして、前記波長を信号伝送用に使用できる波長区間が予め所定のノード装置間に設定されており、前記パスはこの波長区間内の任意のノード装置間において設定されていることを特徴とする。また、前記パスを通るデータに対して、このパスを特定するためのパスラベル情報が付与されており、前記波長区間内のノード装置は、このパスラベル情報に従って前記光信号の終端及び中継制御をなす制御手段を有することを特徴とする。
【0013】
また、前記波長区間内のノード装置は、前記光ファイバリング網からの前記波長の光信号を分波してこの分波出力を電気信号に変換する分波手段と、前記光ファイバリング網へ送信すべき電気信号を前記波長信号に変換して合波する合波手段とを、更に有しており、前記制御手段は、前記分波手段からの電気信号の前記パスラベル情報に従って前記信号の終端及び中継制御を行い、中継制御の場合には、前記電気信号を前記合波手段へ供給するようにしたことを特徴とする。そして、前記制御手段は、前記パスラベル情報と宛先との対応を示す対応表を有し、前記パスラベル情報によりこの対応表を検索して検索結果に応じて前記終端及び中継制御をなすようにしたことを特徴とする。
【0014】
また、前記波長を第一の波長としたとき、前記ノード装置は、前記波長とは異なる第二の波長に対応する第二の波長区間内にも存在しており、この第二の波長に対応する第二の分波手段及び第二の合波手段を、更に有しており、前記対応表は、前記パスラベル情報と波長との対応をも示すよう構成されており、前記制御手段は、前記中継制御の場合には、前記パスラベル情報により前記対応表を検索して得られる波長が前記第二の波長のときに、この第二の波長に対応する前記第二の合波手段へ、前記電気信号を供給するようにしたことを特徴とする。
【0015】
また、前記ノード装置は、配下からの電気信号に対して、その宛先に応じて前記パスラベル情報を付与するラベル付与手段を、更に有することを特徴とする。また、前記ノード装置は、前記ラベル付与手段により付与されたラベル情報に従って前記第一及び第二の波長に対応する合波手段へ選択的に前記配下からの電気信号を供給する手段を、更に有することを特徴とする。
【0016】
本発明による伝送制御方法は、波長多重された光信号を伝送する光ファイバリング網と、この光ファイバリング網に接続されて前記光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含む光ネットワークシステムにおける伝送制御方法であって、前記光ファイバリング網内の1の波長を信号伝送用の複数パスに共用して割当て制御するパス制御ステップを含むことを特徴とする。
【0017】
そして、前記波長を信号伝送用に使用できる波長区間が予め所定のノード装置間に設定されており、前記パスはこの波長区間内の任意のノード装置間において設定されていることを特徴とし、また前記パスを通るデータに対して、このパスを特定するためのパスラベル情報が付与されており、前記パス制御ステップは、前記波長区間内のノード装置において、このパスラベル情報に従って前記光信号の終端及び中継制御をなす終端中継制御ステップを有することを特徴とする。
【0018】
また、前記パス制御ステップは、前記波長区間内のノード装置において、前記光ファイバリング網からの前記波長の光信号を分波器により分波してこの分波出力を電気信号に変換する分波ステップと、前記光ファイバリング網へ送信すべき電気信号を合波器により前記波長信号に変換して合波する合波ステップとを有しており、前記終端中継制御ステップは、前記分波ステップからの電気信号の前記パスラベル情報に従って前記信号の終端及び中継制御を行い、中継制御の場合には、前記電気信号を前記合波ステップへ供給するようにしたことを特徴とする。また、前記終端中継制御ステップは、前記パスラベル情報と宛先との対応を示す対応表を前記パスラベル情報により検索して、検索結果に応じて前記終端及び中継制御をなすようにしたことを特徴とする。
【0019】
そして、前記波長を第一の波長としたとき、前記ノード装置が前記波長とは異なる第二の波長に対応する第二の波長区間内にも存在しており、前記パス制御ステップは、前記ノード装置において、前記第二の波長に対応する第二の分波ステップ及び第二の合波ステップを、更に有しており、前記対応表は、前記パスラベル情報と波長との対応をも示すよう構成されており、前記終端中継制御ステップは、前記中継制御の場合には、前記パスラベル情報により前記対応表を検索して得られる波長が前記第二の波長のときに、この第二の波長に対応する前記第二の合波ステップへ、前記電気信号を供給するようにしたことを特徴とする。
【0020】
また、前記パス制御ステップは、前記ノード装置において、その配下からの電気信号に対して、その宛先に応じて前記パスラベル情報を付与するラベル付与ステップを、更に有することを特徴とする。また、前記パス制御ステップは、前記ノード装置において、前記ラベル付与ステップにより付与されたラベル情報に従って前記第一及び第二の波長に対応する合波ステップへ選択的に前記配下からの電気信号を供給するステップを、更に有することを特徴とする。
【0021】
本発明によるノード装置は、波長多重された光信号を伝送する光ファイバリング網と、この光ファイバリング網に接続されて前記光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含み、前記光ファイバリング網内の1の波長が信号伝送用の複数パスに共用して割当てられ、かつ前記波長を信号伝送用に使用できる波長区間が予め所定のノード装置間に設定されており、前記パスはこの波長区間内の任意のノード装置間において設定されてなる光ネットワークシステムにおいて、前記波長区間内に存在するノード装置であって、前記パスを通るデータに対して予め付与されてこのパスを特定するためのパスラベル情報に従って、前記光信号の終端及び中継制御をなす制御手段を有することを特徴とする。
【0022】
そして、前記光ファイバリング網からの前記波長の光信号を分波してこの分波出力を電気信号に変換する分波手段と、前記光ファイバリング網へ送信すべき電気信号を前記波長信号に変換して合波する合波手段とを、更に有しており、前記制御手段は、前記分波手段からの電気信号の前記パスラベル情報に従って前記信号の終端及び中継制御を行い、中継制御の場合には、前記電気信号を前記合波手段へ供給するようにしたことを特徴とする。また、前記制御手段は、前記パスラベル情報と宛先との対応を示す対応表を有し、前記パスラベル情報によりこの対応表を検索して検索結果に応じて前記終端及び中継制御をなすようにしたことを特徴とする。
【0023】
そして、前記波長を第一の波長としたとき、前記波長とは異なる第二の波長に対応する第二の波長区間内にも存在しており、この第二の波長に対応する第二の分波手段及び第二の合波手段を、更に含み、前記対応表は、前記パスラベル情報と波長との対応をも示すよう構成されており、前記制御手段は、前記中継制御の場合には、前記パスラベル情報により前記対応表を検索して得られる波長が前記第二の波長のときに、この第二の波長に対応する前記第二の合波手段へ、前記電気信号を供給するようにしたことを特徴とする。また、配下からの電気信号に対して、その宛先に応じて前記パスラベル情報を付与するラベル付与手段を、更に含むことを特徴とする。また、前記ラベル付与手段により付与されたラベル情報に従って前記第一及び第二の波長に対応する合波手段へ選択的に前記配下からの電気信号を供給する手段を、更に含むことを特徴とする。
【0024】
本発明の作用を述べる。WDM方式の光リングファイバ網上の波長において、必要な区間のみにデータを流し、より効率的に波長帯域を利用するものである。すなわち、1つの波長において、複数の信号伝送用パスを設定してこの波長を共有して使用する。この場合、パスはリング網中において通信を行うノード区間内でのみ設定され、通信を行わない区間では、設定されない。従ってリング網全体に亘って1つの波長が複数の区間のパスとして用いられ、極めて効率的に波長帯域が利用できることになる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を用いて本発明の実施例について、詳述する。図1は本発明の実施例が適用される光ネットワークシステムの概略システム構成図である。図1を参照すると、複数のノード装置(以下単にノードと称す)1〜5が、光ファイバ61〜6Nをリング状に収容して光ファイバリング網を構成している。なお、1本の光ファイバは片方向の通信を実現するものである。そして、これ等ノード1〜5を集中管理制御するNMS(ネットワーク管理装置)100が設けられている。
【0026】
図2は本発明の実施例における光ファイバ、波長、パス及びノードの関係を説明するための図である。図2を参照すると、光ファイバ61中には、例えば波長λ1,λ2の少くとも2つの波長光が収容されており、波長λ1の光は光ファイバ61中のノード1からノード4までの区間、波長λ2の光はノード2からノード4までの区間を、それぞれ流れるものとする。
【0027】
更に、波長λ1には、パスA〜Dが割当てられており、パスAはノード1とノード2との区間のデータ通信に、パスBはノード1とノード3との区間のデータ通信に、パスCはノード2とノード4との区間のデータ通信に、パスDはノード3とノード4との区間のデータ通信に、それぞれ使用されるものとする。
【0028】
図2において、各ノードは複数の光ファイバを収容するが、ここでは1本の光ファイバ61のみを示しているが、他の光ファイバについても、同様な構成をとることができることは明らかである。また、光ファイバ61中を流れる光の波長も、3つ以上であっても良く、また波長中のパスの数も限定されるものではない。
【0029】
図3は本発明の実施例におけるパスを流れるデータフォーマット例を示す図であり、当該データは可変長または固定長のパケットであり、パケット先頭には、パスを識別するためのパスラベルがヘッダ41として付加されており、各ノードはこのパスラベルによりパスを識別することが可能である。なお、図3の42はペイロード部である。ここで、このパスラベル自体は、インターネットで用いられるIPヘッダなどの汎用的なものでも、光リング網内部のみで定義されるローカルなものであっても良い。
【0030】
図4は本発明の実施例に用いられるノードの機能ブロック図である。本例においては、図2に示したノード2の機能ブロックを示しており、このノード2は光ファイバ61に流れる波長λ1及びλ2の2つの光信号について、アドドロップ及び中継を行うことができるようになっているものとする。ここで、再び図2を参照すると、ノード2は、光ファイバ61上を流れる光信号の波長λ1及びλ2を信号伝送用に使用できる波長区間内に存在しており、波長λ1に対しては、パスA〜Dが予め割当てられている。
【0031】
従って、このノード2は、光ファイバ61からの光信号が入力されて波長λ1及びλ2を分波する分波器11を有している。分波された波長λ1及びλ2の光信号は、λ1波長処理部10−1及びλ2波長処理部10−2へそれぞれ入力される。これ等波長処理部は同一構成であるので、図では簡単化のために、λ1波長処理部10−1についてのみ、その構成を示している。
【0032】
分波器11により分波された波長λ1の光信号は電気変換部13において電気信号に変換され、波長λ2に対応する電気信号と共に、パスラベル検索部16へ入力される。
【0033】
パスラベル検索部16は入力された電気信号であるパケットデータ(図3参照)のパスラベルの情報から、自ノード宛てのパケットか他のノード宛てのパケットかを識別し、自ノード宛てのパケットの場合は、ローカルネットワーク処理部17へ当該パケットを送出し、他ノード宛てのパケットの場合には、データ送信部18へ送出する。
【0034】
図5はこのパスラベル検索部16の機能ブロック図である。図5を参照すると、パスラベル検索部16は、入力パケットバッファ部161と、パケットバッファ部161に格納されているパケットのヘッダ41(図3参照)を抽出して、パスラベルを用いて検索テーブル163を検索するラベル検索部162と、図6に示す様に、パスラベルの値と、宛先と、波長との対応関係を示す検索テーブル(対応表)163と、この検索結果に応じてパケットバッファ部161に格納されているパケットを、ローカルネットワーク処理部17かデータ送信部18へ出力するパケット転送部164とを有している。なお、検索テーブル163は、システム初期時やシステム変更時に、図1に示したNMS100から設定されるものとする。
【0035】
ローカルネットワーク処理部17は、このノード2の配下のローカルネットワークを管理制御するものであり、パスラベル検索部16から送出された自ノード宛てパケットをローカルネットワークへ導出し、またローカルネットワークから他ノード宛てパケットをデータ送信部18へ送出する。
【0036】
データ送信部18はローカルネットワーク処理部17からのパケットと、パスラベル検索部16からのパケットとを入力として、その宛て先きに応じてλ1波長処理部10−1かλ2波長処理部10−2かのいずれかへ送信する。このデータ送信部18の機能ブロックを図7に示している。データ送信部18は、パスラベル検索部16より受信したパケットのパスラベルを用いて検索テーブル182を検索するラベル検索部181と、図6と同じ内容を有する検索テーブル(対応表)182と、ローカルネットワーク処理部17より受信したパケットの宛先情報(ローカルネットワーク側にて送信元から指定されている宛先ノード)を基に、検索テーブル182を用いてパスラベルを検索する宛先検索部183と、検索テーブル182と、宛先検索部183による検索結果であるパスラベルを有するヘッダを、受信パケットに付加するヘッダ付加部184と、ラベル検索部181及びヘッダ付加部184からのパケットを、λ1波長処理部10−1かλ2波長処理部10−2へ送出するパケット送出部185とを有している。
【0037】
λ1波長処理部10−1へ入力されたパケットは光変換部14にて光信号に変換され、波長変換部15で波長λ1の光信号となり、合波器12で分波器11の出力71と共に合波され、光ファイバ61へ波長多重化される。λ2波長処理部10−2についても同じである。
【0038】
図8を参照すると、パスラベル検索部16の動作を示すフローチャートであり、λ1やλ2の波長処理部10−1、10−2からのパケットからヘッダ41(図3参照)が抽出されて(ステップS1)、ラベル検索部162にてパスラベルの検索が行われる(ステップS2)。このとき、検索テーブル163がパスラベルの値に基づき検索され、パスラベル値が“a”ならば、自ノード宛てパケットと判断され(ステップS3)、パケット転送部164にてローカルネットワーク処理部17へ送出される。同時に、ヘッダ部41が削除されて、自ノード宛てパケットの終端がなされることになる(ステップS4)。ステップS3において、他ノード宛てパケットであると判断されると(パスラベル値が“b”や“c”の場合)、パケット中継処理となるために、データ送信部18へこの中継パケットが供給される(ステップS5)。
【0039】
図9はデータ送信部18の動作を示すフローチャートである。図9を参照すると、パケットがパスラベル検索部16より入力された場合(ステップS21)、すなわちパケット中継処理の場合、波長λ1上のパスか波長λ2上のパスのいずれに、中継パケットを送出するか判断する必要がある。そこで、ラベル検索部181において、検索テーブル182をパケットのヘッダ41のパスラベル値により検索し、“b”であれば、波長λ1上のパスであり、“c”であれば、波長λ2上のパスであることが判断される(ステップS22)。従って、この判断結果に従って、パケット送出部185からλ1またはλ2波長処理部へ選択的に中継パケットが出力されることになる(ステップS23)。
【0040】
一方、ローカルネットワーク処理部17より他ノード宛てのパケットが到来すると(ステップS24)、これまた、送出すべきパスが波長λ1上のパスかλ2上のパスかを判断することが必要となるので、宛先検索部183にて検索テーブル182を、宛先ノード(ローカルネットワークより宛先ノード情報が付加されている)により検索が行われ(ステップS25)、宛先がノード3であれば、波長λ1上のパス(図2のB)に対応するパスラベル値“b”が検索され、パケットに、このパスラベル値“b”が挿入されたヘッダ41がヘッダ付加部184にて付加され(ステップS26)、λ1波長処理部10−1へ送出される(ステップS23)。一方、宛先がノード4であれば、波長λ2上のパス(図2では特に図示せず)に対応するパスラベル値“c”が検索され、ヘッダが付加されてλ2波長処理部10−2へ送出されることになる。
【0041】
なお、上記実施例においては、図3に示したパスラベルを挿入するヘッダ41の削除、付加は、パスラベル検索部16、データ転送部18にてそれぞれ行うようにしているが、ローカルネットワーク処理部17にて行っても良い。すなわち、ローカルネットワーク処理部17は、パスラベル検索部16から受信したパケットの先頭のヘッダ41を削除して、配下のローカルネットワーク側へ送信する。また、ローカルネットワーク側からパケットを受信して、ローカルネットワークで使用される宛先識別子を基に、予め設けられているテーブルを検索して、光リング網内で使用するパスラベル値を取得し、このパスラベル値をパケットの先頭にヘッダ41として付与し、データ送信部18へ出力する。
【0042】
図10は本発明の効果を説明するための図であり、本発明を適用することにより、光ファイバ61中の波長λ1はノード1とノード2との間の区間、ノード3とノード4との間の区間で使用することができ、また波長λ2はノード2とノード3との間の区間で使用することができることになり、更には、波長λ1の区間が、同一の光ファイバリング中の別のノード間でも設定することができ、同一波長の有効利用が図れるのである。
【0043】
上述したノードの動作は、予めプログラムとしてROM等の記録媒体に記録しておき、これをコンピュータにより読取って実行するようにすることができることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上述べた如く、本発明による効果は、光ファイバ上に多重化された波長を効率的に利用できることである。その理由は、光ファイバリング網上の一つの波長を信号伝送用の複数のパスに共有して割当てるようにしたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光ネットワークシステムの概略図である。
【図2】本発明の実施例における光ファイバ上での波長とパスとの関係を示す図である。
【図3】図2のパスを流れるデータフォーマットである。
【図4】本発明の実施例におけるノードのブロック図である。
【図5】図4のパスラベル検索部16の一例を示すブロック図である。
【図6】図5の検索テーブル163の例を示す図である。
【図7】図4のデータ送信部18の一例を示すブロック図である。
【図8】図4のパスラベル検索部16の動作を示すフロー図である。
【図9】図4のデータ送信部18の動作を示すフロー図である。
【図10】本発明の効果である波長の有効利用の例を示す図である。
【図11】従来例の光ネットワークシステムの問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1〜5 ノード
10−1,10−2 波長処理部
11 分波器
12 合波器
13 電気変換部
14 光変換部
15 波長変換部
16 パスラベル検索部
17 ローカルネットワーク処理部
18 データ送信部
41 ヘッダ
61〜6N 光ファイバ
100 NMS
161 パケットバッファ部
162,181 ラベル検索部
163,182 検索テーブル
164 パケット転送部
183 宛先検索部
184 ヘッダ付加部
185 パケット送出部
Claims (22)
- 波長多重された光信号を伝送する光ファイバリング網と、この光ファイバリング網に接続されて前記光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含む光ネットワークシステムであって、
前記光ファイバリング網内の1の波長を信号伝送用の複数パスに共用して割当てるようにしたことを特徴とする光ネットワークシステム。 - 前記波長を信号伝送用に使用できる波長区間が予め所定のノード装置間に設定されており、前記パスはこの波長区間内の任意のノード装置間において設定されていることを特徴とする請求項1記載の光ネットワークシステム。
- 前記パスを通るデータに対して、このパスを特定するためのパスラベル情報が付与されており、前記波長区間内のノード装置は、このパスラベル情報に従って前記光信号の終端及び中継制御をなす制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の光ネットワークシステム。
- 前記波長区間内のノード装置は、前記光ファイバリング網からの前記波長の光信号を分波してこの分波出力を電気信号に変換する分波手段と、前記光ファイバリング網へ送信すべき電気信号を前記波長信号に変換して合波する合波手段とを、更に有しており、
前記制御手段は、前記分波手段からの電気信号の前記パスラベル情報に従って前記信号の終端及び中継制御を行い、中継制御の場合には、前記電気信号を前記合波手段へ供給するようにしたことを特徴とする請求項3記載の光ネットワークシステム。 - 前記制御手段は、前記パスラベル情報と宛先との対応を示す対応表を有し、前記パスラベル情報によりこの対応表を検索して検索結果に応じて前記終端及び中継制御をなすようにしたことを特徴とする請求項4記載の光ネットワークシステム。
- 前記波長を第一の波長としたとき、前記ノード装置は、前記波長とは異なる第二の波長に対応する第二の波長区間内にも存在しており、この第二の波長に対応する第二の分波手段及び第二の合波手段を、更に有しており、
前記対応表は、前記パスラベル情報と波長との対応をも示すよう構成されており、
前記制御手段は、前記中継制御の場合には、前記パスラベル情報により前記対応表を検索して得られる波長が前記第二の波長のときに、この第二の波長に対応する前記第二の合波手段へ、前記電気信号を供給するようにしたことを特徴とする請求項5記載の光ネットワークシステム。 - 前記ノード装置は、配下からの電気信号に対して、その宛先に応じて前記パスラベル情報を付与するラベル付与手段を、更に有することを特徴とする請求項6記載の光ネットワークシステム。
- 前記ノード装置は、前記ラベル付与手段により付与されたラベル情報に従って前記第一及び第二の波長に対応する合波手段へ選択的に前記配下からの電気信号を供給する手段を、更に有することを特徴とする請求項7記載の光ネットワークシステム。
- 波長多重された光信号を伝送する光ファイバリング網と、この光ファイバリング網に接続されて前記光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含む光ネットワークシステムにおける伝送制御方法であって、
前記光ファイバリング網内の1の波長を信号伝送用の複数パスに共用して割当て制御するパス制御ステップを含むことを特徴とする伝送制御方法。 - 前記波長を信号伝送用に使用できる波長区間が予め所定のノード装置間に設定されており、前記パスはこの波長区間内の任意のノード装置間において設定されていることを特徴とする請求項9記載の伝送制御方法。
- 前記パスを通るデータに対して、このパスを特定するためのパスラベル情報が付与されており、
前記パス制御ステップは、
前記波長区間内のノード装置において、このパスラベル情報に従って前記光信号の終端及び中継制御をなす終端中継制御ステップを有することを特徴とする請求項10記載の伝送制御方法。 - 前記パス制御ステップは、
前記波長区間内のノード装置において、前記光ファイバリング網からの前記波長の光信号を分波器により分波してこの分波出力を電気信号に変換する分波ステップと、前記光ファイバリング網へ送信すべき電気信号を合波器により前記波長信号に変換して合波する合波ステップとを有しており、
前記終端中継制御ステップは、前記分波ステップからの電気信号の前記パスラベル情報に従って前記信号の終端及び中継制御を行い、中継制御の場合には、前記電気信号を前記合波ステップへ供給するようにしたことを特徴とする請求項11記載の伝送制御方法。 - 前記終端中継制御ステップは、前記パスラベル情報と宛先との対応を示す対応表を前記パスラベル情報により検索して、検索結果に応じて前記終端及び中継制御をなすようにしたことを特徴とする請求項12記載の伝送制御方法。
- 前記波長を第一の波長としたとき、前記ノード装置が前記波長とは異なる第二の波長に対応する第二の波長区間内にも存在しており、
前記パス制御ステップは、
前記ノード装置において、前記第二の波長に対応する第二の分波ステップ及び第二の合波ステップを、更に有しており、
前記対応表は、前記パスラベル情報と波長との対応をも示すよう構成されており、
前記終端中継制御ステップは、前記中継制御の場合には、前記パスラベル情報により前記対応表を検索して得られる波長が前記第二の波長のときに、この第二の波長に対応する前記第二の合波ステップへ、前記電気信号を供給するようにしたことを特徴とする請求項13記載の伝送制御方法。 - 前記パス制御ステップは、
前記ノード装置において、その配下からの電気信号に対して、その宛先に応じて前記パスラベル情報を付与するラベル付与ステップを、更に有することを特徴とする請求項14記載の伝送制御方法。 - 前記パス制御ステップは、
前記ノード装置において、前記ラベル付与ステップにより付与されたラベル情報に従って前記第一及び第二の波長に対応する合波ステップへ選択的に前記配下からの電気信号を供給するステップを、更に有することを特徴とする請求項15記載の伝送制御方法。 - 波長多重された光信号を伝送する光ファイバリング網と、この光ファイバリング網に接続されて前記光信号のアドドロップをなす複数のノード装置とを含み、前記光ファイバリング網内の1の波長が信号伝送用の複数パスに共用して割当てられ、かつ前記波長を信号伝送用に使用できる波長区間が予め所定のノード装置間に設定されており、前記パスはこの波長区間内の任意のノード装置間において設定されてなる光ネットワークシステムにおいて、前記波長区間内に存在するノード装置であって、
前記パスを通るデータに対して予め付与されてこのパスを特定するためのパスラベル情報に従って、前記光信号の終端及び中継制御をなす制御手段を有することを特徴とするノード装置。 - 前記光ファイバリング網からの前記波長の光信号を分波してこの分波出力を電気信号に変換する分波手段と、前記光ファイバリング網へ送信すべき電気信号を前記波長信号に変換して合波する合波手段とを、更に有しており、
前記制御手段は、前記分波手段からの電気信号の前記パスラベル情報に従って前記信号の終端及び中継制御を行い、中継制御の場合には、前記電気信号を前記合波手段へ供給するようにしたことを特徴とする請求項17記載ノード装置。 - 前記制御手段は、前記パスラベル情報と宛先との対応を示す対応表を有し、前記パスラベル情報によりこの対応表を検索して検索結果に応じて前記終端及び中継制御をなすようにしたことを特徴とする請求項18記載のノード装置。
- 前記波長を第一の波長としたとき、前記波長とは異なる第二の波長に対応する第二の波長区間内にも存在しており、この第二の波長に対応する第二の分波手段及び第二の合波手段を、更に含み、
前記対応表は、前記パスラベル情報と波長との対応をも示すよう構成されており、
前記制御手段は、前記中継制御の場合には、前記パスラベル情報により前記対応表を検索して得られる波長が前記第二の波長のときに、この第二の波長に対応する前記第二の合波手段へ、前記電気信号を供給するようにしたことを特徴とする請求項19記載のノード装置。 - 配下からの電気信号に対して、その宛先に応じて前記パスラベル情報を付与するラベル付与手段を、更に含むことを特徴とする請求項20記載のノード装置。
- 前記ラベル付与手段により付与されたラベル情報に従って前記第一及び第二の波長に対応する合波手段へ選択的に前記配下からの電気信号を供給する手段を、更に含むことを特徴とする請求項21記載のノード装置。
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2002
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