JP2007028642A - 光ネットワークで光トレイルを割り当てるための方法及びソフトウエア - Google Patents

光ネットワークで光トレイルを割り当てるための方法及びソフトウエア Download PDF

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Abstract

【課題】波長分割多重化方式の光ネットワーク(NW)における波長利用の効率化を図ること。
【解決手段】光NWで光トレイル(OT)を割り当てる方法は、光NW内で、OTへの割当を要する未割当のトラフィックフロー(TF)を確認し、各TFは関連するソースノードから関連する宛先ノードへ伝送される。本方法は、どの未割当TFが最大量のトラフィックを含むかを確認し、確認されたTFのソースノードから始まり且つ確認されたTFの宛先ノードで終了する新たなOTを確立し、該確立されたOTに確認されたTFを割り当てる。更に、本方法は、確立されたOTに含まれる関連するソース及び宛先ノードを有する何らかの未割当TFの存否を判定する。OT内にそのような未割当TFが存在するように確認された場合に、本方法はOTの容量に到達するまで、各TFが含むトラフィック量の順に未割当TFをOTに割り当てる。本方法のステップは、光NW中のどのTFもOTへの割当を要しなくなるまで反復される。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に光ネットワークに関連し、特に光ネットワークでの光トレイルの発見的割当に関連する。
テレコミュニケーション、ケーブルテレビジョンシステム及びデータ通信ネットワークは、遠隔した地点間で大量の情報を速やかに伝送するために光ネットワークを利用する。光ネットワークでは、情報は光ファイバにより光信号の形式で搬送される。光ファイバは信号強度を非常に低損失で長距離に渡って光信号を伝送できるガラス細線より成る。
近年テレコミュニケーションの利用が激増している。テレコミュニケーションサービスの需要が増加し続けるにつれて、光ネットワークの負担は、そのようなネットワークでの情報通信量が増えることで、急速に重くなりつつある。しかしながら新たなネットワークの追加又は既存のネットワークの拡張は高額すぎるので、この種の問題に対する実用的解決手段にならない。かくて光ネットワークを開発及び制御する際に、ネットワークリソースを効率的に利用することが重要な目標になっている。
伝送容量を増やすため、光ネットワークは波長分割多重化(WDM)又は高密度波長分割多重化(DWDM)をしばしば使用する。WDM及びDWDMネットワークでは、多数の光チャネルが別々の波長で各ファイバで伝送される。ネットワーク容量は、各波長及び帯域における波長即ちチャネル数、又はチャネルのサイズに基づく。WDM挿入/分岐機器をネットワークノードで使用することで、複合信号全体が完全にその構成要素チャネルに分離され及び切り替えられる(挿入される/分岐される又は通される)。そのようなネットワークでは、或るネットワークノードから別のネットワークノードへのトラフィックは、しばしば特定の波長に割り当てられ、トラフィックはその波長でネットワーク上で伝送される。異なるトラフィックストリームに異なる波長を割り当てることで、異なるトラフィックストリーム間の干渉が抑制される。しかしながら場合によってはこれはネットワークで非効率性を生み出す。例えば、特手の波長に割り当てられた或るノードからのトラフィックが、その波長に関連する帯域(容量)をいつも通りに充分に利用していない場合には、非効率性が生じる。
本発明の課題は、波長分割多重化方式の光ネットワークにおける波長利用の効率化を図ることである。
光ネットワークで光トレイルを発見的手法で割り当てる様々な手法がもたらされる。一形態によれば、光ネットワークで光トレイルを割り当てる方法は、光ネットワーク内で、光トレイルへの割当を要する未割当のトラフィックフローを確認するステップを含み、各トラフィックフローは関連するソースノードから関連する宛先ノードへ伝送される。本方法は、どの未割当トラフィックフローが最大量のトラフィックを含むかを確認するステップと、確認されたトラフィックフローのソースノードから始まり且つ確認されたトラフィックフローの宛先ノードで終了する新たな光トレイルを確立し、該確立された光トレイルに確認されたトラフィックフローを割り当てるステップとを含む。更に、本方法は、確立された光トレイルに含まれる関連するソース及び関連する宛先ノードを有する何らかの未割当トラフィックフローの存否を判定するステップを有する。光トレイル内にそのような未割当トラフィックフローが存在するように確認された場合に、本方法は、光トレイルの容量に到達するまで、各トラフィックフローが含むトラフィック量の順に未割当トラフィックフローを光トレイルに割り当てるステップを有する。本方法のステップは、光ネットワーク中のどのトラフィックフローも光トレイルへの割当を要しなくなるまで、反復される。
別の形態によれば、光ネットワークで光トレイルを割り当てる方法は、光ネットワークのノードを選択するステップであって、該ノードから発するトラフィックフローは光トレイルに割り当てられていないところのステップと、選択されたノードから発するトラフィックフローを確認するステップであって、各トラフィックフローは選択されたノードから関連する宛先ノードへ伝送されるところのステップとを含む。本方法は、選択されたノードから始まり且つ選択されたノードから発する確認されたトラフィックフローに関連する全ての宛先ノードを含む新たな光トレイルを確立するステップと、光トレイルの容量に到達するまで、確認されたトラフィックフローを、確立された光トレイルに割り当てるステップとを含む。確認されたトラフィックフローが未割当のまま残った場合に、別の光トレイルが確立され、光トレイルの容量に到達するまで確認されたトラフィックフローが該光トレイルに割り当てられ、選択されたノードから発する確認されたトラフィックフロー全てが光トレイルに割り当てられるまで当該ステッが反復される。複数のノードの各々について当該方法の全ステップが反復される。
光ネットワークで光トレイルを割り当てる方法は、光トレイルの経路が光トレイルへの割り当てを要するトラフィックフロー全てを含むように、光ネットワークの第1ノードから始まり第2ノードで終了する光トレイルを確立するステップを含む。トラフィックフロー全ての総トラフィックフローが確立された光トレイルの容量を超えなかった場合に、当該方法は確立された光トレイルにトラフィックフロー全てを割り当てる。トラフィックフロー全ての総トラフィックフローが確立された光トレイルの容量を超えた場合に、以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルが作成される。トラフィックフロー全てが光トレイルに割り当てられるのに充分な数の光トレイルが用意されるまで、追加的光トレイルの各々について当該方法の先行する各ステップが反復される。
本発明の実施例の技術的利点は、光ネットワークでの伝送リソースを利用するための効率的な技法を提供することである。より具体的には、本発明の特定の実施例では、光ネットワークのノードは光学的な「光トレイル(light-trail)」を確立することができ、そのノードの各々は1以上の他のノードがその光トレイルで光トラフィックを伝送可能にする。光トレイルは、その光トレイルに含まれる他ノードにトラフィックを伝送するために、光トレイルに含まれるノードで共有される。そのような光トレイルの利用は、光ネットワークでのより効率的に情報を通信することになる。なぜなら多数のノードが、光トレイルの確立された波長により用意される帯域を共有できるからである。光トレイルを利用するために、どの程度多くの光トレイルがネットワーク内で生成されるべきか及びネットワークのどこに光トレイルが設けられるべきかが決定されなければならない。作成する光トレイルの最適数を決定するために及びネットワーク中のトラフィックフローをこれらの光トレイルに最適に割り当てるために、線形問題が展開されるかもしれないが、そのような線形問題はNP困難な問題(NP complete)であり或いは多項式時間で解決不可能である。それ故に本発明の実施例は発見的(heuristic)アルゴリズムを用意し、そのアルゴリズムは効率的な手法で光トレイルを確立及び割当るために使用される。
本発明の様々な実施例は上記の技術的利点の全部又は一部を含んでもよいし、全く含まなくてもよいことが理解されるであろう。更に、本発明の他の技術的利点は、本願に含まれる図面、明細書及び特許請求の範囲から当業者にとって更に明白になるであろう。
図1は本発明の一実施例による光ネットワーク10を示す。光ネトワーク10は光リング20に結合された複数のノード14を含む。動作中に、ノード14は複数の波長の1つで光リング20のトラフィックを送受信する。特に図1の光トレイル30のような光トレイルが確立され、その光トレイル上で、ノード14は光トレイル上に位置する他のノード14に光トラフィックを送信してもよい。光トレイルに含まれるノードはその光トレイルを共有し、適切ならば、光トレイルに関連する波長で光トレイルに含まれる他ノードに情報を伝送する。従って光トレイルは光パス(光波長回路)の一般化であり、そのパス(経路)に沿う複数のノードがその経路に沿う通信に参加できるようにする。従ってこれらの光トレイルを利用することで、或る単独のノードがから別のノードに伝送されるトラフィックの波長割当に関する上述の非効率性に対処できる。更に光トレイル通信は光マルチキャスト及びダイナミックプロビジョニング(dynamic provisioning)を可能にする。
光トレイル通信を可能にするノード14は、そのノード14が光トレイルを実現可能にする特殊な機能を有する。例えばこれらの機能は、分岐及び継続機能(ノードの要素で受信されたトラフィックは分岐され及び転送され、そのトラフィックが光トレイルに沿って継続可能にする)、そのノードによるトラフィックの受動的な挿入(ここで「受動的」はパワー、電気及び/又は可動部を利用する光学スイッチを利用せずに、トラフィックの挿入を意味する)、及び帯域外制御チャネルの利用(ネットワーク10で伝送されるデータと共に対域内にある制御信号とは異なる)を含む。以下に説明されるように、図2はこれらの特性を有する特定のノード14の例を示す。
図1を再び参照するに、単一の光トレイル30が示されているが、光ネットワーク10で使用される1以上の波長でノード14は光トレイルを構築してよく、複数の重複しない光トレイルが特定の波長で特定の時間に存在してよい。光ネットワーク10の特定の光トレイルで複数のノードが同時に送信することで引き起こされる光干渉を防ぐため、ノード14は以下に説明されるような、光トレイルを共有する特殊な技法を使用してよい。従って光トレイルに関連する2段階の「調停(arbitration)」がある。第1段階は特定の要請に合わせて光トレイルを確立及び終了することに加えて、光トレイルの「大きさ調整(dimensioning)」である(特定の要請に合わせてトレイルを拡張又は収縮すること)。これらの動作の全ては光トレイルの「割当(assignment)」に関連する。光トレイルを割り当てる様々な手法例が図4乃至図7Bを参照しながら以下に説明される。調停の第2段階は光トレイルの利用権を光トレイルのノードに割り当てることである。ノードには所定の規則又は発見的手法、所定の帯域割当アルゴリズム、「ラウンドロビン」法等に従ってダイナミックに及び/又は適切な他の如何なる手法を用いて帯域が割り当てられてもよい。
図1はリングネットワーク10の特定の実施例及び構成を示すが、メッシュ、リニア又は他の適切な形式のネットワークが本発明に従って使用されてもよい。図示の例では、ネットワーク10は光ネットワークであり、そのネットワークでは多数の光チャネルが共通の伝送媒体で異なる波長で搬送される。例えばネットワーク10は波長分割多重(WDM)ネットワーク、高密度波長分割多重(DWDM)ネットワーク又は適切な他の如何なるマルチチャネルネットワークでもよい。ネットワーク10は短距離メトロポリタンネットワーク、長距離都市間ネットワーク、他の適切な如何なるネットワーク又はネットワークの組み合わせの全部又は一部を表現してもよい。ネットワーク10は適切ならば単一の一方向ファイバ、単一の双方向ファイバ又は一方向若しくは双方向のファイバ複数を含んでよい。
図示の例では光リング20は一対の一方向ファイバを含み、第1ファイバ16及び第2ファイバ18は反時計回りに及び時計回りにそれぞれトラフィックを伝送する。光リング20は複数のノード14a−14fに光学的に結合し、光トラフィックは光リング20上でノード14間を伝搬する。ここで使用されるように「トラフィック」はネットワークで伝送され、格納され又は選り分けられる情報を意味する。そのようなトラフィックは、音声の、ビデオの、テキストの、リアルタイムの、ノンリアルタイムの及び/又は他の適切なデータをエンコードするよう変調された少なくとも1つの特徴を有する光信号を有する。変調は位相シフトキーイング(PSK)、強度変調(IM)及び他の適切な手法に基づいてよい。更にこのトラフィックで伝送される情報は適切な如何なる手法で構成されてもよい。以下の説明は光フレーム形式で光リング20でトラフィックを通信するネットワーク10の実施例に焦点を当てているが、ネットワーク10はパケットのようなフレーム形式で又は適切な他の如何なる手法で構成されるトラフィックを通信するよう構築されてよい。
確立された光トレイルを用いて、ノード14は、複数のクライアントポートを通じて各ノード14に結合された複数のクライアント装置(図示せず)間での通信を支援する。以下に詳細に説明されるように、各ノード14は、そのノード14に結合されるクライアント装置からトラフィックを受信し、光リング20へのそのトラフィックを、光リング20で伝搬している光トラフィックに加える。各ノード14は光リング20からトラフィックを受信し、そのノード14のクライアント装置宛のトラフィックを分岐し、クライアント装置は例えばパーソナルコンピュータ(PC)、電話機、ファクシミリ装置、ハードドライブ、ウェブサーバ及び/又は適切な他の如何なる通信装置でもよい。図1は特定の数のノード14を含むネットワーク10の一例を示すが、ネットワーク10は適切な如何なる手法で構成されたノード14をいくつでも含んでよい。
一般に、ノード14は、ノード14で受信された電気信号に基づいて、ノード14に結合されたクライアント装置から1以上の波長で光トラフィックを生成し、その光トラフィックを光リング20で伝搬している光トラフィックに加える。ノード14は光リング20で伝搬している1以上のクライアント宛のトラフィックを受信し及び分岐する。本願に関し、ノード14は、トラフィックの複製(コピー)を適切な何らかの要素(関連するノード14の一部又はそれに結合されているもの)に伝送することでトラフィックを「分岐(drop)」してよい。その結果、ノード14はこれらの要素のトラフィックを送信することで光リング20からトラフィックを分岐し、そのトラフィックが光リング20の下流の要素に伝搬し続けることを可能にする。各ノード14は特定の波長で受信したトラフィックを受信し及び電気的に変換し、その特定の波長でノード14はトラフィックを受信し、他の波長で送信されたトラフィックを分岐せずに破棄する。トラフィックが光リング20から分岐されると、ノード14は分岐されたトラフィックの光−電気変換を行う。そしてノード14は、そのトラフィック中のアドレシング情報に基づいて、そのノード14に結合されたクライアント装置宛のトラフィックの部分を抽出する。或る実施例では、各ノード14はスイッチング要素を含み、又はそれに関連付けられ、スイッチング要素はトラフィックを又はトラフィックの一部をアドレシング情報に基づいて複数のクライアント装置の1以上に転送する。
ノード14は特定の光トレイルに関する波長を時分割共有するので、光トレイルドミナントネットワークを介するデータフローパターンは、複数のノード14からのデータストリームのインターリーブに起因して、幾分「バースト状の(burst)」性質を有する。しかしながらノード14に関連するクライアント装置(典型的には、レイヤ2装置)は、光レイヤが、妨害されてない通信をその装置にもたらすことを期待する。従って、バースト的な光レイヤ(光トレイルの帯域の時間分割共有に起因する)及び連続的なクライアントレイヤ間のインターフェースを支援するため、ノード14はバーストポンダ(burstponder)と呼ばれる装置を含む。バーストポンダはノード14が或る波長を時分割共有することを許容しつつ、その波長がシームレスに連続的に利用可能であるようにノード14のクライアント装置に影響を与えるところの装置である。そのようなバーストポンダは図2に関連して更に詳細に説明される。
更に、ノード14は光トレイル30を確立し且つ光トレイル30で光トラフィックの全部又は一部を送受信するよう構成されてよい。光トレイル30は、光ネットワーク10で2つ以上のどの要素をも接続するファイバの部分における光経路を表現する。光トレイル30は図1ではファイバ16の共有部分として示されている。いったん光トレイル30が確立されると、光トレイル30に接続されるどのノード14も、送信するノード14から下流に位置するノード14に、トラフィックが光トレイル30に沿って伝搬する方向に、光トレイル30上の光トラフィックを送信してよい。特定のノード14は適切などの時点でも光トレイル30を終端又は再構成してよい。更に、上述したように、特手の実施例では、複数の光トレイルが光リング20で確立され、各光トレイルには特定の波長が関連付けられる。更に複数の重複しない光トレイルが共通の波長に関連付けられてよい。光トレイルを確立する光ネットワーク10の特定の実施例の動作は図3(3A−3C)にて説明される。更に光トレイルが確立され割り当てられる特定の決定アルゴリズムは、図4乃至7Bに関連して説明される。
上述したような光トレイルの確立及び共有を行うため、光ネットワーク10は光監視チャネル(OSC)又は他の帯域外制御チャネルをサポートし又は用意し、そのチャネルで光ネットワーク10のノード14及び/又は他の要素の間で制御信号が通信される。ノード14はOSCで制御メッセージを通信し、光トレイルを開始及び終了し、及び確立された光トレイルの利用権を管理する。一実施例では、OSCは、光ネットワーク10で使用される複数の波長の中の1以上の波長(制御信号に専用の波長)を表現する。或いはOSCは光リング20の個々のファイバを表現してもよく、そのファイバでノード14は制御信号を通信する。特定の実施例によれば、特定のトレイルに関連する制御信号は、光トレイルでのトラフィックの方向で、光トレイルでのトラフィックの方向とは逆方向で、又は双方向でOSCで伝送されてもよい。
光トレイルを利用することで、ノード14間でトラフィックのより効率的な伝送を行うことができる。特定の実施例では、ノード14は、全てのトラフィックを送信するために光トレイルを利用するよう構築され、及び特定の光トラフィックで流れるトラフィック量が特定の閾値を超える場合に、又は特定のノード14が遅らせることのできないトラフィックを送信できない場合に(他のノード14による光トレイルの利用に起因する)、追加的な光トレイルを確立してもよい。しかしながら一般にノード14は適切な何らかの基準、要因又は考察に基づいて光トレイルを確立するよう構成される。
図2は光トレイルを実現するのに使用する特定のノード例14を示すブロック図である。図示されるように、ノード14は伝送要素50a,50b、分配/合成要素80a,80b、管理要素120、分岐要素130、挿入要素140、バーストポンダ150及びスイッチング要素160を含む。伝送要素150はファイバ16,18にトラフィックを付加(挿入)し及びそこからトライフィックを落とす(分岐)する。より具体的には、伝送要素50は、ファイバ16,18で伝搬する光信号の1以上の複製を生成し、これらの光信号で伝送されるトラフィックの特定の部分をノード14に結合された装置に伝送する。更に、伝送要素50は、ノード14で生成された又はノード14のクライアント装置から受信されたトラフィックをファイバ16,18に挿入するのに適切な要素を含んでよい。例えば、図示の例では、各伝送要素50はカプラ60aを含み、カプラは伝送要素50で受信されたトラフィックを2つに分割し、そのトラフィックの一方の複製を分岐要素130に転送する一方、他方の複製を関連するファイバに沿って伝送する。更に各伝送要素50はカプラ60bを含み、カプラは、要素140から受信したトラフィックを、関連するファイバで既に伝搬しているトラフィックに加える。2つのカプラ60a,60bが各伝送要素50中に示されているが、特定の実施例はトラフィックを挿入及び分岐する単独のカプラを含んでもよい。そのような単独のカプラは、例えば、(以下に説明されるような)波長ブロックユニットを含んでいない特定の実施例で使用されてよい。
各伝送要素50は、図示の例では、ファイバ16,18で伝搬している特定の波長のトラフィックを終端させるよう構成された波長ブロックユニット(WBU)も含む。その結果、意図される1つ又は複数の宛先で既に受信されたトラフィックは、以後のノード14で終端されてよい。更にWBU54は以下に説明されるように光トレイルを孤立させるために使用されてもよい。図2に機能ブロックとして示されているが、WBU54は、或る波長をブロックし及び他の波長を通す動的なブロック機能を提供するように適切な如何なる主王で構成された適切な要素を表現及び/又は包含してよい。一例として、WBU54は、WBU54の入力で受信された特定の如何なる波長又は波長群でもWBU54の出力で出力する波長選択スイッチ(WSS)を表現してよい。
別の例として、WBU54は、一連のスイッチで接続された光デマルチプレクサ及びマルチプレクサを含む構造を表現する。そのような例では、デマルチプレクサは信号を構成成分チャネルに分離する。そしてスイッチは各スイッチで受信された制御信号に基づいて各チャネルを選択的に終端又は転送するよう動的に構成される。スイッチによって転送されるチャネルはマルチプレクサで受信され、WDM光信号に多重され、下流の要素(ダウンストリーム要素)に転送される。
別の例として、WBU54は、適切な波長だけがファイバ16又は18で転送を許可されるように調整されたチューナブルフィルタの集まりを表現してもよい。そのような例では、WBU54のカプラは、WBU54への光信号入力を受信し、光信号を複数のコピーに分割し、それらのコピーの各々を特定のチューナブルフィルタに送信する。そして各チューナブルフィルタは、特定の波長で又は或る特定の範囲の波長で伝搬しているトラフィックを選択的に通し、他の全ての波長で伝搬しているトラフィックをブロックする。そして各チューナブルフィルタは、関連する1つ又は複数の波長で伝搬している通過したトラフィックをWBU54の出力カプラに転送する。そして出力カプラは様々なチューナブルフィルタの出力を合成し、出力WDM光信号を生成し、その出力光信号をWBU54より下流の要素に転送する。
伝送要素50は或る適切なコンポーネントを含み、そのコンポーネントは、ファイバ16,18の状態及び処理に、他のノードに、ネットワーク10で確立された何らかの光トレイルに、又は光ネットワークの他の何らかの適切な要素若しくは機能に関連する情報をノード14が送受信することを許容する。特に、各ノード14は、光監視チャネル(OSC)でメッセージを送受信することをノード14に許可する要素を含んでもよい。図示の例では、各伝送要素50はOSC進入フィルタ66aを含み、そのフィルタは各自のファイバ16又は18からの進入光信号を処理する。各OSCフィルタ66aは光信号からOSC信号を選別し、そのOSC信号を各自のOSC受信機112に転送する。各OSCフィルタ66aは残りの光信号を伝送要素50の他の要素に転送する。各伝送要素50はOSC進出フィルタ66bを含み、そのフィルタは、関連するOSC送信機116からのOSC信号を、関連するファイバ16又は18で伝搬している光信号に加え、合成された信号を、ファイバ16又は18で下流に位置する要素に転送する。加えられたOSC信号は、ローカルに生成されたデータでもよいし、或いはノード14で受信され及び管理要素120を通じて通されたOSCデータでもよい。
分配/合成要素80の各々は分岐信号スプリッタ82及び挿入信号合成器84を有する。スプリッタ82の各々は、1つの光ファイバ進入リード及び(分岐リード86として機能する)複数の光ファイバ進出リードに結合されたカプラを有する。分岐リード86の各々は、ノード14の特定のローカルポートに関連する分岐要素130に接続されてもよい。図示の例は1つの分岐リード86に結合されたスプリッタ82を示しているが、スプリッタ82は適切ないくつの分岐リード86に結合されてもよい。
一般に、スプリッタ82は、スプリッタ82で受信した光信号を複数のコピーに分割できるコンポーネントの集まり又は適切な要素の如何なるものをも表現してよく、複数のコピーの各々は特定の分岐リード86で伝送される。4つの分岐リード86が実装されている特定の実施例では、スプリッタ82はそれぞれ2×4光カプラで具体的に構成され、1つの進入リードが終端され、他の進入リードがファイバセグメントによりカプラ60に結合され、4つの進出リードが分岐リード86として使用される。
合成器84の各々は同様に(挿入リード88として機能する)複数の光ファイバ進入リードと、1つの光ファイバ進出リードとを備えるカプラを有する。各挿入リード88は、ノード14の特定のポートに関連する挿入要素140に接続される。合成器84が4つの進出リードに結合される特定の実施例では、合成器84は2×4光カプラで構成され、1つの進出リードは終端され、他の進出リードはファイバセグメントを介して結合され、4つの進出リードは挿入リード88を構成する。スプリッタ82と同様に、合成器84の説明済みの要素は、複数の光信号を1つの出力信号に合成するコンポーネント又は要素の適切な如何なるもので置換されてもよい。図示の例は1つの挿入リード88に結合された合成器84を示しているが、合成器84は適切ないくつの挿入リード88に結合されてもよい。
分岐要素130はバーストポンダ150のポートをフィルタ100を通じて分配/合成要素80の出力に選択的に結合し、そのフィルタの各々は、スプリッタ82で生成された光信号のコピー各々と異なる波長のトラフィックを分離することができる。その結果、分岐要素130は、ファイバ16,18からの特定の波長のトラフィックをバーストポンダ150の特定のポートに出力する。挿入要素140はバーストポンダ150の特定のポートを合成/分配要素80に結合する。分岐要素130及び挿入要素140はそれぞれ分岐スイッチ132及び挿入スイッチ142又は適切な要素を含み、バーストポンダ150の関連するポートをファイバ16又は18に選択的に接続する。或いは、挿入スイッチ142は、関連する送信機104からの信号を分割できるカプラで、及び信号がファイバ16に、ファイバ18に又はファイバ16,18双方に挿入されるか否かを制御できる一対のシャッタ(分割信号の分岐の各々に1つ)で置換されてもよい。その結果、分岐要素130及び挿入要素140はノード14のプロテクションスイッチング機能をサポートするよう使用されてよい。或いは、特定の実施例の分岐要素130及び挿入要素140は分岐スイッチ132及び挿入スイッチ142をそれぞれ省略し、バーストポンダ150の異なるポートをファイバ16,18の各々に結合してもよい。更に、特定の実施例では、ノード14は複数の分岐要素130及び/又は挿入要素140を含み、その各々は光ネットワーク10でサポートされる特定の波長に関連する。
バーストポンダ150は、バースト状に又は時間的にインターリーブされた分岐要素130から受信された光トラフィックを、ノード14のクライアント装置に分配するためにシームレスな連続的なデータトラフィックに変換し、ノード14が光トレイルを利用する場合に、クライアント装置から受信したデータトラフィックを、ファイバ16又は18でバースト状に伝送する光トラフィックに変換する。上述したように、バーストポンダ150はノード14が光トレイルを時分割共有可能にし、波長がシームレスな連続的な形式で利用可能になるようにノード14のクライアントノードに影響を与える。バーストポンダ150は、光信号を受信し、それらの光信号に基づいて電気信号を生成する適切な受信機102を、及び電気信号を受信し、それらの電気信号に基づいて光信号を送信する適切な送信機104をいくつでも含んでよい。ノード14の構成に依存して、これらの受信機102及び送信機104の各々は固定的でもよいし或いは調整可能でもよい。これらの受信機102及び送信機104の各々はバーストモード受信機又は送信機でもよい。そのようなバーストモード受信機はバーストモードクロック及びデータ復元機能を有する。以下に説明されるように、スイッチング要素160は、バーストポンダ150により出力されたトラフィックをノード14の適切なクライアント装置に送信する及びノード14のクライアント装置から受信したデータトラフィックをバーストポンダ150に送信する1つまたは複数の適切なコンポーネント(構成要素)を表現してよい。図2にノード14の一部として示されているが、スイッチング要素160はノード14と物理的に分離されていてもよい。
管理要素120はOSC受信機112、OSCインターフェース114、OSC送信機116及び要素管理システム(EMS)124を有する。OSC受信機112、OSCインターフェース114及びOSC送信機116の一式各々は、ノード14のファイバ16又は18の1つに対するOSCユニットを形成する。OSCユニットはEMS124に関するOSC信号を送受信する。EMS124はネットワーク管理システム(NMS)126に通信可能に結合される。NMS126はノード14の中に、別のノードの中に又は全てのノード14の外部にあってもよい。
EMS124及び/又はEMS126は、ネットワーク及び/又はノードの監視、不具合の検出、プロテクションスイッチング、ループバック又はローカルな検査機能をネットワーク10に関して実行するための媒体中にエンコードされた論理装置(ロジック)で構成されてもよい。特定の実施例では、EMS124及び/又はENS126は、光トレイルの確立、処理及び終了に関連して制御メッセージを生成、送信、受信及び/又は処理する。EMS124又はNMS126に含まれるどの論理装置も、メモリのようなディスクに又は他のコンピュータ読み取り可能な媒体にエンコードされるソフトウエアで、及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)に、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)に又は他のプロセッサ若しくはハードウエアにエンコードされる命令で構成されてよい。EMS124及び/又はNMS126の機能は、ネットワークの他の要素によって実行されてもよいし、及び/又はそうでなく分散されたり集約されてもよいことが理解されるであろう。例えば、NMS126の動作はノード14のEMS124に分散されてもよいし、NMS126は別個の分離した要素としては省略されてもよい。同様に、OSCユニットは省略されるNMS126及びEMS124と直接的に通信してもよい。
EMS124はノード14内で要素を監視及び制御する。例えばEMS124は、光トレイルの確立及び利用を促すために、送信機104、受信機102及びWBU54の動作を制御してもよい。図示の例では、EMS124はファイバ16及び18の各々から、そのファイバに関するOSC受信機112を経て電気形式でOSC信号を受信する(OSC受信機112はOSCフィルタ66aを経て信号を得る。)。このOSC信号は上述したような複数のタイプの制御メッセージの1以上を含んでよい。EMS124は信号を処理し、信号を転送し及び/又は信号をループバックしてよい。EMS124は電気信号を受信し、OSC送信機116及びOSCフィルタ66bを経てOSC信号をファイバ16又は18での次のノードに送信し直し、適切ならば、ローカルに生成された制御メッセージ又は他の適切な情報をOSCに加える。
NMS126は、光ネットワーク10の全てのノード14から情報を収集し、光トレイルの特定の利用形態を管理するためにノード14(複数)により送信された制御メッセージを処理する。例えば特定の例では、NMS126は、複数のノード14が光トレイルの利用権を要求する場合に、光トレイルで送信を行う特定のノード14を選択する。上述したように、NMS126は光ネットワーク10の全ノード14のEMS124の全部又は一部を表現してもよい。更に、以下の説明は光ネットワーク10の特定の実施例(NMS126及びEMS124の間で特定の手法で機能が分けられている)を説明するが、別の実施例では説明される機能がNMS126及びEMS124の間で適切な如何なる手法で分散されてもよい。更に、NMS126及びEMS124は、図2に示されるように、ノード14内に用意された少なくとも部分的な要素を表してもよいし、NMS126及び/又はNMS124の全部又は一部がノード14の外部に設けられてもよい。
図2に示されるように、ノード14はメモリを含んでもよく、そのメモリは、NMS124、NMS126及び/又は他の光ネットワーク10の要素に関するコード、光ネットワーク10でトラフィックを保護するために使用される波長割当法を指定する情報、及び/又は光ネットワーク10の動作中に使用される適切な他の如何なる情報をも格納する。メモリは、ノード14内に設けられる又はノード14とは物理的に離れている1以上のメモリ装置を表現してよい。更に、他のノード14を含む光ネットワークの他の要素とメモリが共有されてもよい。メモリはコンピュータディスク、ハードディスクメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)又は適切な他の如何なるストレージ媒体を表してよい。
動作時にあっては、伝送要素50はファイバ16及び18からトラフィックを受信する。図示の例では、ファイバ16及び18から受信したトラフィックはOSC信号を含み、伝送要素50はファイバ16及び18にOSC信号を挿入し及びそこからOSC信号を分岐する。より具体的には、各OSC進入フィルタ66aはファイバ16又は18各々からの進入光信号を処理する。OSC進入フィルタ66aはOSC信号を光信号から選別し、そのOSC信号を買う時のOSC受信機112に転送する。各OSC進入フィルタ66aは残りの伝送光信号を関連する増幅器64に転送する。増幅器64は信号を増幅し、その信号を関連するカプラ60aに転送する。特定の実施例では増幅器64は状況に依存して省略されてもよい。
EMS124は、光ネットワークの他の要素又は他のノード14により送信された制御メッセージを処理し、それに応じてノード14の処理内容を調整する。特に、EMS124はWBU54、送信機104、フィルタ100、受信機102及び/又はノード14の適切な他の如何なる要素を、EMS124で受信された制御メッセージに応答して再構築してもよい。一例として、EMS124は、セットアップ(設定)メッセージの受信に応じて、ノード14のWBU54を、特定の波長で伝搬しているトラフィックがWBU54を通じて伝搬するように構成する。別の例として、EMS124は、別のノード14からの通知メッセージを受信したことに応じて、特定のフィルタ100及び/又は特定の受信機102を調整し、光トレイルに関連する特定の波長でノード14が光トラフィックを受信できるようにする。
更に、EMS124は光ネットワーク10の他の要素又は他のノード14への送信に備えて制御メッセージを生成してもよい。例えば、EMS124は、セットアップメッセージ、通知メッセージ、要求メッセージ及び/又は適切な他の如何なる種類の制御メッセージに関連する電気信号を生成してもよく、適切な制御メッセージを表現する光信号を関連する伝送要素50に送信するために、これらの電気信号をOSC送信機116に通知してよい。そして制御メッセージは適切ならばファイバ16又は18の光トラフィックに加えられてもよい。
一方、カプラ60aは増幅器64からの信号を2つのコピー(WBU54に転送される通過信号及び分配/合成要素80に転送される分岐信号)に分割する。分配/合成要素80は分岐信号を1以上の複製に分け、分岐信号のコピーを1以上の分岐要素130に転送する。特定の実施例では、各分岐要素130は分岐スイッチ132を含み、分岐スイッチは、分岐要素130が、ファイバ16又はファイバ18からの分岐信号を、分岐要素130に含まれるフィルタ100に選択的に結合可能にする。更にフィルタ100は特定の波長に調整されてよい。その結果、そのような例では、選択されたファイバで特定の波長で伝搬しているトラフィックがバーストポンダ150に出力される。
バーストポンダ150は複数の分岐要素130の出力を受信する。各分岐要素130に関連するバーストポンダ150の受信機102は、分岐要素130から受信した光信号をデータトラフィックに変換する。各受信機102で生成されたデータトラフィックはスイッチング要素160に出力される。特定の実施例のノード14では、バーストポンダ150はバッファ(図示せず)を含み、適切な時点でスイッチング要素160に送信されるように、受信機102の出力が1以上のバッファに格納される。
スイッチ要素160は、バーストポンダ150から出力されたシームレスな連続的なデータを受信し、適切な何らかの手法でそのデータトラフィックを切り替え、ノード14の適切なクライアント装置へのデータトラフィックの伝送を支援する。バーストポンダ150からスイッチング要素160により受信されたデータトラフィックは、パケット、フレーム及び/又はデータグラムの形式で及び/又は適切な他の如何なる形式で構成された情報を含んでよい。例えば特定の実施例ではスイッチング要素160はL2スイッチを表現し、パケット形式でバーストポンダ150から電気信号を受信してよい。
スイッチング要素160は、スイッチング要素160に結合されたクライアント装置からデータトラフィックを受信し、バーストポンダ150の適切なポートにデータトラフィックを伝送するようにそのデータトラフィックを切り替える。スイッチング要素160によりクライアント装置から受信されたデータトラフィックは、パケット、フレーム及び/又はデータグラムの形式での情報を、及び/又は適切な他の如何なる形式で構成された情報を含んでよい。上述したように、スイッチング要素160はL2スイッチを表現してもよく、パケット形式でクライアント装置からデータトラフィックを受信してよい。そのような例では、L2スイッチは、パケットに含まれるヘッダに基づいてパケットを切り替え、バーストポンダ150の適切なポートに結合されるL2スイッチのポートにパケットを分配する。
バーストポンダ150は、バーストポンダ150の1以上のポートでスイッチング要素160からデータトラフィックを受信する。バーストポンダ150の或るポートはスイッチング要素160からデータトラフィックを受信するよう構成され、これらのポートの各々は、そのポートに関連するバーストポンダ150の特定の送信機104に、受信したデータトラフィックを伝送してよい。各送信機104は、スイッチング要素160から受信したデータトラフィックから光トラフィックのバーストを生成し、その光トラフィックを、送信機104に関連する特定の挿入要素140に送信する。特定の実施例では、EMS124はバーストポンダ150の送信機104を調整し、送信機104はEMS124で決定された特定の波長で光トラフィックを生成する。他の実施例では送信機104は固定された波長で送信を行う。更に、バーストポンダ150は1以上のバッファを含み、そのバッファは(そのノードが光トレイルの利用を許可された時点のような)適切な時点で送信機104に入力されるべきスイッチング要素160からのデータトラフィックを格納する。そのようなバッファリングは有利である。なぜなら、他ノード14が共用される光トレイルを利用しているので、ノード14は受信してもトラフィックを送信できないからである。
バーストポンダ150の送信機104により出力された光トラフィックは、その光トラフィックを生成した送信機104に関連する適切な挿入要素140で受信される。各挿入要素140は、ファイバ16又は18に関連する分配/合成要素80の合成器84に挿入要素を選択的に結合することができるスイッチ142を含む。その結果、バーストポンダ150の送信機104により生成された光トラフィックは、状況に応じて適切なファイバ16又は18に挿入される。例えば、特定の実施例のノード14はプロテクションスイッチングをサポートし、挿入スイッチ142は或るファイバでの欠陥の検出に応じて別のファイバで光トラフィックを送信するよう再構成される。そして適切な分配/合成要素80は、バーストポンダ150から受信した光トラフィックを関連するファイバのカプラ60bに転送する。
再びカプラ60aの動作を考察するに、上述したように分岐信号を転送することに加えて、各カプラ60aは各自のWBU54に通過信号(スルー信号)を転送する。WBU54はその光信号を受信し、通過信号のチャネルを選択的に終端又は転送する。特定の実施例のノード14では、EMS124は、議長のノード(convener node)14aから受信したセットアップメッセージに応じて、特定のファイバ16又は18で特定の波長で光トレイルを確立するためにWBU54の動作を制御する。特に、ノード14が要求された光トレイルの内のノードを表現する場合に、EMS124は、関連するファイバで特定の波長で伝搬している光信号がWBU54を通過できるようにWBU54を構成してよい。或るノード14が光トレイルの開始又は終了するノード14を表すならば、EMS124は、関連するファイバで特定の波長で伝搬している光信号を遮断するようにWBU54を構築してよい。このように光トレイルのノードで伝送されるトラフィックは光トレイルを出ない。これに起因して、複数の重複しない光トレイルが同じファイバで同じ波長を用いて形成されてもよい。
しかしながら特定の実施例ではWBU54はそのノードから省略されてもよい。そのような実施例では、ノードはそのノードを介するトラフィックの伝送をブロックできない(カプラ60aから転送された光信号の複製のどの波長にも終端するものが無いからである。)。従ってそのような例では、複数の光トレイルが同じ波長では形成されない。しかしながら、リングネットワークのような多くのネットワークトポロジの中で、少なくとも1つのそのようなノード(又はそのネットワークの他の何からのノード)は、干渉を抑制するために、ネットワークを巡るノードから挿入された光信号の伝搬を止めることができなければならない。そうでなければ例えば、或るノードで特定の波長で挿入されたトラフィックがネットワークを巡り、挿入ノードに戻り、その波長で挿入される新たなトラフィックと干渉してしまうであろう。従って特定の実施例は1以上のノードを含み、そのノードは(ノード14のような)WBU及びWBUを含まない1以上の他のノードを含む。WBUを含む複数のノードがそのような実施例で使用されるならば、複数の光トレイルを単独の波長で生成することができるかもしれない;しかしながら、これらの光トレイルの一は、WBUを含むノードの配置及び数によって制限されるであろう。
再び図示のノード14の動作を考察するに、各カプラ60bは、関連するWBU54の出力を、関連する合成器84から受信したトラフィックと以後合成してよい。カプラ60bがローカルに導出されたトラフィックをWBU54の出力に加えた後に、カプラ60bは合成した信号を関連する増幅器64及びOSC進出フィルタ66bに転送する。OSC進出フィルタ66bの各々は、関連するOSC送信機116からのOSC信号を合成された光信号に加え、新たに合成された信号を進出伝送信号として、光ネトワーク10の関連するファイバ16又は18に転送する。
図3(3A−3C)は(3Cに示される)光トレイル330を確立する光ネットワークのノードの動作例を示す。特に3A−3Cは、特定のノード314がそのノード314のクライアント装置からデータトラフィックを受信したことに応答して光トレイル330を確立しようとする場合の、特定の実施例の光ネットワークの動作例を示す。図3に示されるノード314及びファイバ16,18は、完全な光ネットワークを表現してもよいし、或いは図1に示される光ネットワーク10のような大きな光ネットワークの一部を表現してもよい。更に直線的な形式で結合されるように示されているが、ノード314はリング状に、メッシュ状に又は適切な如何なる他の形状に結合されてもよい。例えばノード314a−fは図1のネットワークのノード14a−fを表現してよい。更にノード314は適切な如何なる設計を含んでもよい。単なる一例として、ノード314は図2に示されるコンフィギュレーション又は適切な他の如何なるコンフィギュレーションを用いて実現されてもよい。図3は光トレイルがトラフィックの受信に応じて或るノードによって確立されることを説明するが、光トレイルは適切な如何なる原因で確立されてもよい。例えばネットワーク管理システムは(以下に説明されるような)光トレイルを何時どこで確立するかを決める1以上のアルゴリズムを実行してもよい。
ノード314a(「議長ノード314a」として以下で言及される)が議長ノード314aに結合されたクライアント装置からデータトラフィック310を受信した場合の、光ネットワークの動作例を3Aは示す。データトラフィックに基づいて光トラフィックを送信するために、議長ノード314aは、議長ノード314a及びノード314e(「エンドノード」として以下で言及される。)の間でファイバ16に沿って光トレイルが確立されるべきことを確認する。上述したように、議長ノード314a及びエンドノード314eを結合する他の光トレイルで流れる光トラフィック量が所定の閾値を超えるのを確認したことに応じて、議長ノード314aは光トレイルを確立することを決定してよい。或いは、他のノード又は装置のどれも適切な何らかの目的で光トレイルの確立を始めてもよい。光トレイルが何時どのようにノード間で割り当てられるかを決定するいくつかの技法例が以下に説明される。
議長ノード314aは、OSC又は他の制御チャネルでエンドノード314e及び/又は他のノード314に1以上の制御メッセージを送信することで光トレイル330を確立してもよい。ここで使用されるように、「メッセージ」は1以上の信号パルス、パケット、フレーム又は適切な如何なるフォーマットで構築された情報をも表現してよい。例えば、特定の実施例では、議長ノード314aは、特定の議長ノード314a及びエンドノード314eの間でトラフィックのその方向でエンドノード314eに及びノード314b−d全てにセットアップメッセージを送信する。議長ノード314a及びエンドノード間の光トレイルに含まれるべきこれらのノードは、「介入ノード(intervening node)」として言及される(しかしながら、議長ノード314a及びエンドノード間の全てのノードが光トレイルに含まれることは必須でない。)。光ネットワークの構成に依存して、議長ノード314aは、ファイバ316で流れている光トラフィックと同じ方向のOSCで、逆方向のOSCで(例えば、ファイバ318のOSCで)、又は双方向のOSCで(例えば、ファイバ16及び18双方のOSCで)セットアップメッセージを送信してよい。図示の例では、OSCはファイバ316でデータを送信するのに使用される波長とは別の波長を表すよう仮定され、議長ノード314aはファイバ316でトラフィックが伝搬している方向でファイバ316でセットアップメッセージ340を送信する。
セットアップメッセージ340は、議長ノード314a及びエンドノード314eを特定し、光トレイル330での伝送に使用される波長及び方向を指定し、光トレイル330を確立するためにノード314b−d及びエンドノード314eを介在させることで使用される適切な他の如何なる情報をも含んでよい。介在ノード314b−dは、エンドノード314eから適切な通知(確認メッセージ(ACK)のような通知)を受けるまで、セットアップメッセージ340を格納し、その通知はエンドノード314eが光トレイル330を確立する準備が整ったことを示す。
3Bはエンドノード314eがセットアップメッセージ340を受信した後の、光ネットワークの動作を示す。エンドノード314eは、セットアップメッセージの受信に応答して、要求される光トレイル330に関連する波長で伝搬しているトラフィックが、ファイバ316でエンドノード314eを通過し続けることを防ぐように、エンドノード314eの波長阻止ユニットを再構成する。エンドノード314eが波長阻止ユニットを再構成すると、又はセットアップメッセージ340を受信した後の適切な何らかの時点で、エンドノード314eは確認メッセージ350を議長ノード314a及び/又は介在ノード314b−dに送信する。確認メッセージ350は、確認メッセージを受信するノード314に、エンドノード314eが光トレイル330の確立準備ができたことを通知する。議長ノード314a及び/又は介在ノード314b−dは、エンドノード314eから確認メッセージ350を又は他の適切な形式の通知を受信したことに応答して、適切な何らかの手法で光トレイルの構築を促すようにそれら自身を構成してよい。例えば、介在ノード314b−dの各々は、各ノード314の波長阻止ユニットを再構築し、光トレイル330に関連する波長が特定のノード314を通過するようにする。更に議長ノード314aは、図2に関して上述したように、その波長でファイバ316で伝搬しているトラフィックを遮断するように、議長ノード314aの波長阻止ユニットを構成してよい。光トレイル330に関連する波長で光ファイバ316を伝搬しているトラフィックを遮断することで、議長ノード314aは、光トレイル330と重複しない他の光トレイルが、光トレイル330で伝送されるトラフィックと干渉せずに、光トレイル330と同じ波長を利用することを許容する。
更に、各ノード314は光トレイルテーブル又はマトリックスを維持し、そのテーブル等は光ネットワークで確立された光トレイル又はノード314が結合される光トレイルに関する情報を保持する。これらの光トレイルテーブルは、関連する光トレイルについての適切な如何なる情報を含んでもよい。例えば光トレイルテーブルは、各光トレイルの議長ノード及びエンドノード、各光トレイルに関連する波長、各光トレイルが現在使用されているか否か等を示す情報及び/又は各トレイルについての適切な如何なる情報を含んでもよい。
3Cは、ノード314aが確認メッセージ350を受信し、適切な何らかの再構成を実行した後の光ネットワーク10の状態を示す。議長ノード314a、介在ノード314b−d及びエンドノード314eの再構成の結果、議長ノード314aを各介在ノード314b−dに及びエンドノード314eに結合する光トレイルが形成される。光トレイル330が確立されると、議長ノード314a及び/又は介在ノード314b−dは下流の介在ノード314b−dへの又はエンドノード314eへの送信用に光トレイル330を利用する。
上述したように、3A−3Cで説明された光トレイルの確立は、ノード又はネットワーク要素が、ネットワークで必要とされるトラフィックフローに基づいて新たな光トレイルが確立される必要のあることを確認することに応答して実行される。効率的な手法で光トレイルを確立し及び割り当てるために、使用されるリソース(波長)を最小化すること、プロビジョニング時間を最小化すること(コネクション又は新たな光トレイルの準備により被るトラフィック遅延が、トラフィック要求で求められる範囲内にあるのを保証すること)、ノードからの新たな帯域要求が利用可能なトレイルを発見する確率を最大化すること(そして新たな光トレイルの作成を要求する確率を減らすこと)が望ましい。
波長利用度を最大化するように光トレイルを最適に割り当てる線形計画法が行われてもよい。この線形計画法では、ソース−宛先のノード対からのグループフロー及び光トレイルの可能な集合全体は、割り当てられる光トレイル数を最小化する目標と共に光トレイルの最適な部分集合を決定するように考えられる。従って光トレイル割当問題は「箱詰め(bin packing)」問題に類似する。箱詰め問題は、多数の箱があり、各々の箱に異なるサイズの対象物を詰め、箱の利用度を最大化し或いは使用される箱の数を最小化するようにすることである。しかしながら箱詰め問題はNP困難な問題(NP complete)又は多項式時間(polynomial time)では解決できないことが知られている。これは光トレイル割当問題が多項式時間で解決不可能であること及び発見的な解が必要とされることを意味する。以下の図は、本発明の特定の実施例によるその手法で使用されてよいいくつかの発見的アルゴリズム例を示す。上述したように、提案されるアルゴリズムは2種類あり、第1タイプはトラフィックマトリックス(ネットワークのソース−ノードのノード対各々の間のトラフィックフロー)が既知であり且つ速やかな解(静的)が決定される場合に関連し、第2タイプはトラフィックが未知であり且つ適応的な解(動的)が決定される場合に関連する。これらのアルゴリズムはネットワーク管理システム、要素管理システムに関連する、又はネットワークに関連する他の何らかの要素に関連するメモリに格納されたソフトウエア又はファームウエアとして実現されてよい。
これらのアルゴリズムを使用するために、ネットワークのノード間のトラフィックフローを表現するのにトラフィック行列Tが定義され、Tijはノードiからノードjへの時間平均されたトラフィックフローを表す。トラフィックフローは適切な如何なるタイプのトラフィックフローで構成されてもよい。例えば、限定ではないが、トラフィックフローは、パケットフロー、波長フロー、バーストフロー及び/又はサブ波長粒度(sub-wavelength granular)フローで構成されてもよい。そのようなネットワークにおいて、簡明化のため、どの光トレイルのラインレート(line rate)Cもネットワークを通じて一定であること及びCはフローの単位に規格化されることが仮定される。従って、Tij<Cならば、ノードiからノードjへのトラフィックフローはサブラムダ(sub-lambda)であり、光トレイルに収容されてよい。一方、Tij>Cならば、フローは単独の波長で占められる帯域より大きい。そのような場合、フローTijは2つの異なる成分に分解されてよい。第1成分は1以上の静的な光経路に用意され、その各々はCのフロー単位を有し、残りはサブラムダ(<C)のフロー単位を表現し、1以上の光トレイルに準備可能である。
図4は光ネットワークで光トレイルを割り当てる重負荷優先法(HLPS: Heavily Loaded Precedence Scheme)を例示するフローチャートである。このアルゴリズムは光トレイルの静的な割当に関する。このアルゴリズムによる方法はステップ402から始まり、非解トレイル割当を要するソース−宛先対の全てについてトラフィックフロー行列Tが、各フローのトラフィック量に基づいて整理(sort)される。その結果の整理された行列は行列Sで記される。このアルゴリズムに関し、Lは生成された光トレイルの集合として定義され、f(LTij)は議長ノードiからエンドノードjへの光トレイルLTijでの全フローである。ν(x,y)も定義され、ノードxからノードyへのフローを表現し、{ab}はリングの弧a〜bに対応する光トレイルのノードの集合である。これらの記法(ノーテーション)を用いると、HLPSアルゴリズムは次のような擬似コードで表現されてよい:
Figure 2007028642
ステップ404では、本アルゴリズムはSの中で光トレイルに割り当てられるべき何らかのフローが未だ存在するか否かが判定される。存在しなければフローは終了する。存在すれば、割当を要求している最大の(最も重い)フローが、ステップ406で最大関数を用いて確認され(この最大の残りのフローは、上記でSPとして記される)、ステップ408でこのフローに割り当てられる新たな光トレイルLTijが確立される(ここでiはフローSPに関するソースノードを示し、jはそのフローに関する宛先ノードを示す。)。ステップ410では、光トレイルに割り当てられるよう残存するフローが、確立された光トレイルに含まれるノード間に存在するか否かが確認される。残っていなければ本方法はステップ404に戻る(新たな最大フローSP−次に最大の未割当フロー−が決定される)。確立された光トレイルの中に未割当のフローが存在したならば、本方法はステップ412に進み、この新しいトレイルLTijの中で次に重い負荷のソース−宛先対(新たな光トレイルの中で次に重いトラフィックフロー)が確認される。ステップ414では、指定されたソース−宛先対の間のフローが光トレイルに加えられた場合に、光トレイルの全トラフィックフローが光トレイル容量Cより少ない又は等しいか否かが判定される。それ以下であったならば、ソース−宛先対の間のフローはステップ416で光トレイルに割り当てられ、本方法はステップ410に戻る。そうでなければ(容量を超過する場合)、そのフローは光トレイルに加えられず、本方法はステップ404に戻る(新たなフローSP−次に最大の未割当フロー−が決定される)。光トレイルの容量が尽きるまで又は目下分析中のノードi及びノードj間の光トレイルの中で見出されるべきソース−宛先対がそれ以上存在しなくなるまで、生成された光トレイル内のソース−宛先対が、上述したように確認され及び光トレイルに加えられる。本アルゴリズムに記されているように、フローが光トレイルに割り当てられると、そのフローはSから削除される。
光トレイルを割り当てるのに使用される別のアルゴリズムはロンギストペアヘビーストロード(LPHL: Longest Pair Heaviest Load)アルゴリズムである。このアルゴリズムは、HLPSアルゴリズムと同様であるが、行列Sを作成するのに使用されるソート法が、最も重いフローに優先権を与え、ノード間で最も多いホップ(hop)を有するフローに優先権を与える点が異なる。この概念は最長の光トレイルを先ず考察することで、様々なフローの最大数を組み込むことである。本アルゴリズムは次のような擬似コードで表現されてもよい:
Figure 2007028642
このアルゴリズムは最初のステップ402を除いてHLPSアルゴリズムと同様であり、ソーとされたトラフィック行列Sが2つのファクタ((HLPSアルゴリズムにおけるような最も重いフローだけに基づくのではなく)重要度に従って最大の経路長及び最も重いフロー)に基づいて作成される。その後に、行列Sから最大フローが選択され、このフローを収容するために光トレイルが作成される。新たに作成された光トレイル内でソース及び宛先を有するフローの全ては、光トレイルの全フローが(図4に示されるような上述の)最大波長帯域Cより少ないという制約の下で光トレイルに対応付けられる。LPHLアルゴリズムは一般にHLPSより幾分良好に機能するが、一般により長く実行時間がかかる。
図5は光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのパーノードプレスデンスアサインメント(PNPS: Per Node Precedence Assignment)アルゴリズムを例示するフローチャートである。このアルゴリズムは光トレイルの静的な割当に関する。PNPSアルゴリズムでは、光トレイルが始まる全てのノードについて光トレイルが初期に作成される(作成可能な光トレイルの最小数はネットワーク中のノード総数に等しい。)。各ノードから(リング内の他のノードの各々宛に)発するフローが次にマッピングされる。発端ノードについて全てのノードフロー(或るノードからの全ての他ノード宛に発するフロー全ての合計)が単独の光トレイルに合わせられなかった場合には、ノードから発する全てのフローが光トレイルに割り当てられるまで、1以上の追加的な光トレイルが形成される。このプロセスは、ネットワークの全てのフローが光トレイルに割り当てられるまで(或いは、成功裏にルーティングされるまで)、ネットワークのトラフィックを発する各ノードについて実行される。
PNPSアルゴリズムは擬似コードによって次のように表現されてもよい:
Figure 2007028642
上記の擬似コードから分かるように、本アルゴリズムは、Nノードリングの一部であるノードnの各々について反復される。本アルゴリズムに従う方法は、ステップ502から始まり、ノードnは分析されるように選択される。ステップ504ではノードnから発する全トラフィックフロー(Tn)が確認される。次に、Kn個の光トレイルがnから確立され、KnはTnの値に依存する。Tnの値が大きいほど、必要とされる光トレイル数は大きくなる。より具体的には、ステップ506で、選択されたノードに関連する光トレイルが確立される。ステップ508ではTn≦Cであるか否かが確認される。もしそうであったならば、ノードnから発するフローの全てが確立された光トレイルにステップ510で割り当てられ、本方法は終了する。もしそうでなかったならば、ノードnから発するフローは、光トレイルが容量に到達するまで(即ち、追加されるフローの総フローがCに等しくなるまで又は次のフローを追加するのに充分な残存容量が無くなるまで)、確立された光トレイルにステップ512で割り当てられる。ノードnから発するフローは適切な如何なる順序(例えば、ノードnに最も近くで終了する外向きに進むフローから始まる順序、ノードnから最も遠くで終了する内側に向かうフローから始まる順序、トラフィックフローに含まれるトラフィック量に基づく順序、他の何らかの順序)でも光トレイルに成功裏に割当可能である。ステップ514では、(このステップに到達するということは、ノードnから発する全てのフローが単独の光トレイルには割当不可能なことを意味するので)追加的な光トレイルが確立される。ステップ516ではノードnから発する残りのフローが、追加的な光トレイルが容量に到達するまで又はノードnから発するフローの全てが割り当てられるまで、適切な何らかの順序で光トレイルに成功裏に割り当てられる。ステップ518では、ノードnから発する何らかのフローが依然として割り当てられることを必要としているか否かが確認される。もしそうであったならば、本方法はステップ514に戻り、更に別の光トレイルが確立される。そうでなかったならば本方法はステップ520に進み、ネットワーク中の何らかの残存ノードが分析されるように残っているか否かが確認される。残っていれば本方法はステップ502に進む。残っていなければ本方法は終了する。
図6A及び6Bは光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのカンターセットグロウス法(CSGM: Cantor Set Growth Method)を例示する。このアルゴリズムは、光トレイルが割り当てられる前に、トラフィック行列Tが決定不可能な場合の光トレイルの動的な割当に関連する。2つの反対向きに伝搬するファイバを備えたリングネットワークでNノードのリングネットワークに関するCSGMでは(他のタイプのネットワークに適用されてもよい)、2つの任意的な光トレイル602,604(図6Aに示される)がステップ650(図6Bに示される)で作成される。光トレイル602,604がN−1ホップを有するという制約と共に、光トレイル602の議長ノードが光トレイル604のエンドノードである又はその逆であるように、光トレイルが作成される。かくて2つの光トレイルが、ネットワーク中の全ての(少なくとも一部の)トラフィックフローをカバーできるようにネットワークで反対向きに作成される。
ステップ652では、各方向の全トラフィックフローが関連する光トレイル602又は604の容量を超えたか否かが確認される。超えてなければ、全てのトラフィックフローが光トレイルにステップ654で割り当てられ、本方法は終了する。全トラフィックフローが増加し及び利用可能な全容量を超える場合には、本方法はリスタートされステップ656で始まる。
ステップ652で全トラフィックフローが容量を超えているように確認された場合には、本方法はステップ656に進み、追加的な光トレイルを作成するように各光トレイル602,604はカンター集合分割値(CS: cantor set dividing value)で分割される。図6Aに示される例では、CS値は2に等しく、かくて2つの新しい光トレイル606a及び606bが光トレイル602を分割することで作成され、2つの新しい光トレイル608a及び608bが光トレイル604を分割することで作成される。かくて、共に結合されるこれらの新たな光トレイルは以前に確立された光トレイル602,604と同じ経路を含む。光トレイル602,604はネットワークの各方向で3つの光トレイルが存在するように残る。2であるCS値が使用されているが、適切な他の如何なるCS値が代替的に使用されてもよい。
ステップ658では、新たな光トレイル606,608内に「適合又はフィット(fit)」する全てのトラフィックフローが、これらの光トレイルに割り当てられる。議場ノードからエンドノードへの経路が光トレイルに完全に含まれている場合には、トラフィックフローは光トレイルにフィットする。新たに作成された光トラフィック内にフィットしない光トレイルは、それらの割当を、最後に割り当てた以前に作成済みの光トレイル(目下の反復段階では、光トレイル602又は604)に保つ。或いは、「箱詰め」問題で一般に使用されるような「ベストフィット」ヒューリスティック法に基づいて、或いは作成された光トレイル各々について上述した静的な割当アルゴリズムの1つを用いて、光トレイル完でフローが割り当てられてもよい。ステップ660では、新たに作成された光トレイルの全トラフィックフローが、何らかのそれらの光トレイルの容量を超えているか否かが確認される(この時点で、以前に作成された光トレイルの容量を超過していた場合には、全く新たに光トレイル602,604のような光トレイルが作成され且つその光トレイルについてCSGMが実行されてよいことに留意すべきである。)。容量を超えていなかった場合には本方法は終了する。上述したように、全トラフィックフローが増えて全容量を超えている場合に、本方法はステップ656から始まる。全トラフィックフローがステップ660d容量を超えているように確認されると、本方法はステップ656に戻り、光トレイル606a,606b,608a及び608bの各々がCS値で分割され、追加的な光トレイルを作成する。図6Aはこの分割プロセスを合計4回行っていることを示す;しかしながら、全てのトラフィックフローを成功裏にルーティングするのに必要な程度だけ多くの回数実行されてよい。
図7A及び7Bは光ネットワークで光トレイルを割り当てる減少ラッピング法(Decrement Wrapping Technique)を例示する。この技法では、図7Bのステップ750にて、時計回りの光トレイル702(図7Aに示される)が双方向の2つのファイバリングネットワークのノード14で確立される。この光トレイル702はリング中の任意のノード14から始まり(図7Aに例示されるノード「A」(NA))、リングの回りにN−1個のホップ(スパン)を続ける。光トレイル702の議長ノードはNAであり、エンドノードはNA+N-1=NF(この例ではネットワークは6つのノードを含む)である。光トレイル704はステップ750でNFから始まりNAで終了する反時計回りのファイバで確立される。従ってこれら2つの光トレイル702,704は、特定の方向における全てのトラフィックフローに必要な全容量が、各光トレイルの容量(波長)より少なかった場合に、完全な接続性を提供する。しかしながら、全ての負荷がその容量より多かった場合には、これら3つの光トレイルは充分ではなく、追加的な光トレイルが作成されることを要する。
従ってステップ752では、各方向の全トラフィックフローが、関連する光トレイル702又は704に関連する容量を超えるか否かが確認される。超えなければ、全てのトラフィックフローがステップ754で光トレイルに割り当てられ、本方法は終了する。全トラフィックフローがそれまでに増加され、利用可能な全ての容量を上回る場合には、本方法はステップ756でリスタートされる。全トラフィックフローがステップ752でその容量を超えるように確認された場合には、本方法はステップ756に進み、光トレイル706a,706bの新たな群が光トレイル704を分割することで作成される。以前に作成された光トレイル702,704は残る。以前に作成された光トレイルがカンターセットで等分されるCSGMとは異なり、減少ラッピング法では、新たな光トレイルは、第1長さのトレイル(以前に作成された光トレイル群(光トレイル702及び704)中の最長の光トレイルより短い1区間長を有する)及び第2長さのトレイル(関連する第1長さのトレイル(目下の反復段階では706a及び708a)を作成するために減らされた1ホップを含む)(この反復段階では706b及び708b)を含む。かくて共に連合されるこれらの新たな光トレイルは、以前に確立された光トレイル702,704と同じパスを含む。
図7Aに示されるように、或る実施例では、「重複的な」光トレイル720(以前に作成された光トレイルに一致する光トレイル)が、光トレイルの一連の群の各々において、他の光トレイルに沿って作成される(しかしながら、これは選択的である。)。更に光トレイル702,704は全ての(少なくとも一部の)トラフィックフローを網羅するのに充分であるが、或る実施例では、光トレイル722が一連の群各々で他の光トレイルに沿って作成されてよい。
ステップ758ではトラフィックフローが既存の光トレイルに割り当てられる。一般に論理装置(ロジック)はより短い光トレイルで短いトラフィックを、より長い光トレイルでより長いトラフィックフローをルーティングする一方、非常に短い持続時間のトラフィックに充分な非常に小さな光トレイルの大きな集合を作成する。「箱詰め」問題に一般的に使用されるような「ベストフィット」ヒューリスティック法に基づいて、作成された各光トレイル各々について上述の静的な割当アルゴリズムの1つを用いて、又は適切な他の如何なる手法を用いて、光トレイル間でフローが割り当てられてもよい。ステップ760では、全トラフィックフローが存在する光トレイルの容量を超えるか否かが確認される。容量を超えていなければ、本方法は終了する。上述したように、全トラフィックフローが増えて全容量を超える場合には、本方法はステップ756でリスタートされる。ステップ760で全トラフィックフローが容量を超えているように確認された場合には、本方法はステップ756に戻り、光トレイル706a,708aが上述したように減らされる。図7Aはこの削減法を合計4回行うことを示す;しかしながら、全てのトラフィックフローを成功裏にルーティングするのに必要な程度だけ多くの回数が実行されてもよい。
上述のフローチャートに示されるいくつかのステップは、適切ならば、連合され、修正され或いは削除されてもよく、追加的なステップがフローチャートに追加されてもよいことが理解されるべきである。更にこれらのステップは適切な如何なる順序で実行されてもよい。更に、本発明はいくつかの実施例に関連して説明されたが、様々な変更及び修正が当業者に示唆されたであろう。本発明はそのような変更及び修正を添付の特許請求の範囲内に含むことが意図される。
以下、本発明により教示される手段が例示的に列挙される。
(付記1)
光ネットワークで光トレイルを割り当てる方法であって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該方法は:
光ネットワーク内で、光トレイルへの割当を要する未割当のトラフィックフローを確認するステップであって、各トラフィックフローは関連するソースノードから関連する宛先ノードへ伝送されるところのステップと、
どの未割当トラフィックフローが最大量のトラフィックを含むかを確認するステップと、
確認されたトラフィックフローのソースノードから始まり且つ確認されたトラフィックフローの宛先ノードで終了する新たな光トレイルを確立し、該確立された光トレイルに確認されたトラフィックフローを割り当てるステップと、
確立された光トレイルに含まれる関連するソース及び関連する宛先ノードを有する未割当トラフィックフローの存否を判定するステップと、
光トレイル内に未割当トラフィックフローが存在するように確認された場合に、光トレイルの容量に到達するまで、各トラフィックフローが含むトラフィック量の順に未割当トラフィックフローを光トレイルに割り当てるステップと、
光ネットワーク中のどのトラフィックフローも光トレイルへの割当を要しなくなるまで、当該方法のステップを反復するステップと、
を有することを特徴とする方法。
(付記2)
最大量のトラフィックを有するとして確認されたトラフィックフローのどれが、最長の経路長を有するかを判定し、判定されたトラフィックフローを確立された光トレイルに割り当てるステップを更に有する
ことを特徴とする付記1記載の方法。
(付記3)
コンピュータで読み取り可能な媒体に組み込まれる、光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのソフトウエアであって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該ソフトウエアは:
光ネットワーク内で、光トレイルへの割当を要する未割当のトラフィックフローを確認するステップであって、各トラフィックフローは関連するソースノードから関連する宛先ノードへ伝送されるところのステップと、
どの未割当トラフィックフローが最大量のトラフィックを含むかを確認するステップと、
確認されたトラフィックフローのソースノードから始まり且つ確認されたトラフィックフローの宛先ノードで終了する新たな光トレイルを確立し、該確立された光トレイルに確認されたトラフィックフローを割り当てるステップと、
確立された光トレイルに含まれる関連するソース及び関連する宛先ノードを有する未割当トラフィックフローの存否を判定するステップと、
光トレイル内に未割当トラフィックフローが存在するように確認された場合に、光トレイルの容量に到達するまで、各トラフィックフローが含むトラフィック量の順に未割当トラフィックフローを光トレイルに割り当てるステップと、
光ネットワーク中のどのトラフィックフローも光トレイルへの割当を要しなくなるまで、当該方法のステップを反復するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするソフトウエア。
(付記4)
最大量のトラフィックを有するとして確認されたトラフィックフローのどれが、最長の経路長を有するかを判定し、判定されたトラフィックフローを確立された光トレイルに割り当てるステップを更にコンピュータに実行させる
ことを特徴とする付記3記載のソフトウエア。
(付記5)
光ネットワークで光トレイルを割り当てる方法であって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該方法は:
光ネットワークのノードを選択するステップであって、該ノードから発するトラフィックフローは光トレイルに割り当てられていないところのステップと、
選択されたノードから発するトラフィックフローを確認するステップであって、各トラフィックフローは選択されたノードから関連する宛先ノードへ伝送されるところのステップと、
選択されたノードから始まり且つ選択されたノードから発する確認されたトラフィックフローに関連する全ての宛先ノードを含む新たな光トレイルを確立するステップと、
光トレイルの容量に到達するまで、確認されたトラフィックフローを、確立された光トレイルに割り当てるステップと、
確認されたトラフィックフローが未割当のまま残った場合に、別の光トレイルを確立し、光トレイルの容量に到達するまで確認されたトラフィックフローを該光トレイルに割り当て、選択されたノードから発する確認されたトラフィックフロー全てが光トレイルに割り当てられるまで当該ステップを反復するステップと、
複数のノードの各々について当該方法のステップを反復するステップと、
を有することを特徴とする方法。
(付記6)
選択されたノードに関連する確認されたトラフィックフローが、トラフィックフローの経路長に基づいて、選択されたノードについて確立された1以上の光トレイルに割り当てられる
ことを特徴とする付記5記載の方法。
(付記7)
選択されたノードに関連する確認されたトラフィックフローが、トラフィックフローに含まれるトラフィック量に基づいて、選択されたノードについて確立された1以上の光トレイルに割り当てられる
ことを特徴とする付記5記載の方法。
(付記8)
コンピュータで読み取り可能な媒体に組み込まれる、光ネットワークで光トレイルを割り当てるソフトウエアであって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該ソフトウエアは:
光ネットワークのノードを選択するステップであって、該ノードから発するトラフィックフローは光トレイルに割り当てられていないところのステップと、
選択されたノードから発するトラフィックフローを確認するステップであって、各トラフィックフローは選択されたノードから関連する宛先ノードへ伝送されるところのステップと、
選択されたノードから始まり且つ選択されたノードから発する確認されたトラフィックフローに関連する全ての宛先ノードを含む新たな光トレイルを確立するステップと、
光トレイルの容量に到達するまで、確認されたトラフィックフローを、確立された光トレイルに割り当てるステップと、
確認されたトラフィックフローが未割当のまま残った場合に、別の光トレイルを確立し、光トレイルの容量に到達するまで確認されたトラフィックフローを該光トレイルに割り当て、選択されたノードから発する確認されたトラフィックフロー全てが光トレイルに割り当てられるまで当該ステップを反復するステップと、
複数のノードの各々について上記の各ステップを反復するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするソフトウエア。
(付記9)
選択されたノードに関連する確認されたトラフィックフローが、トラフィックフローの経路長に基づいて、選択されたノードについて確立された1以上の光トレイルに割り当てられる
ことを特徴とする付記8記載のソフトウエア。
(付記10)
選択されたノードに関連する確認されたトラフィックフローが、トラフィックフローに含まれるトラフィック量に基づいて、選択されたノードについて確立された1以上の光トレイルに割り当てられる
ことを特徴とする付記8記載のソフトウエア。
(付記11)
光ネットワークで光トレイルを割り当てる方法であって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該方法は:
光トレイルの経路が光トレイルへの割り当てを要するトラフィックフロー全てを含むように、光ネットワークの第1ノードから始まり第2ノードで終了する光トレイルを確立するステップと、
トラフィックフロー全ての総トラフィックフローが確立された光トレイルの容量を超えなかった場合に、確立された光トレイルにトラフィックフロー全てを割り当てるステップと、
トラフィックフロー全ての総トラフィックフローが確立された光トレイルの容量を超えた場合に、以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルを作成するステップと、
トラフィックフロー全てが光トレイルに割り当てられるのに充分な数の光トレイルが用意されるまで、追加的光トレイルの各々について当該方法の各ステップを反復するステップと、
を有することを特徴とする方法。
(付記12)
以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルを作成するステップが、互いに長さの等しい2以上の追加的光トレイルを作成するステップを有する
ことを特徴とする付記11記載の方法。
(付記13)
以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルを作成するステップが、以前に確立された光トレイルの一端で隣接する2つのノード間の経路長の分だけ、以前に確立された光トレイルから長さを減らされた第1光トレイルを作成するステップと、減らされた経路長を有する第2光トレイルを作成するステップとを有する
ことを特徴とする付記11記載の方法。
(付記14)
コンピュータで読み取り可能な媒体に格納される、光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのソフトウエアであって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該ソフトウエアは:
光トレイルの経路が光トレイルへの割り当てを要するトラフィックフロー全てを含むように、光ネットワークの第1ノードから始まり第2ノードで終了する光トレイルを確立するステップと、
トラフィックフロー全ての総トラフィックフローが確立された光トレイルの容量を超えなかった場合に、確立された光トレイルにトラフィックフロー全てを割り当てるステップと、
トラフィックフロー全ての総トラフィックフローが確立された光トレイルの容量を超えた場合に、以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルを作成するステップと、
トラフィックフロー全てが光トレイルに割り当てられるのに充分な数の光トレイルが用意されるまで、追加的光トレイルの各々について上記各ステップを反復するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするソフトウエア。
(付記15)
以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルを作成するステップが、互いに長さの等しい2以上の追加的光トレイルを作成するステップを有する
ことを特徴とする付記14記載のソフトウエア。
(付記16)
以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルを作成するステップが、以前に確立された光トレイルの一端で隣接する2つのノード間の経路長の分だけ、以前に確立された光トレイルから長さを減らされた第1光トレイルを作成するステップと、減らされた経路長を有する第2光トレイルを作成するステップとを有する
ことを特徴とする付記14記載のソフトウエア。
本発明の一実施例により光トレイルが実現される光リングネットワークを示すブロック図である。 光トレイルを実現する光ネットワークで利用される特定のノード例を示すブロック図である。 光トレイルを確立する光ネットワークのノードの動作例を示す図である。 光ネットワークで光トレイルを割り当てるための重負荷優先法の例又は最長ペア最重負荷アルゴリズムの例を示すフローチャートである。 光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのパーノード優先割当アルゴリズムの例を示すフローチャートである。 光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのカンターセット成長法の例を示す図である。 光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのカンターセット成長法の例を示す図である。 光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのデクリメントラッピング法の例を示す図である。 光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのデクリメントラッピング法の例を示す図である。
符号の説明
10 光ネットワーク
14 ノード
16,18 ファイバ
20 光リング
30 光トレイル
50 伝送要素
54 波長ブロックユニット
60 カプラ
64 増幅器
66 光監視チャネルフィルタ
80 分配/合成要素
82 スプリッタ
84 挿入信号合成器
86 分岐リード
88 挿入リード
100 フィルタ
102 受信機
104 送信機
112 光監視チャネル受信機
114 光監視チャネルインターフェース
116 光監視チャネル送信機
120 管理要素
124 要素管理システム
126 ネトワーク管理システム
130 分岐要素
132 分岐スイッチ
140 挿入要素
150 バーストポンダ
160 スイッチング要素
314 ノード
316,318 ファイバ
330 光トレイル
602,604 光トレイル
604,606,608 光トレイル
702,704 光トレイル
704,706,708 光トレイル
722 光トレイル

Claims (10)

  1. 光ネットワークで光トレイルを割り当てる方法であって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該方法は:
    光ネットワーク内で、光トレイルへの割当を要する未割当のトラフィックフローを確認するステップであって、各トラフィックフローは関連するソースノードから関連する宛先ノードへ伝送されるところのステップと、
    どの未割当トラフィックフローが最大量のトラフィックを含むかを確認するステップと、
    確認されたトラフィックフローのソースノードから始まり且つ確認されたトラフィックフローの宛先ノードで終了する新たな光トレイルを確立し、該確立された光トレイルに確認されたトラフィックフローを割り当てるステップと、
    確立された光トレイルに含まれる関連するソース及び関連する宛先ノードを有する未割当トラフィックフローの存否を判定するステップと、
    光トレイル内に未割当トラフィックフローが存在するように確認された場合に、光トレイルの容量に到達するまで、各トラフィックフローが含むトラフィック量の順に未割当トラフィックフローを光トレイルに割り当てるステップと、
    光ネットワーク中のどのトラフィックフローも光トレイルへの割当を要しなくなるまで、当該方法のステップを反復するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 最大量のトラフィックを有するとして確認されたトラフィックフローのどれが、最長の経路長を有するかを判定し、判定されたトラフィックフローを確立された光トレイルに割り当てるステップを更に有する
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. コンピュータで読み取り可能な媒体に組み込まれる、光ネットワークで光トレイルを割り当てるためのソフトウエアであって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該ソフトウエアは:
    光ネットワーク内で、光トレイルへの割当を要する未割当のトラフィックフローを確認するステップであって、各トラフィックフローは関連するソースノードから関連する宛先ノードへ伝送されるところのステップと、
    どの未割当トラフィックフローが最大量のトラフィックを含むかを確認するステップと、
    確認されたトラフィックフローのソースノードから始まり且つ確認されたトラフィックフローの宛先ノードで終了する新たな光トレイルを確立し、該確立された光トレイルに確認されたトラフィックフローを割り当てるステップと、
    確立された光トレイルに含まれる関連するソース及び関連する宛先ノードを有する未割当トラフィックフローの存否を判定するステップと、
    光トレイル内に未割当トラフィックフローが存在するように確認された場合に、光トレイルの容量に到達するまで、各トラフィックフローが含むトラフィック量の順に未割当トラフィックフローを光トレイルに割り当てるステップと、
    光ネットワーク中のどのトラフィックフローも光トレイルへの割当を要しなくなるまで、当該方法のステップを反復するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするソフトウエア。
  4. 光ネットワークで光トレイルを割り当てる方法であって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該方法は:
    光ネットワークのノードを選択するステップであって、該ノードから発するトラフィックフローは光トレイルに割り当てられていないところのステップと、
    選択されたノードから発するトラフィックフローを確認するステップであって、各トラフィックフローは選択されたノードから関連する宛先ノードへ伝送されるところのステップと、
    選択されたノードから始まり且つ選択されたノードから発する確認されたトラフィックフローに関連する全ての宛先ノードを含む新たな光トレイルを確立するステップと、
    光トレイルの容量に到達するまで、確認されたトラフィックフローを、確立された光トレイルに割り当てるステップと、
    確認されたトラフィックフローが未割当のまま残った場合に、別の光トレイルを確立し、光トレイルの容量に到達するまで確認されたトラフィックフローを該光トレイルに割り当て、選択されたノードから発する確認されたトラフィックフロー全てが光トレイルに割り当てられるまで当該ステップを反復するステップと、
    複数のノードの各々について当該方法のステップを反復するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  5. 選択されたノードに関連する確認されたトラフィックフローが、トラフィックフローの経路長に基づいて、選択されたノードについて確立された1以上の光トレイルに割り当てられる
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  6. 選択されたノードに関連する確認されたトラフィックフローが、トラフィックフローに含まれるトラフィック量に基づいて、選択されたノードについて確立された1以上の光トレイルに割り当てられる
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. コンピュータで読み取り可能な媒体に組み込まれる、光ネットワークで光トレイルを割り当てるソフトウエアであって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該ソフトウエアは:
    光ネットワークのノードを選択するステップであって、該ノードから発するトラフィックフローは光トレイルに割り当てられていないところのステップと、
    選択されたノードから発するトラフィックフローを確認するステップであって、各トラフィックフローは選択されたノードから関連する宛先ノードへ伝送されるところのステップと、
    選択されたノードから始まり且つ選択されたノードから発する確認されたトラフィックフローに関連する全ての宛先ノードを含む新たな光トレイルを確立するステップと、
    光トレイルの容量に到達するまで、確認されたトラフィックフローを、確立された光トレイルに割り当てるステップと、
    確認されたトラフィックフローが未割当のまま残った場合に、別の光トレイルを確立し、光トレイルの容量に到達するまで確認されたトラフィックフローを該光トレイルに割り当て、選択されたノードから発する確認されたトラフィックフロー全てが光トレイルに割り当てられるまで当該ステップを反復するステップと、
    複数のノードの各々について上記の各ステップを反復するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするソフトウエア。
  8. 光ネットワークで光トレイルを割り当てる方法であって、前記光ネットワークは複数のノード間で複数の光トレイルでトラフィックフローを搬送し、当該方法は:
    光トレイルの経路が光トレイルへの割り当てを要するトラフィックフロー全てを含むように、光ネットワークの第1ノードから始まり第2ノードで終了する光トレイルを確立するステップと、
    トラフィックフロー全ての総トラフィックフローが確立された光トレイルの容量を超えなかった場合に、確立された光トレイルにトラフィックフロー全てを割り当てるステップと、
    トラフィックフロー全ての総トラフィックフローが確立された光トレイルの容量を超えた場合に、以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルを作成するステップと、
    トラフィックフロー全てが光トレイルに割り当てられるのに充分な数の光トレイルが用意されるまで、追加的光トレイルの各々について当該方法の各ステップを反復するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  9. 以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルを作成するステップが、互いに長さの等しい2以上の追加的光トレイルを作成するステップを有する
    ことを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 以前に確立した光トレイルと同じ経路を共に含む2以上の追加的光トレイルを作成するステップが、以前に確立された光トレイルの一端で隣接する2つのノード間の経路長の分だけ、以前に確立された光トレイルから長さを減らされた第1光トレイルを作成するステップと、減らされた経路長を有する第2光トレイルを作成するステップとを有する
    ことを特徴とする請求項8記載の方法。
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