JP2006074765A - 光ネットワークにおけるデータセントリックアーキテクチャのための方法及びシステム - Google Patents

光ネットワークにおけるデータセントリックアーキテクチャのための方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、光ネットワークにおけるデータセントリックアーキテクチャのための方法及びシステムが提供することである。
【解決手段】 上記課題を解決するため、本発明による光ネットワークにおけるデータセントリックアーキテクチャのための方法及びシステムは、光リングを有する。いくつかのローカルノードが光リングに接続され、受信波長によりトラフィックを受信するよう構成される。各ローカルノードはまた、他のローカルノードに割当てられた送信波長と異なって割当てられた波長によりトラフィックを送信するよう構成される。各送信波長は、受信波長より小さな帯域幅により送信される。データセンターノードは、光リングに接続され、ローカルノードからトラフィックを受信し、当該トラフィックの送信先に基づきトラフィックの少なくとも一部をソート処理し、受信波長によりトラフィックを送信先に送信するよう動作可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に光ネットワークに関し、より詳細には、光ネットワークにおけるデータセントリックアーキテクチャ(data centric architecture)のための方法及びシステムに関する。
通信システム、ケーブルテレビシステム及びデータ通信ネットワークは、光ネットワークを利用してリモートポイント間において大量の情報を迅速に伝達する。光ネットワークでは、情報は光ファイバを介し光信号により伝達される。光ファイバは、極めて低い損失により信号を長距離送信可能な細い線状のガラスから構成される。
光ネットワークはしばしば、WDM(Wavelength Division Multiplexing)あるいはDWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)を利用して送信容量を増大させる。WDMやDWDMネットワークでは、いくつかの光チャネルが各ファイバにおいて異なる波長で搬送される。ネットワーク伝送量は、各ファイバの波長数またはチャネル数、及び当該チャネルの帯域幅またはサイズに基づく。リングネットワークのネットワーク伝送量はまた、リングの各ノードでのデータ処理により制限される。
WDM及びDWDMネットワークが構成されるトポロジーは、当該ネットワークの利用性を決定するのに重要な役割を担う。リングトポロジーは、現在のネットワークにおいて一般的なものとなっている。WDMノードは、このような光リングの周囲のネットワーク要素として機能し、従来はデータをローカルクライアントにルーティングするのに各ノードにおいて光電変換を必要としていた。各ノードでのWDMアッド/ドロップ装置は、典型的には、構成される各チャネルの光電または電光変換を利用してチャネルのアッド、ドロップまたはパススルーを行う。
本発明の課題は、光ネットワークにおけるデータセントリックアーキテクチャのための方法及びシステムが提供することである。
上記課題を解決するため、本発明による光ネットワークにおけるデータセントリックアーキテクチャのための方法及びシステムは、光リングを有する。いくつかのローカルノードが光リングに接続され、受信波長によりトラフィックを受信するよう構成される。各ローカルノードはまた、他のローカルノードに割当てられた送信波長と異なって割当てられた波長によりトラフィックを送信するよう構成される。各送信波長は、受信波長より小さな帯域幅により送信される。データセンターノードは、光リングに接続され、ローカルノードからトラフィックを受信し、当該トラフィックの送信先に基づきトラフィックの少なくとも一部をソート処理し、受信波長によりトラフィックを送信先に送信するよう動作可能である。
本発明の1つの技術的効果は、簡単化されたネットワークハードウェアをもたらし、QoS(Quality of Service)の最適化を容易にし、ノード間の送信コストを低減、最小化または解消する光ネットワークにおける集約されたデータストレージ及び処理装置を提供することからなる。1以上の実施例の他の効果としては、各主体によるストレージリソースの共有化により、光ネットワークの維持コスト低減、都市郊外へのストレージ施設の配置によるコスト低減、及びシンプルなローカルノード構成などがあげられるかもしれない。1以上の実施例は、ネットワークノードにおける送信機及び/または受信機カード数の減少などの効果を有するかもしれない。一実施例の他の技術的効果には、ネットワークノードの送信機及び/または受信機カード数を減少させる実際のトラフィックパターンに一致して、(光信号と電気信号の両方により、リング上の動的な配信による)ダウンストリームトラフィックに帯域幅を動的に割当てる機能が含まれるかもしれない。
本発明の各種実施例には、列挙された技術的効果の一部またはすべてが含まれるかもしれないし、あるいはこれらの効果が含まれないかもしれないということは理解されるであろう。さらに、本発明の他の技術的効果は、添付された請求項、明細書の記載及び図面から当業者には容易に明らかとなるであろう。
図1は、本発明の一実施例による光リングネットワーク10を示しているが、本発明によると、他の適切なタイプの光ネットワークが利用されてもよい。光リングは、必要に応じて、単一の一方向ファイバ、単一の双方向ファイバ、あるいは複数の一方向または双方向ファイバを有するものであってもよい。さらに、ネットワーク10は、いくつかの光チャネルが共通のパスを介し異なる波長により搬送される光ネットワークである。ネットワーク10は、WDMネットワーク、DWDMネットワーク、あるいは他の適切なマルチチャネルネットワークであってもよい。ネットワーク10は、短距離メトロポリタンネットワーク、長距離都市間ネットワーク、あるいは他の任意の適切なネットワークまたはネットワークの組み合わせにおいて利用されてもよい。
図1を参照するに、ネットワーク10は、光リング20に接続されたデータセンターノード12と複数のローカルノード14から構成される。図示された実施例では、リング20は、反時計回りにトラフィックを伝送する単一の一方向ファイバから構成される。リング20は、複数のローカルノード14A、14B及び14Cと、データセンターノード12とを光接続し、各ローカルノード14は、データセンターノード12を介し他のローカルノード14とデータの送受信を行うようにしてもよい。このようなトラフィックは、音声、映像、テキスト、リアルタイム、非リアルタイム及び/または他の適切なデータを符号化するよう変調された少なくとも1つの特性を有する光信号から構成される。変調は、PSK(Phase Shift Keying)、IM(Intensity Modulation)、及び他の適切な方法に基づくものであってもよい。
ローカルノード14の各々は、リング20に対しトラフィックをアッド及びドロップするよう動作可能であり、これに関する2つの実施例がさらに図3及び4を参照して説明される。特に、各ローカルノード14は、ローカルクライアントからトラフィックを受信し、そのトラフィックを光リング20にアッドする。それと同時に、各ローカルノード14は、リング20からトラフィックを受信し、そのローカルノード14宛てのトラフィックをドロップする。ここで用いられる「各」という用語は、特定されたアイテムの少なくとも一部のそれぞれのアイテムを意味する。トラフィックは、ローカルノード14のクライアントへの送信に対し当該トラフィックを利用可能にすることにより、リング20からドロップされてもよい。さらに、トラフィックはリング20からドロップされるが、当該リング20において循環し続けるようにしてもよい。ある実施例では、トラフィックは光カプラや他の適切な装置を利用してリング20に受動的にアッド及びドロップされる。ここでの「受動的に(passively)」との表現は、電力及び/または可動部を使用する光スイッチを利用することなくチャネルのアッドまたはドロップすることを意味する。これにより能動素子は電力または可動部を用いて作業を実行するであろう。
光リング20からドロップされると、ローカルノード14はドロップされたトラフィックの一部と送信先ノードとを関連付けるヘッダまたはタグに基づきデータを抽出するため、当該トラフィックの光電変換を提供する。ある実施例では、各ローカルノード14は、受信波長λにより送信されたトラフィックをドロップするよう動作可能である。各ローカルノード14は、λで送信されたトラフィックを電気変換し、トラフィックのアドレッシング情報に基づきノード14宛ての関連するトラフィック部分を抽出する。アドレッシング情報は、ヘッダ、タグまたは他の任意の適切なアドレッシング情報を含むものであってもよい。ある実施例では、各ローカルノード14は、スイッチ要素(図示せず)を有し、アドレッシング情報に基づき当該トラフィック(またはその一部)を複数のローカルクライアントの1つに転送するようにしてもよい。一実施例では、スイッチ要素は、レイヤ2(L2)スイッチから構成される。各ローカルノード14にはまた、他のローカルノード14に割り当てられるサブバンドとは異なる光ネットワーク10にトラフィックをアッドするためのサブバンド(またはサブバンドの一部)が割り当てられるようにしてもよい。ここで用いられる「サブバンド」は、ネットワークのいくつかのチャネルの一部から構成されるネットワークの帯域幅の一部を意味する。一実施例では、ネットワークの帯域幅全体は等しい帯域幅のサブバンド、あるいは異なる帯域幅のサブバンドに分割されてもよい。一実施例では、ローカルノード14に割当てられるサブバンドは、その他のローカルノード14に割当てられる波長とは異なる単一の波長である。例えば、ローカルノード14Aには波長λが割当てられ、ローカルノード14Aは波長λで送信されたトラフィックをリング20にアッドする。同様に、ローカルノード14Bと14Cには、リング20にトラフィックをアッドするため、それぞれ波長λとλが割当てられてもよい。さらに、送信波長λ、λ及びλは、受信波長λと異なるものであってもよい。従ってこの場合、ネットワーク10のチャネル間の干渉は、割当てられた波長においてトラフィックをアッドし、受信波長においてトラフィックをドロップすることにより実質的に低減される。他の実施例では、各ローカルノード14には、ローカルトラフィックをアッドするべき2以上の波長を含む異なるサブバンドが割当てられる。従って、ネットワーク10のチャネル間の干渉は、それのサブバンドにトラフィックをアッドし、受信波長におけるトラフィックをドロップすることにより実質的に解消される。後述されるように、追加的なコンポーネントが追加的な受信波長を受信するためローカルノード14に設けられてもよい。さらなる他の実施例では、少なくとも1つのローカルノード14は、1以上の他のノード14により使用される他の受信波長とは異なる第2の受信波長においてトラフィックを受信するよう動作可能である。
データセンターノード12は、サービス要求を含む光信号をローカルノード14から受信し、当該サービス要求への応答を含む光信号を受信波長によりローカルノード14に送信する。ここで用いられる「光信号」とは、ネットワーク10においてトラフィックを搬送するチャネルを含む。ここで用いられる「トラフィック」とは、以下においてより詳細に説明されるようなサービスへの任意のリクエストを含むネットワークにおいて送信、格納またはソートされた情報を意味する。データは、音声、映像、テキスト、リアルタイム、非リアルタイム及び/または他の適切なデータを含みうるトラフィックの1つのタイプである。一実施例では、データセンターノード12は、デマルチプレクサ30、複数の受信機32、データセンター40、送信機28及びマルチプレクサ22から構成される。デマルチプレクサ30は、光リング20を介し送信されたWDMまたは他のマルチチャネル光信号を構成チャネルに逆多重化し、各光信号24を光受信機32に送信する。各光受信機32は、対応するトラフィックから符号化されたデータを電気的に復元する。その後、このデータはデータセンター40に転送される。データセンター40は、当該データを受信し、それの送信先ノード14に基づきデータをソートし、受信波長λによりトラフィックをローカルノード14に送信するためソートされたデータを送信機28にわたす。ここで用いられる「送信先ノード」とは、リング上の送信されるデータの宛先となるノードである。光送信機28は、受信波長λにおいて光信号25を生成する。光信号25は、音声、映像、テキスト、リアルタイム、非リアルタイム、あるいは他の適切なデータを符号化するのに変調された少なくとも1つの特性を有する光信号から構成される。
ある実施例では、データセンターノード12は、複数の送信機28(図示せず)から構成され、データセンターノード12により送信されるトラフィックのレベルが閾値(例えば、毎秒10ギガビット(Gb/s)など)を超えると、2以上の受信波長においてトラフィックを送信する。例えば、受信波長間のチャネルは、Cバンドにおいて100ギガヘルツ(GHz)であってもよい。このような実施例では、ローカルノード14の異なる部分には異なる受信波長が割当てられるようにしてもよい。例えば、データセンターノード12は、第1受信波長λR1によるローカルノード14A宛てのトラフィックと、第2受信波長λR2によるローカルノード14B及び14C宛てのトラフィックを送信するようにしてもよい。ある実施例では、チャネル間隔は隣接信号間のクロストークを回避または最小化するよう選択されてもよい。2以上の送信機28が2以上の受信波長において送信を行う場合、光リング20を介した送信のため、光情報信号25はマルチプレクサ22により単一の光信号に多重化される。
図示された実施例では、データセンター40は、インラインスイッチ36、トラフィックバッファ42、コントローラ44及びサービスモジュール38を有する、スイッチ36は、トラフィックバッファ42、コントローラ44及びサービスモジュール38に接続される。図示されてはいないが、一実施例では、データセンター40は、データセンターノード12を介しネットワーク10に接続されたインターネットプロトコル(IP)ネットワークとトラフィックをやりとりするためのレイヤ3(L3)スイッチから構成される。スイッチ36は、受信機32から受信したトラフィックをトラフィックバッファ42にわたし、トラフィックバッファ42に格納されているトラフィックを送信機28に転送する。スイッチ36は、イーサネット(登録商標)スイッチ、IPスイッチ、ファイバチャネル(FC)スイッチ、ルータ、あるいはトラフィックを選択的に誘導する他の適切な装置などのレイヤ2スイッチから構成されてもよい。トラフィックバッファ42は、ネットワーク間またはネットワーク内トラフィックを格納するよう動作可能なメモリである。トラフィックバッファ42は、単一または複数の記憶装置から構成されてもよい。記憶装置は、ハードディスクドライブ、ランダムアクセスメモリ、不揮発性メモリ、及び他の任意の適切なメモリあるいはそれらの組み合わせを含むようにしてもよい。
コントローラ44は、トラフィックバッファ42とサービスモジュール38へのアクセスを制御し、メディアに格納されている論理から構成されてもよい。当該論理は、プログラムされたタスクを実行するための機能的命令を有する。当該メディアは、コンピュータディスク、メモリ、他の適切なコンピュータ可読媒体、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)、他の適切な特定用途または汎用プロセッサ、送信メディア、あるいは論理が符号化及び利用される他の適切なメディアから構成される。一実施例では、コントローラ44はサーバから構成される。コントローラ44は、ネットワーク間及びネットワーク内トラフィックの両方のソート処理を容易にするため、コマンド信号を電気スイッチ36に送信するよう動作可能である。
一実施例では、トラフィックバッファ42は、各ローカルノード14に関連付けされたバッファアドレスを有する。この場合、従来の「ライトイン(write in)」及び「リードアウト(read out)」コマンドを用いて、ローカルノード14宛てのトラフィックを当該ローカルノード14に関連付けされたバッファアドレスに格納するようにしてもよい。この結果、スイッチ36に送信されたコマンド信号は、送信先ノードに関連付けされたバッファアドレスを含むかもしれない。コマンド信号の受信後、スイッチ36は、当該データをトラフィックバッファ42の対応するバッファアドレスに送る。コントローラ44のスケジューラは、対応するバッファアドレスに関連付けされたキューからのデータをスケジューリングする。一実施例では、このキューはFIFO(First−In First−Out)キューである。トラフィックはソートされてもよいということは理解されるであろう。スイッチ36は、バッファアドレスに格納されたトラフィックを送信機28に転送する。上述のように、送信機28は、各ローカルノード14が光ネットワーク10から受信波長をドロップするよう動作可能となるように、受信波長において光信号25を符号化する。
サービスモジュール38は、ノードからのサービス要求への応答を処理及び生成するよう動作可能である。ここで、当該ノードは、イントラまたはインターネットワークノード、すなわち、ネットワーク10の内部または外部のノードであってもよい。サービスには、データの提供、ソート処理または処理、あるいはネットワークシステムの他のサービスの提供が含まれてもよいということは理解されるであろう。サービスモジュール38は、ハードウェア(マイクチップなど)、ファームウェア及び/またはソフトウェアとして実現されてもよい。ローカルノード14は、デマルチプレクサ30により受信され、受信機32により電気的に復元されたサービス要求を割当てられた波長においてデータセンターノード12に送信する。光信号24から復元が行われると、当該要求はスイッチ36にわたされる。スイッチ36は、当該要求をサービスモジュール38に転送する。この要求は、サービスモジュール38に直接転送されてもよいし、あるいはサービスモジュール38への転送前にサービスモジュール38に関連付けされたバッファ42のアドレスに転送されてもよい。サービスモジュール38は、この要求を処理し、応答を生成する。一実施例では、映像に対する要求への応答は、オーディオビジュアルコンテンツを含むファイルを有する。他の実施例では、データ格納に対する要求は、データを受信したことのアクノリッジメントを含む。さらなる他の実施例では、この応答は、サービスモジュール38により処理された応答を含む。スイッチ36は、サービスモジュール38により生成された応答を受信し、それを送信先ノードに関連付けされたトラフィックバッファ42のアドレスにわたす。スイッチ36は、バッファアドレスに格納されている他のトラフィックと共にこの応答を当該バッファアドレス、従って、送信先ノードに関連付けされた送信機28に転送する。送信機28は、受信波長λの光情報信号25として応答(及び同一または異なるノード14への潜在的には他の応答)を符号化する。
図2Aは、図1の光ネットワーク10の一実施例である。データセンターノード12は、λにより送信される光トラフィック54、λにより送信される光トラフィック56及びλにより送信される光トラフィック58をそれぞれノード14A、14B及び14Cから受信する。データセンターノード12は、トラフィック54、56及び58を受信し、送信先ノードによる光トラフィック54、56及び58への応答とトラフィックをソート処理する。送信先ノードは、アドレッシング情報46により示される。データセンターノード12は、必要に応じて、応答を生成し、送信先ノードによる応答を含むデータをソート処理し、受信波長λによるトラフィックを送信するため、ソートされたデータを送信機28にわたす。送信機28は、波長λによる応答を含むデータを有する光信号を符号化する。ここでは、各ローカルノード14は波長λにおける信号をドロップするよう動作可能である。干渉を制御するため、受信波長λは、送信波長λ、λ及びλと異なるものとされる。図示された実施例では、ローカルノード14A、14B及び14Cの各々は、光信号50をドロップ信号50Aと通過信号50Bに受動的に分けるよう構成される。従来の光電変換が、ローカルノード14宛ての応答を含む任意のデータを抽出するため、ドロップされた信号に対し実行されてもよい。抽出されると、切り替え要素(図示せず)は、関連するアドレッシング情報に基づき、データ及び応答を適切なローカルクライアントに転送するようにしてもよい。
例えば、ノード14Aは、波長λにより送信される光トラフィック54をリング20にアッドする。光トラフィック54は、アドレッシング情報46により示されるような送信先ノードがノード14Bおと14Cをそれぞれ有する2つのデータブロックを含む。データセンターノード12は、光トラフィック54を受信及び復号し、各データブロックに対する送信先ノードアドレッシング情報とデータを復元する。データセンターノード12は、対応する送信先ノードに関連するバッファアドレスのトラフィックをソート処理することにより、送信先ノードによるデータをソート処理する。ノード14Bはまた、波長λにより送信される光トラフィック56をリング20にアッドする。光トラフィック56は、アドレッシング情報46に示されるような送信先ノード14C、14A及び14Cを有する要求(例えば、ビデオオンデマンドサービス要求など)と2つのデータブロックを含む。データセンターノード12は、光トラフィック56を受信及び復号し、当該データ及び要求と、アドレッシング情報46により示されるような当該データ及び要求のための送信先ノードを復元する。データセンターノード12は、上述のように、光トラフィック56において符号化された要求を処理し、応答を生成する。データセンターノード12は、対応する送信先ノードに関連するバッファアドレスのトラフィックをソート処理することにより、送信先ノードによるデータをソート処理する。図示された実施例では、ノード14Cはまた、波長λにより送信される光信号58をリング20にアッドする。光信号58は、アドレッシング情報46により示されるような送信先がノード14Aである1つのデータブロックを含む。データセンターノード12は、光信号58を受信及び復号し、送信先ノードアドレッシング情報46を含むデータを復元する。データセンターノード12は、対応する送信先ノードに関連するバッファアドレスのトラフィックをソート処理することにより送信先ノードによるデータをソート処理する。格納されているデータは、コントローラ44からのコマンド信号に応答して、送信機28に転送される。
図1に示されるように、動作の一特徴では、コントローラ44はバッファ42を介しネットワーク10のトラフィックのソート処理及び送信を制御する。コントローラ44は、送信先ノードに関連するバッファアドレスを含むコマンド信号をスイッチ36に送信する。このコマンド信号は、バッファアドレスが容量に接近することに応答して、あるいは他の何れかの適切な基準に基づき、定期的に送信されるようにしてもよい。コマンド信号の受信後、スイッチ36は、図2Bに表されるように、当該データをトラフィックバッファ42の対応するバッファアドレスにわたす。図2Bは、図示された実施例によるトラフィックバッファ42を図解的に示す。各バッファアドレスは、送信先ノードに関連付けされている。図示されたバッファは、送信先ノード14Aにノード14Bと14Cからの2つのデータブロックが送信されるということを示している。本実施例では、図示されたバッファはまた、送信先ノード14Bにノード14Aからの1つのデータブロックが送信されるということを示すものである。本実施例では、図示されたバッファはまた、ノード14Aと14Bの各々からの2つのデータブロックと、サービスモジュール38からの応答が送信されることを示している。各データブロックは、各自のデータブロックの送信先ノードを特定するアドレッシング情報に関連付けされるであろう。一実施例では、バッファ42は、例えば、関連するアドレスが容量に達することに応答して、トラフィックを送信機28に自動的に転送する。各ブロックがアドレッシング情報46によりラベル付けされると、データ及びアドレッシング情報46は、受信波長λにより送信される。上述のように、ノード14A、14B及び14Cは、受信波長λによりトラフィックを受信するよう構成される。
受信波長λにより送信されたダウンストリームトラフィックの増加が帯域幅閾値を超えることに応答して、データセンターノード12は、当該ダウンストリームトラフィックの少なくとも一部を第2受信波長λR2により送信するようにしてもよい。帯域幅閾値は、それを超えると、第1波長により送信されたトラフィックが第2波長に転送され、第1波長の帯域幅を動作閾値未満にする値である。帯域幅閾値は、例えば、受信波長の最大容量などの何れか適当な特徴に基づき選択されてもよい。この動作閾値は、ネットワーク10の通常の状態の下で機能する容量を表すものであってもよい。例えば、閾値帯域幅は10Gb/sであり、動作閾値は5Gb/sであってもよい。データセンター12は、帯域幅閾値以下のλで送信されたトラフィックの帯域幅を低減するため、λR2により送信するトラフィックを決定する。1以上のローカルノード14宛てのトラフィックは、λR2によりトラフィックを送信する第2送信機に転送されてもよい。第2受信波長によりトラフィックを送信することは、後述されるように、データセンターノード12に第2送信機28を、第2受信波長を受信するため1以上のローカルノードに光コンポーネントを設けることを必要とするかもしれない。ダウンストリームトラフィックが増加し続けるのに従って、追加的な受信波長がネットワーク10にアッドされてもよく、この場合、ローカルノード14の追加的送信機28と光コンポーネントが必要とされるかもしれない(図3及び4を参照せよ)。
図3は、アッド/ドロップノード14の一実施例を示す。図示されたノード14では、トラフィックはファイバ20と21から受動的にドロップされる。図1には図示されていないが、ファイバ21をネットワーク10にアッドすることは、プロテクションの切り替えを提供するかもしれない。ファイバ21がネットワーク10に含まれていない場合、図3及び4に示されるアッド/ドロップノード14の以下の実施例には、ファイバ21に関連するコンポーネントに含まれない。図示された実施例は、カプラと受信要素66を用いてノード14に割当てられた波長を抽出し、データセグメントを関連するクライアントに転送する。後述されるように、ローカルトラフィックが、ファイバ20及び21にトラフィックをアッドするため、ノード14に割当てられたサブバンドのファイバ20及び21にアッドされてもよい。
図3を参照するに、ノード14は、第1または反時計回りのトランスポート要素62、あるいは第2または時計回りのトランスポート要素64から構成される。図示された実施例では、ノード14は、送信要素68と受信要素66とから構成される。あるいは、送信要素68と受信要素66は、ノード14から分離されていてもよい。トランスポート要素62と64は、ファイバ20と21に対してトラフィックをアッド及びドロップし、以前に送信されたトラフィックをドロップし、及び/またはノード14とファイバ20及び21との他のやりとりを提供する。送信要素68は、トランスポート要素62と64によりファイバ20及び21にアッドされるためのローカルアッド信号を生成する。受信要素66は、トランスポート要素62と64によりファイバ20及び21からドロップされたローカルドロップ信号を受信する。ある実施例では、トランスポート要素、送信要素及び受信要素62、64、68及び66の各々は、個別のカードとして実現され、ノード14のカード取付部のバックプレーンを介し相互接続されてもよい。あるいは、1以上の要素62、64、66及び68の機能は、複数の個別カードに分散されてもよい。このように、ノード14は、モジュラー形式のアップグレード可能なものとされ、「成長に合わせた段階的な投資(pay−as−you−grow)」によるアーキテクチャを提供する。ノード14のコンポーネントは、直接、間接または他の適切な接続あるいは関連付けにより接続されてもよい。図示された実施例では、要素62、64、66及び68と、これら要素内の装置が、光ファイバ接続により接続されるが、他の実施例は部分的または平面光導波回路及び/またはFSO(Free Space Optics)により実現されてもよい。
一実施例では、トランスポート要素62と64の各々は、アンプ70、ドロップカプラ72及びアッドフィルタ74から構成される。アンプ70は、光信号を増幅する。ドロップカプラ72は、光信号をドロップ信号とパススルー信号に分割するよう動作可能であり、ここで2つの信号は実質的に同一となる。さらに、トランスポート要素62と64の各々は、割当てられたサブバンドで信号を終了し、送信要素48で生成された割当てられたサブバンドとパススルー信号の両方を合成するよう動作可能なアッドフィルタ74から構成される。アッドフィルタ74は、薄膜、固定フィルタ、チューナブルフィルタ、あるいは他の適切なフィルタから構成されてもよく、各フィルタ74は、単一のフィルタまたは直列や並列に接続された複数のフィルタから構成されてもよい。
ドロップカプラ72の各々は、光信号の合成及び/または分割を行うよう動作可能な光ファイバカプラまたは他の光スプリッタから構成されてもよい。ここで用いられる光スプリッタまたは光カプラとは、2以上の光信号に基づき光信号の合成または生成し、及び/または光信号を当該光信号に基づきいくつかの個別の光信号または受動的な個別の光信号に分割するよう動作可能な任意の装置である。これら個別の信号は、周波数、形式及び/またはコンテンツに関して同様または同一なものであってもよい。例えば、これらの個別信号は、コンテンツに関して同一であってパワーに関して同一または実質的に同様なものであってもよく、あるいはコンテンツに関して同一であってパワーに関して実質的に異なるものであってもよく、またはコンテンツに関して若干異なるものであってもよい。一実施例では、各カプラ72は、信号を実質的に異なるパワーを有する2つのコピーに分割するものであってもよい。
アンプ70は、EDFA(Erbium−Doped Fiber Amplifier)あるいは光信号の受信及び増幅が可能な他の適切なアンプであってもよい。時計回りリング21と反時計回りリング21の光パワー変動を低減するため、アンプ70は、広範な入力ダイナミックレンジを有するALC(Automatic Level Control)機能を利用するようにしてもよい。従って、アンプ70は、AGC(Automatic Gain Control)を利用して入力パワー変動に対する利得平坦化を実現すると共に、VOA(Variable Optical Attenuator)を利用してALC機能を実現するようにしてもよい。
ノード14の動作中、各トランスポート要素62及び64のアンプ70は、接続されているファイバ20または21から信号を受け取り、当該信号を増幅する。この増幅された信号は、ドロップカプラ72に転送される。ドロップカプラ72は、信号をパススルー信号とドロップ信号に分割する。ドロップ信号は、ノード14に割当てられた波長の少なくとも一部を有する。パススルー信号は、アッドフィルタ74に転送される。ローカルドロップ信号は、ドロップカプラ72から入力信号を受信機86に選択的にわたす受信要素66に転送される。アッドフィルタ74は、送信要素68により生成された信号とパススルー信号とを合成する。
図示された実施例では、受信要素は、2つの1×nカプラ76、複数のチューナブル(または固定)フィルタ80、複数のセレクタ82、複数の2×1スイッチ84、受信機86及びスイッチ要素88を有する。1×nカプラ76は、1つの光ファイバリードと、ドロップリードとして機能する複数の光ファイバリードとから構成される。ドロップリード78は、選択された波長をパスし、他の波長を拒絶するよう動作可能な複数のチューナブルフィルタ80に接続されてもよい。図示された実施例では、ファイバ20に関するドロップリード78Aとファイバ21に関するドロップリード78Bはそれぞれ、チューナブルフィルタ80Aと80Bに接続される。ダウンストリームトラフィックが帯域幅閾値を超えると、データセンターノード12は、第2波長によりダウンストリームトラフィックの少なくとも一部を送信する。この場合、追加的なチューナブルフィルタ80が、追加された受信波長を選択的にパスするためカプラ76に接続されていてもよい。80A及び80Bから選択された波長は、リング20からの関連するドロップ信号またはリング21からの関連するドロップ信号と受信機86の選択的な接続を可能にするスイッチ84とセレクタ82にわたされる。このような選択的なスイッチングが、OUPSR(Optical Unidirectional Path−Switched Ring)プロテクションスイッチングを実現するのに利用されてもよい。ある実施例では、セレクタ82は、より小さなビットエラーレート(BER)を有するファイバ20または21からローカルクライアントトラフィックに転送するよう初期的に構成される。閾値の値は、BERが当該閾値を超えない限り、スイッチがそれの初期状態に留まるように確定される。他の閾値または範囲がパワーレベルに対して確定されてもよい。例えば、BERがBER閾値を超える場合、あるいはパワーが好ましいパワー範囲の範囲外にある場合、スイッチは他の信号を選択する。スイッチングのコマンドは、接続90を介し送信されるかもしれない。これにより、スイッチングのローカル制御と、シンプルかつ迅速なプロテクションが実現される。受信機86において信号の光電変換が実行された後、スイッチ要素88は、関連するアドレッシング情報に基づきデータセグメントを適切なローカルクライアントに転送する。スイッチ要素88は、例えば、L2スイッチ、L3スイッチあるいは他の任意の適切なスイッチなどの任意の適切なスイッチから構成されてもよい。
図示された実施例では、送信要素68は、2×nカプラ92と、ノード14に割当てられた波長群により送信が行われる1以上のチューナブル送信機94とから構成される。2×nカプラ92は、アッドリードとして機能する複数のリードから構成され、1以上のチューナブル(または固定波長)送信機94に接続されてもよい。チューナブル送信機94は、選択された波長によりアッド信号を送信し、これにより、ノード14へのフレキシブルな波長の割当てを提供するよう動作可能となる。カプラ92は、アッド信号を実質的に類似した2つの信号に分割する。このとき、1つの信号はファイバ20にアッドされ、他方はファイバ21にアッドされる。アッド信号は、上述のように、関連するファイバ20または21への追加のため、アッドフィルタ74に転送される。アッドフィルタ74は、割当てられたサブバンドにより送信された信号を拒絶し、送信要素68により割当てられたサブバンドにより送信されたアッド信号とパススルー信号とを合成する。
図示された実施例では、同一または実質的に同一な信号が、ファイバ20と21の両方を介し通信される。従って、ある受信機群86がファイバ20または21から信号を受信するのに使用され(スイッチ84とセレクタ82の位置に応じて、一方または他方が受信される)、同一の送信機群94が同一信号をファイバ20と21の両方に送信するのに利用されてもよい。このような構成は、OUPSRプロテクションを提供するときに適切である。しかしながら、他の実施例では、ノード14はファイバ20と21の各々に関する独立した受信機群94と送信機群94とを有するようにしてもよい。この場合、スイッチ84とセレクタ82は不要である。代わりに、各ファイバ20または21に関連するドロップ信号が、各リングに関する受信機群86に接続される。従って、異なる信号がファイバ20と21から受信されるようにしてもよい。
同様にして、カプラ92を用いて送信機群94からの信号を分割し、当該信号をファイバ20と21の両方に提供する代わりに、異なる信号がファイバ20に関連付けされた送信機群94とファイバ21に関連付けされた送信機群94により生成されてもよい。従って、異なる信号が各ファイバ20と21を介し通信されてもよい。例えば、第1の信号をノード14においてファイバ20上のあるチャネルにアッドすることが可能であり、全く異なる信号を同一のノード14によりファイバ21上の同一のチャネルにアッドすることが可能である。
図4は、アッド/ドロップノード14の一実施例を示す。図示されたノード14では、トラフィックはファイバ20と21から受動的にドロップされる。特に、図示された実施例では、カプラ72と受信要素66を用いてノード14に割当てられた波長が抽出される。後述するように、ローカルトラフィックがファイバ20及び21にアッドされてもよい。
図4を参照するに、ノード14は、第1あるいは反時計回りのトランスポート要素62と、第2あるいは時計回りのトランスポート要素64から構成される。ノード14は、送信要素68と受信要素66を有するようにしてもよい。図示された実施例では、送信要素68と受信要素66は、ノード14から独立なものとされている。トランスポート要素62と64は、ファイバ20及び21に対しトラフィックをアッド及びドロップしたり、以前に送信されたトラフィックをドロップしたり、ノード14とファイバ20及び21との他のやりとりを提供したりする。送信要素68は、トランスポート要素62と64によりファイバ20及び21にアッドされるべきローカルアッド信号を生成する。受信要素66は、トランスポート要素62及び64によりファイバ20及び21からドロップされたローカルドロップ信号を受信する。ある実施例では、トランスポート要素、送信要素及び受信要素62、64、68及び66の各々は、個別カードとして実現され、ノード14のカード取付部のバックプレーンを介し相互接続されてもよい。あるいは、1以上の要素62、64、68及び66の機能が、複数の個別カードに分散されるようにしてもよい。このように、ノード14は、モジュラー形式のアップグレード可能なものとされ、「成長に合わせた段階的な投資(pay−as−you−grow)」によるアーキテクチャを提供する。ノード14のコンポーネントは、直接、間接または他の適切な接続あるいは関連付けにより接続されてもよい。図示された実施例では、要素62、64、66及び68と、これら要素内の装置が、光ファイバ接続により接続されるが、他の実施例は部分的または平面光導波回路及び/またはFSO(Free Space Optics)により実現されてもよい。
一実施例では、トランスポート要素62と64の各々は、アンプ70、ドロップカプラ72及びアッドカプラ96から構成される。アンプ70は、光信号を増幅する。ドロップカプラ72は、光信号を実質的に同一であるドロップ信号とパススルー信号に分割するよう動作可能である。さらに、トランスポート要素62と64の各々は、送信要素68により生成される信号とパススルー信号をアッド/合成するよう動作可能なアッドカプラ96を有する。
アッドカプラ96は、光信号を合成及び/または分割するよう動作可能な光ファイバカプラまたは他の光スプリッタを有するようにしてもよい。ここで用いられる「光スプリッタ」あるいは「光カプラ」は、2以上の光信号に基づいて光信号を合成または生成し、あるいは光信号をこれに基づきいくつかの個別の光信号あるいは受動的な個別の光信号に分割するよう動作可能な任意の装置である。これら個別信号は、周波数、形式及び/またはコンテンツに関して類似または同一なものであってもよい。例えば、個別信号は、コンテンツに関して同一でパワーに関して同一または実質的に類似したものであってもよいし、あるいはコンテンツに関して同一でパワーに関して実質的に異なるものであってもよいし、あるいはコンテンツに関して若干異なるものであってもよい。一実施例では、各カプラ72は、信号を実質的に異なるパワーを有する2つのコピーに分割するものであってもよい。
アンプ70は、EDFAまたは光信号の受信及び増幅が可能な他の適切なアンプであってもよい。時計回りリング21と反時計回りリング20の光パワー変動を減少させるため、アンプ70は、広範な入力ダイナミックレンジを有するALC機能を利用するようにしてもよい。従って、アンプ70は、AGCを用いて入力パワー変動に対する利得平坦化を実現すると共に、VOAを用いてALC機能を実現するようにしてもよい。
ノード14の動作中、各トランスポート要素62と64のアンプ70は、接続されているファイバ20または21から信号を受信し、当該信号を増幅する。増幅された信号は、ドロップカプラ72に転送される。ドロップカプラ72は、当該信号をパススルー信号とドロップ信号に分割する。ドロップ信号には、ノード14に割当てられた波長群の少なくとも一部が含まれる。パススルー信号は、アッドカプラ96に転送される。ローカルドロップ信号は、ドロップカプラ72から入力信号を受信機86に選択的にわたす受信要素66に転送される。アッドカプラ96は、パススルー信号と送信要素68により生成された信号とを合成する。
図示された実施例では、受信要素は、2つの1×nカプラ76、複数のチューナブル(または固定)フィルタ80、複数のセレクタ82、複数の2×1スイッチ84及び受信機86を有する。1×nカプラ76は、1つの光ファイバリードと、ドロップリード78として機能する複数の光ファイバリードとから構成されてもよい。ドロップリード78は、選択された波長をパスし、他の波長を拒絶するよう動作可能な複数のチューナブルフィルタ80に接続されてもよい。図示された実施例では、ファイバ20に関連するドロップリード78Aとファイバ21に関連するドロップリード78Bがそれぞれ、チューナブルフィルタ80Aと80Bに接続される。ダウンストリームトラフィックが帯域幅閾値を超えると、データセンターノード12は、第2波長によりダウンストリームトラフィックの少なくとも一部を送信する。この場合、追加的なチューナブルフィルタ80が、アッドされた受信波長を選択的にパスするようドロップリード78に接続されてもよい。80A及び80Bから選択された波長は、リング20からの関連するドロップ信号またはリング21からの関連するドロップ信号と受信機86の選択的接続を可能にするスイッチ84とセレクタ82にわたされる。このような選択的スイッチングは、OUPSRプロテクションスイッチングを実現するのに利用されてもよい。ある実施例では、セレクタ82はより低いBERを有するファイバ20または21からローカルクライアントに転送するよう初期的に構成される。閾値の値は、BERが当該閾値を超えない限り、スイッチがそれの初期状態に留まるよう確定される。他の閾値または範囲が、パワーレベルに対し確定されてもよい。例えば、BERがBER閾値を超える場合、あるいはパワーが好ましいパワー範囲の範囲外にある場合、スイッチは他方の信号を選択する。スイッチングのコマンドは、接続90を介し送信されてもよい。これにより、スイッチングのローカル制御と、シンプルかつ迅速なプロテクションが実現される。受信機86における信号の光電変換の後に、スイッチ要素88は、関連するアドレッシング情報に基づきデータセグメントを適切なローカルクライアントに転送する。上述のように、スイッチ要素は、例えば、L2スイッチ、L3スイッチあるいは他の何れか適切なスイッチなどの任意の適切なスイッチから構成されてもよい。
図示された実施例では、送信要素68は、2×nカプラ92と、ノード14に割当てられた波長群により送信する複数のチューナブル(または固定波長)送信機94とから構成される。2×nカプラ92は、アッドリードとして機能する複数のリードから構成され、複数のチューナブル送信機94に接続されてもよい。チューナブル送信機94は、選択された波長によりアッド信号を送信し、これにより、ノード14への波長のフレキシブルな割当てを提供するよう動作可能である。カプラ92は、当該アッド信号を実質的に類似した2つの信号に分割する。ここで、1つの信号はファイバ20にアッドされ、他方の信号はファイバ21にアッドされる。これらアッド信号は、上述のように、関連するファイバ20または21への追加のため、アッドカプラ96に転送される。アッドカプラ96は、割当てられた波長の1つにより送信されたアッド信号を受信し、当該アッド信号とパススルー信号とを合成する。
図示された実施例では、同一または実質的に同一の信号が、ファイバ20と21の両方を介し通信される。従って、ある受信機群86がファイバ20または21から信号を受信するのに利用され(スイッチ84とセレクタ82の位置に応じて、一方または他方が受信される)、同一の送信機群94がファイバ20と21の両方に同一の信号を送信するのに利用されてもよい。このような構成は、OUPSRプロテクションを提供するときに適切である。しかしながら、他の実施例では、ノード14はファイバ20と21の各々に関連する独立した受信機群86と送信機群94とを有するようにしてもよい。この場合、スイッチ84とセレクタ82は不要となる。代わりに、各ファイバ20または21に関連するドロップ信号が、各リングに関連する受信機群86に接続される。従って、異なる信号がファイバ20及び21から受信されるようにしてもよい。
同様にして、カプラ92を用いて送信機群94からの信号を分割し、当該信号をファイバ20と21の両方に提供する代わりに、ファイバ20及び21に関連する送信機群94により異なる信号が生成されるようにしてもよい。従って、異なる信号が各ファイバ20及び21を介し通信されてもよい。例えば、第1の信号がノード14のファイバ20のあるチャネルにアッドされ、全く異なる信号が同一のノード14によりファイバ21上の同一チャネルにアッドすることが可能である。
図5は、追加的な受信波長によりネットワーク10をアップグレードすることを容易にするため、OSC(Optical Supervisory Channel)を含む図1に示される光ネットワーク10の一実施例である。本実施例では、OSC信号が「動作中の」トラフィックと異なる外部バンドにおいて送信される。OSCは、規格化されたOSCであってもよいし、あるいはネットワーク上の各ノードにおける光電光変換によりトラフィックが搬送されるチャネルであってもよい。OSCは、SONET(OC−192など)、イーサネット(10GbEなど)、あるいは他の任意の適切な技術を利用して通信されてもよい。受信波長λの帯域幅が帯域幅閾値を超えると、OSC信号が受信波長の帯域幅を低減するためトラフィックの一部を一時的に送信するようにしてもよい。この期間中、追加的な光コンポーネントが追加的な受信波長の送信のため、それらの設置後にOSC信号に含まれる部分が追加的な受信波長により送信されるように、ネットワーク10に追加されてもよい。設置中にOSC信号を利用する結果、ネットワーク10は、動作を継続することができ、追加的な受信波長へのスムースな移行を提供することができる。ある実施例では、OSC信号は1510ナノメータ(nm)により送信される。
図5を参照するに、各ローカルノード14とデータセンターノード12は、OSC信号160の受動的なドロップ及びアッドを行うためのドロップOSCフィルタ140とアッドOSCフィルタ142から構成される。ドロップOSCフィルタ140は、光リング20からのOSC波長を拒絶(ドロップ)し、当該光信号の他の波長をパスするよう動作可能である。後述されるように、ドロップOSCフィルタ140は、光リング20から各ノード12及び14の管理要素144へのOSC信号160をドロップする。アッドOSCフィルタ142は、管理要素144からOSC信号160を受信し、OSC波長を光リング20にアッドするよう動作可能である。一実施例では、各OSCフィルタは、固定ファイバブラッググレイティングなどの固定光フィルタから構成され、割当てられた波長におけるトラフィックを拒絶し、残りのトラフィックをパスするよう動作可能である。さらに、各OSCフィルタは、単一のフィルタまたは直列または並列に接続された複数のフィルタから構成されてもよい。
上述のように、各ローカルノード14とデータセンターノード12は、管理要素144を有する。各管理要素144は、OSC受信機146、OSC送信機148及び要素管理システム(EMS)150から構成されるようにしてもよい。OSC受信機146とOSC送信機148は、EMS150に対するOSC信号を送受信する。EMS150は、ネットワーク管理システム(NMS)152に通信可能に接続されるようにしてもよい。従来、EMS150、NMS152及び/またはOSC信号は、ネットワーク及び/またはノード監視、エラー検出、プロテクションスイッチング、ネットワーク10のループバックまたはローカライズテスティング機能を実行する。図示された実施例では、EMS150、NMS152及び/またはOSC信号は、帯域幅閾値超過に応答して、追加的な受信波長への移行を容易にするための追加的タスクを実行する。NMS152は、ローカルノード14及びデータセンターノード12の内部に設けられるか、これらすべてのノードの外部に設けられるか、あるいはそれ以外に設置されてもよい。一実施例では、フィルタ140及び142と管理要素144と共に、要素内のコンポーネント及びノード内の他のコンポーネントは、光ファイバリンクと相互接続されてもよい。他の実施例では、上記コンポーネントは、部分的または平面光導波回路及び/またはFSO(Free Space Optics)により実現されてもよい。さらに、ノード14に関して説明されるように、各ローカルノード14の各コンポーネントは、ノード14のカード取付部の内部の1以上の個別カードとして実現されてもよい。
ノード12のデータセンター40は、ノード12の管理要素144に接続される。図示されてはいないが、データセンター40は、管理要素144を有するようにしてもよい。上述のように、データセンター40は、データを受信し、送信先ノードによりデータをソート処理し、ローカルノード14宛てのトラフィックを送信するため、ソートされたデータを適切な送信機にわたす。図示された実施例では、データセンターはさらに、管理要素144からOSC信号を介し送信されたトラフィックを受信し、ローカルノード14への送信のため、管理要素144にトラフィックをわたす。受信波長が帯域幅閾値を超えると、データセンター40は、OSC波長によりダウンストリームトラフィックの少なくとも一部を送信するため、管理要素144にトラフィックをわたす。上述のように、OSC信号は、ネットワーク10への追加的受信波長への追加を容易にする。
動作の一特徴では、データセンターノード12は、上述のように、ノード14からトラフィックを受信し、送信先によりトラフィックをソート処理し、当該トラフィックをλ40などの受信波長により送信先ノードに送信する。λ40により送信されたダウンストリームトラフィックが帯域幅閾値を超えると、ノード12は、第2の受信波長が必要であると判断し、λ40の帯域幅を動作閾値以下に低減するため、どのダウンストリームトラフィックを第2受信波長(λ39など)により送信するか決定する。この動作閾値は、帯域幅閾値より小さいものであってもよい。例えば、λ39を介し通信されるダウンストリームトラフィックは、最小の関連するダウンストリームトラフィック量を有するノードから始めて(トラフィックの宛先となるノード)、その後次の少ない関連するダウンストリームトラフィック量を有するノードなどに続き、λ40を介し送信されるダウンストリームトラフィックの合計が動作閾値以下に低下するまで、ノード単位によりλ40からλ39までのダウンストリームトラフィックの送信を転送することにより決定されてもよい。他の実施例では、トラフィックは他の適切な方法によりλ40から転送することが可能である。
一例として、ノード14Aが最小量の関連するダウンストリームトラフィックを有し、ノード14Bが次に少ない関連するダウンストリームトラフィックを有し、ノード14Cが最も関連するダウンストリームトラフィックを有すると仮定すると、ノード12は、第2受信波長λ39によりローカルノード14A宛ての送信トラフィックがλ40の帯域幅を動作閾値以下に低減させると判断するようにしてもよい。本例では、ノード12は、ローカルノード14A宛てのトラフィックがOSC波長λOSCによる送信のため、データセンター40からデータセンターノード12の管理要素144に転送されるように、データセンター40にコマンドを通信する。一実施例では、OSC信号160は、OSC機能と追加的受信波長へのトラフィック移行のために確保されている部分とから構成される。OSC信号160はまた、ノード12宛てのトラフィックが含まれるように、アップストリームトラフィックのために確保されている帯域幅の他の部分を有するようにしてもよい。
ローカルノード14A宛てのダウンストリームトラフィックがλOSCにより送信される一方、追加的な送信機28が第2の受信波長λ39によるデータ送信に適応するようデータセンターノード12に設置されてもよい。追加的送信機28の設置に関して、受信ローカルノード14に対する適切な設置及び/または調整が行われる。例えば、追加的チューナブルフィルタ80がドロップダウンリード78に接続され、追加的なセレクタ82、2×1スイッチ84及び受信機86がまた追加されてもよい。あるいは、既存のチューナブルフィルタ80がλ39にチューニングすることも可能である。追加的な送信機28の設置と、必要に応じて、関連するローカルノードの追加的な受信要素の設置が完了すると、EMS150はλ39への移行のため、NMS152に当該完了を通知する。ノード12は、λ39により送信を行う送信機28に関連するローカルノード14宛てのトラフィックをルーティングするため、データセンター40にコマンドを通信する。例えば、データセンター40は、ローカルノード14B及び14C宛てのトラフィックをλ40により送信を行う送信機28に転送し、ローカルノード14A宛てのトラフィックをλ39により送信を行う送信機28に転送する。
他の動作の特徴では、ローカルノード14宛てのすべてのトラフィックがデータセンター40によりソート処理され、λOSCでのOSC信号の送信におけるダウンストリームトラフィックの送信のため、管理要素144に転送される。トラフィックが帯域幅閾値を超えると、ノード12は、λOSCのトータルトラフィックが動作閾値以下となるように、他の波長(λ40など)に転送されるべきダウンストリームトラフィックを決定する。例えば、ノード12は、λOSCによるダウンストリームトラフィックの送信のトータルの帯域幅が毎秒10ギガビット(10Gb/s)の帯域幅閾値を超えたと判断してもよい。λ40を介し通信されるダウンストリームトラフィックは、最大量の関連するダウンストリームトラフィックを有するノードから始めて、その後に次に大きな量の関連するダウンストリームトラフィックを有するノードなどに続き、λOSCにより送信されるトータルのダウンストリームトラフィックが動作閾値以下(5Gb/sなど)に低減するまで、ノード単位により(トラフィックの宛先ノード)λOSCからλ40へのダウンストリームトラフィックの送信を転送することにより決定されるかもしれない。他の実施例では、トラフィックはλOSCから任意の適切な方法により転送することが可能である。
一例として、ノード14Aが最小量の関連するダウンストリームトラフィックを有し、ノード14Bが次に小さな量の関連するダウンストリームトラフィックを有し、ノード14Cが最も関連するダウンストリームトラフィックを有すると仮定すると、ノード12は、ローカルノード14C宛てのトラフィックをλ40に転送することにより、λOSCにより送信されたトラフィックを5Gb/sの動作閾値以下に低減することができる判断してもよい。λ40により送信を行う送信機28がデータセンターノード12に設置され、λ40と関連する受信要素を選択するチューナブルまたは固定フィルタが、λ40により送信されるトラフィックを受信するため、ローカルノード14Cに設置(または調整)されるようにしてもよい。設置が完了すると、EMS150は、この完了をNMS152に通知する。ノード12は、ローカルノード14C宛てのすべてのトラフィックをλ40により送信を行う送信機28に転送するため、データセンター40にコマンドを通信する。
さらに、λ40により送信されたトラフィックが送信機28に関する帯域幅閾値を超える場合、光ネットワーク10は、一時的な送信波長としてλOSCを用いてλ40から波長λ39への特定のダウンストリームトラフィックの移行のため、上述の移行手順に進むようにしてもよい(送信機はλ39のためノード12に設置されるが)。このプロセスは、λOSCからλ39に移行されるべきすべてのトラフィックを追加することがλOSCに関する帯域幅閾値を超える場合、段階的なλ39への以降を必要とするかもしれない。例えば、λ40により送信されるトラフィックがローカルノード14A、14B及び14C宛てのトラフィックを含むと仮定すると、ノード12は、λ39によるローカルノード14A及び14B宛てのトラフィックを送信することにより、トラフィックが動作閾値以下に低減すると判断する。しかしながら、ローカルノード14A及び14B宛てのトラフィックが、λOSCの帯域幅閾値を超過する場合のλOSCの結果にアッドされる場合、ノード12は、λOSCによりローカルノード14A宛てのトラフィックを送信するコマンドを通信するようにしてもよい。ローカルノード14A宛てのトラフィックがλ39に移行すると、ノード12は、ローカルノード14B宛てのトラフィックを移行するためのコマンドを通信する。
図6は、レイヤ3機能に対してOSCチャネルを利用する光ネットワーク10の一実施例を示す。図示された実施例では、光ネットワーク10は、レイヤ3スイッチ(またはルータ)162を介しインターネットプロトコル(IP)ネットワーク170に接続される。各ローカルノード14のEMS150は、ネットワーク要素またはLANが接続されるレイヤ2スイッチ88とスイッチ88のポートを介し各ローカルノード14に接続されるネットワーク要素及び/またはLANを決定する。EMS150は、この情報をOSC信号160を介しレイヤ2スイッチ88に送信する。一実施例では、EMS150は、イーサネットベースのタグを用いて、ネットワーク要素及び/またはLANを特定し、当該情報をレイヤ2スイッチ88に送信する。この情報に基づき、レイヤ2スイッチ88は、ローカルノード14の各ポートに対するタグ割当てを決定する。動作の一特徴では、レイヤ2スイッチ88は、1以上のローカルノード14のローカルクライアント宛てのトラフィックを受信する。この場合、受信したトラフィックに含まれるタグは、入力されたトラフィックをどのポートに送信すべきかローカルノード14に指示するローカルノード14のEMS150にOSC信号160を介し送信される。EMS150は、タグを受信し、レイヤ2スイッチ88にデータの送信場所を指示する。
図7は、光ネットワークにおいてトラフィックを送信するための方法200を示す一例となるフロー図である。本方法はステップ202から開始され、ローカルノード14からのトラフィックを含むWDM信号がデータセンターノード12において受信される。ステップ204において、WDM信号はそれの構成チャネルに逆多重化される。ステップ206において、受信機32は、構成チャネルからのリクエストを含むデータを電気的に復元する。次にステップ208において、復元されたデータがデータセンター40に転送される。判定ステップ210において、サービスに対するリクエストが復元されたデータに含まれるべきであると判断されると、ステップ212において、スイッチ36は当該リクエストをサービスモジュール38に転送する。ステップ214において、スイッチ36は、サービスモジュール38から応答を受信する。次にステップ216において、スイッチ36は、当該データと送信先ノードによる応答をソート処理する。この後、スイッチ36は、ソート処理されたトラフィックを各送信先ノードに関連するバッファアドレスにわたす。ステップ220において、バッファアドレスに格納される各データブロックは、送信先ノードを示すヘッダに関連付けされる。スイッチ36は、受信波長によりダウンストリームトラフィックをすべてのノード14に送信するため、ヘッダと関連データを送信機28に転送する。ステップ224において、ノード12によりダウンストリームトラフィックが帯域幅閾値を超えたと判断されると、光ネットワーク10は、第2の受信波長によりダウンストリームトラフィックの一部を送信するよう移行する。この移行ステップの2つの実施例が、図8と9に示されている。ステップ228において、データセンターノード12は、第2受信波長によりダウンストリームトラフィックの一部を少なくとも1つのローカルノード14に送信する(ここで、トラフィックが受信されるたびに、方法が繰り返される)。
図8は、図7に示される移行ステップ226の一実施例を示す。本方法はステップ250から開始され、ノード12により第2受信波長により送信すべきダウンストリームトラフィックの部分が決定される(図7のステップ224における帯域幅閾値の超過による)。例えば、図5を参照して上述されたように、第2受信波長(λ39など)を介し通信されるダウンストリームトラフィックは、最小量の関連するダウンストリームトラフィックを有するノードから始まり、その後で次に小さな量のダウンストリームトラフィックを有するノードに続き、λ40を介し送信されるトータルのダウンストリームトラフィックが動作閾値以下に低減するまで、ノード単位により(トラフィック宛先ノード)第1受信波長(λ40など)からλ39までのダウンストリームトラフィックの送信を転送することにより決定されてもよい。他の実施例では、トラフィックは、他の何れか適切な方法によりλ40から転送することができる。
判定がなされると、ノード12は、ステップ252においてトラフィックの一部が移行期間にOSC波長(λOSC)により送信されるように、トラフィックの当該部分を管理要素144にルーティングするようデータセンター40に指示する。次にステップ254において、第2受信波長により送信を行う追加的な送信機28が、λOSCにより現在送信されているダウンストリームトラフィックの一部を送信するため、データセンターノード12に設置される。さらにステップ254において、受信要素が、ダウンストリームトラフィックの一部に関連するローカルノードに設置及び/または調整される。受信要素には、チューナブルフィルタ、固定光フィルタ、コントローラ、スイッチ及び受信機が含まれるようにしてもよい。チューナブルフィルタがローカルノードで利用される場合、異なる波長を(異なる時点で)受信するのに単一のフィルタが利用可能である。例えば、現在利用されていないチューナブルフィルタは、受信機がλ39に設置またはチューニングされると、λ39をパスするようチューニングすることができる。当該コンポーネントがステップ256において設置されると、EMS150は、NMS152に追加されたハードウェアを通知し、この通知に応答して、ノード12は、ダウンストリームトラフィックの一部を波長λ39(λOSCの代わりに)により送信する送信機28にルーティングするようデータセンター40に指示する。本方法は、新たに追加された送信波長がそれの帯域幅閾値を超えない場合に繰り返すことができる。
図9は、初期的なダウンストリームトラフィックがλOSCにより初期的に送信される移行ステップ226の他の実施例を示す。本方法はステップ260から開始され、ノード12は、図7のステップ224におけるλOSCの帯域幅閾値の超過により、λOSCから第2受信波長(λ40など)に転送すべきトラフィックを判断する。例えば、図5を参照して上述されるように、λ40を介し通信されるダウンストリームトラフィックは、最大量の関連するダウンストリームトラフィックを有するノードから始めて、その後に次に大きな量の関連するダウンストリームトラフィックを有するノードに続き、λOSCを介し送信されるトータルのダウンストリームトラフィックが動作閾値以下に低減するまで、ノード単位により(トラフィック宛先ノード)λOSCからλ40へのダウンストリームトラフィックの送信を転送することにより決定されてもよい。他の実施例では、トラフィックは、他の何れか適切な方法によりλOSCから転送することができる。
次にステップ262において、λ40により送信を行う追加的な送信機が、データセンターノード12に設置され、受信要素が関連するローカルノードに設置または調整される。ステップ264において、EMS150はノード12に追加されたハードウェアを通知し、当該通知に応答して、ノード12は、λOSCにより送信を行う送信機の代わりに、λ40により送信を行う送信機28に関連するトラフィックを転送するようデータセンター40に指示する。
さらに、図9に明示的には図示されていないが、λ40により送信されたトラフィックが送信機28に関する帯域幅閾値を超える場合、光ネットワーク10は、一時的な送信波長としてλOSCを利用して、λ40から波長λ39への特定のダウンストリームトラフィックの移行のため、上述の移行手順に進むようにしてもよい(送信機は、λ39のためにノード12に設置されるが)。このプロセスは、λOSCからλ39に移行されるべきすべてのトラフィックをアッドすることにより、λOSCに関する帯域幅閾値が超過される場合、段階的なλ39への移行を要するかもしれない。本方法は、新たに追加された送信波長がそれの帯域幅閾値を超えるごとに、繰り返すことが可能である。
方法200は、図5のネットワーク10に関して説明されたが、他の任意のシステムにより利用可能である。さらに、ネットワーク10は、上記タスクを実行するための他の任意の適切な技術を利用するようにしてもよい。従って、フローチャートの各ステップの多くは、同時に、または図示されたものと異なる順序で実行されてもよい。さらに、ネットワーク10は、本方法が適切さを維持する限り、追加的なステップ、より少ないステップ、及び/または異なるステップを有する方法を利用するようにしてもよい。
本発明が詳細に説明されたが、様々な変更及び改良が当業者には想到されるであろう。本発明は、このような変更及び改良を添付された請求項の範囲内に属するものとして含むものである。
(付記1)
光リングと、
前記光リングに接続され、受信波長によりトラフィックを受信するよう構成される複数のローカルノードと、
前記光リングに接続され、前記ローカルノードからトラフィックを受信し、前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づき前記トラフィックの少なくとも一部をソート処理し、前記トラフィックを前記受信波長により送信するよう動作可能なデータセンターノードと、
から構成され、
各ローカルノードは、相異なって割当てられた送信波長によりトラフィックを送信するよう構成され、前記送信波長は前記受信波長より小さい帯域幅により伝送されることを特徴とする光ネットワーク。
(付記2)
付記1記載の光ネットワークであって、
前記データセンターノードはさらに、集約されたストレージアプリケーションを提供し、前記集約されたストレージアプリケーションに関連するデータに対するリクエストを1以上のローカルノードから受信し、前記リクエストされたデータを前記ローカルノードに提供するよう動作可能なサービスモジュールを有することを特徴とするネットワーク。
(付記3)
付記2記載の光ネットワークであって、
前記リクエストされたデータは、オーディオビジュアルコンテンツから構成されることを特徴とするネットワーク。
(付記4)
付記1記載の光ネットワークであって、
前記ローカルノード宛てのトラフィックは、多重化され、前記受信波長により伝送され、ヘッダにより特定される部分を含み、
各ローカルノードはさらに、前記トラフィックの選択部分をアドレッシング情報に基づき1以上のローカルクライアントと通信するよう動作可能なスイッチを有する、
ことを特徴とするネットワーク。
(付記5)
付記1記載の光ネットワークであって、
前記受信波長は、毎秒10ギガビット(Gb/s)以上により伝送され、
前記送信波長の各々は、1Gb/s以下の帯域幅により伝送される、
ことを特徴とするネットワーク。
(付記6)
付記1記載の光ネットワークであって、
前記複数のローカルノードはさらに、光電変換なしに前記受信波長によりトラフィックをパススルー及びドロップするよう動作可能であることを特徴とするネットワーク。
(付記7)
付記1記載の光ネットワークであって、
前記複数のローカルノードはさらに、光電変換なしに前記送信波長によりトラフィックをパススルーよう動作可能であることを特徴とするネットワーク。
(付記8)
付記1記載の光ネットワークであって、
前記受信波長は、第1受信波長から構成され、
前記データセンターノードはさらに、トラフィックが帯域幅閾値を超えることに応答して、第2受信波長により少なくとも1つのローカルノードに関連するトラフィックを送信するよう構成され、
前記少なくとも1つのローカルノードはさらに、前記第2受信波長によりトラフィックを受信するよう構成される、
ことを特徴とするネットワーク。
(付記9)
付記1記載の光ネットワークであって、
前記受信波長は、第1受信波長から構成され、
前記データセンターノードはさらに、前記第1受信波長の帯域幅が帯域幅閾値を超えることに応答して、第2受信波長によりトラフィックを伝送するよう動作可能である、
ことを特徴とするネットワーク。
(付記10)
付記9記載の光ネットワークであって、
前記データセンターノードはさらに、OSC(Optical Supervisory Channel)を伝送するよう動作可能であり、
前記OSCは、当該光ネットワークへの第1及び第2受信波長の追加の間の移行期間中に、ローカルノード宛てのトラフィックを伝送するよう動作可能である、
ことを特徴とするネットワーク。
(付記11)
付記1記載の光ネットワークであって、
前記データセンターノードは、第1ハブノードを有し、第2光リングに関連する第2ハブノードに接続されることを特徴とするネットワーク。
(付記12)
各自がローカルノードに割当てられ、他のローカルノードに割り当てられた送信波長と異なる複数の送信波長によりトラフィックを受信するよう動作可能な複数の受信機と、
前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づき、トラフィックをソート処理するよう動作可能であるデータセンターと、
受信波長により前記トラフィックを送信するよう動作可能な送信機と、
から構成されるデータセンターノードであって、
各ローカルノードは、前記受信波長を受信するよう構成され、
前記受信波長は、前記複数の送信波長より大きな帯域幅により送信される、
ことを特徴とするデータセンターノード。
(付記13)
付記12記載のデータセンターノードであって、
前記データセンターはさらに、集約されたストレージアプリケーションを提供し、前記集約されたストレージアプリケーションに関連するデータに対するリクエストを1以上のローカルノードから受信し、前記リクエストされたデータを前記ローカルノードに提供するよう動作可能なサービスモジュールを有することを特徴とするデータセンターノード。
(付記14)
付記13記載のデータセンターノードであって、
前記リクエストされたデータは、オーディオビジュアルコンテンツから構成されることを特徴とするデータセンターノード。
(付記15)
付記12記載のデータセンターノードであって、
前記ローカルノード宛てのトラフィックは、多重化され、前記受信波長により伝送され、ヘッダにより特定される部分を含み、
各ローカルノードはさらに、前記トラフィックの選択部分を前記ヘッダに基づき1以上のローカルクライアントと通信するよう動作可能なスイッチを有する、
ことを特徴とするデータセンターノード。
(付記16)
付記12記載のデータセンターノードであって、
前記受信波長は、毎秒10ギガビット(Gb/s)以上により伝送され、
前記送信波長の各々は、1Gb/s以下の帯域幅により伝送される、
ことを特徴とするデータセンターノード。
(付記17)
付記12記載のデータセンターノードであって、
前記受信波長は、第1受信波長から構成され、
前記送信機は、第1送信機から構成され、
前記データセンターはさらに、前記第1受信波長により送信されたトラフィックが帯域幅閾値を超えることに応答して、第2受信波長により少なくとも1つのローカルノードに関連するトラフィックを送信するよう動作可能な第2送信機を有する、
ことを特徴とするデータノードセンター。
(付記18)
光ネットワークにおいてトラフィックを送信する方法であって、
各自がローカルノードに割当てられ、他のローカルノードに割当てられた送信波長とは異なる複数の送信波長により複数のローカルノードからトラフィックを受信するステップと、
前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づき、前記トラフィックをソート処理するステップと、
前記トラフィックを受信波長により送信するステップと、
から構成され、
各ローカルノードは、前記受信波長を受信するよう構成され、
前記受信波長は、前記送信波長より大きな帯域幅により送信される、
ことを特徴とする方法。
(付記19)
付記18記載の方法であって、さらに、
少なくとも1つの集約されたストレージアプリケーションに関連するデータに対するリクエストを1以上のローカルノードから受信するステップと、
前記リクエストされたデータを前記ローカルノードに提供するステップと、
を有することを特徴とする方法。
(付記20)
付記18記載の方法であって、
前記リクエストされたデータは、オーディオビジュアルデータから構成されることを特徴とする方法。
(付記21)
付記18記載の方法であって、
前記ローカルノード宛てのトラフィックは、多重化され、前記受信波長により伝送され、アドレッシング情報により特定される部分を含み、
各ローカルノードはさらに、前記トラフィックの部分を前記アドレッシング情報に基づき1以上のローカルクライアントと通信するよう動作可能なスイッチを有する、
ことを特徴とする方法。
(付記22)
付記21記載の方法であって、
前記受信波長は、毎秒10ギガビット(Gb/s)以上により伝送され、
前記送信波長の各々は、1Gb/s以下の帯域幅により伝送される、
ことを特徴とする方法。
(付記23)
付記18記載の方法であって、
前記受信波長は、第1受信波長から構成され、
当該方法はさらに、
前記第1受信波長により送信されたトラフィックが帯域幅閾値を超えることに応答して、第2受信波長により少なくとも1つのローカルノードに関連するトラフィックを送信するステップを有することを特徴とする方法。
(付記24)
光ネットワークにおいてトラフィックを送信するためのシステムであって、
各自がローカルノードに割当てられ、他のローカルノードに割当てられた送信波長とは異なる複数の送信波長により複数のローカルノードからトラフィックを受信する手段と、
前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づき、前記トラフィックをソート処理する手段と、
前記トラフィックを受信波長により送信する手段と、
から構成され、
各ローカルノードは、前記受信波長を受信するよう構成され、
前記受信波長は、前記送信波長より大きな帯域幅により送信される、
ことを特徴とするシステム。
(付記25)
付記24記載のシステムであって、さらに、
少なくとも1つの集約されたストレージアプリケーションに関連するデータに対するリクエストを1以上のローカルノードから受信する手段と、
前記リクエストされたデータを前記ローカルノードに提供する手段と、
を有することを特徴とするシステム。
(付記26)
付記22記載のシステムであって、
前記受信波長は、第1受信波長から構成され、
当該システムはさらに、
前記第1受信波長により送信されたトラフィックが帯域幅閾値を超えることに応答して、第2受信波長により少なくとも1つのローカルノードに関連するトラフィックを送信する手段を有することを特徴とするシステム。
(付記27)
各自がローカルノードに割当てられ、他のローカルノードに割当てられた送信波長と異なる複数の送信波長によりトラフィックを受信するよう動作可能な複数の受信機と、
前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づきトラフィックをソート処理し、サービスモジュールを介し集約されたストレージアプリケーションを提供し、前記集約されたストレージアプリケーションに関連するオーディオビジュアルコンテンツに対するリクエストを1以上のローカルノードから受信し、前記リクエストされたオーディオビジュアルコンテンツを前記ローカルノードに提供するよう動作可能なデータセンターと、
前記送信波長より大きな帯域幅を有する第1受信波長により前記トラフィックを送信するよう動作可能な第1送信機と、
前記第1受信波長により送信されるトラフィックが帯域幅閾値を超えることに応答して、第2受信波長により少なくとも1つのローカルノードに関連するトラフィックを送信するよう動作可能な第2送信機と、
から構成されるデータセンターノードであって、
各ローカルノードは、前記受信波長を受信するよう構成されることを特徴とするデータセンターノード。
図1は、本発明の一実施例による光リングネットワークを示すブロック図である。 図2Aは、図1の光リングネットワークの一例となる動作を示すブロック図である。 図2Bは、本発明の一実施例による光リングネットワークのトラフィックバッファを図解的に示す。 図3は、図1の光リングネットワークのアッド/ドロップノードの一実施例を示すブロック図である。 図4は、図1の光リングネットワークのアッド/ドロップノードの他の実施例を示すブロック図である。 図5は、本発明の他の実施例による光リングネットワークを示すブロック図である。 図6は、本発明の他の実施例による光リングネットワークを示すブロック図である。 図7は、本発明の一実施例による光通信システムにおける情報を送信するための一例となる方法を示す。 図8は、図7の移行ステップの一実施例を示す。 図9は、図7の移行ステップの他の実施例を示す。
符号の説明
10 光リングネットワーク
12 データセンターノード
14 ローカルノード
20 光リング
22 マルチプレクサ
28 送信機
30 デマルチプレクサ
32 受信機
36 スイッチ
38 サービスモジュール
42 トラフィックバッファ
44 コントローラ
62、64 トランスポート要素
66 受信要素
68 送信要素
70 アンプ
72 ドロップカプラ
74 アッドフィルタ

Claims (10)

  1. 光リングと、
    前記光リングに接続され、受信波長によりトラフィックを受信するよう構成される複数のローカルノードと、
    前記光リングに接続され、前記ローカルノードからトラフィックを受信し、前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づき前記トラフィックの少なくとも一部をソート処理し、前記トラフィックを前記受信波長により送信するよう動作可能なデータセンターノードと、
    から構成され、
    各ローカルノードは、相異なって割当てられた送信波長によりトラフィックを送信するよう構成され、前記送信波長は前記受信波長より小さい帯域幅により伝送されることを特徴とする光ネットワーク。
  2. 請求項1記載の光ネットワークであって、
    前記データセンターノードはさらに、集約されたストレージアプリケーションを提供し、前記集約されたストレージアプリケーションに関連するデータに対するリクエストを1以上のローカルノードから受信し、前記リクエストされたデータを前記ローカルノードに提供するよう動作可能なサービスモジュールを有することを特徴とするネットワーク。
  3. 請求項1記載の光ネットワークであって、
    前記ローカルノード宛てのトラフィックは、多重化され、前記受信波長により伝送され、ヘッダにより特定される部分を含み、
    各ローカルノードはさらに、前記トラフィックの選択部分をアドレッシング情報に基づき1以上のローカルクライアントと通信するよう動作可能なスイッチを有する、
    ことを特徴とするネットワーク。
  4. 請求項1記載の光ネットワークであって、
    前記受信波長は、毎秒10ギガビット(Gb/s)以上により伝送され、
    前記送信波長の各々は、1Gb/s以下の帯域幅により伝送される、
    ことを特徴とするネットワーク。
  5. 請求項1記載の光ネットワークであって、
    前記複数のローカルノードはさらに、光電変換なしに前記受信波長によりトラフィックをパススルー及びドロップするよう動作可能であることを特徴とするネットワーク。
  6. 請求項1記載の光ネットワークであって、
    前記受信波長は、第1受信波長から構成され、
    前記データセンターノードはさらに、トラフィックが帯域幅閾値を超えることに応答して、第2受信波長により少なくとも1つのローカルノードに関連するトラフィックを送信するよう構成され、
    前記少なくとも1つのローカルノードはさらに、前記第2受信波長によりトラフィックを受信するよう構成される、
    ことを特徴とするネットワーク。
  7. 各自がローカルノードに割当てられ、他のローカルノードに割り当てられた送信波長と異なる複数の送信波長によりトラフィックを受信するよう動作可能な複数の受信機と、
    前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づき、トラフィックをソート処理するよう動作可能であるデータセンターと、
    受信波長により前記トラフィックを送信するよう動作可能な送信機と、
    から構成されるデータセンターノードであって、
    各ローカルノードは、前記受信波長を受信するよう構成され、
    前記受信波長は、前記複数の送信波長より大きな帯域幅により送信される、
    ことを特徴とするデータセンターノード。
  8. 光ネットワークにおいてトラフィックを送信する方法であって、
    各自がローカルノードに割当てられ、他のローカルノードに割当てられた送信波長とは異なる複数の送信波長により複数のローカルノードからトラフィックを受信するステップと、
    前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づき、前記トラフィックをソート処理するステップと、
    前記トラフィックを受信波長により送信するステップと、
    から構成され、
    各ローカルノードは、前記受信波長を受信するよう構成され、
    前記受信波長は、前記送信波長より大きな帯域幅により送信される、
    ことを特徴とする方法。
  9. 光ネットワークにおいてトラフィックを送信するためのシステムであって、
    各自がローカルノードに割当てられ、他のローカルノードに割当てられた送信波長とは異なる複数の送信波長により複数のローカルノードからトラフィックを受信する手段と、
    前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づき、前記トラフィックをソート処理する手段と、
    前記トラフィックを受信波長により送信する手段と、
    から構成され、
    各ローカルノードは、前記受信波長を受信するよう構成され、
    前記受信波長は、前記送信波長より大きな帯域幅により送信される、
    ことを特徴とするシステム。
  10. 各自がローカルノードに割当てられ、他のローカルノードに割当てられた送信波長と異なる複数の送信波長によりトラフィックを受信するよう動作可能な複数の受信機と、
    前記トラフィックの宛先となるローカルノードに基づきトラフィックをソート処理し、サービスモジュールを介し集約されたストレージアプリケーションを提供し、前記集約されたストレージアプリケーションに関連するオーディオビジュアルコンテンツに対するリクエストを1以上のローカルノードから受信し、前記リクエストされたオーディオビジュアルコンテンツを前記ローカルノードに提供するよう動作可能なデータセンターと、
    前記送信波長より大きな帯域幅を有する第1受信波長により前記トラフィックを送信するよう動作可能な第1送信機と、
    前記第1受信波長により送信されるトラフィックが帯域幅閾値を超えることに応答して、第2受信波長により少なくとも1つのローカルノードに関連するトラフィックを送信するよう動作可能な第2送信機と、
    から構成されるデータセンターノードであって、
    各ローカルノードは、前記受信波長を受信するよう構成されることを特徴とするデータセンターノード。
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