JP2001177566A - 分配選択型光スイッチングネットワーク、分配選択型光送受信ノード及びその通信制御方法 - Google Patents

分配選択型光スイッチングネットワーク、分配選択型光送受信ノード及びその通信制御方法

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JP2001177566A
JP2001177566A JP35597799A JP35597799A JP2001177566A JP 2001177566 A JP2001177566 A JP 2001177566A JP 35597799 A JP35597799 A JP 35597799A JP 35597799 A JP35597799 A JP 35597799A JP 2001177566 A JP2001177566 A JP 2001177566A
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JP35597799A
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Shigetetsu Ogawara
成哲 小河原
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Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑なルーティングプロトコルを用いずに、大
容量のマルチキャスト通信が可能とし、変動するトラヒ
ックの需要に対応することができる、端末に付随する資
源を活用しつつ帯域保証・マルチキャスト可能なネット
ワークを提供する。 【解決手段】 選択型光送受信ノードに接続され、前記
複数の分配選択型光送受信ノードから送られる光信号を
受動的に波長多重し、かつ波長多重した光信号を前記複
数の分配選択型光送受信ノードに配信する光合分配器
(3)とからなる分配選択型光スイッチングネットワー
クであって、分配選択型光送受信ノード(1)のそれぞ
れは、マルチキャスト対応スイッチ(10)と、端末か
らの情報信号を光信号に変換して送出する送信器(8)
と、合分配器からの波長多重光から任意波長の電気信号
を選択し所定のフレームとして出力する受信器(9)
と、イーサネットインターフェイスをもった制御装置
(11)からなる分配選択型光送受信ノード(1)とか
らなる、ことを特徴とする分配選択型光スイッチングネ
ットワーク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯域保証型情報通
信ネットワーク、マルチキャスト通信ネットワークに関
する。物理レイヤによりマルチキャストを実現する分配
選択アーキテクチャを採用した分配選択型光波長多重シ
ステムにおいて、端末間のデータリンクプロトコルをイ
ーサネットに統一するために、分配選択型光送受信ノー
ド内でイーサネットフレームのカプセル化を適用する。
これにより本発明では、端末に付随する資源を有効活用
しつつ、分配選択型波長多重システムの持つ、帯域保
証、マルチキャストという特徴を有するネットワークと
して利用可能となる。
【0002】
【従来の技術】従来のイーサネットワークを主体とした
ネットワークは、複数の端末で帯域を共有するネットワ
ークである。そのため、必要とする帯域を自由に使えな
いネットワークといえる。
【0003】そこで通信環境を向上させるため、端末当
たりの帯域を増加させる場合には、通常、端末との接続
機器をリピータ、ブリッジ、ハブからスイッチへと移行
することで、端末から見た見かけ上の帯域を増加させて
いる。これはサブネットワーク、及び接続機器の帯域を
分割することで、帯域を共有する端末が減るためであ
る。
【0004】しかし、このスイッチへの移行は実際の帯
域の増加ではないため、イーサネットフレームが複数の
スイッチを経由する場合は、経由先でのトラヒックの影
響を受ける。そのため、スイッチへの移行とともに、ス
イッチ間のリンクの大容量化も必要になる。帯域が十分
にあるイーサネットネットワークにおいても、複数の端
末から同時にイーサネットフレームが送出されると、そ
れぞれのフレーム同士が衝突することにより、それぞれ
の端末はフレームの再送を余儀なくされる。そのため、
帯域保証の要求を満たすために、RSVP(Resou
rce Reservation Protocol)
やDiffServ(Differentiated
Services)等の帯域を保証するためのプロトコ
ルが規定されている。また、異なるネットワーク間の通
信においては、ARPプロトコルによって、ルータでの
イーサネットフレームにおける宛先MAC(Media
Access Control)アドレスの付け替えに
より送受信が可能であった。
【0005】本来、一対一通信を基本としたイーサネッ
トにおいても、複数対地との通信、特に効率的に同時に
通信をおこなうマルチキャスト通信への要求が高まりつ
つあり、IPマルチキャストと呼ばれる通信方式が規定
されてきた。またIPマルチキャストをサポートするル
ータやスイッチ等の導入も進み、MBoneと呼ばれる
IPマルチキャストを扱えるインターネットバックボー
ンネットワークも出現してきている。
【0006】このマルチキャスト通信においては、ルー
タやスイッチ等でのIPパケットのコピー処理や、マル
チキャストの許可・不許可に関する処理等が新たにルー
タ、スイッチ等で発生するが、これらの処理はスイッチ
内部の高速化で現在のところ対応している。
【0007】一方、マルチキャスト指向のネットワーク
として提案されている分配選択アーキテクチャを採用し
た分配選択型光波長多重システムは、物理レイヤで情報
をマルチキャストする。分配選択型光波長多重システム
において、受信側ノードは、所望のデータを受信器ごと
に選択する構成であるため、受信時における輻輳はな
く、通信帯域が保証されている。分配選択型光波長多重
システムでの端末間のデータリンクプロトコルとして
は、システムのもつ高速性を生かせるATM,TAXI
などが使われており、端末と直接接続される形態となっ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】将来のマルチメディア
通信においては、ネットワークの大容量化の対応が不可
欠である。大容量化の候補としては、ギガビットイーサ
ネットが挙げられる。しかしマルチメディア通信におい
ては、マルチキャスト通信の増大が予想され、従来のデ
ータグラム通信と異なるトラヒック特性となり、ギガビ
ットイーサネットがそのトラヒックに耐えうるかどうか
は明らかでない。
【0009】従来のイーサネットを主体としたネットワ
ークにおいては、実際の運用に当たっては帯域保証の要
求が強く、RSVPやDiffServ等の帯域を保証
するためのプロトコルが規定されてきたが、これらのプ
ロトコルを使用するためには、まず各ネットワーク装置
間のインターオペラビリティの問題を解決しなければな
らない。またこれらのプロトコルは、データが通過する
ルート上で帯域を予約するため、実質的な帯域が減少
し、マルチキャストへの適用が難しい。
【0010】またIPマルチキャストによるマルチキャ
スト通信においては、データの経路が定まっていないこ
とにより、遅延やジッタが生じるため、双方向リアルタ
イム通信には向いていない。
【0011】リアルタイム性を考慮したRTP(Rea
ltime TransportProtocol)や
RTPC(RTP Control Protoco
l)といった端末間でのフローを扱うプロトコルは、受
信時に符号化を動的に変更するものであり、リアルタイ
ム通信に向いているが、帯域を保証しているわけではな
い。
【0012】一方、分配選択型光波長多重システムにお
いては、物理レイヤでマルチキャストするため、ルーテ
ィングによる遅延の問題がないが、一般に使用されてい
るイーサネットとの整合性がなく、分配選択型光波長多
重システムのノードを段階的に置き換えても通信するこ
とができない。そのため、システムの導入を一斉におこ
なう必要があり、初期導入コストがかさむという課題が
ある。分配選択型波長多重システムでの電気多重化方式
として時分割多重を用いる場合は、あらかじめトラヒッ
ク需要を考慮して高速の送受信器が必要となるため、コ
スト的にもイーサネットと比べて割高となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、分配選択型光
波長多重システムを用いる。分配選択型光送受信ノード
における電気多重方式を電気周波数多重とし、それぞれ
の電気周波数をデジタル変調する。また分配選択型光波
長多重システム内部におけるデータリンクをMPEG−
TS(Moving Picture coding
ExpertGroup−Transport Str
eam)とする。一方、端末において使用されるデータ
リンクであるイーサネットとの整合をとるため、分配選
択型光送受信ノード内の送信器及び受信器と、端末との
接続のためのマルチキャスト対応スイッチ(IGMPプ
ロトコル実装スイッチ)を配置する。送信器は電気光変
換器、電気周波数多重化器、及び複数の送信モジュール
から構成される。受信器は光分岐器、及び複数の受信モ
ジュールから構成される。また、イーサネットインター
フェイスを持った制御装置を分配選択型光送受信ノード
内に配置する。
【0014】より具体的には:本発明の第1の態様は、
複数の分配選択型光送受信ノード(1)と、前記複数の
分配選択型光送受信ノードに接続され、前記複数の分配
選択型光送受信ノードから送られる光信号を受動的に波
長多重し、波長多重した光信号を前記複数の分配選択型
光送受信ノードに配信する光合分配器(3)とを具備す
る分配選択型光スイッチングネットワークであって、前
記複数の分配選択型光送受信ノード(1)のそれぞれ
は、複数の端末(4)に接続されており、端末インター
フェイスとして使用するイーサネットフレームで接続可
能なマルチキャスト対応スイッチ(10)と;該マルチ
キャスト対応スイッチに接続されており、イーサネット
フレームを光スイッチングネットワーク内で利用するデ
ータリンクプロトコルにカプセル化し、電気の周波数多
重した信号を固有の波長の光信号として出力する送信器
(8)と;該マルチキャスト対応スイッチに接続されて
おり、光スイッチングネットワークを介して送られてく
る光信号を複数分岐してその中から所望のデータを選択
し光スイッチングネットワーク内で利用するデータリン
クプロトコルをイーサネットフレームにデカプセル化し
て出力する受信器(9)と;該マルチキャスト対応スイ
ッチに接続されており、イーサネットインターフェイス
を有し、該マルチキャスト対応スイッチを介して行われ
る端末間通信を制御するための該制御装置(11)と、
を具備することを特徴とする分配選択型光スイッチング
ネットワーク、という構成を有する。前記マルチキャス
ト対応スイッチとしては、IGMP(Internet Group M
anagement Protocol)の実装されたスイッチ、たとえば
Layer3スイッチを用いても良い。また、本実施例
の変形例においては、マルチキャスト対応スイッチ10
の代わりにIGMPプロトコルの実装されたルータを用
いても良い。
【0015】また、前記第1の実施の形態においては、
前記複数の分配選択型光送受信ノードのそれぞれは、通
信制御パケットを分配選択型光送受信ノード間で送受信
するための、共通チャネル送信モジュール(33)及び
共通チャネル受信モジュール(34)を有するように構
成しても良い。
【0016】また、本発明の第2の実施の形態は、分配
選択型光スイッチングネットワークにおいて、大容量通
信を行う通信制御方法であって、該通信制御方法は:複
数のIPマルチキャストアドレスを複数の送信器(8)
に割り当てて同時に送信可能とする工程と、送信端末
(4)から送信されるイーサネットフレームの宛先MA
Cアドレスに対して、順番にIPマルチキャストアドレ
スをマッピングさせ、その順番ごとにイーサネットフレ
ームを送信する工程と、分配選択型光スイッチングネッ
トワークを介して波長多重光で送信された、順番にIP
マルチキャストアドレスをマッピングされた宛先MAC
アドレスを持つイーサネツトフレームを、受信側端末
(4)に接続された分配選択型光送受信ノード(1)で
受信するため、複数の受信器(9)を割り当てる工程
と、と具備することを特徴とする、大容量通信を行う通
信制御方法を提供する。なお、本実施形態においては、
イーサネツトフレームの代わりに他の接続方式を用いた
フレームを使用しても良い。
【0017】またさらに、本発明の第3の実施の形態に
おいては、分配選択型光スイッチングネットワークにお
ける通信制御方法であって、前記分配選択型光送受信ノ
ード(1)における制御装置(11)は、送信側端末
(4)が使用する帯域と、通信相手先の端末(4)の存
在する分配選択型光送受信ノード(1)とを管理するた
めのテーブルを持ち、そのテーブルを参照して送信器
(8)及び受信器(9)を割り当てることを特徴とする
通信制御方法、が提供される。
【0018】また、本発明の第4の実施の形態によれ
ば、分配選択型光スイッチングネットワークのための分
配選択型光送受信ノード(1)であって、該分配選択型
光送受信ノードは:波長多重光信号(32)を受信する
受信器(9)と;複数の端末(4)に接続されるととも
に、該受信器の出力にインターフェイスを介して接続さ
れるマルチキャスト対応スイッチ(10)と;該スイッ
チに接続され、該スイッチを介して送受信を制御する制
御装置(11)と;該スイッチにインターフェイス(2
0)を介して接続され、光信号(31)を出力する送信
器(8)とを具備することを特徴とする、分配選択型光
送受信ノード、が提供される。
【0019】さらに、本発明の第5の実施の形態によれ
ば、分配選択型光スイッチングネットワークのための分
配選択型光送受信ノード(1)であって、該分配選択型
光送受信ノードは:波長多重光信号(32)を受信し、
複数に分岐させる光分岐器(21)と;該光分岐器の出
力にそれぞれ接続された複数の受信モジュール(22)
と;複数の端末に接続されているとともに、該複数の受
信モジュールの出力にインターフェイス(30)を介し
て接続されているマルチキャスト対応スイッチ(10)
と;該マルチキャスト対応スイッチ(10)にインター
フェイス(20)を介してそれぞれ接続されている複数
の送信モジュール(14)と;該複数の送信モジュール
の出力に接続されている電気周波数多重化装置(13)
と;該電気周波数多重化装置の出力に接続され、周波数
多重化された電気信号を光信号に変換する電気光変換器
(12)と;該マルチキャスト対応スイッチにインター
フェイスを介して接続された制御装置(11)と;該制
御装置の出力に内部回線(35)を介して接続されると
ともに、該電気周波数多重化装置の入力に接続された共
通チャネル送信モジュール(33)と;該制御装置の出
力に内部回線を介して接続されるとともに、該光分岐器
の出力に接続された共通チャネル受信モジュール(3
4)と、を具備することを特徴とする、分配選択型光送
受信ノード、が提供される。
【0020】[作用]本発明は以下の作用効果を有す
る。すなわち: 分配選択型光波長多重システムを用いることで、複
雑なルーティングプロトコルを用いずに、大容量のマル
チキャスト通信が可能になる。
【0021】 ノードにおける電気多重方式を電気周
波数多重とすることで、電気周波数の数を増減して、変
動するトラヒックの需要に対応することができる。
【0022】 またそれぞれの電気周波数をデジタル
変調することで、システム内でのデータリンクとしてM
PEG−TSを用いることができる。
【0023】 リアルタイム通信に適しているMPE
G−TSを利用可能とすることで、帯域を保証すること
ができる。
【0024】 また、送信モジュールにおいて、イー
サネットフレームをMPEG−TSパケットに埋め込み
可能とすることにより、端末からはデータリンクとして
イーサネットのみしか見えない。そのため端末側の変更
を最小にすることができ、他のネットワークとの整合を
取りやすくすることができる。
【0025】 IGMP対応スイッチを端末との接続
に用いることで、一つの送信モジュールに複数の宛先の
データを多重する事が可能になる。また一つの受信モジ
ュールで受信したデータに含まれる複数の宛先のデータ
を分離することも可能になる。つまりIGMP対応スイ
ッチ内ではイーサネットフレームの多重・分離がおこな
われるので、イーサネットを用いてマルチキャスト通信
を行うことが容易に可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
実施例に基づいて本発明の説明をする。
【0027】[実施例1]本実施例は、請求項1に相当
する発明である。分配選択型光波長多重システムのネッ
トワーク構成を図1に示す。分配選択型光波長多重ネッ
トワークは、複数の分配選択型光送受信ノード1−1、
1−2、…1−nとそれらを接続する送受一対の光ファ
イバ2−1、2−2、…2−nと合分配器3で構成さ
れ、端末4−1、4−2、…、4−mは対応する分配選
択型光送受信ノードのいずれかに直接接続する構成とな
っている。また各分配選択型光送受信ノードは外部ネッ
トワーク接続用イーサネットインターフェイス5(5−
1、5−2、…5−n)を持ち、該インターフェイス5
を介してそれぞれインターネットなどの外部ネットワー
ク6に接続している。ここで、外部ネットワーク6上に
は、IPマルチキャストアドレスネームサーバ7が存在
することを前提としている。この実施例にかかるネット
ワークシステムにおける通信においては、通信要求等の
トランザクションは、外部ネットワーク6を介しておこ
なわれる。なお、本実施例では端末間を結ぶLANはイ
ーサネットを用いて構成されているものとして以下説明
をするが、本発明(他の実施例を含む)はイーサネットを
用いた場合に限定されるものではなく、他の通信プロト
コルを用いたLANにおいても適用可能である。
【0028】分配選択型光送受信ノード1(分配選択型
光送受信ノード1−1、1−2、…1−nはいずれも共
通の構成を有し、これらのノード1−1、1−2、…1
−nのうち任意の一つを「分配選択型光送受信ノード
1」というものとする。)の基本ブロック構成を図2に
示す。分配選択型光送受信ノード1は送信器8、受信器
9、IGMP対応スイッチ10、及び制御装置11から
構成される。光ファイバ2(光2−1、2−2、…2−
nの任意の一つを「光ファイバ2」というものとす
る。)へ光信号31を送出する送信器8、光ファイバ2
から波長多重光信号32を受信する受信器9、制御装置
11は、ともにIGMP対応スイッチ10にイーサネッ
トインターフェイス5を介して接続している。スイッチ
10は複数のイーサネットインターフェイスを有してお
り、該ノード1と外部ネットワーク6を接続するための
外部ネットワーク接続用イーサネットインターフェイス
5は、IGMP対応スイッチ10の該複数のイーサネッ
トインターフェイスの一つが割り当てられる。また、該
分配選択型光送受信ノード1に割り当てられた複数の端
末4は、他のインターフェイスを介してスイッチ10に
接続されている。
【0029】送信器8の構成例を図3に示す。送信器8
は、スイッチ10から送られてくる情報信号を送信可能
な電気信号にする複数の送信モジュール14−1、14
−2、…、14−jと、該複数の送信モジュールからの
電気信号を多重化するための電気周波数多重化装置13
と、該多重化された電気信号を光信号に変換するための
電気光変換器12、から構成される。
【0030】図4に、送信モジュール14(送信モジュ
ール14−1、14−2、…14−jは共通の構成を有
し、これらの任意の一つを「送信モジュール14」とい
うものとする。)の構成例を示す。送信モジュール14
は、イーサネットインターフェイス20、イーサネット
の伝送速度とデジタル変調の伝送速度の調節用バッファ
15、MPEG−TS変換装置16、信号処理装置1
7、デジタル変調器18、電気周波数変換器19が順次
接続されてなる構成を有する。
【0031】次に、受信器9の構成例を図5に示す。受
信器9は波長多重光32を受信する光分岐器21、及び
該光分岐器の複数の光出力にそれぞれ接続された複数の
受信モジュール22−1、22−2、…22−kから構
成される。
【0032】図6に、受信モジュール22(受信モジュ
ール22−1、22−2、…22−kは共通の構成を有
し、これらの任意の一つを「受信モジュール22」とい
うものとする。)の構成例を示す。受信モジュール22
は光信号選択器23、光電気変換器24、電気周波数選
択器25、デジタル復調器26、信号処理装置27、M
PEG−TS変換装置28、速度調節用バッファ29、
及びイーサネットインターフェイス30が順次接続され
てなる構成を有する。
【0033】図1から図4までに説明した装置を用い
て、本発明における通信のシーケンスチャートを示す
(図7)。ここでは説明を分かりやすくするために、ノ
ード1−1に接続する発信端末4−1からノード1−n
に接続する受信端末4−mへのデータ転送を想定して説
明する。
【0034】発信端末4−1は、その発信端末4−1が
接続するノード1−1にある制御装置11−1(ノード
1−1に含まれる制御装置11を「制御装置11−1」
というものとし、他のノードに含まれる制御装置11も
同様に表記する。以下同様。)に対して通信要求をおこ
なう。その発信端末4−1は、受信端末4−mのIPア
ドレス、及び使用帯域を通知する(S1)。制御装置1
1−1は発信端末4−1からの通信要求に従って、未使
用のIPマルチキャストアドレス、及び使用帯域に足る
送信モジュール14−i(1≦i≦j)を割り当てる。
未使用のIPマルチキャストアドレスの割り当てに当た
っては、制御装置11−1が外部ネットワーク6上にあ
るIPマルチキャストアドレスネームサーバ7に対して
問い合わせをおこなうことにより、IPマルチキャスト
アドレスを取得する(S2)。
【0035】一方、制御装置11−1は、外部ネットワ
ーク6を介して、全てのノードの制御装置11−2〜1
1−nに対して、受信端末4−mのIPアドレスが対応
するノードに存在するか問い合わせる(S3)。このと
き、受信端末4−mのIPアドレス、この通信で利用す
るIPマルチキャストアドレス、ノードの波長、送信モ
ジュール14−iに割り当てられている電気周波数も通
知しておく。受信端末4−mが存在しないノードの制御
装置11は、この要求・通知を無視する。受信端末4−
mが存在するノード4−nに含まれる制御装置11−n
は、受信端末4−mに対して、IPマルチキャストアド
レス、接続するノードの波長、送信モジュール14−i
に割り当てられている電気周波数を通知する(S4)。
【0036】受信要求を受けた受信端末4−mは、受信
の可否を制御装置11−nに通知する。制御装置11−
nは外部ネットワーク6を介して、発信端末4−1を収
容する制御装置11−1に対して、受信の可否を通知す
る。受信端末4−mが発信端末4−1からの通信を拒否
する場合は、制御装置11−1は発信端末4−1に対し
て、拒否の通知をおこない、取得したIPマルチキャス
トアドレスをIPマルチキャストアドレスネームサーバ
7に対して返還する。受信端末4−mが発信端末4−1
からの通信を受ける場合には、制御装置11−1は発信
端末4−1に対して、この通信に割り当てたIPマルチ
キャストアドレスを通知する(S5)。
【0037】通信がおこなわれる場合、制御装置11−
1は、発信端末4−1から送信される、割り当てられた
IPマルチキャストアドレスがマッピングされたMAC
を持ったイーサネットフレームを、送信モジュール14
−iが受信できるようにするため、送信モジュール14
−iに対して、IGMPメッセージをIGMP対応スイ
ッチ10−1に送信するように命令する(S6)。IG
MP対応スイッチ10−1は、IGMPメッセージに従
って、IPマルチキャストアドレスがマッピングされた
イーサネットフレームの転送をおこなう。これにより、
送信モジュール14−iは端末4−1から送信されたイ
ーサネットフレームを受信することができる。
【0038】送信モジュール14−iのイーサネットイ
ンターフェイスで受信したイーサネットフレームは、速
度調節用バッファ15−i(送信モジュール14−iを
構成する速度調節用バッファ15を「速度調節用バッフ
ァ15−i」と表記する。以下他の構成要素についても
同様)に一時蓄積された後、イーサネットフレームのデ
ータを単なるデジタルデータとして、MPEG−TS変
換装置16−iでMPEG−TSパケットにカプセル化
される。MPEG−TSパケットは、信号処理装置17
−iにおいて、伝送路符号化として、エネルギー拡散、
誤り訂正、インターリーブの信号処理がおこなわれる。
信号処理されたMPEG−TSパケットは、デジタル変
調器18−iで変調される。デジタル変調された電気信
号は、電気周波数変換器19−iに送られ、各送信モジ
ュールにあらかじめ割り当てられている固有の電気周波
数に変換される。周波数変換された各電気周波数は電気
周波数多重化装置13で周波数多重されて、電気光変換
器12により光信号へと変換され、光ファイバ2−1を
介して合分配器3に送信される。各ノードの電気光変換
器12は、それぞれ異なった波長が割り当てられている
ため、各ノードから送信された光信号31−1、31−
2、…31−n(ノード1−1から送出される光信号を
「光信号31−1」というものとし、他のノードから送
出される光信号も同様に枝番号を付して表記する。以下
同様。)が合分配器3において合波されると、これらの
光信号は波長多重光32として、各ノードに分配される
ことになる。
【0039】ところで、発信端末4−1から送信される
イーサネットフレームは、IPマルチキャストアドレス
がマッピングされたMACアドレスを持ち、受信端末4
−mは、接続するノード4−nにおいて選択するべき波
長、及び電気周波数を制御装置11−nからの通信要求
を受けて知っている。そこで、受信端末4−mは、光信
号選択器23、及び電気周波数選択器25において選択
すべき波長、及び電気周波数の制御をおこなうよう、接
続するノード1−nの制御装置11−nに対して要求す
る(S8)。また発信端末4−1から分配選択型光波長
多重システムを介して送られてくるイーサネットフレー
ムはIPマルチキャストアドレスがマッピングされたも
のであるため、このイーサネットフレームを受信するた
めに、IGMPメッセージを接続するノードのIGMP
対応スイッチ10−nに送信しなければならない(S
7)。
【0040】受信側ノード1−nに入力された波長多重
光32は、受信モジュール数(k)分だけ光分岐器21
で分岐する。ノードには複数の受信モジュール22があ
るため、受信端末4−mからの制御要求に基づいて、受
信モジュール22−i′(1≦i≦k)を割り当てる
(S9)。割り当てられた受信モジュール22−i′で
は、制御装置11−nからの要求に従って、光信号選択
器23−i′(受信モジュール22−i’に含まれる光
信号選択器23を「光信号選択器23−i′」と表記す
る。以下他の構成要素についても同様)において波長多
重光32の中から特定の光信号(ここでは光信号31−
1)を選択する。選択された光信号31−1は光電気変
換器24−i′において電気信号に変換される。電気周
波数選択器25−i′では、制御装置11−nからの要
求に従って、特定の電気周波数を選択し、電気中間周波
数へ周波数変換する。変換された電気周波数はデジタル
復調器26−i′で復調され、信号処理装置27−i′
に送られる。信号処理装置27−i′においては、デイ
ンターリーブ、誤り訂正復号、エネルギー拡散除去の信
号処理がおこなわれたのち、MPEG−TS変換装置2
8−i′において、MPEG−TSパケットのデカプセ
ル化がおこなわれる。このデジタルデータは、宛先MA
CアドレスにIPマルチキャストアドレスがマッピング
されたイーサネットフレームそのものであり、速度調節
用バッファ29−i′を介した後、イーサネットインタ
ーフェイス30−i′、から送信される。このようにし
て受信モジュール22−i′から出力されるイーサネッ
トフレームには、宛先MACアドレスにIPマルチキャ
ストアドレスがマッピングされているため、このアドレ
スに基づいてIGMP対応スイッチ10−nが対応する
受信端末4−mに対してイーサネットフレームを転送す
る。
【0041】受信端末4−mから送信端末4−1への通
信は、上記記載のシーケンスにおいて、同様の手順をお
こなうことにより可能となる。ただし、IPマルチキャ
ストアドレスは異なるものが使用されなければならな
い。
【0042】送信端末4−1から複数の受信端末へのマ
ルチキャスト通信において、受信端末が異なるノードに
接続している場合は、上記記載のシーケンスを各受信端
末が個別におこなうことにより、通信が実現される。一
方、受信端末が同一のノードに接続している場合は、受
信端末はそれぞれ個別に制御装置11に対して制御要求
をおこなうが、制御装置11では同一の通信の受信とい
うことを認識できる。そのため各受信端末からの受信要
求に対して複数の受信モジュールを割り当てず、ひとつ
の受信モジュールのみ割り当てる。これは、受信モジュ
ールから出力されるIPマルチキャストアドレスがマッ
ピングされたイーサネットフレームが、IGMP対応ス
イッチにおいて、複数の宛先に振り分けることができる
ためである。
【0043】通信の終了は、以下のシーケンスによりお
こなわれる。送信側では、送信端末4−1から制御装置
11−1に対して、通信終了要求をおこなう。制御装置
11−1は使用していた送信モジュール14−iに対し
て、IGMPメッセージをIGMP対応スイッチ10−
1に送信するよう命令し、イーサネットフレームがIG
MP対応スイッチ10−1から転送されない状態にす
る。また、制御装置11−1は、外部ネットワーク6上
のIPマルチキャストアドレスネームサーバ7に対し
て、IPマルチキャストアドレスの使用の終了を通知す
る。受信側では、受信端末4−mから制御装置11−n
に対して、通信終了要求をおこなう。制御装置11−n
は使用していた受信モジュール22−i′に対して、イ
ーサネットフレームの発信を終了するよう制御する。ま
た、受信端末4−mは、IGMPメッセージをIGMP
対応スイッチ10−nに送信し、受信モジュール22−
i′から出力されるイーサネットフレームがIGMP対
応スイッチ10−nから転送されない状態にする。
【0044】[実施例2]本実施例は、請求項1に付随
する発明である。実施例1に記した装置構成において、
IGMP対応スイッチ10の代用として、IGMPプロ
トコルを実装したルータを用いても、システムの基本機
能は変わらず動作する。また本実施例においては、IG
MP対応スイッチ10で実現する通信の他に、ルータに
実装された様々な機能を利用することが可能となる。
【0045】[実施例3]本実施例は請求項2に相当す
る発明である。実施例1乃至2に記した装置構成におい
て、トランザクションデータ等の通信制御パケットをノ
ード間で送受信するための、共通チャネル送信モジュー
ル33−1、33−2、…、33−n及び共通チャネル
受信モジュール34−1、34−2、…、34−nを配
置する(図8)。共通チャネル送信モジュール及び共通
チャネル受信モジュールは、それぞれ制御装置11に接
続されており、各ノードの制御装置11間で通信をおこ
なうために利用される。
【0046】端末4からの通信要求等の制御情報は、制
御装置11に送られて処理される。そのとき、通信相手
先のノードに対して送る情報(IPマルチキャストアド
レス、波長、電気周波数等)は、共通チャネル送信モジ
ュール33、共通チャネル受信モジュール34を介して
送受信される。
【0047】共通チャネル送信モジュール33の構成
は、図4に示した送信モジュールと基本的な構成は同じ
である。異なるのは、送信モジュールに対してデータを
送るためのインターフェイスがスイッチ10およびイー
サネットではなく、内部回線35で制御装置11に接続
されている点である。制御装置11からの送信される情
報は、共通チャネル送信モジュール33でデジタル変調
され、特定の電気周波数として発信される。このとき他
の送信モジュールと同様に信号処理がなされる。特定の
電気周波数として発信された電気信号は、他の送信モジ
ュールからの電気周波数と共に電気周波数多重化装置1
3において多重化されたのち、電気光変換器12で光に
変換されノードから送信される。実施例1に示したよう
に、各ノードからの光信号にはそれぞれ異なった波長が
割り当てられているため、合分配器3において合波され
ると、これらの光信号は波長多重光32として、各ノー
ドに分配されることになる。
【0048】受信側ノードに分配された波長多重光32
は、受信モジュール数と共通チャネル受信モジュールの
数(k+1)分だけ光分岐器21で分岐される。受信側
ノードについては、全てのノードの共通チャネルを受信
しておかないと、制御情報を処理できず、通信が成り立
たない。共通チャネル受信モジュール34の構成例を図
9、図10に示す。
【0049】図9に示した共通チャネル受信モジュール
構成例では、波長多重光32は分波器36に入力され
る。分波器36では各ノードの波長別に光信号が分波さ
れる。それぞれの光信号は個別に共通チャネル受信サブ
モジュール38に供給される。それぞれの共通チャネル
受信サブモジュール38においては、分波された光信号
は光電気変換器24で電気信号に変換される。これによ
り、共通チャネル受信モジュールは全てのノードの共通
チャネルを受信することができる。各共通チャネル受信
サブモジュール38において、光電気変換された電気信
号は、電気周波数選択器25で対応する共通チャネル送
信モジュールに割り当てられた電気周波数を選択する。
その後、デジタル復調、信号処理、MPEG−TSデパ
ケット化をおこない、内部回線35を介して制御装置1
1に送られる。制御装置11では、自ノードに関連した
情報のみを選択し、制御処理をおこなう。
【0050】図10に、別の共通チャネル受信モジュー
ル構成を示す。この構成例では、分波器36や光信号選
択器23を用いず、そのまま光電気選択器24で波長多
重光32を一括受信する。波長多重光から電気変換によ
って得られた電気信号は、電気信号分配器37で当該ネ
ットワーク中に存在するノード数分だけ分配され、複数
の共通チャネル受信サブモジュール39のうちそれぞれ
対応するものに供給される。ここで、各ノードにおける
共通チャネル送信モジュールからの電気周波数の割り当
て例を図11に示す。このような電気周波数の割り当て
により、各ノードの共通チャネルの電気周波数は重複す
ることがなく、共通チャネル受信モジュールで個別に電
気周波数の選択が可能となる。各共通チャネル受信サブ
モジュール39においては、電気周波数選択器25によ
って選択された電気信号は、デジタル復調器26による
デジタル復調、信号処理器27による信号処理、MPE
G変換器28によるMPEG−TSデパケット化が順次
行われ、その出力は内部回線35を介して制御装置11
に送られる。制御装置11では、自ノードに関連した情
報のみを選択し、制御処理をおこなう。
【0051】本実施例における接続シーケンスを図12
に示す。本実施例においては、通信するために必要なI
Pマルチキャストアドレスの取得を、外部ネットワーク
6に存在するIPマルチキャストアドレスネームサーバ
7に問い合わせるのではなく、たとえば、代表ノードあ
るいは各ノードの制御装置11に利用可能なIPマルチ
キャストアドレスを割り振って、IPマルチキャストア
ドレスネームサーバ7の代用をさせることにより実現す
る。
【0052】発信端末4−1は、制御装置11−1に対
して通信要求をおこなう(S11)。制御装置11−1
は発信端末4−1からの通信要求に従って、未使用のI
Pマルチキャストアドレスの通知を発信端末4−1に行
い、及びその通信で使用する送信モジュール14−i
(1≦i≦j)を割り当てる。また受信端末4−mの接
続するノードに対して共通チャネル送信モジュールを介
して通信要求をおこなう(S12)。
【0053】受信側ノード1−nでは、共通チャネル受
信モジュール33−nで受信した通信要求に含まれるI
Pアドレスが自ノードに接続するデータのみ制御装置1
1−nは読み込む。制御装置11−nはIPアドレスに
基づいて、受信端末4−mに対して、制御装置11−n
が受信したデータ(IPマルチキャストアドレス、波
長、受信モジュール14−iの電気周波数)を通知する
(S13)。
【0054】受信要求を受けた受信端末4−mは、受信
の可否を制御装置11−nに通知する。制御装置11−
nは共通チャネルを介して、発信端末4−1を収容する
制御装置11−1に対して、受信の可否を通知する。発
信端末4−1からの通信を受ける場合には、制御装置1
1−nは受信モジュール22−i′(1≦i′≦k)を
割り当てる。
【0055】共通チャネルを介して受信端末4−mから
の受信可否通知を受けた制御装置11−1は、通信が拒
否された場合は、制御装置11−1は発信端末4−1に
対して拒否の通知をおこない、割り当てたIPマルチキ
ャストアドレスを未使用の状態に設定し直し、割り当て
た送信モジュール14−iを解放する。受信端末4−m
が通信を受ける場合には、制御装置11−1は発信端末
4−1に対して、この通信に割り当てたIPマルチキャ
ストアドレスを通知する(S14)。さらに、割り当て
た送信モジュール14−iに対して、IGMPメッセー
ジをIGMP対応スイッチ10−1に対して送信するよ
うに命令する(S15)。
【0056】一方、制御装置11−nからの通知を受け
た受信端末4−mは、IGMPメッセージを接続するノ
ードのIGMP対応スイッチ10−nに送信する(S1
6)。さらに受信端末4−nは、波長、電気周波数の制
御命令を制御装置11−nにおこない(S17)、制御
装置11−nは、要求に従って受信モジュール22−
i′を制御する(S18)。以上の制御シーケンスによ
り、通信に必要な制御は完了する。
【0057】なお、通信の終了については、IPマルチ
キャストアドレスサーバ7の代わりに制御装置11が用
いられる点を除いて、実施例1において説明した通信終
了シーケンスにしたがって行われれば良い。
【0058】[実施例4]本実施例は請求項3に相当す
る発明である。実施例1乃至2乃至3に記載の分配選択
型光送受信ノードにおいて、端末インターフェイスを1
00Base−Tとした場合でも、一つの送信モジュー
ルで送信可能な容量を越える。そのため、大容量のデー
タの送受信が必要な場合は、本実施例に示すように、複
数の送受信モジュールを利用した制御方式が必要にな
る。
【0059】本実施例における、複数の送受信モジュー
ルを利用した場合の接続制御シーケンスを図13に示
す。
【0060】発信端末4−1が大容量通信をおこなう場
合、制御装置11−1に対して、使用する帯域、及び受
信端末4−mのIPアドレスを通知する(S31)。送
信ノードの制御装置11−1は、図15のに示すような
通信管理表を持っており、常に通信の監視を行ってい
る。この時、制御装置11−1は該通信管理表を参照
し、ノード1−1の送信モジュールに余裕がない場合に
は、発信端末4−1へ使用帯域を減らすよう通知し、あ
らためて通信要求をしてもらう。
【0061】送信モジュールに余裕がある場合は、制御
装置11−1は、制御装置11−2〜11−nに対し
て、受信端末4−mのIPアドレスと使用帯域分の受信
モジュールがあるかどうかを問い合わせる(S32)。
各制御装置は、受信端末4−mのIPアドレスが存在し
ない場合は無視し、存在する場合は通信に使用帯域分の
受信モジュールが確保できるかどうか調べる。確保でき
る場合には受信モジュールを予約し(S34)、制御装
置11−1へ通知する(S33)。使用帯域分の受信モ
ジュールが確保できない場合には、確保できる分を予約
し制御装置11−1へ通知する(S33)。受信モジュ
ールの割り当てに余裕がない場合、制御装置11−1は
発信端末4−1に対して使用可能な帯域を通知し、あら
ためて通信要求をしてもらう。
【0062】送信、受信ノード双方とも、送信モジュー
ル及び受信モジュールの割り当てに余裕がある場合に
は、制御装置11−1は、必要帯域分のx個の送信モジ
ュール14を確保し、また割り当てたx個の送信モジュ
ール14数分だけIPマルチキャストアドレスを取得す
るとともに、受信端末4−mが接続する受信ノードの制
御装置11−nに対して受信要求を行う(S38)。こ
のとき、制御装置11−1はノードの波長、割り当てた
x個の送信モジュールの電気周波数、取得したIPマル
チキャストアドレスを実施例1乃至3に示した方法で制
御装置11−nへ通知する。制御装置11−nは受信端
末4−mに対して通信要求を、ノードの波長、割り当て
たx個の送信モジュールの電気周波数、取得したIPマ
ルチキャストアドレスとともに転送する。受信端末は受
信の可否を制御装置11−nに対して通知する。この受
信の可否通知は実施例1乃至3に示された方法で制御装
置11−1へ通知される。受信が拒否された場合は、発
信端末4−1に対してその旨を通知し、割り当てた送信
モジュール、及びx個のIPマルチキャストアドレスを
解放する。受信が行われる場合、制御装置11−1は、
既に割り当ててあるx個のIPマルチキャストアドレス
を発信端末4−1へ通知する(S36)。さらに割り当
てられたx個の送信モジュールに対して、IGMPメッ
セージをIGMP対応スイッチ10−1に対して発信す
るよう命令する(S37)。
【0063】受信することになった受信端末4−mは、
制御装置11−nに対してx個の受信モジュールの割り
当てと、波長、電気周波数の制御を命令する(S3
9)。またx個のIPマルチキャストアドレスを受信で
きるようにIGMPメッセージを、接続するノードのI
GMP対応スイッチ10−nに送信する(S40)。制
御装置11−nは、受信端末4−mからの制御要求に基
づき、x個の予約していた受信モジュールに対して制御
を行う(S41)。以上の制御シーケンスにより、通信に
必要な制御は完了する。
【0064】接続制御が完了したところで、発信端末4
−1はデータをイーサネットフレームで送信する。この
とき、発信端末4−1はIPマルチキャストアドレスを
MACアドレスにマッピングする訳であるが、送信する
イーサネットフレームにはx個のIPマルチキャストア
ドレスを順番に割り振って送信する。送信されるイーサ
ネットフレームはIPマルチキャストアドレス毎に割り
当てられている送信モジュールが異なるため、送信され
たイーサネットフレームの順番で受信ノードに届く。送
信モジュール、受信モジュールともそれぞれ独立に動
き、動作速度は一定であるため、受信側ノード1−nか
ら受信端末4−mへは、送信された順番にイーサネット
フレームが届くことになる。以上により複数の送受信モ
ジュールを利用した大容量通信が可能になる。
【0065】[実施例5]本実施例は請求項4に相当す
る発明である。本実施例においては、少量のデータを取
り扱う通信の場合、受信モジュールの数を少なくするた
めの送信器割り当て制御方式について記す。
【0066】図14に本実施例における接続シーケンス
を示す。発信端末4−1が少量のデータを取り扱う通信
を行う場合、制御装置11−1に対して、使用する帯
域、および受信端末4−mのIPアドレスを通知する。
発信ノードの制御装置11−1は、発信端末4−1から
の通信要求(S50)により、全ての制御装置11−2
〜11−nに対して受信端末4−mのIPアドレスを基
に、受信端末4−mの有無を問い合わせる(S51)。
そのとき受信端末4−mが存在する場合は、その制御装
置11−nから、発信ノード1−1の制御装置11−1
に対して返答をおこなう(S52)。これにより制御装
置11−1は接続すべき受信ノード1−nを認識でき
る。
【0067】送信ノードの制御装置11−1は図15に
示すような通信管理表を持っており、常に通信の監視を
おこなっている。ここで、発信端末4−2が発信端末4
−1と同一ノード宛にデータを送信する場合、同じ送信
モジュールを利用できれば、受信側ノードの受信モジュ
ールを共用して利用できる。同一送信モジュールの利用
の可否は、送信端末が通信要求時に通知する使用帯域に
より判断する。同一の送信モジュールが利用できる場合
において、発信端末4−2は、発信端末4−1と同様の
接続シーケンスに従う(S58〜S64)。ただし、そ
れぞれの通信には個別のIPマルチキャストアドレスが
割り振られている。そのため、共有される送信モジュー
ルは、複数のIPマルチキャストアドレスを受信できる
ように、それぞれのIPマルチキャストアドレスに対応
したIGMPメッセージをIGMP対応スイッチ10−
1に対して送ることが必要である(S57,S64)。
【0068】一方、受信端末4−m、4−m′において
は、制御装置11−nに対して、波長、電気周波数の制
御をそれぞれ個別に要求する(S66〜S69)が、制
御装置11−nは同一の波長、電気周波数の制御を要求
しているため、受信モジュールの共有が可能であること
を分かっており、一つの受信モジュールに対して制御を
おこなう(S70)。受信モジュールで受信した複数の
宛先(4−m,4−m′)をもつデータは、IGMP対
応スイッチ10−nに対して送信され(S71)、スイ
ッチで対応する受信端末に転送される(S72)。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、分配選択型光波長多重
システムにおいて、衛星通信やCATVなどのシステム
に用いられている、デジタル変復調を利用した電気周波
数多重を採用することにより、トラヒック需要に応じた
伝送系を、電気周波数の数の増減で調整できる構成とす
ることができる。
【0070】デジタル変調で用いる、システム内でのデ
ータリンクをMPEG−TSとし、イーサネットフレー
ムをカプセル化することにより、複数のフレームをMP
EG−TSで多重して、一つの電気周波数上で伝送する
ことができるため、帯域を無駄なく利用することが可能
となる。さらにMPEG−TSを用いることで、リアル
タイム映像信号を、帯域が確保された状態でストレスな
く送受信がおこなえる。また、分配選択型光波長多重シ
ステムはマルチキャストを主体としたネットワークであ
るため、多地点でのリアルタイムマルチメディア通信が
可能となる。
【0071】複数の送受信モジュールを利用することに
より、大容量リアルタイム通信が可能となる。また少量
データの送受信に関して、送受信モジュールの共用化に
よりモジュール数の最適化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分配選択型光波長多重システムの
ネットワーク構成を示したものである。
【図2】分配選択型光送受信ノードの基本ブロック構成
を示したものである。
【図3】送信器の構成例を示したものである。
【図4】送信モジュールの構成例を示したものである。
【図5】受信器の構成例を示したものである。
【図6】受信モジュールの構成例を示したものである。
【図7】分配選択型光送受信ノードにおける双方向通信
のための接続制御シーケンスを示したものである。
【図8】共通チャネル送信モジュール、及び共通チャネ
ル受信モジュールを有したノードの構成例を示したもの
である。
【図9】共通チャネル送信モジュールの構成例を示した
ものである。
【図10】共通チャネル受信モジュールの別の構成例を
示したものである。
【図11】図10に示した共通チャネル送信モジュール
で受信するための電気周波数配置の例を示したものであ
る。
【図12】共通チャネルを利用した時の分配選択型光送
受信ノードにおける接続制御シーケンスを示したもので
ある。
【図13】複数の送受信モジュールを利用した場合の接
続制御シーケンスを示したものである。
【図14】受信モジュール数を最小として帯域の有効利
用をおこなうための接続シーケンスを示したものであ
る。
【図15】制御装置が持つ通信管理表を示したものであ
る。
【符号の説明】
1−1〜1−n 分配選択型光送受信ノード 2−1〜2−n 送受一対の光ファイバ 3 合分配器 4−1〜4−m 端末 5 外部ネットワーク接続用イーサネットインターフ
ェイス 6 外部ネットワーク 7 IPマルチキャストアドレスネームサーバ 8 送信器 9 受信器 10 IGMP対応スイッチ 11 制御装置 12 電気光変換器 13 電気周波数多重化装置 14 送信モジュール 15 速度調節用バッファ 16 MPEG−TS変換装置 17 信号処理装置 18 デジタル変調器 19 電気周波数変換器 20 イーサネットインターフェイス 21 光分岐器 22 受信モジュール 23 光信号選択器 24 光電気変換器 25 電気周波数選択器 26 デジタル復調器 27 信号処理装置 28 MPEG−TS変換装置 29 速度調節用バッファ 30 イーサネットインターフェイス 31 ノードから送信される光信号 32 波長多重光 33 共通チャネル送信モジュール 34 共通チャネル受信モジュール 35 内部回線 36 分波器 37 電気信号分配器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分配選択型光送受信ノード(1)
    と、前記複数の分配選択型光送受信ノードに接続され、
    前記複数の分配選択型光送受信ノードから送られる光信
    号を受動的に波長多重し、波長多重した光信号を前記複
    数の分配選択型光送受信ノードに配信する光合分配器
    (3)とを具備する分配選択型光スイッチングネットワ
    ークであって、 前記複数の分配選択型光送受信ノード(1)のそれぞれ
    は:複数の端末(4)に接続されており、端末インター
    フェイスとして使用するイーサネットフレームで接続可
    能なマルチキャスト対応スイッチ(10)と;該マルチ
    キャスト対応スイッチに接続されており、イーサネット
    フレームを光スイッチングネットワーク内で利用するデ
    ータリンクプロトコルにカプセル化し、電気の周波数多
    重した信号を固有の波長の光信号として出力する送信器
    (8)と;該マルチキャスト対応スイッチに接続されて
    おり、光スイッチングネットワークを介して送られてく
    る光信号を複数分岐してその中から所望のデータを選択
    し光スイッチングネットワーク内で利用するデータリン
    クプロトコルをイーサネットフレームにデカプセル化し
    て出力する受信器(9)と;該マルチキャスト対応スイ
    ッチに接続されており、イーサネットインターフェイス
    を有し、該マルチキャスト対応スイッチを介して行われ
    る端末間通信を制御するための該制御装置(11)と、
    を具備することを特徴とする、分配選択型光スイッチン
    グネットワーク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の分配選択型光スイッチ
    ングネットワークであって、 前記複数の分配選択型光送受信ノードのそれぞれは、通
    信制御パケットを分配選択型光送受信ノード間で送受信
    するための、共通チャネル送信モジュール(33)及び
    共通チャネル受信モジュール(34)を有することを特
    徴とする、分配選択型光スイッチングネットワーク。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の分配選
    択型光スイッチングネットワークにおいて、大容量通信
    を行う通信制御方法であって、 該通信制御方法は:複数のIPマルチキャストアドレス
    を複数の送信器(8)に割り当てて同時に送信可能とす
    る工程と、 送信端末(4)から送信されるイーサネットフレームの
    宛先MACアドレスに対して、順番にIPマルチキャス
    トアドレスをマッピングさせ、その順番ごとにイーサネ
    ットフレームを送信する工程と、 分配選択型光スイッチングネットワークを介して波長多
    重光で送信された、順番にIPマルチキャストアドレス
    をマッピングされた宛先MACアドレスを持つイーサネ
    ツトフレームを、受信側端末(4)に接続された分配選
    択型光送受信ノード(1)で受信するため、複数の受信
    器(9)を割り当てる工程と、と具備することを特徴と
    する、大容量通信を行う通信制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の分配選
    択型光スイッチングネットワークにおける通信制御方法
    であって、 前記分配選択型光送受信ノード(1)における制御装置
    (11)は、送信側端末(4)が使用する帯域と、通信
    相手先の端末(4)の存在する分配選択型光送受信ノー
    ド(1)とを管理するためのテーブルを持ち、そのテー
    ブルを参照して送信器(8)及び受信器(9)を割り当
    てることを特徴とする通信制御方法。
  5. 【請求項5】 分配選択型光スイッチングネットワーク
    のための分配選択型光送受信ノード(1)であって、該
    分配選択型光送受信ノードは:波長多重光信号(32)
    を受信する受信器(9)と;複数の端末(4)に接続さ
    れるとともに、該受信器の出力にインターフェイス(3
    0)を介して接続されるマルチキャスト対応スイッチ
    (10)と;該スイッチに接続され、該スイッチを介し
    て送受信を制御する制御装置(11)と;該スイッチに
    インターフェイス(20)を介して接続され、光信号
    (31)を出力する送信器(8)とを具備することを特
    徴とする、分配選択型光送受信ノード。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の分配選択型光送受信ノ
    ード(1)であって、 前記送信器(8)は:それぞれが前記マルチキャスト対
    応スイッチ(10)に接続された複数の送信モジュール
    (14)と;該複数の送信モジュールに接続され、これ
    らの出力電気信号を周波数多重化する電気周波数多重化
    装置(13)と;該電気周波数多重化装置の出力に接続
    され、周波数多重化された電気信号を光信号に変換して
    出力する光電変換器(12)と、を具備することを特徴
    とする、分配選択型光送受信ノード。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の分配選択型光送受信ノ
    ード(1)であって、 前記複数の送信モジュール(14)のそれぞれは:前記
    マルチキャスト対応スイッチ(10)からの出力信号を
    受信するためのインターフェイス(20)と;該インタ
    ーフェイスの出力に接続され、出力信号の送信速度を調
    節するためのバッファ(15)と;該バッファの出力に
    接続され、該出力信号をMPEG符号化し出力する変換
    装置(16)と;該変換装置の出力に接続され、該MP
    EG符号化された出力信号を伝送路符号化するために信
    号処理を行う信号処理装置(17)と;該信号処理装置
    の出力に接続され、該信号処理された出力信号をデジタ
    ル変調するデジタル変調器(18)と;該デジタル変調
    器の出力に接続され、デジタル変調された信号を該送信
    モジュールに割り当てられた固有の周波数に電気周波数
    変換する電気周波数変換器(19)と、を具備すること
    を特徴とする、分配選択型光送受信ノード。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の分配選択型光送受信ノ
    ード(1)であって、 前記受信器(9)は:波長多重光(32)を受信し、該
    波長多重光を任意の数に分岐させる光分岐器(21)
    と;該光分岐器の出力にそれぞれ接続された複数の受信
    モジュール(22)と、を具備することを特徴とする、
    分配選択型光送受信ノード。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の分配選択型光送受信ノ
    ード(1)であって、 前記複数の受信モジュール(22)のそれぞれは:前記
    光分岐器(21)によって分岐させられた波長多重光の
    いずれか一つを受信し、該波長多重光から特定の光信号
    を選択する光信号選択器(23)と;該光信号選択器の
    出力に接続され、該選択された光信号を電気信号に変換
    する光信号変換器(24)と;該光信号変換器の出力に
    接続され、該出力された電気信号から所定の周波数の電
    気信号を選択し出力する電気周波数選択器(25)と;
    該電気周波数選択器の出力に接続され、該選択された電
    気信号をデジタル復調するデジタル復調器(26)と;
    該デジタル復調器の出力に接続され、デジタル復調され
    た電気信号を伝送路復号化する信号処理器(27)と;
    該信号処理器の出力に接続され、該伝送路復号化された
    電気信号をMPEG復号化するMPEG変換器(28)
    と;該MPEG変換器の出力に接続され、MPEG復号
    化された電気信号を一時保持し、該電気信号の速度を調
    節するバッファ(29)と;該バッファの出力に接続さ
    れ、速度調節された電気信号を所定のフレーム形式に変
    換して出力するインターフェイス(30)と、を具備す
    ることを特徴とする分配選択型光送受信ノード。
  10. 【請求項10】 分配選択型光スイッチングネットワー
    クのための分配選択型光送受信ノード(1)であって、
    該分配選択型光送受信ノードは:波長多重光信号(3
    2)を受信し、複数に分岐させる光分岐器(21)と;
    該光分岐器の出力にそれぞれ接続された複数の受信モジ
    ュール(22)と;複数の端末に接続されているととも
    に、該複数の受信モジュールの出力にインターフェイス
    (30)を介して接続されているマルチキャスト対応ス
    イッチ(10)と;該マルチキャスト対応スイッチ(1
    0)にインターフェイス(20)を介してそれぞれ接続
    されている複数の送信モジュール(14)と;該複数の
    送信モジュールの出力に接続されている電気周波数多重
    化装置(13)と;該電気周波数多重化装置の出力に接
    続され、周波数多重化された電気信号を光信号に変換す
    る電気光変換器(12)と;該マルチキャスト対応スイ
    ッチにインターフェイスを介して接続された制御装置
    (11)と;該制御装置の出力に内部回線(35)を介
    して接続されるとともに、該電気周波数多重化装置の入
    力に接続された共通チャネル送信モジュール(33)
    と;該制御装置の出力に内部回線を介して接続されると
    ともに、該光分岐器の出力に接続された共通チャネル受
    信モジュール(34)と、を具備することを特徴とす
    る、分配選択型光送受信ノード。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された分配選択型光
    スイッチングネットワークのための分配選択型光送受信
    ノード(1)であって、 該共通チャネル受信モジュール(34)は:他の光送受
    信ノードから送られる光信号を合波させて生成される光
    波長多重光(32)を各光送受信ノードの波長別に分波
    し、分波された光信号をそれぞれ出力する分波器(3
    6)と;該分波器の出力にそれぞれ接続された複数の共
    通チャネル受信サブモジュール(38)と、を具備し、 該共通チャネル受信サブモジュールのそれぞれは:該分
    波器からの光信号を電気信号に変換する光電変換器(2
    4)と;該光電変換器の出力に接続され、該光電変換器
    から出力された電気信号から所定の周波数の電気信号を
    選択し出力する電気周波数選択器(25)と;該電気周
    波数選択器の出力に接続され、該選択された電気信号を
    デジタル復調するデジタル復調器(26)と;該デジタ
    ル復調器の出力に接続され、デジタル復調された電気信
    号を伝送路復号化する信号処理器(27)と;該信号処
    理器の出力に接続され、該伝送路復号化された電気信号
    をMPEG復号化するMPEG変換器(28)と、を具
    備する、ことを特徴とする分配選択型光送受信ノード。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載された分配選択型光
    スイッチングネットワークのための分配選択型光送受信
    ノード(1)であって、 該共通チャネル受信モジュール(34)は:他の光送受
    信ノードから送られた光信号を合波させて生成される光
    波長多重光(32)を電気信号に変換する光電気変換器
    (24)と;該光電気変換器の出力に接続され、該光電
    気変換器からの電気信号を分配し複数の出力を提供する
    電気信号分配器(37)と;該電気信号分配器の複数の
    出力にそれぞれ接続された複数の共通チャネル受信サブ
    モジュール(39)と、とを具備し、 該共通チャネル受信サブモジュールのそれぞれは:割り
    当てられた電気周波数を有する電気信号を選択する電気
    周波数選択器(25)と;該電気周波数選択器の出力に
    接続され、該選択された電気信号をデジタル復調するデ
    ジタル復調器(26)と;該デジタル復調器の出力に接
    続され、デジタル復調された電気信号を伝送路復号化す
    る信号処理器(27)と;該信号処理器の出力に接続さ
    れ、該伝送路復号化された電気信号をMPEG復号化す
    るMPEG変換器(28)と、を具備する、ことを特徴
    とする分配選択型光送受信ノード。
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