JP2004102166A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】AF装置の上部に視認窓を設けて標識となる光をその視認窓を透して視認させる。その視認窓を横長の形状にして、その横長の長い方の長さを、横方向について撮影画角の50%から90%に相当する大きさにする。さらにその横長の視認窓をAF装置の上部に設けて、撮影画角の中央より上の位置に標識が現れるようにする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自己撮影のための機能を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
撮影者の中にはカメラを自分に向けて自分でレリーズ操作を行なって撮影を行なう、いわゆる自己撮影を行なう人もいる。カメラの中には、自己撮影が行なわれることも想定して自己撮影用のアシスト機能を付加したカメラもある。このアシスト機能とは自分自身が画角内に入っているか否かを撮影者に確認させるものであり、たとえばカメラボディ前面に視認窓を設けて、撮影者がその視認窓を透して標識を視認することができたら、撮影画角内に撮影者自らの位置が在ることを知るといったものである(たとえば特許文献1)。
【0003】
しかし、特許文献1のカメラでは、自己撮影時に自分が画角内に入っているか画角から外れているかはわかるが、自分自身が画角内のどの位置に撮影されるかまではわからない。そこで、特願2001−284306号では画角内のどの位置に自分自身が在るかがわかるようなカメラが提案されている。
【0004】
また、カメラボディ表面にミラーを配設して、そのミラーに映った自分の姿が視認される1にあるときに、その位置にある自分にピントが調整されるようにオートフォーカスが作用するカメラも提案されている(特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】
特開平2000−147631号公報
【特許文献2】
特開平11−305293号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特願2001―284306号のカメラでは、撮影画角の端部に自分の位置が在ることを、視認窓の中の標識を視認することにより確認したにも拘わらず、自分の顔全体が撮影されずに、自分の顔の一部が欠けた状態で撮影されてしまうといったことが起こることがある。
【0007】
また、特許文献2でも、ピントは合うとしても自分の顔の一部が欠けた写真になってしまう可能を避けられない。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑み、自己撮撮影時に自分の顔を確実に撮影画角内に収めることができるカメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のカメラは、撮影操作に応じて撮影画角内の被写体の写真撮影を行なうカメラにおいて、標識と、自己撮影時に、前記標識を視認窓を透して視認させる光路規制部材とを備え、
前記視認窓は、自己撮影時に、被写体が横方向について撮影画角よりも小さな角度内に存在するときのみ前記標識が該被写体から視認される大きさの横長のものであることを特徴とする。
【0010】
いままでは自分の顔の一部が欠けて撮影される位置にあっても標識が視認されるといったことが起きていたが、上記カメラによれば、上記視認窓で、横方向について撮影画角よりも小さな角度内に自分が存在するときのみ、上記標識が視認され、その標識が視認されたときには確実に撮影画角内に自分の顔が収まる。
【0011】
ここで、前記視認窓は、横方向について、自己撮影時に、前記標識が該視認窓を透して、被写体の両眼のうちのいずれか一方の眼で視認されるときに該被写体の顔全体が撮影画角内に入る大きさの横長のものであることが好ましい。
【0012】
そうすると、視認窓の端部に標識があるときに被写体の両眼のうちの一方の眼でその標識が視認されたとしても、撮影画角内に被写体の顔全体が確実に入る。
【0013】
また、上記視認窓は、上下方向について被写体の目が撮影画角の中央よりも上にあるときに上記標識が該被写体から視認される位置に設けられたものであることが好ましい。
【0014】
このように上記視認窓が、上下方向について被写体の目が撮影画角の中央よりも上にあるときに上記標識が視認される位置に設けられていると、目線で標識が視認され、撮影画角内の上方に顔を位置させることができる。
【0015】
また、覗くことにより撮影画角を視認するためのファインダ及び/又は被写体までの距離を測定するための受光部を有するオートフォーカス装置を備え、前記視認窓はファインダ対物窓及び/又はオートフォーカス装置の受光窓よりも上に位置するものであることが好ましい。
【0016】
このように撮影画角が視認されるファインダ及び/又は、撮影画角の中央に位置する主要被写体までの距離が測定されるオートフォーカス装置の上部に視認窓を設けると、視認窓の位置と撮影画角との位置関係が明確になり、撮影画角内の自分の位置を標識により正確に示すことができる。
【0017】
また上記標識は、発光ダイオードからなるものであり、撮影画角内の自分の位置が、上記視認窓の中のその発光ダイオードの発光位置により視認されるものであることが好ましい。
【0018】
そうするといままのようにミラーを設けて自分の顔を視認させなくても、視認窓の中の発光ダイオードの発光位置を視認させるだけで良いので、今までに比べて部品点数が減るばかりでなく構造が簡単になる。
【0019】
さらに視認窓の両端部で発光ダイオードから照射された光が反射され、その反射した光が撮影者によって視認される範囲内に侵入してゴーストが発生する恐れがあるので、その視認窓の両端部で光が反射したとしてもその反射した光が被写体から視認される範囲に侵入しない構造、たとえば視認窓の両端部に発光素子から被写体側に向かう方向に沿って拡がりを持つようなテーパ構造を設けることが好ましい。また、反射防止手段としては、そのようなテーパ構造を設ける代わりに視認窓の横方向の両端部に反射防止塗料の塗布等、反射防止処理が施されたものであっても良い。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0021】
まず、本発明のカメラの実施形態を説明する。
【0022】
図1は、本実施形態のカメラ100を示す斜視図である。
【0023】
図1に示すように撮影レンズ101上方には、AF装置102の投光窓102aおよび受光窓102bとファインダの対物窓103が備えられている。さらにファインダ103の隣には閃光発光部104も備えられている。
【0024】
撮影レンズ101が被写体に向けられて、撮影を行なうときにはレリーズ釦が押下されるがこのカメラには二つのレリーズ釦110a,110bが備えられている。このカメラには図示はしないが背面に表示画面や十字キーといった操作部が備えられており、その操作部で二つのレリーズ釦110a,110bのうちいずれか、あるいは双方のレリーズ釦を使用可能な状態に設定することができるようになっている。
【0025】
またこのカメラ100の上部には二つのレリーズ釦110a,110bのほかに自己撮りモードスイッチ120が設けられており、その自己撮りモードスイッチ120が自己撮り側に切り替えられると、自己撮り撮影を行なうことができる。この自己撮り撮影が行なわれるときには被写体となる自分が撮影画角内のどの位置に在るかがAF装置102の受光窓102b上部に在る視認窓130を透して視認される光によって確認されるようになっている。なお自己撮りモードのときには無条件に双方のレリーズ釦110a,110bとも使用可能な状態になる。
【0026】
図2は視認窓の構成を示す断面図である。
【0027】
図2(a)はAF装置102の受光窓102b上部に設けられた視認窓130の断面を示す図であり、図2(b)はその視認窓130に設けられたテーパ部130a,130bを示す図である。
【0028】
図2(a)に示すようにAF装置102の受光部102bの上部にある視認窓130はカメラボディを貫通しており、その視認窓130を通してカメラ内部から外部へ光が照射される位置に発光ダイオード(以下、LEDという)131が配備されている。そのLED131から視認窓130までの間にはスペースがあり、そのスペースを介して視認窓に向けてLED131から指向性のある光が照射される。このように照射される光に指向性の在るLED131と、視認窓130と、視認窓130の位置が規制されるAF装置102とが本発明にいう光路規制部材に当たる。
【0029】
この光路規制部材の一部を構成するAF装置102では撮影画角内の主要被写体までの測距が行なわれており、撮影画角内の主要被写体が常に睨まれている。一般にカメラにこのようなAF装置102を設けるときには、たとえば撮影画角の中央付近に向けて光が投光されるようにAF装置102の投光部102aが設置され、その投光部102aから投光された光が被写体に当たって戻ってくる光を受光する受光部102bが投光部102aの隣に設置されることが多い。本実施形態のカメラ100では視認窓130をAF装置102の受光部102aの上部に設けることによって視認窓を通して視認される標識が撮影画角内の中央より上の位置に現れるようにしている。またLEDからの光が直に撮影者により視認される他、視認窓の横方向の端部によって反射した光が撮影者により視認されないように、図2(b)に示すように視認窓130の両端部にテーパを設けてある。本実施形態のカメラではテーパを設けたが、本発明はこれに拠らず反射防止塗料を両端部に塗布しても良い。このようにすると、その視認窓130の右もしくは左の端面に光のゴーストが見えるといった事態が回避される。
【0030】
このようにして配置された視認窓130の大きさと撮影画角とがどのように関わるかを、図3を参照して説明する。
【0031】
図3はLED131から視認窓を通して投光される光の範囲Aと、撮影画角Bを示した図である。
【0032】
前述したようにAF装置102の投光部102aからの投光は、遠方領域においては撮影画角の中央にある被写体に向けられていることが多い。したがって視認窓をそのAF装置102の受光部102aの上部に設けると、近距離撮影においては図3に示すように撮影画角の中央よりも上に標識が置かれるように視認窓130が配置される。さらに自己撮影を行なうときには、その自分の目がAF装置102の受光部102aの上部にある視認窓130と略平行な位置に置かれることになり、自分の目線で標識を、視認窓130を透して視認したときに、自分の顔が撮影画角の上方に、胴体が下方に置かれ、自分の顔が適正な位置に置かれて自己撮影が行なわれる。
【0033】
このようにAF装置102の受光部102bの上部に視認窓130が配置され、撮影画角の中央よりも上の位置に自分の目があるときに標識が見やすいようにすると、撮影画角内にバランスよく自分の顔が配置される。
【0034】
なお、今までのカメラではAF装置と連携してピントあわせを行なうものもあったが、本実施形態のカメラでは自己撮りモードに設定されている場合にはAF装置102は作動しない。本実施形態のカメラにおいては、AF装置102の配設位置が必要であって、AF装置102の上部に設けることで標識が撮影画角の中央より上で視認されるようになっている。同様の効果が得られるものとしては他にファインダの対物窓の上部があり、撮影画角が視認されるファインダの対物窓の上部に設けても視認窓を透して視認される標識の位置は撮影画角の中央よりも上に現れる。
【0035】
図4(a)は撮影レンズ101の撮影画角(実線で示した部分)と視認窓130で視認される標識の範囲(点線で示した部分)との関係を示した図である。この図4では視認窓130の横方向の長さを撮影画角の50%に相当する長さとした場合の例を示してある。また図4(b)はその視認窓を視認して自己撮影を行なって得られた写真が示されている。なお、図4(b)では自分自身を含めた2人を被写体としている。
【0036】
図4(a)に示すように撮影画角の中央よりも上の位置に被写体の目があるときに標識が見やすいようにAF装置102の受光窓102bの上部に視認窓130が配置されている。ここで被写体それぞれの目で視認窓130を透して標識が視認され、レリーズ操作が行われると、顔の位置が撮影画角の中央よりも上に、胴体が撮影画角の中央よりも下側にそれぞれ収まり、自分達の姿が適正な位置に置かれて撮影が行なわれる。なお、視認窓130は撮影画角の中央よりも上方に位置する訳であるから、視認窓130の縦方向の長さは、撮影画角の50%以下に相当する長さでなければならない。
【0037】
図4(a)に示す視認窓を視認して撮影を行なった結果、図4(b)に示す如く、撮影画角の縦方向については被写体である自分ともう一人の人物がきれいに撮影されているが、横方向については双方の被写体の顔が必要以上に接近した状態で撮影されている。
【0038】
ここで視認窓の横方向の長さがどの程度であると最適な写真が得られるかを、光軸を含む水平面を示して説明する。
【0039】
図5はこのカメラ100が備える撮影レンズ101の光軸を含む水平面を示す図である。図5には、焦点距離24mmの撮影レンズ101で自己撮影を行なった場合に被写体がフィルム面にどのように結像されるかが示されている。なおフィルムにはコンパクトカメラ用の1コマ分の横方向の長さW3(36mm)が示されており、この横方向の長さW3内に二人の被写体の像が結像されている。
【0040】
この図5にはフィルム面の一方の端部に撮影レンズ101で結像される被写体面上の位置と、フィルム面の他方の端部に撮影レンズ101で結像される被写体面上の位置とがそれぞれ示され、撮影距離を600mmとしたときの、このカメラの撮影画角が示されている。図5からも分かるようにフィルム150の端部までが撮影範囲だとすると、被写体面上に示されるW(865mm)の範囲の撮影が可能ではあるが、この例には一回の撮影操作が行われるとその都度カットされるようなフィルムが例として掲げられているため、フィルム面の有効撮影範囲が少し狭くなる。そのカットされる部分をフィルム17の両端部にそれぞれ1.8mm(5%)づつあるとすると、被写体面の幅W1(778.5mm)に相当する範囲が有効撮影範囲になる。
【0041】
ここで図4に示すようにこの有効撮影範囲W1の50%に相当する長さを視認窓の横方向の長さとして持たせて被写体の目で標識を視認させると、二人の人物がきちんと撮影画角内に収まった、図4(b)のような写真が得られる。
【0042】
しかし図4(b)に示すように視認窓130の大きさが有効撮影範囲の50%に相当するような小さなものであると、二人の人物のうちの一人がその小さい視認窓130の一方の端部で自己の位置を確認して、もう一人が同様に小さい視認窓130の他方の端部で自己の位置を確認しようとするため、双方の人物が必要以上に近づいてしまい、撮影者達が若干違和感を感じてしまうといったことが起こることも間々在る。そこで視認窓130の横方向の長さをもう少し長くして2人の人物が近づき過ぎるといったことを防止すると、こういった違和感が解消される。図4のように必要以上に2人の人物が接近しないようにするには、図5に示した有効撮影範囲W1(778.5mm)に対して頭の大きさ200mm+200mm以上離れるような大きさに相当する長さを視認窓の横方向の長さとして与えてやれば良い。そうすると、被写体の2人が並んでいても2人の被写体の目それぞれ視認窓を透して標識を視認させたとしても双方の顔が必要以上に接近しなくなる。
【0043】
図6は撮影画角の端部(斜線部)に自分の位置があるときに標識が視認されたときに撮影された写真がどのようになるかが示されている。
【0044】
図6(a)は撮影画角に対して標識が視認される範囲を示した図であり、図6(b)は図6(a)に示す範囲で標識が視認されたときに撮影された写真を示す図である。
【0045】
図6(a)に示す範囲で標識が視認されたときには、撮影画角内に係る内側の目では標識が視認されているが、外側の目では標識が視認されないといったことが起こっている。その結果、視認された側の目側だけが撮影画角内に入った写真が得られている。外側の目でも視認されるようにするためには横方向について撮影画角よりも小さな角度内に自分が存在するときに標識が視認されることが必要になる。
【0046】
前述したように視認窓130の横方向の長さをあまり広くしすぎると図6(b)に示すように被写体の顔(外側の目の部分)が欠けてしまうが、図7に示すようにW1の5%分だけ内側までが撮影者に視認されるように視認窓の横方向の長さが定められていれば問題はない。このように横方向について視認される範囲が撮影画角の5%分だけ内側になるようにするのは、外側の目でも確実に標識が視認されるようにするためである。
【0047】
さらには左目が効き目である人が視認窓の左側の端部の標識を視認するときと、右目が効き目である人が視認窓の左側の端部の標識を視認するときでは標識が視認される状況が異なることも在り得る。つまり右目が効き目である人には標識の視認されたにも拘わらず、左目が効き目である人には標識が視認されないといったことも起こり得る。そうすると撮影画角内に自分の顔全体がきちんと撮影される場合と、撮影画角から自分の顔の一部が外れてしまう場合とが、標識を視認する人によって変わるということも起こり得る。そこで撮影画角よりも小さな角度内に自分の顔が存在するときのみ、標識が視認されるように、視認窓の大きさを小さくして、人によって視認窓の中の標識が視認される状況が変わっても撮影者の顔が撮影画角内に必ず入るにようにしている。つまり、撮影画角の90%に対応する長さを横方向に持たせると、図4(b)のように近づき過ぎるといったことがなくなり、かつ2人の人物の顔の一部が欠けた状態で撮影されるといったことがどのような被写体であってもなくなるのである。
【0048】
図7は撮影者の姿の一部が欠けてしまう恐れのある範囲(図6参照)を除いて視認窓の横方向の長さを定めた場合の例である。図の点線が視認される範囲を示しており、実線が撮影画角を示している。
【0049】
二人の人物それぞれが、図7(a)に示す横長の大きさを持つ視認窓でそれぞれ自己の位置を確認してから自己撮影を行なうと、視認窓130を透して視認される標識が撮影画角よりも小さな角度範囲で確認され、二人の人物それぞれの顔の一部が切れてしまうこともなく、それぞれの顔全体がきれいに撮影される。
【0050】
また、自己を撮影するときに背景として風景を入れたいときなどは、三脚に固定されたカメラのファインダを覗いて背景のフレーミングを行なった後で、自己撮りモードを設定して自分の顔の位置を、標識を視認して端部に位置させてレリーズ操作をすれば図7(b)のようなきれいな写真が得られる。
【0051】
以上説明したように本発明のカメラによれば、撮影画角よりも小さな角度範囲で標識が視認されるので、被写体となる自分の顔全体が確実に撮影画角内に入り、ポートレートなどの撮影を行なう場合に自分を適正な位置において撮影が行なわれるようになる。また、標識として機能するLEDと、もともと配備されているAF装置および/又はファインダの上部にLEDを配設するとともに、そのLEDから照射される光を外部に導く位置に穴を開けるだけなので、カメラボディが大型化することもなく、小型で低廉なカメラを提供することができる。
【0052】
図2では視認窓をAF装置102の受光窓102aの上部の位置に貫通穴を設けて構成したが、図8に示すようにAF装置の受光窓と一体的に視認窓も設けて双方の機能を有する窓にアクリル板を嵌挿する構成にしても良い。このアクリル板には窓枠130cをプリントして、LEDから被写体側に向けて照射される光路と、AF装置に光を導く光路とを分けると、カメラ内部への塵などの侵入をも防止することもできるようになる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカメラによれば、自分の顔を確実に撮影画角内に収めることができるカメラを提供することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のカメラを示す斜視図である。
【図2】視認窓の構成を示す断面図である。
【図3】標識として使用される発光ダイオードから発光される光の照射分布と、撮影画角を示した図である。
【図4】撮影画角と視認窓で視認される範囲との関係を示した図である。
【図5】撮影レンズの光軸を含む水平面を概念的に示した図である。
【図6】撮影画角と視認窓で視認される範囲を示す図である。
【図7】撮影画角内の視認窓で視認される範囲を示す図である。
【図8】別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
100 カメラ
101 撮影レンズ
102 AF装置
103 ファインダ
104 閃光発光部
110a 110b レリーズ釦
120 自己撮りモードスイッチ
130 視認窓
130a 130b テーパ部
131 LED
Claims (6)
- 撮影操作に応じて撮影画角内の被写体の写真撮影を行なうカメラにおいて、標識と、自己撮影時に、前記標識を視認窓を透して視認させる光路規制部材とを備え、
前記視認窓は、自己撮影時に、被写体が横方向について撮影画角よりも小さな角度内に存在するときのみ前記標識が該被写体から視認される大きさの横長のものであることを特徴とするカメラ。 - 前記視認窓は、横方向について、自己撮影時に、前記標識が該視認窓を透して、被写体の両眼のうちのいずれか一方の眼で視認されるときに該被写体の顔全体が撮影画角内に入る大きさの横長のものであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記視認窓は、上下方向について被写体の目が撮影画角の中央よりも上にあるときに前記標識が該被写体から最も見やすい位置に設けられたものであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 覗くことにより撮影画角を視認するためのファインダ及び/又は被写体までの距離を測定するための投受光部を有するオートフォーカス装置を備え、前記視認窓はファインダ対物窓及び/又はオートフォーカス装置の受光窓よりも上に位置するものであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記標識は、発光ダイオードからなるものであり、撮影画角内の被写体の位置が、前記視認窓の中の該発光ダイオードの発光位置により視認されるものであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記視認窓は、横方向の両端部に、発光ダイオードから照射された光の反射を防止する反射防止手段を有するものであることを特徴とする請求項5記載のカメラ。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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2002
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