JP2004102152A - スタンド - Google Patents

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Ikuo Nakamura
中村 育雄
Toshio Nakamura
中村 敏夫
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Abstract

【課題】従来のスタンドでは、プロジェクタなどの投影装置に必要なチルトとパーンを組み合わせた3次元的な角度設定ができない。また、スタンドと機器との搭載時の嵌合面も放熱面としての活用を図りたい。
【解決手段】ガイド溝の幅と長さを角度設定用の軸径よりも大きく取る事で、3次元的な角度設定が可能となり、また軸に嵌着されるシューの外形形状を変えることで角度制限を自由に設定することができる。また、スタンドに通気孔を設けることで、テーブル上に載置される機器の放熱や冷却性能を向上することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置や投影装置を載置するスタンドに係り、特に、搭載装置の回転や角度調整を可能とするスタンドに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来技術のスタンドとして、たとえば特許文献1にチルトスタンドとして開示されている。
【0003】
特許文献1においては、実質的に凹球面状をしたスライド支持面を上面に有するベース台と、実質的に上記凹球面と同一曲率の凸球面状をしたスライド面を下面に有する可動台とを備える一方、上記ベース台と上記可動台のいずれか一方には、所定幅をもち、かつ所定の長さ、延びるガイド溝が形成されており、上記ベース台と上記可動台のいずれか他方には、突起が形成されている。
【0004】
上記突起は、上記ガイド溝の幅と対応した径をもつ基部と、自然状態において上記ガイド溝の幅よりも大寸であり、弾性縮径することによって上記ガイド溝を通過可能な先端部とを備えていることを特徴とし、凹球面状をスライド面とするチルトスタンドにおいて、固定部と可動部間との連結をねじ等の連結部品を必要とすることなく、きわめて容易に組み付けを行なうことができ、しかも、可動台のベース台に対する離脱防止策を万全なものとする提案である。
【0005】
【特許文献1】
特開平2001−169210号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1を含め、従来のスタンドは表示装置に特化したものであり、チルトまたはパーン機能は有すものの、プロジェクタなどの投影装置に必要なチルトとパーンを組み合わせた3次元的な角度設定ができないという課題があった。
【0007】
また、機器の小型化により機器の放熱設計も重要な要素となり、スタンドと機器との搭載時の嵌合面も放熱面としては小型機器において無視できなくなり、スタンド自体の構造としても配慮が必要になってきている。
【0008】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、3次元的な角度設定を可能とし、スタンドを含めた搭載機器の放熱構造や角度設定操作をより容易に可能とし、使い勝手の良いスタンドを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のスタンドにおいては、凹球面状をしたスライド面を上面に有するベースと、前記凹球面と同一曲率の凸球面状をしたスライド面を下面に有するテーブルとを備え、前記ベースには突出した軸が設けられ、前記テーブルには前記軸の径寸法よりも充分に大きい軸逃げ孔が形成されたスタンドにおいて、ベースの凹球面部に前記凹球面と同一曲率の天面を有しベースの凹球面より突出するリングスペーサを設けたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明のスタンドにおいては、前記記載のスタンドにおいて、前記軸の両端部には前記軸の脱落防止のためのストッパーが設けられ、前記軸逃げ孔よりも大きな外形を有し且つ前記テーブルの内側凹底面と同一曲率を有するブレーキシューと、前記テーブルと、前記ベースとを、少なくとも前記ベース上に設けられた前記リングスペーサ天面と前記テーブルを摺動自在な押圧で前記ストッパーにて狭持することを特徴とする。
【0011】
また、本発明のスタンドにおいては、前記記載のスタンドにおいて、前記ブレーキシューは前記軸に対して軸回りに回転不能に嵌着され、前記テーブルの内側には前記ブレーキシューの外側面に対向し前記ブレーキシューの外側面と所定の間隔を持ってリブが設けられ、前記テーブルのチルト操作やパーン操作時に前記ブレーキシューの外側面を前記リブに当てることによってチルト角度とパーン角度を制限することを特徴とする。
【0012】
また、本発明のスタンドにおいては、前記記載のスタンドにおいて、前記ベースに設けられるストッパーは前記軸に設けられた貫通孔に回転自在に貫通する金属棒であり、前記金属棒の前記貫通孔に位置する部分は、直径が小さく且つ偏心して形成され、前記金属棒の前記貫通孔側と反対の端部にはツマミ部分が前記ベース端部上面から突出するレバーが固定されており、前記ベース端部上面から突出した前記ツマミを右または左に倒すことで前記金属棒が回転し、前記金属棒の偏心部の回転に追随して前記軸を上下させることで前記両端のストッパーによる狭持力を加減して、チルト操作及びまたはパーン操作のロックまたはロック解除を行うことを特徴とする。
【0013】
また、本発明のスタンドにおいては、前記記載のスタンドにおいて、前記テーブル天面の側辺には固定の係止ツメが設けられ、前記固定の係止ツメと対向する側辺には側面から出し入れ可能な係止ツメが設けられ、前記テーブル上に載置される機器の底面には前記テーブル天面外形と嵌合する凹部が設けられ、前記凹部には前記係止ツメに対応する係止孔が設けられ、前記機器の係止孔と前記固定の係止ツメとを嵌合したのち操作部の操作で前記機器の他の係止孔と出し入れ可能な係止ツメとを嵌合させることで、前記テーブル上に機器を載置することを特徴とする。
【0014】
また、本発明のスタンドにおいては、前記記載のスタンドにおいて、前記テーブルの下側面と天面には通気孔が設けられ、前記テーブル上に載置される機器の底面には前記テーブル天面に設けた通気孔の位置に対向して通気孔が設けられ、前記通気孔を経由して吸気または排気をおこなうことを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明のスタンドにおいては、前記記載のスタンドにおいて、前記ベースには凹球面から突出する弾丸状のクリックピースがクリックピース背部からバネで付勢されて設けられ、前記テーブル凸球面には前記クリックピースと勘合する凹部を設け、前記テーブルの角度設定時に前記クリックピース頭部と前記テーブル凸球面上の凹部で仮ロックされることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のプロジェクタ用スタンドの実施形態に関し、図1乃至図9を用いて説明する。図1はプロジェクタ用スタンドの側断面図であり、図2は正面図であり、図3は天面図である。また、図4はベース台の側断面の一部分図である。
【0017】
このスタンドの基本構造は図1乃至図4に示すように、底蓋8とベース台5とでなり、机上等に載置されるベースと、テーブルカバー13とテーブル台10とでなり、ベース台5上に取付けられるテーブルを備え、回転やチルトの際の軸やストッパーなどになる断面がD型カットされたステンレスシャフト3の端部近傍でそれぞれベース台5とテーブル10が係止されている。
【0018】
先ず、図1乃至図9により、スタンドを構成する各部品の説明をおこなう。図5は構成部品図で、(a)はクリックピース側面図、(b)はクリックバネ上面図、(c)はステンレスシャフト正面図、(d)はステンレスシャフト上面図、(e)はリングスペーサ上面図である。
【0019】
図4はクリックピース6の取付け状態を示すベース台5の部分断面図であり、図1乃至図4に示すように、ベース台5は円形状で外周に向かうほど薄状となるとともに、上面中央部には凹球面状をしたテーブル台10支持面を備えている。
【0020】
中央にはシャフト孔5eが設けられ、シャフト孔5eはステンレスシャフト3の断面外形と同様にD型形状に抜かれており、シャフト孔5eの周辺には後述するクリックピース6の頭部が上下摺動するクリックピース用孔5gとチルトや回転をスムーズに行うためのリングスペーサ9を収納するU字溝5fが、クリックピース用孔5gを挟んでリング状に設けられ、またプロジェクタの背面側に位置するベース台5の端部には、回転やチルトで調整したテーブル角度を固定するためのロックレバー2用のロックレバー孔5jが設けられている。
【0021】
また、耐荷重の強度維持の為の複数のリブ5bが底蓋8までの間隔に合わせた高さで設けられ、ロックシャフト1の保持用にU字抜きリブ5aやロックシャフト1当てリブ5dが設けられ、さらに底蓋8とのビス止め用のビス孔5cが7個設けられている。
【0022】
尚、ベース台5のビス孔5cと底蓋8のビス孔8bの配置は、ロックシャフト1の保持用のU字抜きリブ5aやロックシャフト1当てリブ5dが正規位置に一義的に位置合わせされるように、例えば4個所の孔を半径方向に直線状に配し、その配列と直交する方向の円周左端部に2箇所と円周右端部に1個所の孔が配されている。
【0023】
さらに、所定の位置で仮ロックするためのクリックピース6の頭部が上下摺動するクリックピース用孔5gと、クリックピース6を付勢するためのクリックバネ7用ガイド5iとクリックバネ7固定のためのビス孔5hが設けられている。
【0024】
底蓋8にはロックシャフト1を保持するホールドリブとベース台5とのビス止め用のビス孔8bが7個設けられ、底蓋8裏面の机などとの設置面には、全面もしくは部分的にスベリ止めクッション8dが設けられている。
【0025】
図6は構成部品図で、(a)はロックシャフト側面図、(b)はロックシャフト偏心部断面図、(c)はロックレバー斜視図である。図4と図5とともに、ベース台5へのクリックピース6取付けに関し説明する。
【0026】
クリックピース6は先端部6aが放物形状をなし、後端部6bはクリックバネ7のクリックピース用孔7aに勘合する寸法で絞り込まれている。クリックバネ7はベース台5との位置合わせのためのL端部7cとベース台5とのビス止め固定用のビス孔7bとクリックピース後端部6bと摺動可能に勘合する楕円孔のクリックピース用孔7aとで構成されている。
【0027】
クリックピース先端部6aをベース台5のクリックピース用孔5gに挿入した後、クリックバネL端部7cをベース台5のクリックバネ7用ガイド5iに当てて、位置合わせをしながらクリックバネ7のクリックピース用孔7aとクリックピース後端部6bを勘合させたのち、ベース台5とクリックバネ7とをビス固定する。
【0028】
クリックピース6の中央部はベース台5のクリックピース用孔5g径よりも大きい為、クリックピース先端部6aのみがベース台5より突出することになり、クリックピース先端部6aは当接する対象の形状に追随しクリックバネ7の付勢力に抗して上下に摺動することになる。
【0029】
図5を用いて、ロックシャフト1に関し説明する。偏心部1bはスタンドが組み立てられた時にはステンレスシャフト3のロックシャフト挿入孔3aに位置し、ロックシャフト1外形に一部内接する径で偏心部1bを形成している。ロックシャフト1の偏心部1b側と反対側の端部1d近傍にはロックレバー2を固定するためのロックレバー取付けナット部1aを有し、ロックレバービス孔2cにてロックレバー2がロックシャフト1にビス固定されることで、ロックレバー2の操作部2aの回転により偏心部1bを含めたロックシャフト1が回転することになる。
【0030】
図7はテーブル台の上面図である。内面中央部が凹球面状をなすテーブル台10の底部には長方形のシャフト逃げ孔10aがあり、シャフト逃げ孔10aの両側には所定の間隔を有してガイドリブ10fが平行して設けられている。また、テーブルカバー13をビス止めするビス止めボス10eが4箇所に設けられ、凹球面上部からテーブル台10側部に渡りプロジェクタ搭載強度を保持する可能な限りの網目状の吸気孔10bがリング状に設けられている。
【0031】
10cはプロジェクタとの係止部で、11は液晶プロジェクタを固定するためのロックスライダーで、11aはスライド操作部で反対側にはバネ掛け突起11dと、両側にはスライドロック部11bを有し、またバネ掛け突起11dの両側には平行するガイドバー11cを有している。
【0032】
テーブル台10へのロックスライダー11の取付けは、ロックスライダー11のスライド操作部11aとスライドロック部11bをテーブル台10のロックスライダー溝10gに当て、バネ掛け突起11dにバネ12を被せ込んだ状態でテーブル台10のバネとめリブ10d溝に押さえ込むことで、ガイドバー11cもテーブル台10のガイドリブ10fの内側に嵌め込まれ、テーブル台10へのロックスライダー11の取付けが完了する。
【0033】
図8はテーブルカバーの上面図である。13aは網目状の吸気孔で、プロジェクタ装着時にプロジェクタ底面の吸気孔の位置に一致し設けられている。13bはプロジェクタ底面部に設けられた規定の取付け部に対する逃げ窪みであり、13cはテーブル台10との固定用のビス孔、13dはプロジェクタ底面部との密着性を高めるための凸部である。
【0034】
図9は構成部品図で、(a)はブレーキシュー上面図、(b)はワッシャー上面図、(c)はEリング上面図、(d)はスペーサ上面図である。
【0035】
ブレーキシュー4は底面がテーブル台10の凹球面とほぼ同一の曲率の凹球面状をなしているため、ロックレバー2をロック解除位置にしてテーブル台10の角度調整をする場合には、テーブル台10はブレーキシュー4とリングスペーサの間でスムーズな動きが可能となり、ロックレバー2をロック位置にしてテーブル台10角度をロックする場合は、ブレーキシュー4とテーブル台10の密着度が高まり確実なロックができることになる。
【0036】
また、ブレーキシュー4の中央にはステンレスシャフト3と回転不能に嵌合するD型孔4aを有するため、テーブル台10の角度調整時に8角形の外形部4b、4c、4dが所定の角度でテーブル台10のガイドリブ10fに当たり、角度調整範囲が制限される。これは、ブレーキシュー4の外形形状により角度調整範囲を適宜決定できるということである。
【0037】
図1乃至図9と共にスタンドの組みたて手順に沿って説明する。先ずベース台5のクリックピース用孔5gにクリックピース6を挿入しクリックバネ7を当て、クリックバネ7をビス止め固定したベース台5を準備しておく。
ロックレバー2をビス止め固定してあるロックシャフト1をステンレスシャフト3のロックシャフト孔3aに挿入する。この時ステンレスシャフト3の向きはシャフト孔5eのD型形状に勘合する向きとし、ステンレスシャフト3をロックシャフト1の偏心部1bに位置させる。
【0038】
また、ロックレバー2の操作部2aの先端への方向とロックシャフト1中心軸から偏心軸への方向が一致するようにロックレバー2がロックシャフト1にビス止め固定されているものとする。
【0039】
次ぎにベース台5を裏返し、ステンレスシャフト3にスペーサ17を通しシャフト孔5eに挿入し、ロックシャフト1の一端1dをロックシャフト当て5dに当てながらロックレバー2をロックレバー孔5gに挿入する。
次ぎに裏蓋8を被せ、7箇所のビス孔8bでビス止め固定することでベース部が完成する。
【0040】
次に、ベース台5のU字溝5fにリングスペーサ9を嵌め込み、テーブル台10のシャフト逃げ孔10a内にステンレスシャフト3が位置するようにベース台5の曲面に合わせてテーブル台10をベース台5の中央に載せる。
リングスペーサ9はU字溝5fに嵌め込まれた状態で表面の曲率がテーブル台10の曲率と略一致する形状を有し、且つリングスペーサ9表面がベース台5表面よりも僅かに突出するように形成されており、ベース台5上のリングスペーサ9がテーブル台10との接触部分となる。
【0041】
次に、ブレーキシュー4の曲面側をテーブル台10側に向けてステンレスシャフト3に挿入し、リングスペーサ9とブレーキシュー4でテーブル台10を挟持する。次に、ブレーキシュー4から突出したステンレスシャフト3にワッシャー15を通した後、リング溝3cにEリングを勘合させる。
【0042】
この状態でテーブル台10はリングスペーサ9とブレーキシュー4とで挟持され、テーブル台10はリングスペーサ9の曲面に沿って摺動することでテーブル台10上に載置した機器の全方向へのチルトやパーンが可能となるが、ブレーキシュー4の外形部とテーブル台10内のバネとめリブ10dやガイドリブ10fが当接する位置がチルトやパーンの制限角度となるため、ブレーキシュー4の外形形状とバネとめリブ10dやガイドリブ10f位置は、チルトやパーン角度範囲に応じて適宜設定される。
【0043】
又、テーブル台10の摺動トルクは、テーブル台10とリングスペーサ9とブレーキシュー4それぞれの材質や相互の接触面形状や面状態にても調整可能である。
【0044】
尚、本実施形態においては、前後10°と左右3°のチルト角度と回転角度25°になるようにブレーキシュー4の外形形状とバネとめリブ10dやガイドリブ10f位置が設定されている。
【0045】
また、チルトやパーンの範囲内でクリックピース6と接するテーブル台10面に、例えば前後チルト5°でクリックピース6と接するテーブル台10部の十字状の凹部を設ける事で、クリックピース6と十字状の凹部による仮ロックが可能となる。この十字状の凹部は任意の位置に任意の数で設定することが可能である。
【0046】
また、ロックシャフト1の回転により偏心部1bはステンレスシャフト3のロックシャフト孔3a下側内壁に当接して回転することでステンレスシャフト3が上下に移動することになり、前述のようにロックレバー2の操作部2aの先端への方向とロックシャフト1中心軸から偏心軸への方向が一致するようにロックレバー2がロックシャフト1にビス止め固定されていることから、操作部2aを右または左一杯に倒した時がステンレスシャフト3位置が最も低くなり、テーブル台10がリングスペーサ9とブレーキシュー4で最も強く狭持されることになり、この状態がスタンドのロック状態となる。
【0047】
次ぎにテーブル台10にテーブルカバー13を被せ4箇所のビス孔13cでビス止め固定することで、スタンドが組みたてられる。
【0048】
次ぎにスタンドに液晶プロジェクタを搭載し、チルトやパーン操作する方法に関し説明する。
【0049】
プロジェクタの底面にはテーブルカバー13に形成された網目状の吸気孔13aに対向する位置に同様の吸気孔が設けられていると共に、テーブル台10の外形形状に相似し、僅かに大きい外形形状の凹部が形成され、凹部側面部にはスライドロック部11bや係止部10cと係合する開口が設けられている。
【0050】
プロジェクタ底面をスタンドのテーブル上部に位置させ、テーブル台10の係止部10cにプロジェクタ底面凹部の一方の開口部を係合させテーブル台10に載せる。その状態でスライド操作部11aを押込むことでスライドロック部11bも連動して後退することでプロジェクタ底面凹部にテーブル台10上部が勘合し、その状態でスライド操作部11aを戻すことでスライドロック部11bとプロジェクタ底面凹部の他方の開口部とが係合され、スタンドにプロジェクタが載置される。
【0051】
プロジェクタからの投射映像を所定のスクリーンに投射させる場合を考える。ユーザーはスタンドのロックレバー操作部2aを上方に向けスタンドロックを解除した状態でチルト操作やパーン操作でプロジェクタの投射映像がスクリーン上で最も適切な状態になるように操作し、その状態でロックレバー操作部2aを右または左一杯に倒しこみスタンドロックを行うことで投射角度設定が完了する。
【0052】
また本発明のスタンドにはテーブル台10とテーブルカバー13にそれぞれ複数の網目状の吸気孔10b、13aが設けられている。プロジェクタは光源をはじめとする発熱部が多数存在し性能確保や製品の長寿命化などにおいてファンを用いる冷却が必須となっており、小型化が進むにつれ冷却対策はさらに加速されることになる。
【0053】
スタンド上に密着させてプロジェクタ装置を搭載する場合は、安定してプロジェクタ装置を固定するためにはある程度の密着面積が必要であり、プロジェクタ装置冷却用の吸排気口の設定部が限定されてくることが懸念されるが、本発明のスタンドではテーブル台10の複数の網目状吸気孔10bからの吸冷気はテーブルカバー13の複数の網目状吸気孔13aを通過しプロジェクタ装置の網目状吸気孔13aに対向して設けられた吸気孔から取り入れられる。
【0054】
プロジェクタ装置には必要冷却容量に応じて他にも吸気孔が設けられるが、本発明ではスタンドを用いた場合でもプロジェクタ装置の底面からも確実に冷却路を確保することが可能である。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、軸逃げ孔の幅と長さを軸径よりも大きく取る事で、3次元的な角度設定が可能となり、またブレーキシューの外形形状を変えることで角度制限を自由に設定することができる。
【0056】
また、テーブルとベースの接触をリングスペーサとし、同一曲率を有するブレーキシューとリングスペーサでテーブルを狭持することで、テーブルの角度調整がスムーズにおこなわれ、仮固定機能やロック機能も含め、使い勝手の良いスタンドが提供される。
【0057】
また、ベースには底板を有し、テーブルには天蓋を有し、ベース部とテーブル部に軸を通し、軸両端部をストッパーで止める構造をとることで、組立て作業を容易におこなう事ができる。
【0058】
また、スタンドに通気孔を設けることで、テーブル上に載置される機器の放熱や冷却性能を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロジェクタ用スタンドの側断面図である。
【図2】本発明のプロジェクタ用スタンドの正面図である。
【図3】本発明のプロジェクタ用スタンドの天面図である。
【図4】本発明のベース台側断面図一部分図である。
【図5】本発明のスタンド構成部品図である。
【図6】本発明のスタンド構成部品図である。
【図7】本発明のテーブル台の上面図である。
【図8】本発明のテーブルカバーの上面図である。
【図9】本発明のスタンド構成部品図である。
【符号の説明】
1 ロックシャフト
2 ロックレバー
3 ステンレスシャフト
4 ブレーキシュー
5 ベース台
6 クリックピース
7 クリックバネ
8 底蓋
9 リングスペーサ
10 テーブル台
11 ロックスライダ
13 テーブルカバー
15 ワッシャー
16 Eリング
17 スペーサ

Claims (7)

  1. 凹球面状をしたスライド面を上面に有するベースと、前記凹球面と同一曲率の凸球面状をしたスライド面を下面に有するテーブルとを備え、前記ベースには突出した軸が設けられ、前記テーブルには前記軸の径寸法よりも充分に大きい軸逃げ孔が形成されたスタンドにおいて、ベースの凹球面部に前記凹球面と同一曲率の天面を有しベースの凹球面より突出するリングスペーサを設けたことを特徴とするスタンド。
  2. 請求項1に記載のスタンドにおいて、前記軸の両端部には前記軸の脱落防止のためのストッパーが設けられ、前記軸逃げ孔よりも大きな外形を有し且つ前記テーブルの内側凹底面と同一曲率を有するブレーキシューと、前記テーブルと、前記ベースとを、少なくとも前記ベース上に設けられた前記リングスペーサ天面と前記テーブルを摺動自在な押圧で前記ストッパーにて狭持することを特徴とするスタンド。
  3. 請求項2に記載のスタンドにおいて、前記ブレーキシューは前記軸に対して軸回りに回転不能に嵌着され、前記テーブルの内側には前記ブレーキシューの外側面に対向し、前記ブレーキシューの外側面と所定の間隔を持ってリブが設けられ、前記テーブルのチルト操作やパーン操作時に前記ブレーキシューの外側面を前記リブに当てることでチルト角度とパーン角度を制限することを特徴とするスタンド。
  4. 請求項3に記載のスタンドにおいて、前記ベースに設けられるストッパーは前記軸に設けられた貫通孔に回転自在に貫通する金属棒であり、前記金属棒の前記貫通孔に位置する部分は、直径が小さく且つ偏心して形成され、前記金属棒の前記貫通孔側と反対の端部にはツマミ部分が前記ベース端部上面から突出するレバーが固定されており、前記ベース端部上面から突出した前記ツマミを右または左に倒すことで前記金属棒が回転し、前記金属棒の偏心部の回転に追随して前記軸を上下させることで前記両端のストッパーによる狭持力を加減して、チルト操作及びまたはパーン操作のロックまたはロック解除を行うことを特徴とするスタンド。
  5. 請求項1乃至4に記載のスタンドにおいて、前記テーブル天面の側辺には固定の係止ツメが設けられ、前記固定の係止ツメと対向する側辺には側面から出し入れ可能な係止ツメが設けられ、前記テーブル上に載置される機器の底面には前記テーブル天面外形と嵌合する凹部が設けられ、前記凹部には前記係止ツメに対応する係止孔が設けられ、前記機器の係止孔と前記固定の係止ツメとを嵌合したのち操作部の操作で前記機器の他の係止孔と出し入れ可能な係止ツメとを嵌合させることで、前記テーブル上に機器を載置することを特徴とするスタンド。
  6. 請求項1乃至5に記載のスタンドにおいて、前記テーブルの下側面と天面には通気孔が設けられ、前記テーブル上に載置される機器の底面には前記テーブル天面に設けた通気孔の位置に対向して通気孔が設けられ、前記通気孔を経由して吸気または排気をおこなうことを特徴とするスタンド。
  7. 請求項1乃至6に記載のスタンドにおいて、前記ベースには凹球面から突出する弾丸状のクリックピースがクリックピース背部からバネで付勢されて設けられ、前記テーブル凸球面には前記クリックピースと勘合する凹部を設け、前記テーブルの角度設定時に前記クリックピース頭部と前記テーブル凸球面上の凹部で仮ロックされることを特徴とするスタンド。
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