JP2004102115A - 光学変換素子及びプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】反射による透過光のロスを低減することができる光学変換素子及びこの光学変換素子を備えたプロジェクタを提供すること。
【解決手段】入射側偏光板42Bは、基板45と、光学変換素子本体である位相差板本体46と、光学変換素子本体である偏光板本体47とを備えている。基板45と偏光板本体47の間には中間層49Aが配置され、基板45と、位相差板本体46との間には中間層49Bが配置されている。中間層49Aは、偏光板本体47と基板45の間の屈折率を有する。また、中間層49Bは、位相差板本体46と基板45の間の屈折率を有する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学変換素子及びプロジェクタに関する。
【0002】
【背景技術】
従来、光源ランプから射出された光束を、ダイクロイックミラーを用いて三色の色光R、G、Bに分離する色分離光学系と、分離された光束を色光毎に画像情報に応じて変調する3枚の光変調装置(液晶パネル)及び各液晶パネルで変調された光束を合成するクロスダイクロイックプリズムを有する光学装置とを備える三板式のプロジェクタが知られている。
液晶パネルの入射側および射出側には、入射された光束のうち偏光軸に沿った方向の光束のみを透過させ、その他の方向の光束を吸収して、所定の偏光光束として射出する偏光板(光学変換素子)が配置されている。これらの入射側偏光板と、射出側偏光板とは、互いにその偏光軸が直交するように配置されており、これにより、液晶パネルにおいて画像情報に応じて変調された画像光が形成される。
このような偏光板は、一般的に、基板と、この基板上に形成された光学変換素子本体とを有している。この光学変換素子本体は、樹脂フィルム等からなる光学機能膜である偏光膜と、この偏光膜の光束入射側端面及び光束射出側端面に設けられたトリアセチルセルロース製のTAC(Triacetyl Cellulose)フィルム等とを有する構成となっている(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
末田 哲夫著「光学部品の使い方と留意点」、オプトロニクス社、平成11年11月11日増補改訂版第6刷発行、第76頁
【特許文献1】
特開2001−42424号公報(第4〜5頁、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成の偏光板では、基板の屈折率と、光学変換素子本体の屈折率に差がある場合、入射光束の一部が基板と光学変換素子本体との界面で反射し、透過光に大きなロスが生じてしまう。そのため、光源から射出された光を効率よく利用することが困難となるという問題がある。
特に、近年、冷却効率を向上させる観点から、基板には熱伝導性の高いサファイアガラスが使用されることが多くなっている。サファイアガラスは屈折率が非常に高く、光学変換素子本体との屈折率の差がより大きくなるので、光源から射出された光を効率よく利用することがさらに困難となっている。
なお、このような問題は、光学機能膜として偏光フィルムを採用した偏光板に限らず、視野角補正フィルムや位相差フィルム等その他の光学機能を有する光学機能フィルムを採用した光学変換素子においても同じく発生している。
【0005】
本発明の目的は、反射による透過光のロスを低減することができる光学変換素子及びこの光学変換素子を備えたプロジェクタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の光学変換素子は、入射された光束の光学特性を変換して射出する光学機能膜を有する光学変換素子本体と、この光学変換素子本体が形成される基板とを備え、前記光学変換素子本体と、前記基板との間には、屈折率が前記光学変換素子本体と、前記基板との間の値となる中間層が配置されていることを特徴とする。
【0007】
ここで、光学機能膜とは、例えば、偏光フィルムや、視野角補正フィルム、位相差フィルム、輝度向上フィルム等の光学機能(入射された光束の光学特性を変換して射出する機能)を有するフィルムのことをいう。
また、光学変換素子本体は、光学機能膜を有するものであれば特に限定されないが、例えば、光学機能膜と、光学機能膜の光束入射側端面及び光束射出側端面に設けられたTACフィルム、ポリエステル系フィルム、ポリカーボネート系フィルム、アクリル樹脂系フィルム等の透明性の高いフィルムとを有する構成があげられる。
また、基板は透明基板であればよく、例えば、ガラス基板や、水晶製の基板等をあげることができる。
また、中間層は、単層構造のものに限らず、多層構造のものであってもよい。ここで、多層構造とする場合には、光学変換素子本体から基板に向かって屈折率が高くなるように層を配置することが好ましい。
さらに、本発明の中間層は光学変換素子本体に直接接していてもよく、また、光学変換素子本体と同程度の屈折率を有する他の層を介して接していてもよい。例えば、他の層としては、接着層等が挙げられる。
【0008】
屈折率nの物体Aと、屈折率nの物体Bとが隣接している場合、この物体A及び物体Bを透過する光束の反射率R(%)は次の式で示される。
【0009】
【数1】
Figure 2004102115
【0010】
本発明によれば、光学素子本体と、基板との間には、光学素子本体と、基板との間の屈折率を有する中間層が形成されている。光学素子本体と中間層との界面での反射率をR、中間層と基板との界面での反射率をR、これらの合成反射率をR12とし、また、中間層が形成されておらず、基板と光学素子本体とが直接隣接している場合の反射率をRとすると、R12=100−100(1−R/100)(1−R/100)<Rとなる。従って、中間層を形成することで反射率を低下させることができ、透過光のロスを低減できる。これにより、光源から射出された光を効率よく利用することが可能となり、より明るい映像を投射することができる。
【0011】
本発明では、(1)前記中間層は前記基板上に形成されているものであってもよく、また、(2)前記中間層は、前記光学変換素子本体と、前記基板とを接着する接着層であってもよい。
従来から使用している光学変換素子本体には、この光学変換素子本体と同程度の屈折率を有する接着層が予め貼り付けられており、基板はこの接着層を介して光学変換素子本体に接着されていた。
(1)の発明によれば、中間層を基板上に形成することで、従来の接着層が貼り付けられた光学変換素子本体を使用することができるので、製造コストの増加を防止することができ、経済的である。
【0012】
また、(2)の発明によれば、接着層の屈折率を基板と光学変換素子本体の間の屈折率に調整し、これを中間層とすることによっても反射率Rの低減を行うことが可能である。
また、(1)の発明のように、光学変換素子と同程度の屈折率を持つ接着層を光学変換素子本体に貼り付け、この接着層と、基板との間に中間層を形成してもよいが、この場合には、層の数が増えてしまい、光学変換素子の製造に手間を要することとなる。これに対し、接着層の屈折率を調整し、これを中間層とすれば、層数が増えることなく、製造にも手間を要しない。
【0013】
本発明では、前記基板はガラス基板であることが好ましい。
ガラス基板としては、例えば、サファイアガラス製、白板ガラス製等の基板を採用することができる。
【0014】
本発明では、前記ガラス基板はサファイアガラス製であり、前記中間層の屈折率は1.47〜1.76であることが好ましい。
さらに、前記中間層がサファイアガラス製の基板上に形成されている場合には、前記中間層として、Si、DyF、LaF、NdF、CeF、Alのうちの少なくとも何れか一つを採用することが可能である。
この発明によれば、基板をサファイアガラス製とすると、熱伝導率が向上できるため、冷却効率を向上させることができる。また、サファイアガラスは、硬度も非常に高いので、光学変換素子の強度を確保することができる。
【0015】
本発明では、前記光学機能膜は、ポリビニルアルコールを主成分とする偏光フィルムであることが好ましい。
この発明によれば、偏光フィルムで変換された偏光光束の透過率の低減を防止することができる。
【0016】
本発明のプロジェクタは、以上のような光学変換素子を備えて構成されることが好ましい。
この発明によれば、前述した光学変換素子と略同様の作用効果を奏することができる。つまり、反射による透過光のロスを低減することができ、明るい映像を映し出すことができるプロジェクタとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[光学系の構成]
図1には、本発明の実施形態に係るプロジェクタ1の光学系の構造を表す模式図が示されている。このプロジェクタ1は、インテグレータ照明光学系10、色分離光学系20、リレー光学系30、光学装置40、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム60、および投写光学系である投写レンズ70を備えている。
前記インテグレータ照明光学系10は、光源装置11および均一照明光学系15を備え、光源装置11は、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ等の光源ランプ12、および、光源ランプ12から射出された光束の射出方向を揃えて平行化する放物面リフレクタ13から構成されている。
均一照明光学系15は、光源装置11から射出された光束を複数の部分光束に分割するとともに、各部分光束の偏光方向を、P偏光光束あるいはS偏光光束に揃えるものであり、第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、PBSアレイ18、およびコンデンサレンズ19を含んで構成されている。
【0018】
第1レンズアレイ16は、光源ランプ12から射出された光束を複数の部分光束に分割する光束分割光学素子としての機能を有し、照明光軸と直交する面内にマトリクス状に配列される複数のレンズを備えて構成され、各レンズの縦横比は、後述する光学装置40を構成する液晶パネル41R、41G、41Bの画像形成領域の縦横比と対応している。
【0019】
第2レンズアレイ17は、前述の第1レンズアレイ16により分割された部分部分光束を集光する光学素子であり、第1レンズアレイ16と同様に照明光軸に直交する面内にマトリクス状に配列される複数のレンズを備えている。各レンズの配列は、第1レンズアレイ16を構成するレンズと対応しているが、その大きさは、第1レンズアレイ16のように液晶パネル41R、41G、41Bの画像形成領域の縦横比と対応する必要はない。
【0020】
偏光変換素子としてのPBSアレイ18は、第1レンズアレイ16により分割された各部分光束の偏光方向を一方向に揃える光学素子である。
具体的に、PBSアレイ18によって1種類の偏光光束に変換された各部分光束は、コンデンサレンズ19によって最終的に液晶パネル41上にほぼ重畳される。偏光光束を変調するタイプの液晶パネル41を用いたプロジェクタ1では、1種類の偏光光束しか利用できないため、他種類のランダムな偏光光束を発する光源ランプ12からの光束の略半分が利用されない。このため、PBSアレイ18を用いることにより、光源ランプ12から射出された光束を全て1種類の偏光光束に変換し、液晶パネル41での光の利用効率を高めている。なお、このようなPBSアレイ18は、たとえば特開平8−304739号公報に紹介されている。
【0021】
コンデンサレンズ19は、第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、およびPBSアレイ18を経た複数の部分光束を集光して、液晶パネル41R、41G、41Bの画像形成領域上に重畳させる機能を有するレンズである。
【0022】
色分離光学系20は、2枚のダイクロイックミラー21,22と、反射ミラー23とを備え、ダイクロイックミラー21、22によりインテグレータ照明光学系10から射出された複数の部分光束を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
【0023】
リレー光学系30は、入射側レンズ31と、リレーレンズ33と、反射ミラー32、34とを備え、色分離光学系20で分離された色光である赤色光を液晶パネル41Rまで導く機能を有している。
【0024】
この際、色分離光学系20のダイクロイックミラー21では、インテグレータ照明光学系10から射出された光束のうち、赤色光と緑色光を透過し、青色光を反射する。ダイクロイックミラー21によって反射した青色光は、反射ミラー23で反射し、フィールドレンズ44を通って、青色用の液晶パネル41Bに到達する。このフィールドレンズ44は、第2レンズアレイ17から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の液晶パネル41G、41Rの光束入射側に設けられたフィールドレンズ44も同様である。
【0025】
また、ダイクロイックミラー21を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光は、ダイクロイックミラー22によって反射し、フィールドレンズ44を通って、緑色用の液晶パネル41Gに到達する。一方、赤色光は、ダイクロイックミラー22を透過してリレー光学系30を通り、さらにフィールドレンズ44を通って、赤色光用の液晶パネル41Rに到達する。
なお、赤色光にリレー光学系30が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ31に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ44に伝えるためである。なお、リレー光学系30には、3つの色光のうちの赤色光を通す構成としたが、これに限らず、例えば、青色光を通す構成としてもよい。
【0026】
光学装置40は、入射された光束を画像情報に応じて変調してカラー画像を形成するものであり、色分離光学系20で分離された各色光が入射される3つの入射側偏光板42R,42G,42Bと、入射側偏光板42R,42G,42Bの入射側に配置されるフィールドレンズ44と、各入射側偏光板42R,42G,42Bの後段に配置される光変調装置としての液晶パネル41R,41G,41Bと、各液晶パネル41R,41G,41Bの後段に配置される射出側偏光ユニット43と、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム60とを備える。
【0027】
液晶パネル41R,41G,41Bは、一対の透明なガラス基板間に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像信号に従って、入射側偏光板42R,42G,42Bから射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
入射側偏光板42R,42G,42Bは、色分離光学系20で分離された各色光のうち、一定方向の偏光光束のみ透過させ、その他の光束を吸収する光学変換素子である。また、射出側偏光ユニット43も、液晶パネル41(41R,41G,41B)から射出された光束のうち、所定方向の偏光光束のみ透過させ、その他の光束を吸収するものである。図2に示すように、射出側偏光ユニット43は、3つの光学変換素子、具体的には、視野角補償板52と、第1の偏光板50と、第2の偏光板51とを有している。
尚、入射側偏光板42R,42G,42B、射出側偏光ユニット43の構成の詳細は、後述する。
フィールドレンズ44は、インテグレータ照明光学系10のコンデンサレンズ19で絞り込まれた射出光束を照明光軸に対して平行にするための光学素子である。
【0028】
クロスダイクロイックプリズム60は、射出側偏光ユニット43から射出され、各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成するものである。
クロスダイクロイックプリズム60には、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って略X字状に設けられ、これらの誘電体多層膜により3つの色光が合成される。
【0029】
[入射側偏光板42Bと射出側偏光ユニット43の詳細な構成]
図3に示すように、入射側偏光板42Bは、基板45と、光学変換素子本体である位相差板本体46と、光学変換素子本体である偏光板本体47とを備えている。なお、ここで矢印Aは光束の透過方向を示す。
【0030】
位相差板本体46は、基板45の光束入射側端面に貼り付けられており、位相差膜461と、2枚のTAC(Triacetyl Cellulose)フィルム462と、このTACフィルム462の図中上面に設けられたAR膜463とを備えている。
位相差膜461は、透過する光束に位相差を生じさせるものであり、例えば、ポリカーボネート等を使用することができる。
【0031】
TACフィルム462は、位相差膜461の光束入射側端面及び光束射出側端面に設けられており、透明性や平面性等に優れるとともに、分子配向による異方性が非常に小さいことから位相差膜461の機械的強度を補う補強用フィルムとしての機能を有する。
このような位相差板本体46の屈折率は、例えば、1.49程度である。
また、この位相差板本体46の基板45側の面(基板45側のTACフィルム462)には、接着層48が設けられている。この接着層48は、例えば、アクリル系の透明樹脂である。接着層48の屈折率は、位相差板本体46の屈折率と略同じであり、例えば、1.47程度である。
【0032】
偏光板本体47は、基板45の光束射出側端面に貼り付けられている。この偏光板本体47は、位相差板本体46と略同じ構成であるが、位相差膜461の代わりに偏光膜471が使用されている。偏光膜471は、透過する光束を偏光させるものであり、例えば、ポリビニルアルコール(PVA:Polyvinyl Alcohol)にヨウ素を吸着・分散させたものを一定方向に延伸してフィルム状に形成したものである。なお、ヨウ素の代わりに、2色性を有する染料分子をPVAに吸着・分散させてもよい。本実施形態において、この偏光板本体47の屈折率は、位相差板本体46の屈折率と略同じである。
また、位相差板本体46と同様に、偏光板本体47の基板45側の面(基板45側のTACフィルム462)には、接着層48が設けられている。
【0033】
基板45は、サファイアガラス製の板材であり、その屈折率は1.76程度である。
この基板45の光束射出側端面及び光束入射側端面には、中間層49A,49Bが形成されている。すなわち、基板45と偏光板本体47の間には中間層49Aが配置され、基板45と、位相差板本体46との間には中間層49Bが配置されていることとなる。このような中間層49A,49Bの層厚さはλ/4であることが好ましい。
中間層49Aは、偏光板本体47と、基板45との間の屈折率、具体的には、1.47から1.76の屈折率を有している。また、中間層49Bは、位相差板本体46と基板45との間の屈折率を有しているが、本実施形態では、位相差板本体46と偏光板本体47とは同じ屈折率であるため、中間層49Bは、1.47から1.76の屈折率を有するものとなる。従って、本実施形態では、中間層49Bと中間層49Aとを同じ材質の層で構成することが可能である。
【0034】
このような中間層49A,49Bとしては、例えば、Si(屈折率1.55)、DyF(屈折率1.56)、LaF(屈折率1.60)、NdF(屈折率1.60)、CeF(屈折率1.63)、Al(屈折率1.63)等の層を使用することができるが、本実施形態では、中間層49A,49BはLaF(屈折率1.60)の単層とする。
【0035】
射出側偏光ユニット43は、前述したように、第1の偏光板50と、第2の偏光板51と、視野角補償板52とを有している。
図4には、射出側偏光ユニット43の第1の偏光板50が示されている。この第1の偏光板50は、入射側偏光板42Bと略同様の構成であるが、位相差板本体46は有していない点で入射側偏光板42Bと異なっている。また、第1の偏光板50の偏光膜471の偏光軸の方向は、入射側偏光板42Bの偏光膜471の偏光軸の方向と異なっている。
また、第2の偏光板51は、第1の偏光板50と同様の構成となっている。
【0036】
さらに、視野角補償板52は、第1の偏光板50と略同様の構成であるが、偏光板本体47の偏光膜471に代えて視野角補償膜を有する視野角補償板本体53(光学変換素子本体)を有している(図2参照)。視野角補償膜は、液晶パネル41Bで生じた複屈折を補償するものであり、これにより広視野角化が可能となり、高いコントラスト比を得ることができる。
視野角補償板本体53の屈折率は、偏光板本体47の屈折率と同じであるため、視野角補償板本体53と基板45との間に配置される中間層は、中間層49Aと同様の中間層を使用することができる。
【0037】
次に、上述した光学変換素子42B,50,51,52における光束の反射と透過について説明する。ここでは、第1の偏光板50を用いて詳細に説明する。図5には、第1の偏光板50の偏光板本体47上に形成された接着層48と中間層49Aとの界面、中間層49Aと基板45との界面における透過と反射の模式図を示す。
偏光板本体47から射出された光束は、接着層48に入射する。この接着層48と偏光板本体47の屈折率は略同じであるため接着層48と、偏光板本体47との間での反射は無視できる。接着層48から射出され、中間層49Aに入射する光束のうち一部(矢印B1)は、接着層48(屈折率1.47)と中間層49Aとの界面で反射を起こす。反射率R(%)は以下の式(2)により求められる。中間層Aの屈折率をnに代入し、接着層48の屈折率をnに代入し、式(2)で求められた反射率をRとする。
【0038】
【数2】
Figure 2004102115
【0039】
さらに、光束が中間層49Aを透過し、基板45に入射しようとすると、この光束の一部(矢印B2)が基板45と中間層49Aとの界面で反射する。このときの反射率Rも上記式から求められる。
透過光(矢印A)の透過率T(%)は、100(1−R/100)(1−R/100)で示され、99.6%となる。
中間層49Aを形成しない場合、接着層48と基板45との界面での反射率Rは0.8%であり、透過率T(%)(T=100−R)は99.2%である。従って、中間層49Aを形成した場合には、中間層49Aを形成しない場合よりも透過率が0.4%増加し、またT/Tは100.4%となる。
【0040】
第2の偏光板51、視野角補償板52、入射側偏光板42Bにおいても第1の偏光板50と同様の光束の透過及び反射が起こる。
入射側偏光板42Bでは、位相差板本体46と、基板45との間で透過率が0.4%増加し、基板45と偏光板本体47との間で透過率が0.4%増加するため、入射側偏光板42Bにおいて透過率が0.8%増加することとなる。また、視野角補償板52、第2の偏光板51では、第1の偏光板50と同様に透過率はそれぞれ0.4%ずつ増加することとなる。
以上のことから、入射側偏光板42Bから射出側偏光ユニット43までの青色光の透過率は、中間層49A,49Bが形成されていないものを採用した場合に比べ2%増加することがわかる。
【0041】
なお、ここでは、青色光について説明したが、赤色光、緑色光においても同様である。
図1に示したように赤色光は入射側偏光板42R及び射出側偏光ユニット43を透過する。ここでは図示しないが、入射側偏光板42Rは、基板45の光束射出側端面に位相差板本体46及び偏光板本体47が設けられた構造となっている。このような構造の入射側偏光板42Rでは、中間層49Aは位相差板本体46と基板45との間に形成されている。従って、入射側偏光板42Rの透過率は中間層49Aが設けられていない場合に比べ、0.4%増加することとなり、これに射出側偏光ユニット43での透過率の増加分を合わせると1.6%増加することとなる。
また、緑色光の入射側偏光板42Gには位相差板本体46は設けられておらず、第1の偏光板50と同様の構成となっている(図示略)。従って、入射側偏光板42Gにおいては、透過率が0.4%増加し、これに射出側偏光ユニット43での透過率の増加分を合わせると1.6%増加することとなる。
【0042】
従って、第1実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1) 第1の偏光板50において、基板45と、偏光板本体47との間に中間層49Aを配置したことにより、中間層49Aが配置されていない場合に比べ透過率が0.4%増加した。これにより、光源ランプ12から射出された光を効率よく利用することが可能となり、より明るい映像を投射することができる。また、第1の偏光板50と同様に、入射側偏光板42Bは中間層49A,49B、第2の偏光板51、視野角補償板52は、中間層49Aを有する構成としたので、青色光の透過率は全体で2.0%も増加し、反射による光のロスをより効果的に低減できる。なお、赤色光、緑色光においても全体で1.6%透過率が上昇するので同様の効果を奏することができる。
【0043】
(2) 従来から、偏光板本体47や、視野角補償板本体53には、予め偏光板本体47等と同等の屈折率を有する接着層48が設けられていることが多い。基板45上に中間層49A,49Bを形成することで、予め設けられた接着層48により基板45と偏光板本体47等とを接着することが可能である。従って、従来から使用されている偏光板本体47等を利用することができ、製造コストの増加を防止できる。
【0044】
(3) 基板45をサファイアガラス製としたので、熱伝導率が向上でき、冷却効率を向上させることができる。また、サファイアガラスは、硬度も非常に高いので、入射側偏光板42B等の強度を確保することができる
【0045】
(4) 射出側偏光ユニット43では、通常一枚しか配置されない偏光板を第1の偏光板50と第2の偏光板51の2つに分けている。これにより各偏光膜471に吸収される熱量を少なくすることができ、偏光膜471の劣化を防止できる。
(5) 中間層49A,49Bを単層構造としたので、中間層49A,49Bの形成に手間を要しない。
【0046】
以下、本発明の第2実施形態を示す。前記実施形態では、中間層49A,49Bは、単層構造であったが、図6に示すように、本実施形態の中間層49Cは、二層構造となっている。
中間層49Aは屈折率が1.56の第1層491と、屈折率が1.66の第2層492とを有している。第1層491及び第2層492の層厚さはそれぞれλ/4である。屈折率の低い第1層491が偏光板本体47側、屈折率が高い第2層492が基板45側となっており、基板45に向かって屈折率が高くなるように配置されている。
【0047】
偏光板本体47に入射した光束は接着層48を透過し、中間層49Aの第1層491に入射する。この際、光束の一部(矢印B3)が第1層491と接着層48との界面で反射する。この反射率をRとする。さらに、光束が第2層492に入射すると、その光束の一部(矢印B4)が第1層491と、第2層492との界面で反射する。この反射率をRとする。第2層492から基板45に光束が入射する際にも、光束の一部(矢印B5)が第2層492と基板45との界面で反射する。この反射率をRとする。
【0048】
このような場合の透過率T(%)(T=100(1−R/100)(1−R/100)(1−R/100))は99.7%となり、中間層49Cが設けられていない場合(透過率T)に比べ0.5%透過率が増加し、T/Tは100.5%となる。
なお、ここでは、第1の偏光板50についての光束の透過及び反射について述べたが、第2の偏光板51、視野角補償板52、入射側偏光板42Bにおいても同様である。従って、入射側偏光板42Bから射出側偏光ユニット43までの青色光の透過率は2.5%増加することとなる。また、緑色光及び赤色光においても同様であり、両色光の入射側偏光板42Bから射出側偏光ユニット43までの透過率は2.0%増加することとなる。
【0049】
従って、第2実施形態によれば、前記実施形態の(1)〜(4)と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
(6) 中間層49Cを2層構造とすることで、接着層48、第1層491、第2層492、基板45間の屈折率の差を小さくすることができ、これにより反射率をより小さいものとすることができる。従って、光の利用率をより一層高めることができ、明るい映像を投射することができる。
【0050】
なお、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形も含むものである。
例えば、前記実施形態では、中間層49Cは2層構造としていたが、本発明では、3層構造、4層構造、それ以上の層構造としてもよい。
また、例えば中間層を3層構造とする場合には第1層、第2層、第3層の層厚さをそれぞれλ/4としてもよく、また、第1層、第2層、第3層の順にλ/2、λ/4、λ/2としてもよい。
さらに、第1実施形態では中間層49A,49Bの層厚さをλ/4、第2実施形態では、第1層491及び第2層492の層厚さをそれぞれλ/4としたが、層厚さはこれには、限られない。
【0051】
また、第1実施形態では、単層構造の中間層49A,49Bの屈折率を、1.61としたが、これに限らず、光学変換素子本体と基板45との間の屈折率であればよい。例えば、図7に示すように中間層(単層構造)を様々な屈折率とすることができる。中間層を単層構造とする場合には、1.62程度の屈折率のものを使用することが最も好ましいことがわかる。なお、図7中、黒丸でプロットしたものは中間層を設けた場合の透過率であり、黒四角でプロットしたものは中間層を設けた場合の透過率を、中間層を設けていない場合の透過率で割った値である。
【0052】
さらに、前記実施形態では基板45をサファイアガラス製としたが、これには限られず、例えば、白板ガラス製等であってもよい。さらには、このようなガラス基板ではなく、例えば、水晶製の基板であってもよい。
【0053】
前記実施形態では、中間層49A,49B,49Cは、接着層48とは別の層であったが、このような構成に限らず、接着層自身を光学変換素子本体と基板45との間の屈折率を有するものとし、これを中間層としてもよい。中間層49A,49B,49Cと接着層48とを別層とした場合には層の数が増えることとなり、製造に手間を要するが、接着層を中間層とすれば、層の数が増えることがないので製造に手間がかからない。
【0054】
さらに、前記実施形態では、射出側偏光ユニット43は、第1の偏光板50と、第2の偏光板51と、視野角補償板52とを有しているとしたが、このような構成に限らず、例えば、第1の偏光板を偏光板本体と視野角補償板本体とを有するものとしてもよい。このようにすれば、第1の偏光板が液晶パネルで生じた複屈折を補償するという機能を有することとなるので、視野角補償板52が不要となり、部材点数の削減を図ることが可能となる。
さらに、前記実施形態では、射出側偏光ユニット43は、第1偏光板50と第2偏光板51とを有しているとしたが、このような構成に限らず、偏光板は一枚であってもよい。偏光板を一枚とすれば、部材点数を削減できる。また、このように偏光板を一枚とする場合においても、この偏光板を偏光板本体と視野角補償板本体とを有するものとし、射出側偏光ユニットは視野角補償板52を備えないものとしてもよい。
また、射出側偏光ユニットは、第1偏光板50と第2偏光板51のみを有し、視野角補償板52を有しないものとしてもよい。視野角補償板52を有しないものとすれば、その分、コストを低減させることができる。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の光学系を示す模式図。
【図2】前記模式図の要部を示す図。
【図3】入射側偏光板を示す断面図。
【図4】射出側偏光ユニットの第1の偏光板の断面図。
【図5】第1の偏光板における光束の反射と透過を示す模式図。
【図6】本発明の第2実施形態の光束の反射と透過を示す模式図。
【図7】中間層の屈折率と透過率との関係を示した図。
【符号の説明】
1…プロジェクタ、42R,42G,42B…入射側偏光板(光学変換素子)、45…基板、46…位相差板本体(光学素子本体)、47…偏光板本体(光学素子本体)、48…接着層、49A,49B,49C…中間層、50…第1の偏光板(光学変換素子)、51…第2の偏光板(光学変換素子)、52…視野角補償板(光学変換素子)、53…視野角補償板本体(光学変換素子本体)、461…位相差膜(光学変換膜)、471…偏光膜(光学変換膜)。

Claims (8)

  1. 入射された光束の光学特性を変換して射出する光学機能膜を有する光学変換素子本体と、前記光学変換素子本体が接着される基板とを備え、前記光学変換素子本体と、前記基板との間には、屈折率が前記光学変換素子本体と、前記基板との間の値となる中間層が配置されていることを特徴とする光学変換素子。
  2. 請求項1に記載の光学変換素子において、
    前記中間層は前記基板上に形成されていることを特徴とする光学変換素子。
  3. 請求項1に記載の光学変換素子において、
    前記中間層は、前記光学変換素子本体と、前記基板とを接着する接着層であることを特徴とする光学変換素子。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の光学変換素子において、
    前記基板はガラス基板であることを特徴とする光学変換素子。
  5. 請求項4に記載の光学変換素子において、
    前記ガラス基板はサファイアガラス製であり、前記中間層の屈折率は1.47〜1.76であることを特徴とする光学変換素子。
  6. 請求項5に記載の光学変換素子において、
    前記中間層は前記基板上に形成されており、
    この中間層は、Si、DyF、LaF、NdF、CeF、Al
    のうちの少なくとも何れか一つから構成されていることを特徴とする光学変換素子。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の光学変換素子において、
    前記光学機能膜は、ポリビニルアルコールを主成分とする偏光フィルムであることを特徴とする光学変換素子。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載の光学変換素子を備えて構成されることを特徴とするプロジェクタ。
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