JP2004101396A - エンジン回転数積算計 - Google Patents

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JP2004101396A JP2002264948A JP2002264948A JP2004101396A JP 2004101396 A JP2004101396 A JP 2004101396A JP 2002264948 A JP2002264948 A JP 2002264948A JP 2002264948 A JP2002264948 A JP 2002264948A JP 2004101396 A JP2004101396 A JP 2004101396A
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Fumitake Matsuda
松田 文武
Shigeo Take
竹 重夫
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Oppama Industry Co Ltd
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Oppama Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】エンジンの回転数を積算することで、エンジンの稼働状況を判定可能にする。
【解決手段】エンジン1の回転数を測定する回転数測定手段2と、回転数測定手段2で測定された回転数を設定回転数域ごとに積算する回転数積算手段5とを有し、表示手段8に回転数積算手段5で積算された回転数の積算値を前記回転域ごとに表示させる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、稼働中のエンジンの回転数を積算して表示させるエンジン回転数積算計に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のダッシュボードには、エンジンの回転数を表示するエンジン回転計が自動車の速度計や走行距離計などとともに並設されている。このエンジン回転計は、例えばエンジンの回転により発生させたパルスを、抵抗および容量で構成された積分回路に入力し、その積分回路の出力電圧をアナログメータで表示するように構成されている。
【0003】
また、従来のエンジン回転計として図2に示すものがある。このエンジン回転計Bは図2に示すように、エンジン1の回転により発生させたパルスを、パルスカウンタなどの回転数測定手段2により計測し、この計測したパルス数をパルス数/回転数変換手段3によってエンジン1の回転数に変換し、表示手段4にその回転数を表示させるというものであり、前記アナログメータに比べて応答が早く表示精度が高い。従って、運転者はこれらのエンジン回転計が表示するエンジン1の回転数を監視することで、現在のエンジン1のアイドリング回転数や走行中の回転数、さらには状態や自動車の加速度状態などを判断することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のエンジン回転計Bはエンジン1の回転数を単に計測して表示するのみであり、その計測した回転数からはエンジン1の稼働状態、つまり稼働履歴を知ることができず、従って、このエンジン回転数をエンジンメンテナンスのための情報として用いることができない。
【0005】
本発明は、前記のような問題を解決するためになされたものであり、エンジンの回転数を積算することによって、エンジンの稼働状況を判定可能にし、これにより、エンジンメンテナンスのタイミングの目安を決定することができるエンジン回転数積算計を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のために、請求項1の発明にかかるエンジン回転数計は、エンジンの回転数を測定する回転数測定手段と、該回転数測定手段で測定された回転数を設定回転数域ごとに積算する回転数積算手段とを有し、表示手段に該回転数積算手段で積算された回転数の積算値を前記設定回転域ごとに表示させることを特徴とする。これによりエンジンがいずれの設定回転数域で多く稼働していたかなどを判定でき、これをエンジンのメンテナンスやレーシング用走行データとして役立てることができる。
【0007】
また、請求項2の発明にかかるエンジン回転数計は、前記回転数積算手段にエンジンの全回転数域における回転数を積算させ、その積算値を前記表示手段に表示させることを特徴とする。これにより、全走行距離または設定区間走行距離に対するエンジンの稼働状態を試験および判定することができる。
【0008】
また、請求項3の発明にかかるエンジン回転数計は、前記回転数積算手段に、積算開始から積算終了までを指定した時間におけるエンジン1の回転数を積算させ、その積算値を前記表示手段に表示させることを特徴とする。これにより、設定時間内でのエンジンの稼働状態を簡単に試験および判定することができる。
【0009】
さらに、請求項4の発明にかかるエンジン回転数計は、前記設定回転数域ごとに分けてエンジンの精算回転数を別々に表示するランプを設けたことを特徴とする。これにより、設定回転数域ごとのエンジンの回転数を誤りなく確認することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図について説明する。図1は本発明のエンジン回転数積算計Aを示すブロック図であり、同図において、1はエンジン、2はこのエンジン1の回転数を測定する回転数測定手段で、例えばエンジン1の回転数に応じて発生するパルス数を計数するものが用いられる。また、5は回転数測定手段2で測定された回転数を予め設定した回転数域ごとに積算する回転数積算手段である。
【0011】
ここで設定させる回転数域は例えば0〜2000回転/分、2001〜3000回転/分、3001〜5000回転/分、5001〜10000回転/分であり、必要に応じこれら以外の回転数域に分けることができる。従って、これらの回転数域を任意に設定するための回転数域設定手段6が回転数積算手段5に接続されている。また、この回転数積算手段6は全回転数域の稼働回転数を積算して出力する機能を合わせ持ち、その全回転数域の稼働回転数をスイッチ操作などによって簡単に出力させることもできる。
【0012】
さらに、回転数積算手段5にはスタート/ストップスイッチ7が接続されており、スタート指令によって、前記設定した設定回転数域ごとにまたは全回転数域の回転数の積算を開始させ、ストップ指令によってその回転数の積算を停止させることができる。これにより設定時間内での回転数の積算値にもとづいてエンジン1の稼働状態を簡単に試験および判定することができる。
【0013】
前記回転数積算手段5には液晶表示器などの表示手段8が接続されている。この表示手段8は、前記積算回転数を各設定回転数域ごとに表示する表示部が設けられている。また、全回転数域の回転数の積算値を表示する表示部も別に設けられている。しかし、各設定回転数域ごとに積算回転数の表示部を設けるスペースが得られない場合には、一箇所または複数箇所の表示部に複数の積算回転数を選択的に表示させるようにすることもできる。
【0014】
また、前記表示手段8またはこの表示手段8とは独立して、前記設定回転数域ごとにエンジン1の回転数を表示するランプが設けられている。このランプは必要に応じて前記設定回転数域ごとに発光色が異なるものを用いれば、現在計測中の設定回転数域の認識を誤りなく行える。
【0015】
次に動作を説明する。まず、自動車の停車中や走行中におけるエンジン1の積算回転数の測定回転数域を、運転者自身が回転数域設定手段6により設定する。この回転数域の設定により、エンジン1の回転数が回転数測定手段2によって測定開始されるとともに、回転数積算手段5がその測定回転数を設定回転数域ごとに積算していく。
【0016】
なお、このエンジン1の回転数は、前記のような設定回転数域ごとではなく、自動的にまたは運転者のスイッチ操作によって全回転数域の回転数の積算値として計測することもできる。また、前記スタート/ストップスイッチ7の操作にょって、スタートからストップまでの指定時間内における各回転数域別または全回転数域でのエンジン1の積算回転数を得ることができ、これをレーシング走行時のデータとして用いることができる。
【0017】
そして、このようにして得られた積算回転数は、運転席前方に設置された液晶表示器などの表示手段8に前記設定回転数域ごとにまたは全回転数域について明瞭に表示される。この場合において、設定回転数ごとにランプ表示することにより、監視しようとする設定回転数域の積算回転数を速やかに、誤りなく看取することができる。
【0018】
従って、このような稼働中のエンジン1の回転数を回転数域別に積算して表示手段8に表示させることにより、エンジン1の詳しい稼働状態が分り、従って、エンジン1の試験用およびレーシング走行用の簡易型のデータロガーとして、このエンジン回転数積算計を使用できる。また、設定時間当りの設定回転数域ごとの回転数を求めて表示すれば、車やオートバイでの簡易タコグラフとしての機能を果すこともできる。
【0019】
さらに、前記積算回転数やこの積算回転数の設定回転数域ごとの分布状態にもとづいて、燃費計算の目安とすることができるほか、燃料計としての利用も可能になり、加えて中古車の履歴判定にも利用することができる。また、前記設定回転数ごとにランプを設けた場合には、これを自動車運転中のシフトインジケータとして利用することができる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、エンジンの回転数を測定する回転数測定手段と、該回転数測定手段で測定された回転数を設定回転数域ごとに積算する回転数積算手段とを有し、表示手段に該回転数積算手段で積算された回転数の積算値を前記設定回転域ごとに表示させるようにしたので、エンジンがいずれの設定回転数域で多く稼働していたかなどを判定でき、これをエンジンのメンテナンスやレーシング用走行データとして役立てることができる。
【0021】
また、前記回転数積算手段にエンジンの全回転数域における回転数を積算させて、その積算値を前記表示手段に表示させるようにしたので、全走行距離または設定区間走行距離に対するエンジンの稼働状態を試験および判定することができる。
【0022】
また、前記回転数積算手段に、積算開始から積算終了までを指定した時間におけるエンジン1の回転数を積算させ、その積算値を前記表示手段に表示させるようにしたので、設定時間内でのエンジンの稼働状態を簡単に試験および判定することができる。
【0023】
さらに、前記設定回転数域ごとに分けてエンジンの積算回転数を別々に表示するランプを設けたので、設定回転数域ごとのエンジンの回転数を誤りなく読み取ることができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるエンジン回転数積算計を示すブロック図である。
【図2】従来のエンジン回転数積算計を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 回転数測定手段
5 回転数積算手段
8 表示手段

Claims (4)

  1. エンジン1の回転数を測定する回転数測定手段2と、該回転数測定手段2で測定された回転数を設定回転数域ごとに積算する回転数積算手段5と、該回転数積算手段5で積算された回転数の積算値を前記設定回転域ごとに表示する表示手段8とを備えたことを特徴とするエンジン回転数積算計。
  2. 前記回転数積算手段5がエンジン1の全回転数域における回転数を積算し、その積算値を前記表示手段8に表示させることを特徴とする請求項1に記載のエンジン回転数積算計。
  3. 前記回転数積算手段5が、積算開始から積算終了までを指定した時間におけるエンジン1の回転数を積算し、その積算値を前記表示手段8に表示させることを特徴とする請求項1に記載のエンジン回転数積算計。
  4. 前記設定回転数域ごとに分けてエンジン1の積算回転数を別々に表示するランプを設けたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン回転数積算計。
JP2002264948A 2002-09-11 2002-09-11 エンジン回転数積算計 Pending JP2004101396A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011156918A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
CN107807251A (zh) * 2017-11-24 2018-03-16 苏州汉腾自动化设备有限公司 电机转速测量装置

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