JP3478339B1 - 車両用計器及びその駆動方法 - Google Patents

車両用計器及びその駆動方法

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JP3478339B1 JP2002340352A JP2002340352A JP3478339B1 JP 3478339 B1 JP3478339 B1 JP 3478339B1 JP 2002340352 A JP2002340352 A JP 2002340352A JP 2002340352 A JP2002340352 A JP 2002340352A JP 3478339 B1 JP3478339 B1 JP 3478339B1
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Abstract

【要約】 【課題】 多連式メータとしての初期動作において斬新
さを与えることで、商品性,デザイン性を向上させるこ
とが可能な車両用計器及びその駆動方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 制御手段8は、車両のIGNスイッチ
(キースイッチ)9のオン入力に応じて、各指示計器
3,4,5の各指針3d,4d,5dを各文字板(表示
板)3e,4e,5eの最大目盛り方向に向けて予め定
められた順序に従って順次動作させた後、各指針3d,
4d,5dを各文字板3e,4e,5eの最大目盛り位
置への到達時期を略同期させる、もしくは各指針3d,
4d,5dを各文字板3e,4e,5eの前記最大目盛
り位置から各文字板3e,4e,5eの最小目盛り方向
に向けて動作させる時期を略同期させる、もしくは各指
針3d,4d,5dを各文字板3e,4e,5eの最小
目盛り位置への到達時期を略同期させるように各指示計
器3,4,5を制御する初期動作機能を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動本体に指針が
装着され、前記指針を表示板上で回動させることで計測
量を表示する指針表示式指示計器をケース内に少なくと
も2つ以上配設し、車両情報を表示する車両用計器及び
その駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用計器としては、速度計や回転計
(TAメータ)及び燃料計がケース体に収納されたコン
ビネーションメータとは別に、例えば、表示板である文
字板上に形成された目盛りや数字等の表示指標を指針に
よって指示してなるアナログ式の計器本体を、ケース内
に複数収納し、前記コンビネーションメータとは別の車
両状態を監視するものがある。このような車両用計器
は、サーキットレース場等を走行する競技車両等や、ス
ーパーチャージャあるいはターボ付き車両等に搭載され
ることが多く、エンジンの過給圧を監視する連成計(吸
気圧計)、排気ガスの排気温度を監視する排気温度計、
エンジンオイルの温度を監視する油温計、エンジンオイ
ルの圧力を監視する油圧計等の補助用計器が存在する。
【0003】このような車両用計器は、前記コンビネー
ションメータとの差別化を図るために、斬新なデザイン
が望まれている。そこで、車両用計器では、車両のイグ
ニッション(IGN)スイッチ(キースイッチ)のオン
入力(オン状態)に応じて計器本体に装着される指針を
文字板の目盛りに沿い零点位置から最高目盛り位置まで
回動させた後に前記零点位置に戻す初期動作を行わせた
り、また指針と文字板とにそれぞれ専用の照明光源を備
え、IGNスイッチをオン状態に応じて前記照明光源の
点灯タイミングを異ならせることで車両用計器の商品
性,デザイン性を向上させるものである。このような車
両用計器としては、例えば特許文献1及び特許文献2に
開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平6−201410号公報
【特許文献2】特開平9−42996号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用計器では、複数の計器本体単一ケース内に配設
される場合であっても、IGNスイッチオン入力に応
じて全ての計器本体が同じ動きをすることから多連式メ
ータとしての初期動作としては見栄えが単純であり斬新
さに欠けるといった問題点を有している。
【0006】そこで、本発明は前述の問題点に着目し、
多連式の車両用計器としての初期動作において斬新さを
与えることで、商品性,デザイン性を向上させることが
可能な車両用計器及びその駆動方法を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、請求項1に記載したように、駆動本体に指
針が装着され、前記指針を表示板上で回動させることで
計測量を表示する指針表示式の指示計器をケース内に少
なくとも2つ以上配設し、車両情報を表示する車両用計
器であって、前記車両のキースイッチのオン入力に応じ
て、前記各指示計器の前記各指針を前記各表示板の最大
目盛り方向に向けて予め定められた順序に従って順次回
動させ、前記各指針を前記各表示板の最大目盛り位置あ
るいは前記各指針の最大振れ角位置まで到達させ、そし
て前記各指針を前記各表示板の最小目盛り位置あるいは
前記各指針の初期動作位置まで戻す処理を実行するとと
もに、前記各指針の戻し開始時期もしくは前記各指針の
所定個所への到達時期の少なくとも一方の時期を略同期
させる制御手段を備えてなるものである。
【0008】また、請求項2に記載したように、駆動本
体に指針が装着され、前記指針を表示板上で回動させる
ことで計測量を表示する指針表示式の指示計器をケース
内に少なくとも2つ以上配設し、車両情報を表示する車
両用計器であって、前記車両のキースイッチのオン入力
に応じて、前記各指示計器の前記各指針を前記各表示板
の最大目盛り方向に向けて予め定められた順序に従って
順次回動させた後、前記各指針を前記各表示板の最大目
盛り位置あるいは前記各指針の最大振れ角位置への到達
時期を略同期させる、もしくは前記各指針を前記各表示
板の前記最大目盛り位置あるいは前記最大振れ角位置か
ら前記各表示板の最小目盛り方向に向けて回動させる戻
し開始時期を略同期させる、もしくは前記各指針を前記
各表示板の最小目盛り位置あるいは前記各指針の初期動
作位置への到達時期を略同期させるように前記各指示計
器を制御する制御手段を備えてなるものである。
【0009】 また、請求項3に記載したように、請求
項1もしくは請求項2に記載の車両用計器において、前
記各計器本体の前記表示板の背後に、少なくとも前記各
表示板を照明するための照明手段を備え、前記制御手段
は、前記各指針を前記各表示板の最大目盛り方向に向け
て順次回させる動作タイミングに合わせて前記各照明
手段を順次点灯させてなるものである。
【0010】また、請求項4に記載したように、請求項
3に記載の車両用計器において、前記制御手段は、前記
各指針を前記最小目盛り位置あるいは前記初期動作位置
に到達させた際に前記各照明手段を一旦消灯し、前記車
両情報の表示の際に前記各照明手段を再び点灯してなる
ものである。
【0011】 また、請求項5に記載したように、駆動
本体に指針が装着され、前記指針を表示板上で回動させ
ることで計測量を表示する指針表示式の指示計器を単一
のケース内に少なくとも2つ以上配設し、車両情報を表
示する車両用計器の駆動方法であって、前記車両のキー
スイッチのオン入力に応じて、前記各指示計器の前記各
指針を前記各表示板の最大目盛り方向に向けて予め定め
られた順序に従って順次回動させ、前記各指針を前記各
表示板の最大目盛り位置あるいは前記各指針の最大振れ
角位置まで到達させ、そして前記各指針を前記各表示板
の最小目盛り位置あるいは前記各指針の初期動作位置ま
で戻すとともに、前記各指針の戻し開始時期もしくは前
記各指針の所定個所への到達時期の少なくとも一方の時
期を略同期させるものである。
【0012】また、請求項6に記載したように、駆動本
体に指針が装着され、前記指針を表示板上で回動させる
ことで計測量を表示する指針表示式の指示計器をケース
内に少なくとも2つ以上配設し、車両情報を表示する車
両用計器の駆動方法であって、前記車両のキースイッチ
のオン入力に応じて、前記各指示計器の前記各指針を前
記各表示板の最大目盛り方向に向けて予め定められた順
序に従って順次回動させた後、前記各指針を前記各表示
板の最大目盛り位置あるいは前記各指針の最大振れ角位
置への到達時期を略同期させる、もしくは前記各指針を
前記各表示板の前記最大目盛り位置あるいは前記最大振
れ角位置から前記各表示板の最小目盛り方向に向けて回
動させる戻し開始時期を略同期させる、もしくは前記各
指針を前記各表示板の最小目盛り位置あるいは前記各指
針の初期動作位置への到達時期を略同期させるように前
記各指示計器を動作させてなるものである。
【0013】また、請求項7に記載したように、請求項
5もしくは請求項6に記載の車両用計器の駆動方法にお
いて、前記各計器本体の前記表示板の背後に、少なくと
も前記各表示板を照明するための照明手段を備え、前記
各指針を前記各表示板の最大目盛り方向に向けて順次回
動させる動作タイミングに合わせて前記各照明手段を順
次点灯させるものである。
【0014】また、請求項8に記載したように、請求項
7に記載の車両用計器の駆動方法において、前記各照明
手段は、前記各指針が前記最小目盛り位置あるいは前記
初期動作位置に到達した際に一旦消灯し、前記車両情報
の表示の際に再び点灯してなるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1及び図2を用いて車両用計
器1の全体構成を説明する。車両用計器1は、ケース体
2と、第1,第2,第3の計器本体3,4,5と、車両
情報入力手段6と、IGN検出手段7と、制御手段8と
から主に構成されている。
【0016】ケース体2は、例えば樹脂製材料から構成
され、電気構成部品を含む第1,第2,第3の計器本体
3,4,5を収納するケースであって、車両のカーオー
ディオ等が配設される所定個所に収まる1DINサイズ
からなる。尚、ケース体2の前面側は、図示しない透光
性カバー体によって覆われる。
【0017】第1,第2,第3の計器本体3,4,5
は、例えば、交差コイル式計器やステッピングモータ式
計器等からなる第1,第2,第3の駆動本体3a,4
a,5aと、各駆動本体3a,4a,5aを駆動させる
ための駆動回路3b,4b,5bと、各計器本体3,
4,5の照明用光源として設けられる、例えば複数の発
光素子(LED)群からそれぞれ形成される第1,第
2,第3の照明手段3c,4c,5cとを備えている。
また各計器本体3,4,5における各駆動本体3a,4
a,5aには、各駆動本体3a,4a,5aから立設す
る回転軸(図示しない)の先端に各指針3d,4d,5
dが装着され、各指針3d,4d,5dの背後に配設さ
れる各文字板3e,4e,5eに形成される目盛りや数
字等の表示指標3f,4f,5fと各指針3d,4d,
5dとの対比判読で計測量の変化を知ることができる周
知のアナログ式駆動本体であり、本実施形態では、ケー
ス体2の左端から水温計、油温計、連成計が横方向に順
次列状に配設されている。尚、各指針3d,4d,5d
及び各文字板3e,4e,5eは、各照明手段3c,4
c,5cによって照明されるものであり、各照明手段3
c,4c,5cから発せられる照明光によって、各指針
3d,4d,5dの指示部が光輝し、また表示指標3
f,4f,5fは透過照明される。
【0018】車両情報入力手段6は、車両情報を入手す
るための各種センサからなるもので、本実施形態では、
車両エンジンの過給圧(ブースト圧)を検出する半導体
式圧力検出素子を備えた圧力センサからなる圧力検出手
段6aと、エンジンオイルの温度を検出するサーミスタ
からなる第1の温度検出手段6bと、エンジンの冷却水
の温度を検出するサーミスタからなる第2の温度検出手
段6cとからなる。
【0019】IGN検出手段7は、車両のIGNスイッ
チ9のオフ状態からオン状態への移行を検出するもの
で、IGNスイッチ9のオン状態を検出すると、制御手
段8へ検出信号を出力する。尚、IGNスイッチのオン
状態とは、IGNスイッチ9のオフ状態からアクセサリ
ー電源のオン状態への移行、IGNスイッチ9のオフ状
態からエンジンスタートのオン状態への移行、あるいは
アクセサリー電源のオン状態からエンジンスタートのオ
ン状態への移行の何れの状態であっても良い。尚、IG
Nスイッチ9は、一端が車両のバッテリー電源10へ、
他端がIGN検出手段7へ接続されている。
【0020】制御手段8は、CPU,ROM,RAM及
び入出力インターフェイス等を備えたマイクロコンピュ
ータから構成される。制御手段8は、車両情報入力手段
7の各検出手段6a,6b,6cから各状態信号を入力
し、前記各状態信号に基づいて各計測量を所定の演算処
理によって求め、前記各計測量に応じた駆動信号を各駆
動回路3b,4b,5bを介して各駆動本体3a,4
a,5aへ出力して、各駆動本体3a,4a,5aに装
着された各指針3d,4d,5dを動作させるものであ
る。また、制御手段8は、IGN検出手段7からのIG
Nスイッチ9のオンなる検出信号を入力した際の各計器
本体3,4,5を動作させるための後で詳述する初期動
作機能を有している。
【0021】以上の各部によって車両用計器1が構成さ
れている。次に、図3及び図4を用いて本発明の実施形
態における制御手段8の第1の初期動作機能について説
明する。尚、図3は、第1,第2,第3の計器本体3,
4,5の各指針3d,4d,5dの回動を示す図であ
る。また、各計器本体3,4,5は、全ての指示角度が
0°から270°であり、各最小目盛り位置が時計目盛
り位置の6時の位置となり、また各最高目盛り位置が時
計目盛り位置の3時の位置となるように各文字板3e,
4e,5eの表示指標3f,4f,5fが形成されるも
のが用いられる。
【0022】 制御手段8は、IGN検出手段7を介し
てIGNスイッチ9のオン(キースイッチのオン入力)
を検出すると、第1,第2,第3の計器本体3,4,5
の図4(a)の状態から第1の計器本体3の照明手段3
cを点灯させるとともに、第1の計器本体3の第1の駆
動本体3aに初期動作なる駆動信号を出力し、第1の駆
動本体3aに装着されている指針3eの回動を開始す
る。
【0023】 次に、制御手段8は、第1の駆動本体3
aの動作を開始してから所定時間t1経過後に、第2の
計器本体4の照明手段4cを点灯させるとともに、第2
の計器本体4の第2の駆動本体4aに初期動作なる駆動
信号を出力し、第2の駆動本体4aに装着されている指
針4eを各文字板3e,4e,5eの表示指標3f,4
f,5fにおける最大目盛り方向に向けて回動させる。
【0024】次に、制御手段8は、第2の駆動本体4a
の動作を開始してから所定時間t2経過後に、第3の計
器本体5の照明手段5cを点灯させるとともに、第3の
計器本体5の第3の駆動本体5aに初期動作なる駆動信
号を出力し、第3の駆動本体5aに装着されている指針
5eの回動を開始する(図4(b)参照)。
【0025】制御手段8は、各計器本体3,4,5の各
指針3d,4d,5dを順次動作させた後、各文字板3
e,4e,5eの表示指標3f,4f,5fにおける最
大目盛り位置(指示角度270°)に各指針3d,4
d,5dの到達時期が略同期するように各計器本体3,
4,5を制御する(図4(c)参照)。尚、ここで言う
略同期とは、見かけ上各指針3d,4d,5dが所定位
置に同時に到達する状態のことである。
【0026】次に、制御手段8は、各文字板3e,4
e,5eの前記最大目盛り位置に各指針3d,4d,5
dを到着させてから所定時間t3経過後に、第1の計器
本体3の指針3dを表示指標3fの最小目盛り方向に回
動させるとともに、指針3dの回動の開始から所定時間
t4,t5が順次経過する毎に第2,第3の各計器本体
4,5の各指針4d,5dを順次最小目盛り方向へ回動
させる(図4(d)参照)。
【0027】そして、制御手段8は、各計器本体3,
4,5の各指針3d,4d,5dをそれぞれ動作させた
後、各文字板3e,4e,5eの最小目盛り位置(指示
角度0°)に各指針3d,4d,5dが略同時に到達す
るように各計器本体3,4,5を制御するとともに(図
4(a)参照)、各指針3d,4d,5dの前記最小目
盛り位置への到達を待って各照明手段3c,4c,5c
をそれぞれ消灯する制御を実行する。
【0028】制御手段8は、各照明手段3c,4c,5
cの消灯処理の実行後から所定時間t6経過後に、車両
情報入力手段6からそれぞれ入力される各状態信号に基
づいて演算処理された結果を各計器本体3,4,5によ
って表示すべく、各駆動本体3a,4a,5aを制御す
るとともに、各計器本体3,4,5の各照明手段3c,
4c,5cを全点灯するべく制御がなされる。
【0029】前述の第1の初期動作機能は、各指針3
d,4d,5dを最大目盛り方向及び最小目盛り方向へ
の動き出しのタイミングに差を持たせた状態にて回動さ
せるとともに、各指針3d,4d,5dの停止位置であ
る最大目盛り位置及び最小目盛り位置への到達時期を各
指針3d,4d,5dにおいて同期させるものである。
【0030】次に、図5を用いて、制御手段8の第2の
初期動作機能について説明するが、前述の第1の初期動
作機能と同一もしくは相当個所には同一符号を付してそ
の詳細な説明は省く。
【0031】以下に説明する第2の初期動作機能が前述
の第1の初期動作機能と比べ異なる点は、各指針3d,
4d,5dの各文字板3e,4e,5eにおける最大目
盛り位置からの回動の開始時期と、各指針3d,4d,
5dの最小目盛り位置への到達時期とを同期させること
にある。
【0032】即ち、制御手段8は、IGN検出手段7を
介してIGNスイッチ9のオンを検出すると、第1,第
2,第3の計器本体3,4,5を予め定められる所定の
順序に従って順次回動させ、動き始めた順序に従って各
指針3d,4d,5dを最高目盛り位置に到達させ、そ
の後第3の計器本体5が最高目盛り位置に到達してから
所定時間t7経過後に各計器本体3,4,5の各指針3
d,4d,5dを同期させた状態で各文字板3e,4
e,5eの最小目盛り方向へ回動させるとともに、各指
針3d,4d,5dを各文字板3e,4e,5eの各最
小目盛り位置への到達時期を同期させるように各駆動本
体3a,4a,5aを制御するものである。尚、各照明
手段3c,4c,5cにおける制御方法は前述の第1の
初期動作機能と同様である。
【0033】かかる車両用計器及びその駆動方法は、前
記車両のIGNスイッチ9のオン入力に応じて、第1,
第2,第3の指示計器3,4,5の各指針3d,4d,
5dを各文字板3e,4e,5eの最大目盛り方向に向
けて予め定められた順序に従って順次動作させてから、
各指針3d,4d,5dを各文字板3e,4e,5eの
最大目盛り位置に到達させ、そして各指針3d,4d,
5dを各文字板3e,4e,5eの最小目盛り位置まで
戻すまでの間に、各指針3d,4d,5dの戻し開始時
期もしくは各指針3d,4d,5dの所定個所への到達
時期の少なくとも一方の時期を略同期させるものであ
り、また車両のIGNスイッチ9のオン入力に応じて、
各指示計器3,4,5の各指針3d,4d,5dを各文
字板3e,4e,5eの最大目盛り方向に向けて予め定
められた順序に従って順次動作させた後、各指針3d,
4d,5dを各文字板3e,4e,5eの最大目盛り位
置への到達時期を略同期させる、もしくは各指針3d,
4d,5dを各文字板3e,4e,5eの最大目盛り位
置から最小目盛り方向に向けて動作させる時期を略同期
させる、もしくは各指針3d,4d,5dを各文字板3
e,4e,5eの最小目盛り位置への到達時期を略同期
させるように各指示計器3,4,5を動作させてなるも
のである。
【0034】従って、複数の計器本体3,4,5をケー
ス体2内に収納してなる多連式の車両用計器において、
IGNスイッチ9のオン入力時に各計器本体3,4,5
を順次動作させることで各々計器本体3,4,5の独立
性を表現し、その後各指針3d,4d,5dの動きを同
期させることで各計器本体3,4,5のグループ性を表
現することが可能となることから、多連式の車両用計器
の初期動作において、従来には無い斬新さを与えること
ができ、商品性,デザイン性を向上させることが可能と
なる。
【0035】また、各計器本体3,4,5の各文字板3
e,4e,5eの背後に、各指針3d,4d,5d及び
各文字板3e,4e,5eを照明するための各照明手段
3c,4c,5cを備え、各指針3d,4d,5dを各
文字板3e,4e,5eの最大目盛り方向に向けて順次
回動させる動作タイミングに合わせて各照明手段3c,
4c,5cを順次点灯させるものであることから、更に
斬新さを表現することが可能であり、商品性,デザイン
性を向上させることができる。
【0036】また、各指針3d,4d,5dが各文字板
3e,4e,5eの最小目盛り位置に到達した際に各照
明手段3c,4c,5cを一旦消灯し、各計器本体3,
4,5による車両情報の表示の際に各照明手段3c,4
c,5cを再び点灯してなることから、IGNスイッチ
9のオン時の初期動作と、通常表示動作とを車両運転者
や搭乗者が容易に識別することが可能となり、商品性,
デザイン性が更に向上する。
【0037】尚、前述した実施形態の各初期動作機能で
は、ケース体2に3つの計器本体3,4,5を備える構
成であったが、本発明にあっては、少なくとも2つ以上
の計器本体を備えるものであれば良い。また、前述した
各実施形態では、補助用計器を用いて説明したが、本発
明を通常のコンビネーションメータに適用しても良い。
【0038】また、前述した第1の初期動作機能では、
車両のIGNスイッチ8のオン入力に応じて、各指示計
器3,4,5の各指針3d,4d,5dを各文字板3
e,4e,5eの最大目盛り方向に向けて予め定められ
た順序に従って順次動作させた後、各指針3d,4d,
5dを各文字板3e,4e,5eの最大目盛り位置への
到達時期を略同期させ、かつ各指針3d,4d,5dを
各文字板3e,4e,5eの最小目盛り位置への到達時
期を略同期させるものであり、また前述の第2の初期動
作機能では、車両のIGNスイッチ8のオン入力に応じ
て、各指示計器3,4,5の各指針3d,4d,5dを
各文字板3e,4e,5eの最大目盛り方向に向けて予
め定められた順序に従って順次動作させた後、各指針3
d,4d,5dを各文字板3e,4e,5eの前記最大
目盛り位置から前記各文字板3e,4e,5eの最小目
盛り方向に向けて動作させる時期を略同期させ、かつ各
指針3d,4d,5dを各文字板3e,4e,5eの最
小目盛り位置への到達時期を略同期させるものであった
が、本発明にあっては、各指針3d,4d,5dを順次
動作させた後に、最高目盛り位置あるいは最小目盛り位
置への到達時期、もしくは最高目盛り位置からの指針を
動作させる時期の何れか1つの条件を満足するものであ
れば良い。
【0039】また、前述した各初期動作機能では、各指
針3d,4d,5dの到達位置を各文字板3e,4e,
5eの最高目盛り位置及び最小目盛り位置としたが、本
発明にあっては、各計器本体3,4,5の各指針3d,
4d,5dの最大振れ角位置及び初期動作位置であって
も良い。
【0040】
【発明の効果】本発明は、駆動本体に指針が装着され、
前記指針を表示板上で回動させることで計測量を表示す
る指針表示式の指示計器をケース内に少なくとも2つ以
上配設し、車両情報を表示する車両用計器及びその駆動
方法に関し、多連式の車両用計器の初期動作において斬
新さを与えることができ、商品性,デザイン性を向上さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の車両用計器の全体構成を示
す正面図。
【図2】同上実施の形態の車両用計器の回路構成を示す
ブロック図。
【図3】本発明の実施形態の第1の初期動作機能を示す
図。
【図4】同上実施形態の第1の初期動作機能を示す図。
【図5】本発明の実施形態の第2の初期動作機能を示す
図。
【符号の説明】
1 車両用計器 2 ケース体 3,4,5 第1,第2,第3の計器本体 3a,4a,5a 第1,第2,第3の駆動本体 3c,4c,5c 第1,第2,第3の照明手段 3d,4d,5c 指針 3e,4e,5e 文字板 3f,4f,5f 表示指標 7 IGN検出手段 8 制御手段 9 IGNスイッチ(キースイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2002−293163(JP,A) 特開 平6−201410(JP,A) 特開 昭63−269738(JP,A) 特開2000−214195(JP,A) 特開2002−173202(JP,A) 特開2001−208572(JP,A) 特開 平9−311058(JP,A) 特開 平10−115533(JP,A) 国際公開96/22195(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 11/00 - 13/28 B60K 35/00 G01D 7/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動本体に指針が装着され、前記指針を
    表示板上で回動させることで計測量を表示する指針表示
    式の指示計器をケース内に少なくとも2つ以上配設し、
    車両情報を表示する車両用計器であって、 前記車両のキースイッチのオン入力に応じて、前記各指
    示計器の前記各指針を前記各表示板の最大目盛り方向に
    向けて予め定められた順序に従って順次回動させ、前記
    各指針を前記各表示板の最大目盛り位置あるいは前記各
    駆動本体の最大振れ角位置まで到達させ、そして前記各
    指針を前記各表示板の最小目盛り位置あるいは前記各指
    針の初期動作位置まで戻す処理を実行するとともに、前
    記各指針の戻し開始時期もしくは前記各指針の所定個所
    への到達時期の少なくとも一方の時期を略同期させる制
    御手段を備えてなることを特徴とする車両用計器。
  2. 【請求項2】 駆動本体に指針が装着され、前記指針を
    表示板上で回動させることで計測量を表示する指針表示
    式の指示計器をケース内に少なくとも2つ以上配設し、
    車両情報を表示する車両用計器であって、 前記車両のキースイッチのオン入力に応じて、前記各指
    示計器の前記各指針を前記各表示板の最大目盛り方向に
    向けて予め定められた順序に従って順次回動させた後、
    前記各指針を前記各表示板の最大目盛り位置あるいは前
    記各駆動本体の最大振れ角位置への到達時期を略同期さ
    せる、もしくは前記各指針を前記各表示板の前記最大目
    盛り位置あるいは前記最大振れ角位置から前記各表示板
    の最小目盛り方向に向けて回動させる戻し開始時期を略
    同期させる、もしくは前記各指針を前記各表示板の最小
    目盛り位置あるいは前記各駆動本体の初期動作位置への
    到達時期を略同期させるように前記各指示計器を制御す
    る制御手段を備えてなることを特徴とする車両用計器。
  3. 【請求項3】 前記各計器本体の前記表示板の背後に、
    少なくとも前記各表示板を照明するための照明手段を備
    え、前記制御手段は、前記各指針を前記各表示板の最大
    目盛り方向に向けて順次回させる動作タイミングに合
    わせて前記各照明手段を順次点灯させてなることを特徴
    とする請求項1もしくは請求項2に記載の車両用計器。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記各指針を前記最小
    目盛り位置あるいは前記初期動作位置に到達させた際に
    前記各照明手段を一旦消灯し、前記車両情報の表示の際
    に前記各照明手段を再び点灯してなることを特徴とする
    請求項3に記載の車両用計器。
  5. 【請求項5】 駆動本体に指針が装着され、前記指針を
    表示板上で回動させることで計測量を表示する指針表示
    式の指示計器をケース内に少なくとも2つ以上配設し、
    車両情報を表示する車両用計器の駆動方法であって、 前記車両のキースイッチのオン入力に応じて、前記各指
    示計器の前記各指針を前記各表示板の最大目盛り方向に
    向けて予め定められた順序に従って順次回動させ、前記
    各指針を前記各表示板の最大目盛り位置あるいは前記各
    駆動本体の最大振れ角位置まで到達させ、そして前記各
    指針を前記各表示板の最小目盛り位置あるいは前記各指
    針の初期動作位置まで戻すとともに、前記各指針の戻し
    開始時期もしくは前記各指針の所定個所への到達時期の
    少なくとも一方の時期を略同期させることを特徴とする
    車両用計器の駆動方法。
  6. 【請求項6】 駆動本体に指針が装着され、前記指針を
    表示板上で回動させることで計測量を表示する指針表示
    式の指示計器をケース内に少なくとも2つ以上配設し、
    車両情報を表示する車両用計器の駆動方法であって、 前記車両のキースイッチのオン入力に応じて、前記各指
    示計器の前記各指針を前記各表示板の最大目盛り方向に
    向けて予め定められた順序に従って順次回動させた後、
    前記各指針を前記各表示板の最大目盛り位置あるいは前
    記各駆動本体の最大振れ角位置への到達時期を略同期さ
    せる、もしくは前記各指針を前記各表示板の前記最大目
    盛り位置あるいは前記最大振れ角位置から前記各表示板
    の最小目盛り方向に向けて回動させる戻し開始時期を略
    同期させる、もしくは前記各指針を前記各表示板の最小
    目盛り位置あるいは前記各駆動本体の初期動作位置への
    到達時期を略同期させるように前記各指示計器を動作さ
    せてなることを特徴とする車両用計器の駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記各計器本体の前記表示板の背後に、
    少なくとも前記各表示板を照明するための照明手段を備
    え、前記各指針を前記各表示板の最大目盛り方向に向け
    て順次回動させる動作タイミングに合わせて前記各照明
    手段を順次点灯させることを特徴とする請求項5もしく
    は請求項6に記載の車両用計器の駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記各照明手段は、前記各指針が前記最
    小目盛り位置あるいは前記初期動作位置に到達した際に
    一旦消灯し、前記車両情報の表示の際に再び点灯してな
    ることを特徴とする請求項7に記載の車両用計器の駆動
    方法。
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