JP2004100944A - ブラインド式締結具及びその固着方法 - Google Patents

ブラインド式締結具及びその固着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004100944A
JP2004100944A JP2003150897A JP2003150897A JP2004100944A JP 2004100944 A JP2004100944 A JP 2004100944A JP 2003150897 A JP2003150897 A JP 2003150897A JP 2003150897 A JP2003150897 A JP 2003150897A JP 2004100944 A JP2004100944 A JP 2004100944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
blind fastener
wall
blind
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003150897A
Other languages
English (en)
Inventor
Stephen Victor Jones
スティーブン ビクター ジョーンズ
Daniel Robin Smith
ダニエル ロビン スミス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newfrey LLC
Original Assignee
Newfrey LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newfrey LLC filed Critical Newfrey LLC
Publication of JP2004100944A publication Critical patent/JP2004100944A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B37/00Nuts or like thread-engaging members
    • F16B37/04Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates
    • F16B37/06Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates by means of welding or riveting
    • F16B37/062Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates by means of welding or riveting by means of riveting
    • F16B37/065Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates by means of welding or riveting by means of riveting by deforming the material of the nut
    • F16B37/067Devices for fastening nuts to surfaces, e.g. sheets, plates by means of welding or riveting by means of riveting by deforming the material of the nut the material of the nut being deformed by a threaded member generating axial movement of the threaded part of the nut, e.g. blind rivet type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B13/00Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
    • F16B13/14Non-metallic plugs or sleeves; Use of liquid, loose solid or kneadable material therefor
    • F16B13/141Fixing plugs in holes by the use of settable material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B37/00Nuts or like thread-engaging members
    • F16B37/12Nuts or like thread-engaging members with thread-engaging surfaces formed by inserted coil-springs, discs, or the like; Independent pieces of wound wire used as nuts; Threaded inserts for holes
    • F16B37/122Threaded inserts, e.g. "rampa bolts"
    • F16B37/125Threaded inserts, e.g. "rampa bolts" the external surface of the insert being threaded
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/01Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening elements specially adapted for honeycomb panels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T403/00Joints and connections
    • Y10T403/47Molded joint
    • Y10T403/472Molded joint including mechanical interlock

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dowels (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

【課題】軽量の複合パネル、例えば、ハニカム構造の複合パネルに使用するブラインド式締結具及びその固着方法を提供する。
【解決手段】ブラインド式締結具を複合材料に固着させる方法は、複合材料40,42の外壁40に孔48を形成する工程と、液体接着剤50を孔48から流し込んで、複合材料40,42の中に形成される室44を充填する工程と、ブラインド式締結具10の頭部14が外壁40に係合するまで、ブラインド式締結具10を孔48から液体接着剤50の中に挿入する工程と、ブラインド式締結具10の弱い領域62を変形させ、この弱い領域62を外壁40の内面に係合させて、液体接着剤50の硬化中、ブラインド式締結具10を液体接着剤50の中に支持する工程と、を有する。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、あらかじめ形成された孔に挿入した後に変形させて、即ち、その孔に取付けて係合させ、確実な係合状態を得る種類のブラインド式締結具即ちアンカに関する。特に、本発明は、軽量複合壁構造体に用いられるブラインド式締結具に関する。
【0002】
【従来の技術】
壁の上に適正な固定部又は取付け部を配置することを可能にする壁用アンカ即ち締結具を設けることが望ましい場合がしばしばある。これらの締結具を変形させて壁構造体自体と係合させても良いし、或いは、壁材料が比較的薄い場合には、通常、壁の外側部分と係合可能な拡張フランジ頭部を備えた締結具を準備し、締結具の内側部分を変形させ、それを壁の内側部と係合させ、変形部分と拡張頭部との間で壁を圧縮しても良い。上記変形及び係合が作業者によって観察できない壁の内側領域で起こるので、かかるアンカ即ち締結具をブラインド式アンカ又は締結具としばしば称する。かかるブラインド式締結具の一例は、本出願人によって登録商標POPNUTの名称で市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、剛性及び強度を維持しながら重量を軽くする最近の材料、特に、薄いアルミニウム箔の内部ハニカム構造の複合構造体を通常は薄いアルミニウムシートである2枚の薄い金属シート(板金)の間に横方向に延びるように挟んだ軽量の複合パネルが設計されている。これら材料は、当然のことながら比較的薄い外壁を有し、しかも、この外壁自体、通常は従来型締結具の使用によってかかる薄板材料に加わる引張力又は曲げ力に耐えるのに十分な剛性又は強度を有していない。このため、結果的に、この薄い壁に取り付けられた締結具に従来のように荷重が加えられて固定されたとき、この薄い壁が局部的に変形し、潜在的に破損する場合がある。強度をもたらしているのは、個々のシート要素の強度ではなく、かかる最新材料の複合構造、即ち、ハニカム内部である。
【0004】
加えて、締結具をかかる複合構造体に取り付ける場合、湿気が入り込む恐れがあるという弱点を上記金属構成部品にもたらしてしまう孔を、他の密封ユニット内に設ける必要がある。湿気が入り込むと、かかる金属構成部品は、パネルの内部支持部材、即ち、ハニカム構造体と相互作用し、その結果、内部支持材料の一体性を腐食させ又は劣化させ、かくして、この場合も潜在的な破損領域が形成することがある。
【0005】
したがって、本発明の目的は、上述の問題を解決するブラインド式締結具及びかかるブラインド式締結具を固着させる方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
今、本発明によって、ブラインド式締結具を複合材料中に固着させる方法であって、孔を複合材料の外壁に形成する工程と、液体接着剤を孔から流し込んで孔の後方の複合材料の中に形成された室を充填する工程と、締結具の頭部が壁に係合するまで締結具を孔から液体接着剤中へ挿入する工程と、ブラインド式締結具の弱い領域を変形させ、この弱い領域を外壁の内面に係合させ、液体接着剤の硬化中、ブラインド式締結具を液体接着剤の中に支持する工程と、を有することを特徴とする方法が提供される。このように、ブラインド式締結具を、従来方法で複合材料の外壁と係合させるけれども、内部本体は、液体接着剤の塊によって包囲されている。かかる液体接着剤は、それが硬化したとき、締結具と係合して、その頭部から離れたところに追加の支持体を構成し、しかも、締結具に加えられた荷重を広い領域にわたって分配する相互作用を、硬化した接着剤と外壁との間の広い表面積にわたって付与する。
【0007】
好ましくは、ブラインド式締結具自体、通常は締結具本体の周囲に沿って延びる少なくとも1つ、通常は一連の外部チャネルを備え、それにより、締結具を液体接着剤の中に挿入したとき、これらチャネルは、液体接着剤を受け入れることができる。液体接着剤が凝固して硬化すると、液体接着剤は、締結具頭部から離れた場所の締結具用の追加の支持体になる。接着剤は、締結具本体、特に、締結具に形成されたチャネルと結合するだけでなく、複合材料及びその壁の広い内部表面領域にわたって結合する。かくして、接着剤が硬化すると、締結具は、複合材料の薄い金属壁と単に係合するだけではなく、複合材料の内部支持構造体に、硬化した接着剤とのしっかりとした係合を介して結合され、したがって、荷重のより広い範囲への分配を可能にする。
【0008】
さらに、ブラインド式締結具を変形させてこれを外壁に係合させる工程は、その結果として、締結具の変形後の弱い領域と孔の縁部との間の接着剤を圧縮し、接着剤を硬化させたとき、変形後の弱い領域と孔の縁部との間にシールを形成する。それにより、湿気が予備成形された孔から複合材料の中に入り込む可能性をなくす。
【0009】
ブラインド式締結具を変形する工程は、締結具の頭部を複合材料の外壁に押し付けるように拘束し、締結具の反対側の端部を頭部の端部に向かって相対的に移動させて締結具の弱い領域を変形させ、弱い領域を外壁の内面に係合させ、外壁を頭部と弱い領域との間で壁を圧縮する工程を有する。通常、変形したアンカと複合材料の孔の縁部との間の接着剤を圧縮するのは、弱い領域の変形である。
【0010】
通常、力伝達部材を、頭部から遠い方のブラインド式締結具の端部と係合させ、この端部に加えた力を、締結具本体の反対側の端部に伝達させて、締結具の遠い方の端部を締結具の頭部に引き寄せ、締結具の相対的な変形を生じさせる。通常、従来型ブラインド式締結具用取付け工具によって、力伝達部材に力が加えられる。
【0011】
この方法は、複合材料が内部ハニカム構造体を有し、室が内部支持部材によって構成された内部ハニカム構造体のうちの少なくとも1つからなる場合、特に利用できる。
【0012】
好ましくは、チャンバ内に挿入された締結具本体を完全に包み込むのに十分な量の液体接着剤を孔から室内に導入する。それにより、締結具全体の周りに非常に強固な支持体を構成して、荷重のより広い範囲への分配を可能にする。
【0013】
さらに、本発明により、複合材料中に固着させるためのブラインド式締結具であって、適当な固定要素を受け入れるための細長く且つ中空の管状本体と、管状本体の一方の端部に設けられ且つブラインド式締結具の内部と連通させるために貫通させた孔を有する拡張頭部と、頭部とこの頭部から離れた管状本体の端部との間に配置された管状本体の弱い領域と、を有し、弱い領域は、管状本体の直径よりも大きい直径を有する膨らみ部を形成するように変形可能であり、管状本体は、弱い領域から離れたところの管状本体の外面に形成された少なくとも1つの接着剤受入れチャネルを有することを特徴とするブラインド式締結具が提供される。
【0014】
好ましくは、この弱い領域は、締結具の頭部に隣接して設けられる。
【0015】
通常、このチャネルは、少なくとも2つの外部リブ相互間に形成され、好ましくは、複数の円周方向チャネルを形成するように締結具本体の外面の周りに延びる一連の外部円周方向リブが設けられる。変形例として、ねじの雄ねじを用いて少なくとも1つのチャネルを形成してもよいし、或いは、複数の外部突起によってチャネルを形成してもよい。
【0016】
好ましくは、締結具の弱い領域は、主本体の肉厚と比較して厚さの減少した壁領域を有する。この厚さの減少は、管状リベットの全長にわたって一定の外径を維持し、弱い領域の内面が主本体部分の内面よりも直径が大きくすることによって達成できる。変形例として、管状リベットの内面が、その内面にわたって実質的に一定の直径を有し、本体の弱い領域が主本体部分よりも外径が小さくなるようにしてもよい。
【0017】
ブラインド式締結具は、弱い領域から遠くのところにおいて、締結具内に挿入された適当なねじ付き部材と協働的に螺合する雌ねじを更に有し、かかるねじ付き部材は、固定要素又は力伝達取付け工具として働くことができるのが通例である。
【0018】
かかる締結具の本体を密封すること、特に、かかる締結具の本体が頭部から遠い方の端部を閉鎖することが通例である。
【0019】
さらに、本発明によれば、締結具を固着させる複合材料であって、締結具は、拡張頭部及び変形領域を有し、拡張頭部及び変形領域は、これらの間で複合材料の外壁を圧縮し、複合材料は、接着剤材料で満たされた少なくとも1つの内部室を有し、接着剤材料は、拡張頭部から遠くのところに締結具の追加の支持部を構成するために、接着剤材料の中に挿入された締結具の外面に形成された少なくとも1つのチャネルと係合することを特徴とする複合材料も提供する。
【0020】
本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照して以下に例示として説明する。
【0021】
【発明の実施の形態】
今、図1を参照すると、ブラインド式締結具10を側面図で示し、その内部構造を点線で図示している。このアンカ即ち締結具10は、その長手方向軸線Aを中心として対称であり、実質的に一定の外径を備えた実質的に剛性の円筒形金属管12を有している。締結具10は、その一方の終端部に、金属管12の半径方向外方に延びるフランジによって構成された拡張頭部14を更に有している。この拡張頭部14は、金属管12の外面と当接する肩部16を構成する。
【0022】
締結具10の反対側の終端部20は、内方にテーパした部分18を有し、したがって、金属管の外径は、第2の減少した外径を持つ終端部20に向かって減少している。
【0023】
締結具10は、金属管に一体成形された円周方向リブ22のアレイを更に備え、これら円周方向リブ22の間には、複数の円周方向チャネル64が形成されている。これらリブ22は各々、金属管12の直径よりも僅かに大きな直径を有している。終端部20に最も近い端リブ24は、内方にテーパした表面部18と係合し、拡張頭部14から遠い方の締結具10の端部に向かって実質的に円周方向に傾斜した案内面26を構成している。この案内面は、締結具の孔への挿入中、締結具を心合わせするのに役立つ。
【0024】
リブ22が最も大きな直径を有しているおかげで、リブ22が締結具の外面を効果的に構成することが理解されよう。
【0025】
今述べている実施形態は、リブ22のアレイが締結具本体の周りに形成されたチャネル64の相補的なアレイを構成している管状本体を示しているが、チャネル64を管状本体の均一な外面12に直接形成するだけでもよいことが理解されよう。このようにすると、管状本体の外径は、テーパした端部分18と係合するまでその全長に沿って実質的に一定に保たれる。
【0026】
しかしながら、図1の実施形態の場合、締結具10の受入れのために工作物40に形成される孔は、リブ22の直径と同程度の最小直径を有することが必要であるけれども、肩部16が工作物と係合できるように拡張頭部14の直径よりも小さくなければならない。
【0027】
締結具10は内部が実質的に中空であり、リブ22で包囲された主本体部分26のところにおいて、主肉厚D(雌ねじの主直径と管12の外面との差)を有している。主本体部分26と拡張頭部14との間に位置した外側本体部分28は、これよりも薄い第2の肉厚dを有している。中空管12の内面は、環状傾斜面30を備えており、外側本体部分28と主本体部分26との間の肉厚が環状傾斜面30に沿って次第に増加し、内部傾斜肩部を構成する。この内部傾斜肩部は、中空管内に挿入された固定要素を心合わせする案内面として働く。
【0028】
主本体部分26は、図1に概略的に示すように、厚い肉厚Dを有していることとは別に、雌ねじ32を更に備えている。この雌ねじ32は、締結具10の内部と連通したフランジ頭部の孔34から挿入されるねじ付き部材と螺合する従来設計のものである。
【0029】
締結具10の終端部20は、実質的に中実であり、締結具10の中空内部は、締結具の内部に挿入されるねじ付き部材のテーパ端部を受け入れることができるように、内部頂点36に向かってテーパしている。以下に説明するように、締結具の好ましい適用例において接着剤の侵入を防止するために、締結具の密封本体部分を構成することが好ましい。
【0030】
次に、図2を参照すると、建築業と製造業の両方に採用されている、軽量でしかも比較的高い強度及び剛性を維持した最新の複合材料を示す。軽量材料の利点は、重要である。一般的には、かかる複合材料は、2枚の比較的薄い金属シート40、特に今説明している実施形態では、厚さが1mm〜5mmのアルミニウムシートからなる外層又は外壁と、2枚の向かい合ったシート40間に好ましい態様で延びる側壁を備えた薄いアルミニウム箔ハニカム横支持構造体42とを有する。アルミニウム箔ハニカム壁は、外壁間に一連の個々の室又はポケット44を形成し、そのうちの3つのポケットを図2に示している。ポケット44は、単に空気で満たされたものであってよいし、或いは、更に、軽量の断熱材、例えば、フォーム又は気泡プラスチックを有してもよい。この軽量断熱材は又、追加の強度を付与する。また、変形例として、或る特定の用途について2つの向かい合った外壁40間に十分な剛性を付与するために、アルミニウム箔ハニカムに代えて、フォーム又は気泡内側部材を用いてもよいことが理解されよう。
【0031】
上述の軽量材料は、強度と重量に関して良好な性能を発揮するけれども、軽量材料の壁に固定部を設ける場合に問題が生じる。従来型の壁用締結具では、例えば壁プラグの場合のように、締結具を、それが取付けられる複合材料に形成された孔の側壁と係合するように変形させるか、或いは、ブラインド式締結具を用いて、締結具を壁面を貫くように挿入し、引続いて、締結具の内方に位置決めされた部分を変形させて締結具を変形させ、内方に位置決めされた部分を壁の後面と係合させて、この壁を変形部分と壁の外面上に残っている頭部との間にクランプさせるかの何れかである。
【0032】
しかしながら、上述した複合材料の場合、壁40は、壁の中で拡張する締結具と協働してこれと係合するには不十分な厚さのものであり、他方、軽量の薄壁40は、重量即ち力が締結具に付与されたたとき、即ち、物品が締結具に取り付けられ又は引っ掛けられたときに受ける引張力又は曲げ力に耐えるのには不十分な剛性を有している。かかる締結具は、事実、かかる薄い材料を引き裂く場合がある。
【0033】
したがって、本発明は、液体接着剤材料、通常は、硬化剤と促進剤を含む二液系接着剤を、向かい合った壁40の間に形成された室44に注入して、追加の局所的な構造剛性部を複合材料に形成することによって、この特定の問題を解決する。液体接着剤材料は、複合材料中に形成された種々のハニカム室44に収容される。
【0034】
図2に最もよく示されているように、最初、壁40のうちの1つに孔48をあけることによって、本発明方法を行う。孔48は、実質的にリブ22の最大直径に一致した直径を有していて、締結具10をこの孔の中に挿入することができるようになっている。孔48をいったん形成すると、今や、内部室44に接近することができ、次に、接着剤材料50をこの内部室に注入することができる。好ましい二液型接着剤の例として、エポキシ、ポリエステル又はアクリル系樹脂を基材とした接着剤が挙げられる。特に、この実施形態では、二液系エポキシアクリル系樹脂注入法を用いることが好ましい。
【0035】
二液型接着剤をいったん混合したら、それを孔48から注入する。二液型接着剤は、ハニカム構造体42によって構成された室44内に残留するのに十分な粘性のものである。予めあけられた孔48が実際にハニカム構造体の支持壁42のうちの1つに実際に破れ目を作った場合、孔48をによって連通した全ての室を占めるのに十分な接着剤を注入する必要がある。
【0036】
接着剤をいったん室42に挿入したら、次に、締結具10を孔48から挿入し、締結具10と接着剤50とを係合させ、締結具10を接着剤50によって実質的に包み込むようにするのがよい。
【0037】
この種の締結具は、締結具本体の内部に挿入した部分を変形させて、この変形部分と締結具頭部との間で壁40を圧縮することが必要であるので、ブラインド式締結具として構成される。この特定の実施形態では、ボルト部材(図示せず)を挿入して、それを締結具10の雌ねじと従来方法で螺合させる。次に、図示のように、締結具を、拡張頭部14の肩部16が壁40の外面と当接するまで孔48から挿入する。次に、専用取付け工具を用いて、かかる締結具を取付ける。基本的には、かかるブラインド式締結具取付け工具は、従来型のものであり、拡張頭部14が工具に向かって移動しないように拡張頭部14の外周部に係合する外側ノーズを有し、他方、取付け工具のノーズの孔を貫通するねじ付き部材(図示せず)が、取付け工具のノーズに対して長手方向に移動可能な1組のジョーによってクランプされる。このように、取付け工具のノーズによって、拡張頭部14を壁40と係合した状態に保持し、ねじ付き部材をジョーによってクランプし、ねじ付き部材を拡張頭部14に対して図2における左から右の方向に移動させる。このように、締結具10の幅の狭い方の壁部分28が弱い部分を構成し、挿入されたねじ付き部材及び主本体部分26の移動によって十分な取付け力を伝達させるとき、取付け時に弱い部分がつぶれることが理解されよう。このように、壁28がつぶれて、図示のように拡張して、膨らみ部又は拡張円周方向リング62を形成し、この膨らみ部は、図2に示すように壁40の内面と係合し、それにより、壁40をフランジ肩部16と変形部分又は膨らみ部62との間で圧縮し、壁用締結具を壁40と係合させた状態でしっかりと保持する。これは、ブラインド式締結具で行われる従来の取付け作業である。
【0038】
次いで、接着剤材料50が一連の半径方向チャネル64に完全に係合し、接着剤を硬化させて、接着剤材料と50とチャネル64との強固な結合部を形成する。第2に、変形部分62と壁40との間で圧縮された接着剤材料50が、湿気の侵入を防止する実質的に水密且つ気密なシール変形部分62と壁40との間に形成する。このように、いったん接着剤50が硬化して剛性になると、接着剤は、この中に挿入されている締結具10の長手方向長さ全体にわたって追加の支持及び構造剛性部を締結具10に対して与えるのに役立つ。かくして、締結具10に付与される荷重は、締結具が接着剤によって壁40に結合させられているので、壁40の広い表面領域全体にわたって均一に分配され、それだけでなく更に、上記荷重は、凝固した接着剤50によって締結具がハニカム構造体と結合しているので、ハニカム構造体42にも均一に分配される。
【0039】
図2から理解できるように、引続いて締結具10に挿入された固定要素に引抜き力Fを付与すると、この引き抜き力が変形領域62と薄壁40との間の境界面に直接予め伝えられ、硬化した接着剤材料全体により、壁40と係合するずっと大きい横断面領域を形成し、かくして、力がより均一に分配される。加えて、接着剤がハニカム室42の側壁と結合しているので、引抜き力は効果的に相互に連結されたハニカム構造体42全体に伝えられ、かくして、この力は次に図2に示す単一の室44よりも広い表面領域に分配される。この力の分配により、取付けられた締結具10の領域における薄い壁材料40の潜在的な破断又は破損が著しく防止される。加えて、締結具10は今やその長さ全体にわたって支持されているので、締結具10内に固定した要素に加えられる図2における下向きの力は、荷重全体を支持している締結具10と壁40との間の下側境界面だけではなく、広い表面領域全体にわたって均一に分配される。この場合も又、かかる力は、壁40の広い領域全体及びハニカム構造体42にわたって分配される。
【0040】
取付け作業中における締結具10の変形により、チャネル64が図2において左から右に移動することも理解されよう。これは、チャネル64の周りの流動性液体接着剤を圧縮し且つ移動させ、液体接着剤をチャネル64に確実に押し込むのに役立ち、液体接着剤とチャネル64との間に良好な結合部を生じさせる。
【0041】
加えて、好ましい実施形態を、内部ハニカム構造体を備えた複合材料内への挿入に関連して説明しているけれども、本発明は、薄壁40を備えた他の軽量複合材料にもそのまま適用できる。例えば、かかる複合材料について、ハニカム構造体を、2つの向かい合った壁40の間に十分な剛性をもたらす内部フォーム又は気泡構造に置き換えても良い。この実施形態では、図2に形成されている六角形ハニカム室のうちの1つと同等として取扱われる予備形成室が作られていない。しかしながら、本明細書において、用語「室」は、接着剤材料が流入し且つ締結具10と結合できる締結具10の周りの領域をも意味するものである。したがって、いったんかかるフォーム構造の壁40を貫いて孔を形成してしまえば、接着剤を孔に注入することができ、接着剤は、形成された孔の周りのフォーム材料内を自由に流れ、引続いて、フォーム材料を接着剤で実質的に飽和させ、それにより、接着剤は、孔自体の中に液体充填部を構成する。このように、締結具10を孔に挿入すると、締結具は、接着剤を締結具10の周りに効果的に圧縮して接着剤をチャネル64に係合させると共に、包囲されているフォーム又は気泡材料中に接着剤を押し込む。。この場合も又、締結具10の取付けにより、壁40を変形領域62と拡張頭部14との間で圧縮し、次いで接着剤を硬化させる間、荷重を受けていない締結具をその好ましい位置に支持する。気泡構造又はフォーム構造内での接着剤の硬化はまた、広い面積、特に、孔48を包囲している広い支持領域においてフォーム材料と一体化された剛性の凝固接着剤材料を構成し、締結具10とフォーム材料とを広い面積にわたって結合させ、締結具に加えられた力を分配させる。したがって、室は、ハニカム複合材料と関連して考慮した規定寸法のものであっても良いし、フォーム又は気泡材料と関連して考慮した不定形状及び寸法のものであってもよい。簡単に説明すれば、接着剤が、あらかじめ形成された孔48の周りに流れ、孔48の中に挿入された締結具を包み込み、締結具を複合材料の広い領域と結合させることができるのが良い。
【0042】
本発明の更なる利点は、接着剤を硬化させる間、フランジ16と変形領域62との間に壁40を係合させることにより、締結具を所望の向きに十分保持することである。接着剤をいったん硬化させてしまえば、ねじ付き部材を必要に応じて取り外したり再び取り付けることができる。変形例として、ねじ付き部材の代わりに、異なる固定要素を用いてもよく、この固定要素は、締結具を取付けるために用いられる専用工具であっても良い。
【0043】
上記説明は、本発明の第1の好ましい実施形態についてのものであり、本発明の範囲に属するこの特定の実施形態の多くの変形例があることは理解されよう。例えば、この好ましい実施形態は、取付け位置における接着剤との係合ための適当なチャネル64を形成するために、アンカ即ち締結具10の周囲にぐるりと延びる円周方向のリブ22を用いている。これらのリブは、通常、円周方向でしかも互いに対して約1mmずれているけれども、変形例として、これらのリブを連続した雄ねじとして形成してもよいし、外面が事実上刻み付きであってもよい。好ましいリブは矩形であり、矩形の溝を形成しているけれども、変形例として、溝を丸い頂部を持ったリブによって形成し、アクメ(acme)構造のものであってもよい。しかしながら、適当な荷重を加えたときに変形することが必要な弱い部分28に影響を及ぼさないように又はこれを補強しないように、かかるリブを主本体部分26に限定することが重要である。
【0044】
加えて、この好ましい実施形態では、薄壁部分28を形成するに当たり、薄壁部分28を貫通する内部開口を拡大させているけれども、変形例として、この薄壁部分の外径を減少させることによって形成することも、等しく本発明の範囲に属する。薄壁28の主目的は、十分な荷重が上述したように主本体部分26に加えられたとき、薄壁28がつぶれることにある。
【0045】
さらに、好ましい取付け方法は、ねじ付き部材とこれに対応する締結具10の雌ねじ構造との係合を利用しているが、変形例として、取付けマンドレル構造を採用しても良い。この場合、取付け目的の細長い部材と締結具との間の螺合に代えて、破断ネック(breakneck)(通常、所定の荷重で破損する幅の狭い領域)を備えた剛性マンドレルを、かかる締結具10の後壁20と係合させても良いし、これと一体化させても良い。この場合、類似の取付け工具がマンドレルに係合すると、上述したように、力をマンドレルの長さに沿って端壁20に加えて、弱い領域28に類似した変形を行わせる。かかる変形がいったん生じたら、引き続き荷重をマンドレルに加えることにより、マンドレルがその所定の破断点のところで破損して、締結具を取付け位置に残すようにする。この場合も又、マンドレルの目的は、力を図2における左から右に加えて、弱い領域28をアンカ又は締結具の主本体部分26と拡張頭部14との間で圧縮し、弱い領域28を変形させることにある。何れの場合においても、雌ねじを締結具10の内面の周りに設けて適当な締結要素と協働して螺合させることが好ましい。しかしながら、締結要素と締結具10との摩擦係合を利用しても良い。
【0046】
好ましい実施形態は、固定要素を挿入させることができるブラインド式締結具要素に関連しているが、変形例として、壁40と肩部16との間に位置した第2の工作物工作物を複合材料の壁40に直接クランプするように、ブラインド式締結具を用いてもよい。かかる場合、弱い領域62が主本体部分26と、拡張頭部に隣接して厚さDを有する第2の本体部分との間に位置し、変形領域が第2の工作物の挿入を補償するのに十分な距離のものであるように、弱い領域62を拡張頭部から遠くの場所に設けのがよい。変形例として、図1に示すような弱い領域28は、工作物の挟み具合を補償するよう長さを増大させただけでもよい。孔48自体の直径が、その孔48を通過した弱い領域の変形を拘束するので、変形領域62が壁40の内方でのみ生じうることが理解されよう。
【0047】
チャネル64は締結具10の周囲全体に延びるよう示されているが、かかるチャネルは、断続的なものであっても良いし、事実上、本体の途中まで貫いて延びる一連の個々の孔であっても良い。これらの目的は、単に、硬化したときに良好な係合部を形成するように接着剤材料が流入できる凹部を構成することにある。
【0048】
本発明の第2の実施形態を、図3及び図4に示す。図3及び図4は、図1及び図2に示すブラインド式締結具10と実質的に同一の基本構造を持つ第2のブラインド式締結具10′を図示する。したがって、締結具10′の同一部品には、図1及び図2のブラインド式締結具10の符号と同一の符号が付けられている。
【0049】
図3及び図4の変形実施形態としてのブラインド式締結具10′は、金属管12の外面に沿って設けられた追加のリブ122から成る別のアレイを備え、追加のリブ122は、締結具10′の終端部20と円周方向の突起又はリブ22のアレイとの間に設けられ、これらの間を長手方向に延びている。これら長手方向即ち軸線方向に延びるリブ122の間にも、一連のチャネル164が形成され、これらのチャネル164は、ブラインド式締結具10と関連して説明したときに金属管12の外面上に形成されていた円周方向チャネル64に対して実質的に垂直になるように、金属管12の外面上を軸線方向に延びている。
【0050】
接着剤50とチャネル64との係合は、いったん硬化すると、孔48からのブラインド式締結具10′の軸線方向の離脱を阻止するのに役立つ。接着剤50と軸線方向に延びるチャネル164との間の係合は、硬化したとき、複合材料内でのアンカ即ち締結具の回転移動を拘束するのに更に役立つ。かくして、取付けられた締結具10′内にねじ付き係合部材を挿入するとき、ねじ付き部材と締結具10′との間の過剰トルクが、硬化した接着剤中に直接分配され、かくして、非常に広い表面領域全体に及ぼされる。これは、取付けられた締結具10′の回転滑りの恐れを無くすのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブラインド式締結具の側面図である。
【図2】図1のブラインド式締結具を係合させた複合材料パネルの部分断面図である。
【図3】本発明の変形例のブラインド式締結具の側面図である。
【図4】図3のブラインド式締結具を係合させた複合材料パネルの部分断面図である。
【符号の説明】
10 ブラインド式締結具
12 円筒形金属管
14 拡張頭部
16 肩部
20 端部
22 リブ
26 主本体部分
28 弱い領域
32 雌ねじ
34 孔
40 金属シート、外壁
42 ハニカム構造体
44 ハニカム室
48 孔
50 接着剤材料
62 膨らみ部
64 チャネル

Claims (18)

  1. ブラインド式締結具を複合材料の中に固着させる方法であって、
    複合材料の外壁に孔を形成する工程と、
    液体接着剤を前記孔から流し込んで、前記孔の後方の前記複合材料の中に形成された室を充填する工程と、
    前記ブラインド式締結具の頭部が前記外壁に係合するまで、前記ブラインド式締結具を前記孔から前記液体接着剤の中に挿入する工程と、
    前記ブラインド式締結具の弱い領域を変形させ、この弱い領域を前記外壁の内面に係合させて、前記液体接着剤の硬化中、前記ブラインド式締結具を前記液体接着剤の中に支持する工程と、を有することを特徴とする方法。
  2. 更に、少なくとも1つの外部チャネルを備えた前記ブラインド式締結具を準備する工程と、
    前記外部チャネルが液体接着剤を受け入れるように、前記ブラインド式締結具を前記孔から前記液体接着剤の中へ挿入し、前記液体接着剤を硬化させ、前記頭部から離れたところに前記ブラインド式締結具の追加の支持体を構成する工程と、を有する請求項1に記載の方法。
  3. 更に、前記ブラインド式締結具を変形させ、これを前記外壁に係合させ、前記ブラインド式締結具の変形後の弱い領域と前記孔の縁部との間の前記液体接着剤を圧縮し、前記液体接着剤を硬化させ、前記変形後の弱い領域と前記孔の縁部との間にシールを形成する工程を有する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ブラインド式締結具を変形させる工程は、前記ブラインド式締結具の頭部を前記複合材料の外壁に押付けるように拘束する工程と、前記ブラインド式締結具の反対側の端部を前記頭部の端部に向かって相対的に移動させて、前記ブラインド式締結具の弱い領域を変形させ、この弱い領域を前記外壁の内面に係合させ、前記外壁を前記頭部と前記弱い領域との間で圧縮する工程と、を有する請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記弱い領域を変形させ、この弱い領域を前記外壁の内面に係合させることにより、前記変形後の弱い領域と前記孔の縁部との間の前記液体接着剤を圧縮する、請求項3の従属項としての請求項4に記載の方法。
  6. 力伝達部材を、前記ブラインド式締結具の前記反対側の端部と係合させ、前記ブラインド式締結具の相対移動を行わせる力を前記反対側の端部に加える、請求項4又は請求項4の従属項としての請求項5に記載の方法。
  7. ブラインド式締結具用取付け工具によって、前記力伝達部材に力を加える、請求項5に記載の方法。
  8. 内部ハニカム構造体を備えた複合材料中にブラインド式締結具を固着させるための、請求項1〜7の何れか1項に記載の方法であって、前記室は、前記ハニカムの少なくとも1つから成る、方法。
  9. 前記室内に挿入されている締結具本体を完全に包み込むのに十分な液体接着剤を前記室内に流し込む、請求項1〜8の何れか1項に記載の方法。
  10. 複合材料中に固着させるためのブラインド式締結具であって、
    適当な固定要素を受け入れるための細長く且つ中空の管状本体と、
    前記管状本体の一方の端部に設けられ且つ前記ブラインド式締結具の内部と連通させるために貫通させた孔を有する拡張頭部と、
    前記頭部とこの頭部から離れた前記管状本体の端部との間に配置された前記管状本体の弱い領域と、を有し、
    前記弱い領域は、前記管状本体の直径よりも大きい直径を有する膨らみ部を形成するように変形可能であり、前記管状本体は、前記弱い領域から離れたところの前記管状本体の外面に形成された少なくとも1つの接着剤受入れチャネルを有する、ことを特徴とするブラインド式締結具。
  11. 前記少なくとも1つの接着剤受入れチャネルは、前記ブラインド式締結具に設けられた少なくとも2つの外部リブの間に形成されている、請求項7記載のブラインド式締結具。
  12. 更に、前記少なくとも1つの接着剤受入れチャネルを形成する雄ねじを有する、請求項7又は8記載のブラインド式締結具。
  13. 前記弱い領域は、厚さを減少させた壁部分を有する、請求項7〜9の何れか1項に記載のブラインド式締結具。
  14. 前記ブラインド式締結具は、前記弱い領域から離れたところにおいて、前記ブラインド式締結具内に挿入される適当なねじ付き部材と螺合する雌ねじを有する、請求項1〜13の何れか1項に記載のブラインド式締結具。
  15. 締結具を固着させる複合材料であって、前記締結具は、拡張頭部及び変形領域を有し、前記拡張頭部及び前記変形領域は、これらの間で前記複合材料の外壁を圧縮し、前記複合材料は、接着剤材料で満たされた少なくとも1つの内部室を有し、前記頭部から遠くのところに前記締結具の追加の支持部を構成するために、前記接着剤材料は、前記接着剤材料の中に挿入された前記締結具の外面に形成された少なくとも1つのチャネルと係合することを特徴とする複合材料。
  16. 添付の図面を参照して実質的に説明したブラインド式締結具を固着させる方法。
  17. 添付の図面を参照して実質的に説明したブラインド式締結具。
  18. 添付の図面を参照して実質的に説明したブラインド式締結具が固定された複合材料。
JP2003150897A 2002-05-28 2003-05-28 ブラインド式締結具及びその固着方法 Pending JP2004100944A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0212190A GB2389882B (en) 2002-05-28 2002-05-28 An improved blind fastener

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004100944A true JP2004100944A (ja) 2004-04-02

Family

ID=9937503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003150897A Pending JP2004100944A (ja) 2002-05-28 2003-05-28 ブラインド式締結具及びその固着方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20040071503A1 (ja)
EP (1) EP1369599A1 (ja)
JP (1) JP2004100944A (ja)
GB (1) GB2389882B (ja)
PL (1) PL360237A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006947A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Yokohama Seiki Kk 内装パネル及びその製造方法
US9512942B2 (en) 2012-06-12 2016-12-06 Lisega SE Cold-insulated pipe support
JP2019529155A (ja) * 2016-07-25 2019-10-17 ノラックス・アクチェンゲゼルシャフトNolax Ag サンドイッチ部品、サンドイッチ部品を製造するための方法、およびサンドイッチ部品の使用

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7017255B2 (en) * 2003-04-07 2006-03-28 General Motors Corporation Adhesive encapsulated blind rivet system
DE202007014562U1 (de) * 2007-10-16 2009-03-05 Hettich-Heinze Gmbh & Co. Kg Aus Kunststoff gefertigter Klebedübel
FR2927012B1 (fr) * 2008-02-06 2013-04-12 Renault Sas Methode de realisation d'une structure alveolaire
AT505767B1 (de) * 2008-03-07 2009-04-15 Blum Gmbh Julius Verfahren zum vorbereiten von leichtbauplatten fur die anschliessende befestigung von beschlagen
EP2531665B1 (en) 2010-02-05 2015-08-26 Bell Helicopter Textron Inc. Apparatus for attaching a member to a honeycomb core-stiffened structure
FR2990009B1 (fr) 2012-04-27 2014-05-09 Thales Sa Procede de fixation d'un ecrou a sertir sans tete sur un panneau sandwich
US9015941B2 (en) 2012-10-30 2015-04-28 Bell Helicopter Textron Inc. Method of repairing honeycomb core using pourable structural foam
US9333684B2 (en) 2012-10-30 2016-05-10 Bell Helicopter Textron Inc. Method of repairing, splicing, joining, machining, and stabilizing honeycomb core using pourable structural foam and a structure incorporating the same
US9149999B2 (en) 2012-10-30 2015-10-06 Bell Helicopter Textron Inc. Method of repairing, splicing, joining, machining, and stabilizing honeycomb core using pourable structural foam and a structure incorporating the same
US9597826B2 (en) 2012-10-30 2017-03-21 Bell Helicopter Textron Inc. Method of repairing, splicing, joining, machining, and stabilizing honeycomb core using pourable structural foam and a structure incorporating the same
FR3014968B1 (fr) * 2013-12-13 2016-01-01 Secam Insert filete pour panneau sandwich

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2710113A (en) * 1952-01-23 1955-06-07 Gen Dynamics Corp Seal construction
US3103400A (en) * 1959-10-27 1963-09-10 Gen Motors Corp Self-locking fastener for terminal post
GB1164371A (en) * 1966-03-31 1969-09-17 Vsi Corp Improvements in Blind Fasteners.
US4237768A (en) * 1976-11-05 1980-12-09 Hi-Shear Corporation Blind fastener
DE2736132C2 (de) * 1977-08-11 1981-12-17 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8000 München Verfahren zum Herstellen von Sandwichbauteilen
DE3213213A1 (de) * 1982-04-08 1983-10-13 Messerschmitt-Bölkow-Blohm GmbH, 8000 München Einbauvorrichtung fuer duebel in schichtverbundplatten
US4616105A (en) * 1984-10-26 1986-10-07 Tbg Inc. Adapter fitting for connecting flexible conduit to electrical outlet boxes
US4659268A (en) * 1986-05-15 1987-04-21 Rockwell International Corporation Composite blind fasteners
US4717612A (en) * 1986-10-20 1988-01-05 The B. F. Goodrich Company Fasteners for honeycomb structures
US4729705A (en) * 1987-02-02 1988-03-08 Atr International, Inc. Insert fastener in a lightweight panel
US5082405A (en) * 1989-09-13 1992-01-21 Witten Donald W Potted insert for honeycomb panels
US5641256A (en) * 1994-06-09 1997-06-24 Npc, Inc. Anchoring device for a threaded member
US5807051A (en) * 1995-09-18 1998-09-15 United Industries Corporation Dielectric adhesive insert anchor
JPH0994978A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Brother Ind Ltd インク供給源とインクジェットヘッドとの連結装置
US5853442A (en) * 1997-04-18 1998-12-29 Donaldson Company, Inc. Bolt connector assembly having retainer ring construction and reduced diameter shank portion
US5973389A (en) * 1997-04-22 1999-10-26 International Business Machines Corporation Semiconductor chip carrier assembly
US6298633B1 (en) * 1999-02-03 2001-10-09 Shur-Lok Corporation Panel spacer and method and apparatus of installing the same
FR2827322A1 (fr) * 2001-07-13 2003-01-17 Profix Sa Dispositif pour la fixation sur l'enveloppe d'un batiment d'un panneau a double paroi

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006947A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Yokohama Seiki Kk 内装パネル及びその製造方法
US9512942B2 (en) 2012-06-12 2016-12-06 Lisega SE Cold-insulated pipe support
JP2019529155A (ja) * 2016-07-25 2019-10-17 ノラックス・アクチェンゲゼルシャフトNolax Ag サンドイッチ部品、サンドイッチ部品を製造するための方法、およびサンドイッチ部品の使用

Also Published As

Publication number Publication date
US20040071503A1 (en) 2004-04-15
GB2389882B (en) 2005-03-16
GB2389882A (en) 2003-12-24
GB2389882A9 (en) 2004-01-22
EP1369599A1 (en) 2003-12-10
GB0212190D0 (en) 2002-07-03
PL360237A1 (en) 2003-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004100944A (ja) ブラインド式締結具及びその固着方法
US5725341A (en) Self fusing fastener
HU203914B (en) Fixing device for anchoring in hollow bearing surfaces
EP2580485B1 (en) Blind rivet and fastening arrangement with a blind rivet
US5116176A (en) Expansion anchor
US9416809B2 (en) Rivet stud
RU2363864C2 (ru) Инжекционная крепежная система и способ инжекционного крепления
CA1061144A (en) Dowel assembly with axially deformable spacer ring
FI89098B (fi) Expansionsdubb
JPH05187419A (ja) 合成樹脂を用いて固定されるアンカロッド
JP2005513364A (ja) シールを有するブラインドリベット
CA1302726C (en) Masonry anchor
US9631661B2 (en) Expansion anchor
US5380382A (en) Method of installing a metallic threaded insert in a composite/rubber panel
CN112703325B (zh) 两件式紧固件
KR20220032176A (ko) 연질튜브의 구조물 연결구조
US8464495B1 (en) Wall anchor
JPH1082409A (ja) 締結具
US5473806A (en) Method for preventing cold welding especially of blind rivets
JP2004011876A (ja) ブラインドナット
JP3023834B2 (ja) 部品の取付装置
JPS62233510A (ja) 接着剤付アンカ−
JP2002070177A (ja) コンクリート用アンカー及びその固定方法
JP2023070791A (ja) 接合材、部材の接合構造、および、接合材付き木製部材
JP2004270781A (ja) 継手付frp管の製造方法