JP2004100050A - 二層構造の接着層を配して成るマーク - Google Patents

二層構造の接着層を配して成るマーク Download PDF

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Abstract

【課題】マークはマーク本来の耐洗濯性、耐摩擦性の要求を充足する強い貼着力をもつものとし、且つ、ユニホーム等に貼着したマークを必要に応じてユニホーム等から剥離しようとするとき、ユニホーム等からきれいに剥離する仕方をするマークを提供しようとするものである。
【解決手段】マーク地の裏面に、ユニホーム等の貼着対象物に貼着する機能を果す熱可塑性ホットメルト合成樹脂層との間に、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂層と親和性を有し、且つ、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂層より融点温度の高くするとともに、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂層がユニホーム等の貼着対象物に対して果す投錨機能を弱化する溶剤には反応しにくい性質の成分から成る熱可塑性合成樹脂層を、前記マーク地に前記熱可塑性合成樹脂層を直接形成させた二層構造の接着層を配した構成としたマーク。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ユニホーム等の貼着対象物に貼着するマークに関するものでり、そのマークはユニホーム等の貼着対象物に貼着した後ユニホーム等の貼着対象物から剥離する必要があるときは、ユニホーム等の貼着対象物から綺麗に剥離することができるように構成したマークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ユニホーム等の貼着対象物(以下ユニホーム等と言う)に、装飾図柄、装飾模様として貼着するマーク、或はユニホームを着用する人の所属チーム名、背番号の表示手段として貼着するマークの一般的な構成は、織物、編物等の布地をマーク地とし、その裏面にいわゆる熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルムと言われる合成樹脂フィルムを溶着してマーク用生地とし、このマーク用生地から所望の図柄を切り抜いて、所望の図柄の布地とされたマーク地の裏面に、前記マーク地の図柄どうりに前記合成樹脂フィルムが裏打ちされたものとして作られているのが主流をなしている。
【0003】
前記構成のマークは、マーク本来の機能を発揮するため、ユニホーム等に貼着したときは、伸縮性、柔軟性を備え、且つ、耐摩擦性、耐洗濯性に優れた貼着力を発揮するマークとして販売されていた。
【0004】
前記マークをユニホーム等に貼着する手段を説明する。前記マークをユニホーム等に貼着するには、マークのマーク地に裏打ちされた熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルムの面とユニホーム等の生地の面とを重ね合わせて、その状態で加熱加圧する操作を行う。この操作により前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルムはマークのマーク地とユニホーム等の生地の間で溶融する。
溶融した熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルムの成分樹脂は、マーク地とユニホーム等の生地に対して浸透する。マーク地とユニホーム等の生地に浸透した前記成分樹脂は、ホットメルト性の熱可塑性合成樹脂であるため、加熱加圧操作を止めて冷却したときは浸透した状態で投錨機能を発揮してマーク地とユニホーム等の生地を貼着することになる。即ち、マークがユニホーム等に強力に貼着される。このマークの貼着は、伸縮性、柔軟性を備え、且つ、耐摩擦性、耐洗濯性に優れた機能を発揮する状態でマーク地がユニホーム等に貼着される。
【0005】
ところで、最近では、ユニホーム等に貼着したマークは、伸縮性、柔軟性を備え、且つ、耐洗濯性、耐摩擦性に優れた貼着力を発揮すればよいと言うだけでなく、ユニホーム等に貼着した後、剥離する必要が生じたときは、ユニホーム等から剥離できるようなマークが要求されるようになった。そのための剥離液が開発されこれが使用されるようになった。
【0006】
ユニホーム等に貼着したマークをユニホーム等から剥離する手段を説明する。ユニホームに貼着したマークをユニホーム等から剥離する必要が生じたときは、ユニホーム等の裏地側に剥離液を塗布するか、或は吹き付ける。
【0007】
マークをユニホーム等から剥し取るときの状態を説明する。
前記した剥離液をユニホーム等の裏地側に塗布するか或は吹き付けるかによって、前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルムがユニホーム等の生地側だけで投錨機能を弱化された場合には、マーク地側では前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルムの投錨機能は弱化されないので前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルムは、マーク地とともにユニホーム等から剥がれる。
【0008】
この剥離液を塗布するか、或は吹き付けるかする操作により、該剥離液がユニホーム等の裏地側とマークのマーク地側に投錨機能を発揮してマーク地とユニホーム等の生地の両者間を貼着した前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルムの成分樹脂に作用してマーク地側にまで浸透したときは、マーク地側でもユニホーム等の生地側でも、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルムは投錨機能を弱化する現象を生じてマーク地の引き剥がしは斑のある剥離現象を生ずることになることになる。
【0009】
即ち、マークをきれいにユニホーム等から剥すことができずユニホーム等の側には、熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルムが疎らな状態で残ってしまうと言う不都合を生じてしまうことになることもある。
【0010】
この不都合を生じないようにするために開発された発明が、特願2001−122468号の発明である。前記発明の構成は、図1に示すようにマーク地13の裏面に接着する熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム14と、ユニホーム等の貼着対象物に接着する熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム16の間に、両フィルムと親和性を有し、且つ、両フィルムより融点温度の高くするとともに、ユニホーム等の貼着対象物に貼着する熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム16の投錨機能を弱化する溶剤には反応しにくい性質をもった熱可塑性合成樹脂フィルム15を介在させた三層構造の接着層を作ったマーク用生地とし、これを所望の図柄に切り取って、この三層構造の接着層をマーク地裏に接着して配した構成としたマークと言うものである。
ユニホーム等の貼着対象物に貼着する機能を果す熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム16には従来のマークと同じように剥離紙(図示しない)が裏打ちされている。このマークをユニホーム等に貼着するには剥離紙を剥がし取り常法に従った貼着作業を行う。
この発明は、接着層中に前記した熱可塑性合成樹脂フィルム15を配したことにより、ユニホームの生地側から塗布、或は吹き付けた剥離液がマーク地側まで浸透するのを阻止し、そのため前記したような不都合の生じるのを解消した。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記した発明が、マーク地裏に裏打ち状態で形成される接着層が三層構造になっているところから、接着層が必然的に必要以上に厚くなり、且つ、生産コストが割高になると言う欠点があることに着目して、この欠点を解消するため研究を重ねた結果、前記発明を改良し、接着層の厚さを薄くし、生産コストを割安にし、しかも、マークはマーク本来の伸縮性、柔軟性を備え、耐洗濯性、耐摩擦性の要求を充足する強い貼着力をもつものとし、且つ、ユニホーム等に貼着したマークを必要に応じてユニホーム等から剥離しようとするとき、ユニホーム等からきれいに剥離する仕方をするマークを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
織物、編物等の所望の布地から成るマーク地の裏面に、ユニホーム等の貼着対象物に貼着する機能を果す熱可塑性ホットメルト合成樹脂層との間に、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂層と親和性を有し、且つ、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂層より融点温度の高くするとともに、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂層がユニホーム等の貼着対象物に対して果す投錨機能を弱化する溶剤には反応しにくい性質の成分から成る熱可塑性合成樹脂層を、前記マーク地に前記熱可塑性合成樹脂層を直接形成させた二層構造の接着層を配した構成としたマーク。
【0013】
【実施例】
本発明は、図2に示すとおり、マーク1を形成するマーク地3裏面に裏打ちする接着層2を、加熱加圧によりユニホーム等6の面で溶融して投錨機能を発揮する熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5とマーク地の間に、前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5と親和性を有し、且つ、前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5よりは融点温度の高い、しかも、ユニホーム等に貼着したマークを剥し取るときに使われる前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム5が果たしている投錨機能を弱化させる働きをする溶剤(例えばダイセル化学工業株式会社製のハリロンサップと言う商品名で売られている溶剤)には反応しにくい性質をもった熱可塑性合成樹脂層4を形成することを以て接着層を二層構造とするものである。即ち、後者の熱可塑性合成樹脂層4をマーク地3と前者の熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム5との間に介在層として配した構造としたと言うものである。前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム5は剥離紙(図示しない)によって裏打ちされていることは従来のマークと同じである。
【0014】
従来技術の欠点を解消するために開発した前記特願2001−122468号の発明は、前記したように、マークを構成する接着層を形成するのに、マーク地13に貼着する熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム14と、ユニホーム等の生地に貼着する熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム16との間に、前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルムの成分樹脂とは親和性を有し、且つ、融点が高く、しかも前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルムとは異なり、前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルムの投錨機能を弱化させる溶剤には反応しにくい性質をもった熱可塑性合成樹脂フィルム15を介在層としていた。即ち、前記発明は、介在層である熱可塑性合成樹脂フィルム15を、マーク地13に貼着させるのには、マーク地13との間に熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム14を介在させなければマーク地13に貼着できないと考えられており、従って、その介在層である熱可塑性合成樹脂フィルム15をマーク地13に貼着するには熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム14を介在させて貼着することが必須の手段であると考えられていた。
【0015】
本発明は、この点を改良すべく研究した。その結果、本発明のマーク1を構成するマーク地3の裏に裏打ち状態で形成する接着層は、前記特願2001−122468号の発明がマーク地13裏に形成する接着層に配する介在層とする熱可塑性合成樹脂フィルム15を熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム14を以て貼着するという考え方を改めたものである。即ち、ユニホーム等の生地に貼着する役割を果たす熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5と親和性を有し、且つ、前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5より融点が高いだけでなく、しかも前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5の投錨機能を弱化させる溶剤には反応しにくい性質をもった熱可塑性合成樹脂層4をマーク地3の裏に直接形成すると言う考え方に立って、これに前記熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5を重ね合わせた層状形式に構成することにすると言うものである。本発明は、この点に大きな特徴がある。
【0016】
本発明にかかるマーク1の接着層2を形成するために使われるユニホーム等6の面に融着する熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5(以下単にホットメルトフィルムと言う)は、マーク地3裏に形成される前記ホットメルトフィルム5と親和性を有し、且つ、前記ホットメルトフィルム5よりは融点温度の高い、しかも、ユニホーム等に貼着したマークを剥し取るときに使われるホットメルトフィルム5の果たす投錨機能を弱化させる働きをする溶剤には反応しにくい性質をもった熱可塑性合成樹脂層4(以下単に合成樹脂層と言う)に貼着される。この構成の接着層を形成する作業の一例を説明する。
【0017】
まず、本発明のマークを作るために次の実験を試みた。前記ホットメルトフィルム5と、前記合成樹脂層4を以てマーク地3裏に形成する接着層2とするため、特願2001−122468号の発明の接着層を構成する熱可塑性合成樹脂フィルム15と熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム16を一体に形成した二層構造のものとした。これをマーク地3(13)に貼着するため、前記熱可塑性合成樹脂フィルム15をマーク地3(13)側に配し、前記熱可塑性合成樹脂フィルム15の面に配した熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム16側に剥離紙を当てがって加熱加圧した。
ところが、前記熱可塑性合成樹脂フィルム15は、融点温度が前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム16より高いため、前記熱可塑性合成樹脂フィルム15を融点温度まで高めて、マーク地3(13)に融着させようとすると、前記熱可塑性合成樹脂フィルム15より融点温度の低い熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム16は、剥離紙(図示しない)と熱可塑性合成樹脂フィルム15の間で溶融し、熱可塑性合成樹脂フィルム15と剥離紙の間からはみ出してしまう現象を生じる。
この現象が生じたときは、熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム16は実質上薄くなってしまうことになる。
この現象を生じた熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム16は、マークをユニホーム等に貼着するときその貼着力は弱くなってしまう。
【0018】
これらの実験を経た後、本発明は、まず、第1の工程としてマーク地3の素材何如にかかわらずマーク地3に、前記した剥離液には反応しにくい性質をもつ成分樹脂から成る合成樹脂を以てコーティング手段でマーク地3裏に裏打ちした前記した合成樹脂層4を形成した。
【0019】
マーク地3裏に裏打ちする前記合成樹脂層4の形成手段は、マーク地3の素材によっては、前記した第1の工程に代えて前記した成分樹脂から成るフィルムを以てまず、マーク地3と熱圧着手段によって合成樹脂層4を形成してもよいことは勿論である。
【0020】
第2の工程として、マーク地3に裏打ちした合成樹脂層4にホットメルトフィルム5を当てがい、これに剥離材(図示せず)を当てがって、加熱加圧手段を講じて両者を融着してマーク用生地を作った。前記ホットメルトフィルム5に代えて、熱可塑性ホットメルト樹脂を層状にコーティングして乾燥手段を講じてもマーク用生地を作れることは勿論である。
【0021】
そのマーク用生地を常法の手段により所望の図柄に打ち抜き、或は切り取ってマーク1とする。
【0022】
マーク地3の裏面に前記した二層構造の接着層2を配したマーク1を以て、ユニホーム等の貼着対象物6に貼着するには、常法に従って、マーク1を構成する二層構造の接着層2のユニホーム等の貼着対象物6に貼着する機能を発揮する熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5の面から剥離紙を剥し取り、剥離紙を剥し取った接着層3の面を、ユニホーム等の貼着対象物6面に重ね合わせて、加熱加圧する。
【0023】
この加熱加圧によりマーク地3裏面に裏打ちした接着層2を形成する熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5は、介在層である合成樹脂層4とユニホーム等の貼着対象物6の間で溶融する。
介在層である合成樹脂層4とユニホーム等の貼着対象物6の間で溶融した熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5は、冷却後は介在層である合成樹脂層5に融着し、また、ユニホーム等の貼着対象物6には投錨機能を発揮して強固に接着する。
この操作により、前記二層構造の接着層をマーク地3に配したマーク1は、ユニホーム等の貼着対象物6とマーク地3を強固に接着することになる。
【0024】
問題は、本発明のマーク1は、マーク1を構成するマーク地3に、前記したように二層構造の接着層2を配したことによってユニホーム等の貼着対象物6に接着したマーク1を必要に応じて溶剤を用いて剥離しようとするときに従来のような不都合を生じない剥離ができることにしたことである。
この点を詳説する。
【0025】
本発明のマーク1は、マーク地3に配されてた接着層の中、ユニホーム等の貼着対象物6側に配されて投錨機能を発揮している熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5とマーク地3とは、介在層である合成樹脂層4をはさんで遮断される。
【0026】
この状態のもとでユニホーム等の貼着対象物6からマーク1を剥離する溶剤をユニホーム等の貼着対象物6の裏側から、吹き付け或は、塗布した作業を行ったときは、ユニホーム等の貼着対象物6に投錨機能を発揮している熱可塑性のホットメルトフィルム5は溶けてその投錨機能は弱化させられる。即ち、ユニホーム等の貼着対象物6からマーク1が剥がれやすくなる。
その溶剤は、介在層6があるのでマーク地1側には浸透しない。従って、マーク地にコーティング、或は、ラミネートされている介在層の投錨機能を弱化することはない。即ち、マーク地3はユニホーム等の貼着対象物6から剥がれやすくなる。
【0027】
この作業を行った後に、ユニホーム等の貼着対象物6から、二層構造の接着層を配したマーク1を引き剥すようにすれば、マーク1は二層構造の接着層2とともにユニホーム等の貼着対象物6から剥し取ることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、マーク地に前記した二層構造の接着層を形成してマークとしたものであるから、このマークを以てユニホーム等の貼着対象物に接着するときは、マーク地側は余分な溶融樹脂が浸透することなく薄手でしっかりとした貼着ができ、しかも、これを剥がし取るときは介在層の果たす機能によりきれいな剥離を行うことができるマークを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】特願2001−122468号の発明にかかるマークの接着層の断面図
【図2】本発明にかかるマークの断面図
【符号の説明】
1.マーク
2.二層構造の接着層
3.マーク地
4.マーク地側に配される熱可塑性合成樹脂層
5.ユニホーム等の貼着対象物側に配される熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム
6.ユニホーム等の貼着対象物

Claims (1)

  1. 織物、編物等の所望の布地から成るマーク地の裏面に、ユニホーム等の貼着対象物に貼着する機能を果す熱可塑性ホットメルト合成樹脂層との間に、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂層と親和性を有し、且つ、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂層より融点温度の高くするとともに、前記熱可塑性ホットメルト合成樹脂層がユニホーム等の貼着対象物に対して果す投錨機能を弱化する溶剤には反応しにくい性質の成分から成る熱可塑性合成樹脂層を、前記マーク地に前記熱可塑性合成樹脂層を直接形成させた二層構造の接着層を配したことを特徴とするマーク。
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