JP3081262U - マーク地裏に強貼着力を発揮する反面、必要に応じて優れた剥離性も発揮する三層構造の接着層を配して成るマーク - Google Patents

マーク地裏に強貼着力を発揮する反面、必要に応じて優れた剥離性も発揮する三層構造の接着層を配して成るマーク

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伸一 永井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニホーム等に強力な貼着力を発揮する反
面、必要に応じてユニホーム等から剥し取る場合に容易
に剥れるようにしたマークを提供する。 【解決手段】 マーク地の裏面に裏打ち状態で、マーク
地に接着する熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム
と、ユニホーム等の貼着対象物に接着する熱可塑性ホッ
トメルト合成樹脂フィルムを、介在層を介在させた接着
層として配した三層構造の接着層を配したマークとし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本件考案は、特に団体競技を行う際に着用するユニホームに貼着するマークに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
団体競技を行う際に着用するユニホームには、チームの名称や背番号の表示手 段として現在はプリントに代わりマークによる表示手段が普及している。 そのマークの一般的な構成は、織物、編物等の布地をマーク地としその裏面に いわゆる熱可塑性のホットメルトフィルムと言われる合成樹脂フィルムを溶着し てマーク用生地とし、このマーク用生地から所望の図柄を切り抜いて、所望の図 柄の布地であるマーク地に、前記合成樹脂フィルムで裏打ちされたものとして作 られているのが主流をなしている。 ところで、時代の流れによって、布地であるマーク地並にユニホームの素材に 新しいものが採用され、それに対応するためマークを構成する前記合成樹脂フィ ルムについてもいろいろ研究開発がなされているが、マークの構成としては前記 した構成が維持されているのが実情である。
【0003】 前記構成のマークは、マーク本来の機能を発揮するため、耐摩擦性、耐洗濯性 に優れた貼着力を発揮するマークとすることが課題とされ、その課題を解決した ものとして販売されていた。
【0004】 ところで、最近では、マークはユニホーム等に貼着するとき、耐洗濯性、耐摩 擦性に優れた貼着力を発揮すればよいと言うだけでなく、ユニホームに貼着した マークを剥離する必要にせまられるようになった。そのための剥離液が開発され これが使用されるようになった。
【0005】 マーク地に裏打ちされた合成樹脂フイルムから成るマークをユニホームに貼着 するには、マーク地に裏打ちされた合成樹脂フィルムの面とユニホームの生地の 面とを重ね合わせて、その状態で加熱加圧する操作を行う。この操作により前記 合成樹脂フィルムはマーク地とユニホームの生地の間で溶融する。 溶融した樹脂は、マーク地とユニホームの生地に対して浸透する。浸透した樹 脂は、熱可塑性であるため、加熱加圧操作を止めて冷却したときは浸透した状態 で投錨機能を発揮してマークのマーク地とユニホーム生地を貼着することになる 。この貼着は、耐摩擦性、耐洗濯性に優れた機能を発揮する状態で貼着される。
【0006】 ユニホームに貼着にマークをユニホームから剥離する必要が生じたときは、ユ ニホームの裏地側に剥離液を塗布するか吹き付ける。 この剥離液を塗布するか吹き付けるかする操作により、一応ユニホームの生地 側とマークのマーク地側に投錨機能を発揮して両者間を貼着した合成樹脂の投錨 機能は解消されることになるが、その解消は一律にまんべんなく完全にその機能 を解消することにはならない。
【0007】 また、剥離液はこの操作により、ユニホームの生地裏からマーク地の間の合成 樹脂層を通ってマーク地側にも多少浸透することにもなる。従ってマーク地側で も、前記合成樹脂は投錨機能を解消する前記現象を生ずることになる。
【0008】 この状態の下で、ユニホームからマークを引き剥がそうとするとユニホーム側 で投錨機能を解除された部分の合成樹脂層であって、マーク地側では投錨機能は 解除されない合成樹脂層はマーク地とともにユニホームから剥がれる。 反対に、ユニホーム側では合成樹脂層の投錨機能を解除されずに、ユニホーム とマーク地の間に介在する合成樹脂層に浸み込んだ剥離液がマーク地側で合成樹 脂層の投錨機能を解消した部分の合成樹脂層はマーク地から剥れてユニホーム側 に残ってしまうことになる。 即ち、マークをきれいにユニホームから剥すことができずユニホーム側には、ま ばらな合成樹脂層が残ってしまうと言う不都合を生じてしまうことになる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記した実情に鑑み、マークについて、マークをユニホーム等に貼着 するとき、そのマークはマーク本来の耐洗濯性、耐摩擦性の要求を充足する強い 貼着力をもち、且つ、ユニホーム等に貼着したマークをユニホーム等から剥離し ようとするとき、従来のマークのような不都合を生じることなく、ユニホーム等 からきれいに剥離する仕方をするマークを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
マーク地の裏面に裏打ち状態で、マーク地に接着する熱可塑性ホットメルト合 成樹脂フィルムと、ユニホーム等の貼着対象物に接着する熱可塑性ホットメルト 合成樹脂フィルムを、介在層を介在させた接着層として配した三層構造の接着層 を配したマークとした。
【0011】
【実施例】
本考案は、図1に示すとおり、マーク1を形成するマーク地2裏面に裏打ちす る接着層3を、マーク地1裏面に接着する熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィ ルム4と、ユニホーム等の貼着対象物7に前記マーク地2を接着する熱可塑性の ホットメルト合成樹脂フィルム5を区分けし、両フィルム4、5の間に、両フィ ルム4、5とは親和性はあるが、両フィルム4、5よりは融点温度の高い、しか も、ユニホーム等の貼着対象物に貼着したマークを剥し取るときに使われる溶剤 (例えばダイセル化学工業株式会社製のハリロンサップと言う商品名で売られて いる溶剤)には溶けにくい又はその溶剤が浸透しにくい性質をもったフィルムを 介在層6として配した三層構造とした。
【0012】 マーク地2の裏面に前記した三層構造の接着層3を配したマーク1を以て、ユ ニホーム等の貼着対象物7に貼着するには、常法に従って、マーク1を構成する 接着層3のユニホーム等の貼着対象物7に貼着する面から剥離紙8を剥し取り、 剥離紙を剥し取った接着層3の面を、貼着対象物7面に重ね合わせて、加熱加圧 する。
【0013】 この加熱加圧により図2に示すとおりマーク地2裏面に裏打ちした接着層3の 熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム4は、マーク地2裏面と介在層6の間 で溶融し、介在層6とユニホーム等の貼着対象物7の間では介在層6を介在した 熱可塑性のホットメルト合成樹指フィルム5が溶融する。 介在層6とマーク地2の間で溶融した熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィル ム4は、冷却後は熱可塑性の特性を生かして介在層6に、また、マーク地2には 投錨機能を発揮して強固に接着することになる。 また介在層6とユニホーム等の貼着対象物7の間で溶融した熱可塑性のホット メルトフィルム5は冷却後は熱可塑性の特性を生かして介在層6に、また、ユニ ホーム等の貼着対象物7には投錨機能を発揮して強固に接着する。 この操作により、前記三層構造の接着層をマーク地2に配したマーク1には、 ユニホーム等の貼着対象物7とマーク地2を強固に接着することになる。
【0014】 問題は、本考案のマーク1は、マーク1を構成するマーク地2に、前記したよ うに三層構造の接着層3を配したことによってユニホーム等の貼着対象物7に接 着したマーク1を必要に応じて溶剤を用いて剥離しようとするときに従来のよう な不都合を生じない剥離ができることにしたことである。
【0015】 本考案のマーク1は、マーク地2側に配されて投錨機能を発揮している熱可塑 性のホットメルト合成樹脂フィルム4と、ユニホーム等の貼着対象物7側に配さ れて投錨機能を発揮している熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム5とは、 介在層6をはさんで遮断されている。
【0016】 この状態のもとでユニホーム等の貼着対象物7からマーク1を剥離する溶剤を ユニホーム等の貼着対象物の裏側から、吹き付け或は、塗布した作業を行ったと きはユニホーム等の貼着対象物7に投錨機能を発揮している熱可塑性のホットメ ルトフィルム5は溶けてその投錨状態は解消される。即ち、ユニホーム等の貼着 対象物からマークが剥がれやすくなる。 その溶剤は、介在層6があるのでマーク地1側に配されてマーク地1に対して 投錨機能を発揮している熱可塑性のホットメルト合成樹脂フィルム4には浸透し ない。従って、そのフィルムを溶かして投錨状態を解消することはない。即ち、 マーク地はユニホーム等の貼着対象物から剥がれやすくなることはない。
【0017】 この作業を行った後に、ユニホーム等の貼着対象物7から、三層構造の接着層 を配したマーク1を引き剥すようにすれば、図3に示すようにマークは三層構造 の接着層とともにユニホーム等の貼着対象物から剥し取ることができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は、マーク地に前記した三層構造の接着層を形成してマークとしたもの であるから、このマークを以てユニホーム等の貼着対象物に接着するときは、マ ーク地側にもユニホーム等の貼着対象物側にも余分な溶融樹脂が浸透することな くきれいな接着を行うことができ、ユニホーム等の貼着対象物からマークを引き 剥すときはマーク地と三層構造の接着層をきれいに引き剥すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかるマークの断面図
【図2】 本考案にかかるマークをユニホーム等に貼着
した状態を示す断面図
【図3】 本考案にかかるマークをユニホーム等の貼着
対象物から剥し取る作業を行っているときの断面図
【符号の説明】
1.マーク 2.マーク地 3.三層構造の接着層 4.マーク地側に配される熱可塑性ホットメルト合成樹
脂フィルム 5.ユニホーム等の貼着対象物側に配される熱可塑性ホ
ットメルト合成樹脂フィルム 6.介在層 7.ユニホーム等の貼着対象物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マーク地の裏面に裏打ち状態で、マーク
    地に接着する熱可塑性ホットメルト合成樹脂フィルム
    と、ユニホーム等の貼着対象物に接着する熱可塑性ホッ
    トメルト合成樹脂フィルムを、介在層を介在させた接着
    層として配したことを特徴とする三層構造の接着層を配
    したマーク。
JP2001002410U 2001-04-23 2001-04-23 マーク地裏に強貼着力を発揮する反面、必要に応じて優れた剥離性も発揮する三層構造の接着層を配して成るマーク Expired - Lifetime JP3081262U (ja)

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