JPH09216499A - 反射衣服の製造法 - Google Patents

反射衣服の製造法

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JPH09216499A
JPH09216499A JP8061586A JP6158696A JPH09216499A JP H09216499 A JPH09216499 A JP H09216499A JP 8061586 A JP8061586 A JP 8061586A JP 6158696 A JP6158696 A JP 6158696A JP H09216499 A JPH09216499 A JP H09216499A
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JP
Japan
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film
adhesive
retroreflective film
cloth
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP8061586A
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English (en)
Inventor
Masaki Kasagi
昌己 笠置
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YUNIKON CORP KK
Original Assignee
YUNIKON CORP KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な形状の再帰反射性フィルムを持つ反射
衣服の製造の簡便化を計り、反射衣服のデザインの自由
度を高め反射衣服の使用範囲を広くする。 【構成】 衣服に対し位置合わせの出来る型紙状の転写
紙と、自由な図柄に裁断した再帰反射性フィルムの保護
紙とを、再剥離性接着剤であるアクリル系樹脂のりによ
り貼着接着し、衣服に重ねた転写紙表面より加熱加圧し
て再帰反射性フィルムを衣服の表面に接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】光を入射角で反射する再帰反射性
素材である再帰反射性フィルムを衣服表面の一部に設け
た反射衣服に関するものであり、反射衣服を着用した人
の交通安全や夜間の位置認識、あるいはデザイン効果を
目的とし、特に複雑な形状の再帰反射性フィルムを持つ
反射衣服の製造の簡便化を計った反射衣服の製造法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の反射衣服は衣服の一部に再帰反射
性のテープを逢着もしくは貼着したものであり、警察官
や交通安全員によりチョッキ型上衣等として広く着用使
用されているが、再帰反射性のテープが直線状であるの
で、直線状あるいは矩形の単純な形状にしか加工でき
ず、衣服表面の再帰反射部が単調なデザインとなり、交
通安全等を職務とした人が必要時のみ着用することが大
半で、デザイン的には通常の衣服として常時着用するの
には抵抗がある。
【0003】さらに、再帰反射部として再帰反射性フィ
ルムを適宜の形に裁断して、反射衣服の一部に設けるこ
とも考えられるが、再帰反射性フィルムを衣服に逢着も
しくは貼着する場合の、再帰反射性フィルムと衣服の位
置合わせと、逢着もしくは貼着工程が困難で、取り扱い
の楽な比較的厚みのある再帰反射性フィルムを用いなけ
ればならず、再帰反射部がアップリケ状となって衣服の
一部に設けられることになり、デザインの自由度が低
く、アップリケ状の再帰反射部を広い面積とすれば衣服
の着用感がゴワゴワしたものになってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】柔軟で薄い再帰反射性
フィルムを用い、自由な形状の該フィルムを各種衣服の
自由な位置に設けることができる簡便な反射衣服の製造
法を得ようとする。
【0005】柔軟で薄い再帰反射性フィルムは、柔軟性
に富む薄いプラスチックフィルムの表面に微細なガラス
ビーズを接着したものであり、裁断した再帰反射性フィ
ルムは該フィルム接着面の熱活性接着剤で衣服の布と接
着するが、表面保護紙を有する再帰反射性フィルムであ
っても紙葉程度の厚みであり、衣服の決まった位置に配
置するのは難しく、さらに配置した該フィルム表面より
アイロン等により加熱圧着する時に位置がずれる可能性
が高く、スポーツ衣や実用衣等の量産衣服に柔軟で薄い
再帰反射性フィルムを用いることは困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】型紙状の転写紙を用い、
自由な図柄に裁断した再帰反射性フィルムを、転写紙の
所定位置に再剥離性接着剤であるアクリル系樹脂のりで
仮貼着し、広げた衣服の生地面に転写紙の再帰反射性フ
ィルムを仮貼着した側を重ね、転写紙表面よりアイロン
により加熱加圧して再帰反射性フィルムを衣服の表面に
貼着接着した後に転写紙を剥離して反射衣服を得る。
【0007】加工途中の再帰反射性フィルムには、表面
に反射面保護用の保護紙が設けられているので、型紙状
の転写紙とは紙同士の接着となり、紙用の再剥離性接着
剤でしっかり仮貼着されるが、このような再剥離性接着
剤としてはアクリル系樹脂のりが紙用の接着剤として多
用されており、塗布式のみでなくスプレータイプのもの
も利用することができ、使用後は簡単に剥離することが
でき接着剤が接着面に残ることもない。
【0008】再剥離性接着剤により転写紙に仮貼着され
た再帰反射性フィルムは、該フィルムの衣服接着面の熱
活性接着剤により衣服の所定位置に加熱加圧により貼着
された後に転写紙を剥離すれば、紙同士の仮貼着部が剥
離し転写紙のみが離脱することになり、該フィルム反射
面上の保護紙は残り、以降の加工工程や流通段階での反
射面を保護する。
【0009】
【作用】再帰反射性フィルムの衣服への貼着に、型紙状
の転写紙と再剥離性接着剤であるアクリル系樹脂のりを
用いることにより、柔軟で薄い再帰反射性フィルムを自
由な形で衣服の自由な位置に設置することができデザイ
ンの自由度が高く、衣服の着用感を損なうこともない。
【0010】
【実施例】図1は本発明による反射衣服の背面図であ
り、上衣1の後身頃の布2に図柄形状の再帰反射性フィ
ルム3を貼着して設けている。
【0011】図2は本発明による反射衣服の製造時にお
ける型紙状の転写紙と図柄形状の再帰反射性フィルムを
示す正面図であり、図柄形状の保護紙を有する再帰反射
性フィルム3は型紙状の転写紙4の衣服側に保護紙の転
写紙側表面で仮貼着されており、熱活性接着剤の面が表
面に現れ図柄形状は左右逆になっている。
【0012】この場合の型紙状の転写紙4は、衣服に対
する位置合わせが出来ればよいので必ずしも型紙と同一
形状である必要はなく、点線Xで示すように位置合わせ
に用いない部分は単純な形状に切断してもよい。
【0013】図3は再帰反射性フィルムを示す断面図で
あり、再帰反射性フィルム3は、柔軟性に富む薄いプラ
スチックフィルムの表面側に微細なガラスビーズを一体
的に接着固定したものであり、再帰反射性フィルム3の
布側には熱活性接着剤Aの層が設けられており加熱加圧
した場合に布と再帰反射性フィルム3を布に強固に接着
し、保護紙5は再帰反射性フィルムの表面側上にアクリ
ル樹脂などによる接着剤Bにより仮接着されて反射面を
保護しており、保護紙自体は紙であるのでその転写紙側
の表面性状は通常の紙と変わるところはなく、反射衣服
の完成後には保護紙5は剥離分離され再帰反射性フィル
ム3の反射面が露出した状態となる。
【0014】この場合に用いる再帰反射性フィルムは特
別なものではなく、表面側に保護紙を持つ薄く柔軟なも
のであればよく、その熱活性接着剤もホットメルトタイ
プとしてよく知られたものである。
【0015】図4は本発明による反射衣服の製造工程に
おける再帰反射性フィルム部の断面図であり、図4Aは
転写紙に再帰反射性フィルムが仮貼着された状態を示
し、型紙状の転写紙4は、衣服の生地裁断に用いる型紙
と基本的に同一形状でよく、紙であるのでその表面には
再帰反射性フィルム3の図柄形状を表記しておくことが
出来、再帰反射性フィルムの保護紙5との貼着時の位置
合わせは簡単であり、アクリル系樹脂のりCによる貼着
も転写紙と保護紙の貼着であるので、紙同士の貼着工程
と同じ手間しかかからず、使用する再剥離性接着剤もア
クリル系樹脂のりであるので、加熱加圧時の高温でも安
定であり布に糊移りすることが少なく貼着部以外にのり
が付着しても問題なく、さらに接着剤が再剥離性であり
再帰反射性フィルムを定位置に仮貼着出来るだけの接着
力しか要求されないので多数回の使用に耐え、さらに使
用の簡単なスプレータイプの再剥離性接着剤も利用可能
となる。
【0016】図4Bは転写紙と再帰反射性フィルムを布
に重ね合わせた状態を示し、転写紙4は型紙状で再帰反
射性フィルムより大きく、布2との位置合わせはきわめ
て簡単であり、位置合わせの終わった状態で転写紙4の
表面側よりアイロン等により加熱加圧して、熱活性接着
剤Aを熱活性させ再帰反射性フィルム3と布2を強力に
接着するが、保護紙と転写紙を接着、貼着しているのは
アクリル樹脂系の接着剤、のりであるので比較的熱には
強く、この程度の熱では材質が変成したり布に転移する
ことはない。
【0017】図4Cは再帰反射性フィルムが布に接着さ
れた状態を示し、加熱加圧して再帰反射性フィルムが布
に接着された後に転写紙を剥離すればこの図の状態とな
り、布2の表面には再帰反射性フィルム3が熱活性接着
剤により接着され、熱活性接着剤は柔軟性が高くその厚
みも薄いので布地や再帰反射性フィルムの柔軟性を損な
うことは少なく、さらにより強力な接着力を得るために
保護紙5の上から更に加熱加圧することも出来る。
【0018】再帰反射性フィルム上の転写紙を剥離する
場合も、転写紙と保護紙は接着力の強くないアクリル系
樹脂のりの再剥離性接着剤で仮貼着されているだけであ
るので、アクリル樹脂などによる接着剤Bで、より強く
接着している再帰反射性フィルム3と保護紙5間を剥離
することはなく簡単に転写紙のみを分離でき、さらに剥
離時に転写紙を傷付けることもないので、転写紙の再使
用が可能である。
【0019】図4Dは再帰反射性フィルムのみが布に接
着された状態を示し、布2の表面に再帰反射性フィルム
3が熱活性接着剤Aで接着されて再帰反射性フィルムの
反射面が露出しており、衣服を使用する場合の身頃等の
布上には再帰反射性フィルムと熱活性接着剤のみが残
り、剥離する再帰反射性フィルムの保護紙は衣服製造工
程の最終段階もしくは販売前に剥離するようにすれば反
射面を不用意に傷つけることはなくなる。
【0020】
【発明の効果】本発明の反射衣服では自由な形状の再帰
反射性フィルムを衣服の自由な位置に配置することが簡
単にでき、再帰反射性フィルム自体も図柄となる優れた
デザインの反射衣服を供給することが可能となり、夜間
や薄暮時に光を強力に反射して安全性の高い反射被服の
使用範囲が広まる。
【0021】使用する転写紙は型紙と同一形状とする
が、必ずしも完全に同一である必要はなく、完成した衣
服あるいは裁断した生地部材と重ねて、生地の布の周囲
から位置合わせのできるものであればよい。
【0022】再帰反射性フィルムの保護紙と貼着する転
写紙は、各々紙であるので紙同士をアクリル系樹脂のり
の再剥離性接着剤で仮貼着するだけで基本的な位置決め
ができ、再帰反射性フィルムがどのように複雑な形状で
あっても対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による反射衣服の背面図である。
【図2】図2は本発明による反射衣服の製造時における
型紙状の転写紙と図柄形状の再帰反射性フィルムを示す
正面図である。
【図3】図3は本発明に用いる再帰反射性フィルムを示
す断面図である。
【図4】図4は本発明による反射衣服の製造工程におけ
る再帰反射性フィルム部の断面図である。
【符号の説明】
1、上衣 2、布 3、再帰反射性フィルム 4、転写紙 5、保護紙 A、熱活性接着剤 B、接着剤 C、アクリル系樹脂のり

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服に対し位置合わせの出来る型紙状の
    転写紙を用い、自由な図柄に裁断した再帰反射性フィル
    ムの保護紙と該転写紙を所定位置に再剥離性接着剤であ
    るアクリル系樹脂のりで仮貼着し、衣服の布に転写紙の
    再帰反射性フィルムを仮貼着した側を重ね、転写紙表面
    より加熱加圧して再帰反射性フィルム接着面の熱活性接
    着剤により再帰反射性フィルムを衣服の表面に接着した
    後に転写紙を剥離する反射衣服の製造法。
JP8061586A 1996-02-13 1996-02-13 反射衣服の製造法 Pending JPH09216499A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009027549A1 (es) * 2007-08-01 2009-03-05 Textilin S.L. Estructura para bolsos o mochilas, cortes para calzados y similares
KR101471448B1 (ko) * 2013-04-15 2014-12-10 최도윤 스포츠 유니폼의 광택 원사 패턴 전사 방법
KR101882147B1 (ko) * 2017-08-31 2018-07-25 박병배 마스크장치를 이용한 패턴 모양의 반사 원단 제조방법 및 이에 의해 제조된 반사 원단
CN113580714A (zh) * 2020-04-30 2021-11-02 罗伯特·博世有限公司 用于制造纺织复合材料的方法

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