JP2006097180A - マーク - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ユニホーム等の生地を構成する合成樹脂繊維の構成成分とが親和性のない合成樹脂で構成されているマーク地に、前記マーク地を構成する合成樹脂繊維の構成成分と親和性のある合成樹脂から成る第1層を形成し、前記第1層に、前記層の構成成分と親和性があり、且つユニホーム等の生地を構成する合成樹脂繊維の構成成分と親和性があるホットメルト系の熱可塑性合成樹脂と親和性のある合成樹脂から成る第2層を形成し、その第2層に、ユニホーム等の生地を構成する合成樹脂繊維の構成成分である合成樹脂と親和性のあるホットメルト系の熱可塑性合成樹脂による接着層を形成する。
【選択図】 図1
Description
また、これまでのマークの構成材であるマーク地は、マークの貼着対象物であるユニホーム等の生地が互いに親和性のある合成樹脂から作られた合成樹脂繊維を用いることを前提とし、更に、マークの構成材である熱圧接着層も、上記マーク地、ユニホーム等の生地を作る合成樹脂繊維と親和性のある合成樹脂を使って作られることを前提とする考え方で作られていた。
即ち、マークをユニホーム等の生地からきれいに引き剥がすことが出来ない現象を生じた。
この発明にかかるマークをユニホーム等に貼着する手段は、前記したこれまでのマークと同じである。このマークは、ユニホーム等の生地に貼着した後、ユニホーム等から引き剥がす必要が生じた時に、前記したのと同じ操作を行っても、剥離剤はマーク地裏に形成された介在層は透過しないので熱圧接着層を構成する前記ホットメルト系の熱可塑性合成樹脂の投錨機能はユニホーム等の生地側でのみ減殺され、介在層との関係でマーク地側では減殺されず、従って、マーク地に裏打ちされた介在層とともにホットメルト系の熱可塑性合成樹脂から成る熱圧接着層をユニホーム等の生地から剥がし取られることになる。
即ち、前記した発明にかかるマークはユニホーム等の生地からきれいに剥がし取ることができることになる。
若し、マークがマーク地として使用した合成樹脂繊維の構成成分である合成樹脂と熱圧接着層を形成する構成成分の合成樹脂が親和性のある合成樹脂から出来ているとしても、熱圧接着層を形成する構成成分の合成樹脂がユニホーム等の生地として使用した合成樹脂繊維の構成成分である合成樹脂とが親和性のないものであるときは、前記したマークを前記したユニホーム等の生地に熱圧着させようとしたとき、マークを構成するマーク地と熱圧接着層は理想どうりに接着するが、前記熱圧接着層とユニホーム等の生地は理想どうりに接着しない。
その結果、耐摩擦強度、耐洗濯強度の弱い接着となる。
また、その反対に、マークを構成する熱圧接着層をユニホーム等の生地と親和性のある合成樹脂を用いるが、その熱圧接着層を構成する合成樹脂がマークを構成するマーク地と親和性のない合成樹脂から出来ているときは、マーク地が剥れやすい接着の仕方となってしまう。
前記した三者のいずれかが親和性を欠如しているときは理想的な接着はできない。
また、ユニホームも着用したときの肌触り等を考慮してユニホーム等の生地にそれに見合った合成樹脂繊維を用いたものが開発されている。
この両特性を考慮して、本発明の出願人はかつて特許第2675326号公報に記載され発明を完成した。
この場合には、マークの構成材である熱圧接着層の構成成分は、マーク地を構成する合成樹脂繊維の構成成分である合成樹脂にもユニホーム等の生地を構成する合成樹脂繊維の構成成分である合成樹脂にも親和性のある合成樹脂を選定しなければならない。
しかし、この構成では、解決課題に記載した機能をもつマークとすることはできない。
ところが、マークの構成材であるマーク地と熱圧着層を形成する合成樹脂成分とが親和性を有する合成樹脂から出来ているものであるとしても、前記したマークを貼着するユニホーム等の生地を作る合成樹脂成分とが親和性のある合成樹脂でできていないときは理想どうりの状態でマークをユニホームに貼着することはできない。
即ち、マークの構成材である熱圧接着層の構成成分は、マーク地ともユニホーム等の構成材である生地の構成成分とも親和性のある合成樹脂から作られたものを使わなければならない。
それだけでなく、ユニホーム等の生地に貼着したマークは、ユニホーム等の生地自体、或いはユニホーム等の生地に形成した図柄の着色の透視を阻止し、或いは、昇華性染料を以て染色したユニホーム等の生地自体、或いはユニホーム等の生地に形成した図柄上にマークを熱圧接着する際、前記昇華性染料の再昇華によってマーク構成材であるマーク地を染色してしまうのを阻止し、更にユニホーム等の生地に貼着したマークを剥離可能を保持したままで貼着できる。
この熱圧接着層の構成成分である合成樹脂は、剥離剤に反応して融化する性質を持っているホットメルト系の熱可塑性合成樹脂である。
また、前記介在層3と中間層4とも前記操作により融着し強固に接着することになる。
更に、中間層4と熱圧接着層5とは前記操作により融着し強固に接着することになる。
中間層4に形成されて中間層4と融着した熱圧接着層5は前記操作により融着し、その構成成分である溶融合成樹脂は、ユニホーム等の生地に滲み込む。この操作を行った後、前記加熱押圧操作を止める。そして、前記した溶融合成樹脂の冷却を待つことにより、各層の構成成分である合成樹脂は強固に接着し、マーク地に滲み込んだ溶融合成樹脂、ユニホーム等の生地に滲み込んだ融融合成樹脂は、それぞれ投錨機能を発揮してマーク地並びにユニホーム等の生地に強固に接着することになる。
そして、ユニホーム等の生地に滲透して投錨機能を発揮している熱圧接着層を構成するホットメルト系の熱可塑性合成樹脂の投錨機能を減殺する。
従って、前記した剥離液によって何等の変化を引き起こさない。
3 マーク地と親和性のある合成樹脂で形成した介在層
4 介在層と親和性があり、且つ、介在層ともユニホーム等の生地とも親和性のある熱圧接着層とも親和性がある合成樹脂で形成した中間層
5 ユニホーム等の生地に親和性のある合成樹脂で形成した熱圧接着層
Claims (3)
- マーク地を構成する合成樹脂繊維の構成成分と、マークの貼着対象物であるユニホーム等の生地を構成する合成樹脂繊維の構成成分とが親和性のない合成樹脂で構成されているユニホーム等の生地の貼着するマークであって、
前記マーク地に、前記マーク地を構成する合成樹脂繊維の構成成分と親和性のある合成樹脂から成る第1層である介在層を形成し、
前記第1層に、前記層の構成成分と親和性があり、且つユニホーム等の生地を構成する合成樹脂繊維の構成成分と親和性があるホットメルト系の熱可塑性合成樹脂と親和性のある合成樹脂から成る第2層である中間層を形成し、その第2層に、ユニホーム等の生地を構成する合成樹脂繊維の構成成分である合成樹脂と親和性のあるホットメルト系の熱可塑性合成樹脂による接着層を形成することを特徴とするマーク。 - 前記第1層である介在層、第2層である中間層とも、接着層を形成するホットメルト系の熱可塑性合成樹脂よりも融点温度の高い合成樹脂で形成することを特徴する第1項記載のマーク。
- 前記第1層である介在層、第2層である中間層の中少なくともいずれかの層に白色染料、昇華性染料の透過防止剤を混合したことを特徴とする第1項記載のマーク。
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