JP2004099442A - 難溶性薬物含有製剤およびその製造方法 - Google Patents

難溶性薬物含有製剤およびその製造方法 Download PDF

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伊藤 弘一
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戸塚 裕一
Toshio Oguchi
小口 敏夫
Keiji Yamamoto
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Abstract

【課題】難溶性薬物の溶解性が改善でき、微粒子の安定性も高く、吸収性が高い難溶性薬物超微粒子含有製剤およびその製造方法を提供する。
【解決手段】難溶性薬物、ポリビニルピロリドンおよびドデシル硫酸ナトリウムを、他の粉砕媒体の非存在下で乾式粉砕して得られる難溶性薬物超微粒子含有製剤。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は, 難溶性薬物の溶解性の改善方法に関し、特に難溶性薬物を超微粒子化する方法およびこの超微粒子含有製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
固体状態の薬物は溶解して初めて消化管上皮細胞より吸収される。従って、消化管内の溶解速度は、薬物吸収の律速段階となる。また、薬物の溶解速度は溶解度と有効表面積により影響されるため、難溶性薬物の溶解性を改善するために機械的粉砕による微粒子化が一般的に用いられる。しかし、通常の乾式粉砕では平均粒子径を1〜数μmにするのが機械的粉砕の限界である。
湿式粉砕法で粉砕媒体の存在下で粉砕して表面変性剤を難溶性薬剤に吸着させて平均粒子サイズ400nm未満の微粒子とする方法が提案されている(特許文献1参照)。この文献では、従来の乾式粉砕法では材料が粉砕チャンバーに固まりつき、粉砕度の限界が100ミクロンであると記載されている。さらに粒子サイズを低減するには湿式粉砕が有利であるとも記載されている。また、多数の表面変性剤が例示されているが、表面変性剤と薬物のどの組み合わせも所望の結果を提供するとは限らないので簡単なスクリーニング方法を開発したことも記載されている。
また、親水性または両梁性化合物である立体安定剤と、水溶性化合物であるフイルム分散剤と、低溶解性薬物とを粉砕媒体の存在下で湿式微粉砕して、その後フイルム分散剤を水中で溶解すると、低溶解性薬物の超微粒子が安定して得られることが記載される(特許文献2参照)。この文献にも多数の立体安定剤とフイルム分散剤が例示されている。
一方、難溶性薬物と、糖または糖アルコールとの混合物を衝撃粉砕して、平均粒子径が1ミクロン以下の超微粒子とする方法が記載されている(特許文献3)。
これらの従来方法のうち、湿式粉砕法では薬物が汚染されやすく、水あるいは有機溶媒等の粉砕媒体により分解する薬物には適用できないという問題がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−295420号公報(段落[0003]、段落[0009]、段落[0034])
【特許文献2】
特表平11−500127号公報
【特許文献3】
特許第2642486号公報 (請求項1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来技術における問題点を解決し、難溶性薬物を微粒子化する方法、特に超微粒子化され、超微粒子の安定性が高く、吸収性が高い製剤を提供することにある。また、そのような製剤の製造方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、難溶性薬物の溶解性および吸収性を改善するために、難溶性薬物をナノ粒子化する検討を行なった結果、難溶性薬物、ポリビニルピロリドン(PVP)およびドデシル硫酸ナトリウム(SDS)の3成分系を組み合わせて機械的混合粉砕する方法により、水に分散したときに平均粒子径が数百nmである分散安定性に優れた難溶性薬物のナノ粒子が形成されることを見出し本発明に至った。
機械的粉砕による微細化は、薬物の安定性、生産性、コスト面で優位であり工業的利用性が高い。薬物の結晶性をほとんど保持したまま、溶解性および吸収性を改善でき、混合粉砕末をそのまま顆粒、 散剤へ成形することも可能であり非常に実用的で有用な方法である。
【0006】
すなわち本発明は以下の各発明を提供する。
(1)難溶性薬物、ポリビニルピロリドンおよびドデシル硫酸ナトリウムを、他の粉砕媒体の非存在下で乾式粉砕して得られる超微粒子化された難溶性薬物または難溶性薬物超微粒子含有製剤。
(2)前記難溶性薬物1質量部に対して、ポリビニルピロリドン1〜50質量部およびドデシル硫酸ナトリウム0.1〜10質量部である(1)に記載の超微粒子化された難溶性薬物または難溶性薬物超微粒子含有製剤。
(3)前記難溶性薬物1質量部に対して、ポリビニルピロリドン2〜9質量部およびドデシル硫酸ナトリウム0.5〜3質量部である(1)に記載の超微粒子化された難溶性薬物または難溶性薬物超微粒子含有製剤。
(4)前記超微粒子化された難溶性薬物または難溶性薬物超微粒子含有製剤は、水または水溶液中に懸濁された場合に、難溶性薬物が500nm以下の平均粒子径を示す上記(1)〜(3)のいずれかに記載の超微粒子化された難溶性薬物または難溶性薬物超微粒子含有製剤。
(5)難溶性薬物、ポリビニルピロリドンおよびドデシル硫酸ナトリウムを予備混合し、次いで他の粉砕媒体の非存在下で乾式粉砕する超微粒子化された難溶性薬物または難溶性薬物超微粒子含有製剤の製造方法。
【0007】
以下に本発明を具体的に説明する。
本発明の第一の態様は、難溶性薬物、ポリビニルピロリドンおよびドデシル硫酸ナトリウムを、他の粉砕媒体の非存在下で乾式粉砕して得られる難溶性薬物超微粒子含有製剤である。
本発明に用いる難溶性薬物は、周囲温度で、水に対する溶解性が、好ましくは1000μg/ml以下、より好ましくは100μg/ml以下である。
難溶性薬物として、鎮痛剤、抗炎症剤、駆虫薬、抗不整脈薬、抗生物質、抗凝固剤、抗うつ剤、抗糖尿病剤、抗てんかん薬、抗ヒスタミン、抗高血圧薬、抗ムスカリン剤、抗マイコバクテリア剤、抗腫瘍剤、免疫抑制剤、抗甲状腺薬、抗ウィルス剤、不安緩和性鎮静薬、収れん薬、β−アドレナリン受容体遮断薬、心筋変力作用剤、造影剤、コルチコステロイド、咳抑制剤、診断剤、診断用イメージング剤、利尿剤、ドパミン作用剤、血止め薬、脂質調整剤、筋肉弛緩薬、副交感神経作用薬、甲状腺カルシトニン及びビホスホネート、プロスタグラジン、放射性医薬、性ホルモン、抗アレルギー薬、刺激剤、食欲抑制剤、交感神経作用薬、甲状腺剤、血管拡張剤、及びキサンテンから成る群から選択されるものが、例示される。薬物は市販されているものを用いても良いし、公知の方法により製造して用いても良い。
【0008】
難溶性薬物の具体的例としては、アグリジン、アジマリン、アモバルビタール、クロルジアゼポキシド、酢酸クロマジノン、クロナゼパム、ジアゼパム、ジルチアゼム、キタサマイシン、ジクマロール、スルファチアゾール、メダゼパム、メナジオン、ミデカマイシン、ピロキシカム、ナイスタチン、フェナセチン、フェノバルビタール、フェノチアジン、フルニトラゼパム、プレドニゾロン、ニセルゴリイン、フェニトイン、プロブコール、ニフェジピン、レセルピン、フロセミド、グリベンクラミド、インドメタシン、グリセオフルビン、ニトラゼパム、アルベンダゾール、カルバマゼピン、フェニルブタゾン、N−メチル−N−(4,6−ジメチルピロド−2−イル−1−[2−(4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)ピペラジン−1−イル)エチル]ベンズイミダゾール−2−カルボキシアミド(N−5159)、グリセオフルビン(GFV)、グリベンクラミド(GBM)およびニフェジピン(NFP)等が挙げられる。
なかでも、フェニトイン、プロブコール、ニフェジピン、レセルピン、フロセミド、グリベンクラミド、インドメタシン、グリセオフルビン、ニトラゼパム、アルベンダゾール、カルバマゼピン、フェニルブタゾン、N−メチル−N−(4,6−ジメチルピロド−2−イル−1−[2−(4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)ピペラジン−1−イル)エチル]ベンズイミダゾール−2−カルボキシアミド(N−methyl−N−(4,6−dimethylpyrod−2−yl−1−[2−(4−(3,4−dimethoxybenzoyl)piperazin−1−yl)ethyl]benzimidazole−2−carboxamide,N−5159)、グリセオフルビン(GFV)、グリベンクラミド(GBM)およびニフェジピン(NFP)が挙げられる。
【0009】
本発明に用いるポリビニルピロリドン(PVP)は、1−ビニル−2−ピロリドンの直鎖重合物で水溶性であり、種々の分子量のものが利用できる。薬添規ではK17 (平均分子量1万)、局方では、K25(平均分子量2万5千)、K30(平均分子量4万)、K90(平均分子量120万)のものが収載されている。好ましい平均分子量は、1万〜4万である。この範囲であると、ポリマーネットワーク中への薬物の分散に有利であり、本発明の微粒子の形成に有利だからである。
【0010】
本発明の第一の態様は、難溶性薬物粉末、ポリビニルピロリドン(PVP)およびドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を、他の粉砕媒体の非存在下で乾式粉砕する。
薬物、PVPおよびSDSの3成分を混合粉砕することが本発明の1つの特徴であり、3成分が互いに接触しながら粉砕される工程を経ることが必要である。後に説明するように、2成分系では、本発明の難溶性薬物の超微粒子は得られない。しかし予備的に1成分または2成分を粉砕して、次に3成分にして粉砕してもかまわない。
薬物、PVPおよびSDSの混合量は、薬物の種類やその物理状態に応じて適宜選択することができるが、好ましくは、薬物1質量部に対して質量部で、PVPは1〜50、より好ましくは2〜9とする、SDSは、好ましくは0.1〜10、より好ましくは0.5〜3とする。
【0011】
乾式粉砕は、それぞれの成分を固体状態で混合し、機械的に衝撃、摩砕して微粒子化する。粉砕装置は限定されないが、高速攪拌粉砕または衝撃粉砕機を用いるのが好ましい。例えば、回転型ボールミル、振動ボールミル、チューブミル、ロッドミル、振動ロッドミル等を用いる。
粉砕時間は、難溶性薬物の種類、粉砕装置の機能、3成分系の添加比率、および処理量にもよるが、衝撃力の強い粉砕機を用いた場合では通常5〜180分程度、弱い粉砕機では8〜100時間程度が好ましい。混合粉砕に用いる難溶性薬物、PVP、およびSDSは未粉砕のまま混合して粉砕してもよいが、予め粗粉砕したものを混合して用いてもよい。粉砕物の酸化を防止すること等が必要な場合は粉砕時にアルゴン、窒素等の不活性ガス雰囲気中で行う。また、加温したほうが良好な結果が得られる場合は粉砕時に加温しても良い。加温する場合は100℃以下とする。
【0012】
本発明の他の特徴の1つは、粉砕の際に、上記薬物、PVP、およびSDSのみを用いて粉砕し、他の粉砕媒体を用いないことである。他の粉砕媒体を用いないので不必要な不純物が混入する恐れが少なくなる。また、他の粉砕媒体を用いない乾式粉砕であるため、湿式粉砕と比較して回収率が高く、また、粉砕媒体に薬物がさらされないため安定性が保証されるという利点がある。
【0013】
得られた粉砕物は、難溶性薬物の超微粒子を含有する。このことは後に実施例で詳述するように、得られた粉砕物を水中に分散して懸濁液を得て、難溶性薬物の微粒子径を測定するとナノ粒子の懸濁液が得られることでわかる。
懸濁液中で粒度を測定する方法は、周知の通常の粒度測定法、例えば、電子顕微鏡計数法(個数)、遠心沈降法(重量)、光沈降法(重量)、光透過法(面積)、単粒子光散乱法(体積)、ダイナミック光散乱法(体積)、X線小角散乱法(体積)、レーザードップラー法(体積)等を用いて行えば良い。
本明細書で使用する「平均粒子径」とは、難溶性薬物超微粒子を含有する粉砕物を、水中で懸濁液とした場合に、測定される粒子径分布が、合計総粒子数(%)で50%となる粒子径をいう。
【0014】
本発明で得られる混合粉砕物である難溶性薬物超微粒子含有製剤は、多くの場合、薬物混合物を粉砕後、超微粒子化された状態で粉砕物を水または水溶液中に分散させて平均粒子径を測定すると、500nm以下の平均粒子径に微粒子化される。好ましくは300nm以下、より好ましくは200nm以下、さらには150nm以下の平均粒子径に微粒子化される。難溶性薬物超微粒子含有製剤は、製剤として用いられると体内で体液中の水または水溶液中に懸濁されて平均粒子径が500nm以下、好ましくは300nm以下、より好ましくは200nm以下、さらには150nm以下の平均粒子径に微粒子化され、製剤として吸収性に優れ、有効性が高い。
本発明の超微粒子化された混合粉砕物は、それ自体でそのまま、または倍散して用いることも出来る。
【0015】
本発明方法で得られた超微粒子化薬物を、薬理学的に許容される一種または二種以上の適当な製剤添加物と混合して、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、エアゾール剤、懸濁液、シロップ剤、軟膏剤または坐剤等に製剤化することができる。
製剤添加物として医薬上許容される担体には、賦形剤(例;乳糖、白糖、マンニトール、結晶セルロース、ケイ酸)、結合剤(例;結晶セルロース、糖類(マンニトール、白糖)、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ポリビニルピロリドン(PVP)、マクロゴール)、滑沢剤(例;ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク)、着色剤、香味剤、崩壊剤(例;トウモロコシデンプン、カルボキシメチルセルロース)、防腐剤、等張化剤、安定化剤(例、糖、糖アルコール)、分散剤、酸化防止剤(例;アスコルビン酸、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、没食子酸プロピル、dl−α−トコフェロール)、緩衝剤、保存剤(例;パラベン、ベンジルアルコール、塩化ベンザルコニウム)、芳香剤(例;バニリン、l−メントール、ローズ油)、溶解補助剤(例;コレステロール、トリエタノールアミン)、懸濁化剤、または乳化剤等を例示することができる。
【0016】
次に本発明の第二の態様の製造方法を説明する。
本発明の第二の態様の方法は、まず難溶性薬物、ポリビニルピロリドン(PVP)およびドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を予備混合する。
用いる難溶性薬物、PVP,SDSは、第一の態様で説明したものと同様である。予備混合は、難溶性薬物、PVPおよびSDSを、好ましくは固体状態で物理的に混合する。混合方法は公知のいかなる方法を用いても良く限定されない。例えば、操作者が人力で振って、または攪拌さじを用いて手動で混合しても良いし、機械的に混合しても良い。機械的混合機の例示としては、回転容器形混合機、攪拌装置を持つ固定形混合機が挙げられる。次いで、予備混合物を、他の粉砕媒体の非存在下で乾式粉砕して、難溶性薬物超微粒子含有製剤を製造する。予備混合物とした後の工程は、第一の態様で説明したとおりである。本発明の製造方法は、予備混合することで、その後の粉砕工程で、より効率的に難溶性薬物を超微粒子化することができる。
【0017】
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【実施例】
(実施例1)
水に対する溶解性が50μg/ml以下の4種類の難水溶性薬物N−メチル−N−(4,6−ジメチルピロド−2−イル−1−[2−(4−(3,4−ジメトキシベンゾイル)ピペラジン−1−イル)エチル]ベンズイミダゾール−2−カルボキシアミド(N−5159)、グリセオフルビン(GFV)、グリベンクラミド(GBM)およびニフェジピン(NFP)について溶解性の改善を以下のように検討したところ、本発明の3成分系を用いれば特異的に分散性に優れたナノ粒子が形成されることがわかった。
まず、それぞれの薬物のままでの37℃の蒸留水中での平均粒子径と溶解性の測定結果を表1に示す。なお、N−5159は、日清製粉グループ本社(日本)で合成し、他は市販の原薬を購入した。
【0018】
Figure 2004099442
【0019】
(1)薬物0.5g、PVP K17(平均分子量 1万)、1.875gおよびSDS0.5gを、ボルテックスミキサーで2分間混合して、2.5gの予備混合物(重量比1:3:1)を得た。次に振動ロッドミル(TI−500ET,CMT CO.,Ltd.、日本) を用いて室温で粉砕時間を変えて、以下の4種(A)〜(D)の混合粉砕物を製造した。粉砕条件は、振動回転数 1440r.p.mとし、粉砕媒体は用いなかった。粉砕時間は、10分、20分、30分、60分、150分とし、最適粉砕時間を求めた。
(A);N−5159/PVP K17/SDS(1:3:1)、
(B);GFV/PVP K17/SDS(1:3:1)、
(C);GBM/PVP K17/SDS(1:3:1)、
(D);NFP/PVP K17/SDS(1:3:1)とした。
【0020】
(2)上記(1)の条件で得られたN−5159、GFV、GBMおよびNFPを用いて調製した3成分系の混合粉砕物(A)〜(D)を薬物全溶解濃度が500μg/mlになるように、10mgの薬物相当量で混合粉砕物を20mlの蒸留水に分散させた。水に添加後、分散液を試験管に入れ37℃に調整した水浴中で150ストローク/min.で4時間振とうした。得られた懸濁液の粒度分布を以下の条件で測定した。
分散液は膜フィルター(0.2 μm  GD/Xフィルター、Whatman Inc., USA)でろ過した。ろ液はHPLC移動相溶液で希釈した。溶液中の薬物濃度はHPLC(LC−6A,島津製作所, 日本)で測定した。移動相は40℃でL−ColumnODS (4.6mm  I.D.×15cm:CERI, 日本)を介して1.0ml/ min.の流速で溶出した。N−5159、GFV、GBMおよびNFPの濃度を測定するために, 移動相として、それぞれアセトニトリル/蒸留水/リン酸(50/150/1,80/120/1,110/90/1および80/120/1,vvv )を用いた。検出波長は254nmであった。
懸濁液中の粒子の体積粒子径分布は、Microtrac  UPA (UPA 15,Nikkiso Co.,Ltd.,日本)によりダイナミック光散乱法で測定した。(A)〜(D)の3成分系の粉砕時間と、平均粒子径との関係を図1に示す。
図1の結果から、(A)N−5159、3成分系および(B)GFV3成分系については、粉砕時間が長くなるにつれて平均粒子径が低下することが判明した。一方、(C)GBM3成分系および(D)NFP3成分系については、粉砕時間が30分で平均粒子径が最小となり、その後粉砕時間が60分、150分と長くなるにつれて平均粒子径が顕著に増大することが判明した。
【0021】
(3)また、図2に、平均粒子径が最小値を示した粉砕時間におけるそれぞれ(A)〜(D)の粒子径の分布を示す。表1に示す薬物のままでの平均粒子径が超微粒化され、N−5159、GFV、GBMおよびNFPで、それぞれ平均粒子径が118.2nm、103.0nm、149.4nmおよび162.0nmであり、ナノ粒子が形成されたことがわかる。
【0022】
(比較例および実施例2)
(4)次に、比較として、Drug/PVP K17/SDSによる3成分系での混合粉砕法と共に、各々の薬物について、5種類の試料をそれぞれ作成した。2成分系:薬物0.625gおよびPVP K17、1.875g (Drug/PVP,1:3)、または薬物1.25gおよびSDS1.25g (Drug/SDS,1:1)を実施例1と同様に混合して2.5gの予備混合物を得て、振動ロッドミル(TI−500ET,CMT CO.,Lt.,日本) を用いて実施例1と同様に、室温で粉砕時間を変えることにより、種々の混合粉砕物を調製した。
粉砕時間は、含有する薬物によって、N−5159、GFVを含有するものはそれぞれ150分、GBM、NFPを含有するものはそれぞれ30分とした。
1)薬物のみ単独粉砕物(Ground Drug) 、N−5159、GFV、GBMおよびNFP、各0.625gを、振動ロッドミル(TI−500ET,CMT CO.,Ltd.,Japan) を用いて室温で粉砕し、粉砕条件は、振動回転数、1440r.p.mとし、粉砕媒体は用いなかった。
2)薬物とPVPとの2成分系粉砕物(GM/PVP),N−5159、GFV、GBMおよびNFP、各0.625g、およびPVP K17各1.875gをボルテックスミキサーを用いて2分間混合し、次いで、粉砕条件は上記1)と同様とした。
3)薬物とSDSとの2成分系粉砕物(GM/SDS)、N−5159、GFV、GBMおよびNFP、各1.25g、およびSDS各1.25g、をボルテックスミキサーを用いて2分間混合し、次いで、粉砕条件は上記1)と同様とした。
4)3成分系予備混合物(PM)実施例1と同様に調整した。
5)3成分系粉砕物(GM)を実施例1と同様に調製し、ただし粉砕時間は薬物に応じて上記のように変えて粉砕した。
薬物未処理物および5種類の試料を、薬物全溶解濃度が500μg/mlになるように水に添加し、37℃で4時間振とうした。得られた懸濁液を0.2μmフィルターで濾過後、濾液中の薬物濃度を定量した。図3に各々の薬物の、薬物未処理物および5種類の試料から得た濾液中の薬物濃度を測定した結果を示す。
【0023】
3成分系での混合粉砕物から得られた濾液中の薬物濃度は440〜500μg/mlであり、他と比較して顕著に高く、溶解した粉砕物の濃度に対して90%以上の回収率を示した。また、2成分系混合粉砕物から得られる懸濁液について、同様に粒度分布を測定した。結果を表2に示す。これらの結果より、Drug/PVP/SDSによる3成分系での混合粉砕法が200nm以下のナノ粒子の形成に特異的であることが明らかとなった。
【0024】
Figure 2004099442
【0025】
(5)その他の薬物について、実施例1と同様の条件で懸濁液中での平均粒子径を測定した結果および37℃で、240分後の平均粒子径を測定した結果を表3に示す。
【0026】
Figure 2004099442
【0027】
(6)ナノ粒子の粉末X線回折測定
Drug/PVP K17/SDSによる3成分系での混合粉砕物から得られたナノ粒子中に存在する薬物の分子状態について検討するために、以下の各段階で、理学ミニフレックス回折計(理学工学(株)日本)を用いて、30kV電圧、15mA電流、走査角、2〜35°、走査速度4°/min. 、CuKα線を用いて粉末X線回折測定を行った。
各々の薬物の3成分系での混合粉砕物の水懸濁液を0.45μmフィルターで濾過後、得られた濾液を、さらに0.1μmフィルターで濾過することによりフィルター上に捕集されたナノ粒子の粉末X線回折測定を行った。結果を図4に示す。
図4は、薬物の未処理物および実施例1の方法で製造した3成分系粉砕物で、最小粒子径が得られる粉砕時間で粉砕されたものの水懸濁液中の0.1μmフィルター上に捕集されたナノ粒子の粉末X線回折パターンを示す。いずれの薬物(A)〜(D)の3成分系粉砕物においても、ナノ粒子から得られた矢印を付けたXRDピークと薬物結晶由来のXRDピークを比較したところ、回折角が一致していることが判明した。この結果より、いずれの薬物においても3成分系での混合粉砕物から得られたナノ粒子中に存在する薬物は結晶状態であることが明らかになった。
【0028】
(7)ナノ粒子の分散安定性
懸濁液を37℃に保存し経時的な平均粒子径の変化を評価した。図5に各薬物のナノ粒子の経時的な平均粒子径の変化を示す。いずれの薬物も水懸濁液中で平均粒子径に経時的な変化は認められず、安定であることが判明した。以上のことより、3成分系での混合粉砕物から得られたナノ粒子は薬物結晶を含有し、分散安定性に優れていることが明らかになった。
【0029】
【発明の効果】
本発明の製剤は、難溶性薬物に、特定の添加剤を加えて、他の粉砕媒体の非存在下で乾式粉砕して、難溶性薬物を超微粒子化した製剤であり、難溶性薬物の溶解性が改善され、微粒子の安定性も高く、製剤として吸収性が高い。また、本発明の製造方法は、生産性、コスト面で優位であり工業的利用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は、各々の薬物を用いて調製した混合粉砕物の粉砕時間と水に添加後に得られた微粒子の平均粒子径の変化を示すグラフである。(C)は、(B)の部分拡大図である。
【図2】(A),(B),(C)および(D)は、平均粒子径が最小値を示した粉砕時間における粒度分布を示すグラフである。
【図3】各々の薬物の、未処理薬物および5種類の試料から得た濾液中の薬物濃度を示すグラフである。
【図4】(A),(B),(C)および(D)は、各々の薬物の、未処理薬物および0.1μmフィルター上に捕集されたナノ粒子の粉末X線回折パターンを示すグラフである。
【図5】各薬物の、ナノ粒子の経時的な平均粒子径の変化を示すグラフである。

Claims (4)

  1. 難溶性薬物、ポリビニルピロリドンおよびドデシル硫酸ナトリウムを、他の粉砕媒体の非存在下で乾式粉砕して得られる難溶性薬物超微粒子含有製剤。
  2. 前記難溶性薬物1質量部に対して、ポリビニルピロリドン1〜50質量部およびドデシル硫酸ナトリウム0.1〜10質量部である請求項1に記載の難溶性薬物超微粒子含有製剤。
  3. 前記難溶性薬物超微粒子含有製剤は、水または水溶液中に懸濁された場合に、難溶性薬物が500nm以下の平均粒子径を示す請求項1または2に記載の難溶性薬物超微粒子製剤。
  4. 難溶性薬物、ポリビニルピロリドンおよびドデシル硫酸ナトリウムを予備混合し、次いで他の粉砕媒体の非存在下で乾式粉砕する難溶性薬物超微粒子含有製剤の製造方法。
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