JP2004099289A - ビン列の切出し方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】横ガイド81,82と押出しプレート1とバックアッププレート21とで囲まれる四角形の枠内に、千鳥集合状態に整列されたビン10を、押出しプレート1とバックアッププレート21,バックアップ押出しプレート22との共同動作により一列ずつ、2列構成のベルトコンベア51,52へと順次切り出す構成とすることにより、ビン同士が固まりとなるいわゆるブリッジなどを起こし難くし、ビン10を一列単位で安定に切出し,排出可能とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、薬品等が封入されるバイアルビンを、集合状態から一列単位で切り出すようにした、ビン列の切出し方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々のバイアルビンの中で単独搬送が不安定なものを、集合状態から一列単位で切り出すには、いずれもスターホイール,スクリュー(スターホイールおよびスクリューを用いるものとして、例えば特許文献1参照)または摩擦ベルト(例えば特許文献2参照)によるものが一般的であり、また、自立で単独搬送が安定に行なわれる製品(ビン)は、ターンテーブルによる切出しが一般的である。
【0003】
【特許文献1】
実開平07−028127号公報(第6頁,図1)
【特許文献2】
特開2001−026315号公報(第3頁,図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
スターホイール,スクリューによるものは排出が強制的に行なわれるため、滅菌乾燥されるビン(焼きビンともいう)ではその外面の摩擦係数が高く倒ビン,ブリッジ(1つの塊になること)などにより破ビンが生じ易い。また、ビン全体が動くためキズがつき易い。
一方、摩擦ベルトによるものは、排出が強制的でないため破ビンが少ない反面、連鎖倒ビンの発生,排出量の不安定性,発塵などの問題がある。
さらに、ターンテーブルによるものは、自立で単独搬送が不安定なビンには適さないという問題もある。
したがって、この発明の課題は、特に自立での単独搬送が不安定なビンの切出しであっても、倒ビン,破ビンを少なくし排出量を安定に維持し得るようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、四角形状枠内に千鳥集合状態に整列された円柱形状の複数のビンを、一列単位で順次ベルトコンベアへ押し出して切出しを行なうことを特徴とする。
請求項2の発明では、四角形状枠内に千鳥集合状態で整列された円柱形状の複数のビンを列方向と直交する方向に押し出す第1プレートと、この第1プレートと対向して設けられる第2プレートと、ビン列を搬送するベルトコンベアと、搬送されるビン列を案内するガイドとを備え、前記第1プレート,第2プレートの共同動作によりビンを一列単位で順次切り出し、前記ベルトコンベアおよびガイドを経て順次排出することを特徴とする。
【0006】
上記請求項2の発明においては、前記第1プレートおよび第2プレートは、前記ビン列を切り出す直前までは各ビンに相互の接触を強める方向の力を作用させ、ビン列を切り出すときには切り出されるビン列と次のビン列相互の接触を緩める方向の力を作用させることができ(請求項3の発明)、請求項2または3の発明においては、前記ベルトコンベアを2列で構成し、一方のベルトコンベアでビン列を切り出した後前記ガイドを介して他方のベルトコンベアに移して排出することができる(請求項4の発明)。
また、請求項4の発明においては、前記一方のベルトコンベアは間欠的に駆動し、他方のベルトコンベアは定常的に駆動することができ(請求項5の発明)、請求項2ないし5のいずれかの発明においては、排出されるビン列の先頭ビン位置近傍に、ビン列間の千鳥集合状態を崩さないようにするための爪部を設けることができる(請求項6の発明)。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施の形態を示す上面図である。
同図において、1は押出しプレート、21はバックアッププレート、22はバックアップ押出しプレート、3は押出し確認センサ、4は開閉シャッター、51,52はコンベア、61,62はビン通過確認センサ、7は傾斜ガイド、81,82は横ガイド、9は爪部、10はビンである。
バイアルビンの例を図2に示す。なお、寸法は単なる例示である。
【0008】
図1に示すように、ビン10は押出しプレート1,バックアッププレート21および横ガイド81,82で形成される四角形の枠内に、千鳥集合状態に並べられる。千鳥集合状態とは図3に示すような集合または配列状態を言い、このように配列するのは、限られた面積内に円柱形状のビン等を最も効率良く収納できるようにするためである。
【0009】
また、横ガイド82には爪部9が形成されている。これは、図1のバックアッププレート2に一番近いビン列,2番目に近いビン列をそれぞれ第1ビン列,第2ビン列と呼ぶことにすると、図示のような爪部9がない場合は、第2ビン列の先頭側に空間ができ、第1ビン列を排出中に第2ビン列の先頭ビンが第1ビン列との接触により、その空間部に入り込む場合があり、図3のような千鳥集合状態が崩れる場合があることから、爪部9を設けて千鳥集合状態が崩れないようにしている。
【0010】
ここで、ビン列を切り出すべく押出しプレート1を図の矢印Rの方向に押し出すと、バックアッププレート21は押出し確認センサ3がオンするまで、矢印Rと同方向(後退方向)に移動して停止する。次に、バックアップ押出しプレート22により、ビン列が1列分通過できるまでさらにバックアッププレート21を後退させる。つまり、図3のような千鳥集合状態のままで送り出そうとすると、上下方向のビン列同士は互いに密の状態に重なり合っていて(このとき、φ18のビンの中心間距離は図示のように15.6mmである)、第1ビン列を排出するときに第2ビン列を乗り越えなければならないので、一定のスペースを確保するように(中心間距離が18mm以上となるようビンの接触状態を緩める方向に)バックアップ押出しプレート22により、バックアッププレート21を後退させるものである。
【0011】
その後、開閉シャッター4を図1の下方向に後退させ、1列目コンベア51を駆動してビンを1列分送り出す(排出する)。ビンを1列分送り出したか否かを、発受光素子センサ等の透過型ビン通過確認センサ61,62で検出したら、バックアッププレート2および開閉シャッター4を前進させる。以上の動作を繰り返し、1列ずつ排出する。
ベルトコンベアはここでは2列設けられおり、その一方の1列目コンベア51により切り出されたビン列を図の右方向に移送し、開閉シャッター4を通過したビン列をガイド7を経て2列目コンベア52に移し、所定の箇所へと移送するようにしている。このため、コンベア51は1列分毎の間欠駆動とし、コンベア52は常時駆動としている。
【0012】
ガイド7は図示のように折り曲げられているが、これはビン10の有無を透過型センサ61,62により検出し易いようにするためである。また、その曲げ具合は、余り緩やかだと切出しのサイクルタイムが長くなり、大きいと倒ビンが発生し易くなるので、これらの事情を勘案して適当な角度(曲げ具合)に選ぶものとする。
【0013】
【発明の効果】
この発明によれば、四角形状枠内に千鳥集合状態に整列された円柱形状のビンを、一列ずつ順次ベルトコンベアへ押し出して切り出すようにしたので、特に自立での単独搬送が不安定なバイアルビンを切り出す場合でも、倒ビン,破ビンを少なくし一定の排出量で安定して切り出すことが可能となる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す上面図である。
【図2】ビンの種類を説明する説明図である。
【図3】千鳥集合状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
1…押出しプレート、21…バックアッププレート、22…バックアップ押出しプレート、3…押出し確認センサ、4…開閉シャッター、51,52…ベルトコンベア、6…ビン通過確認センサ、7…傾斜ガイド、81,82…横ガイド、9…爪部、10…ビン。
Claims (6)
- 四角形状枠内に千鳥集合状態に整列された円柱形状の複数のビンを、一列単位で順次ベルトコンベアへ押し出して切出しを行なうことを特徴とするビン列の切出し方法。
- 四角形状枠内に千鳥集合状態で整列された円柱形状の複数のビンを列方向と直交する方向に押し出す第1プレートと、この第1プレートと対向して設けられる第2プレートと、ビン列を搬送するベルトコンベアと、搬送されるビン列を案内するガイドとを備え、前記第1プレート,第2プレートの共同動作によりビンを一列単位で順次切り出し、前記ベルトコンベアおよびガイドを経て順次排出することを特徴とするビン列の切出し装置。
- 前記第1プレートおよび第2プレートは、前記ビン列を切り出す直前までは各ビンに相互の接触を強める方向の力を作用させ、ビン列を切り出すときには切り出されるビン列と次のビン列相互の接触を緩める方向の力を作用させることを特徴とする請求項2に記載のビン列の切出し装置。
- 前記ベルトコンベアを2列で構成し、一方のベルトコンベアでビン列を切り出した後前記ガイドを介して他方のベルトコンベアに移して排出することを特徴とする請求項2または3に記載のビン列の切出し装置。
- 前記一方のベルトコンベアは間欠的に駆動し、他方のベルトコンベアは定常的に駆動することを特徴とする請求項4に記載のビン列の切出し装置。
- 排出されるビン列の先頭ビン位置近傍に、ビン列間の千鳥集合状態を崩さないようにするための爪部を設けたことを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載のビン列の切出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002266420A JP2004099289A (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | ビン列の切出し方法および装置 |
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Cited By (2)
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CN105110033A (zh) * | 2015-08-21 | 2015-12-02 | 楚天科技股份有限公司 | 一种高速线推瓶进料系统及控制方法 |
CN107416486A (zh) * | 2017-07-28 | 2017-12-01 | 苏州首达机械有限公司 | 分瓶导向装置 |
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2002
- 2002-09-12 JP JP2002266420A patent/JP2004099289A/ja active Pending
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CN107416486B (zh) * | 2017-07-28 | 2019-06-07 | 苏州首达机械有限公司 | 分瓶导向装置 |
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